徒然雑記

終日のたりのたりかな  
  オロチのまどろむ庭TOP  読書メーター  月刊書籍発売カレンダー  書籍感想・殿堂作品
  書籍感想・著者索引(表紙絵附) 書籍感想・著者索引(シンプル版)  書籍感想・作品タイトル索引(シンプル版)
  11月の漫画新刊カレンダー  11月のライトノベル新刊カレンダー
  12月の漫画新刊カレンダー  12月のライトノベル新刊カレンダー
 

ロクでなし魔術講師と追想日誌

ロクでなし魔術講師と追想日誌 9 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌 9】  羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

私が生きている意味はーーこれだったんだ

「Project: Revive Life」から生まれ、グレンに救い出されたリィエル=レイフォード。しかし、彼女には生きる意志が消えていた。帝国に存在を偽り、彼女を育てることに決めたグレンは……


レーンの受難
あんまりクローズアップされないけれど、システィたちの下の世代、一年生たちもちゃんと学園にはいるんですよね。そりゃ、グレンの実態を直接知らず、その来歴だけみたらポンポンと学園のみならず国の危機まで救ってるとんでもない人物だもんなあ。そりゃ、人気も出るわさ。
そんな一年生の女子寮で発生している下着ドロを捕まえるため、セリカ特製の女性化魔法薬によって再び超絶美人女教師となって女子寮を警備することになったグレン。って、これグレン女性化する必要どこにあったんだろう。生徒たちにも極秘に、というわけじゃなく生徒みんなグレンが女となっているのを承知しているのですから。これって単にサービスなだけですよね?


嵐の夜の悪夢
グレン先生、幼少からのトラウマである首なし騎士にビビリまくるの回。教師としての威厳も大人としての立場も男としての面目も投げ売って、ひたすら幽霊ならぬ首なし騎士にビビり倒すグレン先生の醜態W
いやまあ、霊障とかにトラウマある人からすると、怖いもんは怖いよなあ。徹底してシスティを盾にしてるのは笑ってしまうけれど、それだけ耐久力ある盾だと信頼してのことでしょうW
しかしあれだけ良い反応をしてくれると、ドッキリ仕掛けた方もやりがいあっただろうなあ。
そしてセリアは子供相手に深い心の傷を負わせすぎである。親としてはやりすぎです、それW


名も無きビューティフル・デイ
出るたんびに、神秘が薄れて単に突っ張った小娘(チョロい)という本性が発覚していくナムルスの、初めてのデート回。
いやマジで普通にデートしてもらってるだけじゃないですか、やだもう。口では偉そうな尖ったことをイイながら、本当にチョロい。作中随一のチョロさを露呈しまくるナムルス。おまえ、本当にただの小娘だなあ。
逆に言うと、本当ならただの小娘でしかないナムスルが重い役割負わされすぎている、とも言えるのだけれど。
あとちょっと感心したのが、グレン先生。この人やろうと思ったらちゃんとしたデートのプランニングから実践からそつなくやれるんですよねえ。このへん、その辺の経験不足の子供と違う大人だなあと感心してしまった。
ちなみに、ホテルの寝室に連れ込まれた場合、ナムルスちゃん身を任してしまいそうな流れだった件について。君、それがルミアの身体だというのを完全にスルーしてたでしょう。チョロすぎる。


君に教えたいこと
なかなか将来有望な娘が。グレン先生、才能豊かな天才児とその母である未亡人に引っかかる、の巻き。いや、未亡人ではないんだが。
いやまじでこのママさん、最強の刺客じゃないだろうか。13歳の娘がいる28歳のシングルマザーって……あんた、15歳で娘さん産んだんですか!?
政略結婚の挙げ句DV離婚したというのがまた生々しいというか。28歳って全然若いですがな。
このママさん相手だと、グレン先生本気で更生してしまいそうなのですが。イヴをライバル視している場合じゃないですよ、システィとルミア。
しかしここで将来の学院生を出す、というのは将来を感じさせてくれるのがいいですよね。未来において、グレンはまだ講師やっていてウルが入学してくるのを迎えてやれる、そういう希望が見えるじゃないですか。


迷子の戦車
「Project: Revive Life」によって生み出され、関係者の多くが無念の死を遂げる中、独りグレンに救われた人造生命であるリィエル。その人形でしか無い、自分の生きる意思を持たなかった彼女が、グレンと同じ特務室の一員となるまでの。何のために生きるのかを見つけるまでのお話。
と言っても、リィエルはほとんど無気力に横たわっているだけで、そんな彼女の身の回りの世話をして必死に彼女に生きる意思を持たせようとするグレンの霞を掴むような介護の様子をその奮闘と挫折の繰り返しを描く物語になっているわけですが。
しかしリィエルを助けたはいいけれど、彼女の身分保障の偽造やら何やら全部お膳立てしてくれたのってイヴだったんですねえ。グレンをリィエルの世話に専念できるようにしてくれたのも彼女ですし、お互い反発しながらどうしてかイヴが一番のグレンの理解者っぽいんだよなあ。
グレンは昔からイヴは嫌がらせしかしてこないろくな上司じゃなかった、みたいな言い方してたし、イヴの方もグレンのことをずっと反発してぞんざいに扱ってたみたいな述懐してたけれど、短編集だけ見ていると、なんだかんだグレンのフォローしてくれるし支援やら何やら手厚くしてくれてたりするし、かなり助けられてるんですよねえ。
グレンの切なる思い、生きてくれという願いに応え、ようやく生きる意志を得たリィエル。でも、その生きる目的はグレンのため、というただ一点。それは依存の先を変えただけの生き様。結局、グレンはそれを変えることが出来ないまま、彼女を放り出して特務室から消えてしまうのですが……。
こうしてみると、リィエルの成長はシスティのそれとはまた少し違って、独り立ちするための成長なんだよなあ。彼女は自分で守りたいものを見つけ、誰に寄り掛かるでもなく自分の意志で戦い生きる「人」になった。それはもう彼女の生存にはグレンは必要としなくなったということでもあり、そうしてようやくリィエルは一人の女の子としてグレンを追いかける事が出来るようになったのかもしれないのですね。




ロクでなし魔術講師と追想日誌 8 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌 8】  羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

初めて会ったその人は震える程に恐ろしく、本当に優しい人だった

フェジテのみんなが不在のなかで、グレンの家にルミアが住み込み!? まるで新婚夫婦な2人きりの生活に、ドキドキが止まらないルミア。そして思い出す。初めてグレンと出会った、3年前のあの日のことをーー

グレンって色々と巻き込まれて死地や戦場を行ったり来たりしているとはいえ、現在の公式の立場は魔術学園の講師というまっとうな職業についているんですよね。将来の安定性については、実のところ既に保証書がついているようなものなのだ。私生活の方の自堕落っぷりをちゃんと管理できる人が側にいるなら、驚くほど真っ当で落ち着いた日常生活に移行出来ると思うんですよね。その下地はもう既に十分揃えられている。
その意味では、やっぱりルミアが一番家庭的でグレンとなら当たり前の穏やかな日常を築けるんだろうなあ、というのが透けて見える僅かな間の同棲生活、或いは新婚生活でした。
白猫と一緒になると、考古学のフィールドワークなんかが頻繁に挟まれてあんまり家に落ち着かない夫婦生活になりそうなんだよなあ。それはそれで一つの素敵な形なんでしょうけれど。
それにしても、女王陛下やりたい放題だなあ。女王権限をふるいまくって邪魔者を遠ざけた上で愛娘に好きな男と進展するチャンスを与えるとか、これまでルミアの事遠ざけざるを得ず構えなかった鬱憤を晴らすかのようなはしゃぎっぷりで。いや、もうそこまでやれるならもうちょっとルミアとの仲を取り戻す試行錯誤をやっておけばよかったのに。これも和解できたがゆえなのかもしれませんけど。
しかし、これだけ短編でルミア押しが続いているというのは、逆に本編の方でそれだけルミアがヒロインとして存在感を主張しきれていない、という証左なのかもしれません。
最初期はルミアがメインヒロインとして圧倒的なムーブをかましていたのですけれど、白猫が心身ともに覚醒して以来、あらゆる場面でシスティがグレンの側にいる機会が増えてしまいましたからね。公私に渡ってグレンのことを支えられる立場になってしまいましたし。
さらに、そこにイヴというダークホースが躍進してくる一方で、ルミアは物語の核心に深く関わるキャラクターというのが逆に用意に動きづらい立ち位置にハマってしまったかして、本人が戦闘キャラでないというのも相まって、なんとなく場面の後ろ側に立つようになってしまった所があるんですよね。本人も積極的にグイグイいくタイプでもありませんし。
女王陛下が権力駆使してルミアにアピールする場と背中を押す言い訳を与えたのも、そうしないとなかなかルミアのターンが来ない、という感触を得ていたからなのかもしれません。

書き下ろしの、ルミアとグレンがはじめて出会った事件の顛末を見ると、ルミアにとってグレンはもうどうしようもなく運命の人で、特務室の一員から魔術講師となったグレンと再会したときのルミアの心境を思えば、メインヒロインまっしぐらにふさわしかったんですけどねえ。
しかし、ルミアってば白猫の家に預けられた当初はそんなに荒れまくってたのか。昔はシスティがグレてたルミアにイビられいじめられてた、という事実はなかなかびっくりの情報でしたよ。
ルミアもグレンと会わないまま成長してたら、オドオドと内気で大人しい白猫を取り巻きとして引き連れた、居丈高に振る舞う悪役令嬢型ルミアというキャラが爆誕していた可能性もあるんですね、わかります。

ほかは、白猫の小説書きという趣味のお話。この娘、興味の範囲がほんと広いよなあ。大ファンである古典の英雄譚つながりでの小説執筆なんだろうけど、魔術オタク的なところもあるし考古学の知見も深く広いし、この娘体育会系というよりも本来は文系……を通り越して学者方面を歩んでいきそうなタイプなんだよなあ。それがグレンに鍛えられてしまった結果、実戦派魔術師としても大成してしまったわけで。
まあ特務室の面々見ても、あの連中ってリィエルを除けば全員実戦派という以上に知識階級で学識豊かな面々が揃っているので、システィが入っても全然違和感はないのですが。
グレンだって、あれ魔術に関する知識はほんと超一流なんですよね。伊達に魔術講師じゃないんだよなあ。コネだけじゃないんですよね。現場サイドの人間であるけれど、はーなんとか先輩の超高度な魔術論に対等に論を交わしているわけですから引けは取ってないんだよなあ。

魔導探偵ロザリー編、なんか短編集のレギュラーになってきたぞ。
システィはあれミーハー極まってるから絶対乗るだろうなー、とは思ってたけれど、まさかリィエルまでロザリー超有能派閥に与するとは思わんかった。リィエルの野生の勘もこれ大概だなあw




ロクでなし魔術講師と追想日誌 7 ★★★☆  



【ロクでなし魔術講師と追想日誌 7】 羊太郎/ 三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

グレンと結婚した相手は――教え子たちの花嫁の座・争奪戦!?

突如セリカが開催したグレンの花嫁コンテスト。さらに、未来でグレンの子供をチェック!? ドキドキなシスティーナ、気合が入るルミア、食い気優先リィエル。結婚相手は誰に!? 特務分室の絆を描く書き下ろしも!

『最強ヒロイン決定戦』
セリカが主催で行われたグレンの嫁選抜戦のお話。強制招集じゃなくて希望者のみにも関わらず、数十人もの参加者が集まるあたり、グレン先生ってそんなに人気あったの!? と、白猫じゃないけれどちょっとびっくり。というか、セリカお母さんは息子に対して過保護すぎである。
このイベントに対して入れ込んでたのが、白猫じゃなくてルミアというあたりが興味深い。最近、イヴの台頭もあってかなりガチ目にヒロインレースで劣勢に立たされている自覚もあるのだろうか。
初期はわりと余裕を持ってたはずなんですけどねえ。
ルミアがこれだけ必死に見境なくして暴走するのは珍しくて、かなり面白かった。てか、銀の鍵をこんなしょうもないイベントで使うなし! ナムルスまで呼び出すし! 


『さらば愛しの苺タルト』
もうただの苺タルト中毒じゃん、リィエル。それは薬物依存症の症状と変わらんからw
ただ忙しいのに追試の準備やらするの、先生ほんとに大変らしいのでリィエルはもうちょっと恐縮するべき。まあハーレイ先生、私怨絡みで自分から首突っ込んでいるので自業自得と言えば自業自得なのだけれど。
というか、この短編集でみんな最終決戦とか満を持して使うべき切り札をポンポン繰り出しちゃってるの、奥義の無駄遣いなんですけど。ってか、それら減りますからね、色々と。


『秘密の夜のシンデレラ』
イヴ先生、実家を勘当されたのに生活レベルを下げられずに極貧に陥って、バイトをはじめるの巻。
わりとやってることがグレン先生と同レベルなんですけど、イヴさん。
本業の傍ら、こっそりと水商売でバイトとかガチであかんルートに入ってるんですけどー。衣食住のうち、衣の部分身だしなみだけはレベル落とせずに、住居と食生活で極貧を極めるイヴのソースなし塩パスタ生活が色々不憫すぎるw
いや、イヴってイグナイトに引き取られるまでは庶民生活送ってたんじゃなかったっけ。そこで見栄を捨てられないのは、なんともはや。振り幅大きいなあ。
んでもって、同じく魔術で変装してバイトしていたグレンとお互いに正体知らずコンビを組んで上級クラブで働くことに。
イヴはなんというか、もう彼女のエピソードあるたびにヒロイン度があがっていきますなあ。グレンと相性ヨすぎるんですよね、彼女。色々とリズムが合いすぎているというか。これって、お互い正体を知らないまま惹かれていく、という王道パターンだし。そして、実はその気になった相手がグレンだったとわかってときめいてしまうという。
この二人のカップルだと、貧乏暮らしで所帯じみたわりと地に足のついた生活になりそうなんですよねえ。
ガチで大番狂わせあっても不思議とは思わんぞ。


『未来の私へ』

オーウェル教授が天才便利すぎて、この人ならタイムマシン作っても全然おかしくないよね、という認識になってしまう。いやマジでどんな突拍子のない展開になっても、オーウェル教授なら出来るよね、となっているのがなんかもう凄い。異世界転生でも地獄門を開くでも何でもできそうだぞ。
というわけで、システィーナとルミアとリィエルの三人がいつものオーウェル教授の実験に巻き込まれて、いや普段巻き込まれるのはグレン先生なんだが、代わりにこの三人娘が巻き込まれて……未来に飛ばされてしまった、というシチュエーション。
当然のようにそこで出会ってしまうのは、彼女達三人に似ているようで全然似ていない三人娘。いや、さすがに白猫たちからこの娘たちが生まれるのはちょっと信じがたいぞw
いくら何でもキャラが濃すぎるw 白猫とルミア、完全に子育て失敗しているじゃないですか。リィエルはどう考えても血が繋がってないだろw
最初の嫁選抜戦もそうなんだけど、セリカはグレンが嫁を迎えることはむしろ積極的に推してるんですねえ。嫁いびりとか絶対にしないで、むしろ家族が増えたと喜んでて、グレンと一緒に猫可愛がりしている感じで、この人はほんと息子を独占したいとかは全然なくて、彼が幸せになるのが嬉しいんだろうなあ、と思うとほっこりとしてしまうのでした。
なんでイヴだけでないんだろー、とちびっと不満に思っていたのですが、あとがきでバッサリ出番がカットされてしまった理由が書かれていて、それはうん、出ないほうが良かったですね。


『特務分室のロクでなし達』
最新話相当での特務分室って、こうしてみるとほぼほぼ瓦解してるという他ないですよね。残ってるの、クリストフにバーナードにアルベルトの三人だけなんですから。って、そう言えばエルザが「運命の輪」で新加入してたんだったか。
ともあれ、特務分室全盛期だった頃に学生だったクリストフが、卒業を期に特務分室に配属を希望する、そのきっかけとなった彼が特務分室の面々と遭遇するお話。
前々から思ってたんですけれど、色々とおかしい人間しかいない特務分室の中でクリストフってあんまりこう人格に破綻した部分のない普通の人だなあ、と思うところ大きかったのですけれど、こうしてみると確かにメンバーの中で突出してまともな常識人だ。
そんな彼から見た頭のおかしい特務分室のメンバーの活躍は、やっぱり頭おかしいというほかなく、いやこんな事件しょっちゅう解決してたの? 帝国の治安ヤバくない? どれだけ国家に致命的なダメージ与えそうな事件頻発してたんだ?
ともあれ、グレンが現役でイヴが室長で、セラが健在で、ジャティスがまだ在籍していた頃の話。こうしてみると、軒並み分室から居なくなっちゃったわけですからねえ。途中加入してた連中は中途半端も良いところだったし。その意味でもエルザには期待大か。
……そう言えば、忘れてたけどリィエルも一応あれ現役の執行官メンバーだったっけか。


ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)6 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)6】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

グレンとシスティーナのデートに父親同伴!―『お父様が見てる』。大天使ルミアが、ついにグレる!?―『名無しの反転ルミア』。グレンの仮病を暴くため、三人娘がアルフォネア邸へと突撃!!―『仮病看病☆大戦争』。そして再び登場するフェジテの華麗なる魔導探偵(笑)ロザリー=デイテート、その活躍を描く『魔導探偵ロザリーの事件簿 無謀編』。人気を博した傑作短編を同時収録!そして―「貴女に託すわ…私が誇りに思うイグナイトの名を」魔導の名門・イグナイトの次期当主イヴ=イグナイト。彼女の知られざる過去もついに明らかに。

イヴが実質メインだと思しき本編の最新刊を前に、どうやらイヴの過去編があるらしいこの6巻を先に履修しておかないと、という事でここしばらく積んでいた【追想日誌(メモリーレコード)】を崩してこの6巻まで到達。いやね、本編16巻読んでいたらいきなり知らないイグナイト家のお姉さんが出てきて、誰よこれ!? と、なったんで、これ短編集の方も読んでおかないと、となってたんですよね。
お陰様で突然現れたリディア・イグナイトがどういう人物だったのかわかったわけですけれど、これ本巻読んだ後だったら彼女が本編に登場した時の印象全然違ったんだろうなあ。

と、短編の方はいつもの便利なレギュラー、セリカと教授がほぼお休み、という異色のラインナップながら面白さはさらに勝るという、ここまでシリーズ来るともうキャラが活き活きしていていいですねえ。



『お父様が見てる』
白猫のパパさんが、娘のデートをストーキングする、という展開だけなら馴染みのものだと思うんですけど、まさかのママさんご同伴の夫婦で、という展開にママさんはストッパー役なんですねわかります、と思ってみていたらまさかのママさん、ストッパーどころか何かある度にパパさんの脇腹にナイフぶっ刺してグイッとひねるトドメ役だったよ!
レナード氏、まさかの魔術講師時代に生徒に手を出していた案件発覚である。ママさん、マシンガンさながらの怒涛のパパさんの過去へのアウト判定、笑った笑った。そりゃ、手を出された本人ですもんね。パパさんがグレンにダメ出しするたびに、貴方の時はもっと酷かったですけどね、とばかりにニコニコと指摘されていく黒歴史の数々に、レナード氏完全沈黙である。娘のデート覗きながらここまでボコボコにされるパパさん、はじめてみたよ。
しかしこれ、どう言い繕ってもパパさん、グレンのこと一ミリも非難できないんですけどっ。
とまあ白猫パパとママの方にばかり目がいってしまうデート回でしたけど、白猫パパのプレゼント探しという名目とはいえ、何気にグレンと白猫の雰囲気とても自然でお似合いなんだよなあ。


『名無しの反転ルミア』
悪堕ちルミナ、と見せかけたナムルスのセンスが爆発する回。単にいつも外から見ているばかりなのが寂しくなったナムルスがルミナの体を借りてグレンたちと一緒の日常を体験する、というだけの話しだったはずなのに、ナムルスの訳の分からんファッションセンスと女王様プレイのおかげでまるでルミナが悪堕ちしてしまったかのようになって、学園が阿鼻叫喚に包まれるという。
クールで頼りがいのあるキャライメージ……は、本編でもあんまりなかったか。やたらとチョロいツンデレムーヴを本編でもカマしていたけれど、さらにド級のポンコツ属性までここまで見せてくれるとは。あと、嫌い嫌いと言いながらこの娘、ルミアの事好きすぎである。


『仮病看病☆大戦争』
この教師、薬まで使ってガチで仮病使ってサボりやがったw
ロクでなしの面目躍如である。いや、まじで家でダラダラ過ごしたいだけで、そこまでするか、と。
……うん、まあわからなくもないけれど。休みたい時は休みたいよね。ただそのために生徒の前で急病のふりをして本気で心配させたのはアウトですね。システィが怒るのも無理はなく。
ただ、気づいたシルフィもさることながら、仮病をつかうグレンを見て本当の風邪の前兆症状を見抜いていて本気で看病しにくるルミアさんもやはり侮れません。


『魔導探偵ロザリーの事件簿 無謀編』
名探偵の要素とは推理力云々じゃなくて、事件そのものにぶちあたる引きの強さかー。まず事件を見過ごしてしまったら、推理も解決もあったもんじゃあないですもんなあ。
もっとも、ロザリーの場合はグレンが助手についていないとせっかく事件にぶち当たっても解決能力皆無なので、ほぼグレンに丸投げ、というのがなんだかなあ、という所ですけれど。
とはいえこれ、結局システィのお屋敷侵入編、みたいになってて、システィ、ルミア、リィエルの三人娘の家での様子をグレンが覗き見てしまう、みたいな話になっとるやないけ。


『炎を継ぐ者』
徹頭徹尾、イグナイト卿がクズ・オブ・クズすぎてドン引きである。
先代イグナイト卿、どういう教育施したんだ、この男に。さすがにちょっと歪みすぎじゃあなかろうか、まともじゃないぞ。長姉リディアには尊敬されていたみたいだけれど、息子の教育をここまで過たせた廉は無視できないですよ。
イヴもこれ、酷い境遇じゃないですか。これを見ていると、むしろよくあれだけマトモに育ったな、というふうにしか見えなくなってくる。それもこれも、リディアという姉がいたからであり、イヴがイグナイトに拘るのは父親ではなく姉の愛情があったから、というのはよくわかったのだけれど。
それで真のイグナイトを目指しておきながら、結局最初の志を忘れてしまって父親の劣化イグナイトに成り果ててたの本末転倒すぎて、さすがイヴさん、というほか無い。
まあ父親のプレッシャー、のみならず呪詛での強迫で常に圧迫を受け続けていたのを思えば多分に同情の余地もあるのでしょうが。何気にセラの一件を除けば一線を越えたことはないようですし、セラの一件も援軍を「送れなかった」という方が正しいですしね。

ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)5 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)5】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

魔術の失敗で、システィーナがグレンの飼い猫に!?―『猫になった白猫』。惚れ薬によってルミアが、全校生徒から追い回されて!?―『勃発、愛の天使戦争』。あんなに好きだったのに…どうして苺タルトはリィエルを裏切ってしまったのか―『リィエル捕獲大作戦』。そして短編集初主演!特務分室室長時代、イヴの華麗なる日々(笑)を描く『室長サマの憂鬱』。ドラゴンマガジン誌上の大人気エピソード四つを収録!そして―「…人の善悪を、人が推し量ってはならないよ、グレン」それは、グレンとジャティスが同僚であった頃。それぞれの正義を争う因縁の秘話が、ついに解禁―!


『勃発、愛の天使戦争』
短編集ではほぼ皆勤のオーフェル教授。毎回、この人の巻き起こす騒動のお話があるんだが、よくまあ手を変え品を変えいろんなトラブル引き起こせるもので。教授の万能性に頼り過ぎじゃないですか? と、言いたいところだけれど、それだけキャラがハマってしまったんだろうなあ。
惚れ薬ネタはだいたい男がひっ被ってえらい目にあうのだけれど、今回はルミアが浴びてしまい異性同性問わずに追いかけ回されるはめに。いやこれ、真面目な話暴徒に捕まえられてたらルミアさん、18禁な目にあってたんじゃないでしょうかい。
何気にシスティにヒロインレース抜かれ始めた上にセリカやイヴという別方面からの突き上げもあって存在感が薄れだしていたルミアが、自分の気持ちを再自覚する話でもありました。


『室長さまの憂鬱』
グレンが辞めたあと、補充人員もなく人手不足のまま仕事量だけは減らず、どんどん追い詰められていくイヴ室長の憂鬱、どころじゃないドタバタ劇。
真面目に仕事してそうなアルベルトが、他に負けず劣らずの自覚なきトラブルメーカーで、やたらめったらイヴにばかり問題児しかいない部下どものやらかしの負担負債が押し寄せて、えらい目に遭うイヴさん。
頭抱えて、無茶苦茶しでかす周りに酷い目にあわされて泣きながら喚き散らすの、それグレンとかぶってますから、イヴさん。
作者さんの傾向としてお気に入りはついつい酷い目にあわせてしまうドSなところがあるように見受けられるので、イヴのその後の躍進のはじまりがこのあたりにはあったのかも。
あと、こんな問題児どもの管理から解き放たれたことが、先生になってイヴが精神的に解放された理由の一つだったんじゃないだろうか。実家の圧から解放されただけではなかったんじゃないの?
あの連中と比べると、生徒たちは可愛いもんですしねえ。


『猫になった白猫』
このタイトルわりと好きだなあ。というわけで、システィーナが変身魔法で白猫になってしまい、下に戻れなくなったところ、なんやかんやで正体を知らないグレン先生に引き取られて、めっちゃ猫可愛がりされながら飼われてしまうお話。
わりとネコを満喫、というかグレンに飼われるのを満喫していたようなシスティさん。意外とせっせと手をかけてネコの面倒見るグレン先生に愛でられて、この女絶対デレデレしていたよ。


『リィエル捕獲大作戦』
リィエルもリィエルでこうしてみると猫っぽいなあ。虫歯になったリィエルが、治療でガリガリ削られた時の痛みにびっくりして逃げ出してしまい、みんなでそれを追い回すお話。
ガチ泣きのリィエルって、リィエル回の時以来なんじゃないだろうか。それでもまあリィエルを追いかけ回すだけならまだ大騒ぎですんだのに、それを致命的な大騒動に引き上げてしまうのが短編集のセリカさんで……。


『THE JUSTICE』
正義のテロリスト、ジャティスの特務室時代の話であり、彼がそれまで見下していたグレンを逆に見込んでしまうお話。本編ではやたらとグレンに入れ込んでいるけれど、その発端となった話ですな。
しかしこの男、特務室時代からやってること何も変わってないじゃないか。公僕だからと全く自重してないやりたい放題だし。イヴはジャティスがイグナイト卿のイチオシだから、と余計な手出しもできないままで、ってイグナイト卿やっぱり見る目とかないんじゃないの、あのおっさん。
100回中99回失敗する任務で常に最初にただ一度の成功する一回を引き当てる男、みたいな事を言われていたグレン。いやなんでそんな失敗確定みたいな任務ばっかりやらされてるんだこいつ、という疑問を当のグレンは全然抱いてなかったわけで。こいつ、特務室時代余裕なさすぎだろう。
でもその余裕の無さこそが、能力の低さを補うだけの必死さと運だけではどうにもならない事態を乗り越える狂気に近い自己保全を考えない一手を手繰り寄せていたわけで、彼が生き残れた要因でもあったのかもしれない。それをジャティスに見込まれてしまった、とも言えるのだろうけど。
ちなみにジャティスの名前、しばらく本気でジャスティスだと勘違いして思いこんでいました。すげえまんまな名前名乗ってんだなこいつ、と思っててごめんね。



ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード) 4 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード) 4】 羊太郎/三嶋 くろね   富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

ホームレス学院生・リイエルの波乱万丈な日常とは!?―『とある少女の素行調査』。グレンに金髪美少女な隠し子発覚!?―『嵐の幼天使』。医務室の女神、学院きっての法医術のエキスパートが登場!―『病弱女神セシリアさん』。今日もまた、ロクでなしが洞窟探索の授業を利用して丸儲け!?―『狂王の試練』。新キャラクターも加わり、人気キャラクターたちの驚愕なエピソードが明らかに!?そして―「大丈夫だよ。僕は絶対に、アルベルト=フレイザーみたいにはならない」遠い未来。伝説となって残る復讐に生きた男・アルベルト=フレイザー。その想いを継いだ少年の、時代を超えた物語―。

リィエル、どう考えても自活できそうにないんだけれど、これ見ると意外と生活能力あるんだろうか。自然の中でサバイバル生活、ならいくらでも想像できたのだけれど、意外と人間社会の中でも逞しく生きてるんですよね。結構、お金もちゃんと稼いでましたし。ただ普通の年頃の女の子の生き方では決してないので、その意味ではシルフィとルミアの屋敷に一緒に住み込むという選択肢は良かったんじゃないかと。ただ、いたれりつくせりの貴族令嬢の生活はリィエルから家事能力を養う余地なくしそう。基本、ペットタイプだしなあ、この娘。

なにかあると勝手に騒動を引き起こしてくれる短編コメディでは欠かせないバイプレイヤー・セリカ。基本的に何でもありで何でも出来る魔女の中の魔女なだけに、色々と制約が多い本編と違って本当にやりたい放題やってもギャグコメディ時空で纏めてしまえる短編だと本気でやりたい放題してしまう便利で困った人である。
表紙絵からてっきり間違って子供化してしまってみんなにお世話されるのかと思ったら、子供化はしたけれど思いっきり自力でだしちゃんと記憶も残ってて、自称でロリカと名乗って完全に自覚的に騒動を引き起こす始末。それも、息子のグレンが最近生徒ばかりに集中してて自分に構ってくれないから子供になって構ってもらいにきた、といういやマジで子供か! というような動機でしたし。このお母ちゃん、息子好きすぎである。
同じ理由で今度は遺跡を大改良してグレンを引きずり込んで遊んでる始末だし。これで暇つぶしとか別の研究の合間に最近没交渉な息子にちょっと絡んでみた、くらいの可愛い理由だったり上からの余裕ある態度ならまだイイのだけれど、セリカてばガチだからなあ。本気で構ってくれないと死ぬ!という勢いでむしゃぶりついてくる勢いだからなあ。ダメ親の極みの一つである。そもそもニートしてたグレンを、無理やり就職させたのセリカなのに、いざ働きだして構ってくれなくなったらこれだものw

さて、注目はやはり巻末の中編でありました。最初、登場人物が全然見覚えない人たちだったので、なんか別の時代のお話か作中作、本編の中に出てくる小説かなにかの話かとも疑いながら読んでいたのですが、アルベルト・フレイザーの伝記の話が出てきてようやく誰の話か悟った次第。
ってかアルベルト、あれ偽名だったのか。それも、そのまま過去の英雄の名前捩りもせず名乗ってたのかー。まあ理由は全然浮ついたものではなく、むしろ重すぎるくらい重くて過去の英雄との自己同一視も、その生き様への強烈な共感とその末路への仄暗い期待を感じさせるものでしたし。
しかし、彼の元々の性格ってここまで別人めいたものだったのか。過去からは今のアルベルトってまるで想起できない性格でしたし。しかし、そんな彼が今のアルベルトになる、成り果ててしまうまでに人格が形成されていくきっかけとなるエピソードは、説得力たっぷりで大いに納得させられるんですよね。むしろ、あれほど酷薄に見えるほど現実主義で合理主義で不必要を切り捨てることに躊躇を憶えないだろう在り方の一方で、根底に人に対する優しさ、誰であろうと見捨てない情理が根付いているの、相反する二面性が不思議と安定して備わっていて、だからこそ冷たいようで心から信頼を置ける人柄を感じさせられた理由がわかって、得心がいったくらいなんですよね。
そして、アルベルトがグレンという友人にどのような重きをなしていたのかも。自分をアルベルトと名乗った時点で、強烈にその末路も意識していたはず。その彼にとって友人という枠は特別であり、グレンの存在は運命に近しいものだと感じていても不思議ではなかったはず。
ただ、その運命であったグレンこそが、アルベルトが自らに幻視していただろうその幕引きを、運命を覆す存在であった、というのは非常に面白い。
しかし、彼の過去というのはホント圧巻というほど壮絶すぎて、ちょっと同僚たちの中でも頭一つ抜けて悲惨だったんじゃないだろうか。これ、色々と全部片付いたあとに彼は幸せになれるんでしょうかね。なって欲しいなあ、でないと彼のために魂を使い尽くした人たちの想いが報われない。


ロクでなし魔術講師と追想日誌 3 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌 3】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

グレンが学生時代の後輩と、フェジテの事件を万事解決!?―『魔導探偵ロザリーの事件簿』。学院の体験学習会に、魔術学院の誇る変態講師陣が登壇!―『魔術学院わくわく体験学習会』。学院のストライキに生徒会長・リゼが暴動鎮圧へ動く!―『生徒会長と混沌議事録』。グレンが想い人(!?)へのプレゼントのためブラックマーケットへ参加!?―『誰がために金貨はなる』。そんなロクでなしな日々が綴られる!そして―「私は…好きだよ。グレン君の夢」正義の魔法使いになろうと足掻くグレンと、それを支えるセラ。二人の足跡を辿る軍属時代のエピソードがついに解禁!

本編の方はもうクライマックス近くまで進んでしまっているのですが、そう言えば短編集のホウを全然読み進めていなかったのでここらで挽回していかないと。本編との時間ギャップがかなり出てしまっているので、本編での人間関係の変化とこっちでの様子がだいぶ違うんですよね。
イヴなんぞ、この頃まだただ野心剥き出しの頭おかしい娘さんだし、白猫はまだまだツンツンしてるし。

【魔導探偵ロザリーの事件簿】
この作品、グレン以外にも立派なロクでなしがちょっと沢山居すぎやしないだろうか。学生時代の後輩ロザリー。グレンよりも魔術の才能無い、という時点で終わっているのに生活力ないのに趣味に生きようとして困窮死しかけてたり、交渉力も観察力も計画性もないのに探偵やってたり、立ち居振る舞いがひたすら貴族ムーブの上から目線だったり、とダメな部分しかないじゃないか。
むしろ、わりと何でもスラスラと熟せてしまうグレンが超有能に見えてしまう。というかグレンってホントにほぼほぼなんでも出来るんだよなあ。こうしてみると探偵も密偵もその分野に集中すれば簡単に名をあげられそうで、生きていく分には苦労なさそう。何気に「ヒモ」の才能もありそうだし。


【魔術学園わくわく体験学習会】
この頃にはグレンも教師として前向きになってた頃なのか。最初の頃なら魔術に対して絶望していて、魔術に対して目をキラキラさせているような魔術学園入学希望者なんぞ、腐った魚の眼で見てそうなものでしたけど。
それにしても、この学園、ろくな教師いないなホント。それらを出汁にして、最後にいい所取りするグレンもまあ大概な気もしますけど。でも、教師としても有能なんだよなあ、この男。


【生徒会長と混沌議事録】
本編でも才知に長け有能さを損なう事無く終盤まで準レギュラーとして活躍し続けているリゼ生徒会長のメイン回。本編ではあんまりサブキャラの単体エピソードが描かれないわりに、一人ひとりイキイキと描かれていたのは、ちゃんと短編集で一人ひとり時間を割いてこうやって丁寧に個人エピソードが描かれていたからなのか。
品行方正でありつつ、事前の裏交渉や寝技も使ってきっちり相手には止めを刺すという清濁併せ持つこの手の資質はなかなかいないスキルの持ち主なだけに、次代の生徒会長は誰がやるにしても苦労しそう。いや、リゼさんの場合はきっちり引き継ぎもやってくれて後継が困らないようにしてそうですけど。にしても、この話読まなかったらリゼ生徒会長の身元とか知らんまんまだったよなあ。
ヤダ怖い人っじゃないですかーw


【誰がために金貨はなる】
オーウェル博士の作るものって、どれも一作品のエンディングに至るための鍵になるようなアイテムだったり、逆に最終戦争を引き起こすようなとんでもない代物だったり、物語の根幹を担いそうなとんでもないものばかりだったりするんだけど、どうやったらそんなものをどれもしょうもない目的で作り出せてしまうんだろう。そしてその価値も自分で理解せずに平気でぶっ壊せるんだろうw
今まで彼が作ったものを保存できてたら、このロクでなし魔術講師シリーズってわりとイージーに世界に危機もクリアできそうな気がするんだけどw
そして、そんな彼の反則品を元手にしたとはいえ、わりと簡単に大金稼いでしまうグレン。だからこの主人公、ただ生きていくだけなら本当に簡単に何でも熟せてしまいすぎる。大金稼ぐのも、ひょいひょいっとやってのけちゃってるわけですからね。その金を惜しげもなく、こういう事につぎ込めてしまうあたりに、彼の金銭に対する価値観が伺えるわけですけど。そのわりに、狡っ辛い真似して小金拾い集めるような真似ばかりしているのは、才能の無駄遣いしてるよなあ、と。


【White Dog】
白犬、というタイトルの通りグレンの中の消せない傷であるセラとのお話。グレンの過去編、特務分室づとめの初期の頃のお話。特務分室で正義の味方の現実を思い知らされだした頃、なわけだけれど、もう初期の段階で既にグレンくんってば精神的に一杯一杯じゃないですかー。理想と現実とのギャップに悩み苦しみ、という段階を既に突破してしまって、溺れて水を飲み沈んでいく体を必死にバタつかせて辛うじて浮き沈みさせているような状況で、既に自分も周りも省みる余裕を無くしているような有様。
これ、普通にもう持たないですよね。これだけ精神摩耗してたら任務中にミスって殉職するのも時間の問題。という限界に達していたグレンを、救ってしまったのがセラだったわけだ。
救って、まだまだ頑張れる、理想を手放さないで、と膝を付きかけていた彼を支えて立たせて背中を押したのがセラだったわけだ。理想以外にすがるものがなくて、もう諦めかけていた彼を救ってしまった。そりゃ、グレンにとってセラの存在は絶対的なものになってしまいますわ。彼女の存在が、グレンにとっての拠り所になってしまった。ドロップアウトも出来ずに、前に進み続けないといけない理由になってしまった。
なるほど、作者の人がわざわざ彼女をグレンにとっての福音であり救いであり、呪いでもある、と語るわけだ。
これ、よくセラが居なくなった時にグレン、心折れただけで済みましたね。これ見てると、心折れるだけですまなくて精神的に再起不能になってもおかしくなかったんじゃなかろうか。
セリカ、相当頑張って息子のケアに務めたんだろうなあ、これ。どれだけダダ甘やかせたなだろう。


ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード) 2 ★★★   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌 2】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon
Kindle BOOK☆WALKER

アルザーノ帝国魔術学院には、ロクでなしに振りまわされる三人の美少女たちがいた。彼女たちの名は、システィーナ・ルミア・リィエル。そんな彼女たちの日常は波乱がいっぱいで!?記憶喪失になったシスティーナは、不覚にもグレンに懐いてしまったり。学院へ通うルミアは、変装する何者かにストーカーされたり。アルバイト生活を始めたリィエルは、お金をピンハネされたり…そんな、ロクでなしな学園の日々。「僕は、…皆を守れる強い力が欲しいのに…ッ!」ついに明かされる“愚者の世界”誕生秘話。ロクでなしになる前のグレンの学生時代を描く、書き下ろしエピソードも収録!


「紙一重の天災教授」
おい、この天才はガチで研究管理した方がいいだろ絶対に。話聞いている限りじゃ世紀の発明発見を週刊で出来そうなんだけど!?
4,5世代先とか百年単位の未来技術を数日で開発した上で、無駄なところに数年時間をかけてるとかそんなんばっかりじゃないか。まず実際に技術を完成させてからウダウダやっているっぽいので、完成させた技術をとりあえず回収しておけば、それだけでこの国未来帝国になれそうなのに。
性格はエキセントリックだけど、人格破綻しているわけでもないし、この人を放置して飼い殺ししているのは損失すぎるよなあ。


「帝国宮廷魔導士アルバイター・リィエル」
そもそもなぜリィエルが出した学校の損害がグレンに請求行くようになっているのかがなかなか謎である。グレンが保護者として登録されてるんだっけか。仮にもリィエルって現役の宮廷魔導士なわけで、それなりの給料は貰っているはずだしこの娘がまともにその給料使っているとも思えないので、そこそこ溜まってるはずなんだけどなあ。……それとも、任務でも損害出して給料天引きになってるんだったっけか。グレンがリィエルにバイトさせてその給料を差っ引いてウハウハしようとしている、みたいなクズい話になっているけど、いやその前にリィエルのために色々払ってるんだからその補填をちょっとでもさせようというのはそんな酷い話でもないはずなのだけど、グレンの態度があからさまに悪いのが悪いw


「任務に愚直すぎる男・アルベルトの落とし穴」
アルベルト、何気にここらへんから変装に凝るようになったのか。ここまで行くと単なる趣味のような気がしてきたぞ。生真面目が過ぎて、シリアスがギャグになってしまう男アルベルト。本人は決して笑わない男なんだけど、わりと本編でも真面目に間抜けなことやってる印象があるだけに、凄く頼り甲斐があるんだけど何やってんだろうこの人、って感じのキャラなんだよなあw


「貴方と私の忘レナ草」
記憶喪失のシスティーナは可憐でか弱く儚い系の深窓の令嬢でした、て感じで。薬草の効果にダウナー系の精神効果が入ってた、というのもあるんだけど、そもそも白猫って根っこの方はこっち寄りのキャラクターなんじゃないだろうか。本編では不屈の努力と根性で強気なキャラを張っているけれど、追い込まれた時の脆さとか精神的な弱さなんかを見ていると、本来はかなり気弱で依存系の少女なんじゃないか、という面があったんですよね。記憶喪失時の白猫はまさにそんな感じで。
意外とグレンも触れると壊れそうなタイプの女の子には非常に優しいし扱いも気を遣うことが出来るようで、システィーナにとっては何気に至福の時間だったんじゃないだろうか。堪能しましたか?


「二人の愚者」
グレンの原点とも言える過去の事件。彼がその魔術特性から真っ当な魔術師になることが出来ないと知って荒れていた時期の、しかしそれでも正義の魔術師になるのだという志を得て、自らの力に「愚者の世界」という名をつけるに至った最初の挫折と輝かしき夢を宿したその時の物語。
このとき、幼いながらにお互いに人生の岐路に立ち、お互いの崩れ落ちそうな心を支え合い、お互いに抱いた夢に向かって背を押しあった者同士、現在に至るまで二度と逢うことがなかった、というのがまた感傷を誘うんですよね。グレンも、相手の少女であるニーナも、それからお互いが歩んだ道を知らず、どういう人生を辿ったのかを知らず、それでも夢を叶えるために邁進していると信じて……、そして新聞のある記事からグレンは幼き頃の同志の行く末を知る、という顛末が胸に来るのである。二人共、もう既に大人なだけに再会したら即座に映画みたいなロマンスがはじまりそうな雰囲気があるのもまた良きかな。


シリーズ感想

ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード) ★★★☆   

ロクでなし魔術講師と追想日誌 (ファンタジア文庫)

【ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)】 羊太郎/三嶋くろね 富士見ファンタジア文庫

Amazon
Kindle B☆W

アルザーノ帝国魔術学院には、生徒もあきれるほどの一人のロクでなし魔術講師がいた。男の名はグレン=レーダス。授業では、蛇で女生徒たちを怖がらせて遊ぶも、その蛇に頭を噛みつかれたり…。図書館で失踪した女生徒の救助へ向かうも、怪異に怯えて、破壊呪文で図書館を吹き飛ばそうとしたり…。授業参観で珍しく真面目に授業をしようとするも、すぐにボロが出てしまう…そんな、ロクでなしな学園の日々。グレンの師であり育ての親セリカ=アルフォネアとの衝撃の出会いが綴られる『ロクでなし』シリーズ初の短編集!
白猫はどうして好き好んでそんな地雷要素ばっかり一人で兼ね備えてるんだ?w
シリアスだとキリッとカッコいいところをよく見せてくれるグレン先生だけれど、緊張感の必要がない日常だとこの人はどうしても幼稚さが前面に出てしまうのねえ。子供かっ! というような言動が色々と多すぎる。これ、装っているのではなく、わりと本気で子供みたく騒いでいるのでどうしようもない。白猫がもうちょっとビシっと叱ってシメてくれたらいいんだけれど、基本白猫はグレンには舐められてるからなあ。思いっきり馬耳東風だし。
だいたい、セリカはもう仕方ないとしてもルミアの方も先生甘やかしすぎてるんですよねえ。ルミアがもうちょっとたしなめてくれたらこの男も多少は聞く耳持ちそうなものなのに、この娘ははいはい私はわかってますよぉ感を醸し出しまくってるのがなんとも「器用」なんですよねえ、ヒロインとして。

実のところ、グレンの子供っぽさというのは真面目に授業する場面にも出ていて、無謀編の夢中になって心身を削って実験の準備を整えてるところなんて、あれって自分の好きなこと、面白かったことを他に人に伝えたい、見せたい、教えてあげたいというと子供らしい率直な感情の発露みたいなところが強くて、大人として教師として、という側面とは少し違ってるんですよねえ。
この場合に関しては、それは良い方にバランスが取れていて、グレン自身、魔術の習得に関して一家言持ち、それを論理的に展開できる基盤となる非常に優秀な教育論を何気に自分なりに構築しているので、その夢中さが良い方に好転しているわけですが。

虚栄編だと、授業参観ということで結構取り繕って授業してるわけですけれど、そこまでしろとは言わないまでも普段から真面目にやってたら教師としてのポテンシャルは相当に高いんだよなあ、この人。
あと、セリカの親ばかっぷりが振り切れすぎてるw 授業参観のエピソードは色々見たけれど、ここまで大っぴらに親ばか全開してる参観者はさすがにそんなに居ないぞ。しかも、教師の親てw

そんなセリカさんの、グレンと出会う以前のやさぐれていた頃のお話。いや、マジでこの頃のセリカって精神的に擦り切れてグレて鬱って破滅的で、とどうしようもないじゃないか。なるほど、糞ニートと化していたグレンを何だかんだと許して甘やかしてたのって、自分のこの頃のやさぐれ方を思い出したらグレン程度の引きこもりなんて可愛いもんだわなあ。
しかし、想像以上にセリカの抱えていた過去が救いがないというか、寂しい人生送ってたのねえ。それで出会ったのが幼いグレン。そりゃあ、人生の生き甲斐としてこの子に全振りしてしまうわなあ。
最初のグレンにはおもいっきり騙されましたけれど。普通にこの子がそうだと思い込んでた。
それにしても、ここまで酷い親バカになってしまうとは。

 
12月2日

(一迅社ノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(一迅社ノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(一迅社ノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社ラノベ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(講談社ラノベ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(Kラノベブックス)
Amazon Kindle B☆W


(早川書房)
Amazon Kindle B☆W

12月1日

(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(HJコミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月30日

(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W

11月29日

(ヒーロー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ヒーロー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ファミ通文庫)
Amazon Kindle B☆W


(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W

11月28日

(Mノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(Mノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(Mノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(Mノベルス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月27日

(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月26日

(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月25日

Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップノベルスf)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(KADOKAWA)
Amazon Kindle B☆W

11月22日

(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス フラッパーシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスpixiv)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月20日

Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(GCN文庫)
Amazon Kindle B☆W

11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月18日

(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガブックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングチャンピオン烈コミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月17日

(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W

11月16日

(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W

11月15日

(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(Gファンタジーコミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月12日

(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(宝島社)
Amazon Kindle B☆W


(星海社COMICS)
Amazon Kindle B☆W


(ゲッサン少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ゲッサン少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーうぇぶりSSC)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スター コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(メテオCOMICS)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
Amazon Kindle B☆W

11月10日

(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W

11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W
11月6日

(角川書店単行本)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W

11月5日

エンターブレイン
Amazon Kindle B☆W


(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon


(KCデラックス)
Amazon


(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W

Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索