3歳牝限定 芝2000メートル。去年から引き続き、京都競馬場改修中のために通常の阪神競馬場開催から中京競馬場開催となっております。

秋華賞トライアルということで、例年いい馬が集まるんですが今年に関しては本当に珍しく重賞ウィナーがいないというメンバー構成になりました。
だいたい、この夏に1勝・2勝クラスを勝ち上がってきた昇り馬たちで、春のクラシックにはあんまり関係がなかったものたちです。
桜花賞に出た馬はなし。オークスに出た馬でようやく2頭。ただそのうちの一頭がそのオークスで2番人気にあげられた「アートハウス」でありました。
お母さんのパールコードがまたいい馬でね。結局重賞は勝てなかったんですけれど、秋華賞でヴィヴロスの2着に入った馬で鞍上の川田もなかなか思い入れあった様子。
桜花賞を勝ったスターズオンアースを降りて、この馬に跨ったほどでした。ただ、オークスではあんまり良いところを見せられず、実力を発揮しきれずの7着。
ここで一発、本当の実力を見せつけたいところでありました。

とはいえ、重賞ウィナーが一頭もいないとはいえ、どの馬も勝ち上がってきて調子に乗ってる馬たちばかり。また2000の三歳牝馬としては長丁場のレースを勝ってきた馬ばかりなので、油断は出来ません。
相手筆頭は2戦2勝。G1馬サリオスの妹となるサリエラ。
菊花賞でも人気になろうかというガイアフォースを負かしてこの舞台にあがってきたセントカメリア。
兄に今海外で羽ばたこうとしているステイフーリッシュがいるラリュエル。
このあたりが上位人気でしたね。

レースは逃げると思われていたセントカメリアがまさかの後方待機。どうやらゲートが開く直前に立ち上がりかけてしまったみたいで、出るには出たんですが勢いがつかず。見てた時はゲートに失敗した事に気づかず、意識して後方からの競馬を試してみたのか、とも考えたのですけれど、前で粘ってこその馬みたいなので後ろにいった時点でダメだったみたいですね。
レースはパーソナルハイが引っ張り、それをラリュエルが二番手で追いかける形。アートハウスは前を見る形での4〜6番手あたりで先行。川田騎手は終始王道でこのレースを勝ちきるつもりだったようです。
そのまま直線でギアを入れて、前にいる馬たちを躱してそのまま押し切る。まー、文句なしというか文句を言わせないこの馬は強いんだぞ、というのを見せつけたいのが伝わってくる競馬でした。
これはたしかに文句なしに秋華賞では怪我からぶっつけで三冠を狙いに来るスターズオンアースの対抗筆頭となるでしょう。
ただ、思ったよりも後ろを突き放せなかったのも確か。個人的にはもう一伸び欲しいところだった。
競馬の迫力としては、直線に入ってから後方から馬群の間を縫ってグングンと大きい跳びで飛んできたサリエラの方に勢いを感じましたね。
近くにいたメモリーレゾン(5着)なんかもいい感じで伸びてきていたにも関わらず、殆ど並走することなくこれを置き去りにしていきましたから。
中団から良い足で伸びてきて、アートハウスに詰め寄っていたエグランタイン(3着)をゴール前で抜き去ってのサリエラの2着。負けはしましたけれど、きっちりと強さを見せる負け方だったように思います。
阪神競馬場が舞台となる秋華賞でも、これは楽しみ。
ラリュエルも前で粘っての4着。この馬も将来性ありそうですよね。