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三弥カズトモ

剣と魔法の税金対策 4 ★★★☆   



【剣と魔法の税金対策 4】  SOW/三弥 カズトモ ガガガ文庫

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「税天使」ゼオスが絶体絶命のピンチ?

「我が配下となれば世界の半分をくれてやろう!」
「え、マジ?わかった!」
魔王♂と勇者♀が交渉成立!と思ったら、天から「贈与税がかかります」の声。
絶対なる税金徴収者である「税天使」が現れた!え、神様に税金とられるの!?
“世界の半分”という莫大な資産にかかる超高額の贈与税に焦った勇者♀は税金逃れのために魔王♂と偽装結婚!そして、そんな二人を助ける『ゼイリシ』の少女も登場!
みんなでいろいろ頑張って、超赤字経営のトンネルの先の光が見えてきた!と思いきや、なぜか、城の設備が次々と「テキタイテキバイシュウ」され始めた!
そんなことをするやつは…え!!魔王たちに恨みを抱く、元魔族宰相のセンタラルバルド!?
こんな時にはこわーい税天使ゼオスが味方になってくれる!ゼオス召喚!…ところがなぜか、ゼオスが現れない。ゼオスに一体何が起こった??
こうしている間にもどんどん「テキタイテキバイシュウ」は進んでいく…!「異世界初の異世界税制コメディ」、グイグイきてる第四弾!

敵対的買収ってのは、本来は目的の企業の株式を買い集めることなんですが、魔王軍って株式上場してたっけ? と思ったら、なんか直接魔王城の施設を勝手に値段つけて所有者に無断で買収しはじめて、何じゃそれー!?となったんですが。
いやそれはさすがにルール無用すぎるでしょう。税悪魔きたない! そりゃ邪法だよ、なんでもありじゃないか、それ。
ここまで無法を押し通せる税悪魔に対して、法の執行者として非常に厳密な中立性を強いられる税天使とでは税悪魔の方が有利すぎないだろうか、これ。実際、前回クゥたちに立場で許されない以上の肩入れをしてしまったためにゼオスは罰せられてしまい、封印刑に処せられてしまったわけですし。
もちろん、恣意的な運用を法の執行者が出来ないように、その振る舞いが厳しく監視されるのは当然なのですけれど、法の悪用をこれほど大仰にやってしまっている税悪魔に対して、マルサのような積極的能動的に違反者を摘発して回る税天使はいないのだろうか。
ゼオスがその権限も持っている税天使なのかもしれないけれど。

さて、今回はそのゼオスの過去がメインとなってくる。数百年前、まだ彼女が人間だった頃の昔の話。敵対的買収という現代の経済活動と、徴税人という近代には消滅した過去の税法の徒花が同じ巻で語られるというのは面白い構成ではあるんだけれど、過去の戦乱の時代に徴税人という制度を廃止したザイ・オーの先進的な思想をより引き立てさせるためにも、現代パートではもっと徴税人制度などと対比させる形での現代の税法を見せてほしかったかなあ、とちょっと思った。今回は現代パート、ちょっと税法とは関係ないかなりハチャメチャな邪法がまかり通っていましたし、あんまり税法の勉強にはならない展開でしたしね。
しかし、ゼオスの過去があんなだったとは。今のクールで融通の聞きにくい堅物天使とは、人間時代はキャラが違っていた、みたいな話は前からありましたけれど、キャラが違うどころじゃなくてもう別人じゃないですか。
これはブルーやメイが気づかなかったのも無理はない。ってか、完全にメイ互換の考えるより手が出る方が早い脳筋キャラじゃないですかー。これがどうやったら今のゼオスになるんだ? その変遷が想像できなさすぎる。
それだけ、彼女が税天使になるに至った後悔が大きく、人格を変えるほどのものだったのか。まあそりゃそうだろうね。彼女が自ら語った過去からすれば。
メイも、ブルーを喪ってそのきっかけに自分の判断があったとしたら、ゼオスみたいになる可能性もあるんだろうか。
いや、それよりも「手段を選べないときほど手段を選ばなければならない」というゼオスの後悔。それに反する形でかつてのザイと同じように、手段を選べないほどの大ピンチの中で手段を選ばなかったクゥ。その判断がどう影響してくるのか。これって、大きなターニングポイントだったんだろうか。

ところであの赤毛繋がりなど共通性の高さは、メイとゼオスに何らかの血縁関係とかあるんだろうかねえ。ゼオスとザイが実際どういう関係になったか、についてはゼオスは語ってくれませんでしたしね。それこそ無二というほど親しく近しい関係だったことは間違いないのですが。
で、過去の世界ではブルーたち魔王の一族の始祖となった少年タスクと、その兄貴分であり盟友でもあったザイ・オーという魔界統一の立役者であり改革者、と将来になる若者たちと出会うのだけれど……、これってモデルは徳川家康と織田信長ですよね。エンド国って思いっきり尾張だし、トライセン国って三河じゃまいかーw



剣と魔法の税金対策 3 ★★★☆   



【剣と魔法の税金対策 3】  SOW/三弥 カズトモ ガガガ文庫

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今度はマンドラゴラ商売で税金対策!?

「我が配下となれば世界の半分をくれてやろう!」「え、マジ?わかった!」
魔王♂と勇者♀が交渉成立!と思ったら、天から「贈与税がかかります」の声。絶対なる税金徴収者である「税天使」が現れた!
え、神様に税金とられるの!? “世界の半分”という莫大な資産にかかる超高額の贈与税に焦った勇者は税金逃れのために魔王と偽装結婚!
そんな二人を助ける『ゼイリシ』の少女!いろいろ頑張っても焼け石に水の税金対策(泣)。とにかくお金を稼がなきゃ!ということで思いついたのが、魔族・人族共同の産業振興計画!
不思議の妙薬の原料マンドラゴラ栽培・輸出でがっぽりだ!しかし、そこに、高級マンドラゴラブランドを持つエルフの国から横槍が!
「ぶっ飛ばす!」とイキりたつ妻メイを宥めてなんとか挑んだ国際交渉。しかしその先に待っていたのはめんどくさーい「関税」がらみの陰謀だった!!
せっかくのマンドラゴラ事業がふいになるどころが、またまた魔族の国がすっからかんになるピンチ!!
「異世界初の異世界税制コメディ」、待望の第三弾!
今回のテーマは関税!
……いや、関税って一般家庭関係なくないですか!? 強いて言うなら企業法人で輸出入に業務での関わりがある場合は、税理士によるアドバイザリーやコンサルティングなどが設けられる場合があるみたいですけど。
って、そう言えばこれってブルーとメイのご夫婦の家庭内のお話じゃなくて、魔王を頂点とする魔族国家が主体なのですから、他国との貿易に際しての関税問題というのは出てきますか。いや、そこまで行くと税理士は関係ないような気がするのですが、専門家として適切な知識の開陳と助言を行うという意味でクゥはすでに魔族国家の重要なポディションについている気がします。これ、税理士としての契約だけじゃなくて、政策スタッフとしてのお給料も払わないとダメなんじゃないだろうか。前からだけど、がっつり国家運営の方に噛んでますしねえ。
というわけで、今回も「関税」という貿易にかけられる税金について色々と詳しいお話がありました。知識皆無のメイを出汁にして、非常にわかりやすく簡潔端的に例えを用いて噛み砕いて教えてくれるので概略としてこんなもんだよー、というのがすんなり頭に入ってくるのはホントありがたい。
ついでに、今回はなかなか忙しくて折角の新婚生活の甘酸っぱさを味わえなかった今までを取り戻すように、新婚旅行であーる!
と、言っても貿易問題の解消を兼ねてのお仕事兼任だったので、そんなゆっくり出来る展開はなかったのですけれど、それでも今回の話にはブルーとメイが夫婦、という点が大きなポイントになっていた気がします。それに、ちゃんと夫婦っぽい雰囲気も醸し出してましたもんねえ。
というか、ちゃんともう夫婦という関係、二人の間でも定着してるんだ。嫁さんにダダ甘なブルーは元よりメイの方も照れはするものの、今更夫婦という関係について他人から言われても否定とか誤魔化したりとかしないですし、妻、奥さんという立場で紹介されても受け入れてるんですよね、照れるけど。
いやー……新婚生活、思った以上に順調なのでは、これ?
何気におっとりとして庶民的だけれど、ちゃんと魔王として王侯貴族の品格や立ち居振る舞い、貴種としての視点を持つブルーと、最下層から生きるためになんでもやって這い上がってきたが故にアンダーグラウンドというアウトローの世界を熟知しているメイが、それぞれの持ちえる知見、スキル、ネゴシエーションスタイルによって、この貿易問題がどこから生じているのか、の真相にそれぞれのルートから手繰っていって辿り着くの、これはこれで面白い形の夫婦の共同作業だったんじゃないでしょうか。
それにこれって、異種族間の結婚という以上に貴種と最下層民の身分違いの結婚という側面があったんだなあ、と改めて認識させてくれた気がします。
そもそも、生き方が違っていた二人が同じ道を歩き同じ幸せを共有しあう、という姿こそが、今回の問題を突破する鍵になっていたのでしょう。
そう考えると、その鍵と鍵穴を無視しして強引に扉をこじ開けようとしたクゥは、まだまだ人生経験が足りていない、という事になるんでしょうかね。呪いの魔具に引っ張られてしまっていた、にしても。
そこは、敢えてメイとブルーが止めてあげるべきだったのかもしれませんけれど、何気に二人共クゥには甘いからなあ。これまでの実績もあることで、彼女に絶対の信頼を寄せていた、というのも大きいのでしょうけれど。
だから、ブルーとメイはクゥの家族には成れても、彼女の師や先生にはなれないのかもしれません。まあ、基本クゥはむしろこの夫婦に助言し知識を授け方針を告げる立場なわけですしね。
クゥの未熟な部分を教え導く立ち位置は、ずっとゼオスがやってくれていたということか。
彼女も、なかなか思いもよらぬ過去を持っているようで。ってか、ゼオスが過去にどういう存在だったかって、明かされたのこれが初めてですよね。まさか、そうだったのか。
これまでも、何くれとなくアドバイスしてくれてたゼオスですけれど、今回はほんと無関係のところで私的にあれこれと手助けしてくれたのは、税天使としてはそりゃ拙かったですよね。
法に携わる人は、だからこそ厳格に恣意を排し無くてはいけないのですから。今までもめちゃくちゃ贔屓してくれてた気もしますけれど、あれギリギリセーフだったの多分に有情ではあると思うのですが、今回そのライン超えちゃったかー。
ゼオスがどうなったか、それも気になるところですけれど、何気に天使と反対側となる勢力が出てきたのは気になるところだなあ。ってか、あいつらって「ゼイホウ」的にはどういう存在になるんだろう。




剣と魔法の税金対策 2 ★★★☆   



【剣と魔法の税金対策 2】  SOW/三弥 カズトモ ガガガ文庫

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勇者&魔王の偽装夫婦。税金対策は宝探し!

「我が配下となれば世界の半分をくれてやろう!」「え、マジ?わかった!」
魔王♂と勇者♀、交渉成立!と思ったら、天から「贈与税がかかります」の声。絶対なる税金徴収者である「税天使」が現れた!
え、神様に税金とられるの!? “世界の半分”という莫大な資産にかかる超高額の贈与税に焦った勇者は税金逃れのために魔王と偽装結婚!そんな二人を助ける『ゼイリシ』の少女!
いろいろ頑張っても焼け石に水の税金対策、次なる一手は、埋蔵金を掘り当てて一発逆転完納作戦!
ところが蓋を開けたら税は増えるわ、おっかない呪いの「負債」はついてくるわで、もっとピンチ!!

「異世界初の異世界税制コメディ」、勢いに乗って第二弾!

税天使さま、メチャメチャ贔屓してくれるな! そもそも役所が向こうから出向いてきて助けてくれる、なんてのはないですからね。取り立て督促は向こうから来るけれど、控除やら救済、過払返金なんかはこっちから言わないと知らんぷりしてスルーするのが常套なのが役所だ、という認識!
でも税天使様のゼオスときたら向こうからわざわざ来てくれて、露骨にクゥたちが陥っている問題を解決するためのあれこれにヒントくれるわけですから。
どれだけクゥたちのことご贔屓にしてくれているのでしょう。
まあそこまでやってくれるのなら、ヒントを匂わして気づかせようなんて回り道をせず、ストレートに助言くれても良かろうに、と思うのですから。税制に反しているわけではなく、法制度に則った解決法なわけですしね。税天使という中立の立場でどこまでの範囲、アドバイス出来るかというのは難しい所なのか。税制が必要に応じてとはいえ複雑難解になってしまったが故の弊害なのだろう。近代税制はこうしてみると決してただ毟り取るだけじゃなく必要以上に毟り取らないための制度である事がわかるのですけれど、税を収める方も収められる方もどうにもそれを忘れがちなんですよね。
ともすればどこからどこまでが中立かもわからなくなる。だからこそ、依頼人の側に立って税制を解釈する「税理士」という存在が必要になってきてしまうのでしょうけれど。
そんでもって、ゼオスが全部助言してくれちゃうと、クゥの出番なくなっちゃいますもんね! それにしても、ゼオスのお膳立てが万端行き届いているのですが。

しかし今回の黒幕、かなり陰険でしたたかなヤツで周到な罠も相まって勇者メイと魔王ブルーの夫婦は大ピンチに陥ってしまうのですけれど、逆に言うと力押しに転じるとまるでこの二人には敵わなかったとも言えるんですよね。特に勇者メイは正面からの切った張ったはやっぱり滅法強いんだよなあ。魔王ブルーの世界半分あげるよ、の取引に危機として応じてしまうような銭ゲバな所がピックアップされてしまっているせいで、身内以外では色眼鏡で見られて場合によってはナメられてる節もあるようなのだけど、事戦闘という事に関しては劣勢に陥ったこともないんじゃないだろうか、この娘。
とは言え、初手に罠によって「負債」を押し付けられてしまった事はあまりにも致命的で、相続税という税制によって掴まされた絶体絶命の危機は、やはり同じ税制をもって取り組み対抗し逆転するという制度解釈バトルへと突入するのである。
そして、ジャッジメントである税天使による露骨なヒント! あからさまな示唆! 無言のアピール! 中立?なにそれ美味しいの? というあからさまなご贔屓があったものの、今回は相手があまりにも税制の悪質な悪用をしていたというのもありましたからね。税制をプラットフォームとして利用した殺人事件ですもんね。そりゃ税天使としては、制度を凶器として利用されるのは不本意極まりないでしょうし。

しかし、ギリギリの綱渡りをしながらの法解釈バトル、というのは類を見ない法廷バトル的なノリがあって面白かったのですけれど、初手からかなり緊急事態に見舞われたせいもあってか、ブルーとメイのせっかくの新婚生活が殆ど色気も甘酸っぱさも味わう間もなかったのが結構残念でもありました。ラブコメ分が足りなかったって事ですよぃ!
ただでさえ資金難でそれどころじゃない状況で、ブルーがあんなんなっちゃいましたからね。キャッキャウフフする余地がなかったが故に仕方ないのですけれど。子供の話になって夫婦である事をなんかすごく意識しちゃったり、ブルーにすがって泣きじゃくっていたというメイの姿はなかなかキュンキュンくるものがあるだけに、次回あるならラブコメ成分もうちょい濃い目だと嬉しいなあ。




剣と魔法の税金対策 ★★★★   



【剣と魔法の税金対策】  SOW /三弥 カズトモ ガガガ文庫

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勇者と魔王、税金対策のために偽装結婚!?

「我が配下となれば世界の半分をくれてやろう!」「え、マジ! わかった!」
とある“奇妙な法則”が支配する世界。勇者と魔王が手を取り合いかけたとき、現れたのは「贈与税がかかります」絶対なる税金徴収者である天使。
そう、この世界の“奇妙な法則”とは、神への“税金”であった。“世界の半分”という莫大な資産にかかる超高額の贈与税に焦った勇者は税金逃れのために魔王と偽装結婚をする!
そんな二人を助けるのは『ゼイリシ』の少女?
お人好し魔王と銭ゲバ女勇者の財産分与と偽装結婚からはじまる、異世界税制コメディ!

国とか魔王軍が、神様に税金払わないといけないの!? しかも、お金で。
いやそれって国民とかからすると、二重課税って事にならないの!? と、思ってしまったのだけれど、話を読んでいくうちに作中の国家や魔王軍は「国」じゃなくて「企業」と捉えるべきなんだな、と理解した。法人税は!? とも思ったけれど、それはそれでちょっと棚上げしておいて、はい。
細けーところはいいんだよ、てなもんである。
つまるところこれ、税制とは単なる理不尽な富の収奪ではなく、社会が叡智を集めて築き上げた誰もが幸せになるためのシステム。徴収と分配の機構なんだ、ということがわかってくる。
ただし消費税、テメーはダメだ!w 
あと、人類の叡智を結集しすぎていて、常人にはまったく理解できない難物になっているので、素人では対処できません。ちゃんと専門家、税理士に頼りましょう、という話にもなっている。
先日、支配というのは本来「配って支える」ことなんだよー、という言説を目にする機会があって、なるほどなあ、と思った所だったのですが、こうしてみると税制というのもまた、再分配にまつわるものなんですよね。単純に税を集めてそれを徴収した人たちに還元する、というところに留まらず。
税天使による税務調査によって発生した魔王軍の未納の税金の追徴課税を解消するために、納税控除が可能になる項目を、税理士の女の子とともに辿っていくことになるんだけれど、その控除内容って大半が経費計上から福利厚生、超過勤務手当といったもので、言わば税金を経ずに直接企業の財産を還元してるから、わざわざ税金を減る必要ないよね、というものなんですよね。これもまた、分配。
途中から、これ税理士の範疇じゃないよね、という国家規模の財務の話にもなってくるのだけれど、ってかゼイリシのクゥ・ジョちゃん、それ財務大臣のお仕事じゃないですか!? というくらいのすさまじい財政出動をやりはじめるのですけれど、彼女の目的こそは「誰もが幸せになれる状況」の構築だという。あくまで「状況」の構築であって、手ずから幸せを配るわけじゃないのですけれど、ある意味「ゼイセイ」と同じ分配のための状況の構築なんですよね。これもまた、言わば「支配体制」の構築なわけだ。
翻ってみると、銭ゲバ勇者メイが漠然と抱いていた大目標ってのは、最底辺の環境で一方的に搾取されていた幼い頃の自分のような人間を減らすために、富がかつての自分のような者にも行き渡るような再分配を行えるような立場を手に入れたい、というものでした。
そんな彼女にとって、魔王による世界の半分上げるよ、というお誘いはある意味渡りに船だったのでしょう。彼女が世界の半分の「支配」にあれだけ拘って、贈与税をかわすために魔王と偽装結婚してでもしがみついて確保しようとしたのは、まあ一度手に入れたものは離したくない銭ゲバ根性もあったのでしょうけれど、それ以上に彼女メイの最終目標にダイレクトに近づけるのが、世界の半分の支配だったからなのでしょう。
もっとも、その支配のやり方を彼女は何も知らなくて、だからクゥや魔王ブルーと一緒に追徴課税の解消のために駆け回るなかで、税理士クゥが教えてくれる税制の実態を通じて、具体的に富を分配するというのはどういう事なのか、というのを体験していくわけですなあ。

その過程で、一緒に駆け回ることで魔王ブルーと親密になっていき、彼の人となりを隣で実感し、また彼と自分が同じ方向を向いて走っていることがわかってきて、と偽装夫婦が段々と偽装じゃなく成っていくラブコメ成分もまた濃厚で素晴らしかったんですよね。
魔王よりも魔王らしいと魔王から太鼓判を押された苛烈過激なワンオペ勇者メイ。彼女もまた、幸せの再分配の当事者だった、というのもお話の妙でありました。
敵の黒幕達の陰謀を打破するきっかけが、魔王ブルーがお忍びで配り歩いていた「不幸をせき止める幸い」のおかげだったんですよね。これも、魔王の支配、の一つだったと思えば面白く。そのブルーの分配が回り回って、みんなの幸せへと還元されていく。メイも、そのサイクルの中に入っていた一人で、魔王が配った幸いのおかげで志を得て、勇者になって、その結果ブルーの元に幸せを運び一緒に受け取る人になる、というのはなんともこう、微笑ましいというか素敵なお話じゃあないですか。

実際の税制がそんな有徳なシステムになっているかというと、まあそこは人間社会の限界とか不具合とか理不尽が相まって、どうしたって機能不全を起こしていて、不満がたまるものになっているのですけれど。現実は厳しい、辛辣。でも理念、そう理念として税制とは、支配のシステム、幸せの分配機構として在るのだと、それを感じることが出来ただけでも、なんか読んで良かったなー、と思える作品でした。
いやほんとにこの理念的なもの、財務省各位には是非とも身に沁みてほしいなあ。

ツボったのが、勇者専用装備が個人専用のために市場価値がまったくなし、資産価値ゼロ! と評価され、芸術品、歴史的遺物としての価値を問われても、人類共有財産なので、つまり勇者へ貸与、レンタル品だから、税の徴収対象には当たりません! と味方のはずのクゥちゃんに無茶苦茶言われてて、メイがへこむシーンでした。いやこれ、ドラクエなどのRPGで専用装備が店で売れないの、そう理由だったからなのか! と、めっちゃ納得した。そりゃ、リース品だったら売っちゃダメだよね!


リーガル・ファンタジー 1.勇者弾劾裁判3   

リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判 (ファミ通文庫)

【リーガル・ファンタジー 1.勇者弾劾裁判】 羽田遼亮/三弥カズトモ ファミ通文庫

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世界を救った勇者が訴えられた!?

勇者の功績により聖魔戦争が終結して三百年。
正義の弁護士を目指す少女フィオナは名門法律事務所の門を叩くも、守銭奴である所長への反感から、事務所を鞍替えすることに。だが、法廷デビュー戦で対するはかつての師スミオ・マリアヘル、その人だった!
彼女は敗れ、結局はスミオの元でこき使われることに。そんなある日、事務所に持ち込まれた依頼は――アノ勇者の弁護!?
駆け出し弁護士と最強の『法廷の魔女』が挑む裁判ファンタジー、ここに開廷!!
ライトノベルで法廷ものというと、思い出されるのは今は亡き富士見ミステリー文庫から出ていた【タクティカル・ジャッジメント】が浮かんでくる。書いてた師走さんは、今も現役バリバリですけれど。
でも、他にあるかというと全然思い浮かばないんですよね。法廷ものというのはそれだけ珍しいものらしい。とはいえ、決してニーズが少ないジャンルだとは思わないんですけれどね。でも、見応えのある裁判モノとなると、やはりそれだけ書き込むには法知識や法廷戦術の盛り上げ方、真相を紐解いていくミステリー要素など様々な要素が必要なだけに難しいんだろうなあ。
それだけに、本作も裁判モノという看板だけで、実際の裁判はお為ごかし程度で結局バトルに走って普通のファンタジーものになるんじゃないかと眇めて見てたんですが、これがどうしてどうして、徹頭徹尾ちゃんと裁判を軸に据えて人間の複雑な情念を描き出すドラマになってるじゃないですか。もちろん、本格的な裁判モノとして見るには突き詰め方が足りていないのは確かなんですが、それでも通常の裁判を行うプロセスはきっちり守っていて、いきなり裁判所内で戦いだしたり、意味不明なルールの逸脱をし出して裁判がメチャクチャになったりという理不尽な展開は一切なく、あくまでファンタジーなのは世界観が異世界風(DQっぽい?)なだけ、前提としてこれは法廷という場を通して描かれる人間ドラマ、という点を貫いていたので、腰を据えてじっくり読む事が出来ました。いやあ、意外とファンタジーというのに溺れてそっちにかまけてしまわず、料理なら料理、医療なら医療、これの場合は裁判なら裁判、と主題を蔑ろにせず敢然と描こうとする作品って案外希少だったりするので、未成熟なりともちゃんと描こうとしている作品を見るとなんだか嬉しくなってきてしまいます。
一方で、ファンタジー世界が舞台、という点もまた決して蔑ろにしてはおらず、今回の事案は「勇者」という特異な存在がもたらしている理不尽が問題となっていて、これはやっぱり現実世界では起こりえないこのファンタジーな世界特有の問題なんですよね、このあたりの勇者の取り扱いについてはネタも含めて面白いなあ、と思う所。それにしても、この勇者が悪気はないにしろ、いや悪気がないからこそクズもいいところで、現実に悲惨な出来事が多々起きているのを鑑みると、早急に理不尽な目にあってる子孫への救済措置を、というか勇者に対しての損害賠償請求とか慰謝料請求とか、不妊処置とか、勇者に纏わる法の全面改正とか、色々やることあるんじゃないだろうか。まあ、一番手っ取り早い方法として、今回の一件が持ち上がってしまったんだろうけれど。同情の余地が全然ないもんなあ、勇者。
で、肝心の裁判シーンなんですが、スミオの答弁はあくまで詭弁の領域で、そこにぐうの音も出ないほどの説得力とか、反論を封じてしまうような一発逆転の威力とかは、やっぱり足りなかった気がするんですよね。対する検察側も最初から言いがかりが発端なので、そこまで説得力を持ち出せなかったので、スミオが押しきれていましたけれど。論点がずれていったり、証人を求めて駆けずり回ったり、というあたりはそれらしくてよかったんですけれど。
ただ、一番あれ?と思ったのは、フィオナってそんな素振りありましたっけか。彼女の父親についてはすぐに気づきましたし、話の流れと収束していく方向からして途中から「んん?」と違和感は感じていたんですが、それにしてはフィオナの態度にそれらしいところがなかったんで、首を傾げていたんですが。フィオナが主体となって描かれてるシーンで描かれている彼女の心情と、実際に裏で動いていたときの彼女の心情が噛み合ってない気がするんですよね。ウガの面倒を見ていた時とか、ねえ。度々、過去の回想なども介して思い煩っているらしい場面はありましたけれど、むしろ負の方向に引っ張られまい、としているようでしたし。主人公が犯人でした、という感じのパターンは全然ありだと思うんだけれど、描かれていた内面描写と実際の本心がだいぶ違ったように思えたのは、読み終わった時にちと腑に落ちない感じでしたね。
他にも全体的に拙い部分、ちぐはぐで読んでても混乱したり躓いたりするような部分が散見されて、そのあたりは慣れていない感じが見受けられてしまったのですけれど、これはまあ新人作品としては常あることですからね、そこまで気になるものではありませんでした。それよりも、まず根幹として裁判ものをちゃんと描く、という軸さえブレさせず、そのまま掘り下げて深みを得ていけば、その分だけ読み応えのある面白い作品になりそうな土台を大いに感じさせてくれるお話でした。熱っぽい正義感の持ち主でめげないタフさ、横暴な雇い主にもへこたれずに毎度口答えして反抗する負けん気の強さを持ち、しかし心の奥底にやさぐれた負の感情、暗い呪詛めいた想いを秘めている。フィオナの主人公としてのキャラクターの複雑さは、良かったですよ。彼女に対して色んな想いを向けているスミオとの仲の進展も含めて、続きも期待したいと思います。

 
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(good!アフタヌーン)
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(good!アフタヌーン)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(マガジンポケット)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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1月6日

(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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1月5日

(ヒーローズコミックス)
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(ヒーローズコミックス)
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1月4日

(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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12月28日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(一迅社ノベルス)
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(一迅社ノベルス)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(ビッグ コミックス)
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12月27日

(ヒーロー文庫)
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(YKコミックス)
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(YKコミックス)
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(B's-LOG COMICS)
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(B's-LOG COMICS)
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(B's-LOG COMICS)
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(REXコミックス)
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(REXコミックス)
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(REXコミックス)
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(REXコミックス)
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12月26日

(モンスターコミックス)
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12月25日

(ZERO-SUMコミックス)
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(ZERO-SUMコミックス)
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(DNAメディアコミックス)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ファミ通文庫)
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(PASH!ブックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス)
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(電撃コミックスEX)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(まんがタイムKRコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ライドコミックス)
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(ライドコミックス)
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