三雲岳斗

ストライク・ザ・ブラッド 5.観測者たちの宴3   

ストライク・ザ・ブラッド 5 観測者たちの宴 (電撃文庫)

【ストライク・ザ・ブラッド 5.観測者たちの宴】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫

Amazon

すべての魔族は、今宵、消滅する──!
大人気シリーズ、待望の第五弾!!


 監獄結界からの脱出を果たした、仙都木阿夜と六人の魔導犯罪者たち。彼らの目的は犇隙の魔女疇邉榮畄遒遼殺だった。阿夜の奸計によって魔力と記憶を奪われた那月は、幼児化した姿でなぜか浅葱に保護されることに。脱獄囚たちの襲撃で窮地に陥る浅葱の運命は?
 一方、重傷を負った優麻を救うため、古城と雪菜は巨大企業MARの研究所を訪れていた。そこで古城たちを出迎えた人物とは──?
 世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第五弾!
ヤバい、煌坂沙矢華がおもしろ可愛すぎる♪ この娘、雪菜のお姉さん気取りで強気に突っかかってくるくせに、ヘタレだわ落ち着きないわ男に免疫ないわ、と初めて出た二巻から愛玩動物属性を全開にしてたものですけれど、いい加減チョロい、チョロすぎる(笑 ちょっと落ち着け、テンパリすぎだ、あんた。チョロいはチョロいでも、完全に勘違い自爆系で、自分から食べられに行ってしまうという自動据え膳機状態。何をしてもエロい方にエロい方にと思い込みを重ねていくあたり、頭の中相当煮立ってます、紐パンはなかなか反則だw
古城と一緒にいると常時テンパッて自爆し続けるので、傍から見ててアハハと笑うほかありません。でも、早速二度目のキス担当になるあたりは、これはこれで優遇されてるのかなあ。何気に使い勝手もいいですし、エロコメ要員としては独走を開始してますし……いや、それはヒロインとしてどうなんだろうと思わないでもないですけれど。
一方で、浅葱の方は引っ張る引っ張る。いい加減、彼女には事情を説明しなきゃならないはずなんですけれど、タイミングが悪いというかなんというか。普通、ここまで深く関わってきてしまったら、話さなきゃ纏まるものもまとまらないと思うし、古城だって浅葱に秘密を語ってしまうことについては既に前から覚悟は決めているんですけれど……。
雪菜の正妻としての貫禄については疑う余地もないところなのですけれど、今回の幼女那月を娘に据えての、浅葱と古城の夫婦設定は、これはこれで思いの外ピッタリとハマる風景だったんですよね。元々仲の良い気のおけない友達同士、という関係でしたから、意外と「家族」としてのスタイルにはイメージは行かなかったんですが、こうして見ると浅葱の大人っぽい雰囲気と相まって、結婚後の落ち着いた関係の方がしっくり来るところもあったんだなあ、と。さすがの雪菜も、まだ中学生である以上同じように娘を間に挟んで古城と夫婦状態、というスタイルを演出しても違和感しかないでしょうから。

仙都木阿夜の目的は、結局南宮那月の抹殺ではなく……このオバちゃんも不器用というか弄れているというか、実の娘にああいう仕打ちをして悪びれもしない事からも決して良い人物ではないんですけれど、独善たる人物のサガなのか、いい意味でも悪い意味でもこの人が考えてたのって那月のことばっかりだったんだなあ。那月ちゃんがそれをどう思ってるか詳細はわからないけれど、彼女が敢えてこの監獄結界の主をやっている理由の一つに、彼女なりの友情への返答があるんじゃないかなあ、と思ったり。

さて、物語の方はだんだんと「敵」の存在が見え隠れしてきた模様。敵に動きがある、というよりも第四真祖に古城がなってしまった事から含めて、獅子王機関や戦王側の目論見、これまで起こった事件がすべて、何らかの「大敵」の出現に備えるためのプロセス、みたいな様相を呈してきてるんですよね。此処に至ってまだ、古城が第四真祖になった時の話も、元の第四真祖と古城がどういう関係にあったのかも語られない事が、逆にその事がこの作品の核心を担っている、とも捉えられるのですが。
いずれにしても、そろそろ本格的な動きが見られてもイイ頃かも。ある意味今回の監獄結界の解放も、仙都木阿夜と南宮那月の云々であると同時に、ある人物を解き放つ事にこそ意味があったようですし。
まあそれよりも、そろそろ浅葱さんのターンじゃありませんか?

1巻 2巻 3巻 4巻感想

ストライク・ザ・ブラッド 4.蒼き魔女の迷宮 3   

ストライク・ザ・ブラッド 4 (電撃文庫 み 3-34)

【ストライク・ザ・ブラッド 4.蒼き魔女の迷宮】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫

Amazon

祭りの夜には異変が起きる!
大混乱の魔族特区に現れた、古城の幼なじみの秘密とは!?


 間近に控えた魔族特区の祭典“波朧院フェスタ”の準備で盛り上がる絃神市。祭りにあわせて小学生時代の古城の親友、仙都木優麻が絃神島を訪れる。古城が旧友との再会を喜ぶ一方で、担任教師の南宮那月が失踪。さらには謎の時空の歪みが、魔族特区を脱出不可能の迷宮へと変えていく。そして優麻との接触によって、“第四真祖”暁古城の肉体に起きた異変とは──!?
 常夏の人工島で繰り広げられる学園アクションファンタジー、待望の第4弾!!
ちょっ、浅葱さん放置かよ!! ついに口絵からも消えてしまいましたし、古城が彼女に自分の正体を話す件とかどうなったんだよ。告白の方も有耶無耶の内に流されちゃってるし。これは、浅葱が不憫だ。かと言って、雪菜が優遇されているのかというとそうでもなく、今回は古城にしても妹の凪沙にしても、訪ねてきた幼馴染の優麻にかまけてしまっているので、雪菜も微妙に放置プレイ。さらには中盤以降は古城がえらいことになってしまうので、いつもみたいに嫁プレイでイチャイチャというわけにもいかないので、なんだか悶々としてしまった。
浅葱はあれか、モグワイの機転で睡眠中のすっぴん無防備な可愛い顔を古城の携帯の待ち受けにして貰ったのが唯一のポイントか……って、それ本人にとっては爆死ものだろうにw

しかし、フェスタの最中に発生したこの空間トラブル、よくまあ大事故にならずに済んでいるものである。幾ら大きな魔力を有しているものほど強烈に作用してしまうという特性上、無差別に発生しているわけではないにしろ、魔族特区という土地の特性上魔力を持ってる人は少なくないでしょうし、それでなくても祭典で特区外からの観光客が流入してお祭り騒ぎのさなかである。基本的にヤラレ役な特区の治安維持組織だけれど、こういう地味な統制力は優秀なんだろうなあ。
むしろ、鳴り物入りで登場したくせに、お姫ちんたちにけちょんけちょんにやられてしまった魔女姉妹の三下っぷりにこそ涙を誘われる。まあこれは、お姫ちんや紗矢華が格上だったってだけなんだろう。これまで紗矢華や雪菜の獅子王機関の剣巫たちは部の悪い戦いばかり強いられてきたけれど、本来ならこれぐらいやすやすとやって退ける実力者なんですよね。そう考えると、古城の周りには相当の実力者が揃っていると言えるのだろう。雪菜や凪沙の担任の先生までチートクラスの抗魔官だったというのは驚かされたけれど。しかも、拳神系ってw
そんな古城の周りの人間の中でも最も際立った力を有していたのが「空隙の魔女」こと南宮那月先生だったわけだけれど……今回の話、那月ちゃんメインって、全然登場しないじゃない! しかも、出た途端エラいことになってるし。でも、那月ちゃんのビジュアルが予想以上に可憐で、これウルトラストライクだろう。幼女幼女言うから、もっと幼げなロリっ娘なのかと思ってたけれど、ちっちゃいなりに大人の風格みたいなものが漂っているし。三雲先生のロリ先生と言うと、【ランブルフィシュ】のあの先生の驚愕の真実に度肝を抜かれた印象が焼き付いていて、ついつい那月ちゃんにも胡乱というか、こういけない目で見てしまう部分があったのですが(笑 那月ちゃんの真実も負けず劣らず驚愕もので……そうか、この人、26歳のリアル幼女だったのかww
微妙に今回はストーリー進行が甘いというか、進んでいる割に密度が濃くないなあ、と思ってたらこれまでの一冊につき一人の女性を食い物にし眷獣召喚、というパターンが崩れて、まさかの続きものに。ここでパターン崩してきたか。次こそは那月ちゃんメインで行って欲しいところです。つまり、年上のリアル幼女先生を食い物にww

1巻 2巻 3巻感想

ストライク・ザ・ブラッド 3.天使炎上 3   

ストライク・ザ・ブラッド〈3〉天使炎上 (電撃文庫)

【ストライク・ザ・ブラッド 3.天使炎上】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫

Amazon

敵は天使! “第四真祖”暁古城消滅の危機に雪菜は!

 南宮那月の助手として、絃神市上空に出現する怪物“仮面憑き”の捕獲に協力することになった古城と雪菜。しかし古城の眷獣でも倒せない“仮面憑き”を相手に思わぬ苦戦を強いられる。そんな彼らの窮地を救ったのは、暁凪沙の友人だという叶瀬夏音だった。
 そして失踪した夏音を追う古城と雪菜は巨大企業の策略で、二人きりで無人島に置き去りに──!?
 世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第三弾!

おいおい、やっぱり眷獣一匹につき新しい女性と吸血行為をしなきゃいけないのか。一度血を吸った女性ともう一度吸血行為をしても新しい眷獣は目覚めない、と言及されちゃったからなあ。これでほぼ確実に12人の女性の血を吸わなければならなくなったわけだ。そんなに沢山の女の子どうするんだよ!? と思ったんだけれど考えてみたら既にまだ血を吸ってない女性キャラが五人ほど居るわけで、あと四人ほどキャラが増えればいいという計算になり、あれ、そこまで無謀じゃない? いやいや、十分無謀ですw
でも、前巻の雪菜は同じ人物でも何らかの効果があるっぽい事言ってたんだけどなあ。今回の三番目の眷獣「龍蛇の水銀」は二頭の蛇という、ちょっと特殊な眷獣だったので、二人分の乙女の血が必要だった、という可能性もあるわけで。まあまだその辺りの設定は静観だな。
前巻の終わりで、悪友という関係だったはずの浅葱が気合入れて告白してくれたお陰で、古城もさすがに彼女の好意に気が付かないわけにはいかなくなったので、ついに全部浅葱のターンはじまったか!? と思ったのに、逆に第四真祖という秘密を抱えた古城が、浅葱とどう接するかに非常に慎重になってしまったために、事件に巻き込まれた件もあってか、何だかんだと浅葱さんの出番がーー!!
いやまあ仕方ないっちゃ仕方ないんですが、途中自分の女性関係そっちのけで妹の男性関係の方に頭に血がのぼって掛り切りになってしまっていたのは、お前シスコンもいい加減にしろよ、と言いたい。
結局、腹を括って浅葱に自分の秘密を明かす決意を固めた古城ですが、それだけ浅葱には誠実でありたいという心映えが見えたので、その点は評価してあげたい。浅葱に距離を取られる恐れのみならず、彼女から妹にまで秘密が流れる危険性も鑑みながら、どれだけ怯れられてもそういう真似はしないと彼女を信じたわけですしね。
もっとも、さすがに吸血鬼化しているとまでは想像していないでしょうが、浅葱も古城が面倒な事情に巻き込まれているだろうことはいい加減察するくらいには此方側に踏み込んできちゃってますしね。これは次の巻あたりには修羅場かな。
真相を巡る修羅場は次回以降として、既にこの巻では浅葱と紗矢華の愛人対決が。紗矢華さん、本来なら登場する予定なかったそうなんですが、なんか勝手にうろちょろ現れてきたらしい。やたらちょろい娘さんのくせしてなんだこの一匹見たら百匹いるよー、な繁殖力は(笑

浅葱の本気を突端にして俄に騒がしくなってきた古城の周囲に、正妻としてはヤキモキするばかり、な雪菜を堪能する回、と捉えるべきだったんでしょうか、今回の話しは。古城のシスコンさに呆れ返り、浅葱との急接近には焦燥を募らせ、姉貴分である紗矢華とのやり取りにはヤキモチを焼き、他にもどんどん遠慮無く近寄ってくる新キャラの攻勢などもあって、雪菜の内心は落ち着く暇もなさそうで、古城の後ろをずっとくっついて歩きながら概ね拗ねっぱなしの嫁は可愛かったです、はい。ふてくされているわりに、ちょっと構うとすぐに機嫌を直してくれるあたり、この子もチョロくなったよなあ、としみじみと思いながら。でも、ふたりきりで無人島に置き去りに、という絶好のシチュエーションに見まわれながら、肝心なところを姫様に持ってかれてしまったあたりはちょっとかわいそうだった。いろいろ期待してそうだったのに(笑

1巻 2巻感想

サイハテの聖衣(シュラウド)4   

サイハテの聖衣(シュラウド) (電撃文庫)

【サイハテの聖衣(シュラウド)】 三雲岳斗/朱シオ 電撃文庫

Amazon

新感覚・日常系戦場ファンタジー!

 霊獣を封印した破魔の鎧──獣装戦闘服(BUD)。またの名を聖衣(シュラウド)。それをまとう少女たちは獣装巫兵と呼ばれ、謎の妖獣“禍憑妃(マガツヒ)”から日本を守るために、日夜、戦い続けていた。本州最西端にある赤間関市を舞台に、民間軍事会社“極東自衛機構”所属の少女兵士たちの活躍と、コミカルな日々の生活を描いた新感覚・日常系戦場ファンタジー。
『ストライク・ザ・ブラッド』の三雲岳斗が贈る『電撃文庫MAGAZINE』の人気連載作品、待望の文庫化スタート!
うははははっ、面白い面白い!! 三雲さん、元々長年最前線で良作を出し続けたエース格と言っていい作家さんだったけれど、【ストライク・ザ・ブラッド】といいこの【サイハテの聖衣】といい、何か良い意味で安定したというか、面白さにどっしりとした重心が出来たというか、表現が難しいんだけれど作品として多少ヤンチャしてもブレない裾野が広がったというか、兎も角手放しで面白い面白いとはしゃげる安心感が得られるようになってるんですよね。一皮むけたなんて表現は、今更三雲さん程の人に使うのは語弊があるし、ちょい前の【ダンタリアンの書架】や【アスラクライン】から劇的に変わったなんて事も全然ないんだけれど……でも、今年の彼の人はちょっと感触違うぜ、こりゃあ。
というわけで、過酷な戦場に放り込まれた年端も行かない少女たちのシビアな戦争モノ、とおもいきや、あらすじにもある通り、どちらかというとゆるゆるな日常系戦場ファンタジー。
日常系戦場ファンタジーて(笑
てっきり別にシリアスな本編があって、これは番外編の短篇集か、と思うような緊張感のないドタバタコメディなのである。これがまた、抜群に面白い。あれ、そう言えば作者が此処まで一貫してコメディ描いたのって、あんまり覚えがないような。作中の日常回に息抜き感覚で掛け合いメインのコメディを挟むことは珍しくはなかったと思うのだけれど、一作品を全部そのスタイルで構築したのって……あれ? マジでないんじゃないか!? ランブルフィッシュやコールドゲヘナの短篇集がそんなノリだったけれど。そう言えば、あれらの短編、べらぼうに面白かったんだよなあ。あれらを思い出すと、三雲さんがギャグコメ書いて面白くないはずがないのかもしれない。
最前線の落ちこぼれ部隊、というと一癖も二癖もある問題児だけれど実力者揃い、なんてのが定番である。勿論、本作もその流れを踏襲しているといえば踏襲しているのだが……それにしても、四人とも経歴がキワモノすぎるだろう、これ!!
ちょうど四本掲載されているお話は、それぞれメインとなる四人の少女たち、天乃羽々姫、桜狩紗々羅、蓼宮鳴々葉、小揺木音々(全員名前に「々」が付いてるな)の紹介話になっているのだけれど、最初の羽々姫の、所属事務所の破産に巻き込まれて多額の借金を背負わされ、日々借金返済の為に戰う元アイドルという経歴だけでも大概なのに、その後の鳴々葉と音々の経歴がまたひどいのなんの。キワモノのキワミじゃないか、それw
紗々羅の元救国の英雄という来歴がまるで大人しく思えてくるくらいである。
何気にみんな実力者揃いなのはよく分かったが、これは確かに最前線の小さな基地の一角に隔離しておかないと色々な意味で危険過ぎるw

それにしても、この作品の設定の肝は間違いなくこれですよね。聖衣の運用経費の一部が自己負担!! しかも、封印を解除して高出力で稼働すればするほど、支払う毎秒の基本使用料の単価が跳ね上がっていくという。一応、敵である禍憑妃には多額の賞金が賭けられていて、それを倒すことで収入は得られるんだけれど、下手な戦い方をすると儲けるどころか赤字に転落して借金が増えていくという。
軍隊ものにありがちな展開として、上層部の命令を無視して主人公たちが正義感まかせに独断専行で飛び出していってしまう、というものがよく見受けられますが……果たして、そういうシチュで経費が自己負担だった場合、感情任せに突っ走れるのか、なんて想像をめぐらしてしまうと、この設定は面白いなあと思えるわけで。
誰かのために命を賭ける覚悟は出来ても、さて誰かの為に赤字になって借金を背負う覚悟は出来ますか?(笑
いや、今のところこの作品でもそんなお話の流れは全然ないんですけどね、ちょっと想像してみたら面白かったので。
それに、お金に関して汲々としているのは、借金大王の羽々姫だけで、他の三人はそのへん切羽詰まってるどころか何だかんだと儲けてるっぽいので、余裕を通り越してあんまり考えてないみたいですし。……羽々姫は、儲けるどころかどの話でも何故か赤字にしかなってないような気がするぞ、大丈夫かおい。お金に対して切実で必死なわりに、吝いわけじゃないんですよね、羽々姫って。思い切りがいいというか、掛金には糸目を付けないタイプというか。何気に封印解放や大技を放つ事に躊躇しないもんなあ。この思い切りの良さは、さすがはアイドル業界で前張ってきただけあるのか。それが決して良い目に出てないあたりは不憫極まりないですが。貧乏設定が色々と可哀想すぎる。雑誌も金が足りなくて買えないとかw 当人、チャラリャラしたところが全くなく、むしろ真面目で折り目正しいタイプだけに、落ちぶれたアイドル観がパねえwww まあこれでめげないし口も悪いし度胸もあって肝も座っている、とその逞しさが悲惨さを補って余りあるんですが。
でも、幸薄いタイプだよね。一応、見た目的には鳴々葉の方が薄幸そうと表現されているんですが、明らかに羽々姫の方が毎回ひどい目にあってるしw 極めつけは第四話。未だかつて、ギャグキャラでもないのに、特に強大な敵が襲ってきて特攻しなければならない絶体絶命の状況というわけでもないのに、人間爆弾にさせられた主人公はお目にかかった事ないよ!?
もう笑った笑った。
四話のしっちゃかめっちゃかさは極まってるよ、これ。とりあえず、作者は名探偵コ◯ンばっかりネタにしないで(面白かったけど)、ちゃんと自分がノベライズ書いた絶チルの方を弄りましょうよ(笑

非常に楽しかったので、次回以降も実に楽しみ。【ストライク・ザ・ブラッド】ともども楽しみなシリーズが出来たものです、うはうは。

ストライク・ザ・ブラッド 2.戦王の使者4   

ストライク・ザ・ブラッド 2 (電撃文庫 み 3-31)

【ストライク・ザ・ブラッド 2.戦王の使者】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫

Amazon

新たなる監視者の襲来、そして魔族特区の危機!
注目の大人気シリーズ、待望の第二弾!!


 監視者・姫柊雪菜につきまとわれる生活にもようやく慣れて、平和な日常を取り戻しつつあった『第四真祖』暁古城の前に、欧州の真祖『忘却の戦王』の使者ディミトリエ・ヴァトラーと、彼の監視役・煌坂紗矢華が現れる。なぜか古城に異様な興味を示すヴァトラーと、そして親友の雪菜を守るためにと古城の命をつけ狙う紗矢華。しかし彼らの到来は、絃神島の存亡をかけた巨大な陰謀の前触れに過ぎなかった──。
 世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第二弾!
やっっべえわ、これやっべええわ!! 

姫柊雪菜は俺の嫁ぇぇ!!!

こりゃあかん、思っても言っちゃあ恥ずいだけのことを思わず絶叫させられてしまった程に、雪菜が強力すぎる! なんという俺嫁力!!
まさか伝説の「嫁ヒロイン」こと【世界平和は一家団欒のあとに】の柚島香奈子に匹敵するほどの「嫁属性」の持ち主が現れるなんて。一巻の時点では確かに図抜けた可愛らしさのある強力なヒロインだったけれど、嫁属性はなかったはずなんですよね。それがどうしてこうも一変してしまったかというのを振り返って見るならば……あれだよね。血を吸ったのが決め手だよね。
それまではお人好しの世話好き成分を炸裂させていながらも、あくまで古城は監視対象であり感情を挟んではいけないというターゲットだったのだ。本音の方はもうだいぶ最初の方に彼に感情移入してしまっていたとはいえ、生真面目な雪菜のことである。建前をもって自分を律していたのだろう。それ相応の距離感を保っていたのだ、それまでは。
が、あの吸血行為を自分から申し出ることで、枷を外してしまったのである。身も心も捧げるだけの覚悟を決めてしまった、というのは余りにも大げさだけれど、この人は自分が傍であれこれ面倒みてあげないと「ダメ」な人だ、という位の事は思ってしまったに違いない。
そうなれば、保っていた距離感などもう無きに等しい。幸か不幸かあるいは必然か、暁古城という男は実に面倒見甲斐のある男なのだ。迂闊でズボラで面倒臭がりで怠け者、そのくせ従順で言われたことはちゃんとやるし干渉されてもお節介だと嫌がらない。何気に目ざとく、女心を擽る言動に長けていて、見返りをちゃんとくれるんですよね。だから、傍にくっついて面倒を見ればみるほどうんざりするどころか逆に嬉々としてさらに手をかけてしまうというズブズブ余計にはまっていくという調和のとれた循環が発生するのだ。
これも自然の摂理である。駄目男万歳?
建前としては残しつつも任務だからとか社会のためだからという義務感、使命感、正義感から離れ、せっせと男の面倒を見ようとするのは、そりゃ嫁だよね。嫁属性もついてしまうのも無理からぬこと。
お小言をくれながらぴったり寄り添っててきぱき面倒みてくれる後輩の子って、素晴らしいですよね、うんうん。
自分、妹キャラですらない後輩キャラって今までピンと来たことなかったんだけれど、これは良いわ、最高だわ。媚を売らず毅然として甘えを見せない年下の娘が、拗ねたり嫉妬したりするのって最高ですよね!!
女の嫉妬ってどうしても不細工に見えてしまうものだけに、嫉妬する姿こそが一番可愛いって、最強じゃね?

ちょっとこの作品の方向性、見誤ってたかもしれない。現代伝奇の王道路線を本気で極めるつもりで、バトルや世界観の設定重視で進行するのかと思ってたんだが……作者が一番渾身の力振るってるのって、明らかに雪菜のシーンですよね、これ? 雪菜を如何に可愛くラブコメってみせるかに、一心不乱に力入れてますよね? 
そして、その成果の強力なこと強力なこと。一巻では三雲さんほどの古豪が本気でベタなバトルもの書いたらこんなに面白いのかと仰天させられたものだったけれど、二巻では三雲さんほどの古豪が本気でラブコメ書いたらこれほどのものを仕上げてくるのかと驚嘆させられましたよ。前にも書きましたけれど、この作者さんって男女関係のあれこれをちゃんと「ラブコメ」で綱引きさせてる作品って珍しいんですよ。だから、この人がガチでラブコメしてくるのって新鮮だなあ、くらいの感覚だったんですが、新鮮どころじゃないや、これマジやっべえ、のレベルですわ。ベテランすげえ。

しかし、獅子王機関ってもっといかめしい感じの組織だと思ってたんだが、やってることを見るともしかしてこいつらただの「面白ろ組織」なんじゃないだろうな!? 一応、ふざけてるんじゃなくてちゃんと真剣で深刻な理由があってこそ、雪菜や紗矢華に秘めた目的を以て派遣した、というのは理解しているつもりなんだが、現実になにをしているかというと……。
「してやったり」みたいな顔をしている気がしたんだが、あんたらやってることただの女の子の斡旋と手回しだけですからね? 
にしてもだ、斡旋するべき人材の選定は実に見事。よくもまあ、あそこまで攻魔師としての実力と、女の子のチョロさを兼ね備えた娘さんを何人も抱えているものだ。ってか、雪菜も相当だったけれど、それを上回る勢いで紗矢華さんチョロすぎ!(笑 しかもヘタレだし! 

その点、浅葱は気合入ってたなあ。随分と一人相撲してばっかりだったので、そのまま迷走するのかと思いきや、腹据えてモヤモヤ吹き飛ばした途端、躊躇わずに行動にうってでましたよ、かっけえーー!
いやあ、男前の姐さんキャラかと思われた紗矢華がただのヘタレだったんで、その分浅葱の女っぷりが際立ちました。嫁についてはもう雪菜の独壇場なんだが、青春の甘酸っぱさでは全然負けてない、負けてないよ浅葱さん! この二大巨頭対決は何気に甲乙付けがたいなあ。紗矢華は愛玩動物扱いでOK?

一巻の段階ではあんまり立場なくてどうするんだろうと思っていた妹が、けっこう重要なポディションっぽかったのが発覚したり、アスタルテが再登場どころかかなり目立ってて嬉しかったり、三雲定番合法ロリ先生は前科があるのでもしかして子持ちじゃねえだろうな、とワクワクしたりと……女の子成分高いよね、結構。サブタイトルにあるライバルキャラ、ヴァトラーも決してキャラ薄いわけじゃないんだが、というかかなり濃いんだが、それでもラブコメに食われてた感ありだったかも。この調子で行くと、眷獣一匹に対して女の子一人の血を吸う、という計算になっちゃうんだが、さすがに12人はいないでしょ、多分。雪菜の発言を聞く限りでは、どうやら同じ相手でも別の眷獣に効果あるみたいだし。それでも、次回あたりは浅葱の出番になりそうな。ただでさえラストの展開で、大攻勢が勃発しそうだし。うはは、浅葱プッシュもそれはそれで嬉しいけど、それで雪菜が嫉妬するさまを見れるのはまたそれはそれで悦楽よのうw

1巻感想

ダンタリアンの書架 83   

ダンタリアンの書架8 (角川スニーカー文庫)

【ダンタリアンの書架 8】 三雲岳斗/Gユウスケ 角川スニーカー文庫

Amazon

ある日、ダリアンとヒューイのもとを訪れたカミラ。持参したのは、クリームをたっぷり挟み込んで人気の、缶入りクッキー“ロゼッティ”。中にはカエルが主人公の小さな絵本が入っていた。その表紙の隅には「7」と数字が……クッキーのおまけ絵本は全部で8種類、開けてみないと何が出るかわからない。そしてダリアンとヒューイは“ロゼッティ”を求めて町を出た!  黒の読姫とその唯一人の鍵守の、幻書をめぐる冒険、第8弾!!
今回なんか読んでて違和感あるなあと思ったら、断章がないんだよなあ。あれがあるとないとでは結構読んだ感触が違ってくるんですねえ。何気にあの掌編、毎回面白いし。


第一話「王の幻書」
アフリカの奥地への探検行というと第一次世界大戦前後が一番時代背景的に映えるんだよなあ。
しかし、こうしてハルとヒューイが同時に出演するとハルが頭悪い分、ヒューイのクレバーさが目立つ。本来なら焚書官であるハルの方がダークヒーローのはずなんだけど、ヒューイに良いように利用されるんだよなあ、こいつ。まあ本を焼くような輩じゃ何されても仕方ないか。阿呆だし。傍目には振り回しているように見えるフランですが、あれでこの頑固なバカの扱いに苦労してるんですねえ。


第二話「最後の書」
冒頭の、何かに執着しまくった女の子の登場からまた人間の業の醜さを描いた怖い話になるのかと思ったら、まあ実際人間の業の醜さを描いた怖い話になったんだけど、思ってたのと全然方向性が違ったよ。怖いっちゃ怖いけど全然怖くないよ! というか、幻書じゃなかったよ!!
ダリアンは現代に来ちゃだめだよね、この子。今の時代だと容易にハマってしまうものが多すぎる。カミラもまた余計な物持ってきて。しかし、この絵本も書架に入れるんだろうかw


第三話「永き黄昏のヴィネット」
と、何だかんだと間抜けな話が二つ続いたところで、最後はやっぱりきっちりとダークで悲哀たっぷりな話に。
此処に来て、以前に登場したキャラクターが話をまたいで収斂しはじめましたね。あの女性記者はわりと不幸キャラな立ち位置なんだろうか。オチも彼女だけえらい目合ってたし。登場したどちらの話でも異空間に閉じ込められるというかなりオオゴトに巻き込まれてますしね。
ただ、ここで彼女にもダリアンの正体がバレるとは思わなかった。仮にもマスコミの人間だし、さすがにダリアンの情報をネタにすることはないだろうけど、幻書の情報を持ってくる役として今後も度々登場しそうだな。まさかの幻書泥棒のあの人も登場しましたし、そのうちオールスターキャストの話もあるんじゃないかと期待しちゃいそうだ。


いつもは4話構成のところが3話でちと薄い。やはりアニメ化にあわせて急いで出したんだろうなあ。

三雲岳斗作品感想

ストライク・ザ・ブラッド 1.聖者の右腕4   

ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫)

【ストライク・ザ・ブラッド 1.聖者の右腕】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫

Amazon

世界最強の吸血鬼・暁古城を監視せよ!
先輩、わたしの血を吸ってください……

 “第四真祖”──それは伝説の中にしか存在しないはずの世界最強の吸血鬼。十二体もの眷獣(けんじゅう)を従え、災厄を撒き散らすといわれる幻の吸血鬼が、日本に出現したという。その“第四真祖”監視と抹殺のため、政府・獅子王機関は“剣巫(けんなぎ)”と呼ばれる攻魔師(こうまし)の派遣を決定。しかしなぜか監視役として選ばれたのは、見習い“剣巫”の少女、姫柊雪菜(ひめらぎゆきな)だった。対真祖用の最強の霊槍(れいそう)を携え、魔族特区“絃神(いとがみ)市”を訪れる雪菜。そこで彼女が遭遇した“第四真祖”暁古城(あかつきこじょう)の正体とは!?
うはーーー、ベタだ。近年稀に見るくらいにベタベタだ。世界最強の吸血鬼とか、霊槍とか、剣巫とか、魔族特区とか。今となってはベタ過ぎて、むしろ逆に忌避される傾向にある設定、単語の総浚えだ。さらに言うならこのご時世、こういったベタな設定に敢えて取り組んだ作品は、書き手自身の好きばかりが高じて物語としての体をなしていないものか、或いは教科書通りの面白みも何も無い通り一辺倒の陳腐なお話ばかり。
だからこそ、飢えていたとも言えるのだろう。これら典型的なまでの世界観で繰り広げられる一級のエンタテインメントを。とびきり面白く読み応えのある王道を。
そう、そもそもこの粗筋にあるような、こんな風に並べられた単語の数々を前にして浮かんでくるのは、欠伸や苦笑いなんかじゃないはずなのだ。湧きでてくるのは抑えきれない「ワクワク」であり、胸高鳴るような「ドキドキ」だったはずなのだ。
それを俄に思い出させてくれたのが本作【ストライク・ザ・ブラッド】である。何しろ、手掛けるのは古豪と呼んでもいいベテラン作家の三雲岳斗さんである。先の【アスラクライン】、今度アニメ化なる【ダンタリアンの書架】など、最近では割と一捻り加えた話を書いてきた作者が、今敢えてこうした王道に挑んできた、というのは実に美味しいシチュエーションだ。或いは【レベリオン】や【i.d.】で当時描ききれなかったものを、今だからこそ手がけようという心積もりなのだろうか。ならば本作はまさに、満を持して、送り出されてきた新シリーズというべきなのかもしれない。
これを期待せずして何を期待するのか。

実のところ、ちゃんと「ラブコメ」してるのって作者の作品では案外と珍しいんですよね。その意味でも結構新鮮でした。他の三雲作品のヒロインって、色々な意味で面倒くさかったり非常に難しかったり複雑だったりと、ベタな恋愛にはそぐわないキャラが多いんですよね。ダリアンなんてだいぶ緩い方。【少女ノイズ】の冥とスカはかなり真面目に二人の関係性にスポット当たってたけれど、あれも相当ひねくれた関係だったからなあ。【アスラクライン】は三角関係になってますけれど、あれも意味不明なくらいエキセントリックな繋がり方してましたし。
そう思い返して、本作のヒロインである雪菜嬢を見てみると……もう滅茶苦茶チョロい!! この子、絶対に悪い男にダマされるタイプだぞw
性格は四角四面の生真面目ちゃんにも関わらず、素直すぎて人を疑わないわ、不器用で咄嗟の応用がきかなくてドツボにハマるわ、ガンコな割に強引に押されるとやたらと弱いわ、すぐムキになって目の前の事に気を取られるわ。あれ? 基本性能は高いはずなんだが、ダメっ娘ちゃんなのか!? これで変に意固地だったり、人の話を聞かなかったりしたら可愛げのないただの面倒くさい小娘なのだけれど、雪菜はその点、思考に柔軟性もあるし、色々相手の立場とかも気を使ってくれて、その上ついつい必要ない所まで手を出して助けてくれたり、面倒みてくれたり、お世話してくれたり……この子、多分ヒモとか囲う才能あるよね。お説教垂れながら、なんだかんだで見捨てずズルズルと養ってくれそうだ(笑
そもそも、監視対象、場合によっては抹殺も指示されている相手に対して、この娘アホみたいに不用意に近づくんだもんなあ。監視ってもっとこっそりやるもんでしょうに、あからさまに正体あらわしながらストーカーしてはるしw 腹芸とか隠密行動が苦手を通り越して不可能の領域にまで達していて、しかも自分では全くその事実に気づいていないっぽい。頭はいいし、思考も明晰で判断力も高いのだが、でもアホの子である。
うむむ、かわいいのう。
無理やり迫っても、ダメですダメです言いながら、最終的にううッ仕方ありません、となし崩しに押し倒せそうなほど、ガード緩いし。脇が甘いし(笑
獅子王機関の人らは人を見る目あるわー。なんかもう、天然で据え膳を実践してしまえる逸材じゃないですか。まさに食べてくださいと言わんばかり。
浅葱さん、これちょっと相手悪いよ? もっと積極的に行かないと、中学以来の親友ポディションなんか何のアドヴァンテージにもならずあっという間に持っていかれてしまいそうだ、というかあっという間に持ってかれてるしw

さて、肝心の第四真祖様だが、思ってたのとは状況がかなり違った。真祖様が高校生に身をやつしているのではなく、本当に普通の高校生じゃないか。これは大変だわ。実際、生活かなり苦労してるみたいだし。そりゃ困るよなあ、最強の力なんて普通に生活してたら何も役に立たないし。せめて頭くらい良くなればいいのにね、でも吸血鬼のポテンシャルというのはだいたい身体能力に起因するもので頭脳が明晰になる訳でもないので学生生活には全く寄与しないのである。むしろ夜型の体質が辛い(笑
なんかこう、明らかに雪菜みたいな子が思わず「シャンとしてくださいっ、ほらっ!」とばかりに色々とお世話してしまいたくなるような、気怠そうでいまいちやる気に欠けていてその癖女の子には優しかったり、割と気が回るという母性本能を擽るタイプ。ヒモタイプだよな、ヒモ。女の子に養われるのがやたらと似合う。というか現状だって妹に養われてるような感じだぞw

ダンタリアンの書架 73   

ダンタリアンの書架7 (角川スニーカー文庫)

【ダンタリアンの書架 7】 三雲岳斗/Gユウスケ 角川スニーカー文庫

Amazon

“幻書”の封印のため、名門女子寄宿学校(ボーディングスクール)カドフィール校を訪れたダリアンとヒューイ。ヒューイは夕食会に連れ去られ、一人残されたダリアンに、世話役として手配されていたのはジェシカだった。ダリアンは女生徒の集団に発見・蹂躙され、大騒ぎに。なんとか脱出したダリアンだが、“幻書”が一冊失くなっている! まずは容疑者を片っ端から当たることにした二人は馬術部へ――学園中を巻き込んだ、少女たちの長い夜が始まる!!
ダンタリアンの書架もついにアニメ化か。この作品は比較的アニメにしやすいシリーズだと思うので楽しみだけれど、ヒロインが翠星石だ! とか言われないだろうかw

第一話「災厄と誘惑」
……あれ? 本を置いて最初に見た人間に? じゃあカミラの反応ってオカシイような辻褄が合わないような気がするんだけど? あのあっけらかんとしたカミラがまず見せない反応だったのでだいぶそそられたのだけれど、あれが本の効果だけではないとするなら楽しいんだがなあ。
ネタが明らかにされると、手品の基本的な意識の誘導法に沿うような話なんだが、普通本でそういう発想には至らないよなあ、という意表を突かれる話でした。オチがまた酷いのか秀逸なのか(苦笑


第二話「叡智の書 2」
以前の叡智の書の話は、人が辿り着いた叡智の果てがあんなものだったのか、という失望とも絶望ともつかない哀れな結末だったのだけれど、こちらの叡智の書の使用者が辿り着いた真理はまったく様相を異にしていて、結局人の叡智なんてものは、唯一の真理などではなく人それぞれに様々な形で持ち得るものに過ぎないんだなあ。


第三話「少女たちの長い夜」
ジェシカ再び! この娘は絶対にもう一度登場する、というよりもカミラ並の準レギュラーになると信じていましたが、信じててよかったなあ。また出てきてくれたよ。カミラとジェシカが違うのは、ジェシカの方はヒューイじゃなくてダリアンの相方となるキャラなところ。基本的にダリアンとジェシカって別に仲がいいわけではなくむしろ天敵同士なのですが、ジェシカの面倒見の良さが災いしてか、ワガママで気まぐれなダリアンを突き放せず、どーしても構ってしまうのです。ダリアンも口うるさいジェシカを邪険にしながらも偏見なく自分に接してくるジェシカを嫌えない。ダリアンにとっては唯一と言ってもいい友人ポディションの娘なのです。その意味ではもっと出番多くてもよさそうなものだけど、彼女学生だからなあ。まあ、彼女の通う学校の偉いさんがヒューイの親族なので、機会自体は幾らでも作れそうですが。


第4話「鍵守」
スニーカー廃刊に伴っての雑誌連載最後のエピソード。このシリーズ自体は続くそうですが、果たして短篇集としてはどうなんだろう。一度、長編も読んでみたくはありますが、この短編形式がなくなってしまうのも勿体ないよなあ。
さすがに途中で気づいたものの、これはかなりのミスリード。というか、いくらなんでも似過ぎてるだろう、あの二人。カミラのあの性格というかスタイルって、もしかして勝手にああなったわけじゃなくて、かなり影響を受けたものだったのかしら。しかし、ダリアンの食い意地の汚さといったら。おまえさん、いくらなんでもそこは我慢のしどころだろう(爆笑

ダンタリアンの書架 63   

ダンタリアンの書架6

【ダンタリアンの書架 6】 三雲岳斗/Gユウスケ 角川スニーカー文庫

Amazon
 bk1

保養地として有名な美しい島に招かれた、ダリアンとヒューイ。かつてヒューイの教官だったマクギガンは、ダリアンに姪のリーシアを紹介する――友だちになってほしいと。悪魔の本と少女の冒険、第6弾!


4巻あたりから、表紙絵のダリアンのポーズも趣向に富んできてたけど、今回のはまた飛びっきりに可愛いなッ! 両手にケーキの皿持ってフォークを咥えてって、どうやってそれ以上食べるつもりなんだか、この食いしん坊め。最近、ちと菓子に釣られすぎな気もする、ダリアン嬢。場合によっては本を求めるよりも、食べ物を要求する頻度の方が高いんじゃないかという疑いもw
そのうち、ダンタリアンの書架じゃなくて、ダンタリアンの食料庫にならないかと心配になるぞ(笑
それにしても、彼女のドレス、かなり面白い作りをしてるんだな。今回の表紙絵で後ろ姿がはっきりと描写されていたのでようやくその特殊さに気づいた次第。作りはドレスのはずなんだが、着物みたいに帯で結ぶようになってるんだろうか。ダリアン自体、その正体からすると東洋系のはずなので、このハイブリッドな作りの衣裳も納得といえば納得なんだが。本作も近々アニメ化されるそうだけど、この衣裳でダリアンが動きまわる姿を見れるのはなかなか楽しみである。


第一話【雛形の書】
……こいつ、アホだろう。今度の幻書の所有者は奸智に長けていたのかもしれないけど、幾ら何でも迂闊すぎる。仮にも自分の命がかかっているものなんだから、ちゃんとチェックくらいはしておかないと。校正は大事ですね、という話なのかもしかしてw
さりげに、カミラの兄貴というまたぞろ準レギュラーとなりそうなキャラが登場。あのカミラの兄貴だけあって、またぞろ豪快にして隙のない食わせものだな、おい。あの一族はみんなあんななのか、と思ってしまうところだけど、さすがに一族みんな天然の曲者というわけじゃないらしい。それは良かった、と言いたいところだが、当の食わせものであるカミラとその兄レオンが揃ってヒューイとダリアンをお気に入りにしてしまっているのだから、一緒か。
ところで、作者は今回ゲストキャラにオッサンが多いとのたまっていらっしゃるが、もしかしてレオンもオッサンに含まれるのか? のか?


第二話【柩の書】
そういえば、この作品って地名についてははっきりと表記しないんですね。舞台となる地域の情報はわりと詳しく載せてくれるので、だいたいどこの国の話なのかは分かるのですが。
今回は王国の北西にある火山活動の活発な島国。第一次世界大戦後すぐに独立したばかり、という話から、間違いなくアイスランドのはず。
ちょうど今年、アイスランドで氷河内の火山が噴火を起こして、ヨーロッパ各地に被害をもたらしてるそうですしね。それが元ネタなんでしょう。
まさか、氷原で「館モノ」のネタをやるとは思わなかったけど。幻書が人の妄執によって災厄を招いている話で、こうもホッと温もりを感じるようなハッピーエンドに終わる話はなかなか珍しい。結構このシリーズ、悲劇モノが多いものね。
マグナソン教授は、なかなかキャラが濃い上にウィットに富んだ面白い人なので、また登場してほしいところだけど、地殻学者なんて出番ないよなあ、きっと。
あのシェリーという写真記者は、なんだか怪しいな。姦しいだけの新米にも見えるんだけど、なんでダンタリアンの書架の噂をあんなに的確に知ってたんだろう。それとも、こんな新米記者にも知れ渡るくらい、ヒューイとダリアンの行動は噂になってるんだろうか。結構、欧州各地で派手な事してるといえばしてるから、完全に否定は出来ないが……でも、詳しすぎる気がするんだよなあ。


第三話【人化の書】
第一次世界大戦の悪魔の兵器の遺産がもたらした悲劇と報いの物語、か。たとえ、きっかけが贖罪だとしても、それだけで結びついて居られるほど人間というのは頑強ではない。一緒の時間を過ごす事によって情が生まれ、それは容易に慈愛や親愛へと変わっていく。たとえ、本当の血のつながりがなくても、種族すら違っていても、彼らは間違いなく親子だったのだろう。
そういえば、ダリアンとこんなに波長の合う娘は初めてだったんじゃないだろうか。友達と呼べるような女の子は何人か出来ていたけど、リーシアみたいに最初に顔を合わせた時以外はダリアンが悪態もつかずに一緒に居た相手はいなかったように思う。
さりげに、ダリアンがいつもの衣裳から、普通のワンピースという格好をしたのも初めてだったような。ちゃんと挿絵で描いてくれてるのが嬉しいじゃないですか。


第4話【楽園】
いつも厳しい顔してピリピリと研ぎ澄まされた雰囲気を漂わせているくせに、この焚書官という男は、ちょっと間が抜けてるんじゃないだろうか(苦笑
どうもこう、考えが浅いような、観察眼が乏しいような、迂闊な所が見受けられる。それでも構わず強引に突破してしまうのだけれど、やっぱり力任せだよなあw
過去の幻影に出てきた読姫の名前はフランチェスカ。しかし、今の壊れた読姫の名前はフランベルジュ。炎の名前を関する読姫か。いったい、何が彼女の身に起こり、この男を焚書官などという復讐者にしてしまったのか。
フランの焚書官を見つめる視線が、妙に印象的だった。同士や仲間などでは断じて無く、しかし突き放しているようにも見えず、どちらかというと見届け人という風に、傍でただこの男の行く末を何も言わず見守っているような雰囲気がある。壊れているくせに、狂気よりもどこか達観したような悟ったような印象が、この話で芽生えてきたようだ。


1巻 2巻 3巻 4巻 5巻感想

少女ノイズ4   

少女ノイズ (光文社文庫)

【少女ノイズ】 三雲岳斗  光文社文庫

Amazon
 bk1


ふぅん…………いや、いきなり「ふぅん」はないだろうって話なんですが、読了したあと結構日にち経ってこうやって感想の文章を立ち上げているのですが、未だに考えがまとまらない部分があって、思わず冒頭から考え考えしながら書く事になってしまった。ぶっちゃけ頭の中でグルグル考えてみるよりも、こうして書きながらまとめていった方が思考も浮き上がってくるというものなので、とりあえず書いてみることにしたんですけどね。
結局のところ、スカが冥に惹かれた部分ってどこだったんでしょうね。スカが彼女に魅入られたのは、彼女が活力を放棄し生気を消し去り、死体のように横たわっている姿だったはず。殺人事件の犯行現場を写真撮影する趣味、というより衝動を抱えているスカにとって、冥のそれは色濃く死を感じさせ魂を引っ張られる対象だったはず。
ところが、スカは冥の死の影にこそ惹かれたにも関わらず、彼女が死に引っ張られる事については懸命に阻止しようとするんですよね。彼女が生きてくれる事を心の底から願っている。
だとしたら、スカが冥に魂を惹かれた理由とはなんだったんだろう。そう疑問を覚えると、そもそもスカがどうして殺人事件の犯行現場にあれほど執着するのか、その理由まで疑問に思えてくる。
スカは、少なくとも前半のスカは自分の因業を死に引き寄せられているみたいなイメージを持っているみたいだけれど、もしかしたら違うのかも知れない。本当に死に惹かれているのなら、殺人現場よりも死体そのものに執着しているんじゃないだろうか。あるエピソードでは殺人事件が発生した直後の警察が駆けつける前、死体が現場にある状態で夢中で写真撮影してしまうシーンがあるけれど、あれも死体そのものには関心がなかったのかもしれない。
だとすると、スカが夢中になっているのはどの部分なのか……。
むしろ、彼は死の影に埋没しそうになりながら消えずにある生命の輝きみたいなものを追いかけているのかも知れない。なんて想像を殺人現場と関連付けるのはかなり苦しいとは思うんだけど。

解説の有川浩さんの文言には、さすがに苦笑を禁じなかった。解説ともなると、曖昧に濁すよりもこのくらい極端に放言した方がすっきりしていいのかもしれないけどね。確かに、ミステリーとしての側面よりも冥とスカの関係の距離感にこそ焦点を当てると面白い作品だしなあ。スカも冥も淡々としてクールな二人組なんだけど、二人とも静かに情熱的なところがあるので二人のやり取りは見ていて楽しいし。特に冥は、後半に行くにつれて密かに随分とスカに対する独占欲が強くなっていくのが、些細や言動から伝わってくるので思わずニヤニヤしてしまうこと請け合いである。いや、あの独占欲はけっこう厄介そうではあるけれど。素っ気ない関係の段階ですらこれなら、本格的に繋がってしまった時の嫉妬はちょっと偉いことになりそう。まあ、スカは八方美人どころか興味ない相手には冷たいくらいだから、だいたい大丈夫だろうけどさ。
面白い点というなら、各エピソードの起因となる要素がまた密かに特殊な共通点があって面白いんですよね。
本来ならどれも動機が他愛もあい痴情の縺れなんですが……これに気がつくと、タイトルの【少女ノイズ】というのも色々と意味深な意味合いを勘ぐれてしまうんですよね。悪戯心というか、趣味が悪いというかイイというか。

ダンタリアンの書架 53   

ダンタリアンの書架5 (角川スニーカー文庫)

【ダンタリアンの書架 5】 三雲岳斗/Gユウスケ 角川スニーカー文庫

Amazon
 bk1

幽霊列車の記事を新聞で見つけたダリアンとヒューイ。貨物専用のはずの路線にあらわれた特別急行。飛び乗ったダリアンたちは、車内で幼い少女と出会う! 謎の鍵を握るのは一冊の時刻表? 人気シリーズ第5巻!


今回は準レギュラークラスの登場人物たちが活躍するお話を集めてみました、というテーマらしく、天下無敵の幼馴染カミラに、ポニテ娘の女学生ジェシカ。そして、本編初登場の赤の読姫と教授のコンビというところで、そろそろメンツも出揃ったってところでしょうか。
ちなみに、猫のヒースも追い出されてない所を見ると、ヒューイの屋敷に居着いてある意味準レギュラー化するのでしょうか。

と言うことで、今回も短編四話、掌編三話という構成。ただ、初めて短編全四話ともヒューイとダリアンの話になってますね。


第一話【時刻表】

幼馴染のカミラが如何にしてあのような自由闊達天衣無縫すぎる性格へと至ったのか、が明らかになる過去との邂逅編。
結論、あの性格は生まれつきですw
幼い頃に鉄道事故に巻き込まれ、そこで母親をなくしていると言う壮絶な過去を持っている彼女だけど、別にその事故が彼女の人格形成に影響を及ぼしていたとかそんなことはなかったぜ。
この物語の結果からして、母親があの事故で死んでいようと生きていようとカミラの性格が変わっていない所を見ると、母親の存在はあんまり彼女の人生に影響を及ぼしていないっぽいなあ(苦笑 
ちなみに、ここで出てくる幻書<オールド・ブラッドショウの時刻表>は、世界で最初の時刻表といわれている、かのホームズ氏もご愛用の<ブラッドショーの鉄道時刻表>のことと思われ。


第二話【猫と読姫】

第一話が過去へと紛れ込む話だとしたら、コチラは未来とすれ違うお話と言えよう。
特別な力を秘めた幻書と呼ばれる魔書は、安易に仕えば使用者のみならず周りの人間をも巻き込み破滅をもたらす危険な代物であり、なるべくなら封印されて然るべきものではあるけれども、場合によっては何の力も持たない幻書ではない普通の書物もまた、世界を破滅させる要因に成り得るというお話。
これは確かに、大元の知識を立たないことには絶対に防ぎ用のない問題だわなあ。あからさまに危険な知識と違って、これは予見のしようがないだけに。

ちなみにこの話で興味深いのが、夢のなかのダリアンなんですよね。彼女の正体は壺中の天と呼ばれる宝貝の一種、とされているのですが、もちろんその事実は揺るがないのでしょうけれど、どうもダリアンにはさらに秘密が隠されていそうな気がしてきた。
公主(プリンセス)と呼ばれていたこと。そして、夢の中では彼女の話し方がいつもと違っていたこと。
はてさて。


第三話【航海日誌】
一話に鉄道を持ってきて、今度は船と来たか。これで、旅客機のお話があれば地海空ときて完璧だったのだけれど。
たぶん、また出てくるだろうなあと思っていた女学生のジェシカの再登場回。ヒューイを慕っている事からヒロイン的にカミラの対抗馬になり得る存在かと見込んでいたんだが、どうもこの娘、思っていた以上に小娘だなあ(苦笑
折角のヒューイとのクルージングというシチュエーションにも関わらず、うまいことヒューイに粉をかけるのも失敗して、殆どダリアンと仲良く口喧嘩してるばっかりで。あー、二人とも仲がいいねえ。同レベル(笑 でも実際、ダリアンの口の悪さとジェシカのすぐにムキになって言い返す性格は、今までの登場人物の中でも一番波長が合ってるっぽいんですよね。ダリアンも普段に比べても、ジェシカと言い合ってる様子は楽しそうですし。


第四話【つながりの書】

各所で暗躍を繰り広げていた赤の読姫と教授の二人組と、ダリアンとヒューイが初めて邂逅するお話なわけだが……なんか、揚げパンに全部持ってかれた気分だよ!(笑
一応ダリアン、聖書の一節っぽく「人は揚げパンのみに生きるにあらず―」とか口に出しては言っているにも関わらず、洗脳感染した信者たちがみんな「揚げパン食べたいですぅ」とトリップしているのはどういうわけなんだ?(ww
信者の脳を連結してネットワーク化することで、超高速の演算機として利用すると言うのは最近よく見かけるようになったなあ。とあるシリーズのあれが元ネタなんだろうけど、これのさらに原点ってなんなんだろう。

このシリーズの、というかヒューイとダリアンの面白いところは、彼らが状況に応じて自分たちが持つ必要な幻書を使用することを躊躇わない、ってところなんですよね。第三話でもそうだったけど、普通なら主人公側が使うものとは思えない効果を発揮する幻書を、うまいこと使って難局を乗り切っているのです。この応用能力は瞠目スべきところだし、危険な力を秘めた幻書をただ危険物扱いせず、さりとて必要以上にのめり込まず、あくまで単なる道具として使いこなしているのは、ヒューイという主人公の特殊性でもあるんですよね。

赤の読姫を擁し、幻書を巡る暗躍を繰り広げる教授と邂逅したことで、さて本編が動き出すのかはまだ分からないけど、そろそろ舞台に登場人物は出揃ったという雰囲気ではあるんですよね。
進展を期待したいところでもあるし、でもネタが続くならしばらくまだこの短編形式を続けてほしくもあるし。まあ、その辺はフラットに待つ姿勢でいます、はい。

1巻 2巻 3巻 4巻感想

ダンタリアンの書架 44   

ダンタリアンの書架4 (角川スニーカー文庫)

【ダンタリアンの書架 4】 三雲岳斗/Gユウスケ 角川スニーカー文庫

Amazon
bk1


上流階級の令嬢が集まる寄宿学校に招かれたダリアンとヒューイ。目的は、連続殺人犯ディフリングが持ち込んだ幻書を見つけ出すこと――神出鬼没のディフリングに対し、ダリアンの仕掛けた罠とは――!?


「全寮制の女子校の中にいるのは落ち着かないね」などと嘯きながら、中庭のベンチで優雅に昼寝を決め込んでいるヒューイは、やっぱり大物だと思うんだ。

今回も構成は、ダリアンとヒューイが主体の短編が四本に、焚書官がメインの話が一本。そして掌篇が二本というものに。
これ、スニーカーに連載されていた時とは順番が異なっているんですね。かなり話の内容を吟味して選んで、並べ方にも気を使っているみたい。思えば、前巻も同じテーマの話を持ってきていましたしね。今回も、ダリアンたちの使う幻書の使い方や、一途な愛の行き着く果てなど面白い対比があって、確かにこれはよく構成が練られている。
三話では、またあのヒューイの後輩のアルマン君が登場。こいつ、前回でひどい目にあったくせに、全然懲りてないじゃないか(笑 もうこういう役回りのキャラクターということね。うざいなあ、こいつw しかし、あれだけ邪に幻書に関わりながら、ヒューイたちに助けて貰っているとはいえ切り抜けて生き残っているあたり、しぶといというかタフというか。

と、気を抜いて楽しめるばかりじゃないのが、この【ダンタリアンの書架】。悲劇的な結末が多いのは仕方ないとはいえ、これまではまだ、身の程を知らずに幻書に取り憑かれ、その魔力に魅入られて自滅、もしくは自業自得的に破滅していく人が目立っていたのだけれど、今回の特徴は幻書に認められた適格者であり、その魔性に魅入られる事もなく、ちゃんと幻書を使いこなしていたにも関わらず、悲劇的な結末を迎えざるを得なかったと言うことでしょうか。たとえ、本人がどれほど適正に幻書を使いこなしていても、それによって振るわれる力は超常のものであり、周囲の人間の運命を狂わせていき、引いては幻書の使用者の運命をも狂わせてしまう。
特に四話の「調香師」のマイスターは、ヒロイン格でレギュラー化してもおかしくないくらいキャラも立った人格的にも善い娘だっただけに、けっこうキツい。
焚書官が、幻書を内容のいかんに問わず災厄を招くモノだと断罪しているのも、こうなってくると理解できないでもない。でも、焚書官が問答無用で本を焼くのは、本好きとしてはやっぱり嫌なんだよなあ。こいつ、攻撃するたんびに本を爆破するもんだから、その度に反射的に「うわっ」「うわっ」と思ってしまう(苦笑

毎度の事ながら、短編の完成度には目を見張る。このサイズにきっちりと起承転結のメリハリをつけ、ちゃんと毎回のゲストキャラクターにもキャラが立つのを当然としている。短編って、ほんと難しいんですよね。小説家としての技量が、短編には露骨に出るわけで、やっぱり作者は上手いんだなあ、と納得。
ただ、三雲さんって性分として長編向きだよなあ、と思わされるのが、世界観やキャラクターのバックグラウンドを短編連作の作品としてはありえないぐらい細かく煮詰めてる所なんですよね。順調にレギュラーキャラクターも増えてるし。あの叔母さんとか、新ヒロインとして準レギュラー化しそうなジェシカとか、短編連作の作品としてはまず登場しない類の立ち位置ですし。
ぶっちゃけ、次の巻から長編シリーズが始まっても何の問題もないくらいには、既に整備が行き届いているんですよね。
実際、ダリアンの過去を含めて、作品各所にものすごい勢いで散りばめられつつある様々な謎は、それこそ長編に移行しないと収集がつかないというか、物語としてきっちり終わらせるためには、長い話を持ってこないと難しいような気もするんですけどね。
いや、単に長いのも読みたいなあ、と思ってるだけなんですけど。

それはそうと、今回もカミラ姉さん、出番なかったじゃないかー! 掌篇には出てますけど。いや、あの短いシーンだけでカミラが普段どういう生活しているのかが丸分かりになる、というのは凄いと思うけど。姉さん、ホントに天衣無縫だなあ。

アスラクライン 13.さくらさくら4   

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)

【アスラクライン 13.さくらさくら】 三雲岳斗/和狸ナオ 電撃文庫

Amazon
 bk1

 新たな機巧魔神(アスラ・マキーナ)《黒鐵(クロガネ)・改》を手に入れ、二巡目の世界へと帰還した智春たち。そこでは洛芦和高校の生徒たちが、洛高最大のイベントであるクリスマスパーティの準備に勤しんでいた。一見なにもかわらぬ平穏な日常。だが世界の崩壊の予兆は、そのときすでに智春たちの世界にも訪れ始めていた。
 非在化を始めた世界。虚空に浮かぶ機械仕掛けの巨大な腕。そして魔神相剋者と化した炫塔貴也、自らの目的を果たすために建てた巨大な塔……。
 かつてない世界の危機を前に、操緒と智春が選んだ最後の決断とは……!?。シリーズ衝撃のクライマックスへ!!


このシリーズ、当初から水無神操緒の立ち位置がわかんなかったんですよね。幼馴染にして智春に常時くっついて離れない幽霊(ベリアルドール)であるにも関わらず、智春が奏をはじめ、杏や佐伯妹といった女性陣が接近しても、多少状況によって邪険にされてムッとすることはあっても嫉妬したり女の子と仲良くすることを嫌がったりはしなかったわけです。それどころか、奏との関係なんかを茶化したりからかってたりすらしていて、これはもしかしたら操緒はトモに対して広大な親愛こそ抱いていても、女性として男性に向ける愛情は抱いていないのかもしれない。そもそもヒロインじゃないのか? とすら首を傾げる事度々で、二人の絆やつながりの深さは回を重ねるごとに伝わって来たものの、あの操緒の頓着の無さは一体なんなのか分からないまま、ついにこの最終巻まで来てしまったわけですが……。
此処に来て、トモと奏がついに結ばれたときに操緒が不敵な笑みを浮かべて呟いた一言で、一気にこれまでのあの操緒の態度の意味が、余裕の秘密が理解できました。

この女、おっそろしいなあ!!

いやあ、完全にこの操緒という少女のキャラクターを見縊ってました。あっけらかんとして執着だ女の業だのとは縁のない娘だと思ってましたけどとんでもないとんでもない、このシリーズに登場した女性の中でも図抜けて情念に満ちた怖いくらいに「女」そのものじゃないですか。
うわぁ、鳥肌たった。いろんな意味で。
男女関係でここまで揺ぎ無い自信と受容力と諦めを同時に持ち合わせるか。普通、ああ言う事を言ってしまう女性と言うのは大概受け身なんだけど、操緒はその点まったく違うもんなあ。いやあ、これは参った。確かに想いも身体も両方とも、奏と結ばれたにも関わらず、全部操緒に持っていかれた感じ。敵わんわ、これは。

なるほどつまり、そうかそうか。一巡目の智春が何故失敗したのか、二巡目の智春はまた違う見解を示しているけど、きっと多分それは、何の根拠も論理的でもないけれどこの一言で全部説明できるんじゃないだろうか。
すなわち、一巡目のトモには操緒がついていなかった、から。
二巡目の世界に来て、ついに言葉すら交わすことなく死に別れてしまった二人。環緒の最期の凄絶さは二人の関係の凄まじさをあらわしていたと同時に、二人はやっぱり一緒にいなきゃダメだったんだよなあ、と思い知らされた。
そして、ここでの二巡目の操緒の台詞や態度もまた凄まじい。それは冒頭で描かれる、操緒がベリアルドールになった時の話にも通じて、操緒が秘めていたトモへの想いの揺るがなさを示している。覚悟をすらも必要としない、当然にして必然、この世の摂理そのものであるかのような、その揺るがなさは、確かに余人が入る隙間が微塵もない。そして、間に割ってはいるようなことさえしなければ、この娘はトモとつながるあらゆるものを受容するのだ。それはもう寛容や許容ですらないのだ。ぶっちゃけ、相手にしていない。鼻にもかけていない。
そして恐ろしいことにその自信は独り善がりなどではなく、完全に双方向なのである。トモにとっても、別に恋人を作りその人を大切に思い愛したとしても、それと操緒はまた完全に別枠なんだから。
そりゃあもう、敵うわけがない。
加えて、こんな関係を受け入れられるのは、まさに奏しかいないわなあ。彼女のマイペースで余人とかなりピントの外れた鷹揚さがなければ、気が狂うぞ、これ。杏なんかも大概大らかだから大丈夫かもしらんが、佐伯妹じゃまずもって無理だわなあ。

と、操緒の正体に戦慄しっぱなしだった最終巻ですが、さすがクライマックスだけあって数々のなぞが一気に明らかに。と言っても、不明のまんま終わった設定も数あるんですが。その辺は、短編集や後日譚で明らかになるんだろうか。
なんにせよ、この最終巻で明らかになった最も大きい謎は、朱浬さんの正体だろう。てっきり単純に瑶が誤解していただけで、朱浬と紫浬が入れ替わっていただけだと思っていたんだが、真相は遥かに複雑怪奇に入り組んでいたわけだ。なるほど、単に瑶が誤認していたわけじゃなかったのか。確かにあれだけ仲が良く、生前は二人の区別がちゃんとついていた瑶が、なんで朱浬と紫浬を間違えたのか理由がわかんなかったもんなあ。

そして、大切な人を失って道を誤った部長や冬流会長と違い、一連の戦いの中で同じく大切な人を失った佐伯兄や、雪原瑶はちゃんと残された想いを違えず、自分の為すべきことを為していく。佐伯兄は、今回かっこよかったなあ。あの登場したときは融通利かない大迷惑だった人なのに、ラストでの頼もしさは素晴らしかったです。

しかしこれ、ラストは決して大団円じゃないんですよね。失われた命は戻らないし、悪魔の進行した非在化の症状は治らないわけでしょ。氷羽子や真日和の彼女の風斎美里亜はこのままじゃ長くないんだろうし。せめて非在化の件は後日譚で何とかして欲しいなあ。
心なしか急ぎ足に見えたのは気のせいなのかな。一巡目に戻ってからももう少し続きそうな感じだったんだけど。最後の書き方は、賛否あるように思えるし。それも、後日譚次第になるんだろうけど。
これは、なんとか出して欲しい。

和葉のエピソードは、どうもあとがきの内容からすると最初から考えられていたようで、だとすると彼女の出番が極端に少なかったのは最後のためだったのか。不憫な(苦笑
彼女の詳しい事情に関しても結局何一つ明かされないまま謎だけ増えたので、これも後日譚で……って、もう一つ書かなきゃ始まらないじゃないですか。出してくださいよ、お願いしますよ。

10巻 12巻感想

ダンタリアンの書架 34   

ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)

【ダンタリアンの書架 3】 三雲岳斗/Gユウスケ

Amazon


第4話「魔術師の夜」の凄まじすぎるオチに七転八倒w
いやあ、幻書という異端の力を秘めた書物によって引き出される人の欲望の醜さを散々見せつけられる話が多い中で、この話に出てくる人々の誇り高く雄々しい魂の輝き、愛に準じる紳士の中の紳士とも呼べる姿。同じ女性を愛した者同士、本来なら敵にも関わらず協力し合い、愛を奪い去ろうとするに難き大敵に、力及ばずとも立ち向かおうというその姿に、柄にもなくやべえ、こいつらかっこいいぜ、と目尻に浮かぶ涙なんぞチッシュで拭いながら読んでた、その結末たるや……なんてこったいww

同じ愛にまつわる物語にも関わらず、第1話「換魂の書」とのあまりにもあんまりな様相が違うんだよなあ。1話の結末のやるせなさ。異常にして執拗な愛の形と、お互いを慈しみ、お互いを守ろうとして叶わず、ひとつに混じり合い消えていったその形の切なさに対して、あれはなあ(苦笑
まあ、愛情にも色々と形があるということなんでしょう。まったく、身も蓋もないけれど。

面白いのは、今回それぞれ元ネタがあるってところですよね。第1話はミザリー。第4話は竹取物語ですか。
なんかアレな話ですけど、第4話って今後の展開的にもけっこう重要な回のような気もします。幻書という魔法の本があるんだから、ああいう存在もいておかしくない、というのは想像して然るべきだったのかもしれませんけど、この話で出てくるのはなんだかなあ(苦笑
まあ、当人の品や格が落ちるようなものではなかったのでいいのですけど。でも、あれを作った当人ということで、思うところは出て来てしまうのですがw 所詮アレを作ったヤツだしなあ、というようなw
きっちり因縁も出来てしまったわけですし、またぞろ重要な転換点で顔をのぞかせてきそう。

意外と早々に、というべきなのか3巻にしてようやくというべきなのか。焚書官とダリアン&ヒューイが顔を合わせることに。
でも、ちょっと予想外だったかも。いや、ヒューイという男を見縊っていたというべきか。もっとこう、緊迫感ある対決になるかと思ってたんだけど、ハルの方はその気満々にも関わらず、ヒューイの方が全然相手にしていないのは意外だった。なんか、ハルの方も思いこみ激しいわ、短気で考えが浅いわ、単純で頭悪いわ、と……だめだこいつw
ほんと意外なんだけど、ヒューイの方がこれ、役者が数段上だわ。可哀想だけど、ハルくんぐらいじゃまともに相手してもらえないよ。良いように手玉にとられるのがオチだわ。ヒューイがこれほど喰わせ者だとは思わなかったなあ。いや、考えてみれば数々の幻書の持ち主の異常な行状に対して、いつも冷静さを失わず、なんだかんだと飄々と対処し片付けてきた実績を思い返すなら、この男の底知れなさというのはもっと早くに認めておくべきだったかもしれない。ダリアンの我儘に付き合わされてる姿をいつも見せられていたので、なかなか正当な評価というのを見つけられなかったのかもしれないけど。

うーん、そう考えるとこの3巻では出てこなかったあの幼馴染は、やっぱり大した大物なのかも。このヒューイを散々いいように振り回すんだから。それこそ、ある意味ダリアンよりも自由闊達に。
ということで、次回は出してくださいよカミラ姉さん。と希望しておこう。

アスラクライン 12.世界崩壊カウントダウン4   

アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)

【アスラクライン 12.世界崩壊カウントダウン】 三雲岳斗/和狸ナオ 電撃文庫

Amazon


キツいなあ、これはキツい。一順目の世界で出会う人たちは、みんな二順目で智春が知っている人ばかりにも関わらず、みんなやっぱり違うんですよね。敵だった人、敵になった人。裏切った人、味方だった人。既に死んでしまった人。ベリアル・ドールだった人。
二順目の世界って、凄絶な世界だったんですねえ。あそこでは、多くの人が多くのものを失い、傷つき、そして死んでいってたんだ。
大切なものを失わず、平穏な、平和な日常に暮らす人たちの姿は、逆に二順目の世界で失ったものの大きさを思い知らされるようで、やりきれないたまらない。
救いがないのが、この平穏な世界はすでに滅びが決定しているということ。二順目の世界よりも一年近く進んだこの世界は、既に崩壊が始まっている。ここに暮らす人たちは、遠くない未来に世界の非在化に飲み込まれて消滅してしまう運命にある。
だからこそ、この智春が生まれた世界。二順目の世界が生み出されたわけですから。

哀音は、いずれ出てくると思ってたけど、出てきたら出てきたらで、予想していた以上にショックだったなあ。ほんとに、この娘、性格は操寄りだったんだなあ。明るくあっけらかんとして眩しくて……。

そして、黒崎姉妹の姿。こっちじゃ、紫浬はベリアル・ドールにはなっておらず、朱浬さんもまた生身の体の普通の女生徒なわけで。そもそも、二人が入れ替わってることもないんだよなあ。智春は知らなかったんだっけか。
こちらの世界での朱浬(紫浬)に出会ったときの智春の、なんか心ズタズタにされたような反応見てると、やっぱりあの惨劇で彼が一番ショック受けてたのは、朱浬の死だったんだなあ、と実感させられる。なんだかんだと、朱浬のこと慕ってたんだよなあ、智春って。
一応、希望があるみたいな話が出てきてるけど、ここで感じてる智春の喪失感、哀しみ、悔しさは本物なのですから、しっかり飲み込んで欲しいなあ。

そして、さらに明かされてく世界の秘密。世界崩壊の真相。世界救済への手立て。アスラクラインが持つ力の本当の意味。
怒涛の展開なんだけど、それに押し流されながらも智春は今までにない頼もしさで立ち向かってくれるんですよね。そりゃあ、あれだけ酷い目にあい、大切な人たちを失って、残された大切なものさえもこれから失おうとしているのに、ぼんやりしているままなわけないよな、主人公なんだから。

世界はまだ、滅びていない。一順目の智春は、自分の世界を見捨ててきたのではなかったのだ。彼の遺志を継ぎ、多くの人の想いを背負い、世界を救う覚悟をきめて、智春は再び旅立つ。操とともに、奏とともに。
と、こう書くと次こそ最終巻、って感じなんだけど、あとがき読む限りはまだ終わらなさそうなのが凄い。

凄いと言えば、智春ってすごいですよねえ。こいつ、操に関しては完全に常に傍にいる存在と考えてるんだよなあ。好きとか嫌いとか異性だとか恋人という範疇から、度外視してる。幽霊という状態で常に傍らにいたからこそ育った感性なんだろうけど。奏に好きと告白しながら、操が傍に居続けることには疑いすら抱いていないんだから。
こいつ、もし操がベリアルドールから人間に戻ったとき、二股状態になるというのをまったくわかってないよな(苦笑
笑ってしまうのは、その辺の葛藤は、既に操と奏の間でなんやかんやのうちに解決してしまっているところか。
在る意味、その感性こそが智春こそまさにアスラクラインに相応しい、と言える部分なのかもしれないけど。
荽塔貴也にしても、加賀篝隆也にしても、自身のベリアルドールと契約悪魔との関係は、いささか問題あったからなあ。


ダンタリアンの書架 24   

ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)

【ダンタリアンの書架 2】 三雲岳斗/Gユウスケ スニーカー文庫

Amazon


少女の胸に封印されるは、悪魔の叡智の図書館
屋敷に招かれたヒューイとダリアン。亡き父の残した蔵書の鑑定を求めたのは、エステラという名の美女。隠蔽された血塗られた事件……全ては一冊の本のせい、それとも――。悪魔の本をめぐるダリアンの冒険、第2弾!


ラノベ界の翠星石、ダリアンが往く!
とまあ、戯けた繰り事は置いておいて。前回に引き続き、幻書と呼ばれる悪魔の本にまつわるいくつかの話を綴った短編集の形式で。基本的にはダリアンとヒューイが幻書の回収に赴き、事件に巻き込まれるという形になるんですが、何編かは別の登場人物が主人公を務める形に。
やはり、というべきなんでしょうか。ヒューイとダリアン、前巻の最終話に登場した焚書官のコンビの他に、もう一組存在していたんですな。これは予想して然るべきだったんでしょうけど、自分でも意外なほど頭に浮かばなかった。たぶん、ヒューイたちの裏返しみたいな焚書官のコンビが登場したことで、もう一組いる可能性を無意識に排除してしまっていたようです。前巻ではヒューイたち、幻書の回収だけでなく貸し出すこともやってたから、有り得なくもないと考えたんでしょうなあ。何気にヒューイって心底が知れない不気味なところもあったし。
ただ、この巻ではそんなヒューイの過去らしきものも最後の話で明らかになったことで、この一見人畜無害に見える優男も、相当の葛藤と修羅場を潜ってきた輩だったというのがわかって、なんとなくこれまでの違和感にも納得いった感じ。戦争帰りとは聞いていたけど、色々と経験した結果でああした飄々とした性格になったというのなら、ねえ。
他にも、短編の中の折々でその話の本筋とは関係ない部分で、さらっと雑談や独白でこの【ダンタリアンの書架】という物語の根幹にかかわる話がこぼれてたりするので、けっこう気が抜けなかったりもする。
書架の中のもう一人のダリアン。そして、鍵守についてなどなど。

短編の中で一番のお気に入りは、多分これは世間様でも一番人気なんだろうけど【等価の書】の話。まんま、わらしべ長者ベースの話なんだけど、当然のように命を奪われる危険を伴うヤバい幻書を、ヒューイの幼馴染のカミラが手に入れて、<なにか>を手に入れるためにそれを使い始めしまうのを、ヒューイとダリアンが慌てて追いかけるはめに。
このカミラは、前も一回しか出てきてないヒロインなんだけど……いいなあ、この娘は。この娘のあっけらかんとした明るく押しつけがましさのかけらもない善性は、万人分け隔てなく好きになってしまうんじゃないだろうか。それこそ、この物語の登場人物然り。読者然り。
出番の少なさがもったいないくらいに。
まあ、その分、ダリアンが孤軍奮闘。ワンマンアーミー的な勢いで、ツンツンと尖がった可愛らしさを弾幕よろしくばら撒いているので、キャラ萌え分は十分足りているのですが。
でも、このヒューイとダリアンのコンビにカミラが加わったら、さらに効果倍増になると思うんだけどなあ(笑

そろそろ、物語の下ごしらえも整ってきた感もあるので、次ぐらいからダリアンたちが主体となって動く話が出てくるかも。期待。

ダンタリアンの書架 14   

ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫 123-21)

【ダンタリアンの書架 1】 三雲岳斗/Gユウスケ スニーカー文庫

Amazon


【幻書】と呼ばれる魔本を納める<ダンタリアンの書架>の管理者ダリアンと、書架を祖父から引き継いだ青年ヒューイを主人公に、<幻書>に魅入られた人間たちの末路をたどる短編連作集。
最近だと【付喪堂骨董店“不思議”取り扱います】シリーズみたいなタイプの話でしょうか。
ただ、付喪堂骨董店シリーズは<アンティーク>と呼ばれる不思議な道具に翻弄される人を、主人公たちは比較的積極的に助けようとしてますけど、此方のダリアンとヒューイは少しスタンスが違う風なんですよね。
【幻書】と呼ばれる魔本を管理、回収しているこの二人、実のところ幻書に魅入られ、持ち主が人としての境界を越えてしまうことを防ごうという意思がどうにも見受けられない。そもそも、幻書が危険な代物と知りながら、それが人の手に渡ることを阻止しようとしてすらいない。どころか、貸し出しすらしてるんですよね。その結果、相手がどうなるかはあんまり考慮しているように見えない。
かと言って、別にヒューイとダリアンが悪人かと言うとそういうわけでもなさそう。第二話『血統書』でダリアンがシェズに訴えかけた言葉を読むと、人としての当たり前の良心と優しさをこの子は持ってるように見えるのです。でも、そうした優しい心を差し向ける相手というのは、それに値すると見た相手にだけなんでしょうね。幻書に魅入られ境界を越えてしまうような人間は、所詮自業自得。悪いのは書ではなく、それを扱う人間の心の弱さ、と突き放している、というべきか。
ヒューイも、とりあえず資格を持たない人間が幻書を持ってたらえらいことになるから、回収はやっときましょうよ、というスタンスは取ってるけど、けっこう冷めてるように見えるんですよね。幻書そのものに対しても、危険物という認識はあるものの、邪悪なモノ、災厄を振りまく厄介なもの、という認識はなさそう。
わりと飄々とした優男で毒にも薬にもならないような人間に見えるけど、こいつも案外一癖二癖ありそうだなあ。

ダリアン、流し読みしてるとついつい、<ダンタリアンの書架>の名前の由来になった悪魔そのもののように考えてしまうところだったのですが、ヒューイとダリアンの馴れ初めの話である第四話を読んでると、どうやら違うみたいなんですよね。むしろ彼女、殷雷とか、というよりも四海獄と同じ系統の代物みたい。容姿風貌についても、ちゃんと東洋系という描写がなされてるし。
まあ、この性格が典型的な【翠星石】で(笑
言葉使いも、そうなんじゃないかな。彼女のこまっしゃくれたキャラが好きな人は、まずハマるでしょう。

時代背景は、おそらく第一次大戦直後の大英帝国。第五話で戦略爆撃機なんて単語が出てきてたので、一瞬混乱したものの、あの話も多分、ヒューイとダリアンが出てくる他の話と時系列的には同じ時代と思われます。
複葉機の双発爆撃機なんて、第二次大戦じゃほとんど使用されてないはずですし。王都爆撃云々という話が出てるので、多分ロンドン空襲のことなのではないかと。
この五話だけ、出てくる登場人物が違うんですけど、こちらサイドの登場人物から見ると、ヒューイたちって完全悪役なんですよね。
確かに、彼女にちゃんと書の危険性について注意もせず貸し与えた結果、あの惨劇が起こっていたのなら、どうしようもなくダリアンたちが悪いと言えてしまうわけで。
二編の断章も、それだけではよく意味が分からず、まだまだこの物語、浦に何が隠れているのか、その基本構造も見えてきていないんですよね。その意味ではこの一巻、まさしくプロローグでしかないのかも。

個人的には、ちょびっとしか出番のなかったカミラに、今後もっと絡んできて欲しいかなあ。ダリアンとヒューイのコンビはよく完成されてると思いますけど、それだけに引っかき回してくれる人がいると、二人の別の面白いところが見えてきそうなだけに。

アスラクライン 10.科學部カイメツ4   

アスラクライン (10) (電撃文庫 (1603))

【アスラクライン 10.科學部カイメツ】 三雲岳斗/和狸ナオ 電撃文庫


ちょっ!? ちょっ!? ちょっと!?

これは、衝撃的展開だッ!!

あとがきでの作者の言葉じゃないけど、これじゃあ何を口にしてもネタバレだよ。タイトルからある程度不穏な展開を迎えることは覚悟していましたけど……はるかに想像以上でした。そもそも、後半の展開やそれぞれの思惑はまるで予想していなかっただけに、完全に虚を突かれた感があります。
環緒については、前巻で登場した際の纏ってる空気と言うか違和感から、だいたい彼女の抱えていた秘密については察していたんですけど、不覚ながら彼女がそうなら彼も必然的にそうなるという事を、彼の話が出るまでまったく考えていなかったんですよね。そもそも、聞き及んでいた彼の人品と、この世界における彼のキャラクターがあんまりにも違ってたというのもあるんだろうけど。無意識に、その可能性を外していたというべきか。
そもそも、これまでは今のトモが一巡目の世界のナニカを受け継いでいるものと思っていたからして。いや、そういえば最初からトモが二巡目の世界に、と言ってたんだから、完全にこっちが勘違いしてたのか。
だいたい、一巡目、二巡目という表現をされたら、一度完全に世界は終了して、もう一度やり直していると思っちゃうですよ。
それにしても、本当に予想外。正直、あの扉絵は完璧なまでにネタバレしているにも関わらず、いや実際あれが彼女だというのはまあ半信半疑ながら理解していたにも関わらず、あれには彼女なりの何らかの理由があるものだとばかり思い込んでいたので、まさかここまで物凄い大どんでん返しが待ち受けているとは……。
あの人に関しては、本気で完全にノーマークだったもんなあ。
これはもう、本当に科學部の壊滅どころではない、トモたちが何とか維持していた日常の、完全崩壊。完膚なきまでの喪失。
なんだかんだと、私もショックが大きいみたいです。ここまで凄惨な展開になるなんて。いや、哀音が消えた時から、アニアの姉たちが消滅した時から、すでにひたひたとこの破局は始まっていたのかもしれない。
あの暢気な日常風景は、もうすでに実体のない陽炎のようなものだったのかもしれない。
これで、折り返しというんだから信じられないですよ、まったく。てっきり、私は次が最終巻か!? というくらいのテンションで読み終えたというのに。

しかし、未だにこの作品のメインヒロインが奏か操緒なのか判断に苦しむなあ、これ。

絶対可憐チルドレン・THE NOVELS〜B.A.B.E.L.崩壊〜5   

絶対可憐チルドレン・THE NOVELS~B.A.B.E.L.崩壊~ (ガガガ文庫 み 4-1)

【絶対可憐チルドレン・THE NOVELS〜B.A.B.E.L.崩壊〜】 三雲岳斗/椎名高志 ガガガ文庫


……劇場版?
いやいやいや、これは正直驚きました。絶チルの小説化ってことでわりとヌルいコメディタッチの話になるのかと思ってたらどうしてどうして。
ガチで大事件。しかも、かなり重厚でヘヴィな内容。伊達に、自分から書かせてくれって言いだしたわけじゃなかったのか。これ、本気も本気の三雲岳斗だ。
もともと、この【絶対可憐チルドレン】って、ギャグ漫画の仮面をかぶりつつその内実はと言うと、一般人と超能力者の確執みたいなものが作品のテーマのかなり深い部分に食い込んでる、ある種の人種間対立に基づく処々の問題を提起してる作品でもあるんですよね。それを、作者の椎名先生の絶妙なさじ加減でコメディとして気軽に笑って読める作品になってるわけですけど、時折ドキッとするほど鋭くそれらのテーマに食い込んでくる瞬間があるんですよね。
この小説は、まさにその辺をメインに取り込み、本気でガツンガツンとぶつけて組み上げてきた、まさしく大作でございますよ。ものすごい読み応え。というか、この絶チルってギャグ要素を取り除いてシリアスに徹するとここまで凄絶な内容になるポンテンシャルを秘めてたのか。正直、クライマックスの緊迫感は尋常じゃないです。漫画だとギャグで落として一息入れるところが、そういうの無いんだもんなあ。あの間合いは椎名先生にしかできんものだから、真似しようってのがそもそも間違いですし、これはこれで手に汗握るアクション大作のクライマックスそのもので、個人的には大満足だったんですけどね。なにより、一人の男の真摯な願いと、それに応えんとする健気な少女の想いが、エスパーと一般人の関係をめぐる妄念と陰謀に複雑に絡み合って引き起こされる、歯応えばっちりの大事件、大活劇、アクション巨編ときたら、もうたまらんですよ、たまらん。

相変わらず、【ランブルフィッシュ】シリーズなどで見せたように、多数の登場人物に過不足なく見せ場を用意できる三雲氏の腕も衰えを知らず、絶チルの主要なメンバーほとんどオールスターで大活躍。口絵見りゃわかるでしょうけど、本当にオールスターです。ナオミちゃんや賢木といったメインどころだけでなく、ザ・ハウンドの二人やコメリカ合衆国のエスパーチーム、パンドラの澪やマッスルといったところまで。原作の漫画だってここまで一編にこんなにたくさん出たことないっすよ。しかも、本当にそれぞれ活躍の見せ場ありますし。
加えて、小説オリジナルキャラクター。落葉と威河。片やチルドレンと対照をなすヒロインとして、片や圧倒的な存在感を見せつけたボスキャラとして。二人とも素晴らしい存在感を示してて、いや素晴らしかったです、って繰り返してしまった。

想像していたよりも遥かに素晴らしい出来栄えで、絶チルファンとしても三雲ファンとしても大満足の一作でした。しかも、これなら絶チルをまったく知らない人でも完膚なきまでに楽しめると思います。世界観やキャラクターの相関なんかもスルリと理解できるように書かれていますしね。なので、ノベライズだからと二の足を踏んでる人は躊躇わず手に取ってまったく問題ありません。そして、これを機会に原作の絶対可憐チルドレンにもハマってしまえ、とww
これは全力全開でお勧めです。面白かった♪
 

12月2日

左高例
(カレヤマ文庫)
Kindle


芥見下々
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


近藤憲一
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


鈴木小波
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


yatoyato
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


三条陸/芝田優作
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


天望良一
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


猗笠怜司
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


かっぴー/nifuni
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


かっぴー/nifuni
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


山崎将
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


榊健滋
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


三浦糀
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


ソウイチロウ
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


飛田ニキイチ/ELDEN RING(株式会社フロム・ソフトウェア)
(ヒューコミックス)
Amazon Kindle B☆W


松本渚/久部緑郎
(ヒューコミックス)
Amazon Kindle B☆W


成瀬乙彦
(ヒューコミックス)
Amazon Kindle B☆W


浅倉秋成/大沢形画
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


長岡太一
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


鹿島初
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W

12月1日

燦々SUN
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


すめらぎ ひよこ
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


明治 サブ
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


水鏡月 聖
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


花宮 拓夜
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


海山 蒼介
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


ナナシまる
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


はむばね
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


御宮 ゆう
(角川スニーカー文庫)
Amazon Kindle B☆W


鏑木 ハルカ
(角川スニーカー文庫)
Kindle B☆W


たすろう
(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


空埜一樹
(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


桟とび/依空まつり
(B's-LOG COMICS)
Amazon Kindle B☆W


槙島ギン/カンチェラーラ
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


鳴原/軽井広
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


七星郁斗/琴子
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


北国良人/楢山幕府
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


鈴華/香月美夜
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


高瀬若弥/佐々木ラスト
(HJコミックス)
Amazon Kindle B☆W


渡辺つよし/北条新九郎
(HJコミックス)
Amazon Kindle B☆W


三本コヨリ
(FUZコミックス)
Amazon Kindle B☆W


ぎんもく
(FUZコミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月30日

わるいおとこ
(ファミ通文庫)
Amazon Kindle B☆W


吉岡剛
(ファミ通文庫)
Amazon Kindle B☆W


吉岡剛
(ファミ通文庫)
Amazon Kindle B☆W


桜霧琥珀
(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


機織機
(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


力水
(モンスター文庫)
Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W

11月29日

アトハ
(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W


月汰元
(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W


ながワサビ64
(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W

11月28日

逢沢 大介
(エンターブレイン)
Amazon


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月26日

(宝島社)
Amazon Kindle B☆W


はまじあき
(まんがタイムKRコミックス)
Amazon Kindle B☆W


肉丸
(まんがタイムKRコミックス)
Amazon Kindle B☆W


MOTO
(まんがタイムKRコミックス)
Amazon Kindle B☆W


バニライタチ
(まんがタイムKRコミックス)
Amazon Kindle B☆W


芽々ノ圭/ほえ太郎
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


友麻碧/夏西七
(Gファンタジーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


水口鷹志
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


肉丸/ジョーさん。
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


さびしうろあき
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月25日

Schuld
(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


熊乃げん骨
(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


岸本和葉
(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


御堂ユラギ
(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


白河勇人
(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


不手折家
(オーバーラップノベルス)
Amazon Kindle B☆W


たまごかけキャンディー
(オーバーラップノベルス)
Amazon Kindle B☆W


日之影ソラ
(オーバーラップノベルスf)
Amazon Kindle B☆W


森下りんご
(オーバーラップノベルスf)
Amazon Kindle B☆W


ムラサキアマリ
(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


鵜飼有志
(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


黒鍵 繭
(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


志瑞 祐
(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


久追遥希
(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


ぶんころり
(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


ぶんころり
(KADOKAWA)
Amazon Kindle B☆W


理不尽な孫の手
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


理不尽な孫の手
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


七沢 またり
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


北川 ニキタ
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


yokuu
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


巴里の黒猫
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


埴輪星人
(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


ネコクロ
(ブレイブ文庫)
Amazon Kindle B☆W


レオナールD
(ブレイブ文庫)
Amazon Kindle B☆W


とーわ
(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


東條チカ/カルロ・ゼン
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


池野雅博/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


坂野杏梨/逢沢大介
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


いわさきまさかず/矢立肇
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


谷和也/鈴木小波
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


騎羽こうじ/瀬尾優梨
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


ユリシロ/紙城境介
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


犬塚惇平/ヤミザワ
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


福井晴敏/大森倖三
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


雪仁/かがちさく
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


葦尾乱平/涼樹悠樹
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


舘津テト/白青虎猫
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


霜月なごみ/瀬戸夏樹
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


しゅにち/友橋かめつ
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


しろいはくと/大崎アイル
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


びび/五示正司
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


七浦なりな/桜あげは
(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


ちさかあや/大志充
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


日之影ソラ/みつなり都
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


紺矢ユキオ
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


後藤羽矢子/玖珂ツニヤ
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


竹葉久美子
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


Byte
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


仲谷鳰
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


月見だしお/Ceez
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


ぷらぱ
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


緋呂河とも/ながワサビ64
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


高村資本/OKARI
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


蛇野らい/槻影
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


ハンバーガー
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


朱月十話/ROHGUN
(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


理不尽な孫の手/日崖タケ
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


渡航/佳月玲茅
(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


松浦/大堀ユタカ
(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


初鹿野創/椎名くろ
(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


平坂読/さきだ咲紀
(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


はっとりみつる
(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月24日

甲田 学人
(メディアワークス文庫)
Amazon Kindle B☆W


冬馬倫
(メディアワークス文庫)
Amazon Kindle B☆W


紅玉 いづき
(メディアワークス文庫)
Amazon Kindle B☆W


久川 航璃
(メディアワークス文庫)
Amazon Kindle B☆W

11月22日

伊織ハル
(4コマKINGSぱれっとコミックス)
Amazon Kindle B☆W


カワバタヨシヒロ/羊太郎
(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


La-na/南野海風
(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


春野友矢
(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


木城ゆきと
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


石黒正数/講談社
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


石黒正数
(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


皆川亮二
(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


山口つばさ
(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


藤田和日郎
(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


榎本あかまる
(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


田素弘
(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


三原和人
(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


栗田 あぐり
(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W

11月21日

二上圭
(GCN文庫)
Amazon Kindle B☆W

11月19日

Amazon Kindle B☆W


ほのぼのる500
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


佐々木鏡石
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


弁当箱
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


龍流
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W

11月18日

羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


理不尽な孫の手
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


いつきみずほ
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


阪田 咲話
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


七野 りく
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


日の原 裕光
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


戸塚 陸
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


七野 りく
(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


水沢 夢
(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


持崎湯葉
(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


昏式龍也
(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


shiryu
(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
Amazon Kindle B☆W


千明太郎
(チャンピオンREDコミックス)
Amazon Kindle B☆W


眞邊明人/藤村緋二
(ヤングチャンピオン・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


カルロ・ゼン/フクダイクミ
(ヤングチャンピオン・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


福地翼
(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


田中モトユキ
(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


ねこぐち
(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月17日

西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


西尾維新/大暮維人
(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


山本崇一朗
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


久世蘭
(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


ヒロユキ
(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


木南ユカ
(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


裏那圭/晏童秀吉
(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


稲葉みのり
(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


椎橋寛
(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


すかいふぁーむ/ぺんたごん
(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


三都慎司
(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


戸塚たくす/西出ケンゴロー
(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


田尾典丈
(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


福留しゅん/天城望
(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


廣本シヲリ/しきみ彰
(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月16日

村枝賢一/石ノ森章太郎
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


古川五勢
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


小村あゆみ
(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


伊藤京介
(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


sigama
(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


片瀬茶柴/城平京
(講談社コミックス月刊マガジン)
Amazon Kindle B☆W


森下真
(講談社コミックス月刊マガジン)
Amazon Kindle B☆W


ひととせひるね
(講談社コミックス月刊マガジン)
Amazon Kindle B☆W


関口太郎
(講談社コミックス月刊マガジン
Amazon Kindle B☆W


加藤元浩
(講談社コミックス月刊マガジン)
Amazon Kindle B☆W


周藤蓮
(ハヤカワ文庫JA)
Amazon Kindle B☆W


逆井 卓馬
(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W

11月15日

友麻碧
(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


しきみ 彰
(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


友麻 碧
(講談社タイガ)
Amazon Kindle B☆W


西尾 維新
(講談社文庫)
Amazon Kindle B☆W


夏原 エヰジ
(講談社文庫)
Amazon Kindle B☆W


水辺チカ/友麻碧
(KCx)
Amazon Kindle B☆W


勝木光/香月美夜
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


蕗野冬/ほのぼのる500
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


香守衿花/もちだもちこ
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


東里桐子/ラチム
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


墨天業/久宝忠
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W 


螢子/あてきち
(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月12日

Amazon Kindle B☆W


大森藤ノ
(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


伊尾微
(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


ジャジャ丸
(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W

11月11日

漆原玖/門司柿家
(アース・スター コミックス)
Amazon Kindle B☆W


成家慎一郎/ナハァト
(アース・スター コミックス)
Amazon Kindle B☆W


金井千咲貴
(ガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


顎木あくみ/高坂りと
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


鉢谷くじら
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


万野みずき/野営地
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


山内泰延
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


長岡マキ子/カルパッチョ野山
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月10日

天野こずえ
(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


川原 礫
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


佐島 勤
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


二丸修一
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


白金 透
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


東崎惟子
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


ひたき
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


鏡 遊
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


赤月ヤモリ
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


榊 一郎/木尾寿久(Elephante Ltd.)
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


岩田洋季
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


午鳥志季
(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


烏丸 紫明
(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


巻村 螢
(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


ジャジャ丸
(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


壁首領大公
(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


神無月 紅
(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


古宮九時
(DREノベルス)
Amazon Kindle B☆W


わんた
(DREノベルス)
Amazon Kindle B☆W


小鳩子鈴
(DREノベルス)
Amazon Kindle B☆W


ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


ほのぼのる500
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


内河弘児
(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Kindle B☆W


あfろ
(まんがタイムKR フォワードコミックス)
Amazon Kindle B☆W


うちのまいこ
(まんがタイムKR フォワードコミックス)
Amazon Kindle B☆W


まめ猫
(まんがタイムKR フォワードコミックス)
Amazon Kindle B☆W


秋月壱葉/望月麻衣
(アクションコミックス)
Amazon Kindle B☆W


クール教信者
(アクションコミックス)
Amazon Kindle B☆W


碓井ツカサ
(サンデーうぇぶりコミックス)
Amazon Kindle B☆W


しょたん
(サンデーうぇぶりコミックス)
Amazon Kindle B☆W


野田宏/ふくしま正保
(ビッグコミックス)
Amazon Kindle B☆W


野田宏/若松卓宏
(ビッグコミックス)
Amazon Kindle B☆W


千月さかき/姫乃タカ
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


斯波浅人/浅名ゆうな
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


otakumi/ベキオ
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


天海雪乃/タンバ
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


岡叶/夏目純白
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


由伊大輔/高橋びすい
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


吾嬬竜孝/西崎義展
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


吾嬬竜孝/西崎義展
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


Crosis/松尾葉月
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


内河弘児/よしまつめつ
(ヤングチャンピオン・コミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月9日

さばねこ/ちゃつふさ
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


渡真仁/三嶋くろね
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


カタセミナミ/千月さかき
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


MIGCHIP
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


天原/masha
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


車王
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


荒木佑輔/メソポ・たみあ
(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


石沢庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


横田卓馬
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


塀流通留/藤井ふじこ
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


内々けやき/あし
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


福田直叶/むらさきゆきや
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


冬葉つがる
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


志瑞祐/青桐良
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


カジカ航/伏瀬
(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


真島ヒロ/上田敦夫
(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


藤栄道彦
(バンチコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月8日

安部真弘
(少年チャンピオン・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


蛙田アメコ/冬野なべ
(少年チャンピオン・コミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月7日

雨隠ギド
(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


妃羅/山田リューセイ
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


鳥羽徹/栗元健太郎
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


裕夢/ボブキャ
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


こゆびた べる
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


えぞぎんぎつね/阿倍野ちゃこ
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


風来山/沖野真歩
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


相崎壁際/四季ムツコ
(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


平成オワリ
(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W


美袋和仁
(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W

11月5日

雨堤 俊次
(宝島社文庫)
Amazon Kindle B☆W


山本 巧次
(宝島社文庫)
Amazon Kindle B☆W


ヒロサキ/冬馬倫
(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


冨月一乃/雨宮れん
(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W
 

Amazon Kindle B☆W


11月4日

尾田栄一郎
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


冨樫義博
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


加藤和恵
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


権平ひつじ
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


松井優征
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


辺天使/津田穂波
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


伊藤砂務
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


天野明
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


ちると
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


横山左
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


松本直也
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


稲岡和佐
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


静脈/依田瑞稀
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


伊科田海
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


河本ほむら/羽田豊隆
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


マポロ3号
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


篠原健太
(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


近本大/新川権兵衛
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


藤本ケンシ/井出圭亮
(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


山田恵庸
(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


岡本倫
(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


新井春巻
(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


ARATA/まきしま鈴木
(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


せるげい/くまなの
(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


航島カズト/タンサン
(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


渡 琉兎
(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


葵すもも
(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


綾村 実草
(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


並木 陽
(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索