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中谷栄太

瀬川くんはゲームだけしていたい。2 ★★★★   

瀬川くんはゲームだけしていたい。2 (GA文庫)

【瀬川くんはゲームだけしていたい。2】 中谷栄太/ちり GA文庫

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Kindle B☆W

「『人間性』を査定します! 」

突然やってきた従姉・琴音によって、世一のゲーム三昧の日々は終わりを告げた。彼がまともな生活を送れているかを琴音が住みこみでチェックし、問題があればそのまま一緒に暮らして監視すると言うのだ。
査定開始直後から順調にマイナスポイントを増やしてしまった世一は女子陣の協力を仰いで解決を図るものの、事態は金持ちお嬢様ルリリの実家を巻き込んで予想外の方向に!
「今晩、お泊まりさせてください」
家出してきたルリリと一晩を過ごす、超高難易度なリアルクエスト発生!?
トラブル続きの世一のリアルライフは一体どうなる!?
ゲーマー系日常ラブコメ第二弾!
やっぱりこの人の書くコメディは、みんなでワイワイガヤガヤと賑やかに騒いでるのを見てるだけで素晴らしく楽しいなあ。
特に千依・羽鳥・ルリリのヒロイン三人娘たちは完全にトリオ漫才の様相を呈していて、三人間の掛け合いの応酬も然ることながら、世一へのツッコミやボケ返しなんかも三人コンビネーション良く畳み掛けているし、それ以外のヒトへの対応や出来事に対する反応なんかも、何気に三人で連携が取れてるんですよね。一人ひとりが孤立せずに、上手いこと噛み合ってトリオとしてテンポよくドタバタ劇の推進力になってるんですよね。
主人公の世一が浮世離れしているというか、一種独特の存在感でフラフラとあっちこっち行ったり来たりするのに、上手いこと三人でスクラム組んで存在感で負けないように機能しているのである。
一方で、トリオの中に埋没せずにそれぞれ個別にもキャラ立てまくるものだから、十把一絡げにはなってないんですよね。今回はルリリ回ということでどうしてもルリリが目立つことになっているのですけれど、千依と羽鳥もそっちのけにならずにアタックかましてくるんですよねえ。さすがに小学生師匠はわりを喰うはめになりましたけれど、その分ラストでは美味しいところをもっていきましたし。
まあ美味しいところを持ってったというと、今回に関しては後半登場ながらルリリのお姉ちゃんが素晴らしいポンコツっぷりでだいたい全部持っていってしまったのですが。ぶっちゃけ、琴音姉ちゃん登場という姉回の姉の部分をもルルカ姉ちゃんが粗方持ってっちゃいましたからねえ。
あの姉としての顔と、琴音相手の親友としての顔の使い分けの出来てなさのコロコロっぷりには大いに笑わせてもらいましたし、いざ予想外の自体に見舞われたときのあの見事なバタバタなパニックっぷりは実に味わいのあるポンコツさでありました。
相変わらずの、なんか違う意味で現実とゲームを混同してしまってる世一のぶっ飛び具合も拍車が掛かってましたし。だからなぜゲームをやりこんだらゲームと同じことを現実で出来るんだ、こいつw 
ルリリのアトラクションみたいな屋敷を舞台にしリアル・タワーディフェンスゲームも面白かった。世一って、現実をゲームに当てはめて考えるくせに、ゲームでは出来ないけど現実ではやれてしまう裏技は躊躇なくどんどんやらかしていくんですよね。その意味ではゲームと現実を混同しているのに、ゲームと現実の区別はしっかりとついているわけだ。その分、質が悪いとも言えるのだけれど。
ともあれ、ゲームでも現実でも同じように遊んではしゃげる友達ってのはいいもんだ。一巻の出会った当初は世一にとって余分な要素に過ぎなかった羽鳥やルリリたちの存在が、二巻だと普通に困ったときにヘルプを求めるくらいに距離感なくなってて、集まってゲームすることに何に疑問も抱かなくなってるんですよね。それが何とも微笑ましいというか嬉しい感じがするのです。ってか、もう普通にルリリの部活とか入ってあげてもよかろうに、と思わないでもないのですけれど、そこは自由に出来る今のフリーの状態の方がいいのか。
そして、相変わらず小学生師匠のトメさんが、ガチただの小学生にも関わらず含蓄のあるお言葉ばかりくださって、マジ師匠でありました。この娘、本当にただの小学生か?

1巻感想

瀬川くんはゲームだけしていたい。 ★★★★   

瀬川くんはゲームだけしていたい。 (GA文庫)

【瀬川くんはゲームだけしていたい。】 中谷栄太/ちり GA文庫

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Kindle B☆W

人生で大切なものは、みんなゲームに詰まっている。ゲーム三昧の日々を全力で過ごし、それ以外には極力エネルギーを割かない―それが瀬川世一の信条だ。だが、エンカウントは望まなくても勝手に発生する。真っ当な青春を送らせようとしてくる幼馴染みを始め、和ゲー復権を目指して『実況動画制作部』に勧誘してくるお嬢様ゲーマー、リアルでのパリィ練習につき合わせようとしてくる洋ゲーアクション好きの巫女、そしてFPS上級者の女子小学生らの登場で、世一の静かで穏やかなゲーマーライフは侵食される一方!?つながりたくないゲーマー系日常ラブコメ、スタート!
相変わらず、この作者さんはキャラ同士の掛け合いが抜群に上手いなあ。この掛け合いが上手いというのは単に読んでいて楽しいというだけでなくて、登場人物同士の屈託ないコミュニケーションを見ているうちに知らず知らずのうちに作品の世界の中に引き込まれてる、ってことなんですよね。
このキャラクターたちがドタバタと騒いでいる様子を、もうずっと昔から見ていたかのように馴染ませてくれるのだ。これはキャラ立てが上手いというだけに留まらず、グループや集団といった括りで主人公たちの関係を描きあげることに優れている、と見るべきなんでしょうね。前作でも新キャラを馴染ませるの非常にうまかったですし、今回の話なんて特にイベントらしいイベントもない日常モノで、派手な展開なんてないにも関わらず、作中の雰囲気はテンション高めのまま実に楽しい雰囲気を保ち続けていましたからねえ。地味な展開をここまで賑やかかつ親しみやすく仕上げるのって、実際並大抵ではないはずなのだけれど、この作者さんはこのあたりが本当に絶妙なんだよなあ。
本作は登場人物たち、本当に特にバックグラウンドらしいものもない普通の学生さんたちである。特殊な家柄もなければ、異能も持たない。ゲームを通じて世界の行く末に関わる事件に巻き込まれることもなければ、人生のおける選択に迫られる場面もない。
でも、日常というものは概ねそんななんでもない、一日どう楽しく過ごすか、という点に重きをおいて流れていくものだ。そして、それは往々にして楽しく過ごすの過ごし方について、他者と一致したりしなかったりする。普通はこれ、友達などの関係上、妥協に妥協を重ねてその先にまた楽しみを見出していくものなのだけれど、本作の主人公であるところの世一は揺るがない男なのである。瀬川くんはゲームだけしていたい、のだ。ゲームを通じて何かを得たいとか、友達を増やしたいとか、とんと思っていない。ゲームで遊びたいだけなのだ。何気に、徹底したマイペースの男であり、マイウェイの男なのである。主人公が騒がしいヒロインたちに巻き込まれ振り回される話だと思えるのも最初だけ、振り回そうと取っ組みかかるヒロインたちは彼の揺るぎなさに見事にふっ飛ばされ、それでも根性見せて関わろうとして逆に世一の我が道を行く生き様に振り回されていくことになるのだが、それは彼女たちの選んだ道なので自業自得である。しかし、そうなると不思議なもので自分の道に引き込もうとするのを妨げるライバルだった他のヒロインたちは、むしろ同じ男を揺るがぬ道から引っぺがす同じ目的を抱いた同志めいた共感を抱くことになり、それがヒロインたちの友好関係を実に面白い方向へとスッ転がしていくのだから、これがまた面白い。
世一が師匠と崇める妾系小学生の登場がこのドタバタに拍車をかけていくのだけれど、この小学生年相応の幼子であるのだけれど、同時に世一のゲーム(FPS限定)の師匠であると同時に、容易に人道を踏み外しかける世一をちゃんと叱ってくれる、何気に大げさだけれど人生の師匠でもあるんですよね。この小学生が、ヒロインたちのグループにそのまま加わるのではなく、むしろ世一側に居ながらその横から脇腹をツンツンと突いて促すことによって、揺るがないはずの世一が動くことになり、ラストのスチャラカ展開に転がっていくのだからこれも非常に面白い。ヒロインたちを七転八倒させながら空回りさせずに、妥協ではなく真っ向勝負でそれぞれの望む道をすり合わせていく、という堂々とした人間関係のかみ合わせの話でもあり、愉快なラブコメであり、終始顔をほころばせてくれる楽しいお話でした。
わりと、いつまでも読んでいたい系の作品なんだけれど、続き期待してもいいんだろうか。すっごい期待したいんだけれど。

中谷栄太作品感想

東京ストレイ・ウィザーズ 3 4   

東京ストレイ・ウィザーズ 3 (GA文庫)

【東京ストレイ・ウィザーズ 3】 中谷栄太/Riv GA文庫

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再びアキラと対峙した志藤が知らされたのは、彼女が抱えた秘密と、自分が騒動の局外者にしか過ぎなかった事実だった。それでも『パンドラ事件』から始まった全てにケリをつけるため、志藤は全霊を以てアキラに立ち向かう。それが仲間として過ごした多くの時間に、友情の全てに終止符を打つのだとしても―。人間を超えた存在を生み出そうとした“デュナミス計画”とその落とし子たち。そしてアムリタとメルクリウスの運命すらも巻き込んで、東京の夜は混迷の度を増していく!アウトサイド・マジカルアクション第3弾、登場!
いやー、面白かった。手に汗握るとはこのことか。
残念ながら3巻で幕引きと相成ってしまったわけですけれど、普通はこういうケースでは伏線として仕込んでいたネタは先々のために用意していた展開など、無理やり詰め込んで生煮えで消化していってしまう中途半端な作品か、早送りみたいなお話になってしまうものなんですけれど、中谷さんが上手いなあと思うのはこの「詰め込み」を逆に「畳み掛けるような息もつかせぬ怒涛の展開」へと見事に昇華させることに成功しているところなのであります。
生煮えどころか、凄まじい濃縮っぷり。どれだけ煮込めば、一つ一つの設定や展開に鮮烈な味付けを乗せることが出来るのか。一つ一つに割く文章量はどうしたって多くはなかったはずなのに。アキラとメルクリウスの二人組なんて、3巻開始時点では何を考えているか全くわからない、遠く突き放されたキャラクターだったのに、後半ではもう欠かせないワイズクラックのメンバーとして再帰してましたしね。アムリタとメルの姉妹関係にしても、その関係の変転の描き方は劇的ですらありました。ナターリア局長からして、一気にキャラ掘り下げきりましたし。
そして何より、怒涛のラスボス戦三連発。決戦の扉を開けばさらにその向こうにラスボスへ至る扉が、というようなドンデン返しがこれでもかと襲い掛かってきて、これ一巻に詰め込むだけの展開じゃないですよ。それをよくもまあ、テンションうなぎのぼりの形で積み上げられたものです。ぶんぶん振り回してくる勢いに、思わず熱量上昇させながらも、このあたりは感心しっぱなしでした。敢えて言うなら、もう少し<ワイズクラック>全員でのクライマックスシーンがあれば、と思わないでもなかったのですが、そのあたりは仕方ないか。でも、京平や宮子が露払い、というのはもったいなかったですしねえ。
あ、宮子といえば、あのキレ宮子さんは存在感ありすぎでした。色々とやばすぎ(笑

まだ仮の決着であり、本当の意味ではケリはつけられなかっただけに、最後までやって欲しかったし、このメンツのドタバタ劇を、折角全員揃ったんだからもう少し見ていたいところだったのですが、残念です。
でも、これだけの熱量を感じられ、味わえたんだから、けっこう満足感はあったんですよね。作品を締める、という意味ではやりきったのかも。お見事でした。

シリーズ感想

東京ストレイ・ウィザーズ 2 4   

東京ストレイ・ウィザーズ 2 (GA文庫)

【東京ストレイ・ウィザーズ 2】 中谷栄太/Riv GA文庫

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「こ、この方が山王寺咲耶さんなのですか?」
志藤たちの前に現れた“ワイズクラック”メンバー最後の1人、咲耶の姿にアムリタは戸惑っていた。なぜなら目の前にいるのは、どう見ても10歳前後の少女だったからだ。志藤を敵視する「対クラックヘッド連合」に加盟しているのに妙に友好的で、おまけにアキラの手掛かりを掴んでいるという咲耶。そんな彼女を、志藤たちはすんなり受け入れたものの、アムリタはどこか信用しきれないでいた。おまけに咲耶の手引きで「対クラックヘッド連合」の内部に潜入することになり!?東京の夜を駆けるアウトサイド・マジカルアクション第2弾!
相変わらずこの人の書くお話は、文章のリズムが他とはワンテンポ早い。お陰でストーリーもピッチがあがっていて、澱みがないんですよね。ノリが良くて軽快、だから一旦リズムに乗ってしまうと、実にスムーズに作品に没頭できる。それでいて内容の方は単調ではなく、意外なほど二転三転するちゃぶ台返しが挟まっていて目まぐるしいくらい。一方個々の心情描写は明快であり、それでいながら迷彩もかかっていて、わかりやすくもあり、じっくり推察することも出来て、と飽きさせないわけだ。それに、登場人物のキャラも立ってますしねえ。殆どワンシーンしか出ない人も、そこだけでガッツリかまして印象残してくれてますし。主に漫才でw

ワイズクラック最後の一人は天才少女と謳われた山王寺咲耶。歳相応の無邪気さを見せて、再会を喜ぶ彼女でしたけれど、一番幼い彼女こそが一番過去に囚われていた、というのが今回の足の踏み入れどころだったのか。この物語、一貫しているテーマがどれだけ懐かしんでも過去には戻れない、という所でワイズクラックの崩壊による東京のクラン界隈はその様相を決定的に変えてしまった、というのは作中でこれでもかというくらい度々描かれ、主張されている。それでも、ワイズの残影は色濃く残っていて、その残影を追い求める古参のクランと新興クランの対立は激化し、今クラン界隈は酷い無秩序状態へと陥っている。
そこに、行方不明だったワイズクラックの英雄クラックヘッドが戻ってきた、という噂が激震となって走り、クラン界隈は激動の時代を迎えているわけだ。
クラックヘッドの帰還と共に、果たして時代は再びあのワイズクラックが秩序の象徴として輝いていたあの時代へ戻るのか。でも、戻ってきたクラックヘッド・志藤はそれを明確に否定しているし、彼のもとに再び集ったメンバー京平や宮子も、表向きにはワイズクラックへの復帰を否定したり拒絶したりしている。なにより、一度壊れたものは、もう戻らない。志藤は、今のクランの無秩序っぷりやルールのない礼儀も敬意もない在りように顔をしかめて嘆いているものの、昔のほうが良かった、というような言い方だけはしていないんですよね。それがどれだけムダで無為で有害な考え方なのかをよくわかっている。
過去に戻ることはできない、壊れたものを元に戻すことはできない。出来るのは、もう一度新しく作りなおすことだけ。
過去に囚われながら、同時に戻るべき過去に自分の居場所は無いのだと思い込んだ早熟な天才様の必死で無様なもがきと懺悔に対して、彼のその後ろを向かない在り方はどれだけ澱みを吹き飛ばす風となってくれたのか。過去での彼も、今の彼も、常にパスファインダーなのだ。時代の先導者であるのだ。だからこそ、切り開いていくその背中を、誰しもが追いかける。彼を利用しようとするものも、敵対しようとするものも、その存在を無視できない。
そのパスファインダーである彼がこだわり追いかけるかつての仲間であり裏切り者、そして恐らく最初から目的あって志藤に近づき、親友となった久瀬アキラは、もう一人のクラックヘッドであり、時代を壊した張本人であるかの人は、いったい何者なのか。なかなか意味深な情報がラストに開示されたことで、物語は一気にアキラを正体を中心として核心に向かう。
ところで、自分アキラって普通に男の子だと思ってたんだけれど……あれ? 女の子? ラスト近辺のイラストを見ると、明らかに胸に膨らみが。しかも、読みなおしてみると、アキラの登場シーンにしっかり「少女」という表現が。あれーー!? 実はメインヒロインこっち!?
ユキチさんユキチさん、ついにクラックヘッドの正体に気づいて舞い上がってる暇じゃあありませんよ!? ってか、自分の好きな人に福沢諭吉のプリントTシャツを贈ろうとする雪近さんのすっとぼけたセンスとか、大好きなんですけどねw

1巻感想

東京ストレイ・ウィザーズ4   

【Amazon.co.jp限定】東京ストレイ・ウィザーズ 書き下ろし4PリーフレットSS付き (GA文庫)

【東京ストレイ・ウィザーズ】 中谷栄太/Riv GA文庫

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かつて東京のストリートで最強を誇った伝説の魔法使い集団《ワイズクラック》。
その中心メンバーだった天才魔法使い・桜田志藤は、当局による軟禁からの脱走を試みる。
現代魔法史上最悪の騒乱『パンドラ事件』を引き起こし、《ワイズ》解散の元凶ともなった
裏切り者・久瀬アキラへ至る有力な手掛かりをついに見つけたのだ。

「仕方のない契約主ですね」
「勝手に無茶しないでよね! 」

お伴の魔法生物・アムリタと、監視役の天才少女保安官・雪近に挟まれつつ、かつての盟友を追う志藤。
伝説が甦り、東京は震撼する! アウトサイド・マジカルアクション、開幕!!
イラストの人が一押ししてるアムリタですけれど、確かにこのチョロチョロと忙しなくて小生意気で落ち着きのないチミっ子可愛いなあ。元々、この作者のちとバタバタしてるくらいの急き立てるような速いテンポは凄く好きなんですけれど、アムリタがそのテンポの加速剤となり、時に緩衝材となって上手いこと全体を躓かないように循環させてるんですよね。彼女のキャラ立てが秀逸なのは志藤一人にベッタリではなく、憎まれ口を叩きつつも雪近と何だかんだと仲良くて、息のあったやりとりを見せてたり、新しく知り合う事になるワイズクラックのメンバーに対しても距離感を感じさせない雰囲気になってるところなんですよね。主人公の志藤は、パンドラ事件のわだかまりや今回の事件で停滞を解かれた事によって視野がやや前のめりになっているお陰で、保安官である雪近にしても、宮子や京平に対しても、屈託ない態度を取りながらも立ち位置や心情の関係でどうしてもワンテンポ距離感があるんですね。その距離感自体は、過去の精算と仲間として再び絆を取り戻す、という流れの中で必要不可欠な要素であるのですが、テンポの軽快さが味噌でもある中谷さんの作品としては、その距離感を解消するまでの丁寧な描写はテンポの淀みを生み出しかねなくて、その淀みは作品全体の勢いに躓きを与えかねない可能性があったんですが、アムリタのチョロチョロしい賑やかさが上手いことその隙間を補填して淀みなく流れを転がしていく要員になってるんですよね。
お陰で、昔の仲間との再会からすれ違い、お互いの現状をすり合わせた上での衝突から和解、一致協力への流れが非常にスムーズに、変に深刻にならず、淀まず、しかし雑ではなく丁寧に描けていたように感じました。アムリタって、パンドラ事件以降に志藤の使い魔になった存在であり、どうしてもワイズクラックという昔のチームという枠組みに対しては、新たに加わった存在であり、過去に壊してしまったものを精算して再スタートする話の中では扱いが結構難しい立ち位置のキャラだったと思うのですけれど。
うん、彼女に限らず、全体的に味方サイドのキャラクターたちに関しては非常に良くキャラが立っていたんじゃないかと。
主人公に科せられた制約についても、昔の仲間たちにかつての志藤と今の志藤は違ってしまっている事を示す事になって失望や怒りを抱きながらも、しかし事件の渦中に共に首を突っ込んでいく中でやっぱり本当の芯の部分は何も変わっていない事を知って……、という王道ながらも欠かせない過程を踏襲する重要なファクターとなっていて、単に最強主人公の使い勝手を良くするリミッターとしてではないちゃんとした使われ方をしていたように思う。志藤としても、かつてはそこまで深く考えていなかっただろう仲間たちとの関係、自分が彼らをどう思っているかだけではなく、彼らが自分をどう思っていたのか、どう思われていたのか。そんな想いに対して、どう向き合うべきだったのかを、制約だらけの中で強敵と立ち向かわなくちゃならない状況の中で見つめなおすきっかけとなり、チームが本当の意味で新生するための鍵になってたんですよねえ。

こういう、学園モノとかじゃない、ゲームのパーティーでもない、組織に促されて形成されたわけじゃない、自然と惹かれて寄り集まって一緒になって作り上げたアンダーグラウンドでの「チーム」ものって、意外と少ないだけに、貴重品だしこういうの、ほんと好きなんですよね。
しかも、一度瓦解しながらも、再び集結して、それもすれ違い蔑ろにされてしまった部分を、ぶつかり合って理解し合い確かめ合って、より強固な形で繋がりあった新生チーム、というのもヨダレが出そうなほど大好物。
テンポの良い掛け合いも、ピチピチと弾けてるキャラもすこぶる感性にフィットして、うんうん、大好きです、このシリーズ。前から中谷さんの作品は性に合って好きだったのですが、これを真打ちと思って鷲掴みにしたいですね。できれば、短く終わらずに長期シリーズになってほしいなあ。

中谷栄太作品感想

召喚学園の魔術史学(マギストリ) 23   

召喚学園の魔術史学(マギストリ)2 (GA文庫)

【召喚学園の魔術史学(マギストリ) 2】 中谷栄太/さんた茉莉 GA文庫

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学園魔術アクション第二弾登場!

人見知りの魔術探偵・遊形花菱とともに、三代目の行方を追うことにした晃路。
だが停学明けの朝、寝起きの視界に入ってきたのは見知らぬ部屋と自分を無言でみつめる妹・まつるの顔だった!?

「今日から兄様も、ここで暮らすことになりますので」
「なんでッ!?」

まつるの兄欠乏症とやらを癒すため、延々つきあわされる晃路。そんな矢先、図書委員の一人が魔導書「万物の書」と姿を消す事件が発生し、調査していた魔窟ギルドのリーダー・犬神群真までが音信不通となる。
晃路は花菱とともに調査を開始するが、それは学園の存亡に関わる事件の始まりに過ぎなかった!
相変わらず、メインヒロインの花菱がメンタル弱キャラすぎて、超弄られキャラにすっぽりハマっちゃったなあ。花菱イジリが面白すぎて、もうそればっかりやっててもいいんじゃないか、というくらい。というか、主人公の晃路も大概アーパーなところのある男なので、主人公とヒロインが揃ってアホとか、そりゃテンション変になるよなあ。全体的にノリがスチャラカなんですよね。晃路と花菱二人きりの掛け合いもそれはそれで面白いんだけれど、他のメンバーがこの掛け合いの輪に参加してもテンポが落ちずにむしろ漫才のネタが広がっていくので、ひたすら楽しい。ただただ楽しい。
ただ、今回はどちらかというと花菱メインの探偵編になってしまっていて、インディー・ジョーンズフリークの晃路がその特技を発揮する不思議ダンジョン攻略編、ではなくなってしまっているのはいささか残念だった。このミストルティン魔術学園そのものが、常に増殖し続けるダンジョンという美味しすぎる舞台なだけに、それを活かさない手はないんだよなあ。ようやく一巻で捕獲に成功した妹のまつるも、兄べったりでイチャイチャする以外は生徒会業務の方にかかりっきりで、いわゆる本編の方ではあんまり関わる機会もありませんでしたし。まつるがじっと睨んでると花菱がビビって半泣きになるパターンも今回は少なかったですし。もっと花菱の胃に穴があくくらいまつると接触させてあげなきゃ、花菱を甘やかしすぎですがな。
まあ、だいたい花菱ももう晃路にベッタリだもんなあ。まつるもちょっとコイツ死なすか、と思っても仕方ない。晃路に仲に良い男友達が出来たくらいで、もにょもにょと嫉妬するくらいだし。あれは執着心というよりも、自分に自信がなくて晃路に放ったらかしにされるんじゃないか、という不安感からきたようにも思える反応だけれど、ただ友人と下の名前で呼び合ってたくらいでそこまでもにょもにょしてしまうというのは、どんだけ自分に自信がないんだという(苦笑
三代目相手には仇敵ということもあってあれだけ攻撃的なのにねえ。その三代目相手にも、小悪党の情けない捨て台詞みたいなのばっかり吐いてる気がしますが。小物か!w
見た目可愛いのに、なんでこんなに残念なんだろう、この探偵少女。でも、愛でるとか愛玩という意味では実にいじり甲斐のある……って、やっぱり弄られキャラか。
とはいえ、肝心の所では頑固で一途で、健気で根っから良い子なので、晃路も嫌々ではなく嬉々として彼女に構い、相棒として一緒に行動して回ってるんでしょうけどね。なかなかこれだけ一緒にいて楽しめそうなヒロインもいないですよ。
次回はもう一度、トラップ解除や遺跡の謎解きをメインにしたマジカルなインディー・ジョーンズなお話に戻ってくれるのを期待したいところです。

1巻感想

召喚学園の魔術史学(マギストリ) 4   

召喚学園の魔術史学(マギストリ) (GA文庫)

【召喚学園の魔術史学(マギストリ)】 中谷栄太/さんた茉莉 GA文庫

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東京湾に突然落ちてきた『ミストルティン魔術学園』。
朝木野晃路がここを訪れたのは、留学していたドSで超お兄ちゃんラブな妹・まつると連絡がとれなくなったためだ。
だが、学園内で待ちうけていたのは、強力な魔術器(マギスト)や幻獣を操る生徒たちと、時折落ちてきては学園に追加される、様々な仕掛けや謎を秘めた建築群だった。
勝手がわからず魔術探偵の少女・花菱に協力を求めた晃路だったが、彼女は極度の人見知りで――!?

「私を甘く見たら損だぞ、朝木野晃路」
「いや、そんな風に隠れながら言われても……」
この世ならざるモノたちが交錯する、現代学園魔術アクション開幕!
鞭!? 鞭ってなんだよ。女性が扱うなら女王様属性とか色々考えられるけど、男の主人公が鞭って意味わからん。と、主人公の得意技が鞭だという設定を知って戸惑いも戸惑ったのだけれど、その理由がわかって納得した。凄く納得した。諸手を上げて納得した。そうだよね! 鞭だよね!! あれに憧れたら、鞭の練習するよね!!
いやあ、さすがに自分は練習した覚えまではありませんでしたけれど、あの自在に鞭を操る術には憧れましたよ。かっけえなあ、と惚れ惚れしましたよ。まさに、あの男に憧れたなら鞭は必須だわなあ。
でもさあ、でもさあ、コーロくんあんた何歳だよ! インディー・ジョーンズ直撃世代は自分か自分よりちょっと上世代だぞ。ヤング・インディシリーズまで抑えているあたり、相当の強者だけれど、あのヤングシリーズだって相応に前だぜ。こいつ、実はおっさんだろうw さすがに今の若い世代でインディはなかなかいないと思われ。
あー、でもトレジャー・ハンターというと自分の世代だと何よりインディなんですよね。罠や謎の怪物などが跋扈する未知の古代遺跡に挑み、その奥に眠る秘宝を見つけ出す夢に駆ける冒険譚と言えばインディー・ジョーンズ。そんな彼に憧れて、鞭の扱いを特訓し考古学やトラップ解除のスキルを磨き、野山を駆け巡った少年時代を送り、成長した今もそんな冒険心を捨てきれず心の奥底で燻らせ続けていた主人公、というだけでもうコイツ大好き。このコーロくんはこう、肩を抱き寄せて髪の毛くしゃくしゃっとかき混ぜてもっと思う存分やりたまえ少年!と激励してやりたくなる主人公ですなあ、はははは。
彼がそんな眠らせていた冒険心を復活させてしまった要因こそ、この異世界から落ちてきた『ミストルティン魔術学園』。この学園の凄いところは、現在進行形で今もなお頻繁に異世界から「遺跡」が落ちてくるのです。この学園に在籍していれば、向こうからどんどんと未踏破のダンジョンがお宝とトラップと謎解きを満載したまま降ってくるのです。そりゃあ、コーロくんでなくても狂気乱舞するわなな。なんて夢みたいな場所でしょう。なんて胸をワクワクと高鳴らせてくれる場所でしょう。そりゃあ、コーロとは別路線ながら冒険野郎な妹ちゃんが颯爽と真っ先に溺れてしまうのも無理ないですわ。これはハマる、ハマってしまう。こんな素敵な場所を学校とセットにしてしまうなんて、巨大学園都市という要素も内包して非常に面白い形になっている。興味深いのが、この学園がほぼ新設に近い学校であり、妹ちゃんが第一期生、妹を探しに来たコーロくんが二期生、というようにまだ学校として機能し始めて二年目であり、学校の伝統など無きに等しく、それ以前に学校の統治システム自体が生徒会も今年から発足という黎明期に在り、まだ在り方が定まっていない混沌とした様相を呈してるんですよね。それでいて、ヒロインである花菱が探偵事務所を開いていたり、いろんなサークルが乱立し、各種実権を握っている委員会やサークルが集ったギルドなどといった組織が無数に活動していて、すでに猥雑なほどの煮えたぎった魔女の釜みたいな形となっていて、未だ方向性の定まらないパワーが漲って好き勝手に迸っているのであります。
このまだ誰も何も握っていない宝の山みたいなフロンティアで、冒険の幕が開ける。まず、舞台設定だけで勝利条件整っちゃってます、素晴らしい、これは実に素晴らしい。
そんな学園ではっちゃける主人公たちキャラクターも、これまた魅力的ではっちゃけた連中ばかり。ってか、キャラ同士の掛け合いがまたスチャラカでボケとツッコミも切れまくってて、無茶苦茶面白いんですけれど!? 仮にもメインヒロインのはずの花菱がチョロい上に弱キャラ過ぎて、なにこれおもしろいw あかん、この娘いじられると際限なく輝くタイプだ。そして、何気にコーロくんはSの卦があるので異様にハマったコンビになってしまっている。
「 と ろ み を つ け る 」の何が一体脅しになっているのか、片栗粉で熱湯にとろみをつけることの何が脅しになっているのか未だによくわからんのだけれど、この二人おもしれえ。
行方不明だった妹まつるとの思わぬ再会(これは本気で驚いた。これはあまりにも予想外)に、ギルドのけったい極まる面々。森凛子さんなんかまだ全く本領を発揮していないにも関わらず、キャラの印象がどんどん変わってって、何この娘!?(笑
デビュー作の【おとーさんといっしょ】は、タイトルがあれだったせいか、良質のSFだったにも関わらずイマイチじみーな感じで終わってしまったのだけれど、中身は本当に上手いと唸らせる描写や設定、展開や掛け合いが各所にあって勿体無いなあと思っていたんだけれど、今度は掴みからがっちり掴んできた感じ。今度は本領発揮でブレイクしてほしいなあ。オススメ。

中谷栄太作品感想

おとーさんといっしょ!3.キミの帰る場所 3   

おとーさんといっしょ!3 キミの帰る場所 (GA文庫)

【おとーさんといっしょ!3.キミの帰る場所】 中谷栄太/シコルスキー GA文庫

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 青い空。白い雲。輝く太陽と焼けた砂浜。そして――水着の女の子!
「海だぁ―――――――――っ!」
「元気だな……」
 クロエの持つリゾート地にやってきたリュウたち。はしゃぎ回るルーとノノだったが、リュウには別の目的があった。
 珪素生物を導く存在として生まれたメルディやルー。そんな彼女たちに替わる『三人目』らしき反応が、この地にある稀珪石の鉱脈で確認されたのだ。
 調査をはじめたリュウたちだったが、彼らの前に白髪の少女が現れる。
 彼女の名はライラ。ルーが立派な「王」になれるようサポートするために作られた存在だと言うのだが――?
これはぶっちゃけ、タイトルが失敗だったと思うんだ。そもそも何の話か分からないし、間違ってもちょっと読んでみようかな、と興味を引くものでもないし。
残念ながらやっぱり人気はなかったようで、この三巻で完結と相成ってしまったわけですが、個人的にはこの作者、相当に伸び代があると思うんですよね。少なくとも、キャラ同士の丁々発止の掛け合いに関しては、テンポといいギャグの呼吸の間合いといい、台詞の言い回しや言葉の置き方のタイミングなど、絶妙と言っていいくらいに上手いし面白いんですよ。このへんは巻を重ねるにつれて切れ味が上昇してきた部分でもあり、特にこの三巻など円卓政府のお偉方がいいキャラに育ち過ぎてて、吹いた吹いた。メルディロリ婆ちゃんが完全にアグレッシブ弄られ役に定着してしまって、あんた一応創成期の大英雄じゃなかったんかい(笑
初登場の双子ですら、出っ端から大暴れだし、何というか一巻の頃から比べるとキャラクターの動かし方というのを体得した感すら伺える縦横無尽の動かしっぷりには惚れ惚れとしてしまった。
なので、この人、次回作で本格的にコメディ中心の話をやりはじめたら、作品がブレイクする可能性も十分あると期待している。
とはいえこの人、どうやら明るく陽気な話だけではなく、無慈悲な現実や人間の逃れられない業、世の中の悪意や悲惨さというものを真っ向から描きたいという欲求もあるらしく、基本のノリがコメディにも関わらず、各巻の物語の根底に横たわっている真実は結構ダークな展開ばかりだったりしたのだけれど、残念ながらどうにもどっちつかずの中途半端なものになってしまった感があるなあ。
ただ、最後のこの三巻については愛情に飢えたが故の狂気を上手く包んで家族の愛の素晴らしさというシリーズのテーマに共通する部分に着地させた点はよくまとめきったと思う。こうして見ると、話の構成の組み立て方も最初から見るとちゃんと洗練されてきてるんですよね。
本来なら中途半端にせずにどっちかに集中して書くべきだと考えるべきなのかもしれないけれど、私としてはこのままドタバタコメディとハードなスタイルを両立して高めて行ってくれても面白いと思うんですよね。いずれ、中途半端じゃなく両者が上手くブレンドされた良作を書けると期待してもいい作家さんだと感じました。
というか、軽い方軽い方にばかり行ってしまうとイイところがなくなっちゃいそうな気がするんですよね。コメディで全体を整えながら、芯の部分には歯応えのある人間模様をしっかりと描く、そんなスタイルならばこそ、この作者さんは伸びそうな気がするな。
ともあれ、次回作には大きく期待したいと思わせてくれるだけの、先を感じさせてくれるデビュー作でした。
 
12月2日

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12月1日

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11月30日

(GCノベルズ)
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11月29日

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11月28日

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11月27日

(電撃コミックスNEXT)
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11月26日

(エンターブレイン)
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11月25日

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11月22日

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11月20日

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11月19日

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11月18日

(ガガガ文庫)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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