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亡びの国の征服者

亡びの国の征服者 4~魔王は世界を征服するようです~ ★★★★   



【亡びの国の征服者 4~魔王は世界を征服するようです~】  不手折家/toi8 オーバーラップノベルス

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

安全なはずの旅路。
“戦争”が少年達に牙を剥く――

家族の愛を知らぬまま死に、二つの人類が生存競争を繰り広げる世界で新たな生を受けた少年ユーリ。
彼は騎士院で学ぶかたわらでホウ社の事業を拡大し、いずれ来たる祖国の亡びを見越して“新大陸”の発見を目指していた。
そんな中、隣国のキルヒナ王国と“もう一つの人類”であるクラ人の遠征軍――“十字軍”との戦争がついに始まろうとしていた。
そしてユーリは女王の要請により、王女キャロルをはじめとした学生からなる観戦隊を率いて、前線を視察しに行くことに。
隊長として初めて隊を率いるユーリは、単身で下見も行い、万一のことが無いよう万全を期していた。
前線とはいえ、王鷲による上空からの視察。
この旅路には本来、大きな危険など無いはずだったが……!?
のちに「魔王」と呼ばれる男が、初めて戦場を目の当たりにしようとしていた――。
「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、戦争の恐怖を知る第4幕!
さすがはまだ少年と言ってイイ年齢にも関わらず、事業を立ち上げ会社を率いる経営者としても辣腕を振るうだけあって、ユーリのプロジェクトの実行力って並外れてるんですよね。
観戦隊の人選から隊の組織構築のための事前準備から、現地調査に行動計画の立案から精査まで、さらに必要物資の調達から現地の拠点の設営準備など、観戦隊派遣作戦の策定は緻密さと不測の事態を見越した柔軟さを兼ね備えた、非常に弾力性のあるものに見えました。
一人の未帰還者も出さないように慎重に、極力危険を排除するように、甘い見通しを残さないように策定されたもので、もうコレ以上万端の事前準備は出来ないだろう、というものだったんですよね。

それでも、想定外の出来事が起こるのが現実なのである。
現地の拠点の一つとするつもりだった村の宿の主が、前金だけ受け取って夜逃げしていた、なんて事態はまだ序の口。
真の想定外は、予想外は、不測の事態は、戦場でこそ起こり得る。最前線とはいえ、王鷲という空を飛行する存在に攻撃を加えることの出来る武器も兵器も、敵には存在しないはずだった。そのあたりの情報収集も、中立国経由での情報や実際に密輸入なんかで実物を手に入れて、確認はしてるんですよね。火砲や鉄砲など、火器の射撃による攻撃も有効射程距離をちゃんと把握した上できちんと安全高度を保ちさえすれば、危険はほぼない。
そのはずだったのに。
さすがに、あれはユーリでも予想なんて出来んわなあ。そこまで想定しろ、というのならそもそも前線への観戦隊なんてやるべきではない、って事になるだろうし。

ともあれ、そのどうしようもない予想外、想定外によって危険性のない安全な、いやユーリがほぼ安全と保障できるまでに計画を煮詰めた観戦隊による前線視察は、他の隊員たちこそ無事に逃がすことに成功するものの、本来なら他の隊員全員を犠牲にしても護らなければならなかった王女キャロルとユーリの二人が王鷲ごと撃墜され、敵中に取り残されることになる。

決戦は味方の大敗。味方の軍勢は四散し、敵は一気呵成に追撃戦を行うなかで、ユーリたち二人は敵軍が今まさに占領と略奪のために侵略してくる大地の只中に放り出されてしまったのだ。
しかも、キャロルが脚を負傷して自力で歩くことの出来ないというハンデを背負ったままで。
助かる見込みなどどこにもない、絶望の逃避行。
相棒として長年連れ添った王鷲は、墜落の際に負った怪我で再起不能となり、ユーリは手ずから親友を送ることになる。さらに、追い詰められたキャロルを救うために彼は生まれて初めて自らの手で人を殺したのだ。
体以上に心が傷ついた状態で、しかしなおもキャロルを守るために傾いた心を立て直し、味方がいる地まで敵から隠れ潜みながら、ユーリは逃亡を開始する。
どう考えても助からない、せめてキャロルの脚さえ健常だったなら、という塗りつぶすような黒が心を覆っていくのだけれど、しかしユーリの中には一欠片もキャロルを置いていこう、という考えは芽生えないんですね。キャロル自身はそれを主張するのだけれど、ユーリは一顧だにしない。
いつもユーリって地の文でも内心を語る際は、斜に構えててネガティブというか皮肉屋というか偽悪家なところがあり、実のところユーリ本人は自分のことをそういう人間だと思ってる節があるのですが……。
本作の場合、この主人公ユーリの内心の言葉は、本心とか本音だと思わないほうがいいんだろうな、と思いながら読んでいます。いや、ユーリとしては本音のつもりなんでしょうけどね。多分、心で思ってることと彼の本当の心は乖離しているところがあるんじゃないでしょうか。ユーリ・ホウは自分で思ってるほど、ろくでもない人間じゃあない、ということで。
だからこそ、彼に信頼や親愛を預ける人間は少なくないのである。過大評価じゃないのだ、それは各々から見たユーリへの正当な評価であり、素直な感情なのである。

この逃避行は、ユーリにとっても極限状態でした。絶望は常に心を蝕み、諦めが背中に剣をついてくる。それでも諦めることを良しとしなかったのは、隣に絶対に守るべき人がいたから。
キャロルが居たから。
もし、敵勢に追いつかれれば、それはもう絶対に助からないということ。二人共その時が来たら、自らを処す、自決する覚悟をもう胸に収めてるんですね。穏やかなくらい、覚悟を決めている。
一度、偵察から戻ってきたユーリの態度に追いつかれたとキャロルが誤解したシーンがあったのですが、騒ぐことも怯えることもなく、スッと静かに終わりを受け入れる姿を見せたのでした。
それを見た時、どれほどキャロルが極限状態に居て、その極限を覚悟を持って受け止めているのかが伝わってくるシーンだったのです。
そんな極限状態だからこそ、虚飾は引き剥がされるのです。その心は剥き出しになる。
そうして、二人きりである今に向き直った時、キャロルとユーリ、お互いを見つめ直した時に、さらけ出された自分の心を知るのである。
ユーリにとっては、王族だのなんだのと関係ない、キャロルという女の、幼馴染の存在が自分にとってどういう意味を持っていたのかを、理解するのだ。
この女が居なければ、自分はもう生きる意味がない、と自然に思えるほどの感情を。
それはキャロルも同じ。彼も彼女も、自分が何のために生きて何のために死ぬのかを、理解したのだろう。彼のために彼女のために、生き。そして、アナタの為に死ぬのだ。そして今は、共に生き、それが叶わぬなら共に死ぬ。お互いが無二、それを彼らは知ったのだ。自分よりも価値があるものを。自分なんかよりももっと大切なものの存在を。

それを知ることは理解することは、自分の存在がただその人のためにあるのだと受け入れたことは、ユーリとキャロルの、二人の命運を定めた、と言えるのかも知れない。
ユーリ・ホウとキャロル・フル・シャルトル、この二人はこの時知ってしまった在り方に、文字通り殉じることとなる。
彼が魔王と呼ばれることになるその歩みは、いちばん大切なものがある事を受け入れた、きっとこの時にはじまったのだろう。


亡びの国の征服者 3~魔王は世界を征服するようです~ ★★★★  



【亡びの国の征服者 3~魔王は世界を征服するようです~】  不手折家/toi8 オーバーラップノベルス

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隣国に迫る戦火。
少年が託された使命は――

家族の愛を知らぬまま命を落とし、異なる世界で新たな生を受けた少年ユーリ。
彼は騎士家の名家であるホウ家の跡取りとして入った騎士院で、王女のキャロルや魔女家の生まれであるミャロらとの交流を深めていた。
学業や訓練の傍ら、ホウ社での製紙業を成功させ、さらなる事業拡大を目論むユーリ。
全てが順風満帆かに見えたが、ユーリの目はやがて来たる祖国の亡びへと向いていた。
そして自分や大切な人々が生き残るための一手――“新大陸の発見"を目指し、ユーリは遠大な計画を推し進める。
そんな中、隣国であるキルヒナ王国に“もう一つの人類"であるクラ人の侵攻が迫っていた。
そしてユーリは女王から、隣国の戦争とキャロルに関わる一つの“厄介ごと"を頼まれることに……?
のちに「魔王」と呼ばれる男は、緩やかに、しかし確実にその運命を辿りつつあった――。
「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、戦火が忍び寄る第3幕!

これ、斗棋戦決勝戦の顛末はある意味象徴的なのかもしれない。
ホウ社の社長として、魔女家の強欲さ傲慢さと相対してきたユーリは魔女家のやり口というのを嫌というほどわかっている。だから、自分の名誉を投げ売っても相手と妥協できるラインを探るつもりでアプローチしていたにも関わらず、相手には全く伝わらなかった。
魔女家の卑しさと愚かさが、ユーリの想像を遥かに上回っていたわけだ。だからこそ、ユーリは利益調整のための妥協も融通も放り出して、文字通り正面から相手を叩き潰した。その程度の相手でしか無ったわけで、相手は魔女家の中でも劣悪な愚物にすぎなかったのは間違いない。
ただ、彼女が理由はどうあれユーリの想像を上回った、或いは下回ったのは確かだ。それは彼女が愚かだったから、とも言えるのだけれど、それ以上に品性の下劣さ、魂の腐敗からくるものなんですよね。そして、その魂の腐敗は有能さ無能さ関係なく、魔女家の宿痾だ。シヤルタ王国の7大魔女家のみならず隣国のキルヒナ王国の魔女家など、既に滅びたシャン人国家全体に跨る「魔女家」という存在、そこに属する者たちがもうどうしようもないくらい根から腐り始めている。
シャン人国家の成長を妨げ、社会の熟成を妨げ、今国どころか種をも滅ぼそうとしている。
それをユーリはわかっているようで、想像しきれていないのではないだろうか。図らずも、隣国への観戦武官として次代の国を担う若者たちを経験を深め箔をつけるために派遣しようという女王に対して、ユーリが抱いた危惧と重なるように。
でもそれは仕方のないことでもある。魂から腐った者の頭の中など、まともな人間なら想像だに出来ないからだ。どれほど賢明でも柔軟でも、いやだからこそ想像も予測も想定も出来ない。その腐敗に毒されなければ、その頭の中はどうやったって共有できないのだ。
ミャロも魔女家の出身だけれど、彼女はその意味ではどうしたって魔女家の人間とは言えないんですよね。
ミャロの両親の話を見ても、魔女家の女というのが本当にどうしようもないのがわかってしまう。
自分たちが幸いを得るためならば、何をしてもいいと考えているような奴ら。そのためなら罪悪感も抱かず、他人を虐げ陥れ不利益を見舞うことを当たり前と考え疑いもしない奴ら。逆に自分がそれをやられることをどうしても許せない奴ら。目先の幸いに飛びつき、その結果どうなるかなど何も考えていない視野狭窄した連中。それが魔女家というものだ。
ミャロもユーリも、それをちゃんと頭では理解しているし、実に現実的な対処、対策をとっていると言える。でも、本心から理解できない存在を、本当の意味で想像する事はどうしたって出来ないんですよ。
斗棋戦決勝でのユーリの小さな失敗は、ユーリ自身備えをして対策もしていたことから思惑違いにも当たらない範疇でしたでしょうし、それも相手の度し難い愚かさから生じた錯誤であって、取るに足らないものだと捉えていたのではないでしょうか。
どれほど悪どくても、悪どく狡猾だからこそ、有能辣腕の魔女家とは既得権益者ではあるものの、だからこそ話し合える、利害調整が出来る、と考えていたのではないでしょうか。
でも、こればっかりはどうしようもないもんな。想像だに出来ないことに、どう対処すればいいのか。決して、ユーリの甘さが招くことではないと思うんですよね、先のことは。
だからこそ、斗棋戦決勝の件は象徴的とも言えるのではないでしょうか。

さても、ユーリが運営する事業は、半ば大博打に近かった船舶による貿易の成功によって莫大な利益を得て巨大な商業力を持ち始める。キャロルの親友という王家に近い立場と有数の将家の嫡男という立場は、既存の勢力を脅かす新たなパワーと成り得る所まで来てしまっているのですが、ユーリの頭の中では既にシヤルタ王国の未来は非常に危ういものになっている。
クラ人国家の連合が着々と侵攻を続けて、今隣国を崩壊させようとしているとき、この国はもう持たないと思っている。彼が事業を大きくしようとしているのは、将来国が滅びる時に親しい者たちを別の大陸に逃がすため、という確固とした目的があるわけですけれど、国家の寄生虫である魔女家には国が滅びる、今のこの社会が消えてなくなるなんて想像も出来ない、今まさに隣の国が崩壊しようとしている最中にも関わらず。だから、メキメキと勢力を拡大するユーリの事業について、本来なら訳のわからない方向から危険視していっている。その錯誤が、致命的になるその運命の一歩が、このキルヒナへの観戦武官としてのユーリやキャロルたちの派遣になるわけだ。
正確には、その際に起こってしまった出来事により生じるものが、なんだけれど……。

16歳から18歳という一番の青春を過ごす時代。傍目よりもむしろ心中でこそ斜に構えすぎてるユーリだけど、傍から見るとこれ恋愛に対して潔癖、なのかしら。ドッラ相手に下世話な話していてキャロルからキレられるあたり、決してそんな事もないと思うのだけれど。あんまり現状では興味がない、という風に見るべきなのか。でも、彼の心中での皮肉屋めいた物言いってのは、どちらかというと偽悪的なものだとも思うんですよね。自分はまあこんなやつだ、というユーリの自分自身への思いから来ているような物言いであって、果たして他人の目からみるとどうなのか、て話ですよね。
ミャロは随分とキレイに見すぎている気もするけれど、彼の誠実さと情の厚さは、当人が思っている以上のものがあり、彼と親しくしている者たちはそれを快くも重く受け止めているようにも思う。
実際、人望はかなり厚いと思うんですよね。
なので、ユーリは自分自身が思っている以上にキャロルの事も大事に想っている。
それが一番わかってそうなのが、ミャロなのがなんともはや。彼女はそれをしっかり受け止めているようだけれど、それこそが彼女の献身性だよなあ。健気すぎるくらい、というのはユーリも危惧するところだけれど。その態度は親友というよりも相棒と言うよりも信奉者に近いところがあるんですよね。
だからこそ、まあミャロとキャロルが今、親友として胸筋を開くような関係、ミャロが自分の両親のことを、自分の在り方そのものをキャロルに打ち明けるような関係になっている、というのは感慨深いものがあります。本当の意味で自分の全部をさらけ出しあって打ち明け合うような関係ではないですけれど、そんな全部繋がってしまったような関係というのは、いざという時雁字搦めになって動けなくなる所もあるだけに、嘘も思惑も孕んでいるからこそ相手のために動ける関係というのは、それはそれで親友同士と言って過言ではないのではないでしょうか。
この関係だからこそ、ミャロはユーリよりも何よりもキャロルの意思を優先する決断を取れることになるわけですから。


というわけで、着々と近づいてきた戦争の影に、自ら踏み込む羽目になったユーリたち。
この世の地獄を垣間見る、その時はもう間近。



亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~ ★★★★   



【亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~】 不手折家/ toi8 オーバーラップノベルス

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少年は歩む。
亡びを見据え、生きる道を――

家族の愛を知らぬまま死に、“もう一つの人類"の侵略に脅かされる王国で新たな生を受けた少年ユーリ。
彼は騎士家の名家であるホウ家の跡取り息子として、王女であるキャロルや魔女家の生まれであるミャロらと共に、騎士院での生活を送っていた。
そしてユーリは生まれて初めて、“もう一つの人類"――クラ人と出会う。
亡命してきた宗教者であり、クラ語講師であるイーサ。ユーリは彼女からクラ語を学びながら、「敵国」への理解を深めていくのだった。
数年の時が流れ、ある目的から学業の傍ら事業を興すことを決めたユーリ。前世の知識を元に植物紙の製品化を目指す彼は、協力者を得ながら試行錯誤を繰り返していく。しかし事業が成功した矢先、王都を裏で牛耳る魔女家の魔の手が迫り……!?
のちに「魔王」と呼ばれる男は、静かに、しかし確実に覇道を歩む――。
「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、待望の第2幕!
一巻では情報としては流れてきつつも、ユーリの実感としてはまだ得られていなかった騎士家と魔女家という両輪の上に王家が立っているというこの国の構造、その実態がこの王都では、この国を形作っているのか、どのように横たわっているのかを目の当たりにすることとなる。
また、遠い外国の話であったクラ人と呼ばれる異人種の侵攻によって、次々とシャン人の国家が滅ぼされていて、今その侵攻が隣国であるキルヒナ王国へと及ぼうとしている現実がユーリの前に突き付けられる。
もっとも、このクラ人たちの侵攻を自分事として危惧している者は王家や政治を担う魔女家を含めて殆どおらず、武官である騎士家ですら危機感を有しているとは言えないのだけど。
この段階で、既にクラ人の侵攻が避けられないこと、それどころか自国シヤルタもまた他のシャン人国家と同様にクラ人国家群によって亡ぼされるだろうと想定しているのはユーリだけなんですよね。
彼だけ、と言ってしまうのは極言かもしれないけれど、この国の要人たち、いや商人から一般庶民にいたるまではあまりにも長い間内向きにしか政治も武力闘争も行ってこなかったが為に、完全に国際感覚というものを失っているようなんですよね。その最たるがシャン人国家において文官系氏族を意味する魔女家と呼ばれるものたちで、シヤルタにもいくつかの魔女家が権勢を誇っているのだけどこれが完全に悪徳商人と腐敗官僚とヤクザを合体させたような存在で、国益を全く考えずに一族の益しか考えていない連中なんですね。国を富ますなんて全く考えていない、ただ家を栄えさせ、他家を蹴落とし陥れ、出る杭は片っ端から打ち込む事に躍起になっている国の癌であり寄生虫なのである。
その権益を守るためなら何でもするという姿勢は、非合法活動や謀略、暴力も厭わずこの国の健全な経済活動は魔女家によって妨げられている、と断言していいのだろう。発展や革新に至るだろう事業なんかも、片っ端から利益だけ吸い上げられて毟り取るだけ毟り取ったら後腐れないように徹底的に潰される、といった感じだし。
国そのものから活気が失われているように見えるのは、このせいなのだろう。
ユーリは、いくつか自分で商売を立ち上げることで、この魔女家というこの国に蔓延る悪徳と直接対決する事になる。とはいえ、真っ正直に正論振りかざして突撃するようなアホとは程遠い人種なんですよね、この少年。
まず、彼ら魔女家が口出しできないような制度を、王家を通じて構築し、権力を振りかざしての無体には、騎士家の名家であるホウ家の嫡男という立場を利用して振り払い、有形無形の嫌がらせは此方も武門の家らしく影に日向に叩き潰し、それでいて自分の商社を立ち上げた時には実家の紐付きになって変な方向から干渉を受けないように、自分の裁量に首を突っ込まれないようにホウ家には関与させないようにしてたりするんですよね。起業のための資金はほぼ自分で稼いだもので賄ってますし、人材の方も自分のツテで集めて回っている。
これに関しては、ホウ家を継いだユーリの父であるルークが、ユーリを信頼して好きなようにやらせてくれているから、というのも大きいんですよね。元々、ホウ家から一度は距離を置いていたからか、ホウ家至上主義なんて考えからは程遠い父親ですし、ホウ家を絡ませずに自分の権限でやりたいという息子に全然干渉してこない、というのはありがたいお父さんですよ。これで息子を放任しているのか、というといらんことを告げ口されて心配になって何をやってるのかを問いただしてきたり、というのはあるのだから、父親としてちゃんと息子のことは心配してくれていますし。それで、筋道立てて説明したらちゃんと理解してくれるんですから。
ユーリが醒めてるようで、この父親の事を滅茶苦茶尊敬しているのは、ルークが学生時代、騎士院をやめることになった事件の内実を聞いて、もう随分と昔のことなのにやたらと熱くなってその話を教えてくれた人に食ってかかってしまった事からも何となくわかるんですよね。よほど好きで尊敬してなかったら、そんな過去話で熱くならないですよ。
ともあれ、ユーリは学業の方はとっとと単位取れるところは取ってしまって、暇だからと商売はじめて自分の知識の中から使えるものをどんどんと利用して、商社を立ち上げて資金を稼ぎ出し、また商船持ちの商人と仲良くなることで、外地へも食指を広げていくわけです。
これに関して、ほとんどの人はユーリの金儲けを暇つぶしとは言わないけれど、シヤルタ王国という狭い範疇の中での事だと考えているしこれに関してユーリはまだあまり何も語らないのだけれど、リリー先輩に天測航法のための六分儀の開発を依頼したときに、はっきりと語っているんですね。このシヤルタ王国は近いうちに亡びる。その崩壊に巻き込まれないためには、海を超えてクラ人国家群の手の届かない所まで逃げるしか無い。そのための資金稼ぎであり、ホウ社の設立であり、幾つもの発明品の開発なのである、と。
これは、この異世界が地理的には地球とほぼ変わらないものであり、西の海を隔てた向こうに新大陸が存在している、と知っていなければ出来ない発想ではあるのだけれど。
いずれにしても、この段階から既にユーリはもう、国の滅びを前提に動き出しているのである。
王都に出てから、同じ学生の仲間たち以外にもクラ人の言葉以外にもその文化や国家の内実、クラ人の原動力の一つである宗教などについても詳しく教えてくれることになるクラ人の亡命者にして教師であるイーサ先生や、商船を駆りクラ人国家にまで商売しにいく商人のハロル、ホウ社の幹部として植物紙の生産をはじまりに組織を取り仕切ることになる辣腕の商売人カフ、そして時計職人の子であり機械系の職人でもあるリリー先輩、というユーリの人生においても後々まで深く関わることになる友人、恩師、仲間となる人物と出会い、またキャロルやミャロといった子供時代からの友人たちとは更に親密に交流を重ねて、まさに青春を謳歌しているというべき次第だろう。輝かしき青春時代だ。
しかし若く未来に希望を抱いて走るような青春とは裏腹に、ユーリの根底には先に語ったような迫りくる亡国に対する備え、抗い、それを妨げようとする旧弊との饐えた匂いのする暗闘が横たわっている。
ユーリの前世、研究者だった男の半生が語られるのだけれど、そこには身近な人からの裏切りがあり、怒りを原動力とした戦いがあり、すべてから解き放たれた自由があり、その果ての虚無感があったわけです。そして、彼は孤独だった。
ユーリの根底に、どこか乾いた風が吹いているように見えるのはこの前世の孤独があるのかもしれません。一方で、この生で彼は家族からの愛情に包まれ、友情と親愛を交わす友達がいて、目的をともに走れる仲間たちがいる。
今の彼の奥底に、闇はないはずです。乾いた価値観と醒めた意識が根ざしていて、それが彼に無邪気に未来を信じるなんて真似を許さないのだとしても、彼が戦う理由には温かい熱がある。まあいまいち、見る目がないというか、ミャロの性別自分だけが全く気づいていなかった事に人生最大級の衝撃というかショックというか、自分だけなの?という焦りが、鈍いというか変に彼の間の抜けた部分を垣間見せてくれるんですけどね。そういうのも織り交ぜての、複雑な人間性の質感がユーリという主人公の魅力なんだろうなあ。
ミャロの祖母と面談しての、ヤクザの事務所に連れ込まれたみたいになった時の、あの後ろでソロムの爺さんがやりたい放題やっているのを振り返りもせずに、不敵な笑みを浮かべたまま椅子の上で足を組んで脅されたはずが逆に脅しにかかっている様子なんて、十代の若造どころじゃない貫禄でまさに魔王さま、という風情の格好よさだったんですけどねえ。いや、魔王というよりもマフィアという感じだよな、あれ。

なんにせよ国際情勢と国内情勢が詳らかになってきた上で、キャロルを通じて王家ともよく関わるようになったユーリ。騎士家の嫡男という立場もあって、魔女家の領分にも首を突っ込み、と学生身分でありながらもうその他大勢の一人、なんてわけにはいかなくなってきたよなあ、これ。
既にこの段階で、キャロルの王配候補筆頭という扱いになりつつありますし。まあ、あのお互い遠慮も何もないキャロルとの親密な関係を目の当たりにしたら、ねえ。普段は男女のそれの気配はまったくなく、悪友みたいな付き合い方ですけど。
でも、書き下ろしでのキャロルの下町探訪にユーリが付き合う話なんぞは、完全にデートでしたしねえ。デートにしたら危ない所に首突っ込みすぎですが。ってかユーリってホント場馴れしてるというか、普段から悪所にも出入りしてるしこれどこでも生きていけそうな強かな処世に長けた人物なんだよなあ。
ってか、意識もせずにそういう事言うからなーこの男。いや、ユーリの場合しれっとちゃんとわかって言っていても全然おかしくないんだよなあ。そういう男なのだ。


亡びの国の征服者 1 〜魔王は世界を征服するようです〜 ★★★★   



【亡びの国の征服者 1 〜魔王は世界を征服するようです〜】 不手折家/ toi8 オーバーラップノベルス

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家族の愛を知らぬまま死んだ男は、異なる世界で新たな生を受ける。ユーリと名付けられた彼は、両親の愛を一身に受けながら新たな人生を穏やかに過ごしていく――はずだった。しかしユーリ達の住む国家群は大陸の広域を支配する“もう一つの人類”に脅かされ、亡びの危機に瀕していた。ユーリとその家族も無関係ではいられず、戦乱に巻き込まれていく……。
槍を振るい鳥を駆る王国の剣――騎士家。そんな騎士家の名門ホウ家の頭領だった叔父の戦死が、殺し合いを嫌って家を離れていたユーリの父を再び騎士の世界に引き戻す。そしてユーリもまた騎士を育成する騎士院への入学を余儀なくされ、そこでの出会いがユーリの、そして王国の運命を大きく動かしていくのだった――。
これは、愛する者達のために戦い、のちに「魔王」として世界に名を轟かせる男が歩んだ覇道の記録。
「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、ついに開幕!

この作品がついに書籍化かー、感慨深い。古参の作品の中でも、なぜこれが書籍化にならないんだとずっとやきもきしていた作品でしたからね。一度、いや二度か。年単位で更新が途切れたときはもはやこれまでか、と覚悟も決めただけになおさらに。
はぁ〜〜。うん、ウェブ版既読です。つまり、最新話まで読んでいて、この作品のタイトルである【魔王は世界を征服するようです】の意味の一端を知ってしまっているということ。
あの衝撃は未だにわだかまっていて、自分の中で渦巻いています。なので、この物語をもう一度最初から、ユーリの幼い頃からまだ彼が何も知らず、ただ幾つもの愛情と友情を受け入れ与え合う姿をはじめから見つめ直すという事に、今いい知れぬ感情の波を湛えています。
ユーリの、ユーリとしての人生が今、こうしてはじまっていることに。彼という人間を構成する根本となる日々が、人々との出会いが、大切な人たちとの繋がりが生まれていくすべてを、今こうしてもう一度最初から見守り直すということに、色々と堪えきれずに溢れてくるものがあるのです。
この一巻だけ見ると、【魔王は世界を征服するようです】というタイトルは少々意味がわかりません。どうにも、タイトルが内容の実際を表しているようには見えないからです。魔王という要素が、どこにも見当たらない。文脈からして、魔王とは主人公のユーリを指している事は自明なのですが、ユーリは辛辣な現実主義者という側面があり、徹底して敵となる要素を排除する冷徹さこそあるものの、そこに魔王と呼ばれるほどの危うさや残酷さ、非情さや危険性は見受けられません。家族への愛情に溢れ、友情を大事にし、どこか突き放した所はあるものの懐に入れたもの、頼られた時に相手を見捨てられない情のある当たり前の善良さを持つ少年です。
実のところ、この一巻に留まらずこの物語はタイトルからどこか乖離したように、滅びゆく国を、亡びゆく種族を何とか自分の手の届く範囲で守ろうと、大切な愛する人たちを生き延びさせようと奮闘する少年の、青年の、抗いの物語であり続けます。
そして、この一巻は彼がその人生を捧げる事を厭わないだけの、情を交わすことになる大切な人たちとの出会いの章です。尊敬スべき、でもどこか善人過ぎて放っておけない父親ルークと、愛らしい母親スズヤ。前世で親の愛情に恵まれなかったユーリに、人の親として目一杯の愛情を注いでくれて、この主人公に人を愛し世界を愛することのなんたるかを教えてくれるとても素敵な両親。ユーリの人生の指針となった二人。
そして頭脳明晰で人並み外れた知能を持つが故に他者から理解されず孤立しがちだった従妹のシャム。やがてユーリの片腕となり、あらゆる意味で彼の理解者となり共犯者となり罪と罰の共有者となるミャロ。
最後に、ユーリの生き様を決定づけることになる、彼の人生にとっての光であり災厄であり全てとなるキャロル・フル・シャルトル。
どこか淡々とした語り口で描かれる文章の中で踊る登場人物たちは、その乾いた地の文の中で驚くほどに瑞々しくその為人をきらめかせていく。グイグイと、引き寄せられていく。心、惹かれ囚われていく。
まだこの一巻で子供でしか無く、育った領地から騎士院と呼ばれる学校に通い出したばかりのユーリの目に映る世界は、まだまだ狭い。豪族たちの駆け引きも、魔女たちの陰惨な陰謀まみれの在り方もまだ知らず、宮廷政治の闇にもまだ触れる機会はなく、この国に迫る人類という族滅という脅威もまだ遠い。ユーリ・ホウの物語はまだはじまったばかりだ。だからこそ、青春にもまだ至らぬ頃の子供時代の輝きがここにある。
ラストの、ユーリがはじめて目のあたりにしたキャロルの笑顔は、その象徴とも言うべき光だろう。
居丈高で傲慢で、一生懸命背伸びして自分を高く強くみせようと頑張る王女さま。でも、意地を張りながらも素直にお礼を言えて、健気さも見せてくれる女の子。
キャロルと繰り広げた、最後の冒険は子供が経験するものとしては範疇を越えていたと思うのだけれど、その締めに二人で市井の食堂でミートパイを頬張る様子が何とも微笑ましく、ただの切った張ったの逃亡劇で片付けず、こうやって二人で買い食いして終わらせた事がこの一件を黄金の思い出として刻み込んだのではないでしょうか。きっと、生涯の思い出になったのでは、と。最後の笑顔に思い巡らすのです。
これからこそが波乱万丈となる二人の人生ですけれど、ここがスタートだったことを、二人にとってのはじまりだったことは、忘れられないでしょう。toi8さんの描いてくれた挿絵、最後のキャロルの柔らかな微笑みと重ね合わせて、きっと忘れないでしょう。

さあ、ではここからユーリ・ホウの物語を追いかけ始める事としましょう。傑作と呼ぶに相応しい本格ファンタジー戦記の開幕です。

 
12月6日

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(角川コミックス・エース)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(フロース コミック)
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(フロース コミック)
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(フロース コミック)
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(フロース コミック)
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12月2日

(一迅社ノベルス)
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(一迅社ノベルス)
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(一迅社ノベルス)
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(講談社ラノベ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(Kラノベブックス)
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(早川書房)
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12月1日

(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(角川スニーカー文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJコミックス)
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(HJコミックス)
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11月30日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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11月29日

(ヒーロー文庫)
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(ヒーロー文庫)
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(ファミ通文庫)
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(エンターブレイン)
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11月28日

(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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11月27日

(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(アクションコミックス)
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11月26日

(エンターブレイン)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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11月25日

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(ガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(コロナ・コミックス)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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