今慈ムジナ

時をかけてきた娘、増えました。 ★★★★   



【時をかけてきた娘、増えました。】  今慈 ムジナ/木なこ ガガガ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

未来からの娘、来る。え? 一人じゃない?

気になるクラスの女の子、安達藍に話しかけることもできず、特別なことなど何もない高校生活。

でもある日、自室に発生したワームホールから、未来から来た僕の娘が現れる!?
「わたしは安達七彩。大女優、安達藍の娘です」
未来から娘が来たこと。そして奥さんが、あの安達!?
混乱する僕をよそに、七彩は安達と僕をくっつけるために奔走する。

そのお陰か、安達とも少し親しくなり未来への希望が見えた、ある日の夕方。
七彩と公園を歩いていると……
「あたしとママがいながら一体どういうわけ!?」
また突如現れたワームホールから、別の娘が現れた!!

僕が未来で浮気しているかもしれないということはさておき、もう一つの運命の相手に出会いに行くことに。
まさか、これが未来での浮気につながるんじゃ……?

――運命の相手が二人!?
今、未来の娘も参加した、時空や恋がみだれるラブコメディが開幕する!!
未来から自分達の子供を名乗る娘が来て、まだ現在では恋人同士じゃない主人公とヒロインの間を取り持とうと奔走する、みたいな展開の話は定番の一つとして存在しますけれど、それが異なる平行未来から母親の違う娘が自分の母親とくっつけるべく現れる、というパターンはなかなか珍しい。
場合によってはどちらかの存在が消えてしまう、という修羅モードになってしまいますもんね。幸いにして、この作品においては主人公の清水くんがヒロインのどちらを選ぼうと、選ばれなかった側の娘は二度とこの時間軸に接続できなくなる、というだけで歴史自体が消滅してしまうようなえげつない展開にはならないようなので一安心ではあるのですが。
下手をすると、自分達の世界を守るために殺伐を通り越して血風が舞いかねない案件になってしまいますからね。主人公もそんなんなったらラブコメとかしてられませんから、気分的にも。
しかし、二人の娘たちの奔走のおかげで強制的に「二股」を掛けかねない立場に立たされてしまう清水くん……のはずなんですけど。
……いやこれ、片方のヒロイン、安達藍がちょっと強烈すぎやしませんかね!?
元々清水は彼女に片思いしていて、もう一人のヒロインとなる小日向の方は認知すらしていなかった、というスタートラインの差があるのですが、そういう清水の認知や恋心の問題じゃなくてただただひたすらにこの「安達藍」という娘のキャラクターの存在感が激烈すぎるんですよ。
彼女・安達は天才である。未来においては大女優として大成することになる演技の天才。全国に知られた名門演劇部ではあるものの、高校の部活程度に収まる器ではない本物。
この天才キャラ、というのが曲者なのだ。天才という冠を被るキャラは多かれど、本当の意味で「天才」である事を描かれたキャラクターは少ない。並の筆力、並の感性では「本物の天才」というものを表現しきれないからだ。自然、天才と言っても普遍的な理解の範疇に収まってしまう。
しかして、この安達藍という人物はどうだろう。
彼女が本当に天才なのかはわからない。だが、この少女が見ている世界は常人が見ている世界と全く異なる地平に存在しているのは確かだ。同じ言葉を喋り、同じ世界を見ているはずなのに、彼女と他の人間が見ているもの、聞こえているものは決して合致しない。逸脱してしまっている存在だ。
その回路の接続を間違えてしまったかのような在り方は、作者のデビュー作である【ふあゆ】に出てくる登場人物たちを想起させられた。あれらこそはまさに正気と狂気の地平を揺るぎなく綱渡りする者たちだったけれど、それと比べると安達は決して怪物のような類ではない。自分が食い違ってしまっている事に怯え、不安に苛まれながら、自分の世界と繋がる人に恋い焦がれるただの少女だ。
彼女にとって、演技とは生きがいであると同時に他者と世界を接続させるツールでもあるのだろう。「演じる」という行為を通じて、何とか安達は他の人達と意思疎通を図ろうとしているのだ。
親友である持田恵はその「演技」を抜きにしても自分と繋がろうとしてくれる人だ。その恵相手ですら意識の地平が違うことでコミュニケーションを損失する事が度重なり、何も動じていない感じていないような無表情の奥で彼女がかなりの悩みを抱え、模索している事が伺える。
そんな中で、安達は清水という同級生と出会ったのだ。演技抜きで、何もかもが食い違ってしまう自分の言動を、そのまま受け入れてくれる少年に。
実のところ、清水は安達の世界の理解者ではない。彼は他の人と何も変わることなく、安達が存在している地平を認識できない。別に理解したから彼女の言動を受け入れているわけじゃないのだ。
わからなくても、通じていなくても、ただあるがまま受け入れているだけに過ぎない。流されているだけ、とも言えるかもしれない。そのため、なあなあで対応したために致命的な錯誤をおかしてしまう事が度々繰り返される。
それでも、安達にとって清水という人物はある意味ちゃんと自分と繋がろうとしてくれた数少ない人であり、きっと初めての異性だったのだ。
気になるし、意識する。興味を抱き、関心が注がれ、彼のことを目で追うようになる。よくよく見ると、安達が彼女にとってはかなり必死に懸命に、清水と意思疎通を図ろうとしているのが見て取れる。身振り手振りで言葉の通じない相手に何とか意思を伝えようとするように、安達藍にとってはあの唐突で何を考えているかわからないマイペースの言動は、必死のコミュニケーションだったではないだろうか。
そう考えて見ると、途端に安達の宇宙人めいた不思議ちゃんの在り方に、生の感情が透けて見えてくる。彼女は本当に、懸命だったのだ。必死だったのだ。
だからこそ、清水の主体性に欠けた応答に真面目に取り組み、彼の言葉を真剣に捉え、結局どうしても彼と地平を同じくできず、どうしようもない錯誤がお互いの間に横たわっているのだと思い知った時、演じるという行為を突き詰めて自分自身を消し去って徹底改造してしまおう、とまで振り切ってしまったのではないだろうか。
彼女の切実さ、必死さが見えてくると、なんかどうしようもなくこの娘の事が可愛らしく魅力的に見えてきたんですよね。
彼女のそれは、恋だったのだろうか。ただ自分の存在している地平に同じように立ってくれる人を探し求めていただけだったのか、本当の意味で理解してくれる人を求めているだけだったのか、自分を受け入れてくれる人を求めていたのか。演じている自分ではない、素の自分に触れてきた相手への好奇だったのか。
ただ、人が恋しかったのか。
まあそれはどうでもいいことだ、きっと。そのはじまりがどのようなものだろうと、その中身がどのような理由で形成されていようと、さして関係はない。
清水は本当の自分をみつけてくれた。自分自身すらも知らなかった安達藍を引き出してくれた。演劇を手段としてだけではなく、ただただ好きで夢中になれる自分を引っ張り出してくれた。
そうして安達が清水に抱いだ言葉にできないふくらむ気持ち、それはどの地平においても変わらない。恋と呼ぶのだろう。
清水の方も、ただ曖昧なままあるがまま受け入れるのではなく、彼女の見ている地平を理解できなくても、そこに立っている安達を見つけることはできた。理解は出来なくても、見つけて、掴まえて、一緒にいる事が出来たのだ。安達藍はどうしたって一人だろう。でも、孤独にはさせないように寄り添えたのだ。

この二人を取り持つ存在として、娘たちの活動があったわけだけれど、いやでもやっぱりこれ、安達藍というキャラクターの存在感の強烈さが、他の諸々の要素をだいぶかき消しちゃってると思うんですよね。娘たちが引っ掻き回すラブコメとか、ダブルヒロイン制の二股展開とか、安達の存在の眩しさにどうしてもそれ以外が薄くなってしまった印象だったんですよね。
これ、もし続編があったとして小日向ちゃん、巻き返せるのか? 安達以上の存在感を出せるのだろうか。ラストにさらにどかんと大きな爆弾を投じてきましたけれど、果たしてこれが燃料になるのか。なんか、これはこれでオチとなってて、ある意味キレイに終わらせた感もあるんですよね。1巻完結なんだろうか。
いずれにしても、特に安達と清水による独特のコミュニケーションに基づいたラブコメという所にのみ焦点を当てても、それだけでかなりグッと惹きつけられ魅入らされるものがある、思わず低く唸りながら、面白れえぇ、とこぼしてしまうようなお話でした。


路地裏に怪物はもういない ★★★☆   



【路地裏に怪物はもういない】 今慈 ムジナ/やまかわ  ガガガ文庫

Amazon
Kindle BOOK☆WALKER

平成最後の夏、最後の幻想がはじまる

一つの時代が終わろうとしている。
高度に発達した文明社会は路地裏の暗闇さえも駆逐し、この世界に幻想の居場所はなくなった。かつて人々が怖れた怪異は、誰しもがネットで正体不明を暴けるものとなった。
そんな幻想の余地がなくなった現代社会で、十代の少年少女を中心に不可思議な現象が起きる。
――乖異。
己が妄執こそが真の現実だと主張する、突如顕れた新たな病魔。現実から乖離し、現実とは異なる理で世界をねじ曲げる現象。乖異によって引き起こされるは、「死者のいない」猟奇事件。導かれるように集ったのは、過去に囚われた三人。
絶えた怪異を殺す少女・神座椿姫。
空想を終わらせる男・左右流。
そして、世界に残された最後の幻想である少年・夏野幽。
一連の事件に「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異とかかわっていくことになる……。
終わる平成。最後の夏。最後の幻想。
旧時代と新時代の狭間に問う、新感覚伝奇小説 がここに。
妄想具現化!!
この怪異ならぬ乖異なる現象はそう表現するのが一番相応しいのじゃなかろうか。もっとも、この乖異は妄想のまま終わらずそのまま異常が異常と認識されなくなり、そのまま現実へと推移していくという空恐ろしい結果へと至ってしまうのだが。
個人の妄想が現実を侵食する、それが可愛らしい絵空事や空想なら微笑ましいコメディにもなるのだろうけれど、ここで語られるのは人の抱える痛みや苦しみから求められた業であり足掻きであり負の感情から生じる、こうあればと願う掻き毟るような妄念だ。それらが蠢き現実へと成り代わろうとする姿はどこか無残で痛ましい。
しかし、そんな妄想に縋る彼らにとって、それは救いなのだ。彼女たちがそれを求めたことは決して悪ではない、邪まであったわけではない。しかし、弱さではあったのだ。
幽と椿姫、そして左右流はそんな彼女たちを憂いながらも、容赦なく現実を突きつけていく。弱さを指摘していく。でも、それは彼女たちを打ちのめして立ち上がれないようにするためではない。ある意味抱える痛みから逃げていた彼女たちに、現実に立ち向かうための手助けを、彼女たちが抱えていた苦しみに立ち向かうための術を、彼女たちが一人ではないと知るきっかけを与えることが、幽たちが成し得た乖異退治だったのでしょう。
最後の一人、最大の一人、もっとも忌まわしき乖異の主との対決を除いては。
翻って、それは幽たち三人にも当てはまること。過去に、歴史に、伝統に、宿命に囚われた三人にとっても、乖異に囚われた人々との対峙は自らを省みることになるのです。
もっとも、主に幽の視点で物語が推移し、幽も口数が多い割に本意については空とぼけているような節があるので、彼ら三人の心情に関してはそうだろうなと想像するほかないのですが。
特に椿姫に関してはもう少しその内面に踏み込んでも良かった気がするんですけどね。最初、キラーマシンのような冷徹非情な情緒を表さぬ怪異殺しの専門家、という体だった椿姫が話数が進むにつれて劇的なほどに人間味を見せていく姿には随分とキュンキュンさせられただけに、傍目から見た印象だけではなく彼女が何を考えているか、その行動原理にどういう変化が起こっているのかを彼女に焦点を合わせて色々と見てみたかった気がします。猫化しているときの可愛らしさは尋常じゃなかったですし。
それに、ラストのあの一文の原因って、誰が成したのかってついつい想像してしまうじゃないですか。誰が、何を思って、乞い願ってしまったのか。
ただ、この一冊に関しては殆ど一人のメイドさんがスポットライトを偏に浴びて持っていってしまいました。彼女の意志、彼女の存在感が悪意も怪物性もすべて塗りつぶし、印象を掻っ攫っていってしまいました。これは、彼女の物語であったと言っても過言ではないくらいに。
それに伍するように、拝み屋さんの地味だけれど粛々とした覚悟もまた、この作品に重みと安定感をもたらしてくれていたように思います。なんだかんだと、幽と椿姫と流という三人組の相性というか息の合ったしっくり来る良いものだったんだなあ、と思うんですよね。
出来れば、この夏の延長戦となるだろう次巻も読めればいいのだけれど。

今慈 ムジナ作品感想

ふあゆ ★★★★☆  

ふあゆ (ガガガ文庫)

【ふあゆ】 今慈ムジナ/しづ ガガガ文庫

Amazon
Kindle B☆W

本当の自分を探す、新時代の黄昏怪異譚。

心因性相貌誤認症――
他人の顔を誤認識してしまう病を抱えた少年・龍胆ツクシ。曖昧な世界を生きる彼だが、犬頭の祖父、ガゼル頭の幼馴染、絵画頭のクラス委員長、貝類頭の後輩に囲まれながら、平和な日々を送っていた。
ひょんなことから、ツクシは連続猟奇殺人事件の現場を目撃してしまう。そこに佇んでいたのは、ハシビロコウ頭の怪人。もちろん警察に通報するのだが、彼の証言が信用されるはずがなかった。自身の役立たずぶりを改めて実感しながらも、彼は「自分にできることはなにか」を考え始める。
そんなとき、夕焼け色をした怪異の少女が目の前に現れる。ツクシが久しぶりに認識した自分以外の顔は、記憶の中のとある少女と瓜二つのものだった。奇妙に思いつつも、懐かしいその顔に、彼はつい気を許してしまう。

「ジブンタチはジブンになりたいのー、なのでジブンを教えてください!」

本当の自分を探すという怪異の少女との出会いをきっかけに、彼の世界は徐々に変化していく――。
ゲスト審査員に渡 航を迎えた、第10回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。気鋭のクリエイター・しづがイラストを担当。
自我と認識の問題を巡る、新時代の黄昏怪異譚がここに。
ふはは、これはドストライク。ガガガ文庫すげえなあ、本当に我が道を行っている。
「ふあゆ」なんてまた意味の分からないタイトルを、と読み始めた本作だけれど、意味不明なんかじゃ全然なくてむしろ恐ろしく直球なタイトルじゃないですか。ひらがなだと意外とわかんないもんなんですねえ。
脳の機能の問題で人の顔が判別できない、という症状は聞いたことがあったものの、ツクシのそれはわからないのではなく、違った別のもの。例えば犬の頭だったり、ガゼルだったり貝だったり。顔がわからないどころじゃない、考え方によったらそれは相手が人間に見えない、という事じゃないか。
半ば、狂気に足を突っ込んだ日常。しかし、ツクシがイカレた人間かというと多少ふわふわと浮世離れした言動ではあるものの、狂気の瀬戸際に立ち片足を踏み入れながらも、残ったもう片方の正気の大地に踏みしめた足には安定感があって、揺るぎなさを感じるのである。事故の直後、この異形の症状を得た直後は相当にのたうち回ったようだけれど、今は安定している。その理由が彼の祖父や幼馴染の存在であったことは、ツクシが彼らに向ける想いから容易に知れる。彼らの注いでくれた惜しみのない愛情が彼を救い、彼を人間に留め、彼を前向きに歩ませている。
思えば、そんな狂気の淵に立ちながら誰よりも健全に人足ろうとしているツクシだからこそ、ジュゲムは彼を選んだんじゃなかろうか。ジュゲムの在りよう、彼女が自分になりたい、自分を知りたいという理由がわかってくるほどに、誰よりも切実に自分の存在を不安定に感じながら確固として自分を見つめているツクシだからこそ、ジュゲムが自分の望む自分に確立するために観測される相手として相応しい「人間」だったんじゃないかと思えてくる。
もし、何事もなければ穏やかに、タクミも絡んでゆっくりとジュゲムは自律した個を得られていったのかもしれない。しかし、ジュゲムが誕生した原因である意識の住人のもたらす惨劇は、そんな穏やかな生活を残酷に踏みにじっていくのだ。
あの、子供が無邪気に虫の足を、頭を引きちぎるように、生きた人間を簡単に壊していく暴力。ホラーである。意図も知性も邪悪すらも感じさせない、一方的な殺戮。
これはもう、めちゃくちゃに怖かった。強いとか弱いの範疇じゃないんですよね。行き逢えば殺される恐怖。何より、人の尊厳を根こそぎぶち壊すような酷い殺され方、こんな死に方したくない、というまともじゃない死に方をさせられる、という恐ろしさ。それが、容赦なく身の回りの親しい人たちを、彼を正気の世界に押しとどめていた人たちを、唐突に、破壊していく。
ツクシの見ている世界が、どんどん狂気に飲まれて変貌していく様子が、その描写も相まって読んでいるこっちまで不安定になっていく感じがして、なんとも凄まじかった。
それでも、これだけグラグラに不安定になりながらも、ツクシは狂気に飲まれないんですよね。視覚的には、もうとっくにおかしくなっているにも関わらず、感情はめちゃくちゃにかき乱され切っているにも関わらず、最後の最後で彼はずっと踏みとどまったまま、考えることをやめないのだ。人間をやめないのだ。
それは、観測され収束する側であったはずのジュゲムが、むしろ正気の側の錨としてツクシの裾をずっと引っ張って引き止めていたこと。そして、事態が急迫するにつれて余計な不純物がどんどん取り払われて露わになっていく、ツクシのタクミに対する爆発的な愛情とタクミの方からも一切ブレることがなくツクシに注がれる想い。それらが、ツクシを構成する世界がどんどん破壊されていくにも関わらず、彼に人間であることを迷わせず、自分がいったい何者なのか、誰なのか、という疑問の沼に溺れることを許さなかった。
見ている光景は違っていても、彼らの世界は一緒だったのだ。その心の内にある想う人の姿は、本物のその人と合致していたのだ。愛とは与えるもの、とは自分の中の相手の肖像と実際のその人の肖像の食い違いを埋めるための、最大の威力を持った心の共有なのかもしれない。
世界がどう狂って見えようと、ツクシがタクミを間違わなかったように。ツクシの姿が見えなくても、タクミが彼を見失わなかったように。
そして、一方的な押し付けるだけの愛情とは、その乖離を致命的なものにまで引き裂いていくものなんじゃなかろうか。

あなたはだれですか?

クライマックスで明かされた事件の真相は、それに対するツクシの結論は、いっそ徹底的だったとも言える。目に見える世界ではなく、心の中にある姿を肯定し、目の前の醜悪を否定しきった結論は、現実と虚像をひっくり返し、叩き潰した。勿論、虚像が実像を得ることはないにしろ、実像が虚に沈んでしまったあのシーンは衝撃的ですらあったように思う。
まわりまわって、これってヒーローモノ的な要素も得たということなのか。いやむしろ、この作品って十年前くらいに一世を風靡した「新伝綺」の系譜を継ぐ物語なのかもしれない。そう考えると、なかなかにしっくりくる。
そして何より、幼馴染ストたる私の欲求を十全満足させてくれる、素晴らしい幼馴染モノでありましたのよさ。
みっちりと中身の詰まった、様々な嗜好を満足させてくれるガツンと読み超えのある、何より抜群に面白い作品でありました。
こういうのが出てくるから、ガガガ文庫たまらん。

 
1月26日

(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


角川コミックス・エース
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W

1月25日

(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップノベルス
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon KindleB☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

1月21日

(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(イブニングKC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


Amazon KindleB☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

1月20日

(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(チャンピオンREDコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングチャンピオン烈コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングチャンピオン烈コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(単行本コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングマガジン サード)
Amazon Kindle B☆W

1月19日

(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(裏少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W

1月18日

(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガブックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガブックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


1月17日

(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

1月15日

(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


1月14日

(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GAノベル)
Amazon Kindle B☆W


(GAノベル)
Amazon Kindle B☆W


(GAノベル)
Amazon Kindle B☆W

1月12日

(ゲッサン少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ゲッサン少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグ コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スター コミックス) Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

1月10日

Amazon Kindle B☆W

1月8日

(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(電撃コミックスNEXT)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス)
Amazon Kindle B☆W

1月7日

(少年チャンピオン・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンポケット)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンポケット)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンポケット)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンポケット)
Amazon Kindle B☆W


(good!アフタヌーン)
Amazon Kindle B☆W


(good!アフタヌーン)
Amazon Kindle B☆W


(good!アフタヌーン)
Amazon Kindle B☆W


(good!アフタヌーン)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンポケット)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスUP!)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W

1月6日

(KCデラックス)
Amazon


(KCデラックス)
Amazon


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W

1月5日

(ヒーローズコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヒーローズコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W

1月4日

(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W

12月28日

(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


(GCノベルズ)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(HJ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(講談社ラノベ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(講談社ラノベ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(講談社ラノベ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(一迅社ノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(一迅社ノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグ コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

12月27日

(ヒーロー文庫)
Amazon Kindle B☆W


(YKコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(YKコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(B's-LOG COMICS)
Amazon Kindle B☆W

Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索