信長の野望・革新

信長の野望・革新 三好家プレイその8  

「ふーん、私にお城を建てろっていうのー? 私、造るより壊す方が得意みたいなんだけどな」

綿毛のようにぽわぽわとした無邪気そのものの、だがどこか抑揚に欠けた声音で答えると少女は屈託なく小首を傾げた。ただそれだけの所作に、朝倉雪姫は肌襦袢が冷や汗に濡れそぼるのを感じる。三好家の外交官として、京都所司代として各大名家の名にしおう怪物どもや、禁裏の魑魅魍魎どもを相手取ってきた彼女をして、ただ相対しているだけで心胆を寒からしめる威風を、この今年に入りフラリと現れ三好家に居座るようになった少女はケープでも羽織るように纏っている。
薄桃色の長い髪に、血を塗りたくった宝石のような相貌。黒衣に身をくるんだ少女。

「それはいずれ存分に、リトルプリンセス」
「ダメだよ、雪姫さん。その名前は無し。無しなのー。今の私って魔王だけど魔王として成り立ってないの。だから、美樹の方がいいと思うんだ」
「……わかりました、来水美樹様」

なまめかしく口端を舌でペロリと舐め、来水美樹は身を纏う黒い外套を胸元に引き寄せると、うふふとほほ笑む。

「でも、ほんとに私、壊すことしかできないよー?」
「いえ、此度は実際に支城を建てるのが主の目的ではありません。無論、建てられればそれに越したことはありませんが」

美樹は「んー」と指を唇にあてて頭をひねり、やがてニタリと笑みを張り付けた。

「ふーん、つまりお殿様が期待してるのって、この私に餌になれってこと?」
「……先年の観音寺城攻めの結果は、貴女もご存じですね?」
「私が入る前のことだね。知ってるよー。だいぶボコボコにやられちゃったみたいだね」

昨年の1562年(永禄5年)11月。三好家は山城・室町御所に攻め入ってきた斎藤・筒井連合軍4万7000を、僅かな被害で撃退することに成功していた。この大勝が諸将の油断を誘ったのだろう。摂津・石山御坊からの後詰大将・十河一存はこのまま返す刀で南近江・観音寺城を陥落させるべしと息巻き、武将の多くがこれに賛同。東方軍総大将である荒木摂津守村重も、これに抗しきれず三好家は間髪入れず南近江に侵攻したのだった。
その数、3万3000。十河一存率いる石山勢を主力とし、荒木村重以下、滝川益重・中川清秀・日根野弘就・植田光次・森田浄雲・安田長秀、新参の鉄砲奉行稲富祐秀ら室町御所に詰める主だった武将の総力出撃であった。
が、結果は惨憺たるものだった。

「あの時、観音寺城に残っていた兵力は僅かに六千余。一気呵成に攻めよせれば、何のことなく城は落ちたでしょう。ですが、敵方にはあの男がおりました」
「誰?」

――天才・竹中半兵衛重治。

その名を神か悪魔かのように告げる雪姫の口ぶりに、美樹の目尻が興味深げに揺れる。

「事実上、我らはかの方一人に敗北したようなものです。軍勢は混乱に陥れられ城攻めなどろくに行えず、十河左衛門尉様の勢に至っては偽報に騙され観音寺城に近づくどころか国境すら越えられない始末。そうするうちに、美濃は稲葉山城から援軍が駆けつけてきて、我らは虚しく引き下がるしかなかったのでございます」
「あはは、いいとこなしだ」
「ろくに準備も整えず、勢いに任せて要衝・観音寺に攻め入った我らの浅慮でもあります」
「だから、勝竜寺城なの?」
「ええ」

山城南部西岡・勝竜寺は、南近江・大和・摂津・和泉を結ぶ中継点に位置する交通の要衝地だ。ここに城を築けば、一気に南近江・大和の両国の首根っこを押さえる楔とすることができる。無論、斎藤家も筒井家もここに城が築かれるのを漫然と眺めていることはありはしないだろう。

「勝竜寺城の築城は、斎藤・筒井の両家にとって喉元に突きつけられた匕首のようなもの。両家は必ず、これを阻止するために軍勢を送り込んでくるはずです」
「それって囮になる私、けっこうキツいかも」

恐らく、敵勢は数万を超えるだろう。もし、味方の迎撃部隊の到着が遅れれば、美樹の築城隊は数倍からなる敵軍の攻撃にさらされることとなる。過酷極まりない任務だ。

「もしかして、私試されてるのかなあ?」
「……」

無感情に揺れていた真紅の双眸が、凄惨な色を帯びる。物理的な圧すら感じさせる視線に注視され、雪姫は生唾を飲み込んだ。が、あくまで表層には微塵も伺わせない。雪姫は慇懃ながらもむしろ居丈高な姿勢で告げた。

「もし、貴女が三好家にとって有用な方なら、わたくしも美樹様がお探しの御仁を捜索するに微力を尽くすことを厭いません。が、才無き無能にかまけていられるほど暇でもないのです。美樹様、信と実を得たくば才を示しなさい。才を示し、当家にとって重きをなす地位を得れば、おのずと目的に近づくことが叶うでしょう」
「……いいね、それ」

キョトンと目を瞬いた少女は、やがてケタケタを笑いだす。

「ここで頑張るのって、思ってたより楽しそう。いいよ、やったげる」
「ありがとうございます、美樹様」



1563年(永禄6年)2月。三好長慶は、この年より三好家の禄を食むことになったばかりの新参武将・来水美樹(戦国ランス)に南近江・大和に対する前衛拠点・勝竜寺城の築城という大役を与える。
任を得た来水美樹は早速9500の兵を率いて、勝竜寺での縄張りを開始した。
対して斎藤家は、観音寺城から菊地真(アイドルマスター)を大将、百々安信・大館義実を寄騎とした騎馬隊8000を出撃させる。菊地は若い女ながらに勇猛をもって名を馳せる騎馬大将。寄騎についた百々安信(綱家)は、地元近江の名家の出で築城術に定評のある良将である。足の速い騎馬隊をもって急進、築城に見識の長けた百々安信の指揮で短期間に来水美樹の勝竜寺築城を挫き、速やかに撤退する。目的のために特化した非常に理にかなった部隊編制であったといえる。
当初、勝竜寺の東側近江路で西進してくる軍勢を迎撃する予定でいた三好勢は、菊地勢の進撃速度に完全に虚を突かれる形となった。このため、室町御所で満を持して待機していたにも関わらず、三好勢は後手に回ってしまう。荒木村重以下1万7000の軍勢が勝竜寺に到着したその時にはもうすでに、菊地隊は来水築城隊に餓狼の如く襲いかかっていた。
この時点で来水築城隊が潰乱していなかったのは、まさにこれを率いていたのが来水美樹その人であったこと以外に理由はない。のちに、三好家が誇る野戦指揮官<三好十六傑>の一翼に名を連ねることとなる魔将の面目躍如な統率であった。
が、ここで来水勢が乱戦に巻き込まれた段階で、勝竜寺に支城を築く任務を続行するのはほぼ不可能な状態に陥っていた。駆けつけてきた荒木勢が参戦したことで、防戦一方だった合戦は一気に三好側の優勢に傾いたものの、来水隊の被害は多大なものであり築城の再開は難しく、そのまま撤退を余儀なくされる。
この後、菊地勢は結局数に勝る荒井勢に敗走するものの、三好家による勝竜寺城の築城阻止という戦略目標は完全に達成した上、騎馬の機動力を生かして見事に部隊を維持したまま荒木勢の追撃を振り切り撤退を成功させている。これは、三好家の裏の主戦略目標であった敵兵力の漸減をも阻止したこととなり、斎藤家侍大将・菊地真はこの勝竜寺の戦いで大いに名を轟かせることとなる。

だが、三好家にとってこの勝竜寺の戦いは完全な敗北であったかと言うと、実際はそうではなかった。
三好家の攻勢戦略は常に、活発な戦略機動戦による迂回包囲にあった。複数の軍団を多方面に動かし、敵勢を完全包囲孤立化させたうえで殲滅する。これまで、野戦においても攻城戦においても、三好家はこのドクトリンを踏襲してきた。だが、そもそも南近江から隘路を西進してくる斎藤勢に対しては、勝竜寺周辺の地形を鑑みるにこのドクトリンは適応できない。せいぜい、待ちうけての迎撃が可能と言うぐらいだ。故に、当初からこの勝竜寺築城に伴う攻勢戦略において、斎藤勢の撃滅は所詮副目的にすぎない。

三好家の真の標的は斎藤家ではなく……大和国筒井家。それも、兵力の漸減などではなく、大和筒井城の攻略そのものであった。

斎藤家観音寺城菊池勢進発から遅れること半月、筒井家もまた勝竜寺城を築城する来水美樹撃滅のための兵を筒井城から出陣させる。
筒井家きっての謀将、滝川左近一益を総大将とする1万1000は大和路を北進、菊地勢と三好勢が激烈な乱戦を繰り広げていた勝竜寺戦線に南部から食らいつき、三好家優勢に傾いていた戦局を一気にひっくり返し、逆に菊地勢との挟撃により三好勢の撃滅を図ったのだが、この筒井勢の北進こそ三好家の待ち望んでいた機会であったことを若き大和国主筒井陽舜房順慶は思い知らされることとなる。


「出陣じゃ! 急ぎ兵を束ねろ!」

岸和田城の三好義興が一勢、大和国の国境を越えるとの一報に愕然と硬直する家臣たちを、筒井順慶は一喝した。この時、順慶、未だ幼名藤勝丸の名で呼ばれることも多い十四歳。僅か二歳で筒井家の家督を継いだ赤ら顔の少年は、後見役である筒井順政をキッと真っ直ぐな眼差しで見つめた。やがては、偏屈でへそ曲がりの謀将として名を為す彼も、この頃は潔癖なほどまっすぐな若武者であった。ただ、単なる血気盛んな無鉄砲と一線を画しているのは、彼が正確に三好家の大和侵入が何を意味しているのか、一報を伝え聞いた瞬間に察していたことからも明らかである。

「叔父上、儂が出る。急いで支度を」
「ま、待て藤勝丸、待たんか」

ようやく我に返った筒井順政は、慌てて座敷を飛びださんばかりの順慶を制止した。

「馬鹿を申すな。この城には今、5000の兵も残っておらんのだぞ。対して三好孫次郎は1万4000近い兵を率いているというではないか。出陣などしてどうする。ここは籠城して、勝竜寺に差し向けた兵が戻ってくるのを待つのが――――」

 ドン、と畳を踏みぬかんばかりに若き当主が足を踏み鳴らした音に、順政は驚き口ごもった。憤怒の表情で、順慶は言った。

「それでは間に合わん! 間に合わんのじゃ! 5000の兵、ことごとくすり潰してでも、これ以上孫次郎義興殿の軍勢、東に入れるわけにはいかん。なんとしても、国境で押し留めねば」
「な、なにを」
「雪見、申せ」
「恐れながら――――」

数年前より、滝川左近一益と両輪で筒井家の軍略面を支えてきた女武将・深山雪見は、膝を擦り前に出ると整った面を苦々しげに歪めながら告げた。

「三好孫次郎の軍勢は金床よ。たぶん、鉄鎚は石山御坊の十河一存あたりね。抜かったわ、連中最初からこれを期していたに違いない」
「けっ、やはりか」
「な? なんじゃ? どういう意味じゃ?」

大名家当主の後見役として、内政官としての執務能力には長けているものの、軍略面には少々疎い順政は、比喩ばかりの雪見の表現が理解できないようだった。本来なら後見役に対してこのようなぞんざいな扱いなど、家中の統制結束から見ても許されないものだったが、能力はあっても若い順慶や雪見にはこの危急時にそんなことまで慮る余裕は残っていなかった。
混乱する順政を無視し、二人は斬り合うように言葉を交わす。

「出陣する。良いな?」
「残念だけど無駄よ、殿様。今すぐ出れるのは千程度。せめて三千は連れて行かないと、瞬時に蹴散らされる。足止めにもならないわ」
「――ッ、儂では無理と申すか」
「数が違い過ぎる。それに、孫次郎義興、あれ二代目だけど相当の出来物よ。戦だけなら間違いなく父親より上手いでしょうね。殿は、お世辞じゃなくやる方だと思うけど、千で万を押し留められるほどいかれた軍才は持ち合わせてないわ」
「くっ、じゃが悠長に兵を束ねていては……」
「間に合わないでしょうね」

これは詰んだかな、と雪見は悔しげに俯く少年当主を見守りながら、そっと嘆息した。
もし、三好義興の軍勢の目的が単にこの筒井城の攻略なら、まだ望みは在るのだが。単純に三好勢が城の攻略に掛かってくれれば、戻ってきた滝川一益らの軍勢と城の兵で呼応して、なんとか対抗できる。やりようによっては、一益の軍勢を入城させるのも難しいが不可能ではない。
だが、おそらく。三好義興は筒井城に対しては攻める気配を見せるだけだろう。本拠地を攻められれば、滝川一益は勝竜寺攻撃を放棄して一目散に戻ってこざるをえない。そうなれば、きっと三好義興は……。

「屈辱ね、完膚なきまでに打つ手がないわ」

大名・筒井家の末路がありありと目に浮かび、深山雪見は諦観とともに瞑目した。


1563年(永禄6年)4月。滝川一益の攻撃部隊が勝竜寺まで進軍したのを見計らい、岸和田城より三好孫次郎義興は、三好三人衆の一角・三好政康と織田に滅ぼされた北畠の旧臣木造三郎兵衛友足(後の滝川雄利)らを引き連れ、1万3500の軍勢を率いて出陣する。
義興は、筒井城に対応する暇を与えず軍勢を東進させ、筒井城を攻囲する気配を見せる。が、一報を聞きつけ筒井城救援のため急遽勝竜寺から滝川勢が取って返す動きを見せた瞬間、義興は猛烈な勢いで転進、勝竜寺から大和盆地・筒井城城下へと至る街道を封鎖する。と、同時に密かに摂津石山御坊から出陣していた十河一存・三好長逸率いる騎馬隊1万4000が勝竜寺西域で行われている勝竜寺合戦を尻目に勝竜寺を南下。撤退する滝川勢へと襲いかかった。
滝川左近一益をはじめ、柊蓮司(ナイトウィザード)、柳生宗厳、加藤段蔵など筒井家の誇る驍将たちが率いる精鋭1万1000であったが、狭い街道という戦場で隊列も整わぬ状態で合戦を強いられた上に、南北にそれぞれ1万3500、1万4000という片方だけでも自軍に数で勝る軍勢に挟まれては、まともに抵抗することすらかなわなかった。
滝川勢は、後背から襲いかかってきた十河勢に一瞬にして蹂躙され潰乱。逃げ場もなく、ろくに相手に被害を与えることも叶わず殲滅される。
こうして主力を壊滅させた三好義興は、十河勢と合流し悠々と筒井城攻略に取り掛かった。


筒井城が陥落するまで、二か月と掛かからなかったのは言うまでもない。筒井順慶以下、筒井家の諸将は軒並み三好の手勢によって捕縛され虜囚の憂き目にあうのであった。
ここで命運尽きたかと思われた若き戦国武将筒井順慶としの家臣団の運命は、だがこの直後急転することとなる。

戦後処理どころか未だ炎上する櫓の消火も終わらず兵の亡骸や崩れ落ちた城門の片付けも終わっていない筒井城に向け、東方より4万を越える大軍が進撃していた。主力部隊が掲げる馬印は金の千成瓢箪。

織田家宿将・木下藤吉郎秀吉率いる織田家伊勢勢が、大和への侵攻を開始したのだ。

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信長の野望・革新 三好家プレイその7  



――殿は焦っておられる。

美濃・近江を支配する斎藤左京大夫義龍が放った上洛の軍勢3万7000。同盟者であり近日中に兵を挙げる筒井の軍を加えれば4万8000を数える大軍勢、その先陣を任されるという栄誉を戴いた男は、だが晴れがましい心地に浮き立つ様子もなく馬上で己が率いる兵どもの行軍を眺めていた。
男の名を、明智十兵衛光秀という。

「やや、殿。先陣を仰せつかったにも関わらず、見事なまでの不景気な面構えですなぁ」
「弥平次か」

此度の戦で、光秀の軍の副将を務める三宅弥平次が馬首を並べ、快濶そのものといった晴れ晴れとした口振りで話しかけてきた。この武将、のちに光秀の娘を娶り、明智姓を名乗ることとなる、明智弥平次秀満その人である。
秀満は馬を寄せると、表情を普段の怜悧なそれへと変えて、小声で囁いた。

「あまり思い悩む様子を見せますな、殿。兵たちが不安に思いまする」
「そんな顔をしていたか。すまんな」

光秀は顔をしかめると、こびりついた何かを拭うように顔をこすった。

「なんぞ、気がかりでもありますかな」
「気がかりか。弥平次、此度の戦、どう思う?」

正直、光秀にはこの戦いは性急が過ぎるように感じられていた。ひいては、君主斎藤義龍の焦りが透かし見える。

「筒井の勢も含めれば、五万近い兵が集った大合戦。その先鋒をつかさどるのですから、武篇として胸躍りますな」
「……そうだな」

家臣が言外に言い放った叱咤に、光秀は自嘲気味に口端を釣り上げた。秀満が言葉面通りにしか物事を考えていない程度の男なら、光秀も重用などしていない。だが、ことここに至り、ぐずぐずと戦の意味合いについて悩んでもまったく意味がない。戦となった以上、まず戦い、勝たねばならない。それこそが大事であり、話は全てそれからだ。
それに……、と光秀は思いなおす。
義龍が焦りを隠せないのも無理ない状況に斎藤家は置かれている。南北近江を支配下に置いたとはいえ、東からは武田家の圧力が高まり、南では織田家が着実に勢力を伸ばしている。時間が経つほどに周辺各国からの脅威は高まるばかりで、無為に過ごせばそれだけ斎藤家滅亡のカウントダウンは早まっていく。美濃・近江の豊饒な国力を有する二国を支配下におさめながら、斎藤家の置かれた状況はあまりにも過酷だった。東から迫る武田家の侵攻に対抗するには、もっと力が必要なのだ。
とはいえ、南の尾張・織田家と争えば、漁夫の利で織田家ともども武田家に飲み込まれる危険が高い。そうなれば、美濃を防波堤にして、西へ西へと勢力圏を伸ばして武田に対抗できる国力を確保するより他、斎藤家に残された道はないのだ。

秀満は、主君の顔つきに研ぎ澄まされた刃のような覚悟が座っていくのを見て、ひそかに安堵の吐息をついた。人並み外れて頭が回り過ぎるためか、彼の主はいささか物事に対して余計なことまで考え過ぎてしまうきらいがあるのだが、一旦こうして一点に向けて回路が通れば、側近である秀満をして怖気を覚えるほどの才智を走らせ始める。

「十兵衛さまーっ!」

と、背後から水気弾けるような溌剌とした声が飛ぶ。二人が振り返ると、一人の若武者が馬を走らせてくるのが目に飛び込んできた。自然と、二人の表情が緩む。秀満が、無理矢理顔をしかめっ面にして、怖い声を捻りだした。

「こらっ、童女でもあるまいに、騒がしいぞ、真」
「わ、っと。ごめんなさい」
「いや、かまわん。弥平次もあまり叱ってやるな。元気が有り余っているのはこの娘の取り柄だ」
「えへへっ、ありがとうございます、十兵衛さま」

元気が取り柄と言われて、若武者――菊地真は照れたようにはにかみながら頭を掻いた。今回の戦では彼ら明智勢の先手大将を任されるほど、勇猛果敢で鳴らす将であるが、そんな猛々しい武勇とは裏腹に、素直でまっすぐな気性のせいか、気難しい卦のある光秀をはじめ、明智勢諸将からも良く可愛がられている。

「それで、なにかあったのか?」
「あ、はい。総大将城戸芳晴様からの使者が、十兵衛さまにお目通りしたいといらっしゃってます。なので、えっと」
「ん、わかった。真、その使者殿のもとに案内せよ。弥平次、ここは任せる」
「御意に」

走り去っていく二騎を見送り、秀満は厳しい目で行軍を見渡した。

「大戦さになるな。それも……」

殿が杞憂しているとおりの、厳しい戦に。






1562年(永禄5年)9月。斎藤義龍は、三好家の支配する山城国制圧のため、三本の矢を放つ。南伊予・観音寺城より美濃衆が主体となる城戸芳晴(DR2ナイト雀鬼)を総大将とする中央軍2万4500。北近江小谷城より旧浅井家家臣団が主力となる北近勢1万2500。そして、南方大和国より筒井家の援軍1万1000。総勢4万8000の大軍が、一斉に室町御所に向け進軍を開始した。

詳細は以下の通り。

中央軍・本隊 総大将・城戸芳晴(DR2ナイト雀鬼) 寄騎・赤尾美作守清綱(旧浅井家臣)、大館義実(旧足利家臣) 足軽8000
中央軍・弓勢 旗頭・稲葉伊予守良通(一鉄・美濃衆)、斎藤内蔵助利三(稲葉家家老)、赤羽くれは(ナイトウィザード) 弓8500
中央軍・先鋒 大将・明智十兵衛光秀(美濃衆)、明智弥平次秀満(明智家家老)、菊地真(アイドルマスター) 騎馬8000

北近勢・本隊 大将・浅井下野守久政(浅井家先代当主)、吉田出雲守重政(旧六角家臣)、前田孫十郎基勝(玄以・美濃衆) 弓6000
       旗頭・磯野丹波守員昌(旧浅井家家臣)、海北善右衛門綱親(旧浅井家臣)、一色式部少輔藤長(旧足利家臣) 弓6500

筒井勢・本隊 総大将・柊蓮司(ナイトウィザード)、軍監・南光坊天海 寄騎・椎名繭(ONE〜輝く季節へ) 足軽 6000
    鉄砲隊 旗頭・柚原柚美(戦国ランス)、森志摩守好之(筒井家家老)、加藤段蔵(飛び加藤、乱破) 鉄砲 5000


武田家の侵攻に備えて斎藤家本拠である美濃・稲葉山城にとどまった戦力を除けば、これは斎藤家の全力出撃といえる。



「愚図愚図してても仕方ないじゃろうが、弥介殿よ。討って出るより他なしとなれば、急ぐべし。なに、武田などより我らを組み易しと舐めてくれた斎藤ずれに、俺が先陣で蹴散らしてくれるわい!」
「おい、瀬兵衛、貴様勝手に先陣を取るんじゃねえ」
「うるせえ、すっこんでろ備中」
「ああ、お前ら少し黙ってろ」

長年、寄騎として下についてた気安さから、口汚く言い争う中川瀬兵衛清秀と日根野備中守弘就らを乱暴に嗜め、荒木村重は苛立たしげに頬杖をついた。
評定の場は、ピリピリとひりついた空気に包まれている。明らかに機嫌が悪そうな村重のみならず、集った諸将も黙りこくった姿勢とは裏腹に神経を高ぶらせているようだった。
評定の場に、君主である三好修理大夫長慶の姿はない。彼は、馬廻衆総監の足利三位中将義輝、讃岐から呼び寄せたエビルらとともに新たな足軽技術の開発のために半年以上城を不在にしているのだ。自然、今回の斎藤家の侵攻に対して迎撃の指揮を執るのは、室町御所の城代を務める荒木村重となっている。
が、その彼には、今とてつもない難題が突きつけられていた。

「繰り返すが、籠城はまかりならん。よいな」
「つまり、左馬頭どのは、洛外にて斎藤勢を迎え撃て、と仰るのですね」

ややも声が震えている井戸若狭守良弘の発言に、意を得たりとばかりに頷くのはこの京で政務官・渉外官として辣腕を振るう足利左馬頭義秋であった。

「公卿方は、今再び洛中が戦火に塗れることを許さんと仰っている。先年、三好の戦で洛中の東が灰燼に帰したのは記憶に新しいところであろう?」

皮肉げに言い放つ義秋に対して、三好方としてその戦に参陣した面々は渋面に顔をゆがめ、足利方として戦った植田、森田といった諸将は困ったように視線を逸らす。

「とはいえ、敵は今、三方から迫っている次第。これを洛外で迎え撃つとなると、我が方も軍勢を三つに分けねばならん」
「分ければよろしい」
「簡単に言ってくれるな」

冷やかながらも、尋常でない怒気の込められた一言に、義秋は僅かに腰を浮かした。

「さ、さりとて、この京で公家を敵に回していかんとするか!? 宮様の勘気を賜ってしまえばどうなると思う!? 我らは、朝敵ぞ!?」
「く……」

城代として相応の権限を預けられている村重であったが、さすがに朝廷相手となればその意向を勝手な判断で無視するのは憚られてしまう。かと言って、不在の長慶にお伺いを立てている時間の余裕はない。

「どうする、摂津守殿。討って出るのなら、軍勢を三つに分けるは愚行。各個に撃破するより他ないと思うが」

家中の争いから主家を離れ、先年から三好家に身を寄せている安田治部少輔長秀が、客将という立場上控えめな態度ながら意見を述べる。困惑した表情で、井戸若狭守良弘が反論した。

「それは無理な話だ。どれほど迅速に一方を討ち破ったとしても、残った軍勢が洛中を制圧するまでに取って返して迎え撃つのは、どうやっても不可能だぞ」
「無論、もう片方も何の対処もせぬわけではござらん。摂津守殿、もし、拙者に3000も預けてくださるのなら、主力が南路を来る南近江・筒井の勢を打ち破るまでの間、北近衆を食い止めてしんぜよう」

諸将が一斉に息をのむ音が、御所の一室に響いた。
村重が、唸るように言う。

「それは死ぬぞ、治部少輔殿」

呵呵と笑い、長秀は晴れ晴れとうそぶいた。

「死ねば後の世まで名の残る武の誉れ。運よく生き残れば、この三好家にてこの余所者が重用される契機となりましょう。いずれにしても損はない」
「ずるいぜ、おい。先陣なんぞより、よっぽど美味しい武功じゃねえか」

中川瀬兵衛清秀が羨ましそうに唇を尖らせる。
惜しいな、と村重は口をへの字に曲げた。安田治部少輔長秀、元は越後の虎・上杉景虎の側近として数々の武功をあげた将、ここで散らすには少々質が良すぎる品物だ。それに、たとえ長秀が北からの敵を押し留めたとしても、南方から迫る敵は合流すれば3万5500を数える。対して、此方は精々3万弱。もちろん負けるつもりはないが、数で劣勢な以上必勝とは言い難い。それに、南方軍を打ち破っても連戦で長秀が押し留める軍を迎え撃たなければならない。無論、岸和田・石山から援軍は送ってくれるだろうが、時間的にどうしても合戦には間に合わないだろう。

「……仕方無い、ここは腹を据えるか」
「では、拙者に兵を――――」
「いや、申し訳ないが治部少輔殿、お主に勝手は認めん」
「なんですと、それは拙者では力不足という意味か摂津守殿!」

顔を赤らめ、膝立ちになる長秀を手で制し、村重は砕けた調子で全員に告げた。

「誤解するな、治部少輔殿。儂は確実に勝つ戦さをしたいだけよ。皆、聞け。南北近江に大和から迫る敵勢、すべて洛中に引き込み、迎え撃つ」
「なっ、なにを申すか荒木摂津守!」

激高して立ち上がる足利義秋をじろりとねめつけ、村重は平坦な口調で言う。

「今の三好にとって、都を奪われることの意味、わからんとは言わせませんぞ」
「それでも、このような暴挙、許されると――」
「勝てばどうとでもなる! その上で責を取らねばならんとなれば、腹を召すまで!」
「おのれ、摂津! ほざいたな、ならば――――」
「そこまで。双方、おひきください」

奥の障子がパッと開き、穏やかながらも無視し難い強制力のある声が沸騰しかけた場の空気を沈めた。

「…これは、雪姫殿、山城に戻られていたのか」
「つい今しがた」

どこか儚い微笑みをたたえながら現れたのは、東方で急速に勢力を拡大しつつある上杉家を牽制するため、諸大名と好を結び、援助を送る約定を交わすため奥州から関東までを巡る長い外交行脚から、ようやく帰ってきた朝倉雪姫の姿であった。

「荒木摂津守様、洛中に敵をひきこめば、必ず勝つ自信がおありなのですね?」
「然り」

胸を張り、傲然とすら言える態度で軍略を語った村重に、雪姫は大きくうなずいた。

「わかりました。ならば、お公家の方々は私が……」

居並ぶ歴戦の諸将が思わず見惚れてしまうほどの魅惑的な所作で静かな視線を巡らせ、雪姫はそっと宣告した。

「黙らせましょう」
「雪姫殿、それはっ――――」
「摂津様に腹を召さすわけには参りませんから。左馬頭様、洛中の街並みや民を戦禍から守ろうとなさる貴方様の心積もりは承知しています。されど、我等はまず三好の臣であるのです」

グッと拳を握り、義秋は俯きながらも捻りだすように答える。

「……わかって、おる。わかっておるわ、そのようなこと。くそっ」
「御所は私が。左馬頭様は商家や民への手配りはお任せします。人心を離れるに任せるわけにはいきませんから、金子には糸目をつけなくて結構です」
「くっ、勝手働きをさせてもらうぞ。あとで文句を言われても知らんからな」
「はい。では皆様、あとは存分に鑓働きを」
「ありがたい」

自然と雪姫に感謝の首を垂れ、村重は諸将に向き直る。

「治部少輔殿、斯くのごとくだ。死に花は咲かせてやれんぞ」
「仕方ありませんな」

満更でもなさそうに、長秀は首筋をポンと叩いた。

「では陣触れだ。各々がた、手柄のあげ時だ、気張りあれ」
「「応!」」










間断なく覆いかぶさってくる鉄砲の発砲音。四方から取り囲まれるように聞こえてくるのは、轟音に耳が参っているせいではない。実際に、明智勢は銃声に囲まれているのだ。既に軍勢は隊列の体を為しておらず、もはや壊乱状態と言って過言ではなかった。
明智左馬助秀満は、必死に声を張り上げ、兵どもを叱咤するが既に戦況が限界に達しているのは肌で感じ取っていた。

「洛中でこのような大規模な埋伏をやってのけるとは」

ギリギリとくいしばった歯が悲鳴を上げる。明智勢は、今や三好勢が洛中市街に十重二十重に張り巡らした埋伏の計の奥深くに完全に絡め取られていた。いや、もはや明智勢だけでなく、この洛中に進軍してきた斎藤家の軍団すべてが底なし沼に足を踏み入れ、もがいているような状態だ。街路の脇道や道沿いの建物などから次々に打ち込まれる鉄砲隊の鉛玉、塀や間道をから不意に現れ隊列を散々に掻き乱して逃げ散っていく恐らく旧伊賀国人衆の手の者と思われる乱破の一勢、混乱の極致を見極めたようにスルリと現れ、突撃してくる足軽の兵団。
普段の合戦の条理からはかけ離れた市街地における三好の戦の計は、歴戦の猛者を揃えた斎藤家の軍勢にまともに鑓を合わせることすら許さず、一方的に翻弄し打ち崩していった。こうも足並みを乱され、連絡も分断されれば数の有利など何の意味もなくしてしまう。

「丹波守殿、お討ち死に!」

こりゃあ、いかんわ。
使い番がもたらした報告に、秀満は呻き声を押し殺せなかった。続いて、一色式部少輔藤長の負傷、浅井久政勢潰乱の報が飛び込んでくる。磯野丹波守員昌、洛中の西から攻めよせたはずの北近勢の主力を率いていた将が討ち死にしたとなれば、あちらはほぼ全軍が戦力としての体を為していないあり様なのだろう。
自分たちとともに南方から押し寄せた総大将・城戸芳晴の主隊、稲葉勢、筒井勢となると、北近衆より距離的には近いはずなのにどういう状況に置かれているかまるでわからない。

「真! 真は在るか!」
「はい! ここにいます!」

左手の古寺から鉄砲を撃ちかけてきていた一勢を追い散らして戻ってきたところだった菊地真が、馬を走らせてくる。埃に黒くまみれた真の顔を認め、秀満は口早に告げた。

「殿のところに行って、秀満が撤退を進言するとお伝えせよ」
「えっ!? でも」
「でももくそもない。既にこの戦、破綻しておる」
「他の隊はどうするんですか!?」
「小谷の連中はもうとっくに散っておる。総大将や筒井は連絡がつかん。各々で判じるしかないわ!」
「……ッ」

悔しげに顔をゆがめながらも頷いた真の頭を、秀満はニッと笑って軽く叩いた。

「退き陣の先手はお前が務めろ。恐らく、敵は搦め手から足止めにくる。これを払い、切り開け。後続の足を止めさせるな。やれるな?」
「はいッ! やれます、任せてください!」
「ではいけ」

手勢をまとめ、後陣に駆けていく若者を一瞥だけ見送り、秀満はようやく混乱が収まった自分の手勢に采配を振るう。もちろん、撤退する明智勢のしんがりは自分がつとめるつもりである。




洛中における市街戦は、思わぬことに三好家による一方的な蹂躙戦となった。
鉄砲隊を率いて出陣した荒木摂津守村重は、洛中各所に構築していた防御拠点を活用し、地の利を最大限利用した遊撃機動防御戦術を敢行する。中川瀬兵衛清秀、日根野備中守弘就と言った長年摂津衆として共に戦い気心の知れた将らが、洛中全域を縦横無尽に駆け回り、侵入してきた敵を洛中市中深くまで引き込んだうえで埋伏の兵が遮蔽物を利用しつつ鉄砲で攻撃し翻弄、これに森田浄雲、植田光次といった不正規戦を得意とする伊賀国人衆の手勢が加わり、斎藤家の軍勢は終結もままならず、分断されたまま市街各所で混乱状態に陥った。
ここで、滝川益重、井戸若狭守良弘ら馬廻衆と、安田長秀の軍勢が現れ、戦列も整わない斎藤勢に襲いかかり散々に打ち払う、という戦法を繰り返したのだ。

とはいえ、この時御所から出陣していた三好勢は1万4000。斎藤勢が混乱を鎮め、三好の攻勢を耐えきり、集結もしくは破断された連絡網の復旧に成功していれば、戦局の逆転はまだこの時点で可能のはずであった。
天秤が一気に傾いたのは、先代浅井家当主の浅井下野守久政が率いる一勢が、荒木村重の攻撃を我慢しきれず崩れたその瞬間だった。連鎖的に、近郊にいた前田勢、吉田勢も友崩れを起こし潰乱。久政勢と違って粘り強く優先していた磯野丹波守らの軍勢は、この崩壊に巻き込まれて隊列が崩れたところを、三好方・安田長秀が急襲を仕掛け、磯野丹波守員昌の首級をあげるという戦功をたて、一色式部少輔藤長も手傷を負い指揮能力を失い、海北善右衛門綱親も手勢の戦闘能力を維持できず潰乱。ここで、小谷城から出陣した北近江衆は全滅してしまう。
こうなると、もう取り返しは付かない。
北近江衆全滅の報を受け取った総大将・城戸芳晴は即座に全軍に撤退の命令を出すが、既にこの時点で撤退の準備を整え終えていた明智勢以外はもはや手遅れの状況だった。
摂津国・石山御坊から出陣した十河一存率いる一万騎が、洛中になだれ込んできたのだ。
辛うじて明智勢のみ、十河勢を躱して洛中から脱出したものの、他の軍勢は荒木村重らと十河の軍勢に挟まれ、殲滅の憂き目にあう。

五万近い大軍を繰り出した斎藤家であったが、結局洛中市街に多大な損害を与えつつも、室町御所・三好の将兵にはほとんど被害らしい被害を与えることもできず、磯野丹波守という猛将を失ったうえに、9割近い兵が未帰還となるという惨憺たる大敗北をきっしたのであった。

信長の野望・革新 三好家プレイその7  

阿波・勝端城の城下。城主三好豊前守義賢の別邸には、公の客人を招くためのものとは別の、言わば私事に用いる為の茶室が設けられている。今、その茶室の囲炉裏には火がともされ、ほのかに米の炊ける匂いが漂っていた。美味そうな白味噌のやや甘い香りも混じっている。
三好義賢は「実休」の号を持つ茶人であり、茶器に目がない数寄者として知られていた。この茶室も、三好家の重臣として三好の客人をもてなすためではなく、茶人の実休として内々に交流のある茶人たちと茶の湯や、集めた名物を見物して楽しむためによく用いているものだ。が、今、客たちに飯と汁だけの簡素な懐石が振る舞われているそれは、そうした趣きに興じるためのものとは一線を画していた。
茶室には主人である豊前守義賢の他に、三人の男女の姿がある。一人は、義賢と同じく高名な茶人として知られる松永弾正久秀。もう一人は義賢の腹心である篠原右京進長房。そして最後の一人が湯築城を預かる小坂由起子である。
この狭い一室に集まっているのは、まさに三好家四国勢における最高首脳部というべき面々であった。

懐石を食し終えると、小姓が携えてきた酒がそれぞれに振る舞われた。
杯に口をつけた小坂由起子が、冷めた目つきをわずかに見開いて心なしか嬉しそうに「ほう」と声を上げた。

「旨いな。豊前様、これはいずこの?」
「由起子の酒好きは変わらんなあ。これは、伊丹の諸白だよ」
「ふむ、近頃評判の旨酒の類いですかな」

久秀も、相好を崩して舌鼓を打った。

「気に入ったのなら、用意させるから湯築まで持って帰るといい」
「ありがたく頂戴します。長門や瑞佳が喜ぶでしょう」
「戻るまでに飲み干すなよ」
「…………」

困った顔になって黙り込む由起子。否定しないのか、と篠原などは呆れているが、義賢はそんな彼女の反応にカラカラと笑っている。

「どうやらそなたに持たすのではなく、別途に送った方が良さそうだな」
「…過分なお気遣い、痛み入ります」
「うむ、苦しゅうないぞ」
「皮肉ですよ」
「わかっておるわ。お前は新参の頃から愛想は欠けるくせに、口の減らなさだけは加減知らずであったからな」
「さあ、そうでしたか?」
「恍けおって、こやつめ」

気心の知れているとわかるやり取りを、久秀はチビチビと酒をあおりながら白けた目で眺めている。もっとも、内心ではそれほど白けた気分でいるわけではない。喰わせ者のこの二人が、露骨に気心の知れた間柄であることを見せつけていることに、何かしらの意味を見出そうとしている。

「さて、酔いの回らぬうちに本題に入ろう。弾正」

名を呼ばれ、手にしていた杯に残った酒を一気に飲み干した弾正久秀は、一旦いつもの陰謀家としての思考を閉鎖し、三好家の重臣としてのそれを立ち上げる。

「一年はまともに動けませんな」
「……ふむ」

松永久秀が統治する南伊予は、伊予攻略を担った精鋭が小坂一党にまるまる持っていかれたために、将から兵まで一から新たな軍団を新編している状態だ。

「単独で一条を攻略しろと言うなら、さらにもう一年は見積もって貰わねば」
「一条はさほど難物とは思えませんが?」

発言した篠原右京進を、久秀はギョロリと威嚇するように睨んだ。

「ふん、家老の土居宗珊を除けば雑魚ばかり、と言いたいところだがな。昨年から、ちと厄介そうな女が居座っているのだ。いささか謀を仕掛けてやったが、ことごとく潰された、どころか、したたか痛い目に遭わされた」

ギョッと篠原が目を剥いた。

「弾正殿が、ですか?」
「貴殿を謀ったか。大した女じゃないか。何者だ?」

その脳髄から生み出される権謀術数の悪辣さ、非情さ、凶悪さについては、自慢の甥、折原浩平ですら一歩引けを取ると認めている小坂由起子だ。その久秀に手強いと評させた女に俄然興味が湧く。

「異邦の者だ。名はベル・フライとか言ったな。いずれにしても、土佐に攻め入るだけの態勢が整うのは再来年以降だ」
「……北伊予はどうだ?」
「豊前様の支援のおかげで、湯築攻略の損害は思いのほか少なかった。が、領内が落ち着くまでは今しばらく掛かるよ」
「毛利か」

憮然と由起子は頷いた。安芸・長門を手中におさめ、中国、九州にまでその手を伸ばしつつある戦国大名毛利少輔次郎元就。日ノ本でも随一の謀将である彼の魔手は、瀬戸内を隔てた北伊予にまで伸びてきているのだ。湯築の治安は一向に回復せず、たびたび起こる一揆に将たちは政務を滞らせがちにしながら駆けずり回っている。
長らく手元で小坂由起子の内政手腕を見てきた義賢であるからこそ、その彼女をして統治に手こずっている状況の深刻さが理解できた。

「小坂もすぐには兵を動かせんか。先の戦で、阿波衆もだいぶ消耗したからな。回復までいささか時間がかかる」

浦上の状況も気にかかるところだ。つい先頃、讃岐の防衛を言いつかっていた守将エビルが、技術開発のために室町御所に呼ばれて半年以上宇多津港を空けることになっている。そのため、これまで以上に阿波・勝端城から讃岐・宇多津港への支援を厚く保つ必要があった。
いずれにしても、四国勢だけで長宗我部家を攻略しようとするなら、来年の夏あたりまでじっくり戦力の充実に努めなければならないか。義賢は自分に与えられた戦力で可能となる攻勢時期を、そう結論づけた。ただ、義賢も黙って来年の夏まで長宗我部に時間を与えるつもりはなかった。本当なら、自分の兵だけで片付けたかったところだが、

「……兄上にお願いして、孫次郎殿の手配りを頼むか」

ポツリと、だが全員に聞かせるように呟いた義賢の一言に、ハッと息をのむ音が、茶室の中に走った。

「ふん、本気ですかな? それでは、四国征伐の手柄、すべて若君に持っていかれることになりますぞ」

久秀が鋭く切り込んだ。長く義賢のもとで四国攻略に携わってきた篠原、小坂の二人も無表情の裏に僅かに複雑そうな呼吸を垣間見せている。

「あれは儂のような男にも懐いてくれる可愛げのある甥御でな。なるべく若い間に手柄と経験を建てさせてやりたい。三好家の将来を背負って立つ男でもあるのだしな。一度、四国勢の諸将も孫次郎殿とよしみを通じておくのも悪くなかろう」
「……豊前様は、お心配りが達者なことだ」

由起子の呟きにも、義賢は気にした風もなく自分の杯を傾けた。もちろん、由起子の言葉が今しがたの自分の発言に対してのみ、応えたのではないことは承知している。要するに、いかに君主の実弟であるとはいえ、自分の力のみで四国を切り取ってしまうのはいささか体面がよろしくないということだ。義賢は、四国を制圧していく過程で自分の保有する戦力が三好家全体のなかでいささか大きくなりすぎているのでは、と懸念を抱いていた。

「心配せずとも、そなたらの武功にケチはつけさせんよ。来年早々には孫次郎殿に御出馬願えるよう、兄上には願い出ておく。おのおの、そのつもりで準備を整えておいてくれ」

年明けと同時に、土佐の長宗我部家を片付ける。そう捉えるべき宣言に、由起子も久秀も低く承知とだけ答えた。双方とも、一度指針が示されれば多少強引であろうとそれに応えることが出来るだけの能力を持った武将である。
この瞬間、長宗我部家の命運は決定したかに思われた。

が、結局この義賢が嘆願した三好孫次郎義興が率いる河内・和泉衆の援軍派兵は、年が明けても行われることなく、義賢の四国勢は翌年を沈黙のうちに過ごすこととなる。

1562年9月 当主・三好修理大夫長慶、足利三位中将義輝ら政権中枢を担う人々が外交交渉、技術開発などで不在の京都山城室町御所に、急報が届く。
<斎藤軍、出陣! その数、およそ5万の大軍なり!>
これが、翌63年を通じて畿内、いや近畿一円、東海に至るまでの情勢を一変させ、兵どもを血の海に沈める大争乱のはじまりであった。

信長の野望・革新 三好家プレイ 現状レポート 1562  

信長の野望三好家プレイ1562



なんとかプレイ記事が、実際のプレイにまで追い付いたので、ここで一段落して現状報告。
なんか、記事が一気に単なるプレイの記録記事じゃなくなってきてますが、あんまり気にしない方向で。
おかげさまで、記事を追いつかせるのに必死で、ゲームの方は一週間近く進んでないのがなんともはや。
まあ、なんとかやり方は心得てきたので、ここからは適度にプレイをすすめ、それに応じて記事を書いていく所存でございますけど。

現在は1562年秋頃。勢力図については上のサムネイルをクリックしていただければ、把握できるかと。
このゲーム、やたら武田家と上杉家が強力なのは有名ですが、案の定両家が東日本で順調に勢力を伸ばしているようです。
上杉家はもともとの強力な家臣団に加えて、最上家を滅ぼし山形を制圧したことで、【うたわれるもの】のトゥスクル勢をほぼ丸ごと吸収しており、これが強大な戦力となっているようです。
武田家も順調に領土を広げており、遠からず東日本では竜虎が雌雄を決する戦局を迎えるかもしれません。ここでつぶし合いをしてくれてれば……。

さて、我が三好家ですが、まず四国制圧を第一目標として、あとは全方位に侵攻を開始する予定。
家中の体制についてですが、しばらくは山城・室町御所を本拠地として活動する予定。組織モデルは織田家を踏襲。
三好政権の中枢として、当主の三好修理大夫長慶が座るわけですがそこから、宿老として

三好孫次郎義興(畿内全域統治・畿内軍集団総大将)
三好豊前守義賢(四国全域統治・四国軍集団軍総大将))

の両名を配置。
その下に、方面軍司令官がそれぞれ就くことになります。
メンバーは以下の通り。

十河左衛門尉一存(西方軍集団総大将)
安宅摂津守冬康(淡路・瀬戸内水軍総大将)
松永弾正久秀(対九州・西土佐方面軍総大将)
荒木摂津守村重(京都防衛兼東方軍集団総大将)
小坂由紀子(中国方面軍総大将)

側近ともいうべき雪姫に関しては、村井貞勝的ポディションをイメージし、あくまで気分ですが

朝倉雪姫(京都所司代)

という形に。
先頃加わった足利兄弟は、

足利従三位中将義輝(馬廻衆総監)
足利左馬頭義秋(政務・外交官)

で、とりあえずは活用する。その能力からして、将来的にはもっと重要な役職に就けることになるでしょう。


とりあえず、詳細に関しては以下のとおり。

<山城/室町御所(三好政権中枢)>
三好家当主権城主・三好修理大夫長慶
京都所司代・朝倉雪姫
馬廻衆総監・足利従三位近衛中将義輝
政務外交官・足利左馬頭義秋
馬廻衆武将・井戸若狭守良弘、滝川義太夫益重

東方軍集団総大将・荒木摂津守村重(京都山城防衛・対近江北陸戦線担当)
麾下武将・中川瀬兵衛清秀(筆頭武官)、日根野備中守弘就、植田光次、森田浄雲


<河内和泉/岸和田城(畿内全域統括・対大和戦線)>
城主兼畿内方面軍総大将・三好孫次郎義興
一門衆・三好下野守政康、三好為三政勝(総大将補佐)
麾下武将・滝川三郎兵衛雄利、遊佐新次郎信教
<堺港>
領主・池田弥太郎長正
麾下武将・池田八郎三郎勝正、池田九右衛門知正


<摂津/石山御坊(対播磨・丹後戦線前衛拠点)>
城主兼西方軍集団総大将・十河左衛門尉一存
淡路水軍衆総大将・安宅摂津守冬康(三好家水軍総監、西方軍集団総大将補佐)
一門衆・三好北斎長逸
麾下武将・高山飛騨守友照、原昌示〔戦国ランス〕


<阿波/勝端城(四国全域統括)>
城主兼四国軍集団総大将・三好豊前守義賢
一門衆・三好孫七郎康長
麾下武将・岩成主税助友通、篠原右京進長房、安見美作守直政、大西頼晴
<讃岐/宇多津港(対備前・紀伊戦線前線基地)>
領主・エビル〔DR2ナイト雀鬼〕
麾下武将・村井又兵衛長頼(副将)、広瀬真希〔ONE〜輝く季節へ〕(参謀格)、高原次利、羽床資載
<東伊予/川之江城(対南土佐戦線前衛拠点)>
城主・大西頼武
麾下武将・上杉勝子〔戦国ランス〕、香川中務丞元景、宍戸安芸守隆家


<北伊予/湯築城(対安芸毛利家担当)>
城主兼中国方面軍総大将・小坂由起子〔ONE〜輝く季節へ〕
麾下武将・折原浩平〔ONE〜輝く季節へ〕(参謀格)、長森瑞佳〔ONE〜輝く季節へ〕、小笠原長門守成助、村上大和守武吉(水軍担当)、土居三郎清良、吉川経安


<南伊予/黒瀬城(対九州・土佐戦線担当)>
城主兼九州・西土佐方面軍総大将・松永弾正久秀
麾下武将・熊谷伊豆守信直、青景越後守隆著、久武内蔵助親信、吉田備後守重俊、田原民部大輔親賢、秋月修理大夫種実
<南伊予/板島港>
領主・西園寺左近衛少将実充


松永弾正の軍団は、彼が新規採用した武将で固めてあるんですが……なんか、異様なほど曲者ばかりが集まって、一種異様な雰囲気の集団と化しています。
何気にお気に入りなのが、小坂軍団の小笠原成助。かなりマイナーな人なのですし、数値的にも決して優れているとはいえないんですが、戦闘指揮官の駒が少ない初期から四国戦線では常に最前線で活躍してくれて、個人的にも愛着が湧いてきています。
一方、畿内戦線で活躍目覚ましかったのが荒木村重。この人も、信長が重用したのがよくわかる有能ぶりを見せてくれました。いや、数値的にはけっこう優秀な方というだけで飛びぬけてるわけじゃないのですが、何故かこう、場面場面で重要な役割を果たすんですよね。
どうも、このまま順調に出世しそうな予感。

信長の野望・革新 三好家プレイその6  



「久しいな、公方殿。壮健であられたか」

武装の一切は解かれたものの、縄を打たれるでもなく御所の一室で待つように言われた足利義輝は、意気揚々と入室してきた三好長慶を仰ぎみて、僅かに表情を変えた。
この男、以前とは少し顔つきが変わったな。傲岸不遜なところはそのままだが、陰惨さやドロっとした粘性の暗さがすっかり鳴りをひそめている。なにより目の光だ。いつも人の暗部を覗き込むような暗い情念に揺れていたそれが、今はギラギラと貪欲に、狡猾だがそれよりまず獰猛であることを志した肉食獣のように輝いている。
三好筑前守長慶、これほど覇気にあふれていた男だったか。

「御蔭さまでな。筑前、そなたは少々……」
「ん? なんですかな?」
「いや。益体もないことよ。して、筑前、余の処遇は決まったのか?」

城が落ちた際、問答無用で討ち取られなかったことを思えば、今更首を打たれることはないだろう。権威も失せた征夷大将軍とはいえ、戦のさなかでの勢いで討たれるのならともかく、捕らえた上で晒すように処刑してみせるのは、足利将軍家の失墜を全国に見せつける効果はあるだろうが、三好家の評判が悪くなりすぎる。
長慶はすぐに答えず、真っ向からじっと義輝を見据えた。やはり、変わったと思う。同じ、人を値踏みするような視線でも、以前はもっとねめつけるようなそれで、はした金で人買いに売られた端女のような気分にさせられたものだが、今はどこか自分の器量を鋭く見極められているようで、身は引き締まるものの決して心地は悪くない。

「公方殿、そろそろ征夷大将軍などというしがらみ、忌々しいと思っていたのではござらんか?」
「……どういう意味じゃ?」
「くくっ、義輝公。これでも儂は、貴君のことはよく理解しておると思っている。貴君は、刀に例えればただ飾って楽しむだけという用途に押し込めるには、惜しすぎる豪刀よ」
「…筑前、そなたもしや」
「征夷大将軍の座は捨ててもらう、当然な。じゃが、足利家はこのまま存続させてもかまわん。義輝公、そなた一人の武篇として生きる気はないか? 儂に頭を垂れる存念があるのなら、儂はそなたを一振りの刀として、飾り立てるのではなく、刃こぼれ折れ朽ちるまで遣い果たしてしんぜようぞ」
「……」

 あまりにも傲岸なものいいだった。仮にも征夷大将軍にある義輝に対して、恭順し、一臣下に収まれというだけでなく、雑兵の刀のように使い潰してやると面前で言い放たれたのだ。義輝は限界まで目を剥いた。体が芯からブルブルと震えだすのを感じる。火が噴きあがりそうに、身体が熱い。

「筑前、貴様、吠えおったな。よくぞ、吠えた!!」
「答えや、いかに!?」

義輝は、今の自分がどんな顔をしているのか。どんな目をしているのか。無性に鏡を覗き込みたくなった。多分、今の自分の眼は、ギラギラと輝いているだろう。そう、この眼前で獣のように笑う男と、まったく同じように。義輝は自然と自分の口端がつりあがっていくのを感じた。芯にともった炎は、今や口から吹き出んばかりに燃え上がり、義輝の魂を熱く滾らせていた。
剣豪将軍と呼ばれた男は、やがて身を正すと、ゆっくりと答えを口にした。



1561年3月。室町御所の陥落とともに足利幕府は名実ともに終焉を迎えた。室町幕府第十三代足利従三位左近衛権中将義輝は、征夷大将軍を辞し、一武将として三好家に仕えることになる。義輝の恭順により、旧足利家幕臣の半数近くは三好家に吸収され、京の都を含む山城国は三好家の支配下に置かれることとなった。
この後、三好長慶は摂津石山御坊を弟の十河一存に任せ山城・室町御所に居を移し、戦火に荒れ果てた京の都の再建に全力を注ぎはじめる。
この間に、浦上家による宇多津への第四次侵攻。筒井家による堺侵攻などが起こったものの、長慶自らが手を下すまでもなく、前者は讃岐方面軍司令官のエビル、後者は嫡子三好孫次郎義興の活躍もあり、苦戦しながらもこれらの撃退に成功している。

一方、四国伊予地方。4月に松永弾正久秀によって行われた残敵掃討作戦により、西園寺家最後の拠点である板島港が陥落。西園寺家は滅亡し、南伊予は完全に松永弾正率いる西四国方面軍の支配下に収まっていた。
松永弾正は、ここで一旦揮下に入っていた寄騎の指揮権を手放すことにする。南伊予の領内の再整備を行いながら、新たに登用した地元豪族、新参の武将をまとめ、新たな直卒軍団を再編成することにしたのだ。
これは、西土佐の一条家攻略、並びに海峡を隔て九州を視野に入れた新たな侵攻軍団の新編作業であった。
そして、旧西四国方面軍の将兵はそのまま北伊予攻略軍として小坂由起子を司令官とする軍団に移行し、河野家を攻略し北伊予地方を支配下におさめた長宗我部家との対決に向かうこととなる。


「さて、これから土佐の田舎野郎どもをきりきり舞いさせるとびっきりの大作戦を発表するぞ」

元服したばかりの身の上でありながら、旧西園寺家臣団の代表格として小坂軍団の幕下に入った土居三郎清良は、意気揚々と語りだした折原浩平の不気味な笑みに、戸惑い気味にあたりを見渡した。先の黒瀬城での戦いには加わっていないものの、三郎清良もこの小坂軍団の軍師格にあたる折原という男の奇謀の凄まじさは聞き及んでいる。が、想像を絶する軽佻浮薄な物腰には呆気に取られるしかなかった。
長宗我部家との同盟が失効するまで残りわずかと迫った9月下旬。軍法惣改メ――旧西園寺家臣団を吸収し、小坂由起子を最高指揮官に迎えて再編途上にある軍勢の練度を高めるための軍事演習という名目で出陣した軍勢は、今、北伊予との国境に近い場所で陣を張り、こうして主だった武将を呼び集めて評定を行うことになったのだが……。
上座に腰かけた軍団長・小坂由起子は合戦のさなかにすら手放さないという煙管を咥えたまま、甥の振る舞いにも我関せずといった風情で煙を燻らせている。彼女の側近という立場にある長森瑞佳が、困った顔をして浩平の袂を引っ張っていたが、乗りに乗っている浩平はまったく気が付いている様子がない。同じ阿波衆として長く陣を共にしている小笠原長門守成助はと言えば、もう慣れているのかニヤニヤと笑いながら成り行きを見守っていた。
三郎清良の戸惑いに気がついたのか、伊予攻めから陣営に加わった村上大和守武吉が、無言で肩を叩き、気にする方が負けだぞ、とでも言いたげな視線をよこしてくる。なんだかなあ、と思いながらも清良は感謝の目礼を武吉に送り、とりあえずの疑問を正すことにした。

「折原殿。つまり我らの目的は湯築城の攻略にある、という考えでよろしいのか?」
「そうだぜ。三郎、まさか本当に軍法改メのために出陣したと思ってたわけじゃないだろ?」
「此度が初陣の若輩者とはいえ、そこまで呆けてはおりません」
「三郎殿、此方もそんな馬鹿を陣容に加えようとは思わないよ」

煙管を叩き、灰を落とした小坂由起子が、あまり温度を感じさせない涼しげな声で告げた。もしかしたら、それなりに期待はされているのか? 内心首をかしげながらも、話の先を聞くことにする。

「さて、言わずもがなのことだけど、今回の戦で重要なのは何より川之江城との連携と、俺達の進軍速度が重要になる。長森、状況説明」
「え? わたし? もう、浩平は面倒くさいことは全部わたしに押し付けるんだもん」
「いいからいいから」
「うー。仕方ないなあ。ええっと、現在の北伊予の状況なんですけど、瀬戸内海を渡って毛利勢がたびたび今治港に攻め込んでいるために、北伊予の長宗我部家の戦力はほぼ8割が今治城に集中しています。肝心の湯築城には三千程度の兵しか残っていません」
「うかつだなあ、連中。もうすぐうちらと同盟も切れるってのに」

 呆れたように小笠原成助が呟く。

「いや、そうでもない。今治と湯築は距離も近い。我らの軍勢が湯築城攻めの兵を発したのを待ってから湯築城に兵を戻しても十分間に合うほどにはな」
「うむ、そういうものか」

村上武吉の言葉に、成助は顎髭を撫でながらふむふむと頷く。

「が、折原殿はそれが成り立たない策を企てているのであろう?」
「おうよ」

ニカッと歯を見せ、浩平は立ち上がると広げた地図にバンと手を叩きつけた。

「すでに、北伊予には誤情報を流してある。長宗我部は、俺達が軍法改メのために出陣したことは把握しているが、現在おれたちがいる場所については遥か南方だと思い込んでる。連中、俺達が湯築城攻めを行う可能性はもちろん想定してるだろうが、それも10月を跨ぐと考えているみたいだ。もうすでに、国境近くに集結しているとは思わずにな」
「……本当ですか?」

清良は、背筋に寒気が走るのを感じた。はたして、この三万近い大軍がどこにいるかの情報を完全に封鎖できるものなのだろうか。いや、完全に防ぐことはかなわないだろう。おそらく、折原浩平は真実を織り交ぜた誤情報を巧みに長宗我部内部に送り込み、徐々に現実と相手が把握している情報にズレを生じさせていったのだろう。加えて、西園寺家黒瀬城の攻略の際にも見せた、尋常ならざる軍団の戦略機動。今回も徹底的に兵たちを駆けさせ、旧西園寺家の兵を主体とする土居勢など落伍寸前にまで陥りながら、なんとかここまでついてきたほどの速さで、北伊予との国境まで進軍してきたその速さが、長宗我部にこちらの位置情報を誤認させているのだ。この情報操作と戦略機動、この両者が有機的に作用した結果、未だ長宗我部家は目の前に迫りつつある危機にまったく気が付いていない。

「俺達は、今治からの援軍が到着する前に湯築城までの道のりを踏破し、一挙にこれを陥落させる!」
「ここから城下までは、無数の櫓が存在するが、これはどうする」

村上武吉の質問に、浩平は即座に返答した。

「南に迂回して避ける」
「距離は広がるぞ?」
「足止めを食らい兵を損なうことを考慮すれば、どうってことないだろう。走れば済む話だ、走れば」
「…ふっ、確かにな」
「走るのは得意だぜ」

なんでもないことのように、成助はガハハと笑った。

「えっと、私たちが国境を越えるのに合わせて、東伊予の川之江城からも軍が進発する運びになっています。こちらの軍勢は、今治からの長宗我部の援軍を足止めする役目も負っているので、豊前守義賢様自らが軍を率いるとのことです」
「なんと、四国勢総大将おんみずから、助け戦に徹しなさるということか。こりゃ負けられんなあ」

成助は俄かに表情を引き締め、ギロリと幕内を見渡した。

「して、先陣はいずれに?」

カツン、と煙管の灰が落とされる音が響く。小坂由起子は、物憂げに煙を吐き出すと、クルリと煙管を指で回し、背筋を伸ばす若武者を指し示した。

「土居三郎清良殿、あなたに任せる」
「は、…ははっ! この三郎清良、全霊をかけて先陣の任、務めてごらんにいれまする」
「気負うなよ、若人。長門、悪いけど」
「ふふ、まあ此度は譲るわ。だが、次は俺にやらせろよ」
「気が向いたらな」
「おいおい」

情けない顔になる成助を無視し、由起子は脇に控えた二人に指で挟んだ煙管を揮った。

「浩平、瑞佳。明朝、三献の式を終えた後、旗揚げとする。準備を急ぎなさい」
「りょーかい」
「わかりました」


1561年10月。三好家と長宗我部家との間に結ばれた同盟が失効。間違っても良好な関係とは言えず、派兵支援どころか技術交換も行われない、不可侵条約程度の意味合いしか持たなかった両家の同盟。それが失われた今、両家の激突はもはや規定事項にすぎなかった。
南伊予・黒瀬城より9月の間に軍事演習を装い出陣していた小坂由起子を総大将とする北伊予侵攻軍は、長宗我部家に気づかれることなく国境沿いに集結、同盟失効と同時に、国境を越え湯築城への電撃侵攻を開始した。
いずれ三好との激突は覚悟していたものの、まさか同盟失効と同時に、しかも国境近辺に軍勢を集結させているなど思いもよらなかった長宗我部家は完全に虚を突かれ対応に後れを取ってしまう。彼らが、今治港から救援の兵を送りだした時、既に伊予路を踏破した小坂軍団は、土居三郎清良を先鋒とし湯築城の攻略に取り掛かっていた。
湯築城を守る兵は僅かに3000。そして、今治から送りだされた救援の軍勢は、川之江城から西進してきた三好豊前守義賢を総大将とする阿波衆によってその進路を阻まれることとなる。
この湯築北での合戦において、奮迅の活躍を見せたのが長宗我部方の武将の一人【たま】(DR2ナイト雀鬼)と、三好方大将豊前守義賢であった。
この戦いの序盤において、たまは最初に接敵した三好方武将【上杉勝子】の軍勢を、文字通り一撃で粉砕してしまう。能力的にそれほど決定的な差のあるわけではない両者であったが、先手を取ったたまの勢いたるや凄まじいもので、槍衾に追いやられた勝子勢は散々に打ち破られ、あっという間に三分の二を超える兵を失い追い散らされてしまったのであった。
そのまま火の玉のように進撃し、湯築城に向かおうとした彼女らを、真っ向から受け止めたのが三好家の筆頭宿老にして四国勢総大将三好義賢であった。戦いは、双方、まさに持ちえる戦術・計略のすべてを駆使し、縦横無尽に兵を操り激突する、戦国の世でもなかなか類をみないであろう凄まじい激闘へと発展する。
結局、戦いは決着がつかず、湯築城への救援に向かえないほど兵力を消耗した長宗我部勢が今治に撤退することで幕を閉じるのだが、戦力を半減させた三好義賢はこの後もさらに今治と湯築城を結ぶ街道に陣を張り、今治からに第二陣、さらには大友からの救援の軍勢をも撃退、大友家豊後三老に列せられている重臣吉弘左近大夫鑑理を捕らえるなど、八面六臂の活躍を見せたのだった。

そして翌11月。小坂軍団は湯築城を攻略。ここに南伊予と讃岐を結ぶ回廊が打通。土佐と今治を除いた四国の大部分が三好家の傘下に収まった瞬間であった。

信長の野望・革新 三好家プレイその5  

―斎藤義龍、小谷城を包囲―

北近江からもたらされた一報に、三好家当主w三好筑前守長慶mは床机を払いとばし立ちあがった。

「動いたか、一色左京大夫。待ちわびたぞ!」

1556年、美濃の蝮と呼ばれた父・w斎藤左近大夫道三mを討ち果たし、美濃の支配権を奪取し手以来、近江侵攻を繰り返してきた斎藤義龍は、先年ついに南近江の六角氏を屈服させ、北近江を支配する浅井氏に対しても頻繁に兵を送り、その国力を削り取っていた。
そして60年12月。三万を超える大軍を擁して、浅井氏の居城である小谷城の本格的攻略を開始したのだ。
この斎藤家の侵攻がもたらす意味を噛み締めながら、長慶は脇に控える弟に訪ねた。

「神太郎、浅井備前は此度も凌げると思うか?」
「難しいでしょうなあ」

安宅摂津守冬康は、庭の柿の木の今年の実の生りようを評するようなおっとりとした口ぶりでは応じた。この男、長慶と同じ血を引いているのかと疑うほど温和で心優しい人柄の持ち主である。もっとも、温和だからと言って武篇としての資質に欠けているわけではない。それどころか、次兄の三好義賢が四国を任されている今、一門衆の筆頭として三好家の大黒柱として要を為しているのは、この日向でまどろむような顔をして髭を触っている朴訥とした男であった。

「されど兄上。問題は浅井の存亡ではござらぬでしょう?」
「うむ。その通りだ」

長慶はどっかと腰を下ろし、その場に胡坐をかくと膝をパンと叩いた。

「雪姫、此度の小谷攻めで公方殿はどう動く? 存念を申せ」

どこか憂い顔の似合う儚げな美女が小首を傾ける。w朝倉雪姫m。近年、三好家の主席外交官を務め、松永弾正が四国侵攻軍の指揮官として手元を離れた今、三好長慶が一番信頼する側近である。
彼女は迷う素振りもなく、即答した。

「南北近江が斎藤の手に落ちれば、足元に火がつくのは足利将軍家。座視は出来ますまい。既に陣触れも出ている様子」

ほう、と長慶は僅かに目を見開いた。

「して、数は?」
「二万。公方様自ら一勢を率いて援軍に立つ所存のようです」
「くくっ、さすがは剣豪将軍。血気盛んな事よ。しかし、と、なると。室町御所には5000余ほどの兵しか残っておりませんなあ」

日当たりのよい縁側でまどろむ猫のような温厚な表情のまま、安宅冬康はぞっとするほど乾いた声で告げた。いかに温厚篤実と言えど、この男もまた戦国乱世の武将であった。

「兄上、そろそろ公方様には此方の軍門に下っていただいても良い頃合いかと」
「……ふん。雪姫、すぐに動かせる兵はどれほどだ?」
「荒木摂津守殿、中川瀬兵衛殿、日根野備中ら摂津衆9000。ご一門衆1万3000。私の朝倉勢1500、井戸若狭の800が五日のうちに」
「2万5000か。十分だ。神太郎、ワシが出る故、後は任せるぞ」
「兄上自らですか?」
「公方殿に引導を渡すのに、ワシ自ら出馬せねば失礼にあたるだろう。それに、しばらくいくさ場の匂いを嗅いでおらんからな。まだまだ孫次郎に負けてはおれん」

目をしばたいた冬康は、兄が珍しく血気にはやっている理由をようやく理解し、呵呵と冬康は笑った。なるほど、元服以来、各地の合戦で目覚ましい武功をあげている息子の義興に触発されたということか。

「いい歳をして若君と張り合うおつもりですか」
「む、うるさいぞ、神太郎。たわけたことを申している暇があれば、又四郎を宥める算段でもしておけ」
「おや? 又四郎めは連れて行かないので?」

三好四兄弟の末弟、十河左衛門尉一存といえば、三好家中の中でも比類のない猛将として知られている。

「摂津を空にするわけにはいくまい」
「ふむ、私も浦上遠州の出方次第では海に出なければならない身でございますからなあ。兄上御自ら出陣なさるとなると、この石山御坊を任せられるのは、又四郎かそこな雪姫殿しかおりませんか」
「雪姫は連れて行くぞ。御所を押さえたあとには公家どもを黙らせねばならんからな」
「承知承知。それは、雪姫殿の手管が必要ですな。やれやれ仕方ない、又四郎の機嫌を取る算段を捻りださないと」
「皮算用も結構ですけど、まずは戦に勝つことを考えませ、殿」

 窘めるような雪姫の言葉に、長慶は肉食獣のごとき獰猛な笑みで答えた。

「心しよう。だが、負けぬよ。足利公方の息の根、ここで止めてやるわ」


1561年1月。わずか1か月も持たず、小谷城は斎藤勢の猛攻に陥落し、浅井家は滅亡した。
結局、合戦に間に合わず、炎上する小谷城の姿にほぞを噛み、虚しく兵をひき返す足利義輝のもとに飛び込んできたのは、耳を疑うような凶報であった。

「おのれ筑前! ついに牙を剥きおったな!!」

三好家、山城に侵攻ス。
浅井家救援のために北近江に出征したため、手薄となった足利家室町御所に押し寄せた三好軍は、三好筑前守長慶を総大将、朝倉雪姫、井戸若狭守良弘が寄騎する主隊1万6300。荒木摂津守村重を旗頭、中川瀬兵衛清秀、日根野備中守弘就が参陣する摂津衆鉄砲隊9000の総勢2万5300。
室町御所に5000弱の兵を残して、北近江に出兵していた足利義輝は急ぎ山城への帰途についた。彼が率いる軍勢は2万強。室町御所に籠る兵と合わせて三好の軍を迎え撃つには十分な数であったが、如何せんこの時彼らはあまりに北近江の奥にまで軍を進め過ぎていた。幸か不幸か、合戦に参加する前に小谷城が陥落してしまったため、引き連れていた兵は消耗していないが、悠長にしていては山城に戻る前に室町御所が落ちかねない。
激高も冷め、冷静に現状を認識した義輝は、ただ呻くしかなかった。

「見事じゃ、三筑め。してやられたわ。それとも、余がただの間抜けであったか」

主だった武将を集めて急遽開かれた評定は、とにかく足の速い部隊から室町御所の救援に走らせるか、全軍足並みを揃えて山城に戻るかに意見が分かれ、泡をとばしての言い合いとなっている。義輝は苦々しい笑みを貼り付けるしかなかった。
前者の意見に従えば、2万の軍勢を五月雨式に分散させることとなり、三好勢は順繰りに現れる足利勢を各個に撃破していけばいいという形になってしまう。対して後者の意見に従えば、兵力こそ拮抗するかもしれないが、そもそも決戦場に足利勢が辿りつく前に本拠地である室町御所が陥落しかねない。いずれにしても、現段階で足利家の敗北はすでに揺るぎない事実となっている、義輝は認めがたい現実を乾いた感情で受け止めていた。

「戦わずして滅び去るなど、そのような屈辱に余は耐えられようはずもない」
「…上様」

喧喧囂囂の議論を交わしていた将たちは、義輝が口を開いた途端、一斉に沈黙した。諸将の顔をゆっくりと睥睨した義輝の面には、莞爾とした微笑が浮かぶ。

「先手衆は余、自らが率いる」
「そ、それはっ!?」
「許せ。余は、筑前の吠え面をかく様を酒の肴に一献傾けたいのじゃよ」

室町御所が陥落する前に、三好勢に合戦を挑めるのはおそらく足軽が6000程度。この寡兵で長慶の大軍を翻弄できるような巧みな采配をふるえる武将は、この北近江救援軍に参陣している中ではただ一人だけだとこの場にいる誰しもが理解していた。

足利家にチャンスがあるとすれば、この先手衆6000が、三好勢をひっかきまわしている間に北近江の足利勢全軍が山城に帰還し、三好勢に決戦を挑んでこれを打ち破る……これしかない。
だが、それはあまりにも勝算の少ない博打のようなものだ。
その時、重苦しい雰囲気を吹き飛ばすように、涼やかな声が響く。

「上様、存分になさいませ」

一同の注目が、一人の女性に集まる。典雅な所作で彼女は諸将に突然の発言を謝すると、からりとした笑みを浮かべて言い放った。

「これぞ武篇たるの誉れにして晴れ舞台。ならば、思うがままになさいませ。微力ながらこの三嶋鏡花、上様の意地に付き従わせていただきますわ」

義輝は意を得たりと大きくうなずいた。

「はっ、意地か。なるほどその通りじゃ。なればこの意地、この合戦にて咲かせてやろうぞ。礼をいうぞ、鏡花。武家の頭領たる征夷大将軍の戦さ、三好の者どもに見せつけてやらん!」



1561年2月 南伊予

未だ火種が燻ぶる、陥落したばかりの南伊予・黒瀬城の曲輪を、見るからに凶悪な人相の男が検分して回っていた。

「チッ。西園寺ぐらいの家格なら、相応の名物を溜め込んでると思っていたのに、ろくなものがありやがらん。つまらんな」
「なに押し込みの盗賊みたいなこと言ってんですか、弾正様」
「なんだ折原か。どうした。貴様、小坂殿のところで捕らえた連中の首実験をやってたんじゃなかったのか?」

その奇謀とともに厚顔さでも家中に知れ渡っている折原浩平であったが、久秀の悪相で集ってくる蠅でも見るような眼でねめつけられては、思わず愛想笑いを浮かべてしまう。

「嗣子の左衛門太郎公広と、問田大蔵少輔は捕らえたんすが、御当主の黒瀬殿は、やっぱり落ちのびたみたいっすね。それから、家老の土居清宗殿ですけど……病で伏せっていたみたいですよ。いい歳だし、もう長くないですね」
「ふん、道理で城攻めの時に随分と歯ごたえがないと思ったわ。で、話はそれだけか?」
「いやね、畿内から早馬が飛んできたんスよ。あっちの方、ずいぶんえらい騒ぎになってるみたいなんで、弾正様の耳に入れとけって由起子さんが」
「小坂が? なにがあった」

それまで最初に一瞥してからこっち、浩平の方には一切顔を向けずに蔵の焼け跡をひっくり返していた松永弾正が、はじめて顔をあげた。

「なんでも、うちの殿様が洛中に攻め入ったらしいっすよ」
「なに!? 公方に戦を仕掛けたのか! くっ、くはは、なんとなんと、ついにやったか! よし、いいぞ、それでいい」

途端、ギラギラと目を輝かせだした久秀に、浩平はうへぇ、と首をすくめた。
このおっさん、またろくでもないこと考えてるな。


古来より、京の都は攻めるに易く守るに難しと言われている。都市の構造上、一度敵の進入を許せば、よほどの大軍を擁していない限り守りきれる土地ではないのだ。
北近江に遠征していた足利勢が、戦力分散の愚を犯すことを承知しながらとにかく帰還を急いだのは、結局のところ京が攻められれば一カ月と持たない拠点であるとほかでもない彼らが誰よりも認識していたことに終始する。
征夷大将軍足利義輝が直卒した足軽6000は、この時代としては驚くべき行軍速度で北近江から京都までの道のりを踏破した。さすがに、三好勢による洛中進入にこそ間に合わなかったものの、室町御所が城塞としての機能を損耗するより以前に、足利二つ引の旗印が西から押し寄せてきたのは、長慶にとってもまったくの慮外の事態であった。

「二五〇〇を預ける。井戸若狭はそのまま御所の兵を押さえておれ。我らは公方の軍勢を迎え撃つぞ!」

直卒の800と長慶が預けた2500を合わせて3300。井戸若狭守良弘ほどの武将であれば、室町御所の兵を抑えておくには十分な手勢であろう。
雪姫が発した物見が既に敵勢を発見しており、敵勢が足利義輝が自ら率いる足軽6000であることは把握している。此方は井戸隊を差し引いても1万2000。およそ倍に相当する兵力差だ。
だが、長慶に油断はなかった。義輝の野戦指揮官としての軍才は、長年宿敵として渡り合ってきた長慶が一番よく知っている。足利将軍家などに生まれたのがそもそも間違っていたとしか思えない男だ。
政務外交にも喰えないしたたかな一面を見せ、いくさ場においては無類の強さを発揮する。もし地方の一大名として生まれていれば、いったいどれほどの勢力を築いていたか。
否や。こうして自分と正面から槍を合わせるまでに、あの将軍家を立て直した事を思えば、あの男に生まれ育ちなど関係なかったのかもしれない。

「義輝公、改めて思うぞ。貴君をただの御輿として利用するのは贅沢の極みよな」

久々の戦場の空気に、長慶は自分が思いのほか高揚していることに気づいた。いや、この血の滾る感覚は、戦場に身を置くが故とはまた違ったものではなかろうか。
その感覚の正体は、視界に足利二つ引の旗印が飛び込んできたことで、自然と長慶に得心を与えた。
おそらくほかのどの敵と干戈を交えようと、この感覚は味わえないだろう。

「くくっ、儂ともあろうものが柄にもない」
「御館様?」
「雪姫、貴様はここで指揮をとり、物見を絶やすな。地の利は義輝公の方にある。油断すると、小勢で手玉にとられるはめになるぞ」
「…承知しました」

視界にある軍勢が、足利義輝が引き連れてきた戦力のすべてとは限らない。これは平野で大軍同士が正面からぶつかる野戦とはまた趣の異なる洛中における市街戦だ。どこに埋伏の兵が忍んでいるかわかったものではない。上手く引き摺り回され、思わぬところから痛撃を食らう可能性を、常に考慮しておかなければならなかった。

「駆けよ!」

長慶は号を発し、主隊に前進を命じた。既に先鋒同士は接触し、交戦状態に突入している。
1561年2月。洛中攻防戦は、その冒頭から三好長慶と足利義輝の直卒勢同士による激突から幕を開けた。
およそ倍ほども戦力に差のある軍勢同士の激突にも関わらず、序盤、優勢を勝ち取ったのは足利勢の方であった。
大軍を効果的に展開できない市街地での合戦を徹底的に利用し、鑓が叩きあう接敵正面の戦力差をほぼゼロにしての猛攻に、三好勢は押しまくられた。
すかさず、正面戦闘に加われない手勢を街路から後方に迂回させ、大軍の利を示そうとした長慶であったが、義輝はただ前へ前へと叫ぶだけの猪武者ではなかった。
別動隊の進路にはことごとく伏兵が配されており、これに進軍を阻まれている間に、義輝の本隊はそれまでの猛攻が嘘のような引き際を見せ、釣られて統制を乱しながら追撃しかけた長慶勢の先鋒を、さらなる埋伏の兵をもって強かに蹴散らして見せたのだ。
思わず長慶が舌を巻く鮮やかな手並みであった。よほど足軽の一兵に至るまで統制が行き届いていなければ叶わない差配である。
義輝は、そのまま庭とも言うべき洛中の市街を駆け回り、倍する長慶の軍勢を思うがままに翻弄した。

「よし、このまま後詰の到着まで粘るぞ!」

思う通りに戦を進めることができている手応えに、義輝が騎乗で握りこぶしを握ったその時、くぐもった轟音が風に乗って流れてきた。
ハッと、義輝は音が響いた方に首を向けた。あれは鉄砲の発砲音。それも、相当数が統制され放たれたものだ。そこに、使い番が駆け込んでくる。

「南より、摂津勢、現れたとのよしにございます!」
「なに!? 荒木摂津か!」

その瞬間、戦場の主導権は義輝の手からこぼれおちた。
洛中に南方から侵入した荒木摂津守村重を旗頭とする摂津衆鉄砲隊9000は、横槍の形でがっちりと義輝の軍勢に食いついた。市街地ゆえに遮蔽物なしに鉄砲隊の斉射に晒されることはなかったものの、荒木摂津守は巧みに部隊を展開、弾幕を張ることで、義輝が自由に軍勢を進退させる余地を瞬く間に潰していった。
地の利を生かした機動性という寡兵の武器を摂津衆によって一気に無効化された義輝隊に突きつけられたのは、純粋な数の暴力。
摂津衆が加わり、三倍以上となった敵勢と足を止めてまともに殴り合う羽目に陥った義輝の軍勢は、瞬く間に一五〇〇近い兵を失い、さらに数を討ち減らされていく。

勝った。
義輝勢の隊列が徐々に乱れはじめ、壊乱の兆しを見せ始めたのを目の当たりにした三好家の諸将は、勝利を確信した。
長慶は最後まで使わずに置いていた鑓衆二千と朝倉勢にとどめとなる突撃を命じ、荒木村重は近臣に壊乱した敵勢への追撃の体勢を整えるよう下知を下そうとした、その時。
村重たち摂津衆の頭上へと、雨あられと降り注ぐ弓矢の雨。
不意を突かれた摂津衆は、混乱状態に陥る。
支援の砲火が途絶え、長慶勢の攻勢が戸惑いとともに緩んだ途端、後背より進撃してきた部隊が、ボロボロになった義輝勢と入れ替わりに鑓の殴り合いの正面に飛びこみ、長慶勢を受け止めた。

「くそっ、足利の後詰か!」

降り注ぐ弓矢に動揺を隠せない家臣たちを叱咤して回っていた村重は、新たに戦場に加わった一勢を見て、忌々しげに舌打ちした。
旗印からして、あれは森田浄雲、植田光次らの旧伊賀国人衆。北近江からの帰還が遅れていた軍勢が、ついに義輝に追いついてきたのだ。

「ひるむな、連中近江から駆け通しで疲れ切っているはずだ。戦列に加わったところで何ほどのもの――――」

咄嗟に、村重は腰の刀を抜き、風切り音めがけて振りぬく。村重の首筋を撃ち抜くはずだった矢が、真っ二つに払い落された。
村重はジロリと、矢の放たれた方角を睨んだ。半ば廃墟と化した古寺の屋根の上に佇む、最低限の具足のみをまとい弓を携えた女武将と目が合う。

「狙え!」

即座に、近くにいる鉄砲足軽に標的を指し示し、狙い打たせる。が、女武将は素早く身を翻し、十を超える弾丸から間一髪逃れて、建物の向うに消える。

「中川瀬兵衛殿、日根野備中守殿、矢傷を負われ下がられたとの由にございます!」
「今の女か」

村重は眉をしかめた。見れば、指揮官を失った中川勢、日根野勢は混乱の極致にあり、村重の手勢もそれに巻き込まれ統制を失いつつある。

「こりゃしばらくいくさにならん。やられたな。何者だ、あの女」
「おそらく幕臣大館左衛門佐晴光殿が家臣、三嶋鏡花かと」

抜き放ったままだった腰の物を鞘におさめ、村重は不機嫌そうに鼻を鳴らした。

「其の名、覚えておこう。が、所詮は無駄なあがきだな」

三嶋鏡花の活躍で、荒木村重ら摂津衆は一時的にではあるが戦闘力を失い、三好長慶は支援なく単独で足利勢と相対することとなった。
が、摂津衆の混乱を横目に長慶は小揺るぎもしなかった。新たに戦列に加わった旧伊賀国人衆の軍勢は、長慶勢をたった一歩も退かせることも出来ず、たちまち消耗し戦線を支えることが出来なくなった。
一旦退いた義輝勢がなんとか態勢を立て直し統制を取り戻したその時には、既に伊賀国人衆は限界を超えてしまっていた。
義輝勢が戦線に復帰するより前に、長慶は今度こそ総予備の朝倉勢らを投入、旧伊賀国人衆を蹴散らし、そのまま義輝勢へと襲いかかった。
この攻撃で、旧伊賀国人衆は完全に崩壊。義輝勢も善戦したものの衆寡敵せず、ついに壊乱。義輝は辛うじて室町御所に駆け込んだものの、植田光次、森田浄雲の両名は井戸若狭守の手勢によって捕縛された。


「兄上、ここはもう持ちません。どうするんですか!?」
「そうだな、そなたはさっさと逃げたらどうだ、覚慶」
「出来ればそうしたいんですがね」

苦々しげに義輝の弟、足利義秋は吐き捨てた。

「もう蟻の這い出る隙間もありませんよ。せめて兄上がここに逃げ込まずに外で捕まっていてくれれば、包囲も緩んで逃げる余地もあったんでしょうけど」
「ふむ、そこまであからさまに本音を吐かれると怒る気にもなれんな」
「外ではまだ大館左衛門佐の軍勢が戦っているのでしょう? なんとか、包囲を崩させましょう」
「無茶を申すな。二万を超える相手に、弓勢四〇〇〇程度で何ができる。あやつらは、既に存分な武功を示しておる」
「ですが!」
「もう遅いわ。ここに来る前に、左衛門佐には適当にした後は三好に降るか逃げるように伝えてある。鏡花めはごねるであろうが、左衛門佐には言い含めておいた」
「……あにうえぇ」
「そのような情けない顔をするな、たわけ」

絶望にへたり込んでしまった弟の姿に、義輝はやれやれと嘆息した。この弟、自分などよりよほど頭も回り機転も利くのに、いまいち腹が座っていない。これであともう少々肝が太くなれば、大した器だと思うのだが。

「さて、余も腹を括るか」

ありったけ持ってこさせた名刀、豪刀のたぐいを脇に置き、義輝はどこか清々しい気持ちで、館の外にうごめいている三好の旗に目を細めた。

1561年3月初旬。室町御所陥落。鴨川東岸にて孤軍奮闘を続けていた大館勢は脱出に成功したものの、室町御所に拠った足利義輝をはじめとする将軍家幕臣諸将はことごとく三好勢によって捕縛の憂き目にあう。
これにより、大名家としての足利家はここに滅亡したのであった。

信長の野望・革新 三好家プレイその4  

1560年。三好阿波衆の総帥である【三好豊前守義賢】の旗振りのもと、策源地としての機能をフル回転させ始めた阿波・勝端城は、この年の頭より膨大な物資と四国西域侵攻用の兵力を、最前線基地である東伊予・川之江城を送り込みはじめていた。
摂津より、伊予侵攻軍司令官として着任した【松永弾正久秀】は、【三好豊前守義賢】に三好家阿波衆から幾人かの武将を寄騎として引き抜く許しを得て、自らの率いる軍団の編成に取り掛かる。
まず、副将格として長年、【三好豊前守義賢】の片腕として阿波・讃岐の統治を支えてきた【小坂由起子】を据え、彼女の甥にあたり、家中にて久秀に匹敵する謀将として名をあげつつある【折原浩平】、文官ながら弓衆や鉄砲衆の手配りに才を見せる【長森瑞佳】。阿波国人衆でも軍配の妙手として知られる【小笠原長門守成助】、先の伊予攻めで捕らえられたのち、小坂由起子の口利きで三好家に恭順した能島水軍の頭領【村上大和守武吉】という陣容を揃え、伊予侵攻の開始を6月初旬に定めて、準備を整えていたのだが。
この動きにいち早く反応したのは、攻められる伊予・河野家ではなく、三好家と同盟を結ぶ西土佐・長宗我部家であった。
同盟関係にあるとはいえ、三好と長宗我部との関係はこの頃険悪化の一途を辿っており、当主【長宗我部信濃守国親】は指を咥えて三好家の版図が広がっていくのを眺めているつもりなど毛頭なかった。
松永久秀による新軍団編成の動きをいち早く掴んだ国親は、1560年3月。三好家の侵攻準備が整う前に、電撃的に伊予に侵攻する。今治港を巡る毛利家との攻防で、疲弊が極限に達していた河野家は、この電撃攻勢にまったく抵抗できず、一月と立たずに湯築城は陥落。ここに河野家は滅亡する。
弾正久秀は、眼の前の獲物を掻っ攫われて歯噛みすると同時に、川之江城が置かれた立場に震撼する。
長宗我部との同盟期間は、来年9月に切れる。約一年半。それは、北伊予における長宗我部の統治が行き届き、戦力が充実するには十分な期間。そして、川之江城は北伊予と阿波、そして西土佐を繋ぐ交通の要衝に築かれている。同盟が解消されると同時に、土佐と伊予の二国からこの川之江城に向かって軍勢が押し寄せてくるのは自明の理。後背に勝端城が控えているとはいえ、この川之江城は西南から挟撃を受けるはめになる。
この潜在的危機的状況を受け、弾正久秀は一つの戦略機動の実行を決意する。
南伊予長征である。
長宗我部と同盟関係にある間に、軍を北伊予を通過させ、南伊予を刈り取り征圧してしまおうという大戦略だった。
これに成功すれば、同盟期限明けの61年9月に四国に生まれるのは、長我部家による三好家前線基地・東伊予川之江城の挟撃態勢ではなく、連絡の寸断された長我部家北伊予・湯築城の三好家による東西からの挟撃態勢、という形になる。後背を南伊予に脅かされた湯築城には、西に侵攻する余力は失われ、川之江城が攻勢にさらされることがなくなれば北伊予と西土佐を繋ぐ連絡路を封鎖する楔としての機能が最大限発揮されることとなる。そうなれば、孤立し疲弊する一方になるのは長宗我部側だ。
1560年8月。
松永弾正は、川之江城を新規登用組の【上杉虎子】(戦国ランス)以下、勝端城から派遣された守備隊に任せ、南伊予攻略の軍を進発させる。
折から頻発していた一揆の鎮圧にかまけていた南伊予・西園寺家は、松永軍団が国境を超えるまで三好の侵攻にまったく気が付いていなかったらしい。一揆鎮圧のために出陣していた旧大内家重臣【問田大蔵少輔隆盛】が率いていた軍勢は、不意を突かれて潰乱。大蔵少輔隆盛自身も手傷を負って這う這うの体で黒瀬城に帰還する。
西園寺家はろくに防衛体制も整わないまま、12月に松永弾正の軍団は黒瀬城に取りつき、攻略にかかった。
ここから約二か月に渡って黒瀬城に篭り、抵抗を続ける西園寺であったが、その間、松永弾正と折原浩平という希代の謀将の繰り出す怒涛のごとき悪辣な計略の奔流に、一葉の枯れ葉のように翻弄され倒すこととなる。

松永弾正が、西園寺の将兵を手玉にとり弄んでいた頃、しばらく平穏が続いてきた畿内において、大きな動きが起こっていた。
この夏、美濃から南近江に侵攻し、六角家を滅ぼしていた斎藤家が、続いて北近江を標的に選び、浅井家小谷城の攻略に着手したのである。

畿内の勢力図が今、大きく変わろうとしていた。

信長の野望・革新 三好家プレイその3  

1558年当時、四国は五家の戦国大名によって支配されていた。
阿波・讃岐に我が三好家。東土佐に長宗我部家。西土佐に一条家。北伊予を河野家。南伊予を西園寺家という顔ぶれである。
そして当時、四国列強の侵略の矛先を一手に浴びていたのが、本州との交通の要衝に位置する北伊予を支配する河野家であった。

千年からの長宗我部家の伊予攻略作戦は、同盟国である三好家の非協力的な態度から、不首尾な形に終わっていた。
この際、要請に従い参陣していた【折原浩平】は、阿波衆総領【三好義賢】の指示もあり、城攻めに対して徹底して消極的な采配に終始し、直接指揮を執っていた君主【長宗我部信濃守国親】の督戦ものらりくらりと躱すばかりでついに一兵も損ねることなくお為ごかしの攻撃を仕掛けてさっさと勝端城に帰還してしまい、国親の激怒を買っていた。
一方の三好家も、筒井や浦上の攻勢を受けている状況での援兵要請に不快感を隠すことなく、これ以降同盟関係にありながら三好家と長宗我部家の関係は悪化の一途を辿っていくこととなる。


1559年2月。筒井家の侵攻によって起こった<堺の戦い>をなんとか乗り切った【三好筑前守長慶】は、畿内衆の再編を行う一方、阿波衆を統括する【三好豊前守義賢】に、北伊予攻略の陣触れを行うよう指示する。
先年より長我部家と西園寺家の攻勢を受けていた河野家湯築城は疲弊を重ねており、この冬こそ伊予攻略の最大の好機であった。
【三好豊前守義賢】は、自ら足軽9100を率いて主力を形成。戦上手で知られる阿波衆【小笠原長門守成助】と、【大西頼晴】を従える。
さらに三好三人衆が一人【岩成主税助友通】が、【小坂由起子】【長森瑞佳】の両人を伴い、鉄砲隊3000で随行。事実上、勝端城を空にする総力出撃であった。
長駆、四国北部を西進する義賢軍団1万2100。

だが、阿波が手薄になるのを手ぐすね引いて待ちわびていた勢力が、瀬戸内を挟んだ北に存在していた。
備中備前を支配する浦上家である。
無論、これはすでに予測されていた事態でもあった。折からの予定通り、岸和田を預かる【三好孫次郎義興】は再編の終了していた4000の兵を糾合。これを【エビル】【村井又兵衛長頼】に任せ、堺港で招集した4000と合わせて8000の兵をもって、宇多津救援の船を送り出すのだった。
敵浦上家の陣容は、前回宇多津に襲来した際とまったく同じ。
主将【浦上与次郎宗景】の6500。【後藤勝元】【清水長左衛門宗治】の6000というものであった。
手ごわい相手は備前の若き名将【清水長左衛門宗治】ただ一人。今は没落したとはいえ、【悪魔イビル】と並んでデュラル家随一の猛者として名を馳せた勇将【エビル】と、【前田又左衛門利家】に従い数々の戦で武功をあげた【村井又兵衛長頼】の二人に掛かっては恐ろしい相手ではない、と思われたのだったが……。

翌3月。伊予に侵攻した義賢軍団に対し、河野家当主【河野伊予守通宣】は、能島村上水軍の海賊大将【村上大和守武吉】【宍戸安芸守隆家】を伴い、城から討って出てくる。
これは、三好の軍が遠く阿波からはるばる遠征してきたことによる疲労と、岩成隊の進軍が遅れて、義賢隊との連携が寸断されていたことを鑑みてのことと思われる。
河野家とすれば、度重なる疲弊しきった湯築城で籠城するよりも、一か八か討って出て敵軍を各個に撃破するしかないと思い詰めての果敢な攻勢であったのだろうが…まったく、三好家の要である豊前守義賢を舐めきった愚行であった。
義賢は、僅か6000の兵で突撃してきた河野家当主の軍勢に、冷静に対応した。真っ向から突撃を受け止め、真っ正面から叩き潰したのだ。
河野勢は、まともに抵抗も叶わず壊滅。主将【河野通宣】はなんとか戦場から脱したものの、【村上武吉】と【宍戸隆家】は敢え無く捕らえられたのであった。

一方、遅れて戦場に到着した岩成鉄砲隊であったが、伊予各地に配された防御陣地に数を討ち減らされており、無残なありさまとなり果てていた。
義賢は仕方なく、岩成隊に撤退を指示。鉄砲隊は結局一発の弾丸も撃つことなく踵を返すこととなってしまったのであった。


そのころ、岡山城から出陣した浦上軍団もまた、宇多津港沖に到達しようとしていた。
戦況は、前回とほぼまったく同じ経過を辿り、堺港から出向したエビル隊8000は小豆島を北から迂回し、宇多津沖に遊弋する浦上軍に襲いかかった。
後方から現れた三好の援軍に、真っ先に反応したのは【浦上宗景】直卒の6500。宗景はあろうことか、島陰に三好の船影を発見するや180度舳先を会頭させ、既に宇多津港に取りついていた清水隊を置き去りにして遁走してしまったのだ。
味方の逃亡という思わぬ展開に、敵中にただ一隊取り残されることとなった清水隊は、まるで開き直ったかのように宇多津港への攻撃を続行する。
一瞬、遁走した浦上隊を追撃にかかろうとしたエビルであったが、撤退せず攻撃を強行する清水隊を無視することもできず、まず確実にこの一部隊を壊滅させることを選んだ。
エビル隊8000に対し、清水隊は6000弱。ここに宇多津港からの支援も加わる以上、エビル隊は鎧袖一触でこれを撃破する、かと思われたのであったが、この海戦でエビル隊は思わぬ苦戦を強いられることとなる。
時を同じくして、紀州から鈴木家が陣触れを発していた。目的地は、宇多津港。今、【エビル】【清水宗治】が海戦を繰り広げているこの海域である。その数、1万3000。
一報を受け、事態が河内衆のみで対応できる域を超えたと判断した【三好長慶】は、手元に置いていた淡路水軍総帥【安宅摂津守冬康】に、雑賀衆の迎撃を命じる。
命を受けた冬康は、宇多津まで鈴木軍団を引き寄せることをせず、紀伊水道で待ち受ける戦術を選択し、石山御坊から参謀として【朝倉雪姫】と奸智に長けた【広瀬真希】(ONE)を随行させ、7800の兵を引き連れ、堺港に向け軍勢を動かしたのだった。

1559年5月。紀伊水道上にて、三好冬康隊は北上する鈴木勢を捕捉、これを迎撃にかかる。数において圧倒的に勝る鈴木勢に対し、冬康は淡路水軍の名に相応しい奮戦を見せ、ほぼ壊滅状態に陥りながらもなんとか鈴木勢を追い返すことに成功する。
そのころ、第二次宇多津沖海戦も、清水勢の壊滅という形で決着がつきつつあった。だが、一方的な展開になるかと思われたこの戦いは、浦上水軍の新兵器『関船』によって思惑を外されることとなる。
この戦いで【清水宗治】は数に勝る【エビル】の水軍をわずか1200まですり減らす激闘を見せ、浦上に清水宗治アリと知らしめたのだった。
この苦戦の意味を正確に把握した三好家は、震撼した。もしこの技術的劣勢を看過した場合、遠からず三好家は瀬戸内海における制海権の一切を失いかねない危機であった。この直後、三好家は急遽『関船』の技術開発に邁進することとなる。

同じころ、湯築城攻防戦もまた、決着を見ようとしていた。
河野勢を西伊予の戦いで完膚なきまでに撃破した【三好義賢】だったが、湯築城の攻略に取り掛かり1カ月が経過。もうじき城門を突破しようとしていたその時に、北の港より河野家と同盟を結んでいた大友家の援軍7000が現れたのだ。戦力が残り4000を切り、遠征から長期間の戦闘で疲弊しきった義賢隊が、これに立ち向かうのは無謀でしかなく、義賢は大友軍団と接触を回避しつつ、虚しく軍を東に向けたのであった。

阿波から伊予はあまりに遠い。距離の暴力を痛感させられた義賢は、ある人物の派遣を石山の兄長慶に要請する。
その武将の名は【松永弾正久秀】

彼は、湯築城攻略断念から3ヶ月後。伊予と讃岐の国境沿いに、僅か一夜にして一城を打ち建てる。
城塞の名は川之江城。伊予攻略の、そして将来的には四国全土を制圧するための最前線基地の誕生であった。
これ以降、【松永弾正久秀】は、四国侵攻軍司令官として、西進する三好軍の総指揮を担うこととなるのであった。

信長の野望・革新 三好家プレイその2  

目下最大の脅威であった石山本願寺を下した三好家。摂津を支配下においたことで、畿内における三好家の安全はかなりの確度で確保されたことになる。
摂津石山御坊の西・播磨には赤松家、北・丹波には波多野家が勢力を置いているのだが、両家は本願寺に比べればまず弱小と言ってよく、よほど石山御坊を空にしない限りはこちらに攻撃を仕掛けてくる余裕はないだろう。当面の脅威となるのは、東は山城の足利将軍家と大和の筒井家であるが、此方も石山御坊という拠点ができたことで、岸和田城と相互支援が可能となり、畿内の三好家拠点を攻め落そうと思えば五万以上の兵力が必要となる。
とはいえ、此方から仕掛けるのも手詰まりな状況であった。赤松家は保有戦力こそ少ないものの、居城周辺に膨大な数の防御拠点を構築してハリネズミの様相を呈しており、姫路城に近づくまでに膨大な消耗が強要される要害となっていて、手が出せない。
足利と筒井は3万を超える兵力で城を固めており、此方も一方に城攻めを行えば、攻撃を受けていないもう一方の軍勢が三好領内に踊り込んできかねない情勢であり、下手に手を出せない。
膠着状態に陥った畿内は、このまま戦力の充実を図ることとして、【三好長慶】は、その野望の目を四国へと向けるのであった。
四国攻略の主力となる三好家阿波衆の再編・拡充に加えて、土佐・長宗我部家と同盟を結び、いざ伊予の河野家への攻略に着手せんとした1558年秋口。
安定を迎えたと思われていた畿内が、俄かに騒乱の色を帯びることとなる。
阿波衆への兵力増派の影響から守備隊の数を減らしていた堺港に、筒井家が突如、攻略の兵を挙げたのだ。
戦力移動の虚を突かれた形となった攻撃に眉をひそめた長慶に、飛びこんできたのは長宗我部家からの、河野家伊予湯築城攻めへの援軍要請であった。
間が悪い、と長慶はほぞを噛んだ。
長宗我部家と足並みを揃えて、勝端城から河野家攻略の軍勢を発するのは、今の三好家には危険な賭けでしかなかった。
このとき、備前では浦上家が再び讃岐・宇多津港を窺う姿勢を見せており、堺港が筒井家の攻撃に晒される状況では、畿内から援軍を送ることはかなわず、もし浦上家が軍を発した場合、必然的に阿波衆による独力で浦上家を迎え撃たなくてはならなくなる。その時、勝端城の戦力が河野家攻略に割かれていては、最悪宇多津城が落とされ、畿内と四国の三好家が分断される羽目になりかねない。
さりとて、同盟を組んだばかりの長宗我部の要請を断っては、先々四国征伐に支障をきたすこととなる。
結局、長慶は、弟の阿波衆総領【三好豊前守義賢】に総力による出撃を禁止。義賢は、熟考の末、小坂の一門で、阿波衆の中で奇謀の将として名をあげつつあった【折原浩平】(ONE)に弓兵3500を預け、伊予に派兵する。

1558年12月。筒井城より出撃した1万3000の軍勢が、堺港への攻撃を開始した。

堺攻防戦

攻め手筒井勢の陣容は以下のとおり。
総大将は筒井家三家老の一人【森志摩守好之】、与力に剣豪【柳生新左衛門宗厳】【南光坊天海】が配された足軽6000余。
当主【筒井大和守順慶】の叔父である【慈明寺左門順国】を旗頭に、カブキ者【前田慶次郎利益】、飛び加藤の名で知られる乱破【加藤段蔵】が参陣した足軽6500。
両隊とも、左右に知勇の将を配した総合バランスの取れた軍勢である。
対して、堺港は、摂津国人衆【池田弥太郎長正】【池田八郎三郎勝正】が率いる5000弱。
もちろん、このままでは堺の陥落は必定。
同月、筒井勢が国境を超えた頃、長慶は石山御坊から【三好孫四郎長逸】を主将、【中川瀬兵衛清秀】【日根野備中守弘就】が与力する足軽8700。【荒木摂津守村重】を主将、【原昌示】を副将とする弓隊5500.計1万4200を派遣。堺の救援に向かわせる。
1559年1月。攻防戦のただなかにある堺で、【池田長正】の嫡男【池田九右衛門知正】が元服、堺防衛戦に加わった。
初陣ながら長正、勝正を上回る才を持つ知正の勇戦で俄かに活気づく堺守備軍。そして、筒井勢ががっちり堺に食いついたのを見計らい、岸和田城を預かる【三好孫次郎義興】は、満を持して畿内衆きっての勇将【エビル】【村井又兵衛長頼】を従え、堺を包囲する筒井勢の腹背を突かんと足軽4000で出撃する。
南北から迫る後詰の兵により、一転窮地に陥るかに見えた筒井勢であったが、直後、三好勢はそれがよほど甘い考えであったことを思い知らされるのである。

三好家の逆襲は、その冒頭より見事に挫かれることとなる。
密かに石山御坊から出撃していた【十河一存】率いる奇襲部隊3000。本来なら後詰の先陣として切り込み、筒井勢を混乱に叩き込むはずだったこの奇襲が、【南光坊天海】によって見破られて十河隊は敢え無く敵中にて惑乱し孤立。これでは、かの鬼十河と言えどどうにもできず、あっという間に半数の1500を失って後退するはめになる。
さらに、摂津から南下しつつ迂回して退路を断とうとしていた三好長逸勢が、偽報に騙され進路を北に向けてしまい、代わりに前線に飛び出してしまった弓隊である荒木勢に、突如馬首を返した慈明寺勢が突撃する。
ここで立ち竦めば、弓隊である荒木勢は一瞬にして壊滅する。村重の判断は早かった。反転して北上しても、安全圏に逃げのびるうちに槍で追い立てられ多大な被害をこうむるのは必定。ならば、と軍勢を西に向けて市街地を迂回、そのまま堺への入城を図ったのだ。
迷走する長逸を追って北に逃げると踏み勇躍追撃の令を発していた慈明寺順国の軍勢は、釣られるように村重の隊を追い西進。北回りに迂回して堺に突っ込む羽目になる。
森好之隊に攻められ息も絶え絶えだった堺であったが、俄かに飛び込んできた5500の兵に、息を吹き返した。
【荒木村重】は、そのまま堺の指揮権を移譲され、追ってきた慈明寺勢に痛撃を加え、森隊との合流を図ろうとするのを阻止することに成功する。
そして、孤立した慈明寺隊に後ろから襲いかかったのが、報を修正して戻ってきた【三好長逸】であった。
真っ向からの叩きあいとなれば、猛将【中川瀬兵衛清秀】【日根野備中守弘就】を擁する長逸隊に一日の長があった。槍衾の猛攻に耐えきれず、慈明寺勢はたまらず壊乱する。

一方、堺南で【鬼十河】を蹴散らし、堺港を陥落寸前にまで追い込む猛攻を見せていた森好之隊であったが、それも岸和田から駆けつけてきた義興勢が参戦してくるまでであった。
わずか4000の兵で森隊の横っ腹に食いついた三好義興隊は、のちに浦上家による数度に渡る宇多津攻め防衛戦で勇名を馳せることとなる【エビル】【村井長頼】のコンビの活躍もあり、十河勢の混乱が回復するまで戦力に勝る森好之隊を圧倒する。
が、敵も然る者。すぐさま態勢を立て直した【森好之】は、【柳生宗厳】らとともに三好義興隊を槍衾で押しとどめ、逆に十河隊もろとも押し返す勢いを見せる。
が、彼らの勇戦も【慈明寺順国】の一勢が壊乱するまでであった。
慈明寺勢を追いたてながら南下してきた三好長逸勢が、そのまま森好之勢に食らいつき、森勢の隊列は一気に崩壊。軍勢の体をなくして、義興・長逸の両勢に揉み潰され、壊滅に至ったのであった。

とはいえ、筒井勢の武将はこの壊乱状態の中、全員が見事に落ちのびることに成功し、破れてなお大和衆の強かさを三好に見せつける事となる。

思いのほか苦戦を強いられることとなった堺防衛戦であったが、この戦いで際立った活躍を見せたのが、エビル、村井長頼を率いて見事な差配を揮った【三好義興】であった。
三好家総領の跡取りである義興の活躍は、長慶の眼鏡にも叶い、これ以降長慶は本拠を本格的に石山御坊に移し、岸和田城を擁する三好家本来の所領である河内和泉を、三好義興に十代の若さで任せることとなる。
さらに、合戦冒頭で味方の暴走で窮地に陥りながら、戦闘ではなく隊の機動で一瞬にして窮地を好機に変転させた【荒木村重】は、その戦巧者振りを高く評価され、以降畿内の合戦にて重用されることとなっていくのであった。

そして、戦いの舞台は再び四国へ……。

寝不足巡業。  

これまで、睡眠時間は6〜7時間は確保してたんですけど、ここ一週間は3〜4時間になってしまいました。
革新やってたら、気がついたら2時3時なんですよぅ(汗

一応、プレイ記事書くためにメモはしてるんですけど、リアルタイムで進行するためか、ついついメモを取るのも忘れてしまいそうになって、けっこう焦りながらやってますww
記事書くのも案外時間かかるんですよね。というか、近年に私はなにを書くにしてもやたら時間がかかるようになってしまってるんですが。
プレイ記事に関しては、どんな風に書くのかは実際に書きながら決めていくつもりです。最初はSS風にしようかとも思ったんですけどねえ。無理だ!(ww
とはいえ、起こったことをそのまま記述するのも読んでて面白くないでしょうし、その辺は試行錯誤しながら書くつもりですけど……まあプレイ記なんて、これは書いてて楽しいもので、読んで楽しいものかは疑問の代物ですから、興味ない人はさらっと見送ってもらえるとよいのですが。


ウェブ拍手レス
信長の野望 革新について甚だ個人的なアドバイスです。
兵糧の問題については、PK版であれば、貿易で携帯食を獲得すれば、ある程度はフォローできます。
PK版である場合も、そうでない場合も内政技術で割符を獲得して兵糧を購入しておけば、対応できます。
また、さらに個人的な意見ですが、まず、九州・四国から制覇していったほうがいいのではないかと思います。
というか、島津は放置したら甚だまずいです。四兄弟の反則的な能力・固有戦法と固有技術、さらに、
人材が豊富な割には何故か弱い大友・竜造寺を吸収したら手が付けられなくなります。
それにしても、「うたわれるもの」キャラが山形城のあたりに湧いて出ているというのは、上杉がまとめて
吸収して、ただでさえ強力な軍神軍団が恐るべきことにさらに強くなると言うことでしょうか(笑)。
補足:革新の場合、大抵、初期の段階で上杉家が最上家を滅ぼすため。

貴重なご助言、まことにありがとうございます♪
残念ながら、自分のプレイしてる革新、PKじゃないんですよね。PKの購入迷ってるうちに、お金なくなっちゃって(苦笑
割符はさすがに獲得しています。これないと、速攻で財政が破綻してしまうのは、2度にわたる失敗プレイで痛感させられましたので。あっても苦しんですけどww
進行方向については、とりあえず四国制圧を志しつつ、臨機応変に対応を心がける、といった風にしています。
これはプレイヤーの気分の問題なのですけど、ほぼ完全に四国侵攻軍と、畿内制圧軍集団と、人材を分けて運用しているので、事実上二面作戦を展開中です。
うたわれ勢はどうなったのかな。正直、自分のプレイや近隣諸国に気を取られていて、関東方面での人材がどうなってるのかさっぱり把握してませんや。我等が好色王はかなり凶悪なステータスに設定してあるので、恐ろしいなあww

信長の野望・革新 三好家プレイその1  

というわけで、再び【信長の野望・革新】の三好家プレイを開始。
今回はなるべく詳しく記述しながらプレイすることによって、より熟考を重ねてプレイすることを心がける。

プレイを始めるにおいて、初期設定ですが、まず難易度は上級。寿命は長寿で。討死設定は標準。
プレイヤーが自分で制作する登録武将は、登録可能最大数の200名。
実在武将29名。
残る171名は、ゲームなどのキャラから。
これら架空系登録武将に関しては登場する地域については、個々もしくは小グループに分けて、ランダムに配置(都道府県占いなどを使用)。なので、『戦国ランス』については原作ゲームとは出現地域は異なってくる。例外は『うたわれるもの』。これについては、出身国に当てはめて出現するように設定。なので、最上家山形城のあたりは、トゥスクル国系のキャラが湧いて出てくることにww

本当は登録した以外にも出したかった作品のキャラがたくさんいたのだけど、200名をあっさり超えてしまったので断念w
うむ……でも、実にオタクらしいプレイじゃないか(惚れ惚れ

プレイ大名は占いで決定した三好家。河内和泉と阿波を領有している畿内の大大名。当主は【三好筑前守長慶】。信長が上洛するまでに、足利将軍家を手中におさめて実権を握り、事実上、畿内や四国阿波を支配していた奸雄である。

さて、プレイは1555年から。まずは約一年をかけて陣容を整理。在野の武将も積極的に登用した結果、なかなか良質の人材が集まりました。

まず、長慶を支える両輪として、あの戦国きっての梟雄【松永弾正久秀】と、長慶の次弟で、右腕として兄を支えた【三好豊前守義賢】
戦働きを主とする前線指揮官には、長慶の末弟で【鬼十河】と呼ばれた猛将【十河又四郎一存】と、長慶の三弟で、淡路水軍を率いる【安宅摂津守冬康】
ここに、摂津国人衆の猛将【荒木摂津守村重】【中川瀬兵衛清秀】に、阿波で登用した【エビル】(DR2ナイト雀鬼)が加わる。

文官や謀臣は、河内和泉の岸和田城に【朝倉雪姫】(戦国ランス)、【三好笑岩康長】を。阿波を治める【三好義賢】の元には、【篠原右京進長房】【小坂由起子】(ONE)、【長森瑞佳】(ONE)を配置し、内政・計略を担当する。


さて、我が三好家が支配する河内和泉と讃岐阿波の周辺で勢力を誇っているのが、北は摂津・石山御坊を本拠とする本願寺勢力。東には伊賀大和の筒井家。瀬戸内海を挟んで備前備中の浦上家。四国は伊予の河野家に、土佐の長宗我部家でありますが、とりあえず脅威なのが本願寺。
これは、放置しておくと爆発的に兵力が膨れ上がると同時に、屈指の堅城で知られる石山御坊がさらに整備されて、おまけに大量の銃火器が配備されて手のつけられない状態になるので、早めに潰しておかないと我が三好家にとって一番危険な敵となってしまう。
そのため、三好家の最初の攻略目標は本願寺に設定。
ある程度戦力が整ってきたところで、二度ほど小当たりしたものの、さすがは史実で約十年にわたって織田信長を苦しめた石山本願寺。勝敗がつかず、手詰まりになりかけるのだが……。

ここで筑前長慶。一計を案じる。
時に1557年8月。第三次摂南会戦。

【三好筑前守長慶】は、岸和田城を【松永弾正久秀】に任せ、元服したばかりの嫡男【三好孫次郎義興】、三好三人衆の一人【三好下野守政康】を伴い、足軽勢7500をもって出陣。石山御坊から出兵してきた1万3000の軍勢と摂津南部で激突する。
寡兵の長慶は、初っ端の攻勢で敵の出鼻を挫いたところで、無理をせず山城方面に退却にかかるが、すぐさま本願寺勢も態勢を立て直し追撃にかかったのだが。
ここで、堺港から密かに出撃、一気呵成に北上した【十河又四郎一存】を大将、三好三人衆筆頭【三好孫四郎長逸】【朝倉雪姫】を与力とした騎馬隊4000が本願寺勢の後背を襲撃する。
本願寺勢の動きを抑えたところで、長慶の本隊は反転。さらに、堺港より出陣した後詰、【安宅摂津守冬康】を大将、与力に【荒木弥介村重】【原昌示】(戦国ランス)を配した弓勢5000が加わり、本願寺勢の完全包囲に成功する。
戦闘坊官【下間刑部卿法眼頼廉】、リーザス親衛隊長【レイラ・グレクニー】を擁する本願寺勢も奮戦したが、包囲直後に鉄砲隊6000が壊滅した時点で、戦の趨勢はほぼ決定していた。
三好勢は4000近い被害を出すものの、本願寺勢は壊滅(注:信長の野望・革新では、部隊が壊滅しない限り、消耗した兵力も傷兵という形で何割か残り、拠点に戻れば回復する。壊滅した場合は、失った兵力は一兵も戻らないばかりか、攻撃していた敵部隊に投降という形で吸収されてしまう。このため、革新の合戦ではいかに敵部隊を逃がさず壊滅させるかが重要になってくる)。
主力を撃滅された本願寺の、石山御坊に篭る残存兵力は僅かに5000。さらに虎の子の鉄砲隊も失っては、堅城石山御坊も恐れるに足らず。
長慶は、摂南会戦快勝の勢いそのままに、石山御坊への攻略に着手しようとした……その時であった。

1557年9月。本願寺攻めのために兵を河内に送っていたため手薄になっていた讃岐は宇多津港に、備前の浦上家が軍勢を繰り出したという急報が舞い込んだのであった。長慶は石山御坊攻略を諦め、堺港に撤退することを決する。

宇多津港を守るのは、阿波名東郡一ノ宮城主【小笠原長門守成助】と讃岐の国人【高原次利】の率いる4400のみ。
一方の浦上家は、浦上家当主【浦上与次郎宗景】直卒の6000と、美作国人衆を束ねる【後藤勝元】を大将、【清水長左衛門宗治】を与力とする6500の計1万2500の軍勢を寄せてくる。
この急襲に対して、阿波三好家は完全に隙を突かれた格好となった。阿波・讃岐を預かる【三好義賢】【小坂由起子】【長森瑞佳】らとともに技術開発作業に従事しており、勢を率いて救援に向かうことが叶わない状態であった。ここで急きょ、勝端城の兵を纏めて救援の軍を立ち上げ、宇多津港へ駆け込んだのが、【エビル】であった。
間一髪、5000の兵を率いた【エビル】は、浦上勢来襲の直前に、宇多津港に入城。そのまま総大将として、浦上勢を迎え撃つこととなる。
一方、河内国堺港に撤退した長慶は、休む間もなく【安宅摂津守冬康】を大将、【三好孫次郎義興】【朝倉雪姫】を与力とする1万500の大軍を、讃岐に向け出撃させる。
冬康は、浦上の来襲より前に救援が間に合わないと判断。直接、宇多津港に向かう航路を取らず、小豆島の北側を回り込む海路に進路を向ける。
それは、ちょうど宇多津港を攻める浦上勢の背後を取る進路であった。だが、冬康率いる淡路水軍の来援を察した浦上勢は、後方を塞がれる前に撤退を開始。冬康は、殿を務めた後藤勢・清水勢の進路を一時塞ぐことに成功するも、備中の名将【清水長左衛門宗治】の際立った差配もあり、対して被害も与えること叶わず、敵の撤退を見逃してしまう。
とはいえ、三好側も被害は極小に押さえられた。
【エビル】とその一勢は、そのまま宇多津港に留め置き、浦上家の再びの来襲に備え、冬康率いる淡路水軍は堺港に帰還。長慶は、冬康勢1万の帰還を待って、再び石山御坊攻めの号令を発するのであった。
時に1557年12月。
三好長慶は2万7000の軍勢を糾合。【十河又四郎一存】【三好孫次郎義興】【安宅摂津守冬康】【三好下野守政康】【朝倉雪姫】【三好右衛門太夫政康】【荒木弥介村重】【原昌示】【中川瀬兵衛清秀】【香川五郎次郎元景】という河泉三好家の総力をあげた出撃となる。
対して本願寺側は、先の第三次摂南会戦の痛手が回復しておらず、石山御坊を守る兵力は7000余。
それでも、堅牢なること剣ヶ峰の如しの石山御坊。3倍以上の敵を相手にしておよそ半年もの攻防戦が繰り広げられることとなる。

1558年6月。本願寺石山御坊陥落。
この際に、石山本願寺勢の一輪を担っていた【レイラ・グレクニー】。先年、我が三好家から離反し本願寺に寝返っていた【松永久通(義久)】、大和国人衆【井戸若狭守良弘】を捕縛。
他の武将は加賀の本願寺御山御坊へと落ちのびていったのであった。

だめだぁ!  

河野家プレイ、やはり5年持たずに滅亡。
やっぱり周辺の国々からフルボッコにされて滅亡。
なんにせよ、兵糧が足りない。全然足りない。そもそも四国は国土が足りないんだ!
武将はそれなりの手ごまが揃ってたんだけどなあ……。

どうしても他国に侵攻する余裕が生み出せない。ちょっと色気出した途端、それが隙となって一瞬にして各国の軍勢が群がってくる。
しばらくは試行錯誤で慣れていくしかないですか。ちくしょう、なんか占いしたらまた三好家になったので、もう一度チャレンジだ。

我、滅亡する。  

信長の野望・革新。
ようやく登録武将の設定がおおむね完了したので、三日前ほどからちょこちょこプレイしていたのですが……昨日、あっさり滅亡しましたorz
さすがに難易度上級だと一度ミスると一気に戦力バランス崩れて正しくボロボロと崩壊でした。
と言っても、そのミスが大きかったんですが。
保有戦力のほぼ半分、二万五千の兵をもって本願寺石山城を攻めたのですが、当初は上手く本願寺勢の誘因に成功し、野戦にて敵一万八千を包囲殲滅。そのまま勢いに乗ってわずか五千しか兵の残っていない石山城を二万の軍勢で取り囲み、今まさに陥落……といったその時に、後方から剣豪将軍足利義輝の軍勢三万が襲来!!
いや、てっきり足利勢の攻略目標が石山城になってたから漁夫の利狙ってきやがったとしか思ってなくて、まさか後ろから我等三好勢に襲いかかってくるとは全然考えておらず、完璧な奇襲に。
後方に配していた鉄砲隊が瞬時に壊乱、この際に荒木弥介村重が捕縛され、わが三好家主戦力の一角を担っていた織田信長(戦国ランス)がなんと討ち死に!!
慌てて残った足軽勢二隊を反転させたものの、攻め手の細川与一郎藤孝と巳間良祐(MOON.)による怒涛の計略攻勢で、両部隊とも混乱。さらに本願寺石山城からも弓矢や石つぶてが降り注ぎ、挟み撃ち。
この戦いで、総大将【鬼十河】こと十河左衛門尉一存が奮闘の末に討ち死に。三好三人衆の一人三好日向守長逸が捕縛され、のちに斬首。
足利勢も3万のうち2万を崩したものの出陣していた2万5千の兵力全滅という惨憺たる有様に。
なにより痛かったのが、鬼十河と信長の戦死。もともと三好家って戦上手がほとんどいない中で、当主の三好長慶を除けば上位3人に入る名将のうちの二人を失い、数少ない戦巧者である荒木村重を捕らえられたのがとにかく痛かった。この家、ほんとに戦下手ばっかりなのに。
そして、兵力が半減したのを見逃さず、すぐさま長宗我部家、浦上家、鈴木家、筒井家がまるで図ったかのように阿波の勝端城と難波岸和田城、港への同時侵攻を開始(苦笑
その総数、10万2千。こっち、全部かき集めても2万しか無いって! しかも、ろくに戦える武将もおらず、蒸発するように三好家滅亡……あぅぅ。


とりあえず、次はランダムで(都道府県占いを利用ww)香川県が出たので、河野家でプレイを開始するつもりです。
と、とりあえず次はもう少し上手く…うまくなんとか…



 

10月4日

冬瀬
(一迅社ノベルス)
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中村 颯希
(一迅社ノベルス)
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遠藤達哉
(ジャンプコミックス)
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眞藤雅興
(ジャンプコミックス)
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藤本タツキ
(ジャンプコミックス)
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春原ロビンソン/ひらけい
(ジャンプコミックス)
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浅倉秋成/小畑健
(ジャンプコミックス)
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那波歩才
(ジャンプコミックス)
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三浦糀
(ジャンプコミックス)
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末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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あきやま陽光/堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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城戸みつる
(ジャンプコミックス)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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鏡貴也/山本ヤマト
(ジャンプコミックス)
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星野桂
(ジャンプコミックス)
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龍幸伸
(ジャンプコミックス)
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オオヒラ航多
(ジャンプコミックス)
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住吉九
(ジャンプコミックス)
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阿賀沢紅茶
(ジャンプコミックス)
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水あさと
(ジャンプコミックス)
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平方昌宏
(ジャンプコミックス)
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馬渕朝子/安藤コウヘイ
(ジャンプコミックス)
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夜諏河樹
(ジャンプコミックス)
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橋本悠
(ジャンプコミックス)
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神海英雄
(ジャンプコミックス)
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竜騎士07/赤瀬とまと
(角川コミックス・エース)
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染野静也/gulu
(角川コミックス・エース)
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Nykken/Toy(e)
(角川コミックス・エース)
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金丸祐基
(角川コミックス・エース)
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小神 トイ
(角川コミックス・エース)
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10月3日

暁社 夕帆
(講談社ラノベ文庫)
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御子柴 奈々
(講談社ラノベ文庫)
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日日綴郎
(講談社ラノベ文庫)
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深津/はーみっと
(コロナ・コミックス)
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櫛灘ゐるゑ/魔石の硬さ
(コロナ・コミックス)
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梅渡飛鳥/もちもち物質
(コロナ・コミックス)
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9月30日

南野海風
(HJ文庫)
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神無フム
(HJ文庫)
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サイトウアユム
(HJ文庫)
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軽井広
(HJ文庫)
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東條功一
(HJ文庫)
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海翔
(HJ文庫)
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紺野千昭
(HJ文庫)
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健速
(HJ文庫)
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綾里けいし
(角川スニーカー文庫)
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慶野由志
(角川スニーカー文庫)
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三上こた
(角川スニーカー文庫)
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ヤマモトタケシ
(角川スニーカー文庫)
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桜目禅斗
(角川スニーカー文庫)
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タンバ
(角川スニーカー文庫)
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伏瀬
(GCノベルズ)
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棚架ユウ
(GCノベルズ)
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アロハ座長
(GCノベルズ)
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万野みずき
(GCノベルズ)
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支援BIS
(エンターブレイン)
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ぺもぺもさん
(エンターブレイン)
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とくめい
(エンターブレイン)
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飯田 栄静
(エンターブレイン)
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竹井 10日
(ファミ通文庫)
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小鈴危一
(モンスター文庫)
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川井 昂
(ヒーロー文庫)
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アネコ ユサギ
(ヒーロー文庫)
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朱雀 伸吾
(ヒーロー文庫)
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岩船 晶
(ヒーロー文庫)
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陽山 純樹
(ヒーロー文庫)
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ひだかなみ/山口悟
(ZERO-SUMコミックス)
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おだやか/クレハ
(B's-LOG COMICS)
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藤丸豆ノ介/友麻碧
(B's-LOG COMICS)
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一メルカ/深海亮
(B's-LOG COMICS)
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太田垣康男/矢立肇
(ビッグコミックス スペシャル)
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万乗大智
(少年サンデーコミックス スペシャル)
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9月29日

いのうえひなこ/棚架ユウ
(ライドコミックス)
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餅田むぅ/新山サホ
(ライドコミックス)
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八木ゆかり/保利亮太
(HJコミックス)
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青乃下/まきしま鈴木
(HJコミックス)
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表野まつり/柊遊馬
(HJコミックス)
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9月28日

三雲岳斗/Mika Pikazo
(新潮文庫nex)
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吉上亮/Mika Pikazo
(新潮文庫nex)
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9月27日

異識
(まんがタイムKRコミックス)
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ひさまくまこ
(まんがタイムKRコミックス)
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Koi
(まんがタイムKRコミックス)
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相崎うたう
(まんがタイムKRコミックス)
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セトユーキ
(まんがタイムKRコミックス)
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こめつぶ
(まんがタイムKRコミックス)
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福きつね
(まんがタイムKRコミックス)
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メイス
(まんがタイムKRコミックス)
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9月26日

えすのサカエ/宇野朴人
(角川コミックス・エース)
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相野仁/市倉とかげ
(角川コミックス・エース)
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平未夜/之貫紀
(角川コミックス・エース)
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大和田秀樹/矢立肇
(角川コミックス・エース)
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今ノ夜きよし/イノノブヨシ
(角川コミックス・エース)
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Ark Performance
(角川コミックス・エース)
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石田あきら/東出祐一郎
(角川コミックス・エース)
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前田理想/沢村治太郎
(角川コミックス・エース)
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鏡/丘野優
(角川コミックス・エース)
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東方Project/芦山
(電撃コミックスEX)
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笹倉綾人
(電撃コミックスNEXT)
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苗川采
(電撃コミックスNEXT)
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Dormicum
(電撃コミックスNEXT)
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山路新
(電撃コミックスNEXT)
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宝乃あいらんど/震電みひろ
(電撃コミックスNEXT)
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小早川ハルヨシ/金斬児狐
(アルファポリスCOMICS)
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くろの/永島ひろあき
(アルファポリスCOMICS)
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9月25日

涼樹悠樹
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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友橋かめつ
(オーバーラップ文庫)
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ネコクロ
(オーバーラップ文庫)
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ネコ光一
(オーバーラップ文庫)
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白米 良
(オーバーラップ文庫)
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白米 良
(オーバーラップ文庫)
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でんすけ
(MFブックス)
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出井 啓
(MFブックス)
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一分 咲
(MFブックス)
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筧千里
(MFブックス)
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カヤ
(MFブックス)
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波多ヒロ/あまなっとう
(ガルドコミックス)
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やもりちゃん/じゃき
(ガルドコミックス)
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もちろんさん/猫子
(ガルドコミックス)
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吉川英朗/月夜涙
(ガルドコミックス)
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吉乃そら/ネコ光一
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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卯乃米/桜あげは
(ガルドコミックス)
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綾北まご/冬月光輝
(ガルドコミックス)
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9月24日

棚架ユウ/丸山朝ヲ
(バーズコミックス)
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天乃咲哉
(バーズコミックス)
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洋介犬
(バーズコミックス)
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かくろう/石神一威
(バーズコミックス)
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小林立/五十嵐あぐり
(ガンガンコミックス)
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小林立/五十嵐あぐり
(ビッグガンガンコミックス)
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小林立/めきめき
(ビッグガンガンコミックス)
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長田悠幸/町田一八
(ビッグガンガンコミックス)
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小林立
(ヤングガンガンコミックス)
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小林立/めきめき
(ヤングガンガンコミックス)
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福田晋一
(ヤングガンガンコミックス)
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田尾典丈/三雲ジョージ
(ヤングガンガンコミックス)
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戌森四朗
(ヤングガンガンコミックス)
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六本順
(ヤングガンガンコミックス)
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田澤裕/友井太郎
(ヤングガンガンコミックス)
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9月22日

十文字 青/原作・プロデュース:Eve
(MF文庫J)
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総夜ムカイ/原作・監修:みきとP
(MF文庫J)
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両生類 かえる
(MF文庫J)
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木緒 なち
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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川口士
(ダッシュエックス文庫)
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川口士
(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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川口士
(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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赤金武蔵
(ダッシュエックス文庫)
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河本ほむら/尚村透
(ガンガンコミックスJOKER)
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河本ほむら/斎木桂
(ガンガンコミックスJOKER)
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昆布わかめ
(ガンガンコミックスJOKER)
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サラ イネス
(イブニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニング KC)
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江口夏実
(モーニング KC)
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瀧下信英/津田彷徨
(モーニング KC)
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藤本正二/Juan Albarran
(モーニング KC)
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千嶌オワリ/津田彷徨
(モーニング KC)
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森高夕次/足立金太郎
(モーニング KC)
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一乃ゆゆ/佐島勤
(MFコミックス アライブシリーズ)
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杉井光/篠アキサト
(MFコミックス アライブシリーズ)
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ぐう/水無瀬
(MFC)
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柏木郁乃
(MFC)
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倭ヒナ/ぷにちゃん
(MFC)
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9月21日

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9月20日

大和田秀樹
(ヤングチャンピオン・コミックス)
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クール教信者
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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いとうえい
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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小宮地千々
(GCN文庫)
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一色一凛
(GCN文庫)
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風間レイ
(TOブックス)
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やしろ
(TOブックス)
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もちもち物質
(TOブックス)
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夕立悠理
(TOブックス)
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鳴沢明人
(HJ NOVELS)
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はぐれメタボ
(HJ NOVELS)
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9月19日

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9月16日

橘 公司
(富士見ファンタジア文庫)
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長岡 マキ子
(富士見ファンタジア文庫)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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七斗 七
(富士見ファンタジア文庫)
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いつきみずほ
(富士見ファンタジア文庫)
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ラマンおいどん
(富士見ファンタジア文庫)
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ラチム
(富士見ファンタジア文庫)
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紫大悟
(富士見ファンタジア文庫)
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朝陽千早
(富士見ファンタジア文庫)
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コイル
(電撃の新文芸)
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相原あきら
(電撃の新文芸)
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イダタツヒコ/広江礼威
(サンデーGXコミックス)
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やまむらはじめ/広江礼威
(サンデーGXコミックス)
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坂崎ふれでぃ
(サンデーGXコミックス)
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了子
(裏少年サンデーコミックス)
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神内アキラ
(裏少年サンデーコミックス)
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柊一葉/じろあるば
(裏少年サンデーコミックス)
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内藤マーシー
(講談社コミックス)
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宮島礼吏
(講談社コミックス)
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久世蘭
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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裏那圭/晏童秀吉
(講談社コミックス)
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むちまろ
(KCデラックス)
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硬梨菜/不二涼介
(KCデラックス)
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さゆこ
(フロース コミック)
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あるてぃ/染井由乃
(フロース コミック)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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雪森寧々
(ヤングジャンプコミックス)
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小瀬木麻美/宮田ダム
(ヤングジャンプコミックス)
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キナミブンタ
(ヤングジャンプコミックス)
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大河原遁
(ヤングジャンプコミックス)
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武田綾乃/むっしゅ
(ヤングジャンプコミックス)
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子新唯一
(ヤングジャンプコミックス)
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グレゴリウス山田
(ヤングジャンプコミックス)
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ヤマザキマリ
(ヤングジャンプコミックス)
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スガワラエスコ
(ヤングジャンプコミックス)
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スガワラエスコ
(ヤングジャンプコミックス)
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瀬尾つかさ/bomi
(ヤングジャンプコミックス)
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川口士/的良みらん
(ヤングジャンプコミックス)
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9月15日

コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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福地翼
(少年サンデーコミックス)
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青山剛昌
(少年サンデーコミックス)
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青山剛昌/阿部ゆたか
(少年サンデーコミックス)
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かんばまゆこ/青山剛昌
(少年サンデーコミックス)
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田中現兎
(マガジンエッジKC)
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川田暁生
(マガジンエッジKC)
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ひな姫/猫又ぬこ
(マガジンエッジKC)
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水森崇史
(講談社コミックス)
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ひととせひるね
(講談社コミックス月刊マガジン)
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杜乃ミズ/餅月望
(コロナ・コミックス)
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中島鯛/ほのぼのる500
(コロナ・コミックス)
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まいたけ/生咲日月
(コロナ・コミックス)
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わかさこばと/春の日びより
(コロナ・コミックス)
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羽尻伊織/鉄人じゅす
(コロナ・コミックス)
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ハム男
(アース・スターノベル)
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友麻碧
(富士見L文庫)
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柚原 テイル
(富士見L文庫)
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七沢 ゆきの
(富士見L文庫)
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9月14日

鳥羽徹
(GA文庫)
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神田暁一郎
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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海空りく
(GA文庫)
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海月くらげ
(GA文庫)
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柚本悠斗
(GA文庫)
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白石定規
(GAノベル)
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白石定規
(GAノベル)
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守雨
(GAノベル)
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金明豪×KJ
(アフタヌーンKC)
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こだまはつみ
(モーニング KC)
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9月13日

横島日記
(リュウコミックス)
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わらいなく
(リュウコミックス)
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9月12日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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河添太一
(ガンガンコミックス)
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宮澤伊織/水野英多
(ガンガンコミックス)
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南海遊/村山なちよ
(ガンガンコミックス)
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高津カリノ
(ガンガンコミックス)
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オジロマコト
(ビッグコミックス)
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ゆうきまさみ
(ビッグコミックス)
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田岡りき
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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源素水
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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空谷玲奈/昴カズサ
(ガンガンコミックスONLINE)
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高野裕也
(ガンガンコミックスONLINE)
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礼島れいあ
(ガンガンコミックスONLINE)
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長岡マキ子/カルパッチョ野山
(ガンガンコミックスONLINE)
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森貴夕貴
(アース・スター コミックス)
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咲メギコ/師裏剣
(アース・スター コミックス)
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瑚澄遊智/漂月
(アース・スター コミックス)
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しろ
(アース・スター コミックス)
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檜山大輔
(アクションコミックス)
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浜田よしかづ
(アクションコミックス)
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ピロヤ
(メテオCOMICS)
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火曜
(まんがタイムKRコミックス)
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カエルDX
(まんがタイムKRコミックス)
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霜月絹鯊
(まんがタイムKRコミックス)
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そめちめ
(まんがタイムKRコミックス)
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9月10日

餅月望
(TOブックス)
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もちだもちこ
(TOブックス)
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岡崎マサムネ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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榛名丼
(TOブックス)
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9月9日

アサウラ/Spider Lily
(電撃文庫)
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アサウラ
(電撃文庫)
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佐伯庸介
(電撃文庫)
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西 条陽
(電撃文庫)
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宇野朴人
(電撃文庫)
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三河ごーすと
(電撃文庫)
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佐島 勤
(電撃文庫)
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鎌池和馬
(電撃文庫)
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駒居未鳥
(電撃文庫)
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逢縁奇演
(電撃文庫)
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ミサキナギ
(電撃文庫)
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丸深まろやか
(電撃文庫)
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岬 鷺宮
(電撃文庫)
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夏 みのる
(カドカワBOOKS)
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遠野 九重
(カドカワBOOKS)
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明。
(カドカワBOOKS)
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流優
(カドカワBOOKS)
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愛七 ひろ
(カドカワBOOKS)
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ヤマザキコレ
(BLADEコミックス)
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ツクモイスオ/三田誠
(BLADEコミックス)
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住川惠/甘岸久弥
(BLADEコミックス)
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yoruhashi
(BLADEコミックス)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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横山コウヂ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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福原蓮士/つちせ八十八
(ドラゴンコミックスエイジ)
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稲葉白
(ドラゴンコミックスエイジ)
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二式恭介
(ドラゴンコミックスエイジ)
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遠野ノオト/流優
(ドラゴンコミックスエイジ)
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はっとりまさき
(ドラゴンコミックスエイジ)
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神谷ユウ/桜木桜
(角川コミックス・エース)
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吉岡剛/菊池政治
(角川コミックス・エース)
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唐澤和希/藤本れもち
(角川コミックス・エース)
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皇ハマオ/月夜涙
(角川コミックス・エース)
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緒原博綺
(角川コミックス・エース)
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げしゅまろ
(角川コミックス・エース)
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ヨシラギ
(角川コミックス・エース)
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RYOMA/カンブリア爆発太郎
(角川コミックス・エース)
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レフトハンド/伽藍堂
(角川コミックス・エース)
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窪茶/涼暮皐
(角川コミックス・エース)
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ゼロキ/雪村ゆに
(角川コミックス・エース)
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蟹丹/トネ・コーケン
(角川コミックス・エース)
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TYPE−MOON/中谷
(角川コミックス・エース)
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Team RWBY Project/スエカネクミコ
(電撃コミックスNEXT)
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コトバノリアキ
(KCデラックス)
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吉村英明/木嶋隆太
(KCデラックス)
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金田陽介
(講談社コミックス)
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大森藤ノ/青井聖
(講談社コミックス)
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中丸洋介
(講談社コミックス)
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9月8日

エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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ヤチモト/resn
(KCデラックス)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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茅田丸/丁々発止
(シリウスKC)
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内々けやき/あし
(シリウスKC)
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マツモトケンゴ
(シリウスKC)
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くうねりん
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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芳橋アツシ/延野正行
(シリウスKC)
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亜希乃千紗
(シリウスKC)
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9月7日

赤堀君
(アフタヌーンKC)
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伊口紺/保志レンジ
(アフタヌーンKC)
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LEN[Aー7]
(アフタヌーンKC)
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深山鈴/茂村モト
(ガンガンコミックスUP!)
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森田季節/出水高軌
(ガンガンコミックスUP!)
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ケンノジ/松浦はこ
(ガンガンコミックスUP!)
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羽柴実里/zinbei
(ガンガンコミックスUP!)
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常磐くじら/桃山ひなせ
(ガンガンコミックスUP!)
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串木野たんぼ/ぽんこつわーくす
(ガンガンコミックスUP!)
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鈴木竜一
(SQEXノベル)
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初枝れんげ
(SQEXノベル)
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十夜
(SQEXノベル)
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9月6日

西尾 維新
(講談社)
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