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俺_ツインテールになります。

俺、ツインテールになります。14 ★★★☆   

俺、ツインテールになります。 14 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。14】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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ツインテールとポニーテールが繋がる時――

戦女神・ヴァルキリアギルディと、彼女が復活させた全てのエレメリアンたちを死闘の末ついに撃破したツインテイルズ。アルティメギルの侵攻も一時的に落ち着き、総二たちは年末の大掃除に年始の初詣にと、平和な冬休みを満喫する。しかしトゥアールは、先の戦いでティラノギルディが遺した言葉を気にかけていた。「お前もあと一度だけ、ツインテールを信じてみるのもよかろう?」。それと同時に、トゥアールのなかでツインテールへの未練が大きくなり始める……。
その頃アルティメギルでは、ドラグギルディの遺言で基地に戻ったスワンギルディが、部隊を立て直すべく奔走していた。そして、暗躍による暴走が度を超し始めたマーメイドギルディと、敗戦を続ける神の一剣――組織の混迷を前に、いよいよアルティメギル首領がその神秘のヴェールを脱ぐ!?
そして、もう一人のテイルギアの戦士・結翼唯乃が総二たちの前に現れる。有耶無耶になっていたテイルレッドとの決着を望む唯乃に対し、総二は何とかして彼女と仲間になろうと考えを巡らせる。果たして総二の思いは、頑なな唯乃の心を揺り動かせるのか! ツインテールとポニーテールよ、今こそ絆を繋ぐ時が来た!!
フラグ立てすぎなんだよぉ。
てっきり、巻の最後で唯乃とテイルレッドとの最終決着決戦が行われるのかと思ったら、あっさり最初の方でそれが起こってしまった時点で嫌な予感はしてたんだ。
今回、全体的にテンションが上がりきらなかったのは、やっぱりムードメーカーのトゥアールのシリアス迷走のせいでしょう。彼女がアホやってないと、どうしても場が盛り上がらないんですよね。愛香は愛香で前にちょっとキスっぽい事故が起こったせいで浮かれてるというか調子乗ってるし。調子乗ってるよなあ、こいつ。あれで調子乗れてしまうという時点で若干可哀想な気もするのですけれど。いやね、幼馴染枠としては結構頑張ってるし、前はちゃんと良い雰囲気になってたし、というわけだから蛮族系幼馴染としては望外の展開を迎えているのは間違いないんだけれど、何をどうしてもイロモノ系ヒロインの座は揺るがないからなあ。それを言ってしまうと、ヒロイン全員色物なので差はない、と思ってたんだけれど、その中で一人だけ燦然とイロモノじゃない正統派ヒロインとしてぶっちぎってきたのが唯乃なわけで。ひたすら気持ちのよいそのキャラクターは、ツインテールじゃないポニーテールという違う属性も相まって、総ニの中でも立脚点が違うせいか他の娘とは微妙に違う感じで見てたんですよね。豪速球でデッドボール投げてくるヒロインズと違って、この娘は同じ豪速球のストレートでも、ど真ん中にドスンと来る感じでしたし。あの総ニをしてラストシーンなんか結構「持ってかれた」感じもありましたし。
同じ「赤」同士として並び立つ存在。片やツインテール、片やポニーテールとしての背中合わせの存在。相棒とは違う、好敵手ともまた違う、唯一無二の存在感があったのです。
だからでしょうか。変態集団ツインテイルズの中にメンバーとして加わるには、気持ちよすぎるキャラでもあったんですよね。戦隊モノとしては、いつも助けてくれるけれどチームの埒外に居る盤外の駒。決して相容れぬわけではないどころか、みんなと意気投合しているのに、どうしても孤高であり続ける存在。あれほど好意的でありながら、いや大好きであるからこそ、テイルフェニックスという仲間としての名を、総ニから貰ったからこそ、盤外の駒であることに殉じてしまった彼女。
あの未知であった首領の正体を暴いてみせた、というだけでも物語の殊勲なんだけれど、この展開は正直辛い。希望があったとしても、あの挿絵は辛いよ。
しかし、首領の正体そう来たかー。ぶっちゃけ、ただのエレメリアンのさらにごっついの、では多分拍子抜けに陥っていただけに、これはなかなか燃える展開の下ごしらえになったんじゃないだろうか。

シリーズ感想

2017年10月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:42冊 うち漫画:8冊

ついに本年度No.1作品と出くわしたかもしれない【俺、ツインテールになります。】。シリーズ最燃えと呼んで過言ではないだろう、誰もが望み誰もが惜しんだであろう夢の現出でありました。
今月はできるだけ毎日一冊はよむように心がけていたせいか、一日一冊ペースを久々に越す結果に。せめてこれくらいのペースは維持できたらいいのだけれど。
高評価を掲げる常連な作家さんの中で、ひと際目だったのが佐伯さんが強烈すぎた【佐伯さんと、ひとつ屋根の下】。そして、【フラッグ オブ レガリア 青天剣麗の姫と銀雷の機士】の二作が初めて読んだ作家さんの作品としては非常に面白くて印象に残りました。以降も注目。


★★★★★(五ツ星) 1冊

俺、ツインテールになります。13】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

【俺、ツインテールになります。13】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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私は「神話」を読んだ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士】 杉原智則/魔太郎 電撃文庫
ミリオン・クラウン 1】 竜ノ湖太郎/焦茶 角川スニーカー文庫
佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet! 1】 九曜/フライ ファミ通文庫
異世界拷問姫 5】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J

【叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士】 杉原智則/魔太郎 電撃文庫

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ただ目の前の理不尽を見過ごせなかった、その素朴な善心が英雄だった男に選択と苦悩を強いてくる。かつての敵国の民だからと見ないふりをすればよかったのか。それが出来ない男だったからこそ英雄となったのに、それが今度は彼の立場を百八十度反転させていく皮肉と悲哀の物語。


【ミリオン・クラウン 1】 竜ノ湖太郎/焦茶 角川スニーカー文庫

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【問題児たち〜】の竜ノ湖太郎さんの新シリーズは文明が崩壊しながらもしぶとく人類が生き残り続ける近未来を舞台とした冒険サバイバル。新世界のワクワクがこれでもかと詰め込まれたトイ・ボックスである。


【佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet! 1】 九曜/フライ ファミ通文庫

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男の理想と妄想をこれでもかと詰め込んでみると、こういう女の子がもれなくついてきまする、とでも言いたくなるほどの佐伯さんというエッチな女の子との共同生活、否、同棲生活物語なのである、これ。


【異世界拷問姫 5】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J

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ラストシーンのカイトの睥睨に痺れまくった上で、エリザベートがある意味ちゃんと伝統的な「姫」してる!


★★★★(四ツ星) 10冊

ナイツ&マジック 8】 天酒之瓢/黒銀 ヒーロー文庫
異世界食堂 4】 犬塚惇平/エナミカツミ ヒーロー文庫
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? 5】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫
最果てのパラディン IV 灯火の港の群像】 柳野かなた/輪くすさが オーバーラップ文庫
デート・ア・ライブ 17.狂三ラグナロク】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫
フラッグ オブ レガリア 青天剣麗の姫と銀雷の機士】 星散花燃/ kylin 電撃文庫
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3】 手島史詞/COMTA HJ文庫
最強聖騎士のチート無し現代生活 1.姫君はイタズラな副会長】 小幡京人/ぐれーともす オーバーラップ文庫
霊感少女は箱の中 2】 甲田学人/ふゆの春秋 電撃文庫
魔法塾 生涯777連敗の魔術師だった私がニート講師のおかげで飛躍できました。】 壱日千次/リン☆ユウ MF文庫J


【ナイツ&マジック 8】 天酒之瓢/黒銀 ヒーロー文庫

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【異世界食堂 4】 犬塚惇平/エナミカツミ ヒーロー文庫

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【終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? 5】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫

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【最果てのパラディン IV 灯火の港の群像】 柳野かなた/輪くすさが オーバーラップ文庫

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【デート・ア・ライブ 17.狂三ラグナロク】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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【フラッグ オブ レガリア 青天剣麗の姫と銀雷の機士】 星散花燃/ kylin 電撃文庫

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【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3】 手島史詞/COMTA HJ文庫

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【最強聖騎士のチート無し現代生活 1.姫君はイタズラな副会長】 小幡京人/ぐれーともす オーバーラップ文庫

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【霊感少女は箱の中 2】 甲田学人/ふゆの春秋 電撃文庫

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【魔法塾 生涯777連敗の魔術師だった私がニート講師のおかげで飛躍できました。】 壱日千次/リン☆ユウ MF文庫J

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今月のピックアップ・キャラクター

エルネスティ・エチュバルリア (ナイツ&マジック)
ギュネイ (叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士)
グレイスフィール (最果てのパラディン)
時崎狂三 (デート・ア・ライブ)
イナヅチ (フラッグ オブ レガリア )
日南葵 (弱キャラ友崎くん!)
ザガン (魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?)
東雲一真 (ミリオン・クラウン)
茅原那姫 (ミリオン・クラウン)
ユウキ (最強聖騎士のチート無し現代生活)
佐伯貴理華 (佐伯さんと、ひとつ屋根の下)
弓月恭嗣 (佐伯さんと、ひとつ屋根の下)
ドラグギルディ (俺、ツインテールになります。)
ティラノギルディ (俺、ツインテールになります。)
ジャンヌ・ド・レ (異世界拷問姫)
櫂人 (異世界拷問姫)




以下に、読書メーター読録と一言感想。

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俺、ツインテールになります。13 ★★★★★  

俺、ツインテールになります。 13 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。13】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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宿敵ドラグギルディ、完全復活――!!

神の一剣の幹部・戦女神ヴァルキリアギルディの能力“死して尚変態(ヴァルハラ)”で、これまでに倒したエレメリアンたちが完全再生! 積み重ねてきた全ての戦いをリセットされたツインテイルズ。彼らの終わりなき悪夢が始まった――。 だが、この重大な局面で、愛香にある異変が起きていた。ヴァルキリアギルディとの戦いのなか、自分が誇れる唯一のもの――ツインテールを失う危機に直面した彼女は、激しい恐怖心に支配されてしまったのだ。エレメリアンに絶望を与えてきたテイルブルーの弱体化。総二の優しささえ、今の愛香には不安でしかなかった。その間、再生エレメリアンたちは複数同時侵攻を開始する。圧倒的な数を前に、トゥアールが導き出した作戦とは――。一方、アルティメギルの女科学者マーメイドギルディは、エレメリアンの復活の先に、更なる恐るべき計画を企てていた!

愛香が、慧理那が、イースナが……次々に危機に瀕していく、ツインテイルズ! 果たして、彼女たちの運命は!? そして、宿敵と相見える総二! 究極のツインテール・テイルレッドと、最強のツインテール・ドラグギルディ――今再び、ツインテール頂上決戦の幕が上がる!!

もうボロ泣き。いやマジで。いい歳したおっさんが、マジ泣きですよ。それも感動で。
ああ、今まで【俺、ツインテールになります。】を読んできて良かった、と心底思わせてくれる、シリーズの集大成にして到達点とも言える決戦でした。そう、ずっとこの光景を望んでいた。愛すべきエレメリアンたち。お互い相容れぬ存在でありながら、ずっと互いをリスペクトしあい、全力を尽くし全身全霊をかけてお互いの信念をぶつけ合い、最後には溢れんばかりの敬意と友情を分かち合いながら、倒れていったエレメリアンたち。
彼らは敵でした。しかし、誰もが尊敬できる敵だった。その属性に対する信念と愛情は敬服に値するものばかりだった。どれほど変態であろうと、美しく格好良い生き様ばかりだった。そして、何より優しい益荒男ばかりだった。力と思いの限りを絞り尽くしてぶつかり合う果てに、間違いなく友情が、親愛が芽生えていた。
「強敵」と書いて「とも」と読む。そう語るに相応しい変態ばかりだった。
だから、そんな彼らが前巻において再生怪人として復活した時、抱いた思いは「またか」ではなく、「また会えた」というどこか喜びにも似た感情だったのです。
そして、復活した彼らがそんじょそこらの特撮モノの再生怪人と根本から違ったのは、作中でも彼ら自身が語ってるように、自分たちを倒したツインテールズへの恩讐極まる亡者たちなどではなく、第二の生を謳歌する粋人ばかりだったんですよね。まるで、かつての賑わいがまとめて戻ってきたような活気がアルティメギルに戻ってきていて、いずれ終わる祭りであってもその光景は心温まるものでした。
でも、どれほど満足して散っていったとしても、エレメリアンたちそれぞれに未練や思い残すことがあったのは確か。そこには、ツインテールズの面々とのまだ果たされない因縁だったり、思いを告げられぬまま先に散ってしまったが故に届かなかった気持ちを、再会なったことでついに繋げられたり、となんかねー、みんなが一斉に戻ってきたことで叶ったこともあり、思い残したことが次々と果たされていくんですよね。読んでいるこっちもどこか胸の片隅にこびりついていたものが、キレイに丁寧に引き剥がされていくようでした。
これはツインテールズもおんなじなんですよね。かつて出来なかったこと、届かなかったもの、悔しい思いをしたまま果たせずに終わったこと。それを、こうして成長した段階で再び向こうから現れてくれて、後悔や心残りを再戦によって吹き飛ばしていってくれたのです。受けて立つエレメリアンたちも、リベンジを! というよりも、まだ未熟だった頃のツインテールズたちの成長を見届けることが叶って喜び満足したようにまた去っていき、全力を発揮できないままなんか適当にやっつけられてしまった連中も、やっと自分の本領を発揮することが叶って満足して逝ったり、とこれまで残されてきた小さな隙間を丹念に埋めるようにして再戦は続いていくのである。
そこで確かめられたのは、ツインテールズの成長であり進化であり、その糧としてエレメリアンたちが間違いなく彼女たちを押し上げ、育て、伸ばしていったのだという事実でありました。相容れぬ敵であろうと、矛を交えるしかない関係だったとしても、彼らは間違いなく戦友だったのだ、と……。

正直もうね、こんだけ丁寧にリスペクトを充実させてくれたから、彼らともう一度再戦という形だけでもかなり満足感はあったんですよね。
でも、それだけでは終わらなかった。終わってくれなかった。
あのクライマックスの、望んでやまなかった光景が叶ったことへの感動が、どれほどのものだったか。思わず泣けてきてしまうほどの、素晴らしい、素晴らしいシーンの連続。
スワンギルディの、ドラグギルディへの崇敬。洗脳され自由意志を失っていた状態から、自力で復活して皆のピンチを覆してみせたオトコの意地。もうね、カッコイイなんてもんじゃなかったですよ。そこからはじまるオールキャストの大騒ぎ。
並び立つドラグギルディとティラノギルディの二大エレメリアン・ツインテールズの勇姿。
貴の三葉のレディース軍団とブルーという喧嘩友達の共闘。死の二菱の左右両牙将プテラギルディとトリケラトップギルディのタッグ戦。ビートルギルディとスタッグギルディの兄弟が合体したヘラクレスギルディがイエローを乗せ、敵軍を蹂躙していくその光景。相争っていた巨乳派リヴァイアギルディと貧乳派クラーケギルディによる、今度こそ手を取り合い、お互いを認めあった肩を並べあっての闘争。
そして、ティラノギルディのまさに「帝王」を名乗るに相応しい揺るがぬ巨大な背中をもって少女の涙を止めるために守り抜いた最期の戦い。
そしてそして、誰よりも通じ合いわかり合い理解し合った者同士。戦友同士。親友同士。或いは、ツインテールの二房であったテイルレッドとドラグギルディの、ずっと思い描いていた二大ツインテール戦士の共闘。
クライマックスにおける、エレメリアンたちから注がれた、託された属性力により成るこの場この時限りの究極進化エレメリアン・チェイン。
熱い、熱い、熱い。そして優しく激しくカッコよいシーンの連続は、もうありえないほどの盛り上がりで、テンションの上がり方で、まぶたの裏にはありありとこの激烈で素晴らしいシーンの光景が思い浮かぶようでした。
そして、あまりに美しいラストシーン。友との別れのシーンを描いた挿絵は、もう言葉にすることもおこがましい心を震わす傑作でした。あれはもう反則だよー。泣くよーー!! ボロ泣きだよっ!!
ティラノギルディ、復活してからひたすらかっこよいドラグギルディとは裏腹に、その見事までの小物っぽさを、もう見ていられないっ! と思うほどに随所に見せつけてくれて、色んな意味で目立ちまくって、もうなんだか愛おしくすらなってきていたんですが、最期の戦いに見せた勇姿は筆舌に尽くしがたいほどにカッコよくて、ドラグギルディに並び立つに相応しい勇姿でした。かつて泣かせてしまった少女の涙を止めるために戦うって、どんなヒーローだよ。かっこよすぎるんだよ、小物のくせに。帝王のくせに。
んで、ドラグギルディですよ。もうこんなカッコイイ敵キャラ、こんなライバルキャラ、出てこないんじゃないかというくらい、あまりにもあまりにもすごすぎた。
ライトノベル史上に残る、最高の好敵手でありました。

これ、作品としてこれ以上登れないというくらい頂点を極めてしまった展開で、あとどうするんだろうと心配になってしまうんですけれど、それくらいこれまでのシリーズのすべてを費やし燃やしきったような、全力全開の物語でした。文句なしに最高傑作。【俺、ツインテールになります。】という作品は、この話を描くためにあったんだ、と言ってもおかしくないくらいの集大成でありました。
ただただ、感動の涙が湧き出してとまらない。

シリーズ感想

俺、ツインテールになります。12 ★★★★   

俺、ツインテールになります。 12 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。12】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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ツインテールを揺るがす禁忌の属性襲来!

慧理那とイースナの友情の力で<神の一剣>の先鋒を撃破し、決意を新たにする総二たちツインテイルズ。しかし、アルティメギル最高位の科学者・マーメイドギルディの策謀は着々と進行していた。彼女が直々に強化を施した残存戦士・カメレオギルディは、恐るべき能力を発現する。カメレオギルディを一般兵士と侮って戦いに臨んだツインテイルズはまんまと術中にはまり、装着しているテイルギアのパーソナルカラーをメンバー同士でシャッフルされてしまう。
レッドが青色に、ブルーが黄色に――ギアの色が変わったツインテイルズは思うように力を発揮できなくなるばかりか、各々の性格までもが、元のカラーの持ち主に生き写しとなってしまう。しかも、変身を解いても豹変した性格は戻らず、総二たちの日常生活はカオスとなってしまった!
その混乱も収まらぬ中、さらに<神の一剣>からも恐るべき刺客が襲来する。それは、ツインテールの存在を揺るがすほどの禁忌の属性だった……!

体感する仲間の性癖! 熾烈を極めてゆく戦い! そして、来訪者の驚愕の正体とは!? ツインテイルズよ、これまで育み高めた心の力で、強敵たちを迎え撃て!!
人格・精神の入れ替わりじゃなくて、性格の入れ替わりだったのか。いや、むしろ中身が入れ替わるよりも元の意識が残った状態で性格が変わってしまう方が面白い。まあ、普通の作品なら性格が入れ替わったからってそこまで影響なさそうな気もするのだけれど、俺ツイは性格=変態性、みたいなもんだからそれはもう酷い有様にw
ってか、愛香は業が深すぎるぞ。どれだけの憎しみを抱えて生きてるんだ。これ、うちに抱え込むと容易に悪落ちしてしまいそうな負の感情じゃないか。そうか、普段からその蛮性で発散しているから全く抱え込んでいないのか。それに、考えてみると既に悪落ちしているようなものだしな。
しかし、総二ってカテゴリー的には赤の熱血なのか。彼の熱量ってほぼ十全ツインテールに関してのものなので、熱血というよりも狂気の領域なのであんまりそういうイメージなかったんですよね。熱い語りを見せる時は、相手のエレメリアンと呼応して熱いリスペクト合戦が繰り広げられるので、熱量で言ったらいつも対等でしたしね。普段はというと、トゥアールと愛香のテンションが高すぎて総二が熱くなるシチュエーションってほぼ無いし、あるとすればツインテールに関することだけですし。
なので、レッド化したイースナの暑苦しさにはちょっと面食らってしまった。
とまあ、入れ替わりの混乱編はギャグと見せかけてけっこうピンチだったんですよね。精神のバランスまで崩れて変身すらできなくなってしまったわけですから。でもこれ、総二からするとコスチュームチェンジ・イベント的なそれぞれのツインテールの形を普段と違う形で結わえることが出来た総二的には美味しい話だったのかも。だいたいみんな、ツインテールの形は固定でしたからね。でもこれ、誰得ってか総二得でしかないんですけど。
ともあれ、ここまではもう前座でしかなかったわけで。やっぱり話的には唯乃が出てくるとビシっと締まるんですよねえ。愛香とトゥアールも人外魔境を繰り広げるだけじゃなくて、わりとここに来て女っ気も出しているんですけれど(ベッドに押し倒された時の二人のイラストは素晴らしかった)、でもヒロインとしての華もライバルとしての存在感としても、そこはかとない相棒感としても、唯乃が短い登場シーンで全部持ってっちゃうのよねえ。
そして、マーメイドギルティの暗躍によって起こってしまったラストシーン。
いや、この展開って特撮モノなら定番であると同時に、十把一絡げでしかない展開であるものなんですけれど、これが【俺ツイ】だと全く意味が違ってくるんですよねえ。
そう、彼らは敵であると同時に友であった。
相容れぬ者同士でありながら、掛け替えのない同志であった。
戦いを通じて、誰よりも理解し合った相手であったのだ。認め合い、尊敬しあい、許し合い、そうして共に高みへと至った者たちだった。
そこに憎しみはなく、怒りはなく、愛があり、友情があり、誇りがあり、敬意があった。
存在の在り方を越えた、同胞だったのだ。
彼らの登場シーンで、ツインテールズが抱くのは恐怖でも絶望でもなく、郷愁でありほのかな嬉しさであった、というのがすべてを物語っていると思う。
ちょっと泣けてきてしまったくらい。これまでツインテールズが歩んできた闘争の歴史が刻んできたものが、こんな形で現れてくるとは思わなかったなあ。
最後の、彼の台詞に込められた温かさが、本来放たれた言葉の意味と全然食い違ってるんですよね。ほんとなら、ここのシーンって圧倒的なまでにどうしようもなさに打ちひしがれるシーンだろうに、むしろこれクライマックスで歴代の主役たちが大挙援軍として現れてきたような、逆のシーンのような感じすらあるんですけれど。
いやむしろ、本当にそうならないかしら、とワクワクすらしてるんですよね。もちろん、そのまま戦ったとしても彼らが相手なら、決してくだらないことにはならないと確信、いや信頼出来てしまうのは、彼らの生き様が今なおハッキリと心に刻まれているからなのでしょう。敢えて、違う集団名を名乗ったのが伏線と思いたいところでもあります。

シリーズ感想

俺、ツインテールになります。11 ★★★☆  

俺、ツインテールになります。 11 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。11】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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死の二菱の隊長ティラノギルディを倒し、奪われた属性力を取り返した総二は、真の究極のツインテール・アルティメットチェインへと到達した。それは、愛香たち仲間の支えがあったからこそ。
総二はそのお礼と皆に心配をかけたお詫びに「一人一つずつ何でも願いを聞く」ことを提案。どんな願い事をするか全員がけん制し合うなか、ある一人が「みんなで旅行に出かけたい」と願い、ツインテイルズ一同で温泉旅行をすることに。
温泉という舞台を活かし、ツインテールではなく“女の子そのもの”にもっと興味を持たせようと、愛香たちは決意。次々に迫る女体を前に、総二は……!?
一方、総二たちの世界へ侵攻しているアルティメギル部隊は、他の世界からの増援もなく孤立無援の状態にあった。撤退などできない。せめて最後は華々しく散るかと達観し始めた時、一体の美しい女性型エレメリアンが現れる。その可憐さに翻弄される戦士たちだが、彼女は自分の正体を隠し、邪悪な企みを胸に秘めていた――。
襲来する乙女の裸体。
厳かに降臨する四頂軍最後の一隊・神の一剣(ゴー・ディア・ソード)。
新次元の攻防が今、幕を開ける!!
なんか最近、トゥアールの性欲と変態性が総二よりも愛香に向けられる頻度というか濃度が高くなってる気がするんですがw
前は、もっとシンプルに総二に襲いかかって愛香にぶん殴られるという流れだったのに、最近わりと愛香のど突かれることにも喜びを感じているようなあかん素振りが……。それだけじゃなく、愛香に直接セクハラするようなことも多くなってきましたし。わりと深刻に愛香の貞操の危機なんじゃなかろうか。
危惧されていた、ツインテール愛が強すぎて総二の男性としての性欲がひどく薄いものになってるとか、女性への性的な感心がなくなってきている、という件に関しては、どうなんだろうこれ。女の子たちの裸に対して、慌ててはいたけれど、ドキドキしていたり興奮していたかというとまだまだ怪しいところなんだけれど、反応があっただけまたマシになってきてるんだろうか。いやそれよりも、女性陣の恥辱心の無さの方が問題なんじゃなかろうか、という皆様の堂々っぷりなんですけれど。愛香が一番マシに見える。蛮族がマシってどういうアレなんだろう。慣れるとさり気なく一番ガンガン行ってるのも蛮族でしたが。それよりも、恋香さんが構わなすぎだろう、というところなんですけれど、この人も結局相当ぶっ飛んでるんだよなあ。妹が好きすぎて引っ込んでるだけで、何気にこのお姉さんも蛮族性を十分備え持ってるんじゃないか!? もしかしたら、いざとなったら妹よりもバーサーカーなんじゃないのか!?

シリーズも二桁になってきてから、ようやく仲間内でリスペクトし合う展開になるのは、遅いとは言わないけれどそれだけ相手をする敵のアルティメギルのキャラが濃かったから、とも言えるんですよね。心胆照らしあい、信念をぶつけあい、理解し合い、友情すら交わし合うのはいつだってアルティメギルのエレメリアンが優先だったので、まず対するエレメリアンたちとぶつかり合うためにこそツインテールズ同士は個々に成長、革新を繰り返していたので、意外と仲間内で喧嘩するようにぶつかり合うことは少なかったんですよね。
それが、今になって仲間内の関係性を発展させる流れになったのは、それが必要だったというだけではなく、それが出来る余裕が生まれたという意味でもある、今回の敵である神の一剣のエレメリアンがこれまでの連中と違って、リスペクトし合うような相手じゃない、という事でもあるからなんですよね。
でも、それってちょっと寂しい。
エレメリアンたちの、あの素晴らしい生き様と真っ向からぶつかり合うからこその盛り上がりが、このシリーズの醍醐味でもありましたからね。それに関しては、神の一剣は期待できなさそうですし。
或いは、唯乃や今も修行しているスワンギルディ、そして愛すべき残党たちにこそ、あのエレメリアンの矜持を期待するべきなのかもしれません。連中にこそ、頑張って欲しいなあ。
ちょっと嬉しかったのは、イースナがプテラギルディのことを忘れてなかったことですか。彼の遺した想いこそが、イースナをダークグラスパーからブラックとして生きるように送り出してくれたものでしたからね。彼女の迷いを晴らすのに、イエローの友情だけではなく、プテラの言葉がちゃんと後押ししてくれたのが、あの生き様と散りざまに感動した身としては、やっぱり嬉しかったのです。

シリーズ感想

俺、ツインテールになります。10 ★★★★   

俺、ツインテールになります。 10 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。10】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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<死の二菱>隊長・ティラノギルディに、自らのツインテール属性を奪われてしまった総二。彼は、無気力になるだけでなく、激しい苦痛に襲われる。奪われた属性力は、ある程度の時間が経ってしまうと、持ち主の元に戻せなくなる。そして、ツインテール属性と総二とのつながりが完全に切れてしまったら、この世に存在するテイルレッドの写真や動画は、一斉に総二の姿と入れ替わり正体が露見してしまう……!? 愛香たちは、思い思いに総二を誘惑して気力を保たせようとするが、はたしてその効果は? そんなツインテイルズたちの苦悩をよそに、<死の二菱>は残る戦力を結集し総攻撃を開始する。それを迎え撃つ愛香たちだが、総二という心の支えを失い、彼女たちにもまた異変が……。テイルレッドに変身できず無力さを噛みしめる総二。想像を絶する全力を解放するティラノギルディ。果たしてツインテイルズは、この最大の危機を乗り越えることができるのか!!

宇宙一のツインテール馬鹿、観束総二よ。属性力を失った今、お前は何を心に結ぶ――!?
『俺ツイ』史上最高に熱い戦いを見逃すな!!
そうか、そうだったんだ。そうだよね、そりゃそうだ。ずっとあの変身の掛け声「テイルオン!」には違和感じゃないけれど、バチッと火花が走るような痺れを感じられてなかったんですよね。変身ヒーロー、変身ヒロインの掛け声ってやっぱり燃えるものじゃないですか。それが、本作では変身シーンそのものには燃えても、掛け声に触発されてこっちも燃える、というのとはタイミングが少しずれてたんだ。そう、物足りなかったんだよ。気づいてなかったけれど、テイルオン!じゃあ足りてなかったんだ。
よくぞ、よくぞここまで温存しきったものである。そんな、二桁巻数に達するまで大切に守り続け、温存し続けたそれを、ここで使うほどの、使って然るべきの、最大の激戦だったのだ、これは。
今まで、あのドラグギルディしか成し得なかった最強属性を降誕させたのだから、ティラノギルディはやはり……。敵であろうと、簡単にパワーアップさせないのがこの物語なのである。敵もまた、主人公サイドと同じように苦しみ悩みのたうち回って壁を乗り越え、壁をぶち破り、今までの自分を脱ぎ捨てて、真の誇りを手に入れる、自分の中の真理にたどり着く、戦うための理由を勝ち取る、そうしてやっとパワーアップするのだ。最強の存在へと至るのだ。それを、敵と味方、ツインテールズとアルティメギル双方がやり遂げた末に、お互いの全力を振り絞り、引き出し合って矛を交えるのである。そこにあるのは、憎しみでも怒りでもない、お互いへの尊敬であり理解であり、それはいっそ友情と言っていいほどの深い交感なのである。
さながらツインテールのように、双方がリスペクトしあい、全力を発揮できる何かを手にしてこそ、物語は最高潮に達するのだ。不器用で臆病な孤高の最強ティラノギルディ。彼が最も望み求めたものが得られた時、テイルレッドはその前に立ちふさがるのではなく、ティラノギルディが手に入れたものの価値を証明するように彼の前に立つ。そして、観束総二もまた、己をツインテールそのものにしてしまうほどの一心不乱の狂奔を振り返り、手放して、ようやく見出した自分が愛したツインテールが己や周りにもたらすものの真の意味を見出した時に、ツインテールの本当の素晴らしさを示すように立ったのはティラノギルディだったのだ。その佇立は立ち塞がるためではなかった、妨げるためでもなかった。お互いの進む先にお互いが居て、そうして向き合い戦うことで、お互いが求めたものを真に理解しようとしたのだ。それは、問いかけ合う問答のようなもの。戦いは血を流すためでも魂を消費するためでもない、その手に愛を掴むために、その胸に愛を抱くために、その髪に真の愛を結ぶために。
だからこそ、最期のティラノギルディの嘆息に共感してしまうのだ。違う、そうじゃない。こいつ、全然わかってないw
百合属性に諭されてなお及ばない理解度。さて、ツインテールに極振りのこの男に、どうやって色を教えたものかしら。

あと、台無しな言い草だけれど……。みんな、ツインテール解いた髪型の方が美人ですね!!
特に桜川先生は……いやこの人も最近なんで結婚できないんだろう、というレベルのイイ女になってきてるなあ。

シリーズ感想

俺、ツインテールになります。93   

俺、ツインテールになります。 9 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。9】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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秋を迎え、陽月学園高等部で文化祭が開催。総二との仲が半公認となった慧理那に負けまいと、やる気を出す愛香たちだったが文化祭は意外な展開に!? 一方、テイルブルーのパワーアップを知り、葬式ムードのアルティメギル。そこで百合属性を持つ<死の二菱>隊長のティラノギルディは、兵士たちにツインテイルズ同士のキスを見せて士気を鼓舞しようと作戦を指揮する。だが、それを知ったトゥアールたちは、逆にその作戦を利用して総二をその気にさせようと企む。そんな折、再び姿を現した結翼唯乃は、テイルレッドではなく、その正体である総二とのデートを要求。ツインテールとポニーテールが戦いでなく話し合いをするチャンスだと、デートを了承する総二だったが……。迫る、アルティメギル最強を誇る一の部隊の影! 作戦遂行中にティラノギルディが目撃した驚愕の光景とは!? そして“究極のツインテール”の真実を知った総二の決断は――。
おいおい、いつからこの作品は種の進化の果てを描こうとするSF作品になったんだ? 最初から? 最初からだったのですか?
今更ながら、【俺、ツインテールになります。】というタイトルを仰ぎ見て、背筋を震わせております。ちょっともうこのバカバカしいと笑っていたタイトル、いまや引きつった笑いしか浮かんでこないんですけど。

今回は総じてテンション低め。というのも、いつもの騒乱の中心となる愛香と総二、二人共が不調気味なんですよね。愛香は、いつものトゥアール虐殺タイムの切れ味が鈍くて当のトゥアールに心配される始末。普段から息をするようにトゥアールを殺戮していたのが、急にあたりが柔くなっちゃったらそりゃあ読んでいるこっちも調子が狂うというものです。もうトゥアールが9割殺しされるのはごく自然な背景描写になってましたからね。もう誰もいちいち触れずに流される程度には。夏に蝉の声が聞こえるように。北国に雪が降るように。海辺に波が打ち寄せるように、愛香はバカな言動をしたトゥアールをキルするのは当たり前のことだったわけです。それが狂ってしまったのですから、もう気持ち悪いの気色悪いの。
さらに、総二の方もツインテール語りにもいつもの切れがなくて、なんか元気がない様子で。彼のツインテールへの愛が語られる綴りは、何だかんだと情熱が込められていてその熱量に当てられて、こっちも釣られるようにテンションがあがったものですが、どうにも彼のツインテールへのナニカがズレてる感が出てきてたんですよね。以前の、ごく自然に愛香のツインテールを撫で回してツインテール分を補給していた頃とは、なにか違う感覚が。それが何なのかわからず、単に急激なパワーアップに伴う肉体疲労からくる不調なのだろう、という説明を信じていたら、唯乃の爆弾発言である。
ツインテールを極めつくし、ツインテールという進化の果てへとたどり着いてしまった時、それは究極のツインテールへと至る。ツインテールとはすなわち何なのか。髪型の一つ、という認識は既に崩れ、それは概念へと昇華し、それ以上に生命の…否、被造物としての存在の到達点になってしまうのか。それはもう、ツインテールといえるのか。何を言っているかわからないと思うが、書いてる自分もわからない。だが大丈夫だ、もはやこのシリーズ、とっくの昔にツインテールについてはゲシュタルト崩壊してしまっている。まず、ゲシュタルト崩壊してからがこそが本作を読む上でのスタート地点なのだから。
いずれにしても、最初唯乃の言っていることの何が衝撃的なのかが理解できなかった時点で、相当読んでるこっちもおかしくなっていた模様である。え? そりゃあ、総二くらいになったら最終的にはツインテールになるもんなんじゃないの? と不自然にも思わなかった時点で、相当にアレである。
さすがに、おぱーいタッチで総二の現状の異常さを突きつけられたわけだけれど。さ、流石に幾ら総二でも女の子のオパーイを鷲掴みにしてこの反応は……おかしいよね? あれ? わりと最初からこのくらい異常だったような気も……、という疑念が唐突に湧き起こってきたが、とりあえず唯乃が語っている異常性はまったくの正論なので、ここは脇に置こう。しかし、唯乃さん、単なるヒーローマニアというだけでの女じゃなかった。彼女のいう正義の味方、というのは装飾じゃなく、真剣な生き様であり、今一人の女としての芯が通ったことで非常に魅力的なヒロインとなり、本当のヒーローとなろうとしている。
むしろ、この流れだと最終的なラスボスって総二だった、ということになってもおかしくないぞ。なぜか今になって総二の女性体であるソーラ・ミートゥカが、総二とまったく別の人のようにして存在感を主張しだしたのも気になるし。
いずれにしても、なぜ、本作のタイトルが【俺、ツインテールにします。】ではなかったのかの、答えをぶん殴るようにつきつけられた想いである。

それにしても、愛香たちヒロインが全員マトモとはかけ離れた異常者とヘンタイの集まりであるだけに、余計に結翼唯乃の真っ当なカッコイイヒロイン性が目立ってきたなあ。


シリーズ感想

2014年12月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:40冊 うち漫画:6冊

前月は幾らなんでも、というくらいに読めなかったので、何とか挽回して40冊。幾つか前々から積んだままだった本も取り崩せたので、ここで取り上げた中にも随分前に出版された本も混じっていますが悪しからず。
兎にも角にも私の好みドストライクで爆発しそうなのが、【異世界から帰ったら江戸なのである】と【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス>】。北元さんのノワール小説は、ほんとタマランですよ。こういうの書く人、いないんですよ、希少なんですよ! そして、ウェブ投稿分は全部読んでます。【異世界から帰ったら江戸なのである】。これが書籍化されると知った時は小躍りしたものですが、本になったものもパワーダウンすることなく期待通りの仕上がりで、やっぱり小躍りしたものです。続き、早う。
【俺、ツインテールになります。】も、アニメ化した方がアレなことになってますが、原作は勢い衰えることなく変態パワー全開。テイルブルーのラブと蛮族性も全開!!
【ガンゲイル・オンライン】も、期待通りの時雨沢さん、やりたい放題で読んでて楽しかったー。
新作の方では【東京ストレイ・ウィザーズ】がいい感じ。【異界の軍師の救国奇譚】と【スチームヘヴン・フリークス】も2巻になってむしろ勢いを増した感じで、これは波に乗ったかもしれませんぞ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン
聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2】 北元あきの/しらび  MF文庫J
俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1.スクワッド・ジャム】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

【異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン


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異世界よ、これが江戸だ! このキャッチフレーズはなかなか最高だと思いますよ。異世界よりも面白い素っ頓狂な江戸の街を舞台にした、ポンコツ日常コメディ。今、一番オススメの傑作です。


【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2】 北元あきの/しらび  MF文庫J


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謀略渦巻き硝煙たゆたうまったき黒の世界における、命懸けの愛の物語。
「貴方の為なら/お前のためなら、いつだって死ねるんだ」
これこそまさに鉄血のラブストーリー。


【俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫


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幼馴染であるが故に、絶対に負けられない戦いが此処にある。どれほど蛮族でも、どれほど凶獣でも、津辺愛香は作品随一の乙女です。


【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1.スクワッド・ジャム】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫


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時雨沢さん趣味全力全開の、フルスロットルガンシューアクション。存分にっ、楽しめと言わんばかりの物語。そりゃあもう、楽しいったらありゃしない。

★★★★(四ツ星) 8冊


異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル) 2】 語部マサユキ/明星かがよ 角川スニーカー文庫
彼女がフラグをおられたら こんな床が抜ける寮にはいられない、私は角部屋に帰らせて貰うからね!】 竹井10日/CUTEG  講談社ラノベ文庫
スチームヘヴン・フリークス 2】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫
黒鋼(くろ)の魔紋修復士(ヒエラ・グリフィコス) 10】 嬉野秋彦/ミユキルリア ファミ通文庫
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 6】 海空りく/をん GA文庫
東京ストレイ・ウィザーズ】 中谷栄太/Riv GA文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 6】 宇野朴人/竜徹 電撃文庫
無能力者(レベルE)のオービット・ゲーム 2】 翅田大介/伍長 オーバーラップ文庫


【異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル) 2】 語部マサユキ/明星かがよ 角川スニーカー文庫


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【彼女がフラグをおられたら こんな床が抜ける寮にはいられない、私は角部屋に帰らせて貰うからね!】 竹井10日/CUTEG  講談社ラノベ文庫


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【スチームヘヴン・フリークス 2】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫


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【黒鋼(くろ)の魔紋修復士(ヒエラ・グリフィコス) 10】 嬉野秋彦/ミユキルリア ファミ通文庫


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【落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 6】 海空りく/をん GA文庫


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【東京ストレイ・ウィザーズ】 中谷栄太/Riv GA文庫


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【ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 6】 宇野朴人/竜徹 電撃文庫


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【無能力者(レベルE)のオービット・ゲーム 2】 翅田大介/伍長 オーバーラップ文庫


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今月のピックアップ・キャラクター

九郎 (異世界から帰ったら江戸なのである)
鳥山石燕 (異世界から帰ったら江戸なのである)
ポシェット (クレイジーハットは盗まない)
アンティーク (クレイジーハットは盗まない)
No.0/神楽・ブレードフィールド (彼女がフラグをおられたら)
ザジ (スチームヘヴン・フリークス)
ヴァレリア・コスタクルタ (黒鋼の魔紋修復士)
雨宮橙子 ( 聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス>)
アムリタ (東京ストレイ・ウィザーズ)
津辺愛香 (俺、ツインテールになります。)




以下に、読書メーター読録と一言感想。

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俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版4   

俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫)

【俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

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“愛”――ツインテールは、時空を超える!

総二の周囲の女の子たちのアプローチがどんどん積極的になっていくことに焦りを感じ、幼馴染の関係から一歩踏み出そうと頑張る愛香。一方、<美の四心>を撃破されたアルティメギルは、総二たちの世界へ新たな四頂軍<死の二菱>が侵攻を開始。より強力になっていくエレメリアンたちを前に力不足を感じ始める愛香だったが、姉の恋香にテイルブルーの正体を気づかれそうになったことで、しばらく変身を控えることを決意する。その間、ブルーのテイルブレスを預かったのは、意外な人物だった――!?
ブレスを外した愛香はその無防備な状態を、幼馴染属性のエレメリアンに狙われる! 戦いの最中、敵の能力が暴発してしまい、愛香は別世界へと転移してしまう――!?
戦闘力も変態力もより強大な戦士たち<死の二菱>の猛攻! そして、変身不能のまま、一人別世界へと飛ばされてしまった愛香の運命は!? “愛”とは何かを問う第8巻! 聞け、蛮族の愛の咆哮を――!!

イラスト集付き限定特装版は、春日歩による描き下ろしカットほかを多数収録した超豪華仕様!! 「えっ! あの人が?!」と驚くような意外な方も参加したアンソロジーイラストにも要注目!!
イラスト集でのキャラクター紹介における、慧理那ママの手遅れ感が尋常じゃないんですがw 取り返すのつかないレベルのドMって……この人、本当にもうダメだ!!

さあ、今回はついに蛮族系ヒロインという他の類を見ない属性を誇る我らが津辺愛香のパワーアップ回。これ以上何をパワーアップすればいいのか分からないくらい、現段階で猛威をふるいすぎている彼女。もうアルティメギルサイドでは、地震や津波と同レベルの天災と認識されていて、PTSD発症者が多数発生している始末。
新たに着任した四頂軍<死の二菱>の長であるティラノギルディが、皆が怯えるテイルブルーの武勇伝を笑い飛ばして、そのジェノサイド映像集を余裕で嘲りながら視聴をはじめた時には、おおっついにテイルブルーに負けぬエレメリアンの登場か! と俄に沸き立ったものですが……ガチジェノサイドシーンに突入してしまったあとのティラノギルディの素の反応には、本気で仰け反って笑ってしまいましたがな!! あかんやん!! 全然あかんやん!!
どんだけ怖いねん、テイルブルーwww

「フフ……貴女が母を蔑みの目で見やる日が来ようとは……これも婿殿のおかげですわね」
「わたくしお母様を蔑んでなどいませんわ!!」
「未熟者!! 黙って蔑みなさい!!」
「ええええええええええええええ!?」
……誰やこの理事長を何とかしろよw
よくまあこの人を躾けていたというか飼っていたなあ、総二ママは。美春将軍の懐の広さは、後半の大事なシーンでも愛香が痛感することになるんだけれど、中二病で思いっきり遊んでいる人だけれど、それだけ気持ちに余裕があふれていて、何だかんだと後ろでドーンと構えていてくれる大人なんですよねえ。こんな大人嫌だとか言わないw

姉の恋香に正体がバレかけ、一時的にテイルブルーとして戦うことを封印する愛香。その際、テイルギアをツインテール属性が成長した桜川先生もつけて変身できることが発覚して、まさかのテイルブルー・アナザー…アナザーブルーが誕生してしまう。
さらに、姉が総二の初恋の人じゃないか、という疑惑。幼馴染属性であるトリケラトップギルディによる、幼馴染とは停滞にして敗北の証という厳しい指摘によって、ただひたすら総二の為にツインテールを磨き上げ、彼の側に居るためにツインテールとして生きてきた津辺愛香の足場を揺るがす展開に。
テイルブルーのパワーアップ回というよりも、津辺愛香の幼馴染としての生き様を、観束総二との関係を、ついでにトゥアールとの友情を、もう一度見つめなおす話だったんですな、これ。
まさかトゥアールの変態痴女ではない普通の女の子としての一面を垣間見る話になってしまうとは、思いもよらなかったけど。というか、トゥアールにそんな部分があるなんて、想像ダニしていなかったのだけれど!! 馬鹿な、一から十まで色物キャラじゃなかったのか!
しかしこのペタ胸幼馴染、過去の幼い何も知らない総二に自分の全裸を余すところなく見せつけてハァハァ興奮した挙句に、まだちっちゃな総二の股間のあれをガン見してハァハァするとは、なんというエロ属性。イラスト集での愛香のキャラ紹介の属性部分にエロの一文字があったのは伊達ではなかったのか!!
しかも、見るだけじゃなくてアワアワにして洗っちゃうなんてことまでしてやがるし、この変態!
でも、変態であろうと蛮族であろうと、幼馴染として観束総二という少年をどれだけ愛しているのか。愛香がただ総二の為に髪型をツインテールにする、ツインテールを磨き上げてきた、という積み重ねが、このエピソードによって親和したように思うのです。今こそ、津辺愛香は自身のツインテールと本当の意味で一心同体になれたのだと。
ラストシーンで、総二が愛香に本気でドキドキしてしまったのは、まさに愛香がツインテールと一つになれたからこそだと思うんですよね。今の愛香なら、総二はツインテールを愛するように彼女自身にもときめいてしまうのではないでしょうか。なんかここに来て、一気に愛香が飛び出してきたというか持っていったというか、凶獣でも蛮族でもなく、正しくヒロインとして輝きだした気が……。

ティラノとトリケラトップとの不器用な幼馴染関係も地味に心に沁みた一幕でした。

加えて……まさかのスワンギルディ生存!!! しかも、さらなるパワーアップフラグ!! 良かった、良かったと、さすがにあんな形で死んでしまっては可哀想すぎたもんな。頑張れ、頑張れスワンギルディ!! 君はもっと強くなれる! 輝ける!!

シリーズ感想

俺、ツインテールになります。 第5話「三人目の戦士!」  

トゥアールの編入、時系列の前後入れ替えてきたのかこれ。なんか、普通に編入してきてましたけれど、原作ではメイド長の副担任就任に完全に出番食われてしまって要らない子扱いでしたw
ツインテール部の部室での一幕もほとんど端折ってしまってますね。お陰で、総二の常軌を逸したツインテール狂いとトゥアールの女性として走り幅跳びで踏み外している痴女っぷりと、愛香の人類としてもう後戻りできないレベルの蛮族性が軒並みスポイルされています。
アニメ見てると、本当にこの三人普通に見えるんだよなあ……あれで。

ツインテールは、本当に不思議な言葉だ。
こうして声に出すだけで、その喉滑りのよさに楽しくなってきてしまう。
風呂やトイレで、無意識に歌を口ずさんでしまうことは、誰にでもあるだろう。
俺も、『あ、今俺、ツインテールって呟いてたな』と、後から自覚することはよくある。
また、こうして文字を眺めているだけでも、宇宙を哲学するような心地良い途方も無さを感じるんだ。
自分でツインテールになれるようになった今も、新鮮な発見の毎日だ。

「――待て、愛香。静かに……」
 不意に、カダラを緩やかに貫かれるような感覚が走り、俺は愛香の言葉を遮って立ち上がった。
「……ツインテールの気配だ。近づいてくる」

かなりの頻度、を通り越して、もう普通に毎ページレベルで、このくらいのモノローグやツインテへの反応は挿入されてます。
同じくらいに

「――(中略)揺らすおっぱいもないくせに騎乗位に憧れるなんて百年早いんですよ!」
「…………そうね。でも、他人を揺らすのは得意なんだぁ」
「やめっ、……ちょ……待……脳が揺れ……ッ」
 制服をちょっとはだけたトゥアールに愛香がのし掛かり、そして脱出不可能な完璧なマウントポディションで攻撃を繰り出している。いや、お前も揺れているぞ、愛香。ツインテールが。
「トゥアール、そろそろタップしろ……っていうか愛香もいい加減にしろ!」
「タップ……? スポーツの格闘技じゃあるまいし、ギブアップなんてあると思ってるの?」
「あれよ! あってくれよそこは!!」
 ……通常営業だ。

愛香は顔面エルボーからヘッドロックでトゥアールを沈める。しかし、この緊急時に日常の光景を気にしてはいられない。

そろそろ総二も、日常のありふれた風景としてこのあたりから蛮族のトゥアールへの制裁をナチュラルスルーしはじめますw


アルティメギルの方の事情ですけれど、地球侵攻の部隊長だったドラグギルディが散華し、増援部隊の隊長だったタイガギルディ(スク水属性)も即座にブルーに粛清されてしまったため、現状指揮は部隊の参謀格だったあのスパロウギルディが代理で取っています。
そこに送り込まれてきたのが、ドラグギルディの同期の桜。その実力もドラグギルディに匹敵すると謳われるリヴァイアギルディと、それに対抗心を燃やし名を挙げてきたクラーケギルディ。
巨乳属性と貧乳属性の両巨頭が、同時に増援として送り込まれてきたのであります。

ちなみに、貧乳派に纏められていたクラブギルディは、原作ではクラーケギルディの配下ではなかったみたいで、タイガギルディの増援部隊の隊員で、両者が着任する前に慧理那を襲撃して、レッドに撃破されてます。
そしてクラブギルディの熱い名台詞はこれだっ!
「うなじだ! よいか、ツインテールにする以上、うなじが見えるは必然! 美は相乗され、輝きを増す! この素晴らしきWin−Winの関係を、俺はもっと多くの仲間に伝えたい! そして、お前たちにも分かって欲しいのだ!」
「あなたに教わることなどありませんっ!」
「たわけ! 男は背中で語り! 女はうなじで語る! 世界の理を知らぬとは、見た目だけではなく、知性も幼いか!」
「俺は相手の後ろを取るスピードにかけては、隊長たちをも上回ると自負している」
「素晴らしい! 陰ながら美を支える土壌……! 母なる大地に生命を恵む海! 最強のツインテール属性は、これほど美しいうなじをもたらすのか!」
俺は慌てて剣を振り回すが、クラブギルディはさらに後ろに回り込んだ。
「残像だ」
「このお!」
「残像だ」
「うなじを見るなーーーーーーッ!」
「残像だ。そして見る」



そして、今回が初登場のツインテール部顧問にして、慧理那のメイド長でもある桜川尊先生も、初っ端からその超婚活戦士ぶりはフルスロットル。
「だが小娘よ、若いな! 羨ましいが考えも若いぞ! 前世がどうだろうと、今恋人がいようと、それは求婚するにあたり何の障害にもならん! あらゆるしがらみを超えて、求婚は平等なのだ!!」
「こ、これが、婚期を逃した大人の論理思考(ロジック)だというんですか……!?」
「滑稽に見えるか? 女子たちよ。だがな、この年で独身でいると、中途半端に焦るのはもはや時間の無駄なのだ。努めて冷静に、そして全力で焦る。独身という十字架を背負い、渾身の力で毎日を生きるのだ! それが、三十路射程内にまでに結婚できなかった女の業だ!!」
「というわけで観束君、そろそろその紙に名前を書いてくれたまえ。君が結婚できる年齢になるまであと二年半、しかと保管しておこう」
「何が冗談か! これまで婚姻届を五二六枚配ったが、全て本気だ!! ただ、相手の都合がちょっと悪かっただけだ!」
 いや、なおさらダメだろ。しかも……だ。
 今じゃこの手の書類は自治体のHPなんかからダウンロードして印刷できるが、手渡されたのは家庭用のプリンタで印刷されたようなものではなく、窓口で受け取る正式なものだ。
 おそらくは、今まで配ったという全てが……。
 狂気を感じる。
「無論、私も教師として赴任した以上、分別は弁える! 教師と生徒の男女交際は御法度! ならば、結婚を前提として付き合うなどという回りくどい真似はせず、即座に結婚するだけだ!!」
ぶっちゃけ、トゥアールの転入とかそっちのけで大暴れである。


あと、巨乳属性のリヴァイアギルディ。ドラグギルディと同期ということで、実は友人なんですよね。
この辺りのエレメリアン同士の熱い友情にまつわる描写も飛ばされてたなあ。
リヴァイアギルディは、残されているドラグギルディの部屋を訪れた。エレメリアンに、墓標を立てる慣習はない。終わりは何も残さず、世界に還るだけだ。
 精神の、心そのものの存在である彼らにとって、世界中に語り伝えられるどんな神話や宗教の輪廻転生(さいかい)も、心の支えと恃むものではない。
 まさに往生際よく消滅して世界に還り、仲間の武勇を見守るのみ。その潔さこそが彼らの強さであり、誇りであった。必要以上に悲しむことはないし、いつまでも引きずることもない。
 それでも……別れはつらいものだ。
 最高の幼女に背中を流してもらいたい、と常に夢を語っていたドラグギルディの部屋には、部下たちが手向けた幼女のフィギュアが積み上げられ、奇しくも墓標のようになっていた。個人の人柄を思わせる。
 その即席の墓標の上に、リヴァイアギルディは持参したおっぱいマウスパッドを供えた。
 幼女とは対極にある、豊かなバストを模したマウスパッドだ。
「受け取れいドラグギルディ……俺からの、せめてもの餞よ」
 人間ならば。供え物は魂の慰めになろう。
 だが、彼らはエレメリアン。
 地も肉も持たない、精神の生命体。
 花の芳香(にお)いも知らなければ、美酒(さけ)の味も分からない。
 そんな彼が、同胞の死を悼んで捧げるものは……おっぱいマウスパッド以外になにがある。
「お前はツインテールのみを求め、走り抜けた。だが、もうよいのだ。ゆっくりと休むがいい。そして、巨乳にも目を向けてみるがよい……。戦いを忘れ、心安らぐことを祈っておるぞ」

いや、真面目な話この『おっぱいマウスパッド以外になにがある。』のフレーズはガチで屈指の名言だと思うんだが。思うんですがw

慧理那に正体がバレるシーンも、アニメでは会長が自力で見抜いてますけれど、原作だと変身を解除したところを目撃されて、という行程になってますね。そこから基地に帰って落ち着いたところで相談した上でテイルギアを渡す、という流れになってます。
アニメだと、愛香が巨乳になるイエローギアを会長に譲ってもらおうとして無邪気に返されて毒気抜かれてまあいいや、みたいな話になってましたけれど……この娘、そんな物分かりよい人間じゃないですよ? 貧乳を脱する為ならば手段を選ばないリアル蛮族ですよ?
「いいわよ! どれだけ笑われたっていい! 頼むのは一時の恥、頼まぬは一生の貧乳よ!!」

そのまま聞き分けず、わりとガチで慧理那会長から力づくで強奪しようとしてました。そういえば、イエローギアを作って貰って、結局それで変身出来なかった時も、愛香、総二に諭されて何となく良い話だなあ、という雰囲気で物分かりよく終わってましたけれど……。原作だと続きで、
「愛香さん……白状します。私……復讐するつもりだったんです。本当は、身体変化の為の属性力ハイブリットなんて、机上の空論でした。意気揚々と新しいテイルブレスをつけて、全然胸が大きくならない愛香さんを見て……異世界の力を使おうが何をどうしようが愛香さんは一生貧乳のままなんですよゲハハハハハハ、って指差して笑おうと思ってました……」
「それなら、あたしも同じよ、トゥアール。目的のものさえいただいてしまえば、あとはもう、散々こき使ってくれた仕返しに、ギリギリ心臓が動いてるぐらいの瀬戸際で、延々血祭りにし続けてやろうと思ってたんだもの……」
という、台無し感たっぷりのセリフと、その後に総二の諦観に染まった地の文が続くのですが。
ほんとに、アニメだとトゥアールの下衆っぽさと、愛香の血塗れ蛮族性が見事に削除されてるなあ。


4094513752俺、ツインテールになります。〈2〉 (ガガガ文庫)
水沢 夢 春日 歩
小学館 2012-11-20

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俺、ツインテールになります。 第四話 「激烈ツインバトル!」  

あれ? あの名台詞、というよりもシリーズ通じての決め台詞の第一弾となる

「俺のツインテールは……無限だ!!」


がなかったですよね。それを削ってしまっていいものか。

もう作画についてはそれほど期待していないので、殆ど立ち絵同然の止め絵での会話劇というのは仕方ないと受け入れる所なのだけれど、だからこそせめて掛け合いくらいはキッチリやって欲しかったなあ。
取捨選択にセンスがまったく感じられないんですよね。お陰で、セリフや会話の唐突感、継ぎ接ぎ感が凄い事になってる。つめ込まざるをえないのはわかるけれど、だったら無駄なシーンとかを削るべきだし、やたらゆっくりなテンポも巻いて巻いてどんどんペース速くすればいいものを、と思ってしまう。
唯一御目が良かったのが、ドラグギルディを斬った後、倒れていく彼に背を向けるテイルレッドのワンシーンですか。あそこは原作の迫力あるイラストに寄せてあって、まだ良かった。
でも、せっかくのアニメ化なって、小説のカラー口絵の方が圧倒的にエフェクトやらスピード感やら熱量やらが上回っているのは、厳しいよね。

ドラグギルディ閣下のアルティメギル幹部としての凄まじさを物語るエピソードも削られてたもんなあ。
「さすがはドラグギルディ様、恐ろしき人よ」
「当然だ。ドラグギルディ様は、歴代アルティメギル戦士の中でも、五大究極試練といわれる苦行、スケテイル・アマ・ゾーンを乗り越えられたただ一人のお方」
「なんと! あの、通販で買った物が一年間ずっと、透明な箱で梱包され配達されるという恐ろしき苦行を!? まさしく生きた伝説……私ならば、そんな悪夢、初日で絶命してしまう」

初日で絶命してしまうわっ!

とはいえ、背中をゴシゴシ、部分を除けば概ねドラグギルディとの対決は再現されてましたし、あのブルー置いてけぼりのツインテールを愛する者同士の共鳴しまくって他を寄せ付けなさすぎるやりとりも十分発揮されてましたしね。
頑張った、とは言えるんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ、あのドラグギルディとテイルレッドの突き抜けた掛け合いのあのレベル、今後はあれで平常運転くらいになってくれないと困るんですけどね。愛香も今後は律儀にツッコミとかしてくれなくなるし。蛮族化が進行してしまってw

最強のツインテール属性の持ち主であるドラグギルディとの戦いは、今までテイルレッドとなり自らツインテールを結ぶ事に恥じらいを覚えていた総二に、ツインテールを愛する覚悟の足りなさ、真にツインテールを愛することへの姿勢を突きつける事となり、以降総二はテイルレッドとなることに一切の躊躇も戸惑いも抱かなくなる。ツインテールを愛する事への一途さに、一部の隙もなくなることを思えば、ドラグギルディこそがテイルレッドを完成させた功労者であり、敵味方でありながらまさしくツインテールによって結ばれた同志であったと言えるのではなかろうか。
原作第二巻には、偉大すぎたドラグギルディの雄姿を偲び、その滅びを悼むシーンが斯くある。
 最高の幼女に背中を流してもらいたい、と常に夢を語っていたドラグギルディの部屋には、部下たちが手向けた幼女のフィギュアが積み上げられ、奇しくも墓標のようになっていた。故人の人柄を思わせる。
彼が遺した、もう一つのツインテール属性。それが新たなへんた……ツインテール戦士を生み出すまでもう暫し。



B00OB1DDCG俺、ツインテールになります。Tail:1 [Blu-ray]
ポニーキャニオン 2014-12-26

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2014年秋アニメ、スタート。その2  

【グリザリアの果実】
原作未プレイ。なので、さっぱり何もわからない状況なのだけれど、だからこそこの「普通の学園」「普通の生徒」という着ぐるみを着て、中の人など居ない! と真面目な顔をして嘯いている舞台設定にワクワクしてくる。
ところで、これもいわゆる「ツッコミ役」がいないポジショニングなんだろうか。


【魔弾の王と戦姫】
一度目見た時は、ちょっとうーむ、と腕組みしてしまったのだけれど、改めてもう一度見てみると、いやこれは悪くないどころか、なかなか良いんじゃないだろうか、と思い直した。
最初にうーんと首を傾げてしまったのは、肝心要といっていいティグルの弓の描写がいまいち迫力を感じられなかったところで、特に最初のエレンを狙い撃つシーンは原作では限られた矢数の中でどれだけ確実に大将であるエレンを仕留めるのか、まるで詰将棋のように戦術を組み立て、実際エレンを追い詰める様が非常に引き込まれる描写で、それがアニメだとえらくあっさりとエレンに突破されてしまったように見えたので、えー、という感じだったんですよね。
それに、ティグルの弓の描写の迫力やカッコよさは、ライトノベルという界隈の中で描かれる弓術描写の中でも群を抜いて魅せられるものなので、これについては原作参照のこと。
ただ、それらを抜きにしてみると、非常に丁寧に作ってあって、見応え充分だったんですよね。端折っているのは確かなんだけれど、要点要点はキッチリ押さえているので私としては展開そのものには不満は全然ありませんでしたし。あと、おっさんをちゃんと男臭いオッサンとして描いているのは素晴らしい。OPにもちゃんと男多いですしね。ディグルって、女を惹きつけるのも確かなんですけれど、それにも増して男ウケが良くて、あっちこっち行くたびに女性を落とすより先に、まず現地の男連中を、それも何気に重要なポディションにいる男性を陥落させるので、侮れません。まず、ここでも速攻でルーリックを落としてますしね。敵側の人物にも関わらず、以降彼はティグルにべったり付き従う形になりますし。
あと、エレンがあのけったいな格好ながら、きちんとジスタートはライトメリッツ公国公主としての威風と格を見せていたのは良かった。そこらのラノベのヒロインの小娘と違って、ちゃんと統治者としてのメンタリティの持ち主ですからね。
国際情勢や、ジスタートの七戦姫という特殊な国情についての説明も、おいおい在るんじゃないかと。
しかし、OP見てるとエリザヴェータが思いっきり悪そうに見えるなあ(苦笑

あと、公式ページの映像特典は何気に必見。


【俺、ツインテールになります。】
うん……これじゃあいかんぞ。
なんというか、馬鹿に徹しきれてない。突き抜けきれずに中途半端になってしまっている。もう後先顧みずに突っ走りきっているからこそ、原作小説はいっそ清々しいくらいに気持ちいい話になっているのに、その辺を日和ると、単なる気持ち悪い連中が気持ち悪いことをしているだけの話になってしまう。馬鹿をやり通すなら、自分は馬鹿をやってますよ、という甘えを捨て去って、とにかくひたすら真面目に、真剣に、本気でやり通さなきゃならない。
今回特にあかんかったのが、エレメリアンの大先鋒たるリザドギルディの【人形属性】描写を適当に放り出したことだーー!! そして、究極のツインテールたるテイルレッドとの初遭遇におけるエレメリアンたちが受けた大衝撃を蔑ろにしたことだーー!!
なぜ、会長を人形の森に埋めて撮影会をするという楽園を描かない。なぜ、テイルレッドの尋常ならざる幼気に、リザドギルディは吹き飛ばなかった!
リザドギルディの名言がことごとく消し去られていた事に、涙を禁じ得ない。
「貴様はこの子猫のぬいぐるみを持つがいい! 敵意もまた愛らしさと光る……腕白な幼女には、子猫のぬいぐるみがよく似合う!! さあ、抱けい!」

「お前たち、この光景をしかと目に焼き付けよ! ツインテール、ぬいぐるみ、そしてソファーにもたれかかる姿! これこそが、俺が長年の修行の末導き出した黄金比よ!!」

「釘付けになって動けなかった……。剣閃と共に空を舞うツインテール……今俺は神話世界の楽園に迷い込んだ錯覚を覚えたぞ!!」

「そのツインテールを親指と人差し指で軽く摘んで、俺の頬をぺちぺち叩いてくれぬか……!」

「フッ……恐るべき奴! 久方ぶりに戦士としての昂揚が噴き上がる! 我はアルティメギルの斬り込み隊長リザドギルディ! 少女が人形を抱く姿にこそ、男子は心ときめくという信念のもと戦う者よ」

「ふ、ふははは……素晴らしい……ツインテールに優しく頬を撫でられながら果てる……何の悔いがあろうか! 男子本懐の極み!! さらばだーーーーーー!!」
せっかくわざわざ玄田哲章をキャスティングしたにも関わらず、殆ど全く活用してないじゃないですかっ。
痴女と蛮族については、まだ加速がついてくるのはこれからなので今後に期待だけれど、少なくともアルティメギルのエレメリアンたちについては、もう一方の主人公なのだからもっと気合い入れないと。

 
12月3日

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11月9日

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