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凪白みと

王女殿下はお怒りのようです 7.星に導かれし者   



【王女殿下はお怒りのようです 7.星に導かれし者】  八ツ橋 皓/凪白みと オーバーラップ文庫

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絡まる運命の糸は転生王女(レティシエル)に収束する――――

プラティナ王国とイーリス帝国の戦争は続く。
帝国内の急進派であったディオルグを討ってなお、帝国の攻勢が勢いを増す中、レティシエルが命じられたのは帝国本陣への潜入調査だった。
そこでレティシエルが目にしたのは、無辜の民の魔力を奪い、兵器の動力とする非道な行いだった。
かつて王女であったレティシエルは静かに怒りを燃やす。
必ずこの戦争を止めなければならない、と。
しかし帝国の企みすらも、レティシエルに忍び寄る悪意の序曲に過ぎなかった。
行方を眩ませたはずのサリーニャ。
千年前のレティシエルを知るサラと白の結社。
絡まり合う運命の糸は、すべてレティシエルへと繋がっている――
いや、やっぱり替えのきかない技術者、それも兵器の開発研究を担える人材をまとめて戦地に送って、至近でドンパチやっている所で働かせるって、相当頭おかしいんじゃないだろうか。
ちょっと聞いたことないですよ、そんなの。後方の安全な所でやるもんでしょうに。
タイムラグなしに兵器の改良が出来る、というのはそりゃ大きいかもしれませんけれど、大量に生産改良できるわけじゃないですし、落ち着いて作業とか出来ないでしょう。
実際、敵兵の浸透を許した挙げ句に被害を出しているわけですから。これ、なにげに取り返しがつかない被害受けてないですか? 
ジークが働いていたここだけではなく、なんだか戦場全体がなにやってるのかよくわからないんですよね。レティシエルがあっちこっち飛び回って火消しして回っているのはわかるんですけれど、どういう形で兵士たちって戦っているんだろう。槍を構えて戦列を形成して、というのではないのはわかるんですけれど、じゃあ散兵して散らばった兵士たちがどういう指揮の元に動いてるのか。指揮できてるの、これ? 小隊ごとに散らばった兵士たちを統制って出来るんだろうか。こんなに兵士たちバラバラに動いているのに、司令部の方で戦局把握しているみたいなんだけど、どうやってるんだろう。無線みたいなのないですよね。なんか全然戦場の様子がイメージできなくて、よくわかりませんでした。
ライオネル王子も冷酷な切れ者っぽく振る舞っているんですけれど、この人もやたらとリスク高い謀略ばっかり仕掛けておきながら、わりにリターン少ないような。開発部を前線に引っ張り出すのも、学園の生徒たちを囮にするのも、不必要なリスクにしか見えないんですよね。レティと価値基準が違うというよりも、単にリスク評価に失敗してるだけのようにも見えるのですけれど。
今後の王国内の不穏分子というか、レティに対するカウンターみたいな形で動いていくキャラになるんでしょうけれど、あんまり有能そうには見えないなあ。
レティはというと、ライオネルの指揮下に入っているせいか、お使いみたいにあっちこっちに派遣されるばかりで、主体的に動く余地がないというか。彼女自身は動き回っているにも関わらず、話の方は全然進んでない感じだったんですよね。
ジークが他国の王子だった、という話もあれ何の進展もないまま、ジークの心のうちに留められているままですし。
学園の学友たちとは、護衛という形で久々に再会叶いましたけれど、疎開という形で安全な場所に下がったわりにはなんかずっとバタバタしていて、落ち着いて話す暇もあんまりなかったですしね。ってか、疎開した先で襲撃って、ライオネル王子の目論見だったにしてもそれ命令したライオネルの責任問題とかならないんだろうか。
とかまあ、話進まないなあ、と思っていたら今戦地でドンパチ起こっている最中にレティシエルらが敵国の都市に潜入って、バタバタしすぎなような。いや、レティシエルもなんでこんな時にこんな事させられてるんだろう、と疑問に思ってるくらいだからやっぱりおかしいですよね。同行したルーカスとジークと共に潜入捜査、の際に諜報活動ということでジークに名前で呼んでもらうようになる、というラブコメとしては重要なイベントが起こっているはずなのですが、あんまり盛り上がらないというか、もっと盛り上がりなさいよ二人共w
そしてラストには急展開。ちょっと展開が強引と言うか唐突な気もするのですが、白の結社にしろサラという謎の人物にしろ、情報が少なすぎて謎ばかりなので何をシたいのか何をやっているのか、派手に動いているわりにさっぱりわからないんですけど。急展開は急展開なんだろうけれど、何が起こっているのかわからないと置いてけぼり感が半端ないのですが。
ちょっと今回は色々とわからないことがわからないまま置いてけぼりで進んでいった感が強くて、終始「??」が浮かんでいた気がします。
それにしても、サリーニャはあれで退場なんですか? いや、幾らなんでもサリーニャ本人はそれで良いのか、と言いたくなるあんまりな退場の仕方だったのですが。本人にとっては自分の罪が暴かれることが、自分の生死や名誉よりも大事だった、という事なんでしょうか。人間、追い詰められると手段と目的が入れ替わったり、価値基準がひっくり返ったり、となってしまう事がありますけれど、サリーニャのそれは視野狭窄の極みだったんじゃないでしょうか。
いや、正直ここまで引っ張っておきながら、こんな形で終わってしまうとは思わなかったんで、ちょっと呆気にとられてしまいました。


王女殿下はお怒りのようです 6.戦地に舞う銀風 ★★★☆   



【王女殿下はお怒りのようです 6.戦地に舞う銀風】  八ツ橋 皓/凪白みと オーバーラップ文庫

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自軍の劣勢を覆し、悪しき野望を砕けーー! !

隣国・イーリス帝国との同盟が突如破棄され、緊張が走るプラティナ王国。
冬期休暇が終わり、進級した学生たちに不安が伝播していく中、帝国の侵攻により戦争が始まってしまう。
国王の命により、前線に駆り出されたレティシエルは、別ルートで戦地へと赴いたジークと共に、敵国の用いる謎の兵器を研究・改良。王国側の戦力増強に成功する。
だが帝国は、呪術によって力を得る代わりに体が蝕まれていく兵士達を戦場へ投入。
二人を嘲笑うように、戦況は混迷を深めていく。そんな中、戦地を舞い、敵を次々に無力化するレティシエルにも異変が起こり始め……?
シリーズはじまった当初、レティシエルが目覚めた時、この娘まったく周りの環境にも今世の自分であるドロッセルという少女にもその人間関係にも興味も関心も持っていなかったのが、今や友人も沢山でき、プラティナ王国という今を生きて過ごしているこの国にも愛着を抱き、この国を守るために戦地に赴く事を迷わない、というのはやはり感慨深いものがあります。
突如、帝国との関係に緊張が走り始め、にわかに戦雲が立ち込め始める中、畳み掛けるように国王陛下の不予。前巻で不吉と言われる赤い目の持ち主の寿命についても触れられていましたけれど、こんなに唐突に理不尽に訪れるものだったのか。この間まで全然なんともなく元気な人柄を見せてくれていただけに、たった数ヶ月で病み衰えた姿を見せられたのは結構なショックでありました。
さらに、いきなり陛下の健康が目に見えて悪化したお陰で後継者問題が持ち上がるわけです。
ただでさえ王太子だったロシュフォードが大問題を引き起こして廃嫡された上に記憶喪失にまでなってしまった直後。第二王子のライオネルと第三王子のエーデルハルトは二人共優秀だし仲も悪くなさそうなので、普通にライオネルが後継者になるのかと思ったら、母親の身分が低いという障害がある上に本人も闇抱えてそうじゃないですかー。ちょっとこれ相当に不穏なことになってきましたよ。
こんな状態で帝国と開戦だなんて、絶対やばい、と思ったら帝国の方も内部で相当に揉めているらしく、開戦派と非戦派で激しい対立が起こっていると。お陰で帝国の侵攻も独断専行の卦が強いようで辛うじて王国も戦線を維持できているようですけど。
どうにも各国ともに内憂が起こっているようなんですよね。それが偶然とは思えないのがなんともはや。帝国の主戦派には白の結社の関与が伺えるし、先のラピス國では明確に国政に深く結社が関与しているようなので、ほんと結社が国際的に暗躍してるんですよね。

ストーリーは、かつての大戦の英雄再び、とばかりに前線に決戦兵力として投入されたレティが大暴れ。ここで勿体ぶらずにレティに参陣を要求する王様も学園長も腹据わってるし、戦争自体は忌避しながらも戦時とあらば迷わず戦場に赴くレティはレティでさすがは戦乱を戦い抜いてきた歴戦の戦士の心構え、といったところなのでしょうか。ただ強いだけじゃなくて、風格があるんですよね。お陰で現地の将兵からもすぐに信頼を得られることになる。敵兵には容赦ないところも戦乱時代の人らしいなあ、と。
正体を隠して、というのは慎重だけれどここまで突出した戦力だと未知でいさせた方が帝国相手にも脅威なのか。下手に調べられて個人を狙われだすと王国の防諜守備戦力では防げない、という考えもあるのでしょうけれど。
でも、現地で敵の兵器やらの研究解析をしてる、というのは危なくないのだろうか。後方に送ってそこで調べて情報をフィールドバックして、というのだとタイムラグが生じて現場対応に遅れが出てしまう、と考えると現地で調べて解析してそれをちょくで現地部隊に反映させて、というのが実際に出来ているのでこれはこれで正解なのかもしれないけど、リスクは高そう。
そんな研究チームにいつの間にか参加していたジーク君。この子わりと何でも出来るよなあ。そのわりに何が出来るのかあまり見せようとしてこなかったところがあるので、ほんと何してるんだろうと謎な部分もあったんですよね。別に隠してたわけじゃないんだろうけど。
そんな彼も、なにやらただの平民ではなく不意にその素性が明らかになることで、レティにとっての重要人物というだけじゃない、国際関係においてもキーパーソンとなってきそうな勢いじゃないですか。エーデルハルト王子、強力ライバル出現ですよ、これ。


王女殿下はお怒りのようです 5.邂逅、そして ★★★☆   



【王女殿下はお怒りのようです 5.邂逅、そして】 八ツ橋皓/凪白みと オーバーラップ文庫

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明かされる転生の真実――

公爵家の領地において妹のクリスタと対峙したレティシエルは、未だ見ぬ『ドロッセル』の記憶に触れた。
『ドロッセル』の過去とクリスタの抱えていた想いを知ったレティシエルは、彼女へと歩み寄り、二人の関係は新たなものとなる。
だが、黒い霧を巡る謎が解決されたわけではない。ジークと共に、霧についての調査を続けるレティシエルは、自身を幾度となく襲撃した『白の結社』と、それを従える仮面の少年と相対する。
そして少年は、この時代において誰も知らないはずの名を呼んだ――
「君に会えることをずっと待っていたよ、レティシエル」
その邂逅が意味するものとは。
転生王女の最強魔術譚、核心に迫る第5巻!
赤い目を持つ人についてのお話とか前々から出てましたっけ? 寿命の件も含めて、えらい唐突感があったんですが見逃してたのかな。ロシュフォール王子もさることながら、国王陛下もそんな業背負ってたとか全然頭の中に入っていなくて、あれ?そうなの!? と、びっくりしてしまったのですが。
さてもその暗躍する『白の結社』を動かしている幹部たちの姿が見えてくる。と、同時にその黒幕がどうやらレティの前世に関係ある人物である、というのは当初から匂わされてきたのだけれど、正体に関しては明かされてこなかったんですよね。それどころか、レティに執着はしているもののその方向性が正負どっちなのかも、どちらのようにも見て取れる言動を繰り返してきたわけで。
うん、普通に「彼」を想像してしまいますよね。
場合によってはレティシエルは、前世から抱き続けている大切な人への想いと、ドロッセルとして生きる現世で出会った人々との絆との間に板挟みになって苦しむ展開も予想できたわけで。それどころか、前世の旦那と今世の想い人とが違うお陰でドロドロした修羅場に! という仄暗い期待もあったりして。まあ白の結社がどう考えても悪役ムーブな悪いことをしている連中なので、どうあっても対決は避けられなかったのですから、レティシエルがどちらを選ぶかは疑いようのないところではあったものの、それでも良くメンタルを揉まれて苦しむ羽目になるのかな、とは危惧してたんですよね。
どうやら危惧で終わってしまいそうですけど。案外とひねらずに進むのか。
でも黒幕の正体に関しては、ちょっと「え?」と意表を突かれたというかその人は想像していなかったというか。いやだってねえw

まあそっちの可能性はパッと排除できたので、落ち着いて今世でのドロッセルとしての今の立場を振り返ってみると、あれ? 結構男の影があるぞ、この娘さん。
実家の公爵家の失墜によって、身内は貴族位を取り上げられて追放の憂き目にあい、自身も身分を剥奪されたわけだけれど、今の所平民になって困ることはないんですよね。国王陛下は、状況いかんによっては貴族位の復活、もしくは新しい陞爵も考えているようなので、いつでも貴族に戻れるチャンスはあるようですし。
となると、再会なって以来なんだかいい雰囲気になっている幼馴染のエーデルハルトとも身分差ゆえの弊害は最小限で済みそうですし、逆に平民であるジークとの仲も現状身分の壁がなくなった、と言えるわけで、さらに使用人のルヴィクとも何だかんだと自分に前世の記憶があり、昔のドロッセルとしての記憶がなくなってる……最近朧気に思い出してきているけど……という事情を打ち明けて、しばらくギスギスしていた分逆に関係が密接になったきらいもありますし。
どうやら、レティシエルが転生した件については明確な理由があり、それに伴ってかつての旦那も転生している可能性が高まっているのだけれど、この中ではジークがどうにもそれっぽいメモリーを垣間見せているのですが、エーデルハルト王子の寄せはなかなか強烈にも思えるんですよねえ。

さて、件の事件によって明暗別れたフィリアギス公爵家の一族ですけれど、自ら事件の解決に動いたドロッセルは当然として、クリスタが思いの外救済されてるんですよね。ってかロシュフォード王子ヤバい存在として目が覚めたのかと思ったら記憶障害はあるものの当人の意識は保っているのか。彼の側に残れるのなら、クリスタとしてはむしろ良かったという立ち位置なのでしょう。逆により泥沼にハマってしまったのがサリーニャの方で、なんか過去の不始末を隠そうとしてどんどん余計な罪を背負っていっているような。でも本人、いい加減振り切って小悪党でしかなかったのが濃密な悪女めいたキャラになってきて、そんな悪女ムーブ楽しいみたいなのでそれはそれでいいんじゃないだろうか。
あのしょうもない雑魚両親から、三姉妹全員これだけ濃いキャラに育ったというのは何とも面白い事なのかもしれない。

しかし、もうレティシエルは自分がドロッセルであるという事実に疑問も違和感も抱かなくなったのか。最初は、自分をレティシエル以外のなにものでもなくドロッセルって誰? という感じで、自分の肉体だった少女の事は話を聞いても他人事でしかなかったのに、いつの間にかドロッセルという少女に興味をいだき、彼女が何を考えどのように生きてきたのかを追いかけるようになり、それがいつしかドロッセルの記憶が断片的にでも蘇るようになり、いつしかドロッセルもまた自分なのだという同一性が進み始めて……、とここまでじっくりと時間をかけて前世と今世の自分をすり合わせていく展開というのは結構珍しいんじゃないだろうか。ルヴィクやエーデルハルトにレティシエルという前世の記憶がある、と告白するに至ったのは、自分がドロッセルであるという認識あってこそでしょうし。
もし最初の頃なら、自分は本当はレティシエルという違う人間だ、なんて言ってたかもしれませんしねえ。ドロッセルの記憶がもっと沢山戻ってくれば、完全な同一化が進むのだろうか。


王女殿下はお怒りのようです 4.交錯する記憶 ★★★☆   



【王女殿下はお怒りのようです 4.交錯する記憶】 八ツ橋皓/凪白みと  オーバーラップ文庫

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屋敷を襲った謎の青年と黒い霧の関連を知るため、レティシエルはジークと王立図書館へ向かう。
秘書庫を訪れ、ついに黒い霧との関係がある力の正体に近づいたかと思った矢先、レティシエルは不可解なメッセージを発見し……?
なかなか答えにたどり着けない中、レティシエルの元に、公爵家の領地内で発生した暴動の報せが届く。
その中心がニコルの故郷近くと知ったレティシエルは、原因である公爵家の圧政を終わらせ、暴動を収束させるべく領地へ赴いた。
そこに現れたのは公爵家の長男・フリード。
黒い霧を操り、民草を道具と切り捨て蔑ろにするフリードを、王女殿下が断罪する――!
ドロッセルとは何者なのか。
前巻あたりから、レティシエルは自分の器となったドロッセルという少女がどのような娘だったのかに今更ながら興味を抱き、会う人によって異なるドロッセルという少女の顔に驚かされながら、ようやく彼女が決定的に変わり壊れてしまった事件に行き当たる。
第一王女の事故死。親しき人々にとってはまさに光そのものだった王女、ドロッセルにとってもかけがえのない親友であった少女の死は、多くの人の人生を捻じ曲げてしまった。ドロッセルが直接関わった訳ではないものの、近くに居ながら大切な人を助けられなかった事は聡明で優しかった少女の心を決定的に追い込んでしまう。そんなドロッセルの姿は、幼き頃にレティシエルが経験した絶望と罪悪感に重ね合わせることのできるものだった。
図らずも、自分の実家である公爵家の領地で起こった圧政による暴動騒ぎに、現地に飛んだレティシエルはその地こそが第一王女が亡くなった場所であることを知り、ドロッセルの絶望を体験することになる。
同時に、この地がかつてレティシエルが生きていた小国の在った土地の近くであり、またレティシエルという放浪の聖女が人々を救い信仰の元となっている場所だという事実も知ることになる。
また、今回の暴動の裏側には長兄フリードの愚かな暴走という側面が強いものの、その裏には暗躍する影があり、第三王子が密かに内定を進めていた怪しい集団も活動していた、という様々な要素が固まっていることが明らかになる。
今の所、ようやく見えてきた様々な事実はそれぞれが別々の話として独立していて、バラバラに色んな秘密やら真相やらが降って湧いてきて、まとまりのないまま散りばめられているような状態でちょっと混乱もしているのだけれど、それぞれが全く関係ない事かというとどうにもそうは見えないんですよね。
ナニカ一つきっかけがあれば、全部が一気に連鎖的に繋がっていき、全体像が幕が落ちるようにして見えてきそうな予感もあるんですよね。ドロッセルの中の人であるレティシエルに気づいている人物、どうやらレティシエルが生きていた時代に関係ありそうな人物も暗躍して、レティシエルに執着している様子も見えるだけに、もうちょっとで色々と見えてきそうなので次回がなかなか楽しみになってきた。

しかし、今まではドロッセルとレティシエルは全くの別人、精神が死ぬか心を封じてしまったか、いずれにしても眠ってしまったか消えてしまったドロッセルの代わりに、過去に死んだレティシエルの意識だか魂が空っぽになったドロッセルの肉体を器として目を覚ました、みたいに捉えていたのですが……。
第一王女の事故死を思い出した途端にドロッセルの記憶をも目覚ましたレティシエルは、どうにもドロッセルと別人には思えなかったんですよね。或いは、シンプルに死んだレティシエルが転生したのがドロッセルであって、一時的にドロッセルの記憶が喪失した上に前世の記憶と人格だけが浮かび上がっただけで、元々同一人物だった、という可能性も出てきたという事なのでしょうか。
このまま行くと、ドロッセルとレティシエルが混ざりあったような状態になりそうだし。明らかになってきたドロッセルという少女は、思いの外レティシエルと似ていなくもない共通点の多い人物でしたし。元々同一人物だったのなら、レティシエルが好き勝手行動してもあまり怪しまれなかったのわからなくはないんですよね。
でもそうなると、第三王子のエーデルハルトがホントのお相手、という事になっていくんだろうか。前世の旦那が今現在どうなっているのか、という疑問もあるし、そっちも気になる様相になってきた。


王女殿下はお怒りのようです 3.暗躍せし影 ★★★☆   



【王女殿下はお怒りのようです 3.暗躍せし影】 八ツ橋皓/凪白みと オーバーラップ文庫

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フィリアレギス公爵家との縁を切り、自由を謳歌するレティシエルの元に、公爵家の長女・サリーニャが訪れる。
公爵家の忌み子である『ドロッセル』を嫌っていたサリーニャの思惑が読めず困惑するレティシエル。
その裏では、クリスタがレティシエルの学友・ジークへと近づいており……?
違和感を拭えないまま始まった学園の課外授業の真っ最中、人々を誘拐する謎の集団にジークとヒルメスが捕まってしまう。
友人を狙われ怒るレティシエルは集団を制圧するも、敵の未知の力は不穏な匂いを感じさせ……?
レティシエルを取り巻き暗躍する影と、蘇り始める『ドロッセル』の記憶。転生した王女殿下を待ち受ける新たな謎とは――!

レティシエルが取り憑く事になったドロッセルという少女は、いったい何者だったのか。どういう人生を歩み、どういう考えを胸に秘めて、そして壊れていったのか。
生まれ変わって「ドロッセル」になった時、自分の新たな家族関係も含めてまったく周囲に対して無関心のまま新たな人生を歩みだしたレティシエル。でも、今にして、今更にして彼女は自分が成り代わったドロッセルという少女に興味以上の関心を抱きだしている。
魔力を持たず、魔法を使えず無能で役立たずとされていた公爵家令嬢。性格的にも荒れ果てて厄介者として家の者たちからも突き放され、だからこそレティシエルへと中身が入れ替わっても誰にも気づかれず関心も持たれなかった、そんなこの世界から見捨てられたようなどうでもいい存在。最初はそんな風な風聞だったにも関わらず。
徐々に徐々に、ドロッセルにまつわる不可思議な話が漏れ聞こえてくるようになったのである。それは最初、彼女に使えていた執事のルヴィクから。やがて、交友が広まっていくにつれてドロッセルがある時期まで魔法が使えないまでも非常に聡明で理知的な少女として知られていた事がわかってくる。だからこそ、中身がレティシエルに変わっても昔に戻ったのでは、と勝手に勘違いされる程度で済んでいたのだけれど。そんな話を聞きつつも、レティはさほどドロッセルに関心を持っていなかったのだけれど、やがて彼女の記憶と思しきものが徐々に蘇ってくると同時に、ドロッセル自身に何やらただならぬ秘密があったらしいこと。何より、ドロッセルという少女が掻き毟るように残した強い想いの残滓が垣間見えてくることによって、あれだけ無関心であったレティシエルが新たな自分ドロッセルという存在自体に惹きつけられていくのである。
ここらへんの、レティシエルの心の変化がなかなかに興味深い。
そもそも、実家であるフィリアレギス公爵家がただのクズどもの集まり、というだけでない胡散臭さというか後ろ暗さを醸し出してきて、こいつらホントに国の癌だったんじゃないのか、と思えてきた。辣腕の悪役令嬢です、とばかりに登場してレティシエルにプレッシャー掛けてきて彼女の友人たちにちょっかいかけてきた公爵家長女のサリーニャも、なんか蓋を開けてみると上っ面ばかりやり手で謀に長けた悪辣な才女というのはガワだけで、さすがはフィリアレギス公爵家と言わんばかりの噛ませ犬でしたし。そのくせ、後ろ暗いところがありすぎてこいつら突かれたらホントやばいんじゃないだろうか。
一方、第2王子のロシュフォールが目も当てられないろくでなしだった王家だけれど、国王陛下がレティの真価を見抜いて公爵家から引き抜いたのみならず、どうやら第2王子を除く第一、第三王子は辣腕以上に食わせ者のようで、特に第三王子とかこいつ王族の枠に留まらない曲者じゃないですか。
てっきり、ジークがレティにとってのヒロインかと思ったら、第三王子の方もこれ見過ごせなくなってきたなあ。
しかし、レティが転生したように前世の彼女の連れ合いだった男性も、身近な登場人物の誰か、特にジークあたりに転生していて、今はまだ記憶を取り戻していない、みたいな想像をしていたのだけれど、一概にそうとは言えなくなってきたのか、これ。
敵側も王家側も背後で暗躍し何事かの企みを図る中で、その中心はドロッセル、そしてレティシエルが要になってきているわけで。ドロッセルの真実とレティシエルという正体バレが物語の核心へと組み込まれた感じになって、大きく話が動き出してきた感がある。続きが楽しみな展開だ。

1巻 2巻感想

全肯定奴隷少女:1回10分1000リン ★★★★★   



【全肯定奴隷少女:1回10分1000リン】 佐藤 真登/凪白 みと  MF文庫J

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大丈夫なの!! まったくもってその通りなの!!!!!!

公園で見かけたボロボロの貫頭衣を身に纏った銀髪の美少女。
あざとい笑顔と快活な声で親身な言葉をかけているが、手には『全肯定奴隷少女:1回10分1000リン』と書かれた怪しい看板? どうやらお悩み相談を受けているようで――。
「奴隷少女はあなたのお悩みを全肯定するの!!!!!
さあ!! 日々のお悩みを叫ぶといいのよ!!!! えへ!」
たかが10分。されど10分。人生を変える言葉がその10分に詰まっている! 自分の歩む道に迷い、悩む、そんな頑張るあなたの弱った心に寄り添う、癒しの全肯定ファンタジー!


まったくもって面白かったの!!!!!!!!!

って、奴隷少女ちゃんの真似事なんてしてしまうと、イチキちゃんみたいに恥ずかしい事になってしまうので自重自重。
というわけで、先ごろGA文庫新人賞にて【処刑少女の生きる道(バージンロード)】にて大賞を受賞した佐藤真登さんの、新作第二弾。それが、この【全肯定奴隷少女:1回10分1000リン】であります。
全肯定奴隷少女:1回10分1000リンってなんぞそれ、と思わずタイトルを凝視してしまうだろうそれは、すなわち作中で件の看板を掲げて公園の真ん中で経っている奴隷姿の少女を目の当たりにした登場人物たちと同じもの。そうやってクエスチョンマークを頭上に浮かべて見守る先で、奴隷少女ちゃんとそのお客となる人たちの人生模様が繰り広げられていくのである。
一回1000リンを払うことで、様々な愚痴や悩みを吐き出す依頼者を十分だけ全肯定してくれる奴隷少女ちゃん。そのハスキーボイスから繰り出される全肯定に基づく勢いの良い励まし、応援、共感はまさに癒やし。日々積もっていく仕事のストレス、行き詰まっている問題や悩みを、奴隷少女ちゃんの全肯定はスカッと吹き払ってくれるのである。それはまさにメンタルヘルスケア。人の心の闇を、少しだけ晴らしてくれる救済のお仕事なのだ。
田舎から都会に憧れて飛び出してきた冒険者見習いのレンは、とある中堅パーティーに採用され、まずは荷物持ちからとダンジョン攻略に参加出来ることになる。しかし、所詮は右も左も分からない素人であり初心者。思い描いていた想像とは全く異なる自分の未熟、何も知らない不見識、ただただ何も出来ないという現実を思い知らされる。
そんな折に、公園で奴隷少女ちゃんとその顧客のやり取りを目撃することになるんですね。自分の檻に閉じ籠もるのではなく、他人の悩み、他人の愚痴を耳にすることでこの世の中、自分ひとりが悩んで闇を抱えているわけじゃない、という当たり前のことに気づくのだ。そんな風に、レンくんは自分の弱さ、情けなさ、みっともなさと向き合いながら、時に自分も奴隷少女ちゃんに励ましてもらう機会を得ながら、一歩一歩成長していくのである。

全肯定、そんな言葉を尽くして人を癒そうとする少女がメインだからか、本作はとかく言葉が重きを成している。語りかける一言一言に、無視できない力があり、心に届く強さがある。言葉ヅラだけの、表面上だけの薄っぺらな肯定ではない、全身全霊の肯定があり、それを受ける側にも全力で受け止める下地があるんですね。
この巻において、二度だけ奴隷少女ちゃんがお金のやり取り抜きに言葉を語りかけてくれるシーンがある。普段は看板で口元を隠して、お金を払うまでは微笑んだまま一言も発しない彼女だけれどに、二度だけ金銭を介さぬ形で、レンに語りかけてくれるシーンが有るのだ。
その時の台詞に込められた、あまりの優しさ、温かさには今思い返しても痺れるものがある。あれほど、慈愛という質量が込められた台詞があるだろうか。人を肯定するとは、実は生中なことではない。しかし、あの2回のシーンには確かにこれ以上ない「全肯定」が存在している。

しかし彼女「全肯定奴隷少女」は肯定するばかりの存在ではない。あの全肯定の看板の裏には「全否定奴隷少女:回数時間・無制限・無料」なる表記があり、下手な以来には奴隷少女ちゃんは敢然と看板を裏返して、全否定を突きつけてくるのだ。あの凄まじい罵倒の嵐は、なるほどある種の界隈にはご褒美かもしれない。
そんな奴隷少女ちゃんとは一体何モノなのか。彼女がチンピラに絡まれたあたりから、その謎さが浮き彫りになってくる。彼女の正体については、主人公のレンが預かり知らぬ場面でこの国の過去、後年前に起こったという革命の話と合わせて徐々に明らかになってくるのだけれど、全肯定奴隷少女という名目は伊達ではないんですよね。
そのバックストーリーは、救国の勇者の登場、或いは帰還とあわせてようやく扉が開かれたところで、その中を除くのは2巻以降の話となっている。もっとも、その開けられた過去と今とを繋ぐ扉の前で繰り広げられる攻防こそが、この第一巻のクライマックスにして目玉になるのだけれど。
全肯定奴隷少女の全肯定、彼女が今までやってきたことの意義を示すための抗いであり、弱い弱い新人冒険者レンの情けなくみっともなく、しかし最もカッコいい戦い。
このレンくん、微妙に雑魚気質があるんだけれど、がんばり屋で直向きでイイ子なんですよねえ。時々、ナチュラルにクズ男ムーブかましてしまうところも含めて、実に可愛い主人公なのである。
同じパーティの先輩方がすごく可愛がってるのもよくわかるんだよなあ。
ちなみに、彼が所属したパーティーってこの世界、この街の基準ではどのくらいなのかはわかりませんけれど、客観的に見て相当にホワイトです。成果報酬制だけじゃなくて、月給+成果に応じたボーナス。緊急の場合のためのパーティー内貯蓄あり。というなにこの超ホワイト企業並。しかも、ド素人だったレンくんに対するケアやフォローもしっかりしていて、彼自身の努力あってこそなんですけど、パーティー全体が彼を育てることを重視して動いてくれてるんですよねえ。個々人もみんないい人ですし。
そんな中で唯一、レンに厳しくあたってくるのが年下の先輩という女魔術師。意識高い系で自分に厳しく他人にも厳しい彼女が、もうひとりのヒロインなのでありますが、最初はとにかく嫌な先輩なんですよね。その尖った性格にはもちろん理由があり、彼女にはひたすら強くならないといけないという理由と覚悟があるからこそなのですが、ヌルい態度で素人丸出しなレンは当初はもう目の敵にする感じで、レンもそのお蔭で序盤は随分と悩むことになります。
その態度も、レンの努力と精進でなんとか見れる冒険者になってきたことで徐々に解消され、見直されていくことになるのですが……。レンの大失敗をきっかけに、彼女との関係もまー、えらいことになっていくのであります。おおむね、レンの誤解を招く言い方とタイミングの妙が悪いんですけどね!
正直、この一巻でレンに妙に意識させられてしまって狼狽えだす女魔術師もこの時点で相当に可愛いのですけれど、本番はまさにあのラストシーンの直後からはじまってしまうんですよね。
ウェブ版の連載時でも、まさにあの直後から女魔術師の人気が起爆爆発してしまう、凄まじいまでの女魔術師タイムがはじまってしまうのですが、それはもう2巻に乞うご期待ということで。
いやあ、あの時期は私も更新されるたびに、あまりの甘酢っぱさと彼女の蠱惑的なあれこれに悶絶しまくってやばいことになってたんだよなあ。あれは本当に凄まじかった。凄まじいとしか言えない凄まじいラブコメ模様だった!
ちなみに、この女魔術師の名前ってウェブ版ではその女魔術師タイムが最高潮に達した瞬間についに作中で描かれる、という悪魔的所業がなされていて、滅茶苦茶効果的だったんですよね。
同時に奴隷少女ちゃんの本名もあかされる、という二重構造の名前公開になっていて、演出としても非常に効果的だったのだけれど、さすがに書籍版だとそこまで一巻ではたどり着かないということで、女魔術師ちゃんの方はちょっと早いタイミングでレンの口から名前が飛び出すことに。
タイミングとしてはウェブ版の方が最高とは思うんだけれど、こっちもレンが彼女に最初にちゃんと認めてもらえた、というシーンでのことなので繰り上がりのタイミングとなってしまいましたけれど、これはこれで良かったんじゃないかなあ。

ほぼほぼ戦闘シーンとはかけ離れた日常シーンの中で物語が繰り広げられる作品なのですけれど、背景となる世界観の設定は佐藤真登さんらしい魅力的で独特なもので、まずダンジョンの設定からして他とは一味違ってるんですよね。人の集まる場所に生じるので大概街中に存在していたり、人々が発する強い思いに応じて、魔物や素材なんかが発生するので強い悪意や負の感情が生じる事件が発生するとダンジョン内でもそれに応じた凶悪な魔物が発生したりする、という設定なんぞは街中で起こっている出来事や事件がダンジョンにそのまま連動しているというのは物語上も結構重要だし、展開の妙にも繋がっているんですよね。
魔法なんかの設定もかなり捻ってて面白いですし、あの度々登場する聖女イーズ・アンとか、色んな意味でとんでもないもんなあ。今までフィクションで出てきた「狂信者」というカテゴリーへの認識を一変させてくれたとんでもないキャラですし。
奴隷少女の妹だというイチキの方も、まだチラ見せ程度の出演、というにはなかなか濃い出番で、女魔術師との出会いと関係は後々もかなり大事な意味を持つのですけれど、彼女の見せ場についても(ラブコメ的な意味においても)これからこれから。

やー、ウェブ版からもちょこちょこと改稿加筆されている部分もあり、改めて読み直しても胸にダイレクトに届くものがある、最高の面白い傑作でありました。GA文庫の方の【処刑少女の生きる道】とはまた毛色に違う作品でもあり、あちらを読んだ方でも新鮮な感じで頁をめくれるのではないでしょうか。
ラブコメ的にフルバーストモードに入る第2巻が、今からヤバイくらいに楽しみになってます。やばいやばい。

佐藤真登作品感想

王女殿下はお怒りのようです 2.精霊王の来訪! ★★★   



【王女殿下はお怒りのようです 2.精霊王の来訪!】 八ツ橋皓/凪白みと  オーバーラップ文庫

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異形の怪物を退け、穏やかな日常へ舞い戻ったレティシエル。
しかし強大な魔術の力を求める国王に喚び出され、息をつく間もなく王城へ。自由を求めるレティシエルに、したたかな国王はとある条件を提示して……?
謁見を終え、学園に戻ったレティシエルは「魔法同好会」を立ち上げる。
同好会の仲間と期末試験を乗り越えてから数日、絶滅していたとされる双子の精霊王ディトとティーナがレティシエルの前に現れるが、二人はレティシエルに突然襲い掛かってきて!?
二人を無力化するべく、レティシエルはついに本領を発揮する──!
常識外れの王女殿下が我が道を往く最強魔術譚、第二幕!!

レティに体を明け渡して自身は消えてしまったドロッセル嬢。憑依系の話の中でもここまで完全に本来の体の持ち主の記憶が憑依した側に引き継がれない、というのは珍しいので気にはなっていたのだけれど。ドロッセル嬢、消えてしまったのではなく引きこもっている、という可能性もあるのか。
どうやら、レティの意識が浮上する前からドロッセル嬢には、魔力無しにも関わらず何らかの力が目覚めていたっぽいしなあ。
一巻の話の展開からすると、レティも元の体の持ち主に関しては全然興味ないようだし、ドロッセル自体辛い現実に耐えかねて心が死んでしまった子、という扱いでそのままレティの元の体の持ち主というだけで、ドロッセル自体にはもう話の中で役割が与えられることはないと思っていたのだけれど。
どうやら、レティシエルもドロッセルの過去と向き合わなくてはならなくなりそう。このまま平易に過去の亡国の姫様の意識が現代の公爵令嬢の体を乗っ取っておしまい、ではなくやはりレティシエルとドロッセルが同一人物として統合を果たさないといけないか、或いは何らかの形でどちらが主体となるのかの決着をつけなくてはならないか、いずれにしてもケジメはつけないといけなさそう。ドロッセルの記憶がなくてもおかまいなし、過去には見向きもしないというスタンスは周りのドロッセルを見下していた相手に対しては痛快ではありましたけれど、ドロッセル自身に対しては可愛そうな側面もありましたしねえ。
レティシエルは愚劣な人間だったり自分に害意を持つ相手、一方的に何かを押し付けてくるような相手にはとことん無関心で無機質な対応しかしない塩対応デフォの子だけれど、理不尽に対しては大いに怒るし騎士的な対応も取るし、誠実な態度には誠意を以って返すし、敬意スべきと思った相手には礼を尽くす。特に身内だと捉えた人に対しては積極的に手を差し伸べる人だけに、そろそろ自分自身でもあるドロッセルという人間に対しても、いつまでも無関心というわけではいかなくなりそうなんですよね。ドロッセルもまた、レティシエルにとっての身内足り得るのか。あの傲慢な妹ちゃんも、彼女自身の過去回想を見ていると姉への愛情あまって憎さ百倍になってる感があるので、もはやどう仕様もない両親と違って、和解の余地もありそうなのを幸いとするべきなのか。

二巻は、一巻の事件の後始末という体が強く全体的にはっきりとした目標に基づく動きや流れがなくて、ダラダラといささか締まりなくエピソードが流れていた感じなので、やや中弛みの傾向が感じられるんですよね。まだ二巻でいささかこの平たさはいかがなものか。新しい友達が増えたりもしていますけれど、ジークとの関係とか全然進んでないどころかジークくん出番少なすぎやしませんかね、これ?
次はもう少し話の起伏がほしい所ですかねえ。

1巻感想


王女殿下はお怒りのようです 1.転生王女と古の力 ★★★☆  



【王女殿下はお怒りのようです 1.転生王女と古の力】 八ツ橋皓/凪白みと  オーバーラップ文庫

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王女であり最強の魔術師のレティシエルは、戦争によって命を落とし、千年後の世界へと転生した。彼女は魔力がないため周囲から無能令嬢扱いされるが、レティシエルの“魔術”は使えて拍子抜け。その後学園でレティシエルは、千年後の“魔術”を目の当たりにし―そのお粗末さに激怒した!我慢ならないレティシエルが見せた“魔術”は学園を震撼させ、やがて国王の知るところとなるが、レティシエルは“魔術”の研究に夢中で全く気付かず―!?前世の伴侶によく似た少年・ジークと落ちこぼれの令嬢・ミランダレットを巻き込んで、生まれ変わった王女殿下は我が道を突き進む!常識外れの最強魔術譚、開幕!!

王女様、前世で既婚者だったのか。若くして戦争で愛する家族と婚約者を喪って自分も死んで、と怨霊にでもなりそうな経緯をたどって生まれ変わった先が、千年後の未来。は、いいんだけどこれ転生って言っていいんだろうか。既に十代半ばまで成長した公爵令嬢ドロッセルに気がついたらなっていた、というのは憑依か魂・人格の乗っ取りなんじゃないだろうか。前世の記憶が復活した、という風でもないですし。ドロッセルとしての記憶さっぱり残ってないわけですしね。それで家族の名前すら覚えていないのに全部ど忘れです、で押し通すレティシエルが強引過ぎるw
そして、それで罷り通ってしまうのは何気に酷いのですが、それで特に問題視もされないというあたりにドロッセルが置かれていた環境というものが透けて見えてしまいます。学校に入学したばかり、というタイミングも良かったのかもしれませんし、ドロッセル自体がある時期に豹変に近い人格の変化があったという経緯も関係したのかもしれませんが。
ともあれ、一度殺され復讐する相手もおらず戦乱の世から一転平和ボケした世界に投げ出されてしまったせいなのか、姫様ってばマイペースもいいところで自分が生まれ変わった理由や原因とか自分が置かれた家庭環境、立場なんかに全く興味を示さず、他人にも無関心で、見た目によっては投げやりといっていいくらいにその場の勢いに身を任せて日々を過ごしだすのですが、その無関心っぷりがいっそ突き抜けてて面白く思えてくるんですよね。
右往左往するべきは姫様の方であるはずなのに、動じずマイペースにわからないまま突き進む姫様に狼狽えつい先日までの対応がまったく通じず、唖然とし混乱に落とされる周囲。それを傍目に、姫様はクールに自分の興味あることにだけ俄然食いついてやりたい放題しはじめるわけで。
この飄々としたフリーダムさとそんな彼女に置いてけぼりにされる周囲との対比がなんともはや、痛快でもあるわけです。この姫様、前世からの性格でやたらと研究家気質でもあり、興味あることにはものすげえ食い尽くし、集中しだすと時間を忘れて没頭するし、妙齢のお嬢さまが普通なら興味示さないような技術的な話など興味ある話に対してはやたら聞き上手で長時間話し込んじゃうし、逆に自分からも好きな方面のことについては語りだすと止まらないし、とまあお姫様キャラお嬢さまキャラとはかけ離れてるところがまた妙なんですよね。
また、最初他人にはまったく興味を示さなかったものの、人嫌いというわけではなく、親身になって接してくる相手にはちゃんと心開き、信頼を寄せて、ちょっとずつではありますけれど紡がれだした人間関係はちゃんと大切にして、良き関係を育んでいこうという姿勢はあるんですよね。その分、興味ない相手へのそっけなさとの対比が浮き彫りになっていくのですが。

ともあれ、ひたすら自分の興味あることに突き進むことを主にしていて、何かを良くしよう、改善しよう、将来に備えよう、というような展望は一切持っていなくて、ひたすら周りを対して顧みることなくブルドーザーのように邁進していく過程で、周りを巻き込んでどんどん影響が波及していく、という構図なのがまた興味深いところであります。
また、前世の恋人、あれどうやら転生者っぽいんですよね。そんな何も持たないところから巡り合った彼と運命的な恋をして、その果てに悲劇として終わってしまった結末。これが単なる姫様のバックストーリーとして書き割りとして済まされるとは思わないので、前世の恋人この今生でも何かしらの関係出てくるんだろうなあ。どうやら、関係ありそうな人も登場していますし。がっつりとラブストーリーはじまっても、それはそれで盛り上がるんじゃないでしょうか。

 
12月3日

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