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千羽十訊

邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々 2 ★★★☆   



【邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々 2】  千羽十訊/えいひ GA文庫

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「雌獅子の女神が復活した――このままだと、人類は絶滅する」

英雄アウグストがイフリートと相討ちになり死亡して数日後、祈師が殺される事件が教皇顧問団で問題となった。事件現場は、山脈が抉り、消し飛ばされたという。
「丁度いいスタッフがいるではありませんか。有能かつ、死んだら死んだで構わない、そういう祈師が」
そんな事件に送り込まれることになったギィたちは、教団と敵対する亡神結社の刺客と邂逅する。
「で、こいつはチェルシー・ザラ。オレの嫁」
「誰が嫁だ! 」
不良神官と彼に甘やかされる天使が紡ぐファンタジー第2弾!


アストリッド、年齢的にもチェルシーよりも一回り上(アストリッドが千二百歳でチェルシーが八百歳だそうで)ですし、神格でも星の女神アスタルテとして魔王を冠するほどのものであり、月の大天使たるサリエルなチェルシーよりもまあ上かなって所なんですけれど、関係性としてはチェルシーが姉でアストリッドが妹、というポジションに収まってしまうんですか。
逆じゃね? と、思ったんだけれど、アストリッドが一緒に旅するようになってからチェルシーって確かに甘ったれた行動は取らなくなってるんですよね。ギィにはだだ甘えてますけれど、三人一緒のときは先達としてアストリッドの面倒をよく見ているし、どこか落ち着いた雰囲気すら醸し出すようになってるんですね。
これ、無理してお姉さんぶって背伸びしているわけじゃないという所が味噌で、ごく自然にアストリッドの事を見守って、気遣って、寄り添ってあげてるわけですよ。
アストリッドも、天真爛漫で無邪気な子ですけれど別に短慮だったりちゃんと見てないとどこに突っ走るかわからない暴走グセがあるわけでもない。むしろ、裏表のないバカっぽい言動とは裏腹にとても聡明で思慮深いすらあるし、我儘言ったりもしないイイ子なのである。でも、どこかその純真さは見守ってあげたいという庇護欲を掻き立てるので、チェルシーが何だかんだと面倒見てしまうのもわかるんですよね。
それに、今回の事件はアストリッドと縁の深い神様と対決することになり、彼女も恩人であり家族のようでもあった人を討たなければならない、という状況に深く苦悩することになるから、余計にその明るい笑顔を曇らせている彼女には寄り添ってあげたい、と思わせてしまうのでしょう。
もっとも、アストリッドは苦悩はしても迷いは一切していなかったのですが。
その意味では覚悟据わった魔王でもある、と言えるんですよね。同時に、チェルシーやギィ、そして共闘する事になった亡神結社のエドとシャルロットの人神コンビがアストリッドの心の内をかき乱すことなく、彼女を支えるようにその悲しみに常に寄り添ってくれていたから、迷うだけの隙間がなかったんですよね。
ギィもエドも、その意味ではイイ男すぎるし、チェルシーとシャルロットがイイ女で良き友で姉妹同然の同志であった、というべきなのか。
特にエドゥアルドとシャルロットのコンビは、さながらもう一組のギィとチェルシーで以心伝心、息ピッタリだし、価値観もギィとほぼ似通ったものだけに、義もあり仁もあり、という感じで気持ちの良い二人組だったんですよね。って、いきなりギィと故郷での幼馴染という設定が飛び出してきて、びっくりしたんですけど。故郷を滅ぼされて以来、の再会になったんでしたっけ。そして、お互い対立する組織の掃除屋みたいな立場にありながら、変にすれ違って衝突することもなく、いや出会い頭はお互い誰かわかっていなかったので戦闘になりましたけど、お互い幼馴染だった相手とわかったら信じたり疑ったりという概念すら必要ないとばかりに、一緒に行動するようになって……いや、男同士の幼馴染というのもこうしてみると、いいもんだなあ、なんてちょっと思ってしまいました。
ともあれ、そんな連中がアストリッドの苦悩に何も余計なことを言わずに寄り添い、命令や何かを強いる事無くアストリッドの在り方をそのまま受け入れてくれていたから、彼女も迷うことなく暴走する恩人に対して自分が何をするべきかを貫けたんですよね。
その迷いの無さが、覚悟が、またアストリッドの健気さを引き立てていて、天真爛漫でムードメーカーで聡明で可愛らしくて健気な年上の妹格って、パーフェクトかよと言いたくなるんですけど!
エドとシャルの亡神結社のコンビの登場に、アストリッドの掘り下げ、チェルシーのちょっとした成長と、キャラクターに関しては大いに味わわせていただきましたけれど、ストーリーとしてはあんまり進展なかったんじゃないかな。天罰神の復活は遠大な計略かもしれませんけど、怨敵ヤオダバオトの側の動きは見えなかったわけですし。
ただ世界観はやはり面白いなあ。今回はエジプト神話の天罰神が登場、そこにアストリッドの神格であるアスタルテが色んな神話大系に様々な名前で登場しているのを運用して、関わりを持たせて、という形になっていましたし。各地の神話の残滓が今、人の間に入って生き残り、今この世を支配する疑神ヤオダバオト打倒のために雌伏している、というのもワクワクしますし。スクルドって、盾の戦女神でもあるのか、このへんあんまり知らんかった。


邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々 ★★★☆   



【邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々】 千羽十訊/えいひ GA文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

かつて神々の覇権戦争があった。
その戦いで破れ、神格奴隷となった天使、チェルシー。
その主となったのはヤルダバオト教団の不良神官ギィだった。
ギィは本来は隷従させるべき神格奴隷、チェルシーを綺麗に着飾らせ、一緒に食事を楽しみ、寝床を供にし、旅をする。
「――構え! 慰めろ、そして、甘やかせ、主さま!」

そんななか、教団の《英雄》アウグストの仕事を手伝うことになったギィとチェルシー。
その討伐対象のイフリートたちの潜むラグナロク古戦場には神の陰謀と、裏切りが待っていた――。
不良神官と彼に甘やかされる天使が紡ぐファンタジー開幕!
チェルシーが好きすぎてだだ甘やかす邪神官に、ギィが好きすぎて甘えまくる堕天使というイチャイチャカップル。
いやこれ、ちょろいのって天使の方じゃなくてギィの方じゃね? チェルシーに骨抜きにされてるのって主さまの方じゃね?
ギィが歩んできた来歴を見ると、その絶望から人の道を外れかかった彼を別の意味で堕としたのってチェルシーだったわけですし、おそらく再会したあと夢中になってたのもギィの方なんじゃないのかな、これ。
チェルシーの方が再起動してからどんな風に堕とされたのかについては具体的には描かれていないので想像する他ないのだけれど、どうも最初からだだ甘やかしたんじゃないだろうか、これ。今でもそうだけど、求められたら基本チェルシーに対してはなんでもしてあげそうな青信号な雰囲気ありますし。
今のチェルシーが結構生意気な口聞いて偉そうな素振りを見せるのもその名残というか、ツンデレのツン期が通り過ぎて今デレ期の真っ最中みたいな風に見えるのも、そういう事なんじゃないだろうか。
そう考えるとタイトルの「堕とされる日々」も、日々甘やかされて堕落していく(現在進行系)と見ればなるほどなあ、と。もう甘やかされすぎて、ギィ中毒みたいになってるのも宜なるかな。
でもちょっと生意気な態度取りながら、甘えまくるの堂々と周りにも隠さないでベタベタしてくるのって、なかなか最高じゃないですか? 
でも、だからこそ彼女がこうなる馴れ初めは見たかったかなあ、と。結構日常シーンで甘え甘やかし、のシーンはたくさんあるし戦闘シーンなどでもお互いが何よりも大切で信頼しあっている、というシーンも多いのだけれど、ズキューンと思わずのたうち回ってしまうようなクリティカルなシーンがあんまりなかったんですよね。既に完成してしまっている二人の関係であるが故に、深く踏み込んでこの二人の関係について掘り下げていく場面が実は少なかった、ような気がします。
ギィの最終の切り札とチェルシーの能力との呼応、彼と彼女の過去が繋がっていたとされる展開についても、それぞれ過去に重要な意味を見出している描写はあったのだけれど、それを盛り上がりに繋げられていたかというと、ちょっとかみ合わせが乏しくて伝導率が低かったような感じがして、ちょっと勿体なかったかなあ。
個人の掘り下げとしては、途中で合流した神格、魔王なるアストリッドの方が彼女の願いがシンプルだった分、幼女ミリアムとの交流やギィたちとの信頼構築を通じて、彼女の得る喜びやギィたちと一緒に戦う目的意識がはっきりしていく過程が一連なりで描かれていたので、アストリッドが一番描けていたんじゃないかなあ、と。
しかし、アストリット見た目魔女っ子なのに思いっきり伝承的正統派魔王なのね。ってか、あの帽子地道に自分で働いて購入した、というあたりにそれでいいのか神様、という微苦笑が浮かんでしまった。
でも、それこそが神々の戦争が終わったあとの零落した神たちがより人間の側に近づいた、という証拠にもなっているのか。アストリッドはその他にも魔王になってから人間の剣術を学んだとも言うし、かつて神であった頃よりもよほど人に近づき人を理解し、人に寄り添ってるんですよね。
これは他の神格たちも同様で、かのイフリート然り、かつて神の人形で感情など持たなかった天使のチェルシーもまた、堕ちてしまったことで、或いはギィのものになったことで感情を得て人の心を得てしまっている。

かつてあった神々の覇権戦争において、敗残した神たち。その多くは消滅し、残った者たちも穢され神としての階位を奪われ、零落しもはや魔なるものに貶められてしまった。
他の神々を排して人間の神に君臨したのはヤオダバオトなる神。それが人を支配し、君臨している。
面白いことに、この聞いたこともないヤオダバオトという神以外は、全部地球の既知の神様たちなんですよね。チェルシーやアストリッドもまたその真名は聞いたことのある神の名であり天使の名前なんですよね。
それどころか、神々の大戦では他の神話全部を敵に回す事がよくある唯一神……父なる神もまた本作では既存の神の側に立って……敗れてたりするわけで。これ、ガチでオールスター神様連合VSヤオダバオトだったっぽいんだよなあ。そもそも、これ異世界じゃなくて舞台、地球がベースの世界という可能性も無視できないんですよね。普通の一般人の間で戦乙女ブリュンヒルデの炎の館の逸話なんかが話として通じてたりするし。
そんな中で、ヤオダバオトだけが異質というか異物なのである。おまけに、話を聞く限りどう見ても邪神の類だし。人間種族にとってもどう考えても良い影響を与えるモノではないし。
世界観そのものにも興味惹かれるなあ、これ。
今回の敵が、本来人としての心を持ちながら、ヤオダバオトに繋がることで人としてハズれてしまった相手だった一方で、かつて神や天使といった人と立つ世界を異にしていた神格たちが、戦争に敗北し零落したことでむしろ心の有り様から人に近づき、人に寄り添い、より人らしく人を愛する存在になってるんですね。それは、果たしてどんな意味を持つ対比であるのか。
神々同士の戦争から、唯一残った神からヒトとヒトに寄り添ったかつての神々の手によって人の世界を取り戻す戦いへ。うまく「乗せ」られたらスケールもデカいダイナミックな物語になりそうで、その意味でもワクワクしてきますね。
個人的には、アストリッドがミリアムに送った言祝ぎが。それも最初は難しい言い回しだったのが幼いミリアムにわかんない、と言われてうんうん唸って考えて言い直した言葉の、そのシンプルに優しさと愛情が注がれたセリフがほんと好きでした。あれ、一発でアストリッドというキャラクターが持つ魅力を凝縮した感があります。この巻の中ではこのちびっこおねーちゃんが一番好きになりましたよ、うん。


追記:ヤルダバオトって調べてみたら、グノーシス主義における偽神の名前なんですね。グノーシス神話を鑑みての、狂った神としての登用なのか、なるほど。

千羽十訊・作品感想

神楽剣舞のエアリアル 5 ★★★☆  

神楽剣舞のエアリアル 5 (GA文庫)

【神楽剣舞のエアリアル 5】 千羽十訊/むつみまさと GA文庫

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決戦、フォルクヴァング島上空!

「奇跡は一度だよ。今度は、自力で勝たねばならん。勝てねえってんなら、なんのために救われたんだ?」
魔王と化した灯護は、学院のある島で、向こうの世界との〈門〉を開き、攻め入るという。それを阻止するため戦艦〈ナグルファル〉を追う雪人たち。そして、侵攻する魔王軍を迎え撃つために、騎士団や冒険者たちも自らの信念に基づき、行動を開始していた。

魔王の無尽蔵の魔力を持つ灯護に勝つ術のない雪人へ、風夕は告げる。
「ずっとずっと、キサマと一緒に戦いたかった。キサマの力になれるなら、私は、私の全てを賭けられる」

魔術と剣戟が加速する異世界バトルファンタジー、断魔の第5弾!
あらすじにはちゃんと書いていないけれど、これが完結巻。結局、最初から崩れていた構成バランスは最後まで復旧できなかったかー。浮遊島がいくつも浮かび飛翔船が飛び交う異世界、それと現代異能の退魔師が異世界転移してくる世界観のドッキング、性格も色鮮やかで内面描写も丁寧なキャラクター同士の人間関係をじっくり描いていくスタイル、単体の要素を見ると、全部水準以上に出来上がっていて何よりどれもワクワクさせてくれる魅力があるんですよね。それこそが、本作をきちんと五巻まで続かせた要因ではあるんだろうけれど、その単体の戦闘力を連携して乗算出来なかった、というのが最後までつきまとった印象でした。
今回の最終決戦でも、総力戦ということでこれまで出てきたキャラクターに加えて、現代日本からの来援など盛り上がる様子はたくさんあったにも関わらず、それを有機的に運用出来たかというと……。雪人が現代日本ときっちり別れを済ませてこの異世界の住人として生きていく姿勢を決め、これまでの生き方も改めてヒロインたちみんなと生きていく覚悟を決める、というこれまでの5巻で積み重ねてきたものの集大成をちゃんとしているんですけれど……うん、スポットスポットは凄くきっちりと出来てるんですよね。盛り上がりもある。でも、もったいないなあ、焦点絞りすぎなんだよなあ。今回は特に全体的に盛り上げなければならないにも関わらず、どうしても雪人と風夕の内面描写と熟成した関係の整理に終止していて、ルナはともかくとしてフランが完全に放ったらかしだったんですよね。トリプルヒロインの一角だぜ。恩師との決着、というところはきっちりやっているにも関わらず、この蚊帳の外感は……。フラン回の時はみっちりフラン尽くしだったんですけどね、その分ほかを放置していた揺り返しが……。前回登場した歌澄さんについても、今回は全然存在感なかったし。雪人の戦友にして歌澄さんの婚約者の人に全部持ってかれちゃってるんですよね。
何より、肝心のラスボスである灯護の放ったらかされ方と来たら……。彼に能力的に太刀打ちできない、という点で随分と苦悩することになるのですが、あくまで焦点があたっているのは彼との能力差であって、彼の内面的な部分についてはもうバッサリと相手にしてなくて、戦うしか無いと割り切っているからでしょうけれど、好敵手としても怨敵としてもラスボスとしても、単なる障害としてしか扱われてなかったんですよね。焦点はほんとに、雪人と風夕、ルナあたりとのそれに定まってしまっていたんですよね。人間関係の熟成とその決着は、物語の結末において大切は大切なんですけれど、総力戦の最終決戦となるとやっぱりみんなが主役のような活躍をして欲しいじゃないですか。
実際、そういう描写はなされてるんですよ。みんなが活躍する展開にはなっている。にも関わらず、これだけ存在感のバランスが偏ってしまっているのは、これはもうどうしようもないのか。あれですよ、艦長として個艦戦闘を指揮するのは上手くても、司令官として戦域を指揮するのは苦手、みたいな。決して、ヘタではなく形としてはちゃんと仕上がっているんですけれど、物足りなさが付きまとってしまうんですよね。
物語としては水準以上に仕上がっているだけに、もし配分調整をもっと上手いことやれたら、その面白さと完成度はびっくりするくらい跳ね上がりそうな感触が伺える作品でした。でも、曖昧で具体的な指摘のしにくい難しい部分なだけに、いや困難なことを言ってるなあと思うんですけれどね。だからこそ、次回作が楽しみです。

シリーズ感想

神楽剣舞のエアリアル 4 3   

神楽剣舞のエアリアル 4 (GA文庫)

【神楽剣舞のエアリアル 4】 千羽十訊/むつみまさと GA文庫

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「ウルザブルンで待っている」
クロの伝言により、雪人たちは、大戦時の武器工房ウルザブルンに航空帆船で向かっていた。

「はるばる会いに来たわたしに対して、甲斐くんの反応はどうかと思う」
しかし、そこで待っていたのは東方退魔機関第二位、「精霊の紡ぎ手」静谷歌澄という、雪人の同僚の女性だった。
彼女がなぜこの世界に――。

そしてクロからもたらされたのは、ウルザブルンが〈悪夢の眷属〉に占拠されているという情報だった。
どこか様子のおかしいフランを気にかけつつ、雪人は海中に隠された武器工房ウルザブルンに挑む。
魔術と剣戟が加速する異世界バトルファンタジー、宿命の第4弾!


あんまり一人で全部背負って突っ走るタイプの主人公には見えなかったんだけれど、当人たちが言うのならそうなのかな。最初の決戦からして、フランに対クロ戦任せてたりしてましたし、ルナや風夕に対しても彼女たちから決断と責任を奪ったりせず、あまりいい顔はしていなかったとはいえ彼女たちの自立を尊重してましたからね。
結局のところ、このシリーズがはじまった段階ですでに雪人って以前の形から変わっちゃってるか、変わり終わる寸前だったわけですよ。読者としては、変化後の彼の様子しか知らないから、ヒロインたちの雪人評はどうも馴染めないというか共有しきれないものがある。ルナリアが合流したのは一巻の後なので、ホントは彼女もこっち側だと思うんだけれど、何故かそのへんは曖昧なり。
ともかく、この期に及んで未だに第一巻の最初からクライマックスだった弊害が出てしまっているような気がする。もう四巻なんだから、いい加減すり合わせ終了してもイイ頃なのに、取りこぼしているものが多すぎるというか、始まる前のぶちまけてしまったものから適時拾ってきているような無計画さが伺えるんだよなあ。
フランの家の事情とか、クラスメイトの話とかその巻で取り上げたっきり、その後まったく出てこないあたりとかねえ。
今度は、雪人の元の世界の仲間がこちらの世界に訪れる、という展開から、昔の雪人くんの様子を知る人を投入することで、彼の為人の変化の具合を知らしめようという意図は垣間見えたものの、どこがどう変わっているのか、過去の雪人の描写があんまりなかったんで、あまり実感が伴わなかったり、とか。そもそも、元の世界でもこの世界でも、折角の歌澄さんとの絡みがあんまり無いのよねえ。そもそも、歌澄さんヒロインじゃないとかw 別に、元の世界でいい関係だった女性をヒロインとして出せ、とは言わないけれど、友達にしても仲間にしても戦友にしても、もうちょっとあれこれ親密さを感じさせてくれるエピソードがないとなあ。折角の元の世界の退魔師仲間というのに、あんまり存在感がなくってワクワクさせてくれる展開のはずだったのに、案外拍子抜けだったような。これは、ラスボス候補として登場したあの人物に関しても同様で、因縁があるにしてもぽっと出の感触しか否めないんですよね。結局、話を盛り上げるために「敵」であり「ライバル」であり「ラスボス」が必要だった、というどうしようもない話しである上に、その役者の出し方が決して上手いと言えず、外から無理やり持ってきた感じなのよねえ。
基本的にキャラの描き方とか設定、話の転がし方自体は面白いし、読みやすいし、読みたくなる文章なんだけれど、全体の構成に大失敗しているのが色んな所に波及して尾を引きまくってるみたいな感がある。うーん、総じて頑張れ、と言いたいところ。

シリーズ感想

神楽剣舞のエアリアル 3 3   

神楽剣舞のエアリアル 3 (GA文庫)

【神楽剣舞のエアリアル 3】 千羽十訊/むつみまさと GA文庫

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「剣ごと切り裂く、辻斬り?」
学院のある街に、腕利きの実力者ばかりを襲う辻斬りの噂が立つ―そいつは霊殻持ちだという。そんな中、雪人はルナリアのクラスメイトの少女、シヴと出会う。シヴとの邂逅で、雪人はかつて自分を破った少女を思い出す…。一方、辻斬りの魔剣が雪人の大切な人を傷つける時、彼の太刀が新たな絶技を創り出す。魔術と剣戟が加速する異世界バトルファンタジー第3弾!
相変わらず、シリーズの初っ端にいきなり過程モロモロすっ飛ばして最終決戦からやってしまった弊害が続いている。雪人たちが学院でどう過ごしていたか、交友関係がこっちにはわからないまま、なんか知っている前提で展開を放り込んでくるので若干置いてけぼりにされてる感があるんですよね。そもそも、この学院が普段どういう形で運営されているのか、生徒たちがどう過ごしているのかがさっぱり描写されていないので、唐突感が否めない。ともかく、作者と読者の把握している情報認識に錯誤があるっぽいんだよなあ。
キャラクター同士の掛け合いや、テーマの沿った掘り下げ、因果を含めた関係性の絡まりなんかや、ストーリーの盛り上げ方など、決して悪くはないのだけれど、全体的に情報の出し方がまずい感じがしてならない。盛り上がりが加速していくタイミングで、その度に足場が悪くてつまずいているようなイメージ、とでも言えばいいのか。勿体無い、全体的に面白そうは要素はこれでもか、と詰まっているのに。雪人の退魔師時代の話もいろいろあるみたいですしねえ。
しかし、雪人の異性との接し方の話ってこれまで出てましたっけ。3巻にして、え、今更そんな話なの? と、ちょいと目を白黒させてしまった。これはちょっと、フラン可哀想じゃね? いや、扱いとしては風夕やルナよりも、今回についてはヒロインとして扱われていたような気もするけれど。まあそれぞれのヒロインとの関係を具体的にわかりやすく分類するには、あの話は便利ですし、有耶無耶な部分を一度整理してしまうことで、改めて関係の変化を起きやすくして前に進めやすくする、という意味ではありかもしれませんけれど。雪人のフランへの絶大な信頼と、めっちゃ大事にしていることは伝わってきましたしね。一方で、風夕への過保護すぎる扱いからの距離のとり方、ルナとの新たに構築しつつある関係、と。整理整頓はきっちりできたんじゃないかと。
戦闘シーン、特に雪人のそれは今回改めて思ったけれど、面白いね。現代日本の退魔師であり剣術使い、という設定以上に、実際の刀剣、名剣の特色や逸話を踏まえた特殊攻撃、とか。実在の剣術流派の術理・理合に基づく剣技というのは見かけたけれど、刀剣の逸話を再現しての剣技というのは物珍しい。最近流行りの【刀剣乱舞】を意識してのネタなんだろうけど、「薬研藤四郎」とか「へし切長谷部」なんて銘、そうそう見かけることなんてなかったからなあ。

1巻 2巻感想

神楽剣舞のエアリアル 2 3   

神楽剣舞のエアリアル 2 (GA文庫)

【神楽剣舞のエアリアル 2】 千羽十訊/むつみまさと GA文庫

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「フラン、なんか実入りのいいバイト、ないか?」
ある理由でお金が必要な雪人たちに、フランの父が依頼したのは、幽霊船退治!?
フランの師匠グレンの航空帆船に乗り、捜索を開始する雪人たち。しかしそこには、二百年前の四英雄と魔王の大戦の生き残り――〈悪夢の眷属〉の暗躍が裏にあった。

「――俺は、フランを信じる」
かつての人類の希望が絶望に変わる時、雪人は想いの全てを刃と化す。
「東方退魔機関第三位、妖刀使い、甲斐雪人――最大の敬意をもって、斬らせてもらう! 」
天空の下、魔術と剣戟が加速する異世界バトルファンタジー第2弾!
風夕とルナがロリロリしているせいかマスコットキャラみたいな雰囲気になってて、自然とフランが正ヒロインみたいな雰囲気になってるけど、いいのかこれ。
うん、キャラ同士の掛け合いとか、ほんと面白いんですよね。フランの親父さんにお仕事貰いに行くまでの冒頭の話の持って行き方なんかも、天丼のやり方とか上手いんですよね。今回のお話の筋立てなんかも、紆余曲折からの二転三転して帰結に至るまでの流れも、プロット的には良く練られてる。アクションもエッセンスの効いた派手さがあり、見栄きりも盛り上がりどころを押さえていて、気合が篭もるに足るだけの理由もあり理屈あり想いもあり祈りもある。
こうしてみると、素材から料理法からほとんど文句なしなんですよね。実際面白い、面白いんだけれど……ここで、ちょいと一巻でいきなり最終決戦からぶっこんでしまった弊害が出ているような気がする。それとも、これは要点のみを押さえようとしてしまう作者の特性によるものなのか。
つまるところ、バックグラウンドがちと足りない気がするんですよね。背景となる世界観の説明が紹介が、いささか足りない。なまじ肝心の部分はちゃんと解説されてたり、話の遡上にのぼっていたりしているものだからそれで充分世界観を理解したような気になれるのかもしれないのだけれど、逆に言うと肝心な部分しか描かれてないとも言えるんですよね。国際情勢やフランの家が貴族として担っている国の様子、そこでのフランの家の立ち位置、〈悪夢の眷属〉が世界に及ぼしている脅威など、表面上はさらっと触れてはいても、実感として異世界を感じるだけの「細部」が物足りないんですよね。生活感を感じる日常風景、街の様子、かつての大戦が今に残している影響など、とかね。そのせいか、ルナが今回の一件で抱く悲痛な想いや、彼の人の裏切りの背景、〈悪夢の眷属〉の邪悪さなど、表面上では理解できても、実感として感じにくくなってて、物語を楽しむにおいてのめり込み内側から面白さを堪能する、という風にはいかなくなってるんですよね。表面をさわさわ撫でるに留まってるような、奥に入り込めないもどかしさがある。
これが、単に何も考えずに済むような本当に薄っぺらいだけの作品なら物足りなさを感じる以前に醒めてしまうのだけれど、そうじゃないからもどかしいんですよね。背景を感じられるからこそ、そこに手を付けない足を付けない感覚がもどかしい。
見当違いかもしれないけれど、もっと無駄と言っていい描写があってもいいんじゃないかな、と。
ゲオルグさんグレンさんとか、おっさんがいい味出してる上で、自然で肩をはらない雪人と、フランやルナや風夕とのやりとりなんか、凄い好きなんで、余計に盛り上がり切れてないのが勿体無いんですよねえ。

1巻感想

神楽剣舞のエアリアル 3   

【Amazon.co.jp限定】神楽剣舞のエアリアル 書き下ろし4PリーフレットSS付き (GA文庫)

【神楽剣舞のエアリアル】 千羽十訊/むつみまさと GA文庫

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地表がほぼなく、空に浮かんだ浮島が無数にある異世界メルバース。その世界には、様々なモノや人が落ちてきていた。日本から落ちてきた少年、雪人は、空に開く穴――ウイルドレンドから落ちてくるものを調査する学院に家族同然の少女、風夕とともに入学した。

別世界からきた人間は魔術が使えないのだが、雪人は元々"退魔士"だったがゆえ、魔術が使える特別な存在だった。学院の選抜調査団の試験で、雪人は魔術の翼を身にまとい、魔術で錬成した刀を振るい、戦う。
彼らの空の冒険は、やがて失われた英雄伝説へと近づく――。

GA文庫大賞《優秀賞》受賞作。
天空の下、魔術と剣戟が加速する異世界バトルファンタジー!
へぇ、これはまた変則的な構成の作品じゃないですか。通常行われるであろう、主人公の学院入学、ヒロインとの出会いと交流、力量を示して認められる、という第一巻の前半から中盤部分、場合によっては一冊丸々費やされるであろうプロセスを丸ごとスキップして、物語が終盤へと突入した段階でスタートしているのである。
これは美味しいところだけ摘み食いしている乱暴なやり方ではあるのだけれど、逆に言うと見所優先でついつい退屈に流し見してしまう部分を大胆に端折って、楽しめる部分を全体に敷き詰めているとも言えます。
勿論、準備段階を疎かにしてしまうことで登場人物への感情移入を失ってしまう危険性はあるんですが、本作はヒロイン含めて登場人物を極力絞っている上に、なにげにメイン二人のヒロイン、風夕とフランツィスカとのコミュニケーションは深度と頻度を欠かさないようにしているので、むしろ初対面の状態から始めるよりも関係の充実は実感できるかもしれません。ぶっちゃけ、ヒロインが折角の初対面から仲良くなっていくプロセスに大した魅力を感じさせないものが少なくありませんし、そうなると無駄な容量を費やしているとも言えちゃいます。
そりゃ、絆が生まれるまでの過程にこそ傑作足るに相応しい描写や展開がある作品もあるわけですし、そうあらんことを目指すべきなのですが。
個人的には、このバッサリとした大胆さは肯定したい。楽をしようという意思は感じられませんし、むしろエンターテイメントとしての充実をはかった、面白い部分をより密度濃く分量も割いて書きたかった、というのもあるんでしょうしね。当然、もし本作が続くのなら、同じ手は使えないのでリカバリーが大変なのですが、途中での雪人たちと二人のヒロイン、クロやタマたちの交流の様子を見ている限りでは、さほど苦労はしないんじゃないでしょうか。
ちょっと勿体無いかな、と思った所は主人公が折角元の世界では退魔士であり、この異世界とは法則の違う力を使える立場にあったにも関わらず、ゼロから威を轟かすある種の痛快展開もスキップ状態にあったところでしょうか。異世界召喚ものにおいては、元の世界から特殊能力の持ち主で、それを召喚された世界で生かしていく、というケースはまだ少数派ですしね。こうもハッキリと退魔士、なんてオカルトサイドの立場の人間が召喚されるのは特に。まあ、退魔士とは言ってもあんまり現実世界側の魔術体系とは関係ない術理のようですけれど。むしろ、剣術の方が凝ってたような。ラスボスの行動理念と対決ふくめて、十分楽しめましたけれど。
最初からラストバトルの勢いで、このあと物語が続くとしてこれ以上の大物を敵として出せるのか、というのが味方の大物っぷりも含めて微苦笑してしまうところではあるんですけれど。まあ、そんなのは話の作り方でなんとでもなるか。ともあれ、シンプルに面白かったです。だからこそ、次にも期待したい。

 
12月3日

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12月2日

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12月1日

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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(HJコミックス)
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(HJコミックス)
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11月30日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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11月29日

(ヒーロー文庫)
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(ヒーロー文庫)
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(ファミ通文庫)
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(エンターブレイン)
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11月28日

(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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11月27日

(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(アクションコミックス)
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11月26日

(エンターブレイン)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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11月25日

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(ガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(コロナ・コミックス)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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