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友人キャラは大変ですか?

2020年5月読了ライトノベルのおすすめ  

読んだ本の数:39冊 うち漫画:1冊

5月はGWもあったのでがっつりと読むことが出来ました。これで自宅待機とかだったらもっと増えてたかもしれないけど、そんな事はなかったんだ。
注目はやはり久々の玩具堂節炸裂の【探偵くんと鋭い山田さん】。自分がほんとこの人のお話好きだというのを嫌ほど思い知らされた。心がピョンピョンはずんでしまったよ。
そして、完結の【このすば】。最後までテンション落ちること無く愉快痛快の局地をぶち抜きました。
また、クライム・サスペンスとして凄まじいポテンシャルを見せたのが【エリスの聖杯】。圧巻、というに相応しい事件の真相にはもう絶句する他無く。
【友人キャラは大変ですか?】はシリーズ積み重ねるごとにコメディとしての技巧がガンガンレベルアップしていて、最新刊が一番おもしれえ、という状態になりつつあるのが如実にわかるこの9巻でした。いや、べらぼうに面白かった。
久々に登場では高木幸一さんの【家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?】と壱日千次さんの【朝日奈さんクエスト】が満足の出来栄えで、今後のシリーズ化には大いに期待したいです。


★★★★★(五ツ星) 1冊

探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる】 玩具堂/悠理 なゆた MF文庫J(2020/5/25)


【探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる】 玩具堂/悠理 なゆた MF文庫J

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やっだもうこれ好き、大好き!やはり玩具堂さんのお話は自分の好みど真ん中だ。読んでる間中心がピョンピョンしてしまった。どの案件も日常ミステリーとしては珠玉の出来栄えで無茶苦茶面白く、何より戸村君と山田姉妹の凸凹トリオが素晴らしい。脳裏に鮮明に光景や仕草表情が浮かんでくる情景描写に、性格正反対の双子の心の動きを繊細に描き出す心理描写、二人に挟まれオロオロとなりながら、中々難しい性格の双子の内側にスルスルと入り込んでいく戸村君。姉妹との距離感の縮まり方がキュンキュンしてしまう丁寧さ。控えめに言って最高!



★★★★☆彡(四ツ星Dash) 3冊

この素晴らしい世界に祝福を! 17.この冒険者たちに祝福を!】 暁 なつめ/三嶋 くろね 角川スニーカー文庫(2020/5/1)
エリスの聖杯 2】 常磐くじら/夕薙 GAノベル(2020/5/14)
友人キャラは大変ですか? 9】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫(2020/5/19)


【この素晴らしい世界に祝福を! 17.この冒険者たちに祝福を!】 暁 なつめ/三嶋 くろね 角川スニーカー文庫

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祝・完結! 掛け値無しに最後の最後までハチャメチャに楽しかった。これで終わりなんてホントかよ、と思ってしまうくらい何時までも彼らのドタバタ騒ぎを遠くから眺めていたかった。これほどひたすらに「楽しい」作品は滅多無いと思うだけに、まだまだ何らかの形で堪能したいものです。


【エリスの聖杯 2】 常磐くじら/夕薙 GAノベル

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マジかーー!! スカーレット処刑の真相があまりにも予想外で、とてつもない衝撃だった。そうか、スカーレットになぜ処刑の時の記憶だけ無いのは理由在る事だったのか。10年前から今に続く暗闘、謀略。徐々に明らかになっていくその壮絶さも然る事ながら、覚悟決めちゃった人が多すぎる。リリィの鮮烈な生き様はどう感じていいかすら迷ってしまう。果たしてスカーレットの復讐を、コニーはどうやって完遂するのか。あの真相を知ってしまうと、この決着はスカーレットよりもむしろ、コニーこそが握っているんだろうなあ。


【友人キャラは大変ですか? 9】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫

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全方位から死角なくあらゆる方向から友人キャラとしての一郎を抹殺して主人公キャラにしようとしているかのように、出自が特殊だったりラスボスと血縁だったり以前主人公に仕立てた旧友が一郎に憧れ目標としていたり、ともうやめて一郎くんの友人キャラHPはもうゼロよ! というくらいに何度も何度もトドメ刺してくる展開には笑うしか無い。テンポもネタもキレキレでこの畳み掛けてくる勢いはホント楽しくて仕方ない。しかし魅怨の正妻ポジ、母親公認どころか一郎くん当人がもう認めちゃってるじゃないですか!


★★★★(四ツ星) 7冊

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 3 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する】 タンバ /夕薙 角川スニーカー文庫(2020/5/1)
朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください】 壱日千次/U35 ファミ通文庫(2020/4/30)
魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士】 子子子子 子子子/伊吹のつ HJ文庫(2019/8/31)
家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?】 高木幸一/YuzuKi GA文庫(2020/5/14)
信長の庶子 1.清洲同盟と狐の子】 壬生一郎/土田健太 ヒストリアノベルズ(2019/4/15)
魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア)5】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫(2020/2/21)
狼と香辛料 XXI Spring Log IV】 支倉凍砂/文倉十 電撃文庫(2019/1/10)

【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 3 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する】 タンバ /夕薙 角川スニーカー文庫

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公爵が格好良すぎて男惚れしてしまった。絶対義兄にするならこの人だろう。レオが覇気を見せてくれたけど、かつて体を張ってリーゼを止めるなど、アルと別の所でちゃんと存在感見せてたんですね。本当に兄弟二人で主人公と言えるくらいになってきたなあ。また今回は皇帝の父として家族に向ける愛情を感じさせてくれる回でもありました。アルにとっても皇帝は尊敬し愛する父でもあるんだなあ。一方でザンドラは完全に敵として邪悪な側面を見せることに。むしろ、その母の方が悪そうですが。


【朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください】 壱日千次/U35 ファミ通文庫

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草一って単純にコミュ未経験者なだけで他人と接する事に忌避感も恐怖感も面倒さも抱いていなかったんですね。だから舞からのミッションも面白そうと思えばどんどんと挑戦していける。勇気を振り絞る必要がなく、好奇心で踏み込んでいける。彼の個は既に確立されていて、それは自己変革でなく拡張なのだ。その辺を早期に見抜き草一に惹かれた舞の目は確かで教導の手腕には目を見張るものがあるのに、自身が自爆系ポンコツすぎて本当に可哀想な事に。でもそこがまた愛いのだ。


【魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士】 子子子子 子子子/伊吹のつ HJ文庫

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今までの登場人物総浚えしての総力戦。というだけでなく、シリーズの帰結としての顛末が今までの集大成となっていて素晴らしかった。かつて復讐者として生きた主人公が、自分と同じ目的、同じ復讐のために生きた人を止める、そこに憎しみはなくお互いにあるのは家族への愛情だった、というのは想像を遥かに上回る真相でした。ちょっと泣けた。ラスボスも、相応しい大物でしたし、それに立ち向かう行程に、鍵となる部分も面白かったですし、ラストとしては期待以上の結末でした。首領の正体はかなり吃驚、その動機も含めて妙ありきでした


【家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?】 高木幸一/YuzuKi GA文庫

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軽いタイトルとは裏腹に、切実に家族というつながりを希求する子供達のホームドラマでした。熱に浮かされた真の口から溢れた、家族が欲しいという願いは彼の孤独さを浮き彫りにして胸がキュゥとなった。姉妹達もまた両親を喪った虚を抱えて生きていて、それを姉妹で喧嘩しながらも支え合って家族として暮らしてきた中に、真は入り込む事になる。異物になりそうなものだけど、彼女達が自然に受け入れたのは優しさや同情故ではない。家族としてあるべき形に真は相応しかったのだ。美星と波月のデート回で強くそれを感じた。心にじんわり沁み入るお話でした


【信長の庶子 1.清洲同盟と狐の子】 壬生一郎/土田健太 ヒストリアノベルズ

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小説家になろうで掲載された戦国時代を舞台とした作品の中でも屈指の名作。戦国モノの中でも特に登場人物の活き活きしたキャラが見所で、信長秀吉光秀などの有名人物が歴史上の人物でなく生々しくも魅力的な今そこに生きている人として描かれている。中でも出色は主人公の母塙直子のあの破天荒さなのですが、彼女に限らずお市・犬姉妹といい濃姫様といい女性陣がつおいw しかし書き下ろしを見ると事情あって厭世的になってた直子を吹っ切らせ後押ししてあんなイケイケのキャラにしちゃったのは信長なんだよなあ。


【魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア)5】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫

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オルガってあれで凄く真面目な娘なのでミラとは相性良かったんだな。あんなに仲良くなるとは思わなかった。オルガが放浪するに至った悩みに対してもミラは随分と親身になって相談に乗っていたし。これもティグルと出会う事でミラに生まれた変化なのだろうけど。領主としてのスタンスにも余裕を持った視点で向き合っているし。ザクスタン編は、殆ど独立勢力な土豪たちと王家との争いに巻き込まれ、図らずもロミオとジュリエットな展開に首を突っ込むティグルたち。バルムンクはまだなにか秘密がありそうだな。そしてリーザはあれ、前作と立場真逆になるのか


【狼と香辛料 XXI Spring Log IV】 支倉凍砂/文倉十 電撃文庫

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二人の物語の中に生きている、は至言だなあ。再び二人きりの旅に出たホロとロレンス、十年以上の夫婦生活はよりお互いの押し引きの勘所を掌握させたようで、かつてはわかった上での駆け引きだったのが今度はロレンスの甘さもホロの気遣いも全部どこまでOKか完全に承知した上でのやり取りなんですよね。そこに年季を感じつつ、イチャイチャっぷりでは若かりし頃と全く変わっていないのは流石です。子供らが悪戦苦闘してた一方で、この夫婦と来たらさらっと陰で騒ぎを収めて皆に勝ちを進呈し、ちゃっかり自分たちの一番欲しかったものを確保するのだからまだまだ役者が違うかな。


以下に、読書メーター読録と一言感想


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友人キャラは大変ですか? 9 ★★★★☆   



【友人キャラは大変ですか? 9】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫

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人外でも友人キャラになれますか?

おかんとウチの居候たちがニアミスし、我が家に最大級の悲報がもたらされた。
すなわち、ウチのおかん、小林さつきは“奈落の八傑”の一人であり。
その息子である俺、小林一郎も人外の血を引いていたのだ。
しかも芋づる式に、親父まで人ならざる『鬼』の血族であることが発覚し……!?
「というワケで一郎、あんたは鬼なの」「うぐっ!」
「しかも母親は使徒なの」「むぐっ!」
「ぶっちゃけ人間じゃないの」「おふぅっ!」
もう勘弁してぇ! 鬼はあんたや!(泣)

友人キャラが一気に遠のく、最強助演ラブコメ第9弾!


あかん、この世界ってば徹底的に一郎が友人キャラたるを絶対許さないマンだ。友人キャラという存在が持っていてはいけない属性や設定をてんこ盛りこれでもかと押し込んで来やがりますよ。
そう本来モブで物語の端っこでちょっとだけ主人公に情報を提供したり、日常パートで賑やかしをするだけの友人キャラは、普通の何の裏設定もない一般人でなくてはならず、勿論彼らはただの人間であってややこしい背景なんかあるはずがないのだ。
実は人間じゃなくて人外だったり、それどころか敵勢力の幹部の一人が母親だったり、なんていうのは論外で、それどころか父親まで人間じゃなく鬼という種族だったりして。
一ミリ足りとも人間の血入ってないじゃん! 完膚なきまでに人間要素ゼロカロリーじゃないかー!
オマケに出自に敵勢力の関係者という要素まで混じって、挙げ句にお母ちゃん紆余曲折あって人間融和派として魔神勢力から離脱したという曰く付きの家柄である。
思いっきり、主人公なバックグラウンドぉ!!
まあとっくに魔神四凶全員仲間に引っ張り込んで、一郎自身が融和派の首魁になってるんですけどね。
これまですでに実績でどうあらがっても友人キャラポジでは居られない活躍をしてしまってた一郎くんだけど、本人の成果だけでなく生来から友人キャラは許さん、という設定が放り込まれてきて、これもう全包囲殲滅戦の様相を呈してきた。欠片も友人キャラ要素を残さない、という根絶やしの気概すら感じる勢いである。
トドメに、ラスボスとして暗躍中のアギトくんまで実は一郎と深い関係があって、という龍牙じゃなくてラスボスと決着つけるべき因縁があるのは一郎くんの方ですよー、というお膳立てまで用意され。
また過去からは、かつて主人公キャラとして担ぎ上げた旧友からは、モブな友人キャラとしてはあるまじき憧憬を受け、人生の目標にされ、一郎みたいになりたいとまで望まれる始末。
さて、そろそろ一郎くんも年貢の納め時かしら。トドメもトドメ、ラストの展開はまさに一郎くんに主人公になれ、と告げるようなものでしたし。いやもう今までもずっと図らずも主人公キャラ同然に働いてきたわけですけれど、自覚的に主人公したことだけは決してなかったわけですからね。

しかし、今回はどんどんと畳み掛けるようにソロモンの悪魔たちが襲いかかって……は、あんまり直接襲ってくる事はなくて、むしろ遭遇戦、ばったり行き会ってというパターンが多かったような気もするけれど、極早のテンポで次々に対戦カードが繰り広げられたわけですけれど、凄いのはこれ十把一絡げには全然なってなかったところなんですよね。一戦一戦は決して長くはなく短くスパッと片付いているんですけれど、でも短いなりにやたら濃い内容で在庫整理みたいな片付け方じゃ全然ないんですよ。
これは以前、新聞に連載していた分を纏めた短編集ならぬ掌編集だった「オフコース」の経験が生きたんでしょうか。小刻みにキレッキレのネタをどんどんと投入してくるものだから、もうひっきりなしに笑いっぱなしで、楽しいのなんの。いや、今回はいつもにも増してテンポもキレキレで、メチャクチャ面白かったですよ。テッちゃんことトウテツを身代わりに母サツキに生贄に差し出したシーンはほんと、爆笑してしまった。あれはホントひでえよ。
おかんと蝿の爺ちゃんの使徒二人が、内通者のバエルの所に援軍として行って、あっちサイドの敵として龍牙たちと戦う場面とか、ソロモン軍そっちのけで一体何と戦ってるんだw なシッチャカメッチャカな事になってて、あれも色んな意味で酷かった、笑った笑った。
今回一冊でまた結構な数のソロモンの悪魔たちを倒すことになったのだけれど、一人一人やたらキャラ濃くて、いや一発ネタなやつらも多かったのだけど、考えてみると魔神の使徒たちもみんな一発キャラなくせに引き続き準レギュラー格として毎回チラホラと顔見せしてるんですよね。お見合い編での雑な再登場はやっぱり酷かったw

またラブコメとしても今回結構踏み込んでいて、怜先輩のおぱーいガチ揉みも、これまで慕ってくるヒロイン衆に対して友人キャラとしては深入りしてはならぬー、という心情からあまり踏み込まなかった一郎くんからしたら、完全に一線超えちゃってるムーブだったんじゃないでしょうか。
そして名実ともに魅怨が正妻ポジに。おかんのサツキ公認になったというのもあるんですけど、一郎くん全然嫌がってないし、それどころか膝枕して耳掃除しながらの会話なんぞ完全に結婚するの前提のお話で、もう一郎くん当人が受け入れちゃってるんですよねえ。
ちょっと貫禄が他の娘さんたちとは違いますわ。別格ですわ。二人の雰囲気、もうこれ以降完全に夫婦になってる感ありましたからねえ。

今回はコントンのオッサンとテッちゃんが大いに株あげていて、おっちゃんってロリコンという点を除くと常識人だしホント色々と頼りになるんだよなあ。一発ネタキャラが沢山居すぎるものだから、余計にコントンの安定感が頼もしい。テッちゃんも普段ふらふらと遊び歩いているけれど、デュエル王編で見せたあの子供たちへの配慮は行き届いていて、子供らのカリスマになってるのも納得のかっこよさなんだよなあ。子供らに呼び捨てにされてるんだけどw

長年の懸念材料だったシズマの母であるレイダの救出もようやく手が付き、あらかたの問題に目処がついたところでラストの急展開。いよいよ、この毎回お祭り騒ぎなシリーズもクライマックスかー。
どのように一郎くんの友人キャラとしてのこだわり、生き方に決着をつけるのか、色んな意味で楽しみな次回である。

今回、ブックウォーカーでは書き下ろしのショートストーリーが購入特典でついてたんだけど……、いやこれ他の作品の購入特典のショートストーリーと違って分量が、分量が凄くない?
短編通り越して中編くらいあるよ!?
前巻の特典小説も結構分量あった気がするけど、今回さらに多くない?
内容は、一郎くんが魔界に居残りになっている最中に怒涛の勢いで消化されていた、ヒロイン衆と三姫たちが仲良くなってたイベント、その中でも魅怨と龍牙がやたら親友みたいな距離感になってたその内訳となるエピソードだったのですが……。
魅怨がチョロすぎるw いや、この場合龍牙が懐っこすぎるのが悪い気もするのですけど。同世代で女の子として何も隠さず付き合える相手って龍牙、居なかったんですよね。そのどストライクをついてしまったようで、やたらキャピキャピしてる龍牙さんw
わりと龍牙のテンションが一郎と二人きりのときと変わらないくらいで、君って魅怨の事めっちゃ好きですよね!?
さらっと、三姫がトリオを組んだ過去の回想なんかも挟まれつつ、いつの間にかミオとあだ名で呼ばれるまでの仲になるまでの濃い内容の中編でした。魅怨てば、一郎相手じゃなくても龍牙相手でも正妻ポジになってませんかこれ!?

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 8 ★★★★  



【友人キャラは大変ですか? 8】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫

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最後の【四凶】キュウキを討ち果たし、ついに名実ともに「歴代最高の主人公」になった火乃森龍牙。

俺こと小林一郎が友人キャラを務めるこの異能バトルストーリーも、いよいよグランドフィナーレか……なんて感慨深く思っていたのだが、そうは問屋がおろさなかった。

キュウキの器・天涼院阿義斗が、謎の軍勢を率いて異界へと攻め込んできたのだ!
【ソロモンの後継者】などというよく分からない設定をひっさげて。

なにより問題なのは、四神ヒロインズのひとり、黒亀さんがなぜか敵将のひとりとなっていることだ。元気で陽気な拳法少女は、裏切りなんて言葉からは一番遠そうなのだが……。

なんだかなし崩し的に新章がはじまっちまったが、俺の役割りは変わらねぇ。
主人公・龍牙を友人として支えるだけだ!

――最強助演ラブコメ、新展開の第8弾!
亀さん亀さん黒亀さん、表紙まで飾っているのに今までと遜色ないくらい……出番ないじゃないですかー! これまで能天気で何も考えていないアーパーにしか見えなかった黒亀里菜という少女が誰にも、幼馴染のリュウガにも語ることが出来ずにずっと抱え込み、そして仲間を裏切りソロモンの使徒とならざるを得なかった深遠なる事情が明らかになって、里菜をメインにした物語がはじまるのだ、と思っていた頃の純粋な私に謝って!
いやまじでこいつ、何も考えてないじゃん! なんの事情も背景もないじゃん! ただ名字に黒がついてたから巻き込まれで操られてるだけじゃん! このカメはーっ。そして何気に宮本千鶴さんの方が出番も活躍もある、という始末。
しかし、ソロモンの72柱の悪魔たちって全員名字に黒がついてるみたいなんだけど、72種類も黒がつく名前あるの!? というかなんで白望義塾という学校にはそんな黒がついてる名前の人ばっかり集まってたの!?
そして全員の名前考えるのめんどい、とばかりに雑に片付けられていくソロモンの悪魔憑きたち。ほんとに第二期スタートのはずなのに、新たな敵勢力が雑魚すぎる件についてw
前シーズンの敵だった奈落の使徒たちにまるで太刀打ち出来てないし。ってか奈落の使徒たちってこうしてみるとちゃんと強いのね。あっちもこれまで結構雑にやっつけていたフシがあったのだけれどちゃんとやると強いのねー。そしていつの間にか奈落の使徒たちを率いてソロモンの悪魔たちをぶちのめしている雪宮さん。なんかナチュラルに我が軍とか言ってるぞこの娘。異界の城の玉座にナチュラルに座ってふんぞり返ってるぞこの娘。その身にトッコこと魔神トウコツを宿しているので資格はある、と言えばあるんだろうけどノリノリなの雪宮さん自身でトッコ全然表出てきてないじゃんw
まあ異界の奈落の使徒たちの城が攻められたと聞いた時に、激高してテンションあげあげで異界に戻っていった奈落の使徒たちと全く同じテンションで異界に乗り込んでいく蒼ヶ崎、雪宮、エルミーラの四神のお三方がおかしいんですけどね。あんたら直接関係ないのに、なんで奈落の使徒たちと一緒になって突撃していくんですかw

まあお陰で、というのもなんですがわりと久々に現世側では一郎と龍牙が二人きりに。と思ったらまさかのキュウキ復活、ってかこいつまで一郎くんの中の人になっちゃうんですか!? あれだけがっつり敵役悪役ムーブカマして派手に散った、という状況だったのでさすがに他のアホ魔神たちよろしく一郎の中に棲み着くのはあわないだろうな、と思ったらまさかのマスコットポジを確保するという。しかも、同じ裏で画策するストーリープランナー同士でなんだかんだと馬が合うというか性が合うというか、意気投合してますよこいつら? 兄弟めいたテッちゃんとはまた別の意味でようやく意見と価値観があう相棒が出来たような、小動物的な可愛さを全面に出したマスコットキャラが登場してしまったというか、何気に侮れない存在感だぞキュウキたん。こいつ、男だからショタなんだよなあ。でも確かに可愛い。

しかし、同じストーリープランナーなキュウキと話が盛り上がったお陰で、というのもなんだけどソロモンの後継者たちとの戦いという第二シーズンがはじまってしまって、一郎の新たなストーリープランが語られてたけど……やっぱり一郎の目指すヒーロー物の脚本ってどうも古臭いというか目新しさがないというか展開に新鮮さがないというか、お約束を踏襲しすぎててそれだと読者だか視聴者飽き飽きしちゃうんじゃないか、という手堅さなんですよね。水戸黄門ばりにかっちりしているというか。
だからうまく行かないんじゃないの?
ともあれ、現実は一郎くんの立てたプランのようにはいかず、ことごとくうまく行かないわけですけれど、一郎プランはいわゆるテンプレに沿った流れなだけにそれがうまく行かなくて破綻した、となるとことごとくテンプレから外れた、というか吹っ飛んだ展開になってしまう、というのがこのシリーズの特徴でもあり……。
ヴァッサーゴ戦の酷さ(いい意味で)は近年でも極まってましたよこれw いやヴァッサーゴ黒村くんが敵幹部クラスのくせに小物極めすぎてたのも悪いんですけどね! 一郎くんを上回る膀胱のゆるさ! でも一般人な宮本さんにこてんぱんにされてしまうまではまだあれだけど、あそこまでガチに人質放置な展開は初めて見たよw

どれだけ一郎が頑張っても真面目な雰囲気にならない中で、ひとりだけひたすらシリアスを貫いている第二期のラスボスとなったアギト。まあどれだけ格好つけていても龍牙にまったく相手にされていない、という点では一貫してるんだけどなあ。
とか敵側、ソロモンサイドとかもうどうでもよくなるくらいなラストのびっくりどっきり展開である。いや出てない奈落の使徒大幹部な八傑の二人。ほんとにただ忘れられてたのかと思ってたら、これはさすがに驚いたよ。ついに一郎自身の秘密が明らかになってしまうのか。なんも背景も事情もなかった黒亀さんじゃなくて、一郎の背景が明らかになってしまうのか。もうどうやったって友人キャラとか無理になってきたじゃないかw

そんな一郎が友人キャラを目指すようになった幼い頃の体験が、BOOK☆WALKERの電子書籍版購入特典な書き下ろしで描かれてたんですが、よくある2,3ページのSSと違って結構がっつり分量あったぞこれ。シズマも幼児のくせにやたらと大人びてるけれど、一郎も幼児だった頃おまえ何歳やねんとツッコミ入れたくなる七歳児だったんだな。あながちシズマとその辺似ているのも、ラストの展開からすると意味があるのかも知れないが。

さらっと語られてた、夜這いに来ようとして勇気でなくて毎回部屋の前で引き返しちゃう魅怨が可愛らしくて、やっぱり正妻ポジなヒロインがっつり掴んでますよねえ、これ。

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 7 ★★★☆   



【友人キャラは大変ですか? 7】 伊達 康/紅緒  ガガガ文庫

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連絡の途絶えたシズマを追って、異界に突入する火乃森龍牙と仲間たち。もちろん友人キャラの俺、小林一郎も一緒だ。なんてったって、シズマは俺の息子(育ての意味での)。普通に心配なのだ。異界の意外な姿に驚いたのも束の間、俺たちはキュウキ陣営の襲撃を受ける。ええい、ここが正念場だ!第三部以降ややこしくなっちまったが、元凶のキュウキをぶっとばせば龍牙の異能バトルストーリーはめでたく完結、俺の本来の居場所(日常パート)も取り戻せるって寸法よ!―大人気名助演ラブコメ、佳境を迎える第7弾!
シズマがやっぱりイイ子すぎる! それ以上に残念なところがなく全般的に優秀な面しかないところなんぞ、彼こそが御輿として掲げるべき主人公なんじゃないかと思ってしまうんだが、どうよ小林くん。友人キャラとしてストーリープランナーとしては、息子が主人公というのは自分のポディション的にも難しいのか?
結局、今回小林くんは友人キャラではなく主人公キャラになってしまおうとする自分の立ち位置、キュウキ側からの後押しを避けるために逃げ回っていたら、友人キャラとしての本分を果たすべき「日常パート」から自分から遠ざかってしまった、という致命的な判断ミスを招いてしまうんですよね。自分でも嘆いていましたが、なにやってんだほんとに!!
異界の方に引きこもってしまった小林くんをそっちのけにして、日本の方ではリューガたち主人公組と三姫たちが様々な日常パートのシチュエーションによって仲良くなったり新たな関係を築いたり、とどんどん進展していってしまうのである。ちょっと会わないうちに劇的に変わってる人間関係! 知らないうちになんか親友同士になってる敵同士だったあの子たち。いつの間にかバンドが結成され解散の危機に陥っているという勝手に進んでるエピソード。
小林くんが異界にいるせいで、幾つも堪能できたはずのエピソードが全然見られなかったんですけど! 読者であるこっちまで見れなかったんですけど!!
いつのまにか魅怨とリューガがお互いを愛称で呼び合う親友ポディションに収まっていたのを目の当たりにした時はひっくり返りましたがな。いやそれ、本来なら一巻分のメインとして描かれるような重要パートじゃないの? なんで知らないうちに終了完結してるの!?
それもこれも、全部小林くんのせいである。おのれっ。
ただ、彼の暴挙ともいうべき引きこもりは、確かにキュウキ側の思惑をも外していたようで状況は一気に総力戦に。いや、でも小林くんらが異界に引きこもってまで守っていた場所は実はまったく意味なかったんですけどね! ただ、本当に意味ないところに引きこもられたことが、小林くんとはまた違うストーリープランナーを自認するキュウキとしては、予定と違ってしまったのか。相手側からしても、あれだけ物語の進行的に無駄なことされると、どうしようもないもんなあ。
ともあれ、将軍ポディションの使徒たちも総出演で、総力戦に。でも、将軍クラスってろくにマトモなの居なかったよね。それをいうと、四凶たる魔神たちも全員ちゃんとしたマトモなやつが一人もいなかったわけですが。キュウキだけなんとか敵として黒幕っぽい動きをしてくれましたけれど、逆にちょっとマトモぽかった分、テッたんことトウテツ、コントンのおっさん、トッコことトウコツの三人のあまりもあんまりな色物キャラに比べてどうしてもインパクトが足りなかったのも確かで。
てか味方陣営が人数過多でラスト供給過剰になってしまったのは笑ってしまった。それでも、ラストはようやくヒーロー物の締めらしいリューガの必殺技での決着で、いやこういうちゃんとした終わり方って初めてだったんじゃw

ただ、キュウキ編も結局新章開始の前段階だったわけで。これはタイトルコールを変更しての第二シーズン開始ですよね? あのキャラの突然のポディションチェンジについては、今までの立ち位置の不可解なまでの中途半端さというか蚊帳の外なところからして、なにか絶対にあると感じていただけに、むしろようやくか、という待ってました感が。いやまあ、いまさらヒロイン枠になるにも色物キャラすぎるのですが。
やはり不動のメインヒロイン、小林家のお嫁さんは魅怨が譲らんかったよなあw

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? オフコース ★★★☆   



【友人キャラは大変ですか? オフコース】 伊達 康/紅緒  ガガガ文庫

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俺こと小林一郎は、ただの友人キャラである。親友・火乃森龍牙の世界の命運を懸けた戦いに関わってしまったり、龍牙ヒロインズと次々フラグを立ててしまったり、敵の美少女使徒たちが居候してきたり、ラスボスである魔神に取り憑かれたりしているが、やはりただの友人キャラである。『そんな友人キャラがいるかァ!』というご指摘はいったん呑み込んで頂きたい。俺もツッコみたくて必死に我慢しているから。これは、そんな俺の苦悩に満ちた、日常の記録である―。

短編集どころではなく、掌編集というような短い話を集めたもので、どうやら新聞の方に連載していたものを改稿してまとめたもののようなのですが、これいきなり新聞で連載されても原作知らないと事情の方がさっぱりわからないんじゃないだろうか。はじまりの方で一応原作の展開の説明はされていましたけれど、ざっくりとしたものですし何より一郎の奇天烈極まる友人キャラへの拘りというものは、原作のあのしつこいまでの偏執的な彼の側面を見ないとなかなか伝わらないんじゃないでしょうか。
とはいえ、原作を読んでいる身からするとこの掌編集は見ていて楽しいものでした。特に大きな事件が起こるでもない日常の様子を徒然と描かれることで気楽に楽しめましたしねえ。
まあ、日常風景の方は本編の方でもわりと分量割いて描かれているのでここでしか見れない姿、というのは案外無いとは思うのですけれど、けっこう多くなってきたキャラが満遍なくこうやって登場するのは本編では意外となかったことなので嬉しいんですよね。龍牙ヒロインズって意外と横のつながりが少ない、というわけではないはずなんですけれど、本編だと意外と絡みが少なかったりするのでその意味ではここで見るヒロインズの友人関係というのは新鮮だったりしますしね。
何気に、三姫とのライバル関係の絡みの方が多かったりするんですよね。ここでも、そのライバル同士の丁々発止はよく見られましたし。というか、本編よりも特に事件やトラブル、問題が背景にない分気楽にやりとりしているので、普段よりも仲の良い姿が見られたり。
てか、ほんとに普通に仲良いですよね、こいつら。敵同士なのにw
小林家の家庭内の様子もお陰様で丹念に描かれているので、三姫のあのもう居候という段階を完全に通り越した所帯じみた家族感がなんともほのぼのさせられます。テッちゃん、魔神でボスのはずなのに家庭内ヒエラルキー自然に一番下になっちゃってるよな、これ。でも、蔑ろにされているわけではなくて、なんだかんだ頼られているのはテッちゃんの不思議な魅力でもある。パシリとして尊ばれている気もするけれど。
そして、ここでも小林家のオカン力を見せつける魅怨さん。小林家の内部の仕切り方がもう完璧におかあちゃん、なんですよねえ。主婦力の高さが素晴らしすぎる。それでいて、おばちゃんくさくなくて、怜さんとファッション談義で盛り上がっているようにセンスも良いし、生活力あるし、可愛いし、とお嫁さんにしたいキャラナンバーワンの座は圧倒的すぎて揺るぎなさ過ぎます。
龍牙、君は残念ながらダメだ。気がついていないけれど、君は色物系ヒロインだぞ、その本性は。
何気にテッちゃんと相性ピッタリに見えるのはあれなんなんでしょうね。
ちなみに、小林一郎の呼び方で一番自分がキュンと来るのはやっぱり魅怨の「一郎くん」です、あれが一番好きw

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 6 ★★★☆   



【友人キャラは大変ですか? 6】 伊達康/紅緒 ガガガ文庫

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しっちゃかめっちゃかな学園祭編!!!

雪宮さんの体調不良から始まった第三部。
物語はおむすびのごとくころころ転がって、完全に俺、小林一郎の手を離れてしまった。

「まさかラスボスがダブルブッキングしてしまうとは……」

なによりの問題はこれである。
モッサリ魔神のトウコツだけでなく、あくどいキュウキの相手までしなくてはならなくなった。
例えるならFCバルセロナとの試合中に、レアルマドリードも相手にしなくてはならなくなった感じだ。

どうしたものかと悩む俺だが、日常は容赦ない。季節は秋、まもなく学園祭を迎える。
歌唱ライヴをやるという龍牙と四神ヒロインズのサポートも、当然友人キャラたる俺の職務である。

さらに、龍牙をメインに据えた女装メイド喫茶がクラスの出し物に決まり……?

くそ、明らかに手も足も足りてねえが、学園祭で主人公を輝かせられなくて何が友人キャラだ!
ぜんぶ並行しながら、龍牙を祭の主役にしてやるぜ!

カオスがカオスを呼ぶ第三部学園祭パート、ここに開宴!
いやいやいや、モッサリ魔神のトッコはもう戦う気端からないんだから無理にラスボスにしなくていいじゃないか。そういうとこだぞ、小林一郎。自分の友人キャラムーヴとシナリオに拘泥して、役を強いようとするところ、ほんとダメだからね。
それ、指摘されて自省したと思ったらわりと速攻で反省したのを忘れちゃったような有様になっちゃってるし。こいつ、まるで反省していない!?
よくよく冷静に振り返ってみると、状況がシッチャカメッチャカになっている最たる原因は一郎なんですよね。彼が自分のシナリオに拘泥して情報の共有を制限して各人の行動をコントロールしようとした結果、見事に片っ端から破綻しまくって見事にしっちゃかめっちゃかになっちゃったんだからね、これ。ある程度大事な情報を共有して目的を一本化したら大方のトラブルは混乱を来す前に解決できたような気がする。まあ、状況が混沌と化したからこそ魔神サイドが身内になったんじゃ、と考えることも出来るので一概に一郎の行動が状況を悪化させ続けたとは言えないのだけれど。
だいたい、一郎が最善を尽くしてしまうとこの話、何の面白みもないハーレム異能モノになってしまうので、混沌を牽引する一郎がいないとこれほどドタバタと騒がしくハチャメチャな話にならなかったわけですけれど。
まあすでに、一郎ってもうどう見てもシナリオ管制のコントロールを失ってしまっているんですよね現状。あまりに状況が錯綜しすぎて、一郎も全体的に何がなんだかわかんなくなってるきらいがあるんだけどw

そんな中で、ぽややんとした魔神たちの中から唯一強烈なラスボスムーヴを発揮しだしたキュウキ。話のわかるいいヤツ揃いだった魔神の中で、一人真っ当に悪人をやってくれるキュウキはこの際、状況を一纏めにしてくれる救世主なんじゃないだろうか、この場合。
一郎としても、ラスボスがちゃんとラスボスしてくれるとシナリオがすっきり一本通って収拾しやすくなるだろうし。
阿義斗が一郎が関わったせいなのか、クールで非情な敵役がやたらとシモネタを連発する変態になってしまった今、悪役ムーヴしつづけるキュウキが唯一の希望である。いや、アギトまじでキモいからそれw

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 5 ★★★☆  

友人キャラは大変ですか? 5 (5) (ガガガ文庫)

【友人キャラは大変ですか? 5】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫

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もうひとりの主人公、登場!?

最近、雪宮さんが体調不良で学校を休んでいる。彼女は白虎の巫女。生命力は折り紙つきで、そんな雪宮さんが体調不良なんてこれは一大事だ。すわ、雪宮汐莉メインエピソードが始まるかと思いきや――。
俺的に、とんでもないメインイベントが始まってしまった。うちのクラスに、転校生が来たのである。しかも、とんでもない主人公オーラの持ち主が!

「よろしくお願いする。名前は、天涼院阿義斗(てんりょういん・あぎと)だ」

こんな主人公感のあるやつは、龍牙のほかに見たことがねえ……!
……俺も最近、友人キャラ(笑)みたいになってたからなあ。男・小林一郎、ここは阿義斗とがっつりダチになって、友人キャラの面目躍如としてやるぜ!
――新たな主人公の登場で、新旧主人公対決が勃発!? そして汐莉の問題にも意外な展開が……?
大人気名助演ラブコメ、新展開の第5弾!
雪宮さん回なのに表紙は保険医の呪理なのかー、と思ったんだけれど雪宮さんは一応二巻で表紙飾っていたのか。
敢えてここで三姫長女の呪理を持ってきたということは、このまま魅怨、忌綺と三姫で続けていくつもりなんだろうか。それだけ先の見積もりが立っているというのはありがたい話だけれど。
まあ今回はようやくヒロイン衆の残されていた最後の一人、雪宮さん回だと思ったらそう見せかけて殆どトウコツことトッコちゃん回だったんで、雪宮さん物語的にも大迷惑である。小説だとビジュアル的にお嬢様な雪宮さんが超田舎娘状態になってる見た目のギャップはあんまり伝わってこなかったのだけれど。
セバスチャンも、なんでこんな仕え甲斐のなさそうな魔神に忠誠を誓ってしまったんだろう。昔は違ったんだろうか。どうもトウテツたち、こいつら元々こんな感じだったようにしか見えないんだけれど。
とまあ、トッコちゃんがテッちゃんたちを上回る超穏健派だったために、物語的にはバトルも起こらず穏当に済みそうになってるのに、一郎がむしろそれを混ぜっ返そうとしてキュウキ勢力に利用されてしまって、となんだかんだと今回一郎が要らんことをしまくっていた気がするぞ。
友人キャラとしての立場にまだ未練があるのか、ストーリー展開のバランサーを気取ってしまっているのか、あれこれ話を盛り上げようとして無駄にしっちゃかめっちゃかにしちゃっているあたり、君はいったい何キャラを目指しているんだ、と。黒幕キャラか!? 少なくとも、もう友人キャラも主人公キャラでもない気がするんだけれど。
新登場の阿義斗に龍牙たちほっぽりだして嬉々として友人キャラとして絡んで行っちゃってるところなんぞ、それもう浮気同然ですし。こらこら、今龍牙たんたちの話にあれだけどっぷり首まで浸かっているのに、他の物語にまで首を突っ込もうとしてどうする。それも本気ならともかく、久々に友人キャラやりたいから、という遊び感覚だったしなあ。
今回はちょっとデートイベントに関しても、みんなのこと蔑ろにしすぎていたように思う。少なくとも友人キャラを自認しようというのなら、友達は大切にしなさいよ。
あと、幾つかの秘密、龍牙が女の子だという話とか、三姫が一郎の家に同居しているのとか、知っている人と知らない人が錯綜してしまっているのは、とりあえず本当に一度整理した方がいいと思うぞ。トラブルに際して誰にどう相談していいのか、混乱してしまいますし。
必然的に全部承知している三姫たちに頼り切りになってしまって、メインヒロインがそっち側に移りがちになってしまう原因にもなってますし、三姫とえらい仲良くなってしまったエルミーラの出番が加速度的に増えて、なんもしらん雪宮さんが加速度的に外の方に追いやられてしまっている遠因にもなってる気がしますし。とりあえず雪宮さんはメイン回がこれって出番的にも可愛そうすぎるので、次回の決着編では頑張ってほしいものであります。

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 4 ★★★★  

友人キャラは大変ですか? 4 (ガガガ文庫)

【友人キャラは大変ですか? 4】 伊達康/紅緒 ガガガ文庫

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「事情あって使徒に味方することになった」。
謎の書き置きを残して姿を消したエルミーラさん。仲間たちの捜索の結果、たまたま俺が見つけるのだったが――。
――オギャア、オギャア――
「お~よちよち。泣いてはダメですわ、シズマ」
なんと、エルミーラさんは子連れヴァンパイアになっていた!
しかも、キュウキ陣営に子どもが狙われているってんだから尋常じゃない。聞けば、この子はヴァンパイアと使徒の間に生まれた子で、とある縁でエルミーラさんが引き取って育てているらしい。

エルミーラさんに口止めされてしまった俺は、龍牙たちに報告することもできず、ナイショの子育て生活を始めるのだが――。
「ぱぁ、ぱぁ」「お、おおおお! パパって! パパって言ったあああ!」
……赤ちゃんってホントかわいいのな。思わずパパキャラに目覚めちゃいそうだぜ!

ヴァンパイアと友人キャラが子育て共闘!? 赤ちゃん旋風吹き荒れる、名助演ラブコメ第4弾!
トウテツが何気に他のヒロイン衆とフラグ立ててんなあ。一郎と同じ姿だから、というだけじゃなく結構デレてる場面が見受けられる龍牙のみならず、今回などメシマズの極みの雪宮さんのお弁当を平然と食べて好感度バリバリあげてたし。いや、ぶっちゃけトウテツすげえイイ男なのでこの際人間のヒロインたち全員持ってっちゃってもいいんじゃないかとすら思ってる。なにしろ、一郎くんてば使徒の三姉妹と同居状態、殆どもう家族同然で暮らしてるわけで、あの魅怨なんかホントに一家のお母さんのポディションを不動のものとしてしまってるわけですし。
今回、エルミーラが子連れで家に駆け込んでくることになったわけですけれど、魅怨のオカン性は揺るぎなく、エルミーラ母子を受け入れていましたし。トウテツやコントンという本来上役である魔神ですら頭があがらないわけですし。ってか、コントンのおっちゃんニンジン残して怒られてたぞw
今回エルミーラさん当番回ということでしたけれど、彼女と赤ちゃんのシズマに関してもどちらかというと使徒寄りの話になってて、段々と話の比重が使徒側に寄ってきてるんですよねえ。ついに、人間と使徒の間にも子供ができてしまう、という事実まで発覚してしまったわけですし。
そう言えば、コントンとうとうああなっちゃいましたけれど、あれも龍牙の妹ちゃんに憑いたままだとなかなか話に絡めないということでもあるんでしょうし、そもそも今回なんか龍牙自身出番少なかったですしね。一郎少年とすれば、龍牙を主人公として話を展開させたくてそう動いてきたのに、今回とうとう主人公らしいこと何も出来ないまま終わってしまうという自体になってしまいましたし。
一方で肝心の一郎くんはというと、思わず主人公みたいな独り言をつぶやいてしまって、慌てて自分でモブキャラっぽいセリフに言い直してたりしましたけれど、いい加減手遅れ!!
さらには、パパ役としてもう後ろ引っ込むこと無く義理の息子の為に奮起しちゃってたわけで。手遅れ!!
というわけで、エルミーラさんには三姉妹と同居していることがバレてしまって、色々とある秘密をまったく知らないままなのが雪宮さんだけ、という何気に可哀想なことになってしまっている最後のヒロイン。しかしトリはトリだけに最高の爆弾を隠し持っていたわけで、これは最後に回されるのも仕方無いトビッキリの隠し玉じゃないですかっ。ってか、そうなるとキュウキは誰なんだ、ということにもなるのだけれど。めちゃ怪しい人はまあ居るのだけれど。

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 3 ★★★★   

友人キャラは大変ですか? 3 (ガガガ文庫)

【友人キャラは大変ですか? 3】 伊達康/紅緒 ガガガ文庫

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その結婚、待った!!

俺の名は小林一郎。本物の主人公・火乃森龍牙の親友だ。

【第二部】終了後、唐突に持ち上がった蒼ヶ崎さんの縁談。

相手の名は、月見里(やまなし)朝雄(あさお)――通称「アーサー王」。央明高校の現生徒会長にして、巨大な剣術道場の跡取りらしい。
たいそうな設定だが、こっちは世界を救うメインキャラ、それもヒロイン三巨頭の筆頭・蒼ヶ崎怜である。釣り合わないにもほどがある。
だというのにこの野郎、

「いいかい怜、道場経営とはビジネスなんだ」
「今のままでは、蒼ヶ崎道場に未来はない。」
「女だてらに今より強くなってどうする?」

ゲストキャラのくせに調子こきやがって……メインキャラへの無礼千万、お天道さんが許してもこの小林一郎が許さねぇ!
当然のごとく結婚阻止に動く俺たちだったが、道場vs道場のごたごたに巻きこまれることになり――?
サブストーリーは突然に、大人気助演ラブコメ第3弾!

第三部からは本編から少し外れてヒロインたちにスポットがあたる番外編だー、と嘯く一郎だけれど、当人も半ば覚悟していたとおり、そんなサブシナリオで話が収まるはずがなく。あっちゃこっちゃに話が飛び火し拡散していき、案の定一郎のシナリオコントロール下から逸脱していってしまうのである。
もうこの期に及んで、まだ龍牙のモブ友達ポディションに戻りたい、とあがいているあたり往生際が悪すぎるのだけれど、時折訪れる一般人の親友ポディションとして振る舞えるチャンスのときの一郎のハッチャケっぷりというか、あのノリノリで演じている楽しそうな様子を見ていると無駄とは知りつつも、まあ頑張れと思ってしまわないでもないのである。
まあ無駄なんだけれどね。
一郎くん、ちゃんと自分が人を自分が当てはめた役回りで見てしまって、その人自身を見ていない時がある悪癖について、ちゃんと自覚している上に、いざとなると自分の願望は後回しにしてその時の最良の選択、敵味方を問わず窮地や理不尽な状況に追い込まれた時には、それを覆す行動を取ってしまう以上、どうやったってモブで居られるはずがないのよね。その意味では、龍牙はともかくとして、怜さんたち本来のヒロイン衆も男を見る目はあるんだよなあ。とはいえ、やっぱり一番一郎のヒロイン適性が高いのって、キャラ的にも立場的にも魅怨が圧倒的なんですよね。登場したときの二巻での出っ端特有のインパクトに収まらず、この3巻でも一番美味しい立ち回りしていたのって、魅怨ですからねえ。怜さんの好敵手という役回りといい、一郎の家族、殆ど嫁みたいな現状といい、圧倒的なんですよ(二回目)。三姫+てっちゃんとの家族なやり取りが馴染みすぎていて、横入り不可能なんじゃないだろうか。
これまで懸案だった、龍牙が実は女の子なんだけれどヒロインたちはそれを知らない、といういびつな状況にも今回盛大に穴があけられましたし、むしろ怜さんに龍牙の女の子バレとなったあとの二人の距離感の急激な接近、一気に仲の良い女友達になれたのを見ると、他の二人にも早いところ教えた方がこの正義のミカタチームってしっくりするんじゃないだろうか。今のところ、どうしても龍牙と他のヒロインたちに秘密が介在する分、距離感がありましたからねえ。
しかし龍牙、この娘褒められなれてないというか、無邪気に好意を向けられることに慣れてないのか、姿形は一郎そのものとはいえ、ちゃんとトウテツとわかっている相手に積極的にアプローチされて、案外まんざらでもなさそうな対応だったの、この娘チョロすぎて心配である! でも、トウテツと龍牙って、好きな相手への誰かクビにリードつけて捕まえとけよ、と言いたくなるような狂奔っぷりを見ていると、わりと同類なんですよね。実は相性いいんじゃないだろうか。双方向になったら、とんでもないバカップルになりそうなんだけれど。

さすがに今回は魔神は登場しなかったものの、既にキュウキは復活して暗躍しているということなので、次回は早速それがらみの暗謀絡みの話になるのかしら。なんかもう既に一人、圧倒的に怪しいのがいるんですよね。肝心な時にいつも用事があっていないあの人とか……w

1巻 2巻感想

友人キャラは大変ですか? 2 ★★★★   

友人キャラは大変ですか? 2 (ガガガ文庫)

【友人キャラは大変ですか? 2】 伊達康/紅緒 ガガガ文庫

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【第二部】一郎、魔神と友達になる!?の巻

【~前回までのあらすじ~】
俺の名は小林一郎。“本物の主人公”火乃森龍牙の親友だ。
龍牙の衝撃の事実を知ったことで色々あったものの、それでも俺たちの友情は盤石、まさにベストパートナー、ベストフレンドシップを築いていた。

なのに、何故こんなことに……。

「旦那はいいなぁ。俺も龍牙たんとイチャイチャしたいなぁ」
「どんな魔神だ! お前はラスボスとしての矜恃を持て!」

第一部のラストで、なんの変哲もない友人キャラ(俺)に取り憑いた魔神トウテツ。ラスボス四凶の一人。
こいつがまさか、龍牙のファンになってしまったのだ!!

「何でしたら残りの四凶、俺がやっちまいやしょうか? 使徒たちも殲滅しやしょうか?」
「どんな超展開だ! おかしいだろ第二部!」

しかもこの魔神トウテツ、俺とそっくりの外見をしているのだ。こんなやつに自由に出歩かれたらたまらない。
ラスボスとして、ちゃんと龍牙に倒してもらうしかねえ。そして、俺は友人キャラに回帰するのだ!!
ナニやってんだこいつ、ほんとなにやってんだ!?
最高の主人公キャラとして見込んだ龍牙の、親友キャラとしてのポディションを確保するために暗躍していたら、実は龍牙が女の子で何故か恋人ポディションに収まってしまって、龍牙のヒロインとなるはずの女の子たちとも個人的に仲良くなってしまって、最後にラスボスとの対決にまでクビを突っ込む羽目になり、元の友人キャラに戻るために四苦八苦してた一郎。
いやもう無理だろう、とかすでに一巻の段階で「なにやってんだ!?」という暴走っぷりを見せていたのだが、今回に至っては友人キャラに戻るためにやる気がないラスボス・トウテツに代わって本気でラスボスキャラとして龍牙たちを陥れるために暗躍することに。って、一巻よりもエスカレートしてアホなことをはじめる一郎。モブキャラになろうとするがあまりラスボスになってしまうって、遠回りすぎて意味がわからん!
しかし、同化してしまった魔神トウテツがこれなかなか良いキャラをしていて、飄々として軽妙洒脱な粋なキャラなんですよねえ。龍牙に惚れてしまってラスボスとしての役割を放棄はしているんですけれど、一郎のことを妨害することもなく、なんだかんだと手伝ってくれるしその意を汲んで色々とフォローしてくれるわ、自分に対して結構ヒドイ扱いを受けながらも、笑って身を犠牲にして一郎の望みを叶えてくれようとするわ……あれ? 日常サイドのそれじゃないけれど、これってトウテツ、立派に親友・相棒ポディションじゃないの?
前回登場した魅怨に、長女の呪理、末妹の忌綺が加わって三姫となった敵サイドの魔物たちも、なんでか一郎と同居することになって、ヒロインたちそっちのけでアットホームな家族モノのストーリーが展開しだしてるし。
いや、実際魅怨とか、龍牙含めてヤンデレ入ってる物騒なヒロインたちよりもよっぽど家庭的で献身的で情熱的で、とお前がメインヒロインだったのか!! というくらいの正統派ポディションで、もうこれキャラポディションが錯綜しまくって意味わからんことに。いや、一郎が主人公という視点に固定されれば一気にスッキリするはずなのだけれど、この男はあくまで龍牙を主人公に置きたい上に本人はラスボスとして暗躍するものだから、当人の中でもかなりこんがらがってわけわからんことになってるフシがあるw
でも、中盤状況が一郎の制御を離れて一気に加速してしまった時に、テッちゃんことトウテツの覚悟決めた心意気に一郎が打たれて、思いを改めてからのそれは熱かった。一番重要視していた友人キャラへの回帰を放り投げて、テッちゃんたちと最後まで【第二部】を演りきってやるぜ、と開き直るわけだけれど、トウテツたちと胸襟を開けて、本心からワイワイと賑やかにやりあってるの、ほんとの友達同士みたいで良かったんですよねえ。
龍牙たちとだと、どうしても隠し事があったり本心を隠して、ということが多いだけに、もやもやする部分も多々あっただけに、こうして振り切ってる一郎を見ていられるのは心地よかった。一巻では一郎一人で走り回っていただけに、こうして一緒に暗躍してくれる連中が出来たというのは喜ばしい。
しかし、一方で一郎サイドが充実した分、龍牙戦隊側の特に龍牙以外のヒロインたちが出番追いやられはじめてしまってるので、怜さんに結婚問題が出てきたのはそれもあるんだろうなあ。
これで本来のヒロイン衆とももっと距離詰めることが出来たら、もっと賑やかになってくるだろうから、期待したいところ。

1巻感想

友人キャラは大変ですか? ★★★★   

友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)

【友人キャラは大変ですか?】 伊達康/紅緒 ガガガ文庫

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出会っちまったぜ、俺の理想の主人公に!

俺の友達、火乃森龍牙。高校に入ってできた、気の置けない親友。

龍牙の第一印象は、「アニメとかに出てくる主人公っぽい奴」だった。そしてその思いは、すぐに確信に変わった。
まず、こいつは過去をほとんど話さない。で、よく授業を抜け出す。帰ってきたかと思えば、唇から血を流してたり、制服のあちこちが破けてたりする。

そして龍牙の周りには常に美少女がいる。学園のアイドル、雪宮汐莉。剣の達人であるクールビューティー、蒼ヶ崎怜。謎の転校生、エルミーラ・マッカートニー。こいつらが龍牙の前に現れると、俺は非常に疲れる。それぞれが龍牙と絡むたび、「お、おいリューガ! どうしてお前が雪宮さんと知り合いなんだよ!」とか、「う、麗しの剣士である蒼ヶ崎さんが、わざわざ教室までリューガに会いに!?」とか、「エ、エ、エルミーラさん! リューガなんかのドコがいいんスかぁ!」とか、必死に騒ぎ立てる羽目になるからだ。

……じゃあ何でやるのかって? それは俺、小林一郎が友人のプロだからだ。
主人公の中の主人公、火乃森龍牙を支える親友キャラこそが、俺の生き様だからだ。

――ベストフレンダー小林が贈る名助演ラブコメ、開幕!
こ、こいつ本当にプロだ。趣味や娯楽で友人キャラをやっているわけではない凄みを漂わせている。そもそも、別に楽しくて友人キャラをやっている風ではないんですよね。場合によっては友人キャラとして影に日向に走り回ることに大きな疲労感を感じている節すら伺える。でも、決して小林一郎は友人キャラであることをやめようとしない。ナゼならばそれは生き様だからだ。自分で決めた小林一郎という男の生き方なのだ。その高いプロ意識は彼に妥協を許さず、甘えを許さず、常に厳しい自己研鑽を自身に課している。一体何がそこまで駆り立てるのか。幼少時の体験が彼の人生の方向性を決定づけてしまったとは言え、その後も彼の魂の燃焼は衰えること無く友人キャラとしての使命を成し遂げることに気炎を上げ続けているのだから、ある意味怪人である。
彼の凄まじいところは、主人公足ると見定めた人物の側について友人キャラを演じるだけじゃないんですよね。自分だけそれらしい格好をして振る舞って満足するだけでは終わらないのである。小林一郎が見定めた相手がちゃんと主人公となれるように環境を整え状況を揃え当人を鍛え上げシチュエーションを用意し影に日向に徹底したプロデュースをやってのけた上で、何食わぬ顔で主人公の影で何の益も害もない無名の友人キャラとしてほくそ笑みながら佇んでいるのである。
ただの黒幕じゃねえか。
まあこれだけ派手に暗躍してたら、そりゃ主人公にされた人は気づくよね、という感じで今まで小林一郎がプロデュースした人たちはみんな小林くんのやってることには気がついていたみたいなんだけれど、今回彼に見初められてしまった龍牙くんは、その点さっぱり小林くんの暗躍に気づいていない当たりこそが真の主人公として見込まれてしまった要因なのかもしれない。
まあ、他の主人公たちと違って、小林くんが特に派手に立ち回らなくても極ナチュラルに物語の主人公をやっていて、小林くん日常パートで賑やかしをやってるだけで良かったからなのかもしれないけれど。
でも、小林くんがどうして分不相応にも非日常パートにまでついつい首をツッコんでしまったのかを考えると、龍牙が手のかからない主人公過ぎたから、という理由が思い浮かんでくる。これまでの主人公たちは小林くんが丹念に手をかけてプロデュースして主人公として成功した人たちだったのを思い返してみると、龍牙は何もしなくても良すぎたんですよね。だからこそ、ちょっと非日常パートのことも知っておいた方がいいか、ナニカ出来ることがあるかもしれない、という欲が出てしまった。
それは、友人キャラのプロとしては出してはいけない欲だったのかもしれない。だからこそ、それをきっかけとして小林くんの友人キャラのプロとしての在り方に破綻が生じてしまったのだ。
まあ、龍牙の正体を最初から見誤っていた以上、破綻は時間の問題だったのかもしれないし、既に小林くんのスペックとメンタリティが友人キャラのそれをオーバーしてしまっていて、物語としては彼をその枠に押し込めておくことが叶わなくなった、と考えることも出来るのかもしれない。
しかし、友人キャラのプロとしての高い意識を持つ小林くんとしては、破綻を前にしてもなんとか友人キャラにしがみつこうとして、そのキャラの在り方と物語上に用意された役割との食い違いがお話を混沌へと突き落とし、傍から見るとどうしようもない喜劇へと発展していく、というのが本作の様相はわけだ。
これがまた、すこぶる面白い。
主人公としての役割と全く異なるキャラクターを秘めている龍牙を始めとして、何気にヒロインズたちも当てはめられたキャラクターの枠組みにどうしたって収めきれないものを抱えていて、あっちこっち目も当てられない形で飛び出してしまっている娘たちだったわけで、サイズの合わない服を着ようとして踏ん張る度にボタンがはじけ飛んでいくような滑稽な出来事が次々と噴出していってしまうのを、むやみにスペックが高い小林くんがむやみに頑張って蓋を締めてまわってしまったものだから、余計に酷いことになってしまっていくという寸法なんですね。これ。しかも、龍牙を初めとして、ヒロインズはむしろ今の無理な役割に窮屈な思いをしたくて、全部吹き飛ばして生まれたままの姿になりたいという溜め込んでいた欲求を皮肉にも小林くんとの交流をきっかけに積極的に吐き出そうとしだしてしまったから、余計にえらいことになってしまう。小林くん、蓋を締めているつもりでむしろその高いスペックをガソリンみたくして、火に注いでしまってるからなあ。ヒロインズもガンガンその気になってしまうという。
小林くん自身も高い友人キャラ意識を保ちながらも、年頃の男の子としての素直な欲望、可愛い女の子しかも好みドストライクな娘とキャッキャウフフしてたい、という欲求に流されがちで、試練は募るばかりという……。
龍牙、今まで溜め込みすぎてたせいか、乙女を拗らせるどころかこれちょっとアレな領域まで足突っ込んでますよね。自宅でコスプレ大会とか、並の恋人同士よりも濃い時間過ごしてるんですが、この人たちw
個人的には小林くんには秘めたなんたるかがある云々ではなく、あくまで普通の人間としてやたらスペック高いまま振り回されてもほしかったのですけれど、明らかになったシチュエーションも美味しいと言えば非常に美味しいものですし、物語に何らかの役が必要という考えからすると小林くんが置かれた立場もまた必要なものなんでしょう。
ちょっと後半、各ヒロインとのふれあいが駆け足気味だったので、もうちょいコミュニケーションを増やしていくか、龍牙に集中するか中途半端にはならないように調整していって欲しい所ですね。
続きとなる次の巻もありそうですし。

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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(コロナ・コミックス)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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