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大泉貴

ダンジョン・ザ・ステーション ★★★  



【ダンジョン・ザ・ステーション】 大泉貴/ 紅緒 LINE文庫エッジ

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迷宮主(イニシエーター)を名乗る謎の人物の宣言により、突如新宿駅は、底の見えない巨大迷宮と化した。
そこには駅員(ガーディアン)と呼ばれる危険な怪物も出現。
国は迷宮駅攻略のために探索員制度を制定するが、どうにも個性的な強者ばかりが集うように。
最強の殺し屋聖女、常に眠い魔法使い幼女、元救世主のステゴロヤクザ、謎多きアイテムコレクター。
そしていま、行方不明になった妹を探す少年が一人、混沌とした物語に足を踏み入れる。
迷宮駅の大いなる秘密をその手に携えて。
新宿駅で繰り広げられる果てしなき冒険譚が––ここに始まる。

現代人にとっては、いきなり洞窟型ダンジョンが現代日本に出来ました、というよりも梅田駅や新宿駅が迷宮化しました、と言われたほうが具体的なイメージは湧くんだろうな、というくらいには昨今、ハブステーションのダンジョン化が描かれる機会がある。本作はそんな中でも直球というべき、新宿駅がダンジョン化してしまった世界のお話なのだけれど、何気に新宿のダンジョン化というのはメインではあっても全てではないっぽいんですよね。そもそも、なぜか探索員の中に現れる異能の持ち主とか、ダンジョンに潜るようになってから発現したものではなくて、元々そういう能力を持っていた者たちが……という展開みたいだし。
あらすじにもあるような殺し屋聖女、魔法使い幼女、ヤクザの兄貴とみんな実のところそれぞれに主人公張れるような独自の世界観とバックグラウンドストーリーを有している。様々な設定群が盛りだくさんに詰め込まれてるんですよね、本作って。
惜しむらくは、その詰め込んだ設定を突っ込んだ奥から表までろくに引っ張り出せなかった、というところか。無計画に押し入れに突っ込んだモノは、取捨選択して好きなものだけ取り出すということは出来ない。せっかくの設定なのに、みんなそういう背景を持っている、という話だけでそれぞれ全然掘り下げるだけの物語的な余裕がなかったもんだから、場合によっては異種格闘技戦的なごった煮の戦闘シーンが見れたかも知れないのに、大した特徴ある展開もなくそのまま押し流されてしまった感がある。ストーリー全体が急ぎ足だったせいか、個々の掘り下げも結局大してないままだったし。
そして肝心の新宿ダンジョンについても、主人公が持っていた情報の価値が殆ど活かされないまま潰されちゃったんですよね。せっかくの、未知の戦闘法だったラッシュも、ただ肉体強化の倍率をあげていくだけでひどく単純なパワーアップでしかなかったんですよね。これで、様々な方向に能力を拡張してけたりしたら、色んな事が出来るようになって面白かったんだろうけど、これだと単にステータスの数値があがるだけで、発展性が全然なかったもんなあ。
主人公の目的である妹の捜索も、思わぬ形で決着ついちゃったし、シスターと妹の関係というか因縁も思ってたよりもかなり拗れてた割にこうねちっこい関係性は見当たらなくて、さっくりしちゃってたからなあ。
とにかく、一通り起承転結を形作って一先ずの決着を、という意識が強かったのか全体的に急ぎすぎて、腰を据えた形でのじっくりと描かれるべき部分がおおむね急かされてしまっているので、ほとんどのところが中途半端で終わってしまった感がある。
あれこれと詰め込んだ設定が、練られているぶんひどく勿体ないと感じさせられてしまう作品でした。

大泉貴作品感想

我がヒーローのための絶対悪(アルケマルス) 2 ★★★★   

我がヒーローのための絶対悪(アルケマルス) 2 (ガガガ文庫)

【我がヒーローのための絶対悪(アルケマルス) 2】 大泉貴/おぐち ガガガ文庫

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少年は悪へと身を落とし続ける――。

正義のヒーロー・ガイムーンの勝利に終わった、あの正義と悪の激闘から二週間。
かつて正義に屈したと思われていた悪の総帥の出現に人々は恐怖したものの、時間が経つにつれてまた月杜市は平穏を取り戻しつつある。悪の組織・新生リヴァイアサンもそれ以来、表立った活動は控えていた。だが二代目ヘルヴェノム卿――沖名武尊はまだガイムーン打倒を諦めてはいなかった。
一方そのころ、二代目ヘルヴェノム卿の存在を重く見たリヴァイアサンの元幹部である第一種たちはヘルヴェノム卿の抹殺を画策。さらにミアも本来味方であるはずの【財団】の思惑により思いがけないピンチに晒されてしまうこととなる――。
第一種、【財団】、そして新たな存在「外種」。さまざまな試練が立ち塞がる中、武尊はガイムーンの正体・天羽ミアという最愛の少女を救うため、どれだけ自身が傷つこうと、月杜市のすべてを巻き込み絶対悪であることを渇望し続ける――。

青春ヒーローピカレスクロマン、新たな波紋を生む第二巻!
これはひどいなあ。財団やリヴァイアサンの過去や実情が明らかになればなるほど、これがどんなに無慈悲で惨たらしい話なのかを強調することばかりが山積していくばかりで、これ本当に救いがあるんだろうか。最初からもう袋小路じゃないのか、とすら思えてくる。そもそも、武尊はミアを救うためになんでもするつもり、それこそ世界を敵に回すことすら覚悟しているんだろうけれど、肝心のミアを救う手立てが見つかっていないんですよね。現状では、ミアのマインドセットが暴走しないように彼女の前に明確な「悪」を提示し続けて彼女の「正義」に迷いを生じさせないようにするしかない、という対処療法に終始するほかなく、それは寄りミアの正義を確固にするものとなり、逆に武尊の方はどんどん悪へと堕ちていくという双方ともに取り返しのつかない深みにハマっていくという地獄へと敷き詰められた道でしかないんですよね。
お互いを大事に思うほどに距離を置き、そしてそれぞれに人間性を失っていく。悲劇のスパイラルである。
そして、その正義と悪を生み出してしまった財団は、今もなお両者の後ろで糸を引いて現在進行形で悲劇を量産していっている。怪人も正義の味方も出処は同じって、酷いマッチポンプもあったものである。そして、両者ともに財団にとっては実験材料にすぎないわけだもんなあ。
結局、財団の手のひらの上で誰もが踊っているに過ぎない。武尊ですら、抗おうとしながらその手のひらの上を脱しきれていない。どんどん心をすり減らし、一線を越えたあとは殺人殺戮にも躊躇を覚えなくなってしまい、目的のためにそれ以外には何も感じなくなっていく姿は、図らずも壊れていくミアと同じ有様なんですよね。
このどこに「良き闘争」があるのか。旧リヴァイアサンから掲げられた理念「良き闘争」。しかし、武尊にしてもミアにしても、第一種の怪人たちにしても暗躍する財団の犬たちにしても、皆が強いられた戦いであり操られた戦いであり、欲望にかまけた戦いであり、そのどれもが吐き気のするような醜い悪しき闘争でしかない。
そんな中で光り輝くのが、己の戦う理由を、命を懸ける理由を見つけた花音なのだろう。武尊の苦しみを知り涙を共有し、その上今回の一件でミアという少女の素顔を知った花音は、この二人のために、この二人を破滅から救うために、何よりこの二人を幸せにするために戦う、命を捧げる決意を抱くのである。それこそが、彼女の「良き闘争」なのであるという信念を見つけたのだ。自らが報われることなど、欠片も思わずに。
心も体も傷だらけになりながら、花音は武尊の心が悪に堕ちていくのを押しとどめ、自らの意思をもこぼしてしまおうとしていたミアの、希望と意志を呼び起こすのである。誰もが足掻いてもがくか、好き勝手に欲望に走る中で、花音だけが闘っている。生き様を得て、自らの意志と希望と信念を懸けて、闘っているのだ。
まさしく、彼女は「良き闘争」を体現しようとしている。
それは、彼女にとってもまた一つの一線であったのかもしれない。その決意は、一線を越えたということなのかもしれない。だが、他の子たちと違って彼女にはもう後悔はないのだろう。その先が悲劇だったとしても、破滅だったとしても、もう後悔はないのだ。
武尊とミアの行く末とともに、花音の闘争の結末をこそ、最後まで見守りたい、それがどんな結末であろうとも見送りたい。そう思える、ある意味花音のためのエピソードでした。この作品、まさしく正義と悪と、その間に立つ少女との三人の物語なんだなあ。

1巻感想

我がヒーローのための絶対悪(アルケマルス) 5   

我がヒーローのための絶対悪(アルケマルス) (ガガガ文庫)

【我がヒーローのための絶対悪(アルケマルス)】 大泉貴/おぐち ガガガ文庫

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日本のどこかにある地方都市、月杜市。どこにでもある規模のその街には1つだけ、他の街とは違っているところがある。それは1人のヒーローが街を守っているというところだ。

普段は女子高生として生活している少女・澪。彼女は悪の組織『禍嶽社リヴァイアサン』の怪人が街の平和を乱すとき、ヒーローに変身し日夜戦うのであった。そんな澪のヒーロー活動を見守る幼馴染の少年・武尊。なんの取り柄もない平凡な高校生である彼だが、武尊にはある秘密があった――それは、彼こそが禍嶽社リヴァイアサンの総帥・ヘルヴェノム卿なのである。武尊の目的。それはガイムーンとして生きる宿命を背負わされ、悪と戦わないと生きられない澪のために、宿敵として立ちはだかり続けることだった。

悪の首領とヒーローの関係は2人をどんな運命へと導くのか。

最愛の者を守るため、最愛の者と戦い続ける、正義と悪に彩られた青春ヒーローピカレスクロマンここに誕生!
こ、れは……えげつない。最初から完全に詰んだところから始まってるじゃないですか。詰将棋の詰められてる側に立たされたような状況。しかも逆王手だけは絶対にしてはいけない、という制約付き。いや、唯一の救済ルートが悪として正義を挫くことなのか。だがそれですら、ハッピーエンドには辿りつけない。そのエンドを許してもらえない一線を、澪も武尊も越えてしまっている。その罪に耐えて幸せを掴むには、ふたりとも余りにも善い子すぎる。
武尊が大切なものを無くして失くして亡くして、全部打ち捨ててそれでも守ろうとしているモノは、多分彼女にとっては恐ろしく空虚なものだ。彼女が望み願いささやかに祈って守ろうとしているものとは、決して相容れない結末だ。相反する絶望だ。武尊がもし、それを叶えたとしても、彼が願う澪の幸せは絶対に訪れない。絶対に、だ。絶望的なのは、武尊自身薄々それを理解してしまっている事なのだろう。それでも、許される選択肢だけを辿って行くと、それを選ぶしか無いのだ。本当に何もかもを斬り捨てて最低限残される残骸だけが、あらゆる可能性の中でもっとも幸いなのだ。
無残極まる現実だ。
そして、この悪の首領はこれから切り捨てていくものに対して、無感情では居られない、冷酷でも冷静でも居られない、あまりにも優しすぎる、普通に善い子すぎる真っ当な子なのだ。それでも、血の涙を流しながら、呪詛を、怨嗟を、裏切られた絶望を受け止めながら、唯一無二の為に、おそらく残骸しか残らないモノの為に、それらを殺していくのだ。その、なんと救われないことか。
彼の、あまりのも残酷な絶望を、知ってしまった娘が居るというのもさらに極悪である。彼女は武尊の絶望と悲しみに触れ、それに共感し、同情し、それを尊いものだと思ってしまった。それに、殉じる覚悟を決めてしまった。彼女は、きっとその時が来ても、恨んですらくれないのだろう。
夜はきっといつか明けるのだろう。でも、闇は決して晴れない、光を当ててすらより濃く深くなるだけだ。悪の道は、ひたすらその闇を降りていく道。彼は、自ら望んでその闇の中を征く。ハッピーエンドに背を向けて、絶望しかないのだと知りながら、それでも欠片しか残らないだろう救いを求めて、望んで破滅の道を征く。
悲しい悲しい、正義の味方を救おうとする悪の物語だ。

大泉貴作品感想

東京スピリット・イエーガー 異世界の幻獣、覚醒の狩人3   

東京スピリット・イエーガー 異世界の幻獣、覚醒の狩人 (このライトノベルがすごい! 文庫)

【東京スピリット・イエーガー 異世界の幻獣、覚醒の狩人】 大泉貴/ 泉彩 このライトノベルがすごい!文庫

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数十年前からこの世界には、異世界からモンスターがやってきている。東京に暮らす高校生・久住大吾は、ゲームアプリ『ソーシャル・スピリット・イエーガー』に現れた謎のメッセージに従って三鷹駅に行く。そこで彼が見たのは、暴れるゴブリンと、それを倒すクラスメート・高屋敷瑠奈の姿だった。異世界から現れるモンスターを、妖精の魔法と武器で討伐せよ!第1回『このラノ』大賞作家が放つ、現代バトルファンタジー開幕!
うわ、これモンスターの来襲で発生した被害はなかったことにならずに、事故や災害に置き換えられるものの、そのまま残っちゃうのか。
ゲームのスタイルを取っているけれど、その実体は現実に起こっている異世界から現れるモンスターの駆除。なるほどなあ、現実の世界を舞台にしつつ、そこで定番のモンスターと戦うというのは、なかなか絵になるビジュアルである。隔離された場所じゃなくて、ちゃんと一般人が居る所にモンスターが現れて、というのも臨場感がある。ってか、これ知ってたら怖くて街中歩けなくなりそうなんだけれど。いきなりデパートの中にゴブリンが居ました、とかメガテンじゃないけれど怖いですよ。
事が終わってしまえば、イエーガー以外からはモンスターに纏わる情報は記憶から消えてしまう、さらには世界的なバックアップ組織が存在して、モンスターとの戦闘の痕跡も政治的に消し去ってくれるのだから、アフターケアは万全なわけだけれど。でも、これゲーム感覚でイエーガーたちは参加してるし、ランキングとか競ってるわけですけれど、同時にモンスターを退治しなければ街は破壊されて大変なことになるし、戦闘如何によっては実際に死んでしまうこともあるわけで、そのへんの危機感とかイエーガーの戦闘に対する見方の緩さが、状況との齟齬として馴染まないまま微妙に張り付いてる気がするなあ。なんというか、リアルよりかゲームよりか、どっちつかずで中途半端なんですよね。ともあれ、それがいけない、とこの段階で決めつけてしまうのは良くないかもしれない。この中途半端で足元がしっかりしない感じのところから築きあげる事が出来るものもあるかもしれませんし。それに、このモンスターと現代で戦う臨場感はなかなか得難いものがありますからね。
それに、この作品、キャラクターがイイ!!
とくにメインヒロインの高屋敷瑠奈の素の顔の素晴らしさよ。いきなり彼女が「ウッヒョー!!」とか叫びだしたときにはほんとにどうしようかと思いましたけどね!!(笑
優等生の顔の裏に秘めていた、中二病全開の残念な暴走気質。この隠してた、のがいいんですよ。あからさますぎるといけない。でも、やる時は恥ずかしがらずにノリノリでやっちゃうのがまた良い! 前作でも思ったんですけれど、この人のしつこくはないけれど、丁寧な人間関係を絡ませ深めていく描き方は、なかなか素敵ですよね。今回は主人公の大吾と瑠奈にほぼ絞っていましたけれど、それぞれに過去に傷、今に思う所を秘めながら、お互いに徐々に心をひらいていって一緒に頑張っていく姿は、凄く素敵なものでした。妹ちゃんを含めて、周りの人たちの彼らを見守る優しい視線も、とても心地よいものでしたし。
うん、これは素晴らしいボーイ・ミーツ・ガールだったんじゃないだろうか。繰り返しになりますけれど、瑠奈のキャラはとても魅力的でしたし、明るさと影と、傷を見せない強さと、傷を見せられない弱さを併せ持った、ついつい目で追い続けてしまうヒロインでした。彼女の存在だけで当たり、と言っていいくらい。主人公の大吾との噛み合わせも、バッチリでしたし。うん、続きが楽しみになる作品でした。あとは、足元の築きよう次第かなあ。

大泉貴作品感想

アニソンの神様 score.023   

アニソンの神様 score.02 (このライトノベルがすごい! 文庫)

【アニソンの神様 score.02】 大泉貴/のん このライトノベルがすごい! 文庫

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「“レーゲン・ボーゲン”、セカンドステージ始動です!」エヴァたちの次の目標は、高校生バンドを対象とした合同ライブ。初めてのライブイベントにメンバーが浮足立つ中、ドラム担当の京子は浮かない顔をしていた。その原因は彼女の中学時代のバンド仲間・神崎椎奈との苦い過去にあった。第1回『このラノ』大賞受賞作家の青春バンドストーリー第2弾。
ちょっとこれ、ラストの曲反則やわ〜〜。
個人的にあのアニメはデキすぎてて、あんまり好みではなかったんだけれど、それでも強く印象に残るシチュエーションであり、あの曲はそれを見事に引き立てる、というよりも物語そのものを体現したような曲だったわけです。それだけに、曲の持つ「意味」をあのアニメ見てる人は嫌というほど知っているだろうし、その曲をあのラストの場面で使うという凶悪さを、いっそ悪魔的とまで言いたくなるような効果のほどを理解できるんじゃないだろうか。
遠い昔に決定的にすれ違ったまま今の今まで歩いてきてしまった二人が再会して、あの時の誤解を、錯誤を、喧嘩別れのまま置いてきてしまったものを取り戻して、でもまた同じ道を共に歩き出すのではなく、お互いが見つけた道を最高と信じて、それを祝福し、違う道を歩いて行く。理解し、受け入れ、再び友となって、しかし自分の道を歩いて行く。
そんな二人の少女の再会と新たな旅立ちを、この曲が決別という形ではなく、わだかまりを解きほぐして結びつけていくシーンは、圧巻とすら言っていいものでした。いやあ、単にアニソン使いますよ、という話題作りだけの作品じゃなく、物語の決定的なシーンを意味づける最高の装置としてアニソンを仕立てあげるその作りは、手放しで賛じたいですね。椎奈のバンド演奏のあと、トリを任せられてアウェイのライブハイスでどうやって盛り上げるのか正直不安だったんですけれど、エヴァのビジュアルという武器もふんだんに利用しての初っ端からのインパクト勝負。あれは、確かに何も知らない人でもなんじゃこりゃ!? とびっくりするだろうな、という納得の掴みでしたし、ライブシーンは実際大したもんです、これ。
そして、アニメなどのサブカルチャーにどうしてもつきものな、表立って堂々と自分の趣味と公言するにはばかられる風潮を、京子を通して真っ向から描いたなかなかの力作でもありました。自分の好きなものを堂々と誇ることが出来ないなんて、とまで言われてなお京子は自分のアノソンという趣味を公言してしまうことに怯え続けます。けど、それってどうしても心に根付いている引け目、なんですよね。世間から見下されている、と感じているものを好きだと誰憚ること無く言ってのけるのは、とても勇気のいる事だと思う。その卑屈さがまた見下される要因になるのだろうけれど、このサイクルはなかなかひっくり返せない。それでも、一昔前に比べればまだマシになったんだと思いますよ。あの京子の友人たちの反応は、ちょっと優しすぎるなあと思うくらいでしたし。ってか、そこまで気を使ってくれるあの子たちが良い子なのか、そこまで気を使わせてしまった京子の間の抜け方がひどかったのか(苦笑
全然隠せてないじゃないか、あんたw

でも、今回一番のサプライズだったのは小松くんでしょう。もう根底からがらっと印象ひっくり返っちゃったじゃないですか。いや、そこまでやるとか健気にも程があるだろう。大胆な割に慎重というか、なかなか踏み込まないのは機会を虎視眈々と狙っていると見てあげたい。ヘタレというには、だって頑張りすぎてるもん。

どうやら、このまま話は琴音の回に続いていくようで、そういえばまだコーテリアの孤立問題も解決するどころか余計に深まっていくばかりだし、これはちょっとしたシリーズものとして続くのかな。

1巻感想

アニソンの神様3   

アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫)

【アニソンの神様】 大泉貴/のん このライトノベルがすごい! 文庫

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「はじめまして!エヴァ・ワグナーです。一緒にアニソンバンド、やりませんか?」―アニソン好きが高じて、ドイツから日本へとやってきた少女、エヴァ。彼女の夢は、アニソンの聖地・日本でアニソンバンドを組むこと。今、その夢が動きだす―。第1回『このラノ』大賞作家が描く、音楽と青春、『CHA‐LA HEAD‐CHA‐LA』から『太陽曰く燃えよカオス』まで、すべてのアニソン好きに贈る、友情物語。
いやー、これは面白かったですわ。良質の二時間ドラマを見終わったみたいな満足感。見事にこの一冊でやりたいことを見せ尽くしている、という点では完成度高いと言えるんじゃないでしょうか。例えば、実のところ登場人物の掘り下げはそれほどなされてないんですよ。バンドのメンバーになるエヴァ以外の四人は入谷を除けばそれぞれバンドに入ることになる周辺事情を表層的にさらっとなぞっているだけだし、一番の難物となる入谷だって家庭の事情も含めてそれほど深く掘り下げているわけでもない。でも、それが何の問題にもなっていないんですよね。決してキャラが個性的だったりあからさまに立っているわけでもないのに、この一冊の物語の中でバッチリ輝いてるんですよ、こいつら。非常に魅力的に描かれている。なんて言うんだろう、この物語の要としてごく自然に馴染んでいるとでもいうのか、居るべくして居るというべきか。それぞれの抱える事情なんてものはそれこそ理由付けに過ぎず、別に深く知らなくたって、理由なんてなくたって、居ることだけが重要で、居ることそのもので存在感を示している、とでもいうのか。
そんな在るべくして在るように、この四人を位置づけてしまった中核こそ、主人公であるエヴァという娘の価値なのでしょう。なんか凄いわ、このエネルギーの塊は。輝きの中心は。バンドのメンバー集め、という基本の基礎からはじまるこのお話ですけれど、分量も対して割かれてないしそれほどドラマティックな展開があったわけでもないのに、一人ひとりどこからとも無くメンバーを見つけてきて、仲間にしていく話の流れは、素直に楽しかったしワクワクさせられた。これぞ、仲間集めのお話だよね、というお手本のような盛り上がり。
何気に、メンバーの幾人かはアニソンに特にこだわりも好みもない、というのもなかなかおもしろいポイントだったんじゃないでしょうか。あくまで、エヴァという人間に惹かれた、という意味合いが強いんですよね。
実際この作品、強烈にアニソンをプッシュしているように見えて、実のところアニソンあんまり興味なくても関係無く楽しめる本になってると思いますよ。勿論、曲を知っている人は知っていることで盛り上がれると思いますけれど、知らなくても関係なく楽しくなれると思う。こういうのは、クラシック音楽やオペラ、オーケストラなんかを題材にしている作品なんかで、その方面に知識が無くてもその音が聞こえてくるように楽しめる、という風情とおんなじように。
実際、自分なんかここで演奏される音楽はだいたい知ってはいるものの、知っている曲が歌われたから、という理由で盛り上がったりはしませんでしたしね。一つ一つの曲を「リスペクト」するという感じに掘り下げたり、物語の流れに深く噛ませたり、という風でもありませんでしたし。
その意味では、タイトルとは裏腹に敷居そのものは非常に低い気がします。
いや、なんにせよ、これは予想以上に面白かったです。主人公を留学生の外国人にしたのは、これ提案した人大ファインプレイですよねー。この純粋一途さをなまじ日本社会で育った日本人の少女にやらせてしまうと、とたんにその純朴さに胡散臭さが入りまじてしまったでしょうし。純粋にしてパワフル、思慮深さと躍動感がブレンドされているこのキャラクターは、そして多くの一般人がそっぽを向くアングラなサブカルチャーに、これほど衒いなく飛び込み、そして周囲にアピーるできたのは、異邦人という特性があったことを見逃せないのじゃないでしょうか。なんか、物語を作る最初の第一歩で大正解を選んだみたいなところ、あるのかもなあ。勿論、そこから何も落とさずに見事にてっぺんまで築きあげて完成させた腕前には、素直に喝采したいと思います。
まあでも……これ一冊で綺麗に終わっておくのが一番イイ気がしますけど。

ランジーン×コード  

ランジーン×コード (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫 お)

【ランジーン×コード】 大泉貴/しばの茶番 このライトノベルがすごい!文庫

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 bk1

んー、これは自分にはダメだったなぁ。
描かれている登場人物の感情、想いや決意と言ったものが上滑りして、私の中まで届かなかった。掴もうとしても乾いた砂のように指の間からこぼれおちていく。
取っ掛かりがないんですよね。凹凸のない壁面で、登ろうにも手がかり足がかりとなる抑揚、波となるようなリズムがなくて、滑り落ちてしまう。起承転結の盛り上がり、濃厚な世界観、登場人物たちの想いの変転など、ちゃんと描かれているんだけれど、それをどうしても単なる言葉の羅列としてしか捉えられなかった。
物語としての旋律を、私が聞き取れなかった。
おかげで、読んでいても心がぴくりとも反応しなくって、しんどかったなあ。
そして主人公のロゴ。彼の偽善と逃げ腰と自分の都合のよい現実に耽溺する性向は意図的に構築されているものだということは、後半の展開からも理解できるが、その言動のすべからくが、作者のこうあるべきだ、という規定のもとに基づいていて、そこから一切逸脱する様子が感じられなかったのが、どうにも気に入らなかった。その傾向は、おおむねどのキャラからも感じたのだけれど。結局、どのキャラもが作者の言葉を反復している風にしか見られなかった、ひいては全体が本当の意味においてキャラの差異などない、作者の独り語りによって織りなされるもの、のように感じてしまったんですよね。
一つの物語として異様なまでに完成度の高い作品には、キャラの言動すべてが最初から最後までカッチリと固められた、作者の描いた脚本通り、一切逸脱しない、制御され切ったものであることは儘あることなんだけれど、その場合は作品全体が一つの調和のとれた完全な美しい完成物として構成されているので、むしろキャラの在り方はそうでなければならないのだけれど、これの場合は全然違うからなあ。
結局のところ、趣向や感性の違いなんでしょう。自分には合わなかった、という事に尽きる。読む人によってはまた違った印象になってくるだろうし、何より大賞受賞作ですものね。

ただ、特に前半から中盤に見受けられる説明文のくどさと繰り返しはいただけない。完全に物語を語るにおいて邪魔と停滞の原因となっている。ここでうんざりしてしまうケースは多いんじゃないだろうか。

なんにせよ、自分には合わなかったです。残念。
 
11月26日

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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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11月4日

(ジャンプコミックス)
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(JUMP j books)
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(ジャンプコミックス)
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