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魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士 ★★★★   



【魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士】 子子子子 子子子/伊吹のつ HJ文庫

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九曜に告げられた「己が何物であるかを知れ」という命題に向き合うべく、晴栄は自身の母親・葉子の足跡を辿っていく。幸い、大和へ帰国していたことで調査の足掛かりを掴むが、同行していたティチュを発端に、陰陽寮を揺るがす大事件が発生。その事件の中で、兄・晴雄から語られる真相とは―!?「―この土御門家は、俺が完膚なきまでに終わらせてみせます」かつての復讐者と、今もなお憎悪の炎に身を焦がす復讐者。二人の邂逅と激突の先に、新たな物語が紡がれる。

シリーズ完結編は、最終巻に相応しくオールキャストによる総力戦。それ以上にシリーズ通してのテーマを見事に帰結させた集大成となっていたのが素晴らしかった。
物語のはじめは、母を殺した土御門の家そのものを憎み、当主に成り上がってこの家そのものを滅ぼそうと復讐の念を滾らせていた主人公の晴栄。彼の孤独な憎悪と復讐心は、留学先で出会ったティチュをはじめとした様々な人達が抱え持っていた苦しく辛い人生を目の当たりに、彼らに寄り添い時には向こうから手を差し伸べられ、共に困難を乗り越えていく中で徐々に晴栄の心は解きほぐされていきました。
そうやって心の余裕を持ち得て今まで自分が歩いてきた人生を振り返ってみると、新たに得た友人だけではなく、復讐の同志だった狐狼丸や幼馴染の鴨女をはじめとして故郷日本でも様々な人に助けられ、一度実家に帰ってみれば兄・晴雄やその側近である斎藤藤子や剣の師匠であった法麗らに暖かく迎え入れられ、憎しみの対象でしかなかった土御門の家ですら本当は晴栄を孤独にはしていなかったと気付かされたのでした。
晴栄の心が晴れ渡っていく過程は、その様々な出会いの描写もあり丁寧なもので、彼の復讐はこうして周りの人たちによって癒やし解きほぐされる事で消え去ったのでした、めでたしめでたし、でも十分綺麗な纏め方となるだけの晴栄の変化は良きものでした。
でも、それで終わらずにさらに一歩踏み込んで、晴栄と全く同じ復讐を、晴栄と同じ孤独にまみれた憎悪と怨念ではなく、なくなった晴栄の母への敬愛と晴栄という弟への愛情によって成し遂げようとしていた人を、復讐を辞めた晴栄の前に立ち塞がらせたことで、この復讐の物語はステージを一つ駆け上がったように見えたのでした。
実際、晴雄の思惑はこの最終巻に至るまで判明せず、決して悪い人には見えなかったけれど結局自分の都合で何かを企んでいる人で晴栄を利用するつもりだったのか、と思っていたのが理由が判明してみれば、そりゃもう凄く情愛溢れた人ゆえの思いつめた行動で、弟への愛情が満ち満ちていて思わず目尻が熱くなるほどだったんですよね。
愛深いからこそ、その一念は決して止められない。止められるのは、それこそ同じ復讐者であった晴栄だけ、という構図がまた素晴らしかった。
お互いを愛し何よりも大切に思うが故に、刃を交えることになる兄弟。この熱量は、熱かった。

ラスボスも、最終決戦に相応しい大物で、それを前にこれまで出会ってきた人たちの助力と、これまでの旅路で知ることになった母の出自に基づく家族としての縁あるアヤカシたちの支えも受けて、最終決戦に挑むという構図は実にオールキャストの決戦に相応しいもので、それに加えてスペックや数の過多で押すのではなく、相手の仕掛けを逆利用して術を反転させて起死回生の一手とする、というのは歴史における魔術という媒体をふんだんに取り入れ、丁寧に解きほぐして物語の中に取り入れて、目玉にしてきた作品らしい、ギミックでありました。

それに、怨念無念を晴らした、という意味では土御門兄弟だけではないんですよね。シリーズ通して多くの登場人物が経てきた行程であり、多かれ少なかれ皆が気持も新たに自分の未来を歩みだしている。それが、ラスボスの彼にまで当てはめてくるとは思わなかっただけに、彼の執念怨念があの一言で祓われたのは、清々しくもありました。

しかし、邪悪の樹の首領の正体についてはちょっと吃驚でしたけどね。その行動原理というか目的も含めて、思いもよらぬ方向からボールを投げられて、なんかこう「うわっ、そう来たか!」とちょっと心跳ねるような驚きでした。邪悪とかそういう方向性じゃなかったもんなあ。というか、この人ありなのか。歴史上の実在の人物をちょくちょくガチの登場キャラとして放り込んできた本作ならではの横入りでありました。

このシリーズ、設定や魔術の使い方などは非常に面白く、物語の展開そのものはオーソドックスな面もありつつ紆余曲折あって良いな、と思いつつそのお話の語り口がちと固かったり運び方が性急だったり、と物足りない面が垣間見えることもあったのですが、この最終巻はキャラの内面描写も含めて最初から最後まで勢いよく情緒も揺さぶられる緩急もあり、前のめりにのめり込まされました。良かったよー。特に主人公の物語としては、見事に完成を見ていてお見事でした。
次回作も、この調子この勢いで期待したいです。

……しかし、エピローグってば晴栄くん、もう自分に何の疑念もなく女装してましたなw

シリーズ感想

魔術破りのリベンジ・マギア 6.九尾の権能と鬼哭の獣 ★★★☆   



【魔術破りのリベンジ・マギア 6.九尾の権能と鬼哭の獣】 子子子子 子子子/伊吹のつ  HJ文庫

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留年の危機に陥ったティチュと鴨女を連れ、補講代わりのレポートを完成させるべく大和へ帰国した晴栄。陰陽寮へ帰還したことで改めて自身の成長を実感するが、その変化は狐狼丸との“契約”に歪みを生じさせていた。そして、歪みをきっかけに己の在り様を問う狐狼丸に声がかかる。「久しぶりよな―いいや、はじめましてと言うべきかのぅ?」彼女こそは“邪悪の樹”序列第七位、『色欲』を司る妖婦・九曜。“白面金毛九尾の狐”として知られる、最後の神獣だった―

自らを駆り立て続けた復讐心を、多くの人との繋がりを経て乗り越えた晴栄だったけれど、それは同じ復讐というキーワードを以って同志であり共犯者ともなっていた孤狼丸との関係に新たな局面を迎えることを意味していた。
晴栄くん、自分の精神面での成長を噛み締めているのはいいんだけれど、そこで孤狼丸のことを考慮していなかったのはちと余裕がなかったなあ。彼女との契約時にあそこまで「復讐」を協力しあうための鎹にして、復讐を諦めたならば殺すという言質まで取られていながらその事について頭になかったのは、それだけ孤狼丸との主従関係が親密なものになっていたからなのでしょう。油断と言えばそうだし、これまで育んだ関係への信頼とも言えばそうなんだろうけれど、孤狼丸からしたら一方的に復讐者からドロップアウトされてしまっては、自分だけ置いていかれてしまった、という孤独感は否めなかったでしょう。晴栄の変化を裏切りと思わず、良い変化だと恨むどころか祝福するような想いを孤狼丸が抱くのは、それこそこれまで育んだ関係故なんでしょうけれど、だからといって孤狼丸自身が復讐心を「じゃあわたしも〜」と捨てることが出来るわけもないのですから、その点晴栄も自分の変化を受け入れることに一杯一杯でフォローが回らなかったんでしょうなあ。
帰国して、その足で実家に戻ることをせず、一旦探偵の三郎のもとを訪れたりとワンクッションを入れて、自分の中の感情と折り合いをつけ、恐る恐る自分の変化を確かめながら屋敷に脚を踏み入れる様子からは、確かに周りを顧みている余裕は見当たりませんでしたけど。

男子三日会わざれば刮目して見よ。
まあセイレムへの海外留学は三日どころではありませんけれど、それでも土御門の家の者たちからすれば彼の変化は目を見張るものだったでしょう。誰も寄せ付けず敵意を振りまくばかりでは、周囲の者も自然と警戒し刺々しい対応をとってしまうもの。そこに果たして、どれだけ本当の悪意が紛れていたのか。
晴栄が自然体で接してさえいれば、相対する人たちもまた警戒を解いて本来の姿で応じてくれるでしょう。そこでようやく、相手とちゃんと向き合えるということになる。偏見や予断の入った目線ではなく、冷静に客観的に相手を見ることが出来るようになるものです。
そうして相まみえた土御門の兄である晴雄には、確かに腹違いの弟である晴栄への気遣いと情愛があり、家人の藤子さんなんかも主君の弟への丁寧な対応と敬意があったんですよね。
もっとも、当然それだけでは済まないのだけれど。
ただ、晴雄さん思ってたような冷徹な人、という風でもなく晴栄を妾腹と見下しているわけでもなく、どうやら家族としての情と当主として有能な弟への期待は本物のようですし、本質的に晴栄と似た責任感と優しさを併せ持つ人のようなんですよね。しかし、そうした優しい在り方をねじ伏せてでもやらねばならない、と決めている覚悟があるようで。どうやらお兄さんの方もかなり複雑な立ち位置みたいだなあ。

と、その件は一旦置いておいて、今回の話の主筋は孤狼丸であり、その関係者だった玉藻前となっている。いやこれ、孤狼丸と晴栄の関係の更新であり進展の話であるんだけれど、それ以上に玉藻前の物語になってたんじゃないでしょうか。
本来の穏やかで優しい人格を塗りつぶされ、悪妖「白面金毛九尾の狐」という呪いへと成り果ててしまった彼女九曜の、一つの救済の物語であり、千年を越える愛の物語だったわけだ。
九曜という女性の報われ無さ、幸の薄さはあまりにも不幸で理不尽さに塗れていましたけれど、そのさなかにあった2つの出逢いは決して嘘でも偽りでもなく、千年以上を経たこの時代にすらも届く本物であったのだと。
かつて育んだ愛の残滓が、喪われたはずの想いを取り戻させてくれる、というなかなかにロマンティックな話でもあったんですよねえ。
しかし、蘆屋道満はいらんことしかしないなー! こっちの蘆屋露花はイイ子なのに。子孫にとばっちりが行き過ぎである。

さて、晴栄たちが不在となったセイレムの方でも学園長を中心として大きな動きがありそうだし、こちら土御門本家でも不穏な動きがあり、とここから大きく物語も動いていきそう。

シリーズ感想

魔術破りのリベンジ・マギア 5.救世の屍王と恩讐の行方 ★★★   



【魔術破りのリベンジ・マギア 5.救世の屍王と恩讐の行方】 子子子子 子子子/伊吹のつ  HJ文庫 

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中華魔術と激突! “邪悪の樹"から鴨女を救え!

祭宴が終わってすぐ、鴨女が突然姿を消した。彼女の両親の仇が米国内で目撃されたため、復讐を果たしに向かったというのだ。
その仇の名はフー・マンチュー。【邪悪の樹】序列第九位『不安定』を司る狂気の道士。“救済"を謳い、人類の同時鏖殺を目論む彼の男の圧倒的な力を知った晴栄たちは、
謎の包帯美女・リンタンを仲間に加え、鴨女の救出に向かうが……!?
屍霊渦巻く廃坑の街・セントラリアに魔術の火花が散る!
フー・マンチューって名前だけちらっと聞き覚えある、というくらいの人だったのですが、本作に登場するゲストキャラクターはみんなその筋では著名な人物ばかりなので、この人もそうなんだろうと調べてみたらこれがまた、滅茶苦茶有名な人じゃないかー!
とは言え、彼に関しては実在の人物ではなく、名探偵ホームズの敵役であるモリアーティ教授のような創作上の悪役なのだけれど、一作品に留まらない活躍を見せてるんですねえ。しかも、探偵小説におけるノックスの十戒で、中国人を出してはならないという項目が加えられたのはまさにこのフー・マンチューという怪人の存在があったからこそ、という話を聞いてしまうとその存在感が当時の欧州においてどれほどのものだったかというのも伺い知れるのではないでしょうか。
そんでもって、彼がまたキョンシー使いなのですよ! いや、そういう単純にカテゴライズされてしまう術士ではないのですが、霊幻道士とかストライクの世代なんでこれくるものがあるんですよねえ。
まああの古典名作のキョンシーみたいな両手前に突き出してぴょんぴょんと跳ねて移動するようなのは殆ど出てこないのですけどね。その意味では、相変わらず魔術に関する資料の練り込み具合は瞠目に値する質量であります。参考文献も相変わらずの量ですしねえ。キョンシーが上級になると空を飛ぶ!というのも昔件の番組で見たなーと思いつつ、どうしてもそのイメージに引きずられて、ワイヤー見えてるワイヤーアクションな、思いっきりぶら下げられて平行移動みたいな情景ばかり浮かんできてしまうw
凄いなー、と思ったのがクトゥルー神話体系と既存魔術の融合である。クトゥルー神話というのは、どうやったって独自性が強すぎる代物だけに、色として既存の文化文明を背景に成立し形成されていった魔術大系とはなかなか混じりえないものなんですよね。
それをフー・マンチューのあの外の神の召喚法は、見事にすり合わせてたんですよね。見立てとしても類感魔術としても面白いアプローチで、非常に興味深いものでした。
本作って、ほんと魔術関連に対しては徹底して掘り下げもするし、それらを応用しての演出にも凝っていて魅せ方として一つの確立を得ているところは感心させられるばかりです。
ただ、それらに妙に比べて物語自体の「語り口」という点に関しては若干単調さがあって盛り上がりの加速のノリがちと鈍いんですよねえ。
物語のテーマとしては、今回も復讐について、というもので元々実家への復讐の念を募らせていた晴栄の変化に、鴨女の両親の仇の登場、その仇であるフー・マンチューもまた恩讐を原動力にしているキャラクター、と敵味方、主人公本人とヒロインとの関係の中に主題を絡ませた上でそれを解いていくと同時に、登場人物の心のうちにそれまで囚われ続けていたモノのその先へと踏み出させる、という構成としても非常に堅実に練り上げたものを感じさせるものとなっていて、ビシッと真ん中に一本筋の通った良い物語だと思うんですよね。
ただ、それを語って聞かせる言葉の色合い、音調、冴えとかそういうのなんだろうかなあ。変に状況の推移を単調な説明で語っちゃってるなんてところもあるし、展開の見せ方やセリフなんかもちょっとなあ。そういうところが、作品に感じるポテンシャルに対して物足りなさを感じる部分なのでしょうか。

あと、晴栄。それは誰がどう聞いてもプロポーズにしか聞こえないじゃないかな!? あれで勘違いも付け入りもしない鴨女は物分りがヨすぎると思いますよw
ラスト、鴨女のあの告白まがいのセリフに対してまんざらでもないどころか、ええんかい!? というようなセリフこぼしちゃってる晴栄は、もしかしたら無自覚ではなくプロポーズでも良しという気持ちがあったかもしれないけど。でもそれだと、ガチで鴨女が本命になってしまうんですが、いいのか!?

シリーズ感想

魔術破りのリベンジ・マギア 4.絶唱の歌姫と魔女たちの祭宴 ★★★☆   

魔術破りのリベンジ・マギア 4.絶唱の歌姫と魔女たちの祭宴 (HJ文庫)

【魔術破りのリベンジ・マギア 4.絶唱の歌姫と魔女たちの祭宴】 子子子子 子子子/伊吹のつ HJ文庫

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学園祭でデートにライブに大盛り上がり!?

欧州での事件を解決した晴栄たちは魔女学園に帰還する。折よくセイレムでは収穫祭としての魔女の宴<サバト>を迎えており、学園総出でお祭りの準備中。
久々の学生生活でゆっくりできると思っていた晴栄だったが、当然のようにその盛り上がりに巻き込まれていく。
ティチュやフラン、露花といったヒロインたちとの学園祭デートに加え、学園の成績優秀者<七虹の魔女(セブン・カラーズ)>とのエキシビジョンマッチまで組まれて、気付けば学園祭の中心に……?
お祭りムードでお送りするハイテンションな第4巻が登場!

第一巻にて日本からアメリカのセイレム魔女学園に転校してきたにも関わらず、二巻以降欧州各地の別の魔術学園を転戦してまわり、実はセイレムでちゃんと学園生活送ってなかった晴栄くん。一巻でも学園内で起こっていた事件を解決するのに奔走していて、授業もろくに受けてませんでしたしねえ。
というわけで、4巻にてようやくセイレムでの学園生活編なのであります。自分の学校にも関わらず、速攻で違う学校行ってしまったために、本来ならホームとなる学校の学友たちも知らない子ばかり。学園内の著名な実力者たちについてもまったくわからず、という実は今回が転校初日なんじゃないか、と思ってしまうような初対面のオンパレードだったりする。七虹の魔女なんて人たちがいるのも知らなかったしねえ。
落ち着いて周りを見渡してみるならば、ちゃんとセイレムにも個性あるキャラクターの持ち主たちに世界各地から流れてきた優秀な魔術師たちが揃っているわけで、改めてある程度この学園で物語を熟成してから外に出ても良かったんじゃないか、と思わないでもない。まあそれは改めてこの巻からはじめよう、というところなのかもしれないけれど。
外部とのコネは既に作ったので、あとは落ち着いて判明した蠢動する敵方との対決に物語を移行していくだけ、という段階に至ったのかも知れないし。
しかし、改めて判明したこの敵味方の構図が面白いことになってますね。魔術サイドの描写が緻密なだけに、その色んなジャンルの魔術系統が揃ってくるのってオールスターキャスト的な感覚が湧いてくるものなんだけれど、これ敵方の組織の正体が既存の魔術系統と全く異なる「アレ」サイドなやつなだけに、余計に対決構図に映えが出てきている気がします。全世界の既存魔術大系VSアレ、みたいな感じで。
セイレム魔女学園自体が、様々な系統・大系の魔術師を受け入れいれていて、晴栄自身も今回セイレム魔女学園の一員としての意識を強くすると同時に、学友たちとの交流を深めることで自分とは異なる価値観の相手との付き合い方、或いは自身の価値観を頑なに守るのではなく、緩やかに影響を与え合う健全な友人関係というものを構築していくことで、多種多様な価値観を守る側に立ち位置を据えることが適ったようですし。復讐者として自分を定義づけていた彼の、考え方の変化は主人公としての成長でもありますし、このセイレム魔女学園という場所の得難さを示しているとも言えます。
そこを、多種多様な傾倒の魔術師の友人たちと協力して、脅威となる敵組織と対決する、という物語の根幹となる芯棒を明確化するための準備回だったのかもしれません、今回は。
学園長先生の普段だらしないのにいざというときの格好良さ、頼もしさなんかも今後頼りにする大人の姿として重要でしたでしょうし、陰陽術と他の魔術大系と混ぜ合わせたハイブリッドの魔術を使うロカを、セイレム魔女学園が穏やかに受け入れてくれたところなんかも、先々のためには大切なシーンだったんだろうなあ。

しかし、シナトラでありますよ。シナトラといえば、あの著名なミュージシャンであるところのフランク・シナトラしか思い浮かばなかったので、珍しい名前だなあ、しかも音楽使うというか歌う魔術で歌手兼任らしいし、でもフランク・シナトラ男だし本作別に男女性別逆転させてるタイプの作品じゃないしなあ、と思ったら実は男の娘でガチでフランク・シナトラでした。ひゃー。
本作って、前回も実在の詩人ウィリアム・バトラー・イェイツを登場させたように、歴史上の人物を出演させてくるんですけれど、人選がまた思いもよらぬところから持ってくるのでビックリさせられるし、面白い。

1巻 2巻 3巻感想

魔術破りのリベンジ・マギア 3.はぐれ陰陽師の越境魔術 ★★★  

魔術破りのリベンジ・マギア 3.はぐれ陰陽師の越境魔術 (HJ文庫)

【魔術破りのリベンジ・マギア 3.はぐれ陰陽師の越境魔術】 子子子子 子子子/伊吹のつ HJ文庫

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ドイツから戻る晴栄のもとに、学園長と陰陽寮から共同の依頼が舞い込む。
アイルランドの暁星学園で起きた殺人事件の容疑者として陰陽師が捕らえられたので、その真相究明に向かえというのだ。
嫌な予感を覚えつつも、囚われた少女と対面する晴栄だったが……
「な……なんであんたがここにいるのよ!? 土御門、晴栄ァーッ!」
そこにいたのは幼少期の晴栄と因縁深い少女、蘆屋 露花だった!
陰陽術×アブラメリン術式、ハイブリッド魔術を使う幼馴染を救い出せ!ハイエンド魔術バトルアクション第三弾!
アイルランドとはまた渋いところに行くんだなあ。ってか、このまま巻ごとに世界各地の魔術学園を巡回していくのでしょうか。ラストの展開からして一度、セイレムに戻りそうな感じではあるけれど。
しかし、相変わらず魔術関係についてはよく練られて考察されている。陰陽術とアブラメイン術式とのハイブリッドって、適当にくっつけりゃいいってなもんでもないはずでしょうに、種類の違うジグソーパズルを上手く合体させたような合致感が垣間見える。
イェイツ学長のオリジナルの魔術もそうなんですよね。アイルランドの民間伝承に本来の詩人ウィリアム・バトラー・イェイツとしてのそれをアレンジした魔術。ってか、彼やアイルランドのジャンヌ・ダルクと呼ばれたモード・ゴンなんかについては、もっと薀蓄として話を盛り込んでも良かったんじゃないかな。本邦での知名度に関しては殆ど無いに等しいと思われますし、彼とモード・ゴンとのラブストーリーがどれほど情熱的で情緒的で魂の接続を感じさせるものであるかがわからなければ、その娘イズールトのIFストーリーである本作におけるイェイツとイズールトの関係の深み、イズールトの抱く闇とも光ともつかない代替物としての恍惚の衝撃がなかなか伝わらないでしょうからね。作中でも、モードへのイェイツの求愛については頻繁に書かれていましたけれど、惜しむらくは彼らがサブキャラクターであったことか、早々比重として割けないものでもあってかそこまで深く掘り下げて描けなかったみたいですしね。
そもそも、彼らが史実の人物であるとか、後書き読むまで思いもしませんでしたし。
今回のメインとなる露花の苦悩と苦痛に満ちた人生。追い落とされ、彷徨いながらそれでも手が届かなかったものへの無力感を受け入れず、逆に撥条として努力して頑張って積み上げてきたものを、かつて憧れたその人に認められる。彼女の過去回想からラストの展開に至る露花の弱さを積み重ねて強さを手に入れた女の凛とした姿は、実に格好良かったです。まあそれだけに、登場当初の型にはめたようなテンプレート以上でも以下でもない露花のキャラ描写は如何なものか、と思わないでもないんですけどね。あんな薄っぺらな台本棒読みするみたいなセリフや反応じゃない、蘆屋 露花という少女の過去と現在を踏まえたに相応しい再会から事件解決までのキャラクター描写が出来なかったものかしら。
後半が熱いだけに、導入から前半にかけての退屈なそれが惜しまれます。

1巻 2巻感想

魔術破りのリベンジ・マギア 2.偽りの花嫁と神々の偽槍 ★★★  

魔術破りのリベンジ・マギア 2.偽りの花嫁と神々の偽槍 (HJ文庫)

【魔術破りのリベンジ・マギア 2.偽りの花嫁と神々の偽槍】 子子子子 子子子/ 伊吹のつ HJ文庫

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ルーン魔術VS陰陽術! 伝説の武器が激突する!!

魔女学園で起きた事件のほとぼりも冷めきらぬ頃、突如フランセスの元に彼女の弟が訪れ、政略結婚の決定を告げてきた。
晴栄との出会いを経て己の意志で歩み始めたフランは、その縁談を破棄すべく魔術の本場・欧州は独逸の啓明学園に向かう。その隣に彼女の人生を変えた“恩人"たる陰陽師を従えて――。
「僕はお前が運命に抗い続ける限り、この手を伸ばすと約束した」レーヴァテイン、ブリューナクなどの術装を相手に、変幻自在の陰陽術で立ち向かえ!
ハイエンド魔術バトルアクション第二弾!
やはり本作の魔術戦は、それぞれの魔術の構築がしっかりしていて面白い。名前だけ借りた別物、ではなくそれぞれの魔術の特性や歴史を踏まえた上での彩りであり、実際の戦闘でも相手の魔術の特性を考察した上で看破し、攻略していくという体を成しているので、ここらへん力入れているんだなあ、というのがよくわかって読み応えがあるんですよね。敢えていうなら、描写の演出のみならず展開の妙やケレン味が欲しいという欲張りが出てきてしまうところですが。そのあたりはオーソドックスの域をでなくて先の展開が容易に読めてしまうというところでもありましたし。それでもなお燃えざるを得ない、という熱量にはいささか足りないものがありましたし。
晴栄と出会ったことでこれまで自分の殻をプライドで小さく固めてしまっていたのを打破して、新しい自分というものを手に入れたフランが、意に沿わぬ政略結婚に真っ向から抗うという展開は一巻での出来事を足場にしたもので、見事に次のステップに踏んでいますし、困難を前に挫けそうになるたびに晴栄のことを思って頑張るフランは可愛いんですけれど、これも一巻からなんですけれど若干忙しないですよねえ。フランに関してはまきまきの流れだったとはいえ一巻でのあれこれがありましたからまだ良いのですけれど、それでも一度セイレム魔女学園で落ち着いて過ごして欲しかった。ってか、一巻であれだけせわしなく学園生活送る時間すらなく事件事件で終わってしまったのに、まさか間断なくセイレム学園飛び出してヨーロッパに行ってしまうとは思わなかった。折角の女装しての秘密の花園探訪はどうした。日本から晴栄を追いかけてきた鴨女も戦闘要員としては大いに活躍したものの、晴栄と秘密を共有している幼馴染という美味しいポディションを活かしていたかというと……。出番そのものもなんか偏ってた気がしますし。
なにはともあれ、忙しないという印象が二巻でなおさら強まってしまった感じがします。毎巻起承転結の事件が必要というのはわかるんだけれど、一旦落ち着いた展開が欲しいなあ。キャラを掘り下げるためにも。
しかし晴栄ちゃん、子供の頃の写真とか持ってきても隙無く女装ばっかりなのか。さすがだなあ。

1巻感想

魔術破りのリベンジ・マギア 1.極東術士の学園攻略 ★★★☆  

魔術破りのリベンジ・マギア 1.極東術士の学園攻略 (HJ文庫)

【魔術破りのリベンジ・マギア 1.極東術士の学園攻略】 子子子子 子子子/ 伊吹のつ HJ文庫

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二十世紀初頭――めざましい科学技術の発展の裏で、人類は確固たる魔術文明を築き上げていた。世界のパワーバランスすら左右する“魔術師"を育成する機関「セイレム魔女学園」。
そこで起きた怪事件解決のため、凄腕術士・土御門晴栄(つちみかど はるな)が米国の地に立つ! 「あらゆる状況を想定し戦術を千変万化させていく――これが、陰陽師の戦い方だ」
北欧神話・死霊術・吸血鬼、様々な魔術体系を東洋魔術でブッ飛ばせ! ハイエンド魔術バトルファンタジー、ここに開幕!!
お、これは現代魔術モノとしてはなかなかガッツリした出来栄えの作品じゃないでしょうか。既存の魔術をとりあげた作品って案外少ない上に、しっかり資料を取り込んだ上でエンタメ作品として魔術という要素を再構成できてる作品ともなるとなおさらに。その上、一つの魔術大系だけではなく、古今東西の魔術を集めてきて、ごった煮のように扱うとなると【レンタルマギカ】くらいまで遡らないと、ちゃんとしたシリーズ物として成立したのってないんじゃないだろうか。
舞台が外国、というのも尚良。ヨーロッパという旧大陸ではなく、アメリカという新大陸で世界中から持ち寄られた魔術の集体として「セイレム魔女学園」という、伝統ある組織ではなく新たに立ち上げられた魔術育成機関が舞台となるというのは、新鮮さを感じられる。作中でも旧態然とした在り方とニュージェネレーションとの相克というテーマが随所に据え置かれているけれど、現代魔術モノという作品ジャンルの観点からしても、地に足が着いていながら、何か新しい観点を、という意欲を感じるだけにこの芯をブレさせることなく掘り下げていってほしいものである。
そしてまずもって、主人公が良い。女装男子というカテゴリーらしく、段々自分から女装という趣の深みにハマりつつあるところもさるところながら、晴栄の良いところはその情の厚さだと思うんですよね。そして、その情の深さ、情の厚さは彼の原動力となっている「信念」とはまったく別のところで稼働しているのである。
彼の骨の髄まで染み込んでいるだろう激情と生き様によって裏打ちされた信念を、だが彼の情厚さは時として黙念と折り畳んで後ろに回すことを可としてしまうのである。
ただのお人好しとは貫目が違う。漢の揺るぎのない優しさが、この女装男子からは泰然自若と滲み出ているのである。
かっこいい。

惜しむらくは、事件にタイムリミットがあったせいもあるんだろうけれど、ヒロイン二人、ティチュにしてもフランセスにしても、親交を深める時間が殆どなかった、フランセスに関しては殆ど初対面だろうそれ、というくらいの接触時間しかなかったんですよね。たった一日、たった一週間、そんな僅かな時間を掛け替えのないものとして描くことは十分可能である。その僅かな出会いと交流の時間を持って、命をかける戦いに挑めるだけの絆を得ることもあるでしょう。どういう作品は山ほどある。ただ本作に関しては、え? まだそこまで仲良くなってないんじゃない? 関係が醸成されてないんじゃない? という段階で事件のクライマックスまで突入してしまったので、陥れられたヒロインのため、狙われたヒロインのために、黒幕を暴き出して決戦へと挑む、という観点での盛り上がりに関しては、ややものめり込むだけの想い入れがまだなくて、テンションがあがりきれなかった部分があるんですよね。せめて、もう少し日常パートというか、普段の生活で交流が深まってお互いのことをよく知って、一歩一歩相手の内面へと踏み込むような密接さへと至る手前、くらいまで言ってたらもっと個人的には盛り上がってたんですけどね。いかんせん、特にフランセスは接触が短すぎた。
一巻というスタートゆえに情報やキャラ紹介など詰め込むものが多かったこともあるだろうし、次からもっとどっしりと腰を据えてキャラ個人や関係性を掘り下げていったり、ストーリーを展開していくのなら、たちどころにスケールアップしていきそうなポテンシャルをひしひしと感じています。なので、期待大ですよ。
 
11月26日

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11月25日

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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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11月4日

(ジャンプコミックス)
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(JUMP j books)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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