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富士見ミステリー文庫

SHI−NO −シノ− 君の笑顔4   

SHI-NO-シノ-  君の笑顔 (富士見ミステリー文庫)

【SHI−NO −シノ− 君の笑顔】 上月雨音/東条さかな 富士見ミステリー文庫

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この表紙絵、黄泉終わるまでは気付かなかったのですけれど、志乃ちゃんの隣にいる人物って、真白じゃなかったんですね。なんで見切れているのか分かって感慨。

キララ先輩が凶弾に倒れるという凄まじい場面で終わってしまった前回から、いったいどうなってしまったんだとやきもきしていたわけですけど……最悪ではなかったものの、最悪ではなかったというだけの悲劇が待っていたわけでして。
正直、キララ先輩があれで生き残るとは思ってなかったんで、ちょっと拍子抜けした部分はあったんですけど、一応の理由づけがあったことは後々の犯人との対決で明らかにされるので、その部分については良かったんですけど。
でもキララ先輩は気丈だったなあ。もっと打ちのめされて立ち上がれなくなってると思っていた。自分の行動が招いた他人の死。それも幼い頃から見守ってきてくれた人が目の前で惨殺され、自分自身の夢さえも打ち砕かれてしまったわけですから。あの這いずり恥も外聞もなく救いを求めながら逃げ惑うキララ先輩の、今までの彼女からは想像もできない姿からは、彼女が持っていた矜持がグチャグチャに引き裂かれていくのをリアルタイムで目の当たりにしているむごたらしさがあったからなあ。
純粋で抵抗の仕様のない圧倒的な暴力の前に、どれほど自分の夢や正義が無力なものか。あのシーンには、純粋で輝かしいなにかが、容赦なく汚されていく、なにか恐ろしいものを目の当たりにしているような感覚がありましたからねえ。
多分、<僕>や志乃ちゃんが目にする事のないキララ先輩独りのところで、彼女が傷ついた心の痛みに苦しみもがきながら、それでも立ち上がり進みだそうとする、見るのも痛々しい物語がきっとあるんだろうけど、うん、彼女はそれを見せようとはしないだろうからなあ。
ここで他人に縋ってしまう弱さ、もしくは女性としての狡猾さがあったなら、キララ先輩は<僕>に異性として意識されることもあったんだろうけど。まあ、本人がその気なかったしなあ。結局彼女は男よりも、自分の夢と矜持を選んだわけだ。志乃ちゃんという存在が彼の中になかったら、そこはどうなってたかわからないところだけれど。

して、志乃ちゃん。
もしかしたら、ここから一気にダークエンドに転がっていくのかという危惧もあったわけですけれど。いや、実際に志乃ちゃんの横に<僕>という存在がいなかったら、わかんなかったんでしょう。それくらいには、彼の存在は彼女の中で大きかったわけだ。自分の中に内包しきれない他人。他人であるからこそ掛け替えのない存在。自分の中ではなく、隣にいるからこそ心震わせる存在。
真白との会話の中で、志乃ちゃんが明確にそんな彼に対する認識を、彼に対する感覚を「恋」と認めた瞬間は、驚いたなあ。驚いた。そんな感情を明確に定義づけることに価値を認める少女だとは思っていなかったから。
逆に言うなら、そんな少女が価値を認める恋心だ。それが志乃の心を占める絶対性たるや、如何ほどのものなのだろう。ちょっと、想像を絶するものがある。
なにしろ、彼女の在り様を根本から塗り替えていくほどの、大きなものだったわけですからねえ。

一方で、明らかに特異である少女・志乃への<僕>の接し方は、当初こそある程度の思い込みによるレッテルを貼っていたとはいえ、その時点でさえ<僕>は志乃という存在を丸々受容する態度で接していたわけで、その意味ではこの男の志乃へのスタンスというものは素直に称賛に値するものがあると思う。この男の面白い所は、志乃の存在を丸々受け止めながら、それでいて常に変化を彼女に求め続けたところだよなあ。受け入れながら変化を促すというのはそれ、矛盾しているとも言えるわけだけど、彼は違和感なくそれを成し遂げていったわけだ。
別の言い方をすると、志乃のような子に反発や拒絶を抱かせることなく、自分好みの女の子に染め上げていった、とも言えるわけで。いやまったく、この男の光源氏並みの凄まじい手練手管には感嘆を通り越して崇拝の念すら浮かんでくる。
ラストでの中学生志乃の圧巻の挿絵では、崇拝すら通り越して殺意を抱きましたけどねッ! 
この野郎、こんな可愛い少女が将来間違いなく嫁に来てくれるのかよ、と。
実際、あの挿絵はとてつもなく凶悪でした。漫画版を含めて、様々な志乃の姿を描いてきた絵師の東条さかなさんですけど、それまで描かれていた無表情な志乃の存在感、透徹とした美しさが素晴らしかっただけに、それだけにあの表情は凄まじい威力でした。なんという神々しくも親しみやすく、可愛い、志乃のはじめての笑顔。まさに最後にして会心の一枚だったんじゃないでしょうか、あれは。漫画版の傑作振りもありましたけど、この作品のイラストレーターに東条さかなさんを選んだのは、それこそ会心のクリーンヒットだったんじゃないかなあ。

内容には色々と思うところもありましたけど、なんにせよ志乃という少女の魅力は圧巻の一言でした。その魅力の変転の結末に、あんなのを持ってこられたら、もう文句の一つも出てきません。
つまりあれですね。嫁はやはり幼女から育てろ、と。
ただ、<僕>の育て方は、生半可じゃないですからなかなか真似は出来ないですよw 大学生のくせに、こいつ殆ど生活パターン、志乃中心で回してやがるしなあ。まあ、これくらい本気で腰を据えて掛からないといけないってことですな。無理w

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!5   

ROOM NO.1301 #11  彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)

【ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!】 新井輝/さっち 富士見ミステリー文庫

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ど、どぎゃああああ!(大爆笑

後日談のあんまりと言えばあんまりにもROOM NO.1301的すぎる物凄いハッピーエンドに引っ繰り返ったサ!!
これって、つまるところホタルの完全勝利で、ある意味親の仇を子が討った、みたいな形になるのかなあ。

主人公である健一の、常人とどこかズレた常識、倫理観は最後まで一貫して……変だったなあ。
この人のセックスという行為に対する考え方というのは、いったいなんだったのか。千夜子という普通の恋人がいるにも関わらず、幾人もの女性と肉体関係を結んでいく、という表面上だけみると単なるスケコマシなんだけど……。セックスという行為をスポーツ的なもの、気軽に遊び感覚で行うような軽いモノとして見ているわけではないんですよね。かと言って、普通の人が常識的に受け止めているような、重大で人間関係に凄まじい激震を与え、太いきずなを結び、あるいは他者との関係を破壊してしまうような、とても大変な行為、とも捉えていない。
在る場面では、ホイホイと関係を結んでしまうくせに、ある場面では徹底的に関係を結ぶことを拒んでいる。
快楽を求めて行っているようでもない。実際、ヤッてる最中は野獣化することはたびたび描写されてますけど、快楽を求めて関係を結ぼうと自分から求めるようなことは、最後までなかったんですよね。
かといって、無軌道に流されるまましていたわけでもない。綾さんとはしばらく何度も求められても拒んでましたし、日奈のときなんか激怒してはねのけてる。
どうやら、健一には彼なりのしっかりとした一貫性のある考え方があるみたいだったんですよね。本人がその一貫性を自覚して、判断し、行動していたかは怪しいですけど。
んで、ずっと考えてたんですけど。どうも健一はこのセックスという行為を無意識に一つのツールとして捉えていたんではないかと。
相手に幸せになってもらうための。
そう考えると、どうして恋人であるはずの千夜子とは最後まで肉体関係を結ばなかったのか。日奈の求めに対して、あれほど激しく反発したのか。綾さんと、途中何度も拒みながら、そのまま最後まで拒むでもなく、のちにもう一度関係を結ぶことになったのか。
有馬冴子と、あれほど抵抗感なく毎晩のようにセックスしていたのか。
狭霧の要求に、抵抗しきれなかったのか。
なーんか、ほとんどのパターンで健一のルールが明快に見えてくるんですよね。
微妙なのは、錦織さんのあれだけか(苦笑

と、そうしたパターンから唯一外れる例があって、それがホタルとの情交だったんですよね。あれだけは、他の人との関係と明らかに違っていたわけで。健一が唯一と言っていいほど自分から求めた関係であり、その関係が破綻するまでの間の浮かれ方、破綻後の落ち込み方を見る限り、私は健一が唯一ちゃんと恋をし、愛を交わし、普通の男らしく好きになった女が、このホタル――実の姉である蛍子だったのではと、考えていたんです。
結局この二人の関係は、両親に見つかり、決定的な形で引き裂かれて、否応なく終わってしまった、と思ってたんですけどねー。
なにしろ、ホタルは別の男と結婚しちゃったわけですし。

それがそれが。
徐々に話が進むにつれて、ホタルが身籠った子供がどうやら、ダンナの子じゃないと匂わされたり。
なんと、その事実を旦那の圭一郎さんは承知だったという驚愕の真実が明らかになったり。
そもそも、この二人は世間体のために共謀した偽装夫婦だったり。
健一とホタルの父親の、秘められた過去が明らかになったり。

と、あれ? あれ? あれ? と思うような事実が重ねられてきた挙句に

あの後日談ですよ(苦笑


一番怪しかった、有馬冴子への健ちゃんの気持ちは、有馬冴子本人が同情心だった、と位置付けて、逝ってしまいましたし。真実はどこにあったかわかりませんけど。心の問題ですし、相手がこの世から去ってしまった以上は決して明らかにならない問題でもあるのですから。冴子が、健ちゃんの心を同情だったと固定して去っていった姿は、彼女が彼の事を本当によく理解していたのが透けて見えて……切なかったですねえ。
冴子の方はどう思っていたのか。これも、最後までよくわからなかったですけど。好きだなんだ、というのはもう通り越していたんでしょうね。一度死んだ彼女の心に、もう一度生を与えたのは間違いなく、健一との出会いであり、あのマンションの十三階での生活だったのでしょうから。特に名前をつけなくてもいい、掛け替えのないものだったからこそのあの態度、と思ってしまいます。


どこか空虚で、自己の意識が薄い健一。彼が常に自分の在り方と他人との関係、コミュニケーションに自問自答を続けているのは、それだけ自分という存在の確かさが不安なのか、それともそうして曖昧で形のない<自分>や<他人>や<人間関係>というものを理解しようとしていないと……寂しさに挫けてしまいそうになってしまうからか。

あの十三階の人たちは、そんな健一に共感し、理解し、受け入れることで彼の傍に寄り添うことが出来ていたんだろうけれど、でもそのままではいられないことは、みんな分かっていたから、いずれあの部屋を出ていくことが皆の中で前提として横たわっていたのでした。
立ちあがれないほど傷ついて、顔も上げられないほど落ち込んで、人として生きていけないほどに崩れてしまった人たちが辿りついたあの13階。そこで、皆は自分とは全然違う、とてもよく似た魂の人たちと出会い、寄り添うことでもう一度人間として生きていくための息吹を呼び込んで、でもだからこそそこから出ていかなければならなかった。
千夜子は、多分健一には本質的な意味では寄り添えない人なんでしょう。きっと彼を永遠に理解しようと努力し続けながら、永遠に理解できずにいる人。でも、それが不幸なのかと言えば、健一にとっても千夜子にとってもそんなことはこれっぽっちもなくて。
千夜子と健一はどうしようもない断絶によって隔てられた明確な<他人>同士であるからこそ、きっとこれからもずっと一緒にいられる存在なのでしょう。多くの人たちが、健一と千夜子は一緒にいるべきだ、なんて口ずさむのは、みんなそれがわかってるからなんだろうなあ。

こう言っちゃなんだけど、健一って結局何も変わってないんですよね。その本質は一切変わってない。その考え方の異端さも、何も変わってない。だから、きっと必要があれば、これからも誰かとえっちするんでしょう。それは、ちょっと疑えない。千夜子は、大変だぜ、これ。


と、表の決着は見事に千夜子さんが正式に公式の恋人として、健一に認めさせたわけですけど。
あの後日談見せられると、ねえ(苦笑

やっぱり、ホタルの大勝利、だよなあ、これは。
恋愛がうまくない、とか言いつつ、健一は見事に、恐らくは彼の生涯唯一の恋愛を、成就させたわけだ、この野郎(笑

まあ、長らくホタル派だった自分としては、望外のラストだったのでした、っと。
まったく、不思議で変でけったいで、でも真摯で奇妙な生真面目さで綴られたおかしなおかしな青春譚でした。ミステリーっちゃ、これほどミステリーだった話もなかったなあ。でも、忘れられない強烈な話でもありました。
奇作にして怪作だったなあ、ほんと。

SHI-NO ―シノ― 過去からの招待状5   

SHI-NO-シノ-  過去からの招待状 (富士見ミステリー文庫)

【SHI-NO ―シノ― 過去からの招待状】 上月雨音/東条さかな 富士見ミステリー文庫

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………嘘でしょう?(絶句


あらすじからして、志乃と「僕」が再会した時の事件がメインとなる過去編だと思っていたから、完全に油断していた。
この展開は、頭の隅にも思い浮かべていなかったから、なんというかその。「……冗談でしょう、これ」という顛末を信じられない言葉で埋め尽くされてしまっている。
いやもう、本当に。嘘でしょう?

過去に起こっていた猟奇殺人事件。犯人が自殺して終わったはずの事件が、今再び繰り返される中、「僕」が志乃ちゃんと再会した頃の回想や、まだ彼らに出会う前の鴻池キララ先輩が警察官に憧れ、目指すまでの回想なんかが描かれつつ、過去に終わったはずの猟奇事件と現在の猟奇事件の繋がり。正体不明のまま死んでしまった殺人犯の正体。うっすらと浮かび上がってきた巨大な影の存在に、これはなかなか大事になってきたなあ、と思ってたら。
本当に、どえらいことに。どえらいことに。
あれは。あの状況では。さすがにあかんやろ。

自分の常識を勝手に押し付け、志乃という存在を誤解していた過去の僕から、今の僕への成長。それと同時に、無機質だった志乃の確かな変化。
本来ならば好ましいはずの志乃の人間性の獲得が、この作品においてはたびたび逆に暗い予兆として囁かれていたのだけれど、僕と志乃の変化が結果として幸であったのか不幸であったのかが判明するのは、きっと彼と彼女の原点であるこの事件が決着するその時になるんだろうけど。
うわぁ。
実のところ、物語の帰着点に関してはけっこう楽観してたんですよね。なんだかんだ言っても、最終的にはハッピーエンドに終わるんだろうって。
ところが、その楽観を持ちえる象徴とも言うべき存在が……うわぁ、いや、もう何度も繰り返しになるけど「嘘だろう?」と首を振ってしまう。

次巻が、この作品の最終巻になるそうだけど。
思っていたよりも、遥かに凄絶なものになるのかもしれない。

それにしてもこればっかりは……絶句するほかないよ。

マルタ・サギーは探偵ですか? 7.マイラブ4   

マルタ・サギーは探偵ですか?7  マイラブ (富士見ミステリー文庫 54-9)

【マルタ・サギーは探偵ですか? 7.マイラブ】 野梨原花南/すみ兵 富士見ミステリー文庫


幸せになっていいんだよ、マルタ・サギー。君は、幸せになっていいんだ。
心の底からそう思った。そう願った。
彼は、それだけの犠牲を払ってきたのだから。かけがえのない友人たちを、懐かしい故郷を捨ててまで、彼はこのオスタスの街を、マリアンヌという女性を選んだのだ。ならば、幸せになるべきだろう?
彼を弟のように可愛がった人、彼を愛してくれた人、彼を親友と言ってくれた人、彼らは自分たちの人生からマルタという掛け替えのない存在が失われることを承知しながら、心からマルタのことを思い、送りだしてくれたのだから。
犠牲を払ったのは、何もマルタ一人だけではないのだから。ならば、幸せになるのは権利ではなく、もはや義務なのだろう。
だから、マルタは我を通すべきだったのだ。マリアンヌを自分の業に巻き込む事を、新たに出来た親友を裏切ることを、敢えて選択すべきだったのだ。
大丈夫、マリアンヌは、名探偵マルタ・サギーの永遠のライバルであるドクトル・バーチは、そんなやわなタマじゃあないのだから。
彼女こそ、マルタをどんな地獄からでもひっぱりあげ、有無を言わさず幸せにしてくれるパワー・オブ・ラブに満ち溢れた人だから。

誰かを好きだということは、愛しているという想いは、とてもたくさんの人を傷つけ、苦しみを残すものかもしれないけど、でもそれ以上に、とても素敵で、傷つき苦しむ人たちにさえ切なさとともに幸せな気持ちを残してくれる素晴らしい心の在り方なのだと、野梨原さんの作品を読んでいると特にそう思う。
愛してる!
それは素面で叫ぶにはとても気恥ずかしい言葉なのだろうけど、でもやっぱりその言葉は発するだけで世界中をキラキラの光に包み込み、あったかくも涼やかな心地にさせてくれる、きっと最高の言葉なのだろう。
この人の書く愛の物語には、その輝きが目一杯に詰め込まれていて、そのピカピカはページをめくるたびに、文字を一つ一つ追うたびに、噴水みたいに勢いよく噴き出してくる。それを浴びると、どれほど落ち込んでいても、暗い憂鬱な気分に苛まれていても、自然と元気が身体の芯から湧き出してくるのだ。

お幸せに。いつまでもお元気で。
この人の書く物語の完結を読み終えたあとの感慨を、いつものように抱きつつ――

SHI−NO 空色の未来図  

SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫 76-8)

【SHI−NO 空色の未来図】 上月雨音/東条さかな 富士見ミステリー文庫


今回は異常によくしゃべってたな、志乃ちゃんは。むしろ、この子は『僕』の傍にいる時の方が無口なのかもしれない。喋らなくても分かってくれるもんね。
ということで、今回は殆ど『僕』と志乃ちゃんは別行動。既に亡くなっているはずの<元カノ>から来た年賀状からはじまる、『僕』の過去にまつわる人間関係の清算がメインとなるため、あくまで主人公は『僕』。
予定にない『僕』の突発的な実家への長期逗留に、心配になって来てしまう志乃ちゃんはじめキララ先輩に真白ちゃんの三人組。
志乃ちゃんって、世間に対する無関心・無感動の度合いからすると『僕』への執着はこれ、かなり異常なくらいなんですよね。好意というどころではなく、彼女にとっての価値ある世界とは『僕』以外に存在しないんじゃないかというくらいに。
ただ、今回の微妙な志乃ちゃんの言動や反応を見てると、普通の恋する女の子みたいな部分も介在してきて、それが同時に志乃という完全にして危険極まりない存在に入った破綻に至る亀裂みたいな表現もされていて、微笑ましいエピソードもなんだか不安を煽るような形になってるんですよね、むむむ。
今回のエピソードとは一体なんだったのか。
主体としては妹の幸せを願った一人の未来予知能力者の少女の策略と想いなんですけど、同時に彼女――詩葉は『僕』と志乃がいずれ直面するのであろう問題か事件に対しても重要な布石を敷いている。それは『僕』への好意の表れなのか、自らの願いとその後始末をつけてくれた『僕』への報酬だったのか。
なんにせよ、この事件を通じて『僕』が抱くに至った決意と覚悟は、椎葉が『僕』がそれを得られるように仕組んだものである。そして、それらは『僕』と志乃の二人にとって破滅を回避するために、必ず必要となるものなのだろう。
だが、それらを与えた椎葉が得たものはなんだったのだろう。彼女はあまりにも多くのものを、彼女が大切に思った人々に与え、遺し、だが自らはあまりに報いの少ない末路をたどった。いや、自ら望んでその道を進んだ。それはまるで神様のような所業で、だからこそ哀しい。
そんな彼女が、幼馴染の彼にだけは何も残さず、ただ傷痕だけを刻んで去っていったのはなぜなんだろうと読み終えた後考え……なんとなく、それだけ彼に対してだけは、甘えや我儘、自分と言う存在の呪縛みたいなものをかけたかったんじゃないかなあ、と。彼だけが特別だったんじゃないかなあ、とふと思い、少しだけ彼女に対して安堵の気持ちを覚えた。
まあ、そんな呪縛に縛られて取り返しのつかないことになる前に、ちゃんと呪を解いてやる手段を用意しているあたり、やっぱり酷い女だと思うわけだけど。



夜想譚グリモアリス 3.魔女よ蜜なき天火に眠れ  

魔女よ蜜なき天火に眠れ (富士見ミステリー文庫 66-10 夜想譚グリモアリス 3)

【夜想譚グリモアリス 3.魔女よ蜜なき天火に眠れ】 海冬レイジ/松竜 富士見ミステリー文庫


Amazonの表紙画像、偶にこんな風にぼやけてるのがあるんですよね。見るからに拡大コピーです、みたいな感じの。
しばらく前までと違って、きっちりライトノベルの表紙を用意してくれるようになったのは助かるんですけど。
さて、今回はメインヒロインのアコニットが事情もあってある意味出番少なめ。とはいえ、直接前面に出て魅力を振りまくという方式ではなく、周辺から土台を補強していくことでキャラクターの魅力と深みを増していく、という形式にも見えるので特に不満もない。出てるときは、むしろ濃密にインパクトあるツンデレをかましていましたし。
P332のあれは、けっこう不意打ちでガツンとやられましたしねえ。よろしい、アコニットよ。汝こそ不器用と照れ隠しと無自覚が黄金律で配分された実に瀟洒なツンデレさんと認め崇めようではないか。
今回は、冥府でのアコニットの立場や現状を詳しく開示したことで、これまで現世で見せていた傲岸不遜で高慢我儘な異邦のお姫様という姿が彼女の一面でしかない、というのが伝わってきたし。
色々と重たいものを背負い、課せられた義務と責任を果たそうという意思と決意を持った誇り高い貴姫という顔を、あまり主人公に見せないのは、誓護がアコニットの置かれた立場というものを詳しく知らないのもあるんだろうけれど、彼女の我儘を彼が参ったなあと頭掻きながらもなんだかんだと全部聞いてくれてるからなんでしょうねえ。
けっこうアコニット、好き勝手やってますけど、他の人と違って誓護はアコニットの身分は一切関係なく、純粋にアコニットという女の子の我儘に付き合ってくれてる、というところがありますし。周囲の人間には恵まれているアコニットですけど、それでも冥府の人間にとってアコニットはアネモネの姫という視点は絶対に外せないものですしねえ。
なんだか、アコニットの誓護への甘え方が、段々と巻を重ねるごとに自分の高貴な血筋を盾にしたものから、一人の女の子としてのものにちょっとずつ変わっていってるようで、やたら可愛いんですよね。
出来れば、今回ももう少し祈祝と長く行動して欲しかったところですけど。二巻では、二人の絡みがやたらと微笑ましくて好きだったので。

それにしても、この主人公はイイ男ですねえ。自分じゃ、妹バカのシスコンの社会不適格者みたいな言い方してますけど。妹のためなら平気でどんなことでもしでかせる、とか豪語しているわりに、これまでのアコニットへの接し方といい、リヤナのように困っている人についつい手を差しだしてしまったりとか、完全にお人好し。自分じゃ気づいてないあたりが笑えるんですが。
アコニットにしても、今回のリヤナにしても、前回斬った張ったを繰り広げた軋軋にしても、自然と誓護に懐いたり、好いてしまったりなんだかんだと信頼してたりするのがとても納得いくんですよね。
イイ主人公です。素直に恰好イイと思う。肩ひじ張らない自然体の男前。

さりげなく、この作品の根幹にかかわるような伏線をさらりと放置したり、アコニットとアネモネ家を取り巻く冥府の麗王たちの思惑や策謀が浮き彫りになったり、アコニットの兄と思しき人物の登場したり、リヤナや鈴蘭というアコニットの直接的なライバルになりそうな人材が出揃ってきたりと、どうやら話のスケールも順当に大きくなってきたみたいで、とても続きが楽しみ。面白くなってきた。

夜想譚グリモアリス 供‖津兄箸寮律は飽くなき  

堕天使の旋律は飽くなき (富士見ミステリー文庫 66-9 夜想譚グリモアリス 2)

【夜想譚グリモアリス 供‖津兄箸寮律は飽くなき】
 海冬レイジ/松竜 富士見ミステリー文庫


あれ? 第一巻、感想書いたと思い込んでたんだけど書いていなかったみたい。
色んなところでヒロインのアコニットがローゼンの水銀燈みたい、なんて評判が立っていたので、ついつい買ってしまったわけですが、前作のバクトが合わずにあんまり期待していなかった分、これがキャラの掛け合いがよくってだいぶ面白かったのです。
というわけで、第二巻。
なんか、水銀燈VS水銀燈みたいになってません!?(マテ

一巻で誓護に頑なだった心を開かれてしまったせいか、二巻では表面上はたかびーなお姫様全開にも関わらず、内面では完全にデレモードに入ってしまっているアコニット。
一巻がまだ慣れずに不信感たっぷりながらもなんだか気になって着いて回ってしまう猫だとしたら、今回はすっかり心を許しているけど、習性でついつい素っ気無くしたり我が侭に振舞ってしまう猫、みたいな感じです。
口では強がったりムチャクチャ言ったりしながら、心の内側では危険に巻き込まれた誓護が心配で動揺しまくったり、誓護の妹のいのりの面倒をちゃんと見てたりと、前回コンプレックスがだいぶ解消されたことで、かなり可愛らしい性格になっちゃってます。意外と律儀だし、面倒見良かったりするのね。
こちらがメンタル的にいい方向に向かった水銀燈だとしたら、人間を目の仇にし、アコニットを憎むあまりに暴走する鈴蘭は、完全に心が病んだ水銀燈(笑
いい感じにイッちゃってます。激しすぎる感情が理性を飲み込んでいくあたりの描写は、まさに狂気に呑まれていく姫君。

肝心(?)のミステリー部分も、この『夜想譚グリモアリス 供戮箸い作品の特有要素を使い、けっこう上手いこと仕上げてきた感触。薄々流れは感じ取れたものの、最後まで真相に確信をもてなかったもんなあ。

ともあれなにより、誓護とアコニットの関係にはニヤニヤしっぱなし。アコニットはもう誓護に完全に御執心。でも誓護はどうなんだろう。極度のシスコンで、本当はお人好しで面倒見がいいとしてもそれまでは他人と関係を深めることを忌避してきた彼が、アコニットに対しては逢えただけではしゃぎまくり、子犬みたいに物凄い親愛と信頼を示しているんだから、アコニットが好きで好きでたまらないのはわかるんだけど、そこから当人の頭の中に恋愛感情という要素がすっぽり抜けているのが、なんとも微妙な関係で。
今のところ、本当にワンコにしか見えないんだけどww
あれだけベタベタに懐かれていながら、恋愛感情が無いとなると、アコニットとしては複雑だぞ(笑

マルタ・サギーは探偵ですか? 5.探偵の堕天  

マルタ・サギーは探偵ですか? 5 (5) (富士見ミステリー文庫 54-7)

【マルタ・サギーは探偵ですか? 5.探偵の堕天】
 野梨原花南/すみ兵 富士見ミステリー文庫


やっっべえ、こいつはやべえ。
だから野梨原花南を舐めるな、と。この人の書く話を前に油断するなと。
わかっていたはずなのに、忘れていた。

震え上がりました。

この軽さと重さのアンバランスさに平衡感覚を失いそうになる。酔いそう。七年という歳月で、培ったもの。得たもの。繋いだもの。それをマルタ・サギーという個人の中一つに押し込めて、さらりと抹消してしまうその軽さと、重さ。
虚を突かれ、丸太と同じくしばらくその事を実感できずに呆然とする。頭では最初から分かっていたし、結末もその通り。ただ、この人の紡ぐ文章はそうした理性の理解を放置して、感情のほうを良いように、本当に良いように引きずり回してくれやがる。
それでも、重さに潰されずにしっかり受け止めるということ自体が、丸太の絶望に似た幸福の七年の価値そのものなんだろうなあ。

正直言って、この生まれ故郷の蓑崎での話は素晴らしく面白かった。探偵社の所長はクセモノで、信という親友が出来て、丸太を好いてくれている事務の早紀ちゃんは、野梨原キャラの結晶みたいなしっかりしてるのに惚けたすこぶるいい子で、本当にいい子で。
そんな人たちに囲まれた丸太は、これまでよりもずっとずっと「生きて」いた。
でも、そんな「生きてる」丸太の源泉は、この世界にはないもので……。

さよならの意味は、果てしなく重く。
だからこそ、それを背負ったマルタ・サギーは、二度と大切なものを逃がしたりはしないのだろう。怪盗は、もう名探偵の腕から零れ落ちたりはしないのだ。

だからきっと、次の話は恋人の逢瀬よりも情熱的な名探偵と怪盗の運命のお話。

ネコのおと  

オンライン書店ビーケーワン:ネコのおと
【ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン】


 ネコの音ってなんだろう、と読む前から読み終わったあとまでずっとわかんなかったんだけど、今感想書く段になってようやく気がつきました。
 ネコの音じゃなくてネコノート、だったのね。
 って、ネコノートとなんて単語出てきたの、やっとこ6話目になってからじゃないか!! しかも、思いっきり突発的な命名だし。

 どういう企画だったのかは、雑誌もイベントも殆ど関知していない私には及びもつかないことですが、最終話を書いたあざの氏のあの噴飯ぷりを観るに、なかなか面白いことになっていたようである。
 というわけで、富士ミスが誇る新井輝・築地俊彦・水城正太郎・師走トオル・田代裕彦・吉田茄矢・あざの耕平という七人の作家陣によるリレー小説である。

 笑い死ぬかと思ったさ!!

 最初の新井輝は間違いなくマジメに書いてたに違いない。明らかに踏み外したのが水城正太郎。その破断を決定的にしてしまった挙句に丸投げしてしまったのが師走トオルと言ったところか。
 田代先生がなんとかしてくれる ってオイ!
 ここまで盛大な投げっぱなしはさすがに初めてお目にかかりました(笑

 ここで、この収拾のつかない状況をなんとか整理整頓して立て直そうと図ったのが田代裕彦。でも、途中からもうどうしようもなくなって、ほとんど全方位型呪詛と化してますよ、これ(笑
 そのまま結局どうにもならず、ダメでしたー的に頓死。
 そしてそのどうしようもなくなった代物をバトンタッチされた挙句に自棄になったように大虐殺をおっぱじめる吉田茄矢。
 最後のバトンの渡し手であるはずのあざの耕平まで殺害してしまってる時点で、もうこのリレー、正気が失せているとしか言いようがないッスw
 よくぞまあ、これにオチつけたなあ、おい(w
 最後をあざの耕平に任せたのは、間違いなく正解だったのでしょう。
 こんな叫喚地獄のような話の流れの最後を投げつけられた当人としては、洒落にならんかったろうけど。
 な、なんじゃこりゃーっ!? ちくしょう、こんなもん渡されてどうしろってんだ、知るかこのやってやらーーっ! という逆ギレを結晶化させたような素晴らしい最終話でした。
 いいのか、おい。

 もう途中からどうしようもない展開に入ってしまってるわけですが、こういう作家の途方に暮れた感と開き直りがひりつくように感じられる書き物って…………すまん、面白いわ。
 繰り返して読み返すようなものじゃないけど、一度通して読む分には最高に面白かった。
 人は選ぶでしょうけどね。

SHI−NO 2.アリスの子守唄  

SHINO ―シノ― アリスの子守唄
【SHI−NO 2.アリスの子守唄】 上月雨音

私はこの本の紹介文に純愛ストーリーと銘打ったのは間違いではないと思う。絶対間違いではないと思う(力説!)

純愛、じゃないか!!!

いや、面白かった。サイコミステリー風な陰鬱な雰囲気こそ纏っているけど、主人公の青年……(名前出てなかったっけ?)が健全で、しっかりとした良識家なのがアンカーとなっているのか、もしくは事件の収拾の付け方がすっきりしているからか(これは憑き物落としに近いスッキリだと思われ)、ヒロインにして主人公である志乃ちゃん(小学生)が彼岸の彼方に片足を踏み込んでるような非常に危うい存在にも関わらず、陰鬱とした読み味にならずに済んでいる。かといって、退廃的な匂いやこの世の果てを覗いているような感覚も消えてはおらず、予想外なほど陰陽のバランスが取れている作品になっているんじゃないだろうか。バランスが取れている、なんて語ると中途半端に聞こえるかもしれないが、ならば【絶妙な】バランスが取れている、と付け加えよう。この両方の雰囲気を両立させるバランス感覚は、かなり並外れていると私なぞは思うのだが。

なんにせよ、志乃ちゃんである。
キタね。きたきた。ズキュンと心臓打ち抜くヒロインが来た。
小学生らしからぬ無機質な、この世の全てに無関心でいるかのような、それでいて殺人事件にだけは異様な興味を示す少女。そんな彼女が、主人公の存在だけはしっかりと認識している。それこそ、白紙に落ちた一滴の墨のようなものだけど、大事に思っているとか大好きだとか、そんな明確な意志として存在する想いでは決してないけれど、虚無の中から世界に繋がった命綱のように、彼女の中には主人公の存在が厳然と固着している。
これを純愛と言わずして、なんと言う。
これほど純粋で無垢な想いのつながりなどそうそう無かろうて。
まさに、富士見ミステリーにこそ相応しい作品である、と言い切ってしまえ!!

最高
 
12月6日

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12月5日

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12月2日

(一迅社ノベルス)
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12月1日

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11月30日

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11月29日

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11月28日

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11月27日

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11月26日

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11月25日

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11月22日

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11月20日

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11月19日

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11月18日

(ガガガ文庫)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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11月16日

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11月12日

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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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11月10日

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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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