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川上稔

川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 2 ★★★★☆  



【川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 2】  川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

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・『総統閣下の塔』
 「ヘロー ヘロー 少年達、少女達、今日も悪いおじさんが抵抗の曲を聴かせよう」僕達の町には総統閣下の像と呼ばれる通信塔がある。戦争が終わり塔が取り壊されると知った僕が、その塔を昇ろうと衝動的に挑んだ処から始まる、これは、誰も彼もに聴かせる物語。

・『天使の解釈違い』
 「ちょっと旅行行ってくる」結婚して二十数年の熟年天使夫婦。ある日、夫が二週間家を空けたと思ったら若返って帰ってきた? しかも手土産まで持って。妙に親切になった夫に違和感を感じた妻は、調査を開始する。

・『黄金周環』
 「──この日、この夜、時間がチョイと狂うんです」連休中も仕事に追われ疲れていた僕は、帰宅のためタクシーに乗り込んだ。『ちょっと、遠回りしてみませんか』「いいよ、どのくらい?」『そうですね、“どのくらい”、戻ってみたいですか』ゴールデンウィークの夜を走る取り返しの物語。

・書き下ろし短編『幸いの人』
 「君を神の下に導くよ」突然の姉の失踪とともに目の前に現れた彼。白の服を着た青年は私の問いかけに、見たことのない表情で頷いた。不幸な女と言われる私と、彼の距離感。「それを信じない私じゃないわ」

・『禁書区画で待ってる』
 「手紙を送る! ──そして、必ず会おう!」東の大図書館には幽霊の司書がいる。本当の話だ。戦後200年、政治的にも“物理的にも”東西真っ二つに分けられた国が併合するとき、廃止となる禁書区画で願う、彼女の区切りの物語。

 川上稔が贈る、最高に尊くて卒倒する珠玉のラブコメ短編集! 書き下ろし含む5本の他に、BONUS TRACK『ライブ“黒死無双”』を収録!


『禁書区画で待ってる』の200年後に届いた手紙と司書さんが会話しながら読み進めていくシーン、なんど読んでもボロボロと泣けてくる。
ずっとずっと一緒に居た。でも、ずっとずっと待っていた。そして今、約束は果たされる。必ず会おうと、交わした約束が。
「――ずっと一緒に居たけれど、これから私達、会えるのね」

これもうちょっと尊すぎて、あかんですよー!! もう無理、なんか自分でも訳わかんないくらい、胸に突き刺さってしまいました。パブロフの犬みたいに、条件反射で泣けてくる。
哀しい物語じゃないんです。これは、再会の物語。祝福を、祝福を。

はぁーーーー………。この2巻は1巻よりも寄り染み入る尊さだった気がします。同じラブストーリーでも、芽生え育まれていくものではなく、既にそこに在ったものをより深く深く掘り下げていくような。
最初の『総統閣下の塔』に至ってはラブストーリーではないですもんね。いや、幼馴染の再会の話ではあるんですけれど、それ以上に一人の頂点に立った男の、たった一人の抵抗運動であり、友情の話だったんですよね。これもまた、尊いッ!!

二話目の『天使の解釈違い』なんて、既に夫婦になってる熟年の男女の話であり、倦怠期に入った天使な奥さんが……これ、なんて言えばいいんでしょうね。なんか、何言っても無粋な気がしてきた。それも、解釈の違いですか? 愛を思い出す? ときめきを確信する? 運命を信じる? 幸せを自覚する? すべてがそうであるようで、まあそれもまた人それぞれの解釈だ。
ただ一つ間違いないのは……この夫婦、尊いぃぃ!!

『黄金周環』。ゴールデンウィークは連休長ければ長いほどイイ! ということですね、わかります。まさか、連休の長さで時空加速が増すとは知らなかった。
SFである。なんかこう、今まで読んだ時間旅行の設定の中で一番イカしてる時間の戻り方だと思う。タクシーの運ちゃん、すげえなあ。
十年を経てようやくはじまる二人の時間。よいゴールデンウィークを。とても素敵なハッピーエンド。

『幸いの人』
龍が飛ぶのを釜揚げうどんに例える人ははじめてみた。不幸な、と呼ばれた女の話。ヒーローだよね、この人。あらゆる他者の不幸をはねのけた人。じゃあ、幸いの人というのは? 幸福を運ぶ人。自分以外の人を幸せに出来る人。そんな二人の、距離感のお話。

そして最後の『禁書区画で待ってる』。胸を締め付けるような、でも温かくなる噛みしめるような尊さでした。
こうも見事に尊さを揃えられると、もう頭を垂れるしかありません。尊みが、体中に染み渡るぅぅ。


川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 1 ★★★★☆   



【川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 1】  川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

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WEB限定!! 『境界線上のホライゾン』の川上稔が贈る珠玉のラブコメ短編集・第3弾、今回は「尊い」編!
・『君が手を離さない』
 「憶えてる?」「憶えてない」洞窟の中で目を覚ました男女。記憶を消された二人に対し、外の世界は終わってるのかと思えばそうでもなく。では何故、という疑問に、君と僕の不慣れな生活がやがて小さな答えを導いていく。

・『化け物のはなし』
 「あなたは 誰?」あるところに化け物として怖れられている少年がいた。そんな彼の下に届いた一枚の手紙。「ごめんなさい」――少年はその言葉が嫌いだった。そこから始まる化け物と天使の話。雪の降らない海辺の町で起きた、これは誇りの物語。

・『最後に見るもの』
 「見えてますの?」二級傭兵として各地を転々としていた僕の前に現れた美人のゴースト。彼女は司祭である僕の姉に頼まれて、僕を連れ戻しに来たらしい。帰路に着いた二人が明かすお互いの秘密。極端な選択はいけないと思います……!

・『ひめたるもの』
 「貴様を下選と呼んで良いのは、私だけだ」ある王国に偉大で聡明な王がいた。しかし王の側にいる少女の秘書官は、王の言行に一度も首を縦に振ったことがなかったという。読後にタイトル確認必須の、不遜な王と、いい性格した秘書官の物語。

・書き下ろし短編『空と海を結ぶもの』
 「ねえ、傍に行っていいかしら」狭い海を挟んで対立している二つの国。それぞれの国に住む、接点の無い筈の二人が、ある夜に出会ってしまった。その逢瀬の果てにもたらされる結末とは?

 川上稔が贈る、最高にハッピーで尊い珠玉のラブコメ短編集! 書き下ろし含む5本の他に、BONUS TRACK『コガレ』を収録!

今回に関しては前回の短編集と違って、厳密にはラブコメではない作品が多めだと思う。もっと直球にラブストーリーしてる印象がある。
愛の、物語になってるんですね。
それが、尊い! 今回のテーマは「パワーワードの尊い話」なわけですけれど、本当にもう「尊い!」と、読み終えた後に拳握り込んで「尊いぃぃ!」と声を絞り出してしまう程には尊い!


個人的には最初の『君が手を離さない』もいきなりガツンと来るラブストーリーでめっさ好きなのですけれど、最後の書き下ろしの『空と海を結ぶもの』がちょっと最高すぎて、キュン死してしまいました。
『君が手を離さない』は、目を覚ました時記憶を喪っていた男女二人のお話。目覚めた時、自分に関する記憶の全てが消えてしまっていたのだけれど、二人は手を握り合っていました。強く握って握り返していたのでした。
何もかもを喪っていた二人ですけれど、まっさらな再起動の中でその「手を握り合っていた」という事実が何も残されていない彼らの、唯一確かなものになっていた事が、その後彼らのゆったりと流れていく穏やかな日々の中で定まっていくんですね。
徐々に、世界が置かれていた状況が明らかになっていき、おおよそこの二人の男女の立場がどういうものであったかも見えてくるのですけれど、当人達はそんな世界の情勢などは無くなった記憶とともに遠くに置き去りにして、迎え入れてくれた開拓村の中で日々を過ごし、仲を深めていくのでした。そんな二人の最初からあった絆こそ、離さなかった手。記憶を無くす前の彼らが、まっさらになって始める自分たちに託した最後の贈り物。そして今、その手は握られ離れない。
ハッピーエンドぉぉぉ!! と、思わず悶絶してしまうほどの、完膚無きまでの美しいハッピーエンド。そうだよ、これこそが額縁に入れて飾りたいハッピーエンドなんだよぉぉ!!

『空と海を結ぶもの』がまた最高で、最高なんですよね。
戦争のさなか、敵同士でありながら巡り合ってしまった男女、と聞くと戦争モノの一つの定番なのですけれど、本作の珠玉なところが、その男女が人間ではなく片や無人機のAI。片や無人戦略潜水艦のAIという、両者ともが自我を持ってしまった機械知性というところなんですよ。
機械と人間のラブストーリーというのはこれまた定番としてあるものですけれど、AIとAIのラブストーリーですよ。もうなんじゃこりゃーー! てなもんじゃないですか。
戦闘不能に陥って着水した無人機を見つけた潜水艦が思わず助けて、それをきっかけにはじまるラブストーリー。そんな一機と一隻が戦闘の合間に指揮所誤魔化してランデブーして、逢瀬を重ねるわけですよ。潜水艦の方が海底ケーブルから配信データを拝借して、音楽や映画一緒に聞いたり見たり。マニュピレーターで機体をさわさわしてイチャイチャしたり、直接機体連結してデータ復旧して助けたときのことを人工呼吸とかキスとか言って照れ照れしたり。お互い示し合わせてデートの待ち合わせしたり、こっそりネットワーク介して無人機の基地に忍び込んで無人機の待機状態(寝顔)盗み見たり。
恋人かっ! というくらい、イチャイチャしてるですよ、この一機と一隻。
交戦する2つの国で、双方で唯一自我を持つAI。その二人、敢えて二人と書きますが、この二人の正体もまた無人機にまつわる真相が明らかになることで察せられるのですけれど、わかったらわかったでこれがまた運命的なんですよね。この二人のAIが戦場で出会ったことそのことがまた運命的でドラマティックで。尊い!!
戦争が終わろうというそのときに、終戦によって全てを喪ってしまう一部勢力が死なば諸共と起動してしまった破滅へのカウントダウン。それを止めるために行われる最後の戦闘。そして、彼女のもとに駆けつける彼。最後のダイブ、そして愛の言葉と抱擁のシーン。もう映画化していいんじゃないですか、これ。あのシーンの美しさが極まりすぎてて、尊すぎて、このシーン見直すたびに泣けてきてしまうのです。
そして、ちゃんとハッピーエンド! ハッピーエンドなんだよぉぉ!!

『最後に見るもの』とか、これ川上さんらしい作品と言えるのかもしれませんね。ゴースト、幽霊をあの世のものとかこの現世には居てはいけないものではなく、そこに在る存在として描く一方でそれが自分の死を通り抜けてきた者である所を忘れていない所なんぞ。
『化け物のはなし』など、実験作の色が濃かったですし、『ひめたるもの』も多くを物語らず行間から感じ取ってほしい、というような感じのする話で、なかなかじっくりと読み込み、自分のなかで消化する必要を感じる話の多い、と思える短編集でもありました。その意味では、また前作のラブコメ短編とはまた色合いが違ってきてるんですよね。色々と挑戦してくるなあ、川上先生は。大ベテランもイイ所なのに。

でも、総じて尊かった。尊みをこれでもかと味わえる短編集でした。これが、これが尊いってことだよぉ!!
いやもう本当に『空と海を結ぶもの』はAI萌えとしてもちょっと最高すぎて、好きすぎましたわ。



川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 2 ★★★★   



【川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 2】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

Kindle BOOK☆WALKER

・『幸せの基準』
 「意地汚い豚です私……!」弁当を、つまらなく食うヤツがいるんだなあ、と、そう思った。そんな“ウマメシ”少女と“マズメシ”少年の弁当交換会。

・『星祭りの夜』
 「女のプライド一本勝負です」彼は気付いていない。いやホント、困っちゃうくらい気付いてなくて困る。想い人に別の女性との恋愛相談をされてしまった家業が神社の私。得意の占いで彼の恋愛成就を手助けしようとするが……?

・『鍵の行き先』
 「……うわあ生々しい……」本を読んでいる間は、他を気にしなくていい。自分のことも気にせず、心に鍵を掛ける。そんな少年“俺”は、入部した文芸部で、風変わりな先輩に出会うが、彼女もまた心に鍵を掛けていた。

・『自由の置き場』
 「弟! 今、エロ本落ちてた!」自由ってあるじゃん。まあノーパン未満の自由ってのに、不意に気づいたんだ。元秀才女子と才覚男子の勉強攻略。

・書き下ろし短編『再会の夜』
 「お前はモブの自覚あんの?」夜の町で会ったら告白しようと決めた。何の話だっけ。ああ、ゴリラ女子の私と、オスの人類のちょっと恥ずかしい昔話をしようか。

 川上稔が贈る、最高にハッピーでキュンとくる珠玉のラブコメ短編集、第二弾!


第一話のヒロイン、早くに父を亡くし、母は深夜まで働きに出てて幼い妹の分もメシを作ることになった娘。長じて高校になった頃、母と自分と妹の分の弁当も作ることになり、という境遇を見るとなかなか大変なご家庭で、という風に見えるのだけれど、当人たちはそのあたり決して深刻には考えてないんですよね。弁当作りも、娘、楽しんでいるのだし。母も一人で子供を育てて夜遅くまで働いて、となると生活に疲れてそうだけど、むしろバイタリティ満タンでバリバリ働いてるの謳歌してる感じナノが結構似たもの母娘なのである。この二人の掛け合いというか関係がまた楽しくてねえ、好きですわー。このお弁当を作るという作業に纏わるお話だけでも充分に面白いといえるほどに。
この作品に限らず、この短編集のお話って短編という短い枠組みにも関わらず、ラブコメの舞台となる登場人物たちが置かれた生活環境や、人間関係がそれ自体で見てて面白い! と思えるほどにしっかりと、同時にはっちゃけて構築されてるんですよね。
二話の巫女さんの実家のフィジカル系恋愛神社の来歴とか。三話の文芸部の実像とか、最終話のギアナ高地に自分たちでなぞらえる地方都市とか。地元の短大をラブホという隠語で呼ぶのやめいw
このシリーズって、登場人物は具体的な名前が一切でないまま名無しで進行するのですけれど、固有名詞を必要としないほど、ありありと姿が浮かぶんですよね。
彼女たちが、どんな風な家庭で育ってきてどんな学生時代を送ってきて、どんな想いを描いて生きてきたのか、その在り方というのが人間像みたいなものがこうして描かれた背景、生活環境や人間関係や幼い頃から今に至るまでの凄くぶっちゃけた物言いの過去語りによってありありと浮かび上がってくるんですね。
だから、ラブコメがスタートした時点で彼らは凄まじく濃い存在感を焼き付けているのである。心の在りようというものを明瞭に見せつけてきている。だから、そんな彼女たちの人生の歩みの中にポッと現れた存在がものすごく目立つのですよ。いや、最初はやはりそこまで目立ってないんですよね。これまでの歩みを揺るがすような存在ではなく、紛れでしかないのだ。
でも、その存在を無視できなくなった時点で、それまでの彼女たちの在り方に影響を与えている時点でそれはもう大きな変化なんですよね。
弁当を交換するようになるのも、得た自由を自ら縛るのも、どれもが自ら邁進してきた歩き方を変えるに等しい。
それに気づいた段階でもう取り返しはつかないのだけれど、でも果たしてその取り返しがつかねー、となってるのは自分だけで、相手にとっては別にそうじゃあねえだろう、という気後れみたいのもやっぱりあって当然なんですよね。というか、この娘らどいつもこいつも傍若無人に見えて、なかなかの繊細さというか気遣いの娘さんたちで。唯一の男性視点のちびっこもまあそうなんだけど。
でもそれはそれとして置いておいて、気持ちを伏せるばかりではなくやっぱり気づいてほしいなあ、とアプローチもするんですよ……往々にして気付かれないんだけどな。
でもまあそれで怒るのは筋違い。なにしろ、自分だって往々にして気づいていないのだから。
今回特に「やっはー」となったのが視点側の彼女・彼が不器用にアプローチしている一方で、相手側も同じような感情曲線を辿っていて同じように不器用にアプローチしていた事に、気付かされるわけですよ、最後。気付かんて、そんなんー、と思いつつもそりゃこっちもだよね、と苦笑して、初々しくて乙女チックでやっぱり不器用な数々の気持ちを滲ませてチラチラを垣間見せるあれこれに、ひゃわにゃわー、となってしまうんですよ。
この双方向性は、この2巻は特に良かったなあ。
また、2話はその気遣いを失恋前提の条件故に自分のために使わずに一生懸命想い人のために費やしていた姿が、川上先生の描く巫女さんらしくて、キュンキュンしてしまいました。
こんな姿見せられたら、傷心だろうと一発撃墜だわさ。

まったく、一話残さずどれもこれもが最高のラブコメ揃いでした。加えて、パワーワードというタイトル通りの、なんかこうパワフルなラブコメでした。キャラのバイタリティがすごいのは川上作品の常だけれど、そのキャラのバイタリティがラブコメに全力投球されると、ほんと凄いパワー、パワーあるお話、パワー型ラブコメになってて、なんかこうキュンキュンするだけじゃなくて元気にさせられる感じすらありました。ああ、パワフルなハッピーエンドって最高じゃないですか?



川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 1 ★★★★   



【川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 1】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

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・『恋知る人々』
 「ホント、バッドステータス」私は人の心が読めると、そう自惚れた事はないだろうか。人の心が読める。そんな私に訪れた一つの変化――好き? 色恋? 私が? 無口系少女の不器用な初恋の物語。

・『素敵の距離÷2』
 「マー頑張って下さいよ少年」恋愛成就の「告白の木」が三本もある町。その一本をお気に入りスポットにしている私と、ある日、対岸の丘にあるもう一本の木の下に現れた黒のジャージ少年。300メートルの、安全な、卑怯な思い。

・『地獄の片隅で笑う』
 「笑ってよ。そうして欲しいんだ」地獄広場って、知ってる? 開かずの踏切とその周辺の喫茶店に集まる作家と編集者たちの奇妙な恋愛物語。

・『嘘で叶える約束』
 「こんにちは、虫です」よう、幽霊です。まあこの学校の学生みたいなことやってんだけどね、俺。そんなある日。俺のことが“見える”後輩が現れて……?

・『未来の正直』
 「巨乳、解りやすいよな」漫画家を目指していた少女の初めての挫折と、解決する感情。美術部の彼に「通じないと」そう言われたときから全てが始まる。

 川上稔が贈る、最高にハッピーでグラッとくる珠玉のラブコメ短編集、第一弾!
エッモぉぉいッ!!
そうかーっ、エモいってこういう感覚をいうのかー。はじめて頭で何となく理解するんじゃなくて、感覚として実感したぞ。エモいエモい、なるほどなるほど、これがエモいだっ!
というわけで、【境界線上のホライゾン】や【終わりのクロニクル】の川上稔先生によるはじめての短編集。鈍器じゃないよ、短編だよ?
鈍器云々以前の問題として、本作ってこの後の二巻も含めて実本では発売してないんですよ。電子書籍限定発売という形式になっていて、電撃文庫の公式ホームページにも載ってないでやんの。いやさ、電書限定はいいとして公式サイトに新刊情報が載ってないってなんなのさ。
まあそれは良いとしても、ラブコメですよ。考えてみれば、川上先生の作品って世界を救う物語であると同時に、どれもこれも壮大なラブストーリでもあったんですよね。それも主人公とヒロインのみならず、様々なカップルによって繰り広げられる恋模様が幾つも幾つも描かれていた物語。
都市シリーズもそうだし、言ってしまえばゲームセンターでひたすらシューティングゲームに青春を注ぐ【連射王】ですら、むしろあれこそ生粋のラブストーリーでありました。
そんなこんなで長年蓄積されてきたラブコメパワーの純結晶化として送り出してきたのが、この短編集なのではないでしょうか。ラブコメに関するあらゆる熱量と技術を凝縮したパワーオブラブコメ。それがこれらの物語なのです!(言い切った!)

『恋知る人々』

初っ端にして最高傑作。この主人公たる女性って、言うたら「サトリ」に近しい他人の心を読む、というか聞くか、この場合。声として聞けてしまう女性がそれまで他人事で恋愛相談なんかしてたのが、自分がはじめて恋をして、恋っ正直見くびってましたすんません!と土下座する勢いでパニクりながら、七転八倒しながら初恋にのめり込んでいくお話。初っ端にして、一番好きなお話でした。
女性視点のお話で、結構むき出しの心の言葉を思うがままに垂れ流しているような自由な言葉の本流なんだけれど、本能任せノリ任せの言葉垂れ流しのようで全体的にすごくロジカルでもあるんですよね。制御された垂れ流しとでも言うのでしょうか、野放図に見えて感情の推移が、どんな風に心の持ちようが変わっていくのかがすごくわかりやすく描かれてるんですよね。ほとんどが彼女の内なる言葉によって綴られていくのですけれど、この娘のテンションの上がり下がりも明瞭だし、一人称視点なのに周りの人たちの反応も含めて情景がとても浮かびやすい。
ここらへんの塩梅というか、描写力は流石だなあ、と言わざるを得ない。何も考えずに垂れ流してるだろう、というような言葉の綴のなかに、唐突に鋭い刺さるような言葉が投げ込まれてきたときのドキリとした感覚は、ちょっとたまらないものがあります。そういうぐにゃぐにゃしたものと凄まじく鋭い差し込みのバランスが、この一作目が一番エッジが効いてた気がするんですよねえ。
ってか、本作に限らずこの短編集の恋って、恋心って、グミみたいにぷにぷにして柔らかいのに弾力があって、好きだわー、超好きだわー。

『素敵の距離÷2』

ずっと見ていました、って卒業式に告白されるやつ。だいたい、告白される方視点で「え? なにそれ?」ってなるものですけれど、これはその「ずっと見ていました」側の女性からのお話。いや、彼女からしても見ている事をアピールしていたわけじゃないですよね。一人で見守ってそれで満足していたわけで。「推し」という表現にはちょっと笑ってしまった。でも、ずっとその男の子が頑張っているのを密かに見守り密かに応援していたことでちょっとモヤモヤしてくるわけですよ。この距離感の煩悶、陰ながら勝手に応援しているからこそ、相手からなんか期待するのは間違っている、と思うんだけど、ちょっと期待しちゃったりしてしまうので戒め戒め、な長きにわたる300メートルの距離感。人と人との距離って面白いねえ。


『地獄の片隅で笑う』

一杯二五〇〇円のコーヒーってすごいよな、すごいを通り越してエグいよな。果たしてどれだけ金持ちになれば、そんなコーヒー毎日飲もうと思うようになるんだろう。
これもいわば見守る系なのか。喫茶店の席から作家の執筆仕事をしながら、開かずの踏切で繰り広げられる人間模様を観察する日々。そんな中で一人、特に目にするようになった若造。彼を眺めるうちに、ひょんなことから彼が自分の本を携えていて、そこから彼に感情移入していくのである。地獄の広場と呼ばれる踏切前。それを隔てられた窓の内側から眺める彼女の気持ちがあるのはどちら側だったのか。それを外からの視点で教えてくれる喫茶店のマスター、粋ですなあ。


『嘘で叶える約束』

今巻唯一の男性視点のお話。だけど、この男、身体もなにもない幽霊なのであった。
とりあえず男を出したら全裸にしたがるのは、もはや性癖なのだろうか川上稔大先生w
女の子が指差してる指先に全裸の先端を持ってくるなしw 見えていないからといって、それはやりたい放題の類だからね。
唯一幽霊のはずの男の子のことが見えた転入生の女の子とのボーイ・ミーツ・ガール。いや、そこには裏があるんですけどね。これ、気づいたあとの女の子サイドの気持ち考えると結構大変だったんじゃないかな。幽霊くんはのほほーんと幽霊生活、まあ人恋しくて寂しくなって結構辛かったみたいだけれど、女の子の方はもっと混乱と動揺とが激しかったんじゃないだろうか。それをあんまり彼には見せなかったので、なかなか幽霊くんの方からは見えてこなかったけれど。
それでも彼女が勇気を出すきっかけになったのが、彼がどうしようもなく幽霊であるという自覚のまま、彼女との関係を維持しようとした事なわけで。うん、そうなのかな、どうなのかな。でもきっかけはあそこですよね。家に誘って云々。あの時点で、家に呼ぶけど意識はしないで、と言ってたのが、ラストではっきりとひっくり返して……あのセリフは、また直撃ですわー。


『未来の正直』

生き様が漫画家、というよりも生来の漫画家。物心ついたときから、息をするように漫画に没頭し続けた女が直面する、生の人間、生の男の子、生の恋。自分の漫画を読む他人。自分の漫画が他人に読まれるという革新。そこから生じていた感情が、恋だと気づいたときから始まる葛藤。恋という感情、或いは現象に対する分析がまたいいんだ。感覚を言葉にしていく作業、それを情動のママ漫画という表現に形作っていく情熱。魂をフル稼働するこのパワーの若々しさよ。青春だよ、これが青春だよ。青春とはパワーだよ、心の力だ。パワフルだ。ひゃー、熱い! 


さあ、間をおかず同時発売の2巻に行きますよ。


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 9(下) ★★★☆   



【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 9(下)】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

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いよいよ始まる本能寺の変!末世解決の手掛かりを得るため、トーリ、ホライゾン率いる武蔵勢は本能寺へと突入を掛けるが、その先に何が待ち構えているのか?その一方で同時展開する、柴田・勝家が起こした賎ヶ岳の戦いに端を発するP.A.Odaと羽柴陣営の“先輩後輩対決”も、ますます激化。聖譜記述に殉じようとする者、抗おうとする者、様々な思いのもと、本気を出した五大頂らの攻撃に、羽柴十本槍の面々は苦戦を強いられるが…。末世解決の鍵を握るという創世計画とはいったい何なのか?元信公の遺志もだけどネシンバラはボスに会う前に暗号を解読できるのか!?もう二度と「えっ」とか言わせない。よくわかる本能寺。数々の真相が、今明かされる!!全くカンタンだ…!第九話、後編!

やっと、やっと読めた。ずっと積んでしまっていた上に、何処行っちゃったか分からなくなって、発掘できても分厚すぎてちょっと読む時間確保できねえよ、となって止まっちゃってた【境界線上のホライゾン】の続き、連休を利用してようやく読めた!
と言っても、発掘は結局出来てなくて、電書買い直しての読破ですよ。いや、ちょい前にブックウォーカーでセールしてたものですから良い機会だ、と。
にしても、読み始めたら読んでも読んでもゲージが前に進まなくて参った。丸一日まるごと掛かりましたよ。
さて表紙は初お目見えの人、人呼んで織田・信長、満を持してシリーズ通算23冊目にしてようやくのお披露目初登場である。長いよ! 本当に長かったよ! ただでさえ普通の文庫本3冊分くらいあるシリーズの23冊目ですよ!? しかし、それだけ待たせて貰った分に相応しい正体でもありました。待っていた、という意味では彼女もまたずっと待っていたんですよね。武蔵の面々をずっとずっと待っていた。彼らと会うのを待っていたわけです。そう考えるとちょっとウルウルしてきてしまう。
というわけで、柴田勢と羽柴勢の激突である賤ヶ岳合戦と同時進行で、本能寺の変がついに開幕! 
羽柴の十本槍だけでなく可児や島・左近といった次世代の対等に、強大さを示しながらも後を託して若駒たちが走り抜けていくのを見送る柴田勢の先輩方。可児たちの成長著しさも注目に値したのですけれど、ここで舞台を降りることになる柴田さん家の先輩方のやり切ったような寂しいような姿が何とも胸に残るのでした。そして、自らに決着をつける柴田先輩とお市様。ああいう姿を見ていたくないからこそ「運命」が末世を起こす事になってしまったの、わからなくはないんですよね。
同時に、同じ戦いでこの上なく純愛ラブストーリーを見せつけてくれた加藤・清正と福島・正則のカップル。カップル恋人夫婦には事欠かないこのシリーズですけれど、ここまでガチですれ違いから劇的な再会でのラブシーンまで突入するような、トレンディドラマか学園青春モノかという熱いラブストーリーを繰り広げてたのって、この二人くらいのものじゃなかろうか。他のカップルってどこか熟年カップル的な成熟した関係や、もうちょっと手前の初々しい甘酸っぱさで形成されているものがあって、二人共が不器用でもどかしくも情熱的な青いラブはあんまりお目にかからなかったからなあ。青い、本当に青いよ!
でも、創世計画はそんなようやく成就した恋物語すらもまっさらなものにしてしまうというのを、この娘たち、織田勢の連中はわかっているんですよね。それほどの理由を、抱えているのか。
その一端を、まあこれだけ刊行から長いこと経ってしまっているので既に一部ネタバレは食らってしまっているのですが、彼らの経緯とか羽柴勢としてこの地に立った理由なんぞはまだ知らないので、このあと読み進めることで知っていきたいのですけれど。

ともあれ、ようやく戦国時代の歴史のターニングポイントとなる本能寺の変イベントに突入。
とりあえず、本能寺の変におけるMVPは右腕と左腕でOKですね? ね? 羽柴・秀吉と織田・信長を右と左で見事に一発ノックダウンですからね。いい加減、ホライゾンから独立して勝手に動き回って自立したキャラにならないでほしいですけど、両腕。
んで、次点がアデーレで。鉄球ならぬアデーレ玉の芯としての活躍からさらに進歩して、まさかの超高速アデーレですよ。アデーレが、疾い!?

そして本能寺の奥で待っていたのは、ホライゾンと瓜二つの少女。名を織田・信長。さすが最大のイベントというべきか。織田・信長に会うことでこれまで長きに渡って謎とされてきたものの秘密真実が明らかになることに。
創世計画のみならず、二杏紋を残しての公主隠しの怪異の真相、末世と呼ばれる世界の終わりの真実が一気に明らかになったのである。いやもう、一気過ぎない!? というくらいこれって何気に怒涛の展開だったんじゃなかろうか。
そして、本能寺で武蔵勢を待っていた織田・信長の正体も。創世計画で、本能寺の変で織田・信長が果たす役割も。
うん、これは武蔵勢が絶対に許容できない結末ですよね。死すべき定めを認めない、犠牲を許さない、それが武蔵勢の基本方針であり根幹なのですから。
それに、この創世計画って喪うものが多すぎるんですよね。そこまで全部喪ってしまって残るのは命だけ、ってそれもう生き残ってもその人当人と言えるんだろうか。言える、言えるしたとえ「そう」なっても生き残って欲しい、という願いこそが織田・信長の心からの願いであり、トーリたちへの親愛なのだろうけど。

――止めるぞ。

これが、武蔵勢の総意であり、決意である。応ッ!

シリーズ感想

EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト〈上〉 ★★★☆   



【EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト〈上〉】  川上稔/ さとやす(TENKY) 電撃の新文芸

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気づくと現場は1990年代。立川にある広大な学園都市の中で、僕こと住良木・出見は、ゲーム部で8bit&16bit系のゲームをしたり、巨乳の先輩がお隣に引っ越してきたりと学生生活をエンジョイしていたのだけれど……。ひょんなことから“人間代表”として、とある惑星の天地創造を任されることに!?
『境界線上のホライゾン』の作中で言及される“神代の時代”――人類が宇宙に進出し神へと至ったとされる時代に人々は何を行なっていたのか?
AHEADとGENESISを繋ぐ《EDGE》シリーズ! 「カクヨム」で好評連載中の新感覚チャットノベルが書籍化!

神々がいない星で……って、神々いっぱいいるよ!? ってか、神々しかいないよ!? 神々しかいない神々がいない星、って謎掛けみたいだけれど、これもこれでちゃんと理由があるんですね。
そんな片っ端から神様ばっかりな星の上の唯一の人類、人間、猿! なのが彼、僕こと住良木・出見くんなのである。
……この馬鹿、なんの脈絡もなく女体化しやがったぞ!? 住良木君じゃなくなったぞ!? 前作の主人公は何の脈絡もなく出番の大半を全裸で過ごすガチモザイク野郎だったけど、こいつはこいつでとんでもないなー。いや、女体化してしまったのはコイツのせいではまったくないのだけれど、なぜか住良木くんの自業自得だよね! と思ってしまう不思議!
でも、自業自得どころか当人自分が男でも女でも特に関係なく平常運転の巨乳信仰先輩信者なので、別に関係ない気がするぞ、うん。
にしても、唯一の人類にも関わらずなんでこんな人類の極北みたいなのになってしまったんだろう。平均値とは言わないまでも、いやぶっちゃけ極端なやつでも良かったんだろうけれど、彼に関しては極まったキワモノ! って感じだもんなあ。
馬鹿である。
しかし、彼の馬鹿はブレない馬鹿だ。揺らいではいけない部分が一切揺らがない馬鹿なのだ。
おのれが名前を名乗れない神である「先輩」。その理由は神話的由来によるものなのか、彼女の自信の欠如によるものか、その双方であるのかは定かではないのだけれど、それでも彼女が勇気を持ってこの惑星クラフトに挑めているのは、「先輩」を大好きで居続ける住良木くんがいるからなんですよね。彼が信じているからこそ、彼女はこの綱渡りに行われている惑星創世神話創造を続けられている。幾度も幾度も、ミスって死んでしまって記憶の大半を失ってしまっても、ただ「先輩」を大好きだという事実だけは一切変わらず揺らがずブレることのない住良木くんのバカ正直なあり方が、希望を繋いでいてくれる。
実質、何度も何度も最初からやり直して、住良木くんへの説明も何度も繰り返すはめになっているの、先輩に限らずこの事業に協力してくれている北欧神話群の徹先輩たちもかなりツラいと思うんですよね。一種の苦行の側にあると思うのだけれど、住良木くんのお馬鹿はそんなルーチンワークをワーク感覚からすっ飛ばしてくれて、シッチャカメッチャカに酷いことになるんだけれど、そのドタバタが苦痛をもふっとばしてくれている気がするんですよね。そんな存在自体がおバカな住良木くんが、どうしようもなく愛おしくなるほどに。

しかしこれ、最初テラフォーミングって言っているから居住可能に星の環境を改造するのかと思ってたんですよね。言ってみれば、リフォーム感覚? 通常、SFでもテラフォーミングというとそんな感じじゃないですか。でも、本作の場合だとこれ人類が生存可能か不可能か、という段階じゃなくて、生命が存在できない環境。大地も水も大気も見事になくなっちゃってる状態じゃないですかー! なるほど、タイトルがテラフォーミングじゃなくて惑星クラフトになってるの、こういう事だったのか。
最初、AIたちが行っていたテラフォーミングがどうして見事に大失敗して、失敗どころか「星」そのものと敵対状態になっちゃう過程が、単なるSFじゃなくてこれが確かに川上ワールドである事が実感できる面白い話になってるんですね。
なぜ、神々がいない星にいまこうして神様たちが大挙して存在しているのか。どうして、90年代の地球が仮想形成されているのか。どうして住良木くんが、唯一の人類として重要キープレイヤーとして存在しているのか。
色々と前提となるお話、解説、説明、漫才が独特のチャット形式で描かれているわけです。って、このチャット形式って境界線上のホライゾンで使われていたものを本格ベースに乗っけたものなのかー。
古くは都市シリーズの【電詞都市DT】でメール形式とかやってたのを思い出すと隔絶の感がありますなあ。あれ、凄まじく読みにくかったし。というか、DTはちと早すぎたのか。

上巻はまだ前提情報を開示する、という感じで色々と説明が大半を占めるのだけれど、惑星という天体の成り立ちから生存環境が形成されるまでの道筋。神話というものがいかにして生まれ、世界各地に広がっていったのか。そんな話が結構本格的に語られているのが面白くて、ついつい読み耽ってしまう。
そして、唯一の人間である住良木くんの存在は、世界各地の神話群からも注目の的で、彼の存在が握っている主導権を巡って、政治的駆け引きが繰り広げられるのであるが、住良木くんは先輩が大好きな巨乳信者なので、そこだけは揺るがないのだ。まさに巨乳に捧げるアンビシャス!

ちなみに、先輩は神道由来の神様らしい。慈愛に満ちた懐のおおきいお姉さん、に見える表紙ですが案の定、相当のポンコツである。とりあえず、こんな余裕いっぱいの顔している時間は微小ですね、微小。アワアワわたわたしているのが大半の実に可愛らしい巨乳である。いやー、これほど「巨乳!」という圧を感じるジャケットデザインはなかなかお目にかかれないぞー。さすがはさとやす様である。

とまあ、住良木くんと先輩がわいわいイチャイチャしているお話でもあるのですけれど、彼らの協力者でもある徹先輩と紫布先輩のカップルも設定的にご夫婦なせいか、ナチュラルにイチャイチャしてて色々と毒ですよ? 徹先輩、ちと性格もイケメンすぎて嫁に対しても器が大きすぎるので、総じて格好良すぎる問題。





GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 8(下) 3   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (8)下 (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 8(下)】 川上稔/ さとやす(TENKY) 電撃文庫

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「――明智・光秀の襲名権を、武蔵側へと譲って頂く事は可能だろうか」
 本能寺の変の歴史再現に介入を狙う武蔵勢。生徒会副会長、本多・正純は、首謀者、明智・光秀の“代行”を提案する。だがそれでは明智・光秀となった武蔵の生徒がその後の歴史再現によって失われてしまうのは必定。……正純に勝算はあるのか? 未だ姿を見せない現、明智・光秀は正純の提案に応じるのか――?
 夏休みも終盤になり、己の立ち位置を再確認する世界各国。賤ヶ岳の戦いへ向け研鑽する羽柴十本槍の面々、羽柴と武蔵の動きを見守る欧州主要国、そして未だに動きを見せないP.A.Oda……幾つもの思惑が交錯し、事態が思わぬ答えを導く――! 第八話クライマックス!!
ついに、というかとうとうというべきか、ミリアム・ポークウが表紙である。いつもは表紙裏に表のキャラクターの元になった歴史人物について語っているのだけれど、今回はどうしてもネタバレになるから、とミリアムが座っている車いすの話に終始していて、当人のついては一切触れられていない。そう、この巻に至ってもまだ彼女の正体についてはまだ謎のままなんです。彼女の元々の出自などは彼女の口からちょろっと語られてるんですけれど、まだこれ彼女が何者かについては絞りきれんよなあ。ただ、創世計画や公主隠し、謎の教導院など、織田・羽柴一党の最終目的、内裏と帝の秘密など、この8巻で一気に明らかになってきた情報をとりあえず遠くに置いて、そこにミリアムのことも一緒に置いて眺めてみると、彼女の正体はともかくとして彼女が何の役割を求められているのか、については何となく見えてきた気がする。これも、想像なんだけれど。でも、なんで彼女が武蔵に乗っていたのかがいまいちわかんないんだよなあ。ホラ子パパの仕込みではあるんだろうけれど、状況はどうやら彼の想定を逸脱しつつある、と幾人かは言及しているわけだし。
でも、彼女についてはね、もう東に任せましょうよ。とっくに夫婦同然だった二人ですけれど、ミリアムがあんなにもはっきりと言葉と態度で示してみせてくれたのには、キュンキュンしてしまいました。色々彼女は今後の展開について覚悟しているのかもしれないけれど、諦めてはいないというのがわかりましたし。それ以上に、心から東を信じているというのも伝わりましたし。
「私を忘れないで、追ってきてね」
ここまで言われるのは男冥利というものですよ、余。

思わぬデレと言えば、ホラ子が本当に珍しく直球ストレートでどまんなかに放り込んできたんですよね。この娘、基本的に危険球しか投げてこないのに。キャッチボールと言いながら、鉄球かボーリングの玉を全力投球して殺しにかかってくるくらい厳し目の子だったのに、思わず目を剥いて唖然としてしまうほど、普通の恋人みたいなことをしちゃって。びっくりですわー。なにこれ、クライマックス直前なの? いや、直前なんだけど。
でも、確かにトーリ、ここ最近見違えてるんですよね。まだ結婚していないはずなんですが、所帯を持った男のように落ち着いたというか、腰が据わったというか、子供から大人になったというか。不可能男の大馬鹿者という基本は変わらないまま、嫁さん三人をしっかり抱えられる大黒柱的な雰囲気が出てきてしまったような気がします。同時に、王様としての方向性も定まった感があり。いえね、最初から彼はブレてないんですけれど、王様として大きくなったなあ……と。今回、ネイトママがトーリの王様としてに本質について語っているんだけれど、それが非常にわかりやすくて、なるほどなあと得心したんです。
正しいかどうかより、幸いかどうか。

正しいとか悪いとか、出来るとか出来ないではなく、幸いであるかどうか、だ。

彼とともに歩めば、彼の指し示す方に進むなら、彼を支えて行くならば、きっとみんなが幸せになれる道をみんなで選ぶことが出来る。その信頼感が、彼を王様にするのだ。
だから、みんなが幸せになれるように、世界を征服してしまおう。みんな幸せになるために、戦争しようぜ、戦争♪
本能寺の変に介入して、織田・羽柴勢の歴史再現を止めるために……何故か明智・光秀に成り代わって本能寺を攻める配役を奪取しようというのは、実に華麗なる「戦争しようぜ」だと思うんですが、これ如何にw
ちょっと前まで、どう理由こじつけて本能寺の変に首を突っ込もうか、という話をしていたはずが、手とか首どころじゃなくて、もう一方の主役になっちゃってるんですが、これこれw
これでちょっかいかけるどころではなく、羽柴勢との正面対決突入ですよ。凄いな、正純。みんなが煽っているからではなくて、ガチに戦争に持ち込む能力は戦国最強なんじゃないだろうか。

と、話は少し戻るのだけれど、ようやく登場した明智・光秀。相変わらずデザイン、予想をぶっちぎりますなあ。もっと身なりも性格もきっちりした人だと思ってたんだが……まあ、そういうタイプ、この作品では希少生物なんですけど……いやある意味、彼はすごくきっちりした人だったと考えることも出来るんですよね。秀吉からすると、裏切りになるのかなあ。でも、自分で言っているようにこの人はみなに対してフェアでありたかったんでしょうね。だから、彼は陣営としては織田に属していたけれど、此処に至るまで元康たちの側であり、同時にその最後の人間として、状況にそぐわなくなりつつあった自分たちが敷いたルートを一旦打ち壊し、全員に対して自由な選択を示してみせたわけだ。
この、後は任せた、というのは他にも随所に散見できるんですよね。あの【終わりのクロニクル】の四号さんを彷彿とさせる、自動人形「冷泉」こと十八番。そして、どこぞの謎のヒーローのように一番いい所で一番イイ武器をさらっと送ってくれたあの人。某教皇総長!! 某教皇総長、影だけとはいえかっこよすぎます!!
他にもラストシーンを飾ってくれた海野さんのあのシーンも、なんか新婚生活堪能している北条・氏直にしても、後事を託してるんですよね。柴田先輩が可児にしていたことも、おそらくきっと。
託された想いが、今羽柴と武蔵に収束していっているのがわかる。

久々登場の三征西班牙も、広義としては同じなんじゃないかと。今回、傭兵として武蔵と戦うことになった彼ら。以前の戦いの時とは違って悲壮感なかったのは気のせいじゃないと思う。当時と立場や彼らが置かれた状況が違うとはいえ、白虎から朱雀に教導があったり、野球部の最後の夏があったり、メアリが三征西班牙との関わりが理由の一つとしてある三百人切りについてのケリだとか、何よりフアナさんの決着と贈り物。なんか、色々とたくさん預けられたなあ、と。一番大きな預かれものはきっと、立花夫妻なんでしょうけれど。ってか、この夫婦、一番はしゃいでたんじゃなかろうか。

クライマックス、最終局面がいままさに目の前に迫っている、そんな雰囲気をひしひしと肌で感じさせられる、夏休みの終わりでありました。

シリーズ感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 8(中) 3   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (8)中 (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 8(中)】 川上稔/ さとやす(TENKY) 電撃文庫

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本能寺の変へ向け白熱する、交渉戦という名の"嫌がらせ"! 学園戦国ファンタジー、最新刊!!

「――本能寺の変が終了するまで、あの場所には、近づかないで頂きたい」
本能寺の変へ介入すべく行動を起こした武蔵。だがそこへP.A.Odaの重要人物、森・蘭丸が現れ、その動きを制止する。武蔵が京に近づくことによって、"戦闘とは別の理由"で皆に害がなされるというのだが……。
その一方で、羽柴への嫌がらせ行為――武蔵の関東入りに関する、武蔵と羽柴の首脳会議が幕を開ける! 生徒会副会長の本多・正純が繰り出した"先制攻撃"に対して、羽柴側、羽柴・藤吉郎と竹中・半兵衛はどう応じるのか――?
歴史再現のターニングポイント、本能寺の変が間近に迫り、動き出した世界各国。それぞれが目指す"最善手"へ向けて、交渉戦が火花を散らす!
『都市シリーズ』『終わりのクロニクル』の川上稔が贈る、大人気学園戦国ファンタジー第八話、中盤戦!
加藤・清正が乙女すぎる!! なんか、ここ、福島・正則と二人で青春グラフティーしてませんか!? 外道が標準のこの世界で、あまりにも純朴で純粋で初々しい青春的恋愛をしている二人を見ていると、心配で胃がしくしくしてくるよ。なんかあっちゃこっちゃでカップルがイチャイチャしている中で、告って逃げ出してしまいシクシク泣いてる清正と、告られて逃げられて魂抜けちゃってる正則がなんとも無垢すぎて、思わずアワアワと触れることも出来ずに両手を彷徨わせてしまう次第。海野ちゃん、もうちょっと気遣ってあげてー! 知らないとはいえ、傷口グリグリしないであげてー!! 思い出して顔を覆って泣き出しちゃう清正の可愛いことかわいそうなこと。
もうねー、ただでさえ織田勢と羽柴勢は殺しても死なない武蔵勢と違って全員幸薄そうなんだから。その中でも特に十本槍はわけありらしいし。まさか、二鏡紋関連でそこまでヤバい立ち位置に居るとは思わなかった。嫌な意味で覚悟完了してるっぽいのよねえ、この若者たちも。柴田先輩たちと同じベクトルで。十本槍と彼女らよりももう一つ若い世代の後輩たちとの間に、何故か明確な陰の有無があるのはなんでだろう、と思ってたんだけれど、ようやく見えてきた感あり。しかし、七人じゃなくて八人かー。成成成は多分違うにしても、もう一人が誰なのか。竹中か片桐か。

今回は本能寺の変を前にした最終局面に対しての準備段階編。つまるところ、本能寺の変に対してどう首を突っ込むか。それに対していかなる障害があるのか。ちょいと思わぬところから思わぬ要素が出てきて、巴午前の過去話や武蔵内のあの人などが絡んで一気に収束してきた感もあるんですよね。
なるほど、本能寺の変において「それ」については意識の範囲外にあったので、クリスティーナを介在させたこの事前の話し合いは大いに価値があった模様。わかっているのと居ないのとでは、備えが違ってくるし。備えなんてなくても戦争を仕掛ける正純にとっては、実はあんまり関係がなかったのかもしれないけれど。うん、正純のあの何が何でも戦争に持っていく強引にして華麗な手段はもはや芸術ですね! いや、まあ今回はまだ戦争には発展しませんでしたけれど、いざとなったら戦争すればいいや、という心の余裕は正純の成長というか、外道化の完了を実感させられて、感無量である。そしてその余裕の分の負担を全部おっ被されることになる大久保さん、ご愁傷様!!
とりあえず、最終局面を前に武蔵の方針の大前提にして基本理念である、失われようとしている人は助けるぜー、が再確認されたのは良かったんじゃないだろうか。クリスティーナについても、打算はあったとはいえ、それがなくても長太の要請をもぎ取って助けてただろうし。そして、その基本理念が機能しているからには、今後の本能寺の変にまつわるあれこれで失われるかもしれない人たちについても、絶対に見捨てないということですしね。どうも、武蔵内にもそのあたり、ヤバいかもしれない人がいることがはっきりしてきましたし。
同時に、その方針がやはり失われることを前提としている織田・羽柴とは決定的に対立するところであり、そしてさらに、どうやらこの世界の大本となるシステムともかち合う可能性が出てきた、というのはかなり大きな要素かと。
今回のクリスティーナと長岡・忠興のご夫婦の様子や、安定のメアリ様、幸せそうに頑張ってらっしゃるお久しぶりのフアナ様の姿を見れば、武蔵が如何に外道の集団だとしても、その理念は何も間違っていないのだと信じられるわけで、ラストシーンにおいて、ついに本格的に物語に関わりだすであろうことを示した、ミリアムについても、東ともども何とか良い形でまとめてあげてほしいものである。そういえば、あの夫婦のところの幽霊少女について、未だ何にも触れられてないんだよなあ。

シリーズ感想

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GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (8)上 (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 8(上)】 川上稔/さとやす(TENKY)  電撃文庫

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関東解放戦を終えた武蔵は、休息兼補給のため立ち寄った四国の上空で、今後を見据えた作戦会議を行っていた。
武蔵の是非を問うヴェストファーレン会議にて欧州各国の支持を取り付けるためには、P.A.Odaの弱体化が必須。
そこで生徒会副会長の本多・正純は、"本能寺の変"の介入と羽柴勢への本格的な嫌がらせを行う事を決定する!? 
その一方で、再考査になった期末試験もこなさねばならず、大忙しの武蔵勢。3年梅組の試験内容として担任オリオトライが提示したのはさて一体――!
石川数正、このタイミングで出てくるのか!! 忠義に厚すぎて若干頭がおかしい三河家臣団の中で、羽柴に転向した重臣石川数正。この特殊な立ち位置は、羽柴側との対立深まる中で美味しい役どころでもあるけれど、酒井のおっちゃんはじめとして四天王は全員けっこう年食ってましたし、徳川家の主力を担った武将たちは先輩として既に卒業しちゃってたので、石川数正も今更登場する余地ってあんまりないよなあ……と、本格登場は諦めていたのですけれど。そうか、教員枠で登場か。しかも、オリオトライに負けちゃってる枠か。しかも、なんか交渉でホライゾンにドツボはめられて良いようにあしらわれかけてたことからも、かなり残念枠と見た。
しかし、ここで先生と因縁のある石川数正が出てきたことで、オリオトライ先生にはやっぱり大きな謎があるっぽいのが確信出来たのは良かったぞい。
さて、本能寺の変への介入を当面の目標と見定めた「武蔵」だけれど、動き出すのは次以降で今回はおおむね準備編の様相。そんな中で際立って輝いていたのが、やはり福島・正則と加藤・清正による超甘酸っぱい純愛百合展開なのではないでしょうか。ぶっちゃけ、川上史上最高の純愛模様じゃないですか、これ。それが百合というのは、もはやさすがとしか言えないのだけれど、この世界、頑張れば同性でも子供作れるので無問題! 川上ワールドだと、どうしても各人に変態性が介在してしまうので、純愛のように見えてもどこぞに変質的なものが入り混じってしまうのだけれど、なんですか、このピュアすぎる二人の恋心は。綺麗すぎて、目が、目が潰れるッ!! 汚れ巫女の穢れが浄化されそうな勢いです。
最近、十本槍側が可愛すぎて、そのまま隔離して汚染から守り通してあげたくなってきてしまいます。もう、武蔵サイドと接触するの、辞めない? 近づくと感染っちゃいますよ? どれだけ真面目でも純真でも、染まっちゃいますよ? この子たちが染まってしまうのは、いささかなりとも忍びないです。まあ、存外織田家もあれなので、放っておいてもあっち側から染まりかねないのですけれど。
ところで、今回完全に幕間回、と言っても過言ではない内容にも関わらず……なんでさらっとこれまでの激戦をはるかに超える規模で「武蔵」撃沈! の危機が訪れてたんでしょうね。さり気なく、今までで一番の大ダメージ食らってるんですけど。洒落じゃなくて、武蔵大破しかけてたんですけどw
人狼女王がもうなんかおかしいw これ、実は人狼じゃなくて人間サイズのゴジラかなんかじゃないの? あんまりといえばあんまりすぎる展開に、感情がないはずの自動人形が、それも武蔵さんをはじめとする艦長クラスの人形たちが、若干反応壊れてたんですけどw

夏休み前の期末テスト。そこで繰り広げられたのが、あの第一巻冒頭で行われたオリオトライ先生との鬼ごっこ再び、というのがまた、再スタートを連想させる展開で興味深かったですね。あの時と違って皆、成長していると同時に、伊達・成実のように新たに加わった面々もいるわけで、あの時のように簡単にはいかないぞ、なんて思っていたら、それはこっちの台詞だと言わんばかりの助っ人惨状。誤字ではなく、惨状惨状w
ああ、はちゃめちゃ具合もこのようにどんどんぶっちぎっていってるのね、というのを改めて具体的につきつけられたかのようで、苦笑のような半笑い。さあさあ、このハチャメチャな勢いで、はたして本能寺の変へとぶっこめるのか。こっから、また本分厚くなっていきそうだなあ。

シリーズ感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(下)4   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (7)下 (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(下)】 川上稔/ さとやす(TENKY)  電撃文庫

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羽柴vs.関東勢の直接対決が始まり、白熱する関東解放戦。武蔵第六特務、直政と正木・時茂による因縁の武神対決が火蓋を切り、九鬼・嘉隆率いる鉄甲船艦隊と村上・元吉の村上水軍による艦隊戦も新たな局面を迎えようとしていた。自国の未来を見据え、歴史再現に殉じようとする者、抗おうとする者―それぞれの思惑が交錯するなか、里見家復興を目指す里見・義康の戦いがついに始まる。その一方で長岡・忠興の身柄を確保したトーリ率いる武蔵勢は、巴御前と忠興夫人・クリスティーナが担うネルトリンゲンの戦いの歴史再現にどの様に介入していくのか。そして副王ホライゾンの出番はあるのか―?第七話、完結!!
もうねー、最後のクリスティーナのあのイラスト見せられるとねー。助けに来てよかったね、長太、と肩叩いてやりたくなったね。うん、悩んだでしょう。クリスティーナ本人から助けることを拒絶され、所属している羽柴勢は歴史再現の為にクリスティーナの忠興夫人としての自決を推奨する立場である以上、これを邪魔することは裏切りになってしまう。味方も嫁も誰も喜ばない、でも死なせたくない。好きになってしまった人を失いたくない。その思いを燃料にして、足をもつれさせながらも倒れず諦めず、かなり武蔵勢に無理やりケツにロケット花火突っ込まれて火をつけられた感があったにせよ、無茶して助けに行った甲斐、あったよねえ。なんだよあんたら、もう結婚しちゃいなよ。いや、もう結婚してるのか。あれほど頑なに歴史再現に殉じようとしていたクリスティーナを、彼女の元まで辿り着いたとしてもいったいどうやって口説き落とすのか、メアリの時よりも難しそうだなあ、と思ってたんですが、あかんやん、この二十八歳かわいすぎますやん。うん、男女逆だったら犯罪扱いされるけどね、きっと。ゴリゴリアウトで削られますけどね。十四歳の男の子が二十八歳の女性に一目惚れするのもありだし、二十八歳の女の人が十四歳の少年に懸想してしまうのも、この際ギリギリありだとしても、二十八歳の男が十四歳の少女を嫁にしようとしたら基本アウトである。
でも、戦国時代の歴史再現的には別に普通にアリなのが微妙に怖い。その手のアウトな輩は今のところ居ないよね。秀吉ちゃんも前田利家もその辺りは無罪だし。
ともあれ、何とも真っ当すぎるくらい直球な告白でありました。よくやった、長太。
関東解放の方は、初っ端から復活した村上・元吉が地味な町役場の公務員みたいな顔していながら、やたらとカッコイイ艦隊指揮で九鬼艦隊にリベンジかましてくれる、という痛快なスタート。
武蔵勢の行き掛けの駄賃、というにはいろいろ酷い大暴れに、関東の雄北条勢の最後の意地。そして、武蔵での生活の中で、そして戦いの中で一皮も二皮も剥けた里見・義康がその新しい姿を、残してきた故郷や里見の仲間に証明する形で勇躍してみせた、小西・行長との激戦。うん、東日本におけるほぼ最後の戦いと目される大規模会戦に相応しい盛り上がりでしたとも。そして、義康もやっぱり汚染されてたのね、とちょっと遠い目になってしまった話でもありました。うん、義康はずっと真面目だったから大丈夫だと思ってたのにね。無理だったか。やはり武蔵の異常な人々の中に一度でも入ってしまうと、順当に頭おかしくなってしまうのか。
一見、普通に見えても外の人と比べると、顕著に汚染されているのがわかってしまいますね! 正純に比べるとまだマシな気がするけれど、程度の問題だよなあ。
大久保さんも大概な事になってるし。しかし、粘り強い瀬戸際の交渉を出来るのが正純以外にも出来た、というのは大きいよなあ。ネシンバラはあてにならんかったし。良いように使われてるだけ、みたいな気もするけれど。
さて、今回のフェイバリットは長太とクリスティーナのカップルも去ることながら、もう一組、あの島・左近と鬼武丸のコンビが素敵極まったんじゃないでしょうか。このネルトリンゲンの戦いのステージ、巴御前だけどうも立場的にキャラ浮いてるなあ、と思ってたのですが、神聖ローマ帝国側が送り込んできた前田・利家の作り出してきた決戦兵器がまたピンポイントで狙いすましてきてたんですよね。まさかの、木曾・義仲と源・頼朝の参戦。ちょうど、巴御前の口からクリスティーナに歴史再現の無体さを語る上で、自分たち源平合戦時の悲劇が話されていたので、巴御前VS木曾義仲にはかなりくるものがありました。えらい男前な巴御前ですけれど、話を聴く分にはこの人もキツイ悲恋を経験してるんですよね。それも、義仲と二人きりでの悲恋ならまだしも、もう一人、幼い頃から姉妹のように育ったもう一人の義仲の嫁との、複雑な三角関係込の話となると……。この世界、残念があれば死んでも亡霊として残る世界である以上、そのもう一人の嫁さんも義仲も幽霊にならなかった、という時点で巴御前としてはずっと思う所あったわけで、その果てに記憶も何も残っていない無理やり起こされた残骸である義仲との再会は、何とも胃が重くなる。この二人については、決着も付ききらなかっただけに、なんとか良い結末を迎えて欲しいところだけれど。
一方で、頼朝の方も史実でも悲劇とされてる大姫の話が歴史再現でも同じような顛末になってしまっていたんですね。その後悔や痛みが、今世で巡りあった島・左近との関係の中で昇華されていく様子にはじんわりとくるものがありました。左近を、小姫と呼んだ瞬間なんか、ねえ……。左近ちゃんもいい子、なのよねえ。
しかし、どうもちょうどこの源平合戦の頃から、歴史再現の厳密化による悲劇が増加しだしているようで、それまでのゆるい解釈とは決定的に差が出始めているようで、その原因についてチラホラと語られ出しているのですが……やはり、末世・公主隠しという裏で進む事案には、帝が絡んでくる、ということなんだろうか。

ともあれ、次回はついに決定的な歴史のターニングポイント、【本能寺の変】へと突入か。そろそろクライマックスにつま先が入ってきましたなあ。

シリーズ感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(中)3   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (7)中 (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(中)】 川上稔/さとやす(TENKY)  電撃文庫

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小田原征伐に続いて関東解放の歴史再現がついに始まった。江戸湾上空では羽柴の鉄甲船艦隊と村上・元吉率いる毛利艦隊がぶつかり、地上においては鍋島・直茂の機竜とMouri‐01の武神隊が激突する。それぞれの目的が明らかとなり、大きく変わりつつある各国の情勢。里見家復興のため奮起するペタ子、夫人の死が目前にせまり懊悩する少年、長岡・忠興。仲間達の決意を前に、トーリ達武蔵勢はこの歴史再現にどのように関わっていくのか―?川上稔が贈る、学園戦国ファンタジー第七話、中盤戦!
はい、上下巻じゃなくて上中下巻でまいりましたよ。直政やん、やっとこ表紙飾ったのはいいけれど、本番次の巻じゃないですかっ!
と、そういえば武蔵勢、まだナルゼとナイトとかも表紙飾ってないんだよなあ。あと、鈴さんとか、姉ちゃんとか。
賢姉はまだ「きみとあさまで」の方でデビューしてるんでいいんですけれど、スズさんはいつか表紙っデビューしてほしいなあ。
そのスズさんですが、冒頭から凄まじい艦船防衛戦の大盤振る舞い。ぶっちゃけ、武蔵が活躍できている理由の大半がスズさんの操艦にあるんじゃないかと思うんだ。他国見渡しても、スズさんの能力に匹敵する人は未だに見たことないもんなあ。賢姉さまとスズさんに関しては他の追随を許さないものがある。賢姉もこの人、攻撃力解禁したら、下手したら人狼女王に比肩する武を持っている気がする。
その人狼女王ときたら……え、なんでこの人、武蔵サイドなの? というEXボスっぷり。通常状態でもほぼ無敵なのに、そこからさらに覚醒して超絶無敵モードとか、完全に反則じゃないか。オメガとか神竜とか、そっちの類でしょうに、それが敵じゃなくて味方というのは、いい具合に狂ってるわなあ。
今回は、敵さんも中学生がメインの若手揃いなので、武蔵サイドはどちらかというと胸を貸すような対戦に。武蔵勢含めて、これまでの襲名者というのはある程度もう戦うための理由と覚悟をそれぞれ胸に秘め、滾らせている面々ばかりだったんですよね。武蔵の面々は1巻でそれを打ち立てたわけですけれど、羽柴サイドの中学生たちは、まだ襲名者になったばかりで未だに自分の中の理由というものを確固としたものにできていない、或いはしている最中の、まだ準備が整っていない子たちはわけです。勿論、若手衆の中にも差はあって、中でも鍋島ちゃんや、頑張り屋の可児ちゃんはすでに目標をもって走りだしていると行ってもいい子たち。浅野や池田なんかは、まだふわふわとした気持ちのまま、この武蔵との戦いを通じて自分の中の「本気」をようやく見出しはじめている段階なのでしょう。そして長岡の小僧は、自分の夫人となるクリスティーナが選ぼうとしている行く末に、この世界の残酷さを目の当たりにして、それに抗うことを自分の中の「本気」として位置づけようとしているのでした。そして、その「本気」が本物であることを自らに打ち立てるために、武蔵に対して一度自分の力を示す必要があった。立場とか後々の問題とかは結局後付なわけですよ、小僧にとっては。
不思議なのは、織田・羽柴の上層部があれだけ諦観に縛られているにも関わらず、次世代たちは末世に囚われず、すごく前を向いてるんですよね。こういう子たちを抱えている勢力が、どうしてこうも頑なであろうとしているのかが不思議で仕方ない。
真面目を拗らせてるのか?
だからといって、キ○ガイに世界の行く末を任せるのは、それこそ気が触れた選択にも思えるんだが、同じ超真面目の里見が、そのキチ○イ・サイドの一員として戦っているんだから、これこそ末世という他ない。義康も相当自分で疑問に思っているみたいだけれど。まあ義康いわく、平和なら共食いしているだけなので安全なんだってさ……なるほど!
ちなみに、立花夫婦も勿論、同類ですよ? 同類ですよ? あのバトルイチャイチャをみせつけられて、正常とか……。
さて、一方で、ネイトと対応する黒狼・糟屋がついにお披露目。この娘も、真面目というか真剣な子だなあ。確か、ネイトも登場した時は堅物の騎士さまタイプに見えた気がしたんだけれど、ネイトもどうしたってあの人狼女王の娘で、基地外の一員だからして、糟屋と比べるのが可哀想になってきた。胸的にも!
あとは、羽柴十本槍でまともに出てないのって、巫女巫女ぐらいか。とりあえず、アサマ、今から謝る容易な。全方位に向けて。自分、巫女ですみません、巫女とか名乗ってすみません、て土下座の準備な。

とまあ、本編殆ど関東解放戦の渦中で推移してしまったわけで、そりゃ長引くわー。しかも、表紙となった直政さんの本番はこれから。関東解放の主役となる里見・義康も本格出撃はまだしてなくて、気のせいかツッコミ含みの自問自答ばっかりしてたようなきがするぞ。次回こそ、いろいろ吹っ切ってくださいな。吹っ切ってしまうと、それはそれで正気を喪って朱に交わりかねないので、オススメしませんが。

最後に……長岡の小僧、あんな美人を嫁にする予定とか、忍者なみに殺意湧くんですがw

シリーズ感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(上)3   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(上) (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 7(上)】 川上稔/さとやす(TENKY)  電撃文庫

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小田原征伐と蟹江城の戦いを乗り切った武蔵は、続く関東解放を前に短い休息の時を得ていた。そんななか、ナイトや鈴や正純は、武蔵に関東解放の戦前交渉に訪れた毛利艦隊の中に、M.H.R.R.の艦が混在している事に気付く―。裏切りか。果たして誰が何の意図をもって行動をしているのか!?小田原征伐を経て大きく変わりつつある各国の情勢。トーリ達武蔵勢はどのように対応していくのか?川上稔が贈る学園戦国ファンタジー、第七話開幕!
キヨさんと正則がガチモード入ってるぅ!?
マルゴットとナルゼという前例が在り、実際女性同士で子供も作れる世界だけれどさ、ここまでガチンコで甘酸っぱい百合百合関係になってしまうとは。両方とも本気じゃないか!! おめでとう、おめでとうとお祝いしてあげるしかないじゃないこれ。いや、まだ甘酸っぱく好きという気持ちを持て余して、どうやって相手に接していいかわからなくなっている段階だから、おめでとうはまだ早いんだけれど。ってか、女性同士でそんな甘酸っぱい雰囲気出してんじゃないわよっ、照れるじゃないッ!
これに比べると、完全に肉食系なガッちゃんとナルゼも……ヨゴレ系なんだなあ。ヨゴレ系ばっかりだなあ、武蔵勢。
いやいやいや、そんなことはない。ただいま絶賛、メアリが無知ゆえのイケイケドンドンから恥じらいを知ってしまって、甘酸っぱいトキメキモードに突入しているので、初々しい恋愛模様では負けてないから、負けてないから。
そう言えば、氏直さんは家庭に入ってしまうのか。滅びたとはいえ、元総長が加わるというのはやっぱり色々と拙いんか。襲名解除しても、素直に戦力化は出来ない模様。その代わり、ノリキとは完全に新婚モードに突入したようですけれど。彼女もわりとネイトママ系な気がするので、ノリキ頑張れ。まあ、ノリキのデレを見れたので、それだけで十分堪能させていただきましたっと。史実でも、北条氏直は北条家滅亡後、病気で早逝しちゃったからなあ。その辺りも踏襲するのか。

さて、肝心の関東開放であるが、毛利が連れてきた意外な人物の登場と、それに関連する羽柴側の謀略によって、武蔵本船は関東解放に直接挑めず、別の場所に向かうことになるのだけれど、その目的……ある人物を死なせない……ホラ子やメアリの時と同じケースとなる今回の対象は、これまた意外な……細川ガラシャと来た。それって、関ヶ原前夜のイベントじゃないか。もう戦国末期の歴史は圧縮されまくって、本能寺の変が起こってないにも関わらず慶長の役が発生し、さらには秀吉没後となる関ヶ原戦役にまつわるイベントまで繰り上げて起こりつつある。お陰で、羽柴十本槍よりもさらに若い世代がどんどん登場することに。まあ十本槍と七将は世代的にはかなりかぶっているはずなんだけれど、実際は中等部から襲名者が出てきてるんですよね。そう言えば、かに玉ちゃんこと可児・才蔵も世代的には福島・正則や清正たちよりは一つ下になるのか。
つまり、これまでは一番下の世代の若者だった武蔵の面々に対して、同世代の十本槍が出てきただけに飽きたらず、さらにその下の後輩となる世代も出張ってきた、と言う事になるんですね。そうなると、自然に一番下の世代故の自由さがあった武蔵の面々も、相対するとはいえ自分たちよりも年齢が下の相手が出てきた事で、年上としての振る舞いもまた、必要となってくるのです。
今回、トーリがあの坊主、長岡忠興に見せた態度は、先輩という格式ぶったものではなく、近所の兄貴分みたいなそれでしたけれど、それはそれでちゃんと年上としてまだ子供でしか無い少年の面倒を見るという、ちゃんとそれらしい事はしてるんですよね。あまりにも気安くて、なめられるんじゃないかと思ったけれど、ああいう兄ちゃんって向こう気の強そうなガキンチョにも慕われるもんなのねえ。もっと反発するかと思ったら、意外に意気投合して懐いてたし。そう言えば、片桐くんもトーリには御執心だったなあ……え?


今回、表紙を飾ってしまった里見だれど、実際この関東解放の主役は彼女になりそう。いわば見せ場中の見せ場なので、ここは頑張ってほしいなあ。狐さんの全面バックアップは頼もしい。このお母さんは、ほんと子煩悩というか、子供に尽くしてくれるというか、頼りになるよなあ。
一方で、この戦いには参加できないかと思われた武蔵も、そう簡単に相手の思惑に乗るわけでなく、これはまた豪快に一噛みしていきそうな予感。個人的には、村上大将の復活に興奮してしまった。この渋すぎるおっちゃん、好きなんだわ。そりゃ、毛利水軍にこの人がいないと話にならんわなあ。

カラー口絵の方は、今回完全にアウトでした。入ってる、入ってる。それ完全に入ってるから。何を入れてるんだ、という話になるかもしれないけれどw

シリーズ感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(下)4   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(下) (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(中)】 川上稔/さとやす(TENKY)  電撃文庫

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―これはちょっと想定外ですの。
ついに始まった小田原征伐。戦前会議を経て、北条、羽柴、毛利、最上、上杉、滝川、伊達、武蔵―全勢力入り乱れた“総合相対戦”形式を取ることになった。歴史再現の行く末を世界各国が見守る中、武蔵が毛利代表である人狼女王への刺客として送り出した人物は、誰もが想定すらしていなかったあの人物だった!?どいつもこいつも主張重視のバトルロイヤルが温泉街でついに始まる一方、六護式仏蘭西では真性全裸が光り出す。各国が本能寺の変とその先の未来を見据え動き始めた初の大規模歴史再現。その戦いに勝利するのは?そしてノリキと氏直の因縁は―?第六話、終盤戦!
最上・義光がなんか凄く「みんなのお母さん」していて、ちょっとウルウル来てしまった。大切な一人娘である駒姫を失ってしまったあと、この人のモチベーションってどうなるんだろうと心配していたところに、里見・義康が最上・義康を二重襲名する形で新たな母娘関係を結ぶことで一先ず義光の心の救済は得られたと思っていたのですが、彼女が駒姫に向けていた母親としての愛情は義康だけに留まらず、もっと大きな範囲で広がっているようです。この小田原征伐戦で相対することになった可児・才蔵とのやりとりには胸が温かくなりましたよ。思えば義光って、他の同盟国や好意的なシンパが国の背景や建前が邪魔してなかなか純粋に武蔵を支援出来ない中で、殆ど手放しで武蔵の味方となり支援者となり、今はこうして直接的に手を出して助けてくれているわけですけれど、今まで武蔵ってどうしても孤立していましたし、義光が味方してくれるのってホントに安心感があるんですよね。それ以上に、保護者というか見守ってくれているという抱擁感があって凄く気持ち的に救われていることに今回気づきました。それ以上に、敵対している織田側の人間であっても、可児ちゃんみたいな頑張っている娘には無償の愛を注ぐという姿勢は好きだなあ。駒姫がただ失われるのではなく、彼女自身の頑張りと成長で「巣立っていく」という形で去って行ったことは、そして新たに義康が寄り添ってくれたことが、義光の「母」としてのあり様を大きく広げてくれたような気がします。自分には娘がたくさんいる、という義光の発言には目尻が熱くなりましたよ。
そんな義光に目をかけられた可児ちゃんは、襲名者とは思えないくらい普通の家庭に生まれ、両親の愛情に恵まれ、ひねくれることなくまっすぐに育った女の子で、織田・羽柴の人間が持っている諦観めいたものを全然持ってない後ろ暗さが全然ない娘なんですよね。「頑張ります!!」の真っ直ぐさは眩しいくらい。この娘には織田の暗さには飲み込まれないでほしいなあ。
しかし、小田原征伐が思っていたバトル全開のバトロワとはかなり様相を異にしたものになったのは意外とは言えば意外であり、面白いといえば面白い。いきなりハッサンとミトママが相対したときにはどんな対決になるんだ、と度肝を抜かれたものですけれど、さらにその対決がハッサンによるミトママへの「カレーおもてなし」になるとか、これどんな料理漫画!?
いやすみません、ハッサンのカレーってゲテモノのたぐいだと思ってました。あかんこれ、読んでてお腹減ってくるガチで美味そうなカレーですやん! それも、ミトママの好みと要望に十全応え続けるという「お・も・て・な・し」の心がこもった最高のカレー三昧。ミトママなんか相手にしたら誰であろうとどうやったって勝てるはずないじゃん、という思い込みをひっくり返す意表をつく対決が、この後のハッサン戦以外にも続いてたんですよね。
義康と可児ちゃんのカラオケ対決とか、ミトママと義光のビッグママ対決とか、予想外の見応えでメインのメンバーが今回控えに回るからどうなるかと思いましたけれど、盛り上がりについては全く危惧に値しませんでした。毛利の世鬼さんとか、自動人形ながら熱い魂のある人で、この不具合さんも意外なほど目立ってましたし、繁子さんと成美もさり気なく大暴れしてましたし。大久保ちゃんの弄られっぷりは、酷いのなんの。確かこの間までヅカ本多くんが武蔵では良識者故に弄られ役だったはずなのに……いや、そんなのは遠い過去か。既にウォーモンガーの氷河ギャグ使い(強攻)として馴染んでいたヅカ本多くんですけれど、後輩いじりの外道っぷりは最近凄まじいレベルで、鬼畜外道の味方殺しとしては元のメンツと比べてもえげつないですよ、ほんとw
会計? うどん、美味しいですよね!!
とまあ、なんかもろに談合が行われていたり、と内々での駆け引きが重点的におこなれている小田原征伐に対して、ガチで戦争やっているのが巴里攻防戦。福島・正則が前回の一件で完全に一皮むけて、覚醒のレベルが半端ないことに。二代も長いスランプを経て随分と成長しましたけれど、同じく未熟者の範疇だった正則のそれは二代と比べてもめざましい。これは二人のガチンコ対決は思いの外楽しみになってきました。

ラブコメパートは、というともはや上限に達していると思われたメアリの点蔵へのラブラブ度が、さらに倍増するというとんでもない事態に、チッ。いやまだ上がるのかよ! メアリ様、実は攻められるのに弱い、というのは点蔵に口説かれた時の様子を見ても明らかだったのですが、ちょっと点蔵が誠実に積極的になっただけであんなめろめろになるとか、ほんとどんだけだよ!! よし忍者もげろ。
そして開き直ったというかついに受け入れてしまったのが、浅間さん。もうラストはウハーですよ、ウハー!! 蓋してたものをとっちゃったらこれですか、それですか。全裸も全裸ですよ、お前そんなエロゲの主人公みたいなカマし方しやがって、この野郎。幼なじみルート、ガッツリゲットです。
とまあ、こんなお盛ん状態の中に後発となるであろうノリキと面倒くさい女代表の北条・氏直さんがどうやって馳せ参じるのかと思ってたら……あかん、ノリキ先輩が男前すぎるw 全部一足飛びに行きやがりましたがな、この兄貴。兄貴なのに姫とはこれ以下にw これ、ガチで性別が逆だったとしても萌えただろうなあ、と思わないでもないけれど、ノリキがここまでハッキリと督姫を名乗るとは思わんかったなあ。これまで男の歴史人物を女性が襲名するのは全然珍しくもないことでしたけれど、女性の歴史人物を男性が襲名するケースは見たことがなかっただけに、これは新鮮すぎて何この感覚w

至るものアレば去るものあり。真田を中心に、今回は退場者も多く出てもの寂しい気持ちにされられることも道々なることか。世代交代、というのもあるんだろうけれど、滝川の姐さんを始めとして、やっぱり胸にくるものがあるよなあ。これから、まだまだ織田陣営などは聖譜としても退場を余儀なくされる人が列をなしているだけに、そろそろ覚悟も必要か。十本槍も、結局黒狼が糟屋・武則の襲名者であり、最後の一人は三成が入ることでようやく完成したようで、次は関東解放、さてクライマックスたる本能寺まで秒読み開始もいいところ? 

シリーズ感想

『境界線上のホライゾン』 ENCYCLOPEDIA (エンサイクロペディア) 【再販】  



あれ? 境界線上のホライゾンのENCYCLOPEDIA (エンサイクロペディア) 。再販するというニュースは聞いていたのですが、これ今度はAmazonでも発売するんだ!! 前回は、電撃屋の通販予約限定だったはずなんだが。
これは、だいぶ買いやすくなったんじゃないでしょうか。値段はたったの1万円! いやこれ、実物を手にしたら爆笑すると思うのですが、ガチで事典です。ENCYCLOPEDIAは伊達じゃありません。なので1万円って全然高すぎるってことないんですよね。

【境界線上のホライゾンENCYCLOPEDIA (エンサイクロペディア)】
ENCYCLOPEDIA

さらに、同じく川上稔さんの此方も通販販売のみだった【都市シリーズ 『矛盾都市TOKYO』 】【都市シリーズ 『創雅都市S.F』】が完全本として再販されることに。これは手に入れてない人も多いだろうから、チャンスですよ。

【都市シリーズ 『矛盾都市TOKYO』 】完全本
矛盾都市


【都市シリーズ 『創雅都市S.F』】完全本
創雅都市

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(中) 4   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(中) (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(中)】 川上稔/さとやす(TENKY)  電撃文庫

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関東の地で行われる毛利の備中高松城戦と北条の小田原征伐。ついに対決するM.H.R.R./羽柴と欧州覇王・六護式仏蘭西/毛利―二つの決戦と歴史再現を前に、毛利と北条との戦前会議に臨んだトーリ達。各陣営の勝利とその先を見据えた策謀―六護式仏蘭西がぶち上げた思わぬ野望に、会議は大きく荒れる。しかし、武蔵副会長・正純の機転によって、二つの歴史再現、そして関ヶ原の合戦への展望が見えたかと思えたその時、羽柴陣営の大谷・吉継が現れ―。六護式仏蘭西、北条、そして武蔵は、この“望まぬ来客”に対し、どのように対応していくのか?第六話、中盤戦!
氏直さん、チョーやべえじゃん!! いやー、何気にこの人、女性として極めて面倒くさい人なんじゃないか? 牛直さんのあだな通り、おっとりとした天然で温厚な人だと思っていたのだけれど、この人に比べるとメアリーとか成実なんかは超イージーモード。シェイクスピアよりも道理が通じないかもしれない。これはよほど出来た旦那でないとかなりキツいんじゃないか? その意味でも、氏直の嫁がノリキというのは非常に納得せざるを得ない。武蔵組でもあれだけ出来た男は居ないだろう、というくらい出来た男だしなあ。いい意味で頑固な面があり地道で根気強い、というのもまさに氏直さんにピッタリじゃあるまいか。
途中、毛利の輝元さんを置き去りにしてのネシンバラと氏直さんの交渉戦は、お互いかなり力づくな所のある強引な論戦となり、普段の本多くんの交渉戦があれでなかなか洗練されたものだったというのがよく分かる。ってか、氏直さんがあそこまで無茶苦茶な力押しに出るとは思わなかったもんなあ。あれは政治交渉というよりも、癇癪を炸裂させたみたいな手法だったし。というよりも、損益分岐点とか考えてないという時点で理屈に合わないものだったし。と言っても、それを武器にした交渉、ということで完全に全部投げ捨てていたわけではないのですが。勇躍偉そうに登場して交渉の主役を乗っ取ったネシンバラが、颯爽と押しまくられてしまったところは笑ってしまったが。てっきり、決めポーズをずっと炸裂させているものだから、彼なりに目論見があって押し切られそうになっているふりをしているのかと思ってたら、わりとガチで思った通りに行かずに焦りまくってましたし。カッコつけたまま、というのがネシンバラクオリティw 何気にシェイクスピアが内助の功でしたよね、このあたり。何だかんだとネシンバラがピンチになると颯爽と駆けつけるよなあ、呼ばえてもないけどw

さて、本編の方は毛利・北条との会談をメインとした関東制圧の戦前会議・準備編。一方で、トーリを取り巻く人間関係の方は、大奥体制に対してネイトと浅間が本腰を入れることに。もっと二人ともぐだぐだと結論を先延ばしにするのかと思ったら、思いの外すんなりとホライゾンのウェウカムに応えましたね。勿論、大いに迷った末のことなのですけれど、布陣の中に夫人として組み込まれることをこれほど抗わずに承知するとは。これは、ネイトと浅間がお互いに良い影響を与えたのでしょう。一人だけなら、もうちょっと同じ所で自分のトーリへの感情も含めて迷走したかもしれませんけれど、自分の写し絵とも言えるもう一人の親友の姿を見ることで、同時に自分の気持ちや感情にも整理が行き届いたように見えます。ふーむ、ここらへん、【きみとあさまで】で浅間やネイトがたどった思考の経路が経験となって今度のスムーズな結論に至る糧になったのかもしれませんなあ。
というわけで、半ば輿入れ、という形でネイトと浅間はトーリの家に同居することになりました。

一方で、今回一番グダグダしていたのは、敵方にあたるM.H.R.R./羽柴の福島さんで、なんか深刻なスランプに陥ってたのね、この人。槍使いはスランプに陥るというジンクスでもあるんだろうか。ただ、二代があんまり誰も助けてくれず、スランプが長引いたのに対して、此方は加藤・清正という相方が密接かつ手取り足取り福島・正則に付き合うことでかなり早期にスランプを脱出することに。この二人って、作中でも一番濃度の濃い百合百合カップルですなあ。マルゴットとナルゼはガチすぎて脇においておくことにしても、どちらかというとサバサバしている羽柴側の魔女コンビと比べても、正則と清正のイチャイチャっぷりは目を引きます。

イチャイチャが目に毒、を通り越して犯罪レベルに達しているのは、ついに登場したネイトパパンとネイトママンの犯罪夫婦。……いや、ママン、その子は犯罪だ!! なにこの可憐なショタ少年!! これ、ネイトのパパンなの? 半ズボンが似合いそうな声変わりもしていない儚げなショタっ子じゃないか!! あうとーー!! これ食べちゃうのアウトーー!!
パパンとしては、コンテ伯としての方を普段の名前として使ってるんだろうか。あっちは、どちらかというと六護式仏蘭西ベースで行ってるように見えるし。清水・景晴という襲名元はちょっとわからなかったんだけれど、ネイトママンの益田元祥の相方みたいだった清水景治かしら。

肝心の関東決戦は、というと事前に想定していた以上の大規模の争乱、という形に。一応、相対戦ではありつつも、さらに関東以東の諸大名である伊達・上杉・最上を巻き込み、敵味方も錯綜しまくったバトルロイヤル形式というとんでもない形に。いや、バトルロイヤルというと勝ち抜け戦になっちゃうんだけれど、小田原征伐のみならず複数の合戦を織り交ぜた戦いとなるので、状況に応じて敵味方が入れ替わるというかなり把握が難しいことになってしまっている。参加メンバーもかなりしっちゃかめっちゃかになってるんだけれど、成実は伊達家として、義康は今回は最上・義康として参戦することに。最上・義光と義康、親子としてはまだ時間経っていないんだけれど、意外と馴染んでいて見ていて微笑ましい親子の姿でした。義光が喪ったものを思うと、義理とはいえ子供がもう一度出来たのは、心から良かったなあ、と思わずにはいられません。

さて、参戦メンバーは読んでのお楽しみ、なのですが武蔵側からは先々を見越して今回は主力の投入は控えて、サブメンバーの投入を本多くんが宣言します。……副次戦力? 副次? んん?
ぬぇええ!?

こ、これはちょっと想定外ですの!!

シリーズ感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(上)4   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(上) (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(上)】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

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『──欧州覇王は、君達を赦さないとも』
 歴史再現の名のもと巴里の水攻めを敢行しようとする羽柴勢。それに対し六護式仏蘭西は旗艦・狩猟館率いる大艦隊を北条と合流させ、関東の地で毛利の備中高松城戦と北条の小田原征伐という二つの歴史再現を同時に行うという奇策に打って出た。
 K.P.A.Italiaに代わり事実上の聖連代表となったM.H.R.R./羽柴と、欧州覇王・六護式仏蘭西/毛利――二大勢力の争いの行方は?
 その一方で、トーリ達武蔵勢は“移動教室”最終日に行う毛利と北条との戦前会議のため、自分達の方針などを確認していく。
 各陣営の集合と再配置、勝利とその先を見据えた策謀、それに対し、トーリ達武蔵勢はどのように動いていくのか? ほかにもホライゾンの「ウェルカム」宣言で意識し始めた人間関係や、母親の襲来に狼狽えるミトツダイラとか、様々な要素が動き出す、  戦国学園ファンタジー、第六話開幕!
戦争を、戦争を、一心不乱の大戦争を!
というわけで、関東と西国を股にかけた大戦争の幕が切って落とされる、ための戦争準備のプロローグ編というのが上巻の嗜みです。まあ上巻だしね。700ページ超える一冊を全部戦争準備に費やせるのはこのシリーズくらいの贅沢さだなあ、としみじみ思ったり。ただ、いつもなら翌月には続刊が出てくるので全然待たされる感はなかったんだけれど、今回は一ヶ月間があいてしまうがために結構な待てを食らわされた気がする。イイトコロだったのにいい所だったのに。分厚い割に読み始めると気がつけば読み終わってるからなあ、このシリーズ。
さて、このシリーズの場合戦争準備というと、とにかく正純があれこれ手を尽くして、戦争しようぜ! と狂乱しているのが常なのだけれど、今回に至ってはテルさん率いる毛利・仏蘭西と氏直さんの北条・印度連合も、ひいては羽柴陣営も揃って「戦争しようぜ!」とやる気満々なものだから、正純もテンションあがってか負けじと「戦争しようぜ! 戦争しようぜ!」と何時にも増して連呼する始末。誰か、平和非戦志向の人はいないのか。居ません!

しかし、こうしてみると西国の覇者としては織田や徳川の後塵を拝した印象の在る毛利だけれど、これが欧州覇王としての仏蘭西としてみると、やはりこの時期では随一の強国なんですよね。英国なんてまだまだにわかだぜ、と言い切ってしかるべきほどの。それほど、太陽王の成し遂げた威光は大きかったわけだ。快進撃を続けている印象だったOdaと羽柴も、仏蘭西が相手だとそうやすやすと蹂躙は出来ないぞ、というスケール感がある。それに加えて、先代のアンヌが遺したものを背負い次代に繋げようという決意や覚悟がルイとテルの夫婦には備わっていて、仏蘭西の国民全体も同じくアンヌの想いを担っているものだから、これは強いよなあ。そして、トドメには彼らなりの将来の展望を持っているというのを、交渉の中でテルさんが示したことで、武蔵や羽柴と違った末世への対抗策を練っている、という次の世界を背負っていく資格を見せてきたんですよね。織田でも羽柴でも松平でもなく、世界を担うのは仏蘭西だ、と。これは強敵ですよ。
ここで仏蘭西に傭兵として加わった竜のベルンハルトは、ベルンハルト・フォン・ザクセン=ヴァイマルのことか。三十年戦争でも屈指の名将の一人。天竜地竜の軍勢が加わったとなると、巴里もそう簡単にはオチないですよ。欧州サイドはマジで人材が厚い。

逆に北条の乏しさは何なんだろう。実質氏直さんしか出てないし。小田原戦役では毛利から人形を借りるみたいな話になってるし。確かに、北条の家臣って誰と聞かれるとここは意外とパッと出てくるような人がいないのだけれど……。


四聖武神最後の一体「日溜玄武」は、やはり羽柴十本槍にあり。あるとすれば、直政と相対させるためにまず十本槍だろうとは思ってましたケレど、持ち主はよりにもよって蜂須賀・小六かー。しかも、「小六」と書いて「しょーろく」と読むとか、どんなロリだ!!
これで十本槍は全員揃ったのかしら。いや、まだか。並べてみると、
一番 福島・正則
二番 加藤・清正
三番 不明
四番 加藤・嘉明
五番 脇坂・安治
六番 平野・長泰
七番 不明
八番 蜂須賀・小六
九番 竹中・半兵衛(黒田・勘兵衛)
十番 片桐・且元

となってるので、あとは二人か。一人は黒狼と呼ばれてる人なんだけれど、あと出てきてなさそうな羽柴家家臣というと誰だろうなあ。賤ヶ岳七本槍だと糟屋武則がまだ残ってるんだが。石田・三成に加えて今回大谷・吉継も出てきて、そちらは十本槍には含まれないみたいなんだけれど。ってか、コンピュータウイルスってなにさ!
五奉行はマウスサイドみたいなので、あとは蒲生氏郷とか浅野長政とか藤堂高虎、山内一豊あたりか。名人久太郎あたりは、羽柴よりも織田のイメージなんだけれど。
十本槍以外にも副官格として可児・才蔵とか出てきてるんですが、こっちサイドって純真なショタ少年多くないですか? ってか、片桐くんとかぶってるからw あかん、武蔵の悪人たちに虐められる様子が容易に想像できてしまって、今から可哀想な気になってくる。

その肝心な武蔵はというと、状況そっちのけでネイトママンを軸にしたガールズトークに終始していたような……(苦笑
ママン、何しに来たんだよ。と突っ込んだら、娘いじりに来ました、としか返ってこなさそうな完全に参観気分のママン。しかも、人生の先達、それも恋愛の先達ということもあって、いつもは賢姉が牽引しているネイトや浅間の恋愛意識を、今回はママンがガンガンに振り回して活性化させてるんですよね。特に浅間はいくつか至言をいただいて、ついに自分の気持に蓋ができなくなってしまったようで。あのママンの家事洗濯などを任せてくれることを「自分の生活をプレゼントしてくれたのよ」というように表現してみせたのは名言だったよなあ。これで浅間が陥落したようなものですし。全裸とホラ子も浅間抜きとか考えられない、みたいなことを明言してましたし、こりゃあもう大奥体制ほぼ決まりですな。布陣もほぼ決定ですか、そうですか。あとはここに鈴が加わるかどうか、ってところじゃないですか?
ただ、ガールズトークというわりには概ね下ネタだったような気もしないでもないけどな!! 実質夫婦が多いせいか、話題や比喩がいちいち生々しいんですけどw メアリの天然エロスが留まるところを知らなさすぎる。

むしろ、織田陣営の方が恋愛模様もほんのりと色づくような艶やかさと儚さがあって雰囲気があるんですよね。つまり、ふわ〜がフラグ立ててますよー、というお話で。あそこは常に悲壮感がつきまとってますし、不破ちゃんも襲名的にそろそろ区切りつけないといけない時期なので、微妙に危うい雰囲気があるんですよね。不破ちゃんは嫌なことにならないで欲しいけど。

フラグというと、ついにノリキが自分から氏直攻略に動きましたよ。これでやっと嫁ゲットの時期がきたか。ノリキだけは随分と引っ張ってたからなあ。

熾烈な交渉戦も何とかまとまり、つーか輝元が思いの外有能で驚いた。この人、ヤンキーみたいななりしてながら、実質天然バカな旦那を支える賢嫁そのものじゃない。むしろ、毛利・輝元というよりも小早川・隆景的だよな。
ともあれ、交渉もまとまり先々の協力体制を前提とした相対戦を行うことで小田原戦役は舞台を整え、ようといたところで再び羽柴が介入。以降、すぐに下巻じゃなくて中巻を挟むことになったあたり、まだ二三回どんでん返しが待っていそうな予感。

シリーズ感想

FORTHシリーズ 連射王(下)4   

FORTHシリーズ 連射王<下> (電撃文庫)

【FORTHシリーズ 連射王(下)】 川上稔 電撃文庫

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ついに一区切りとなる目標を果たした高村・昴。だがその時、彼が感じていたのは達成感よりも喪失感であった。「君は、ここで降りますか?」その問いに対する答えが見いだせぬまま、ついにゲーマ“竹さん”が大連射2との計り知れぬ勝負に挑む日がやって来た。降りるか、続けて行くか?その答えは―。「君が問うところ、ゲームは必ず待っています」『GENESISシリーズ境界線上のホライゾン』『AHEADシリーズ終わりのクロニクル』の川上稔が贈る、異色の青春“ゲーマー”小説“下”巻。
セッションしましたか?(失礼
熱冷めやらぬまま、数日置いてなお思い返せば余韻が胸の奥にこだましている。指の先にまで充ち満ちた何かがピリピリと弾けている。
何とも、凄い小説だった。それが、終わらないまま、掴み取れないまま取りすがる手を巧みに躱して、通りすぎていってしまった。喪失感も虚脱感も置いていってはくれなかった。だから、もどかしくも擽ったい感覚がいつまでもいつまでもエコーし続けている。熱は未だ冷めやらない。
わざとなんだよなあ。わざと、置いてけぼりにされた。夢中という心理の先にある「本気」。その本気の更に先は、連射の向う側にある答えを見ていいのは高村・昴だけであり、自分だけのそれを見るのは各々が各々の特権を駆使するべきなのだろう。こればっかりは、与えられては色褪せるばかりなのだから。
でも、昴も竹さんも、本気に到達した時にその他すべてを投げ出す事によって突き詰めるのではなく、ちゃんと傍でその本気を見ていてくれている人をゲットしてるんですよね。この本気というのは、自分だけの世界を構築して閉じこもってしまうこととは正反対なんだろうなあ。もしかしたら、何かに本気になるということは、自分以外の誰かがその本気を信じてくれる事が必要なのかもしれない。それが勇気となって、本気に至れる。それが支えとなって本気の向こうに辿り着ける。そうやって、人が連なりあい支えあうことでそれぞれが答えを見つけあい、答え合わせが出来たら幸せなことなんだろうなあ。
一度、ワンコインクリアにたどり着き、そこから先に行こうとして、先を歩いている人を追いかけようとして振り落とされ、どん底まで落ちて全部なくした気になり、そこから一つ一つ立て直し、取り戻し、新たに手に入れて、そうして信じるべきものと信じてほしいものを見出して、再び辿り着いたスタート地点。ファーストプレイ・ワンコインクリアという領域への挑戦、すなわちファーストにしてラストゲームのスタート。こっから、怒涛の150ページ弱。
150ページである。
シューティングゲームの一面からクリアまでの流れが怒涛のようにスクロールしていく150ページ。熱がうなぎのぼりに上昇し、ヒートアップしていく150ページ。彼女が現れ、昴がプレイしながらその傍らで彼女―蓮が竹さんの残した手紙を読み聞かせてくれるくだりは、もはや伝説的な名シーンと呼ぶに相応しいのではなかろうか。
ゲームセンターでシューティングゲームをしているだけの場面、それがこれほど感動的で情熱的で詩情あふれるシーンとなるものなのか。
改めて思う。本作は、読む人の心に熱い火を灯すような作品だった。そうして、とんと背中を押していってしまうような話だった。そうか、置いてけぼりにされたんじゃない。前に去っていったわけじゃない。
見送られたんだな、竹さんがそうしたように。

高村・昴と岩田・蓮、この二人のラブストーリーも必見。川上さんの作品はどれもLOVEが重要な項目となって生きているのでありますけれど、この二人ほど真っ当な青春やってるのは珍しいというか他にないというか。小山田先生と親友の仲くんの少ない出番が全部重要で存在感タップリだったところとか、思い返してみても文章量が多い割に不要な部分が少ないんですよねえ。全部、大事で必要で、意図が込められている。
二人が苗字ではなく、お互いを昔のように名前で呼ぶタイミングが、また実に届いてるんですよね。ここしかない、というタイミングに届いている。後半なんぞ、二人の一挙手一投足に至るまで行き届いていた感がある。蓮がゲームをプレイする昴の隣に座る、あのシーンの自然さ、いや在るべくしてこうなった、収まるべくして最後のピースが収まったかのような美しさは脳裏に焼き付いて離れません。

……で? セッションしましたか?w
親、居ないんだもんなあ、ねえ、川上作品的には(超失礼

これをハードカバーで買った人は、後悔しなかったんだろうなあ。でも、やっぱり手を出しにくかったのは確かなので、この文庫化を機にもっと多くの人に手にとって貰いたい。そう願わざるをえない傑作でした。
凄い作品でした。


上巻感想

FORTHシリーズ 連射王(上) 4   

FORTHシリーズ 連射王<上> (電撃文庫)

【FORTHシリーズ 連射王(上)】 川上稔 電撃文庫

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川上稔が贈る異色の青春小説が、待望の文庫化!

「俺、何かに対して本気になれるのかな?」
 何事にも本気になりきれない高校生の高村・昴。そんな彼は一人のゲーマーに出会い、“己の本質”と真剣に向き合うことになる。
 将来の進路を考え決めていく友人や幼馴染み。変わっていく周囲との人間関係の中で、彼の答えはどこにあるのか──。
「──敢えて問いますが、君は、ゲームが好きですか」
『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン』『都市シリーズ』の川上稔が贈る、異色の青春“ゲーマー”小説が待望の文庫化&上下巻連続刊行決定!
以前単行本として出ていたものの文庫落ち版であります。ちなみに、単行本の方は買ってませんし読んでいませんでした。単行本だったので文庫化にあたってもイラストの方は一切なし。これについてはちっと未練あり。岩っちのイラストは見てみたかった。
しかし、本作は氏の作品の中でも唯一系統樹から外れた独立した作品なのだと思っていたのですが、文庫化するにあたって、タイトルの【連射王】の前にFORTHシリーズというのがくっついてびっくり。氏の描く作品群は一つの連なった世界観によって統一されており、<FORTH><AHEAD>< EDGE ><GENESIS><OBSTACLE>< CITY >と名付けられた時代によって区切られていて、それぞれのシリーズタイトルの頭に付与されているのはご存知の通り。【都市シリーズ】は< CITY >、【終わりのクロニクル】には<AHEAD>、現在も続いている【境界線上のホライゾン】には<GENESIS>というように。これは、本の裏表紙にも毎度記載されているので、ひょいと裏返してみてください。
さて、本作の舞台となる時代<FORTH>とは、<GENESIS>までの基礎時代の最初の最初。まだ異世界の技術も種族も法則も何も入ってきていない、旧技術の生まれた場所。言うなレバ通常の現代社会。異能も魔法も異種族も何もない、変哲なき現実世界。
というわけで、このお話は一切合切少しの不思議もない徹底した青春ゲーマー小説なのであります。
しかも、シューティングがテーマということで、かなり偏執的、或いは変態的なオタクゲーマーのシューター日記みたいなものだと思い込んでいたのですが、これがまた恐ろしくまっとうな青春小説だったんですよね。驚き! まさに驚き! 
変態がいないよ!? 一人も変態がいないよ!? 変態っぽい人すらいないよ!?
これこそが大いなる不思議である。
主人公からして、普段は野球部で汗を流すスポーツマン。ゲームセンターというものも、運命の出会いをするまでは時間を潰すために偶に格闘ゲームなどをして遊ぶだけの、自身の世界の中では余分なものに過ぎなかったのだけれど、彼はそこで自分の人生観を揺るがす出会いに遭遇することになる。
川上さんという人は、とにかくキャラの行動にしても心理描写にしても微に入り細を穿つような描写にこだわる人で、突拍子もない言動ばかりしているようでどこキャラクターも深く沈降するように自分のあり方、世界との繋がり方というものについて思索を重ねている。周りの状況のドタバタさ加減や、キャラの脊髄反射的なすちゃらかブリからなかなかそうは見えないんですけどね。
そんな作者の丹念な、或いは職人的な積層の描写力を、純粋に思春期の少年少女の心の移ろい、すなわち青春模様へとつぎ込むと、驚くほど繊細で真っ当な青春小説へと昇華した、それがこの【連射王】なのであろう。
この人、こんな真面目な話書けたんだ(失礼)。書いたら書いたで、恐ろしい勢いでガンガンと心揺さぶられるお話なんですよね。自分の在り方というものに果たしてこれだけ純粋に、かつ切実に向き合い、手繰り寄せようと力を振り絞る時代があっただろうか。多分、大人になる前のしかし子供では居られない僅かな期間でこそ起こりうる探求の時期なんだろうなあ。
この主人公の高村は、これまでの変態ばっかりの作者の作品の主人公とは異なって、凄く真面目な性格をしている。その無理をしているわけではないのに、自然と曖昧な答えを認めずに自分の中の答えを求め続ける姿はいっそ生真面目糞真面目とすら言えるかもしれない。決して、思考思索に瞬発性がないのも頑なな生真面目さを感じさせる要素なのだろう。ひどく理屈的でとにかく何事にも筋道を立てて物事を考えている姿は一つ一つ答えを積み上げていくうちに出来上がっていく答えの塔の美しさと相まって、整然とすらしている。それでいて機械的な歪さは感じさせず、むしろどちらかというと周りからはわりと角ばったところのない緩いタイプと目されてるっぽいんですよね。その意味では、見てるだけでも非常に面白く興味深いキャラクターなんだよなあ。
シューティングについての話も実に面白い。自分もこの手のゲームは苦手の口なんですが、ド素人だった高村が一つ一つクリアに至るための回答を見つけ出し、面をクリアしていくシーンには得も知れぬ感動を呼び起こされるのです。
そして、彼にシューティングゲームの魅力、いや「魔」というものに魅入らせてしまった張本人であり、高村の追い求める答えを知る人物の語った野望、
「ファーストプレイ・ワンコインクリア」という壮大過ぎる言葉の響きには、高村と同じように背筋に電撃が走りました。なんかこう……凄い。じわじわと、体の芯から熱が生まれるような感覚。
人間、本気になったことがどれだけあるだろう。高村は好きな野球に真剣に打ち込みながら、それを楽しむことに終始してどこか他の仲間と同じような「本気」にはなれていない、という感覚に苛まれ続けていた。真剣にやることと、「本気」になることは違うのか。違うんでしょうね。この「本気」という言葉のニュアンスに込められたものには、もどかしい程の覚えがある。
あなたは、何かに本気になったことがありますか?
自分はどうだろう。多分、指先にとっかかったことはあると思うんです。その感覚を、確かに感じ取り味わったことはある。でも、結局それを握り締めることは叶わなかった。届かなかったとも言えるし、恐れてしまったとも言える。それはもどかしくも遠くて、触れることに尊さすら感じてしまう自分の中の真実。嘘をつけない本物。そう、自分に嘘をつけないからこそ、後戻りできないボーダーライン。
本気になるには、きっと「勇気」が必要なのだろう。
ならば、これはきっと「勇気」を得るためにのた打ち回る物語。その手法として、シューティングという魔に道筋を見出した少年の物語。
願わくば、同じく自分の中で模索を続けながら、勇気を得る先に共に歩く人を求めているだろう一人の少女と、その答えが重ならんことを祈る。
高村と幼馴染の少女・岩田との無造作に手を突っ込むと何もかも台無しになってしまいそうな、繊細で脆くてキラキラと輝いているやり取りは、もう見ているだけで胸がいっぱいになりそうな代物で、正直いろいろと辛抱たまらん!! この岩ちゃんのヒロイン度の高さは、川上作品の中でもかなり別格。いやあ、どのヒロインもアレな要素が敷き詰まっているだけに、これだけ穢れがないと眩しくて眩しくて。個人的には【奏(騒)楽都市OSAKA】の結城・夕樹に匹敵する逸材でした。

川上作品感想

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 5(下)4   

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンV<下> (電撃文庫)

【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 5(下)】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫


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羽柴vs六護式仏蘭西、武蔵vs滝川。
新たな歴史再現へ向けて動き出した各国の行方は!?


 毛利領へ侵攻した羽柴勢に対し、武神を主体にした新たな戦術で六護式仏蘭西が反撃を開始した。
 歴史のターニングポイントとなる織田・信長自害の“本能寺の変”へ向けて、世界は徐々に向かい始める。
 一方、関東では、武蔵を強襲した北条勢を逆手にとって、武蔵は滝川・一益と北条による“神流川の戦い”の歴史再現を遂行したが、武蔵は校則法で定められた夏休みを目前に控え、遅れていた行事もこなさなければならず、更には真田の偉い人が……。
ものすごい勢いで登場した真田信之が、ものすごい勢いで撃沈されたーー!!! 駄目だこの人、ヘタレを通り越したへなちょこだ!
という訳で、史実では本多忠勝の娘である小松を娶った真田信之であるからして、もしかして二代に婿フラクなのか!? とハラハラしてこの下巻の到来を待っていたのですが、何故か信之がリアル嫁になって女体化しないと始まらない上に、本多×本多という新たでおニューな新機軸が誕生するという毎度おなじみ意味不明な流れに突入した結果として、フラグはあっさりと一蹴されることに。一体なんだったんだ、これはw
実際の真田信之はというと、有名な幸村こと信繁に負けず劣らず、というかむしろこっちの方が栄えある真田血族の集大成、みたいな人物、さらに苦労人の出来物、という感じの人だったので、どれだけの御仁が現れるのかと期待してたらこれだったよ(苦笑
いや、実際は結構これはこれで努力家みたいだし結構出来る人なのかもしれないけれど、頼りなさにおいては古今無双のぶっちぎりですもん。どないせいっちゅうねんw

とまあ、真田信之の乱入によってしばらく放置状態だった片桐くんの方ですが、こちらはこちらで期待の有望株。なんというか、織田・羽柴関連の人達は未来への展望が閉塞しているというか行き詰まっているというか、どうにも悲愴感に囚われている印象があったので、片桐くんを筆頭にして十本槍の面々が皆それなりに先のある若者、というのは微妙に嬉しくなりますなあ。特に、片桐くんは今が未熟なだけに逆に成長の予感をひしひしと感じさせてくれるので、なんだか微笑ましい気持ちにさせられます……回りがお姉さんばっかりのハーレム状態という点についてはいささかも微笑ましくないですけどね!!
まあ現状までを見る限り、片桐くん、未熟すぎて男扱いされてなかったっぽいんだよな。だからこそ、平気で着替えを手伝わされたり、片桐くんの入浴中にお風呂に乱入してきたり、という真似を他の十本槍の面々もしてきてたんでしょうけれど……なんという姉ちゃんとしようよ的ハーレム状態。
武蔵とのやり取りで一皮むけて段々と男らしくなっていくであろう片桐くんに対して、彼女らの反応がどう変わってくるかは見ものであり、楽しみでありますなあ。あれだけ猫かわいがりしていた弟分が一端の男になってきたら、やっぱりときめく部分とかあるんでしょうか。十本槍たちは、武蔵の住人と違って外道分はそれほど無さそうですし。チャットのやり取り見てると、まだちゃんと登場してませんけれど、平野・長泰あたりはアサマチ並に本人的にはこっそりと、傍から見ると公然と、片桐くんに入れ込みまくってるっぽいですが。
と、此処に来て十本槍の面々もようやく大方が顔見世してきたご様子で。対武蔵要員だけあって、全員が武蔵の誰かに相対する形で人員が配置されているみたいですね。てっきり、魔女二人組が顕著なのかと思ってたら、今巻のラストで度肝を抜く介入をしてみせた平野・長泰みたいなのも居るようですし、かなり相似形のキャラが揃ってるっぽいなあ。ただ、武蔵のほうが圧倒的に外道な分、真面目そうなこの人達は色々な意味で不利な気がしますけど!! ……片桐くんにセクハラして喜んでるこの人らを真面目そう、と思う時点でなんか価値基準が歪んできてしまっている気がする危機感!!

さて、ハーレムというと、武蔵の方でも大奥構想が、なんかやたらと具体化してきてますよ!? てっきり、喜美が茶化して騒いでいるのに、アサマチとネイトが反応するのを面白おかしく興じていて、段々と雰囲気をそっちの方に持っていくという遠まわしの所存なのかと思ってたら、考えている以上にアサマチとネイトがノリノリになってたために、えらい具体的に将来の「布陣」が語られるようになってしまった上に、既に現段階から準備はじめちゃってますよ、これ。
慣らし期間じゃないですけれど、何故か始まってしまったお泊り会での、アサマチとネイトのエロいことエロいこと。全裸の手がR元服な部分をまさぐってきても抵抗しないとか、あんたたち、ごちゃごちゃ言ってる割に完全に青信号、受け入れ態勢万全じゃないですか。すなわち、ウェウカム態勢w 

羽柴との交渉も挟んで、武蔵は修学旅行ではなく移動教室という形でイベントを消化することになり、その行く先として真田の地に向かうことになる。酒井学長がなんかやらかした、というかホラの親父さんである松平元康公と、その弟である信康公が残したものを見に行く事になったのだけれど……その過程において、真田の古豪たちと槍を交えることになる。そう、先代の真田十勇士……竜属と、だ。
って、真田の戦力、小規模の教導院としてはありえないほどの充実度じゃないですか、これ? 老兵ばかりとはいえ、竜属ですよ、竜属。なんだかんだと若い世代もいるみたいですし。それに、加藤・段蔵ってなんてそんなとんでもないのまで居るんだよw
これが丸々武蔵の側についてくれれば言うことなしなのですが、基本的に真田家というのは武蔵側である徳川には反骨するお家柄。信之派は、なかば亡命してくる形になっている以上、決して多くないんでしょうし。ただ、ようやく明らかになった、今の十勇士たちが自らを「要らず」と呼んで苦悩している事情を知ってしまうと、彼らがそのまま羽柴側につく、というのもすっきりしない話なんですよね。当人たちも未だに色々と抱え込んでいるみたいですし、そうなってくると海野 伊佐さんがああいう形で退場してしまった事も、「要らず」であったことが尾を引いたんじゃないかという事になってきてしまいますし……それに、段蔵さんがあんな形で十本槍に喧嘩売ったのを見てしまうとねえ……。先の巻でホラ子が勧誘した件は思いの外大きな伏線になるのかも。しかし、未だ登場せぬ真田・信繁はどういうキャラで、どういうスタンスなのかは気になるところだなあ……。お兄ちゃんがあれだけダメお兄ちゃんだと、弟よりもしっかりものの妹キャラの方が萌えるんだがw

というわけで、後半はガチガチの対竜戦闘。ドラゴンスレイヤーである。
とは言え、本作のガチバトルが、並のドラゴン戦になるはずもなく……とてつもないド迫力。いやあ、凄いの何の。巨大な竜との戦いって、普通は小回りのきく人間が機動力で翻弄しつつ、中心にデンと構えて動かないドラゴンの装甲を削っていく、みたいな展開なのが、古くからの王道路線。
ところが、本作はというと、そんな基本に収まらない。総力戦だった筧・虎秀戦はまだしも、先代の猿飛・佐助と霧隠・才蔵との対天竜戦は、もはや対竜戦闘じゃないでしょう、これ。さすがは巨大ロボットと人間サイズのキャラがガチで剣戟し合う世界である。竜との戦闘も、ジャイアント・キリングじゃなくてどこか対等でガチンコ、という感じなんですよね。霧隠れの名に相応しい隠形スキルを駆使する才蔵戦もそうですけれど、何より凄かったのが二代・襯灰鵐咾蛤棺との、高速機動戦でありましょう。巨大な体軀を感じさせない、とてつもない身のこなしとスピードで動きまくる、という従来の竜の戦闘スタイルを完全に逸脱した佐助の戦いっぷりは、ド迫力もド迫力。息があっているようで合ってなくて、合わなさ過ぎて逆に合ってきてしまったという感じがしないでもない、二代と襪瞭民コンビと、文字通りのスピード勝負。宗茂VS二代以来と言っていい加速に加速を重ねる高速機動戦は、映像化したらどんなシロモノになるんだろう、と想像しようとしたものの、何か尋常でない絵面になってしまい、動悸がえらいことになってしまいましたがな。
二代の無軌道さに振り回されっぱなしでガチでキレ出す襪気鵑またおもしろ可愛くて、普段の宗茂との夫婦漫才もいいですけれど、二代&襪離灰鵐咾發海譟⊃靴靴て良い感じだったなあ。

移動教室における真田の遺跡の探索も、謎があらたなる謎を呼び、という感じで進展しつつも深みにハマる様相を呈してきた中で、さらに西の地で織田・羽柴との抗争中だった六護式仏蘭西の主力に、北条連合が武蔵の前に現れる。
これで五巻終了だけれど、むしろここまでで上巻が終了したんじゃないのか、という次回への引っ張りようじゃあないですか。そして六巻は賑やか無双の大戦でございます。どっかーーんとまくってきましたよーー!

川上稔作品感想

境界線上のホライゾン 2 4   

境界線上のホライゾン 2 (電撃コミックス)

【境界線上のホライゾン 2】 武中英雄/川上稔 電撃コミックス

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これ、思っていた以上に良いコミカライズですわ。1巻もストーリーをなぞっていくという意味では、漫画化してよかったなあ、と思っていたんだけれど、2巻に入り三河動乱編に突入したことで評価もうなぎのぼり。アニメとは別の観点から、あの分厚い内容を適度にカットしつつ非常にコンパクトにまとめている上に、解りやすい展開に整えなおしているんですよね。その上、戦闘シーンがかなり良いんですよ。
きゃーー鹿角さーーん!!
武神VS自動人形、あのアニメの名バトルシーンが、このマンガ版でも映える映える。いや、アニメ以上に武神乗りの方のかっこ良さが引き立ってるんですよね。それに、人間サイズの鹿角さんと巨大な武神とのデカさの対比が非常に目に見える形で描かれているもんだから、迫力も大したもの。
その後の、立花宗茂と本多忠勝との戦いも、スピード感があって……というか、遥かにスピードに勝る宗茂に対しての、忠勝の足さばきや身のこなし、判断の鋭さによる「巧さ」がうまいこと表現されてるんですよね。
このあたり、アニメとは違う方向から、漫画でどう見せるか、という点をきちんと確立してきてるのが見て取れるんです。
正直、戦闘シーンとか動きのあるシーンについては全然期待しない方向でいたので、これは望外の喜びです。原作のあの分厚いの、手が出しにくいんだよ、と思ってる方はこのコミックスの方から入っていくのもいいんじゃないでしょうか。アニメ見た人も、このコミカライズなら買いですよ。シーンによってはより掘り下げられていたり、カットされていた部分が拾われたりしていますから。

あと、アニメプリントのシーツと枕カバーの新しい価値観が……新しい価値観が、インパクトすげえ(爆笑
新しい価値観すぎる!!


そして、なんと巻末には5頁にも及ぶ原作者・川上稔さんの書き下ろし掌編が。5頁っつっても、新書版みたいに1頁につき2列で書かれているので、実質のページ数はもっと上になるんじゃないだろうか。この人、BD初回版だけじゃなく、どこまでこの手の書き下ろしの手を広げていくつもりなんだ、ほんとに! なんか、漫画とは別のグッズにも、氏の書き下ろしが特典として、というニュースをどっかで見かけたぞ。
肝心の内容は、原作本編前。まだホラ子がP−01sと呼ばれてブルーサンダー亭の店員として働き始めた頃の、アデーレとの接触編。
P-01sが店の外で露天販売しているシーンを見て、アデーレ曰く
 ああ、とアデーレは思った。キ●ガイが武蔵には一人増えていたのだ、と。
初対面じゃないけど、ほぼ二度目の会いからキ印扱いです、あのブカブカ。うん、でもまあその気持、理解できるよ。
最初の頃、ホラ子はトーリに対してだけ当たりがキツい、という話になってたけれど、こうして見るとわりと全方位にエグいですよね。特に、アデーレやネイトみたいな受け担当は、喰らいやすい(笑

 
1月25日
【乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…6】
ひだかなみ/山口悟
(ZERO-SUMコミックス)

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【乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 絶体絶命!破滅寸前編 2】
nishi/山口悟
(ZERO-SUMコミックス)

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【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 〜ヘンダーソン氏の福音を〜】
Schuld
(オーバーラップ文庫)

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【灰と幻想のグリムガル level.17 いつか戦いの日にさらばと告げよう】
十文字 青
(オーバーラップ文庫)

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【異世界迷宮の最深部を目指そう 15】
割内タリサ
(オーバーラップ文庫)

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【ひとりぼっちの異世界攻略 life.6 御土産屋孤児院支店の王都奪還】
五示正司
(オーバーラップ文庫)

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【星詠みの魔法使い 1. 魔導書作家になれますか?】
六海刻羽
(オーバーラップ文庫)

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【Re:RE リ:アールイー 1 転生者を殺す者】
中島リュウ
(オーバーラップ文庫)

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【今日から彼女ですけど、なにか? 1. 一緒にいるのは義務なんです。】
満屋ランド
(オーバーラップ文庫)

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【ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント 14】
ネコ光一
(オーバーラップ文庫)

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【友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ? 4】
世界一
(オーバーラップ文庫)

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【聖剣学院の魔剣使い 6】
志瑞祐
(MF文庫J)

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【義妹生活】
三河ごーすと
(MF文庫J)

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【裏社会最強の男、終末異世界を愉しむ。終幕に捧ぐ反逆転劇〈リベリオン〉】
水城 水城
(MF文庫J)

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【お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた】
岩波零
(MF文庫J)

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【神は遊戯(ゲーム)に飢えている。 1 〜神々に挑む少年の究極頭脳戦〜】
細音 啓
(MF文庫J)

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【きゅうそ、ねこに恋をする】
三月みどり
(MF文庫J)

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【可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 12】
花間燈
(MF文庫J)

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【カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ 2】
丈月城
(ダッシュエックス文庫)

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【雷帝の軌跡 〜俺だけ使える【雷魔術】で異世界最強に!〜 1】
平成オワリ
(MFブックス)

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【呪いの魔剣で高負荷トレーニング!? 〜知られちゃいけない仮面の冒険者〜 2】
こげ丸
(MFブックス)

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【引きこもり賢者、一念発起のスローライフ 聖竜の力でらくらく魔境開拓!2】
みなかみしょう
(MFブックス)

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【ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 10】
桂 かすが
(MFブックス)

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【佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~】
ぶんころり
(MF文庫J単行本)

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【レイの世界 ―Re:I― 1 Another World Tour】
時雨沢 恵一
(IIV)

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【鬼の御伽】
板倉 俊之
(IIV)

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【普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。9】
小杉光太郎
(4コマKINGSぱれっとコミックス)

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【白の魔法の売り子さん〜異世界の女の子と仲良くなる方法〜 1】
伊織 ハル
(4コマKINGSぱれっとコミックス)

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【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-18】
渡航/佳月玲茅
(ビッグガンガンコミックス)

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【異世界迷宮の最深部を目指そう 3】
左藤圭右/割内タリサ
(ガルドコミックス)

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【俺の死亡フラグが留まるところを知らない 2】
乙須ミツヤ/泉
(マンガボックス)

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【月刊ビッグガンガン 2021年Vol.02】

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【月刊アクション 2021年3月号】

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【アフタヌーン 2021年3月号】

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1月23日
【槍使いと、黒猫。13】
健康
(HJ NOVELS)

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【VRMMOはウサギマフラーとともに。4】
冬原パトラ
(HJ NOVELS)

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1月22日
【咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 7】
小林立/五十嵐あぐり
(ガンガンコミックス)

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【ご主人様のしかばね 3】
藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)

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【最近雇ったメイドが怪しい 3】
昆布わかめ
(ガンガンコミックスJOKER)

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【ラグナクリムゾン 8】
小林大樹
(ガンガンコミックスJOKER)

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【咲-Saki- re:KING’S TILE DRAW 1】
小林立/極楽院櫻子
(ガンガンコミックスONLINE)

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【咲-Saki- 21】
小林立
(ヤングガンガンコミックス)

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【染谷まこの雀荘メシ 1】
小林立/めきめき
(ヤングガンガンコミックス)

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【怜-Toki- 7】
小林立/めきめき
(ビッグガンガンコミックス)

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【シノハユ the dawn of age 13】
小林立/五十嵐あぐり
(ビッグガンガンコミックス)

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【月刊ガンガンJOKER 2021年2月号】

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【まんが4コマぱれっと 2021年3月号】

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【人間不信の冒険者たちが世界を救うようです 3】
川上真樹/富士伸太
(MFC)

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【八男って、それはないでしょう! 9】
楠本弘樹/Y.A
(MFC)

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【便利屋斎藤さん、異世界に行く 4】
一智和智
(MFC)

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【無職転生 ~ロキシーだって本気です~ 7】
石見翔子/理不尽な孫の手
(MFC)

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【D・N・ANGEL New Edition I】
杉崎ゆきる
(あすかコミックスDX)

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【D・N・ANGEL New Edition II】
杉崎ゆきる
(あすかコミックスDX)

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【彼女は僕の「顔」を知らない。】
古宮 九時
(メディアワークス文庫)

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【オルコスの慈雨 天使と死神の魔法香】
染井 由乃
(メディアワークス文庫)

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【おとなりの晴明さん 第八集〜陰陽師は金の烏と遊ぶ〜】
仲町六絵
(メディアワークス文庫)

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【声が出なくなったので、会社を辞めて二人暮らし始めました。】
神戸遥真
(メディアワークス文庫)

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【転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う】
三川 みり
(角川文庫)

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【作ってあげたい小江戸ごはん 3.ほくほく里芋ごはんと父の見合い】
高橋 由太
(角川文庫)

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【茶寮かみくらの偽花嫁】
あさば みゆき
(角川文庫)

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1月21日
【数字で救う! 弱小国家 3 電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。】
えかきびと/紅緒
(MFコミックス アライブシリーズ)

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【夜縛◆夜明曲 7】
RAN
(MFコミックス アライブシリーズ)

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【対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜 2】
江島絵理
(MFコミックス フラッパーシリーズ)

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【無職転生~異世界行ったら本気だす~ 14】
フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)

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【ブルーピリオド 9】
山口つばさ
(アフタヌーンKC)

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【大砲とスタンプ 9】
速水螺旋人
(モーニングKC)

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【天地創造デザイン部 6】
蛇蔵/鈴木ツタ/たら子
(モーニングKC)

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【ボールパークでつかまえて! 1】
須賀 達郎
(モーニングKC)

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【エゴに捧げるトリック】
矢庭 優日
(ハヤカワ文庫JA)

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【追い出された万能職に新しい人生が始まりました 4】
東堂大稀
(アルファポリス)

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【装備製作系チートで異世界を自由に生きていきます 7】
tera
(アルファポリス)

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【異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く? 10】
シ・ガレット
(アルファポリス)

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【勘違いの工房主 6〜英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話〜】
時野洋輔
(アルファポリス)

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【大自然の魔法師アシュト、廃れた領地でスローライフ 5】
さとう
(アルファポリス)

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【神スキル『アイテム使用』で異世界を自由に過ごします 3】
雪月花
(アルファポリス)

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1月20日
【魔王2099 1. 電子荒廃都市・新宿】
紫 大悟
(富士見ファンタジア文庫)

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【魔女と始める神への逆襲 道化の魔女と裏切られた少年】
水原 みずき
(富士見ファンタジア文庫)

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【母親がエロラノベ大賞受賞して人生詰んだ せめて息子のラブコメにまざらないでください】
夏色 青空
(富士見ファンタジア文庫)

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【転生王女と天才令嬢の魔法革命 3】
鴉 ぴえろ
(富士見ファンタジア文庫)

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【シェアハウスで再会した元カノが迫ってくる】
くろい
(富士見ファンタジア文庫)

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【織田信奈の学園】
春日 みかげ
(富士見ファンタジア文庫)

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【魔術士オーフェンはぐれ旅 ハーティアズ・チョイス】
秋田禎信
(TOブックス)

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【白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます IV】
やしろ
(TOブックス)

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【ガリ勉地味萌え令嬢は、腹黒王子などお呼びでない】
鶏冠勇真
(TOブックス)

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【氷の侯爵様に甘やかされたいっ!〜シリアス展開しかない幼女に転生してしまった私の奮闘記〜】
もちだもちこ
(TOブックス)

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【成り行きで婚約を申し込んだ弱気貧乏令嬢ですが、何故か次期公爵様に溺愛されて囚われています】
琴子
(TOブックス)

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【異世界からの企業進出!? 3 ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~】
七士七海/鵜山はじめ
(ヤンマガKCスペシャル)

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【少年マガジンR 2021年2月号】

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1月19日
【ウマ娘 シンデレラグレイ 1】
久住太陽/杉浦理史
(ヤングジャンプコミックス)

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【アサシンズプライド 7】
天城ケイ/ニノモトニノ
(ヤングジャンプコミックス)

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【ふたりぼっちのオタサーの姫 1】
クール教信者
(ヤングジャンプコミックス)

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【メイド・イン・ひっこみゅ~ず 6】
サンカクヘッド
(ヤングジャンプコミックス)

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【メイド・イン・ひっこみゅ~ず 7】
サンカクヘッド
(ヤングジャンプコミックス)

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【もののがたり 12】
オニグンソウ
(ヤングジャンプコミックス)

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【電波的な彼女 1】
片山憲太郎/平岡滉史
(ヤングジャンプコミックス)

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【電波的な彼女 2】
片山憲太郎/平岡滉史
(ヤングジャンプコミックス)

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【EX-ARM Another Code エクスアーム アナザーコード 2】
久麻當郎/古味慎也
(ヤングジャンプコミックス)

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【漆黒のジギィ 3】
やまむらはじめ
(サンデーGXコミックス)

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【ダンベル何キロ持てる? 11】
MAAM/サンドロビッチ・ヤバ子
(裏少年サンデーコミックス)

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【月刊サンデーGX 2021年2月号】

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【月刊ヤングキングアワーズGH 2021年3月号】

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【まんがタイムきららMAX 2021年2月号】

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【ウルトラジャンプ 2021年2月号】

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【育ちざかりの教え子がやけにエモい 3】
鈴木大輔
(ガガガ文庫)

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【董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ 3】
伊崎 喬助
(ガガガ文庫)

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【双血の墓碑銘 3】
昏式 龍也
(ガガガ文庫)

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【剣と魔法の税金対策】
SOW
(ガガガ文庫)

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【弱キャラ友崎くん Lv.9】
屋久ユウキ
(ガガガ文庫)

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【僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場 2】
赤城大空
(ガガガ文庫)

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1月18日
【BE BLUES!~青になれ~ 42】
田中モトユキ
(少年サンデーコミックス)

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【よふかしのうた 6】
コトヤマ
(少年サンデーコミックス)

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【MAO 7】
高橋留美子
(少年サンデーコミックス)

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【絶対可憐チルドレン 60】
椎名高志
(少年サンデーコミックス)

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【双亡亭壊すべし 20】
藤田和日郎
(少年サンデーコミックス)

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【天野めぐみはスキだらけ! 23】
ねこぐち
(少年サンデーコミックス)

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【switch 11】
波切敦
(少年サンデーコミックス)

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【ポンコツちゃん検証中 7】
福地翼
(少年サンデーコミックス)

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【麗の世界で有栖川 4】
安西信行
(少年サンデーコミックス)

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1月16日
【クラス最安値で売られた俺は、実は最強パラメーター】
RYOMA
(電撃の新文芸)

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【悪役令嬢になったウチのお嬢様がヤクザ令嬢だった件。2】
翅田大介
(電撃の新文芸)

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【東方Project二次創作シリーズ 妖世刃弔華 わか思ふ地は ありやなしやと】
草薙 刃/東方Project
(電撃の新文芸)

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【ばいばい、アース 1】
冲方丁/麻日隆
(YKコミックス)

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【ばいばい、アース 2】
冲方丁/麻日隆
(YKコミックス)

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【少年マガジンエッジ 2021年2月号】

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1月15日
【それでも歩は寄せてくる 6】
山本崇一朗
(KCデラックス)

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【左手のための二重奏 3】
松岡健太
(マガジンエッジKC)

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【カノジョも彼女 4】
ヒロユキ
(講談社コミックス)

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【カッコウの許嫁 5】
吉河美希
(講談社コミックス)

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【ネクロマンス 5】
堂本裕貴
(講談社コミックス)

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【獣の六番 2】
永椎 晃平
(講談社コミックス)

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【なれの果ての僕ら 5】
内海八重
(講談社コミックス)

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【魔女に捧げるトリック 2】
渡辺静
(講談社コミックス)

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 【俺の死亡フラグが留まるところを知らない 1】
乙須ミツヤ/泉
(このマンガがすごい!comics)

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【ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド エイジ オブ スカーレット オーダー 6】
環望
(コロナ・コミックス)

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【星斬りの剣士】
アルト
(アース・スターノベル)

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【姉に言われるがままに特訓をしていたら、とんでもない強さになっていた弟 〜やがて最強の姉を超える〜】
吉田 杏
(アース・スターノベル)

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【わがまま王女に仕えた万能執事、隣の帝国で最強の軍人に成り上がり無双する】
すかいふぁーむ
(アース・スターノベル)

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【花街の用心棒 二 雪が宮廷の闇を照らす】
深海 亮
(富士見L文庫)

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【江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる】
七沢 ゆきの
(富士見L文庫)

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【氷室教授のあやかし講義は月夜にて】
古河 樹
(富士見L文庫)

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【附子の弁舌】
沼矛 トモ
(富士見L文庫)

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【瑠璃宮の花守り人 一輪末々を知る】
伊藤 たつき
(富士見L文庫)

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【女神「異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者の肋骨で」】
安泰
(宝島社)

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【吾輩は歌って踊れる猫である】
芹沢 政信
(講談社タイガ)

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【あくまでも探偵は】
如月 新一
(講談社タイガ)

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1月14日
【転生魔王の大誤算 2 〜有能魔王軍の世界征服最短ルート】
あわむら赤光
(GA文庫)

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【忘れえぬ魔女の物語】
宇佐楢春
(GA文庫)

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【貴サークルは"救世主"に配置されました】
小田一文
(GA文庫)

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【カンスト村のご隠居デーモンさん 〜辺境の大鍛冶師〜】
西山暁之亮
(GA文庫)

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【俺とコイツの推しがサイコーにカワイイ】
りんごかげき
(GA文庫)

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【ひきこまり吸血姫の悶々 4】
小林湖底
(GA文庫)

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【たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 11】
サトウとシオ
(GA文庫)

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【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 15】
森田季節
(GAノベル)

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【変な竜と元勇者パーティー雑用係、新大陸でのんびりスローライフ】
えぞぎんぎつね
(GAノベル)

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【異世界賢者の転生無双 7〜ゲームの知識で異世界最強〜】
進行諸島
(GAノベル)

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【ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。6】
えぞぎんぎつね
(GAノベル)

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【未来職安】
柞刈湯葉
(双葉文庫)

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【後宮の花は偽りに惑う】
天城智尋
(双葉文庫)

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【あやかしよろず相談承ります】
伽古屋圭市
(双葉文庫)

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1月13日
【ログ・ホライズン 外伝 新たなる冒険の大地】
池梟 リョーマ/木村 航
(エンターブレイン)

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【メイドさんは食べるだけ 2】
前屋進
(イブニングKC)

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【未熟なふたりでございますが 8】
カワハラ恋
(モーニング KC)

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【パリピ孔明 4】
四葉夕卜/小川亮
(ヤンマガKCスペシャル)

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1月12日
【カワセミさんの釣りごはん 3】
匡乃下キヨマサ
(アクションコミックス)

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【弧を描く 3】
木下 聡志/岩井 良樹
(アクションコミックス)

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【乙女戦争外伝供_个魴僂絢圓燭繊幣紂法
大西巷一
(アクションコミックス)

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【おとなの防具屋さん 3】
斐宮ふみ
(アース・スター コミックス)

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【俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件 6】
秋乃かかし/裂田
(アース・スター コミックス)

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【きららファンタジアイラストレーションズ 2】
きららファンタジア製作委員会
(まんがタイムKRコミックス)

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【スローループ 4】
うちのまいこ
(まんがタイムKR フォワードコミックス)

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【月刊少年ガンガン 2021年2月号】

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【まんがタイムきららフォワード 2021年 02 月号】

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【ゲッサン 2021年2月号】

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1月10日
【川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 1】
川上稔
(電撃文庫BORN DIGITAL)

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【川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 2】
川上稔
(電撃文庫BORN DIGITAL)

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【新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち】
佐島 勤
(電撃文庫)

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【娘じゃなくて私(ママ)が好きなの!? 4】
望 公太
(電撃文庫)

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【神角技巧と11人の破壊者(上) 破壊の章】
鎌池和馬
(電撃文庫)

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【わたし以外とのラブコメは許さないんだからね 2】
羽場楽人
(電撃文庫)

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【ダークエルフの森となれ 2―現代転生戦争―】
水瀬葉月
(電撃文庫)

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【つるぎのかなた 4】
渋谷瑞也
(電撃文庫)

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【Re:スタート!転生新選組 3】
春日みかげ
(電撃文庫)

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【絶対にデレてはいけないツンデレ】
神田夏生
(電撃文庫)

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【先輩、わたしと勝負しましょう。ときめいたら負けです! イヤし系幼女後輩VS武人系先輩】
西塔 鼎
(電撃文庫)

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【来タル最強ノ復讐者 〜救いなき監獄都市で絶望を容赦なく破壊する〜】
哀歌
(電撃文庫)

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【男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 1. じゃあ、30になっても独身だったらアタシにしときなよ?】
七菜なな
(電撃文庫)

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【犯罪迷宮アンヘルの難題騎士】
川石折夫
(電撃文庫)

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【役立たずと言われたので、わたしの家は独立します! 〜伝説の竜を目覚めさせたら、なぜか最強の国になっていました〜】
遠野 九重
(カドカワBOOKS)

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【捨てられ白魔法使いの紅茶生活 2】
瀬尾 優梨
(カドカワBOOKS)

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【スライム召喚無双 2 〜ゲーム技術は異世界でも最強なようです〜】
可換 環
(カドカワBOOKS)

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【百花宮のお掃除係 3 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】
黒辺 あゆみ
(カドカワBOOKS)

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【悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です! 5】
明。
(カドカワBOOKS)

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【魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする 10】
流優
(カドカワBOOKS)

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【痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。11】
夕蜜柑
(カドカワBOOKS)

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【蜘蛛ですが、なにか? 14】
馬場 翁
(カドカワBOOKS)

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【ティアムーン帝国物語 VI 〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜】
餅月望
(TOブックス)

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【特級ギルドへようこそ! 6 〜看板娘の愛されエルフはみんなの心を和ませる〜】
阿井りいあ
(TOブックス)

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【レア・クラスチェンジ! VII 〜魔物使いちゃんとレア従魔の異世界ゆる旅〜】
黒杉くろん
(TOブックス)

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【打撃系鬼っ娘が征く配信道! 3】
箱入蛇猫
(TOブックス)

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【ヤングキングアワーズ 2021年 02 月号】

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1月9日
【最果てのソルテ 1】
水上悟志
(BLADEコミックス)

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【魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~3】
住川惠/甘岸久弥
(BLADEコミックス)

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【シネマこんぷれっくす! 6】
ビリー
(ドラゴンコミックスエイジ)

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【さまよえる転生者たちのリライブゲーム 3】
サイトウケンジ/火野遥人
(ドラゴンコミックスエイジ)

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【魔術師たちの混乱 1】
奇仙
(ドラゴンコミックスエイジ)

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【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 2】
天海雪乃/タンバ
(角川コミックス・エース)

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【合鍵くんと幸せごはん 1】
黒麦はぢめ
(角川コミックス・エース)

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【蜘蛛ですが、なにか? 蜘蛛子四姉妹の日常 3】
馬場翁/グラタン鳥
(角川コミックス・エース)

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【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 7】
柴田ヨクサル
(ヒーローズコミックス)

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【まんがタイムきらら 2021年 01 月号】

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【コミックフラッパー 2021年2月号】

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【ドラゴンエイジ 2021年2月号】

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【別冊少年マガジン 2021年2月号】

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1月8日
【可愛いだけじゃない式守さん 7】
真木蛍五
(KCデラックス)

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【メイドの岸さん 2】
柏木香乃
(KCデラックス)

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【幼女とスコップと魔眼王 1】
茅田丸/丁々発止
(シリウスKC)

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【よくわからないけれど異世界に転生していたようです 4】
内々けやき/あし
(シリウスKC)

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【ラストオーダー 1】
松葉サトル/浜松春日
(シリウスKC)

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【時間停止勇者 4】
光永康則
(シリウスKC)

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【お嬢様の僕 8】
田口ホシノ
(シリウスKC)

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【この世界は不完全すぎる 2】
左藤真通
(モーニング KC)

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【進撃の巨人 33】
諫山創
(講談社コミックス)

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【赫のグリモア 5】
A−10
(講談社コミックス)

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【我間乱−修羅−14】
中丸洋介
(講談社コミックス)

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【アサルトリリィ League of Gardens -full bloom- 1】
月並甲介/阿羅本景
(KADOKAWA)

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【ヤングエース 2021年2月号】

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【スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 心をつなぐスープカレー】
友井 羊
(宝島社文庫)

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【毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理】
塔山 郁
(宝島社文庫)

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【ゴールデンタイムの消費期限】
斜線堂有紀
(祥伝社)

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1月7日
【ゆるキャン△ 11】
あfろ
(まんがタイムKRコミックス/フォワードシリーズ)

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【若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 6】
森田季節/出水高軌
(ガンガンコミックスUP!)

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【冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する 6】
斧名田マニマニ/唯浦史
(ガンガンコミックスUP!)

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【good!アフタヌーン 2021年2号】

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【私、能力は平均値でって言ったよね! 14】
FUNA
(SQEXノベル)

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【万能「村づくり」チートでお手軽スローライフ 〜村ですが何か?〜】
九頭七尾
(SQEXノベル)

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【転生したらドラゴンの卵だった 〜最強以外目指さねぇ〜 13】
猫子
(SQEXノベル)

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【勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?】
初枝れんげ
(SQEXノベル)

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【大日本帝国の銀河 1】
林 譲治
(ハヤカワ文庫JA)

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【そいねドリーマー】
宮澤 伊織
(ハヤカワ文庫JA)

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1月6日
【1日外出録ハンチョウ 10】
上原求/新井和也
(ヤンマガKCスペシャル)

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【アダマスの魔女たち 5】
今井ユウ
(ヤンマガKCスペシャル)

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【ヤングマガジン サード 2021年Vol.2】

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1月5日
【願いを叶えてもらおうと悪魔を召喚したけど、可愛かったので結婚しました】
shiryu
(ドラゴンノベルス)

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【田中家、転生する。2】
猪口
(ドラゴンノベルス)

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【虐げられし令嬢は、世界樹の主になりました 2 〜もふもふな精霊たちにかこまれて、私、聖女になります〜】
桜井 悠
(ドラゴンノベルス)

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【最強錬金術師の異世界開拓記】
猫子
(ドラゴンノベルス)

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1月4日
【国防特行班E510】
神野オキナ
(小学館文庫)

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【呪術廻戦 14】
芥見下々
(ジャンプコミックス)

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【Dr.STONE 19】
稲垣理一郎/Boichi
(ジャンプコミックス)

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【チェンソーマン 10】
藤本タツキ
(ジャンプコミックス)

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【ぼくたちは勉強ができない 20】
筒井大志
(ジャンプコミックス)

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【ワンパンマン 23】
ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)

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【ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS- 11】
古橋秀之/別天荒人
(ジャンプコミックス)

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【すいとーと! 3】
沖野ユイ
(ジャンプコミックス)

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【第9砂漠 3】
出口景
(ジャンプコミックス)

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【姫様“拷問”の時間です 5】
春原ロビンソン/ひらけい
(ジャンプコミックス)

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【ぼくらの血盟 1】
かかずかず
(ジャンプコミックス)

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【夜桜さんちの大作戦 6】
権平ひつじ
(ジャンプコミックス)

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【終末のハーレム ファンタジア 6】
LINK/SAVAN
(ヤングジャンプコミックス)

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1月1日
【嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい漫画】
40原
(ナンバーナイン)

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12月28日
【SPY×FAMILY 6】
遠藤達哉
(ジャンプコミックス)

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【SHOW BY ROCK!! 1】
邪武丸
(角川コミックス・エース)

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【スーパーのお兄さん 2】
河田雄志/行徒
(角川コミックス・エース)

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【高校事変 2】
松岡圭祐/オオイシヒロト
(角川コミックス・エース)

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【どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。1】
釜田/六つ花 えいこ
(フロース コミック)

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【まんがタイムきららキャラット 2021年01月号】

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【コミックライド 2021年1月号】

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【元勇者の公務員はゆっくり暮らしたい 1.帰還勇者、身分を隠してたのに新人冒険者の世話をすることになりました】
すえばしけん
(HJ文庫)

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【聖剣士さまの魔剣ちゃん 2 〜孤独で健気な魔剣の主になったので全力で愛でていこうと思います〜】
藤木わしろ
(HJ文庫)

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【最弱無能が玉座へ至る 2 〜人間社会の落ちこぼれ、亜人の眷属になって成り上がる〜】
坂石遊作
(HJ文庫)

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【お知らせ:最強魔王はダンジョン経営で荒稼ぎを始めます! 2】
坂本一馬
(HJ文庫)

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【異世界迷宮でハーレムを 11】
蘇我捨恥
(ヒーロー文庫)

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【ワールドオーダー 5】
河和時久
(ヒーロー文庫)

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【落ちこぼれ竜騎士、神竜少女(バハムート)に一目惚れされる 2】
深山鈴
(ヒーロー文庫)

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【ファントム オブ キル 死の国の守り人】
櫂末高彰
(ファミ通文庫)

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【彼女できたけど、幼馴染みヒロインと同居してます】
桐山なると
(ファミ通文庫)

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【異世界のんびり農家 09】
内藤 騎之介
(エンターブレイン)

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【人類滅亡して最後の1人になったら?】
三河 ごーすと/フェルミ研究所
(エンターブレイン)

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【幼女信長の異世界統一】
舞阪洸
(エンターブレイン)

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【転生七女ではじめる異世界ライフ 〜万能魔力があれば貴族社会も余裕で生きられると聞いたのですが?!〜】
四葉 夕ト
(エンターブレイン)

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【ラピスの心臓 3.深紅の狂鬼】
羽二重銀太郎
(エンターブレイン)

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12月26日
【隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた 3】
荒三水
(モンスター文庫)

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【初級魔術マジックアローを極限まで鍛えたら】
ぺもぺもさん
(モンスター文庫)

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【冒険者をクビになったので、錬金術師として出直します! 〜辺境開拓?よし、俺に任せとけ! 5】
佐々木さざめき
(Mノベルス)

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【白衣の英雄 2】
九重十造
(Mノベルス)

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【最強陰陽師の異世界転生記 4 〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜】
小鈴危一
(Mノベルス)

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【幼女戦記 20】
東條チカ/カルロ・ゼン
(角川コミックス・エース)

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【幼女戦記 20 限定版 】
東條チカ/カルロ・ゼン
(角川コミックス・エース)

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【フェイト/エクストラ CCC FoxTail 9】
たけのこ星人
(角川コミックス・エース)

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【シャバの「普通」は難しい 4】
ばたこ/中村颯希
(角川コミックス・エース)

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【戦争は女の顔をしていない 2】
小梅けいと/スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
(KADOKAWA)

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【ざつ旅 ―That’s Journey―4】
石坂ケンタ
(電撃コミックスNEXT)

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【この美術部には問題がある! 13】
いみぎむる
(電撃コミックスNEXT)

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【タプリスシュガーステップ 3】
ばふぁこ/うかみ
(電撃コミックスNEXT)

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【姉なるもの 5】
飯田ぽち。
(電撃コミックスNEXT)

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【スーパーロボット大戦OG ―ジ・インスペクター― Record of ATX(7)BAD BEAT BUNKER】
八房龍之助
(電撃コミックスNEXT)

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【外道魔術師の憑依譚 2 〜最強剣士を乗っ取ったら、自分の身体を探すことになった〜】
羽鳥ぴよこ/新嶋紀陽
(電撃コミックスNEXT)

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【無職転生〜4コマになっても本気だす〜 3】
野際かえで/理不尽な孫の手
(電撃コミックスNEXT)

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【東方Project二次創作シリーズ 人間たちの幻想郷(前)】
芦山
(電撃コミックスEX)

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【魔王様、リトライ! R 2】
身ノ丈あまる/神埼 黒音
(モンスターコミックス)

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【農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。 6】
樽戸アキ/しょぼんぬ
(モンスターコミックス)

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【ムダヅモ無き改革 プリンセスオブジパング 9】
大和田秀樹
(近代麻雀コミックス)

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【桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 10】
ぽんとごたんだ
(アクションコミックス)

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【少年エース 2021年2月号】

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【コンプエース 2021年2月号】

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【月刊少年シリウス 2021年2月号】

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【電撃マオウ 2021年2月号】

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【月刊コミックアライブ 2021年2月号】

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【月刊コミック 電撃大王 2021年2月号】

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【コミック電撃だいおうじ VOL.88】

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【Comic REX 2021年2月号】

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【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 5 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する】
タンバ
(角川スニーカー文庫)

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【『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。】
凪木エコ
(角川スニーカー文庫)

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【恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる】
夏乃実
(角川スニーカー文庫)

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【強気なお嬢様が俺の料理で甘々に】
雨宮 むぎ
(角川スニーカー文庫)

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【元カノと今カノが俺の愛を勝ち取ろうとしてくる。】
はむばね
(角川スニーカー文庫)

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【ひげを剃る。そして女子高生を拾う。5】
しめさば
(角川スニーカー文庫)

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【悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 3】
浜千鳥
(角川ビーンズ文庫)

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【グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです】
麻木 琴加
(角川ビーンズ文庫)

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12月25日
【ロード・エルメロイII世の冒険 1.「神を喰らった男」】
三田誠
(TYPE-MOONBOOKS)

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