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サマー・ランサー3   

サマー・ランサー (メディアワークス文庫)

【サマー・ランサー】 天沢夏月/庭 メディアワークス文庫

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剣道界で神童と呼ばれながら、師である祖父の死をきっかけに竹刀を握れなくなった天智。彼の運命を変えたのは、一人の少女との出会いだった。高校に入学したある日、天智は体育館の前で不思議な音を耳にする。それは、木製の槍で突き合う競技、槍道の音だった。強引でマイペース、だけど向日葵のような同級生・里佳に巻きこまれ、天智は槍道部への入部を決める。剣を失った少年は今、夏の風を感じ、槍を手にする―。第19回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作。
ま、眩しいっ!! 真夏の雲ひとつ無い快晴の日差しって、目も開けていられないほどキラキラしてて眩しい時ってあるじゃないですか。まさにそんな感じ。そんな感じのキラキラしているお話でした。青春だーっ、これ以上ないほど青春してる。
まずこの表紙の装丁ですよ。これは何度見なおしても思わず見とれてしまう、何度称賛しても飽き足りないくらい素晴らしいイラスト。作品の、物語の全部がこのシーンに詰め込まれてると言っていいくらい。年間通して見てもベストにあげていいくらいの珠玉の逸品。ライトノベルもなあ、こういう表紙の増えてくれたらいいんですけどねえ。
さて、内容の方は剣道に挫折し心折れ、彼に剣道を教えた祖父の死によって立ち直るヨスガもなくしてしまった少年の前に現れた槍道、という新たな道。いや、槍道という道を引っさげてドカーーンと現れた一人の少女。彼女との出会いが、立ち腐れてしまった彼に再び息吹くきっかけを与えてくれた。この里佳って娘が、まさに夏の爽やかなキラキラそのものなのです。存在自体が輝いてるみたいな、眩しい少女。けっこう強引に、天智を槍道に誘ってくる、ともすれば鬱陶しいくらいに動的で止まったら死んでしまいそうな活発な娘なのですけれど、全然嫌味がないんですよね。それは、自分の好きなことに対して不純なものがなく、一途にして真剣だからなのでしょう。そして、その好きという気持ちを、真剣さを他人に押し付けるのではなく、楽しさを知ってほしい、この好きという気持ちに共感してほしいと迫ってくることが、無理矢理ではなく手を引かれて誘われたような嬉しさを伴ってくるのです。
可愛くて元気な女の子が、キラキラした笑顔で「一緒に行こう」と手を握ってきてくれたら、そりゃあ嬉しいです。ほいほい付いて行ってしまいます。
勿論、彼の心を動かしたのは彼女でありそれがきっかけではあっても、惹かれたのは槍道という競技でした。
この槍道という設定がなかなか良くできていてねえ……まさか架空の競技とはあとがき読むまで思いもしませんでした。完全に、あるものと信じちゃってましたし。自分は全然知らなかったけれど、世の中にはこんな競技があったんだなあ、と。何気に予想だにしない競技が普通に全国的に普及してたりしますものねえ。そんな中で、槍という武術は古来より弓と並ぶ武士の必須技能であり、存在してなんらおかしくないものでしたから疑いもしませんでしたよ。防具の設定なんかも、地味に凝ってましたし。さすがに、なんで突きばっかりで、叩きや払いがないんだろう、と不思議には思ってたんですけどね。

心新たに、とはなかなかいかず、うじうじと同じ所でぐるぐる回り続けた挙句に、テンパッて同じ所どころか後ろに全力で後退していってしまう主人公のジメッとした感じに、お前は梅雨か、カラッと晴れろ、とイライラさせられたりもしたのですが、それだけ里佳を中心とした槍道部の面々の明るさ、快活さに救われた感がありますね。でも、やっぱり主人公が内向き過ぎたかな。内面を掘り下げていくというのは大事だけれど、そこばっかりに重点を置くと、どうしても内と外に断裂が出来てしまうんですよね。本来なら、その架け橋として里佳みたいな娘が動いて、じっくり内と外を繋いでいくものなんだけれど、ややもその辺りの熟成が足りないままクライマックスに行ってしまったんじゃないでしょうか。天智が槍道部に入るまでのドキドキさせられるキラキラが、入ってからのバタバタした展開で多少陰ってしまった気がします。この辺りは新人賞に応募するということで、パタパタと話を盛り上げたたたむ必要があったからなんでしょうけれど、ちょっと後半パサパサに乾いちゃって勿体無かったかなあ、と思ったり。

俺はまだ恋に落ちていない3   

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)

【俺はまだ恋に落ちていない】 高木幸一/庭 GA文庫

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「……ふん。さっすが男に縁のない女子校ちゃんは、がっつき具合がはんぱないわ」
「……かく言うあなたは、たった二回しか会ったことのない殿方に、なにかご用でも?」
「今で三回目よ。つまりあんたより多いわけ。分かる?」

 高校生・赤井公は友人の田所からふたりの妹・恵衣美と詠羅を紹介される。
 活動的なロングヘアの高校生・恵衣美。
 占いが好きなショートカットの中学生・詠羅。
 会うたびに、ふたりと仲が良くなっていく赤井だが、ふたりの仲は最悪の関係!?

 GA文庫大賞《期待賞》を受賞のトライアングル・ラブコメディ!
 キミは運命の出会いを信じるかい?
なにこの超絶性格イケメン!? いやいやいや、この主人公の赤井公という人物、一見では友達とバカやって騒ぎ、アホっぽいギャグをかまして女の子を笑わせて喜ぶような、そのへんの年頃の男の子そのものなんですが、ちょっと近頃の鈍感主人公はみんな見習え、と思ってしまうくらい他人に敏感なんですよね。何というか、他人が意識的にも無意識的にも彼に求めてきているものを察して受け止めるのが抜群に優れている。ただのお節介と違うのは、自分の正義を押し付けるのではなく、あくまで相手の願いを汲んでいるところだ。言葉を変えるなら、やたらと空気を読むのが上手いというべきなのだろう。だからと言って、空気に流されるのではなく、ちゃんとその時の状況の最善を読んでるんですよね。そんでもって、とても簡単なことのようにヒョイッと行動に移してしまう。そこには優柔不断の陰など欠片も見当たらない。果断のヒトコトだ。
本人の性格は非常に軽くて親しみやすく、そばにいるとケラケラとお腹を抱えて笑う事がデフォルトになってしまうので、変に気を使うこともないしその言動に重さを感じて疲れることもない。一緒にいてすごく楽しいし気楽だ。それなのに、困っていたり何かこうして欲しいなというサインを出した時、自分の気持をそっと閃かせてみたりしたら、即座に反応してくれる。期待以上の結果をひょいと持ってきてくれる。ささくれだった心を癒してくれる。荒ぶった感情を宥めてくれる。これほど一緒にいて安心できてリラックスできて、ニコニコ笑っていられる男はいないですよ。
そりゃ、ヒロインの姉妹ものぼせ上がるわー。
私はどうも、わずかに何回かしか顔を合わせていないのにやたらと親密になってしまうパターンってあんまり好きじゃないんですよ。まだ相手の事などなんにも知らないんだから、もっと時間を掛けて相手の事を知らないと、絶対後々に齟齬が出てきてしまうんじゃないか、と思ってしまう。
でも、このケースに関しては納得ですわ。恵衣美も詠羅も、こいつになら、たとえまだ三回しかちゃんと会っていないにしても勝負に出て正解だと思う。ただ、彼女らがこれだけ性急に後戻りできない決断に打って出たのは、お互いの存在があったからなんでしょうね。もし、姉が、妹が彼に粉かけてなかったらさすがにこれだけ慌てなかっただろうなあ。普通に告白してもっと仲良くなってから、審判に挑んだはず。いくらのぼせ上がっていたとしても、もうちょっと冷静な判断が働いただろうし、もしくは冷静になろうという考えも湧いただろう。一生を賭けるには、いくら何でも見極めの時間が足りなさすぎる。殆ど直感でしたしね。
その意味では、お祖母様はこの姉妹同時に同じ人をすきになってしまう、というパターンは想定外だったんじゃないかな。お祖母様としては、孫には旦那となる男はちゃんとじっくり入念に見極めて選べ、という思慮を要求したつもりだったんでしょうし。それが、姉妹が張り合ったお陰で男を見る目の直感勝負になってしまったわけですし。……いや、彼女たちの性格からして、相手がちょっかい掛けてきて無くても、勢い任せに行っちゃってたかもなあ。恋する少女は損得勘定なしのブレーキ知らず、ですから。

いや、何にせよ期待以上に面白かった。話としては友達を通じて引き合わされた友人の妹と二人で会って、遊んで、仲良くなっていくだけのシンプルな話なんですけどね、これが素晴らしく面白かった。二人の妹たちのキャラクターが実に可愛らしくて魅力的であり、それと相対する主人公の性格もまた面白おかしく、それでいて読んでてストレスがたまらない性格イケメンというのが大きかったのでしょう。二人の妹たちが主人公に興味を抱き、話して遊んで一緒にいる内にどんどん好きという気持ちが膨らみはちきれんばかりになっていく様子が、読んでいてもニヤニヤさせられっぱなしでした。
一つ注視しておくべきは、主人公はまだ恋に落ちてイない、という所でしょうか。普通に、女の子とイチャイチャするのは好きですし、妹ちゃんたちのことはカワイイなあ、とデレデレしているにも関わらず、未だ根本の所で受身であり、自分からは踏み込んでいない。このあたり、続編が用意されていて、そこで変化を迎える予定なんですかね?
まあ、続編はあったら読みたいなあ。

空色パンデミック Short Stories3   

空色パンデミック Short Stories (ファミ通文庫)

【空色パンデミック Short Stories】 本田誠/庭 ファミ通文庫

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狂騒と純真と抱腹絶倒の「ボーイ、ミーツ、空想少女」短編集!

①結衣、お下げ髪の純真文系少女になりきりロマンス編「空をあおげば」②結衣、再び発作を起こしロボットアニメのヒロインになりきりツンデレ編「閉じた世界の片隅で、私に響くほしのおと」③結衣、三度発作を起こし最強女エージェントになりきりバトル編「そして伝説は引き継がれる」④メアリー、自ら薬で幼児化して景にロ●コン疑惑発生のリベンジ編「バッド・メディスン」──"空想病"をめぐる悲しくも可笑しい日常のドタバタ悲喜劇集。

シリーズ初の短編集は、そうか空想は空想でも元ネタのあるお話で来たか。本編の方は虚実が入り雑じりまくっていて、何をどう捉えていいかわからないので、読んでいる間安心も何もできたもんじゃないんだけれど、こちらについては、結衣の空想は自己完結型で、周りがそれに巻き込まれるという形式は揺るがないので、だいぶ安心してみていられる。
にしても、結衣さんはアニメやゲームに影響うけすぎだよなあ。これだけ簡単に空想病を発症してしまうと、当人も気を使ってその手のものを遠ざけてしまいそうだけど……、そんな気を使わせないほど、周りのスタッフのケアは行き届いているって事なのか。
一話は「耳をすませば」。二話は「エヴァンゲリオン」。三話は「メタルギアソリッド」が元ネタ、多分。傾向を見ていると、どうも結衣さんは中二病を拗らせているというよりも、夢中になったアニメなどの作品の恋愛模様にこそ、ハマっているようなんですよね。相手役に必ず景を据え置くのも、空想病が完結する要因も、すべてそこに掛かってきているわけですしね。作品の設定というのは、あくまで自分と景の恋愛を盛り上げるための演出、と考えると分かりやすい。
その点を、青井はどうも感覚的に察知しているのか、どの空想病の症状でも肝心の場面でシナリオを逸脱して、結衣の演じるキャラの恋敵として立ちはだかるわけだ。
なんで、景はそれがわからないんだろう(苦笑
わからないといえば、景の感性もわからないんだよなあ。今更、空想病のキャストとして設定上のキャラを演じることに、なんでそこまで恥ずかしい思いを抱くんだろう。周りの人達は毎度のことだからもうわかったもので、空想病の役者として演じてるって知ってるんだから、変なことをしているという風には見られていないだろうに。
むしろ、結衣と毎回キスまでするようなイチャイチャっぷり、盛り上がりに盛り上がった告白シーンなどをスタッフや友人たちに見られている事こそを恥ずかしがったり照れたりするべきなのに、それについては殆ど何も感じていないという。結衣さんが、あれだけのたうち回ってるのは、景が思ってるような「痛い有様」を晒したからではなくて、多分景との恥ずかしすぎる恋愛模様を、皆に見られてたからだと思うんだがw

毎回感心させられるのは、あの森崎のアドリブの見事さである。専門のスタッフよりも巧いんじゃないのか。どうして、あんな台詞がポンポンと飛び出してくるのか。景も、自分は何もしてないんじゃないか、と思う暇があれば、多少なりとも演じる心構えを作ったり、空想病について勉強したらいいのに。かなり受動的なんだよなあ、この子。

なかなか興味深かったのが、第三話。メタルギアソリッドが元ネタなせいか、冷戦を介在した国際情勢の話なんかが混ざるのだけれど、そこから派生して現在の世界における空想病という存在の戦略兵器としての価値と、各国の対応について触れられていたのは興味深かった。なるほどなあ、ある意味核兵器にも勝る戦略的な兵器と成り得る、となるとその罹患者の扱いが慎重を求められ、国際謀略の世界ではどのような暗闘が繰り広げられているのか、かなりエグくて生々しい話がありそうだ。

第4話のような、心と人格の話から三話のような国際政治の視点まで、この空想病という特異な疾患が存在し、それに対応する社会システムが確立しつつあるこの世界観というのは、斯くのごとき大きなポテンシャルを秘めているわけで、本編でも物語の構造基盤から揺るがすような話だけでなく、個人の内面や政治サスペンスを扱うような話もやって欲しいなあ。

1巻 2巻感想

二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない3   

二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない (集英社スーパーダッシュ文庫)

【二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない】 朝田雅康/庭 スーパーダッシュ文庫

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第9回SD小説新人賞佳作受賞作!
35人の氏名を特定せよ!
パズル感覚 学園青春小説登場!!

問題児ばかりで構成されたクラス、それが私立伯東高校二年四組だ。
クラスのボスである委員長は強権を発動し「皆の心をひとつにする」ために交換日記を開始する。
日記は誰が書いているのかもわからないようにされ、
登場するクラスメイトも属性に基づく異名やその所属する派閥で表現される。
日記では予想外の事件や秘めたる恋が描かれて…?
第9回SD小説新人賞佳作受賞作、
パズル感覚で読み明かされる、学園青春小説が登場です!!
なるほど、これは確かに面白い手法だった。読んでいる最中に、あだ名の人物と該当する名前をパズルのように当てはめる作業に思わず勤しんでしまいましたし。
でも別にミスリードなど誤解を生じさせそうな誘導もなく、難易度としては普通に読んでいけば分かる範囲なのがちょっと不満といえば不満だったと言える。想像力を働かせる余地が殆どなかったもんなあ。なのでパズルとしてはいささか物足りなかった。
あだ名と顔を先に提示しておいて本名を当てる方式ではなく、逆にあだ名を当てる方式のほうが考えを巡らせる幅が出来て面白かったようにも思うけど、あだ名だと姿形で予想がついてしまうケースが多いから成り立たないのか。
でも、あだ名と姿形のギャップなどをミスリードの材料にしたら、もっと翻弄出来ただろうに。うん、ミスリードで翻弄というとせっかく名前とあだ名を読者側で摺りあわせなければならない錯綜した前提なんだから、物語の展開もそれを利用した叙述トリックなどの、読み手をしっちゃかめっちゃかに引き回す作りがあったらなあ、と勿体無い感じがしてしまった。なるほど、この方式ってちょっと考えるだけでそれだけ色々と出来る可能性があるって事になるのか。
とはいえ、この一作で概ね名前とあだ名のすり合わせは完了してしまっているので、続きが出ても上であげたようなやり方は出来ないだろうけど。それとも、発想を変えてまた面白い方式をひねり出してくれるのかしら。

それはそれとして、クラスメイトだけで35人もの人間が出るだけに、通常ならキャラクターの把握にもっと手間取るものなんだろうけれど、このパズル形式のお陰で誰が誰か区別がつかない、という事がなく自然にそれぞれのキャラが浸透してきたのには、上手いなあと感心させられた。とはいえ、その分掘り下げもそんなにないんですけどね。全員にそれなりの出番を与えるということはそれだけ集中して登場する場面も削られる上に、心理描写なども限定的になってしまいますしね。もっと絞り込んで見せてくれたら面白そうな人材や人間関係も散在していただけに、シリーズ化されるのならその辺スポット当てて見せてほしいなあ、と思ったんだけれど次回以降もこんな形で描写されるのなら難しいのか。はてさて。
とりあえず、副委員長は死んだ方がいいな(キリッ
みんな、本当にお嬢の事を思うんだったら、あれと付き合うのは阻止すべきだと思うんだけどなあ。カップケーキの一件など、完全に人でなしの所業だぞ、あれ。

空色パンデミック 23   

空色パンデミック2 (ファミ通文庫)

【空色パンデミック 2】 本田誠/庭 ファミ通文庫

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青井晴は、最初から女の子だと認識してその様子を見ていると、どうしてこの子を男の子だと思えるんだ、と首を傾げるくらいに所作が乙女そのものだ。今さらながら、一巻における青井晴の、いや彼女だけでなく結衣の、世界そのものにかけられた二重三重の仕掛けが見事だった事を思い知らされる。
でも、それ以上にこの作者さんの素晴らしいところは、繊細なくらいに繊細な、微小な感情の揺らぎや多寡を、美しいまでに旋律的に描写して行くその感情表現、心理描写の手腕だろうことは、青井晴とのデートや彼女のカノジョとのお互いのめり込むような鬩ぎ合いからも明らかだろう。
一巻の傑作性は、構成の妙とキャラクター表現の上手さ、両者の際立った部分が有機的に絡み合い、相乗され完全にハイブリッドされた素晴らしいまでの完成度と文学性を現出させていたことこそが肝だったように思えるのだ。
その点からすると、今回はその両者のシンクロ率は乖離し、結果としてバランスを欠いてしまっていたように思えてしまったのが残念なところ。相変わらず世界観への仕掛けは、正直気持ちが悪くなるほど巧妙で、二番煎じというほどのものは…まあ、あの親友くんの英雄的な行動など見たようなシーンの繰り返しは難儀な話だったけれど、その結果から推察される推論や、真相のさらなる奥に垣間見える真実のゆらぎなど、さらに突き詰めてきた感があり、あの現実と空想の境界がわからなくなっていく感覚の不安感は壮絶と言っていいほどで、また研ぎ澄ませてきたなあ、とゾッとするような心地すら感じたものだけれど、やっぱりそこに登場人物たちの想いが上手く乗り切っていない気がしたんだよなあ。
一巻の場合は、あの空想病の展開は最後の方のクライマックスで一気に広がり冗長になる前に素早く収拾したところに、凄みがあり、完全にキャラの想いの物語を完成させる最終兵器として機能し切ったわけだけど、今回は境界線が曖昧模糊としすぎてて、深みにハマりすぎて見なきゃいけないものもぼやけて見えにくいところに離れてしまった感じ。
空想だろうと現実だろうと、想いは本物だ、というテーマについては「その通りだ!」と共感とともに言い切れるまでには至れなかったんじゃないだろうか。
……むむ、ダラダラと齟齬を感じる部分を垂れ流してしまったが、これって単純に言ってしまうと単に「結衣さんの出番少ないよ!」と自分は言いたいだけなんじゃないだろうか、という気がして思わず赤面。ええい、構わん。いいや、恥は晒して恥と為せ。

実のところ、この世界がおかれた真相というのは、これで済まない予感もあるんですよね。ラストの恐ろしい一言、ドコロの話じゃなく。真実のもろさの一端はこの巻で嫌というほど見せつけられたわけですけれど、なんかこう、ここまでの全部ですら内包された一滴。さらにもっともっと大きい規模でナニカ企まれている気がして、一切合切まるごとひっくり返されるんじゃないだろうか、という不安感と好奇心が湧き上がって仕方がない。さて、次巻はどうなる?

1巻感想

空色パンデミック 15   

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)

【空色パンデミック 1】 本田誠/庭 ファミ通文庫

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その空想は、セカイに感染する。

「見つけたわよ、ジャスティスの仇!!」「……はい?」高校受験の朝、駅のホームで僕はその少女と出逢った。彼女──結衣さんは"空想病"。発作を起こすと正義の使者とかになりきってしまうらしい。以後なぜか結衣さんは何かにつけ僕の前に現れる。空騒ぎに付き合ってられない。最初はそう思っていた。彼女を守るため世界を敵にまわして戦うことになるなんて、思いもしなかった──。えんため大賞優秀賞受賞、狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」。


……え? あ、あれ? お、おおお! ちょっと待って。これ……もしかしてマジに、傑作じゃないんですか?
はぁーーーーー……うわぁ。いや、これ凄いわ。
ちょとどうしたの、ファミ通文庫。今回の新人賞、【B.A.D.】といい【ココロコネクト】といい、ど偉いのが来たと思ったら、挙句にこれですか。お世辞抜きで、やたらレベル高いんですけど。
はぁーーー、驚いた。

この<空想病>。邪気眼に犯されたイタイ人の代名詞、というものではなく、本当の意味で病気なのです。罹患者は発作によって、自分が空想した設定に成り切って行動してしまう、というもの。あくまで病気であって、趣味や嗜好の産物ではないので、発作が治まれば正気に帰って非常に恥ずかしく居た堪れない気持ちに襲われてしまうわけで、これがかなり辛い。それだけでなく、発作中は完全に自分の想像した設定、世界観に基づく登場人物に成り切っているので、社会的規範やルールはガン無視。勿論、世間的には大変迷惑極まりない事態になるわけです。
とはいえ、空想病患者は国家機関によって管理保護されていて、発作を起こしても迅速に沈静化出来るような体制が整えられ、世間的にも周知徹底されているので、それほどメチャクチャな事にはならないのですが、問題は空想病患者にも病気の進行度というものがあり、重度の患者となるとそれまでの自己完結型――罹患者当人だけが発症するものに収まらず、劇場型と呼ばれるレベルの患者となると、発作を起こした際には周囲の人間にまでその空想の影響が感染し、世界観に飲み込まれ、登場人物に成り切ってしまうという状態になってしまうわけです。
さらに、空想病にはさらに上の段階があり、一度はそれで冗談じゃなくキューバ危機以来の世界の危機<第三次世界大戦前夜>と呼ばれる状態に陥った事があると言う、決してイタイイタイと苦笑いで住むようなふざけた軽々しい病気ではないわけで。
お陰で空想病罹患者への管理は非常に徹底したものになっているのです。幸いにして、人権を無視した酷いものではなく、管理者たちも決して冷徹な監視者というわけじゃなく、むしろ親切で仕事であるという以上に親身になって接してくれる優しい人達なのですけれど、それでもやはり生きていく上での不自由は否めないわけです。
そんな籠の鳥の生活の中で、空想病に犯された少女が初めて他人を介さず、出会い知り合った少年。
まさに「ボーイ・ミーツ・空想少女」。
繰り返しますけど、これは邪気眼の人たちの話ではなく、病気によって不自由な生き方を強いられる人たちと、そんな人達と交流することで病の本当の姿と、患者たちを取り巻く状況を深く知ると同時に、その不自由や理不尽によって様々な苦難を帯びながらも、毅然と真っ向から立ち向かう少女や、空想病に関わる人達に惹かれて行く少年を描いた、真っ当すぎるくらい真っ当な青春物語なのです。
過去にはこの空想病によって引き起こされた悲劇があり、今なおその傷跡が消えずに、生き方が歪んだ人も居て、本当にギャグや冗談じゃ済まないシビアな話なんですよね。
唐突奇襲自由気ままな振る舞いで、主人公の仲西景を振り回す穂高結衣にしても、女装する美少年青井晴にしても、最初はけったいで面倒な人間だと思ったものだけれど、彼女たちの今に到るまでの人生や、それを踏まえた上での現在の一生懸命で前向きな生き方は、もう眩しいくらいでした。根っから明るい結衣にしても、あの演劇で垣間見せた影は鮮烈な陰影でしたし、青井晴に至っては、衝撃的ですらありました。
こいつの複雑怪奇で入り組みまくった、それでいて真っ直で高潔な生き様は、ホント、圧倒されたよなあ。だからこそ、こいつが垣間見せた弱い顔はさらに青井というキャラクターの魅力をいや増していたように思う。よくもまあ、こんなキャラクターを導き出したもんだわ。
そして圧巻のクライマックス。まさに、津波に呑み込まれたかのようなどうしようもない巨大なものに翻弄されるような感覚に、有無を言わさず押し流されて行く圧倒感。
さすがに、あの客観が突然主観に摩り替わったような感覚のお陰で、だいたい何が起こっているのかは察することが出きましたけど、逆に言うとそう感じること自体が凄いんだよなあ。
ちゃんと、その微妙にして繊細な差異を、意図的に明瞭に描き分けてるってことなんですし。
それまで傍観者だったのが、思いっきりホンモノを体感させられてしまったみたいで、かなりアップアップさせられた。なまじ、設定が突飛なものではなく、現実順守というのもあったのだろうけど、この足元の覚束無さ。あっさりと腐った床板を踏みぬいてしまうように世界が壊れかねない危うさを、彼女たちがいつも感じているというのは、どれほど恐ろしく不安なものなんだろう。我に返ったときには全部嘘だったと理解出来るとしても、あの臨場感はやはりホンモノなわけですから。

しかし、これ巻数表示がついていると言うことは、続くのか? これはこれでとても綺麗に終わっているようにも思うのだけれど。まあでも、この空想病とその周辺の設定は本当に上手く出来ていて、まだまだ違う方向からのアプローチも出来そうだし、登場人物も同じでもまったく違う人にしてもイケそうだし、うん、そう考えると、続くのもありか。脚本のネタさえ上手いのを考えられたら、いくらでも凄い話に引っ張れそうだし。なんにせよ、著者先生の腕次第ということですか。それなら、何の心配もなく、楽しみに待てそうですね。

 
11月26日

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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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11月4日

(ジャンプコミックス)
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(JUMP j books)
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(ジャンプコミックス)
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