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彩峰舞人

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く VI ★★★☆   



【死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く VI】  彩峰舞人/ シエラ オーバーラップ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

最強(オリビア)vs 最強(フェリックス)

王国の命運を賭した、帝国に対する決死の反攻計画“暁の連獅子作戦"がついに発動する。
第二軍のブラッドを総大将とし、オリビア率いる第八軍、さらには同盟を結ぶメキア神国軍からなる王国第二連合軍は、帝都オルステッドに向けて進軍を開始。
虚を突いた作戦は功を奏し、目標とする帝都は目前に迫っていた。
しかし、帝国最強と謳われる“蒼の騎士団"を前に、戦況は刻一刻と敗北へと傾いていく……。
起死回生の一手として、“死神"オリビアは少数精鋭による玉砕覚悟の強襲作戦に臨む。
立ちはだかるは、帝国最強の将・フェリックス。
最強同士が激突する最終決戦の幕が上がる――!

唐突に死神ゼットと少女オリビアが初めて巡り合う回想が挟まれて戸惑ってしまった。オリビアって、赤ん坊の頃にゼットに拾われて今まで育てられたんじゃなかったんだっけ?
と、思っていたらその少女オリビアは長じてとある男性と結婚し、一人の赤ん坊を産んじゃうんですよ。そう、この物語の主人公であるオリビアは、本来「オリビア」という名前じゃなく、その母親こそがオリビア・ヴァレッドストームだったのである。
紆余曲折あり、赤ん坊は人の立ち入らぬ森の奥深くで父親と思しき亡骸の横で生き残っていたのをゼットが拾い育て、今に至るわけですけれど。
ゼットとオリビアの母にこんな交流があったと知ってしまうと、ゼットが赤子の素性を知っていたかはわからないけれど、その子に「オリビア」の名前を与えて育てたという事実には意味深なものを感じてしまうんですよね。
その天真爛漫さで死神を恐れる事なく彼に多くの示唆を与え、人ならざるその身に今までにない「心」を宿すきっかけになった人間の少女。その娘の事をゼットはどのように思っていたのか。想っていたのか。
オリビアの名前には思いの外「情念」が込められているように見えるんですよね。

しかし、そんな手ずから育てた少女を置いて、ゼットは消えてしまう。未だ彼が何を思ってオリビアのもとを去ったのかはわからないが、ゼットを追い人間の世界に飛び出したオリビアはそこでゼット以外の大切な人たちと出会うことになる。
ただ成り行きで戦争に加わったオリビアが、明確に戦う理由を得たのはそうした友達を得たからだ。
果たして、ゼットはオリビアを人の世界に戻したかったのか。だが、戦争の渦中で得た友誼は、親愛は、同じ戦争によって奪われ失われることになる。
オリビア・ヴァレッドストームはまだその冷酷な現実を知らない無垢なる乙女だ。本当に大切なものを失った時、純真無垢なる彼女の心はどうなってしまうのか。それを目の当たりにするであろう時間が刻々と迫ってきている。彼女にそれを強いる、驚愕の急展開だった。ヒロイン、お前なのかよ!

いやでも、結構急展開続きなんですよね。これまで伏せられていたオリビアの出自、両親の存在が明らかにされ、深淵人と阿修羅と呼ばれる一族との因縁がオリビアにどう繋がっているのかもわかったのですけれど……ぶっちゃけ、オリビアからすれば眼中にない、まま変わってはいないんですけどね。
オリビア率いる第八軍とフェリックス率いる蒼の騎士団との激突は、お互い各々の国の真打ち同士ということで激闘が続く。正直ローゼマリーとの再戦も飛ばして神国メキアの援軍もよそに回して、フェリックスとの対決に突入したのは急だな、とは感じたんですよね。
それ以上に、フェリックスと直接対決に入ったところであの展開は、巻き入ったんじゃないかと思っても仕方ないんじゃないかと。いや、もうちょっと我慢しなさいよ、せめて決着つくまでは。なんでそんな乱入みたいな形で宣言してしまうのか。流石にこれでフェリックスとの決着が流されてしまったのは消化不良ですよ?
蒼の騎士団との戦いも、これまでと違ってあんまりパッとしないイメージが湧きにくい描写で、アシュトン頑張っていたのはわかるんですけど、オリビアの活躍の余地があんまりなかったのもなあ。それだけ、蒼の騎士団がオリビアを封じ込めていた、ということでもあるのでしょうけれど。
オリビアとアシュトン、せっかく二人が同格の作戦能力を持つだけに、一人のフェリックスに対して二人という強みを生かして、というのをちょっと期待していたのですが。

急展開の衝撃的なラストから、さらに次で完結という予告が入って、ここから一気に話終わっちゃうの? と、虚を突かれております。このままだとメキアの人たちあんまり話に入ってこれないんじゃないだろうか。
てっきり、アシュトンとクラウディアはカップリング既定路線かとも思っていたのですが、アシュトンの方はオリビア一途だったのかもしかして。


死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く V ★★★★  



【死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く V】 彩峰舞人/シエラ オーバーラップ文庫

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ノーザン=ペルシラ軍を退け、国の再起に活路を見出したファーネスト王国は、脅威であるアースベルト帝国に対抗するため、メキア神国との同盟を結んだ。
第八軍の総司令官であるオリビアは、王国代表としてメキア神国の国主・ソフィティーアに招かれる。
表敬訪問と銘打ち、手厚い歓待を受けるオリビアたちだったが、ソフィティーアの狙いは圧倒的な武力を誇るオリビアを自国へ引き込むことだった。
オリビアの悲願とも言える死神の捜索を条件に交渉を試みるソフィティーア。
魅惑の条件を前に、心揺れるオリビアが下す決断は――?
王国軍“最強の駒"として、常識知らずの無垢な少女が戦場を駆ける、第五幕!




いや、アシュトンくん、君ってオリビアがいなくても相当にしぶといよ? というか、なんでアレで死なないどころか大した怪我も負ってない上に絶体絶命から逃げ延びる事が出来たのか、主人公並の天運がなければ普通に死んでてもおかしくないんですけどね!?
クラウディアなんか、完全にアシュトン死んだー! と自失しちゃってましたし。あれでクラウディアが自分の気持ち、アシュトンに知らず知らず好意を抱いていたことにアシュトンが死んだと思った事で気がつく展開になるかな、とちょっと期待したのですが、この娘も筋金入りの鈍感娘でした。
傍から見たらどう見てもべた惚れなんだけどなあ、自覚がまったくないという。
そしてアシュトンの方も軍師として頭は冴えてるのに、クラウディアの気持ちについては全然気がついていないというコチラも筋金入りの朴念仁。いやまあアシュトンの方は恋愛感情についてはフラットか、若干オリビアに惹かれている、という具合なのでアンテナ高くなくても仕方ないのかもしれませんけど。察しが悪い方じゃないのですが、何しろクラウディアの方に自覚も何もあったもんじゃないので、むしろクラウディアの認識の方を察して無自覚の好意には気がついていない、というきらいもあるんじゃないか、と。
ただまあ、このオリビアとアシュトンとクラウディアのトライアングルは、天然に鈍感に無自覚というポンコツ揃いのお陰でお互いの関係を深く考えることがないゆえか、距離感に遠慮がなくてほんと仲良いんですよね。大人の酸いも甘いも噛み分けた仲の良さ、というよりもどこか幼さすら感じられる子供同士の純粋な仲の良さ、というふうな感じで。アシュトンもクラウディアも本来は年齢よりも大人びた性格の若者なんだけれど、天真爛漫なオリビアに引きづられたというか染まったというか。上司と部下でありながら、同世代の友達という側面を深く内包している密接な関係になってるんですよね。見ていても微笑ましいというか、いいなあと思えるトリオで。これ、見方によってはアシュトンくん両手に花なんだけど、不思議とそうは見えないのよなあ。
まあアシュトンとクラウディアは特に、なんだけれど、身近に接した人たちとこうして心寄せあえる関係になれたからこそ、ソフィティーアの勧誘を蹴っ飛ばせたのでしょう。
オリビアにとってゼットの存在は絶対で、彼を探すことこそが至上命題だったはず。王国軍に参加したのも、ゼットを探すためという理由だけで何の思入れもなかったはずなのに。そもそも、死神のゼットに育てられた自分と「人間」とはどこか別の存在として分けて見ていたオリビアが、今こうしてゼットを探すよりも優先したいこと、彼を後回しにしても一緒に居たい人たちが出来た、というのは何とも感慨深いものがあります。
面と向かって、君たちが大事、と言われたアシュトンやクラウディアもこれ嬉しかったんじゃないかな。どうしたって人外とも言える力を振るうオリビアは、まともな人間からは忌避されそうなものだけれど、オリビアの無邪気さとこんな風に衒いなく率直に偽ることなく心ぶつけてくるものだから、どうしたって恐れを抱けないんですよね。
第8軍の指揮官に任命されて離れてしまいましたけど、元々所属していた第七軍のパウル将軍以下の幹部のおっさん連中が揃って、オリビア居なくなって寂しい、と愚痴こぼしてあっているのを見ても、戦力云々だけじゃなくてオリビアってムードメーカーでもあったし、老若男女問わずに部下からも上司からも好かれ親しまれてマスコットめいた扱いもされてるんですよねえ。
これだけ特異で異常な存在でありながら、こういう風に好かれるのはやっぱりあの天真爛漫な性格ゆえなのでしょうなあ。七軍のオットー副官とか本気で怒ったクラウディアとか、無敵に思えるオリビアがガチでビビって頭上がらなかったり、という隙があるのもむしろ親しまれる理由なのかもしれません。
ただ彼女を強大な戦力、としてしか見ていないメキア神国の者たちがオリビアを引き入れようとしながら、一方で畏怖を押さえられずにオリビアを一人の少女として見ることをしないのがまた対照的だったりするんですよねえ。

さて、帝国の侵攻をオリビアの活躍に寄って辛くも退け、なんとか体制を立て直すことに成功し、逆に帝国に対して乾坤一擲の大勝負に打って出た王国軍。
その要となるのが、オリビア率いる新設第8軍。いやこうしてみると、オリビアの武力をただ利用して使い倒してやろう、みたいな考え方じゃなくて、適切に最大戦力を運用しようという戦略を立てて実行する王国軍の将軍たち、みんなホント優秀ですし人格的にも他人の足を引っ張るようなのが居ないんですよね。或いはこれまでの激戦で淘汰されたか。オリビアがどれほど強くても、周りが足を引っ張って力を発揮できない、というような場面を殆ど見ることなく、自由奔放なオリビアの理解者が部下にも上層部にも同僚にも揃っている、というあたりにオリビアの快進撃の大きな理由が伺えるのではないでしょうか。いくら彼女でも周りに足引っ張られて思うように動けなかったら、力をどれだけ発揮できるか。こうしてみると、随分とオリビアが恵まれているのがわかります。そういう立ち位置を自分で築き上げてきた、とも言えるのでしょうけど。

一方で帝国の方はというと、内部で不穏な動き在り。これまで人知れず暗躍するに留まっていた宰相がついに動き出したことで、迷走がはじまっているんですよね。帝国軍の支柱というべき人物が、突然排除されたりもしていますし。動乱の種が芽吹き始めているさなかに、王国軍の攻勢がはじまったわけで、果たしてこの作戦、成功するのか。
オリビアに相対するのは帝国最強の蒼。ついにはじまる頂上決戦、ということで次回への引きに際しての盛り上がりとしては十二分。というか、ここで切るのは何ともいやらしいじゃあないですか。続きが出るのを待つのがまた長く感じてしまいますなあ、これ。
うん、面白かった♪


死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 4 ★★★★   



【死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 4】 彩峰舞人/シエラ オーバーラップ文庫

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中央戦線でアースベルト帝国軍と対峙し、窮地に陥るファーネスト王国第二軍。王国は第一軍、さらにはオリビアが率いる別働隊の救援によって帝国軍を退けることに成功していた。しかし、未だ劣勢を覆せずにいる王国を追い詰めるかの如く、南の雄・サザーランド都市国家連合が動き出したとの凶報が届く―。その折、先の戦功によってオリビアは少将への昇進を果たす。加えて任ぜられたのは、新兵揃いの第八軍総司令官。そんな第八軍の初陣は、王国の南部に迫る脅威、サザーランド都市国家連合の迎撃任務で―!?王国軍“最強の駒”として、常識知らずの無垢な少女が戦場を駆ける、第四幕!

ついに1兵士の叩き上げから十代で将軍位を頂き、新生第八軍を率いる事になったオリビア。この昇進が国王の強権的後押しとかじゃなくて、軍部の将軍たちの推薦でというあたりが興味深い。
というかファーネスト王国軍って、少なくとも今生き残ってる軍司令官たちはみんな優秀なんですよね。それがこうも一方的に帝国に押し込まれてしまったのは国王の優柔不断に振り回された結果なのを見ると、トップの判断がどれだけ重要なのかがよく分かるというもの。
オリビアの活躍によって絶体絶命のほぼ詰んだ状態から何とか息を吹き返すことの出来た王国だけど、あの国王が頭に居る限りあんまり見通し良くないんだよなあ。まあ優柔不断なだけで無茶苦茶なことするわけではないだけマシなのかもしれないけれど。今は軍の統帥権もコルネリアス将軍に預けられて軍の意志統一は図られてるわけですし。ただ、神国メキアの同盟要請やサザーランド都市国家連合の蠢動など外交交渉に重きが置かれる状況になると軍の方は口出しできないし、国王の軽挙がもろに影響してしまうだけに不安がたっぷりすぎる。
後継者については語られたこともないですし、第六軍司令官のサーラ王女は第四王女でどうも政治中枢からは距離を置いているみたいだなあ。
メキアを統べるソフィティーアが王国チョロい、オリビアとかすぐに引き抜けるわー、とか思うのも無理ないのかもしれない。ただ、オリビアが王国に所属している理由ってのは想像の埒外だろうし、今のオリビアは軍の人たちやアシュトン、クラウディアといった仲間たち、部下たちに強い愛着を抱いているようだし、普通の引き抜き条件じゃあ全然引っ張れなさそうなので、オリビアの自由気ままな言動にどう振り回され、振られたときにどんな顔をするのか楽しみですらある。
そんな振り回す側のオリビアですけれど、来た当初には何言われても馬耳東風……いや、結構叱られたら言うとおりにしてたので素直に聞いていたと言えば聞いていたのですが、あんまり応える様子もなく叱った方が頭抱えているような状態だったのですが……。
最近はお説教モードのオットー副官や激オコモードのクラウディアには全く頭あがらなくなってしまっているようで。特に昇進して階級逆転したオットー副官には、偉そうにふんぞり返って調子に乗ったはいいものの、慇懃ちゃんと階級が下らしく丁寧な物言いながら、やっぱり容赦なくお説教でフルボッコにされて、這々の体で逃げ出すはめに。
クラウディアにも、踏んではいけない地雷や超えてはいけないラインや関わってはいけないトランス状態なんかを察知出来るようになって、やばくなったらそそくさと逃げる知恵をつけましたし、エリスの好き好き攻撃の変態性にはドン引きしたり、とオリビアもそろそろ人間の恐ろしさというものがわかってきたようで。
なんで敵じゃなくて、味方や仲間や友人からばかり教わるはめになっているかは不思議ですけど。相変わらず敵相手には無敵無双なのですが。
ともあれ、将帥にまで昇進し一軍を率いるようになっても、場の空気を読まない自由人さは相変わらずであり、そんなフリーダムさをパウル将軍やコルネリアス将軍に愛され孫のように可愛がられているのがこの子のカリスマなのでしょう。
おじいちゃんのみならず、老若男女問わず好かれてますもんねえ。オットー副官みたいな規律に厳しい人ですら、お説教は欠かさないですけど能力を認めている以上にオリビアという人を好ましく思っているからこそ、小言を欠かさないという感じですし、クラウディアがあっちふらふらこっちふらふらして落ち着かないオリビアの世話焼きに終始してるのも、その際立った強さ美しさに魅せられているのもあるけれど、あくまで導入であってこの子は放っておけないという思いからでしょうし。
死神呼ばわりされて他国からは畏怖されているオリビアで、実際浮世離れしている以上に人間からメンタルがズレている人外めいた化け物じみたところがあるのですけれど、排斥でも利用でもなく上官同僚部下たちから愛され好かれ慈しまれているというのが、オリビアに血生臭さに付きまとう仄暗さ陰惨さを感じさせない要因なのでしょう。

しかし、今回は他国の動向もメキアやサザーランドなど内実とともに描かれて、王国の一方的な敗勢がひっくり返った影響が大陸全土に広がっている感があり、時代が動き出したうねりを感じさせる展開でありました。
本作って、小国でも軍司令官はだいたい優秀なのが揃っているので、戦争パートに見応えあって面白いんですよねえ。サザーランド都市国家連合から攻めてきたノーザン=ペルシラ軍のアーサー重銀将なんかは情報収集怠ってたり楽観的な思い込みで軍を進めてしまったり、と凡将の誹りは免れないかもしれないですけど、本来はそこまで無能な将軍ではなかったみたいですしね。まあ見事にオリビア、いやこの会戦では軍師アシュトンの噛ませになってしまいましたが。アシュトンもクラウディアも、オリビアに伴ってわけのわからんレベルの昇進を果たしてしまっているのですけど、それに見合う実力を魅せているのが頼もしい限り。ってか、クラウディア前からアシュトンの事気にしてたけれど、周りの人たちが気づいて生暖かく見守るくらいにはバレバレになってるのかー。というか、クラウディア自身も自覚なさそうだけど、この二人は微笑ましいので上手いこといってほしいなあ。

面白いのは、メキアが味方側として参戦しそうな件もだけれど、帝国サイドでも単なる敵役という風情ではない描写がされてるところなんですよね。特に蒼の騎士団の団長のフェリックスはもうひとりの主人公なんじゃないか、と思えてしまうほど周囲の人間含めて興味深い動向を見せていますし。
やっぱり、死神の力を密かに借りて怪しい動きを見せている帝国宰相が鍵になるのかしら。

次回はついに王国の総力を結集した反攻作戦の開始なので、戦場描写もダイナミックになるはず。楽しみ楽しみ。

シリーズ感想

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 3 ★★★★   



【死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 3】 彩峰舞人/シエラ  オーバーラップ文庫

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北方戦線にて、ローゼンマリー率いる紅の騎士団を退けたオリビアたち。
一方、中央戦線を孤軍で支えていた王国第二軍は、帝国の元帥率いる天陽の騎士団の参戦により、窮地へと追い込まれていた。
戦線の崩壊を予見した王国は、常勝将軍として名を馳せたコルネリアス元帥率いる第一軍で迎え撃つ決断を下す。
さらに、オリビアも別働隊を率い、第二軍救援のため行軍を開始する!
そんな中、二国を監視し、機を窺っていた存在も遂に始動。大陸を巡る戦況はさらに混迷を深めていく。
各国の思惑が錯綜する中、戦を制するのは――?
王国軍“最強の駒”として、常識知らずの無垢な少女が戦場を駆ける、第三幕!

敵味方ともにいいキャラ揃ってきてるなあ。
相変わらずの爺殺しのオリビアさんである。第七軍のお爺ちゃん将軍に飽き足らず、常勝将軍たるお爺ちゃん元帥にも出会った途端に猫可愛がりされるオリビア。孫なのか、あの無邪気さが爺どもに孫可愛さを想起させてしまうのか。
オリビアって確かに異形のメンタルの持ち主で一般的な人間の価値観とは異なる基準で動く「怪物」の類なんですけど、それによって恐れられ排斥されるには可愛げがありすぎるんですよね。彼女の邪気のない明るさは、そうした警戒感や恐れよりも親しみや微笑ましさを感じさせるもので、あれだけ人外の働きと異常な強さを見せているにも関わらず、味方からあんまり恐れられていないのである。
まああんまり嫉妬や理解できぬものに対して拒絶感を顕にするネガティブな人が味方キャラに登場していない、というのもあるのでしょうけれど。ただ、理解不能な未知の存在が恐れを抱かせる理由になるのだとしたら、オリビアって意外とそうした未知の部分を露骨に見せないようにしている、また結構聞き分けも良くて文句や小言に対しても、ぶつぶつ文句は言いながらも結構素直に言うこと聞いてくれるので、相手からあいつはなんなんだという理解を拒絶するような拒否感をあんまり抱かせないんですよね。勿論、譲れない部分は譲らないのですがいわゆる「話が通じる」相手なのである。
加えて、個人的な武勇のみならず、戦術家、将帥として非常に論理立てた上で際立った作戦を立案遂行するので、信頼を寄せやすいんですよね。兵卒からしても、下のものにも気安く大切に接してくれて、それでいて武勇をもって引っ張ってくれるのでカリスマ性も非常に高いですし。
おかげで、これだけ異端の英雄でありながら孤独ではなく、上からも可愛がられ同輩からは信頼され下からは崇められるという抜かりのない英雄になっていて、見ていても心地よいのである。
何も考えていないようで、死神や魔術の件については安易に振りかざさないし、読者視点からしても安心して見ていられる主人公といえるのではないでしょうか。これで、何気に各国の黒幕キャラ並かそれ以上に世界の核心に近い、見方によったら彼女が黒幕でラスボスなんじゃないのか、というような得体のしれなさも醸し出してますし。
王様が本当に戦争に対してのセンスが皆無で、殆ど彼一人のために王国は瀕死に陥っていたようなものなので、軍権がお爺ちゃん元帥に移ったというのは戦局の行方としてもだいぶマシになってきましたしね。殆ど亡国寸前だったところから、だいぶ立て直していけるんじゃないでしょうか。軍部見てたら、優秀な人ばっかりですし。
クラウディアとアシュトンとオリビアのトリオは益々親密になって、今やクラウディアお姉ちゃんと手のかかる妹に頼りない弟、みたいな三姉弟みたいになってて、これも見ていて微笑ましい限り。これでクラウディア、ナイトハルト相手だと従兄ということもあって若干妹キャラになるのがまた面白いところ。他方では妹キャラな人が主役サイドの関わりではお姉ちゃんキャラというのはなんだかムズムズする擽ったいものがありますねえ。
カテリナやリーゼといった副官陣もいいキャラ出してきましたし、敵側の帝国側でもオリビアの対抗馬になりそうな人物が出てきて、一方で神国メキアという第三勢力も介入してきて、情勢もさらに面白さを増してきたんじゃないでしょうか。
ともあれ、戦場シーンが躍動感あって面白いので戦記物としてはそれだけでも十分得点高いですし、個人的にもかなり好きなシリーズとなってきました。

1巻 2巻感想

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 2 ★★★★   



【死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 2】 彩峰舞人/シエラ オーバーラップ文庫

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死神から授かった漆黒の剣を手に戦場を駆け、ファーネスト王国の南方戦線へと勝利をもたらした銀髪の少女・オリビア。
久方ぶりの勝利に浮かれる王国だったが、間を置かずして舞い込んだのは、北方戦線を維持していた第三軍、第四軍が壊滅したとの報だった。
状況を打破すべく、オリビアを有する第七軍は制圧された地域奪還の命を受け、北方戦線へと進軍を開始する。
一方、帝国軍の指揮を執るのは、帝国三将が一人にして紅の騎士団を率いるローゼンマリー。
濃霧が覆う渓谷で、戦いの火蓋が切られようとしていた――!
王国軍“最強の駒"として、常識知らずの無垢な少女が戦場を駆ける、第二幕!

おお、敵味方の個性的な将帥に第三国の動きも明確になってきて、さらに戦記物らしくなってきた。
そして相変わらず第七軍のお爺ちゃん将軍と参謀諸氏がオリビアのことうまく使うんですよね。はっきり言って軍に馴染まないだろう異端を、能力を制限することなくかと言って完全の野放しにするでもなく、統制下に入れながらも自由にやらせていて、ほぼほぼ全力を出し切らせているんですよね。
この手の異端となる才能はどうしたって上からも横からも下からも掣肘や足の引っ張りが入ってきてフルスペック活用出来なかったりするものなんですけど。
その上、単体でどれだけ強くてもそれだけでは戦局に寄与しきれないのを、ちゃんと戦場での効果的あるいは決定的な打撃力として運用出来ているわけで、そりゃ強いですよ第七軍。
そのようにオリビアを動かせるのも、彼女の傍らに軍師参謀たるアシュトンと副官のクラウディアがついているから、とも言えるのですけれど。あれでオリビアってちゃんと人の言うことはちゃんと聞く子なので……伝わりにくいきらいはありますけど、結構素直になんでも聞いてくれるので意外と扱いが面倒な子ではないんですよね。
敵を殺すことに関して忌避感とか全然持たない化け物と呼ばれても仕方のないようなところはあるにしても、無邪気で無知で育ちの関係上社会的通念とか常識倫理観に乏しいところはあるにしても、オリビアって別に人間として壊れているというタイプでもないんですよ。面倒になったらとりあえずぶっ殺して問題をなかったことにしてしまおう、みたいな物騒な鎌倉武士マインドもありませんし。オットー副官の毎回のごときお説教も、うへーとなりながらもわりとちゃんと言うこと聞いてますしね。
何より、アシュトンやクラウディアへの懐きっぷりを見ると小動物的な愛らしさすらあるわけです。
クラウディアなんか、そういうオリビアの可愛らしいところにメロメロになってる感もあるんじゃないでしょうか。戦士として指揮官として至上この上ない上官への敬愛、みたいなものを通り越して、オリビア好き好き、になってるところありますし。
しかし、何気にアシュトンくんがオリビアとクラウディアで両手に花状態で羨ましいことになってるぞ。主人公でもないくせにw オリビアには無邪気に懐かれてますし、クラウディアともなんか距離感近くなってますし。まあこのまま、もうひとりの主人公格となってもおかしくない活躍はしてるんですけどね、アシュトンくん。
ほぼ今回の戦い、主導権を握っていたのはアシュトンでしたし。敵の紅騎士団、痛恨の一撃を二度三度と直接ぶん殴ってみせたのはオリビアですけれど、こと一連の会戦、そこに至るまでの作戦的な勝利をローゼンマリーから常にもぎ取り続けたのはアシュトンでしたからね。
まああれ、ローゼンマリーが作戦上下手打ったというのもあるんでしょうけれど。ちょっと私情に拘りすぎて、要らない小細工を弄しすぎた部分もありますし。ただ、この時代の乏しい情報の収集状況から、敵軍の意図や戦域の全体像を把握して敵を戦略的に切り崩していく策をどちらかというと感覚的に導き出すアシュトンは、これもちょっとした異能なんでしょうね。
でも、これ結論を導き出す過程が決してロジカルではないっぽいので、何気に他者に納得させがたいところがあるのも確かな話で。そこらへん、アシュトンって大きな商家の出らしいのに営業というかプレゼンテーション力はもっと磨いておこうよ、と思うところでもありました。これ、第七軍の首脳部でないと聞く耳持ってくれなかったでしょうし。まあこの軍でなければ、一兵卒だった彼が准尉でオリビアの側近みたいな立場まで出世させてくれることもなかったのですけれど。
その辺の士官として軍師参謀としての立ち居振る舞いに関しては、ここからの勉強と成長ですなあ。実際、ローゼンマリー軍との決戦ではアシュトンの作戦が使われてハマったわけですし。

しかしまー、オリビアの強いこと強いこと。彼女と彼女の率いる精鋭となった部隊が遊軍として戦場を駆け回って、ぶち当たった一勢を片っ端から叩き潰していくのですから、相手からしたらたまったもんじゃないですよ。こういう相手は遊兵にできればいいのですけれど、見事に痛いとこついてくるわ、本陣へとツッコんでくるわで。いやまあ、今回はローゼンマリーが本陣囮になんかしてこれ見よがしに届くところに置いちゃうのが尚更悪いっちゃ悪かったのでしょうけれど。
個人的武勇でも欠片も負けると思わずに図に乗ってる連中を片っ端からずんばらりんと片付けていくオリビアの快進撃は、まあ痛快の一言でありました。ローゼンマリーは最初から偉そうに格上風を出しまくってたわりに、作戦家としてはアシュトンにイイようにねじ伏せられ、個人的な武勇ではオリビアに一方的にけちょんけちょんにされて、何気に良いところなしだったんじゃないでしょうか。このまま退場でも良かったような気がしないでもないですけど。
なんとか亡国一直線の敗勢を食い止めたところで、ゼットとは違う死神らしい怪しい存在の蠢動や第三国である神国メキアも動き出し、また国内でも第6軍の姫将軍や第二軍の曲者っぽい将軍とか出てきて、舞台のスケールも広がってきた感もあり、さらに面白くなってきそうなワクワク感が増してきました。
これは期待の一作となりそうです。面白かった!

1巻感想

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 1 ★★★★   

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱くI (オーバーラップ文庫)

【死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く 1】 彩峰舞人/シエラ オーバーラップ文庫

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銀の髪をなびかせ、漆黒の瞳を宿した少女は戦場を疾駆する。漆黒の剣を携え、無邪気な笑みを湛えながら数多の敵を屠る少女の名はオリビア。
幅広い知識と戦闘技術を、自らを死神と称する存在に叩き込まれた少女であった。
オリビアが15歳を迎える日、死神は忽然と姿を消す。手掛かりを求め、オリビアは王国軍の志願兵として戦火へと身を投じていくことを決意したのだった。
時は光陰歴九九八年。王国は大陸に覇を唱える帝国に対し、苦戦を余儀なくされていた。
次第に苛烈さを増す戦場で、常識知らずの無垢な少女は王国軍 “最強の駒”として、英雄の道を歩み出す――!

死神に育てられたってタイトル、てっきり「死神」というあだ名で呼ばれるほどの凄腕の人に育てられたとかそんななのかと思ったら、ガチ「死神」だったでよ。
おかげで、オリビアは一般的な人間の常識がまったくわからず、それが奇矯な振る舞いとして彼女の特徴であり魅力となっていくのだけれど……微妙に教育の問題じゃなく単にこの娘の性格の問題なんじゃないか、という気もしないでもない。
ともあれこのオリビア。他の人がどれほど武勇を誇っていても良識の範疇の強さに留まっている中で、リアル一騎当千という文字通り桁違いの力の持ち主なんですね。彼女を放り込めばまず間違いなくその一角を崩壊させることのできる戦闘ユニットとして無敵無双のキャラクターなのである。
こういうのが出てくると、雑に戦争やってしまうのが常なんだけれど、本作に感心させられるのがオリビアをあくまで一つの戦闘ユニットに過ぎない、と軍上層部がちゃんと認識しているところであります。どれほど強力な駒であっても、戦場においてはそれは一つのユニットに過ぎない。これに戦術的、作戦的、或いは戦略的な効果を発揮させるには、ちゃんとそのように効果を発揮できるような動かし方が必要だし、どこにどのタイミングでどのように投入するか、という期の見極めも必要になってくるわけだ。
ぶっちゃけ、このオリビアって鬼子すぎて通常の作戦では非常に扱いづらいし、他の軍勢との共同歩調や連携を取らすことを考えると頭痛いなんてもんじゃないんだけれど、ちゃんと王国軍の上層部の人たち、それを受け入れた上で真剣に考え、彼女を活用することに成功している。どころか、単一の戦闘ユニットとしてだけではなく、彼女を将帥として運用することに成功してるんですよね。もちろん、彼女に単体の武力のみならず将帥としての能力やセンス、知識があってこそなんだけれど、彼女に好き放題させてそれに便乗して動いているのではなく、ちゃんと最初から作戦に組み込んで動かしている、というところはすごいと思うのです。
この手の異端児って、どうしたって排斥されそうなものなんだけれど、王国自体が追い詰められてあとがなかったとは言え、オリビアをちゃんと取り込んで運用できている時点で間違いなく軍は優秀ですし柔軟性にも優れている。
それでどうしてここまで帝国軍にやられてしまっているか、という疑問については軍の方針を決める立場にある王様が、ぶっちゃけあんまりよろしくないから、なんでしょうなあ。軍としては命令された方針の範疇でしか最善を尽くせない。今回の決定打となる一戦にしても、戦略的には無意味だったり時期的に手遅れに至っていて、軍の上層部の人たちはみんなこれあかんやろう、と反対姿勢であったことからも、まあ末期的な様子がうかがえるわけです。
今回に関しては、オリビアという鬼札をこれでもか、とばかりに相手に中枢、急所に投じるために全軍を動かして、なんとかえげつない勝利を獲得しましたけれど、いやもうこれ帝国側の被害が凄まじすぎて、戦術的勝利で戦略的にも激烈なダメージ与えてるありさまになってるんですが、それでもこの勝利を活用できるかどうかは、王様はじめとした王国首脳部の舵取り次第なわけでして、それが適切に行われるかどうかは、オリビアも彼女を取りなした軍上層部の人たちもなかなか手出しは出来ない領域の話でして、うん口は出せるだろうけれど、どこまで影響力を及ぼせるか。現場は大変だねえ、としみじみ思ってしまうところでありました。
まあ、オリビアちゃんは美味しいもの食べて育ての親である死神の行方を探せれば、それで満足、難しいことは気にしてないので、全然頭なんか痛くならないでしょうけれど。
振り回されるのは、常に周りなのです。あと、中間管理職の人w

しかし、珍しいのが軍師役となる人が貴族でも参謀出身でもなく、本当に二等兵からの叩き上げ、というところですねえ。アシュトンくん、軍で教育を受けたわけでもないのだけれど、普段の生活からの知識の蓄積とその聡明さから物事の本質を掴むことで、状況の先読みと作戦の立案めいたものをこなしてしまったわけで、これは才能よなあ。
ただもちろん、これだけでは本当なら軍の参謀とか軍師とかは難しいんですよ。説明の仕方とか聞いていると、論理的かつ簡単に要点をまとめていて非常にわかりやすいんだけれど、ちゃんと参謀教育受けていないと、やっぱり組織を動かすにおいて基礎的な部分で立ち行かなくなっていく。ただ、相手が同じく本能で本質を掴むタイプ(何気に死神さんによって相応の教育受けているっぽいので、実はわりとロジカルだったりするのだけれど)なオリビアちゃんは、アシュトンくんの本来なら使い物にするのに難しくなるファジーな部分をうまいこと汲み取ってくれるし、正規の軍人としての取りまとめは、副官のクラウディアがやってくれるだろうから、何気にこのトリオ偶然にも非常に相性いいんだろう、と思う組み合わせなんですよねえ。
たまたまオリビアと同じ隊に居た、というだけでえらい立場に立たされてしまったアシュトンくん。二等兵からのまさかの出世で、何気にオリビアに負けず劣らずの立身物語の立役者になってるんですよねえ、彼。まあそれにふさわしい活躍をしてますし、なによりオリビアの扱い方がなんだかんだと上手いだけに、彼もまとえて取り立ててしまった将軍さんたち、本当に優秀だわー、と感心しっぱなしだったのでした。

ともあれ、戦記物としてオリビアの扱い方ふくめて読み応えあって面白かったです。オリビアの常識の無さに対して毎回「キィイイ!」といきり立ってる参謀の人いるけれど、オリビアに対してネガティブな感情を抱くのではなく、むしろ逆に叱って叱っているうちにそのうち情が移って親身になりそうな気配がするあたり、こういう人ほんと好きです。

 
11月26日

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