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折れた聖剣と帝冠の剣姫

折れた聖剣と帝冠の剣姫 4 ★★★☆  

折れた聖剣と帝冠の剣姫(4) (一迅社文庫)

【折れた聖剣と帝冠の剣姫 4】 川口士/八坂ミナト 一迅社文庫

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パルミアの第一王女アルトとの同盟は決裂し、再び独力で国作りを進めることになったルシードとファル。近隣諸国からの移民受け入れを増やし、徐々に勢力を増しつつあるアスティリアに懸念をいだいたルシードの祖国カーヴェルは、いまならば一戦交えればルシードらを滅ぼすことができると判断し、急な派兵を決定した。アスティリアに迫るカーヴェル王国の軍勢。その先頭にはルシードのかつての忠臣ライサンダー将軍の姿が。ルシードたちは経験豊富なライサンダー率いる軍勢を相手に己の国を守り抜けるのか!?
ほとんど一瞬しか登場しなかったライサンダー将軍の奥さんだけれど、その一瞬で全部持ってっちゃったんですけど! インパクトが強烈すぎる!!
元々貴族のお嬢様だったのだけれど、身分の割に行動力が凄い。と度々語られていて、人質にとられたあとも宰相の脅しにも屈しない毅然とした様子を見せていたので、若干アグレッシブなところのある活発な人なんだろうなあ、と特に意識もせずに思ってたんだけれど……ライサンダー将軍、行動力の言葉の意味間違ってませんか!? 完全にアレな人じゃないかっ。あのコンスタンスをあんなにビビらせた人初めてみたぞ。
でも、ライサンダー将軍のあの生真面目すぎて男女の機微に関しては疎そうな性格と奥さんのあの性格はマッチングしやすかったのかもしれない。ライサンダー将軍、奥さんの特異性を目の当たりにしていてもそれが異常なの全然気付いてない感じがするし。この調子だと、家でもメイドさんの類い居なかったんじゃなかろうか。
さて、今までで一番の危機を迎えることに成ったアスティリアだけれど、今まではパルミアとカーヴェルがルシードたちの行方を把握しておらず、国際情勢的にも軍を派遣できない状況だったからこそ悠長にやってこれたわけで、領土が二百人規模の村一つだけという状態で軍備どころか国らしい実態もない状態でまともな軍勢に攻め込まれてきたら、そりゃあどうしようもないわけでけっこう綱渡りではあったんですよね。
それでも、今までなんとか上手いこと立ち回ってきたわけだけれど、故国の簒奪者たちも早々見逃してくれているほどの無能者ではないわけで、この苦境はいずれは覚悟しないといけないところだったわけだ。
ヤバさで言えばパルミラのクログスター卿の方が人間ではないという怪しさも相まって黒幕感たっぷりなんだけれど、ルシードの故国のカーヴェルの方だって国を乗っ取った宰相も、王族を監禁してなお国を平穏に保って実権を得ているほどの人物なんだから、油断ならない相手だったんだわなあ。
でも、小物とまでは言わないまでも、あの妹姫コンスタンスに手綱をつけれるほどではないよなあ、これ。ライサンダー将軍を人質なんて使って言うこと聞かせようとしたり、とわりとせこせこしいてるところも見受けられるし。油断はならなくても、そこまで脅威ではないか。むしろ、ロンガヴェル将軍の方が一癖も二癖もあって怖い感じがある。軍略家としても将軍としてもルシードやファルと同レベル以上っぽいし。今回はなんとか打ち払えたけれど、あれはロンガヴェル将軍が竜という存在に対して殆ど知らなかったがゆえで奇策もいいところ。二度は通じなさそうだし、戦略的にはほぼ完敗でしたからねえ。ルシードの作戦も、戦う前から既に対応策の範囲内で収まってしまっていましたし。これは手強い。
アスティリア国、士官クラス以上は凄まじく充実しているのだけれど、とにかく兵数が全然いないのがネックなので、さてこれからどう人数増やしていくのか。今回の移民受け入れ計画が端となるんだろうけれど。
ルシードとファルの仲は、前回思いが通じ合ったのを気に、もうファルの方がデレッデレになってて以前からルシードには甘い所あったけれど、完全に浮かれてますねえ姫様。ルシードが相変わらず性欲にあっさり屈するあたりは笑ってしまいましたが。

瀬尾つかささんのシリーズも一迅社文庫では一端区切りとなってまた違うところで再スタートするのと同じく、本作もどうやらここで一端区切りとしつつ終わりじゃなくて、違うレーベルで出るようなことがあとがきに記されていたので、取り敢えず打ち切りじゃないみたいで一安心。
どんどん戦乱の気配が広がってきていて、面白くなってきたところですからねえ。


シリーズ感想

折れた聖剣と帝冠の剣姫 3 ★★★☆   

折れた聖剣と帝冠の剣姫(3) (一迅社文庫)

【折れた聖剣と帝冠の剣姫 3】 川口士/八坂ミナト 一迅社文庫

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エルドームでの激戦から帰還したルシードとファル。長くパルミア、カーヴェルに伝わってきた聖剣伝承に疑念を抱く二人のもとにパルミア王国の政権を奪った将軍クログスターからの使者が現れ、ルシードらにとって困難な協力の要請を伝える。時を同じくして、ファルの姉にしてパルミア第一王女のアルトもまたルシードたちの前に姿を現した。正統なる王家の指導者としてクログスター政権の打倒をかかげるアルトは、妹のファルとルシードに合流を促す。いっときは兄弟姉妹のように育ったルシードらは快くアルトを迎え入れるのだが、姉であるアルトの隠すことのないルシードへの好意が徐々にファルの心を曇らせていく。再会を果たした王子と王女、4人の新たな体制は何をもたらすのか?!
アルト姉様、後々普通に合流するものと思っていたので、まさか合流したことで逆に昔のままの関係じゃ居られない、という現実の立場に基づく亀裂を入れてくるとは……。国を割る、国を起こすということは旧体制との決別を意味する以上、これはどうしようもないことだったのか。アルト姫からすると、あくまでパルミア王国の正統としての立場を譲らないのであれば、どう国内を改革しようと新しい国を起こしたファルと同じ道はもう歩めない。なまじ姉妹仲がいいだけにこの決別は辛かったなあ……。ただ、そこにルシードという男が絡んでいるだけに事態が余計に拗れているのですけれど。
ファルが生まれた国を捨てて新しい国を創ろうと思ったのはルシードが居たからで、彼が居なかったらそもそもどう国内で立場が追い込まれようと、アルトから離れることはなかったんですよね。そのルシードを一時的にでも手放してしまうことは、ファルにとって立脚点を失うことに等しい。
そんなルシードを奪おうとする姉は、どれだけ仲が良かろうと大切だろうと敵認定するほかないんだよなあ。まさか、こんな形で男の奪い合いが発生するとは思わなかったけれど。ハーレム展開はどうやったって無理なんですよね、二人の立ち位置からして自分の地位を捨てる以外にルシードを共有することが出来ない関係になってしまっている。
まあこれだけアルトが積極的で、なおかつファルの感情を刺激することになるとは予想外でしたけれど。もうちょっと緩やかにファルのルシードへの気持ちは成熟していくと思っていたから、相当性急にファルは自分の気持ちを自覚して、なおかつそれをフル駆動せざるを得なくなったわけで。アルト姉様、けっこう容赦無いですよね、こうして考えると。実質、可愛い妹から男を奪うのに殆ど躊躇らしい躊躇がなかったわけですから。それだけ、アルトも切羽詰ってたとも言えるのかもしれませんが。ファルが追放され自身も亡命政権を率いる事となり、一人で反乱勢力と内部の旧弊と戦わざるを得なくなったわけで、心から信頼し寄りかかることの出来る相手を欲するという意味では、飢餓状態だったのかもしれません。それが、あのルシードへの過剰なくらいのアプローチににじみ出てしまっていたのかと。
なかなか辛い道を歩いてるなあ。彼女がもっと姫としての立場に無責任なら、全部放り捨ててファルたちのもとに来るという選択肢だってあったでしょうに、それは端から頭になかったみたいですし。

しかし、相手が悪い。

パルミラを制圧したクログスター卿、明らかにただの簒奪者じゃないんですよね。建国の物語であるものの、戦記物ではなくむしろ王道な冒険という要素を重視したファンタジーらしい本作ですけれど、聖剣というものが作られた過去の歴史にまつわる謎が、どうやらダイレクトに事態に介入してきそうで、その根幹に居るのがどうやらクログスター卿。彼がやっぱりラスボスとなってくるのか。またぞろ、人智を超えた人外の存在がバックでうごめいている気配が垣間見えてきた。

あと雷竜さん、あんた金に汚い! 詳しい情報が欲しいなら、約束の財宝とはまた別に金払え、って守銭奴か!!

シリーズ感想

折れた聖剣と帝冠の剣姫 2 ★★★☆  

折れた聖剣と帝冠の剣姫(2) (一迅社文庫)

【折れた聖剣と帝冠の剣姫 2】 川口士/八坂ミナト 一迅社文庫

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互いに助けあって、新たな国を興すことを決意したルシードとファルシェーラ、コンスタンスの三人。期限つきのドラゴンとの契約に焦り、資金繰りに苦慮しつつも、三人は次の段階へ踏みだす機会をうかがっていた。そんなおり、エルドーム王国からの使者がファルシェーラのもとを訪れる。使者の名はエルドームの第五王女、リュシール。エルドームの鉱山から、劫炎禍の異名を持つ炎の魔物イフリートが現れ、魔物を倒すためにファルシェーラが持つ聖剣の力を借りたいのだという。申し出を受け、エルドームへと向かうルシードたちだが、その行く手にはイフリートの眷族たちが立ちはだかる。同じ王女の立場から友情をはぐくむコンスタンスとリュシールの未来は、そしてイフリート復活の裏に潜む陰謀とは―
自分たちの国を作る、という夢は夢として、ファルたちが一番楽しいのはやっぱり三人で冒険の旅をする、というところなんだろうなあ、とリュシュール姫からの依頼に応えてエルドーム王国に向かうことになってからのファルとルシードのウキウキっぷりを見るとそう思うわけで。
現状、とても国としての体裁を整えられてるとは言えないのだけれど、パルミラ王国からファルを慕って部隊が抜けてきてるのかー。三人だけの旅じゃなく、ちゃんと兵隊を引き連れての旅になってるあたり、メインの三人が何だかんだと全員王族であるのが出てて面白い。一冒険者の出世譚や成り上がり物語じゃなくて一応最初から王族だった人達による建国譚なんですよねえ。
そもそも、パルミラのファルと、カーヴェル王国のルシードとコンスタンスが共同統治してるように彼女たちの国は最初から違う国の者同士が寄り集まって新しい国を作る、というカタチになっているのだけれど、今回エルドーム王国での冒険で、ファルが連れてきたパルミラ兵とリュシュール姫の護衛として連れてきたエルドーム兵が一緒に戦うことで戦友としての共感を抱くようになっているのを見ると、今後はパルミラとカーヴェルだけじゃなく、それ以外の国々からも人が流入してきて、というカタチになるんだろうか。どちらにしろ、今のままだと国どころか都市とも言えない辺境の村に過ぎないので、いずれにしても入植者は募らないといけないことになるんだろうけれど。
となると、今回のエルドームとの誼を通じた件も大事なんですよね。言及はされてませんけれど、リュシュールの第五王女、という立場は身内からは愛されているのはともかくとして、政略結婚の駒として利用されるのが当然の立ち位置ですからね。こっちに送られてくる可能性高そうだなあ。
ただ、そういう婚姻外交が絡んでくると、やっぱりファルとルシードとコンスタンスが上下の差がない共同統治者、という点が面倒になってくるんですよねえ。建前的にも本音的にも、くっついちゃって問題はなさそうなんだけれど……。
ファルも全然まんざらじゃなさそうなんだがなあ。リュシュールからの依頼を受けるかどうかを、彼女がルシードたちの意見を聞いてから受けるかどうか決めたのだって、立場を考えてとか気を遣ってとかじゃなくて、極々自然に勝手してルシードやコンスタンスに嫌がられたくない、という気持ちからみたいでしたし。
まあ、ルシードたちからすると、ファルが受けるのはまず当然として、それをどう処理するか、に最初から頭が行っていたみたいなので、ファルの心配しすぎだったのですが。
でも、姉兄二人がくっついちゃうと、コンスタンスが浮いちゃうのか。この世界の倫理観的に腹違いの妹までならOKなら別にいいんだけれど。コンスタンス的には兄にべったりですしねえ。
今回の冒険で、単に兄にくっついていくだけじゃなく、ちゃんと自分の力で立った上で兄にくっついていく自信は得たみたいですけれど。

しかし、ファルの姉姫様は一応クーデター政府に対して正当派を主張する勢力を束ねて引っ張ってるのかー。聖剣問題からして、正当パルミラを名乗るからには本物の聖剣を手に入れたとするファルに対しては偽物だと非難する他ないので、これは簡単に合流とはいかないかも。一応、姉姫さま当人は沈黙を守ることでファルを守ってるみたいだけれど。
あー、そうなるとイフリートの祭壇の奥で新たに見つかった朽ちた聖剣が、色々と重要になってくるのか。もしかしたら、聖剣は一本じゃなかったかもしれなくなるわけだし。

1巻感想

折れた聖剣と帝冠の剣姫 1 ★★★★  

折れた聖剣と帝冠の剣姫(1) (一迅社文庫)

【折れた聖剣と帝冠の剣姫 1】 川口士/八坂ミナト 一迅社文庫

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知略の英雄、カーヴェル王国のルシード王子。勇猛な聖剣の姫、パルミア王国のファルシェーラ王女。大陸に名を知られる二人が率いた軍は、リスティオンの野で激突し、かつての幼なじみである二人は死闘を繰り広げていた。ファルシェーラの軍勢は着々とカーヴェル軍の陣容を切り崩し、ルシードが首級を上げるべく剣姫ファルシェーラが突入、ついに互いを強敵と認めていた二人は戦場であいまみえる。時を同じくして二人の英雄不在のときを狙ったかのように両国で政変が発生。二人は帰るべき祖国を失う。かくして同じ立場となった王子と王女の二人は居場所を求め世界を旅することになるのだが、その最初の行く手にはかつての勇者が封印した巨大な竜が待ち受けていた。ルシードとファルシェーラ、二人の前に最初の試練が訪れる。
あらすじであらかた語ってしまっているのはいいんだろうか、これ。しかも、ふたり旅ではなくてルシードの妹姫コンスタンスも一緒に逃げて三人旅にも関わらず、まるで居ない娘扱いじゃないか(苦笑
しかし、コンスタンスって腹違いの妹のはずなんだけれど、一貫して義妹表記なんだがこれって意味あるんだろうか。義理の妹なら結婚できますよってか? ちなみに、幼いころに交流していた相手には、ファルの姉姫様もいらっしゃるので、幼なじみハーレムというシチュエーション狙いという可能性も考えねばならぬようだな!
でもこれ、新しい国造りのお話なんだけれど、国の王様になるのってこの流れだとルシードじゃなくて、ファルシェーラっぽいですよね。王権の証が本物の聖剣である事と、あと新しい国を作りたいと言い出した上でどんな国を作りたいか、という方向性を決めたのがファルなわけで、ルシードとコンスタンスはその夢に乗っかるという形で参加したので、あくまで主体はファルなんですよねえ。
新国家建設という目標を打ちたてた上で、ファルはルシードたちを誘ったわけだけれど他国の、しかも妾腹とはいえ王族であるルシードを旗揚げのメンバーに選んだ時点で、どう考えても実際に国がちゃんと成った時の結婚相手ってルシードしかいないんだけれど、当人たちその辺どのくらいまで考えてたんだろう。ファルはわりと「そのつもり」である素振りはあるんですよね。ルシードもその辺わかってないはずはないんだけれど、まさ先のことは後回しにして考えないようにしている感じではあるわけだが……ファルが女王になったら、王配が嫁さんたくさん持っていいんだろうか、と思わないでもない……が、みんな身内だったら血統としては逸れてないからいいのか、別に。

古くから敵対していた国同士の間に訪れた、僅かな休戦期間。その際に行われた国家間交流で幼い頃の時間を共に過ごしたカーヴェル王国の兄妹とパルミラ王国の姉妹。
長じて、再びカーヴェルのルシード王子とパルミラのファルシェーラ姫が再会したのは、お互いが軍勢を率いてぶつかり合う戦場であった……という、幼いころに友誼を交わし仄かな想いを抱きあった幼なじみ同士が久闊を叙する代わりに戦場で槍を交わし合う、というなかなかにワクワクする戦記モノとしての舞台からはじまるこの物語ですが、こっからの展開がまた大胆というか贅沢というか。
この作品、戦記モノであると思ったら、貴種流離譚に様変わりして、そこから少人数のパーティーで秘境に眠るという伝説の聖遺物を求めて旅する冒険譚になったと思ったら、僅かな人数の同じ志を持つ者同士で全く新しい国を一から立ち上げる、という国作りの物語になる、という一つのネタで1シリーズ作れそうなのを上手いことブレンドして一つの作品にまとめ上げる、という凄まじく贅沢な作りをしてるんですよね。作者の川口さんのこれまで描いてきた物語の経験を注ぎ込んでいるのが伝わってくるだけに、非常にワクワクさせられるスタートであります。
主人公のルシードは、王子という貴種の身の上ではあるものの、妾腹の子として王宮ではかなり肩身の狭い思いをしている上に、母が亡くなるまでは貧民窟で育った、という経歴で、王族で将軍でありながらもわりとしがらみがないんですよね。母方の伯父が冒険家であるせいか、旅や冒険に憧れを持つような側面もあり、王子でありながらクレバーな自由人な感じなんですよね。これで、国に縛られていたら王子という血筋は枷になるんですけれど、国を追われた身の上だと逆に武器の一つになってくるのが面白い。新国家を立ち上げるにも、王族の血は大きな要素の一つになりますし、ファル姫との身分差に悩むこともないですからねえ。唯一のしがらみとなり得るはずだった妹のコンスタンスも、ちゃっかり逃亡の旅にくっついてきちゃってるわけで、もう何の憂いもないわけです。ファル姫も、あちらの国で色々と不自由な身であったらしく、コンスタンス含めて三人と、国を追われた立場でありながらその事実に落ち込み傷つき鬱屈をためるどころか、むしろスッキリしたと言わんばかりに籠から飛び出した鳥みたく、羽根を伸ばしてのびのびしている様子には思わず微苦笑してしまったり。溜まってたんだなあ、色々と。
未だ合流出来ていない姉姫さまも、いずれ登場してくるでしょうし、新しい国を立ち上げる目処こそついたものの、それにはいきなりのリミット付き。周りは既存の国家群に囲まれ、自分たちは賞金首。率いる兵士も国民もいない三人きりの国の旗揚げ、とそれだけでも相当どころではないハードルの高さなのに、その上にまたとんでもないリスクを背負ったもんだわ、と思いつつもリスクをメリットに変える算段はあるわけで、さあどでかいスケールのシリーズのスタート、ワクワクしますなあ。

川口士作品感想
 
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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