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文学少女

半熟作家と“文学少女”な編集者(ミューズ)3   

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)

【半熟作家と“文学少女”な編集者(ミューズ)】 野村美月/竹岡美穂 ファミ通文庫

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あ、あかんあかん、そのカップリングは危険過ぎる。ブレーキがついていないじゃないかっ! そっちの文学少女は他人に力を与え、元気にしてくれるという意味で稀有な人だけれど、ちょっとパワーがありすぎるんですよね。だから、内省的で腰の重たい人を相手にすることで丁度バランスが取れるくらいなんですよ。すぐに調子にのってしまういい意味でも悪い意味でも「お馬鹿」な人と掛け合わせるとエラいことになってしまうぞ! それぞれ一人ひとりでも周りの人達が頭を抱えるような「お馬鹿」なのに、掛け算してしまったらそれはもう惨劇ですがなw
個人的には彼は御同輩のお姉さん作家さんの方がお似合いだと思うんだけどなあ。あの人とは良い意味で足を引っ張りあえて、助け合えるパートナーになれそうな気がするのだけれど。

という訳で、最終巻は編集者として活躍する遠子さんに担当してもらってる、少々夜郎自大なところのある売れっ子高校生作家くんのコミカルな奮闘記でした。正直、たとえウェブ上の評価でも平均☆一つは相当だと思うぞw
遠子さんは相変わらずの遠子さんでした。もうそれなりの年齢になってるはずなのですが、この人はいつまで経っても少女だ。このシリーズには沢山の女性キャラクターが登場したけれど、どんな年齢になっても変わらず少女性を失わないでいるのだろうな、と思わされたのはやっぱりというか、文学少女を名乗ったあの二人だけのように思える。大人の女らしさとはとんと縁がないだろうな、というイメージだとも言えるけどw
だからと言って、セーラー服は無理があると思いますよ、遠子さん。似あってしまうのは逆に問題なんじゃないかと思われw
ただ、作家に作品を書かせるサポート役としての編集者としての姿勢や腕前には、かつて井上後輩と接していた頃のそれとは別格の、確固とした自分の仕事としてのスタイルを確立している。自分の役割への自覚と、作家に対する責任感。それはまさしく、プロの編集者としての姿勢だ。ああ、遠子さんもちゃんと社会人になったのだな、と安心するやらちと寂しいやら。井上くんとの仲は初々しいまでに順調のようで、実に幸いである。
しかし、この遠子さんの姿は作者の編集者に対する理想型なのかなあ。

そんな遠子さんに面倒を見てもらう本作の主人公くんは、いい意味でも悪い意味でも人生が陽性のヤツだった。まあ、このシリーズ本編に出てきた連中みたいに指先で触っただけでひびが入ってしまそうなほど繊細すぎる脆くて危うい心の持ち主に比べたら、よっぽど人生を健全に過ごせそうなイイ子なんだけどね。ちょっとでもこの子みたいに自分に自信を持ててたら、数々の登場人物たちももうちょっとイイ方向に舵を切れたかもしれないのに……ああいや、爪の垢を煎じて飲むなら、こいつよりも文学少女見習いの方がよっぽどいいか。

ともあれ、これにて文学少女シリーズも本当におしまい。こんなにホンワカと幸せな雰囲気で終われるとは思わなかったなあ。みなさん、お幸せに。

野村美月作品感想

“文学少女”見習いの、卒業。4   

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

【“文学少女”見習いの、卒業。】 野村美月/竹岡美穂 ファミ通文庫

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 bk1

日坂菜乃、全く以て大した女だった。麻貴先輩は、彼女は将来「度量の広い、魅力的で思いやりのある、最高の女」になる、と太鼓判を押しているけれど、何のことはない、今この時点で菜乃は充分、最高の女だった。
世界を閉ざしていた心葉を、新たな世界に導いたのは確かに遠子先輩だったかもしれない。でも、新しく生きることになったその世界で、心葉に生きていく力を与えたのは、他の誰でもない菜乃だった。
ずっと立ち上がることが出来なかった心葉は、遠子に導かれて確かに立ち上がる事が出来たかもしれない。でも、彼に一人で立ち続ける芯となるものを、立ち上がったその先、前へと歩き出す活力と自信を与えてくれたのは、一人の元気な後輩だったのだ。
彼女は、淋しさを癒してくれる娘だった。生きる力を与えてくれる娘だった。自分を信じる事を許してくれる娘だった。
多かれ少なかれ、この物語に登場する人物たちは、誰かを救うためでも自分が救われるためであろうとも、誰かを傷つけ、自分を傷つける事を避けられない人種ばかりだった。
何らかの形で自らを哀れむことに夢中になってばかりの人たちだった。
そんな中で、彼女だけは誰も傷つけず、自らも傷つけず、自分も他人も優しく包みこむ。自らを哀れまず、ただただ前へと突き進んでいく。しかし、他人を本当に傷つける領域までは決して土足で踏み込まない。ちゃんと靴を脱ぐ。靴下も脱ぐ。裸足で飛び乗ってくる、そんな感じで。
猪突に前に進むようで、優しく寄り添い見守る存在だった。

稀有である。

彼女によって、今の自分を信じる事が出来るようになったのは、心葉だけではない。心葉への恋心の向け方を見失い、小さく縮こまっていたななせに、自分の恋の素晴らしさを信じさせ笑顔と元気を取り戻させたのは、菜乃だった。菜乃の親友である瞳に、途方も無い人生の選択を選ぶ背を押したのも、菜乃だった。
こんな彼女が、今この時点で最高の女でないと、誰が言えるだろう。
文学少女シリーズが一旦完結したあとでも、ななせがあれほど前向きに笑えるようになるなんて思わなかったもんなあ。

一連のシリーズは、先述したように他者を傷つけずにはいれない、自分を憐れむに夢中の人々たちが織り成す話のお陰で、感動の中にも痛みと苦しさを感じずにはいられない作品だったが、この後日譚である【見習い】シリーズは、菜乃がいるお陰で随分と痛みから解放された、読後感の心地良い物語だったように思う。
この巻からして、冒頭、瞳と心葉がキスしているかのようなシーンにばったりと行き会った時の菜乃が、衝撃を受けてその場から逃げ出すのではなく、咄嗟に反射的に、二人の方に叫びながら<突進>していった時点で、ああこの娘には敵わんなあ、と納得したものである。

まだこのシリーズ、挿話集4に続いて「半熟作家と“文学少女”な編集者」なるものが用意されているらしい。文学少女の物語はまだまだ続くわけだ。
しかし、半熟作家と“文学少女”な編集者って、そのまま心葉と遠子先輩の話と捉えるのは危険だよなあ。大体、百万部なんて現代じゃ夢物語な部数を売り上げる作家が半熟なわけないじゃないかw

シリーズ感想

“文学少女”見習いの、傷心。4   

“文学少女”見習いの、傷心。 (ファミ通文庫)

【“文学少女”見習いの、傷心。】 野村美月/竹岡美穂 ファミ通文庫

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 bk1

よし、心葉はいっぺん死なそう。
前巻にて「ぼくは君が嫌いだ」と冷厳に告げた心葉。それはそれとして仕方の無い感情だとは思うのだけれど、その後の心葉の菜乃への仕打ちには、ちょっとマジで殺意が湧いてしまった。
なんでこの小僧はよりにもよってそういうわざわざ人の心をズタズタに切り裂くようなやり方をするんだ、人を遠ざける、排除するにしてもやり方ってもんがあるだろうに、彼にやり口というものは控えめに言っても人でなし、ろくでなしの類である。それをやるなら、最初からそうすれば良かったのだ。仮にも打ち解けてしまい、心の内側の幾許かを見せてしまった相手に、その態度は残酷にも程がある。嫌うというのは積極的な感情であり、対人関係においてより深い断絶を導くのは無視であるとよくいうけれど、考えてみると単に無視するというのも相手のアプローチが強力なものだった場合は積極的な意思表示になる行為と言える。
だとすれば、心葉が菜乃に示した態度は無視よりも断固とした拒絶であり、相手の人間性を蔑ろにし、自分に取って相手の存在が全く相手にする価値がない人間であるのだと知らしめる徹底的な断絶である。
これ、相手がタフネス菜乃だから良かったものの、このシリーズの多数派に所属するであろう繊細で精神的に脆く妙に叙情的で儚い思春期の少年少女たちだったら、すっぱり絶望して自死しかねない仕打ちですよ?

これには菜乃も相当傷つきめげたはずなんだけど、折れないなあこの子は。
この子の心には、どうやら陰ることの無い太陽が燦々と輝き続けているらしい。
だけれど、心に深い闇を持ち、暗闇に惑いと安堵をいだいている者たちにとっては、その光はいささか眩しすぎるらしい。
光は、暗闇に身を潜める儚い者たちの姿を、なぜ彼らが闇に親しむのか、闇に心を委ねているのかの理由も、事情も、何も考慮せず、配慮もせず、事情があるなどと想像すらもせず、それどころかそんな闇があることすら認知せず、その強い光によって暴きだそうとする。
その無神経さ、暴虐と理不尽に振り回され、あげつらわれ、痛めつけられて、彼ら彼女らはその善良な光の主に、苛立ち、怒り、憎悪を抱き、そして同時に闇と言う名の、人間が持つ本質、真実、醜悪さ、絶望の姿を知らない無知で愚かな善人に、仄暗い嘲りと優越感を抱くのだ。
何も知らないくせに。お前には理解できないのだ。この傷の痛みなど、想像もできないだろう、と。
見下し、侮蔑し、せせら笑う。

そうして無知で愚かで善良で、眩しい光を遠ざけようとしながら、一方で憧れ、羨望し、惹かれるのだ。

傷ついた自分を憐れみ、慈しみ、愛でるのは、甘い痛みに身を委ねるということで、それはきっと苦しくも心地よいものなのだろう。だけれど、その痛みは自分ばかりではなく他人をも傷つけ、苦しみを広げていくばかりなのだ。
それでも、どうしたらいいのか分からず心の中の暗闇に浸るか弱き者たちにとって、菜乃の存在は理不尽であり暴虐であるのだとしても、それ以上にやはり差し込む光であり、道を指し示す光なのだ。
太陽の光は、逃げこむべき闇を吹き払い、迷い子たちを隠れる場所の無い荒野へと放り出す。だが、心葉も、ななせも、もう闇に逃げ込み震えているだけの子たちではない。あの頃の彼らには、きっと菜乃の光は凶器にも等しかっただろうけれど、今の彼らは一度は一人で立ち、逃げるのではなく歩いて行こうと決意した子たちなのだ。菜乃の存在は、確かに彼らを前に進ませる力になっている、それが嬉しくも誇らしい。

一方で光そのものである菜乃もまた、自分の視界に映る世界以外にも、光が届かない場所があるのだということを、目のあたりにすることになる。人の心に闇があり、怪物は厳然と存在することを、それまで想像もしなかった奈乃は、急迫として突きつけられ、大いに衝撃を受けることになる。きっと、このとき太陽は一度確かに陰りかけたのかもしれない。人々の心にはびこる暗闇は、光を蝕み始めていたのかもしれない。
でも、その時に彼女に手を差し伸べ、彼女が光たらんとするのを支えたのが、心葉だったのは彼がもう遠子に手を引っ張られるだけの子じゃないのだというのがわかり、安堵と頼もしさを覚えたのでした。
大丈夫、この子は自分じゃない誰かを守ることの出来る子に、ちゃんと一歩一歩成れているよ。

それはななせもおんなじで、傷つき痛みに悶え苦しみながら、彼女のなかにはちゃんと勇気が芽生えている。この子だけは、菜乃の光に怯みはしても、その光にアテられている風はないんですよね。だから、妬みも見下しもしない。ただただ震えながら、それでもがむしゃらで、菜乃を気にしてないわけじゃないんだけれど、その存在感、在り方――光に気を取られることもなく、それよりも心葉の事に一生懸命で。それがななせらしくて、なんとももどかしくも愛しい。
他の連中はいいから、この娘だけは幸せになって欲しい。
ちょっとしたサプライズから、どうやら彼女の未来にはちゃんとその道筋が出来つつあるらしいことが伺えて、物凄くホッとさせられた。


“文学”に同期し若者たちの純粋で夢見がちな心を鏡とすることで、人の悪意も醜い愛憎も、何もかもが儚くも美しい結晶のように映り込むこの作品。その美しさに魅せられながらも、それらを美しいと思うこと自体に、怖気を感じることが侭ある。
そんな中で、菜乃の存在はそんな怖気と不安感をぬぐい去るナニカがあったのだけれど、残り一冊。文学少女見習いは、純粋で夢見がちな少女のまま、最後まで幻燈機に映る世界に飲み込まれない光として踏破できるのか。強く前向きな女の子のまま、バタバタと駆け抜けて欲しいなあ。

“文学少女”見習いの、初戀。4   

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)

【“文学少女”見習いの、初戀。】 野村美月/竹岡美穂 ファミ通文庫

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いや、まいった、これは正直、驚きだった。ごめんなさい、いまさらこの作品を続けてどうするんだと、蛇足じゃないかと思ってました、すみません。
半眼で読みはじめて小一時間、瞠目している自分がおりました。

蛇足だなんて、とんでもない。菜乃という新たなキャラクターの存在こそ、この物語における主人公であった心葉という少年を儚くか弱い未成熟な卵から、一人で立てる大人の男性に成長させる、最後にして最大のファクター。完成へと至る物語そのものじゃないですか。
まさか、遠子先輩が去ったあとに、菜乃みたいな子を心葉の前に飛び込ませるとは。やっぱり、作者もあのままの心葉くんではまだ足りない、と思ったんだろうか。思ったんだろうな。でなければ、これほど完璧な配役を心葉くんの世界の中に放り込もうなんて思わないだろうし。

怯え、逃げ惑い、必死に目を逸らし、俯いてやり過ごそうとしていた日常から、友人たちの、ななせの、そして遠子先輩の導きにより顔を上げ、歩き出すことを始めた心葉くんだけれど、それはまだ、一人で歩けるようになった、というだけなんですよね。
この子には、まだ決定的に足りていない部分があるわけです。そこが補われなければ、この子はまだ、きっとどこかで躓いたときにそのまま動けなくなってしまう。いや、誰かに手をひかれて立ち上がることはできるかもしれないけど、自分でたちあがることは難しいようになってしまう。援けを得られるかもしれないけど、それはまた、多くの周りの人たちに多大な労をかけることになってしまう。周りの人に迷惑をかけることは決して悪い事じゃないけれど、迷惑をかけるばかりの人間というのはやっぱりよくないんですよね。助けられるばかりではなく、助けられる人間にならないと。守られてばかりの人間じゃなくて、守ることのできる人間にならないと。傷つけるばかりの子供じゃなくて、癒してあげられる人間にならないと。
今の心葉くんは、一人で歩けるようになったけれど、まだ自分も自分以外の人も傷つけることしかできない未成熟な子供から脱却しきれていないように思えるのです。
そんな彼の前に現れた。底抜けに明るくて、闇を持たなくて、負の感情にむしばまれていなくて、はた迷惑で、強くて、眩しくて、でも弱くて、進むべき道を知らなくて、どこまでも引っ張っていってくれそうな強引さと、引っ張って貰わなければどこにもいけなさそうな戸惑いを併せ持った、後輩の女の子が現れてしまったわけです。
この子は、今まで心葉くんが接してきた多種多様な人間の中にもいなかった、彼が関わることのなかったタイプの人間で、だからこそきっと遠子先輩だけじゃなく、ななせや芥川や麻貴先輩、そして美羽では決して変えられない部分を、心葉くんに与えてくれるんじゃないかと思うのです。
これは、物凄い縁ですよ。きっと、彼女の初恋は叶わないものなんでしょうけれど、この出会いは心葉くんにとって間違いなく、決定的な、ある意味においては致命的と言ってすらいいかもしれない、重大なものになるに違いないと確信するところなのであります。
あの、彼の最後のセリフからも、ね。

菜乃も、過去にまるっきりなにもない平穏に過ごしてきた子、というわけでもないんでしょうけど。少なくとも、友達の瞳関連で、なにかありそうだし。


ななせは、振られてきっちり終わってしまったあとにも関わらず、苦しい想いにまだまだ振り回されてるんだなあ。なんとかしてくれ、ほんとに。可哀想だわ。

それより怖いのは美羽だけど。彼女のコノハへの執着は、実は全然収まってなかったあたりが、素晴らしい限り。順調に芥川くんとの仲は育んでいるにも関わらず、コノハへのあの考え方は、いやはやおっとろしいばかりで。素敵です、ミウさん。

うん、もしかしたら本編よりもこの外伝、好きかもしれん。どこか遠くに感じていたこの物語が、登場人物たちの心情の在り方が、グッと手元に近づいてきた感がある。心葉くんだけじゃなく、ななせや麻貴先輩、美羽に至るまで。この菜乃という子が関わることで、繊細なガラスの灯篭のうえでゆらゆらと揺らめいていた幻影めいたものが、日の光を浴びて肉感を得たような、そんな感覚。この菜乃ってこの介入による化学反応、凄いわ。

“文学少女”と神に臨む作家 (下)4   

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫 の 2-6-8)

【“文学少女”と神に臨む作家 (下)】 野村美月/竹岡美穂 ファミ通文庫



人は神聖なものを前にした時、慄き震え、涙を流すだろう。透明で純粋で穢れのない尊いものを目の当たりにした時、人は感動に己が身を抱きすくめるだろう。
でも、身近には感じない。

"All the world's a stage,/ And all the men and women merely players「この世は舞台、人は皆役者」"

シェイクスピアの戯曲の名言だ。その解釈はここでは脇に置き、ただ言葉の表層から受け取られる意を流用させてもらう。
最初に断言するが、この物語は名劇であった。それは間違いない。私は感動もしたし、慄きもした。
だがそこには、遠い隔たりを感じずにはいられなかったのだ。それこそ、舞台と観客席を隔てるような、遠い距離感を。疎外感を。
いつものように、本の中に、物語の中に入り込めず、読者たる私はどこか手の届かない遠くから彼らの物語を眺め見ることしかできない。
彼ら登場人物の吐く息吹は迫真のもので、その吐き出す言葉は魂からの叫びだ。彼らの祈りのセリフは、見ている私の打ち、痺れさせる。
だがこれは物語だ。その事実が、読中たびたびハッと思い起こされ、高揚は潮が引くように去っていく。
人々の苦悩も、痛みも、ドロドロの汚泥のような感情さえ、どこか玲瓏として透明で、その尊いまでの純粋なあり様が、逆にこれが物語である現実を突き付ける。
モチーフとして重ねられる文学作品とのあまりにも近しい整合振りもまた、作中の雰囲気を現実感よりも物語としての存在感に近づけていく。その文学作品そのものに、飲み込まれていくように。
まるで、当該の文学作品から滲み、こぼれ、産み出された世界のように。

思えば、これほど不思議で独特な作品も珍しい。
傑作なのだろう。それはたぶん、間違いない。
でも、私には少し遠くて、触れて感じることのできない作品だったんだろう。寂しいけれど、まあそういうこともあるのさ、と強がりを口にしたい今日この頃。

“文学少女”と神に臨む作家 (上)4   

“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫 の 2-6-7)

【“文学少女”と神に臨む作家 (上)】 野村美月/竹岡葉月 ファミ通文庫


ついに“文学少女”のラストエピソード。なんだけど……これは心葉が幾らなんでも可哀想すぎる。
というか、もう読んでて腹立って腹立って仕方なかったですよ、今回は。なんで心葉がそこまでされなきゃならないんですか。どいつもこいつも勝手なことばかり言い腐って(激怒
遠子先輩も、そりゃないよ。心葉傷つくよ。心葉が利用されたと思うのも仕方ない、というか客観的にはそうとしか見えないじゃないか、これは。むしろ、もっと心葉は遠子先輩に怒りや失望を感じてもいいと思うくらいに。
だいたい、小説を書いてほしいなら自分で直接そう言いなさいよ。言った? あんなの誤魔化しじゃないか。自分の想いも何一つぶつけず、佐々木さんに手をまわして、書かせようとするなんて。
それで、断られたらあんな詰め寄り方して……。
もし、彼女に直接語れない何かがあったとしても、頼めない事情があったのだとしても、心葉の立場からすればそんなのは勝手でしかないじゃないですか。もしそれが心葉のことを慮ってのことだったとしても、それは遠子先輩の独善でしかないのじゃないだろうか。このあんまりな状況を見れば、そう思わざるを得ない。
まあ、今回それ以上に外道なのが、流人の野郎なのですが……思い出したらまた腹立ってきた。今回、本気で頭来てますよ、私。
ハッキリ言って、心葉には小説を書くべき理由が一切見当たらないんですよね。書かずにはいられないという欲求も理由も本能も業も、何も見当たらない。もし、何か一つでも心葉の中に、書きたい、書かなくちゃならない、という想いが、敵意や憎しみ、書くという行為への強い強い感情のかけらでもあったなら、まだわかるんですけど。
彼の中には、それらしきものは見当たらない。少なくとも私の読解力では、見当たらなかった。
だったら、彼が小説を書く必要がどこにあるのか。書かなくていいじゃないか。書かなくていいよ。
美羽も、ななせも正しい。
とにもかくにも、流人のやり方はあまりにも酷過ぎる。そんなやり方の果てにもし小説が書かれたとしても、それはどんな味のする小説になるのだろう。ヘドロのような、重油混じりの海水のような、吐しゃ物を煮詰めたような、グロテスク極まりないものになるのではないだろうか。
そんなものを遠子先輩に食べさせようというのだろうか。

……なんかもう、今回はえらい感情的になってしまった。ものすごい嫌な気分です、はい。

“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)  

“文学少女”と穢名の天使
【“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)】
 野村美月/竹岡美穂 ファミ通文庫


薄氷の上を歩くかのように。もしくは針金のように細い尾根を歩くかのように。
この作品を読んでいると、いつの間にかそんな気分になってくる。
思わず先端恐怖症(?)になってしまいそうなほど、この物語の少年少女たちの心は繊細で脆く儚げだ。
触れるだけで壊れそうな傷ついた心。息を吹きかけただけで砂と化して消えてしまいそうな怯えた心。
このあまりに繊細な心の移ろいを前にして、読むというささやかな触れ合いですらこんなに怖ろしいというのに。
よくも、こんなものを書く。よくも、こんなものを創り上げる。
絶妙の匙加減。自分なら、と考えてしまう。自分なら、この砂糖菓子の塔のように脆い登場人物たちに、壊れないようにと強さを与えてしまうだろう。それとも、いっそ壊してしまうか。
とにかく、このキャラ造成は、ある種想像を絶している。剥き出しの純粋さ。純粋であるからこそ、深く深く沈みこんでいく泉の底のような世界観。
参ったなあ、こりゃあ。
過程も方向も到達位置すらも違うかもしれないけれど、確かにこれは“文学”の境地に迷い込んでるよ。
前作の主題となった夏目漱石の『こころ』。あれが、一番ここに出てくる人々の純粋さ、潔癖さに通じているように思える。
これを読んで畏れを感じるということは、それだけ自分が適当に生きてる、って事なのかなあ、なんてことを思ったり。

まさかここでななせが心葉の世界に重きを成してくるとは思わなかったので、意外の念にうたれている。いや、考えてみれば前作で既に兆候はあったわけだし、キャラの配置から見るに『彼女』と対決するに遠子先輩という人はあまりに心葉に依存されていると同時に立場が不鮮明に過ぎるのを考えれば、ななせの重要性は無視できないどころか必要不可欠と見てもいいのかもしれない。
なんにせよ、ここまで悲惨で可哀相な、でも自業自得で自爆型なツンの人も珍しいので、ついつい応援してしまうのでした。
 
12月2日

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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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