日本ダービー

第91回東京優駿 日本ダービー G1 レース回顧  

3歳 オープン (国際)牡・牝(指定) 馬齢 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

デサイルっ、デサイルっ、ノリさんだーーーっ!!!

直線最後、ミラノが前を捉えようとしたその時に、既に内ラチ沿いをシュガークンとエコロヴァルツを食い破るように突き抜けようとしていたダノンデサイルの方に目が釘付けにされました。4ハロン棒の時点でこれはデサイル、勝ち負けだ! と確信させられる迫力でしたし。
うおおお、ダノンデサイル、多くの人が口を揃えて調教ヤバい、変わり身凄い、と発していたので注目はしていたのですけれど、それでも3着までと思ってたんですけどね。ここまで強かったとは。

ダノンデサイルは、1月の京成杯で今回4番人気となっているアーバンシックを二着に退けて皐月賞に挑みました。が、レース直前鞍上の横山典弘騎手が歩様に違和感を感じて、出走を取りやめちゃったんですね。生涯に一度しかチャンスがないクラシックレースで、明確な異常がないにも関わらず馬の安全を考慮して出走を断念する。なかなか出来ない決断だったのですが、今回この結果を持ってその判断が正しかったのだと証明する形になりました。馬のことを第一に考える横山典さんらしい英断だったわけですけれど、その返答がこういう形で返ってくるとはねえ。武騎手の記録を超えて最年長G1記録の更新、さらに最年長ダービージョッキーの誕生ですよ。御年56歳。レジェンド武豊が目立つけれど、このヒトもまー意味わからんレベルのレジェンドだよなあ。
でも重賞は毎年相応に獲ってるものの、G1はほんと久しぶりだ。中央のG1となると2017年のNHKマイルカップのアエロリット以来。アエロリットかー。この馬も古馬になってからもずっとマイルから中距離戦線の牝馬のトップランナーとして活躍したいい馬だったなあ。


さて、改めて今回の日本ダービーについて語っていきましょう。
まずはレース当日までの各馬の情勢などから。

クラシックの一冠目。皐月賞、これを制したのはジャスティンミラノ。
ちなみに皐月賞が行われる前の雰囲気としましては、どんぐりの背比べ。むしろ紅一点殴り込んできた牝馬のレガレイラが一番人気になってたんですよね。というのも、彼女は2歳の頂点を決めるホープフルSを牝馬ながら参戦したうえで完勝。この時点でどの牡馬よりも自分が上だと証明してみせたわけです。
一方で2歳時に将来のクラシック候補として評判を集めた馬たちは、いまいち評判通りに活躍できず、また成長が遅れていて二の足を踏んでしまい、前哨戦は思わぬ伏兵が勝つことも多くて、果たしてトライアルレースを勝った馬は本当に強いのか、負けてしまった評判の馬たちは評判倒れなのか。ともかく評価が混沌としてしまったわけですね。
そんな中で、朝日杯を勝ったジャンタルマンタルを共同通信杯で下したジャスティンミラノが、強い相手に勝ったしこの馬もかなりのもんじゃあないか、とされて2番手評価を受けていたわけです。
ただ皐月賞の時点ではミラノはスローペースしか経験しておらず、ハイペースが想定されていた皐月賞向きではない、とされてたんですね。そもそもペース早くなったら追走できるのか、って。また走法や血統もどちらかというと東京2400向きだからダービーが本番、なんて言われていたわけです。
ところが、ミラノはそうした評判を覆してべらぼうに早くなって向かないと思われた展開を、余裕で前につけてあっさりとレコードでぶっちぎって勝ってしまった。
ちなみにこの時3着になったジャンタルマンタルは先日のNHKマイルで快勝しましたから、距離の問題はあったとはいえ文句なしに強い馬です。
そんなジャンタルに共同通信杯に続き完勝してみせた。向かないはずの展開をもろともせずに、向かないはずの舞台で。あれ? ジャスティンミラノってべらぼうに強いんじゃないのこれ!?
と、皆が新星の出現に愕然とさせられたのが、皐月賞だったのです。
亡き藤岡康太騎手が調教パートナーを務めたこともあって、感動の皐月賞制覇となったんですね。

ちなみに皐月賞のレース回顧がこれですね。



というわけで、大勢としてこのダービーはジャスティンミラノの一強だよっ! という声が強かった。まああれだけのパフォーマンスをみせたミラノ、むしろジャストフィットするのはこのダービーの方だよ、となればそれも当然。
戸崎騎手のダービー初制覇も間際だよ、という雰囲気……かというと、うむ。実のところ、2.2倍という人気は十分ではあるんだけれど、圧倒的とまではいかないんですよね。
実際にレースを迎えるとなるとあらゆるデータをほじくり返してくるのが、予想屋さんたちです。
ミラノは血統的にもダービー向き、とされながらも、焦点を父キズナに絞ってみるとこれがまた東京競馬場で全然重賞成績良くないんですよ。いや、それに関しては他のキズナ産駒……今回やたらとキズナ産駒の出走馬多かったので、そっちは気にしておいて良かったんでしょうけれど、ミラノに関しては共同通信杯で東京競馬場走って完勝してるんで、彼個人はあんまり考慮しなくていいデータだったかもしれません。ただ戸崎騎手が、ダービー勝ってない。初勝利間近、というのは期待膨らみますけれど、一方でこれまでずっと勝てなかった、という事でもあり……こういう勝てない呪いってほんとに続くんですよね。そういう意味でも、馬自身よりもそれ以外の要素で微妙な不安が消しきれない、という雰囲気はあったと思います。
間違いなく強い! しかし絶対視は出来ない、という塩梅ですか。

皐月賞とは違うんだよ皐月賞とはっ、と意気込んでいたのが2番人気レガレイラです。牝馬ながら牡馬クラシック参戦した紅一点、2歳チャンピオンでしたが。皐月賞では相棒のルメール騎手がドバイで怪我、という影響がこっちにも波及していて、皐月賞本番では乗り替わりが発生。馬群を縫って前に出るのに少し手間取り、結果6着に終わってしまいます。回顧記事にも書いてますけれど、皐月賞のハイペースも合わなかったんじゃないでしょうか。
しかし、今回は鞍上のルメールが戻りました。これは大きいです、ほんと大きい。ルメール買っときゃだいたい当たる、は真理です。それくらいほんとにこの人は上手い。
それに、今回は切れ味勝負になりそうですし東京競馬場向きという意味ではスワーヴリチャード産駒の彼女はミラノ以上だったかもしれません。

また、三歳のこの時期ってまさに成長期の真っ只中なんですよね。夏を経て秋に別の馬みたいになって現れる、みたいなパターンも多いのですけれど、皐月賞からダービーまでの一ヶ月前後でまさしく一変してしまう、という馬も少なくありません。
先週、オークスを勝ったチェルヴィニアなんかもそうでした。
今回も前走からまるで見違えた、という馬が何頭かいたようです。ちなみに、自分は馬体とか調教とかパドックとか返し馬とか見てもさっぱりわかりません、けっこう長い年月競馬見てきましたけれど、未だにさっぱりですね!
というわけで、自分で見て確認したわけじゃないのですが、こういう時は情報の集積です。昨今は競馬新聞だけではなく、ブログやSNS、コラムにYouTubeと様々なところで色んな人がコメント出しています。同じ調教見てもみんな見解違ったりするのですけれど、それでも集まった情報を俯瞰してみると傾向というものは見えてきますし、あれ?この馬ちょっと今回凄そうだぞ!? という意見が多方面から吹き上がっていることも観測できます。
今回特に前走とまるで違うぞっ!? という声が多方面からあがっていたのを観測できたのが、5番ダノンデサイル。8番アーバンシック。13番シンエンペラー。そして14番のゴンバデカーブースでした。9番のダノンエアズロックも一度調子を崩していたのを前走のプリンシパルSで快勝したように復調してきた、という向きの話は盛り上がってましたけれど、明らかに以前よりもワンランク上に覚醒したような話題があがっていたのが上記四頭でしたね。
コンバデカーブースは中2週でNHKマイルカップを激走したばかり。正直NHKマイルの時は調子かなり悪かったみたいで、それでも4着に入ったのはむしろ能力凄いよね、という話になっていたのですが、まさかのダービー参戦。いや流石にローテきつすぎない?と思ったのですが、これがむしろNHKマイルの出走が休み明けの一叩きになった感があって、ここにきて急上昇、本格的に二歳時に世代最強の一角と言われた才能を発揮できる態勢になってきている、というご様子でした。
体がようやく仕上がってきた、という意味ではシンエンペラーもそうで、これまで体がまだできあがっていなくて才能だけで結果を残してきたのが、皐月賞のあとようやくこれ本格化してきたよ。本気で走れる体になってきたよっ! と心身の充溢を伝える話が聞こえてきたわけです。
んで、とにかく調教の走りがヤバい、なにこれ凄い走ってるよ!? 別馬!? 別馬!? とあちこちから驚き混じりの声が飛び交っていたのがダノンデサイルであり、同じく今回の仕上がりが一等ヤバいっ、打倒ミラノがあるのはこの馬だろう、という凄まじい強者感を出していたのがアーバンシックでありました。
特にアーバンシックは、皐月賞で六番人気と脇ポディションだったのが、今回四番人気ですけれど明らかにミラノの対抗馬候補という雰囲気でしたね。或いはレガレイラすら上回る形で。
あ、最終オッズシックスペンスと並んで三番人気になってたのか。

そのシックスペンスは、というと……三番人気なんですけれど、不思議と自分の観測範囲ではほとんど話題にもあがってなかったんですよね。なんでだろう。ただ戦歴もスプリングSから皐月賞も出ずにダービー直行というローテ。これが満を持して、という感じでもなくて。ミラノと並んで二頭だけの無敗馬だったのですけれど鞍上・川田ゆえの人気、という印象でした。
ダービー直行という意味では皐月賞回避したダノンデサイルの方が休養期間長かったんですけどね。実際、九番人気というのはそこらへんにも原因はあったのでしょう。ノリさんも、G1という事を考えると最近の成績を見てもなかなかプラス要素とは言えなかったからなあ。

取り敢えず人気で並べると
一番人気ジャスティンミラノ
二番人気レガレイラ
三番人気アーバンシック
同率シックスペンス
五番人気ダノンエアズロック。エアズロックは鞍上がマジックマン・モレイラというのも大きかったんでしょう。トライアルがプリンシパルS経由の馬は歴史的にも成績よくありませんから。エアズロックが高額購入馬としてデビュー時から評価も高く、プリンシパルSの勝ち方も強かったですから、過剰人気とは言えないですけれど。
六番人気がコスモキュランダ。皐月賞で2着に入った実績を考えるならこの評価は低いっちゃ低いとも言えるのですけれど、鞍上がモレイラで皐月賞の乗り方が神騎乗と呼べるものだったのを考えると、妥当とも思えます。アルアイン産駒の星なんですけれど、距離的に皐月賞がベスト、という向きもありましたし。ただ、アルアインってダービー馬シャフリヤールの全兄であるので適正がないかというと……。でもアルアインとシャフって兄弟なのに全然違うんだよなあ。
7番人気がシンエンペラー。この馬も才能は認められながら、それを発揮しきれないでここまで来た……って、いや戦歴みると悪くは全然ないんですけどね。7番人気は低いだろう、と思いつつも上の並びを見ると、まあ、うん、となってしまうわけで。でも、本格化の気配はあったわけですしね。この時期の馬の成長はほんと三日会わざれば刮目して見よ、なくらい急変があるだけに油断できません。
8番人気はシュガークン。武豊のお手馬ですね。デビュー当初からあのキタサンブラックの弟だっ!てことで注目は集めていたのですけれど、この血統は総じて晩成型が多かったんで、むしろ新馬戦で2着。2戦目で勝利、とかなり早く勝ち上がったなあ、くらいの印象でまさかクラシックに参戦してくるとは思わなかったんですよね。それが参戦どころか青葉賞を快勝。だいぶ驚かされました。
とはいえ、青葉賞組の関西馬はなかなか実力を発揮できないのが長年の傾向です。馬としての人気はけっこうあると思うのですけれど、それが馬券の人気につながるかというとそのへんはシビアな競馬ファンなのであります。
ちなみにシュガークンのクンってなかやまきんに君とかの君じゃなくて、フィンランド語で「時」を意味する言葉だそうで。砂糖時間……甘い時って、めちゃくちゃスイートな名前だなw

あとは、皐月賞まで無敗だったサンライズアース。
トライアル京都新聞杯の勝馬であるジューンテイク。
世代でも最強クラスの追い込みを決める脚を持つきさらぎ賞馬ビザンチンドリーム。
これまた2歳時には世代最強候補の一角だったミスタージーティー
クラシックの登竜門で後に歴代勝利馬には名だたる名馬が並んでいる若駒Sの勝ち馬サンライズジパング。
これがダービー初騎乗となる鮫島克駿騎手がまたがるショウナンラプンタ。
そして朝日杯FSでジャンタルマンタルの2着に入る実績があるエコロヴァルツ。

この18頭で日本ダービーは行われました。



……違う、18頭じゃないんだ。
一頭メイショウタバルが挫石…蹄が炎症、内出血を起こす症状だそうで。のために金曜日に出走取消になっちゃったんですね。毎日杯で凄い逃げて勝った馬。皐月賞でも大逃げをカマし、このダービーでもこのタバルがレースを引っ張ることになる、と目されていた馬でした。

そう、直前でレースを牽引する予定の馬がいなくなっちゃったわけです。
シュガークンをはじめとしてこれまで逃げた事がある馬はいましたが、どれも本職ってわけじゃありません。
明確な逃げ馬不在、かわりに引っ張るような馬も不在。となると、誰かがやったるぜーっ、と一発逆転を狙ってか逃げを打つという奇策にうって出ない限りは、お互いに様子を見ながらのスローペースが予想されました。

この時点で騎手や関係者諸氏は頭悩ませたでしょうね。はたして、この予想される展開でどう立ち回るべきか。

天気は快晴、馬場良好。内外はもう関係なかったかな。
レースは大方の想定通り武豊のシュガークンが端を切るかな、と思った所で大外18番から岩田康誠騎手騎乗のエコロヴァルツがまさかの強襲。一気に先頭に立ち、エコロヴァルツが馬群を引っ張ることに。シュガークン武豊はこれを見て、さっと前に出る動きを抑えて先行集団に落ち着けるんですね。
注目はこの時点でノリさんがデサイルを番手につけたこと。場合によっては自分が先頭に出ることも辞さないつもりだった事はインタビューでも語っていますが、この時にもう絶好の位置につけてたんですね。
これは予想外に荒れる展開になるか!? と、思ったのですが、岩田パパはそこから無理に飛ばすことなく、すぐにスピードを絞ってペースを落とす。
その後ろにデサイルがつき、だいぶペースが一気に落ちたのを見たのかシュガークンもデサイルの外側に、エコロヴァルツを見る形で。
スローペースを見越したんでしょう、ミラノ戸崎も早めに前につけようと馬を押し上げてきます。
コーナーの時点で川田が武豊の真後ろに付けているのも、この展開を見るに最良のポジショニングと言えるでしょう。実に川田らしい位置取りであります。
意外だったのがルメールレガレイラ。1コーナーから2コーナーの時点で11番手あたり。中団後方。思ったよりも後ろだった。レガレイラの脚や馬群の捌きの上手さを考えるなら、確かにそこは悪くない位置なんだけど、ペースを考えるとそこはちょいと後ろだ。
アーバンシックはさらに後方。いや、レガレイラはともかくとしてアーバンシックの方はほんと後ろすぎない!? 脚質考えるとどうしても追い込みなんだろうけど。出遅れというほど出は悪くなかったし、エコロヴァルツが果敢に前にいった事でスローペースにはならない、と見たのかな。
実際は、向正面での馬たちのあのゆるゆるの走り方を見て、これ明らかに遅すぎじゃない!? と素人目にもわかるくらいのスローペースに。いや、ほんとに見るからに遅いよ!という走り方でしたからね、あれ。ハロンタイムに13.1と13秒台が入ってる。昨今3000メートル以上のレースでもあんまり見ない数字だぞ。結局1000メートルの通過タイムは1分2秒2。凄まじいスローペースになりました。
こうなってしまうと、馬群の後ろの方に居る馬は直線でどれだけ追っても前に追いつけなくなる。スローなんで全頭余力を残したままヨーイドン、となるために差し脚に差がつきにくくなるから、ギアを入れる位置取りが前でないと届かないのです。
あっ、これはあかんぞ!? と気づいて迅速に方針転換したのが、最後方とブービーの位置にいたコスモキュランダのミルコ・デムーロとサンライズアースの池添くんでした。彼らは後方一気に早々に見切りをつけて、向正面で加速、馬群を外から躱して一気に先頭集団に取り付きます。
その判断が間違っていなかったのは、コスモキュランダが6着、サンライズアースが4着まで粘って入っている事からもわかるでしょう。この時動かなかった後方集団はレガレイラを除いてほぼ下位に壊滅しています。その中にはダノンエアズロックやアーバンシックも数えられます。まあエアズロックはあの内側の位置からあの時点でお仕上げていくのは難しいからなあ。
アース池添が一気に先頭にまで襲いかかったことで、ここからペースは急上昇。直線入ってからヨーイドン、とならずその前の段階から皆が加速し始めたのである。ペース遅かったわりにこっからスタミナも要求されたことになるのか。
キュランダもアースも脚を使った分消耗はありますし、前で引っ張ったエコロヴァルツも後ろを引き離してのスローペースじゃないんで、彼もオツリはそこまで残っていなかったでしょう。
こうなると、ベストもベストの位置で力を貯め発揮できたのはジャスティンミラノであり、ダノンデサイルだったわけです。シュガークンも武さんベストを尽くしたよなあ。これは文句なしの騎乗でした。あとはまだ馬の力が足りていなかった。デサイルとミラノの強襲に耐えられずに後退。シュガークンはやっぱり秋以降か古馬になってからが期待ですかね。
直線残り400の位置でミラノがGOサイン。前は大きく進路が拓き、エコロとシュガーはまだ余力はあれどここから切れる脚はない。ここより後ろの連中はそれこそ位置が後ろ過ぎる。豪脚を見せてもミラノがミラノの走りを見せたら届かない。これは再び完勝かっ、と思った瞬間、視界の右端に内ラチ沿いからエコロとシュガーの塊を抉るように内に潜り込む赤い帽子が映り込む。
その勢い、その迫力たるや、外からまくってくるミラノを上回るオーラ。俄然、視線は内ラチ沿いを食い破ってくるダノンの勝負服に惹きつけられる。

「デサイル、デサイルだっ!」

思わず声が出た。
ミラノも伸びてるんだが、完全に脚が違う。ほぼ同じ位置から加速したのに残り200の時点で明確な差がついていた。
これは届かないっ。無理だ。

「デサイルだっ、ノリさんだぁぁ!!」

残り100メートルの時点で絶叫してしまった。
早めに前に出て粘った勝ちじゃない、明らかに強者よりも凄い脚で突き抜けた。9番人気人気薄でも、間違いなく強い勝ち方。ここだけの一度の輝きじゃない、世代最強を名乗るに相応しい、ダービー馬らしい勝利だった。
ダノンデサイル。安田 翔伍調教師に初の中央G1で初のダービーを送ることになりました。そしてダノンの冠についにクラシックを、それもダービーの冠を与えることになったわけです。
ダノンというと、朝日杯やホープフルは勝ててたんですけどね。クラシックではどうしても届かなかったのが、ついに届いたか。

2着にはジャスティンミラノ。戸崎、ダービーは遠かった。乗り方しくじったようには見えなかったんだが、1着は遠いなあ。
とはいえ、まだまだこんなもんじゃない。繊細な皐月賞馬だけで終わる馬じゃないので、これからですよ。

3着にはシンエンペラー。上り2位の差し脚で追い込んできた。ここで3着入るだけの実力を示せたのは大きいよ。本格化はマジですよ。秋以降は最上位の一角に食い込んでくる。

4着サンライズアース。序盤最後方にいたのに、向正面で十数頭抜き去って逃げてるエコロとその後ろのシュガーに並ぶまで食いついてきたという凄まじいレースをしながら、そのまま落ちていったエコロとシュガーを尻目に最後まで粘りきった。何気にエグいレースしてませんかね!?
調教でも抜群の仕上がりをみせていたようですし、馬を仕上げたスタッフと池添騎手の好騎乗の賜物でしょうか。皐月賞では惨敗しましたけれど、この馬もこれは逸材ですよ。

5着にはレガレイラ。これはポジショニングにつきるなあ。あの位置に入ってしまったのが辛かった。途中で動かせなかったですもんね。
にも関わらず、他の後方勢が壊滅する中でなんできっちり5着まで食い込んでるんですかね、このお姫様は。上り3F33.2で17頭中最速を記録。バタバタせず、直線で前があくまで我慢し、外を回さず当初の予定通り内側から食らいついていったルメールのリカバーも考慮に入れねば。
実力不足ではなく、展開が向かなかったなあ。

6着はコスモキュランダ。展開や距離の不安を考えれば、皐月賞2着の実力は証明できたと思われる。デムーロも出遅れなければもう少し前の位置から競馬出来たかもしれないのがちと勿体ない。

7着にシュガークン。これはもうちょいおとなになってからですねえ。
8着エコロヴァルツ。最低人気だった事を考えるなら、逃げに打って出てこの位置に残した岩田パパの判断は正しかったのでしょう。果敢に攻めた結果であります。朝日杯FS2着ですからね、このまま沈むのも勿体ないですよ。
9着にシックスペンス。位置取りは十分上位に食い込めるポディションだっただけに、ズルズルと沈んでしまった以上は現状ではまだ力不足か、仕上がっていなかったか。折り合ってもいなかったみたいですし、さすがに3番人気は過剰だったかと。

アーバンシックは11着。さすがにこのペースであんな後ろではさすがに勝負にならなかったか。
ゴンバデカーブースは13着。道中までいい感じに思えたんですけどね、直線で息切れしてしまったみたいで。調子が良かったのは間違いないみたいなので、やはり距離が長かったか。レースの疲労って調子とはまた別の、ここぞというスタミナに出ることもありますからねえ。

ダノンエアズロックはレース後のコメントみるとずっとテンション上がっちゃってたみたいですね。こっちもレース間隔の短さがこういう形で出てしまったんでしょうかね。


なにはともあれ、横山ノリさん、ダノンデサイルおめでとうございます。世代の頂点ですよ、頂点。
新たな主役の登場ですなあ。これは秋以降も盛り上がってくるぞ。3歳ってのは次々新星が現れるのが毎年楽しいや。




第90回東京優駿 日本ダービー G1 レース回顧  

3歳オープン(国際)牡・牝(指定)定量 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

入線後、大差の最下位でゴールしたスキルヴィングが1コーナーで倒れたまま動かなくなってしまって。心房細動なんでしょうか。ルメールが心配そうに撫でていたんですが。
続報が入ってこないのですけれど、どうやらスタンドから見えないように幕張られて馬運車に載せられたようで、これなー、幕張られちゃうケースはもうアカン場合が殆どなんですよね。厳しいかもしれない。

追記:心不全で死亡の報道があがっていました。キタサン産駒の有望株として青葉賞を制してこれからが嘱望された馬でしたが、残念です。


スタートから17番のドゥラエレーデ。ホープフルSを勝って、どこからアラブ首長国連邦のUAEダービーに行くという異色のローテを辿ってこのダービーに乗り込んできた子なんですが、いきなりスタートで躓いて騎手の坂井瑠星落馬、という衝撃のスタート。スタート時の映像見たら躓いたどころじゃない、殆ど前のめりにこけちゃってるような状態で、これは坂井くんも落馬は避けられなかったでしょう。
放馬したドゥラエレーデは基本、後ろの方でついてきていただけなので、まあ最後方近くを走っていたショウナンバシットやトップナイフ、サトノグランツあたりは迷惑だったかもしれないけれど、直接これら後ろの方の馬以外の他馬に影響はなかったと思うのですけれど、直接的に影響がなかっただけで放馬した馬が居るという事で騎手たちに心理的な影響があったのか、かなり流れが落ち着いちゃったんですよね。
1000メートルのラップタイムこそ60秒ちょいと平均ペースに見えるんですけれど、これ先頭のパクスオトマニカがかなり後続の馬群を離しての時計でしたし、さらにここからパクスが後続突き放すんだけれどパクスがスピードアップしたんじゃなくて、後方がペース遅いんですよ。
見ててもこれ、3000メートル以上のレースだろうかというくらい馬がトロトロと走っている、というか流しているように見えたので、相当だったんじゃないだろうか。
ラップタイム出ましたね。
12.6 - 10.7 - 12.0 - 12.6 - 12.5 - 12.4 - 12.8 - 12.4 - 11.9 - 11.6 - 11.9 - 11.8


ちなみにこっちが先週の同じコース同じ距離で行われたオークスのラップね。
12.3 - 10.5 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.5

1000メートル超えてから速度あがって息入れる余裕もなく削り倒したラップのオークスに対して、ダービーの方は明らかに超スローペースからのヨーイドンになっている。
差しが猛威を振るう日本ダービーですけれど、今日は前が止まらない馬場と放送でも語っていた馬場状況だった上で、直線での切れ味勝負となってしまいました。こうなると、早めに前に加速つけて躍り出た馬が強い。
タスティエーラである。
皐月賞では完璧な競馬を見せながら、ソールオリエンスの脅威の脚に差し切られて悔しい思いをしたタスティエーラ。ほんと陣営は悔しかったんでしょうね。仕上げの気合の入れ方にしても、ここでリヴェンジかましたる、という熱量を感じさせるものがありました。
ソールとのライバル関係としても最高の位置にいた馬なんですよね。個人的にもソールに対抗する馬はこの子が一番手、と思っていただけに、迫るソールをクビ差押さえてゴール際粘りきったタスティエーラには手に汗握り燃えました!
にしても、ゴール前の攻防は熱かったですよね。一旦抜け出してそのまま突き放すかに思えたタスティエーラに、抜かれながらも最後まで食い下がるホウオウビスケッツ。
そして、後方から一斉に追いすがってくるソールオリエンス、内からベラジオオペラ。ソールの横にピタリと付いて離さずに追い込んでくるハーツコンチェルト。そして残り200メートルから加速してぶっ飛んできたノッキングポイント。
この攻防はほんと熱かったです。

タスティエーラはお見事という他ない押し切り勝ち。4コーナーで加速してトップスピードに乗りそのまま振り切り押し切った競馬は地の力を感じさせる強さでした。
2着のソールオリエンスはギアチェンジのタイミングが遅かった感じですね。タスティエーラのすぐ後ろにつけていたのが、彼の内側から外側に位置取りを変えているうちに突き放されてしまった。そこからワンテンポ遅れて加速しだすんですけれど、残り200あって躱せなかったのは切れ負けかなあ。それでもあそこまで迫ったのはさすがというべきか。
3着は内のベラジオオペラと外のハーツコンチェルト、テレビではわからなかったですね。ベラジオオペラの方が前かと思ったくらいでしたが、ハーツが前に出ていましたか。ハナ差!
ハーツはソールが外に位置変えてきた時に併せ馬の形になり、そのまま一緒に駆け上がってきました。引っ張られたというのもあるんでしょうけれど、それが出来る根性と脚があったからこその青葉賞2着の実績だったのでしょう。
ベラジオオペラは惜しかった。直線入った時に一番後方に居たのがこの馬でしたが、直線中盤に入るくらいでは既にソールやハーツの前に居たんですよね。脚色ではタスティエーラに一番迫る勢いでしたから、すごい足でした。しかし如何せんロングスパート過ぎたのか最後の最後で勢いが薄れてしまって。それでも止まらずに3着争いまで食い込んでるんですから大したものです。残り100メートルから50メートルあたりの勢いは、鞍上の横山和生ちょっと夢見れたかもしれませんね。あそこだけ見たら届く!と一瞬思いましたし。文句なしの出走馬中上がり最速でありました。
逆に直線残り半分辺りからギューンと加速してきたのがノッキングポイント。ゴール前の脚色ではこの馬が一番勢いすごかったです。調教の様子も抜群だったみたいで、上位に食い込めるだけのものはありましたね。……毎日杯2着で1800はちょっと短い。2400のダービーなら距離も伸びて合ってくるんじゃ、という話もありましたけれど、もしかしてもっと伸びた方がいいのか? いや、スローペースが色んな意味で合致したとも取れるし。モーリス産駒だしなあ。でもお母さんのチェッキーノはフローラSやオークスで2着と長いところ苦にしなかった馬ですし。いずれにしても中長距離向きという事なんだろうか。秋もちょっと気にしておこう。

3番人気のファントムシーフは8着に沈む。このペースで位置取り中団ではどうにもならなかったですね。5番人気9着のシャザーン、良馬場での一変を期待された10着フリームファクシ、そしてサトノグランツ11着とこのあたりも後方からの競馬となってしまい、どうにもならず。

ともあれこの世代の頂点に立ったのはタスティエーラ。ソールオリエンスとは火花散るライバルとしてこれからも大いにレースを湧かせてくれそうで、楽しみです。
タスティエーラ、サトノクラウン産駒としても孝行息子というか躍進ですよね。まさかクラウンの産駒からダービー馬が出るとは思わんかった。種付け料かなり安かったんじゃないの?

あと、今回は上位馬の馬名が音楽関係多いの特徴的でしたね。勝ったタスティエーラはイタリア語でキーボード。3着のハーツコンチェルトは協奏曲。4着のベラジオオペラは名前の通り歌劇。朝日を包む音楽の祭典となりました。





第89回東京優駿 G1 回顧  



ぐわーーっ、熱い、熱いレース。激烈に熱いレースでありました。
観客6万人という大観衆が見守るなかで繰り広げられた日本ダービー。やはりこれだけの大観衆がいると、空気が震えます。地面が揺れます。世界がどよめく。雰囲気が全然違うわーー。

そんな中で勝ったのは千両役者武豊。前人未到のダービー6勝目。ドウデュースはナリタブライアン以来の朝日杯勝ってダービーも勝った馬になりました。
強い。文句なしに強かった! 





皐月賞では出遅れてしまったデシエルトが、今回はスタートを決めて予定通りに逃げを打つ。それを見る形でアスクビクターモアが2番手につけ、ピースオブエイト、ビーアストニッシド、ロードレゼルという先行勢が付ける、というほぼほぼ紛れのない予定通り予想通りの展開でした。
ただタイムが1000メートル58.9秒というなかなかのハイペースだった事が予想外か、いや予想通りか。デシエルト、やっぱりかっ飛ばす逃げ馬だったようです。しかしこれでだれた展開にならず、ビシッと引き締まったレースになりました。
ルメール、武豊は後方でじっくり脚をためる競馬を選択。この作戦が見事に決まりましたね。
直線で抜群の手応えを見せて、ドウデュースが他のどの馬よりもワンテンポ早く反応して一気に飛び出し、ヨレてきたアスクビクターモアに進路を邪魔されるという若干の不利があったものの、これを躱して後方から一気に駆け上がってくるイクイノックスをクビ差押さえて、文句なしの完勝でした。
うん、強い。

イクイノックスも常に外を周りながらのメンバー最速での上がり時計を決めての2着。この馬は皐月賞に続いて負けてさらに強し、という競馬を見せてくれますねえ。どうしても勝ちきれない、という競馬じゃなく、貫禄を感じさせてくれる2着なあたり、これビワハヤヒデを思わせてくれる姿です。
これは菊花賞が楽しみですわ。

3着は先行2番手からついに最後まで譲らずのアスクビクターモア。アスクビクターモアの想定していた理想的な展開。前に馬を置いての2番手追走、という形で競馬を進められたものの、かなりのハイペースとなってどうなる事かと思ったのですが、最後の直線外にヨレたもののその後持ち直して後ろから伸びてくるダノンベルーガをついに抜かせず、押さえつけ、粘りに粘っての3着。
デシエルトが距離の長さもあったのでしょうけれど15着に撃沈し、他の先行勢も軒並みバテ果てて壊滅したなかで、唯一前に残ってみせた競馬は期待以上に強さを見せつけてくれたんじゃないでしょうか。これは、今後も期待できそう。重賞をいくつも、G1だって狙える馬になりそうです。

4着はダノンベルーガ。こちらは逆に、アスクビクターモアを躱せなかったあたりがちょっと苦しいですね。馬群に包まれての競馬となりましたけれど、前が塞がるような厳しい状況ではありませんでしたし、確かに伸びてきてはいるのですけれど、全メンバーの中でも究極仕上げだった状態からすると今ひとつという伸び方でありました。本当に強かったら、あそこからもう一回もう二回、グイグイっと伸びるのが名馬と呼ばれる馬たちですからねえ。
マイナス10キロというギリギリまで絞り上げた仕上げは、メンタルの余裕も奪っていたのかもしれません。そんなにチャカ付いた様子までは見せてなかったんですけどね。発汗も目立っていましたけれど、先週のオークスでの牝馬たちに比べたら全然マシな状態だったと思うのですけれど、それでも大事な何かが一つ二つ欠け落ちてしまったのかもしれませんね。
果たして、今後もう一度立て直せるのか。ここまで仕上げて勝てなかったとなると、ちょっと不安が立ち込めます。

5着は青葉賞勝ったプラダリアがわりと前目に位置取りながらもジワリジワリと足を伸ばして掲示板まで駆け込みました。青葉賞のあの鋭さはないように見えるけれど最後まで途切れずに伸び続ける脚色が印象的でしたけれど、この馬どんなシチュエーションでも絶対に無様な競馬はしなさそうなんですよね。常に最後まで伸びてくる競馬をしそう。常に勝ち負けになるかはわかりませんけれど、常に掲示板はまず外さないって馬になりそう。

6着にはキラーアビリティ。
ちょっと仕掛けが遅すぎましたね。直線入ってからの反応速度で、スッと前に仕掛けていったイクイノックスと比べて、この馬は加速しだすのがかなり遅かったように見えます。武史くん、ビシビシ鞭叩いてるんですけどね。スピードに乗ってからは大外から内にいた馬を軒並みぶっ差してゴールしましたけれど、うむむ。それでも皐月賞の体たらくはある程度解消できたんじゃないでしょうか。
次のレースの様子次第だなあ。

7着にはジオグリフ。位置取りはダノンベルーガとほぼ並んでの直線突入となりましたけれど、そこから苦しかったです。これはシンプルにスタミナかなあ。2000までが限界。2400はちょっと長いのかもしれません。レース自体、なかなか息を入れさせてくれない厳しいレースになりましたし、この着順は仕方ないでしょう。今後はマイルから中距離路線に進むんでしょうか。その距離なら、ガンガン行けそう。

8着はオニャンコポン。あー、ちょっと前開かなかったですね。一番行きたいときに前にズラッと壁が並んでしまった感があります。前が空いても伸びたかはわかりませんけれど、加速のテンポが1つ2つ遅れてしまったのは間違いないでしょうね。それでも掲示板乗るか乗らないかくらいかなあ。まだもうちょい力不足ですかね。

勝ったドウデュース。大観衆の大歓声を横目に、ウイニングランというかウイニングウォークでスタンド前の外柵沿いを表情も変えずにひょいひょいと歩いている様子は、武さんの言う通り飄々としていてなんとも涼しげでありました。あの熱戦を勝った馬とは思えない、うんスマートでかっこいい馬じゃないですか。
馬主は武豊の大ファンとして名高いオーナーで、キーファーズとして初のダービーを武豊を擁して勝ったわけで。感無量でありましょう。今後は、まず間違いなく凱旋門に向かうでしょうね。
秋がまた、楽しみです。




第89回東京優駿 G1 展望   

今年もこの季節がやってまいりました。今年三歳となる2019年生まれの馬は7522頭。その中でわずか18頭だけが参戦することを許された世代頂点を決める日本ダービー東京優駿。
毎年数々のドラマが生まれるダービーですが、今年もまた伝説が誕生するのでしょうか。

すでに話題になってますけれど、JRA公式が作った出走馬紹介動画がめちゃくちゃかっこいいんですよね。



これは見るだけで滾ってしまいます。ってかもう、全部の出走馬が歴戦のツワモノにしか見えないよ。

とはいえ、そんな中での人気の有り無しは出てくるもので。
上位人気は
「ダノンベルーガ」川田騎手(共同通信杯1着。皐月賞4着)
「ドウデュース」武豊騎手(朝日杯FS1着。皐月賞3着)
「イクイノックス」ルメール騎手(東スポ2歳S1着。皐月賞2着)
「ジオグリフ」福永騎手(皐月賞1着)
と、この4頭に絞られているようです。それ以降は単勝人気が十倍台も後半。かなり支持率は離れているようです。極めて混戦だった皐月賞と比べると頭数は絞られたと言えますが、それでも一番暢気のダノンベルーガで4倍前後。1〜3番人気はいつ入れ替わっても不思議ではない接戦を演じているので、実力拮抗という評価は皐月賞から傾向として変わっていないのではないようです。

1番人気はダノンベルーガ。それにドウデュース、イクイノックスがほぼ同倍率で続き、三冠最初のレースである皐月賞を勝ったはずのジオグリフがやや離れて4番人気といった様子。
図らずも今年のオークスと同じく、最初の一冠を勝った馬が少なからず軽視されているようですね。
スターズオンアースは見事にその前評判を覆して、2冠を勝ち取りましたが、果たしてジオグリフはどうなるでしょうか。
福永騎手は、前々年のコントレイル。去年のシャフリヤールとダービーを連覇。史上初のダービー三連覇のチャンスがかかっています。
彼に初めてのダービーをプレゼントしてくれたワグネリアンが、今年の頭に現役中に急死。ワグのためにも、福永騎手も今年のダービーには期するところがあるでしょう。
ジオグリフ自身も距離の不安やノド鳴りの症状など不安視される要素はありますけれど、これはいざ走ってみないと分からない不安でもありますからね。福永騎手の好騎乗が目立った皐月賞ですけれど、馬の実力に不安は微塵もないでしょう。むしろ4番人気って実績に比して低評価じゃね? 皐月賞馬なんですよ、ジオグリフは。
ただ仕上がりとしては、目いっぱいだったのは皐月賞の方だった、というのはおおむね全体の評価なのかもしれません。それでもなお、強い馬は勝つんですけどね、こういうシチュエーションで。


イクイノックスは18番大外枠に。はからずも、鞍上ルメールはオークスに引き続き大外枠に。ってかイクイノックス、皐月賞でも18番だったよね!? ってか、ルメール、大外枠ばっかりじゃね、今年!?
幸いにして、前回オークスでルメールはようやく今年G1どころか重賞初勝利。これまで燻っていたものが一気に開放されて、ルメール祭り開催という可能性もあるんですよね。
皐月賞では5ヶ月の休養明けを物ともせずに2着。キタサンブラック産駒はどうも中山と相性が悪いらしく、産駒成績めちゃくちゃ悪いらしいんですよね。そんな中での2着は高評価に値します。
その上で舞台変わっての東京競馬場。距離延長も好材料。陣営も本命はここダービーを目標にしてのローテーション考えるべきでしょう。
2歳時から世代筆頭に近い評価を受け続けていたイクイノックス。その真価が試されるレースです。


皐月賞4着にも関わらず、ここダービーで1番人気に躍り出たダノンベルーガ。中山の最終週で荒れた最内での競馬となったのは少なからず影響があったかもしれませんが、それでも前とは大きな差がありました。ここでどんな結果を出すかによって、ベルーガが真に評判通りの実力馬なのか、それとも毎年居るこの時期くらいまでは非常に評判高かったのにいつの間にかOP特別くらいで頑張ってる馬になるかの境界線になるんじゃないでしょうか。
仕上がりはバキバキに決めてきてるみたいなんですけどね。仕上げすぎて、ここで燃え尽きてしまうんじゃないか、と若干心配になってしまいます。

武豊のドウドュース。皐月賞では位置がさすがに後ろ過ぎましたが、凄まじい脚色を見せてくれて3着まで割り込んできました。負けて強しの競馬であり、ダービーこそより実力を発揮できそう、という声もレース後は多かったような気がします。
皐月賞のときのふわっとした1番人気よりも、今回の2番人気の方が実力に根拠を見出して応援買っている人も多いんじゃないんでしょうか。
個人的にも皐月賞の頃は朝日杯勝ったけれどほんとに強いのかな、と思う所があったんですけれど、今は疑っていません、はい。
キズナ以来、長らくダービージョッキーから遠のいている武豊さんも、そろそろもう一度栄冠を手にしたいところ。

とりあえず、今年のダービーはこの四強。皐月賞の上位4頭がそのまま人気を争うせめぎあいとなっています。

この他、その珍名で話題沸騰の「オニャンコポン」が5番人気。
皐月賞で逃げて見せ場を作って5着に残った「アスクビクターモア」が7番人気。
ホープフルS勝ち馬で、皐月賞では3強に続く4番人気だったものの13着と大敗してしまった「キラーアビリティ」が8番人気。

キラーアビリティは出遅れるわ終始位置取りも悪いし調子も良くなかった、とまあほんとイイところなかったのですが、だからといってダービーで巻き返しなるか、というとさてどうでしょう、という感じではありますなあ。ホープフルS組全体が皐月賞ではよろしくなかったですからね。
オニャンコポンは5番人気の高評価を得ていますが、皐月賞でドウデュースと同じくらいのポジションにいてちぎられてしまいましたからね。ある程度格付けされてしまったんじゃ、と思わなくもありません。
それでも、エイシンフラッシュ産駒としてぐんぐん成長してくれれば、巻き返しもあるんでしょうけれど、ダービーではどうでしょう。仕上がりに関してはキッチリ以上に抜群に仕上げてきたって評価が散見されますので、楽しみもありそうです。
アスクビクターモアは皐月賞、いい競馬したと思うんですよ。ただ逃げになってしまったのが辛かったかなあ。今回も前に行きそうな馬が少ないだけに、先頭に立つことになると厳しいかも。
ただ前に馬を置いてペースハマってしまうと、前から落ちるどころか直線で伸びるくらいの力は持ってそうなんですよね。侮れない一頭です。今回はデシエルトが逃げそうですしね。

そのデシエルト。皐月賞でも逃げる予定が大幅に出遅れてしまったために、したい競馬が出来ずに大敗。でも、今回は調教で上位人気馬に匹敵するような高評価が観られるだけに、面白い穴馬になるかも。
逃げ馬の中でも猛り逃げるタイプみたいなので、将来的にも面白そうなんですよね。ただ距離が持つかどうか。


皐月賞を走っておらず、別路線からの参戦組となると
京都新聞杯を勝ってきた「アスクワイルドモア」
プリンスパルステークスで権利をもぎ取った「セイウンハーデス」
毎日杯から皐月賞を経ずにここに直行するシャフリヤール路線を選んだ「ピースオブエイト」
青葉賞で圧巻のパフォーマンスを見せた「プラダリア」と同レース2着の「ロードレゼル」
NHKマイルC2着からの変則路線っでの参戦となった「マテンロウオリオン」
と6頭が居ますが、プラダリアが6番人気となっている以外は全部10番人気以下。さすがにこれらが勝ち切るイメージはなかなか湧かないかなあ。


うん、盛り上がってきた盛り上がってきた。果たしてどの馬が今年の頂点に立つのか。誰がダービージョッキーの栄冠を手にするのか。楽しみです。

 

6月15日


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