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東京レイヴンズ

2018年10月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:40冊 うち漫画:7冊

読んだ冊数は微減なんだけれど、マンガ分が減っているので読んだラノベは増えてるヨ。
そろそろ年末なんで、今のうちから今年分のツンじゃってる傑作・名作のたぐいは今から読んでおきたいのだけれど、さてどれだけ崩していけるのか。
10月の目玉はなんといっても18年ぶりに復活のスレイヤーズ本編続きでしょう。正直黎明期の作品ですし、あれから界隈も多種多様化して年季も経ましたしどうしても古い作品になってしまったかな、面白かった記憶もおじさん特有の若い頃ゆえの美化されたものだったかな、なんて予防線を張っていたのですが、どうしてどうして、正直そんな構えていたことをごめんなさいしたくなるくらい抜群に、キレキレに面白かったです。スレイヤーズは名作!間違いない。
と、ちょうどこれに被ってしまいましたが、東京レイヴンズの方も約一年ぶりに新刊登場。一番懸念していた展開の部分を、震えるくらいガツンと見事に合致させてくれたところには感動すら覚えました。こっからまさにクライマックス。この勢いは失わないでどんどん続き出てきてほしいところです。


★★★★★(五ツ星) 1冊

東京レイヴンズ 16.[RE]incarnation】あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫(2018/10/20)

【東京レイヴンズ 16.[RE]incarnation】あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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前世からの運命ではなく、彼らは来世からの運命だったんだよなあ。未来から過去へと旅立った円環は今、はじまりの時へ。夜光と飛車丸の閃光のような生き様の、その先へ……繋がった!


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

スレイヤーズ 16.アテッサの邂逅】 神坂一/あらいずみるい 富士見ファンタジア文庫(2018/10/20)

【スレイヤーズ 16.アテッサの邂逅】 神坂一/あらいずみるい 富士見ファンタジア文庫

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伝説の作品が大復活。時代遅れの古臭さなど微塵も感じさせぬド級の面白さ。過去の思い出が美化されていたわけじゃなかったんだ! 懐かしのキャラ大集合で、読んでるこっちもお祭り騒ぎだったです。


★★★★(四ツ星) 7冊

魔術の流儀の血風録(ノワール・ルージュ)】 北元あきの/POKImari 講談社ラノベ文庫(2018/10/2)
インフィニット・デンドログラム 7.奇跡の盾】 海道左近/ タイキ HJ文庫(2018/5/31)
昔勇者で今は骨 3.勇者と聖邪】 佐伯 庸介/白狼 電撃文庫(2018/10/10)
ロード・エルメロイII世の事件簿 6.case.アトラスの契約(上)】 三田誠/坂本 みねぢ TYPE-MOON BOOKS(2017/10/18)
ロード・エルメロイII世の事件簿 7.case.アトラスの契約(下)】 三田 誠/坂本 みねぢ  TYPE-MOON BOOKS(2017/12/31)
女神の勇者を倒すゲスな方法 5.「そして日常へ……」】 笹木 さくま/遠坂 あさぎ ファミ通文庫(2018/7/30) 
我が驍勇にふるえよ天地 8 ~アレクシス帝国興隆記~】 あわむら赤光/卵の黄身 GA文庫(2018/8/9)

【魔術の流儀の血風録(ノワール・ルージュ)】 北元あきの/POKImari 講談社ラノベ文庫

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【インフィニット・デンドログラム 7.奇跡の盾】 海道左近/ タイキ HJ文庫

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【昔勇者で今は骨 3.勇者と聖邪】 佐伯 庸介/白狼 電撃文庫

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【ロード・エルメロイII世の事件簿 6.case.アトラスの契約(上)】 三田誠/坂本 みねぢ TYPE-MOON BOOKS

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【ロード・エルメロイII世の事件簿 7.case.アトラスの契約(下)】 三田 誠/坂本 みねぢ  TYPE-MOON BOOKS

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【女神の勇者を倒すゲスな方法 5.「そして日常へ……」】 笹木 さくま/遠坂 あさぎ ファミ通文庫 

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【我が驍勇にふるえよ天地 8 ~アレクシス帝国興隆記~】 あわむら赤光/卵の黄身 GA文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

有坂穂積 (魔術の流儀の血風録)
綾瀬覚馬 (魔術の流儀の血風録)
帯刀翔子 (勇者のセガレ)
ラグナル (セプテムレックス)
女神官 (ゴブリンスレイヤー)
多々良幽衣 (落第騎士の英雄譚)
レーヴェンディア (齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定)
レーコ (齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定)
ガウリィ・ガブリエフ (スレイヤーズ)
リナ=インバース (スレイヤーズ)
滝川詠見 (六道先生の原稿は順調に遅れています)
蒼宮藍葉 (恋愛至上都市の双騎士)
ネフィリア (俺のお嬢様と天使と悪魔が生徒会で修羅場ってる!)
ズェピア (ロード・エルメロイII世の事件簿)
相馬佐月 (東京レイヴンズ)
飛車丸 (東京レイヴンズ)
土御門夜光 (東京レイヴンズ)
真一 (女神の勇者を倒すゲスな方法)
凛堂鳴 (縫い上げ! 脱がして? 着せかえる!!)
小野友永 (縫い上げ! 脱がして? 着せかえる!!)




以下に、読書メーター読録と一言感想。続きを読む

東京レイヴンズ 16.[RE]incarnation ★★★★★   



【東京レイヴンズ 16.[RE]incarnation】あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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「この夜が明けたとき、『新しい呪術の世』が幕を開ける」
昭和20年、戦時下の日本。東京を焼く空襲に、土御門夜光と相馬佐月は『双璧計画』の実行を決断する。それは『神』を降ろすことによって帝都を守る結界を築くという作戦だった。極めて壮大で難解で運命的な儀式の決行を翌日に控えた夜。「お待ちしています。幾瀬、幾歳の彼方で。私は―あなたのものですから」月明かりの下で咲き誇る向日葵、響く虫の音―ほんの一瞬の仮初の夏の夜に、幼馴染は約束を交わす。それは彼女の魂を長き旅へと導いて―。時を超え時を繋ぐ陰×陽ファンタジー。
多分、この作品において一番困難で繊細さを要求される部分こそ、「転生」における異なる人物の同一性だったのでしょう。土御門夜光と土御門春虎は異なるキャラクターでありましたし、それにまして飛車丸と土御門夏目は同一人物というのもおこがましいくらいの全く別人でありました。
魂が同一であっても、新しい生を得たからには全く別の人物である、というのが転生モノの大半の扱いでしょう。ただ、本作において魂の転生は時系列的にも一方通行ではなかったんですよね。むしろ、未来が先にあった。それは運命の出会いではあっても、すでに敷き詰められたレールの上を行くものではなかった。往還の旅路だったのでした。
あとがきであざのさんが、この過去編を一つのシリーズを書ききったようだ、と語っているようにわずか2巻ではありましたが、激動の時代を生ききった当時の夜光たちの人生が描き切られてたと思うんですよね。相馬佐月との最後の最期まで絶たれることのなかった友情、共有できた願い、約束。仲間たちと築いた黄金の時間。飛車丸との間に育まれた大切な思い出。彼らが残したものを、いろんな形であっても受け継いでいってくれた同じ時代を生きてきた人たち。そんな想いを引き継いでいった次世代以降の若者たち。
その果てに、春虎たちが生まれた時代があり、彼ら少年少女が懸命に戦った時代へとたどり着いたんですよね。この時代の変遷、まさに目の前で描き出された夜光たちの生き様と、その後の時代を見守り続けた飛車丸の眼があり、そして春虎としてコンとして夏目として懸命に足掻いた東京レイヴンズの物語が描かれたからこそ、ラストの合一になんらの違和も感じなかったのでした。
先ず、土御門混という女性と飛車丸という式神の分けられていた部分が、あの夜光の不器用な告白で合一なされたのが、また時代降って飛車丸がコンとして生きて、春虎たちと寄り添って一緒に生きた上で飛車丸へと戻ったことが、ハードルを引き下げることに成功していたのかもしれません。
それでも、夏目と飛車丸、あんなに違う人物だったのになあ。ここまでスッと、あのラストシーンで納得が行くとは自分でも不思議なくらいで、なんか感動的ですらありました。
ああ、夏目から旅立った魂が、飛車丸となって生きて恋して、そうしてまた夏目に戻ってきたという事実に、むしろ心地よいほどの合致感を得られたんですよねえ。
過去編はじまるまでは、コンと飛車丸と夏目に、とてもじゃないけれどイコールを結ぶなんて出来なかったのに。夏目が復活するにしても、飛車丸が喪われることに凄まじい欠落を感じていたのに。
全部、埋まってしまった。見事なくらいに、満たされた。
その感覚を思い返すと、この過去編は偉大ですらあると思うのです。

そして、二人の魂は再び出会い、未だ見たことのない未来へと進み出す。ちょっともう、びっくりするくらいドキドキしています。ここからどうなるのか。春虎と夏目が、これからどんなふうになるのか。ワクワクが止まらないのです。

それにしても、本当に見どころたっぷりでした、過去編。夜光編。佐月が期待してた以上にイイキャラクターすぎましたよね。ほんと、最期まで裏切らなかったもんなあ。彼に限らず、あの時代夜光とともに生きて輝いていた人たちの中に、悪い人はいなかったんですよね。結果として悪しきを成した人もいなかった。みんな全力で、やるべきことをやろうとしていた。
あの破綻は誰が悪いというのではなく、まさに時代であったとしか言いようがなく、そんな中で夜光が願っていたものが、とてもスケールでかく、一方でその芯となる部分はびっくりするくらいささやかであったことは、なんかすごく納得の行くものでした。あの願いもまた、春虎と夜光を不可分にしてくれた要素なのかもしれません。結局、なんにも変わっていないんだ、と確信させてくれた部分でした。
この東京レイヴンズは、一貫して春虎と夏目の物語であり、夜光と混の物語であった、ということなのでしょう。その意味でも、次からの展開は真の幕開けとも言えましょう。いやもう、ほんと次はもうちょっとだけでも、早く早くと急かしてしまいたいです。早く読みたい!!

シリーズ感想

東京レイヴンズ 15.ShamaniC DawN ★★★★   

東京レイヴンズ15 ShamaniC DawN (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 15.ShamaniC DawN】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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幾瀬、幾年の彼方で会おう―遙かなる呪を抱いて、夏目の魂は転生した。後の世に伝説と語られる陰陽師・土御門夜光、その傍らに控える式神にして幼馴染の少女・飛車丸として。時は昭和14年、夜光が陰陽道宗家の家督を継いだある春の日。運命の分岐点は、赤髪の陸軍将校の姿を象って訪れる。「ぼくは相馬佐月。貴方と同じ―陰陽の道を歩む者です」人知れず呪術の未来を憂いていた夜光と、大戦前夜という情勢において陰陽道の再興を狙う佐月。二人の出会いがもたらすものは、呪術界の夜明けと、そして―。時を超えた魂がいま、すべての始まりを繙きはじめる。
二年ぶりの新刊かー! あざのさんとしたら初めてじゃないか、というくらい間が空いてしまいました。デビュー以来、決して速筆というわけじゃないけれど、コンスタントに本を出し続けたあざのさんですので、これは本当に苦戦したんだなあ。それは何となくだけれど、本分の方にも滲み出ている気がするんですよね。試行錯誤というか、安全運転というか。こう、行ったり来たりしながら話をばらしては組み立てなおして、登場人物にもキャラを掴むために何度も掘り返し、というような痕跡を随所に感じるのである。むしろ、その試行錯誤は新キャラではなく、夜光や飛車丸、角行鬼にこそ費やされていたのではなかろうか。角さんはともかくとしても、夜光と飛車丸って=春虎&コン/夏目という別人でありながら同一人物、というえらく難しい立ち位置である以上、その描き方のさじ加減って相当気を使わないといけないところだったと思うんですよね。まんま春虎じゃあ違うし、まんま夏目でもなんか違う。しかし、まったく違うわけではなく、同じ魂の持ち主でなければいけない。
そんな縛りがある上で、今回の過去編はキャラクターをいきなり渦中に放り込んで激動のさなかで立ち回らせる、のではなく、夜光と飛車丸たちにゼロから物語として動く流れを作り出して貰わなければならないのである。もちろん、プロットは決まっているなら話の流れというのも既に出来ているはずなんだけれど、だからといってそのとおりに物語が動き出すかというと、なかなかそう簡単には行かないものなんですよね。物理法則と案外似通っていて、停止していた物体を動かすことに必要なエネルギーというのは、既に動いている物体を動かし続けるエネルギーより多く必要とされるのと同じ原理が、物語にだって適用されるのだ。
それを担うべき過去の夜光と飛車丸は、まだ作者がキャラクターを隅々まで掌握しきれてない、把握しきれていない、定まりきれていない感じがして、これは苦労しただろうな、と。
その点、むしろ牽引役として大いに活躍してくれたのが、相馬の佐月くんなわけですよ。特に、澄ました顔をやめて本来の不良軍人的な顔を率直に見せるようになってからの、彼のあざの作品のキーキャラらしい内面の激しさには、一際視線を引っ張られたんですよね。相馬家の当主として、秩序を担う軍人として、新しい時代を切望する若者として。野心、義務感、傲慢、劣等感、克己心。正負様々な感情が渦巻き、先を見据えながらその先を未だ見いだせていない。信念と迷いが同居しながら、そこに「夜光と共に往くのなら」という同志として、友として、仲間としての意識を宿し、そのことに喜びめいたものを感じている。そんな相馬佐月という若者は酷く人間臭くて、同じ相馬でも自分の往く道の正しさを確信したまま進んでいた相馬の姫さんとはベクトルの異なる魅力の持ち主なんですよね。
むしろ、夜光は佐月の存在を起点にしてこそ、ようやく動き出せたと言えるくらいなんじゃないかと思うんですよね。物語的にもキャラクター的にも。
今のところ、夜光と佐月、二人は同じ道を歩み同じ未来を一緒に見ている、というかまだ一緒に探しているような段階なんですよね。なんで、なにがどうなって夜光の起こしたというあの事件に至ったのか未だまったくわからないし、想像もつかないわけだ。
ただ、夜光が最重要視してるのって、陰陽の未来や術者の世界の先行きとか、もちろん考えてはいるんだけれど、うーん……大事なのは、一番大事なのは、飛車丸なんだろうなあ。
やっぱりそこがポイントになってくるんだろうけれど、話はその肝心な部分の尻尾を未だ踏んでいないので、なんともかんとも。
思ってた以上に夜光が「政治」が出来ない人であり、決して謀略や計略に長けた人でもなかった、というのがわかってしまった以上、何もかもを夜光が仕組んでいた、というのはあり得なさそうになってるんですよね。ってか、生き当たりばったりだよね、けっこう。深慮はしても遠謀はしてないというか。考えなし、というわけでは全然なく、むしろよく考えてはいるんだけれど。根本的に感覚派なんだろうなあ、これ。
佐月くんの苦労が窺い知れると同時に、文句いいながら何だかんだと夜光の世話や後始末をするのにやりがいを感じてしまっている様子が何となく想像できてしまう。わりとダメな部分がはっきりしているので、それを助けたくなる、というタイプのカリスマになるのかねえ。
妹の小翳ちゃんも、なんだかんだと佐月と同じく、文句言いながら後始末してた人だしw
ああ、それにしても妹の小翳と飛車丸の関係が思いの外よくって、これが嬉しかったなあ。「お飛車さん」って、独特な呼び方、すっごい好きだわ。夜光と同じく飛車丸の方も小翳に頭があがらなくて、しかし夜光のやんちゃぶりに対する苦労に関してはまさに同志であり、お互いにとって数少ない気の置けない姉妹のような関係であり……。小翳さん、飛車丸に対しては一応当主の妹として分家の人間、それも式神という相手の立場上それ相応の態度はとっているのだけれど基本家族扱いだし、よくよく見ると飛車丸に対しても「妹」として接してるんですよね。当主であり後継者を作らないといけない兄に対して婚姻をせっつく様子が一切見られない点を鑑みても、彼女が飛車丸のことを「どう」捉えているか、というのは想像するに容易いのではなかろうか。
ともあれ、本格的に状況が動き出し、現在のあの顛末へと至る原因となる事件が起こるのは次巻となるか。一応次で過去編は終了みたいだけど、一旦動き出した以上は今回はそれほど間をあけずに続きを出してくれる、と信じたいんですけどね。

シリーズ感想

東京レイヴンズEX4 twelve shamans ★★★☆   

東京レイヴンズEX4 twelve shamans (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズEX4 twelve shamans】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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東京を中心に霊的災害が多発する現代。呪術で東京を守る陰陽師の中でも選りすぐりの存在、それが『十二神将』である。史上最年少で『十二神将』入りし、『神童』の誉れ高き大連寺鈴鹿。悲しくおぞましい事情から禁呪に手を伸ばす彼女に、痩せた黒猫が囁く―「鈴鹿は自分が死んじゃってもいいの?」「鬼どもに任すは惜しい故―少し遊ばぬか?」呪術犯罪捜査官として『黒子』の異名を持つ大友陣。夜光信者を捜査する彼の前に現れたのは、「法師」とあだ名される伝説で…。呪術界の陰日向に活躍する『十二神将』。あの日あの時、彼らは何を視、何を想ったのか。語られなかった物語が、ここに。
「twelve shamans」のタイトル通りに今回の短編集は十二神将にスポットを当てたもの。と言ってもメインは鈴鹿と大友先生の話でその他の人たちの話は殆ど掌編なんですけどね。三善さんとかふたご姫とか、もっと人柄とか過去編とか内面とかに掘り下げて欲しい人は居たんですけどねえ。
鈴鹿の話は、彼女が神将に選ばれて……というかこの場合は試験を突破してということになるのか、そこから『神童』と呼ばれるようになって例の春虎たちと出会うことになる禁呪事件を引き起こすまでの期間のエピソード。一度は兄を蘇らせるために道を踏み外すことになった彼女だけれど、父親に呪術改造された子供として作られ、慕っていた兄を喪って荒んでいた彼女に戻れるだけの余地が生まれたのもこの時期だったんですねえ。
天海部長と小暮さんがあれ、よっぽど親身になって構ってたんだなあ、というのがよく分かる。そして、彼女の慰めであり心の支えとなっていた兄の残した猫の使い魔も。もし本当に鈴鹿に現世の拠り所となるものが何もなく、兄への憧憬だけしか残っていなかったらあの事件でポイントノーリターンを過ぎてしまっていたんだろうなあ。生まれて初めて兄以外で鈴鹿の身を案じてくれて心を尽くしてくれた大人が居て、まるで友達のように打ち解けた関係になってくれた青年が居て、自分を作った兄ではなく鈴鹿の事を最期まで心配してくれた使い魔が居て……こそ、この世への未練が鈴鹿の中に生じていた、と。
出会ったばかりの春虎たちでは、やっぱり鈴鹿を止めきれなかったと思うんですよね。その意味では、天膳部長たち大人はやっぱりいい仕事してるんだよなあ。
大友先生の方はずっと話題にはのぼっていながら語られていなかった彼の片足が失われる話、芦屋道満との初遭遇であり初対決となったエピソード。そうか、この頃にはまだ業界界隈でもDこと道満の存在というのは伝説以前に正体不明そのもので、裏の裏でホソボソと都市伝説のように語られる存在だったわけですね。まだ夜行信者が集まって不穏な動きをはじめる前の段階であり、大友先生が唯一世の不穏な醸成を勘で感じ取り、その確証を得るために動き回っているうちにDの暗躍に気づき、そのうごめく闇へと踏み込んでいってしまったわけか。
相手を追いかけていると思っていたら、いつの間にか逆に目をつけられて絡み取られてしまっていたというサスペンス調の謀略戦みたいな攻防は、ハラハラさせられて非常に面白かった。
正直、想定していたヤバさよりも実際のDのヤバさが段違いだったんですよね。結果的に不用意にタブーに触れてしまった、とも言えるわけでその意味では大友先生のミスとも言えるのか。だからこそ、大友先生はなりふり構わず逃げ出すことになったのだけれど、この決断力が大友陣の真骨頂とも言えるわけで。そうか、片足を失うって、こういう事だったのか。そりゃ、道満師が感心するわけだわ。そこまで躊躇なく思いきれるというのは、やはり尋常ではないですし。
興味深かったのが、涼先輩と思しき人の反応で……電話越しとは言えこの人がああいう反応するのか、と驚かされたような新鮮な心地になったんですよね。何考えてるかさっぱりわからないスットボケたあの人の素の心情をはじめて垣間見たような感覚、とでも言うのか。
彼女と大友先生、小暮くんの三人のエピソードはまず間違いなくやるんでしょうけれど、ようやく涼先輩側の内面の取っ掛かりを得られたんじゃなかろうか。

本編はどうやら苦戦中のようですけれど、満を持して作品通しての秘密が全部解き明かされる話になりますからなあ、ここは腰を据えてやって欲しいところです。期待値あがりまくってますよ?

シリーズ感想

2016年1月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:37冊 うち漫画:5冊

初速は良かったのだけれど、月の後半はちょいと読書ペースが鈍ってしまった。それでも、今月は時間の余裕があったために気持ちの余裕もあり、時間があるときに読むぞ、と決意していた絶対に面白いであろうと認識しつつ積んでしまっていた本を多数読めたので、非常に満足度が高かったと言える。
実際、普段よりも星の数も多め。ただし、今月発売の新刊は非常に少なめ!

とびっきりはやはり【東京レイヴンズ】。作者のあざのさんは、とかくクライマックスに突入した時の盛り上がらせ方が尋常じゃない、というのを思い知らせてくれる。これほど身体の芯から震わせてくれる作品はそうはない。

こうしてみると、アニメ化作品が実に順調。【このすば】【落第騎士】【魔弾の王と戦姫】【グリンガム】などの面白さは肩落ちせずうなぎのぼりである。問題児シリーズの後継作である【ラストエンブリオ】も4つ星献上なんだけれど、本作のポテンシャルを思うとここからさらにあがってきてほしいところかなあ。

今後の注目作としては、戦記モノとして今ぐんぐん面白さと厚みを増している【竜は神代の導標となるか】をピックアップしたい。巻を重ねるごとに、期待値を上回ってスケールの大きな群像劇になってきてくれてるんですよね。これはもっと面白くなりそう。

★★★★★(五ツ星) 1冊

東京レイヴンズ 14.EMPEROR.ADVENT】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

【東京レイヴンズ 14.EMPEROR.ADVENT】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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読み終わったあとはしばらく奇声をあげまくらざるをえなかった、一冊まるごとクライマックスな盛り上がりにトドメの衝撃的展開! たまらん!!


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

この素晴らしい世界に祝福を! 8.アクシズ教団VSエリス教団】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫
正直バカはラブコメほど甘くない青春に挑む】 慶野由志/伍長 ダッシュエックス文庫
竜は神代の導標となるか 3】 エドワード・スミス/クレタ 電撃文庫
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 9】 海空りく/をん GA文庫

【この素晴らしい世界に祝福を! 8.アクシズ教団VSエリス教団】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫

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シリーズ屈指のキレキレのノリと掛け合いで繰り広げられるすちゃらかコメディ。そして、真ヒロインはもちろんエリス様!


【正直バカはラブコメほど甘くない青春に挑む】 慶野由志/伍長 ダッシュエックス文庫

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ハートウォームされすぎて、心が熱中症にされそうになってしまうほど、心がポカポカあったまるハートウォーミングストーリー。いいことも悪いこともひっくるめて、包み込んでくれまする。


【竜は神代の導標となるか 3】 エドワード・スミス/クレタ 電撃文庫

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舞台となる世界が広がり、規模が大きくなることでむしろ躍動感が増して戦記モノとしてよりスケールアップして面白くなってきた! これは、注目作となりそう。


【落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 9】 海空りく/をん GA文庫

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ついに叶った、一輝とステラの真剣勝負決勝戦。紛うことなき最弱と最強の対決、今此処に。まさに渾身のラストバトル!

★★★★(四ツ星) 11冊

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 13】 川口士/片桐雛太 MF文庫J
セブンスターズの印刻使い 2】 涼暮皐/四季童子 HJ文庫
折れた聖剣と帝冠の剣姫 1】 川口士/八坂ミナト 一迅社文庫
漂流王国 難民勇者と目指すトップアイドル】 玩具堂/U35 角川スニーカー文庫
異世界迷宮の最深部を目指そう 4】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫
英雄教室 3】 新木伸/森沢晴行 ダッシュエックス文庫
0能者ミナト 9】 葉山透/kyo メディアワークス文庫
戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉 3】 SOW/ザザ HJ文庫
ラストエンブリオ 2.再臨のアヴァターラ】 竜ノ湖太郎/ももこ 角川スニーカー文庫
電波な女神のいる日常 2】 望月唯一/しもふりおにく 講談社ラノベ文庫
灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹】 十文字青/白井鋭利 オーバーラップ文庫

【魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 13】 川口士/片桐雛太 MF文庫J

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【セブンスターズの印刻使い 2】 涼暮皐/四季童子 HJ文庫

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【折れた聖剣と帝冠の剣姫 1】 川口士/八坂ミナト 一迅社文庫

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【漂流王国 難民勇者と目指すトップアイドル】 玩具堂/U35 角川スニーカー文庫

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【異世界迷宮の最深部を目指そう 4】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

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【英雄教室 3】 新木伸/森沢晴行 ダッシュエックス文庫

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【0能者ミナト 9】 葉山透/kyo メディアワークス文庫

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【戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉 3】 SOW/ザザ HJ文庫

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【ラストエンブリオ 2.再臨のアヴァターラ】 竜ノ湖太郎/ももこ 角川スニーカー文庫

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【電波な女神のいる日常 2】 望月唯一/しもふりおにく 講談社ラノベ文庫

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【灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹】 十文字青/白井鋭利 オーバーラップ文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

エリス (この素晴らしき世界に祝福を!)
春先真太郎 (正直バカはラブコメほど甘くない青春に挑む)
アーネスト (英雄教室)
レベッカ (戦うパン屋と機械じかけの看板娘)
スヴェン (戦うパン屋と機械じかけの看板娘)
パララ (竜は神代の導標となるか)
美桜 (電波な女神のいる日常)
ステラ・ヴァーミリオン (落第騎士の英雄譚)
ハルヒロ (灰と幻想のグリムガル )
トリスタン (魔剣の軍師と虹の兵団)


以下に、読書メーター読録と一言感想。
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東京レイヴンズ 14.EMPEROR.ADVENT ★★★★★  

東京レイヴンズ (14) EMPEROR.ADVENT (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 14.EMPEROR.ADVENT】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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『天胄地府祭』―東京の霊相を一変させる大規模霊災テロの決行日まで、あと3日。夏目たちは神降ろしを阻止しようと、あらゆる手を尽くして奔走。その一手は『十二神将』の間にも波紋を広げていく。一方、暗躍する大友、牙を研いでいた鏡らも、決戦の舞台にあがる準備を進めていた。そして訪れる、上巳の日。星々が、呪術の粋を尽くして激突する中、黒き鴉の羽を纏った春虎もまた、決戦の地に舞い降りる。夏目を守る―彼女の式神として。その強き想いを胸に。時を超える陰×陽ファンタジー、いま交錯する願いが東京の夜を震わせ、時の輪を廻し始める―。
最初から最後までクライマックス! クライマックス! 読み終わった時、ひたすら「ほわーーっ! ほわーーっ! ほわーーっ!」と奇声を上げ続けざるを得なかったこの衝撃!
あかん、やばい、さすがや。この最後の堰を切ったあとの怒涛の展開の凄まじさにかけては、あざの耕平さんを超える人をまだ見たことがない。【Dクラッカーズ】しかり、【BBB】しかり。ノンストップでノーブレーキで登場人物全員が、敵も味方もあらゆる立場の人が怒涛のように押し寄せてくる激動の中で全力で抗い出す、走りだす、戦いだすのである。その一人ひとりの痛みを伴う決意を、覚悟を、必死さを、余すことなく描き出すのだ。もう、圧倒されるしか無い。
霊災テロの決行日まで、あと3日。小暮を失ったことでほぼ打つ手をなくしてしまった夏目たちが選んだ、賭けに等しい一か八かの勝ち筋。ここからの大逆転劇がもうね、もうね……ッ。
うわぁぁぁ。
これもDクラやBBBでも同様だったんだけれど、戦うべき世界を自己完結させて狭めないんですよね。世論に訴える、情報戦というのを殊の外大事にしている。
映像が、言葉が伝える情報が、公に掲げられた真実が爆弾となって炸裂する。
世界の存亡を賭けての戦いだからこそ、何が正しいのか、どんな世界を選ぶのか、というのをメインの登場人物たちだけではなく、世間に訴え問いかけることを辞めないんですよね。いやまさか、ここまで劇的に逃亡者で指名手配犯だった夏目たちと、陰陽庁の長官であり権力側だった倉橋たちとの力関係がひっくり返されることになるとは思いませんでした。
キーパーソンは、何の力も持たない術者でもないただ一人の女性記者。
まさに激動のラストデイズ。
もう何度も激動という言葉を使ってしまってますけれど、正直何度繰り返し使っても足りないくらい。
真実へといち早く辿り着いた十二神将たちの選択も、それぞれがまた重く痛い。弓削の麻里ちゃんの動点も然ることながら、山城くんの決断もどれだけ苦しいものだったか。そんな若者二人の苦悩を見守る三善さんがねえ……今まで見せていたそっけなさというか、あんまり他人を眼中に入れてなさそうな態度とは裏腹の、年上の大人の包容力みたいなものを今回はずっと醸し出していて、正直惚れ惚れしました。かなり瀬戸際の危うい橋を、不安定な若者たちと連れて渡ることになったにも関わらず、この人が居てくれるだけで大丈夫、という安心感がずっとありましたからねえ。
一方で宮地さんである。この人はこの人で、不安定で曖昧な位置に居ながらそこで安定してしまってるんですよねえ。すごく中途半端なところでフラフラしているにも関わらず、あまりに芯が据わっちゃってるのでその中途半端な位置で定まってしまった、というべきか。だからこそ、麻里ちゃんにああやって親身になって厳しく自分と違った道へと正して戻してあげられたんだろうけれど、ほんと酷いおっさんだよなあ。
これまで、本当は何を考えているのかわかりにくかった黒幕の一人である倉橋長官にも、すべてではないけれどその内面を描きつつスポットがあたることに。この人も、野心や欲望によるものではない宿命に準じた覚悟にもとづいて動いてるんだよなあ。それは、親愛の情を心の棚に区切って収めなければ成し遂げられないものではあるものの、愛情とか友情を喪ってしまったわけじゃないですよね。ちゃんと持ち続けているからこそ、ツライ。
倉橋長官、京子が星読みとして目覚めていること、知らなかったんですよね……。
知らなかったこの月日が父娘の断絶の深さを思い知らされると同時に、その事実を知った時に長官が抱いたあの胸がいっぱいになるような誇らしさ、寂しさはこれ以上なく父親としての情であって……彼の多軌子への接し方も含めて、この人の不器用さにはどうにも胸が切なくなります。
他にも、鏡といい大友先生といい、冬児といい、もう言葉を尽くしがたい思いで全力を振り絞ってるんですよね。皆が、死力を振り絞っている。

その果てが、これか……。

まだ山の頂上にたどり着いていないのか。
その前に、あまりにも衝撃的な真実が激突してきて、意識が飛びましたよ。真っ白だ。
そういうことだったのか!!

このシリーズはじまった当初、自分はある人の正体についてわりと自信を持って予想を立てたのですが、それは見事に大外れで、むしろどうしてそのキャラが件の人物の正体であると考えなかったのか不思議なくらい自明の配置で、意識の死角というものに唸ったものでしたけれど……。
ある意味、あの時の予想は正鵠を得ていたのか。
この事実は、同時に夜光の記憶が戻ったあとの春虎の状態。二人の違う人間の人格の統合がどういう形でなされているのか、という疑問にも答えが導き出される展開なんですよね。
これまで、春虎と過去の偉大な陰陽師である夜光とは違う人間なんだ、という意識がずっと付きまとっていったのだけれど……そうか、そういう事だったのか。
何もかもが繋がって、一貫していて、たったひとつの願いのもとに連なっていたのか。土御門夜光が、何をしようとしたのか。今までまったく不明だった真実に至る欠片を、ようやく掴んだ気がする。
うわーー、これはもう。このシリーズ自体、最初からそのテーマが何一つブレてないんじゃないか、これ。
すごいわー、凄すぎるわー。
次回は、核心へとたどり着く過去編へ。これをやらないと、何も始まらないし、どこにも繋がらないものね。
ああ、早く読みたい。興奮、未だ冷めやらず。

シリーズ感想




東京レイヴンズEX3 memories in nest4   

東京レイヴンズEX3 memories in nest (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズEX3 memories in nest】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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Kindle B☆W
陰陽師を育成する「陰陽塾」。それは、いずれ夜空に羽ばたく闇鴉の雛たちが、力と絆をはぐくむ巣。誰かに見られたら秘密がバレかねないモノを塾内で紛失してしまった夏目は、春虎たちと夜の塾舎へ潜入することに。最近、夜に塾内を徘徊しているという謎の式神と遭遇して…!?真夜中の陰陽塾での大騒ぎや、天才美少女からのエスケープ、コンの増殖(!?)事件など、陰陽塾での賑やかで鮮やかな日々がここに紡がれる。伝説の陰陽師・土御門夜光と、彼の式神・飛車丸、角行鬼のありし日の憶い出を描いた書き下ろしも収録。
どうしてこう、夏目はやることなすこと黒歴史ばっかりなんだろう。輝かしい青春時代、のはずなんだけれど、夏目に関してはちょっとシラフで語れないようなことが多すぎるんですけれど!! 今となっては笑い話だ……と、本人笑顔で言えないレベルのことが多すぎるんですけど!
本編の方ではもうマトモな日常生活を送れないような切羽詰まった状況になっていて、陰陽塾時代のことは随分遠い出来事になってしまったのだけれど、「あの頃」を懐かしく思いながら当時のことを思い出すと、おおむね夏目が蹲って顔を覆ったまま停止してしまう気がするんですけれどw
というわけで、優等生にして生真面目で堅物であるが故にゆるい春虎や冬児たちを説教し叱咤する側のはずの夏目さんでありますが、実際一番「やらかして」トラブルを起こした上にどうしようもないところまで悪化させているのかというと、アナタです、アナタ!
勿論、春虎をはじめとしてトラブルを起こしてしっちゃかめっちゃかにする人材には事欠かないのですけれど、顔を覆って呻くしかないようなとんでもないことを仕出かすのは、だいたい夏目なんですよねえ。
そんな夏目さんが今回やらかしたのは、ソシャゲ廃人へのデスロードである。ああ、うん、ハマるよねえ。この娘は一旦沼にハマると、真顔でより深みの方に突進していくんですよねえ。
止まれよ!
この娘のアクセルベタ踏みしてる自覚なしの暴走っぷりは、毎度ながらいっそ清々しくすらある。これに関しては、若さ云々じゃなく一生変わらなさそうなのが何ともはや。

「第三話 式神行進曲」
これはラストの写真に尽きるでしょう。ってか、なんでこの写真のイラストがないのか、というレベル。想像していたのを遥かに上回る可愛らしさだった。

「第四話 コン!コン!コン!」
これもイラスト、というよりも映像作品が欲しくなるエピソード。ユーチューブにアップせよ!
春虎も、安易に褒めるからー。そりゃ、可愛いかわいいと褒めたくなる気持ちもよくわかるんだけれどね。それで浮かれてしまう人をどうやってうまいこと止めるのか。これがなかなかの難題である。
あとで、この話を聞いた角行鬼がフリーズしてしまうのもよくわかる。本当になにをやってるんだ(笑

「ザ・ナイト・ビフォー・トライアングル」
思えば、土御門夜光がちゃんと描かれるのって、この話が初めてなんですよね。どうなんだろう、春虎とそこまで似ているかというと微妙かなあ、と思うところなんだけれど、快活さに自信と貫禄が備わってる、という所なのかなあ。
そして、これは初登場にして初情報なんだけれど、夜光に妹ちゃんの存在が。そうかー、春虎の家系ってこの妹の系譜にあたるのか。現代の土御門家って夜光の子孫と言われてるけれど、夜光に子供が居るという話はとんと聞かなかったのでどうなってるんだろうと首を傾げていたのですが。なるほどなるほど。でも、戦後苦労したんだろうなあ。夜光がああなってしまったあと、土御門家は随分と風当たりきつかったみたいだし。逞しそうな妹さんだったので、そこは踏ん張ったんだろうけれど。
しかし、夜光さんてば本当に規格外だったのですねえ。いや、禁呪であるはずの泰山府君祭、そんなに軽々と使っちゃって。え? そんな普通に使っちゃうの? と若干呆気にとられたり。鈴鹿がどれだけ危ない橋渡ってそれやろうとしたのか……。復活した春虎もそこまで気楽には使ってなかっただけに、まさに全盛期だったのか。
そんでもって、これが千年生きた茨木童子が角行鬼として、夜光の式神となるエピソードとなるのだけれど、夜光に纏わる話は物語の根幹に繋がるもの以外でも多分たくさんあると思うんですよね。倉橋理事長や闇寺の爺ちゃんなどとの若かりし日のあれこれ。飛車丸や角行鬼との出来事なんかも。もう本編クライマックス入っているので、果たして短編集が出るか微妙な所なんですが、もっと夜光時代のエピソードは見てみたいなあ。







東京レイヴンズ 13.COUNT>DOWN4   

東京レイヴンズ (13) COUNT>DOWN (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 13.COUNT>DOWN】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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夏目の窮地を機に、身を潜めていた仮初の巣から飛び立ち集結した仲間たち。再会を喜ぶのも束の間、わずか数日後に大規模霊災テロが計画されていることを知る。それは過去2度にわたり上巳の日に起こされてきた霊災テロの3度目―「本番」とも言うべきものだった!陰陽庁のトップ・倉橋ら、強大すぎる敵を前に、夏目たちは味方を増やすそうと行動を開始。が、それを阻むかのように陰陽庁がある声明を発表し…!?奔走する若き闇鴉たち、荒御霊を従えた元講師、独自の行動をとる『十二神将』、退路を断たれゆく春虎―刻々と迫る決戦の日に向け、星々が錯綜し戦況は目まぐるしく変転する!
もう十分追い詰められていると思うんだけれど、さらにそこから追い込むのか。容赦の欠片もないなあ。
バラバラに散らばっていた仲間たちが集結する、という盛り上がりはそのままラストバトルに突入してもおかしくないテンションだったのに、そこからジェットコースターで真っ逆さまに落ちるみたいに再下降だもんなあ。実際、この数年でみんな実力を蓄えてそんじょそこらの陰陽師では太刀打ちできないレベルに達した、とはいえトータルで見ると土御門の親父さんたちが捕まってしまい、春虎とは未だ合流できず、春虎の方もコンが戦線離脱、と戦力的に見れば倉橋一派とは比較にならないわけで。とにかく戦力が足らない、全然足らない!!
作中でも強調されていたけれど、天海部長が一緒に居てくれなかったら、三度目の震災テロというタイムリミットも迫った中で果たしてまともに動けたかどうか。そして、ここからも「大人」たちの重要性は欠かせないものなんですよね。その意味でも、陰陽庁の中で一番話しがわかる木暮さんに接触し、陰陽界全体に信望厚い彼を通して真実を広めて、味方を増やそうという試みはまさに逆転の一手だったはずで、普通の展開ならここを足がかりに事態を打開していくもんなんだけれど……本作はあっさりそれを叩き潰して追い込む追い込む。
権力サイド、というよりも情報を事実として左右できる側が敵に回ってると、本当にたちが悪い。大義が得られない戦いは、どうしたって世間まで敵に回ってしまう。それは、本来敵対しなくて済む人たちまで敵に回してしまう、という事なんですよね。これを甘く見てる作品はけっこう多いけれど、本作はその辺ある意味徹底してる。これは【BBB】の頃からそうでしたけれどね。
だから、夏目たちがどれだけ追い詰められても自暴自棄にならずに、可能性が限られていてもちゃんと大義を得る方向の作戦も進めているのには安心した。逆に言うと、どれだけ焦っても地に足をつけている夏目たちに対して、大友先生がどれほど不安定なのか、前のめりになってしまっているのかが対比として浮き彫りになった感じ。ある意味、大友先生こそライトノベルの主人公的な世界を敵に回しての孤軍奮闘に勤しんでいるとも言えるのが、なんとも興味深い。先生の危うさは、彼に絶対の信頼を置き憧れ頼りにしていた生徒たちからすると、不安を掻き立てるどころじゃない人が変わってしまったかのような感覚を覚えてしまうのも無理からぬことなんだけれど、それを一言で印象まるっとひっくり返してみせた天海の爺さんの言葉の魔術の見事さには、今振り返っても感嘆のため息が漏れてしまう。これぞ、乙種呪術だよなあ。
ともあれ、倉橋一派の動きはつくづく要所を抑えていて心憎いばかり。大友先生が視野狭窄に陥るのも仕方ない部分なんだけれど、決してその動きは計画通りではないんですよね。そのために微妙に不具合は出てきているし、隠蔽にもほころびは出ている。陰陽庁上層部の動きに違和感を覚えている人はけっこう居るようですしね。木暮さんも、いったい何を考えているのかわからず不気味なところがあったんだけれど、どうやらこの人は一切変わっていなかったようですし。ってか、本当にこの兄ちゃんは一貫して揺るがず正統派のヒーローだよなあ。
意外な人物が意外な発言をしていたり、とこれは思わぬ人物が予想外の活躍をするフラグがあちらこちらに立っている気がする。まあ内側からの突破口になりそうなのは、三善さんだろうな、というのは予想通りでしたが。あんなキワモノ、もといクセモノがそうそう良いように使われるはずないもんなあ。

しかし、改めてみんなで集合してみると、鈴鹿と天馬の成長が際立ってましたよねえ。あのワガママで繊細なお嬢様が、人を気遣い気を回せるしっかりとしたお姉さんになり、大人しくてコンプレックス持ちで一歩退いてたような天馬がこんなに頼もしくなり、と。能力的以上に人間的成長が眩しい。なんか、以前にもまして鈴鹿と天馬の相性ががっちりかみ合ってきてる気もしますけど。天馬の鈴鹿へのフォローも以前の恐る恐るとしたものから、えらい余裕のあるものになっちゃってますし。ってか、普通にイジってるし。鈴鹿も、天馬にイジられるのあんまり嫌がっていないのが、なんともはや。

さて、倉橋、ひいては相馬一派がいったい何を目論んでいるのか。ようやくその正体が霧の向こうから垣間見えてきた感があるけれど……まだまだ不明な部分も多すぎて。
それに、わざと土御門のご先祖様である安倍晴明を、一部だけ「清明」と表記していたのか。わざわざ強調していたのを見る限り、かなり重要な部分っぽいのだけれど。
いずれにしても、いいところで終わりすぎ! いや、この数巻ずっとどこで終わっても「そこで終わるのかよ!」と悲鳴を上げざるを得ないくらい、切れ間なくクライマックスなんですけどね!!

シリーズ感想

2014年11月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:28冊 うち漫画:2冊

今月はついに月間の日数よりも読書冊数が少ないという事態に。これほど読んだ本が少ないのは、この月まとめを開始してから初めてなんじゃないだろうか。これについては言い訳のしようがなく、忸怩たる思いである……なんて言ってしまうと、本を読むのが義務だのノルマだのみたいになってしまうので言わないし、思ってもいないのだけれど、読まなかった分いつもより積まれていく本の勢いが尋常でない点については、正直恐怖を感じている。マジ怖いです。これが、どっちを見ても読んでない本でいっぱいだぁ、と恍惚となれるくらいになりたいなあ。
ただ、読める数が少ない中で美味しいのを選んでつまみ食いしたせいか、打率は高めだった気がします。
今月の注目は、古豪復活の枯野瑛さんの新シリーズと、新鋭が真価を発揮しだした【ロクでなし魔術講師と禁忌教典】の第二巻。この2つのシリーズは来年以降がっつり食いついていくべきシリーズとなりそうです。
同じく玩具堂さん、丈月城さんの新シリーズも色んな意味でヨダレが我慢できない美味しいものになりそう。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫
エスケヱプ・スピヰド 七】 九岡望/吟 電撃文庫
東京レイヴンズ 12.Junction of STARs】 あざの耕平/ すみ兵 富士見ファンタジア文庫
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード) 2】 羊太郎/三嶋くろね 富士見ファンタジア文庫


【終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫


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枯野さん復活の一作は、まさに渾身の終末譚。その物語の切なさと美しさに一切の衰えなし。


【エスケヱプ・スピヰド 七】 九岡望/吟 電撃文庫


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書くべきことを見事に全部書ききったパーフェクトエンディング。デビュー作でこれほどの完成度を見せられると、感嘆しかない。実に良質の「燃え」によって彩られた作品でした。


【東京レイヴンズ 12.Junction of STARs】 あざの耕平/ すみ兵 富士見ファンタジア文庫


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第二部、ついに着火!! さあさあさあ、これからが本番だ、これからがスタートだ。別れ別れになっていた仲間たちが今結集の時!


【ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード) 2】 羊太郎/三嶋くろね 富士見ファンタジア文庫


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この一作で、この作者は自分の中では次世代の富士見ファンタジア文庫における主力候補に躍り出た!

★★★★(四ツ星) 5冊

メサイア・クライベイビィ 3.永遠を捨てる者】 八針来夏/黒銀 スーパーダッシュ文庫
CtG ─ゼロから育てる電脳少女─ 】 玩具堂/bun150 角川スニーカー文庫
着ぐるみ最強魔術士の隠遁生活】 はまだ語録/しゅがすく このライトノベルがすごい!文庫
聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>9】 あわむら赤光/ refeia  GA文庫
クロニクル・レギオン】 丈月城/BUNBUN  ダッシュエックス文庫

【メサイア・クライベイビィ 3.永遠を捨てる者】 八針来夏/黒銀 スーパーダッシュ文庫


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【CtG ─ゼロから育てる電脳少女─ 】 玩具堂/bun150 角川スニーカー文庫


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【着ぐるみ最強魔術士の隠遁生活】 はまだ語録/しゅがすく このライトノベルがすごい!文庫


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【聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>9】 あわむら赤光/ refeia  GA文庫


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【クロニクル・レギオン】 丈月城/BUNBUN  ダッシュエックス文庫


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今月のピックアップ・キャラクター

小槌冬風 (CtG ─ゼロから育てる電脳少女─)
釘宮美遥 (CtG ─ゼロから育てる電脳少女─)
アニキ (生ポアニキ)
藤宮志緒理 (クロニクル・レギオン)
ルミア=ティンジェル (ロクでなし魔術講師と禁忌教典)




以下に、読書メーター読録と一言感想。

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東京レイヴンズ 12.Junction of STARs4   

東京レイヴンズ (12) Junction of STARs (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 12.Junction of STARs】 あざの耕平/ すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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空を舞う『スワローウィップ』の群れ、くちばしからたなびくピンクのリボン―それは、天馬から夏目への“秘密の伝言”。そのメッセージは夏目だけでなく、決起の日を待つ仲間たちのもとにも届いていた。そして、都内にて潜伏する春虎にも。夏目が東京へ戻ってきたことを知った春虎は、焦燥を募らせる。夏目とは会えない事情があった。早く“捜し物”―『鴉羽』と対になる呪具を見つけなければいけないのだが、成果のないまま徒に時が過ぎていく。そんな春虎を追い詰めるように、夏目の危機を知らせる報がもたらされ…!?東京の闇の中、運命を背負う星々が瞬き、交錯する―!
おっおっおっおおおおおお、おおおおっ! かかか加速、ブーストが始まったぁ! こうなると止まらんよ、この振り落とされそうな疾走感。これこれ、あざのさんの作品はこれがたまらんのですわ。この質量があるかのような怒涛の展開。読み手の襟首を鷲掴みにされて、そのまま全力疾走で引きずり回されるかのような掌握力。ここまで圧倒的な展開力を持ってる作家さんは、まだまだ数少ないだけに、いざそれを食らってしまうと、構えていても「持って行かれ」てしまいます。
これから本巻を読む人は、是非余裕を持った読書時間の確保を。まさに火蓋が切られてからは、何があっても途中で読むのを中断するわけにはいかなくなりますから。
ついに、というべきなのでしょうか。蜘蛛丸と夜叉丸が動いたこの時こそ、皮肉なことに雛鳥たちが本当の意味で親鳥たちの庇護から離れる時だったんですなあ。すでにもう、旅立ちに対する心の準備は天馬があの花火を上げた時にできていたのでしょうけれど、夏目の危機の報が轟いた瞬間、あそこまで一気に何もかもが動き出すとは。籠の中の鳥たちまでもが、自力で飛び出してくるとは。
京子や鈴鹿はもっと面倒な展開を挟むのかとも思っていたので、あそこまで迷いなく檻をぶちぬいていかれたら、痛快以外のなにものでもありませんでした。いや、物理的な障害以上に、彼女たちの気持ちの問題としてもうちょっと回り道があるかな、と思ってたんですよね。見縊ってました、夏目のもとに駆けつけるのに、空白期間も置かれた立場も環境も、彼女たちにとって何も関係なかったことが、なんだかすごく嬉しかった。
こいつら、まったくもって最高ですわ。そして、最近の天馬くんが色々な意味で頼もしすぎる。みんな行き当たりばったりの中で、天馬が居なけりゃ何も成り立たないじゃない、これ。これほどの大重要人物をノーマークだった、というだけで敵さん大チョンボですよ。いつだって、此処一番で大仕事をやってのけたのは彼だったのに。上ばかり見ているから、こうなるのだ。ざまあw
しかし、今もって春虎の目的は定かじゃないんですよね。夜叉丸がだいぶ探り入れていましたけれど、いまいち的を絞れない。いや、春虎としては夏目の不具合を完治させるという目的は一貫しているのかもしれないけれど、夜光としてはどうなのか。
ぶっちゃけ、夜叉丸たち双角会は、というか世間の人たちは皆揃って、夜光が行った大儀式を「失敗」したと決めつけて疑いもしていないようだし、春虎も否定はしていないのだけれど……土御門夜光は、本当に「失敗」したのか?

一方で、ジョーカーとして動きまくっていた大友先生は、まさかまさかのダメ出しにここまで来て立ち止まってしまうことに。大友先生の危うさは、二期に入って強調されていたところではあったのですが、あそこまでキッパリと拒絶されるとはさすがに思わなかった。でも、今の大友先生ってべらぼうに強くはなっているのかもしれないのですが、一方で講師をやっていた頃の、誰と相対しても揺るがなかった安心感がなくなってるんですよね。あの頃は、負ける姿が想像できなかった、どんな相手展開でも最悪引き分けにまで持っていくような強かさやしぶとさが感じられたのに、今の大友先生は……鏡がまた張り切ってビンビン蓄えてるんだよなあ。
その意味では、ここで一度キッパリダメ出しされるのは良かったような、はたまた余計に不安定になってしまいそうな気配もあり、なんとも……。
そういえば、ようやく大友先生と木暮さん、そして涼が袂を分かった原因となる事件が見えてきましたね。その事件、あの女性記者の姉の、陰陽塾の講師だった人の死が、全く今の事態と関係のない独立した事件だった、とは考えにくいので、今後また深い所で絡んでくるのでしょうけれど、子供たちが独り立ちした分、ちょっと早めに三羽烏たちのエピソードも進展してほしいなあ。

と、状況は収まるどころかどんどんカードをつぎ込む形で留まる所を知らないまま盛り上がりはうなぎ登りの常態のままこの巻終わっちゃったので、次早く出ないと死にます。死にます。

シリーズ感想

東京レイヴンズ 11.change:unchange4   

東京レイヴンズ11change:unchange (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 11.change:unchange】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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新年、東京。春虎を追い続ける夏目は、久しぶりにこの街に帰ってきた。呪術界を揺るがしたあの夜から一年半。かつての仲間たちの現状が気になりながらも、会えば迷惑をかけると己を律する夏目に、秋乃の素朴な言葉が突き刺さる。「夏目はいいの?友達に会えなくていいの?」一方、夜の東京の片隅で、陰陽庁の仕掛けた「餌」に大きな獲物が食いついた。始まる激しい呪術戦。出動した『十二神将』と対峙するのは―。変わりゆくもの、変わらないもの。呪術と陰謀渦巻く東京で、再び運命が動き出す!
天馬のやつが本当にいい仕事するよなあ、こいつ。仲間たちとの出会いはどれも得難いものだったけれど、その中でも天馬という何も特別ではない少年とこうして友達になり、仲間になれたことこそが特別だったんじゃないかと、こうなってみると思えてくる。彼と仲良くなったのって、冬児がたまたま適当に声カケたから、でしかないんですよね。きっかけとしてはただそれだけで、だからこそ大きな運命すら感じてしまう。
鴉羽の時にしても、今回にしても、要となり先へと繋ぐ結び目となっていたのは間違いなく天馬でしたし。あの隠形術の使い方に目覚めた時から、ずっと密かに鍛え続けている、というのも良かったなあ。どうしても甲種前提の力を鍛える方向に行っている他の子たちと違って、天馬が一番乙種の使い方、というか使い様を自然に体得していっている気がする。ある意味、本当の陰陽師に近い道を歩んでいるのかもしれないですね。

というわけで、二部スタートにあたり、春虎と夏目以外の仲間たち、主要人物たちがこの二年、どういう道を選択し、どう過ごしてきたかの歩みを辿る足場固めの回でした。冬児が天扇と逃亡し、京子は学園に戻りながら監視される日々、鈴鹿は研究室に戻った、というのは前巻でもチラリと触れられていましたが、実情はどうなっているのか、というお話。なし崩しにそうなった、というわけじゃなく、鴉羽の事件のあと、一度集まって相談した上で決断した道だったわけですな、それぞれ。みんな目的意識を持っての選択であったが故に、この仲間たちと一切接触が立たれ孤立した状態に置かれながらも、強く心を持ってそれぞれに自分を高め、春虎と夏目の帰還を待つ日々だったわけですが、それでも二年間ずっと孤独に過ごし続けることの辛さは、徐々に各々を苛んでいたのでしょう。特に、事実上監禁状態にあった京子と鈴鹿の疲弊は見るに耐え難いものがありました。
だからこそ、夏目の手紙にかこつけた、天馬のアレは素晴らしかったんだよなあ。閉塞を一気に打破する、素晴らしいメッセージだった。そりゃ、テンションもあがるってなもんですわー。

天海の爺さん、後遺症はかなり重いもので、老齢ということもあり、さらに呪力の封印も解かれぬままである以上、もう全盛期への復帰は叶い難いのか。でも、呪捜部というのは食わせ物揃いのようで、頼りになる御仁、という風はまるで変わらず。ただ、冬児を鍛える師匠役としてはちょっと筋が違うみたいで、冬児が自分の鬼を制御する指導役に選んだ人物は、ぶっちゃけあまりにも予想外過ぎてぶっ飛びました。
よりにもよってこいつかよ!!
この人のポディションほど訳わからんのもないよなあ。これだけ危ない人物にも関わらず、実際何度も危害を加えられているにも関わらず、決定的に敵に回っているわけではないんですよね。位置取りもかなり独特だし、今後の動静が全く読めない人物でもある。にしても、大友先生好きすぎだろう、こいつ。そこまで真似したがるか。

その大友先生だけれど、こっちはこっちで春虎と同じレベルでテロリストとしてはっちゃけ中。京子の星詠みが不安すぎるんですが、Dの闇に飲まれつつあるのかしら。なんかまた濃ゆそうな式神が二人登場してますけれど。いや、大友先生よりもなんか変わっちゃってるのが木暮っちですよ。まさに人が変わったような風情で。ってか、神通剣、本気になった時の強さが尋常じゃないを通り越して異常なんですが。木暮さん、こんなにデタラメだったのか!? ぶっちゃけ、炎魔の人より強くないですか? 火力で押し切る宮地さんよりも応用性ありそうですし。
化け物揃いの十二神将の中で、新加入の山城くんが、相変わらず凡人の才をひた走っているのが微妙に笑える。でも、この作品の場合、未熟だったり地味だったりするのは成長フラグなんですよね。実際、他の十二神将と較べて力も特徴も乏しい中で、いい味を出しつつある。化けてくれそうなんだよなあ、彼。

さて、未だに謎のままの倉橋長官一派の本当の目的。夜光の遺志を継ぐ、と標榜しながらも決して夜光を崇め奉るのが目的でなかったのは、復活した夜光である春虎と完全に敵対状態に入っちゃってる事からも明らか。その真意を探るために相手の懐に飛び込んだ鈴鹿だけれど……そうかー、相馬の姫、多軌子と交友を結ぶことになっちゃったか。多軌子は、ほんとに昔と変わらないまんま。鴉羽の事件を通じてもうちょっとスレちゃうかなあ、と思ってたんだけれど、いい意味でも悪い意味でも純粋なまま。
でもね、人を呪わば穴二つ、じゃないんだけれど、交友を深めることで情に訴え、情によって鈴鹿を縛ろうとする呪は、そのまま多軌子にも及ぶ呪なんですよね。
多軌子の純粋さは、自分の正義を疑わない純粋さは、この呪をものともしないのかもしれないけれど、さて……。
しかし、なるほど、八瀬童子はそういう意味だったのか。相馬家が、あの人物に繋がる血統だった、というのも驚きだけれど。これは、相馬の血、というのは予想以上に重要になってくる予感。秋乃の存在だけならまだしも、鈴鹿もまた「相馬」だったとなると、なおさらに。

そんな血の宿命に縛られている多くの人々の中で、血に縛られない、願いによって結ばれた運命がある。
夏目の出自が本当に何の因縁もないゼロからのものだった、というのはなかなかの驚きでした。春虎の両親の本当の子、というパターンでもやっぱり違ったのか。そして、誰かの生まれ変わりでもなんでもなく、きっと本当のイレギュラーだったわけだ。その娘を、泰純が願いを込めて運命の輪の中に招き入れた、と。ようやく、本当の父娘として胸襟を開けて語り合う二人の姿に、思わずジンとしてしまった。良かったよ、血の繋がりがないとはいえ、夏目はちゃんと土御門の一員で、家族だったんだなあ。

さあ、再び舞台は東京に。天馬が掲げたそれが、新たなる動乱の号砲となるのか。次からこそ、大きく動き出しそうだ。

シリーズ感想

東京レイヴンズEX2 seasons in nest3   

東京レイヴンズEX2 seasons in nest (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズEX2 seasons in nest】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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クリスマスといえばプレゼント交換にミニスカサンタ、そして―式神のひく橇で夜空を飛翔!?未来の陰陽師を育成する機関―陰陽塾。クリスマスとは無縁そうなこの学び舎だけれど、一年で一番盛大に行われるのは、なんとクリスマス・パーティーだった!ただし、呪術が息づくこの場所で、普通のパーティーで終わるわけがなく…。聖夜をはじめ、節分、新入生との交流、三者面談など、陰陽塾に訪れる、四季折々の騒動を綴った短編集が登場!のちに『三六の三羽烏』と呼ばれることになる大友や木暮たちの陰陽塾生時代を描いた書き下ろしも必読。

<第一話・聖夜ランデブー>
孫娘にミニスカサンタ服を実装するお祖母さん。倉橋理事長って、息子と違って人生謳歌してそうだよなあ、これ。陰陽塾あげてのクリスマス・パーティー、しかも生徒はスタッフ扱いって、殆ど塾の私物化だよねw まあこれ、考えてみると文化祭代わりになっていると思えばいいのか。しかし、陰陽塾きっての一大イベントがクリスマス・パーティーって……。しかし、春虎、パーティー用とは別に夏目だけにプレゼント用意してるとか、そりゃ鉄板だよなあ。

<第二話・バトル・オブ・ビーン>
京子と夏目になにさせてんだーー!! いや、これはギリギリもうアウトでしょう、アウト! 大惨事じゃないかっ。いや、怖いもの見たさでアニメで見てみたい気がするけど、このシーン。いや、やっぱり見ると何か大切なモノを失ってしまいそうな気がするので封印の方向で。大友先生は、いらんことしすぎやっ!!


<第三話・新入生十二神将>
あれ? この話って単行本化されてませんでしたっけ? アニメでこの話見た時は、てっきり、鈴鹿が帰ってきたあたりの4巻か5巻に収録されてる話かと思ってた。あんまり記憶に無いなあ、とは思ってたんだけれど。
しかし、アニメは概ねアレなんですけれど、鈴鹿だけはキャラの魅力的にも爆上げなった気がする。


<第四話 銀色の髪の後輩>
春虎たちの後輩の話が出てくるのは初めてか。これって、スピンアウトの漫画のキャラクター? 【Sword of Song】っちゅう漫画の主人公みたいですね。そっちのキャラの紹介、みたいな感じか。同時に、夏目の性別誤魔化す術が対プロ仕様であって、逆に素人相手には隠蔽がうまく作用していない、というのが如実にわかるお話。……これって、夏目が街歩いている時に一般の人にどう見られてるのか、気になるところですね。


<第五話 ティーンズ・ミッション>
大友先生が理事長命令で自分の担当する生徒たちの三者面談をやっていく、というお話、あるいはプレイw
きれいな目で見たら、倉橋理事長が教師としては新任である大友先生に経験を積ませ見識を広げさせるために用意した場、とも言えるんだけれど、完全に面白がってますよねこれ。
いやでも、実際の面談の様子見てると、実に立派に教師してるんですよね。ここまでいいコト、実になる事を言える先生はそうそういないですよ。綺麗事やお為ごかしで繕わず、率直に言ってのけるあたりなんかねえ。


<エンカウンター・トライアングル>
三羽烏こと、木暮、大友、早乙女の三人が学生時代、それも三人が初めて出会った時のエピソードから。
いや、何が驚いたって、木暮さんがこの頃は若干グレ気味だったというところか。しかも、周りからは浮いてて一匹狼みたいだった、というのは意外もいいところ。現在の爽やか青年風からすると、学生時代もみんなの中心で人気者、みたいなポジだと思ってたからなあ。彼が完全に一般人の家系からの入塾者というのも。そう言えば本編のメインキャラも、冬児を除いて殆どが(天馬も)陰陽道の名家の出身だというのも思うと、木暮さんや大友先生ってホント叩き上げなんですよね。いや、木暮さんはこの頃から図抜けた天才だったみたいですが。神通剣はどちらかというと修験道寄りの出身だったのか。
大友先生は、相変わらずというかイメージどおりというか、この頃から飄々と影を踏ませぬようでいて、どこか歳相応というか人間臭い俗っぽさがあるというか、胡散臭いくせに得体のしれなさは全然ない人なんだよなあ。
幼女先輩はこの頃から幼女先輩として幼女愛好家だったようで、この人こそわけわからん。というか、今とぜんぜん変わってないじゃん!! 果たして、男二人に対してロマンスみたいなのがあったのか……全然なさそうだなあ。若干木暮さんが常識人寄りな感じもするけれど、簡単に暴走するし、大友先生は苦労性っぽいけれど、平気で尻尾巻いてドロンしそうだし、幼女先輩はナチュラルに場を大混乱させて平常運転してそうだし……あかん、こいつら三羽烏以前に三バカだw
当時の講師陣の苦労は如何ばかりだったのか。大友先生なんか、因果応報で今の春虎や夏目たちに酷目に合わされているというよりも、むしろこの人が状況を悪化させるケースが度々あるのを見てると、昔から火に油を注いでたんだなあ、となんだか遠い目になってしまった。
しかし、幼女先輩はこの当時から謎すぎるぞ。

ラストシーンにはちょっとしんみりしてしまったけれど、大友先生にはもう一度先生に戻ってほしいなあ。

シリーズ感想

東京レイヴンズ 10話 「GIRL RETURN −神童−」  

大連寺鈴鹿、リターンズ。原作でもものすご勢いでニューヒロイン爆誕! て感じだったので期待していたのですが、やっぱりアニメ版鈴鹿もえーわー。

というわけで、原作四巻分に突入開始。と言っても、四巻と五巻は中身は半分近く短編を挟み込んでいるので、果たしてどういう構成になるのか。短編を挟むとなると、ついに夏目さんの残念三昧がこれでもかと味わえる羽目になってしまうのですがはてさて。

しかし、ほんと鈴鹿が出てくると一気に画面が華やかになりましたね。あれだけ表情クルクル変わられると目を奪われてしまいますよ。感情表現の描き方が実に素晴らしい。もぐ押しには笑ったけど。あれは原作なかったからなあ。
ほんと、日常コメディ回はなかなかの切れ味です。テンポもいいですしね。

他にも、何気に結構重要なシーンがチラホラと。特に、幼女先輩の登場は要注目。この人、アニメで見るとめっちゃ危ない人だなw 小説で読んでるともうちょっとミステリアスな雰囲気があったんだけれど、思いっきり危険人物である。いや、実のところアニメの印象のほうが合ってると言えば合ってるんだけれど。
でも、ホントにちっちゃいな。リアル幼女先輩だったのか。

大友先生と禅次朗は好きだなあ。青春って、十代の青少年の特権みたいに思われているけれど、大人だって全然青春してると思うんですよね。大人なりの青春ってやつをさあ。まあ、ふたりともまだまだ若いんだから、全然青春してても遅くないと思うけれど。
あざのさんは、子供たちだけじゃなく大人の方にもきちんと光を当てて描く作家さんなんですけれど、その「大人」って子供が成長した、若者が幹を太くした、というような過去から現在が連綿と続いているのを感じさせる、みずみずしい大人なんですよね。こいつは、壮年や老境に達した人たちも一緒で、倉橋のお婆ちゃんやおっさん連中もおんなじなのです。今後、大人サイドの描写は益々増えるだろうけれど、そういうのを見るのも楽しみなんだなあ。

ラスト、よくわからなかったかもしれませんが、鈴鹿は夏目が女だと知った時、同時に彼女こそが「北斗」だ、というのも察しています。
あと、北斗が簡易式だった、と春虎が喋ったのは、地雷に見えましたけれど、この段階ではまだぶっちゃけそこまで致命的ではなかったんですよね。少なくとも、冬児の助言に従ってここまで喋った事は、鈴鹿にとっては痛かったでしょうし、ちょいと内罰的に迷走しかねなかったかもしれませんけれど、率直に本心を語ったという点では悪くなかったんですよ。
やらかしたのは、このタイミングで隠形を甘くしてしまって、正体をバラしてしまった夏目さんです。これ、もうホントに神がかってるんじゃないか、という悪魔的な間なんですよね。これよりもう少し早くても遅くても、鈴鹿の対応はもうちょっとマシになってたはずなのです。ところが、一番鈴鹿が凹んだ瞬間に、その原因がホイホイと頭からツッコんできやがったわけで。
内に向かおうとしていたものが、一気に反転して吹き出してしまったのも仕方ないんですよ、これ。
これから酷い目に遭うのは春虎と夏目なわけですけれど、誰に同情するべきかというともう春虎と鈴鹿なんですよね。

この物語、状況が酷いことになってしまったとき、悪いのは大概夏目ですw

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東京レイヴンズ 9話 「cHImAirA DanCE −修祓−」  


原作三巻分の終了回。
わりと巻のクライマックスあたりは、疾走感もあって面白いんだよなあ。アクションも結構頑張ってるし。
しかし、この三巻分の話を見ていると、圧倒的に胡散臭いのが呪捜部部長の【神扇】天海大善で、思いっきり黒幕なのが芦屋道満なんですよね。
特に、天海さんはやたらと俗っぽい上に裏でこそこそ企んでいそうな怪しいオッサンなんですよね。明らかに裏がありそうな比良多を遣わしてるとか、キャバクラで大友先生引っ張り込もうとするわ。
そしてもう、あからさまに儂が黒幕じゃー、と言わんばかりに暗躍してますって感じなのがDこと道満。9話の最後なんか、凄まじい雰囲気醸し出しながら面通ししてきましたしね。あの「早くこっちにおいで」は雰囲気あったなあ。思わずゾッとしてしまった。
ところがどっこい(笑

今回は他にも十二神将が目白押し。鏡と禅次朗は元より、修祓の現場に【炎魔】の宮地さんと、【結び姫】の弓削ちゃんが顔見せしてくれたのは嬉しかった。でも、宮地さんはあんな渋い親父だったのか。もっとおっちゃんおっちゃんした中年だと思ってた。懐っこい人らしいし。
そして、キリッと出来る女性の雰囲気をこれでもかと醸し出していた弓削ちゃん。いや、この娘実際出来る人なんですけれど、出来る分一手に苦労を背負っちゃう人でもあるので、破天荒だったり無茶苦茶だったり自由な人たちに振り回される人生、老けるの早そうなんだよなあ。まだ24歳なのにw
そして、この当時はまだ宮地さんのこと尊敬してた頃なんだよなあ、となんだか微笑ましい感覚に。これが「あのヒゲめ」扱いになるのは、まだ先か。
でも、原作ではこの巻出てましたっけ。彼女の初登場はもっと後だった気がするんですよね。特に見せ場らしい見せ場だったのは、件の捕縛案件でしたし。だとすれば、結構なサービスだよなあ。

禅次朗の烏天狗軍団は、思っていた以上にキュートだった。あの明るい陽気な性格は、主譲りなんだろうなあ。式神って、結構主の性格でるみたいだし。

そして、真打ちは大友先生。ハッキリ言ってこの人、裏主人公だよね。後々の活躍を考えても。ぶっちゃけ、かなり後半までこの物語って大友先生をはじめとする大人連中の背中を見ながら、羽を育てる雛たちのお話ですしね。
ちなみに、表主人公は禅次朗っぽいが、この作品の性質上、表に立つような人は結局蚊帳の外に追いやられがちになってしまう罠。性格的にも能力的にも、禅次朗は正々堂々と陽の光の下を歩いて行くようなタイプなだけに。
大人サイドもいろいろ背景や因縁や物語があって面白いんだよなあ。

さて、登場人物も出揃ってきたところで、来週はついにあの神童リターン。春虎と夏目のダブル正座が見られるかw

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東京レイヴンズ 4話 RAVEN"s NEST -学舎-  


タイトルの英語表記の方、原作小説のサブタイトルからとっていることに、2巻の【RAVEN"s NEST】が入ったことでようやく気が付きました。1〜3話の「SHAMAN*CLAN」で気づいておけ、という話ですが。
これからも、原作の何巻分かはこの英語タイトルの方で把握できると思われます。

さて、これでようやく舞台は東京。呪術の学校というともっとおどろおどろしい雰囲気のある建物になるかとおもいきや、これは原作読んだ時もわりと驚いたのですが、陰陽塾は近代的なビルなんですよね。校庭や体育館などの別棟なんかはなく、学校よりも文字通り「塾」という認識で見た方がストンと腑に落ちるのではないでしょうか。
とはいえ、近代的な設備というのは見た目だけで、実際は呪術の要塞めいた相応の防衛処理はされており、のちのちもそのあたりは描写されるはずです。
そんな陰陽塾の防衛機構の要であり門番でもあるのが、入り口に控えている二匹の狛犬アルファとオメガ。登場した時、喋るだけで全く動かなかったのは意外でしたが。
それよりもイメージが刷新されたのは、陰陽塾塾長の倉橋美代でしょうか。自分、勝手にもっと凛シャンとしたシャープな感じの老婦人を思い描いていたので、あんな可愛らしいお婆ちゃんだったとは。いや、凄く可愛らしくないですか、倉橋先生。ものすごく良い年のとり方をした女の人という感じで。
このへんのやりとりはだいぶ端折られているのかな。陰陽塾や陰陽庁、夜光についての説明や夏目が置かれている現状など、色々と説明があったような覚えがあるのですが、まあ話長くなってしまいますからなあ。
とりあえず現状、土御門夜光を影で信奉し、その生まれ変わりだという夏目を祭り上げて陰陽師が置かれている現状を改革しようと画策している勢力がある、というのを把握しておけば、状況はわかりやすくなるのではないでしょうか。

大友先生、ピッタリすぎだろう(笑
いや、この人に関しては声があまりにもハマりすぎ、というかイメージそのまま過ぎて笑ってしまった。OP映像だと凄まじく怪しい人みたいに見えてましたけれど、こうやって登場すると好感持てる人となりに見えるなあ。もうちょっと胡散臭く見えるかと思ってたんですけれど。

同じくOP映像で、陰陽塾の制服って随分とかっこいいんじゃないか、と感じていたんですが、昨今の学園モノではなかなか見ないあのデザインは、やっぱりカッコいいです。詰め襟の学生服と古式ゆかしい狩衣などの衣装をアレンジしたような制服。
しかし、京子って凄まじく胸大きいな。なんという爆乳w 小説ではあんまり胸について言及なかったから全然そういう目で見たことなかったんだけれど、映像で見ると凄まじいインパクトです。
そういや、夏目が男装しているせいで、女子の白い制服着てるのって京子だけなんだよなあ。ちょっと勿体無い。
天馬はもっと可愛らしい声をイメージしていたので、下野さんはこれは意外な人選。いや、なよっとしたキャラなんでもしかしたら女性が声当てるかな、とも思っていただけに。
そして、次回予告で散々持たせてもらったコンが満を持して登場。いや、思ったよりおっきいな。と、感じてしまうのは猫鍋みたいに鍋に入って寝てる次回予告をやったせいでしょうか。まあ性格に難あり、というのはみてればわかるでしょうけれど。
難があるというと、夏目の厄介さもまあ一目瞭然で。色々と対人能力が残念なんです、この娘。せめて、素の女の子のままで居たらマシなんでしょうけれど、北斗が変なふうに拗れちゃってるからなあ。しかも、ヘタレですしw
見た目については、どう見ても女だろうになんでバレないんだ? という疑問は実は春虎も思ってることなんですが、これについては夏目の親父さんの呪術の冴えが極まってまして、式神である龍の北斗の陰の気を利用して、見鬼や呪術に優れた人ほど性別を誤解するように細工してあるそうです。単なる呪術の作用のみならず、思い込みや先入観を利用した乙種呪術の真髄ともいうべき詐術であり、これ本当に誰にもバレてなかったりします。
本当にガチで、「誰にも」バレてません。
何か知ってそうに見える大友先生や倉橋塾長も、知りません。おかげで、バレた時の騒ぎたるや、まさに敵味方問わずに激震走る、といった代物で、とんでもないことになりましたからね。ともかく、これに関してはギリギリまで本当に誰も知らないままです

しばらくは学園編、実はあざの作品でまともな学園モノをやるのは此処が初めてだったりするんですよねw
2巻分は、現状認識に関する情報の小出し整理がメインとなるでしょうから、まあじっくりと堪能する形で。

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これは原作最新刊までのネタバレ満載なので、アニメしか見てない人は避けた方がよろしいかと思われますが、原作の挿絵を多用した見応えある静止画MADです。

東京レイヴンズ 10.BEGINS/TEMPLE4   

東京レイヴンズ10  BEGINS/TEMPLE (富士見ファンタジア文庫)

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「ごめんな、夏目。でも、いつか…きっと、また会おう」
夏目を蘇らせるため『泰山府君祭』を執り行った春虎。夏目が目を覚ましたとき、その姿はもう何処にもなかった。そして夜は幾度も廻り―舞台は、冬の気配深まる山寺へ。幼い頃に寺に預けられ、下っ端として雑用をこなす少女・秋乃は、新入りの面倒を見るよう命じられる。蛟の生成りだという新入りに、不吉な予感を覚える秋乃。時を同じくして、三人の『十二神将』が来訪し、山寺は俄かに騒がしくなるが…!?大人気陰×陽ファンタジー、それぞれの想いと星の宿命が交錯する、待望の第二部―いよいよ開幕!!
ほ、ほんとにごめんなさいだよ、春虎ぁーーー!!
な、なんてこった、お前、よりにもよってアレ、失敗してたんか!!
あんぎゃーー、と思わず頭を抱えてしまいましたがな。



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東京レイヴンズ 第三話   


さあ、そろそろポンコツヒロイン夏目さんの伝説がはじまりますよっと(笑
でも、アニメだと、鈴鹿の式神との戦いでの夏目のテンパりっぷりはあんまり目立たないようになってましたね。原作だと酷かったからなあ(苦笑
本番の弱さがもろ出しで、もう一杯一杯で、普通土壇場きたら肝が据わって活躍するものなのに、夏目と来たら逆にアップアップになってテンパってテンパッてえらいことになってましたからねえ。
ああでも、アニメの護身剣が欠けてしまったときの「ふぇぇぇ」は可愛かった。超可愛かった。

龍の北斗はここが初登場か。OP見た時は、何この派手なの、と思ったけれど動いているのを見ると、思ってたよりも悪くないんじゃないかしら。北斗っぽさが出てるし。
しかしよく動くなあ。原作だと北斗は、動きの描写が凄く可愛いんですよ。なんか、ヤンチャで子供っぽくて。その辺りも結構よく出てたんじゃないかな。
夏目と春虎の、やたらバタバタとした戦いっぷりも、この頃は本当に素人で戦いとか縁のない生活していた子ららしいものだなあ。

いや、しかしこうしてみると冬児は本当に良いキャラしてるわ。東京での夏目との再会シーンなんて、最高じゃないですかw あのシーンの夏目の追い込まれっぷりは何度見ても笑ってしまう。
春虎はまああれ、気づかないのもしゃあないんですよ。これも乙種魔術というやつなのか。夏目=北斗なんて、両方良く知っているほどまず発想湧きませんし。
でも、夏目はどう見ても男装にも見えんなあ。春虎も、多分次回でなんで誰も気づかないんだ? と首を傾げるはずですけど、本当に全く気づかれていません。勿論、色々と小細工しているわけなんですけれど、実は気づいてるんじゃないのか? と密かに勘ぐってた人たちまで本当に気づいてなかったからなあ。

さあ、1巻分終わってついに本番、雛鳥たちの陰陽塾編。むしろ、子どもたちよりも大人たちがカッコ良いお話のはじまりはじまり。コンもようやく登場ですじゃ。

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東京レイヴンズ 第2話  

春虎の鈴鹿への説得に薄っぺらさを感じてしまうのは仕方のないことです。春虎が語っている内容は一般論に過ぎませんし、彼自身は真摯に訴えかけているのですが、その言葉には実は篭っておらず、所詮どこまでも他人事に過ぎません。
彼は、後々自分が鈴鹿に訴えかけた言葉がどれだけ軽かったかを、痛恨の思いで実感することになります。
そんな春虎の言葉に鈴鹿が動揺するのは、むしろそれだけ鈴鹿が自分がやろうとしていることに対してビビっていたかの証左でもあるんですよね。どんどん自分を追い込んで逃げられないようにしながら、一方で仕出かそうとしている事の大きさと自分の命を費やそうとしていることに迷いと恐れを禁じ得ない。見た目以上に、鈴鹿はいっぱいいっぱいの状態です。
その辺りの鈴鹿の精神状態を考慮して見ると、一連の、そしてこれからの鈴鹿の言動もわかりやすいかもしれません。

原作だと地の文が能弁であり、内面描写も非常に丁寧に描かれているので折々の登場人物の心境もよく伝わるのですが、やはりアニメだとこれらが描かれない為にやはりわかりにくい部分も多いでしょうけれど、北斗を失ったあたりの春虎がどれだけいろんなことを考え、様々な感情をねじ伏せ荒れ狂っていたか、そして何を決意したのか、表情が雄弁に語っている、というのはさすがに苦しいか。ただ、決して悪くはなかった。
夏目に関しては、あとあとになって初回からの言動を振り返ってみると、思わず笑ってしまうこと請け合いなのです。図らずも、冬児が素直な女じゃねえか、と評していた事に大きく頷くことになるでしょう。
しかし、長く陰陽塾での夏目を見ていたせいか、ここまでちゃんと清楚に女の子している夏目は逆に新鮮だったりしますね。陰陽塾ではこの「素」の夏目を見る機会はかなり少なくなるので、希少と言えば希少なのかも。

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4829135190東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)
あざの 耕平 すみ兵
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東京レイヴンズ 1話  

……あれ? 【東京レイヴンズ】、これ大当たりじゃね?

PVの出来の良さから期待はしていたんですが、なんか一話見た限りホンマに良いんですけど。うわ、なにこれOP、べらぼうにカッコ良い。
原作からして一話相当の部分は結構地味目に進行するんで、初っ端バタバタまいて進めるのかな、と思ってたんですけれど、想像していた以上に丁寧に話なぞってるんですよね。というか、一話でここまでしか話進めないということは、かなりじっくりやる予定? ってか、これ2クールなの? でないと考えられない進行具合なんだが。
確かに、色々端折ってる部分はあるんですけれど、非常に巧妙かつ考えられた整理の仕方していて、原作知ってる身からしても全く違和感ありませんでした。むしろ、夏目と春虎の高架橋での再会シーンなんか、夏目が思わず嫌な子発言してしまって春虎を怒らせてしまうところをうまく削ってくれたので、この時点での夏目への悪印象もなくなってるんですよね。これ、良かったんじゃないかな。冒頭はどうしてもヒロインは北斗中心の描写になって、夏目に関しては追々になってしまうから、端にああいう対応してしまうとアニメなんかだと後々まで印象を引きずってしまう可能性ありましたからね。
にしても、北斗がまたべらぼうに可愛いなあ。いや、彼女についてよく知っていると、この天真爛漫さは感慨深くすらあるんだけれど、いやあここまで可愛いとある意味ショックですよ。こういう顔出来るってことは、彼女にそれだけのポテンシャルがあるってことですからね。うむむ、想像もつかないんですが。しかし、北斗可愛いなあ。それにしても北斗かわいいなあ……とかメロメロになってたら、鈴鹿にゃんがまたどえらいインパクトで。おまっ、まだロリコン対象の年齢じゃろうに、なんじゃそのエロさは。貧乳なのに谷間とかあってそれがエロいんですけれど。

式神の描写とかガンガンCG使ってるんだけれど、これは見栄えするなあ。ちょっと戦闘シーンについては愁眉を開くことが出来るかもしれない。マシンドールの方が戦闘シーンがかなり空回りしていただけに。

いやいやいや、初っ端からこれは凄く期待してもいいんじゃないでしょうか。ってかBDを買い揃える時が来たかもしれん! 何気に我ながら微量に興奮してるな、これ。

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東京レイヴンズEX 1.party in nest3   

東京レイヴンズEX1  party in nest (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ EX1 party in nest】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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緊急事態発生! 
平和な陰陽塾に突如、謎の『敵』襲来!!陰陽師を育成する陰陽塾。そこは、強力な結界に守られた日本屈指の安全な学舎、の筈だった。しかし今、その平和は破られた。謎の『敵』は数々の術を駆使し陰陽塾を攪乱、生徒の中には負傷者も発生する異常事態に!狙いは、稀代の陰陽師・夜光の生まれ変わりと噂される土御門夏目なのか!?塾内に響き渡る警戒警報を背に『敵』は愛刀の刃をキラリと光らす。ふさふさしっぽに狐耳…どっかで見たようなその『敵』の正体は!?
陰陽塾でのてんやわんやな日常のほか、春虎と北斗、夏の日の出会いを描いた書き下ろしを含む、シリーズ初の短編集!
東京レイヴンズ初めての短篇集……って、前にも短篇集なかったか? と思ったら、4,5巻あたりが変則とはいえ短篇集でしたよね? あちらは本編に上手いこと組み込む形で構成していたけれど、本編を絡めない短編のみの、となるとこれが初めて、ということになるのか。まあ、本編のほうが一部完となっててんやわんやのさなかに短篇集なんか挟み込めないよなあ。
という訳で、これは春虎たちの在りし日の、まだ雛鳥でいられた時代の最後の残光、などというと大仰だけれど、もう二度と戻れない平和な日々、と思うと感慨深いものがある。
このカラー口絵の投稿時の雑談風景、好きだなあ。あざのさん、盛り上げるときの演出もパないんだけれど、こういう何でもない日常風景の味付け彩りもまた抜群なんですよね。この緩急がより一層場面の盛り上がりに寄与するんだろうなあ。

【第一話 リア★コン】
春虎のお目付け役気取りでありながら実は日常におけるトラブルメーカーなのが夏目だったりするんだけれど、彼女とツートップを織りなす迷惑仕立て人なのが、春虎の護法であるコンなのである。春虎に忠節を誓いながら忠義が白熱しすぎて従順とは程遠い暴走を繰り返す式神、って面倒くさいもいいところなんだよなあ、この娘w
わりと不器用というか、上手くやろうとすればするほど壊滅的に状況を悪化させ破綻させてしまうあたり、結構夏目と似たり寄ったり。相性の悪い二人だけれど、何気に似たもの同士なんじゃないだろうか、この二人。
しかし、ちっちゃいバージョンだとまだ愛嬌あるけれど、本身取り戻したコンは危ない意味で狂信的になってそうで怖いw

【第二話 倉橋京子の挑戦】
京子が勇気を振り絞って夏目をデートに誘う、というまだ夏目の正体がバレてなかった頃ゆえの、ある意味京子の仕方のない空回り。いやしかし、これ見てるとほんとに夏目をどうやったら男の子に見れるんだ、と思ってしまいますよね。京子とのデートなんて、完全に仲の良い女の子同士の街遊びですし。夏目の反応がいちいち普通の女の子なあたりが、夏目の男としての振る舞いが身についていないというかあくまで偽装であって通常運行はどうしようもないくらい女の子なんだというのがよく分かる。
これでバレないんだから、思い込みというのは怖いよなあ。さすが乙式。
ただ、男装云々という観点を除いてこの二人のお出かけを見ていると、実は女の子同士として京子と夏目がすこぶる相性の良いことも伝わってきて、夏目の正体がバレて京子と仲直りしたあと、落ち着いてちゃんと女の子の友人同士としての時間をじっくり取る暇もなく大事件が起こってしまったのが惜しくて仕方がない。結局、彼女たちが女の子同士として普通の時間を過ごす機会がなかったですからね。その意味では、京子が真実を知らなかったとは言え、夏目と京子の貴重なガールズデートシーンだったんじゃないでしょうか。

【第三話 阿刀冬児のロジック】
相変わらず、一人だけハードボイルドというか、渋いエピソード持ってくるなあ、この男前は。大規模霊災に巻き込まれて鬼憑きとなってしまった冬児だけれど、その際彼一人が巻き込まれたわけじゃなく、一緒に居た友人もまた喪っていたわけで、そんな過去の傷跡を抱えながら逃げ出さず、言い訳もせず、黙々と踏破する男の背中がまたかっこ良いんだ。でも、そんな彼を孤高にせず、最大の理解者として見守っているのが春虎であり、尊重しながらもお節介を焼いていて、それを冬児も苦笑しながら受け入れる、二人のこの関係、良いわなあ。

【第四話 ペガサス・ファンタジー】
ラストシーン、あまりにアホな絵面の描写に容易に光景が想像できてしまって、爆笑してしまいましたがなw
天馬、愛されてるなあ……というので片付けてしまっていいのか悪いのか。京子は何気に春虎たちと同レベルで悪ノリするよねw 夏目はストッパー役として弱々なので、こういうケースの場合天馬がいないとどうなるか、というのが如実にわかってしまうエピソードだったのかもしれない。

【トライアングル・ミステイク】
春虎と、夏目が化けた北斗がいかにして出会い、仲良くなったか、というお話。いやこれ、夏目も悪いけれど春虎も悪いよね、というか春虎が悪いよね!! あかん、バカ虎呼ばわりされるのも仕方ないわ。二人が出会ってしまったのがこれほど完全な事故だった、というのはともかくとして、まだ北斗のキャラも定まっていない頃で春虎を前にした時の夏目のバタバタパニックっぷりは目を覆わんばかり。逃げ出すのも無理ないっちゃないんだが、なぜ追いかける春虎ww
これ、夏目が隠していた、というレベルの話じゃなくて、夏目の臆病さが招いた事態ではあるんだけれど、むしろあまりに春虎が馬鹿なんで言い出せなかった、という方が正解じゃないですか。夏目は何やってんだ、と思ってましたけれど、これはちょっと同情してしまうなあ。
でも、夏目にとって北斗となって春虎と過ごした時間がどれほど貴重でかけがえの無いものか、その体験が彼女の中で何を育みどんな想いを抱かせたのかをイメージさせる、良い過去編でした。

あざの耕平作品感想

東京レイヴンズ 9.to The DarkSky5   

東京レイヴンズ9  to The DarkSky (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 9.to The DarkSky】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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「オーダー!」
信じない。死んでなどいない。まだ取り戻せるはずだ。枯渇しかけた力をひたすらに治癒符に込め、春虎は呪を注ぎ続ける。主を―大切な幼なじみを呼び戻すために。
遂に夜光としての力を覚醒させた春虎。だがその代償は大きく、暴走する『鴉羽』から春虎を庇った夏目はその命を落とす。
「泰山府君祭だ。泰山府君祭なら夏目を生き返らせられる…!」
一方、千年にわたりこの国を統べてきた陰陽術、その真なる復権を掲げる双角会が姿を露わにしたことで、大友や木暮ら『十二神将』たちもまた、それぞれの信念のもと呪術界を巻き込んだ戦いへと身を投じていく―。
うおおおおっ!!
第一部完結編に相応しい、壮絶怒涛の盛り上がり。盤面返しの連続に、燃える燃える燃え上がる。読んでて何度も何度も雄叫びを上げそうになる。琴線をかき鳴らす言葉が舞い踊る。魂を魅了する表現がほとばしる。凄い、まったくもってすごすぎる。
これぞ、あざの作品の真骨頂というべき大活劇!!

夏目、死す。

衝撃の展開から幕をあけたこの第九巻。そんな絶望からはじまる長い長い濃密なまでの一昼夜。そう、この一冊はほんの一日半にも満たない時間で起こった出来事を詰め込んでいるのだ。暴風のような、深淵のような、あの激しくも時の流れが止まったかのような圧縮された時間が、この一冊に詰め込まれている。それを思い返すと、一瞬言葉を失ってしまう。この日を境に、これまで思い描いていた未来がすべて一変してしまった少年少女たちの事を思うと、絶句してしまう。何もかもが変わってしまったのだ。もはや後戻りできない場所に、唐突に突き進んでしまったのだ。もう何も背負わずに済んだ子供の時代を追えなければならなかったのだ。大人たちに守ってもらう立場から、皆が独り立たなければならなくなった。そうして放り出された場所は、それぞれの戦場。これほど激しい戦いの一夜をくぐり抜けた先もまた、終わりもなく先も見えない道であり戦場なのだ。それを思うと、彼らの想いと覚悟を想像すると、ただただ言葉を失ってしまう。
一夜にして全てが変わってしまったのは、彼ら子供たちだけではない。大人たちもまた、それぞれ抱え信じていた世界を、この夜を境に失って、未知なる闇へと漕ぎだすこととなった。先のない闇夜をゆくは、もはや子供も大人も、敵も味方も変わりない。未曾有の変革が訪れてしまったのだ。
その一部始終が此処にある。
此処に、余さず描かれている。
喪ったものを取り戻す夜闇の戦いが、ここに全部描かれている。

凄かった、繰り返すが凄かった。あざのさんはほんと、DクラでもBBBでも、それまでの状況を全部ひっくり返す決戦を描いた時、他の追随を許さない天井知らずのテンションに達することを、このレイブンズでもはっきりと示してくれた。この人が総力戦を描き出すと、比喩でなく全員に見せ場あるんですよね。今回に至っては、京子の覚醒と天馬の活躍にはぐうの音も出ないほど唸らされた。特に天馬である。彼の果たした役割というのは、今回の一連の出来事において、もっとも重要にして大仕事だったといえるんだけれど、演出や表現の仕方によっては全く目立たない地味な仕事に終わってしまってもおかしくはないんですよね。でも、それをあざのさんは見事に盛り上げ、緊迫感をはりつめさせ、価値を爆上げするのである。天馬がやってることがどれだけ物凄いことか、とんでもないことなのか、敵味方を問わず、どれほど狡猾だろうと深慮遠謀の持ち主だろうと関係なく、全員を出し抜いてみせたのだと知らしめるような、描き方なのである。この人ほど「魅せ方」というものを心得た作家は数少ない。文章というものの強みを本当に掌握しきって、天元の武器として自在に操りきっている。毎度ながら、その事実には感嘆させられてばかりだ。
そして、コンによる天啓ともいうべきあの言葉。目から鱗が落ちる、というべきなのか。あの場面は春虎と同じように「あっ!!」と声を漏らしてしまいましたよ。どうして、その発想がなかったのか。それ以上に、コンの言葉でそれまでの雰囲気、逆らいがたい激流のような流れがピタリと静止し、全部ひっくり返ってしまうのである。揺ぎないと思われていた認識が、根底から全部ひっくり返ってしまう、パラダイムシフトとすら言えてしまいそうなほどの大転換。劇的なまでのそれを、ここでもまた見せられてしまった。だから、この人のファンはやめられない。まったく、たまらない。
そして、ついに姿を表した夜光の懐刀、飛車丸。いやほんと、どうして彼女がそうだという発想がなかったんだろう。正体が明らかになってしまうと、どう考えたって彼女が飛車丸以外ないじゃないですか。夏目があからさまに女性にも関わらずバレなかったのと同じ、これは乙種そのものだと言わざるをえないよなあ。まさに、術中に陥っていたのでしょう。角行鬼、夜叉丸、蜘蛛丸が事実上人間そのものだったから、無意識に除外してたんだろうなあ。
クライマックス、角行鬼と飛車丸を従えた春虎の姿は、挿絵もないにもかかわらずありありと色鮮やかに脳裏に浮かび上がって、正直震えました。あのシーンは、鳥肌モノ。

でも、となると夏目は何者なんだろう。私は、てっきり春虎と取り替えっこした形で、春虎の両親の実の娘なのだと思ってたんですが、鷹寛・千鶴夫婦の反応を見ているとちょっと微妙なんですよね。夏目に何かあったと知った時の反応が、実の娘に対するそれとは微妙に違っていた気がする。北斗を使役出来て、夜光の生まれ変わりと噂されるに相応しい力量を示すに足る根拠が夏目にはあって然るべきなんだが、泰純が春虎の影武者となれるだけの才能を夏目に見出していないと身代わりにはなかなか成り得ないだろうし。鷹寛・千鶴夫婦の娘なら、血統的な根拠もあるので順当だとは思うのだけれど、もしそうではなかった場合、まだ夏目には秘密が残ってるということになるんだろうか。

いずれにしても、学生編、雛鳥編ともいうべき第一部が幕を閉じ、これがようやくの折り返し地点。これで、まだ折り返し!! そりゃあ、第二部に期待するなという方が無理でしょう。さあさあ、まだ鈴鹿たちのように本領を発揮する機会を逸している娘たちもいるのです。なんて楽しみなことでしょう。あんまり待たせると、首が長くなりすぎて折れてしまいそうなので、続き、頼みますよ〜〜♪

あざの耕平作品感想

東京レイヴンズ 8.over-cry4   

東京レイヴンズ8  over-cry (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 8.over-cry】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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白日の下に晒された夏目の本当の姿。「約束の男の子」は夏目ではなく春虎―。真実を知った京子は春虎たちを避け続けていた。一方、シェイバとの戦い以来、春虎は呪力を制御できず不安定な状態に陥っていた。幾つもの不安を抱える春虎たち。そんな折、土御門宗家が何者かによって襲撃される事件が起こる。動揺する夏目のもとに現れたのは、あの赤毛の少女、多軌子だった。「ぼくが目覚めさせるんだ。―夜光の生まれ変わりを」運命の歯車は、軋みを上げて回り始める。後戻りすることのできない、未来へと向かって―。
いや、大友先生じゃないけれど、一度女の子として正体が明らかになってしまった夏目は呪が解かれたみたいにどこからどう見ても女の子なんですよね。これ、ホントに今までどうやって男として振舞っていたんだったっけか? ずっと見てきていたはずなのに、思い出せない。正確には思い出せるんだけれど、異様なブレを感じてしまってイメージが合致しないのです。これが乙種の呪いってやつなんですか? 最初からわかっていてこの感覚である。知らなかった人達にとって、余計に衝撃なんじゃないだろうか。しかし、これがほぼ完璧に敵味方問わずに夏目の正体を騙しきっていたんだから、恐ろしい話である。ぶっちゃけ、身内間でバレたことにかこつけて夏目や春虎たちが自分で暴露しなければ、事が最後に至るまで大人たちには誰にも真実がバレなかった可能性すらあるわけですから。
もっとも、自分もまさか子供のすり替えまでやっているとは思わなかったので、明らかになった真相に土御門宗家の徹底ぶりを目の当たりにして絶句してしまいましたけれど。夏目はあくまで泰純の娘だと思ってたからなあ。実娘だからこそ、あそこまで厳しくあの生き方を強いていたと思っていただけに、親族とは言え他人の娘を身代わりとしてあんな風に育ててたんですから、夏目の扱いは非情と言われても仕方ないくらいキツいものじゃあないですか。相馬のお姫様の独善的な振る舞いには言いたいことはたくさんあるけれど、夏目の扱いに対する義憤についてだけはその方向性は兎も角として、怒りを覚えるという一点において共感できる。尤も、当事者である夏目からすれば余計なお世話なんでしょうけどね。たとえ、それが仕組まれたものであったとしても、夏目にとって春虎の為に自身の何もかもを犠牲にするということはむしろ喜びに感じる事だったのでしょうし。彼女は、自分が影武者であったことを決して恨みに思うことなどないのでしょう。
怒るのは、春虎自身の方なんだろうなあ。
この点、夏目の実の親だったということになるだろう春虎の両親はどう思っていたのか……あの脳天気そうなお母さんの性格からして、どうせ春虎の嫁になって自分の娘になるんだから一緒の事じゃあないのさ、程度に思っててもおかしくなさそうではある……どう考えてもあの両親の性格って春虎の方に引き継がれてると思うんだがなあ。夏目と似てる要素がどこにあるんだ? そそっかしそうなところか? 土壇場になると暴走し出すところか? いざとなると大雑把になって取り敢えずイケイケになってしまうところか? ……あれ? 結構似てますか?

にしてもまあ、春虎と夏目への追い詰め方がまた半端ない圧力である。ただでさえ、京子と物別れになってしまい、その対応で四苦八苦しているところに、春虎の呪力暴走が絡んだ上に、土御門宗家の襲撃事件で親たちが行方不明という緊急事態になり、さらに相馬多軌子が現れて奔放に場を引っ掻き回し、何やら意味深な発現を残して嵐のように去っていく、という……取り敢えず京子との仲直りに集中させてやれよ、と言いたくなるくらい立て続けに一つ一つで一杯一杯になりかねない重篤な問題を叩きつけてくるものだから、春虎たちの処理能力を完全に逸脱してしまっている無茶苦茶な圧である。傍から見ててもこれ、どこから手をつけていいものやら、手をつけるにしろ何をしたらいいのかさっぱりわからない、という混乱状態。これで鈴鹿が自分から動いてくれたり、天馬が積極的に調整に動いてくれたり、さらには大友先生が珍しく先生らしい指導をしてくれなかったら、完全に立ち往生してしまってたんじゃないだろうか。仲間、友人、恩師の有り難さが身に染みる次第である。
そして、真剣に親身になって付き合っていたからこそわだかまりが生じてしまった京子との仲。傷つけば傷ついた分だけ、夏目や春虎との関係を大事に思っていたって事ですもんね。さらには、幼い頃に抱いた恋心まで錯綜してしまったわけで、京子は歩み寄れない自分を相当に責めてしまっていますけれど、こればっかりは無理もない。人間、自分のうちからこみ上げてくる痛みを無視は出来ないし、勇気は振り絞るものであって簡単に振り翳していいものでもない。
京子の一件でもそうだけれど、昔からあざのさんという人は勇気というものの価値を神聖なまでに高める事に長けているんですよね。その踏み出す勇気がどれほど人と人の関係を素晴らしいものへと昇華させるのかを、十二分に捉え切っている。
何事も中途半端な行けないのだ。思いの丈を存分に吐き出してこそ、本心が剥き出しになる。余計なものを削ぎ落した本当の気持ちがあらわになる。夏目と京子のぶつかり合いは、その意味で本当に見事だったし、京子がとびっきりのイイ女であることをこれ以上無く見せつけてくれたエピソードでした。
……でも、京子って結果として要らんことをしてしまう星の下に生まれているご様子でw 何気にそれが致命的だったりするからなあ。タイミングが悪すぎるというかなんちうか。全くの善意であり不可抗力なのが余計にたちが悪い。

あとがきによれば、今巻は第一部の最終回直前。第一部ですよ、第一部。これで第一部ってことは第二部はどれほどの物語になるのか。立ってるステージが根本からかわるんだろうな。あくまでひな鳥に過ぎなかった春虎たちが、本当の意味で深淵に立ち、学生や子供といった保護される身分から一人ひとりが自分で立って判断し決断し戦わなければならない領域に……。
そこに、夏目の姿は果たしてあるのか。なんかもう、完全に取り返しのつかないところまで行っちゃったもんなあ。ここで終わるは鬼である。

あざの耕平作品感想

東京レイヴンズ 7._DARKNESS_EMERGE_4   

東京レイヴンズ7_DARKNESS_EMERGE_ (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 7._DARKNESS_EMERGE_】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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『D』による陰陽塾襲撃事件からしばらく。その傷跡は大きく、陰陽塾は一時閉鎖に追い込まれ、退塾する生徒も続出していた。そんな中、『D』と大友の熾烈な呪術戦に心を奪われたままの春虎は、夏目とともに訪れた陰陽塾屋上の祭壇で、一人の少女と出会う。「君たち二人のことはよく知ってる。初めまして―ぼくは相馬多岐子」。その出会いが、のちにもたらす意味を知らないままに。時同じくして、呪捜部公安課による双角会掃討作戦が密かに始動。陰陽庁内部に潜む“敵”の炙り出しが行われるのだが!?―。
春虎、覚醒編! 七巻にして遂にと言うべきか、はたまた漸くと言うべきか。何れにしても、どれほど大きな呪力を持とうと未だ雛鳥にすぎなかった春虎が、まさに「本物」への階段へと脚を踏み出した、或いは踏み入れたのが今回のお話。
覚醒編、と言っても単純にこれまで秘められていた力が目覚めました、なんて安易な展開じゃないのはあざのさんとしてはもう当然でしかないか。これまで、いわば才能に頼りきった戦い方をしてきた春虎にとって、道満と大友先生の戦いを目の当たりにしたことは、文字通り意識の変革であり未知を認識した瞬間だったのだろう。彼にとって、それは自分を囲う枠の拡大だったはずだ。つまり、イメージの拡大であり自分に課した限界の拡大である。人は、認知できないものは求めることすら出来ない。手を伸ばせば手に入れられる宝物でも、その存在を認識していなければそも手を伸ばそうとも思わない。
春虎にとって、大友先生の戦いは、イメージすらしたことのなかった境地だったのだ。
しかし、彼はそれを見た。認識した。つまりは知ったのだ。知ったのならば、行こうと思える。辿り着こうと考えられる。求めることを欲せられる。

彼が特殊だったのは、その初めて目の当たりにしたはずの境地を、多分知っていた事なのだろう。しかし、土御門春虎にとっては、真実未知だった領域である。その齟齬が、彼に戸惑いを与え続けていたのだ。
さながら、自分がかけていたメガネのピントがまるで合っていなかった事に初めて気づいたように。だがそれは、おそらく春虎が春虎であるならば、合ってはいけないピントだったのかもしれない。
雛が成長となり翼を羽撃かせるのとは全く意味の異なる、羽化が土御門春虎に訪れたのである。それが、同時に土御門夏目の正体が露見してしまった件と時を重ねたのは決して偶然ではあるまい。
あの瞬間、ある意味夏目は生来求められていた役目の一つをひそかに終えたのだ。彼女が男で在り続けなければならなかった真の理由が、散逸したのだ。
この件については、土御門家はほぼ完璧に秘すべきを秘通したのだと驚嘆すべきだろう。なにしろ、ついにその正体を表した黒幕一派が、その言動からしてこの期に及んで土御門家によるミスリードに完全にのせられていると思われるのだ。その暗躍をほぼ完全に伏せ通し、決して無能とはいえないどころか、有能極まる陰陽師の有為たちに対して未だに一部を除いてその存在すら認知させずにいるという、黒幕組織としては際立った力量を示している件の連中をして、土御門夏目が夜光の生まれ変わりだという「事実」を疑いもしていない。
誰が敵で誰が味方か、何をして敵と呼ぶのか、何を持って味方と任じるのかすらわからない混迷の中で、夜光という存在を間に挟んで、無形の鍔迫り合いが火花を散らしている。
相手の姿も認められるその刃を合わせることすらない凄まじい暗闘には、正直背筋が震える思いだ。その中心軸に否応なく放り込まれることになるだろう、春虎、夏目、冬児、鈴鹿たち少年少女たちに課せられたものはひたすらに重い。想像を絶するまでに重すぎる。そして、当人たちは未だ自分たちを取り巻き加速しつつある状況を、真の意味で捉えてはいないのだ。彼らなりに、彼らの知れる範囲で認識した危機意識に基づき、しっかりと覚悟を決め立ち向かおうとしているのに、無残なことに彼らの予測以上にその闇は深く悍ましい。
そんな闇に立ち向かう為に必要な物は、何よりも信頼出来る仲間たちだというのに、それは敢え無く破綻してしまう。
闇から迸るプレッシャーでただでさえ疲弊していた心は、幼い頃から大事に育み慈しんでいた想いを打ち砕く真実に耐え切れなかった。彼女はそうして、背を向けた。
呪詛である。それは人を呪い、自らを呪う負債である。本意のものではない、しかし疲れきった心が発した本心からの叫びだからこそ、それは自らも周りも打ちのめす。自分が発した一言に傷つけられ、打ち拉がれる京子の姿に胸を締め付けられるラストシーンだった。
ある意味、ムードメーカーで調整役で縁の下の力持ちという、何気に人間関係の要だった京子とのこの顛末は、予想以上の亀裂となりそうな予感。なにしろ、倉橋そのものがあれになっちゃったもんなあ。

さて、すず先輩の正体も明らかに……? なったけれど、立ち位置はまだ不明。あの人、一筋縄じゃいかないというか、どうも例の黒幕陣営とは関係してても同調はしてなさそうな気がするんだよなあ。そして、表紙にも出ているあの少女。黒幕陣営の姿見せ、と春虎の覚醒と共に大きく動いた展開だけれど、謎が明らかになってさらに謎が増す、というある意味ドツボにはめられているような流れだなあ、これ。
八瀬童子の扱い方といい、姫の尊称、言動の諸々からして、皇統関係じゃもはや定番と言っていい、あの系統に纏わる流れな気もするが……何れにしても、もっと夜光本人の情報、夜光の時代に何があったのか、当時の人達が何を想いどう行動していたのか。鈴鹿の父親の一件も含めて、過去情報がかなり乏しい状態の現在ではまだ何も判別できないよなあ、これ。

ともかく、夏目が男だと発覚した一件は、京子の事のみならず当人たちの予想以上に衝撃を持って受け止められ、波及していくはず。これに関して、そろそろ夏目が本当に夜光の生まれ変わりなのか、という疑問が生じそうなものなのだけれど……。いいところ、と言っていいのかわからないけれど、また先が気になる全く以て狡猾な終わり方をされてしまい、いいように首根っこを引っ張りまわされている気分である。
続き、早う早う♪

あざの耕平作品感想

東京レイヴンズ 6.Black Shaman ASSAULT4   

東京レイヴンズ6  Black Shaman ASSAULT (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 6.Black Shaman ASSAULT】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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北斗の正体は夏目かも? という疑念を抱く春虎。夏目と春虎の間にはぎこちない空気が漂う。一方、塾長の力の衰えと連動するように激しさを増す『D』の動き。事態を重くみた陰陽庁は来たるべき戦いに備えるのだが!?
ちょっ、道満ってラスボスか其れに準ずるレベルの敵役じゃなかったのか!? まさかのラスボス強襲編。如何な実戦を経験することで心構えと自立心、向上心を蓄えたとはいえ、未だ雛には変わりない春虎たち。本来なら、強力で手強い、しかし全力を尽くし全能を働かせれば何とか抗えるような相手と矛を交えていくことで力量を上げていくのが順当な成長の仕方なんだろうけれど、ここで今の主人公たちでは何をどうしようとも絶対に勝てない敵と向き合わせるとは。スパルタだなあ。
しかし、無抵抗でやられないのは見事。道満の式の質と物量に圧壊しそうになりながら、一手間違えれば即座に押し潰されかねない極限下で即興でそれぞれの役割を導き出し、最適なパーティーでの戦術を鍛造していくんですよ、この子たち。土御門春虎、土御門夏目、阿刀冬児、大蓮寺鈴鹿、倉橋京子、百枝天馬。まさかこの六人がこんなにバランスの取れた、そして息の合ったチームとして機能するとは、この目で見るまで考えもしなかったなあ。
これはもしかしたら、今後もこの六人パーティーで結構纏まって話の中核に切り込んでいくのかもしれないな。【Dクラッカーズ】や【BBB】がどちらかと言えば1対1の戦闘がメインでしたし、本作もこれまでバラバラに動いていましたからあんまり考えなかったのですけれど、ここまでパーティーとして機能したのを見せられるとなあ。
それに、一人一人で動くにはこの子たち、まだ未熟すぎるんですよね。力が弱すぎる。初心者な春虎に、土壇場に弱く脇が甘い夏目、時間制限付きの冬児。十二神将の一員ながら研究職で戦闘は専門外な鈴鹿。そしてオールラウンダーながら突出した能力を持つとは言いがたい京子に、実戦スキルに乏しい天馬。みんな、一騎当千には程遠い雛であり、これからも早々にいきなり十二神将に匹敵するような実力を得るなんて事も(あるケースを除いて)まずないでしょう。ところが、この六人が組むと実力を遥かに上回る戦闘ユニットとして機能する事が今回の攻防で発覚したわけで、これを一度限りのものとして終わらせるには少々勿体無い。即席だった今回から改めて正式にチームとして組んだら、より戦術なんかも最適化しそれぞれの成長の方向性も見いだせるだろうし、彼らの実力以上の相手とも渡り合える。うーん、これは続くと思うんだがなあ。天馬の成長フラグもここに掛かってきそうだし。
しかし、あの本番に弱い夏目が実力を発揮したら、あれだけとんでもない事になるのか。というか、これまで本当に実力出せてなかったのね。あの鈴鹿が素で驚くくらいだから、やっぱり素質も飛び抜けてるんだろうなあ。あとは実勢経験とくそ度胸がついてきたら、それこそ十二神将レベルまで到達できるのかもしれない。
でもって、当代十二神将の一人である鈴鹿。研究職でしかも力を封じられた段階でこれって、十二神将ってどれだけとんでもないんだ!?
さすがは十二神将という頼もしさを見せてくれたのはやっぱり美味しかったなあ。

とはいえ、現段階ではラスボス級相手に太刀打ちできるものでもなく、善戦虚しく圧倒的な力の前に撫でられそうになった時に現れたのが……やばい、やばい、やばい、大友先生がかっこ良すぎる!!
こっからの大友先生と道満との陰陽大戦は、それまでの春虎たちの決死の滾るような攻防が霞んでしまうくらいの次元が違う、本物の超一流の術士同士の全開バトル。今の春虎たちでは絶対に辿りつけないうてなの領域にある戦いである。凄かった、これはマジ凄かった。間違いなく東京レイヴンズシリーズにおける現段階での最高の決戦。大友先生、マジかっこいいっ!! どんだけ強いんだよ、この人は。しかもこの強さ、単なる腕っ節だけじゃなくて、むしろ知略策謀にあるところがまた痺れる。あの道満を実質手玉に取るってどんだけだよ。

でも、問題はこの道満の襲撃はあくまで枝葉に過ぎないって所なんだよなあ。爺さん、派手に動いたわりに今回の一件は裏で動いている核心からすると、決して本筋じゃないんですよね。状況を動かす要因にはなったとしても。仕込みをしたあの人の目論見といい、道満の式だというあの人の目的といい、道満の標的を奪い去ったあの人の思惑といい、ずっと傍観しているあの男の考えといい、まだ何も見えてないのが実際の所。でも、その四人の視線の先にいるのが春虎と夏目であるのは間違いないんですよね。あの大友先生と道満の攻防を見ていた時の春虎の反応、あれは完全に伏線だよなあ。

黒幕たちの思惑が未だ見えないのと同時に、結局春虎と夏目の微妙な関係、具体的には春虎の夏目が北斗なんじゃないかという疑いも解決しないまま、次回に持ち越し。鈴鹿が身内同然になってヒロインとしてほぼ立脚したので、マジで夏目さんうかうかしてると喰われますよ?

あざの耕平作品感想

東京レイヴンズ 5.days in nest II & GIRL AGAIN4   

東京レイヴンズ5  days in nest II & GIRL AGAIN (富士見ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズ 5.days in nest II & GIRL AGAIN】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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実技合宿を行うため湖畔の合宿所へと向かう春虎たち。遠出、お泊まりとくれば気持ちも浮き立ちおまけに鈴鹿から解放される! とはしゃぐ春虎と夏目。しかしそうは問屋が卸すはずなく!? 学園陰×陽ファンタジー!

夏目ぇ、オマエってやつは……orz
この娘ってほんとダメだよね。エリートで天才で頭が良くて聡明で生真面目で律儀で頑張り屋で四角四面、という表面だけ見てたら非の打ち所が無い上の覚え良さそうな優等生なんだけど、根本的な所でダメっ娘だよね。ほんとにもうしょうもない事ばっかり仕出かして。ただでさえ本番弱いのに、春虎が絡むとあっさり理性が欲望に負けるわ、合理的でないアホな方向に突っ走って地雷源に五体投地かますわ、いざという肝心なところに至るとヘタレて逃げ出すわ。本当にもうどうしようもない。
ホントならあきれ果ててしまうところなんだろうけれど……このダメっぷり、自爆っぷりが無性に愛しくて仕方ないのだ。微苦笑が浮かび上がったまま消えないんですよね。有頂天になっては落ち込み凹む上下不沈の大きすぎる夏目を見てると、異様に庇護欲みたいなものが湧いてくる。見てて放っておけなくなる、というのはこういう感じなんだろうなあ。作中でそれを一番理解ってるのは、唯一夏目の本性を間近で見てる冬児でしょう。彼ってそんなに世話好きという性格でもないですし、実際変なおせっかいとか極力しないようにしているのが見て取れるのですが、それでも度々よほど観ていられなくなったのか、それとなくフォローしたり手助けしてくれてるんですよね。まあ、ことごとく夏目はそれらを台無しにしていくのですが。
普通はこういうケースだと男側の鈍チン振りが槍玉に挙げられるものなのですが、この作品だとかたっぱしから夏目の自業自得扱いだもんなあ。
まあ今更、出来る女の土御門夏目なんて想像も出来ませんけど。
「屈辱だぁっ」ってグジグジいじけてる姿しか思い浮かばん。がんばれよ、メインヒロインw

ただ、春虎の様子を見てると、冬児が苦笑しているように殆ど出来レースに近い鉄板なんだよなあ。春虎、自覚こそしてないけれど、夏目に対する言動や無意識の所作を見てるとどう見ても青信号ですし端々から好意も見て取れるんですよね。さらに、夏目と北斗を同一に見てるような言動もちらほら見えるのです。春虎、ほんとにまったく自覚してませんけどね。
だから、夏目が普通に接してさえいれば何の問題もないはずなんですよ。最初の短編の正月実家からの帰り道の二人の様子見ればわかりますよ。あのコンが割って入る隙間を見いだせないほどイイ雰囲気を、ごく自然に出せている。夏目が普通にしてさえいれば、普通にそういう雰囲気になるんですよ。
なるのに!! この娘は! また自爆して!!(苦笑

鈴鹿からすれば、春虎への恋情を自覚した時にはもう、夏目と彼との間に自分が割って入る余地がないと感じ取っていたからこそ、あれだけ荒れていたのである。それこそ、サッカーでゴールキーパーがフォワードに躱されて、あとはチョンと蹴ったらゴールという詰んだ状況。麻雀で相手のアガリ牌を捨ててしまった状況である。
それを、あのダメっ娘夏目は、ロン牌を見逃すわ、ゴール前でボールを空振りしてすっ転ぶわ、マラソンでトップ独走してたら競技場に入る直前で道間違えてどっか行っちゃたとか、そんな勢いでかってに自爆して、わざわざ競争相手に道を譲る始末である。本人、顔を真赤にして全力で突っ走っているだけに、ちょっと泣けてすらくる(苦笑
ほんとにもう頑張れよ。
鈴鹿は自分の激情を持て余しながらも、必死に折り合いつけて、それでも我慢ならなくて二進も三進もいかなくなってる所とか、京子に遊ばれて年相応のガキっぽさを剥き出しにして喚いてる姿とか、めっちゃ可愛いんですけどね。この娘も頑張れと応援したくなるし、実際鈴鹿が夏目の事をズルいと嫉んでるように、夏目ズルいんだけど……仕方ないじゃん、夏目だもんw
もう夏目が哀れでアホ可愛くて、応援という意味ではやはり夏目に旗を振りたくなってしまいます。ダメな子ほど可愛い。

そう言えば、もう一人のヒロイン?であるところの京子が此処に来て今までにないキャラを立ててきましたね。正直、今まではちょっと彼女の方向性が見えてこなくてキャラ弱いかなあ、と思ってたんですが、これは冬児とは別の形でチームの牽引役になってくれそうだ。しかし、ああいう姿を見ると京子ってやっぱり塾長の孫なんだなあと実感した。性向がもうそっくりじゃないですか。

付録でついている学生証が相変わらず面白い。春虎、「式」の漢字くらい書けるようになろうぜ。ただのアホじゃないかw それと、なんで炭酸飲料禁止なんだ、塾則?

1巻 2巻 3巻 4巻感想

しかし、短編は何をどうやっても夏目無双になるんだなあ。何故どの話でも夏目は暴走するんだ?(爆笑
 

11月26日

はまじあき
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肉丸
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11月25日

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蛇野らい/槻影
(電撃コミックスNEXT)
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ハンバーガー
(電撃コミックスNEXT)
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朱月十話/ROHGUN
(電撃コミックスNEXT)
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理不尽な孫の手/日崖タケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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渡航/佳月玲茅
(ビッグガンガンコミックス)
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松浦/大堀ユタカ
(ビッグガンガンコミックス)
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初鹿野創/椎名くろ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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平坂読/さきだ咲紀
(ビッグガンガンコミックス)
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はっとりみつる
(ヤングガンガンコミックス)
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11月24日

甲田 学人
(メディアワークス文庫)
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冬馬倫
(メディアワークス文庫)
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紅玉 いづき
(メディアワークス文庫)
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久川 航璃
(メディアワークス文庫)
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11月22日

伊織ハル
(4コマKINGSぱれっとコミックス)
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カワバタヨシヒロ/羊太郎
(MFコミックス アライブシリーズ)
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La-na/南野海風
(MFコミックス アライブシリーズ)
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春野友矢
(MFコミックス アライブシリーズ)
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木城ゆきと
(KCデラックス)
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石黒正数/講談社
(KCデラックス)
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石黒正数
(アフタヌーンKC)
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皆川亮二
(アフタヌーンKC)
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山口つばさ
(アフタヌーンKC)
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藤田和日郎
(モーニング KC)
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榎本あかまる
(モーニング KC)
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田素弘
(モーニング KC)
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三原和人
(モーニング KC)
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栗田 あぐり
(モーニング KC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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11月21日

二上圭
(GCN文庫)
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11月19日

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ほのぼのる500
(TOブックス)
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佐々木鏡石
(TOブックス)
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弁当箱
(TOブックス)
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龍流
(TOブックス)
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11月18日

羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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理不尽な孫の手
(富士見ファンタジア文庫)
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いつきみずほ
(富士見ファンタジア文庫)
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阪田 咲話
(富士見ファンタジア文庫)
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七野 りく
(富士見ファンタジア文庫)
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日の原 裕光
(富士見ファンタジア文庫)
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戸塚 陸
(富士見ファンタジア文庫)
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七野 りく
(富士見ファンタジア文庫)
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水沢 夢
(ガガガ文庫)
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持崎湯葉
(ガガガ文庫)
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昏式龍也
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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shiryu
(ガガガ文庫)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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千明太郎
(チャンピオンREDコミックス)
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眞邊明人/藤村緋二
(ヤングチャンピオン・コミックス)
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カルロ・ゼン/フクダイクミ
(ヤングチャンピオン・コミックス)
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福地翼
(少年サンデーコミックス)
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田中モトユキ
(少年サンデーコミックス)
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ねこぐち
(少年サンデーコミックス)
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11月17日

西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)
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西尾維新/大暮維人
(講談社コミックス)
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山本崇一朗
(KCデラックス)
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久世蘭
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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木南ユカ
(講談社コミックス)
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裏那圭/晏童秀吉
(講談社コミックス)
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稲葉みのり
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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椎橋寛
(ヤングジャンプコミックス)
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すかいふぁーむ/ぺんたごん
(ヤングジャンプコミックス)
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三都慎司
(ヤングジャンプコミックス)
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戸塚たくす/西出ケンゴロー
(ヤングジャンプコミックス)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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田尾典丈
(電撃の新文芸)
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福留しゅん/天城望
(フロース コミック)
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廣本シヲリ/しきみ彰
(フロース コミック)
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11月16日

村枝賢一/石ノ森章太郎
(KCデラックス)
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古川五勢
(KCデラックス)
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小村あゆみ
(マガジンエッジKC)
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伊藤京介
(マガジンエッジKC)
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sigama
(マガジンエッジKC)
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片瀬茶柴/城平京
(講談社コミックス月刊マガジン)
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森下真
(講談社コミックス月刊マガジン)
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ひととせひるね
(講談社コミックス月刊マガジン)
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関口太郎
(講談社コミックス月刊マガジン
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加藤元浩
(講談社コミックス月刊マガジン)
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周藤蓮
(ハヤカワ文庫JA)
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逆井 卓馬
(星海社FICTIONS)
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11月15日

友麻碧
(富士見L文庫)
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しきみ 彰
(富士見L文庫)
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友麻 碧
(講談社タイガ)
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西尾 維新
(講談社文庫)
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夏原 エヰジ
(講談社文庫)
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水辺チカ/友麻碧
(KCx)
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勝木光/香月美夜
(コロナ・コミックス)
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蕗野冬/ほのぼのる500
(コロナ・コミックス)
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香守衿花/もちだもちこ
(コロナ・コミックス)
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東里桐子/ラチム
(コロナ・コミックス)
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墨天業/久宝忠
(コロナ・コミックス)
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螢子/あてきち
(コロナ・コミックス)
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11月12日

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大森藤ノ
(GA文庫)
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伊尾微
(GA文庫)
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ジャジャ丸
(GA文庫)
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11月11日

漆原玖/門司柿家
(アース・スター コミックス)
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成家慎一郎/ナハァト
(アース・スター コミックス)
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金井千咲貴
(ガンガンコミックス)
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顎木あくみ/高坂りと
(ガンガンコミックスONLINE)
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鉢谷くじら
(ガンガンコミックスONLINE)
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万野みずき/野営地
(ガンガンコミックスONLINE)
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山内泰延
(ガンガンコミックスONLINE)
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長岡マキ子/カルパッチョ野山
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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11月10日

天野こずえ
(BLADEコミックス)
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川原 礫
(電撃文庫)
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佐島 勤
(電撃文庫)
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二丸修一
(電撃文庫)
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白金 透
(電撃文庫)
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東崎惟子
(電撃文庫)
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ひたき
(電撃文庫)
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鏡 遊
(電撃文庫)
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赤月ヤモリ
(電撃文庫)
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榊 一郎/木尾寿久(Elephante Ltd.)
(電撃文庫)
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岩田洋季
(電撃文庫)
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午鳥志季
(電撃文庫)
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烏丸 紫明
(カドカワBOOKS)
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巻村 螢
(カドカワBOOKS)
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ジャジャ丸
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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神無月 紅
(カドカワBOOKS)
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古宮九時
(DREノベルス)
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わんた
(DREノベルス)
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小鳩子鈴
(DREノベルス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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内河弘児
(TOブックス)
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(TOブックス)
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あfろ
(まんがタイムKR フォワードコミックス)
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うちのまいこ
(まんがタイムKR フォワードコミックス)
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まめ猫
(まんがタイムKR フォワードコミックス)
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秋月壱葉/望月麻衣
(アクションコミックス)
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クール教信者
(アクションコミックス)
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碓井ツカサ
(サンデーうぇぶりコミックス)
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しょたん
(サンデーうぇぶりコミックス)
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野田宏/ふくしま正保
(ビッグコミックス)
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野田宏/若松卓宏
(ビッグコミックス)
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千月さかき/姫乃タカ
(角川コミックス・エース)
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斯波浅人/浅名ゆうな
(角川コミックス・エース)
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otakumi/ベキオ
(角川コミックス・エース)
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天海雪乃/タンバ
(角川コミックス・エース)
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岡叶/夏目純白
(角川コミックス・エース)
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由伊大輔/高橋びすい
(角川コミックス・エース)
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吾嬬竜孝/西崎義展
(角川コミックス・エース)
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吾嬬竜孝/西崎義展
(角川コミックス・エース)
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Crosis/松尾葉月
(角川コミックス・エース)
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内河弘児/よしまつめつ
(ヤングチャンピオン・コミックス)
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11月9日

さばねこ/ちゃつふさ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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渡真仁/三嶋くろね
(ドラゴンコミックスエイジ)
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カタセミナミ/千月さかき
(ドラゴンコミックスエイジ)
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MIGCHIP
(ドラゴンコミックスエイジ)
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天原/masha
(ドラゴンコミックスエイジ)
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車王
(ドラゴンコミックスエイジ)
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荒木佑輔/メソポ・たみあ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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石沢庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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塀流通留/藤井ふじこ
(シリウスKC)
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内々けやき/あし
(シリウスKC)
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福田直叶/むらさきゆきや
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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志瑞祐/青桐良
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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カジカ航/伏瀬
(シリウスKC)
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真島ヒロ/上田敦夫
(講談社コミックス)
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藤栄道彦
(バンチコミックス)
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11月8日

安部真弘
(少年チャンピオン・コミックス)
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蛙田アメコ/冬野なべ
(少年チャンピオン・コミックス)
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11月7日

雨隠ギド
(アフタヌーンKC)
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妃羅/山田リューセイ
(ガンガンコミックスUP!)
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鳥羽徹/栗元健太郎
(ガンガンコミックスUP!)
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裕夢/ボブキャ
(ガンガンコミックスUP!)
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こゆびた べる
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/阿倍野ちゃこ
(ガンガンコミックスUP!)
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風来山/沖野真歩
(ガンガンコミックスUP!)
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相崎壁際/四季ムツコ
(ガンガンコミックスUP!)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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美袋和仁
(SQEXノベル)
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11月5日

雨堤 俊次
(宝島社文庫)
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山本 巧次
(宝島社文庫)
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ヒロサキ/冬馬倫
(フロース コミック)
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冨月一乃/雨宮れん
(フロース コミック)
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11月4日

尾田栄一郎
(ジャンプコミックス)
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冨樫義博
(ジャンプコミックス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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加藤和恵
(ジャンプコミックス)
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権平ひつじ
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
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辺天使/津田穂波
(ジャンプコミックス)
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伊藤砂務
(ジャンプコミックス)
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天野明
(ジャンプコミックス)
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ちると
(ジャンプコミックス)
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横山左
(ジャンプコミックス)
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松本直也
(ジャンプコミックス)
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稲岡和佐
(ジャンプコミックス)
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静脈/依田瑞稀
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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伊科田海
(ジャンプコミックス)
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河本ほむら/羽田豊隆
(ジャンプコミックス)
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ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)
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マポロ3号
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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近本大/新川権兵衛
(角川コミックス・エース)
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路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)
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三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
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藤本ケンシ/井出圭亮
(ヤンマガKCスペシャル)
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山田恵庸
(ヤンマガKCスペシャル)
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岡本倫
(ヤンマガKCスペシャル)
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植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
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新井春巻
(ヤンマガKCスペシャル)
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ARATA/まきしま鈴木
(PASH!コミックス)
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せるげい/くまなの
(PASH!コミックス)
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航島カズト/タンサン
(PASH!コミックス)
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渡 琉兎
(ドラゴンノベルス)
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葵すもも
(ドラゴンノベルス)
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綾村 実草
(ドラゴンノベルス)
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並木 陽
(星海社FICTIONS)
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11月2日

ツカサ
(講談社ラノベ文庫)
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猫又ぬこ
(講談社ラノベ文庫)
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山夜みい
(講談社ラノベ文庫)
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resn
(Kラノベブックス)
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モンチ02
(Kラノベブックス)
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六志麻あさ
(Kラノベブックス)
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11月1日

板垣ハコ/手島史詞
(HJコミックス)
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双葉もも/手島史詞
(HJコミックス)
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くろむら基人/ハヤケン
(HJコミックス)
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宮社惣恭/坂石遊作
(HJコミックス)
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ざっぽん
(角川スニーカー文庫)
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カネコ撫子
(角川スニーカー文庫)
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あきらあかつき
(角川スニーカー文庫)
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水戸前カルヤ
(角川スニーカー文庫)
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紫ユウ
(角川スニーカー文庫)
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震電 みひろ
(角川スニーカー文庫)
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手島史詞
(HJ文庫)
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佐原一可
(HJ文庫)
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ときたま
(HJ文庫)
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雨宮和希
(HJ文庫)
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シクラメン
(HJ文庫)
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日之浦 拓
(HJ文庫)
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御子柴奈々
(HJ文庫)
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まきぶろ
(アース・スタールナ)
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花波薫歩
(アース・スタールナ)
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夜塊織夢
(アース・スタールナ)
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瀬尾 優梨
(角川ビーンズ文庫)
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赤村 咲
(角川ビーンズ文庫)
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麻木琴加
(角川ビーンズ文庫)
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松本蜜柑/ひるのあかり
(B's-LOG COMICS)
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條/桜あげは
(B's-LOG COMICS)
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揚茄子央/佐々木鏡石
(コロナ・コミックス)
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miyasumi/あぐにゅん
(コロナ・コミックス)
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10月31日

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すえみつぢっか/りゅうせんひろつぐ
(ライドコミックス)
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滝乃大祐/一色一凛
(ライドコミックス)
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南方純/kiki
(ライドコミックス)
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ふしみさいか/樋辻臥命
(ライドコミックス)
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紫藤むらさき/小鳩子鈴
(ライドコミックス)
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オヤジ草/御鷹穂積
(ライドコミックス)
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アズマサワヨシ
(電撃コミックスNEXT)
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蒼樹うめ/中村明日美子ほか
(白泉社)
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10月28日

槻影
(GCノベルズ)
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一色一凛
(GCノベルズ)
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爪隠し
(ファミ通文庫)
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ながワサビ64
(エンターブレイン)
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雪だるま
(モンスター文庫)
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東雲太郎/銀翼のぞみ
(ヤングアニマルコミックス)
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鶴岡伸寿/銀翼のぞみ
(ヤングアニマルコミックス)
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相田裕
(ヤングアニマルコミックス)
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だたろう
(ヤングアニマルコミックス)
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柳井伸彦/長谷川凸蔵
(ヤングアニマルコミックス)
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大石まさる
(YKコミックス)
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松もくば/鬱沢色素
(KCx)
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水辺チカ/星彼方
(KCx)
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柊一葉/大川なぎ
(KCx)
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10月27日

佐遊樹/飾くゆ
(REXコミックス)
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Yostar/槌居
(REXコミックス)
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槻影/蒼和伸
(REXコミックス)
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矢野トシノリ
(REXコミックス)
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ねこうめ
(4コマKINGSぱれっとコミックス)
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和ヶ原聡司/柊暁生
(電撃コミックス)
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東方Project/宇城はやひろ
(電撃コミックスEX)
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常陸之介寛浩/村橋リョウ
(電撃コミックスNEXT)
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いみぎむる
(電撃コミックスNEXT)
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さだうおじ/和ヶ原聡司
(電撃コミックスNEXT)
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にられば
(電撃コミックスNEXT)
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ぽんとごたんだ
(アクションコミックス)
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大熊らすこ
(まんがタイムKRコミックス)
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荒井チェリー
(まんがタイムKRコミックス)
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あfろ
(まんがタイムKRコミックス)
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つみきつき
(まんがタイムKRコミックス)
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笠間裕之/柴朗
(まんがタイムKRコミックス)
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アンソロジー
(まんがタイムKRコミックス)
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10月26日

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