植田亮

魔剣の弟子は無能で最強! ~英雄流の修行で万能になれたので、最強を目指します~ 1 ★★★   



【魔剣の弟子は無能で最強! ~英雄流の修行で万能になれたので、最強を目指します~ 1】  ふか田さめたろう/植田亮 SQEXノベル

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人生大逆転で成り上がり!?
落ちこぼれは努力で無双する!!
英雄に憧れる少年、シオン。 彼は誰もが持つ才能の証『神紋』を持たず落ちこぼれ扱いされていたが腐らずに頑張り続け冒険者となった。そんなある日、彼はパーティの仲間に裏切られ絶体絶命の窮地に!だが、死を覚悟する彼の前に憧れの英雄『ダリオ』を名乗るガイコツが現れて!?助けてもらったシオンが話を聞くとダリオは『神紋』を持たない弟子を探していたという。尊敬する英雄に弟子入りすることになり、秘密の修行場に籠るのだがーー【才能がないだと? ならば天才どもの百万倍努力するのみだ!】「はい! 師匠!」数百年にも及ぶメチャクチャな修行をした結果、いつのまにかシオンはS級の魔物さえ余裕で倒せるようになっていた!!元無能、今万能の少年(と師匠)が贈る痛快無双劇、開幕…!

いや努力するにしても年月掛けすぎじゃないですか? 伝説の賢者ダリオの幽霊だか思念体だか魂の憑依体だかに見込まれて、修行を受けることになったシオン。秘密の修行場って精神と時の部屋みたいなもんですよね、これ。
……実質、地獄じゃないここ? だって、娯楽も何もなくひたすらに修行だけですよ? 衣食住も全然完備してないんじゃないですか? ひたすらに修行ですよ? 一年も経たずに頭おかしくなるんじゃないだろうか。ドラゴンボールの精神と時の部屋だって、あれ飯はちゃんと食ってたし期間も一年限定だったはず。違うバージョンとかあったかな?
それを、この少年シオンはガイコツ相手にひたすら修行修行。面白い工夫ある修行じゃなくて、いきなり基礎体力トレーニングと魔法習得に1万年。次に素振り10万年である。
あらすじでは数百年ってなってるけど、単位全然違いますからね。
いやいやいや、頭おかしくなるって。人類の文明が発祥してまだ一万年経ってないんですけどね、地球さんでは。
娯楽ががいこつ師匠の英雄譚だけって、どんだけ自慢話のストックあるんだよ師匠。
そして最終的に億年単位、場合によってはその上の単位まで修行していたシオンくん。弥勒菩薩も降臨しそうなほどの時間が経過したらもう何らかの謎の上位次元の精神生命体にでも進化するか、別の宇宙に旅立つか、邪神化でもしそうなものだけど、人間の枠から一歩も逸脱しないまま変化せずに終わったシオンはそれはそれで凄いんじゃないだろうか。シーラカンスレベルである。
というか、それだけのわけのわからない時間ひたすら修行だけしていて、メンタルも通常の人間のまま、というのも凄いは凄いんだけれど、逆に見るとこれだけ修行しておきながらこれだけしか強くなっていない、というのは実際シオンって人類でも稀に見る数億人に一人の無能だったんじゃないだろうか。神紋のあるなし関係なくフィジカル無能だったんじゃないだろうか。いやそれだけの年月メンタル変わらないまま修行完遂できたという意味では精神面でコズミックホラー並みの偉人かもしれないんだが。

まあそれはそれとして、師匠がかわいいのである。ひたすら師匠かわいいのである。わりと雑な性格した居丈高美少女師匠はかわいいですよね。この師匠が実はかわいい美少女師匠だというのが発覚するのは修行終わってからというのが、やっぱりシオン頭おかしいのですが。師匠のことオッサンと思い込んでおきながら、よくまあ修行続けられたもんである。幾ら憧れの英雄だからといっておっさんと顔つきあわせて億年単位って、もはや女性という異性の存在を認識できなくなる期間なんじゃないだろうか。いやまあ美少女だと知ってたとしてもこのときの師匠はガイコツだったので、しゃべこうべ相手だったらオッサンも美少女も関係ないかもしれないが。
ともあれ、シオンの素直で前向きで楽天的という善良で気持ちの良い性格をしたキャラクターというのは、偉そうで我儘で居丈高ででも弟子のことを猫可愛がりしてくれる可愛い師匠とは性格もマッチしていて良いコンビなんですよね。
普通ならいらんちょっかい掛けて破滅しそうな、堕落していたハーレム冒険者の青年と女性たちが、シオンの人柄の良さに感化されて本来の冒険者になった当時の夢を取り戻して出直す展開なんか、人が本来持っている良い部分を引き出してくれる主人公というのが伝わってきて、なんとも嬉しかったです。師匠もあれ結構拗らせているはずなんだけど、シオンの明るさと懐っこさにだいぶ掬い上げられてるよなあ。
というか、ずっとイチャイチャしてなかったか、この師弟。さすがにあれだけの年月一緒に過ごしていると遠慮なんてなくなりますし、以心伝心でもあるんですよね。
レティシアをはじめとして女性キャラクターはヒロインとして登場するんだけれど、実質割り込む余地ないよなあ、これ。まあ無鉄砲師弟コンビは放っておくと常識投げ捨てちゃっているので、レティシアがうまいことストッパーとして機能してくれているみたいだけど。それはそれとして師匠、美少女なのに美少女好きで女性メインで食い散らかしてきた女癖の悪い美少女だったみたいだけれど、美少女なので無罪。


文字魔法×印刷技術で起こす異世界革命 ★★★   

文字魔法×印刷技術で起こす異世界革命 (HJ文庫)

【文字魔法×印刷技術で起こす異世界革命】 藤春都/植田亮 HJ文庫

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文字無き世界を変えるため―― 君が描いて、俺が刷る!

印刷屋の跡取り息子で、三度の飯より印刷が好きな青年・坂上宗一郎は、ある日女の子の声に呼ばれ異世界へ召喚される。
彼を召喚した少女・アイリによると、この世界では文字が禁忌とされ、字の魔法を受け継ぐアイリの一族は迫害されているという。
「本も読めない世界を変えて! 」そんな願いを叶えるため宗一郎が考えたのは、アイリが描いたえっちなイラストに文字を載せて世界中にバラ撒くこと!?
街の片隅に置かれたエロ本で世界を変える、異世界情報革命ファンタジー、開幕!

え、エロ本かー!! いやうん、わかる。わかるんよ。エロの力は偉大なり。女の子と付き合いたい、という方向とはまた別に「エロい情報を手に入れる」という方向性に対する男性の集中力と執着力には尋常ならぬものがあるんですよね。それこそ、まったく未知の領域に何の躊躇もなく飛び込むような、意欲と解析力と分析力の塊になるのである。それは未知の言語であったり、わけの分からない機械であるパソコンの使い方であったり。
かく言う自分だって、どれだけエロスのために独学でPCの使い方を覚えたか。というよりも、わからないものをわかるように調べる試行錯誤の仕方を学んだ、というべきかもしれない。
ともあれ、原動力としてエロスの力は尋常でないものがあるだけに、文字文化の導入にエロ本を投入するというのはなるほどなあ、と大いに感心させられたのだけれど、エロ本を刷って都市から都市を渡り歩いて、深夜にばら撒いて回るとか、正しく変態の所業だよなあ。自分の黒歴史を世界に公開されるはめになったヒロインのアイリの悲惨さがまた笑えると言えば笑えるのだけれど、この娘歴史的にはエロ本の魔女に収まりそうなのはマジ可哀想である。
それにしても、文字が禁止された世界、というか「社会」か。これが、ちょっと想像がつかないんですよね。一応、本作の世界は元々文字があったところに、教会が文字を禁忌のものにして社会から廃絶された、という「文字」の経験がある世界なだけに、ある程度社会基盤が整っているのは理解できるんですけれど、いやむしろ文字の存在が前提としてあった世界から文字が消えてしまったら、社会そのものが維持できずに崩壊しちゃうんじゃないだろうか。中世レベルの社会体制が維持されているのが、ちょっとどうやってるのか想像できないんですよね。記憶奴隷、というものを使っているという描写があるんですが、いや色々覚えてる奴隷がいるから、という程度で「統治」が成り立つんだろうか。少なくとも支配層は文字が使えないと色々と儘ならないものが多すぎるんじゃなかろうか。
とはいえ、中南米の古代文明やそれ以外の地域でも、文字がないなかである程度の社会体制を築いている例はいくらでもあるわけで、文字があるのが当然である自分などでは想像が及ばないのだけれど、それなりに社会を成り立たせる仕組み、というものはあったんでしょうね。日本だって、記録のための文字が使われるようになったのは5,6世紀前後というから、決して早いものでもないですからね。
ただ、文字の利便性というのはやはり図抜けたものがある以上、それがあるのとないのとでは社会の発展性、成熟度は文字通り次元の違うものになります。これ、文字が使用できる拠点を、現地の統治機構ごと確保できてしまったら、文字魔法とか全く関係なく物理的に世界を敵に回せるんじゃなかろうか。
もっとも、主人公は徹底して印刷バカなので、あんまりそっちの方向で革命について考えてはいなさそうだけれど。だからこそ、政治的な駆け引き抜きにして、書というものの、文字というものの影響力を野放図に拡散させることに終始していて、それが旧来の世界のルールを根底から揺るがすことになっているんだろうけれど。
しかし、あの召喚のされ方だと主人公の実家の印刷所、潰れそうだよね、大丈夫なんだろうか。


藤春都作品感想

アリス・イン・ゴシックランド 3.吸血機ドラキュラ4   

アリス・イン・ゴシックランドIII  吸血機ドラキュラ (角川スニーカー文庫)

【アリス・イン・ゴシックランド 3.吸血機ドラキュラ】 南房秀久/植田亮 角川スニーカー文庫

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気晴らしに出かけた舞台の席で、アリスたちはワラキア公と名乗る一人の紳士と出会う。それと時を同じくして発生する連続不審死事件。捜査を始めたジェレミーとイグレインは、被害者が一様に全身の血を抜かれており、首筋に二つの傷がついていることを突き止める。一方、アリスの別人格であるジルは、自らの復讐を果たすべく残る二人の標的を狙っていた。そして、その復讐の刃は、彼女を止めようとしたジェレミーにも向かい―。
 ええええっ!? なんで!? この巻で終わっちゃうってどういう事なんですか!? これからもっと面白くなるってところだったのに。せっかく登場したモリアーティ教授とか、特に暗躍の場面なく終わっちゃったじゃないですか。
ビクトリア朝の霧の王都ロンドンを舞台にした、フィクション・ノンフィクション総ざらえのオールスターキャストで繰り広げられる大活劇もコレにて幕、ということで、さらなる新キャラに加えてこれまで登場したキャラクターも登場しての、文字通りのオールスターでのクライマックスは流石のお祭り騒ぎでしたけれど、この楽しい「遊園地」はもっと長く楽しみたかったなあ。
でも、最後の大活劇がここまでド派手な事になるとは、結構コレ、やりたい放題ですよね。新聞記者のH・G・ウェルズなる人物が意気揚々と登場したときはまさかと思いましたけれど、トライポッドまで出てきた日には、もう「宇宙戦争」どんとこい、である。さすがに火星人までは登場しませんでしたけれど、吸血鬼たちがトライポッド軍団を使うという発想は、収穫云々に絡めても思わずなるほどなあ、と感心してしまいました。トライポッドから触手が伸びて人間を捕獲していくシーンは、映画「宇宙戦争」の図が容易に思い浮かびましたよ。
そんな闇の者、ドラキュラ軍団のロンドン強襲に立ち向かうのは、映画に小説といったフィクションに、歴史上の人物たちを加えたこの時代における人類総連合。ネオ・ヘルファイアクラブの面々も加勢しての大立ち回りは、エンターテインメントの粋とも言えるんじゃないでしょうか。
しかし、ネオ・ヘルファイアクラブって、純粋悪の組織というわけでもなかったんだ。リーダーであるドリアンの見解を聞いている分には、むしろ帝国主義華やかなる時代において国家利益優先ではない世界平和の秩序を必要悪を以て築こうとする組織なんですよね。ドリアンの理想主義なところは、人材マニアっぽいところも含めてなかなか魅力的で、マイクロフトとは全く別の方向のカリスマであり、敵としても味方としてもまだまだ見続けたい人でした。

頑なにジェレミーが自分のテリトリーへ踏み込むのを拒絶していたジルも、思わぬ事からジェレミーに凶刃を振るってしまった事から、復讐と憎悪に凝り固まった信念にヒビが入り、その隙間から歳相応の少女の素顔が、救いを求めるか弱い少女の心が浮かび上がってくる事になります。
一方で、イグレインもまた数少ない気の置けない同性の親友を見舞った運命に打ちのめされることになるのですが、此方は良い意味でも悪い意味でも根性が据わっているというか、弱音を吐かない性格というか、他人に寄りかかるのではなく、首根っこ掴んで引きずり回さずには居られない性格なので、悲しんでも悔やんでもその場で動けなくなることはないんですよね。兎に角突き進む。感情のまま突っ走る。それくらいでないと、ジェレミーの相棒としてはやっていけないのかもしれません。ジェレミーもジェレミーで似た者同士で、常に悠々と余裕たっぷりに突き進むタイプですから、立ち止まっていると置いてかれちゃうんですよね。もっとも、ジェレミーは動けなくなってしまった子はきちんと迎えに行く人でもありますけれど。アリスやジルに対しては、常にそうした庇護者としての立ち振舞いでしたからね。あの過保護っぷりは、イグレインがちょっと拗ねるのもわからなくはない。でも、コンビであり、相棒であり、恋という名のゲームのプレイヤーは、対等以上に対等なイグレインでないといけないんだろうなあ、というジェレミーの気持ちは、あの皮肉交じりで遠慮なしの信頼と擽ったさが混じったような態度からも透けて見えるようでした。もうちょっと「きゃっきゃうふふ」してニヤニヤさせてくれても良かったんですけどねえw

きっと最後まで顔を見せてくれないんだろうなあ、と思っていたシャーロックとワトソンの二人もきっちり登場してくれてしまった時点で、残念ですけれど諦めもつきました。残念ですけどね。もっともっと遊びたかったですけれどね。でも、最後の最後まで見所盛りだくさんで楽しませていただけましたし、満足満足。
面白かったです。

1巻 2巻感想

アリス・イン・ゴシックランド 2.怪盗紳士と大聖堂の秘法4   

アリス・イン・ゴシックランドII  怪盗紳士と大聖堂の秘法 (角川スニーカー文庫)

【アリス・イン・ゴシックランド 2.怪盗紳士と大聖堂の秘法】 南房秀久/植田亮 角川スニーカー文庫

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魔都ロンドン(ゴシックランド)を騒がす”切り裂き魔”の正体は、アリスの別人格”ジル”だった! 無垢な天使と冷酷な殺人マシーンの二面性が同居するアリスの扱いに苦悩するジェレミー。そんなある日、彼はフランスの少年貴族ラウルと知り合う。巨大犯罪結社ネオ・ヘルファイア・クラブから狙われていると語るラウルは、ジェレミーに共闘を申し出るが、はたして、彼の真の姿とは……? 謎と冒険に満ちたビクトリアン・ゴシックファンタジー第二弾!
フランスの貴族にして怪盗紳士ときたら、勿論あの人しかいないでしょう! 詳しい人は、ラウルの名前を見ただけで判別できるんでしょうね。ちなみに私は知りませんでした。アルセーヌ・ルパンの本名がラウールだということは。
このラウル。少年貴族と表現されるだけあって、まだ十代の若者なんであれ? と思ってたんですが、そうかルパンとシャーロック・ホームズって同世代じゃなかったんだ。シャーロックの方が二回りくらい年上なんですね、なるほどなるほど。
そのシャーロック氏はというと、ベイカー街に居を構えていらっしゃるようですけれど、しばらくは上手いこと登場しなさそうだなあ。妹のイグレインに連れられて事務所まで訪ねて行っても不在ということは、彼は刑事コロンボのかみさんみたいに、登場人物からその人となりを何度も語られるにも関わらず本人は顔を出さないという存在感の出し方に終止すると思われる。まあ何しろあのシャーロック氏だ。ジェレミーたちの物語に顔は出さなくても、勝手に背景でうろついているだけで存在感は十分発揮してくれている。シャーロック・ホームズは居るだけでシャーロック・ホームズなのだ。
その点、まだラウルは若いな。才気迸り意気軒昂、強かでユーモアに溢れた実に魅力的な若者であるのは間違いないけれど、やっぱりアルセーヌ・ルパンはダンディな紳士というイメージがあるので、イメージにはかなわない部分がある。もっとも、ヤング・アルセーヌと考えれば十分以上のキャラクターなんだけれど。さりげなく大事な幼馴染としてクラリスの名前があがっていたのにはニヤニヤさせられてしまう。

さて、二巻に入ってもビクトリア朝のレトロな時代背景に遊び心たっぷりの軽妙洒脱な語り口によって語られる有名キャスト総ざらえのオールスター娯楽ムービーは健在で、読んでて楽しいったらありゃしない。ゴシックランドのタイトルの通り、これって「遊園地」なんですよね。ディズニーランドみたいに様々なキャラクターが一処にごっちゃに詰め込まれてお祭りしているみたいな感じで、この時代を舞台に活躍する古今東西の様々な著名なキャラクターたちがフィクション・ノンフィクションの境なく一同に介して走りまわるお祭り騒ぎ。その中心にいる貴族刑事のジェレミーと、ホームズの妹、自由奔放破天荒娘のイグレインのコンビがお互いにハメを外して振り回し合いながら丁々発止のコンビネーションで突っ走る、この痛快感、爽快感は気持いいことこの上なし。二人してポンポンと口喧嘩して気のない素振りを見せながら、実はお互い相思相愛。かと言って正直になるには二人共性格がひねくれていて、もどかしくも心憎い恋の駆け引きが繰り広げられるジェレミーとイグレインの恋模様も、まあ顔がほころぶやらニヤニヤが収まらないやら。くすぐり方が絶妙で素敵なんだわ。

定番と言っていい降霊会ネタにヴェアヴォルフ。ついにかのモリアーティ教授も登場し、盛り上がることこの上なし。いやあ、楽しかった。この調子で行ってくれるなら次回以降も期待膨らむばかり。
しかし、一番キャラクターが濃かったのが、あのオスカー・ワイルドというのは凄かった。でも、この人って実際こんな感じだったそうなんだよなあ。

1巻感想

アリス・イン・ゴシックランド 霧の都の大海賊3   

アリス・イン・ゴシックランド  霧の都の大海賊 (角川スニーカー文庫)

【アリス・イン・ゴシックランド 霧の都の大海賊】 南房秀久/植田亮 角川スニーカー文庫

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魔都ロンドン(ゴシックランド)の平和を守るのは、ホームズの妹と美少女メイドだけ!?
謎と冒険に満ちたビクトリアン・ゴシックファンタジー!!

時は19世紀末、霧煙る魔都ロンドン(ゴシックランド)! 切り裂き魔が跳梁し、英国海軍の新造艦が奪取されるなど怪事件・大事件多発の陰には、巨大な犯罪結社暗躍があった! 大英帝国の転覆を謀る悪漢どもを相手に、スコットランドヤードの貴族刑事ジェレミーと、世界一有名なあの名探偵(シャーロック・ホームズ)の妹イグレイン、そして謎めいた美少女メイドのアリスは、いかに立ち向かうのか!? 謎と冒険に満ちらビクトリアン・ゴシックファンタジー、ここに開幕!
やっぱり南房さんはノベライズよりもオリジナルの方が圧倒的に面白いよ。
ここで描かれるのは南房版【リーグ・オブ・レジェンド】。【リーグ・オブ・レジェンド】覚えてます? 確かアメコミが原作だった映画で、19世紀末のビクトリア朝の時代を背景に古今の著名な小説の主人公が敵味方に別れて相争うというSFアクション。透明人間やジギル博士とハイド氏、海底二万マイルのネモ船長とノーチラス号、トム・ソーヤーなど日本でも有名なキャラクターが暴れ回るというアレです。アラン・クォーターメンとか、ミナ・ハーカーとか、あんまりコチラでは知られていない人たちも居ましたけど。
一方でこちらの登場人物はというと、かの名高きホームズ探偵とワトソン氏こそ不在なものの、レストレイド警部は厳しい顔つきでジェレミー卿の上司をやっているし、ヤング・シャーロックの手がけた「グロリア・スコット号事件」のジャック・プレンダーガストがフック船長になって帰って来るわ、その船長が操る船がノーチラス号だわ。
巷では切り裂きジャックによる娼婦連続殺害事件が騒がれ、ダシュウッド男爵の地獄の業火倶楽部の後継組織が暗躍し、とまさしくビクトリアン・ゴシックの雰囲気を濃厚なまでに楽しめる。このハッタリ、このケレン味。もう読んでて美味しくって仕方がない。
主人公の貴族のボンボン刑事のジェレミーと、お転婆娘のイグレインの掛け合いもまた楽しい。貴族で金持ちというところを謙遜するどころかむしろひけらかすジェレミー卿がまた小憎たらしくて憎めないんだ。そこまで開き直って「俺は金持ちだ♪」と胸を張られると苦笑いするしかないじゃないか。
まあ一番イイ性格しているのは、ジェレミー邸のメイドのケイトでしたけど。こいつ、本気でクビにした方がいいんじゃないか?(爆笑
お互い張り合い貶し合い足を引っ張り合いドツキ合い、と喧嘩を繰り返しているうちに段々といい雰囲気になっていってしまうジェレミーとイグレインのラブコメも実に美味しい。
そして、そんな二人の間を繋ぐことになる記憶喪失の少女・アリス。彼女の正体は最後に明かされることになるのですが、そうか、あの事件って「彼女」である可能性も囁かれていたのか。
この子の立ち位置はまだ不安定だし、ネオ・ヘルファイアクラブの闇はまだ姿を見せ始めたばかり。続けばまだまだこの時代における有名人たちがゾクゾク登場してきそうだし、ぜひ長編になってほしいなあ。

ワールド エンド ライツ 23   

ワールド エンド ライツ2 (HJ文庫)

【ワールド エンド ライツ 2】  花房牧生/植田亮  HJ文庫

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表紙絵の後ろの方で、こっそり自己主張してるのはあれ、金髪の魔女なのか由希菜なのか。前髪の様子からして由希菜の方っぽいなー。

仮想現実世界【アナザー】に隠されたゲーム。MMORPG《ヴァルプルギス・ナイツ》にて冒険を続けるユウマとオリエの前に、【不死者の王】の名を冠された強敵・エンドバウムが現れる。この“計画された”遭遇には、魔女の如何なる意図が隠されているのか!? 世界を揺るがす大剣《ノーザンライツ》を手にした少年の、次なる闘いが幕開く!

なるほどなあ。いやね、今回この二巻を読んでて微妙な違和感みたいなものが纏わりついていたんですが、どうもその理由は自分の意識の中にあったMMORPG小説の常識とこの作品の特徴のズレにあったらしい。普通のMMORPG小説を読んでいるつもりだったんで、変な感じに思えたんだな。
というのも、普通のMMORPG小説って大概、現実世界とネット世界はある程度区切られてお互いにオミットされてるケースが多いんですよね。つまるところ、現実世界から独立したひとつの異世界としてネット世界が、ゲーム参加者の中では確立しているんですよね。もちろん、ネット世界とリアルが話の流れの中で重要な関連を持ってくるケースや、ネットの中で育んだ人間関係がリアルまで波及して行く話などは決して珍しいものではない。
ところが、このワールドエンドライツはそれらとはどこか違っていて、MMORPG《ヴァルプルギス・ナイツ》の世界はあくまで厳然とした現実世界の延長線上なんですよね。オリエや、今回加わる新キャラクターたちも、リアルでもしっかり面識があり、連絡を取り合い、普通に遊びに行ったりする友達同士であって、ネット世界でのみ交流する独立した間柄ではない。そもそも、主人公の優馬がこのゲームをプレイするようになったのは、現実世界で行方不明になっている妹の痕跡をこのMMORPG世界で偶然見つけたため。そして、優馬たちのゲームプレイ進行に、ゲーム製作者たちリアルの人間が積極的に関与してくるという構図。なにより、幼馴染の由希菜の説得というか説教があったとはいえ、優馬は自分が妹の行方を辿る手がかりをこのゲーム内で探している事実を、自分の父親や親族に告げて協力を乞う事になる。父親は突拍子もない息子の言を信じて、リアルの方から調査を行ってくれることを約束してくれるのだ。
つまり、このMMORPGは独立した異世界として存在するのではなく、現実世界で発生している行方不明事件の謎の根幹であり、その謎を解明して行く上での舞台装置として機能しているわけです。
そういう視点で作品を捉えていくと、優馬たちを巡る、ゲームとしては明らかに破綻している恣意的なイベントの連続も、魔女たちのあまりに理不尽なパラメーターの弄り方も理解が及んでくる。
とはいえ、この《ヴァルプルギス・ナイツ》を単純なゲームと考えるには非常に不気味な点が多々あるわけです。妹そっくりの青い髪の魔女の秘密。<サウスオブヘブン>から聞こえてくる声。人の魂を基板としたデータ。
なにか得体の知れない魔法めいたものが、この物語の底には横たわっているような不気味な雰囲気があるんですよね。それこそ、ゲーム的な魔法とはまるで違う、もっと生々しくおどろおどろしい何かが。
恐らく、メイン進行はこのまま《ヴァルプルギス・ナイツ》内を中心に進むのだろうけれど、現実世界の方でも何らかの重要な出来事が起きてきそうな予感。オリエも、単なる偶然から優馬を手伝ってくれる仲間になったわけじゃなく、彼女にも《ヴァルプルギス・ナイツ》で見つけなきゃならない懸案がある事がわかったし、それが優馬の妹の失踪と底辺で繋がっているのなら、これは一個人の失踪では済まないかなり大規模なナニカが進行しているということになる。
由希菜も、なんか黙ってないみたいだし。そりゃあ、友達たちがみんな幼馴染と一緒に同じゲームしてたらねえ(笑
そして、衝撃的なラスト。さあ、事件が本格的に動いてきた。


追記:あの悪趣味極まる不死者の王、モデルは絶対あれだろう。ダイ・アモン! って、今時の子は知らんかな(苦笑

1巻感想

神剣アオイ 2.幼なじみと黒猫メイド4   

神剣アオイ  2 幼なじみと黒猫メイド (集英社スーパーダッシュ文庫) (神剣アオイシリーズ)

【神剣アオイ 2.幼なじみと黒猫メイド】 八薙玉造/植田亮 スーパーダッシュ文庫

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猫踊りを御存知でしょうか? と、坂兎たばねは誰彼かまわず尋ねたくなった。その日、彼女は飼い猫のクロが踊っているのを目撃した。しかも、その直後クロはメイド姿にその身を変える。彼女の飼い猫は、異世界からの力を取り込み、異形の能力を得たもの、すなわち『賓』だったのだ。
一方、名嘉田幸人はその『賓』と刺し違えるために生まれた『神剣』の少女、アオイとデートをすることになっていた。初めてのデートに幸人は苦労し、アオイは新たに生まれた感情に戸惑う。
少し不思議な日常は、それでも穏やかに過ぎていくように思えたが、『神剣』の使命は、過酷な選択を幸人に迫る!
これ、一巻の感想は書いていませんでしたね。わりとフォーマットな伝奇バトルファンタジーで、特に書きたい事も見当たらなかったというのもあるんですが、あの【鉄球姫エミリー】を書いた人にしては大人しい内容だと拍子抜けした部分もあったんですよね。
なので、今回もあの処構わず身も心も血みどろに引き裂くような牙を収めたフォーマルな内容になるのかなあ、と思いながら読んでたら……ぐああ!! しまった、この作者、ド派手なイメージが強くて隠れガチになっていたけれど、人間関係をグチャグチャの泥沼に叩き落すも上等、というタイプの人でもあったんだ。しかも、今回のこれは後々にじわじわと亀裂が広がっていくタイプの遅延性の神経毒じゃないか。しまったしまった、油断していたら蛇のように舌なめずりしているところに頭から突っ込んでしまった気分だ。
思えばこの人は、元々理想に対する甘く楽観的な姿勢に対して、否定はせずとも恐ろしく冷徹にその甘さが通じない非情で容赦苛責のない現実を突きつけて、希望を踏みにじり、絶望を露呈させ、「おら、どうするよ?」と問いかけてくるタイプの作者だったのを思い出さされた。
この【神剣アオイ】でも、主人公の名嘉田幸人はその甘い理想論の信奉者として、自身の思想に愚直に準じている。その真っ直ぐな姿勢は、確かに一巻で神剣として滅びる運命だったアオイを救い、またこの巻ではクロやたばねを救っているんですよね。その結果は認めなければならない。ただ、結果が良ければすべてよし、と行かないのが現実というもの。たまたま今回うまく行ったからといって、反省もなく同じことを続けていたら破綻はすぐさま襲いかかってくる。
幸人は愚か者ではあるのだけれど、自分が愚かであるという自覚はあるし、自分のやり方が決して上手いものではなかった、それどころか綱渡り的に失敗しなかっただけでむしろ拙く危険で最善とは程遠いやり方だったという事もちゃんと分かっていて、落ち込み悩むだけの聡明さは持っているんですよね。その点はまだ芽があると言えるのかもしれないけれど、でも幸人は自分に悪い部分、いけない部分がある事は理解しているけれども、肝心の何が悪いのか、という所にまでは思考が辿り着けずにいるのである。
それは、彼の鈍感さであり無神経さであり、他人の在り方を自分の想像の範疇でしか規定できない了見の狭さであるわけだ。本来なら、主人公のそういう部分はヒロインたちの妥協や受容、寛大さやフォロー、ご都合主義的な流れによって処理されてしまうものなのだけれど、本来なら人間のそういう他人と分かり合えない部分こそが、人間関係を破綻させてしまうもののはずなんですよね。それをご都合主義に逃げずに冷徹に作用させたケースがこの二巻の顛末に現れている。
テンプレならば、ここは幸人の幼馴染であるたばねが、話の中盤で実際に実行していたようにアオイへの気配りや、気心の知れた幼馴染との以心伝心によって上手くバランスをとり、和やかな方向で人間関係を纏めてくれるはずなのだが、彼女自身がこれまでただの幼馴染という以上の関係を考える事を停止してきた幸人への気持ちに目覚め、飼猫であり賓(まろうど)となったクロとの絆を深めることで、結果的にバランサーとしての役割を放棄してしまったのである。
アオイはというと、生まれてまだ数カ月で人間の感情の機微というものを未だ理解できずにいる純真無垢な幼子であるがゆえに、自分の内から湧き出してくる生々しい感情を制御も理解も出来ずにいる状態。人間という枠に縛られないが故に、常識も平然と逸脱する危険性を内包した彼女が自分の感情を持て余しているのである。まるで火種に放り込まれた爆弾みたいなものだ。

私は、幸人が幾多の主人公くんたちに比べて、それほど鈍感だとは思わないし、彼は彼なりに一生懸命アオイを大切にしようとしているのも分かっている。自分の至らなさを自覚し、苦悩しているのも確かだ。でも、現実として彼はどうしようもなく無神経であり、想像力が欠如している事実は否めない。それが、まさに状況を最悪なものへと転げ落としつつあるんですよね。
つまるところ、幾ら頑張っていようと自覚も努力も、現実の状況を前にしては意味をなさないわけです。
もっとも、今のところはまだ毒が植え込まれた状態であり、亀裂が生じ始めている段階であり、致命的な所には至っていない取り返しのつく所のはずなんですが……でも幸人の問題とされる部分が、他人がどう指摘しようと、自分で直そうとしてもなかなかどうにもならない部分である以上、この後の破綻は避けられないのかもしれないなあ。その根源は若さであり、ある意味一度痛い目を見ない以上なかなか捉えきれないところでもあるわけだし、しっとりとした絶望感がじわーっと広がってくる。
こりゃあ、血を見ずにはいられないか。修羅場確定か。


と、重苦しいところはとてつもなく重苦しいのだけれど、ハチャメチャにコメディしている部分は徹底的にハッチャケてて、これがやたらと面白かったですよ!? 一巻ではその方面でもおとなしかったと言わざるを得ない。たばねの暴力系幼馴染としての傍若無人さは、他の追随を許さない凄まじさ。もう、普段の幸人へのムチャぶりがすごすぎる(爆笑 会話の内容からしてぶっとんでるもんなあ。気心が知れているにも限度があるだろうw
とりあえず斬華さんがドジっ娘というのは大いにアリだ、アリだ!
って、嵯峨先生って、金華さんに養われ、斬華さんに侍られて、スニーカーの娘は滅多に人化しないそうだけど、それでもこの人の生活って、ハーレムだよな、あれw

ワールドエンドライツ4   

ワールド エンド ライツ (HJ文庫)

【ワールドエンドライツ】 花房牧生/植田亮 HJ文庫

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くはーー、アニスの時も思ったけど、やっぱりこの人、純然と上手いわー。恐ろしく自然にグイグイッと話に引き込まれてしまう。特筆すべきところがあんまり見当たらないにも関わらず、べらぼうに面白いんだな、これが。敢えて理由をねじ込んでみるならば、たぶん、人と人との繋がりの描き方が、とんでもなく絶妙なんだわ。お陰で、相互作用もあってそれぞれのキャラクターの存在感が、非常に大きいものになっている。決して飛び抜けて個性的というわけではないのですけど、一人ひとりが一個の作品世界を成り立たせるための強固な柱となっているというべきか。
たとえば、本筋であるMMORPG<ヴァルプルギスナイツ>には参加していない幼馴染の工藤由希菜など、ゲームに参加していないものだから見せ場なんてないはずなのに、日常パートでのキャラの立てっぷりは見事なものだったし(あのほわほわーっとしたキャラ、好きだわー)、本来存在感なんて残せそうにないものなのに、主人公の行動原理となる妹の件での主人公との想いの共有や、オリエとの繋がりなど要所要所で影のキープレイヤー的な立ち位置にいるんですよね。おかげで、ラスト近くの展開には、私はすっかり騙されましたわ。あそこでああいう形で関わってくることに、違和感がなかったし。
地味で目立たないところでは、事故のあと主人公の面倒を見てくれているというオバサンとの、わずかワンシーンの会話など、あれって結構短いのに重要だと思うんですよね。あれで主人公の現実世界における親しい人達の距離感や付き合い方、お互いいだいている感情、あの事故によって妹が行方不明という事実が主人公を含めて周りの人間にどう影を落としているか。その辺を腑に落とすのに、端的でありながら見事な切り口だったし。
あのシーンや、幼馴染とのやりとりがあるとないとでは、主人公のゲームへの執着がどう見えるか、どんな重みがあるかを感じるのに、まるで違ってくるだろうし。

物語における根幹部分の謎も、話にぐいぐいと引き込まれる要因の一つですよね。どうして、交通事故で消息不明になった妹の姿がネットゲームの世界にあるのか。しかも、ゲーム世界におけるボスである三人の魔女の一人として。
実のところ、これもしかして一巻完結の話なのかと途中まで勘ぐっていたのですが、ラストの展開で主人公が追い求めた真相が明らかになると同時に、さらに謎が大きく広がって目に見える形での追い求める対象が、このネットゲームの世界が作られた理由、<ヴァルプルギスナイツ>の世界に秘められた謎を明らかにしないと辿り着けない事が明らかになっていくという、進めば進むほど世界が奥深くへとぶわーーーっと広がっていくような感覚は凄かったなあ。
読み終えて、ようやくこれがまだ序章に過ぎなかったと気付かされる、止めていた息を吐き出すような読後感は、なかなか痛快だった。
痛快だったといえば、主人公がゲームを始めるにおいて負わされた設定。これは読む人によって受け取り方が違うのかも知れないけど、私は痛快だったなあ。てっきり最初は贔屓の引き倒しだと思ってたら、設定が明かされた途端、ひっくり返りましたよ。なんという無理ゲー!! 本気で呪いじゃないですか。そりゃあ、ギルドにも入るのためらうわ。こんなの、見せられないし。一人だけ違うルール、というよりもジャンル? でゲームやらされてるようなもんだし。

なんにせよ、面白かった! ゲーム内でなし崩しにパートナーとなるオリエも、ゲーム内にとどまらず、どうやら現実世界の方でも積極的に関わってくることになりそうだし。そうなると、ユキナもこりゃあ黙っていないよなあ。

そういえば、なんか大人版アニスみたいな女の人出てきてたけど、ああいう妄想脱線娘って主人公だったら別にかわいいなーで済んでたけど、こうして他人として相手する立場から見ると、めちゃくちゃ鬱陶しいっすね(苦笑 アニスでシドがなんであれだけうんざりしていたのか、ものすごくよくわかったw

さよならピアノソナタ encore pieces5   

さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)
【さよならピアノソナタ encore pieces】 杉井光/植田亮 電撃文庫

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bk1

杉井さんって、作家になる前はマジでいったいなにやってたんだろう。いや、もちろんこの人の前歴ってなんやかんやで有名で、断片的な情報はあとがきからやら何からやらで得てはいるんだが、【神様のメモ帳】といいこの【ピアノソナタ】といい、主人公たちがやってる仕事の混沌ぶりを見せられると、単純にあれやってました、あの頃はこんなことをやってました、というような説明では絶対に理解出来ような、それこそ得体の知れない体験をくぐり抜けてきたんだろうなあ、というのが伝わってくる気がして、畏怖を覚えるんですよね。
少なくとも、業界ゴロとか普通に生きてたらならないしなれないし何やってるかも定かではないもんね。これ読んでても、ぶっちゃけ何やってるのかよくわかんないもん(苦笑
何でも屋って、云うは易しだけど、実際やるとなるととんでもないバイタリティだの行動力だのが必要なんだろうな、というのダケはわかる。直巳にしても、メモ帳のナルミにしても、行動力だの馬力だのといったガツガツと暑苦しいぐらいのパワフルさとは、とんと縁がなさそうな芯の細そうな人間というのが、また面白いんですけど。ひょろひょろで流されそうで気が弱くて、実際ヘタレなんだけど、そのくせやたらとフットワーク軽いし、あっちこっちに足をのばし、顔を突っ込むことをいささかも躊躇わないのは、凄いなあ、と思う。なんか、そういう風に行動することが特別凄いことだと思っておらずとても普通の事だと思ってそうな所もなお凄いよなあ。

とまあ、何の話をしていたんだっけ? 
そう、結婚に至る男女のお話なのである。青春時代を引き摺りながら大人の時代に足を踏み入れたナオ24歳は、紆余曲折の末に音楽業界で業界ゴロになっておりました。ある意味、親父よりも性質悪いよな、仕事内容が節操ない分。
この話も、相当ライトノベルっぽくないよねえ。なんか話の内容がマジで結婚というモノに対する男と女のスタンスや、結婚という契約が持つ人生の中でも意味みたいのが真面目に描かれていて、確かに恋と愛情のお話にも関わらず、夢見がちな部分は丁寧にお引き取り願ってるえらい生々しいお話になってるんですよね。これ、中高生ぐらいだとどんな風に感じるんだろう。
女性からあれだけ明確にサイン出されてしまうのって、ある意味最後通牒だと思ってもそう頓珍漢じゃないよなあ。あれを無視するのって、相当の覚悟が必要になるだろうし。だからと言って流される形で人生の岐路を踏み出してしまうのは、先々を考えても致命的になりかねない。その意味では、ナオはしっかりと心境の変化を得て、自分の意思と願を持ってプロポーズしたわけだから、まあ良かったねえ、と。
哲郎にしてもエビチリにしても、のきなみ大人連中が別れてるのを考えると、先々不安は尽きないのだけど。子供出来たら、真冬も変わるだろうしなあ(笑

そう、ナオと哲郎ってやっぱりそっくりなんですよね。そりゃ細かい所は大いに違うけど、根本のところでまったくもって親子というべきか。おちゃらけた部分はともかくとして、この一本芯の通ったヘタレさ加減は、ラストエピソードを見る限り親子なんだよね。もちろん、哲郎の方が相当のダメ人間なんだけど。でも、愛すべき人なんだよね。もう度し難いほどダメ人間なんだけど。


改めて、このフェケテリコの四人の行く末を描いたエピローグたるこの本を見ると、本編が曲そのものに溶け込んでいた皆を同じように溶け込んだ視点から見ていたようなものだとしたら、この本は曲を奏でていた奏者の素顔を、ほらあれ、BBCのドキュメンタリーみたいな感じで描いたみたいな……自分で云ってて意味不明になってきたな。
とにかく、なんか色濃い音楽の世界、業界? の中で生きてるような息吹が伝わってくるですよね。もう決して揃わないが故に代わる事のないフェケテリコの名前や、かつてと違う立場で向き合うインタビューとか。そこに綺麗な区切られた明確な物語としての終わりはなく、纏まらず引き摺られ刷新されながらも大切に守りとおされた想いが、過去から現在、そして未来へと、これからもそれぞれがそれぞれ生きていくんだなあ、という遥か遠くまで続いていく感覚が読み終えた途端、ひしひしと伝わってきて……それが逆にもう彼らが作者の手を離れ、二度と描かれる事がないのだろうという<終わり>をくっきりと感じられ、とめどない寂寥と満足感に満たされたのでした。
だからこれで、さようなら。

アニスと不機嫌な魔法使い 44   

アニスと不機嫌な魔法使い4 (HJ文庫)

【アニスと不機嫌な魔法使い 4】 花房牧生/植田亮 HJ文庫

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 bk1

シド・マスター。稀代の魔法使いにして、過去に縛られ、父親への憎悪にまみれた妄執に囚われた永遠の時の囚人。
気難しく狷介で短気で偏屈者の彼は、頑なに他人を遠ざけ、独り塔の中に籠もり、孤高のまま傲岸な振る舞いを続けていた。
そんな彼の周りに、賑やかな笑い声が響くようになったのはいつからだろう。不機嫌そうに眉をしかめ、怒鳴り散らしてばかりいた彼の表情に、淡いながらも微笑みが浮かぶようになったのは何時からだろう。
彼が、憎むべき父親とそれにまつわる因縁との対決を、終生の目的ではなく、ただただ大切な少女を守るための手段へと変えたのは、いったい何時からだったのだろう。
一巻のころから比べると、本当にシドは変わったと思う。変わったというよりも、頑なに凝り固まっていたものが、解き解されたというべきか。
アニスを守るために積極的に塔の外に出て、旧知の人物を訪ねるシドの交友関係を見ていると、案外と親しい知己が、それも心の底から彼の行く末を心配し、力を貸すことを惜しまない友人たちが多い事に気づかされる。シドという男が本当に気難しいだけの人物だったとしたら、はたしてこれほど親身になってくれる友人たちが多くいるだろうか。そう考えると、シドの偏屈者な性格は元のものとしても、一廉の人物たちが友情を惜しまないだけの魅力を持った人物だったはずなのだ。
それが、彼を蝕む呪いと長い時間が彼を狷介せしめ、より頑なにしていったのだろう。彼が心を許す親友たちが、皆老境の域に達した者たちばかりで、その間の世代に関しては親しい知己が殆ど伺えないことからも、シドが送った歳月の流れ方が伝わってくる。
その中で、彼が変わるきっかけがあったとしたら、それはポーラの存在なのかもしれない。だが、彼女はシドを変えるには至らなかった。彼女の真摯な優しさは、彼に安らぎを与えたとしてもその蝕まれた心の闇を駆逐するほどの強さはなかったのだろうか。
ポーラも、きっと痛恨だったのだろう。だからこそ、シドから預けられたアニスに、シドを託したのだ。
アニスは、見事にポーラの願いに応えたと言えるだろう。無邪気で奔放でややも常識を逸脱したところのあるアニスは、頑なに他人を拒絶していたシドの思惑など完膚無きまでに無視して、彼を振り回していく。それこそ、彼が何もかもがばからしく思ってしまうほどに。
アニスは、その個性を持って多くの人々をひきつけ、孤高だったシドの周りにうるさいほどの喧騒を引っ張り込み、シドもシドで不機嫌そうにしながらも自らその輪に加わることを厭わなくなっていく。
賑やかで、穏やかで、平和な日常。
シドにはとんと縁がなかったものが、今やあたりまえのようにアニスを中心として、彼の前には広がっている。それは、一巻から読み続けていた身としてはとても不思議な光景で、だがとてもしっくりと違和感なく受け入れられる光景だ。
世界を滅ぼすと予言され、今まさに世界のすべてを、政治・宗教・魔法の三界すべてから狙われはじめているアニスを、シドは何の躊躇もなく守り通すことを決意している。そこには、父親への妄執に囚われた暗い影はどこにもない。ただ毅然と、不敵に、世界を敵に回すことを受け入れた男の姿があるだけだ。
かつて、自分の立場など一切考慮も、そもそも頭にもなく、ただ自分を庇護する男のために「私はいつかあなたのために戦うわ」と言ってのけた少女のために。
家族のために。

すべてのピースと因果がここに揃い、序盤ともいうべき段階を飛び越えて、まさにこれから本番というところだったのに……あとがきを読む限り、これで打ち切りという可能性が非常に高いという事実に、唖然とさせられる。いや、これほんとに面白いのに、なんで? 
まだ望みは絶たれていないみたいなので、必死に応援しますよ。

それにしても、今回はほんと賑やかだったなあ。女三人集まれば姦しい、というけれど、アニスにビアンカ、そしてマリエルの三人娘が集まってわいわいガヤガヤと楽しげにおしゃべりしているシーンはとにかく楽しい。
ここにマリエルの妹のロッテや、ジークのお姉ちゃんズまで加わってるのだから、今回の姦し度は記録的な高さを誇ったんじゃないかね?
マリエルなんて、魔法使いでも何でもない娘だから、出番はずいぶん減るのかな、と思ってたら、むしろ出番も存在感もアップしていたという罠。この娘のお父さんとの冷戦は、とかく面白くて仕方ない。年頃の娘の扱い方をミスりまくる代理公の所業に、とにかく辛辣で冷淡で怒り心頭な娘さんが、ゾクゾクするほど素敵なんですよね……ってどんな趣向だよ。
ビアンカも、今回はジュリ・メイガスとしての活躍も目立ったし、なによりシドと同じく、アニスを守って世界を敵に回すことに何らの迷いも見せず、決まってるじゃないと云い切り、実際に有言実行してみせたその姿は、ほんとカッコよかった。

とにかく、家族の絆とか友情の厚さが熱くも染み入る素晴らしい作品なのですよ。これで打ち切りは、本当に勿体ない。ぜひぜひ、続けて欲しいところです。祈念。

その日彼は死なずにすむか?4   

その日彼は死なずにすむか? (ガガガ文庫)

【その日彼は死なずにすむか?】 小木君人/植田亮  ガガガ文庫

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うん、これは面白かった。一応これ、人生をもう一度やり直す話になるんだけど、過去での選択をやり直して失敗を取り戻していく、というタイプではないんですよね。確かに、隣のお姉さん関連で何度か未来への軌道修正は図ってるけど、それくらいか。主人公の鋼一の過去修正については殆ど行っていない。まあ、彼の人生、まったくイベントも起こらないまま17歳で巻き込まれた事件で終わっちゃうわけだから、いちいち修正するような過去もなかったから、と言えるんだろうけど。おかげで、10歳から人生やり直すことになって、ロシア人のハーフの転校生、ソフィアと積極的に関わる決心をすることで、リテイクの最初に今まで歩んだ人生から大きく舵を切ってしまうので、過去の失敗を未来の経験や知識で修正していくという話にはならなかったわけだ。
彼がこのやり直しの中で未来を掴むために扱うのは、経験や知識でなく、小さな勇気。臆病さや気弱さで踏み出せなかった小さな一歩。
この辺は物凄い好みだったなあ。繊細な心の動きや感情の揺らぎ、なんかひどく共感できるような心情が、丁寧に丁寧に描かれていて、とても好感が持てたんですよね。人の感情や考え方というのは、自分本人ですらちゃんと掌握できないようなものだから、それを相手に伝えること、感じてもらうことってとっても大変で難しいものです。だから、すぐに二の足を踏んじゃうし、諦めてしまう。表面上の付き合いで安心してしまう。
でも、一歩を踏み出した主人公はその小さな勇気を二度と忘れず、何度もめげたり逃げ腰になりながらも、一生懸命自分の気持ちに嘘をつかず、相手に自分の心情を伝えようとするんですね。その勇気は相手にも伝わっていって、この子たちは本当に一生懸命に、相手に対して真摯に向き合っていくわけです。そのどこか健気さすら感じさせる一生懸命さが、実に良かった。
けっこう読んでると粗も目立ってたんですけどね。ソフィアにちょっかい掛けてた男の子は、その後完全に放置されちゃったし(てっきり恋敵になるとか、後々親友になるという展開があるかと思ってた)。他の二人の女の子を繋ぎとめることになるソフィアの立ち位置の立脚のさせ方が、投げっぱなしだったり。せっかく七年近くまき戻ったのに、しっかり描かれたのは最初の一年ぐらいだけだったり。小学生編、中学生編、高校生編とみっちり書けば恋愛モノとしてももっとドラマティックになったかもしれないのに。とはいえ、一冊にまとめようとしたら必然的にこうなるのも仕方ないところか。

なんにせよ、肝といえるソフィアの可愛さ(嫉妬混じりのグチャグチャの感情に振り回されて、泣きまくる彼女は、正直反則だったw)に、ナビ役のマキエルとの友情物語と、十分以上に立ってたわけだし、全体の動きから細部のそれぞれのエピソードと、総じてたいへん面白かったです。
これで、構成から細かい部分まで洗練されてきたら、かなりのものが出来そうな予感も。これからの成長にさらなる期待を抱いています。

アニスと不機嫌な魔法使い 34   

アニスと不機嫌な魔法使い3 (HJ文庫)

【アニスと不機嫌な魔法使い 3】 花房牧生/植田亮 HJ文庫

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ヤバい、ビアンカがかわいい。異常にかわいい。本気で年頃の女の子みたいじゃないか。
風の始原魔導師ジュリ・メイガスという希代の魔術師。本来ならシドやセイ・ノーマンに並び立つだけの超一流の魔法使いなんですよね、彼女。だから、当初はアニスに構ってくれるのも彼女なりの何らかの思惑があってのことかと疑っていたのですが、二巻での親身な友達振りやこの巻での体を張って彼女を守ろうとする姿勢を見てると、本気で親友として、それも対等で目線の上下のない、本当に同世代の女の子同士の接し方で、アニスと付き合ってるんですよね。変に大魔法使いとしてよりも、それはアニスにとって頼もしい存在感だったりするんだよなあ、これが。
すぐに妄想モードに入って本筋から逸脱し、悪気なく天然で破天荒な行動に出てしまうアニスを、あわてながらも嫌な顔一つせずせっせとフォローして回ってるあたり、根っから世話好きというか、案外苦労性なのかもしれないですけど。
それにしても、二巻では席を外していて居なかったビアンカの思い人、ジークが今回は常に行動を共にしているので、ビアンカの反応がいちいち可愛らしい。ジークの竜馬鹿度合が度を越しているせいか、こいつのドコがいいんだろうと多少首を傾げたくもなるところだけど、彼の反応に一喜一憂し、わりと手玉に取ってる素振りをみせたと思ったら、彼の馬鹿さ加減に振り回されて拗ねたり落ち込んだりへこんだりw
わりと何が合ってもめげたり落ち込んだりせず平然としてるアニスと比べて、ビアンカってけっこう落ち込みやすかったりするのね。実力的には飛び抜けた魔法使いなんだから、もっと超然としてたらいいのに、魔法とは関係ないところはまるで普通の女の子らしくて、ううんやっぱり可愛い。
今回はビアンカの恋のライバル的な少女も出現して、立ち位置的にも大変美味しくなってきたし、これはビビッときましたよ(笑 

さて、アニスとシドの奇妙な親子関係は、段々とですが成熟の度合いを増しているようで。シドもアニスの扱いになれたというか。前はもっとうんざりとして不機嫌になっていたところが、逆に喜々とアニスの言動を捕まえてイビリ倒しているあたり、彼なりにこの関係を楽しみだしているのがほのかに伝わってくるわけです。
機嫌がいいほど意地悪になってくるというのはアニスの分析ですけど、言い得て妙かと。
当初は姿形だけ幼くて、中身は非常に老成した人物かと思っていたのですが、今回の父親に対する執着と劣等感や、旧友との再会で機嫌を良くしている様子というのを見ると、彼も単なる人間であり、どこか容姿に沿うような精神的に成長しきっていない部分もあるのが見えてきて、なんだか余計に魅力的に見えてきました。
アニスもなんだかんだと、シドのことを心底から慕っていますし。
最後のシドに対する無邪気な、でも無視できない強固な意志を含んだ宣言は、だからこそ胸に来るもので……。
二人の関係は義父と養女なわけですけど、やっぱり親子とは違うんですよね。シドを親と思っているならあんなセリフは出てこない。でも、二人はもうすでに誰にも否定できないくらい絆で結ばれた家族であることも間違いんですよね、あのセリフを見る限りは。
シドにとっても、アニスはかけがえのない存在になっている。
今のところ、そこに恋だの愛だのといった異性間の感情があるかどうかは定かではありませんし、二人の関係を見ているとそういうのはまだ無粋だな、と思えるようなものなのですけど……見ていて、いいなあ、なんて感じてしまうんですよね、この二人。
代理公やムルタン老の言うように、ほんと、お似合いだわ。

さよならピアノソナタ 45   

さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)

【さよならピアノソナタ 4】 杉井光/植田亮 電撃文庫

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冬のイメージってなんだろうと思索する。静けさ、冷たさ。騒がしさから一歩引いた、粛々とした終わりの空気。終わりへと至る、眠りへの時期。
その冷たさは、体に刻まれた傷を疼かせ、その寒気は心の熱を奪い去る。
理性を吹き飛ばすほどの熱量もまた、冬は拭い去っていく。興奮は冷め、それでも消えない炎は、種火となって灯り続けるとしても、そこに出力するほどの熱量は残されていない。自然、人は温もりを求めて、内側を見つめる事となる。
自分を見つめなおすこと。相手との関係を見つめなおすこと。見て見ぬふりを許される時期は、もう通り過ぎてしまったということだ。
冬は、必然的に結論を要求される。

この四巻に流れる音は、ずっと静かだった。弾む事も弾けることもなく、同じところをグルグルと廻り続けるナオミの想いと、それを包み込む冬の空気が、静粛と言葉を綴り続ける。
秋に、進むべき道筋が示されてしまった以上、ナオミが突き進むべき道は本人を含めて皆が理解してしまっている。だから、きっとナオミが素直にその道を突き進むのなら、この第四巻からは賑やかなパレードを思わせる音が聞こえたのだろう。けど、この野郎はすでに出てしまっている結論を躊躇い、恐れ、逃げ惑い、後ずさりして、前に進もうとしない。ゆえに、真冬もまた同じところに足をとどめ、先輩はナオミの手を引き寄せようと抗い、千晶は忸怩と唇を噛み続ける。
誰もが傷つき、冬の冷気に傷口をさらわれ、のたうちまわる。

その先に、爽快などはどこにもない。ただ、動けず傷つけ合った先に待っていたどうしようもない現実に、見っとも無く叩き伏せられたナオミが、でも這い蹲ったまま、立ち上がれずにでも前に進もうと這いずって這いずって、這いずった先に、真冬が待っていてくれた。
そういうこと、なんだろうね。

もし、彼らに音楽と言う言語がなかったら、彼らはたとえ出会ったとしても何一つ心通じることなく、そのまますれ違っていたのだろうか。
じゃなくて。ナオミにしても、真冬にしても、その在り様はあまりに音楽に特化していて、二人とも、音楽を解さない相手とどれほど繋がる事が出来るんだろう。二人とも、あまりに不器用で人の心を理解するに疎くて、鈍くて、意地っ張りで。言葉でも態度でも、上手くコミュニケーションが取れなくて。
それでも、あの二人があれほど深く繋がれたのは、お互いの奏でる音が何もかもをすっとばして、心の一番深い所に叩きつけられていたからなんだろう。でも、二人はそれでも言葉によってコミュニケーションを取らざるをえない人間でしかなく、この上なくお互いに気持を繋げていたとしても、それが本当の気持ちなのか、自分の感じているこの感覚が本物なのか、確信し続けることはやはり不可能なことで、最終的にはやはり言葉と態度で示さなければならないところを、音に縋ってしまったのが、この二人の長い長い回り道の原因だったのかもしれない。
きっと、これから先も、ずっとずっと、この二人は繋がったまま何度もすれ違い、重なり続けるんだろうなあ。


この作品は、杉井光の作品の中でも、地の文がとびっきり素敵で、叙情的で、見ることで音が流れだす♪のようで、とても好きでした。
文章を文字列として捉えるだけでなく、どこか感覚的に入力されていくんですよね。【時載りリンネ】のそれが文章的な美しさの極致にあるのと、似て非なる、音楽的な美しさ。普段は家で本を読むときは、何かしらの音楽をかけてたりするものですが、このシリーズを読むときは意識して無音状態にしてから読んでましたね。
まあ、没頭してしまえば外界からの音など認識しなくなっていたでしょうけど。
うん、素晴らしかった。感動した。傑作だった。そういうこと。

さよならピアノソナタ 35   

さよならピアノソナタ 3 (3) (電撃文庫 す 9-9)

【さよならピアノソナタ 3】 杉井光/植田亮 電撃文庫


うあああああ、うあああああああっあああっ。
すごい、すごいすごいすごいすごいすごい。とんでもない、とんでもない、これなに? いったいなんなの? なんなんだよ、これは!
そう、そうか、そうだ。これもきっと<クロイツェル>なんだよ。<クロウツェル>、クロイツェルだ。そうに違いない。
だとしたら? うんそうだ、この作品もまた、音楽そのものと言ってもいいんじゃないだろうか。音を奏で、旋律を誘い、魂を音符に変えて創り出し、大気を揮わせ心臓を高鳴らせて、メッセージを、想いを伝える、あの音楽というものと、この言葉を紡ぎ世界を作り出し、文字列の中に感情を生み出し、心の重なりを風景として描き、想いを導きだす文芸と言うものと、その根源において何ほどの違いがあるというのだろう。
これは、この作品は限りなくあの<音楽>というものに近しい創造物だ。ここには音もない、聴覚になんの作用も及ぼさない、だがこれはまぎれもない音楽だ。この引き込まれていく感覚。刹那の間、世界を飛び越えていく感覚。パッションと静けさが同居して、魂を奪われ衝動に突き動かされ、ただ茫然とさせられるこの感覚は、とてつもない名曲を、名演奏を聞かされ自我を吹き飛ばされている時の感覚に、恐ろしいほど似ている。
そう、今私は茫然となりながら物凄い勢いで自分の内側に生じた衝動を外に吐き出す行為に没頭している。
そうしないと、弾けてしまいそうだ。
頭の中が? 違う、胸だ。胸が、胸の奥が爆発しそうだ。
冗談じゃない、なんだこれは。信じられない。すごい、すごい、すごすぎる。
魂まで吸い込まれそうだ。その上で、壁に叩きつけられて身じろぎできないくらいの暴風に押し潰されそうだ。そんな圧迫感が快感でしかなく、逆に全部がくたくたに溶けてしまいそうな脱力感と、バラバラに吹き飛んでしまいそうな爽快感が同居していて、ぶっちゃけわけがわからない。
すなわち、これは興奮しているんだろう。これはロックか? クラシックなのか?
どちらでもあり、どちらでもないのかもしれない。わかんない。
なら、これは小説という名の音楽なのか? そうだな、それが一番しっくりくる。
信じられるか? 今日、俺は、<音楽>を本として、眼で、読んで、聴いたんだぞ?

じゃあもう、叫ぶしかないじゃないか。歓喜の、雄叫びを。
ああ、もう、泣きそうだ。泣きそうだ。

さよならピアノソナタ 25   

さよならピアノソナタ (2) (電撃文庫 (1570))

【さよならピアノソナタ 2】 杉井光/植田亮 電撃文庫



へこんでます。へこんでます。おかしい、自分ではこの【さよならピアノソナタ】の一巻の感想書いた気満々だったのに、どこにも書いてないよ。そんなバカなorz
こんな感想書くのにガリガリと歯ごたえのある作品、めったないのに。
じゃあ新しく書き直せよ、といわれるかもしれないけど、それは嫌だ。このタイプの作品は、感想を書くのに熱量があるべき、というスタンスなのです。読破直後の心地よい鮮烈な衝撃と火照り、それをそのまま筆に乗せ書き綴るものこそ、これらの作品に相応しい感想というもの。と、いっぱしに拘ってるわけじゃないんですけど、あとから振り返って感想書いてても楽しくないタイプの作品なんですよね、これ。
一度書いてて、それからもう一度読み直して新たにより深くガリガリと奥へ奥へと穿孔していくのならいいのですけど、ファーストインパクトを逃しちゃったらなあ……。
と、ここまで感想とは関係ない文章ばっかり書いちゃいました。失礼。
さて、本編ですけど、個性と個性、想いと想いがぶつかり合い、衝突し、化学反応を起こし、音楽という名の爆発と炎を噴き上げていた第一巻と比べると、単純な熱量という意味ではだいぶ落ち着いたかも。
逆に、今度は一度激しくぶつかり噛み合ってしまったからこそ描かれる、すれ違い、噛み合わなさ、向き合えない弱さが、第二巻の肝だったのかも。
人間関係ってのは激しくぶつかり合うよりも、上手くぶつかることすらできずにすれ違い、遠ざかって行ってしまうことの方が多いわけで。
気持ちいくらいに正統派の青春バンドものとして立脚しつつある本作だけど……今回は、音が想いに負けてたかも。今回の錯綜に関しては、音楽ですら彼らの思いを繋ぎとめられなかった。
いや、そうなのか?
ブラックバード、その羽ばたきの音は届かなかったのか?

なんとか最後にはまとまった彼ら四人のバンドだけど、今回はその絆を強くするよりも、脆さを露呈したままのような気すらする。問題点は噴出し、女性たちはお互いに理解を深めるも、それは崩壊の予兆を含むものでもある。
というか、男一人に女が三人のバンドなんて、問題の塊であるにきまってるじゃないですかw そもそも、結成の前提、それぞれがバンドに加わった理由がまずそれ、という時点でどれほどこのバンドが危ういものかわからんものか。
本来なら引っかき回す立ち位置であると思われた千晶が、一生懸命立ち回ってくれたお陰でなんとかなったようなものだぞ、今回。どう考えても功労者は彼女。
それに引き替え、相変わらず対人コミュニケーションは最悪で、考え方も悪い方にしか回らない真冬は、状況を悪化させるばかりだし、一巻では万能超人に思えた響子先輩ときたら、とんでもない場面でトンデモない告白を噛ますわ、肝心なところで役立たずになるわ、実は能力こそ超人的だけど、その行動の立脚点がかなりへたれ、ということも発覚して、今までとは別の意味でかなり困った人だということも判明して……。
今回、ほんとにMVPは千晶だな(汗
主人公は本気で役立たずだしw ここまで鈍感だと、嫌味を通り越して立派ですよ。……なんか腹立ってきたぞw



 

7月8日

南野 海風
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神無月 紅
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千月さかき
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神山 りお
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7月7日

FUNA
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7月6日

硯昨真
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7月5日

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二八乃端月
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7月4日

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松本直也
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稲垣理一郎/Boichi
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マポロ3号
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(角川コミックス・エース)
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蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
(角川コミックス・エース)
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三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
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7月1日

紙城 境介
(角川スニーカー文庫)
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メソポ・たみあ
(角川スニーカー文庫)
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ナナシまる
(角川スニーカー文庫)
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shiryu
(角川スニーカー文庫)
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あまさきみりと
(角川スニーカー文庫)
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ミヤ
(角川スニーカー文庫)
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榊一郎
(HJ文庫)
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たすろう
(HJ文庫)
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シクラメン
(HJ文庫)
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かみや
(HJ文庫)
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ぎんもく
(FUZコミックス)
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晩野
(FUZコミックス)
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明地雫/霜月緋色
(HJコミックス)
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森山ゆっこ/はむばね
(HJコミックス)
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黒野ユウ/遠野九重
(B’s-LOG COMICS)
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大和田秀樹
(近代麻雀コミックス)
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6月30日

之 貫紀
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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槻影
(エンターブレイン)
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白水 廉
(エンターブレイン)
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丸山 くがね
(エンターブレイン)
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鹿角フェフ
(GCノベルズ)
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力水
(モンスター文庫)
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蒼井美紗
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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あきさけ
(Mノベルス)
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唐澤 和希
(ヒーロー文庫)
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中野 在太
(ヒーロー文庫)
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新城一/海月崎まつり
(KCx)
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キダニエル/四葉夕卜
(KCx)
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6月29日

榊 一郎
(講談社ラノベ文庫)
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弥生 志郎
(講談社ラノベ文庫)
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雨宮 和希
(講談社ラノベ文庫)
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虎走 かける
(講談社ラノベ文庫)
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謙虚なサークル
(講談社ラノベ文庫)
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深山 鈴
(Kラノベブックス)
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右薙 光介
(Kラノベブックス)
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火事屋/蛙田アメコ
(ライドコミックス)
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
(ライドコミックス)
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伊吹 亜門
(星海社FICTIONS)
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柴田 勝家
(星海社FICTIONS)
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
(オーバーラップ文庫)
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鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)
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寺王
(オーバーラップ文庫)
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御鷹穂積
(オーバーラップ文庫)
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メグリくくる
(オーバーラップ文庫)
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雨川水海
(オーバーラップノベルス)
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江口 連
(オーバーラップノベルス)
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和島 逆
(オーバーラップノベルスf)
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KK
(オーバーラップノベルスf)
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雨川透子
(オーバーラップノベルスf)
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6月24日

芝村 裕吏
(MF文庫J)
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志瑞祐
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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月見 秋水
(MF文庫J)
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三月みどり
(MF文庫J)
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花間燈
(MF文庫J)
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衣笠彰梧
(MF文庫J)
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常世田健人
(ダッシュエックス文庫)
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ジルコ
(ダッシュエックス文庫)
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疎陀陽
(ダッシュエックス文庫)
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九十九弐式/すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
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甘岸久弥
(MFブックス)
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yokuu
(MFブックス)
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天ノ瀬
(MFブックス)
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ラチム
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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御手々 ぽんた
(MFブックス)
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支援BIS
(KADOKAWA)
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藤也卓巳
(あすかコミックスDX)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)
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ぶんころり/プレジ和尚
(角川コミックス・エース)
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)
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水無月すう
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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御宮ゆう/香澤陽平
(角川コミックス・エース)
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人生負組
(角川コミックス・エース)
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ZUN/水炊き
(角川単行本コミックス)
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神地あたる/白米良
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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村光/ベニガシラ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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白砂/麻希くるみ
(ガルドコミックス)
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
Amazon


東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
Amazon B☆W


佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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