武藤此史

城下町は今日も魔法事件であふれている 2 ★★★   



【城下町は今日も魔法事件であふれている 2】 井上 悠宇/武藤 此史  角川スニーカー文庫

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魔法が人々の生活に根づいた世界―そこで起こる事件は実に様々である。城下町の治安を守る王都防衛騎士団に所属するノエルと、堅物の美人従騎士アリエスは「全てを貫く魔法の槍と、全てを防ぐ魔法の盾」が起こした不可解な事件の調査を命じられる。またもやそこに首を突っ込んできたのは“歩く魔術書”と呼ばれる天才魔術師のエスティカで―。お菓子事件に落書き事件、さらにはドラゴン出現で、大騒動の街角ファンタジー第2弾!
魔法が関わる事件云々以前に、この騎士団まともに捜査らしい捜査してないじゃないか。遺体の第一発見者の証言を裏付けも取らずにそのまま目撃者が犯行現場を見たという人物を犯人としてしまったり、異物混入事件でも街の噂をそのまま鵜呑みにして調べもせずに犯人扱いしたり。近代以前はみんなそんなもん、と言ってしまえばそうなのかもしれないけれど、そもそも「捜査」という概念自体が存在していないように見える。
そんな中で唯一、捜査して事件の真実を明らかにする、という考え方を持っているのが騎士ノエルなわけだ。魔法事件とかあんまり関係ないよね、これ。おおむね変人扱いされてしまっているのだけれど、何だかんだと事件の担当を任されるというのはそれだけ実績を出している、ということなのか。
でも、捜査を始める、という行動を取ることで事件の真相が埋もれてしまう結果を取り除いているとはいえ、実のところノエルってあんまり捜査自体では特筆した働きを示しているわけでもないんですよね。探偵や名刑事よろしく、抜群の勘を働かせたり名推理をしたり、というわけでもないし。別に頭が切れるという感じのタイプでもないんだよなあ。単に好奇心が強いだけで、それで観察眼が鋭いというわけでもないし。まあ、当たり前のロジカルな思考ができる、というだけでも十分なのかもしれないけれど。
なので、探偵役はだいたい魔術師でおもしろがって首突っ込んでくるエスティカなのである。いやこの人も探偵役というほど頭脳冴え渡っているわけでもないので、みんなが自分の持ちえるものをちょっとずつ持ち寄って、三人寄れば文殊の知恵じゃないけれど、そうやってワイワイ賑やかに騒ぎながらも事件の謎を解いていく、という意味ではわりと真っ当な捜査モノなのかもしれない。
事件自体も、第一の事件は殺人事件でいきなり緊迫感ある展開だったんだけれど、真犯人の証言がズブズブすぎて、これ普通に関係者に話聞いて回ったらそれだけで誰が犯人か丸わかりじゃないか、という事件で、これで冤罪になりかけた人災難だったよなあ。そもそも、ノエルがいないとこういう冤罪で捕まっている人山程いるんじゃないか、と思える内容でもあって何気に怖い。
二番目のお菓子事件がこういう事件捜査モノとしては一番展開が捻っているというか明後日にすっ飛んでいて、結構面白かった。あるクレープ屋のクレープを食べたお客さんが精神が混乱する魔法をかけられたみたいになってしまう事件。犯人扱いされたクレープ屋台の店主の少女はまったく身に覚えがなく、そもそも彼女が順調にブームになりかけていた自分のクレープに異物を混入する理由が見当たらず、彼女の潔白を晴らすためノエルたちが捜査に乗り出すのですが……。
いやこういうケースだと、どうやってクレープの中に異物を仕込むことが出来たのか、どうやったのか、という点に捜査をする上での謎解きが収束していくものなんですよね。その過程で、動機を持つ犯人が浮上してきて、クレープ屋の少女との因縁が明らかになってきて、みたいな。
でも、そのオチは考えなかった! という展開で盲点を突かれたというか、そもそもそれやってしまうと刑事ドラマとかのテンプレ崩壊しちゃう、的なもので、この発想は面白かったです。

一方で最後の事件、かなりえらいことになるわけですけれど、これ最悪を回避できたのって偶々みたいなところがありますし、ノエルもあんまり活躍できないし、そもそも犯人の動機がちゃんと語られるんだけれど、いやうんわからん! てなところがあって、一番キツかったのが一番悪い奴がノウノウと逃げちゃってる、いや逃げるどころか堂々と正義ヅラして帰っちゃってるところなんですよねえ。あれはなんかもやもやするし、鬱憤もたまってしまいます。一発食らわせてやらないと、どうにもすっきりしない。本作がそのままシリーズとして続けば、対決する余地もあったのでしょうけれどどうやらこの巻で仕舞いになってしまっているみたいですし、その意味でもちと中途半端な感じではありました。もひとつキャラにも入り込む要素がなかったかもなあ。

井上 悠宇作品感想

まのわ 竜の里目指す 私強くなる 2 ★★★☆   

まのわ 竜の里目指す 私強くなる 2 (このライトノベルがすごい!文庫)

【まのわ 竜の里目指す 私強くなる 2】 紫炎/武藤此史 このライトノベルがすごい!文庫

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リザレクトの街で開催される大闘技会に出場することにした風音たち一行。実力者と打ち合える機会に弓花は奮い立ち、順調に勝ち進む。召喚獣のユッコネエと召喚大会に出場した風音も、あっという間に勝利をおさめていく。一方その陰では、悪魔使いたちが暗躍していた。そして風音は"神様"と対峙する……。
弟としては馬鹿可愛いけれど、男としては真っ平御免、って直樹……これは不幸中の幸い、と言っていいんだろうか。でも、シスコンの時以外の直樹って大人っぽい性格イケメンで通ってるんですよね。そっちバージョンだと姉貴的にもありだったのかもしれないと思うと、やっぱりご愁傷様、になるんだろうか。でも、風音のキャラからして男に靡く姿が想像できないからなあ。直樹を猫かわいがりしている様子のほうがまだしっくりくる。ゆっこ姉の息子のショタ王子が今のところ一番の候補生っぽい。むしろ、風音よりも余程女の子らしいのに、何故か男っ気が全然ない弓花の方が先々心配である。あのまま武に傾倒していくと安定して行き遅れになりそうな気配がビンビン……。気持ち悪くても直樹で手を打っておいた方が良いんじゃないだろうか。この調子だと、姫さまとゴールしてしまいそうだし。
と、実力で風音パーティーに一歩遅れているせいか、頑張って成長しようとしているもののまだ中途半端なポディションになってしまっている直樹よりも、やっぱりジンライ爺ちゃんの方がもう一人の主人公、みたいな立ち位置で物語の中核にどんと居座ってるんですよねえ。微妙にダークヒーローっぽい立ち回りも存在感に一役買っているのだけれど、そのダーティーな雰囲気に流されてまた浮気してたら始末に負えんなあw
身内とのトラブルの件、ずっと引っ張っているけれど待たされている分、事態が刻々と悪化しているようで、これ本気で笑い話で済まなくなるんじゃないだろうか。
さて、風音サイドの方では世界の真実に関するあれこれが、悪魔使いの一件を通じてチラリちらりと垣間見えるようになってきているんだけれど……なんか、さらっととんでもない情報が流れませんでしたかね、これ?
あのセリフが本当だと、元の世界に戻る戻らないどころの話じゃないんですけれど。
まあ、あんまり風音は世界の真実とか興味なさそうだし、もう元の世界に戻るつもりも毛頭ないみたいだから、深刻な問題にはならないだろうけれど。気にすべき家族は、少なくとも弟の直樹はこっちに来てるわけですしねえ。それに、この調子だとプレイヤーって思っていた以上に大量にこっちの世界に来てる気配も有るわけですし。




まのわ 竜の里目指す 私強くなる ★★★☆  

まのわ 竜の里目指す 私強くなる (このライトノベルがすごい! 文庫)

【まのわ 竜の里目指す 私強くなる】 紫炎/武藤此史 このライトノベルがすごい! 文庫

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ジーク王子との冒険を終え、ミンシアナ王国を離れた風音たち一行。他のプレイヤーを探して現代に帰るための手がかりを探しながら、A級ダンジョンに潜るだけの実力を身につけるため、竜を崇める国であるハイヴァーン公国へ向かう。
その道中で、念願の新たなプレイヤーにして、風音たちにとってはお馴染みの少年と再会するのだった……。
魔物を倒してスキルをゲット! 第2回なろうコン大賞グランプリ受賞作、怒濤の新章突入!?
シスコン通り越してこれただの変態だ。というわけで、以前チラッとジンライさんと絡むカタチで登場してたんだっけか、新たな男の子のプレイヤー登場、と思ったらまさかの身内。風音の弟直樹の乱入である。と言っても、彼って風音たちより遡ること二年前には既にこの世界に転移していたらしく、まさかの弟なのに年上設定に。いや、この場合は風音がお姉ちゃんなのに年下、という垂涎の状況設定じゃあないですか。
それにしても、お姉ちゃん好きすぎて抉らせてしまっているこの弟、みんなに言われているようにキモい。お姉ちゃんのパンツ盗んで宝物にするとか、お姉ちゃんの脇からチラチラ見えるポッチをガン見してハアハアしてるとか、行動がいちいちキモい! 残念ながら直樹くんの場合は「ただし、イケメンに限る」の免責条項が適用されない模様。パーティーに加わったものの、女性上位のヒエラルキーの中で身の置き所がなくジンライさんの傍を唯一の憩いの場として肩身の狭い思いをしているあたりに、微苦笑を誘われてしまう。
でも、キモいキモい言われながら、何だかんだとお姉ちゃんの風音からは可愛がられて姉弟仲は良好だし、弓花とは過去に色々とあった関係もあって複雑な関係なんだけれど、例の事件があったわりにはそれほど毛嫌いされてないんですよね。もっと嫌悪されててもおかしくないのに、気まずくとも普通に話もしてるし。
風音ラブ同士の姫様とはバチバチ火花が飛び散ってますけれど、なにげにフラグも立ってるし……あれ? わりと美味しいポディションじゃね、直樹って。無造作にフラグ立てまくってる風音の弟だけあって、キモいキモいと言われながら結構こっちも本人知らないところでフラグ立ててまわってるような〜。
一応、姉が介在せんところでは普通にカッコいいし肝も座っていて義理堅く、愛嬌もあって女の子のモテるタイプの少年だもんなあ。わりと、同姓の男とも老若問わずに仲良くなったり可愛がられたりするタイプだし。
ジンライ師匠からも、女の子ばっかりのパーティーの中で出来た男同士のメンバーということで結構ありがたがられてるんじゃないだろうか。
そのジンライ師匠と言えば、こっちはこっちで年甲斐もなく少年魂を炸裂させて、風音の暴走でどんどん世紀末覇王的な進化を遂げる風音のゴーレムに相乗りしてはしゃぎまくってるし。子供か!!!
暴走というと、エロいお姉さんことルイーズさんが両刀らしいアレを発揮してしまって、毒をもって毒を制すじゃなくてエロをもって淫魔を制す、とばかりに清純派っぽい和風お姉さんにとんでもないことを。ってか、なにやらせてんですかー、挿絵付きで! 

はあ、ジンライ爺ちゃん、魔改造されていくゴーレム馬車にテンションあげてる場合じゃないですよ。当人知らない間に誤解が進行しているっぽいジンライさん家の家庭の事情。すぐに襲来するのかと思ったら、丸々一巻音沙汰が無いあたりに余計に事態が着々と深刻化していそうなのが恐ろしい。

そういえばタイトル。刷新されてナンバー表記なくなったんですね。今後は毎回タイトル変えてくるんだろうか。

シリーズ感想

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 4 3   

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 4 (このライトノベルがすごい!文庫)

【まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 4】 紫炎/武藤此史 このライトノベルがすごい!文庫

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かつてのゲーム仲間であり、ミンシアナ女王となっていたユウコと再会した風音たち。旧交を温めたのち依頼されたのは、ユウコの息子ジーク王子の鍛錬をかねた、黒岩竜ジーヴェの討伐だった。我が子を千尋の谷に突き落とすユウコに軽く引きつつ、風音たちはジーク王子とともにジーヴェの根城であるダンジョンへと潜るのだった…。魔物を倒してスキルを奪取!大人気異世界ファンタジー第4弾!
順調に風音がパワーアップしている一方で、何故かそれ以上に魔改造を受けているような印象すら与えられる勢いで強化されているのが、ジンライ師匠なんですけど。既にピークを過ぎて、弟子の弓花にもじきに追いぬかれそうというロートルに見えたのも最初だけで、むしろ弟子が強くなるのを上回るペースで強化されていってますよね、この師匠w
しかも、この巻ではついに禁断のアイテムまで使用してしまって……爺がこの手のアイテム使うの初めて見たよ! 普通はこう……とりあえず女性が使うもんでしょう! いいんだけど、別にいいんだけれど。
ご自身は若いころの強さを取り戻すどころか、それを上回る勢いでパワーアップしてるからいいんでしょうけれど、それに合わせるようにして本人知らないところで泥沼に足をツッコんでいるご様子ですし。血の雨が降るぞーー!! 当人はまったく悪くないだけに、可哀想といえば可哀想……いや、一回浮気しちゃってるので、その時点でもうアウトか。清廉潔白ではないもんなあ。
一方で、自覚なく男心を弄びまくってるのが主人公の風音さんである。いや、わかってて頓着してない上にスルーするならともかく、面白半分でイジっちゃってるからなあ。これで魔性の女を気取っているならまだしも、料理を知らない子供が包丁で遊んでるみたいな無邪気な危なっかしさがあるので、なんともはや。さすがに最後のキスはやりすぎである。あれでもうジーク王子は引くに引けなくなったぞ、完落ちしちゃったじゃないか。
将来的に、彼女をめぐって本気で戦争始まっても不思議じゃない気がしてきたなあ。

かなり風音周辺がイージーモードなんで忘れがちなんだけれど、これって死んでも生き返るなんてルールのないリアルワールドなんですよね。途中で、他のパーティーが全滅しているのを見せられて、ハッとしてしまいましたが。ゆっこ姉も、風音たちを信頼しているとは言え危険なダンジョン攻略に愛する一人息子を送り出すのだから、確かに千尋の谷に突き落としてるなあ、これ。ダンジョン攻略は、トラップありモンスターハウスあり、と刺激的な展開も多くて、最後の対ドラゴン戦も含めて素直に楽しかった。風音も個人能力のアップだけじゃなく、パーティの戦術能力を高める事のできるような支援系の能力も手に入れて、こりゃ隙らしい隙もないなあ。探索・隠密系の能力もパワーアップしてるし。
一応、元の世界に戻るための情報は手に入れたものの、もうあんまり戻る気はないんですねえ、風音たちは。既に、この地で生き切って歴史の向こうに消えていった仲間も居れば、子供まで作って暮らしてる仲間に再会し、とこの世界に根を下ろした同じ世界の人たちと出逢えば、思うところもあるだろうしなあ。

シリーズ感想

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 3 3   

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 3 (このライトノベルがすごい!文庫)

【まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 3】 紫炎/ 武藤此史 このライトノベルがすごい!文庫

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ツヴァーラ王国で新たな仲間を得た風音と弓花。温泉巡りをしながらミンシアナ王国に戻ってくると、突如、ミンシアナ女王から招集を受ける。しがない冒険者への直接の呼び出しに不思議に思いながら王都へ向かった風音たちを待ち受けていたのは、なんと現実世界の友人、ユウコであった。
風音たちより前からこの世界にやってきていたユウコは、驚異的な力を持つ魔術士として名を馳せ、一国の女王にまで上り詰めていたのだった……。
「なろうコン」大賞グランプリ受賞の大人気シリーズ第3弾!
現実世界の仲間が、遥か大昔にこの異世界に飛ばされて、帰れないまま亡くなっていたことがわかったあとなだけに、ゆっこ姉と再会出来たときのテンションの高さはわかるなあ。でも、それを言うならゆっこ姉の方がずっと一人で頑張っていただけに再会の感動もひとしおだったんじゃないでしょうか。わりと、女王業ほっぽりだして風音たちのところに入り浸っちゃってる感じだし。女王の座についたことといい、子供までもうけていたことといい、この世界に骨を埋める覚悟はついていたんでしょうしね。気になるのは、結婚に至るあれこれ、すなわち恋話なんだけれど風音も弓花もなんでその話を聞かないんだか。女子力が疑われるぞ。一番美味しい話じゃないですか。
まあ、風音や弓花からしたら、ゆっこ姉と別れてまださほど時間が経っているわけではないから、再会したらいきなり結婚してて子供まで居て、という事実に実感が追いついていないのかもしれないけれど。
一方で、ゆっこ姉からすると二十年以上ぶりの再会なわけですからねえ。長く空いた時間は人との縁を薄くするものでもあるけれど、逆に郷愁を募らせ執着を強くする場合もあるでしょう。ゆっこ姉の風音たちへのひっつきぶりを見ると、彼女たちと再び繋がった縁を離したくないでしょうし、そうなると風音を王子、自分の息子と引きあわせた意図は、色々と穿った見方もできますよね(弓花でないのはご愛嬌)。一方で対ドラゴン戦の依頼の報酬の内容を鑑みると……さて、いったい何を考えていらっしゃるのか。
さり気なく、ジンライ師匠たちの元パーティーメンバーがゆっこ姉の影武者やってたりして、ジンライ師匠たちの何十年ぶりかの同窓会みたいな感じで、かつてのパーティーが再結集しつつあるのは、なんか面白いね。

後半には、大昔に飛ばされてしまった達良くんの、当時の冒険の物語が描かれているんですが、こっちはわりとオーソドックスな異世界転移モノのお話をやってたんだなあ、と。図らずもロリコン道をひた走ってしまったようですが。達良くんの人生の顛末は気になるところですし、こっちの話も、たまにでもいいんでやって欲しいものです。

1巻 2巻感想

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 2 3   

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 2 (このライトノベルがすごい!文庫)

【まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 2】 紫炎/武藤此史 このライトノベルがすごい!文庫

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「狂い鬼」を蹴り倒したことで「オーガキラー」として名を馳せ始めた風音。弓花の槍の師匠・ジンライをパーティに加え、冒険を続けていたところ、オーガの手から隣国ツヴァーラの王女・ティアラを救い出すことに。図らずも、王家をとりまく陰謀に巻き込まれた風音たちは、ツヴァーラの王宮へ乗り込んでいく……。
魔物を倒してスキルを奪取! 大人気異世界ファンタジー第2弾!
あれ? 特に困難もなく苦境もなくサクサクっと強くなっていき敵もサクサクっと倒していくイージーモードだったので、話自体緩めでシリアス関係ないものなのかと思ってたら、思いの外容赦のない展開も盛り込んでいくのね。
元の世界に帰れずに、この世界に骨を埋める覚悟も必要になってくるのか。普通に暮らしていて普通に幸せな家庭の中で生きていた人間にとっては、これは辛い話だなあ。それも、あり得る可能性、という段階ではなく、既に人生をこの世界で終えている人がゲーム仲間の中に居た、というのは迫るものがある。
数百年単位で飛ばされた時間が異なっているケースもあるとなると、ほんの少しの時間しか離れていなかった風音と弓花はよほど運が良かったんだろう。少なくとも、今まで確認されたプレイヤーはみんな単独行動だったみたいだし。友達が一緒、というのはどれほど孤独という絶望から救い上げてくれる事実なのか。逆に考えるなら、そんな孤独の中で頑張っていきていた彼女らのゲーム仲間たちは強く生きたのだろう。風音はわりと一人でも頑張れたっぽい性格しているけれど。
1巻の不満点として、何もかもがあまりにもサクサクっと波無く進んでストーリーにも波も山もなくて淡々としすぎている、というのがあったけれど、この二巻に入ってからようやく物語に抑揚が現れだしたのは好材料。ネット小説の傾向として、どうしても序盤はスロースタートというのがあるので、本作もここからが本番だったらいいのにね。
しかし、女の子が主人公で女の子成分が強めなのはいいとして、王子様役は風音なのね。しかも、パーティーに男が加入した、と思ったら全員ジジイというのはなかなか斬新なパーティー構成じゃなかろうか。若い女の子三人に、ジジイが二人。そして、最後に加わる人がジジイ二人の愛人!(笑

1巻感想


スカイ・ワールド 8 3   

スカイ・ワールド (8) (富士見ファンタジア文庫)

【スカイ・ワールド 8】 瀬尾つかさ/武藤此史 富士見ファンタジア文庫

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スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空挺で旅をするオンラインRPG。アリス救出の糸口があるとされる、第三軌道『バロックの牢獄』の攻略を開始したジュンたち。そこは緊急脱出を始めとする、テレポート魔法一切禁止の高難度ダンジョンだった。そんな中、踏み入れたとたんに罠とモンスターが大量に襲いかかってくる、チートフロアに挑む面々。手も足も出ない状況に、ジュンはあることを思いつく。それは誰も試さなかった、この世界を逆手に取った手段で―!?世界を愛する心が導く、熱きオンライン冒険ファンタジー!!
うわぁ、これは自分には廃ゲーマーとか絶対に無理だというのがよく分かる。ゲームで何度もトライアル・アンド・エラーを繰り返して攻略法を導き出していく、という気の長い手段に耐えられないですよ、きっと。大規模レイドダンジョンフィールドでは、何度も死んで死んでを繰り返してちょっとずつダンジョンの奥へと進む方法、現れる敵の攻略法を見つけ出していくそうですけれど、艦これのイベントで粗方攻略情報が出揃ったあとで、あとは単に準備を整えてアタックを繰り返せばいい、という段階に至ってすら、途中で気力が尽きてしまう程度の自分ではとてもとても。
まあ、こういうのは他にやりたい事が一切なくて、ただただひたすらにそのゲームにのみ集中でき、夢中になれる環境があれば、まったく苦にならないんでしょうね。廃ゲーマーというのは、まさにそのゲーム以外に何も必要としていない環境、状況を手にすることの出来た人たちが成る事のできる存在なんだろうなあ。
その結晶とも言うのが、あの大学八年生なのでしょう。
自分は結局、あれもこれもとしたいことが山と積もって消化するのも儘ならないから、集中できんのよねえ。せめて、それをやっている間くらいは集中して、終わったらきっぱり切り替えて、というのが出来れば、もっと効率的に消化出来ると思うんだけれど。
ジュンもこの手の一極集中で、他をまったく省みない廃ゲーマーなのは間違いないのだろうけれど、幸か不幸か彼がハマっているゲームというのは、仲間と組んで世界を攻略していくオンラインRPGで、人間関係も重要になってくるせいか、案外と対人関係も気を遣うことが出来、ひいてはそれが女性陣との繊細さが要求される距離感の構築にも一役買っているんだろうけれど……だからこそ、リアルに戻った時にゲームと関係ないところでこれだけの人間関係を維持発展させていく事が出来るものなのか、心配になってくるところです。カスミさんとか現実世界の方がなんか難しそうだもんなあ。むしろ、あっちに帰った時はエリとかヒカルの方が頼もしそう。どちらにせよ、サクヤが居てくれないと始まらなさそう、というのはありますけどね。さて、ジュンとサクヤが組むと現実世界でもハチャメチャな事を始めそうで、実に恐ろしいのですけれど。
でも、このスカイ・ワールドの世界では、二人が組めば何が起こっても恐ろしくない無敵感は、果てがないと言っていいくらいのものでした。それこそ、ゲーム上の制約なんかでも無視してしまいそうな万能感が存在したわけです。
だからこそ、だからこそのこの展開だったんだろうなあ。
巷で昨今よく使われるようになった「チート」という言葉は、つまるところ「ズル」という意味です。その意味では、アリスを封印し、今ジュンたちの前に敵として厳然と現れたこの存在は、ジュンたちと同じステージに立つ事から拒絶した、まさにズルの塊なんですよね。相手をルールで縛っておきながら、自分は易易とルールを無視して制限を超えた結果を強要してくる。これを卑怯と言わずしてなんというのか。
だからこそ、ゲーム上のルールに則りながら、その範疇を飛び越える結果を引っこ抜いてくるようなジュンとサクヤのコンビは、このチートの存在に真っ向から立ち向かえる唯一の希望だったと思ったのに。
アリスというもう一方の制約外の存在を手に入れたものの、それ以上のものを失ってしまったジュンたちに、果たして希望はあるのか。いや、希望の有る無しを抜きにして、なんとしてもやり遂げなくてはならない状況になってしまったのですけれど。

しかし、こういう話になってくると、変に「ズル」い能力やオーバースペックを持っている人よりも、制約のもとにありながらも無双状態と言っていい結果を導き出す人のほうがよっぽど凄い感がある。具体的には、あの小学生w
リュカさんがもう小学生というレベルじゃないんですけれど。登場時から繰り返し言われていることですけれど、彼女に関しては巻を重ねるごとにその度合が深刻化しているというか、もう人類史の偉人レベルに到達してしまっている気が。この小学生、中身も本当に小学生か? 
ある意味、サクヤよりも便利キャラ、無敵キャラすぎて、戦闘力がないというハンデを無視して、彼女さえ居たら万事なんとかなるんじゃないか、とすら思えてくるんですけれど。

さて、あらすじにもあった今回の話の肝心の要素であるゲームのシステムを現実に近くなったことを逆手にとって全く新しい手段で云々、というのは、てっきり【ログ・ホライズン】みたいな常識のパラダイムシフト、レベルの事を期待してしまっていたので、え?それ!?という感じになってしまいました。いや、それはちょっと高望みしすぎてたのか。


シリーズ感想

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる3   

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる (このライトノベルがすごい! 文庫)

【まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる】 紫炎/武藤此史 このライトノベルがすごい!文庫

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魔物倒してスキルをゲット! 大人気ウェブ小説が待望の書籍化!
やり込み倒したゲーム「ゼクシアハーツ」そっくりの異世界に転移してしまった風音。
なぜか持っていたラーニング能力を駆使し、魔物からスキルを手に入れまくる。
気づけばオーガを蹴り倒して街を救い、かつての自分を仲間にし、冒険者としてメキメキ頭角を現していった――。
イラストは『スカイ・ワールド』(富士見ファンタジア文庫)の武藤此史。

応募総数2200作品、日本最大級のオンラインノベルコンテスト、第二回「なろうコン」グランプリ受賞作品!
魔物を倒して能力を奪って私強くなるから、タイトル【まのわ】って、最初から略称を正式名称にしたようなもんなのか。いや、別にいいんだけれど、それでいいのか?
能力的には、いわゆるFFなんかでいうところの「青魔法」「ラーニング」という奴である。ラーニングが、実際に自分で喰らわなければならなかった(最近のシリーズのは知らないよ?)のに対して、これは敵モンスターさえ倒せば能力がラーニング出来る上に、スロットも多分ないから覚えた分は使いたい放題、というのは便利だわなあ。
珍しいのは、やっぱり女の子二人組が主人公、というところなのでしょう。個人的には女の子が主人公の作品はもっと増えてほしいと思っているタイプなので、こういうのは大いに大歓迎。主人公の風音が、飄々としてオン・マイ・ウェイな自由人な娘なので、その分相方の弓花が苦労性として振り回されて……ないなあ、わりと放置だぞ、この相方。
特に障害らしい障害もなく、苦境らしい苦境もなく、出会う人もいい人ばかりで、その上偉かったり有名人だったりして、色々とお得な運命の出会いばかり、というストレスを全く感じさせないタイプの作品である。風音の、あの深く悩まずあっけらかんとして何事にも堪えない性格は、むしろ好きなタイプなんだけれど、ちょっと物語に抑揚がなさすぎる気がしました。サクサク進みすぎて、盛り上がりにかけるというべきか。というよりも、物語としての紆余曲折がなさすぎるというべきか。基本的な起承転結は勿論あるんですよ? ただ、それが風音たちの行動と、周りで起こっている状況を淡々と書き起こしているだけで、「物語」というよりもむしろ単なる「記録」みたいなもんじゃないのかな、これ。
キャラクターの内面を掘り下げるような事も殆どしていないので、感情移入もあんまり出来ませんし、脇を固めるキャラクターも、ノンプレイヤーキャラクターみたい、と言ったら語弊があるか。
風音と弓花の女の子コンビの屈託のないキャラクターや、サクサクと進んでいく展開は別に面白く無いというわけじゃないんだけれど、味付けとしては薄味すぎて食べた気がしない、という感じでした。

スカイ・ワールド 73   

スカイ・ワールド7 (富士見ファンタジア文庫)

【スカイ・ワールド 7】 瀬尾つかさ/武藤此史 富士見ファンタジア文庫

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スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。第三軌道への鍵を手に入れたジュンたち『覇者の御旗』は、その扉の在処を知る『銀翼騎士団』との共闘を求めて、バクラヴェン島奥地にある遺跡を目指し、行軍を続けていた。そんな中、突如現れた『銀翼騎士団』のギルドリーダー・クァンタム。急な決闘を申し込まれるも、ジュンは見事勝利し、共闘は約束されたのだが…『銀翼騎士団』メンバーの異様な雰囲気に、ある残酷な過去があることを知り―。この世界の真理を暴く、熱きオンライン冒険ファンタジー!!
ユーカリアがエロの代名詞になってる! ユーカリア化、ユーカリアナイズなどなど、その汚染の単位で10ユーカリア、25ユーカリアとか名付けられるかもしれない。まあ小学生のリュカやスズランにいらん言葉を教えこんでいる時点で有罪確定なのですけれど。なんだ、あのエロ淑女は。いったい何をコントロールしようとしてるんだ、あの制御役は。
大規模レイドを生き甲斐として、ある意味ジュンと違った形でこのスカイワールドを「楽しんでいる」銀翼騎士団。このゲーム廃人たちは、人としても朗らかで裏表がなく楽しい連中なのだけれど、同時に大規模レイドの為に平気でドラゴニュートたちを虐殺した前科の持ち主たちでもあるわけです。その為に、一時期サクヤたちのパーティーと敵対していたこともあり、彼らとの同盟は必要とはいえ一悶着あるのかとも思ったのですが、銀翼騎士団側も、或いはジュンやサクヤの側も全くと言っていいくらい屈託なくお互いを受け入れ、和やかに親交を深めていくのである。それは、ジュン側たちの意図した「彼らに身内と認識されるくらい親しくなる」という目的があったのは間違いないんですけれど、もしジュンたちの側にも隔意が潜んでいたら、早々根っから仲良くはなれんのですよね。そして、ジュンたちは銀翼騎士団の面々の在り方を狂っていると断じながらも、それを悪いとも拒絶するでもなく、受け入れいている。それは、少なからず自分たちも彼らと同類という認識があるからだ、としているのだけれど、実際最前線に出ている連中っていうのは、多かれ少なかれどのギルドも狂気を内包することを受容しているのだろう。それどころか、カスミたちなどはむしろ積極的に、ジュンやサクヤたちに近づくために、同類となるために、狂気を招き入れようとしている。
それを受けて、ジュンもまた、かつて自分が憤怒したサクヤのカスミへの扱い方を、今自分が全く同じように繰り返そうとしていることを自覚して、しかしそれを諾として受け入れている。
さて、どこを見てもいい具合に狂ってきているようにも見えるのだけれど、むしろ狂気を受け入れることですべてが安定してきているようにみえるのはまた皮肉な話ではないだろうか。常識にこだわることで、倫理にしがみつくことで、余計に無理を重ねて負担を背負い、人として壊れていくこともあるのだろう。逆に狂気に身を委ねることによって、あるがままに人らしく、心豊かにのびのびと生きることが出来る、なんてこともあるのだろう。
ここは、スカイワールドは今はそういう世界なのだ。
実際、軛から解き放たれたジュンとサクヤは、自由に空を羽ばたく鳥のように、比翼の鳥のように何物にも束縛されずに実に楽しそうに飛び回っている。フルメンバーでも太刀打ちできなかったレイドボスを、たった二人で踊るように倒してのけた姿など、まさにここが彼らのために用意された世界のように感じられた。
世界の謎が紐解かれていく、タイムリミットは迫っている。しかし、重苦しい雰囲気はない。今、彼らは果てしなく自由だ。

しかし、いい加減どの子もまともさを逸脱しているけれど、その中でダントツというか破格にイッちゃってるのって、どう見てもリュカだよね。幾らなんでも小学生であの商業センスは突き抜けすぎてるわー。小学生って、まだ数学の前の算数をえんやこれと、ドリルで宿題やってるような年齢だろうに、ただの商売を通りすぎて、商社クラスの商品の取扱を経営して、その上流通まで握りつつあるってんだから。このまま行くと、コングロマリットまで形成シそうな勢いなんですけれど。スカイワールドの経済そのものを掌握しかねないその手管、サクヤやヒカルの天才性すらカスミかねないチートなんですけどw
ラブコメパートは、サクヤが貫禄のリードで。まあ、ジュンからすると、サクヤはほんとに別枠だもんなあ。あそこで積極的に打って出るとは、なかなかやるのう。でも、もう十把一絡げじゃなく、エリ、カスミ、ユーカリア、ヒカルとそれぞれに余人とは比べられない特別な関係を築いているので、誰彼がリードとか、ひとまとめで、という安っぽいハーレムからはもう脱却しているので、安心して進捗を楽しむことが出来ますわ。瀬戸さんも、このあたりのハーレム形成力は特筆に値するものになってきたなあ。


瀬尾つかさ作品感想

スカイ・ワールド 63   

スカイ・ワールド6 (富士見ファンタジア文庫)

【スカイ・ワールド 6】 瀬尾つかさ/武藤此史 富士見ファンタジア文庫

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スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。封印都市シャッカイの地に降り立ったジュンたちは、第三軌道への手がかりを探しつつも、レベルを上げ、装備を整えて、チームの戦力をアップさせるべくクエストを進めていた。そんな中で遭遇した神話的クエスト『真なる竜への試練』。六人しか入れないダンジョンのため、ジュン、かすみ、エリ、ユーカリア、ヒカルといういつものメンバーに、サクヤ班からアサシンのチョココロネを借りて挑むことになり―。竜の歴史の扉を開く、熱きオンライン冒険ファンタジー!!

あれ? 六人パーティーでのクエストというから、いつものジュン班にサクヤが加わるものかと思ってたら違うのか!  代わりに参加してきたのがチョコちゃん。……こいつ、ちびっ子のくせにサクヤの同級生なんだよなあ。エリよりも年上なんだぜ。年下の女の子の膝の上に座ってご満悦の幼女先輩。
でも、ホントに意外だ。ここでサクヤがパーティーに加わって、他のメンバーと交流を深めて人間関係に化学反応を起こすことは、物語の展開的にちょうど要求されている時期だったはずなんですよ。ところが、そんな制作サイドの必要性を見事に無視して、サクヤたちが置かれている状況が要求している配置を優先してるんですね。確かに、ここでサクヤが【覇者の御旗】の総指揮を抜けるというのは、ユズに死ね、と言っているようなもんで、まあそうでなくても様々な判断や決断が要求される大事な時期に、サクヤとジュンという要の二人が抜けてしまうと、あっちこっちで不備が出て一気に【覇者の御旗】やシャッカイの安定性が瓦解しかねないのも非常に理解できる話なんですよ。だから、ここでサクヤがパーティーに加わらなかった、というのは理解できる。ただ、そのしわ寄せがどこに行ってしまったかというと、回り回ってエリのところに出てしまったのが今回のトラブルの原因だったんじゃないだろうか。
ぶっちゃけ、エリとサクヤは早いとこ直接面と向かって決着つけんことには、エリの性格的にもどうしても歪みがここに出てしまうんですよね。ジュンの野郎は身の程知らずにも、というべきなのか、チームの人間関係を理屈で管制しようとしていたわけですが、これはサクヤの切羽詰まったちゃぶ台返しで台無しにされた上に、エリの感情的負担を考慮しきれてないものだったので、ヒカルとユーカリアから総駄目だしを喰らってしまったわけで……。悪気はないんだろうけれど、恋愛が中心と成った人間関係を、ゲームの戦闘みたいに管制しようというのは無理とは言わないけれど、かなり難しい案件だぜ。実はサクヤもこの当たり、ジュンと同じロジックで人間関係をコントロールしているんで、ホント似たもの同士だなあ、と苦笑せざるを得ない。
ヒカルとユーカリアは、ジュンとサクヤが何をやってるか概ね理解出来てるんだけれど、この娘たちは汚れ役というか自分の気持ちにも人間関係にも割り切りという名の受容ができているので、ジュンもサクヤもやろうとしていることは決して自分にとっては損ではない、として受け入れる判断ができているんだけれど、エリはそもそも自分の感情について判断ができてない上に、サクヤの存在を受け入れきれていない、ときて真面目な分妥協しにくい上に、自分の中で貯めこんじゃって概ねそれを我慢できる娘だから、とにかく一切合切の歪みが彼女のところに集まっちゃったんだなあ、これ。おまけに、このチームのバランサーというか、人間関係の調整役、支援役という要がエリなんですよね。彼女こそがそうした歪みを捌いている肝心要でもあったわけで……。
そりゃ、エリに頼りすぎだ、と怒られても仕方ないわなあ、これ。だいたい、一番年下だってのに、エリが。

さて、久々に6人という少人数のパーティによるクエストに焦点が集まったわけですけれど、改めて見るとMMORPGモノの中では、この【スカイ・ワールド】がやはり頭ひとつ抜けてガチでMMORPGというゲームしてますよね。とかく、ゲームシステムの描写の緻密性がパないです。たとえば【ログ・ホライズン】と比べても、純粋なゲームシステムの活用としては、こちらの方が描写としては濃い気がします。あっちは、ゲームから一皮剥けちゃってまた違うステージに行ってますからねえ。向かった方向が違うのですけれど。
そして、この物語の舞台が「ゲーム」の枠から逸脱していないということは、作中で語られているようにゲームヲクリアした、その後、という観点が現れてくるんですよね。二周目については、ジュンやヒカルが拒絶的反応を示しているのを見ると……ゲームが終わったあと、という点については結構重要なポイントなのかもしれないなあ。どこまでも、どこまでも、飽くなき先を望んでいく……。ふっと、作者の最初期の傑作である【クジラのソラ】が頭をよぎったり、ふぅむ。

瀬尾つかさ作品感想

スカイ・ワールド 5 4   

スカイ・ワールド5 (富士見ファンタジア文庫)

【スカイ・ワールド 5】 瀬尾つかさ/武藤此史 富士見ファンタジア文庫

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スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。『竜の末裔』を名乗る二つの種族が争いを続ける第四軌道へとたどり着いたジュンたちは、サクヤの救出に成功する。ついに再会したジュンとサクヤ、そしてサクヤとかすみ。ジュンに対して積極的な好意を示すサクヤに周囲が振り回される中、サクヤを窮地に追い詰めた冒険者たち―クリアのためには手段を問わない強大ギルド―『黄金の果実倶楽部』が再び攻めてきて―。封印都市の秘密に迫る、熱きオンライン冒険ファンタジー!!
なんか、気がつくといつの間にか3,4人の小さなパーティーでコツコツとクエストをクリアしていっていた話から、何十人規模の大規模レイドがメインになってて、驚くほどダイナミックに話が進んでいくことに。途中からなし崩しに協力することになった他のパーティーのメンツがイイキャラしていて、男女共にジュン・ハーレムな元のパーティーメンバーとは違った立ち位置から、色んな意味で頼もしく、またいい感じでチャチャ入れてくれるキャラクターだったんですよね。やっぱり少数のメンバーだけでやりとりをしていると、物語自体も内に内に潜ってしまい、小さくまとまってしまいがちなんですけれど、お陰で世界を見る視界がグッと枠組みごと押し広げられた感じがあったんですよね。ああ、これがスカイ・ワールドなんだなあ、という広々とした雄大さを感じられるようになった。
そこに、サクヤたちのパーティーとの合流であります。あのサクヤが率いるパーティーですから、一筋縄ではいかないだろうと思ったんですけれど、振り返ってみるとジュンたちが構築したギルドの面々ももう一筋縄ではいなないメンツだったりして、これが思いの外すんなりと合流するのにハマってしまったのには、それだけジュンとサクヤがそれぞれ一心同体というだけの同じやり方でギルドを作っていたんだなあ、というのがよく分かる。
全然ぎこちなさとかなく、同じギルドとして合流出来たもんなあ。まあ、サクヤの無茶を制御していた副長格のお嬢が、さらにサクヤと同格のトラブルメーカーであるジュンが合流したことで余計に苦労することになるんじゃないかと心配になるところですがw まあ、無茶苦茶するサクヤの暴走を、ジュンはうまいことコントロール出来るみたいなので、彼女の労力は結果から見ると低減するのかもしれませんが。ジュンはサクヤの副将であるにも関わらず、苦労性な面は一切ないからなあ。あれ、煽ってたよなあw

しかし、サクヤと合流したことでジュンのハーレムロードはどんどん切羽詰まったことに。もうサクヤが全然自重しなかったもんなあ。こっちはこっちで煽る煽る(笑
ヒカルの話なんかきいていると、サクヤがどれだけジュンに傾倒していたかもよくわかりますし、あの土壇場の窮地でさっそうと自分のギルドを引き連れて、置いていった親友まで成長されて連れてきて、助けに来てくれたんですから、そりゃもうただでさえ夢中だった熱量がメーター振りきっちゃうのも当然っちゃ当然なんですよね。
再会シーンで、劇的にならずにサクヤもジュンもこうなるのが当然、みたいに振舞っていたのが二人の信頼度の高さを表していて、これはこれで好みだったんですけれど、果たしてサクヤの内心的にはそんなに平静だったんだか。その直前まで、殆ど心折れかけて精神的にもボロボロみたいだったようですし、それがあれだけ一瞬で立ち直っちゃったんですから、その心推して知るべし。
まあ、再会シーンはヒカルのサクヤに対するそれに殆ど持ってかれた気もしますけど。ヒカル、キャラ違うキャラ違う(笑
ガチでフルボッコし始めた時には爆笑してしまいましたがな。この二人の関係も面白いよなあ。もっとベッチャリとした湿度の高いものだと思ってたんだが、ジュンとは違う意味でサクヤとヒカルが心通じ合わせた関係であるのがもう嫌というほどわかった。掛け替えの無い関係、というのにもいろんな色があって面白い。

ジュンがこれまで辿った遠回りの道と、クエスト狂いが掘り当てた様々な謎解きが、これまで一直線に突き進んでいた最前線の攻略ギルドたちが探り当てる事が出来なかった世界の真実の一端を握っていた、というのは、やっぱりゲームって寄り道大切だよね、と実感させられるw 
次回から、再びもう一度パーティーに戻っての話になるようですけれど、しばらくダイナミックに話が進んでいただけに、ここでもう一度身内の話に立ち戻ってじっくりやるのもイイんじゃないでしょうか。サクヤが加わって、また味付けも変わったでしょうし。ギルドの方も、放置じゃなくそっちはそっちで状況を整えていてくれるでしょうし。話もガンガン動くし、やあ面白くなってきた。

シリーズ感想

スカイ・ワールド 2 3   

スカイ・ワールド2 (富士見ファンタジア文庫)

【スカイ・ワールド 2】 瀬尾つかさ/武藤此史 富士見ファンタジア文庫

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スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。凄腕ゲーマーのシュン、初心者のかすみ、白魔術師のエリの三人は、新たに銃使いのユーカリアを仲間に加えて、第七軌道ラオタイ島でのクエストを順調に進めていた。ある日、島のはずれにあるピラミッドの調査をすることになったジュンたちは、かすみのミスにより『蓬莱皇帝の復活』という謎の隠しクエストを発動させてしまう。それは『十日以内にクリアしないと死亡する』という呪いのクエストで―。“蒼穹の果て”に挑む、熱きオンライン冒険ファンタジー。
こんな小学生居るもんか! と思わず叫んでしまったリュカのキャラクター。年齢不相応の子供っぽくないキャラなんて珍しくもないですけれど、ここまで大人びた世知に長けた小学生が居たら正直嫌だw ここまで考え方がしっかりしてしまっていると、小学校で同世代の子どもたちの中で過ごしているのはかなり苦痛だったんじゃないかとすら思えてくる。周りとここまで精神年齢が違いすぎると、とても溶け込めないでしょうし。ぶっちゃけ、リュカだと高校生でも浮きかねないですし、ヘタするとOLになってもお局様レベルなんじゃないだろうか。保護者として担任の先生(けっこうおっさん)がお店を行動経営して彼女の面倒を見ている、という建前になってますけれど、営業にしても日常生活にしても面倒を見ているのはどうやらリュカの方のようですし、傍目には完全に姉さん女房……。
さて、二巻では孤島からも脱出できて、舞台は他のプレイヤーの人口密度もそこそこ増えてくるラオタイ島に。自然と他のパーティーと協力プレイも増えてくる。シュンは決してソロプレイ推奨の他とあんまり交流しないキャラなどではないので、ゲーム廃人な分顔も広かったりするわけで、決して閉じた狭い人間関係に終始しているわけじゃないんですよね。かすみやエリも、普通の他のプレイヤーと交流が広がっていっていますし。その意味でも、本作はMMORPGのゲームとしての側面が強く出ているのが窺い知れる。大概のこの手のゲームの世界に巻き込まれた、或いは閉じ込められた、似た異世界に放り出された、という作品はゲームの皮を被りつつも、むしろこれは現実なのだ、という側面を強調して見せていく傾向が強いのだけれど、その逆を行く本作はやっぱり新鮮味があって面白い。戦闘システムなんて、非常に丁寧にMMORPGのシステムに則っていて、初心者のかすみへの解説も含めて、戦闘のロジックがとてもわかり易い。今回はさらに大規模レイド戦なんかの目玉バトルもありーのですから、楽しかった。
一方で、バッテリーが足りない状態で死んでしまえば、ゲーム内でも現実世界でも復帰できない、という迫真性もあり、今回かすみを見舞ったデストラップの巧妙な構成もあって、所詮はゲームだから、という緩さはなく、きちんと緊迫感、切迫感も募らせていく展開になっているので、バランスもかなり整っているんじゃなかろうか。
でも、その上でシュンを始めとしてみんなが「ゲームを楽しむ」という要素を大事にして、変に悲壮にならずワイワイと周りもみんな巻き込みながら大騒ぎしてイベントを乗り切っていく様子は、しっかりと本作の味であり幹となって行ってるんじゃないでしょうか。
ラブコメ的には、かすみのシュンへの好意が完全にオープンになって、ジュンとしても何らかの応えを出さないといけない段階に来てしまっているのですけれど、彼からするとサクヤの方も気にかかってしまっているわけで、彼女とちゃんと会って向き合わないまま、今の状態でかすみに答えを出してしまうのはいかんよなあ、という感覚なんだろうな、これ。気持ちは理解できるので、周りからせっつかれ、かすみからは潤んだ目で見つめられる状態の焦りは同情してしまう。まあ、周りはジュンとカスミの関係は知らないから、こいつへたれて逃げまわってやがる、としか見えないんだろうから、厳しい目を向けてしまうのも無理はないんだが。

1巻感想

スカイ・ワールド 3   

スカイ・ワールド (富士見ファンタジア文庫)

【スカイ・ワールド】 瀬尾つかさ/武藤此史 富士見ファンタジア文庫

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スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。運営開始から一週間、数万人ものプレイヤーがスカイワールドの中に閉じ込められる事件が発生する。プレイヤーたちがいまだ現実世界への出口を見つけられない中、ジュンこと三木盛淳一朗は誰ともチームを組むことなく、持ち前のゲームセンスを武器に単独で攻略を進めていた。しかしある日、迷子の初心者・かすみと白魔術師のエリに協力を求められてしまい、三人で難クエストに挑むことになるのだが―。天空に浮かぶ唯一の浮遊島、第一軌道『アイオーン』を目指す、オンライン冒険ファンタジー。
ついに瀬尾さんもMMORPGを書く時代になったのか、と不思議な気分。面白いことに、この作者が書くのならMMORPGの世界に閉じ込められるという状況に関して、哲学的なアプローチを仕掛けてくると思ってたんですよね。【クジラのソラ】再び、みたいな感じで。
ところが蓋を開けてみると、むしろMMORPGのゲームとしての在り様に重点を置いているという思っていたのとはまるで逆サイドを行く作品の構成である。けっこう驚いた。
それはそれとして、このゲームとしてのMMORPGというスタイルに重きをおいた描き方が存在に面白い、面白いのである。
ギルドの微妙な人間関係や、ゲームシステムへのアプローチ。隆盛を誇っているMMORPGものですけれど、ゲームとしてのMMORPGという観点を突き詰めて書いてる作品って意外なほど見かけないんですよね。MMO廃人ならではの視点からもたらされる攻略法や、プレイヤー同士の距離感の保ち方など、ゲームを馬鹿みたいにやりこんでいるからこそのもので、同時にゲームシステムを隅から隅まで把握しているからこそ、現実に落とし込まれたが故のゲームとの偏差にも気づき、探り当てることが出来るわけで……主人公はどちらかというと、裏ワザみたいに捉えているので、やっぱりゲーム的なのですけれど。
スキルやレベル、ステータスなどがあるだけで、結局に単なる異世界ファンタジーと変わらないようなMMORPGものと違って、こうカッチリとゲームシステムが定まっていて、それに則り、或いはその陥穽を突いてゲームらしく現実になった世界を乗り越えていく、というノリもちゃんとやればこれはこれで十分以上に面白いんだなあ、というのが実感できた。
何より、主人公当人がこの状況をゲームとして楽しんでいるのが大きいんだろうけれど。彼の、やり込み倒して明らかに現実に支障をきたしてたんだろうな、というヘヴィゲーマーらしい立ち振舞にはなんとも微苦笑を浮かべてしまうところでありますが。
ラストの対決のジュンの大盤振る舞いは、達人だとか英雄だとか言う型じゃなくて、これ以上無くゲーム廃人! という形でしたしねえw
一方で、かすみとエリというヒロイン間で、ガッチリと主人公ですら間に入れない絆が結ばれてしまうあたりは、さすがは【クジラのソラ】で果敢に百合かというくらいガチンコの女の子同士の友情を描いた瀬尾さんというべきか。恋愛と友情はまた別物、というのか、かすみのジュンへの恋心とエリへの無二のパートナーとしての絆、そしてリアルから続くサクヤとの複雑に絡まりあった友情、と思いの外彼女中心にも人間関係が錯綜していて、物語の中心点がジュンだけなく、かすみにも生じていて、双重点になっているのも先々の展開を鑑みてもこれは興味深い要素じゃないだろうか。

好敵手オンリーワン 13   

好敵手オンリーワン1 (講談社ラノベ文庫)

【好敵手オンリーワン 1】 至道流星/武藤此史 講談社ラノベ文庫

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桜月神社の一人娘、桜月弥生。天都教会の一人娘、天都水貴。近隣でも有名な美少女二人と孝一郎は幼なじみである。家族のように仲良く過ごしていた三人だが、孝一郎の不用意な一言をきっかけに、二人はことあるごとに対抗するようになる。テストの点数、体育の授業、ラブレターの数まで、ありとあらゆることで勝負を繰り広げる。そんな不毛な争いに審判役としてつねに巻き込まれる孝一郎だが、二人を止めるためのとっさの一言から、さらにやっかいなことに。それは「どちらの家がより資金を増やせるかを勝負する」というもの。賞品は―「孝一郎を一生奴隷にする権利」!!それなのに二人の事業をそれぞれ手伝わされる孝一郎の運命は。
なんで神社と教会が一軒隣で並んでるんだよ!! と物凄すぎる立地にツッコミを入れてたら、ちゃんとそうなった歴史的背景が描かれていて、なんだか納得させられてしまった。なるほど、それなら仲がいいのもわかるなあ。しかし、それだとむしろ、神社と教会の間にわざわざ家を建てて住みだした主人公の家の奇橋さが際立ってくる。わざわざなんだってそんな神社と教会の間なんて場所を選んだんだ!?
という訳で、仲の良さが高じすぎたお陰で何かと張りあい競り合うようになってしまった幼馴染みが、競争の果てに高校生らしからぬ商売でいかに資金を稼ぐか、という勝負をはじめてしまうという、まあ至道さんならではの資本主義展開である。だから、何故そこで金を稼ぐ勝負になるんだ、と(笑
そもそも、二人の実家が商家で、二人が何らかの子会社か取引を担当しているならともかく、宗教団体ですよ、宗教団体w それも、宗教法人という枠組みを利用してそれぞれの宗教にまつわるお金の集め方を実践してくれるのかと思ったら、はじめたのが飲食業という俗っぽさ。いやいや待て待てw もっと宗教らしい事しましょうよ。宗教法人の非課税枠の濫用じゃないか。あれ? これは課税がかかるって話だったっけ?
ともかく、この作者の作品を読んでいると簡単に商売が上手くいくように見えるので、色々と困る。まあ、案外とやってみれば本当に稼げてしまうケースも多いのかもしれないが、少なくとも簡単ではないだろう。煩雑な事務処理や関係各所との調整など、経理や総務などちゃんとやってくれる人が居てくれないと、幾ら方向性を見事に示せても、ちゃんと転がらないもんね。何よりも、普通の人は失敗した時のリスクというものをどうしても考えてしまう。最初の資金投入に、リスクへの覚悟を持たなければならない。その意味では、弥生と水貴は失敗への覚悟も何もなく、実に気軽に本来なら普通の人が一世一代の決意を持ってはじめるであろうことを、遊び半分とすら思える浮ついた姿勢で初めてしまっているんですよね。それが若干気に入らない、と思うのと同時に、起業なんてものはそのくらい気軽にはじめられる世の中になった方がいいんだろうなあ、という思いも浮かんでくるのでした。
結局、弥生も水貴も失敗を考えないがゆえに慎重さを欠き、調子に乗った挙句に大失敗をやらかしてしまうのですが。それでも、一度の大失敗で「人生オワタ」にはならないんだから、羨ましい話である。その上、その失敗や迂闊さによって、自分の人生において何が一番大切か、という点に気づけたのだから、躓いて転んだところに金貨が落ちていたようなものである。
ってか、この二人、てっきり最初から金貨を取り合っているつもりなのだと思っていたら、全然自分たちが争奪戦してるものが金貨だと気づいていなかったんだ。そもそも、見ている限りでは取り合うというよりも、あくまで勝敗の結果がメインであって、商品である孝一郎の一生奴隷権はオマケ扱いなんですよね。その奴隷権というのも、既に共有物だったものの優先権をどっちが得るか、であって当初はふたりとも本気で独占するつもりはなかったっぽい。だからこそ、孝一郎もあんまり文句も言わずに抵抗もせず二人の手伝いをしてたんでしょう。そもそも、こいつ自分が二人の所有物扱いという自覚があるものだから、いまさら奴隷権とか言われても今までと変わらないと無意識に認識していたようで、その認識もあながち間違ってなかったもんなあ。
ところが、その過程で弥生と水貴は自分にとって孝一郎がどういう存在なのか正確に自覚してしまった。そうなると、もし自分が負けてしまうと孝一郎が相手にとられてしまう。自分の手の届かないところに行ってしまうという恐怖に駆られてしまう事になり、必死になっていくんですね。これが、孝一郎の困惑を誘うことになる。その辺の齟齬は、二人がお互いの気持ちを確認しあうことで何とか解消される事になったのですが……ええっとこれってつまりどうなったんだ? 孝一郎の共有性はどちらが勝っても失われず、若干の優先権という特典がつくものの今までと変わらない、という風に以前に戻ったように見せかけて、何しろ弥生たちは孝一郎に本気になってしまったわけで……やれやれ、ごちそうさまです、ってことかw
これで孝一郎が二人のことを意識していなかった不毛な話なんだけれど、こいつはこいつでちゃんと幼馴染み二人を異性として意識しているんですよね。というか、他の女性はまるで眼中に無く、二人が大事、という意識なわけですから、収まるところに収まるか。はいはい、ご馳走様でしたw

至道流星作品感想
 

7月4日

松本直也
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稲垣理一郎/Boichi
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藤本タツキ
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阿賀沢紅茶
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マポロ3号
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yatoyato
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土田健太
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橋本悠
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辺天使/津田穂波
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伊藤砂務
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三条陸/芝田優作
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稲岡和佐
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有馬あるま/フカヤマますく
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田中靖規
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岩田雪花/青木裕
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堀越耕平
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古橋秀之/別天荒人
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神江ちず
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路生よる/藤堂流風
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蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
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三上康明/田中インサイダー
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7月1日

紙城 境介
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メソポ・たみあ
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ナナシまる
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shiryu
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あまさきみりと
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ミヤ
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榊一郎
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たすろう
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シクラメン
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かみや
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ぎんもく
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晩野
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明地雫/霜月緋色
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森山ゆっこ/はむばね
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黒野ユウ/遠野九重
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大和田秀樹
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6月30日

之 貫紀
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kawa.kei
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槻影
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白水 廉
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丸山 くがね
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鹿角フェフ
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力水
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蒼井美紗
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よねちょ
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あきさけ
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唐澤 和希
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中野 在太
(ヒーロー文庫)
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新城一/海月崎まつり
(KCx)
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キダニエル/四葉夕卜
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6月29日

榊 一郎
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弥生 志郎
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雨宮 和希
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虎走 かける
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謙虚なサークル
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深山 鈴
(Kラノベブックス)
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右薙 光介
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火事屋/蛙田アメコ
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
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伊吹 亜門
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柴田 勝家
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
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猫夜叉/亀小屋サト
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たくま朋正/伊藤暖彦
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綾村切人/ナフセ
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
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鬼影スパナ
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迷井豆腐
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篠崎 芳
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寺王
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御鷹穂積
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メグリくくる
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江口 連
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和島 逆
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KK
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雨川透子
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6月24日

芝村 裕吏
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志瑞祐
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長月 達平
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長月 達平
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月見 秋水
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三月みどり
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花間燈
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衣笠彰梧
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常世田健人
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ジルコ
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疎陀陽
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九十九弐式/すかいふぁーむ
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甘岸久弥
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yokuu
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天ノ瀬
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ラチム
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櫻井 みこと
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御手々 ぽんた
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支援BIS
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藤也卓巳
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ひろやまひろし
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ひろやまひろし
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横田卓馬/伊瀬勝良
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ぶんころり/プレジ和尚
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
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水無月すう
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鈴見敦/八又ナガト
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御宮ゆう/香澤陽平
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人生負組
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ZUN/水炊き
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神地あたる/白米良
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黒杞よるの/雨川水海
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村光/ベニガシラ
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七六/鬼影スパナ
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天羽銀/迷井豆腐
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白砂/麻希くるみ
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
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東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
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佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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稲葉光史/山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)
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琴子/TCB
(ガンガンコミックスONLINE)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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雨後一陽/とちぼり木
(ガンガンコミックスUP!)
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西島ふみかる/白縫餡
(ガンガンコミックスUP!)
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雨沢もっけ
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/松元こみかん
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/春夏冬アタル
(ガンガンコミックスUP!)
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リキタケ/三木なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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琴子
(SQEXノベル)
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猫子
(SQEXノベル)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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榛名丼
(SQEXノベル)
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蝉川夏哉
(宝島社文庫)
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貴戸湊太
(宝島社文庫)
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