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渡航

どうでもいい 世界なんて クオリディア・コード ★★★☆   

どうでもいい 世界なんて: ークオリディア・コードー (ガガガ文庫 わ 3-20)

【どうでもいい 世界なんて クオリディア・コード】 渡航/saitom ガガガ文庫

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Kindle B☆W
アニメ「クオリディア・コード」千葉編!

渡 航×さがら聡×橘公司が企画するアニメプロジェクト「クオリディア・コード」の書きおろし千葉編のエピソードがここに!異能力と策略、そして陰謀渦巻くこの世界を救うのは……!?アニメ前日譚となる物語!
なんでいきなり、ブラック職場、営業残酷あるある物語になってるのこれ!?
戦闘科から落ちこぼれて生産科へと出向となってしまった千種霞。朝令暮改で力の弱い部下をイビってくる先輩にコンプライアンスなにそれ美味しいの?という上司に囲まれ、出先の営業周りではゴミ扱いという理不尽な日々を、ローテンションながらフラフラと泳いでいく毎日。
異能力と策略、そして陰謀渦巻くこの世界を救うのは……!?というあらすじなんですけれど、異能力とか陰謀とか世界とかより先に、職場環境をなんとかしようぜ本当に。
と、思ってたら極々少数の戦闘科が特権を振りかざし、他の科は働いても働いても報われない現況のシステムに対して、生産科のトップである釣瓶朝顔が戦闘科のトップが単独出馬することが慣例となっている首席選挙に打って出る工作に、生産科出向の霞もドカンと関わることに。
理想は理想で素晴らしいし、霞も立場上出来る限りは協力する、というか仕事として携わるのですが、やっぱり仕事以上の熱量はそこにはないんですよね。きっちりとした線引がされてしまっている。
どんなブラックな仕事環境でも淡々とやるべきことはこなしているあたり、ある意味タチが悪いんですけれど。ブラックな環境に対して愚痴はこぼしていても、それから逃れようとか改善してほしいという積極性が欠片もなく、これまた淡々と現状を受け入れている。
「どうでもいい、世界なんて」
というのは、まさに霞の心境をそのまま物語ったものなのでしょう。
そんな霞にとって何が重要なのかというと……うむむ、あんまりベタベタしてないしテンションもあがらないしそれ以外眼中にないというほど一心不乱ではないのだけれど、妹の明日葉以外のナニモノもないんだよなあ、これ。
冷めた言動のわりに、言ってることやってることは全部妹ラブですし。なにこのローテンションシスコン兄ちゃん。そんでもって、妹の方も妹の方で外では恥ずかしいからと兄に対してそっけない態度を取る明日葉ですけれど、家では兄と同じくテンション低いまま兄の側でひたすらゴロゴロゴロゴロ。風呂上がりなど、下着姿で兄の前をウロウロとして、離れない。実は住む場所違っているにも関わらず、兄の部屋に入り浸ってるとか。
いやなんでそんなローテンションで激兄ラブなのこの娘!? すっごいブラコンだよね!!
兄に対する言葉はなかなか厳しい内容のものが多いんだけれど、ぼんくらな兄をめっちゃ心配しているのがまるわかりですし、将来に渡って兄を養う気満々ですし、実は兄を細くて長くて縛るのに役立つアレにする気満々なんじゃないだろうか、この妹。
このやる気が一切欠けている兄妹が、アニメ放送の段階では首席と次席に収まっているのだから、一体何がどうなったのか、千葉。その詳細が明らかとなるのは下巻となるんだろうけれど、展開があんまり想像できない。

それはそれとして、他の東京や神奈川と違って一番地域色が出ていたのが千葉編だったんではないでしょうか。
戦闘科がヤンキーばっかり、というあたりとか! 
あと、例のコーヒーみたいな練乳が千葉では最優先で生産されてたりとか! どんだけマックスよ。

渡航作品感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。65   

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6 (ガガガ文庫)

【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6】 渡航/ぽんかん(8) ガガガ文庫

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慣れない役割、ぎこちない関係。

文化祭。面倒な仕事をスルーする方法は……呼ばれても返事をしない、なるべく面倒くさそうな気持ちを顔に出す!?
ぼっちのスキルをフル活用して文化祭の準備をサボる気満々の八幡。しかし、授業をサボっていたら、不在なのをいいことに文化祭の実行委員にさせられてしまう。
慣れない役割とぎこちない関係。
新学期が始まってからの八幡は、どこか調子がおかしい。クラスでも、部活でも。雪乃への疑問は消えないまま、そしてそれを問わないまま……学校中が祭の準備で浮かれた空気の中、取り残されているのが当たり前のはずの八幡なのに、居心地の悪さは消えない。
まちがえてしまった答えはきっとそのまま。
人生はいつだって取り返しがつかない。
前に進まず、後戻りも出来ない二人、雪ノ下雪乃と比企谷八幡。近づきも遠ざかりもしない不変の距離感に変化は訪れるのか。

アニメ化も決定、話題のシリーズ第6弾。
平塚先生の優しい言葉が骨の髄まで染みてくる。静ちゃんのこの時のセリフって、あんまり「先生」って感じはしないんですよね。教育的だったり上の立場から諭すように言うのとは、柔らかさが違っている。この人、前々から八幡との距離感に微妙に踏み込みすぎたような部分が見受けられたんだけれど、あの台詞は雪乃や結衣の事を語っているようでその実、静ちゃん自身の気持ちを語っているようにも見える。如何様にも取れるんだけれど、先生という立場を超えて踏み込んできた上で、こうやって真意を、自分がやったことの意味をちゃんと理解し、心配し、そして讃えてくれる人がいるというのは、幸せな事なのだろう。もっとも、八幡はそういう理解してくれる人たちの為だからこそ、自分を損なっても殉じてしまうメンタルの持ち主なんですよね。
今回の一件、彼がヒールに徹したのは決してみんなのため、ではありませんでした。ましてや、相模なんかのためではなかった。ただただ、雪ノ下雪乃の為に、彼女の頑張りに報いるために、彼女の孤高を、ボッチを肯定する為に、身を投げ打ったのです。
多くの人にとって、彼は不愉快な存在でしょう。理解不能で場の空気を悪くする存在でしょう。しかし、これほど、絶大な信頼を寄せられるニンゲンがいるだろうか。
とは言え、こういう社会から逸脱してしまう人間と親しく付き合うというのは、勇気が居ることなんですよね。どれだけ信頼出来る人間だろうと、周りから見ると排斥の対象となりはみ出し者として扱われる以上、それを付き合うということは同じようにはみ出し者として扱われてしまう危険がある。
由比ヶ浜結衣が本当に偉いのは、そのリスクを承知しながらも、そのリスクに怯えながらも、勇気を持って逃げずに八幡たちに関わろうとしているところでしょう。彼女の偉大さは、あの雪ノ下雪乃の凝り固まった心を解きほぐしたことでも明らかです。あの、雪乃が一番苦しかった時、雪乃が全部を拒絶せずついに結衣の差し伸べた手を握ったのは、これまでの彼女の努力があったからこそ。このシーンほど、胸打たれたシーンはありませんでした。この娘の善良さとひたむきさには、毎回毎回泣きそうなほど感動させられる。
一方で、結衣がマイノリティに追いやられてないのは、八幡のクラスのカースト最上位のメンツ、葉山や三浦、海老名という連中が何気に本気でイイ奴らであると同時に優秀な人間であるからなんですよね(三浦は多分に天然なところがあるようですが)。人間的な余裕、と言ってもいいのかもしれませんが、八幡たちの方にふらふらしている結衣を突き放さずに好きなようにさせつつ、抱擁している現状は彼らの人間性の現れなのでしょう。
ただ、今回の八幡の行為が生徒全体から悪印象を受けてしまった以上、葉山たちもこれまでみたいには容易に八幡には近づきがたくなるかもしれない。いや、葉山たち自体は露骨に態度に出さないかもしれませんが、八幡はその辺気にするだろうから、これまで以上に結衣と距離おこうとするんだろうなあ。結衣を大事に思っているからこそ、結衣が自分の為に自分と同類と観られることを嫌うはずですから。それを、結衣がどう思い、どう捉え、どう行動するか。彼女からさり気なく、自分から踏み込む宣言が折しも出ていた以上、もしかしたら次回以降は彼女の動向こそが物語の中心になっていくかもしれない。

もう一つ興味深いのが、葉山の動向である。今回の一件で一番その反応が興味深かったのが、この葉山なんですよね。恐らく、雪ノ下雪乃と陽乃、由比ヶ浜結衣と平塚静を除けば、八幡の真意とその行動の意味を一番正確に理解していたのが彼、葉山隼人なのでしょう。その彼が見せた、八幡の行為に対する怒り……というよりも、あれは苛立ちか。葉山の心情に思いを巡らすと、なかなかソソるものがあるんですよね。彼の複雑な内面と雪乃への気持ち、そしてどうしてもブレることのない善良性。それらを鑑みて、この時の葉山の心情を思うと、八幡の行為を否定し避難するような言動を残してはいるものの、葉山くん、この時かなり悔しかったんじゃないかな。自分では決して出来ない方法で、自分ではどうしようもなかった状況を救ってくれた。自分が助けられなかった雪乃を、彼はまた助けてしまった。八幡は葉山を認めながら、同時に自分とは人種が違う、と割りきっているけれど、善玉である葉山にとってヒールになれる八幡という存在は劣等感すら抱いてしまう相手なんじゃないだろうか。恐らく、これまでどんな人間だろうと受容してきた大きな器の持ち主である彼にとって、初めて現れた受け入れがたい、しかし誰よりも認めざるをえない相手、認めるどころか自分には出来ないことを自分には絶対できないやり方で成し遂げてしまう、敵わないと思わされた相手。それが、八幡だったんじゃないだろうか。夏休みのボランティア・キャンプで味わった敗北感、それが再び、より大きな波となって葉山くんを苛んだのではないだろうか。
それでいて、あの「どうしてそんなやり方しかできないんだ」という叫びには、否定だけではなく彼が非難されることへのやりきれなさがうかがえるのだ。なんかねー、このセリフには葉山くんの八幡はもっと認められるべき人間なのに、という悔しさすらも感じるのです。自分が八幡にどういう役割を負わされたのかも理解した上で、ある種の信頼を寄せられていた事を悟った上で、どうして自分がこんな役割を果たさなきゃいけないのだという苛立ち。自分ではなく雪乃を救ったのが彼だという嫉妬。静ちゃんの言う八幡が傷つくことで同じように傷ついた人間の中に、彼葉山くんもまた入っていたはず。
結衣に負けず劣らず、私はこの葉山くんという人は根っからの善人で良い奴なんだと思えて仕方がない。
この時、彼の中で渦巻いていた様々な感情に思いを馳せると、非常に心くすぐられるのです。当初からは予想外に、葉山くんというキャラクターが重みを増してきた気がするなあ。

そして、雪ノ下雪乃。彼女が、比企谷八幡という少年をどう思っているか、どう思うようになったかを示すような具体的な台詞は見当たらず、その様子からもなかなか窺い知る事はできない。
それでも、今回のターンは、恐らく決定的な一歩を担ったのではないだろうか。これまで、本当に全くと言っていいほど前にも後ろにも進まなかった二人。否、若干距離感のとり方を見失っていた二人の間に生じたものは、見えざるも確かな繋がりだったんじゃないだろうか。
すべてを置き去りにして突っ走ろうとして、躓いて膝をつきかけた彼女が見つけたのは、大切な2つのもの。こうなった以上、彼女のプライドにかけて、もう観ないふりなんて出来ないに違いない。
何も変わらないように見えて、何かが確かに変わったのだ。
ターニングポイント。
おそらくは、ここがそうだったに違いない。その瞬間の、あの陽乃が立ち会い見届けていた事がどう作用するのか。彼女の思惑が未だに見えていない以上、予断は許されない。正直、八幡が思い描いた陽乃の考えは、甘すぎると思うから。

しかし、アニメ化って……ここまで凄まじい圧巻の青春ドラマを見せつけられると、ハードル爆上げしてますよね。生半な心情描写じゃとてもじゃないけど表現しきれんぞ、これ。どれだけ八幡の地の文を演出し、引き出し、その表も裏も描ききれるか、なんだろうなあ。

シリーズ感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 54   

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)

【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 5】 渡航/ぽんかん(8) ガガガ文庫

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間違い、すれ違い……少しずつ変わる景色。

長いようで短い夏休みも、もうすぐ終わり。小町といつもの日々を過ごす八幡の家に、結衣が訪れる。さらには戸塚からの誘い、クラスメイトからの頼み事……。そして花火大会で偶然再会したのは、雪乃の姉・陽乃だった! 群れない、期待しない、押してダメなら諦めろ――。人間関係において間違った悟りの境地に達し、孤高を貫く“ぼっちの達人"八幡のスルースキルをもってしても、見過ごせない、やり過ごせない事実が雪乃、結衣、八幡の3人の関係を少しずつ変えていく。間違い続ける青春模様、ターニングポイントの第五弾!


雪ノ下雪乃の居ない夏。

ボランティアで参加したキャンプ以降の八幡の夏休みに、雪乃と顔を合わせるというイベントは存在しなかった。誰とも約束もなく長い長い休日を一人で家に引きこもって過ごす八幡だけれども、それでも結衣をはじめとして、幾人かの知人友人と顔を合わせ、同じ時間を共有する機会は一度ならずともあったにも関わらず、雪乃だけはその姿を見せない。その近況も伝わってこない。
この巻において、彼女がその姿を現すのは夏休み明けを待たなければならない。彼女がこの休みの間どうしていたのか、八幡は元より頻繁に連絡を取り合っていた結衣すらも音信が途絶えがちで、その詳細が見えてこない。唯一それを知っているだろう雪乃の姉・陽乃は意味深な事を口にしながらけむにまくばかり。
孤高の中にじっと佇んでいた少女は、この長期休暇を気にまたその背姿を霧の向こうに隠してしまった。それが彼女自身の意志なのか、望まぬ形なのかも伝えないまま。

でも、会わないことで、その姿を見ないことで、八幡は雪ノ下雪乃という少女のことを意識から遠ざける事ができたか、というとむしろ逆だったのかもしれない。人は、距離を置くことで逆により強く鮮明に、普段から顔を合わせ続けたその人について、思いを巡らしてしまう事がある。
常にその人の事ばかりを考えているわけではない。普段通りに過ごし、退屈極まる日常の繰り返しの中で、あるいはふとした遭遇をきっかけに、意識の端に泡のように浮き上がるようにして、その人の事を思い出すのだ。

雪ノ下雪乃とは、どんな人間なのか。

今更に、当人が居ないところで考えても答えの出ない疑問について、ふと思い巡らせてしまう。それは八幡に限ったことではない。この夏休みの終盤、八幡と顔を合わせた人たちはひとしきり彼と他愛のない時間を過ごしたあと、ふと思い出したように雪乃の話が話題に登る。彼女についての話題は、各章においてさしたる重要性も分量も割いているわけではない。それどころか、特に意味のない雑談の中で紛れてきた小さな話題の一つだったり、別の話の引き合いとして雪乃の事が持ちだされたり、とその程度のものだ。そしてその話題は、そのまま掘り下げもされずにただの話の接ぎ穂のようにして、次の会話の中に埋もれていってしまう。
本当に小さな小さな、会話の中の流れの一つ。
でも、誰しもが必ず一度は、雪ノ下雪乃の事を口端に登らせるのだ。彼女を忘れている人は、誰一人としていなかった。

だからだろう。この巻には雪ノ下雪乃は一切登場しないにも関わらず、この巻の初めから最後まで雪ノ下雪乃の影がずっと視界の端に揺らめいているかのようだった。恐らくそれは、比企谷八幡という男の心象そのものだったんじゃないだろうか。この男は、ずっとなんでもない振りを他人にも自分にも徹底して貫きながら、その心の奥ではずっと傷つき続けていたんじゃないだろうか。
4巻の最後に知ってしまった事実は、それほどまでに大きかったのだ。それだけ大きくなってしまうほど、比企谷八幡という男にとって、雪ノ下雪乃という孤高は憧憬の対象だったのか。
裏切られた、なんて思ってしまうほどに。

しみじみと思うところなんだけれど、この作者―渡航さんの作品構成って凝ってて面白いんだ。全体のストーリーラインの整え方といい、登場人物の心情描写といい、視点を変えると景色が変わってくるというか、何枚もヴェールが被せられていて、捲るごとに違う意が込められているというか。積層プリズム化しているというか。ともかく、一筋縄では行かないんですよね。それでいて、そうした物語の意が輻輳している点については極力意識させないように埋没し、でも読んでいると自然に頭の片隅に染み込んでいるような卓抜した仕込みが行われている。直裁的な表現に慣れて言うといささかもどかしいと思う人もいるかもしれないけれど、噛めば噛むほど味わいがあるスルメみたいなスタイルは、物凄い自分好みなんですよね。
なんで自分、この作品凄く好きなのか、ようやく解った気がする。

さて、全体を俯瞰してみなくても、雪乃の件がなくても、個別エピソードそれぞれを覗きこむだけでも十分以上に面白い出来栄えに仕上がっているのがこの短篇集。
こうしてそれぞれのキャラが個別に八幡と時間を過ごすエピソードを見ると、一学期間とこの夏休み中盤までの時間で、みんな八幡との関係性は完成といっていい領分にまで至ったんだなあ、と実感する。とはいえ、完成図は言ってもそこで停止するのではなく、ある種の流動性、あるいは常の伸展を保っているのは実に面白い。特にその辺が激しいのが結衣であり、興味深いことに妹の小町だったりするんですよね。小町の場合は、むしろ兄・八幡の周辺が近年に無く騒がしいのに合わせて積極的に動いているんだろうけれど。この娘、ほんとにイイ妹ですよね。というか、妹の分際でこれだけ兄に対して「愛を乞う」のではなく「与える愛」を実践してる子は滅多といないですよ。好きな兄だからこそ、自分で捕まえておこうとせずに自分じゃない誰かに任せようと、マメに動き回っている。それだけ、今までの兄貴の状態に危機感を抱いていたのかもしれないけれど、それでも打破の結論として、自分が兄離れするような形になるのが最良、と考えて行動できるとか、なかなか凄いですよ。
なんていうんだろう、これ最優の妹なんじゃないだろうか。

本作で一番の萌えキャラは誰ですか? とアンケートを取ったなら、まず間違いなくこの人が一番だ、と挙げる自身があるのが、平塚先生でしょう。
……行き遅れで婚期を気にする残念女教師、というジャンルは古今珍しくもないけれど、正直ここまでモテないのが納得出来ない人も居ないよなあ。平塚先生、なんで結婚できないんだ?
教師としても人間としても女性としても、びっくりするくらい魅力的だと思うんだが。
いや、確かに地雷女的な側面はあるけれど。あるけれどww
それでも、その危険性を無視して構わないくらい可愛くてかっこよくて美人な女性なんだけどなあ。なんだけれど、着々と八幡とフラグ立てていくのはやめてください。そいつ、生徒ですから。あんた、教師ですから(笑
数いる女性キャラの中で、なんで平塚先生が一番自分で八幡とのフラグ積み立てっていってるんだよw 結衣ですら、かなり慎重を期しておっかなびっくり丁寧にやってるというのに。この教師と来たら、勢い余って八幡がほだされない勢いでフラグ立てるからなあ。これが、ガツガツと飢え剥き出しであからさまな年下狙い、という見っともないフラグの立て方ならドン引きするだけなんだが、この人ときたらちゃんと教師として接する一方で無意識かつ無防備に、非常に可愛らしく尚且つナチュラルにポンポンポンとフラグ立てていくもんだから、もう溜まったもんじゃないんですよね。あれあれあれ?と思ってるうちに、本当に八幡が貰っちゃっててもおかしくないくらい。卒業したあとにラーメン屋連れてってやる、って約束するその意味、この人わかってるのかわかってないのか(苦笑

逆に本当に四苦八苦しているのが、結衣なんでしょう。この子の一生懸命さは、毎度毎度心が震える。自分がどれだけリスク負っているか、危ない橋渡ってるか他人の顔色を伺っていきてきたこの子が一番わかってるだろうに。自分の感情に従うことが、どれだけヤバいことかわかってるだろうに。それでも、折り合いがつくところを必死で探し回りながら、そんなもの無いのを薄々感じ取りながら、だからこそ悩みながら、その先に踏み出そうとしているこの子のいじましさには、ほんとうに胸打たれる。

本当に八幡のこと好きなんだな、結衣って。
同時に、同じくらい雪乃の事も心配している。

八幡、どうするつもりなんだろう。……どうするもなにも、こいつも平塚先生の言うところの優しい奴だからなあ。ぼっちのくせに、ひねくれ者のくせに優しすぎる奴だからなあ。もうちょっと無神経で、他人の心の機微なんか疎くて、自分の都合を優先してしまえる奴だったら、もっと楽だったろうに。でもぼっちだからこそ、彼は潔癖にそういう人間の無神経さをこそ許せないんだろう。憎んですらいるはずのそれらを、自分に許すなんて絶対に受け入れられないんだろうなあ。
比企谷八幡とは、そんな誇り高いボッチなのだ。
その誇りを、今八幡は必死に抱きとめようとしている。自分が唾棄している在り様を必死に拒絶しようとして、湧き上がるそれを抑えられずにいる。
違うのに。
その思いを押し殺すことは、なかったコトにしてしまうのは、プライドを護ることとは違うのに。

さあ、本当に嘘をついているのはいったい誰だ?

シリーズ感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版4   

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫)

【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版】 渡航/ぽんかん(8) ガガガ文庫

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夏休み。誰とも会わず、遊ばず、働かず。一人悠々自適な生活を送る八幡だが、平塚先生から招集がかかり、奉仕部として雪乃や結衣たちとともにキャンプ場でのボランティアを強制される。しかし、なぜかそこにいたのは葉山、三浦などの「リア充」組。強制的に発動された青春っぽいイベントに、八幡たちはどう立ち向かう?水着に花火に肝試し、キャンプの夜の会話、そして風呂…?「みんな仲良く」なんてできるわけがない!?夏は、ぼっちにとって忌避すべき危険がいっぱい。相変わらずひねくれ、間違い続ける青春、第四弾。
葉山がこんなにも重要な立ち位置にハマるとはなあ。内面も外面もイケメンで瑕疵のない完璧超人の彼は、単に八幡のキャラクターを皮肉るための役どころとして用意されたキャラクターだと何となく思っていたんだけれど、皮肉るどころか対比というかアンチテーゼというか、イケメンだからこそクズである八幡と相対させてくるとは。いや、それ以上に葉山というキャラクターを背景を彩るモブではなく、ちゃんと苦悩を抱え複雑な感情を有してそれを主人公たちにぶつけてくる悩める若人の一人として立脚してきたことに驚きを覚える。
この作者、中身と歴史のないキャラクターは絶対に書きたくない、というか描いたキャラ全員に自立した人格を与えないと気が済まない人なのか。「リア充」組にもあれだけ個性を与えて見せてくるとなるとね。
その中でも葉山は、雪乃が今みたいな性格になった原因を担い、彼自身もそれを引きずっていると同時に現在もなお雪乃を強く意識している、という話の本筋に絡むキャラクターとして舞台の中央に進みだしてきたのだ。そうして初めて、自分と全く異なる価値観を雪乃と共有している「敵」の存在に気づくことになる。
面白いなあ。葉山にとって、八幡とは過去に自分が盛大に失敗し、成長した今もなお手も足もでなかった問題を、下衆のやり口とはいえ突破口を開き、解決と言わずとも問題を問題と言えない状況に叩き潰す、という自分に出来なかった事をやってのけた相手として、自分の前に現れたわけだ。彼が、自分の価値観、正義感とは決してそぐわない彼の作戦に敢えて乗り、汚れ役を引き受けた心境はどれほどのものだったんだろう。葉山は本当に良い奴だから、問題がうやむやになってあの少女が救われた事を喜ばざるを得ないにしても、八幡のやり方で叶ってしまったというのは忸怩たるものがあったんじゃないだろうか。
いやそれ以上に、かつて自分が雪乃を助けられないどころかどん底に突き落としてしまったのと同じケースを、雪乃がかつての自分を映し見て少女を苦しみから掬い上げたいと声を上げて、あの雪乃が声を上げて願った問題を、あのクズが何とかしてしまったという事実こそが、どれほど葉山に強いショックを与えたのか。
実に興味深い。自他ともに認めるイイ奴である葉山が、果たしてこれから八幡に対してどう接していくのか。

それと同時に、雪乃の心境も興味深いんですよね。彼女が生き方を踏み外し、今もなお原因である葉山を拒絶し続ける事になった問題を、八幡が酷いやり方とはいえ一つの筋道を見せたことに、彼女がどんな思いを抱いたのか。これまでも雪乃は何だかんだと八幡を認めていたと思うのだけれど、なんだろう、あれはその場での停滞を望んでいた彼女に、踏ん切りをつけるきっかけになったんだろうか。これまでも、結衣との交流を通じて徐々に凍っていたものを溶かして行っていたけれど、今回はさらに彼女の根源の部分を揺さぶる出来事だったかあなあ。
しかし、彼女の停滞を固定し続ける姉の存在がある以上、まだ決定的なものには成り得ないか。あの姉は……実に気持ち悪い。八幡に対する牽制は八幡がアレだから別にどうとも思わなかったけれど、結衣に要らん事を言い出したのには流石にイラっとさせられた。お前みたいなのが結衣に変なこと言ってんじゃねえよ。

しかし、なんでこの作品は、思わずニヤニヤしてしまうようなきゃっきゃうふふな糖分過多なラブコメイベントが、常に彩加相手なんだ? なんで二人で話し始めると空気がピンク色になってラブラブ時空に突入するんだ?
なんて甘酸っぱい……だが、

そ・い・つ・は・オ・ト・コ・だ!!

イラスト集の方では雪乃と結衣、どっちがお姉ちゃんになってもアリだなあ、なんてコメントしていた妹ちゃんも、本編の方で、これも彩ちゃんもアリかも!? とか言い出してるし。いいのか? 義姉がオトコでもいいのか!?
結衣さん、そろそろマジで焦らないとこのクズ男ってば本気で彩加に走るぞ。ってか、もう半分ハマってる、ハマってるから。
と、ここで件の事故車の正体が示されてきたというのは、どういう展開に入っていくことを示唆してるんだ? なんか、何が起こっているかサッパリわからない裏の事情が、知らない内に決定的な場面を迎えた気配がする。これ、次は修羅場か、もしかして。

1巻 2巻 3巻感想

僕は友達が少ない ゆにばーす3   

僕は友達が少ない ゆにばーす (MF文庫J)

【僕は友達が少ない ゆにばーす】 平坂読/裕時悠示/渡航/志瑞祐/さがら総 イラスト:QP:flapper/ぺこ/ぽんかん(8)/るろお/カントク/ブリキ/桜はんぺん MF文庫J

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『僕は友達が少ない』の世界を、いま大注目の人気作家たちが描き上げる! ・裕時悠示(GA文庫『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』他)・渡航(ガガガ文庫『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』他)・志瑞祐(MF文庫J『精霊使いの剣舞』他)・さがら総(MF文庫J『変態王子と笑わない猫。』)さらに平坂読&ブリキの原作コンビも参加した超豪華版! フレッシュだけどやっぱり残念、「はがない」初の公式アンソロジーノベルが登場!
よくぞまあ、ここまでタイムリーな人材を他レーベルから引っ張り込んでやったもんだ、凄い。特に【俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる】【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】は今のところ同じ残念系サークルものとしては【はがない】と並んで代名詞的なタイトルになってきている作品なだけに、その作者二人を連れてきたのは純粋に大したものだと感心させられた。今、はがないのアンソロを書かせてみたい一番の二人でしたものね。オマケにちゃんとそれぞれの作品のイラストレイターも引き連れているあたり、完璧である。
面白いなあ、と思うのはやはりそれぞれ色濃く各々の筆致がお話に滲み出てるんですよね。

【「ふふん夜空、あたしに友達ができたわ!」「あ? ぞ?」】 裕時悠示/るろお
いやいや、夜空はそんな事絶対しないから! と断言できてしまうところに、原作の夜空の酷さが垣間見えてしまう。人気ないのは仕方ないのよ自業自得。
ともすれば反発を繰り返しながら、何だかんだと根は良心的で博愛に溢れている所なぞ、裕時悠示さんらしいキャラクター造形である。じゃあ原作の連中は何だかんだとイイ子じゃないのかよ! というツッコミが起きそうだが、概ねいい子じゃないよ!! 肉がなぜ人気かというと、あの子がメンバーから頭ひとつ抜けてイイ子な面が見えるからなんでしょうね。


【ぼっちは変化球が投げられない】 渡航/ぽんかん(8)
だからなんでこの人、こんなにぼっち描写が生々しいんだよ!!(笑
はがないの方はある程度ファンタジーという認識を得られるのでいいのだけれど、渡航さんのは的確にぼっち経験のある人の心を抉ってくるので全然油断できない。あるある、どころじゃないレベルの高さに、何やらこう生温い視線というのを自然に体得で来てしまう勢いである。少なくとも、一人野球をやったことがある人はさすがに少ないんじゃないだろうか。それとも、これも「あるある!」なのか!?
あと、幸村が変な達人になってるんだが、いったい何を目指してるんだこいつw


【三二四駆】 志瑞祐/桜はんぺん
おい、こいつら何歳だよ! なんか話題がこの子の年齢よりも一昔まえのような気がするんだが。
ちなみに、どうやらこの子たちが話題にしている昔話はどうやら第2次ブームの頃らしいので、微妙によくわからないところがある。あたしは第一次ブーム直撃世代だからな!!
そんでもって、プラモデルとか改造とか全然やる気おきねータイプだったので、全く作ったことないままだったけどな!! 友達に自慢されても、まるで羨ましいとか自分でも作りたいと思うこと無くふーんと流すあの頃のスルースキルは今なお健在であるw
プラモデルの類、ガンプラも含めて殆どやらなかったもんなあ。例外はニッパーとか道具使わずに作れたゾイドのみ。ゾイドは未だに処分してしまったのを後悔している。


【将棋はとっても楽しいなあ】 さがら総/カントク
何気にこれ、読んでると将棋やるたくなる話でした。えー、将棋面白そうなんですがw 小鳩じゃないのですが、将棋の定石って何やら中二病全開のが多くて、思わず食指が伸びてしまいます。技とか叫びながら指せたら楽しいんだろうなあ。というか、普通にこの人将棋をネタにした話書いても面白いんじゃないだろうか。結構燃えるスポコンモノ、行けそうなんだが。ちょくちょく入る将棋のうんちくも読んでて興味惹きつけられるものでしたし、実際に指してる時の描写もテンション上がりそうでしたし。


【魔法少女うんこ★マリア】 平坂読/ブリキ
おいこらちょっと待て原作者。頼むから、三十路超えてしまった自分にこんな単語書かせんとって! もうなんかテンションがしょわしょわですよ! というか原作者ーー!! よりにも寄って原作者ーー!!
おまっ、これいわゆる「反省部屋」行きじゃねえか。なにやってんのーーぉ!?
ちょっともう、前後左右東西南北天上天下にむかって土下座して回った方がいいんでないかい? ないかい?


あと、なんで揃いも揃ってマリアがうんこうんこしか言わないんでしょうか!? うんこ言い過ぎ!! 
なんか、書くにあたってマリアについてはそういう縛りでもあったの!? なかったらなかったで総じて色々と問題な気もするんだが。

こういう明確な方向性のある作品のアンソロを、今一線級にいる作家が集って書いてみるというのはなかなか面白い企画だと思うので、はがないに限らずもっと色々なケースで試みてほしいなあ。特に、今回はレーベルの枠を超えて意欲的にやってくれたのは何やら嬉しいくらい。
またを期待しております。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。35   

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3】 渡航/ぽんかん(8) ガガガ文庫


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ひねくれぼっちに降りかかる新たな悩み! 日々は相変わらず。友達もなく、彼女もなく、孤高の学園生活……のはずが、八幡の中に生じた慣れない居心地の悪さ。それはやはり、部室にいない一人の女子が原因なのか……。それを解決できる器用さが雪乃や八幡にあるはずもなく、発生するのは間違いだらけのイベントばかり。戸塚との甘酸っぱい時間、材木座の慟哭と雄叫び、けっして見てはいけない平塚先生の一面……そして、脱衣トランプ!?  誤った方向に力強く暴走するキャラたちに囲まれて、奉仕部の日常は戻ってくるのか?  ひねくれぼっちの青春ラブコメ第三弾。
あー、なんだろこれ。この変にテンションが乱高下しない、落ち着いた雰囲気、すごく好きだわー。八幡と結衣のすれ違いに寄って生じた空白、今まで通りに流れなくなってしまった人間関係。気まずさが固定化し、徐々に結衣との距離が疎遠になってしまっていく中で、それを食い止めんとハッキリと動いたのは、雪ノ下雪乃その人でした。
ゆきのん、変わったよなあ。少なくとも、このシリーズがはじまった当初はもっと他人に対して無関心だったはず。自分とは関係のない所で距離を置きはじめた他人を、わざわざ追いかけて連れ戻そうなんて真似しなかったはず。いつの間に、こんなに立ち振る舞いが柔らかくなってたんだろう。いつの間に、その辛口や毒舌から刺々しさが消え去っていたんだろう。相変わらず、雪乃は孤高で他人を寄せ付けないシャープでクールな佇まいを身に纏っている。でも、かつて自分を守る殻であり鎧であり、現状への順応の形だったそれは、今や弱さを意味するものではなく、強さの象徴。武器であり剣となっているように見える。
自身の迷いも、怯えも、逡巡も、その鍛造されたクールさで切り払い踏み越えて、自分が本当に欲するものに素直に向き合い、掴みとろうとする強さを、今の雪乃には感じるのだ。
慌てず騒がずジタバタせず、自分の本心と向き合い、傍目には淡々としているように見えるほど落ち着いて、たった一人の友人の為に動いた雪乃の一途さは、ぶっちゃけ痺れるほど格好良かった。
雪乃みたいな娘が、誰に言われるでもなく自分から、結衣の誕生日を祝ってあげたいとプレゼントを用意し、会を企画したんですよ。雪乃みたいな子が。八幡と結衣との間に何かがあったのは、聡明な彼女ならおおよそ見当もついていたでしょうに、それについては一切言及せず、追求もせず、変に人の気持ちをほじくり返したりもせず、触れないままでした。これは、踏み込まない優しさだよなあ。
多分、いずれ、踏み込まないと先に進めない瞬間は訪れるんでしょう。それでも、今この時だけは雪乃の踏み込まず、でも放っておかない優しさが沁み渡ったのでした。
前巻で結衣のこと、めちゃくちゃ好きになったのですけれど、今回の話で雪乃の事もすんごい好きになってしまった。ふたりとも、いい子すぎるわ。

それにしても、雪乃の結衣へのデレっぷりは此処まで来ると殆ど陥落状態だ。はっきり結衣のことを自分にとってのオンリーワンと言い切ってるしなあ。それでもベタベタしないところは雪乃らしいけれど、結衣は結衣で雪乃の事が大好きなようなので、もう傍目にはイチャイチャしているようにしか見えない。
……さて、結衣と雪乃、八幡と戸塚、なんで同性同士でばかりイチャイチャして甘い雰囲気出してるんだこいつら?
結衣が距離を置いていた為に、必然的に…或いは偶然的に雪乃と八幡が二人きりで行動する機会が増えたのですが、この二人って本当に恋愛臭発生しませんよね。どちらも、相手のことを異性として全く意識などしていないのは間違いなく、ラブコメな展開にならないのは凄いと思うくらい。ただ、それが雪乃と八幡の関係が悪かったり、冷たかったり、何の変化もなかったり、という訳じゃないんですよね。異性としてのそれはさておいて、友人としてはちゃんと仲が深まっていってるんですよ、これが。今まで気づかなかったお互いのイイ所や隠された一面を知る機会が増え、親しみが増し、好ましい人物として相手を認めていっている。
今なら、口ではともかく、本心ではちゃんとお互いのことを信頼できるいい友達だと思ってるんじゃないかな。
この恋愛感情がマジでゼロの関係だからこそ、何となくですが雪乃と八幡の関係って今が溜めの時期な気がしてきた。ゼロだからこそ、1が発生する時の威力、インパクトがとてつもないことになりそうな。そう思うと、今は何ともない二人の関係にワクワクしてしまう。
それと同じくらいに、結衣の淡い恋心も眩しくて、果たして二人の恋が出揃ったときの化学反応がどれほどのものになるのか、今から胸が高鳴るばかりです。
ギクシャクしていた結衣と八幡も、雪乃が仕切りなおししてくれたお陰で、なんとか元の鞘に。元々、現状認識のボタンの掛け違いが原因のギクシャクでしたからね、雪乃の前提を整地してしまうやり方は上手かったと思う。ただ、そのシーンでの雪乃の台詞は、ずいぶんと気になるものでしたけれど。
彼女の問題は、それこそ結衣と八幡、二人がかりでないとどうしようもないものなのかもしれない。雪乃の姉が顔見せ程度に出てきたのも、どうやら伏線だよなあ、これ。

さて、相変わらず女性サイドの残念度を一人で引き受けている平塚先生が、なんともかんとも(苦笑
先生、毎回泣かされてるよな。誰か、誰か慰めてあげてよ!

1巻 2巻感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 25   

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫)

【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 2】 渡航/ぽんかん(8) ガガガ文庫

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話題独占! ひねくれ男のダメ青春第二弾!!
美少女ふたりと部活をしても、ラブコメ展開にはちっともならない。携帯アドレス交換しても、メールの返事が返ってこない。とっても可愛いあのコは男子。個性という名の残念さをそれぞれ抱え、相変わらずリア充の欠片もない0点の学校生活を送る奉仕部の部員たち──冷血な完璧美少女・雪乃、見た目ビッチの天然少女・結衣、そして「ひねくれぼっち」では右に出るもののいない八幡。そんな青春の隔離病棟・奉仕部に初めて事件な依頼が飛び込んで──?  八幡の妹、新キャラも登場の第二弾。俺の青春のダメさが今、加速する──!?
ほんっっとに良い子だわ、結衣。なんかもう、感動すらしてしまったくらい人として好ましい中身をしてる子だ。チャラチャラした外見や頭空っぽそうな言動に引きずられて、よっぽどちゃんと付き合わないと彼女の優しさとかひたむきさとか真摯さには気づきにくいのだけど、一度知ってしまうとどんなにお馬鹿な言動取られてももう邪険には扱えないよなあ。あの性格ドライアイスの雪乃と、性格が僻み根性で腐ってる八幡をして、彼女の本質を知って以降は結衣への接し方全然違うもんなあ。何気にめちゃくちゃ大事に扱われてるもの。特に雪乃なんて、言動こそキツいままだけれど、よくよくみると結衣に対してかなりダダ甘だし。雪乃さん、メインヒロインのくせに八幡の方は眼中ないくせに、結衣にはそんなに甘いってのはどうなのよ(笑
さり気無くこの二人、イチャイチャしているようにしか見えない!
でもまあ、分かる。分かるよ。この子に対して甘くなっちゃうのも。あれだけキツく当たっても、裏表なく真っ直ぐに、しかも本気で真剣に友達として好いてきてくれるのだ。たとえ正論だったとしてもナイフとかわらない凶器そのものの自分の言葉を、ちゃんと受け止めてくれた子なのだ。
多分、ほんとは結構ウザイと思ってるんだろうけど。でも、嫌いになれないんだろうし、やっぱり好きなんだろうなあ、うん。
一方で結衣の方も、誰にでも接するのと同じ、じゃなくちゃんと雪乃を特別な友達だと思ってるようなんですよね。あの空気を読む事に必死になって、友人だけじゃなくとにかく周りの人と悪い雰囲気になる事を怖がっていた、他人の顔色をうかがって迎合するのを処世術にしていた結衣が、雪乃の為にマジギレしたときは、この子のことホントに好きになりましたよ。惚れた。

それだけに、最後に生じてしまったすれ違いは胸が締め付けられるようだった。あれ、誰も悪くないんだよね。結衣はもちろん、八幡だって決して悪くはない。結衣がとんでもなく良い子だと分かっているからこそ、あそこで彼は傷ついてしまったんだし。これまで何度も何度もズタズタに傷ついてきた八幡だからこそ、条件付けされた反応としてあんな捉え方しか出来なかったんだろう。単純に、小町が思ってたみたいな考え方をしていればよかったのに。八幡も、結衣も、二人とも可哀想だわ、これは。

相変わらず、主人公八幡のプロのぼっち振りが凄まじく、帯では【ニャル子さん】の逢空万太さんが「これ作者の自伝だろう」と突っ込む始末。痛々しさが生々しすぎて、こっちまでのたうちまわりそうなのであります。
でも、根性腐っていようと八幡、こいつもイイ奴なんだよ。ひねくれ者で世の中斜めに見てていじけてるような奴なんだけど、イイヤツなんだよ。結衣はあれで結構見る目あると思うよ。結衣みたいに、八幡や雪乃のちょっと普通の人なら受け付けないような部分もあんまり気にせずぽややんとスルー出来る子だと、そもそもこの二人の面倒くささを「我慢する」必要ないですからね。相性ヨさそうなんだよなあ。そんでもって、そういう面倒くさい部分さえなくしたら、この二人けっこうお買い得商品なんですよ、スペックや中身は。例えば、八幡の妹の小町の兄評を見ると、だいたいおわかりいただけるかと。妹ちゃん、兄貴のことはダメ人間だと思ってるし色々残念だと呆れてもいるけれど、でも今の兄貴で満足してるっぽいんですよね。一緒に暮らす家族として、兄として、彼はちゃんとして妹である自分を満たしてくれている、と考えているようなのです。贔屓目や偏愛といったものじゃなく、ちゃんと地に足が着いたものの捉え方で、兄貴をそう評して、好いて慕っている。
面倒くさい部分さえ目をつむれば、大抵のことはちゃんとしてくれる奴ですよ。ちゃんと、幸せにしてくれる男だと思います。まあその面倒くささが商品価値を売り物に出来ないレベルにまで落としているとも言えるのですが。

ふーむ、にしてもビックリするくらいラブコメ展開にはならないですね、この作品。一番それらしいシーンを醸し出しているのが、男の彩加相手の時というのはどういうことだ。雪乃なんて、ほんとに全く普通にともだち……というか知り合い? というレベルの関係で「フラグ」とか立った試しもないし。
結衣の一々可愛い反応を見てるのはニヤニヤさせられますけど、彼女も別にアピールやアプローチの類は殆どしてないもんなあ。だから、どんどんと仲が進展していってるのが彩加だけというのはどういう事なんだ!? こいつ、そのうち本気で道踏み外すんじゃないだろうな。なんだか心配になってきたぞ。新登場の川崎も、そっちの気配は完膚なきまでになかったし。
何だかんだと好意を持った女の子が周りに集まるこの系統の作品としては珍しく、人間関係はひどく真面目だったりするんだよなあ。雪乃の抱えている問題や家庭環境も段々と見えてきましたけれど、今のところそれが八幡と関わってくる様子は皆無ですし。もしかして、本当に恋愛関係は結衣だけに絞るつもりなんだろうか。雪乃に関してはまだこれから、と見ることも出来るけど。


PS:とりあえず、この作品における萌えキャラは平塚先生だな、うん。それ以外は彩加だろうと認めないッ。
誰だよ、先生泣かしたやつ。思わずマジで萌えちゃったじゃないかw

1巻感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4   

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】 渡航/ぽんかん(8) ガガガ文庫

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青春は残酷だ!? ひねくれ男の妄言ラブコメ
孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう──そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学校一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」。さえない僕がひょんなことから美少女と出会い……どう考えてもラブコメ展開!?  と思いきや、雪乃と八幡の残念な性格がどうしてもそれを許さない!  繰り広げられる間違いだらけの青春模様──俺の青春、どうしてこうなった!?
なんで平坂さんが帯で推薦書いてるのかと思ったら、これコンセプトは【僕は友達が少ない】とおんなじなのか。ただ、あっちが友達が欲しいけど友達がいない連中の集い(というには友達欲しがってるのは主人公だけのような気が最近してるが)であるのに対して、こちらは友達なんていらねえ、と嘯く連中の集いというところ。しかも、キャラや環境がややもすっ飛んでいるあちらと違って、こっちは微妙に生々しくてヤダな!!(笑
ああでも、これ面白いや。ここで登場する人たち、主人公の八幡や雪乃を含めた連中はみんな痛ましい。性格がイタいのではなくて(多少そのきらいはあるが)、皆がまばゆいばかりの青春を送る中で、楽しい盛りのはずの学生生活を上手く送れずにのたうち回っている姿が痛ましいのである。かなりコメディちっくに重たくなく話しているから、変なシリアスにはなってないですけど、ここで描かれている彼らの心の傷というのはけっこう膿んでて傷んでいる。スクールカーストやコミュニケーションの失敗による人間関係の拗れなどによって、これまで散々傷つき痛みにのたうちまわってきた彼らは、孤独や孤高といったそれぞれの鎧に身を包んで他人を遠ざけ、独りで居ることでようやく安息の時間を得ることが出来ていたわけだ。
雪乃も八幡も、決して現状を不満に思ってたり、寂しく感じていたわけじゃないのだろう。私は、雪乃の刺々しい態度や八幡の腐ったヤサグレっぷりが、決して強がりや現状を変えようともがいていたためとは思わない。あれは、ある種の順応だったと思う。恨みも妬みも嫉みもあっただろう。でも、言い訳や正当化で彼らは現状を良しとしていた訳じゃないだろう。彼らは自分たちが孤独であることを諦めの果てだろうとなんだろうと受け入れ、覚悟し、謳歌するつもりだったはずだ。傍目から見たら寂しく欺瞞に満ちているかもしれないが、当人たちからすれば他人にごちゃごちゃ言われる筋合いのない、非難される謂れのない、蔑まれようとどうだっていい、生き様であったはずだ。でなきゃ、現実逃避の卑屈すぎるだろう。
でも、彼らは出会ってしまった。何となく、同じ時間と空間を、空気を共有するようになってしまった。いつの間にか、いつも自分たちを傷つけるだけだった「友達」という関係になっていた。
できてしまったものを、もう繋がってしまったものを、やっきになって否定し遠ざけようとすることは、それこそ今までの彼らの孤独という生き様が虚栄であり、現実逃避にすぎなかった証明になってしまう。雪乃も、八幡も、一度繋がったものを見栄や意地で蔑ろにすることはなかった。傷つけられた過去の記憶から臆病になりながらも、一度生まれた繋がりはちゃんと大切に守ろうとしてくれた。彼らは決して惰弱でしかなかったから独りだったのではないと、きちんと示してくれたのが、ちと嬉しかったなあ。こいつらのこと、好きになれましたよ。
八幡なんて、ほんと人間が腐ってるし、ひねくれてるし、ゆがんでるし、友達居無さそうなヤツなんですけどね。でも、悪いヤツじゃないですよ、性格がまがってるだけで。イイヤツなんですよ、性格が荒んでるだけで。
……色々と許してやってくださいw

しかし、こうしてみると何気に重要なポディションに居たのがチャラ娘の由比ヶ浜結衣だったのがよくわかる。元々クラスのトップカーストの一員で、自分の意見を持たず表層的に他人に合わせて薄く広い付き合いを得意としてる娘だったのに、いやだからこそなのか、その薄っぺらさを辛辣に雪乃に指摘された際に、普通なら正論だからこそ受け入れられないその直言を、素直に受け入れ、「ごめん、ちゃんとするから」と自分の枠を飛び出してのけた時、雪乃と八幡にも転機が訪れた気がする。あのシーンこそ、ターニングポイントだったのだろう。多分、雪乃と八幡の二人だけなら何も変わらなかったし、始まらなかったはずだ。
この後も、彼女は自分のクラス内での立ち位置を危うくする危険性を犯しながらも、自分の素直な気持ちにしたがって、かつての友達に傷つけられてきたトラウマを抱える雪乃や八幡の懐に無防備に飛び込み、彼らの強ばりを徐々に解きほぐしていくこととなる。彼女が秘めていた、八幡とのかかわりが分かったときは結構驚きでしたけど。クッキー作ってた時の相手のひとって、もしかしてもしかしてだったのか!?
最初は単純なお礼を言いそびれてたもどかしさと好奇心だったんだろうけど、どこらへんから本気になってったんだろう。やはり、あのクラスでの揉め事の際だろうか。あそこで、八幡と雪乃の行動は際立ってたもんなあ。

とりあえずちゅうに病は、可愛い幼女な妹ならともかく、むさくるしい男のクラスメイトだと普通に勘弁な♪

ともあれ、期待以上に面白かったです。個性的なメンバーが揃っている割に、決してエキセントリックでも突飛でもありすぎず、どこか地に足の着いた学校というコミュニティー内での人間関係の描き方は、良き青春モノになってたんじゃないでしょうか。真面目一辺倒じゃなく、全体の雰囲気は通して明るく素っ頓狂で、雪乃と八幡の丁々発止に結衣が無防備に飛び込んでくる掛け合いも非常に楽しいものでした。
これは、もっともっとこの子たちの話、読んでみたいですね。続きを強く希望します。


PS:先生の男前でスタイリッシュな佇まいとは裏腹に、男運なさそうな所が大好きですw
 
1月25日

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