漫画

紫色のクオリア 2 5   


紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)

【紫色のクオリア】 綱島志朗/原作:うえお久光 電撃コミックス

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学にかかってきた「自分からの」電話が、告げたのは――

紫色の瞳をもった少女・鞠井ゆかり。彼女は、ニンゲンがロボットに見えるという――。特異な感覚をもったゆかりと、その友だちの波濤学が紡ぎだす「すこし・不思議な」物語。留学生・アリスの登場を機に、ゆかりの、そして学ぶの運命が大きく動くだす……。

警告しよう。

――ここから物語は急転する。


待っていた、待っていました。あの歴史的傑作の疾風怒濤の加速感を目撃する瞬間を。

「1/1,000,000,000のキス」

物語が走りだす。リミットを超えて、際限なく加速しだす。止まらぬ世界、窓から見える光景はもはや流れる光の線へと化していく。
正直言って、あの原作でのノンストップ感、ゴールまで一瞬足りとも減速することなく、ただただひたすら加速して加速して光速を超えたかのように限界突破して、そのまま走り抜けてしまったドライブ感は、漫画で十全味わうことは不可能だろう。あの感覚は、殆どトリップと言っていいもので、文章という媒体に寄ってもたらされる陶酔であった以上、漫画という媒体でありまたこの2巻で物語の執着まで辿りつけず続刊という形になってしまうコミックスでは味わう事は不可能なものだ。故に、あの乗ったが最後、終わりまで離脱できないという途方も無い感覚はさすがに薄れてしまっている。
多分、原作で内容を既に知っている事も大きいのだろう。何も知らなければ、これほど衝撃的な展開もないだろし。それを加味しても、小説と漫画という媒体の違いは大きいと思う。それは仕方ないことだ。だからこそ、逆に漫画という文章とは別の情報力を本作はこれでもか、と注ぎ込んできている。これは、原作では最後に我に返るまで置き去りにされてしまった心を、一から十まで首を引きずって連れ回す縦横無尽の所業である。一枚のページ、一つのシーン、一つの駒、その中の細かい仕草や表情で、これでもかと情感に訴えてくる。自分が何に乗っかってしまい、どんな状況の加速に巻き込まれてしまったのかを、つぶさに見せつけてくる。ワンシーンワンカットにぶん殴られる。あの時、マリィがどんなことを考えていたのか、学がどんな風に変貌し、その学の在り様に世界はどんなふうに激しく揺さぶられていったのかを、原作の学の語りだけでは知りえなかったところまで、つぶさに、つぶさに、外から光景を見ることによって窺い知ることになるのである。窺い知らされることになるのである。
目のあたりにするのである。
光のように一途な狂気を。すべてを置き去りにしていく最果てへの直滑降を。

漫画作品としては文章がやたらと多いですけれど、これでもかなり噛み砕き、さらに分かりやすく整理してSF的な解釈を説明していると思います。ゆかりの存在のありようや、学がどうなっていってしまっているのかを、簡潔かつ的確に説明しているかと。少なくとも、何が起こっているかさっぱりわからない、なんてことはまず無いんじゃないでしょうか。要点をきっちり抑えている分、原作小説よりも端的に状況は理解できるかもしれません。
だからこそ、ここで起こっていることが恐ろしくなるでしょう。未知もまた恐怖ですが、理解もまた状況如何によっては恐怖をもたらすものなのですから。もっとも、まだすべてははじまったばかり。加速を開始したばかり。
前人未到の領域へと踏み入ってしまうのは、むしろここから。三巻こそが本番中の本番、と言っていいのかもしれません。ここで一旦区切られることが、救いなのか嬲りなのかは微妙なところでありますが。

とは言え、一旦加速しだしてしまった中で、巻末の番外編はひとときの憩いですなあ。物語が急転する前の、平穏な日常……というにはぶっ飛ぶ過ぎていますけど! 
ひっくり返って笑ったわ、「目からビーム!!」
ガクちゃんの換装システムすごすぎw

1巻感想

恋愛ラボ 7 5   

恋愛ラボ (7) (まんがタイムコミックス)

【恋愛ラボ 7】 宮原るり まんがタイムコミックス

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ついにナギへの恋心を認めたリコ。 だけど素直になれなくて…。 度重なる衝突からお互いを意識し始めたマキとヤン。 バス酔い王女、エノにもついに王子様が…!? ドキドキいっぱいの夏!!この恋、妄想だけじゃ終われない
エノ、それ完全に運命の出会いじゃないか!!
これまで藤女生徒会の中で唯一男に縁がなく、何となく置いてけぼりにされていたエノが、この巻一巻だけで六巻かけてようやくリコが辿り着いた場所まで一気にまくって来ちゃいましたよ!?
近隣の中学が合同で行う生徒会同士での他校との交流会、そこに初めて参加することになった藤女のマキたち生徒会メンバーズ。当然、近隣他校の生徒会ということは、マキが塾でツノを突き合わせているヤンもまた、南中の生徒会副会長として出席するわけで、ついにこれまで誤解と勘違いを盾に嘘をつき続けていたマキの正体が、藤女生徒会長だという事実がバレてしまうわけで……いや、気づけよ、マキちゃん!!
今度は一体どうやってごまかすのかと思ってたら、もはやこの期に及んでお茶を濁すことはせず、死なば諸共とばかりに覚悟を決めて、そのまま藤女生徒会長として交流会に参加することに。
勿論、阿鼻叫喚の地獄絵図である、マキとヤンの二人だけw
特に、これまでマキが生徒会長と知らずに、評判の高い藤女生徒会長をマキの前で褒めまくり、代わりにマキを変人だ変人だと容赦なく……まあ概ね事実な所を突きつけていたヤンにとっては、このマキが生徒会長だったという事実は天地がひっくり返るような出来事で、あのマキにまんまと騙されていたということで……ざまぁ!(笑

一方で、本来生徒会のメンバーではないにも関わらず、ひょんなことから書記の工藤くんの身代わりに今回の交流会に参加することになってしまったナギ。思わぬ所で鉢合わせしたリコはというと、ナギの何でもない一言から普段とは一転して清楚派を装っていたが為に、思わぬ再会に双方ともに虚を突かれることに。
まあ、ナギの一挙手一投足に影響されまくるリコの可愛いこと可愛いこと。そりゃもう言い訳のしようがないくらいに意識しまくりじゃないですか。ナギに清楚な女の子の方がいい、みたいな事を言われたら、それがリコに清楚になれと言っているわけではないにも関わらず、必死に無理して演出してみたり、と。傍から見れば一目瞭然。そんな恋心を、リコもまたついにこの交流会で自覚することになる。
その、故意を自覚する瞬間が……もう素晴らしい。
「観念……した」
この真っ赤になって頭を抱えて蹲りながら息途切れるように吐き出したリコに、完全に悶絶。あかん、もうあかん。素晴らしすぎる。

ついに正体をさらけ出してしまったマキとヤンもまた、どうやってもお互いを無視できない状況に追い込まれ、そして……エノ先輩もまた、まさかの人物が運命の王子様に。なるほどなあ、あの人がこれまで登場回数のわりにまともに顔も出さなかったのは、エノ先輩との出会いのためだったのか。
アニメ化も決まり、ますます盛り上がってきた【恋愛ラボ】。未来の恋愛のために試行錯誤されてきた実験は、ここから恋の実践へと移ります♪

宮原るり作品感想

サーバント×サービス 24   

サーバント×サービス(2) (ヤングガンガンコミックス)

【サーバント×サービス 2】 高津カリノ ヤングガンガンコミックス

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市役所を舞台にした公務員さんたちのドタバタな日常を描いた、やっぱり仕事あんまりしてないよ! というコメディ第二弾。確かにWORKING!!よりはしてるけれども、あっちはまったく仕事してないじゃん!
そして、仕事よりも熱心なのはラブ! ラブですよ、オフィスラブ!!
ルーシーさんと長谷部くんだけだったカップリングに、まさかの死角からの奇襲が。いや、これは本気で不意打ちだった。なんという凶悪な伏兵! 二巻にしてこのラブコメ濃度の致死量たるや、凄まじい殺戮力に。
一巻の段階では目立たない位置から無表情かつクールにグサッとボケたりツッコんだり、というかなり純然たる脇役、たとえば【生徒会役員共】の新聞部部長みたいな人を、中の人の声ともどもイメージしていた千早恵がまさかの躍進! ラブコメの中心人物に!! いや、なんで二巻の表紙この人なんだろうと読む前は真剣に首かしげてたんですが、これを読んでしまうと千早さん以外なかったんだと頷くより他ありません。
ルーシーが出来る女性と見せかけて恋愛方面の知識や初さでは天然記念物並みの無知っぷりなのに対して、千早さんのそれは純然たる大人の恋愛。元々、全員の年齢設定がWORKING!!よりも高いためにアダルティな雰囲気のあった本作ですけれど、ラブコメの描き方についてもきっちり区別してきてるんですよね。このあたりは上手いなあ、と。
いやあ、しかしあの千早さんがまさかあの人とお付き合いしていたなんて。もっと感情の読めない人だと思っていたのに、抑揚は少ないんですけれど彼氏が絡む話になると様々な表情を低温沸騰で見せてくれるので、悶絶しっぱなし。淡々と激怒してる千早さんが、面白可愛すぎるw 兄貴に彼女が居ると全く気づいていない彼氏の妹も絡んで、妙なトライアングルが絶妙なバランスで形成されてしまって、崩そうにも何故か崩れないようになってしまうあたり、高津さんらしいという感じで、ほんと面白いなあ!!

勿論、長谷部くんとルーシーさんの方も、何だかんだと着実に進展していて、ルーシーも自覚ないなりに長谷部くんのわりとマメな攻勢にほだされていってて、いい雰囲気に。
三好さんの方も、仕事に振り回されているばかりではなく、天然に黒いというか無自覚に毒を吐くような一面も見せてきて、市役所外部からの参入組も含めて早速ノッてきた感じ。うんうん、面白いにニヤニヤが止まらないw

高津カリノ作品感想

WORKING!! 11 4   

WORKING!!(11) (ヤングガンガンコミックス)

【WORKING!! 11】 高津カリノ ヤングガンガンコミックス

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山田家の問題が解決して山田家族計画が解散したり、ついに小鳥遊家の魔王が襲来したり、と様々なイベントが起こったこの11巻ですけれど、何気に一番のビックイベントは店長の奥さんである春菜さんの帰還ではなかろうか。一巻の初登場時から今の今まで延々と迷子で在り続けた、殆ど見かけると幸運を得られる青い鳥か妖精か、という扱いだった春菜さん。一瞬目を離しただけでリアルに消失してしまうあたり、ガチで妖精さん。店長、どうやってこの人とお付き合いして結婚までこぎつけたんだろうw
そんな迷い子春菜さんを、山田だけが手軽に回収できる事が発覚し、お店としては店員としては役に立たないものの、とりあえず使い道のある駒とはなったわけだ、良かったね。その代わり、山田兄も店に出入りするようになり、もはや正規のバイトと臨時というか謎のタダ働きメンバーの人数が伍することに。この店、人件費がワヤだw

さて、長らくの懸案だったヤマダの家出問題も、どうやらヤマダと山田母のすれ違いが発端だったと発覚し、ややも紆余曲折あったもののヤマダと母も和解できてめでたしめでたし。なんであの無口で思慮深すぎて言動がフリーズしてしまう母親から、考えるより先に喋るのが身についてしまっているヤマダとかヤマダ兄が生まれたのか。あと、ヤマダ母が明らかに忍者な件についてw 一枝姉さんの元ダンナも含めて、小鳥遊くんの母親の秘書ってどういう仕事なんだ!? とパニクってたら、政治家秘書とわかって、しかもあんな魔女王みたいな人の部下だという事でようやく納得……って、一枝の旦那はやっぱりわからんよ! あんなん政治家秘書でいいのか!?
と、何故か事態が変なふうに転がって、長姉と元ダンナが復縁することに。姉ちゃん、そこでほだされてしまうあたり、未練あったのか!? そこにびっくりだよ。

小鳥遊くんと伊波さん、佐藤さんと八千代という本線は殆ど進捗なかったものの、あの明らかに人外な小鳥遊母の出現によって、これは小鳥遊くんと伊波さんの関係は大きく動くか!?

シリーズ感想

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 14   

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ! !  (1) (カドカワコミックス・エース)

【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 1】 ひろやまひろし カドカワコミックス・エース

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絶望に飲み込まれた美遊を助けだしたのもつかの間、イリヤたちの前に現われたのは、クラスカードを使いこなす謎の姉妹! ? ネクストレベルへ踏み出した新世代型魔法少女に注目!
何者なんだ、田中さん!! プリズマ☆イリヤの第三期は、知ってるようで見知らぬ異なる平行世界。それは、美遊の元居た世界。そんな世界に仲間も居らずルビーも失った裸一貫の状態で放り出されてしまったイリヤ。頼る人もお金の持ち合わせも住むところも食べるものも何も持たず、いきなり寒風吹きすさぶ中でホームレスと化してしまったイリヤが出会ったのが、寒い中体操服でウロウロする田中さん。田中さん。体操服のワッペンについていた田中の名前以外、記憶も何も持たないフリーダム少女田中さん、爆誕!! だれなんだ田中さん! なにもん何だ田中さん!!
なんか、田中さんのインパクトが凄すぎて他の細かい所がかなりどうでも良くなってしまった!!
田中さん、脈絡為さすぎるけれど、これまで登場したことのある人なのか、それともFateかタイプムーン作品に名前でも登場したことのある人なのか。いずれにしても心当たりがなさすぎて、正体不明一直線。でも面白いから良し! ノリが若干龍子に似ている気がするが、豆腐メンタルなあれよりも精神的に強い、というか痛みを感知しないノーペインな人っぽい。というよりも、痛みという概念から知らないのか。まるで、生まれたてのホムンクルス。それとも、初期化された何者か? そのタフさといい、謎ばかりだけれど、彼女の正体については本編にて明かされるまで楽しみに保留っと。

訳の分からない状況を整理して導き出された結論は、エインズワースなる一族に囚われた姫、美遊を助け出す、という実にシンプルでわかりやすいもの。謎は突き進めば明かされていくもの。子供ギルという頼もしすぎる仲間と田中さんというわけの分からなすぎる楽しい仲間を従えて、突入するはエインズワース館。対する敵は、平行世界のサーヴァントのカードを携えた謎の少女たち。クラス名こそ、通常のものだけれど、その中身となる英霊についてはツヴァイの最後に出てきた二人の格好から予見できたように、やっぱり全く新しいものなんだ。
っていうか、その正体については度肝を抜かれたんですが。ちょっ、それもう英霊のレベルじゃないんじゃね!? 神様そのものじゃん!!
アーチャーのクラスがギルガメッシュというのも、英霊の格としては図抜けているわけだし、もしかしてエインズワースの揃えたサーヴァントは全部このクラスなのか?
イリヤのキャスター・スタイルは中々似合ってたけれど、紐パンはまだ早いよね!!

そして、ギルガメッシュの力をインストールしたアンジェリカという少女と、子ギルの同じ力を持ったモノ同士の真っ向対決。子ギルがキレキレで、かっこよすぎる。ギルガメッシュは、やっぱり子供時代の方が色々な意味でイイよなあ。

平行世界というだけあって、街の形はいろいろ変わってはいても、見知った町並みである事は違いなく、ならばそこに住む人もまたイリヤの世界と同じ人達が存在するはず。そう、イリヤがエインズワースの城の中で遭遇した牢に囚われた男、美遊の兄を名乗る男の正体は……。
なるほど、おそらくはそうなんだろうと思ってたけれど、美遊がイリヤの義兄の士郎を見た時のあの反応はそういう事だったのか。でも、具体的にどういう関係なんだろう。

オマケは、イリヤと美遊とクロエが、大河から出された夏休みの宿題に七転八倒する話。
小学生に出す宿題じゃねえ!! 倫理的に出しちゃいけない宿題です! 大河の行き遅れ感が酷いことに、酷いことに!! この世界の大河はまかり間違っても士郎からプロポーズとかされなさそうだな、うん。残念ながら。

ベン・トー another Ripper's night4   

ベン・トー another Ripper's night (愛蔵版コミックス)

【ベン・トー another Ripper's night】 漫画:柴乃櫂人/原作:アサウラ 愛蔵版コミックス

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半額弁当を奪い合う戦場に雨の日にだけ現れ、他の狼たちに切り傷を残して誰にも見られずに弁当を奪って行く謎の『狼』、「ジャック・ザ・リッパー」。そんな噂を聞き、興味を持った著莪あやめはひとり調査をはじめる。不可視の狼の意外な正体とは…!? 一方、双子の狼「オルトロス」も「ジャック・ザ・リッパー」に目をつけ動き出していた――。コミックだけでしか読めない誇り高き『狼』たちの半額弁当争奪戦!!
半額弁当争奪戦【ベン・トー】のスピンオフストーリーを、原作のイラストレイターである柴乃櫂人さんが漫画として描いた第二弾。第一弾が、まだ漫画としてこなれていない部分が多々見受けられたのと比べても、この二巻はあれ?と思うような違和感が綺麗に消えていて、抜群にうまくなっていた。元々原作の挿絵も手がけているだけあって、描かれるキャラはそのままだし、長い付き合いでもあるのでキャラの特性も充分に掴んでいるため、ベン・トーの漫画化としては非常にスムーズかつ自然な出来栄えになっている。アニメはあれでちょっと独特の路線に進んでしまった分、この漫画の方はそれだけ原作に親しい映像化、とも言えるだろう。その上、この第二巻は元々アサウラさんが原作用のプロットとして仕上げた脚本を元にしているため、ボツネタとして日の目をみないはずだったお話を読める、ということで多重に美味しい話でございました。
主役は、本編では出ると鉄板ヒロイン過ぎて存在感がありすぎるために何気に出番を減らされている感のある著莪あやめ。そして新登場のゲストキャラは雨の日にだけ現れるという謎の切り裂き魔「ジャック・ザ・リッパー」。そこに、強者を付け狙うオルトロス姉妹も絡んできて、と狼という存在の孤高さと誇り高さ、そしてただひたすらに弁当を欲し、戦って勝ち取ったが故の、そして誰かと食べる美味しさをこれでもかと堪能できる実に【ベン・トー】らしいストーリー。著莪の何気に面倒見よくて好奇心旺盛なところや、最近シモネタ連発の変態さばかりが際立ってる沢桔梗のオルトロスらしい怖さと、オルトロス姉妹が常に求めていると同時に与えようとしているものが存分に描かれていて、実に満足でした。色んな二つ名持ちの狼が出てきてますけれど、そんな中でオルトロスは未だにキャラの濃さでも、過去のトラウマから現在に繋げ求めようとしている狼としての在り様も、頭ひとつ抜けて別格ですからね。ラスボスとしても頼もしい仲間としても火花散らすライバルとしても、どんな立場にでも立てるオールマイティさには瞠目するばかりです。あと、他の追随を許さない女子型変態性についてもw まあこれについては妹の鏡は完全に姉の煽りを食ってますが。妹は普通なのにw
ともあれ、一冊完結で大変おもしろかったです。ラスト近辺の著莪とジャックが同じ弁当の袋の持ち手と持ち手を持って、手をつなぐみたいにして歩いているシーンは出色でした。良かった良かった。

とある科学の超電磁砲 08 5   

とある科学の超電磁砲 08―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)

【とある科学の超電磁砲 08 】 冬川基 電撃コミックス

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泡浮さんの「こ、こらぁーー」が可愛すぎる♪
なんと言っても、この巻は婚后さんとそのお友達である湾内さんと泡浮さんに付きます。まさに独壇場。あなた達が主人公!
婚后さんってアニメだともうちょっと高慢ちきな部分があるんですが……そう言えばこの人ってアニメのほうが先に登場で、マンガに出たのはアニメ放映のアトだったんですよね。前巻が初登場だったのか。婚后さんの第一印象は先の感想でこれでもかというくらいに書き連ねておりますが、本巻でも人間性の素晴らしさをこれでもかと魅せつけてくれはります。何気に、美琴とシスターズをキチンと見分けてた数少ない一人なんですよね、彼女。しかも、遠目で区別してるんだから大したものです。その上、食蜂の卑劣な攻撃を美琴が受けていると知った途端、純粋にその所業に怒り、何の見返りもなく美琴の味方になって動いてくれるんですから。すんごい真っ直ぐなんですよね。猫ちゃんとの接し方とイイ、婚后さんは裏表のないとてもイイ人ですっ……無いんですよ、本当にw
そして、その婚后さんが手酷い仕打ちを受けたのを見て、激怒するはこれまで喧嘩したことどころか怒った事もないという湾内さんと泡浮さん。この二人が憤怒の形相で並び立つシーンは今巻の中でも一番しびれました。ここで、前巻で二人と婚后さんが心からうちとけて友達になったシーンが効いてるんですよね。こちらの三人の友情も素敵だなあ、と前巻で友達関係が結ばれた時に思ったものですけれど、まさかその友情がこうした形で力を持って吹き出す展開が用意されているとは。
何気に湾内さんたちも敵となる能力者も有能ではあっても決して突き抜けたレベルや特殊な能力を持った能力者ではないので、お互いの手の内を読み合い手札を切りあう知略戦になるのですが、力押しもいいですけれどこういうバトルシーンも歯応えがあって実に面白い。切り札は常に最後までとっておけ、という鉄則は何者にも勝る王道でございます。
ただ、これに遡る運動会での無能力者や低レベル能力者たちの学校が、情報分析とそれに基づく徹底した作戦によって、高レベル能力者揃いの常盤台と互角に戦っていく展開も、これメインにしてもいいんじゃないか、というくらいに面白かったんですよね。この馬場くんってやつ、変に屈折せずに純然とその情報能力と立案能力を伸ばしたらとんでも無い高みまで登れそうな資質がありそうなのに、他人を信用していないとか人間が歪んでいるとか実に勿体無い。収まる所に収まれば、本気でレベル5相手でも渡り合える能力の持ち主だろうに。
まあ食蜂の能力考えると、あれこそ無茶苦茶だわなあ。こんな自由かつ莫大な規模で他人を洗脳し記憶を操作しまくれる、って殆どチートじゃないですか。こんなんとどうやって渡り合えってんだ?

シリーズ感想

狼と香辛料 84   

狼と香辛料 8 (電撃コミックス)

【狼と香辛料 8】 小梅けいと/原作:支倉凍砂 電撃コミックス

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ホロ、クッキーばっかり食べ過ぎ(笑 
テレオ村が名産品として作ることになったクッキーを、お礼として貰って以降殆どのコマでクッキーを頬張っているホロ。あんた、狼であって栗鼠じゃなかろうに。ああ、もうそんなにポロポロ零しちゃって、可愛いなあもう。
テレオ村の一件は、ロレンスとホロが知恵と奇跡を授けた事もあったのだけれど、土壇場で肝を据え堂々と相手を逆に追い詰めて村の教会を守りきったエルザとエヴァンの名演が素晴らしかった。原作でもクライマックスの見所でしたけれど、マンガで見たらまた映えるなあ。ホロの力で麦が芽吹いていくところなんか、本当に神の奇跡そのものじゃあないですか。
この回のラストシーン。村から出て馬車で二人きりに戻ったあと、まだずっと二人で旅を続けたいという思いをホロとロレンス、言わずとも以心伝心で巡り合わせるシーンがあるんですけれど、ここでホロがピトーっと、ロレンスにくっつくんですよね。もうホントに体くっつけて、ピトーっと。物理的距離感が完全にゼロに。
てっきり此処だけかと思ったら、これ以降のロレンスとホロが隣同士に居るシーンは殆どがビックリするくらい距離無くなってるんですよ。もう完全にベッタリ。船で河を行くシーンはまあ例外としても……でも、あのシーンなんか完全にロレンスの腕を抱え込んじゃって、これを恋人同士とか夫婦とかで見ないほうが変だよなあ。もう、一緒にいるだけでラブラブなのよ。
ちょうど、ここで旅の連れとなる幼い流浪の少年コルが加わるのだけれど、第三者の視点が入ったお陰で余計にホロとロレンスのラブラブっぷりが引き立つことに。しかし、コルが思ってたよりか何ぼか若い、というか幼い感じでちょっとびっくり。この子、本当にまだこんな子供だったのか。この歳であれだけ聡明で心配りが上手いというのは、なるほどロレンスが根っこの部分でこの子を弟子に取りたがってたのもよく分かるし、ホロがこの子を猫可愛がりしていたのも納得だ。だって、こんなに賢くて、しかしその知性に嫌味がなく純朴で素直さがにじみ出てるような子が可愛くなくてなんなのさ。特にあの半泣きの顔は、ホロじゃなくても弄りたくなるわなあ。
まあ、そんな頭のいい子が思わず気遣ってしまうくらい、傍から見ててもロレンスとホロのラブラブっぷりは凄いわけだ。ロレンスが咥えている干し肉を、奪い取るでなしに逆の端から齧ってガジガジとか、どんなポッキーゲームだよ! 素でやってるし、それ!! ロレンスも全然動じてないし。当たり前ーみたいな顔しやがってこの男。
他にも野宿で眠ってるロレンスの毛布の中に潜り込んできて上に乗っかって寝てたり、ロレンスの膝の上に座り込んで下から覗きこんでみたり、逆に対面になって上から覗きこんだり。もう、ベッタベタである。
宿でホロが着替えたり、筋肉痛になって軟膏を全身に塗るような場面でも、コルは外に出て待ってるのに、ロレンスは中にいるんですよね。裸のホロに薬を塗るのはロレンスだし、ホロが着替えているのも当たり前みたいに見てるわけで。これまでもあった別になんてことないようなシーンなんですけれど、コルが旅に加わってその彼が部屋から退散している、ただそれだけでロレンスとホロの関係がただならぬものだというのが伝わってきて……正直、かなりエロいです(笑
とまあ、そんなイチャラブっぷりにばかり注目が行ってしまうのですけれど、勿論そればかりではなく旅路の途中での様々なエピソードがまた見応えあるんですよね。川下りや、船の座礁に伴って流通を止められた商人たちが一所に溜まっていって、なんだかお祭りみたいに皆で力を合わせて船を引っ張りあげたり、夜には火を炊いて酒を酌み交わしてどんちゃん騒ぎを繰り広げ、という一連のシーンが凄く印象的でした。こういう中世の商人たちの旅の中の日常って、なかなか描かれるものではないですし、描かれてもこんな風に魅力的かつ身近な感覚で描かれることって滅多にないものですから、思わず魅入ってしまったり。ホロが宴会の中でどっかの若い娘さんと踊りまわるシーンは……微妙にホロが振り回されてて、あんた若さに負けてるよ、と思ってしまった(笑
そして、ラストにはついに本編通じての真打であり、ある意味ホロ以外のもう一匹の狼であったエーブ・ボランが登場。この人が出てくると、なんか始まったな、とびしっと引き締まる感じだ。わくわく。

シリーズ感想

EIGHTH 94   

EIGHTH(9) (ガンガンコミックスJOKER)

【EIGHTH 9】 河内和泉 ガンガンコミックスJOKER

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エイスVSライバル企業、新章突入!!

ルカが無事生還し、平穏になったかと思われたエイス研究所。だが今度は、ナオヤがバチカンに行く前にエイスを辞めると宣言していたことがここへきて問題となる。そしてまた、エイスに潜入していたライバル企業のスパイが動き出し…。待望の新章スタート!!
誰かこの暴走男を何とかしろーー!!(爆笑
いやもう、ルカが酷い。前回までとは別の意味でセルシアが精神的に死んでしまうっ。これ、どう見てもストーカーだよね。そう言えばこの男、出てきた最初からストーカーみたいなものだったなあ、と遠い目になってしまった。あの頃でもなんだこの粘着っぽい男は、と思ってたものだけれど、あれでまだマシだったとは。なんつーか、世界の中心がセルシアなんですよね、こいつ。それはいいんだが、常識をどこにおいてきてしまったんだ、ルカよ。常識に拘ってバチカンでセルシアをひどい目に合わせてしまったことが、彼のトリガーを引いてしまったのか。とりあえずオマエ、無職でセルシアにずっとくっついてるつもりだったのか。後先考えなさ過ぎてるぞ(笑
とまあ、スタート地点はそんな盲目的な所から始まるのですけれど、ナオヤのエイスを辞める辞めないの問題や、ナオヤの行動がセルシアを救ったのに、それが問題になっていること。何故ナオヤの行動が問題視されているのか、ひいてはそこでルカ自身がセルシアを守るということの意味を自身に問いかけることになっていくわけです。ずっと傍にいるだけが、彼女を守ることに繋がるのか。最初は彼女を手放してしまったことで致命的な事態に陥ったことで、エイスに戻れたアトもああやって一秒も離れたくないとばかりにくっついていたルカですけれど、そうじゃないんですよね、やるべきことは。誰も答えを教えてくれるわけじゃないんですが、ルカはちゃんと目の前で起こっていく出来事、あの襲撃事件も踏まえて段々と選ぶべき選択肢を見出していくのでした。
翻ってナオヤ。リオの為にセルシアをバチカンから連れ戻そうと、エイスを辞めると所長に宣言してしまっていたナオヤ。セルシアとルカが戻ってきて何もかも元通りになったように見えて、ナオヤの辞任問題は有耶無耶にならずにエイスをやめなければならない、という展開になっていく。誰もが、問題が解決したんだから今更そんなことになんで拘るんだ、と所長を責めるんだけれど……このあたり、本当に微妙な問題なんですよね。ケジメはつけないければならないんだけれど……所長としてはそういう建前とかメンツの問題じゃなくって、純粋にナオヤの意識に問いかけてるっぽいのです。自分の判断と決断と行動がもたらすものをちゃんと自覚しなさい、というなかなかに厳しい教育なんですなあ。ぶっちゃけ、ナオヤって子は頭もいいし、非常に物事を弁えてる子なんですよ。だから、所長の言いたいことも一番解ってるのはこの子かもしれない。それなのに、敢えて辞めるって言ったよね、じゃあやめなさい、と突き放すあたりは所長の厳しさと期待がうかがえるというべきかなんというか。傍から見ると、警備隊長とアンジェラ博士が怒ってるように意固地になってるように見えちゃうんですよね……所長、ナオヤに対して欲してる要求がめちゃめちゃ高いんだろうなあ、これ。普通のガードに対する期待じゃないんですよね。その上、アンジェラ博士たちがどう反応するのかをナオヤに見せつけてる節もある……いや、ほんとにこの所長、ナオヤに何をどこまで期待してるんだろう。

ルカとセルシアを取り戻して、ラブコメ漫才に終始して、なんだか全部終わった気分になってたら、今度は手段を選ばない、どころか乱暴極まる産業スパイの襲撃が、よりにもよって病身のリオ先生とセルシアを襲う。暴力て、本当に怖いですよね。力で無理やり他人を従わせようとする、痛みを強制して強引に。この病室に押し入られたシーンは、なんかメチャメチャ痛くて怖かった。そんな派手なアクションとかじゃないんですよ? ただ、無理やり拉致ろうとしただけ。その、だけ、が迫真なんですよね。リオ先生の悲鳴が、恐怖の叫びが心臓を鷲掴みにする。どんな天才だろうと、この子はほんの子供だってのに。この出来事が、どれほどこの小さな子の心に傷を与えてしまったのか。嫌だなあ、みんな純粋に人を助けるための仕事しているのに、どうしてこんな事になるんだろう。セルシアが、これまで守られる側だった彼女が守り愛を与える側になろうとしていることは、果たして良いことなのか悪いことなのか。少なくとも、彼女が自分の力を他人を傷つけるために使うことに、りおを守るために躊躇わなかった事は憶えておこう。それは他人を傷つける行為でも、誰かに利用されるためじゃなく彼女が自分自身で使おうと思って使った力なのだから。
……ゴムもまあ本人が使わないでいいと思うなら使わないでいいんじゃないかなw
むしろ、セルシアとルカについてはそういう関係になっちゃった方がややこしいのがほどけていいと思うんだけれど。ってか、セルシアはどう思ってんだ? 満更ではないのは分かるんだが、ちゃんと意思表示しないとルカは徹底して献身に走っちゃうぞ、あれ。現段階で既に何も求めない状態に突入しちゃってるし。いや、それは最初から……。一番健全なのは、ルカがセルシアに対してなんでもいいから求める事なんだろうけれど、それってやっぱりセルシアの方でちゃんと意思表示して関係をちゃんと整頓しないとどうにもならなさそうだもんなあ。とは言え、そういう悠長なことができるのも、件の産業スパイの問題とりお先生の病気が何とかめどつかないとどうにもならなさそうなのだけれど。

河内和泉作品感想

ALL AROUND TYPE‐MOON アーネンエルベ狂詩曲4   

ALL AROUND TYPE‐MOON~アーネンエルベ狂詩曲~ (カドカワコミックス・エース)

【ALL AROUND TYPE‐MOON アーネンエルベ狂詩曲】 Bすけ 角川コミックス・エース

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人々が交錯する喫茶店・アーネンエルベ。そこを舞台にTYPE-MOON作品の人々が入り乱れて起こすのは、まさに喜劇! さらに「Zero」「EXTRA」「プリヤ」の面々も参戦して店内はますますカオスに! !
TYPE-MOON作品のキャラクターが世界を跨いで来店する超時空喫茶店・アーネンエルベの第二弾。二年近く前に最初の巻が出て以来音沙汰なかったので、あれ一冊で終わった本なのかと思ってたら、続きが出てくれて嬉しい限り。相変わらずのこの気負いなくスチャラカでドタバタなノリは楽しいなあ。凛、鮮花、秋葉の揃い踏みとか色々な意味で真っ赤っ赤で目が痛い(笑 このメンツでも一番キツいの秋葉なのよねw
二年も経つとそれなりにニューキャラも出ているようで、「ひびちか」こと日比乃ひびきと桂木千鍵はよー知らんかったなあ。最初は誰だ? と戸惑ってしまった。「魔法使いの箱」というコンテンツのキャラで、まんまアーネンエルベのアルバイト店員らしきかな。
赤セイバーはやっぱりこれキャラがいいですよね。キャス狐もそうだけれど、PSP限定というのは勿体無いくらい。今回みたいなセイバー共演とは言わずとも、もっと色んな所で出番増えてきたら面白いんだけれど。

さて、驚いたのはプリズマ☆イリヤのイリヤと美遊まで出演してきた所ですか。あれも公式は公式とは言え、完全にスピンオフ企画でしたからねえ、こうして公式キャラの一員として登場してきたのは感慨深い。ってか、美遊がひろやまさん以外の筆で描かれたのは初めて見た。これはこれで可愛いなあ、うん。
しかし、言われてみるとプリズマ☆イリヤのイリヤって、普通のFateのイリヤとはやっぱり性格全然違うんですよねー。凛のこと、ちゃんと凛さんと呼んでるし。思わず本来の世界の凛がこのイリヤ相手にほわほわと和んでしまうのもよく分かる。元がアレだもんなあw
そして、ルビーによって変身したルヴィアの痛々しいこと痛々しいこと。プリズマ☆イリヤの方のサファイアで変身したルヴィアはもうちょっとマシだったような気がする。

そして、時空を超えたアーネンエルベならではのサプライズ。ステイナイトのセイバーと、ゼロの切嗣の邂逅というオマケ付き。まあこのセイバー自体どのルートのセイバーでもないイレギュラーではあるんでしょうけれど、それでもなかなか感慨深い。あとがきにもあるように、他のぜろのキャラやまほよのキャラも出しての第三弾、期待したいところです。出来ればもうちょっと早くにw

1巻感想

境界線上のホライゾン 2 4   

境界線上のホライゾン 2 (電撃コミックス)

【境界線上のホライゾン 2】 武中英雄/川上稔 電撃コミックス

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これ、思っていた以上に良いコミカライズですわ。1巻もストーリーをなぞっていくという意味では、漫画化してよかったなあ、と思っていたんだけれど、2巻に入り三河動乱編に突入したことで評価もうなぎのぼり。アニメとは別の観点から、あの分厚い内容を適度にカットしつつ非常にコンパクトにまとめている上に、解りやすい展開に整えなおしているんですよね。その上、戦闘シーンがかなり良いんですよ。
きゃーー鹿角さーーん!!
武神VS自動人形、あのアニメの名バトルシーンが、このマンガ版でも映える映える。いや、アニメ以上に武神乗りの方のかっこ良さが引き立ってるんですよね。それに、人間サイズの鹿角さんと巨大な武神とのデカさの対比が非常に目に見える形で描かれているもんだから、迫力も大したもの。
その後の、立花宗茂と本多忠勝との戦いも、スピード感があって……というか、遥かにスピードに勝る宗茂に対しての、忠勝の足さばきや身のこなし、判断の鋭さによる「巧さ」がうまいこと表現されてるんですよね。
このあたり、アニメとは違う方向から、漫画でどう見せるか、という点をきちんと確立してきてるのが見て取れるんです。
正直、戦闘シーンとか動きのあるシーンについては全然期待しない方向でいたので、これは望外の喜びです。原作のあの分厚いの、手が出しにくいんだよ、と思ってる方はこのコミックスの方から入っていくのもいいんじゃないでしょうか。アニメ見た人も、このコミカライズなら買いですよ。シーンによってはより掘り下げられていたり、カットされていた部分が拾われたりしていますから。

あと、アニメプリントのシーツと枕カバーの新しい価値観が……新しい価値観が、インパクトすげえ(爆笑
新しい価値観すぎる!!


そして、なんと巻末には5頁にも及ぶ原作者・川上稔さんの書き下ろし掌編が。5頁っつっても、新書版みたいに1頁につき2列で書かれているので、実質のページ数はもっと上になるんじゃないだろうか。この人、BD初回版だけじゃなく、どこまでこの手の書き下ろしの手を広げていくつもりなんだ、ほんとに! なんか、漫画とは別のグッズにも、氏の書き下ろしが特典として、というニュースをどっかで見かけたぞ。
肝心の内容は、原作本編前。まだホラ子がP−01sと呼ばれてブルーサンダー亭の店員として働き始めた頃の、アデーレとの接触編。
P-01sが店の外で露天販売しているシーンを見て、アデーレ曰く
 ああ、とアデーレは思った。キ●ガイが武蔵には一人増えていたのだ、と。
初対面じゃないけど、ほぼ二度目の会いからキ印扱いです、あのブカブカ。うん、でもまあその気持、理解できるよ。
最初の頃、ホラ子はトーリに対してだけ当たりがキツい、という話になってたけれど、こうして見るとわりと全方位にエグいですよね。特に、アデーレやネイトみたいな受け担当は、喰らいやすい(笑

ガンパレード・マーチアナザー・プリンセス 34   

ガンパレード・マーチアナザー・プリンセス 3 (電撃コミックス)

【ガンパレード・マーチアナザー・プリンセス 3】 作画:長田馨/原作脚本:芝村裕吏 電撃コミックス

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熊本近郊へ押し寄せる幻獣群。独断専行で迎え撃つ5121小隊。秋草らは5121小隊の人型戦車の運用法を探るべく最前線へ赴くが…!?
これが、5121小隊の戦争だ!
これまでミリタリー描写……戦争シーンの描き方が緻密かつ誠実だった本作だからこそ、5121小隊という存在の異常性、際立った異常性がこうして見るとよく分かる。外から見た時の、他の普通の戦争をしている面々から比べた時の、彼らの戦う姿はあまりにもおかしい。周りが現代戦を行なっている中で、彼らだけが英雄のいた頃の戦争を行い、そして現実として人類の剣先として一番先端にて幻獣の蹂躙の矛を逆に切り裂いているのだ。
理性と客観性を以て幻獣との戦争を統べようとしている秋草たちにとって、それは許されざる不条理であり、しかし現実として5121小隊こそが人類の希望なのである。
まあなんというか凄い。このように、今回は5121小隊がメインとなって描かれているのだけれど、なまじこれまでがガンパレの世界観をミリタリーの観点から非常に現実に忠実な形で、いっそ生々しいくらいに戦争を戦争として描いてきただけに、5121小隊のとんでもなさというのが余計に浮き彫りになってるんですよね。
面白いのは、そうした5121小隊の異常性について、本作はまず人型戦車の「足回り」から切り込んでいることでしょう。これまで、人型戦車の整備の難しさ……いや、難しいなんてものじゃないな。実戦兵器としては到底成り立たない、並の整備力では稼働率を全く、そう全く維持できない絶望的なまでの整備性の悪さというものは繰り返し語られてきましたけれど、この巻の前半では通常の学生部隊では、人型戦車の運用などまともに出来ようものではない、という事実をこれでもかと叩きつけてくる。人型兵器なんてものは、立って歩くだけでも「破滅的」なのだ。
それを、5121小隊は走らせ跳ばせ、戦場にて舞うように踊らせる。
5121小隊の肝であり根幹は、何よりも整備班、というのを描けているガンパレ作品は、どれも極めて良作だ。そもそも、原作からして5121小隊のメンバーのほぼ半数が整備担当、という人数構成である。人型戦車の戦争が何をベースとしているのか、の考え方が一目でわかる事例だし、本作はあくまでそれに忠実なだけなのだろう。
しかし不条理である。そんな不条理の塊に追いすがろうとする神楽や秋草たち。その目的はいずれ来るだろう幻獣の大攻勢によって訪れる破局の回避。でも、こんな異常の塊を模すことなんて出来るの? 5121小隊の強さに追いすがろうという行為は、どこかイカロスの飛翔を想起させ、いずれ秋草たちは太陽に灼かれて墜ちていくんじゃないかという危うさを感じずにはいられない。彼らが5121小隊に抱く感情は憧れや羨望とは裏腹の憎しみであり怒りであり恨みである事が、果たして吉と回るか凶と出るのか、今はまだ答えは見えない。

1巻 2巻感想

恋愛視角化現象 上・下 4   

恋愛視角化現象 上 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)恋愛視角化現象 下 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)

【恋愛視角化現象 上・下】 秋★枝 ヤングジャンプコミックス・ウルトラ

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人は思春期に恋をすると額にツノが生える!? そんな世のお話。――高校生の芹沢雛は、恋をしてもツノが生えたことがない。だけど、彼氏と付き合い始めてそろそろ半年。誤魔化しが利かなくなってきて…!? ツノにまつわるさまざまな恋模様を描いた、全8話収録。
思春期に恋をするとツノが生える、そんな世界の物語。――人気上昇中の若手声優の柚希に突然ツノが生え、戦々恐々とする事務所スタッフの片瀬。しかし、その裏には当人も想像しない理由が…!? 登場人物達のその後を描いた最終話を含む、全8話収録。
キュンキュンしてますかーー!! 上下巻同時刊行、恋愛マスターの秋★枝さんが満を持して送る青春LOVEオムニバス。
いやあ、この恋すると角が生え、恋が終わると角が落ちる、という恋愛感情が視角化されてしまう、なんていう発想が、その時点で勝利。恋をしているかしていないかを、本人の意志関係なく見えちゃうわけですから。恋する瞬間も目撃できちゃうわけですから、ただ恋する感情の往還のみならず、この「見えてしまう」という事自体が様々な齟齬や軋轢、逆にきっかけやトキメキを産むという恋愛因果のスパイラル。素晴らしいな、これ。
さらにね、逆に「ツノが生えない」という事もまた重要な要素になってくるのだから面白い。この角の生える時期が思春期だけ、というのも様々な問題や引きを産むんですよね。重ね重ね、この発想はパラダイムだなあ。
個人的に好きなのは……うん、あの教授のお話もね、いいんだけどね……あの話は教授と愛ちゃんよりも、実は直樹くんが一番好きなんだよなあ。もし、角が大人になっても抜けなかったら、さてこの男の角はどうなっていたんだろう。

とまあ、他に好きな話というと、女子高生が男子小学生を泣かせるお話。歳の差カップルってよく見るけれど、こういう関係って結構珍しい気がする。精神的にも大人なお姉さんと子供らしいおしゃまな小学生、という構図にも関わらず、芹沢さんが精神的にメタメタになってたのもあるのか、お姉さんと年下の男の子、というのにはややバランスがブレているのが面白い。これ、男の子の方頼り甲斐のある男に育ちそうだなあ。
まあ一番すごかったのは、康介の話ですけれど。この少年、色々と出来過ぎだろう。酸いも甘いも噛み分けた、というかなんというか、世の中と人の「見方」がとびっきりじゃ無いですか。正直、伊達ちゃんは幸運ですよ。これだけイイ男な上に大した野郎の見えにくい真価に、運良くぶつかっちゃったんだから。普通は、特にこの子みたいなタイプの子なら、絶対に行き当たらない領域ですもの。
人生の幸いだなあ、これ。

あいやー、もうすこぶるキュンキュンで、ラブコメ成分嫌というほど補充させていただきました、ゴチゴチ。

秋★枝作品感想


神様ドォルズ 11 4   

神様ドォルズ 11 (サンデーGXコミックス)

【神様ドォルズ 11】 やまむらはじめ サンデーGXコミックス

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弟を救え!匡平と詩緒の兄妹アタック!!

桐生をとり込み暴走する巨大案山子・天照素!
詩緒は傷つきながらも弟・桐生救出のため、玖吼理と共に奮闘する。
一方、匡平は秘めた己の力を解放、紫音の案山子を乗っ取り、天照素との最終決戦に臨むのだった!
対天照素戦のクライマックス、そして新たな脅威が迫る見逃せない最新コミックス第11集、待望の登場!!
うわぁあ、村の案山子がものすごい勢いで壊れてくーー! この決戦が始まって以降も全然そうした危機感なかったんだが、この勢いで案山子が全壊していくと、村から案山子なくなっちゃうんじゃないか!? 結局、村の案山子というのは過去の作り手が残したものをそのまま伝えてきただけで、新しく生み出す技術はないはずですし。
でも、案山子さえなくなってしまえば、因習に囚われ歪んでしまったこの村の在り様も、根拠を失って多少なりともマシになる事もあるかもしれない、無いかもしれない。たとえ案山子がなくなっても、そうそう一度歪んでしまったものは元に戻りませんしねえ。それでも、この村の次代を担う若者たちは、みんな何だかんだと突き詰めてみると真っ当な連中が揃ってるんですよね。そんな真っ当さも、村の枠に収まっている内に歪んだ形で固まってしまうものなのかもしれませんけれど、今回の一件を通じてそうした歪んだ枠組みを逸脱するきっかけは掴めたはず。天照素(?)との戦いを通じて、ある種の結束みたいなものも生まれた感じですし。
とは言え、もしかして本当に全部の案山子が壊れるんじゃ、という流れだったのが、玖吼理に関してだけは残りそうな感じなんだよなあ。玖吼理と詩緒のエピソードを見ていると、良い神様として案山子を扱えるように為った詩緒の手元には、玖吼理が残っていそうなんですよね。そうなると、玖吼理こそが村を変える象徴、或いは権威として機能する事もあり得るか。
対天照素戦は、過去に匡平が倒した天照素は何だったのか、という謎も相まって、かなり混沌とした展開に。その正体についてはいきなりで驚いたけれど、それ以上に驚いたのはその変身した姿ですよ。何故よりにもよってそれなんだ(笑
あの反応を見ると、匡平と日比野さんってまだイタしてなかったんか? なんか、それらしき描写があったように思ったんだが。にしても、大きいんなあ、うん。

そして、最終的に戦いは匡平と阿幾の因縁の対決へと収束していく。結局、この物語はここから始まり此処へ帰ってくるのか。ただ、以前よりも二人が戦う根拠というのは変わってきてる気がするんですよね。阿幾の憎悪が廃れてしまったように、匡平の道が拓いたように、二人は変わった。変わったからこそ、この相対は前に進むために必要な、無意味じゃない戦いなのかもしれない。阿幾も、そろそろ呪縛から解き放たれていい頃なんじゃないだろうか。もう、阿幾は村に囚われている必要はどこにも残ってないのですから。

シリーズ感想

つぐもも 93   

つぐもも(9) (アクションコミックス(コミックハイ! ))

【つぐもも 9】 浜田よしかづ アクションコミックス

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性別を男女反転させての「夢の中」バトルは最高潮にヒートアップ!! 限界ギリギリまで追いつめられたかずやは、最強の敵である「影」の自分に対してどう立ち向かうのか!? 夢の中でエロモード全開に暴走しちゃった桐葉や、突然かずやの元を訪ねてきた美少女剣士のすなおなど、「戦うヒロイン」達の活躍にも注目!! 大迫力のアクションと大興奮のサービスがガッツリ盛り込まれてる第9巻!!
完全にイケイケセクハラ親父の桐葉さんと、嫌々言いながら実はセクハラされるのが好きでついつい流されてしまうかずや。これが、女と男だったらまだエッチなラブコメで済んでたけど……あれ? 済んでたっけ? なんかもうイケないところまでイッちゃってラブコメどころじゃなくなってたような……まあいい、まあいい。ともかく、流されるかずやが男で積極的な桐葉さんが女だったらば、まだ良かったんですよ。
これが性別逆になると……完全に犯罪ですwww

って、前の巻の感想でも同じ事書いてるやないかーー! 
というくらいに、犯罪です、犯罪です。お互い同意ならいいのか? でも、人前で色々とやりすぎだ! 人前じゃなかったらもっとやりすぎだ!! なんちゅうか、もうアレですね。ヤッちゃいましたね!? あれで寸止めで済んだ、と考える余地が一切ないんですけど(笑

さて、バトルはというと夢のなかという事もあって、リミッター振り切ってド派手さも際限なし。かずやたちだけじゃなく、他の面々も自分たちがハマッてしまった「あまそぎ」を夢のなか限定とはいえ再度使いこなして、というのは見栄えも良くて面白かった。それに、最近あまそぎに憑かれた人が当人の意志とは無関係にすそ返しにあってしまうというストレスの貯まる展開が続いていただけに、いすず先生が真っ向から悪意を打ち破って勝利してくれた結末は久々に爽快なものでした。先生は若いころも今も美人ですよ?

しかし、すなおの方はもう桐葉さんを上回るエロ要員になってしまったなあw
一応、虎徹も戻ってきてスソ祓いとして以前よりも完全にパワーアップして、とすなお主人公の外伝が出来るくらいの立ち位置は確保したはずなのですが……やっぱりエロ要員だよな、この子w

シリーズ感想

はじめてのあく 16 4   

はじめてのあく 16 (少年サンデーコミックス)

【はじめてのあく 16】 藤木俊 少年サンデーコミックス

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「はじめてのあく」感動の大団円!

年が明けて大学受験も近づき楽しかった高校生活も残りわずか!
卒業前のイベントであの2人が急接近&まさかのカップル成立!!!?
さらに、ジローの父親がついに登場!
「悪の首領」と「友情」を天秤にかけられみんなはバラバラになってしまうのか?
笑いあり、涙あり、ニヤニヤもあり。
最終回後のおまけエピソードも大量収録。
「悪」からはじまる青春ラブコメディー『はじめてのあく』ここに完結!
最終巻の全員集合図にも関わらず、エーコ姉チャンが極めて酷いんだが(笑
誰かこの女、本気で何とかしろよw 後日談の方見てても、もはや救いようがないんだが。誰か、ホントに誰かこれを嫁にもらってくれるようなトチ狂った人居ませんかーー!? 
いやあ、しかし後日談、いきなりアヤ姉ちゃんの結婚式からはじまるとは思わなかったなあ。どうやらアヤさんの方は単行本の4コマの方で色々あったようだけれど、戦部さんが無事にプロポーズできたようで。将来的には戦部さんが婿養子でキルゼムオールの首領に抜擢されるのか、それとも首領修行中だというサブローが継ぐのか。順当に行けば、養子のサブローなんだろうけど、こやつ高校時代にルナと付き合い出したみたいだしなあ。ルナが自分の組織をあくまで再建しようとしたときは、こいつそっち手伝いそうな気がするんだよなあ。なにしろ忍者だけあって根っからパシリだし(マテ
緑谷の花ちゃんが生徒会長を引き継いだあとの、花ちゃん、サブロー、ルナ、そしてネビロスの跳ねっ返りに黄村弟が加わった新生徒会。これ、花ちゃんにデレデレしてるサブローに、ルナが嫉妬全開になってるのを見ても、ラブコメ的に是非是非これ一本で見てみたいくらいのポテンシャルあるんだよなあ。高校時代に付き合いだした、というのだから、きっちり決着ついたんだろうけど。しかし、成長したサブローが超絶イケメンの外国人に成長してて、ワラタ。
オマケ漫画は三年後のお話にして、各人の近況。まあ、赤城とアキが婚約したにもかかわらず遅々として肉体的な関係は進んでないあたりは容易に想像ついたんだけれど、まさかまだ緑谷くんがユキに告ってなかったというのには唖然w まあ、既に二人の関係は皆には知れ渡っているみたいだし、正式には付き合っていない、というものの、お互いに相思相愛なのはちゃんと伝わってるみたいだし……。だいたい、緑谷以上にユキの方が彼にデレッデレなのは既に4コマで明らかだしなあ。なにげに付き合ってないだけで、やることはやってるんじゃないか?とすら疑いたくなる(笑
まあ、ジローとキョーコはその辺満了済みでしょうけどね。何しろジローがヘタレじゃないしw
この調子だと、全員ちょうど大学と卒業と同時にめでたく結婚しそうだのう。

とまあ、まさにみんなお幸せにの大団円。ユキやアキといった脇を固めるヒロインたちのラブコメが盛り上がってきたあたりから、実に毎回ニヤニヤほんわかと楽しませていただきました。
この賑やかさを損なわず、次回作も楽しみに待ちたいと思います。大変、美味しゅうございました♪

戦国妖狐 95   

戦国妖狐 9 (BLADE COMICS)

【戦国妖狐 9】 水上悟志 ブレイドコミックス

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星より綺麗と言わしめる神をも魅了す剣の舞。
よくぞ来た。利剣の林に挑む勇者。
全霊以ってもてなす故、心行くまで舞うがよい。
剣神に奉じる、血の舞いを。

永禄の変、それは剣豪将軍・足利義輝の最後の戦いである。

そして一方で、ついに記憶を取り戻した千夜と黒龍・ムドとの月湖を取り戻すための戦いが。否、ムドと遊び、月湖を迎えに行く道程が、雲の間で巻き起こる。
楽しもう。俺の知ってる武の極みは、笑顔だ


記憶を失って以来、ずっと自分の力を厭い、自分が兵器で化け物だという事実に悩み、戦わないことで人間になろうとしていた千夜。それでも、力がある以上災厄は向こうから現れ戦いは避けられない。血が血を呼び、力が戦いを呼ぶ。その戦いを遠ざけるために、また力を振るわなければならない。そんな矛盾にずっと苦しめられていた彼の無明の前に最後に立った人こそ、足利義輝その人でした。
兵器だった千夜に心を与え、温もりを教えたのは真介であり、月湖でした。彼が記憶を取り戻せたのも、兵器だった千夜を、ただの子供と泣いてくれた真介が居たから。千夜が人間になりたいと思ったのは、月湖の愛があったから。
そして、そんな彼がもうずっと前から人間だったのだと知らしめてくれた人こそ、将軍だったのです。かの剣豪は、その先の道をも千夜に指し示します。戦いの日々に、もう戻りたくないと俯く少年に、笑顔を与えてくれたのです。

千夜が、笑っていました。あの千夜が、子供のように笑ったのです。

戦いに狂乱しながらも龍を恐れていた千夜の中のかたわらたちも、そんな千夜と殴り合い膝突き詰め合って話し合い、いつしか龍と戦うための小さな勇気を得るのでした。恐れ怯えた先にある一掴みの勇気、それこそが最強に至る強さだと、かたわらたちは知っているのでしょうか。
勇気によって結ばれた、それはかけがえのない絆の強さ。
行こう、友よ
そうして行った拳の先にもまた絆が生まれてく。殺しあうのは敵同士、そして遊び相手は友達同士。
図らずも、龍の涙もまた、嬉し涙か。

五月雨は 嬉し涙や 不如帰 
   我は至れり 雲の上まで


月湖が嬉し涙を浮かべながら差し伸ばした両手と、華寅様が将軍様を抱きとめたその姿が、少し重なって……読み返しながら目尻が潤む。
その武の魂は、男の誇るべき生き様は、見事に次の世代に引き継がれた。
少年の生誕と、満天たる剣豪将軍の完結。それがここで描かれた一部始終である。さらば、さらば。

水上悟志作品感想

はたらく魔王さま! 14   

はたらく魔王さま! 1 (電撃コミックス)

【はたらく魔王さま! 1】 柊暁生/原作:和ヶ原聡司 電撃コミックス

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勇者に打ち砕かれて異世界へ撤退した魔王サタンがたどり着いた先は、東京都渋谷区笹塚だった!? 再び侵攻する力をたくわえるため、魔王改め真奥貞夫は、今日も幡ヶ谷駅前のマグドでアルバイトに励むっ!
電撃文庫にて絶賛シリーズ展開中の【はたらく魔王さま!】のコミカライズ作品である。これ、原作大好きなんですよ。異世界から紛れ込んできた人間が現代日本の中で生活していく、という話はわりと昔からあるんですけれど、どちらかというとそれらの作品というのは異世界と日本の文化的なギャップに戸惑い変な行動に出てしまうキャラを面白おかしく描くパターンが多いものでした。でも、この【はたらく魔王さま!】というのはその手のとは違っていて、「都会で暮らす」という事をものすごく丹念に描いているんです。身に覚えのある様な普通に生活している時に体験する細かいあれこれが、山と描写されているのです。お陰で、びっくりするくらいの生活感が、作中から感じられる。それが、読んでて凄く楽しかったんですよね。

さて、そんな作品の漫画化ですから、正直タイトルコールを聞いた時にはどうなんだろうと出来栄えに疑問をいだいたものでしたけれど……まず、この表紙を見てとりあえず一巻は買ってみよう、と思ってしまったんですよ。
ちょうど、これが原作小説の第一巻と第二巻なんですけど、
 
一瞬、原作のイラストレーターが漫画を書いたのかと思ったほど、キャラの特徴を掴んだデザインだったんですよね。特にあの恵美の憮然とした顔とか、まさにこれぞ、っていう表情なんですよ。
これでもう、読みたい、って思ったんだな。

で、中身の方も実際期待通り、この魔王と勇者のやり取りとは思えない世知辛さ…(笑
この日本で刃物出して暴れたら、そりゃ警察に捕まりますww そう言えば、原作でも第一巻ではちゃんと仕事している警察の優秀さに感心したものでしたっけ。生活安全課、なめたらあかんで。
ただ、原作の描写をなぞっているだけじゃなくて、しっかり雰囲気を掴んで【はたらく魔王さま!】してるのが実に素晴らしい。その中でも特に良かったのが、最後らへんの恵美の同僚にして親友である梨香とのやり取りは、なんか凄く胸が暖かくなった。大事故に巻き込まれた恵美を、一人にしておかずに無理にでも自宅のマンションに連れて帰って今日は泊まっていくように言い含める梨香。ここっで原作でもちょっと感動したシーンだったんだけれど、財布をなくすわ大事故に巻き込まれるわと散々な目にあって、それで誰もいない家に帰って暗い部屋の中で怪我の痛みを我慢するのって、すっごく心細くなりますよね。それを気遣って、無理矢理にでも恵美を一人にさせまいとする梨香の心遣いが、この漫画からも一コマ一コマから伝わってきて、ホントじんわりきた。
こういう友達一人でも、日本に来てすぐにできたのって、恵美にとっては凄く幸いな事だったんだろうなあ……まあ、異世界から日本に魔王を追いかけてきて、すぐにちょっと高めのマンションに入居するわ、OLとして就職するわ、とこの女の生活力はパないんですけど。さすがは勇者である。

漫画になってよかったのは、エミリアの元の世界での仲間のビジュアルが明らかになったこと。逆に漫画になって大変だったのが……大家さんのビジュアルが明らかになってしまったことでありましょう。
なんでモザイク掛けないんだよ!!

原作小説の感想

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 14   

ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1 (アルファポリスCOMICS)

【ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1】  竿尾悟/原作:柳内たくみ  アルファポリスCOMICS

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いやあ、最初【ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり】がコミカライズされると聞いた時には「そんなん無理やろ」と呆れたものでした。何しろ本作と来たら、自衛隊が天地無用とばかりに快刀乱麻に大暴れする極めてアクロバティックな作品で、かなり濃ゆいミリタリー描写があるものでした。その上で、主人公がオタクのおっさんで、舞台が完全ファンタジー世界ということもあり、どこかノリがライトでポップ。というか、スチャラカコメディなノリも濃いんですよ。
果たして、ガチのミリタリー描写とどこか脳天気なスチャラカコメディの両方をいっぺんにこなせるような漫画家がどこにいるよ、ってなもんでした。
……居たじゃないか、この上なくピッタリは逸材が。
ヤングキングアワーズを読んでた人なら知っているであろう【迷彩くん】や【コンビニDMZ】といった現代ミリタリーコメディの雄 竿尾悟その人である。
もうその人選聞いただけでひっくり返ったね。誰だよ、この組み合わせ思いついたの。まさにこれ、竿尾悟にコミカライズさせるために書かれたような作品じゃないか(笑

実際、読んでみるとそのフィット感には鳥肌が立ちそうなほどのものがありました。帝国の銀座侵攻から、アルヌスの丘の大会戦まで、こうしてビジュアル化されるとその凄まじい迫力に圧倒される。
そして極めつけは対炎龍戦。これは無理ゲーだろう(笑 こんなの、どうやって剣と魔法で倒そうというんだろう。実際、伊丹たちも軽装甲機動車でよく戦ったもんだわ。一つ間違えれば、爪で引っ掛けられるか火炎の吐息で戦死者が出てても全然おかしくなかった。自衛隊の近代装備があったらと言って、かなり薄氷の上の勝利だった事が伺える。
意外だったのが、竿尾さんってファンタジー、というか剣を佩き、槍を掲げて隊列を揃えてぶつかり合う、中近世の戦争描写もガッツリ行けるんだ。ここをしっかり描けているからこそ、精強な軍勢が近代装備に蹂躙されていく描写がまた映えるんですよね。

さて、本作の女性陣もバッチリ可愛く描かれてますよ。特に個人的にお気に入りは、レレイでした。ってか、レレイ凄く可愛いんですけど。最初はもっともっさりした印象だったんだけどなあ、いいわーw
ピニャ皇女も、作中随一の苦労人の萌芽が既にこの時点で伺えるビジュアルで……あー、なんか途中で日本のアレな文化に転んで逃避してしまうのが今から透けて見えるキャラだw
そんでもって、とびっきりの存在感のロウリィに、圧倒的黒髪美人の黒川さん。このあたりはさすがである、さすがさすが(笑 なに? 栗林ちゃん? 栗林ちゃんはあれだよ、まさしく順当に栗林ちゃんでありましたw

まったく、本作がこれだけのクオリティで漫画化されてしまうとは、望外の喜びである。原作知らなくても、これは絶対楽しいですし、このマンガを通じて原作の方にも興味を持ってもらえるんではないでしょうか。盛り上がりはこっからが本番ですしね。
続きも期待。

原作感想

家族ゲーム 94   

家族ゲーム 9 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 96-9)

【家族ゲーム 9】 鈴城芹 電撃コミックスEX

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ついに真言の受験結果が発表に! そして彼女は西浦に……!? 葵の悟に対する防御力(?)も下がってきていて、遊佐姉妹から目が離せない最新刊!! おなじみの描き下ろしページもあり!
背後のやたら怖い顔したひげメガネ、いったい誰だよと思ったら、パパさんじゃないですか!! あまりにも形相変わってて、本気で最初気づかなかった。よく見たら、ママさんが宥めてるし。
その二人の視線の先には、ついに寄り添い見つめ合う真言と西浦さんの姿が。そして、二人の持つゲーム機にはハートマークが! 長かった。凄まじく長かった。これまでの表紙の二人の様子を見てたらねえ、感慨深いの一言。特に6巻あたりからの西浦さんのヤサグレっぷり、透けてしまいそうな儚さは目を覆わんばかりでしたし。
受験が終わって、ついに想いを解禁して西浦さんに突撃した真言の、アプローチの凄まじいこと凄まじいこと。パパママの二人に習って、高校卒業と同時に一気に畳み掛けてくるのは予想がついてましたけれど、開口一番ご褒美はプロポーズが欲しい! とか、積極的にも程があるぜー。まあ、即効で子作りまで始めたママさんたちに比べれば、まだ大人しい方なんだろうが。ってか、まだ西浦さんが戸惑ってるしなあ。何しろ、これまで散々年単位でお預け食らってたのを思えば、今の状況に適応しきれないというのも理解できる。速攻でママさん食っちゃったパパさんの方が肉食だよ。そのくせ、表紙のあの形相である。真言なんて貰ってくれる人西浦さんくらいしかいないだろうに。あの娘、問題ありすぎだよw
ともあれ、テレビも雑誌も見ない恋愛情報弱者の真言の、あの積極果敢で躊躇のないアプローチはいったい何処から仕入れた知識なんだと問われれば、はいママさんの影響です、二人のイチャイチャっぷりから学びました、ってんだからもはや言葉もありません。パパさん、あんた自業自得だよw

一方で、此方は穏健にゆっくりと時間をかけて愛を育む葵と悟。なのですが、年頃の男女が結婚までなにもしないで過ごすなんて、所詮無理も無理な話でして。葵が大学行くまでキスもなし、とかそれは幾らなんでも無理だわーー。むしろ、今まで我慢してきた悟くんは頑張った。超頑張った。葵も高校生になったんだから、さすがに解禁でしょう。女の子にだって性欲はあるんだよ。
とまあ、そこまでいっちゃってるわけでもなく、ただキスしただけなんですけどね。そこまでが長かった。悟のお母さんじゃないけれど、もっと間違ったっていいじゃない。
だって、葵ってばかなりイメチェンして、本格的に美人になったよ? 髪が少し伸びて、凄く女の子らしくなってきた。いやあ、この漫画も長い付き合いなだけに、葵の成長はホント感慨深い。いきなり何年後、とかブランクがあるわけじゃなくて、本当に徐々に徐々に時間をかけて成長と変化を遂げてきただけに、傍と立ち止まって最初の頃の葵と今の葵の姿や心映えを見比べると、ちょっと感動を覚えるくらい。
やっぱり、自分はサザエさん方式よりも、こうやって徐々にでも作中年月がちゃんと経っていく話のほうが好きだなあ。
他のカップルも伸展があったりなかったり。紫杏と宇藤くんが意外なほど着実に進展してるのはびっくりした。宇藤くんの粘りと、わりとサバサバした紫杏の対応が上手いこと噛みあってる感じで、まだ付き合うには至っていないものの、未完成カップルの中では一番の楽しみ、期待の星かもしれない。紫杏は失恋してからホントに化けた。
一方で、未だに良縁がないのが、由寿である。もう兄貴への想いは思い出に昇華されつつあるというのに、なんで縁ないかなあ、この娘は。ようやく、フラグ立った!? と思ったら、何故か相手の男の子はいきなり別の子の方に走りはじめちゃったし。あれ? マジで由寿とは縁なしですか!?
迷走は続く。

にしても、今回はもう西浦さんと真言の総取りでしょう。念願かなってのイチャイチャっぷりが、もうっ、もうっ。
二人共、恋愛の何たるかを全く知らない初心で無知なカップルだけに、思いが通じてようやく恋してる実感が伴ってきたようで、最初の頃は浮かれてばっかりだったのが、後半に行くにつれて本気でメロメロになっていく様子が見ていて……たまらんね! 特に真言の蕩けっぷりときたら、大変なものである。誰だよこれw

鈴城芹作品感想

Landreaall 20 限定版5   

Landreaall 20巻 限定版 (ZERO-SUMコミックス)

【Landreaall 20 限定版】 おがきちか ZERO-SUMコミックス

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女神杯も決勝戦でディアを花冠の乙女に選び、カイルと互角の勝負を見せるDXだったが、ゼクスレンとフィルから衝撃の事実を知らされる。
混乱のまま試合に臨んだDXの結末は――?
なんか、怒涛の展開だーーー!!
DXがついに本気を出した、というか本気になってしまった。ついに、である。ある意味、彼はこれまでずっとふわふわしたままで来てたんですよね。勿論、友人や妹のことなど諸々で本気になって立ちまわることは珍しい事ではないのだけれど、なんというかDXが自分のためにひたむきになり、地に足をつけて何かを勝ち取ろうとする姿勢は、マリオンとの一件以来ずっと遠ざかっていたように思う。抜け殻というんじゃないけれど、マリオンへの失恋はDXにはそれほど大きいものだったのだ。幼少の頃から人生の目標として想い定めて鍛えあげてきたものだったし、その一念はついに火竜を打ち倒すほどのものだった。それだけに、マリオンとの別れは彼に透徹としたものを残していったように思える。
故にこそ、そのDXの透明に明瞭に火が灯った瞬間には、胸が熱くなった……と、同時にマリオンとの顛末を思い起こせば確信のように、彼が本気になるというのはそれ自体が巨大なフラグのようなものなんだよなあ、と悪い予感が這い出してくる。
案の定であった。
いや、前からディアには結婚相手が居て、それを彼女は受け入れている、という話はDXの関知しない所で話題になってたのだから、この展開は予想して然るべきだったんですけどね。
それでも、彼女の結婚は単なる政略結婚どころの話じゃない、ここまで国家の礎となり得る重大な案件だったというのに衝撃を受ける。
そも、ここまで秘されてた王国上層部で起こりつつ会った新体制への発起と、ここまで密接に関わっていたとは。ディアの結婚の真実が明かされるということは、アルトニア王国でこれから何が起こるかという新展開の開陳と直結していたわけだ。二重の大衝撃ですよ!!
って、これだけでも十分唖然呆然の展開だったのに、そこにさらにクエンティンの企てまで重なって、クエンティンが連れてきていた女性がまさかの登場。彼女の素性については、クエンティンがリゲインの元を訪れて話した内容や、フィルたちが遭遇した彼女の様子などから容易に推察できてはいたものの……それでもタイミングがタイミングだっただけに、ビックリだ。普通に登場しただけでもビックリだったはずなのに、出てきた途端アレだもんな!! びっくりどころじゃなく、驚愕ですよ。もうココらへん、新事実の連続で頭をぐわんぐわん振り回されたみたいな気分である。んでもって、トドメにイオンの無邪気な一言だもんなあ。
ガチで、あれはトドメだ(笑 いーーおーーん^ーー!!

しかし、ここまでの展開、明らかに詰みは詰み……ああ、DXとディアの恋のお話ね……なんだけれど、これまで明らかになった経緯と状況を照らしあわせ、さらにこれから起こる事について各人の動きと思惑を追っていき、それらを細かくつなぎあわせていくと……微妙に抜け道らしきものが用意されている節が透けて見えてくる。
これは、あまりにも細く拙い道だけれど、なんて言うんだろう……DXがディアの為にそれまで流されて参加していた女神杯の決勝で、本気で勝ちに行った事実というのは、大きな前例となり得るのかもしれない。
その道をたぐり寄せるために、クエンティンの登場はまさに絶妙のタイミングだった。勿論、クエンティンの思惑はまったく別のところにあるのだけれど、DXの事についても彼の本意についても、当人の意図していないところで、或いは違うルートの命脈をつないだ、という感が窺い知れる。
それにね、マリオンの時と違うのは、彼女は手の届く範囲にいて、また彼女の想いもまた違う方を向いてはいないということ。あー、でもそれは口にしなければDXは受け取らないんだよなあ。口にしないという意志を尊重する男だから。それは彼の長所でもあるんだけれど、時として短所となるところだとこういう場合は思ってしまう。
それは精一杯の告白なんだ。それでいて、突き放せない踏ん切りを無理矢理につけようという足掻きである。だからこそ、ディアの決意へのDXの献身的な肯定は、自分を殺す優しさは、きっと彼女が求め望んだ言葉なのだろう。でもだからこそ、その言葉は、
手に入らないものを欲しがるのは、辛いって知ってる。
だから、君のことは好きにならない。
きっと、ずっと好きにならないよ。

彼女をも殺すに違いない。

断ち切られてこそ、殺されてこそ、それが消せない傷であったのだと思い知らされる時もある。
或いは、此処こそがメイアンディア・クラウスターの運命の瞬間だったのかもしれない。

おがきちか作品感想

EIGHTH 85   

EIGHTH(8) (ガンガンコミックスJOKER)

【EIGHTH 8】 河内和泉 ガンガンコミックスJOKER

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貴方のために──、やさしく微笑んで…。

バチカンに響く、ルカの死を予感させる発砲音…。「後から行く」と約束したはずなのに…。動揺し、茫然自失となるセルシア。一方のナオヤは、科学アカデミーに呼ばれバチカンへやって来たアンジェラ博士と真理に付き添い、ルカを助けようと再度バチカンに入ろうとするが…。果たして、ルカの安否は──…!? コメディ展開で人気の番外編も収録!!
凄いなあもう凄いなあ。作者のキャラクターの追い詰め方がホントに半端無い。これでもかこれでもかと言わんばかりに精神の崖っぷちに追い詰めていく、追い込んでいく。ふと指先が触れただけで爆ぜてしまいそうなほどパンパンに膨れ上がった水風船を頭の上に載せられたかのように。或いは並々と注がれたカップを持たされ柵の上に立たされたかのように。さっきからバチンバチンと派手な音を立ててワイヤーが千切れている真っ最中の吊り橋の上に居るかのように。セルシアの心が今にも粉々に砕け散りそうになって行くのを、急き立てられていくのを、ただただ見守るしか無い現状に、胃がキリキリと締め上がっていく。読んでいるこっちまで冷や汗だか脂汗だかが止まらない。
もう、ほんとヤバイんだって。あの何だかんだと最悪の環境にめげずに頑張ってきたセルシアであったが、この一件で完全にボーダーを越えてしまった上に、あのルカの行動と別れである。さすがにセルシアでももうあかん、もうあかん。この娘、壊れてまう!!

元々、前作の【機工魔術士エンチャンター 】でも、哲学的問答を通じてこれでもかこれでもか、と主人公たちをアイデンティティーの根底から切り崩し追い詰めていく展開には、いろいろな意味で震え上がったものだけれど、相変わらずこの作者はキャラクターは鍛造して鍛えろ、とでもいう信条があるのかと思うほど、熱して冷ましてガツンガツン叩く叩く。それも、肉体的にではなく精神的に。これでもか、と叩き潰した上で単純な精神論ではなく、どこか哲学的な論述を持って、心を剣へと打ち直して行くんですよね。
普通は折れるよ、心が!!
リオ先生の病気の一件だけでもいっぱいいっぱいだってのに、そこにバチカンのこれだもんなあ。当事者のセルシアも去る事ながら、外枠の人間だからこそ軽々しく踏み込めず決断を強いられるナオヤもまた立ち位置がヘヴィすぎる。これって、わかりやすい正解なんて何処にもないんですよね。どの選択も、誰かを傷つけ、何かを決定的に変えてしまうことになる。結局、所長の言うとおり、そのとき立っていた場所によって何が最善なのか、というのは必然的に変わってきてしまう。絶対的なものなど何処にもないわけです。
その点、所長は自身の立場も含めて非常に俯瞰的に状況を見極めてて、勿論その判断はEIGHTHの所長としてのものなんだけれど、それ以外にナオヤやセルシアの近くにいる大人として物の理、現実の有り様というものを詳らかにすればこんなものなんだ、というのを教え諭すことを厭わないんですよね。一から十まで手取り足取り教えるなんて真似はせず、あくまで彼らが自身で直面し判断した結果がいかなるものか、その将来の展望も含めてわかりやすく解いて説いて問いてるだけ、というのもまた対応が渋いというか……大人としても教育者としても非常に尊敬できる立ち振る舞いである。胡乱すぎる、という声もあるかもしれないけれど、こういうのは結局実感しないと言葉を尽くされても内に浸透しないんですよね。かと言って、実感だけでもそれは理解には程遠いからこその所長の振る舞い、なんだよなあ。

ともあれ、今回はホントにきつかった。これまでの展開が生易しいと言っていいほど、セルシアの追い詰められっぷりの厳しいこと厳しいこと。ダムの決壊並みに、一気に来たもんなあ。
だからこそ、ナオヤの毅然とした態度、リオ先生の献身の聖性、シスターの愛情が染み渡る。
愛は、いつでもそこにあり、いつも注がれ続けていたのだ。どれほど悲惨な境遇でも、不幸を招く人生でも、自分が愛されていたと知ったなら、守られてきたのだと解ったなら、苦しくても辛くても生きていける。
セルシアは、ホントに頑張ったよ。もう、泣きそうになるくらいに健気に、絶望から立ち上がった。傷だらけになりながらも、自分を切り捨てなかった。偉かった。
だから、もうあのご褒美は貰えて当然だったと思う。
……あのシーン、目にした時には比喩抜きで全身から安堵で力が抜けた。いやもう、どれだけ体中強張ってたんだと、笑ってしまうくらいに。それだけ、そのシーンに至るまで読んでるこっちまで肩に力が入り、瀬戸際ギリギリの緊張感に息を止めてしまっていたわけだ。
もう、良かった。ほんとよかった。大好きだ、愛してる!! セルシアはぶちきれてオッケーです。ダンボール投擲は、なればこそ痛快であった。そこはもう、思いっきりぶつけなよし!!

河内和泉作品感想

つぐもも 8 4   

つぐもも(8) (アクションコミックス(コミックハイ! ))

【つぐもも 8】 浜田よしかづ アクションコミックス

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殺人シューズのあまそぎ騒動には、背後から全てを操る謎の集団の存在があって!? 一方、学校では一也たちのクラスメイトが次々と休んでいく事態が起きていて、そこに新たなあまそぎの気配を感じる桐葉。お悩み相談室のメンバーと真相を探るうちに発覚したのは意外な所有者で!? なぜか性別が男女反転した状態で、ある意味「最強」の敵と戦うことになる、バトル満載&迫力満点の第8巻!!
はいアウト! 犯罪っ、それもう完全に犯罪でーす!! いや、同意があればいいのか!? 公序良俗に反しているからダメだろうおいw
一也がかずみになり、桐葉さんが桐雄になるという男女反転状態で、いつもの桐葉さんが一也にうるように桐雄がかずみにセクハラすると……もはやどこからどう見ても、即座に110番レベルです、お疲れ様でしたw
ってか、ナチュラルに教室で胸揉んだりパンツに手を突っ込んだりするなw かずみが普通に可愛いだけに、これは相当にヤバいです。いや、その分桐雄は見た目の違和感が相当キモチワルイんですけど。
場所が夢のなか、ということで、自分の影との対戦という帯使い同士の戦いもあるわけですが、これがまた映えるんだよなあ。アクションシーンの迫力、スピード感にはますます磨きが掛かってる。特に冒頭の陸上シューズのあまそぎ戦では、相手が脚力特化されてる状態となり高機動戦が勃発。一撃で橋の橋脚をえぐり削るほどの蹴撃といい重力すらはねのける3次元機動といい、もはや唖然の爆発的な戦闘シーンの連続に大興奮。やっぱ凄いわ、この人のアクション。
そんな興奮冷めやらぬうちに、今度はまた別の興奮を煽り立ててくるので大変困ったことであるもっとやれ。ついにはねーちゃんまで一緒に風呂に入ってくるとか、いったいどういう洗い方されてんだこいつ。というか、何処に座ってるこのやろう。姉チャンの上に座りやがってこの小僧www

番外編にいたっては、もうこれいたしてるのと変わんないだろ。桐葉さんがエロすぎて、色々と解脱してしまいそうです。マジで隅々まで洗ってやがるww もうエロ漫画と変わらんレベルだと思います。

此処に至って、背後で何か良からぬことを画策している勢力、それもどこか無邪気に悪意をばらまくたちの悪そうな連中が黒幕よろしく現れて、段々きな臭くなって来ましたよっと。

シリーズ感想

ストライクウィッチーズ アンドラの魔女 4   

ストライクウィッチーズ アンドラの魔女 (カドカワコミックスAエース)

【ストライクウィッチーズ アンドラの魔女】 野上武志/島田フミカネ&Projekt Kagonish カドカワコミックスA

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へえっ、アンドラって実在の国なんだ。知らなかった。欧州の小国というとリヒテンシュタインなどが有名ですけれど、ピレネーにこんな国があっただなんて。
さすがに、このアンドラの魔女は実在のパイロットをモデルにしたウィッチではないのですけれど、世界中に威名を轟かせるエース級ウィッチだけじゃなく、こうした名も無きウィッチもまた、ネウロイの脅威から人々を守るために日々奮闘しているという事実を語るにおいては、舞台が辺境の小国というのも相まって、実に素晴らしい構成だったのではないかと。

とまあ、今回の単行本はアフリカの魔女の続編、とはやや趣向を変えて、ストームウィッチーズの面々が盃を傾けながら、シェラザードよろしく知り得るウィッチの物語を語り合う、魔女たちの千夜一夜物語。
これ、本編関係ないんだけれど、戦場から離れたマイルズ少佐って、マジで美人ですよね。美人というか、気品ある淑女というか。いや、ラストの市場でお買い物でも、十分色っぽさを見せてくれていますが。

さて、第二編は「スツーカの魔女」。フレデリカ・ポルシェが現役時代のお話である。というか、ミハエル・シュミットとの馴れ初め話だ。何気にストパンでは数少ない男女カップルなんですよね、この二人。若いころのシュミットがもっそい美形なんですけど、なんでそれから何年も経ってないのに、シュミットおっさん化してるんだ? やっぱり、美化されてるのか?w

第三話の「アイガーの魔女」は、魔女が主役ではなく、アイガー北壁へと挑む二人の山岳家の極めて男臭いお話である。語り部がマイルズ少佐というのもいいなあ。
登山系の様々な要素を短い話の中にぎゅ〜っと凝縮されている、極寒のなかの話なのに、やたらと熱い物語になっている。しかし、あのRAFのトラフォード・リー・マロリー大将と有名な登山家ジョージ・マロリーが兄弟だったのは知らんかったなあ。
ラストのコマのヒラリーのエベレスト初登頂を、アタック隊の後方支援としてマロリーが担ったというのは、ある意味夢物語ですよね、これ。

第四話は「本能寺の魔女」。ウィッチの歴史が語られた中で、織田信長の小姓だった森蘭丸が実はウィッチで、本能寺の変で織田信長の脱出に尽力した、という話が以前どこかで語られたことがありましたが、そのエピソードを漫画化したのが、この話。ってか、中世版ストライカー・ユニットなるものが存在したとか。箒とは全然システムの違う仙具なのか、天狗下駄って。箒は普通の箒だもんなあ。

第五話は「市場でお買い物を」。司令部の判断を待たず、現場の独自判断で行う独断専行の軍事行動を、魔女たちは市場へのお買い物―ショッピング・イン・バザールへと称する。それは、はからずもパットン将軍が語った、軍人の戦いとはまた違った、人類の戦い。ネウロイの脅威から民間人を守るための戦いである。
というわけで、ストームウィッチーズの空陸全員が参加するオールスターキャストの地上戦。ゲストはアラビアのロレンス率いるエジプト軍、とアラビアのロレンスことトーマス・エドワード・ロレンス大佐も、このストパンの世界では存命なのか。正史においては第二次世界大戦前に事故死してる人なんだよなあ。

アフリカの魔女 ケイズ・リポート

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! 54   

Fate/kaleid liner プリズマ)しろほし)イリヤ ツヴァイ! (5) (カドカワコミックスAエース)

【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! 5】 ひろやまひろし カドカワコミックスAエース

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魔法少女界の極北、ついに一線を踏み越える!
8枚目のカードは世界をも歪める! 鏡面界から脱出した「彼」を巡り、イリヤたちのバトルと生活は急転直下! 「魔法少女」を再定義する異端のコミック最新刊が登場!

な、なんじゃこりゃーー!!?
この巻で「ツヴァイ」が完結、ということも本を手に取るまで知らなかった。さらに、次から「ドライ」がはじまるなんてさらに知らなかったさ! 知っていたノンはアニメ化するって話だけ。殆どお笑いオマケ企画的な始まりだったこのシリーズもついにアニメ化ですか。感慨深い。好きなシリーズなだけになおさら感慨深い。願うならば、【とある科学の超電磁砲】みたいに原作を超える傑作化を! と思ってたら、イリヤ本編の方もなんかスケールが原作のFateを乗り越える勢いになってきてませんかこれ!?
このシリーズの世界がいわゆる第四次聖杯戦争が最良の形で終わった世界っぽいのは前々から匂わされていましたけれど、この世界がパラレルワールドの一角を担うのなら、さらに違うパラレルワールドもまた存在するということ。まさか、時間を跨ぐどころか次元を超えてパラレルワールドを股に掛ける大スペクタクル巨編になるっていうんですか!?
まさかのサーバント受肉化の第一番手か唯一の一人かわからないけれど、その当該者が子供バージョン・ギルというのはどんな選出なんだ。やっぱり子供だからか? イリヤたちの年齢と対等の対となるには他のサーバントじゃ誰でも当てはまらないもんなあ。それだけじゃなく、彼の持つ宝具こそがその最大の理由だったんだろうけれど。それこそ世界を引き裂くだけの力は、かのエクスカリバーだって無いですものね。
その結果として、あんな展開になるなんてさすがに予想外もいいところでしたけれど。いやあ、ミユの正体については大きなサプライズが待っているとは思っていたけれど、あの説明だと彼女ってまんま本来のイリヤスフィールと同じ立場じゃないですか。しかも、彼女を追って現れたあの二人。此処に来て、プリズマ☆イリヤは既存のFateの様々な設定をこねくり回す段階を超越して、ついにまだ誰も知らない設定群を広げ始めちゃいましたよ! あの二人、パラレルワールドのサーバントなんだろうけれど、完全に新顔だもんなあ。うわあ、誰なんだろう。

魔法少女の戦う理由は、いつだってかけがえのない友だちのため。その為に魔力を、死力を、命を振り絞って魔法の力を呼び起こす。パチモンなんてとんでもない。この物語は何よりもまっすぐで、愚直に、一途で、ひたすらな、紛う事無き本物の魔法少女の物語。
うあああっ、燃えて泣ける最高の魔法少女モノだがね!

それはそれとして、カレン先生の公式回答きましたよー。
「スカート、はき忘れてませんかぁっ!?」
「これは ファッションです

でも、ちょっと恥ずかしいんだ、カレンさんw

シリーズ感想
 

8月19日

三田誠
(TYPE-MOON BOOKS)
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久住太陽/杉浦理史
(ヤングジャンプコミックス)
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サンカクヘッド
(ヤングジャンプコミックス)
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ふなつかずき
(ヤングジャンプコミックス)
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紙魚丸
(ヤングジャンプコミックス)
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千田浩之
(ヤングジャンプコミックス)
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田中芳樹/藤崎竜
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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三都 慎司
(ヤングジャンプコミックス)
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こうじ/鳴瀬 ひろふみ
(ヤングジャンプコミックス)
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サイトウケンジ/波多ヒロ
(チャンピオンREDコミックス)
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野上武志
(チャンピオンREDコミックス)
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limlim
(ヤンマガKCスペシャル)
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高田裕三
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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戸崎映
(ヤンマガKCスペシャル)
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佐竹幸典
(ヤンマガKCスペシャル)
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えのあきら
(サンデーGXコミックス)
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宮下裕樹/夏原武
(サンデーGXコミックス)
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飯沼ゆうき
(サンデーGXコミックス)
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クリスタルな洋介
(サンデーGXコミックス)
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結月さくら
(サンデーGXコミックス)
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高遠るい
(ニチブン・コミックス)
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8月18日

裕夢
(ガガガ文庫)
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立川浦々
(ガガガ文庫)
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八目 迷
(ガガガ文庫)
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吉野 憂
(ガガガ文庫)
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澱介エイド
(ガガガ文庫)
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玉兎
(アース・スターノベル)
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十夜
(アース・スターノベル)
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九頭七尾
(アース・スターノベル)
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風楼
(アース・スターノベル)
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田中モトユキ
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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福地翼
(少年サンデーコミックス)
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ねこぐち
(少年サンデーコミックス)
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8月17日

西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)
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西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)
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古川五勢
(KCデラックス)
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曽田正人/冨山玖呂
(KCデラックス)
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村枝賢一/石ノ森章太郎
(KCデラックス)
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多喜れい
(マガジンエッジKC)
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月野和青
(マガジンエッジKC)
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志水アキ/京極夏彦
(マガジンエッジKC)
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ロケット商会
(電撃の新文芸)
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RYOMA
(電撃の新文芸)
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左リュウ
(電撃の新文芸)
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高野ケイ
(電撃の新文芸)
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結城涼
(電撃の新文芸)
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夏海公司
(ハヤカワ文庫JA)
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山口優
(ハヤカワ文庫JA)
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8月16日

飯田せりこ/古流望
(コロナ・コミックス)
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秋咲りお/三木なずな
(コロナ・コミックス)
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すがはら竜/二宮敦人
(コロナ・コミックス)
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苫ゆぎまる/木口なん
(コロナ・コミックス)
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8月12日

このえ/田口ケンジ
(サンデーうぇぶりSSC)
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堂本裕貴
(サンデーうぇぶりSSC)
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ヨウハ/SCRAP
(サンデーうぇぶりSSC)
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浅井蓮次/沢田新
(ビッグ コミックス)
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朝比奈希夜/榊空也
(ビッグ コミックス)
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田井ノエル/カズアキ
(ビッグ コミックス)
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宮野美嘉/碧風羽
(ビッグ コミックス)
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Y.A/すざく
(ビッグ コミックス)
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大井昌和
(夜サンデーSSC)
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大井昌和/いのまる
(夜サンデーSSC)
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8月11日

千羽十訊
(GA文庫)
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kimimaro
(GA文庫)
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完菜
(GA文庫)
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ゆいレギナ
(GA文庫)
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えぞぎんぎつね
(GA文庫)
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森田季節
(GAノベル)
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8月10日

支倉凍砂
(電撃文庫)
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伏見つかさ
(電撃文庫)
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七菜なな
(電撃文庫)
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榛名千紘
(電撃文庫)
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佐島 勤
(電撃文庫)
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岬 鷺宮
(電撃文庫)
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蒼井祐人
(電撃文庫)
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杉井 光
(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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雪仁
(電撃文庫)
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鏡銀鉢
(電撃文庫)
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新 八角
(電撃文庫)
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依空 まつり
(カドカワBOOKS)
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しののめすぴこ
(カドカワBOOKS)
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あるくひと
(カドカワBOOKS)
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可換 環
(カドカワBOOKS)
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犬魔人
(カドカワBOOKS)
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リュート
(カドカワBOOKS)
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夕蜜柑
(カドカワBOOKS)
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猫神信仰研究会
(サーガフォレスト)
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香月美夜
(TOブックス)
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古流望
(TOブックス)
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早瀬黒絵
(TOブックス)
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ダイヤモンド
(TOブックス)
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阿井りいあ
(TOブックス)
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乙野四方字
(ハヤカワ文庫JA)
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西尾維新
(講談社文庫)
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九井諒子
(ハルタコミックス)
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青木潤太朗/森山慎
(単行本コミックス)
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月夜涙/長尾件
(角川コミックス・エース)
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たかた/吉野宗助
(角川コミックス・エース)
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岡沢六十四/倉橋ユウス
(角川コミックス・エース)
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雪仁/かがちさく
(角川コミックス・エース)
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studio HEADLINE
(角川コミックス・エース)
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かたやままこと
(角川コミックス・エース)
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さわむらリョウ
(角川コミックス・エース)
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島本和彦
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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武者サブ
(裏少年サンデーコミックス)
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丸戸史明/武者サブ
(裏少年サンデーコミックス)
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朝倉亮介
(ガンガンコミックス)
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新木伸/岸田こあら
(ガンガンコミックス)
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日之影ソラ/明日かかん
(ガンガンコミックス)
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天野ハザマ/月島さと
(ガンガンコミックスONLINE)
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椿いづみ
(ガンガンコミックスONLINE)
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丸美甘
(ガンガンコミックスONLINE)
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わるいおとこ/彭傑&奈栩
(ガンガンコミックスUP!)
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浜田よしかづ
(アクションコミックス)
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Magica Quartet/富士フジノ
(まんがタイムKRコミックス)
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牛木義隆
(まんがタイムKRコミックス)
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一七八ハチ
(ハルタコミックス)
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namo
(ハルタコミックス)
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宮本伶美
(ハルタコミックス)
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大上明久利
(ハルタコミックス)
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竹澤香介
(アース・スター コミックス)
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目黒三吉/一色孝太郎
(アース・スター コミックス)
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幾夜大黒堂/天然水珈琲
(アース・スター コミックス)
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鉄田猿児/ハム男
(アース・スター コミックス)
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咲良/ちょきんぎょ。
(アース・スター コミックス)
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深山じお/花波薫歩
(アース・スター コミックス)
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木虎こん/みわかず
(アース・スター コミックス)
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8月9日

佐藤ショウジ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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石田彩/CK
(ドラゴンコミックスエイジ)
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つむみ/愛七ひろ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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いつむ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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奇仙
(ドラゴンコミックスエイジ)
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Bcoca/保住圭
(ドラゴンコミックスエイジ)
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山口ミコト/D.P
(ドラゴンコミックスエイジ)
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三簾真也
(KCデラックス)
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門司雪/アルト
(KCデラックス)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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石沢庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)
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シンジョウタクヤ
(KCデラックス)
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井上菜摘/未来人A
(KCデラックス)
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大前貴史/明鏡シスイ
(KCデラックス)
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外ノ/秋
(KCデラックス)
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筒井テツ/菅原こゆび
(モーニングKC)
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井上まち
(モーニングKC)
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白井三二朗
(モーニングKC)
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栗田あぐり
(モーニングKC)
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カワグチタケシ
(講談社コミックス)
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中村なん
(講談社コミックス)
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ナナシ
(講談社コミックス)
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西岡知三/鏑木カヅキ
(BLADEコミックス)
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穂高歩/しゅうきち
(BLADEコミックス)
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朱子すず/日之影ソラ
(BLADEコミックス)
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8月8日

中島豊
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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モトエ恵介/FUNA
(シリウスKC)
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加古山寿/朱月十話
(シリウスKC)
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町田とし子
(シリウスKC)
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タイジロウ/青山有
(シリウスKC)
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蒼井万里
(ワイドKC)
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品佳直/カルロ・ゼン
(バンチコミックス)
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たかとうすずのすけ/花果唯
(メテオCOMICS)
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ねこ末端
(メテオCOMICS)
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水崎弘明
(メテオCOMICS)
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8月5日

しげ・フォン・ニーダーサイタマ
(ドラゴンノベルス)
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藤浪 保
(ドラゴンノベルス)
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かずなし のなめ
(ドラゴンノベルス)
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音無砂月
(PASH!ブックス)
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月夜乃古狸
(PASH!ブックス)
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下城米雪
(PASH!ブックス)
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櫓刃鉄火
(アフタヌーンKC)
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井上堅二/吉岡公威
(アフタヌーンKC)
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吉岡公威
(アフタヌーンKC)
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イシイ渡
(アフタヌーンKC)
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新井春巻
(ヤンマガKCスペシャル)
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山田恵庸
(ヤンマガKCスペシャル)
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藤本ケンシ/井出圭亮
(ヤンマガKCスペシャル)
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植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
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南勝久
(ヤンマガKCスペシャル)
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筧千里/堂島ノリオ
(ガンガンコミックスUP!)
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秋澤えで/桐野壱
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/ニシカワ醇
(ガンガンコミックスUP!)
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quiet/ムロコウイチ
(ガンガンコミックスUP!)
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こおりあめ/ひだかなみ
(フロース コミック)
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杉町のこ/柚原テイル
(フロース コミック)
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RINO/YUNSUL
(フロース コミック)
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鳥生ちのり/なまくら
(フロース コミック)
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SUOL/ Gwon Gyeoeul
(フロース コミック)
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8月4日

西出ケンゴロー
(角川コミックス・エース)
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芥見下々
(ジャンプコミックス)
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内藤泰弘
(ジャンプコミックス)
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尾田栄一郎
(ジャンプコミックス)
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Boichi/石山諒
(ジャンプコミックス)
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Boichi/石山諒
(ジャンプコミックス)
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鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
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三浦糀
(ジャンプコミックス)
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末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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神海英雄
(ジャンプコミックス)
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附田祐斗/佐伯俊
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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賀来ゆうじ
(ジャンプコミックス)
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近藤憲一
(ジャンプコミックス)
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天野明
(ジャンプコミックス)
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龍幸伸
(ジャンプコミックス)
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かっぴー/nifuni
(ジャンプコミックス)
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高口楊
(ジャンプコミックス)
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静脈/依田瑞稀
(ジャンプコミックス)
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河本ほむら/羽田豊隆
(ジャンプコミックス)
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鳥山明/とよたろう
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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ちると
(ジャンプコミックス)
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8月2日

裕時 悠示
(講談社ラノベ文庫)
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歩く魚
(講談社ラノベ文庫)
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FUNA
(Kラノベブックス)
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FUNA
(Kラノベブックス)
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鬱沢色素
(Kラノベブックスf)
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琴子
(Kラノベブックスf)
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水仙あきら
(Kラノベブックスf)
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8月1日

逆木ルミヲ/恵ノ島すず
(B’s-LOG COMICS)
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比村奇石
(プレミアムKC)
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比村奇石
(ヤンマガKCスペシャル)
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森小太郎
(HJコミックス)
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あび/上村夏樹
(HJコミックス)
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佐々木マサヒト/綿涙粉緒
(HJコミックス)
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文ノ梛/水城正太郎
(HJコミックス)
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羊思尚生
(HJ文庫)
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軽井広
(HJ文庫)
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農民ヤズー
(HJ文庫)
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叶田キズ
(HJ文庫)
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おけまる
(HJ文庫)
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ハヤケン
(HJ文庫)
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北山結莉
(HJ文庫)
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北山結莉
(HJ文庫)
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7月29日

雲雀湯
(角川スニーカー文庫)
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燦々SUN
(角川スニーカー文庫)
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斎藤ニコ
(角川スニーカー文庫)
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たかた
(角川スニーカー文庫)
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はむばね
(角川スニーカー文庫)
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月夜涙
(角川スニーカー文庫)
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日向夏
(ヒーロー文庫)
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百黒 雅
(エンターブレイン)
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木の芽
(エンターブレイン)
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矢御 あやせ
(エンターブレイン)
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日之影 ソラ
(エンターブレイン)
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gulu
(エンターブレイン)
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小鳥屋エム
(エンターブレイン)
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櫂末高彰
(ファミ通文庫)
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棚架ユウ
(GCノベルズ)
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ジャジャ丸
(GCノベルズ)
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小鈴危一
(モンスター文庫)
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どまどま
(モンスター文庫)
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水月穹
(Mノベルス)
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ふつうのにーちゃん
(Mノベルス)
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赤金武蔵
(Mノベルス)
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つたの葉/Project シンフォギアXV
(バンブーコミックス)
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藤川よつ葉/あづま笙子
(バンブーコミックス)
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ミト
(バンブーコミックス)
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つくしあきひと
(バンブーコミックス)
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佐藤夕子/三嶋イソ
(バンブーコミックス)
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重野なおき
(バンブーコミックス)
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鳴見なる
(バンブーコミックス)
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さぬいゆう/伊丹澄一
(バンブーコミックス)
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重野なおき
(ヤングアニマルコミックス)
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7月28日

SASAYUKi/リュート
(ライドコミックス)
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一花ハナ/龍央
(ライドコミックス)
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7月27日

英貴
(REXコミックス)
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フライ/竹岡葉月
(REXコミックス)
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中田ゆみ
(REXコミックス)
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久慈 マサムネ/Mika Pikazo(REXコミックス) Amazon


空地大乃/黒山メッキ
(REXコミックス)
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長野文三郎/結城心一
(REXコミックス)
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上海散爆網絡科技有限公司/Ling
(REXコミックス)
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あずまあや
(電撃コミックスEX)
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五十嵐正邦
(電撃コミックスNEXT)
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秋奈つかこ/鴨志田一
(電撃コミックスNEXT)
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みなみ/逆井卓馬
(電撃コミックスNEXT)
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〇線(まるせん)
(電撃コミックスNEXT)
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リーフィ
(電撃コミックスNEXT)
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藤松盟
(電撃コミックスNEXT)
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加藤陽一/スメラギ
(電撃コミックスNEXT)
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ノッツ
(電撃コミックスNEXT)
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野人/小林嵩人
(電撃コミックスNEXT)
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松風水蓮/彩峰舞人
(電撃コミックスNEXT)
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戦上まい子
(電撃コミックスNEXT)
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夏川そぞろ/御鷹穂積
(電撃コミックスNEXT)
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隆原ヒロタ/青山有
(電撃コミックスNEXT)
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ちくわ。
(電撃コミックスNEXT)
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宇崎うそ
(まんがタイムKRコミックス)
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かきふらい
(まんがタイムKRコミックス)
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みくるん
(まんがタイムKRコミックス)
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むらさき*
(まんがタイムKRコミックス)
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カヅホ
(まんがタイムKRコミックス)
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7月26日

円城 塔
(ジャンプジェイブックス)
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TYPE-MOON(TYPE-MOON BOOKS)
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TYPE-MOON
(TYPE-MOON BOOKS)
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東條チカ/カルロ・ゼン
(角川コミックス・エース)
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池野雅博/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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東大路 ムツキ/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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植野メグル
(角川コミックス・エース)
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草下シンヤ/マルヤマ
(角川コミックス・エース)
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そと/冬原パトラ
(角川コミックス・エース)
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kanco/坂石遊作
(角川コミックス・エース)
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内田健/鈴羅木かりん
(角川コミックス・エース)
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矢野トシノリ
(角川コミックス・エース)
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高木秀栄/矢立肇
(角川コミックス・エース)
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浅川 圭司/花黒子
(角川コミックス・エース)
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7月25日

おがきちか
(ZERO-SUMコミックス)
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おがきちか
(ZERO-SUMコミックス)
Amazon


サワノアキラ/秤猿鬼
(ガルドコミックス)
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合鴨ひろゆき/赤井まつり
(ガルドコミックス)
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蒼和伸/篠崎冬馬
(ガルドコミックス)
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かせい/猫子
(ガルドコミックス)
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長頼/シゲ
(ガルドコミックス)
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ばう/小野崎えいじ
(ガルドコミックス)
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七浦なりな/桜あげは
(ガルドコミックス)
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藤谷一帆/瀬尾優梨
(ガルドコミックス)
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くずしろ
(ヤングガンガンコミックス)
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山崎夏軌
(ヤングガンガンコミックス)
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水城水城/Ko-dai
(ヤングガンガンコミックス)
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実倉なる
(ヤングガンガンコミックス)
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星河だんぱ
(ヤングガンガンコミックス)
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鮭no.マリネ/日本サぱ協会
(ヤングガンガンコミックス)
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咲竹ちひろ
(ビッグガンガンコミックス)
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Schuld
(オーバーラップ文庫)
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どぜう丸
(オーバーラップ文庫)
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みわもひ
(オーバーラップ文庫)
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甘木智彬
(オーバーラップ文庫)
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常陸之介寛浩
(オーバーラップ文庫)
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岸本和葉
(オーバーラップ文庫)
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鬼ノ城ミヤ
(オーバーラップノベルス)
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シゲ
(オーバーラップノベルス)
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上野夕陽
(オーバーラップノベルス)
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桜あげは
(オーバーラップノベルスf)
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日之影ソラ
(オーバーラップノベルスf)
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涼暮 皐
(MF文庫J)
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森林 梢
(MF文庫J)
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城崎/かいりきベア
(MF文庫J)
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マリパラ
(MF文庫J)
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壱日千次/Plott、biki
(MF文庫J)
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久追遥希
(MF文庫J)
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守雨
(MFブックス)
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新巻 へもん
(MFブックス)
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福寿草 真
(MFブックス)
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虎戸 リア
(MFブックス)
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7月23日

むらかわみちお/才谷屋龍一
(MFC)
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石見翔子/理不尽な孫の手
(MFC)
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村市/千月さかき
(MFC)
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松井俊壱/リュート
(MFC)
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Usonan/Wookjakga
(MFC)
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一智和智/桝田省治
(MFC)
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盧恩&雪笠/早秋
(MFC)
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牛乳のみお
(MFコミックス アライブシリーズ)
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雨水龍/細音啓
(MFコミックス アライブシリーズ)
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森野カスミ/暁なつめ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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かわせみまきこ/駱駝
(MFコミックス アライブシリーズ)
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浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ)
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えかきびと/長田信織
(MFコミックス アライブシリーズ)
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甲田 学人
(メディアワークス文庫)
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仲町 六絵
(メディアワークス文庫)
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7月22日

ネコクロ
(ダッシュエックス文庫)
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持崎湯葉
(ダッシュエックス文庫)
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新木伸
(ダッシュエックス文庫)
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磨伸映一郎
(REXコミックス)
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はるまれ/世界一
(4コマKINGSぱれっとコミックス)
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赤人義一
(ブシロードコミックス)
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藤近小梅/漆原雪人
(ブシロードコミックス)
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つるまいかだ
(アフタヌーンKC)
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出端祐大
(イブニングKC)
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華鳥ジロー
(イブニングKC)
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藤田和日郎
(モーニングKC)
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須賀達郎
(モーニングKC)
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蛇蔵/鈴木ツタ
(モーニングKC)
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ツジトモ/綱本将也
(モーニングKC)
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山田芳裕
(モーニングKC)
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中村光
(モーニングKC)
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大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)
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嶋水えけ
(ガンガンコミックスJOKER)
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大森藤ノ/桃山ひなせ
(ガンガンコミックスUP!)
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大森藤ノ/汐村友
(ガンガンコミックスUP!)
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