烙印の紋章

烙印の紋章 12.あかつきの空を竜は翔ける(下)4   

烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下) (電撃文庫)

【烙印の紋章 12.あかつきの空を竜は翔ける(下) 】 杉原智則/3 電撃文庫

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英雄への道を描く戦記ファンタジー、堂々の完結編!

 皇帝グールとの謁見を切り抜けエンデの救援へと向かうオルバ。折しもエンデ軍は大国アリオンの皇太子・カセリアの陥穽にはまり窮地に立たされていた。
 一方、帝都ソロンでは皇后メリッサがグールとともに竜神教の神殿に立てこもっていた。膠着した状況の中、ガーベラより帰還したビリーナが使者の役を担うことになる。
 それぞれの戦いに臨むオルバとビリーナの運命は!?
既に上巻出ている段階で今更なんだけれど、第一巻のサブタイトルが【たそがれの星に竜は吠える】だったのを振り返ると、最終巻に【あかつき】を入れるのは最初から考えられていた事だったのかなあ。勿論、ある程度ハッピーエンドじゃないと暁の文字は使えなかったんだろうけれど。場合によっては日が沈んだまま登らない夜を終わりとする展開もあったかもしれないのだし。
その意味では、再び日の出まで辿りつけたことは良かったんだけれど、これってある意味終わりであると同時に始まりでもあるんですよね。ゴールしたはいいけれど、そこは新たなるスタート地点だった、というような終わり方。
長い目で見れば、これって起承転結の「起」でしかないとも言えるんですよね。地べたを這いずる剣闘士奴隷だった男が、名実ともに皇帝の座に付く。それはそれで、物語としてはゴールなんだけれど、既にオルバの意識は再び皇太子ギルに戻った頃から、いと高き座にあって如何に人を、国を導くかに意識がスライドしていました。皇帝になることが目的ではなく、人の上に立つ者として、かつて底辺に居た者として、如何に責任を負い、義務を果たし、恥ずかしくない生き方を出来るか、という方向に意識が変わっていたのです。言うなれば、私心なき公人としての生き様を果たすことを選んでいたんですね。そこにあって、皇帝になるという事は過程にすぎず、皇太子という身の上より色々やれることが増える、というだけのこと。とてもとても、オルバにとってゴールでも何でも無かったのです。だからでしょうね、全然終わった気がしないのは。
それ以上に、区切りがついた気もしないのは、肝心の部分が一切描写されなかったからかもしれません。それまでのことに決着が付くような区切りを得られる場面が、尽くと言っていいくらい直接描いてくれないんですもん。オルバが皇帝になるシーンも。ビリーナにオルバが自分の正体を明かすシーンも、そしてグールとオルバが直接対決するシーンすらも、グールが自ら決着を付けて勝手に去っていってしまったがために、成立せずに終わってしまった。
なんて、イケズ。
実際のところは、オルバがオルバという剣闘士奴隷としての自らの存在に決別するシーンも、ビリーナが自らギルとオルバの正体に気づき、真相に至るシーンも、そしてグールが自らの生き方に決着を付けるシーンもそれぞれに描写があるので、消化不良ということは全然ないんです。すべてに、決着がついている。ただ……イケズだなあ、と。
勿体ぶるわけじゃないんですけれど、ビリーナとオルバの関係といい、この人は常に婉曲極まるのが売りと言えば売りなのか。結局、個人個人が出した結論を、曝け出しあって融和させることをしないというか何なのか。
オルバが結局、ビリーナに胸襟を開く事が出来たのか、出来なかったのか。それすらも伺わせてくれないというのは、やっぱりイケズなのですよ。ある意味そここそが、主人公の孤独が解消されるのか、という点こそが杉原作品の集大成にしてようやくたどり着いた新境地、という意味でも大事な部分だったのに。それを見せないというのは、恥ずかしがり屋さんめ、とからかうべきところなんだろうかもしかしてw

いずれにしても、グールの生き方とその末路は、オルバの未来を暗示しているとも取れるんですよね。何を考えているか解らなかったあの皇帝の心底は、結局のところ狂っているわけでも暴走しているわけでもなく、ただ孤独に拠り所を失ってしまっただけのようでしたし。その末路に至るきっかけは、愛する伴侶を失ったことに起因していたようですから、その行く末は容易にオルバにも反映されてしまうんですよね。結局、すべてはビリーナに掛かっているわけだ。
まあ、この姫さんならば。たとえ、大きなヒントがあったからとはいえ、殆ど独力でギルとオルバの真実に気づき、気づいた上で奴隷だろうと愛そう、と胸を張って行ってのけたこの女性ならば……うん、これほど偉大なる告白が、当人の前でなされなかったというのは大きな損失だよなあ。とは言え、その文言はオルバにも伝わるだろうし、それを聞いた時の彼の反応はぜひ見てみたいものがある。
というか、結局この二人のイチャイチャシーンって全然なかったもんなあ。あれだけ惹かれ合ってる様子がありながら……そもそも、二人が一緒にいるシーン、会話しているシーンからして貴重、というのもどうかとも思うのだけれど。
ちょっと意外だったのが、イネーリの扱いか。この人の立ち位置は、エピローグでの話を見ても相当に面白い位置に収まった様子。なんか、変な意味でビリーナと通じ合っちゃったみたいですしねえ。獅子身中の虫、になるかと思ったんだが……いや、獅子身中の虫にはなってるのかしら。なんかこう、野心をたぎらせながら、野心に身を滅ぼすような真似はしないだけの巧みさを、今回の一件で手に入れたようにも思えて、ふむふむ。

ともあれ、良い所ではいこれまで、と幕を下ろされたようなモヤモヤ感は残るものの、質実剛健としたファンタジー戦記として非常に素晴らしい作品でした。ごちそうさまでした。

杉原智則作品感想

烙印の紋章  11.あかつきの空を竜は翔ける(上)4   

烙印の紋章 11 (電撃文庫 す 3-25)

【烙印の紋章  11.あかつきの空を竜は翔ける(上)】 杉原智則/3 電撃文庫

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英雄への道を描く
戦記ファンタジー、第11弾!

 勢力を増すオルバの軍勢。もはや看過できなくなった皇帝は、オルバを帝都へ招くという強行手段に出る。
 一方、隣国エンデには、戦巧者の『小覇王』カセリア率いる東の大国・アリオン軍が迫るという事態に陥っていた。
 アリオンの野心はエンデに留まらず、必ずやメフィウス、ガーベラにまで及ぶ──。その危機を前に、オルバが、そして負傷をして祖国ガーベラに帰国したビリーナが行動を開始する!
たとえ、自分が死しても、現在生まれつつあるこの時代の流れが途切れぬように……。自分が死んだ場合すらも織り込んで動くオルバには、もはや私心というものは無いに等しい。その心に根付くのは、国の行く末への想いであり、民の安らぎへの想いであり、すべては人の上に立つ高貴なるものの責任であり義務感であり、赤心そのものだ。
オルバの、そのついに辿り着いた王としての境地を、誇りを、生き様を目の当たりにした時、涙がこぼれそうになった。感動に、打ち震えた。
彼は……オルバは生まれながらの王族などではない。国に対しても、民に対しても責任を持たず、それどころか大切な物を全て奪われ、己が身の上すら剣闘奴隷の身分に落とされ、底辺を、地べたを這いずってきた男だ。その心根は、自分から全てを奪い去った貴族や王、何より国への憎悪と復讐心に満ちていた。
彼には、生まれながらに高い地位を与えられ、それ故に自分に供する者たちに与えられたものを還元する義務である、高貴なるものの義務など、まったく関係がない。従う義理も、何もない。
その彼が、オルバが、現在、自らの死すら厭わずに、歯車の一つのように歴史の流れの中に組み込み、一切の私心を捨てて、まるで本物の貴族のように、王族のように生きて死のうとしているのだ。
今この瞬間を生き延びることだけで全てが完結していた剣闘士奴隷が、自分の死んだ後の世界のことを、想っているのだ。
私を殺して公に生きろと、幼い頃から教育されて育った存在だったならまだわかる。だが、この男は全てを奪われたマイナスから、たった一人で孤独に戦い戦い戦って、その末に、野心でも欲望でもなく、王の責務を選んだのだ。自分で、その生き方と死に方を選びとったのだ。
その境地に至るまでの過程を、彼の波乱万丈の人生をずっと目の当たりにしてきてなお、今のオルバの姿は夢のように信じがたい。こんな男が存在することが、信じられない。

今のオルバの魂は、完璧なまでの王の魂だ。
だがしかし、しかし、しかしっ、それなのに、彼の、オルバの真実の姿は、その正体は、皇太子ギル・メヴィウスのニセモノであり、最低の身分の、人以下でしか無い、剣闘士奴隷でしかないのだ。
どれほど乞い願おうと、どれほどその在り方が王となろうと……オルバは本物のギル・メヴィウスではないのだ。
その事実に直面した時の、彼の慟哭が、何故自分が本物のギル・メヴィウスではないのかという呪詛が、否応なく胸を貫く。その悔しさが、無力感が、胸を掻き毟る。その涙に咽んでしまう。

ああ、だからビリーナなのか。
彼女だけが、オルバを本物のギル・メヴィウスに出来る。オルバを、ニセモノではない本物に出来る存在なのだ。彼女に認められ、許されて初めて、オルバは自らを本物と認めることが出来る。
だからこそ、オルバから真実を告白することはなかったのだろう。それは、同時にビリーナに許しを請う事になってしまう。それではダメなのだ。あくまでビリーナが自分で気づき、自分で考え、その上でオルバという剣闘士奴隷は、ギル・メヴィウスという皇太子であるのだという真実を認め、彼がギルとして生きることを許し、ともに歩むことを選んだ時にこそ、オルバは心の底から王となれる。本物のギル・メヴィウスという呪縛から逃れられるのだ。
これは、剣闘士としてのオルバを知らないイレーヌでは絶対に出来ない、オルバを王ではなく駒としてしか見ようとしない、ただ自分の欲望の対象としてしか見ない彼女では絶対に出来ないことである。
剣闘士としてのオルバと身近に接し、皇太子ギルとしてのオルバと心からぶつかり合い、何よりオルバが王として生きることを志したきっかけであり、憧憬の対象であり、彼女のように在りたいと願った相手であるビリーナ以外では、絶対に叶わない事なのだ。
オルバという存在を、誰よりも考え、見極め、理解しようとしたビリーナ姫でなければ、彼女でなければならなかったのだ。

その時、初めてオルバは孤独の檻から、解き放たれる。

【てのひらのエネミー】以来、杉原智則作品の主人公は常に孤独だったように思う。たとえ友情をかわしても、恋情を向けられても、愛情が生まれても、作者の描く主人公は本当の意味で理解者が存在せず、ひたすら孤独の中に生きていた。
寂しい存在だった。
今、私ははじめて、作者の描く物語の担い手が、孤独でなくなる瞬間を目の当たりにしようとしているのかもしれない。
ようやく、ようやく、その時が訪れようとしているのかもしれない。
この予感が、叶うことをただただ願うばかりだ。

杉原智則作品感想

烙印の紋章 10.竜の雌伏を風は嘆いて4   

烙印の紋章 10 竜の雌伏を風は嘆いて (電撃文庫 す)

【烙印の紋章 10.竜の雌伏を風は嘆いて】  杉原智則/3 電撃文庫

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英雄への道を描くファンタジー戦記、クライマックス直前の第10弾!

 皇帝グールに対しついに反旗を翻したオルバは、辛くも緒戦に勝利しビラクを手中に収めた。
 帝都ソロンでは皇帝の専横がますます目立ちはじめ、メフィウス国内の風がオルバに吹き始めるかに見えた。しかし、隣国ガーベラとエンデでも内紛が起き、それがメフィウスにも影響を与え始める。
 ネダインでの反乱、そして竜神教の不穏な動きなど刻々と変化していく緊迫した情勢の中、オルバが選ぶ次の一手とは。そしてビリーナの覚悟とは。皇帝VS皇太子の行方ははたして――?
前回の戦いで、オルバにとっての最大の理解者、もしかしたらオルバ当人よりもオルバという人間をわかっていたかもしれない親友にして兄にして影だった男、シークを亡くしてしまったオルバ。これで、とうとうオルバは本当の意味で孤独となり、抱いてしまった理想を胸に、王への道をひた走るのだと思っていたのだけれど……それってつまりは今のオルバの最大の敵となった皇帝グールその人が歩んだ道に重なってしまうことになってしまうのか。度々回想で挟まれる、グールの若かりし頃の理想と覇気に満ち満ちていた姿が、今のオルバにあまりに似通っていることが、そんな印象を想起させてしまう。
シモンという、オルバにとってのシーク以上の親友が傍に居たにも関わらず、グールは彼自身の理想を叶えることが叶わず、今未来の敵となろうとしている。
オルバもこのままなら、たとえグールを倒しても彼と同じ夢敗れた道を歩むことになってしまうのかもしれない、という危惧が自然と沸き上がってくる。
孤独は、どれだけその人が強かろうと長い時間をかけて心を苛んでゆくものだ。たとえ今は良くても、オルバもまた……という不安を吹き飛ばしてくれる人こそが、ビリーナ姫なのだろう。この女性は驚くべきことに、自然とオルバと皇太子ギル・メフィウスを重ね見るようになり始めている。ふとした瞬間、この二人を無意識に同一視しているのだ。オルバの正体を知らないビリーナとの断絶は、どれだけ二人の距離が短くなろうとも決して無くならないものだと思っていた。これは、オルバの正体をビリーナが知ってもなお、変わらないものだと自分は考えていたのだ。その正体が偶発的な事故からバレてしまう、或いはオルバがビリーナに自分の正体を明らかにする、そのどちらのケースでも生半なことでは隔意が残ってしまう、ビリーナに何も無くとも、コンプレックスの塊であるオルバがビリーナに何らかの蟠りや引け目みたいなものを残してしまうんじゃないか、と思っていたんですよね。ところが、ビリーナは自らの力でオルバの真実に辿り着こうとしている。ただ、オルバという人物の人となりを知り、深く深く理解していくことのみによって、だ。
オルバにとって、敬意と尊崇、ある種の憧れの対象であったビリーナは、その焦がれの意味を変えていつしかもっと純粋な意味でも、男が女に抱く情の対象へと移ろうとしていることは、ビリーナを喪いかねない状況を前にした時のオルバの焦燥からも明らかであり、その感情の自覚はオルバ自身も気づきつつある。
もしここに、ビリーナの方からオルバの張り巡らした壁をすり抜けてくるようなことがあれば、それはオルバの道行を照らす、本当の光になるんじゃないだろうか。
生まれながらの皇太子であり、光り輝く存在だったグールと違い、オルバは呪詛と憎悪の中から生まれ、怨嗟を胸に地べたを這いずることから始めた存在だった。そこから、立ち上がり、剣を取り、自らが戰う理由を見つけ出し、叶えたいと願う理想を手に入れた、いわば叩き上げの存在である。彼が常に抱え続ける陰りは、彼を支える柱と言っていい。しかし、その支柱は常に負の方向へとオルバを引きずり込もうとする闇でもある。その闇は、ともすればオルバをグールよりも最悪の暴君へと導くものかもしれない。孤独は容易に、人の心を頑なにするものだからだ。理想も、固く凝り固まってしまえば悪夢に変わる。オルバの周りの人間が抱く危惧はきっと的外れではないのだろう。だからこそ、彼にはビリーナが必要なのだ。絶対に、必要なのだ。それを、改めて再認識させてくれる佳境の回だった。彼女は、きっとオルバが道を間違えることを傍にいる限り許さないに違いない。もし、オルバの正体に彼女が自ら気づき、彼の真実の中に踏み込みさえすれば、きっとそれは絶対になるはず。
それなのにまあ、この段階でビリーナとオルバを再び引き離す展開にするとは、作者も相も変わらず凶悪すぎるストーリーテラーっぷりである。この人、ほんとに主人公とヒロインを一緒にさせないよね。これだけヒロインと主人公の接触時間が短い作品も珍しいんじゃないだろうか。
辛うじて、パーシルがついにオルバ=ギル・メフィウスという真相に辿り着いた事により、シークに代わる腹心候補を身近に生じさせる事で、ビリーナ離脱のカバーをしているとはいえ……本当にもう。

隣国の内乱も相まって、状況は混乱の一途をたどる中、ただひとつわからないのが皇帝グールの思惑だ。この男の底しれなさ、考えの読めなさはクライマックス直前に至ってより顕著になってきている。単純に暴君として振る舞い、狂信の溺れたというのなら、ビリーナの提案にああも愉快気に乗るはずもない。単なる悪役とするには、あまりに振る舞いが不明瞭なんですよね。グールと本来血の繋がらない皇太子の身代わりだったオルバの関係にもますます疑念が募るばかりですし、最後までこりゃ目が離せないなあ。

シリーズ感想

烙印の紋章 9.征野に竜の慟哭吹きすさぶ4   

烙印の紋章 9 (電撃文庫 す 3-23)

【烙印の紋章 9.征野に竜の慟哭吹きすさぶ】 杉原智則/3 電撃文庫

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皇帝VS皇太子の戦いがはじまる! 英雄への道を描くファンタジー戦記!

 西方より舞い戻り“皇太子ギル”として復活をとげたオルバ。ビリーナとも再会を遂げ戦いに向け準備をはじめる。
 一方、皇帝グールは帰還したギルを偽物と断じ、一軍をアプターへ差し向ける。
 圧倒的な戦力差のなか、皇太子として反皇帝の狼煙をあげなければいけないオルバは、寡兵をもってして鮮やかな勝利を得るべく策を練る。
 両軍はついに激突の時を迎えるが──。

うがぁ、やりやがった。どうして、この作者は主人公ここまで孤独に追い込むの好きなんだろう。

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烙印の紋章 8.竜は獅子を喰らいて転生す4   

烙印の紋章〈8〉竜は獅子を喰らいて転生す (電撃文庫)

【烙印の紋章 8.竜は獅子を喰らいて転生す】 杉原智則/3 電撃文庫

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オルバ、決断す!
英雄への道を描くファンタジー、第8弾!


 銃撃を受け昏倒したオルバ。そして戦場で行方不明となったビリーナ。二人が身動きの取れないなか、メフィウスの再侵攻にそなえて西方各地より援軍がタウーリアへと集結してくる。
 一触即発の事態を前に、回復したオルバはとある決断をくだし、シークを密使としてアプターへと向かわせる。一方、その頃アプターでは、オルバの元部下たちの身に危機が迫り、またビリーナにも怪しい影が忍び寄っていた。
 はたしてオルバの決断とは、そしてビリーナの運命の行く先は!?
ビリーナとオルバ、この二人の運命はこれほど強固に絡まっているのに、どうしてこんなにもすれ違い続けるのか。今回ばかりはついに合流か、と思ったんだがなあ。いや、合流こそしなかったものの、オルバは今度こそ間に合ったと言える。兄や幼馴染の時はついに力及ばず、手を伸ばす機会すら得られず、失った事をあとになってようやく知るばかりだったのだけれど、ビリーナにはギリギリ間に合った。本当にギリギリ、それも運が良かったとしか言い様のない状況で。でも、あそこでオルバがビリーナ危機一髪の場面に遭遇できた事そのものが、オルバが行動を決断したため、皇太子として再び表舞台に出る決心を固めたため、ビリーナを助けるのだと思い定めた為なのである。運命が味方したとは言え、オルバ自身の意思が守りたい人を守れたわけだ。
なるほど、そう考えるとオルバにとってビリーナという人は既に兄たちと同列に扱われてるって事なんだよなあ。ビリーナ行方不明の報を聞いた時のオルバの焦燥、兄たちの時のように自分は手遅れだったのかと悔やむ様子を見るとわかるとおり、オルバにとってビリーナは兄たちの時と同じように人生を賭けるに値するだけの重きをなす相手になっていたわけだ。全くこの二人、殆ど行動を一緒にするどころかここしばらく逢ってすらいないというのに、人生をひっくり返されるほどの影響を与え合っているというのも不思議な話だよなあ。
尤も、彼と彼女が人生を揺り動かしているのはお互い同士には限らないんですよね。オルバと共に戦い、あるいは敵として戦った西方諸国の諸将や王族、あるいはメフィウスのローグ将軍など心ある人物たち、他にもビリーナの兄たちのようにオルバと逢う事で著しく在り方を変えた人達がいる。
面白いことに、この作品に出てくる登場人物って普通の戦記物からするとどうにも一流には成り切れない二流どころの有能ではあっても欠点も多い飛び抜けたところのない将帥や政治家ばかりだったのですが、これらの人たち、オルバと関わることでみんな一皮剥けだしてるんですよね。特に顕著にその辺が描かれてるのがビリーナに次兄なんだが、彼に限らず次兄の軍師や西方諸国の諸将もどうにも物足りなかった部分が今となっては見違えているのである。アークスのおっさんは相変わらずのような気もするけど(苦笑
オルバ自身も見違えるように以前と比べて成長しているのですが、その影響は彼一人に留まっていないのだ。それも、才能を開花させるという点にとどまらず、保守的で内に篭りがちな考えから、視野が広がり新しいものを受け入れる余裕を得て、思考の柔軟性と開放性を獲得しているような気がするのである。
まさに、新たな時代の風をうけているかのような。
時代が激動を迎えようとしている中で、確かに新しい風が吹きはじめようとしている気配が色濃く感じられるのである。
そして、その風の中心となる人物が、再び表舞台に立ったわけだ。
これは燃える。燃えざるを得ない。
本番、此処に開幕である。

シリーズ感想

烙印の紋章 7.愚者たちの挽歌よ、竜に届け4   

烙印の紋章(7) 愚者たちの挽歌よ、竜に届け (電撃文庫)

【烙印の紋章 7.愚者たちの挽歌よ、竜に届け】 杉原智則/3 電撃文庫

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 bk1

ビリーナ、再び表舞台へ! 英雄への道を描くファンタジー、第7弾!

 婚約者のギルを亡くし失意のビリーナだったが、その死の真相を探るため帝都ソロンを発つ。ホゥ・ランとも再会し、二人は再びアプター砦へ赴くことになる。
 一方、ガルダ打倒を果たしたオルバはタウーリアへと凱旋。束の間の平穏を享受する。しかし、そんな折にメフィウスによるタウーリア電撃侵攻の報が入る。
 グールの独裁がますます強まる状況の中、ノウェ&ゼノンやイネーリ、シモンなどの面々も次の一手への布石打つ。
 新たな戦乱の到来とともに、オルバとビリーナの運命も再び交錯する!

これは驚いたな。エスメナに対して改めて皇太子ギルとしての顔を晒したときのオルバの開き直りとも違う、平静さにはややも驚かされた。オルバ自身は自分が今後、どうするべきかまだ闇の中、どうしたらいいのか分かっていないのかもしれないが、どうやら彼の中の無意識は、エスメナへの態度を見る限りでは既に覚悟を決めているようだ。
でなければ、一度捨て去り逃げ出したはずのギルとしての顔を、ああも心揺るがさずに晒す事など出来ないだろう。
彼はもう一度、王族としての責任を背負う事を心の何処かで選んでいる。今度は私的な復讐を果たすために、皇太子としての立場を利用するのではなく、かつての自分たちと同じような無力な民に悲劇ではなく平穏を与えるために、皇太子としての立場を利用することを。
でも、今のオルバにはきっかけが無いんですよね。それが、オルバに自分の心の内に形作られていっているものを気付かせず、今後についてナニカをするべきなのだという強迫観念とその進むべき道が見いだせない事へと閉塞をもたらし、迷いを与えている。
もっとも、そのきっかけはそれこそ向こうから飛び込んできてくれるわけだが。
結局のところ、オルバには敵が必要ということなのだろう。戦うべき敵がいないところに、自ら飛び込んでいき、自分の理想を叶えるために多くのものを破壊し、変革することを厭わない、という強い野心が彼にはないのだ。あれだけ横柄で我が強いくせに、無抵抗だったり元々無関係な相手に対してエゴを貫き押し付ける事を苦手にしているようにすら見える。一度、敵とすれば闘争心を滾らせ、喉笛を噛みちぎらん勢いで引きずり倒そうとするにも関わらず。
その点、今のグール王は新たな価値観を得たオルバにとって、敵と呼ぶにふさわしい存在になろうとしている。時代はまさに、もう一度オルバという男を表舞台に引きずりだそうとしているかのようだ。
そして、そんな彼の動向に呼応するように、ビリーナもまた動き出す。オルバとビリーナは、決して強い絆で結ばれた存在というわけではない。二人とも、お互いの存在について把握しきれず、手探りに少しずつ理解を深め、その人物像を描き出そうとしていたところだった。相手の実像が、自分にとってどういう意味を持つのかを考え思い悩んでいたところだった。まだ、答えが出せるような時期はなかった、多分、お互いに相手が自分の意識を大きく変えてしまう存在なのだという確信を抱き、ようやくちゃんと向きあおうとしてその心が触れ合った矢先に、オルバは自分の生きる目的を見失い、あのような形になってしまった。
だから、オルバとビリーナの関係というのはお互いに無視できない巨大な存在感を以て心の中に居座りながら、未だに始まってすらいなかった関係なんですよね。
主人公とメインヒロインでありながら、とんでもなく不思議な間柄の二人である。
未だに再会すら出来ていないけれど、まさにあらすじにあるように、引き寄せられるようにして、二人の運命は交錯していく。なるほどなあ、運命的とはさながらこういう事を言うのでしょうね。

もう一人、驚かされたのがエスメナ王女である。前回、人間的に大きく成長してその見事な政治的な振る舞いから故国を救うことになった人ですが、今回オルバに仮面を取らせたあとの対応を見るに、一人の女性としても大きく成長して魅力的になっているのが分かる。以前はもっと考えなしの思慮が浅く視野が狭い自分の感情を優先して何も悪いと思わないような子供でしかなかったのに。登場したときは空気も読めない甘えたの王女さまということで正直好かなかったんですが、あんな健気でオルバの事を良く考えてくれた態度を取られちゃあ、見直さざるを得ないですよ。
彼女に限らず、失敗や難事の経験を経て意識が変わり、人間的に成長するキャラクターが意外と多いんですよね。ガーベラ国の軍師&王子のコンビや、ボーワン将軍なども優秀だけど一流と呼ぶには色々と欠けたところの多い人材だったのに、随分とまあ見違えてしまって。
特にボーワン将軍なんかは、人間的にも立場的にも扱いが難しいはずのオルバを、かなり自然にその力を発揮できるように扱ってるんですよね。まだまだ経験は及ばないにしても、これならアークスの後を十分に継げるでしょう。

さて、ラストの展開によって、恐らくは否応なく雌伏の時を終えなくてはならなくなっただろうオルバ。出来れば、もうそろそろビリーナと再会して欲しいところですが、さて如何に。


ところで、グール王の若い頃と、今のオルバの性向に似通った所があるのは何か意味があるんでしょうかね? 少しこの点は気になるなあ。

2巻 3巻 4巻 5巻 6巻感想

烙印の紋章 6.いにしえの宮に竜はめざめる4   

烙印の紋章〈6〉いにしえの宮に竜はめざめる (電撃文庫 す 3-20)

【烙印の紋章 6.いにしえの宮に竜はめざめる】 杉原智則/3 電撃文庫

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 bk1

これで二巻連続でメインヒロインであるビリーナ皇女が登場しなかったよ!!(苦笑
仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。今の西方編はオルバという男が本物の英雄になるためには絶対に必要な過程であり、地理的な意味以上にビリーナは今はオルバと直接会っちゃだめなんですよね、言わば。今はむしろ会わないことで、オルバの中でビリーナという姫の存在がより大きくなっていっているわけですから。
今回、エスメナが王族として一回り成長するための大仕事をやってのけた上で、オルバの側に踏み込む大きな一歩を踏み出し、ヒロインの一角として存在感を増したわけですけれど、それでもまだオルバの中ではビリーナは色々な意味で特別だからなあ。

復讐を果たした事で、生きる目的を見失い無気力に戦場をさ迷っていたオルバに、前回、国に尽くし民に尽くす本物の王族の姿を目の当たりにしたことで、心理的なブレイクスルーがあったわけだが、それでも彼が皇太子ギルとして、自分が憎んできた貴族たちと同じく、徴兵された挙句に戦死した自分の兄と同じ無名の兵士を生きた人間ではなく戦場の駒として動かしてきていた事実に自己嫌悪を押えきれずにいたオルバ。それでも、そんな嫌悪と奴らと同じ存在になるという恐怖を乗り越え、オルバは再び他者を従え率いる立場へと立つ事を受け入れるのでした。
この時彼は、初めて、そうこの物語が始まってから初めて、自分のためではなく、民のために剣を取ったのです。人々を脅かし、無辜の民の平穏を打ち壊す魔道士ガルダの軍勢を打ち倒し、この地に平和をもたらすために。
とはいえ、彼が与えられた立場は傭兵たち数十人を率いるという格下の傭兵隊指揮官に過ぎず、戦場を左右するような指揮権は与えられていません。以前は皇太子として、自分の考えは誰にも邪魔されず全軍へと命令として通達でき、自由に動かせた。一介の傭兵となった今も、先日は彼の上司となった部隊長や将軍たちが出来た人物であり、オルバの人物を疑い嫌悪しながらも、気に食わない気持ちを飲み込んで、オルバの提言を受け入れ、戦場で共に戦うことでお互いに認め合うことが出来た、という幸福な経過を経ることが出来たのですが、これは彼らがよく出来た人物であったことに起因する幸運でしかなかったんですよね。元々オルバは他人に好かれるようなたちの人間ではなく、なまじ先日の合戦で活躍して名を上げ、連合軍の大将であるアークスに認められ出世した成り上がり者、しかも外国人、ということもあって、今度の戦いでは上の指揮官に睨まれ、自由に動けず意見は聞いてもらえず、という飼い殺しの状態に陥ってしまうわけです。
どれほど戦の流れを読んでも、それを戦場に反映できないという、今まで経験したことのないもどかしさ。無能な上司の下についた、有能な指揮官、という悲哀を嫌というほど味わうことになるわけです。
苛立たしさを隠せずにいるオルバですけれど、ここで腐ったり感情的にならず、もっと上手くやれたはず、相手との関係もここまで拗れずに済ませることが出来たはず、と自分の態度を反省するんですよね。以前の彼なら、ここで暗い情念を滾らせていたのに。
今のオルバが一心に思うのは、ガルダを倒し、この地に平和をもたらすこと。自分のためではない目的が、確固として定まっているために、オルバは儘ならない状況に陥っても決して立ち止まらないのです。自分にできることを最大限にやりつくし、無理矢理にでも手繰り寄せようとする。そんないい意味での強かさと一心不乱さが、今のオルバには備わってきている。
皇太子の影武者をやっていた時から持っていた戦術家、戦略家としての切れ味に、簡単に折れない強靭さが加わってきた、というべきか。そして、目的を達成するためにブレない純粋な信念。復讐のためだった黒々とした暗い炎ではなく、それは激しくも澄み切った青い炎。
そこには、野心の影が一切ないのがまた面白い。この戦争、上手くやればオルバは彼自身が西方地域を強引な形ではあるが、彼が支配権を握れるチャンスが紛れもなくあったわけですよ。無名の傭兵から、一気に成り上がれるチャンスがあった。多分、オルバも分かっていたはず。わかってなかったらあんな行動取らないもんね。でも、彼はここで予てから持っていた類まれなる政治的センスや見識を、自分のためじゃなく、この地のために駆使するのです。
ここで彼が行った行動は、以前の王族や貴族といった支配階級をただただ憎悪していた頃のオルバだったら絶対に出来なかったもの。王族や貴族がシステムとして有効であり、またその立場に立つ人間がふさわしい人格と能力を持っているなら、それは少なくとも現在の時代では最良の平和裏に地を治められる統治システムだ、という現実をこの時の彼はしっかりと飲み込んでいることがわかるのです。

ガルダの内乱が収まり西方に長らくなかった本物の平穏が訪れる可能性が高まった中で、目の前の目標が達成されるオルバが果たして今後どうするつもりなのか、身の振り方をどうするのか考えていたのかはちょっとわからないんですけどね。果たして、メフィウス国に戻るという考えが少しでもあったのか。あのシーンで、彼がギルを名乗ったのは絶体絶命の状況を打破するため、だけだったのか。もしかしたら、少しでももう一度ギルを名乗る覚悟を、心のどこかで持っていたのかも、と思わなくもないんですよね。彼が、まだビリーナのことを気にしていた以上。
ともあれ、オルバがどうするつもりだったかは永遠に分からなくなってしまったのですが。
ラストの急展開は、必然的かつ強制的にオルバに選択肢を迫ることになるのでしょう。もう一度、皇太子ギルに戻るか否かを。
ただ、以前の彼と違うのは、その内面とともに、ギルというメルフィズ皇太子という立場や才能ではなく、オルバという人間を支持し受け入れてくれる仲間と呼べる人たちが出来始めていること。これは、大きいですよ。皇太子時代は、本当に孤独で周りに誰もいなかったオルバを思うと、これは彼の内面の変化以上に大きな変化と言えるのではないでしょうか。
西方編もこれにて一応終了。激動への展開へとなだれ込み、さあ、ますます面白くなってきました!!

2巻 3巻 4巻 5巻感想

烙印の紋章 5.そして竜は荒野に降り立つ4   

烙印の紋章〈5〉そして竜は荒野に降り立つ (電撃文庫 す 3-19)

【烙印の紋章 5.そして竜は荒野に降り立つ】 杉原智則/3 電撃文庫

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衝撃的な第一部終了から七ヶ月。一応、ちゃんと第二部が始まるとは後書きで書いてあったものの、万が一打ち切りだったらどうしようと気を揉んでいましたが、無事第二部がスタート。
前回、自分に与えられた帝国の皇太子という身を殺害することで念願の復讐を果たし、名もなき傭兵へと戻り帝国から姿を消したオルバ。今まで築きあげてきたものを全部投げ捨ててしまった行為に、いったい何を考えてこんなリスクの高い展開にしたのかと疑問に感じていたが、新章でのオルバを読んでこれが必要な展開だったのだと深く納得させられた。
思えば、その身の上から権力者階級に対して拭いがたい憎悪と侮蔑、嫌悪感を持っているオルバという人物には、どうしても限界があったと言える。その才覚を振るえば揮うほど、彼は自分があれほど憎んでいた権力者に成り下がり、かつての自分や兄のような名もなき一兵卒を駒のようにしか捉えられず、無感情にその生き死にを動かしていくという矛盾に苛まれていた。それでも、復讐を果たすという目的があった時はそれにしがみつけば良かったが、復讐を果たして閉まった時に彼がそのまま権力者の座に残った侭だった場合、彼の復讐の念によっていささか歪んでしまっていた精神は、いったいどうなってしまっていただろうか。おそらく、矛盾に押し潰され、もう修復しようのない歪みを生じてしまったのではないだろうか。
彼に取って、一度皇太子という立場から離れる事は、絶対に必要な事だったのだ。今までのオルバでは、復讐者以上の存在になるには限界があったのだ。彼には才覚はあっても、王となるための魂の器が足りていなかった。

なんの権力も威光も持たないただの傭兵に戻ったオルバは、生きる目的を失い抜け殻のようになりながら、それでも剣闘士奴隷として生きた経験しか無い以上、剣で生きることしか知らず、再び仮面をつけて帝国から離れたタウラン地域に移り、そこで一兵卒として戦場に立つことになる。
幾多の小国家が乱立し、長年戦乱が収まらないタウラン。そこは今、ガルダと呼ばれる謎の魔術士の起こした戦によって、混乱を極めていた。腕の立つ兵士が何よりも求められ、力なき民衆からは平穏が奪い去られた血塗られた戦野。
そこでオルバが目の当たりにしたものは、彼が今まで抱いていた既成概念を木っ端微塵に打ち砕く真実であった。それはすなわち、彼の限界を打ち砕くものであり、その真実を受け入れると言うことは、今までの彼が決して得ることが出来なかったであろう「王」たる器を、彼が備えることが出来るようになった、と言うことと同意義なのである。
と、同時にその真実は彼が頑なに目を逸らし、真正面から見る事を避け続けたビリーナ皇女という存在を、彼女がいったいどんな女性だったのか、どんな皇女だったのか。それを、オルバが偏見を除いて見つめることが叶ったと言うことでもある。
この時彼は、王として立つ気概と器を手に入れると同時に、絶対に守らなければならないものも手にいれたのかも知れない。
復讐者でしかなかった剣闘士奴隷たる男が、皇太子たる身分を捨て、ただの傭兵に戻ることで、国のため民のために立つ高貴なるものの義務を知り、守るべきものを持つ騎士たる思いを胸に宿すことで、一回りもふた回りも大きくなり、戦う目的を取り戻したのだ。
数奇な運命で皇太子の影武者という身分を手に入れ、その才覚を目覚めさせ、帝国内部で赫々たる戦果を次々とあげて、周辺各国に名を知らしめただけでも、充分戦記ロマンとして魅力的な話だったのに、一旦その身分を捨て去り、再び別天地で一兵卒からのし上がろうというのだ。それも、人物としての魅力や可能性を遥かに高めることに成功しながら、である。
これほど叩き上げ、という言葉が似合う男も珍しい。正直コレは、あのまま皇太子の影武者として帝国に残っていたよりもダイナミックで劇的な展開が待ち受けている事が容易に想像でき、ワクワクが止まらない。
元々期待していた作品ですが、これは本当に続きが楽しみな大作になってきましたよ。

ヒロインたるビリーナ皇女は今回まったく出てきてくれず、残念だったのだが、後書きを読む限り、それほど捨て置かれることはないようなので安心した。この変化し成長したオルバには、絶対ビリーナが必要ですもんね。

烙印の紋章 4.竜よ、復讐の爪牙を振るえ4   

烙印の紋章〈4〉竜よ、復讐の爪牙を振るえ (電撃文庫)

【烙印の紋章 4.竜よ、復讐の爪牙を振るえ】 杉原智則/3 電撃文庫

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前巻で兄ロアンの末路を知り、皇太子という立場に溺れてしまい、復讐を後回しにしてしまっている自分に気付いたオルバ。
だが、敵である自国の将軍オードリーに、復讐心を滾らせるも皇太子という立場がその復讐への実行を阻む。
彼が長年奴隷剣闘士として地べたを這いずるようにでも生き抜いてきたのは、まさにこの復讐を果たすため。オルバが皇太子の身代わりとなったのは偶然で、彼には復讐以外の目的などそもそも何もなかったのに、ここで皇太子の彼に従う者たちへの責任、という縛りが彼の身動きを取れなくするとは思わなかったなあ。彼の怨讐の強さは、そういう縛りを無視してもおかしくない狂気じみたものがあったわけだし。
ただ、彼の中には憎むオードリーや貴族たちと同じ、醜悪で自分本位な人間にはなりたくない、という想いがあり、それがオルバの自制心となっているんだろう。それは決して、彼に従ってきた元奴隷たちの事を本当に慮っての事じゃない、というのはオルバという主人公の、幾多のラノベの主人公から逸脱した部分なのかもしれない。オルバって潔癖だし思いのほか義理がたいんだけど、本質的に他人の身を案じたりする優しい性格じゃないんですよね。そこが、他人を受け入れず味方や仲間はいても、同志や親友たる人物はいないという孤高の源泉とも言えるのかもしれない。その僅かな例外が、ビリーナ王女なんでしょうけど。オルバは、例外的に彼女の事だけは自分の事のように心配し、知らず知らず気遣い配慮してしまっている。オルバは随分、そんな自分に戸惑っているようだ。そこが、彼女への距離感の取り方のぎこちなさにもつながっているように思える。受け入れようとして見たり、でもやっぱり突き放したり。
敵国の侵略を受けたビリーナの故国ガーベラに救援を送ることに拘ったのは、ビリーナのためという以外に理由はないしなあ。もちろん、皇帝グールへの牽制という意味合いも持たせることはできるだろうけど、それらは結局後付けの理由になるんだろうし。
その意味では、やっぱり唯一ビリーナこそがオルバに寄り添える可能性を持った人間なんですよね。
なんだけど……やっぱりなかなかうまくいかないよなあ。ビリーナからすると、オルバのヒミツは知らないし、彼の自分への態度の不安定さは此方から手を伸ばそうとすると、すっと透かされる感じがして、なかなか踏み込めないだろうし。ビリーナ本人も決して他人とうまく付き合えるような器用なタイプじゃないですしね。でも、必死で自分の婚約者となった相手の事を知ろうとし、近づこうとしているのにそれがなかなか叶わない彼女の苦悩は胸を突くものがある。
だいたい、最後はあんな展開だもんねえ。オルバは、義理堅いしちゃんとガーベラ方面の一件には相応の決着をつけてから、ああいう真似をしたのはそれこそビリーナの事を想っての事なんだろうけど、彼女に何も言わずやらかして放置している時点で、この野郎が他人の心を真の意味で慮れない人間である事は明らかでしょう。気遣ってる相手にあの仕打ちはないわ。
本人が復讐心に擦り切れそうで、さらに長年の怨念が晴らされた後になっては虚脱感に半ば放心状態で人の事なんか考えてられなかった、というのもあるわけだから、同情は出来る。というか、あの状態でガーベラの一件を見事に収めてみせたのは、むしろ称賛すべきなのかもしれないなあ。
いや実際、オルバの心身の摩耗度を考慮に入れなくても、ガーベラの国境紛争の手打ちのさせかたは、政略戦の芸術的な一手と言っても過言ではない見事なものだった。オルバの才能って軍事面だけでなくこうした政略面にまで及んでいるとなると、確かに軍師だの腹心だのはいらないよなあ。
オルバのモデルが織田信長だというのもむべなるかな。信長に対する村井春長軒となるべき人物もどうやらあの人がいるみたいだし。
そう、確かに同志ともいうべき存在はそばにおらず、彼の行動はすべて彼の頭脳から出ているという一人の戦いを続けているオルバだけど、味方ともいうべき人は、彼の英雄的な行動に感化され、心動かされていく人たちは着実に増えてるんですよね。オルバの素性を知るかつての奴隷仲間たちも、徐々に変わってきていて、オルバの方に踏み込むようなそぶりを見せている。オルバ本人も、憎みさげすんできた貴族の中にも、一廉の人物がいるのを認め、なによりビリーナという眩いまでに真っすぐな存在に心動かされ、意識が変わってきている。
復讐という個の目的を達した今、彼が何を目指して生きていくのか。それが試される段階で、ああいう展開になってしまうとは。
それだけ限界で、休息が必要だったんだろうけど……。もっとも、オルバの知略を考えれば、この展開さえその先の布石として繋げるための策、とすることになってもおかしくはない。実際、現状では皇帝グールとの対立は危険水域に達していたし、暴君への道をひた走る今のグールの事を考えると、オルバがとった選択は逆にのちのち大きなアドバンテージとなってくる事も大いに考えられる。
でもやっぱりビリーナは可哀想だよなあ、これ。あとで戻ってきても拗れるぞ、これは。


あと、オルバに対する爆弾となっているイネーリだけど、この人もどう転ぶかわかんないんだよなあ。ビリーナに対する憎悪に近い対抗心と、虚栄心に野心。それらを見るととにかくアブナイ人にも見えるんだけど、ビリーナとのやり取りで僅かに窺えた隙、というかビリーナへの対抗心の躓きを見ると、もしかしたらビリーナとうまくやれるかもしれない、という可能性も見えなくはないんですよね。
ゼノン王子が、あの小賢しいだけで実のところあんまり役に立ちそうになかった軍師と和解し(軍師があそこまで自分のこれまでの生き方、やり方を自省するとは思わなかった。上に書いたように自分は今まで彼の事を対して優秀には考えてなかったのだけれど、今後は認識を大きく改めるべきだろう)、手を結んだように。
まー、無理だろうけどw
でも、これまで常に主人公のみならず、キャラクター同士を孤立させ、真の意味で絆を結ぶことなく描いてきた著者が、この作品では徐々にこれまでと違った人間関係の繋がりを描き出そうとしている気もするんですよね。
あとがきを読む限り、よっぽどうがった味方をしなければ無事に続きたる五巻も出るみたいだし、この作品がどう変わっていくか、出来れば最後まで見届けたい。ほんと、続き出してくださいよ。頼みますから。

烙印の紋章 3.竜の翼に天は翳ろう4   

烙印の紋章〈3〉竜の翼に天は翳ろう (電撃文庫)

【烙印の紋章 3.竜の翼に天は翳ろう】 杉原智則/3 電撃文庫

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「心身ともに皇太子になりすぎている」
ゴーウェンの呟きを最初読んだ時は、何かのフラグか何かかと顎を撫でてみたりもしたけれど。通して読み終わってから思い返してみると、伏線というよりも現在のオルバが陥っている陥穽を的確に指摘した含蓄ある言葉だったのかと感心してしまった。
今のオルバの目的は、確か自分の家族を殺した貴族への復讐であり、奴隷剣士として働かされてきた怨念を晴らすことだったはずなんですよね。ところが、一応復讐については忘れてはいないものの、今のオルバは皇太子ギルとして自分の中に眠っていた軍事の才能を駆使するのに夢中になってしまっている。
本来なら国への忠誠なんてものはどこにもないはずなのに、彼の行動は皇太子ギルという立場に基づいたものになってしまっていて、そこにはオルバとしての目的も行動指針が何もない。
確かにこの巻でのオルバは、皇太子になり切り過ぎていたように見えました。そのオルバとしての自分とギルとしての自分との錯綜のしっぺ返しは、ラストに兄・ロアンの足跡に出くわすことで見事に調子に乗っていたオルバを打ちのめしてしまうわけです。
自分がいつの間にか、自身が憎み呪っていた貴族たちと同じような高みから、民や雑兵たちを見下ろすモノになり切ってしまっていたことに気がつかされ、泣き崩れるオルバ。
ただねえ、これを誰に指摘されるでもない、自分自身で気づいたっていうのは大きいと思うんですよね。自分自身、というよりも、敬愛する兄の優しい無言の嗜めにより、気づかされたというべきか。
そろそろね、オルバには自分の才能を使うのを目的ではなく手段としてほしいと思っていたんですよ。加えて、復讐や怨念という過去に拘泥するのではなく、皇太子ギルとしてではなく、奴隷剣士オルバの立場で、未来に何か築こうとする目的を持ってほしいなあ、と考えていたので、これはもしかしたらオルバが進む道の大きなターニングポイントになるかもしれないと思ってしまうのです。
誰にも心許さず、本心を明かさず、彼の秘密を知っている仲間にすらどこか距離を置いている孤高の男。でも、この巻でオルバが見せた行動は、徐々に他人との間に築いた壁の高さを下げていっているようにも見えたんですよね。ビリーナに自分の策を伝え、彼女に一つの戦場を任せたところなど、これまでの彼には見られなかった余裕、にも見えるわけで。
いつか、ビリーナとは秘密も本心も何もかも共有できる、本当の同志になって欲しいところなんだけど……あのラストの展開がオルバの中に生じていた余裕にどんな影響を与えるのか。オルバが泣き崩れている場面を目撃してしまったビリーナ、その事実が二人の関係に与えるものは。
このへん、どちらにも転んでいきそうで、なかなか油断できない引きだったように思いますね。引きといえば、オルバの正体について登場人物中もしかしたら一番厄介な人物が強い疑念を持ってきてしまったようで、どうなることやら、はい。
皇帝と皇太子の不仲や、周辺諸国の重鎮とギルの個人的な関係の構築など、色々今後の展開として憶測可能な範囲が広がってきているわけですけど……うーん、やっぱりもう少しオルバには親身になって味方してくれる仲間が欲しいよなあ。本来ならゴーウェン、シーク、ホゥ・ランあたりがその役割を担う立ち位置にあるんだろうけど、この人たちとオルバの関係って、けっこうサバサバしていて、忠誠や友情とは程遠い感じがするからなあ。
でも、このままビリーナを除くすべての人間関係が打算の産物のまま、最後まで駆け抜けたら、それはそれで凄いし面白いような気もする。


烙印の紋章 2.陰謀の都を竜は駆ける4   

烙印の紋章 2 (2) (電撃文庫 す 3-16)

【烙印の紋章 2.陰謀の都を竜は駆ける】 杉原智則/3 電撃文庫

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なーんか、読んでる間中、違和感と言うか妙な感覚に苛まれていたんですよね、この作品。感想書くにあたって色々と見直していたら、なんとなくわかってきた。
この作品、奴隷剣士が不慮の事故から死んでしまった帝国の皇子の身代わりに仕立て上げられ、その立場を利用して家族を殺された自身の復讐、奴隷剣士としての悲惨な境遇への怨念を晴らさんとする物語なんですけど。
王道的には、こうした高貴な血筋の身代わりになった主人公には、事情を全部知りながら味方になってくれるブレインが大概いるもんなんですよね。
ところが、この物語の主人公オルバの周りには、そうした頭脳労働を担当してくれる味方が一人もいないもんだから、策を巡らすのも敵方が仕掛けてきた陰謀を回避する手段を講じるのも、全部オルバ一人が手配し、手を回し、情報を集め、分析し、作戦を講じ、準備を整えなければならないわけです。
大変だよ!(笑
考えてみるとこのオルバ、頭脳労働担当だけじゃなく、まともに身近な所に味方がいないんですよ。同じ奴隷剣士仲間の事情を知っているやつは何人かいるものの、そいつらはあくまで彼の剣となって戦う立場の連中で、決して同志でもなんでもない。本当なら、もっと近しい運命共同体というべき関係にもなれるだろうけど、この二巻にはほとんど登場すらしない。
オルバはあくまで一人なのである。

思えば……なんでかこの杉原智則という人の書く物語の主人公は、みんな孤独なんですよね。過去の作品を振り返って見ても、【てのひらのエネミー】など、ヒロインですら主人公の置かれた立場もあり様も理解せず、共感せず、同じ道を歩めず、そもそも知りすらせず、すれ違って行くわけです。
この物語でもオルバはひたすらに孤独。本来なら彼を利用する立場である貴族のおっさんは、どう考えても三下で、役者不足。皇子が死んだことを秘匿して独断でオルバを身代わりに添えつけるなどという、ばれたら一族郎党皆殺しにされかねない危険な橋を渡っておきながら、具体的な動きに出る事もせず、ぐだぐだと夢想に耽っているばかり。その上、オルバに対してまったく手綱を引けてないあたり、まったく愚物としか言いようがない。
この二巻で登場したパーシルに秘密を打ち明け、味方に引きずり込んだら頼もしいことこの上なかっただろうに、このオルバは何を考えてるのか自分が皇子の影武者だという事実を伏せたまま、首根っこを押さえる形で従えるという挙に出ている。
自分に自信がないのだろうか。
この巻では、皇子としての自分と奴隷剣士としての自分の考え方、有り様がそれぞれの立場で考え事を巡らすたびに乖離が目立ちはじめ、オルバは果たして自分はいったい何者として動いているのかがわからなくなり、アイデンティティがぐらつき始めている。敵方の陰謀を阻止するのは何のためなのか。帝国を恨み憎んでいる自分が、結果的に帝国や貴族どもを助けるはめになっていることに懊悩し、かつての自分と同じ奴隷たちを仲間としてではなく手ごまとして見ている自分を嫌悪するオルバ。
自分の在り様に迷いが生じている今のオルバには、パーシルたちに素直に自分を曝け出すことができなかったのかもしれない。

そんな彼の指針となるかもしれないのは、やはりヒロインであるビリーナなのだろう。腐った貴族たちと違う、孤高で誇り高く、自分を取り巻く境遇や周りの目に屈することなく、戦い続ける幼い姫君。
その姿に反発と共感、憧憬という複雑な感情を抱きながら、いつしか彼女の存在を無視できなくなっている彼の進む道を、いつか彼女が照らし出してくれることがあるのだろうか。復讐と怨念のみで突き進む道は無明の修羅道でしかなく、彼が皇子だの奴隷剣士だのという身の上に拘らず、ただのオルバとして胸を張って戦える道があるのだとしたら、きっと彼女を守るための戦いなのだろうから、出来ればいつか、彼女と同じ道を進み、同じものを見ることが出来る場面がくればいいと願うばかり。
でも、これ書いてるのは杉原智則さんだからなあ(苦笑
 

7月4日

松本直也
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稲垣理一郎/Boichi
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藤本タツキ
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阿賀沢紅茶
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マポロ3号
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土田健太
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7月1日

紙城 境介
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メソポ・たみあ
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ナナシまる
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晩野
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黒野ユウ/遠野九重
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大和田秀樹
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6月30日

之 貫紀
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新城一/海月崎まつり
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キダニエル/四葉夕卜
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6月29日

榊 一郎
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弥生 志郎
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雨宮 和希
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虎走 かける
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謙虚なサークル
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深山 鈴
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右薙 光介
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火事屋/蛙田アメコ
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
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伊吹 亜門
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柴田 勝家
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
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猫夜叉/亀小屋サト
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たくま朋正/伊藤暖彦
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綾村切人/ナフセ
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結城鹿介/髭乃慎士
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幌田
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6月25日

十文字青
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鬼影スパナ
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迷井豆腐
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篠崎 芳
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寺王
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御鷹穂積
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メグリくくる
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雨川水海
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江口 連
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和島 逆
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KK
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雨川透子
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6月24日

芝村 裕吏
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志瑞祐
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長月 達平
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長月 達平
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三月みどり
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衣笠彰梧
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九十九弐式/すかいふぁーむ
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甘岸久弥
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yokuu
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天ノ瀬
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ラチム
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櫻井 みこと
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御手々 ぽんた
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支援BIS
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藤也卓巳
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ひろやまひろし
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ひろやまひろし
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横田卓馬/伊瀬勝良
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ぶんころり/プレジ和尚
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
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水無月すう
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鈴見敦/八又ナガト
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御宮ゆう/香澤陽平
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人生負組
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ZUN/水炊き
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神地あたる/白米良
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黒杞よるの/雨川水海
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村光/ベニガシラ
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七六/鬼影スパナ
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天羽銀/迷井豆腐
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白砂/麻希くるみ
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木乃ひのき/雨川透子
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
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押切蓮介
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小林湖底/りいちゅ
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深見真/真じろう
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金田一蓮十郎
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佐藤真登/三ツ谷亮
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萱島雄太
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優風
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
Amazon


東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
Amazon B☆W


佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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稲葉光史/山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)
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琴子/TCB
(ガンガンコミックスONLINE)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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雨後一陽/とちぼり木
(ガンガンコミックスUP!)
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西島ふみかる/白縫餡
(ガンガンコミックスUP!)
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雨沢もっけ
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/松元こみかん
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/春夏冬アタル
(ガンガンコミックスUP!)
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リキタケ/三木なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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琴子
(SQEXノベル)
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猫子
(SQEXノベル)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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榛名丼
(SQEXノベル)
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蝉川夏哉
(宝島社文庫)
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貴戸湊太
(宝島社文庫)
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