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獅子は働かず_聖女は赤く

獅子は働かず 聖女は赤く 5.かくして、あいつは働いた3   

獅子は働かず 聖女は赤く 5 かくして、あいつは働いた (集英社スーパーダッシュ文庫)

【獅子は働かず 聖女は赤く 5.かくして、あいつは働いた】 八薙玉造/ポンカン─.后璽僉璽瀬奪轡緤幻

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さらわれたアンナを取り戻すため、“裏切りの獅子”ユリウスは中央教会の本拠地である教都ノヴァリアを襲撃した。激戦の末、アンナを取り戻したユリウスだったが、“焔鎧王”マルテは損傷。その窮地を救ったのは聖なる黒竜と化したサロメだった。彼女の力でアンナと共にガルダ正統帝国に逃げ延びたユリウスだが、教皇ヴァルターはそれをきっかけとして、セレスター王国と共にガルダ正統帝国討伐の軍を挙げる。大軍と共に迫る四機の御使い。戦を阻止するため、ユリウスとアンナは傷ついたマルテ単騎で立ち向かう!竜と鋼と魔女のファンタジー時々コメディ、ここに完結!!

もはやヴァルターが名前じゃなくて「腰痛」が代名詞になっちゃってるあたり、これほど不憫なラスボスも滅多と居ないんじゃないだろうか、と目尻が熱くなってしまった。竜に変身したなら腰痛が解消されるなら、もうずっと竜で居なさいよ、と言いたくなるくらい。
でも、「腰痛」呼ばわりされてる頃のヴァルターの方が愛嬌があって良いキャラだったんですけどね。ラスボス足ることを選んでしまった彼の宿業は、自身の在りようすらも歪めてしまうほどのものであり、希望を標榜しながらもそこにサロメと同じくらいの絶望が垣間見えて、なんだか哀れですらあったのでした。すべてが終わった時、重石から解き放たれたような安堵が感じられてしまった事が、何とも哀しくてねえ。
すべて諦めてしまっていたサロメも哀しい存在でしたけれど、諦めることが出来なくて頑なに、それこそ腰をイワシてしまうほど頑張り続けたヴァルターもねえ、辛かったねえ、と終わってみれば労ってやりたい気分に。
もっとも、その頑なさにどれだけ血が流れたかを思えば苦しい所なんだけれど、全部が全部彼のせいなどではなく、教団の在りようなんてものは時代の趨勢なんて部分も大きかったでしょうしね。【赤き聖女】マルレーネの悲劇なんて、その際たるものだったのでしょうし。
だからこそ、ヴァルターのあのラスボス化はある意味逃れがたい教団の宿業を一度破壊し、時代を一つ進める役目を担ったとも言えるのではないでしょうか。ヴァルターのそれは、教団の宿痾の部分を全部背負い、残った教団の人々に人間として正しい道を選ばせる形になったわけですし。
魔女への迫害も、教団の独善性の暴走も、固定観念そのものもぶち壊していってくれたのですから。
尤も、それが為されたもの、アンナの呼びかけがあったからこそですし、その呼びかけに応えるだけの善性と人として正しい信仰が、セレスター王国や帝国の首脳部や、教団の騎士たちにあったからこそ、と思えば、この大団円はまさにみんなの勝利、だったんですよねえ。
壊れかけのマルテただ一騎で、教団の御使い四機と渡り合うことになる総力戦から、まさかの大どんでん返しとなる、残ったすべてのキャラクターの総力を結集した大々総力戦。ラストバトルとしては十分の盛り上がりだったのではないでしょうか。

さすがに、もうクライマックス一直線の佳境も佳境で、悠長にいつものキレキレの掛け合いに興じるコメディパートは少なくて、なによりいつものアンナさんのごきげん連続殺人未遂事件もなく、アンナさん真面目なほうに頑張ってて、噂の歩く超危険人物的には非常に大人しかったので、その意味では少々物足りないものもありましたが。恒例のサロメお師匠様弄りも、お師匠様一杯一杯すぎてできなかったですしね。
それでも、ようやくつかみとった平和の中で、十分アンナさん自由に暴れるがよろしいですよ。サロメ師匠の弄られポディションは、もう生涯変わらなさそうですけどw
完結、お疲れ様でした。

シリーズ感想

獅子は働かず 聖女は赤く 4.あいつ、我とか言いだしおった4   

獅子は働かず 聖女は赤く 4 あいつ、我とか言いだしおった (獅子は働かず 聖女は赤くシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

【獅子は働かず 聖女は赤く 4.あいつ、我とか言いだしおった】 八薙玉造/ぽんかん(8) スーパーダッシュ文庫

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「君は世界を変えられるんだ」
ついに明らかになったアンナの秘密!
運命に翻弄される少女が選ぶ明日は!?

《裏切りの獅子》ユリウスと、見習い修道女アンナの旅は転機を迎えた。魔女たちの隠れ里《茨の城》を巡る戦いで、ユリウスは中央教会の精鋭《獅子の牙》を打ち破った。しかし、満身創痍の彼は倒れ、アンナは中央教会に連れ去られてしまう。
大きな秘密を抱く彼女を利用しようと策謀が巡らされる中、再び立ち上がったユリウスは、《竜の魔女》サロメたちと共に中央教会の中枢、教都ノヴァリアに襲撃をかける。しかし、彼の前に立ちはだかったのは、驚くべき敵だった!!
竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ第四弾!

もうヤメテ、お師様のライフはとっくにゼロよっ!! 
なんで出てくるキャラ、みんなしてお師様ディスるんだよ。元々サロメって最初からライフゼロの超弱キャラだけどさっ、確かに暇さえあれば苛めたくなるようなキャラだけどさ!!
崇め敬い親愛をこめてディスる、ってちょっとした新境地だよね。これだけ身近な人達に慕われ大切に思われながら、けちょんけちょんにけなされてしまう人が居ただろうか。一応一番の年長者で、実際に功績も確かで<竜の魔女>なる悪名で恐れられる偉大な賢人であり、主人公にもお師様と呼ばれる指導者であり教導者であり、偉くて大変な人だというのに……ここまでチョロくて弱くて押すと引いちゃうどころか、足をもつれさせてひっくり返って後頭部打って悶絶して泣いちゃうような人だというのは、なんなんでしょうねこれ。サロメ師匠については、ちょっと似た類型が思い浮かばない。ナチュラルボーンキラーズなメインヒロインというアンナさんも相当独特で他の追随を許さないガラパゴスなヒロインだけれど、サロメのこれは全く新しいキャラなんじゃないかな。少なくとも、自分は彼女を表すキャラの属性を思いつけない。

というわけで、アンナさんを連れ去られ、自身も心身ともにボロボロに傷つき昏倒したユリウスが再び目を覚ました時に寝ていた場所は、当初の目的地だった魔女たちの隠れ里。そこは、元々サロメが作り、世間から追われた魔女たちを匿っていた場所であり、そこにいる魔女たちはサロメを母として慕っていた。これまでのサロメの発言からして、自分は単に<茨の城>の関係者の一人にすぎない、みたいな顔をしてからに、実際にはサロメ自身が創設者であったわけです。ホントにこの人は弱キャラのくせに、実際にやってることは凄いんだよなあ。ホント、この人がやってるとは思えないくらいの実績なんだが。助けられ守られてきた魔女たちの方も、サロメをお母さんと呼んで慕っているくせに、その扱いときたら酷いのなんの。お師様と呼び崇めながら、サロメに働かせて日銭を稼がせ、食事や洗濯などの家事も押し付けて自分は優雅にニート決め込んでいたユリウスもかくや、という木っ端扱いである。
誰か、サロメに優しくしてあげて!!
そのうち、打算で優しくしてくれる結婚詐欺師とかに引っかかりそうで正直こわいです。

何とか動けるまでに回復したユリウスは、当然のようにアンナを取り戻すために動き出す。働きたくない働きたくない、とサボることばかり考えながらその実、勤勉な働き者だったりするユリウス。ただ、今回ばかりは仕方なしに、というわけには行かず、義務にかられてでも大切な人の遺言を守るためでもなく、気づいてしまった自分の想いに殉じる形でアンナをさらった帝国に乗り込むことに。
立ちふさがるのは、残された最後の「獅子の牙」、かつてのユリウスの同僚たち。まったく、「獅子の牙」という連中はどいつもこいつも、キワモノ揃いか!!
ヤンデレコルネリアが一番マトモとか、どういう一団なんだこの連中。仮にも神聖なる異端審問の執行機関のはずなんだが、とても宗教的な狂信性が見えない連中なんですよね。宗教的じゃない狂乱性については極め付きもいいところなのですが。
とりあえず、この古豪アンドレア爺さんは、真性にヤバイです。というかダメです。あんた、孫くらいの年齢の少女にナニ本気になってるんだーー!! 隠せてない、そのヤバゲな恋愛感情、まったく隠せてませんから!! 老いらくの恋どころじゃねえですってww
これがもっとこう、落ち着いた老人の秘めた静かな恋心、とかだったら叙情的で素敵にすら思えるのかもしれないけれど、こいつのは駄目だ。どう見てもただの「ヘンタイ」にしか見えないw
ただ、相手の超秀才の少女のほうが特に嫌がってもいないので、別にいいのか、セーフなのか? 単に気づいていないだけじゃないのか?w 誰か、教えてやんなさいよ、危険性とか、ヘンタイについてとか。50年以上の年齢差についてとか。

ともあれ、立ちふさがる敵を魔女たちの協力もあって突破したユリウスを待ち受けていた最後にして最大の障害は、驚きのあの人。突然「我」とか言い出しちゃったあの人の登場である。
でも、実のところ「我」モードのこの人はあんまり怖くないんですよね。どれだけデタラメに強かろうと、そんなに怖くないし恐ろしくない。どれだけチートな能力で蹂躙されようと、圧倒的な力でねじ伏せられようと、それがどうした、という感じ。だって……。
あんた、普段の方が無茶苦茶怖いから!!
いや、実はこの能力が無意識に発動してたからあれだけ不意打ちとか食らわせられてたのだっ、とか力説してましたけれど、絶対嘘。絶対嘘です。あんた、そもそもちゃんと相手のこと見てもいなかったじゃない。ハッキリ言ってあのナチュラルボーンキラーなヤバさは、その能力では説明がつきませんから。なんかそれっぽく、実はこうだったんですよ、とか言って自分で納得しているみたいですけれど、違いますからね。あんたがヤバかったのは、能力云々の無意識な発動とかいうぬるい理由じゃないですからね。
本能です!

と、何だかんだと終わってみると非常に大迷惑というか、らしいいつものことだったというか、収まるところに収まってくれたのですが……コルネリア乙。いや、コルネリアは置いておいて、ご愁傷さまなんですが置いておいて。これで何とか話もまとまったか、と思われたところで、最後の最後に大ドンデン返しの真実が明らかになり、真の黒幕がヴェールを脱ぐ。
……いや、驚いたけど! すごい驚いたけど!! いいのかこれ、ラスボスというか黒幕がこれで!?
棒でつついたら倒せそうだぞ!? 或いは、ちょっと大きめに実ったスイカなんぞを、思わず受け取ってしまうように投げ渡したら、それで簡単にやっつけられそうだぞ!?
なんでそんなことするんだ、と物凄い怒られそうだけどw

1巻 2巻 3巻感想

獅子は働かず 聖女は赤く 3.あいつはもう一人でも大丈夫じゃ5   

獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ (獅子は働かず 聖女は赤くシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

【獅子は働かず 聖女は赤く 3.あいつはもう一人でも大丈夫じゃ】 八薙玉造/ぽんかん(8) スーパーダッシュ文庫

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「わしは誰かが傷つくところを見たくない。それだけなんじゃ」
《竜の魔女》サロメ。優しき魔女が最後にたどり着いた想いは…!

中央教会に追われる反逆者《裏切りの獅子》ユリウスと《竜の魔女》サロメ。
彼らと共に、アンナの旅は続く。
その途中で救った魔女の姉妹を匿うため、彼らは魔女の隠れ里《茨の城》を目指していた。
そこに中央教会の刺客《獅子の牙》が襲いかかる。
《大空の貴公子》フェルディナンドに翻弄されるユリウス。
さらにユリウスを想うコルネリアは、共に死のうとユリウスを抱きしめながら、谷底へと身を投げる。
散り散りになる一行。
そんな中、アンナに秘められた謎が明らかに…!?
竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ第三弾登場!!
こう言っちゃあ語弊があるかもしれないけれど、八薙玉造という人はあれだ……

キャラクターの殺し方が巧過ぎる!!

久々に、この人が【鉄球姫エミリー】を書いた人だというのを思い出した。思い知らされた。この巻で、かつてのユリウスの想い人であった【赤き聖女】マルレーネの処刑前夜と、実際に火刑に処せられるシーンが描かれているんだけど、この人が描く「死への直面」って、もうほんとエグいんですよ。生きたい人がそれでも死ななきゃいけない事の無残さ、無念さ、恐ろしさ、悲惨さ。もう、読んでいるこっちまで心をズタズタにされるんです。【鉄球姫エミリー】シリーズの時に、どれだけ心を八つ裂きにされたものか。それを久々に思い起こされました。泣けてくるとか哀しいとかそういうんじゃないんですよね、なんかもう立ち直れないんじゃないか、というショックと脱力感が襲ってくる。マルレーネの、処刑を前にして怯える姿。火をかけられ、ユリウスが見ている前で体中を焼かれながら苦痛に絶叫する姿。もう、耐え難いショックなんですよ。
人が死ぬシーンというのは、それこそ億千万と描かれるシーンです。そして、それぞれに心揺さぶる意味合いが篭められている。印象的な、衝撃的なシーンを効果的に書く人もたくさんいる。でも、この人のように直接読者の心を殺しにかかる「残酷な死」を描く人は滅多居ないと思います。
……ほんとにねえ、キツいんすよ、この人のは。でも、だからこそ真摯で誠実に、死ななきゃならなかった人と生き残った人の想いを描ききっていて、素晴らしいんだ。

とまあ、ここまでの感想を読むとそりゃもう重い話に見えるんですけれど、実際相当に重い話ではあるんですが……この作品の味はむしろキレキレに切れまくった個性的過ぎるキャタクターたちによるぶっ飛んだギャグの掛け合いにこそあり、この三巻もまた超残念ダメッ娘不憫師匠のサロメを中心に、心優しく親切だが親愛がなぜか殺傷力を帯びているメインヒロインのアンナ、もういい歳なのにツインテがそろそろ厳しいコルネリア、昔はイケメンだった善人のフェル兄さん、腰痛が持ちネタを通り越して代名詞になりつつ有るヴァルターなど、当人たちの真面目なのか不真面目なのかかなり判別のしにくいやり取りが、かたっぱしから大爆笑すぎて、色々な意味で息苦しいです、たすけてーww
アンナは、もう相変わらず世話好きでユリウスに構いまくるのですが、世話を焼こうとすると客観的に見て殺人未遂と拷問のオンパレードになってしまうという……何を言っているかわからないと思うが実際にこのとおり以外の何物でもない、ほんとになにやってんの? という有様で、このヒロインやばいよー!(爆笑
今回表紙にもなっているサロメ師匠もまた、表紙を飾って燃えたのかして、不憫さがいつもにもましてフル回転。もうヤメてあげてよ!! 誰とは言わないけれど、もうヤメてあげてよ、ほんとに(笑
なんでこの人、偉い魔女で師匠で凄い人なのに、こんなに不憫枠なんだろう。虐めてオーラ漂ってるんだろうw 色々駄目すぎて、助けてあげたくなる、というか慰めてあげたくなる。生きてるだけで、不憫!

とまあ、お笑い成分も多分に含みつつも、ストーリーの根幹は常にハード路線。此処に居たり、ついに赤の聖女マルレーネと、アンナの関係も明らかとなり、なぜアンナが各勢力から追われるのかというユリウスも知らなかった真実が暴かれていく。そして、なぜユリウスがアンナの元に現れたのかという理由も。
ユリウスも彼の抱えていた過去を見れば悲惨極まりないんだけれど、それ以上にコルネリアがもう一杯一杯で見ていられない。人を好きになる事がこれほど一人の少女を追い詰め、苦しませる事があるんだなあ。てっきり彼女については、もっと女の情念ドロドロで、マルレーネへの対抗心からユリウスと心中を図ろうとしていたのかと思ってたんだけれど……まさかマルレーネから直接あんな呪いを掛けられていたとは。ただ憎めていれば、ただ呪えていれば、ただ嫉妬にまみれていられればむしろ楽だっただろうに。あんなふうに託されてしまったら、耐え切れずに狂ってもおかしくなかろうに。
この子も、かわいそうな境遇すぎる。

そして、アンナに隠されていた真実が、世界を激震へと導いていく。
これは、ちょっと予想していなかった。これ、作品が長期に続くなら、これを期に物語全体が大きく飛躍するターニングポイントになるんじゃないだろうか。それくらいに、この展開はこれまでこの作品に抱いていたイメージからすると予想外。
ある意味、彼もまたマルレーネの呪いによって流されていたユリウス。その彼が、無気力に約束に縛られていた彼が、ついに自分の為すべきを自覚した時、自分のやりたいことに気づいた時、彼がもう一度本当の意味で立ち上がり、<炎鎧王>マルテと完全に繋がったこのタイミングで、ユリウスが秘していた秘密がアンナとユリウスに逃れがたい錯誤を生み、そしてアンナの真実がすべてを覆す。
まさに、これからどうなるの!? という大盛り上がりのところで引きですか、引っ張るなあ、引っ張りやがりまするなあ!!
このシリーズはもっと話題になってもおかしくないと思うくらいに面白いんだけど、なぜか微妙に知名度が低いのが勿体無くて仕方ない。
面白いですよーー! これ、ホントに面白いんですよーー! と、場末で叫んでおきましょう。
面白いんですよーー!!

1巻 2巻感想

獅子は働かず 聖女は赤く 2.あいつも昔はイイ子だったのに4   

獅子は働かず 聖女は赤く 2 あいつも昔はイイ子だったのに (獅子は働かず 聖女は赤くシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

【獅子は働かず 聖女は赤く 2.あいつも昔はイイ子だったのに】 八薙玉造/ぽんかん(8) スーパーダッシュ文庫

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「あなたの命は、わたくしが護ります」
「お前の命は私が奪う!」
過去と現在、少女の決意が共鳴する!
中央教会の見習い聖職者であるアンナは、その身に秘められた謎により狙われていた。そんな彼女を、中央教会に追われる反逆者《裏切りの獅子》ユリウスと《竜の魔女》サロメは、半ば誘拐する形で、旅に連れ出した。旅路を進む一行の前に突如姿を現した、蛇のような体をした紫の禍竜。さらには拳を振るう蒼き禍竜までも出現する。だが、その遭遇はユリウスの過去を巡る戦いの始まりに過ぎなかった! 二頭の巨竜が、獅子の聖印をさげた鎧の少女が、ユリウスに迫る! 竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ第二弾!!
お師匠、あんたユリウスと出会う前からそんなチョロ弱キャラだったのか。てっきり昔はちゃんと偉くて偉そうで、それが戦中戦後の苦労を通じて色々と精神的に磨耗してしまった結果として、あんな風な可哀想な娘さんになってしまったかと思ってたのに。あ、でもその設定は無理があるよな、うん。あんなチョロ弱いキャラクター、後天的になれるはずもなく、明らかに生まれつきだし。でも、こんな性格でよくまあ【竜の魔女】なんて呼ばれるだけの実力を蓄えられたものだと逆に感心する。サロメちゃん、明らかに誰からも舐められそうだし。実際、既に亡くなった赤の聖女さまですら、お師匠様と呼びながら明らかにちょー舐めてたし。鼻であしらいちょろまかしてたし。聖女ちゃん、あんた性格悪いっすよね、それ。聖女というよりもむしろサロメよりも魔女っぽいというか悪女っぽいというか、性格悪いというか。まあ、概ねサロメ相手だけだったのかもしれないが……って、それもひどいよな、うん。

とまあ、上から下まで概ねぶっ飛んだキャラクターによってお送りされるファンタジー巨編。正直、このシリーズ作者の手がけた作品の中で一番好きかもしれん。なにが時々コメディだぃ。殆どコメディじゃないかい。なまじストーリーの根底部分が相変わらずの人間の悪意やらしがらみタップリのドロドロの内容なだけに、それを豪快にキャラの愉快さで押し割っていくパワフルなコメディーラインが楽しくって仕方がない。
そも、ヒロインのアンナからして、息をするように拷問をユリウスに仕掛けるような子だもんなあ。なんでこの娘は反射的に拷問するんだ!? 驚いた拍子に思わずユリウスを関節固めして沸騰した湯を耳に流し込もうとするとか、なぜ其れを反射的にやる! とユリウスじゃなくても突っ込むよな、うん。これがちゃんと意図した行動だったら、まだ拷問趣味の危ない子で済むんだけれど、全部条件反射なのが恐ろしい。条件反射でなんであんなに的確に拷問を仕掛け、もしくは暗殺に走るのか。もしかしてアンナって物心付く前から暗殺者の訓練でも受けてたんじゃないか、と疑いたくなるレベルである。マジ危ないんだが、この娘(笑
さすがに命の危機を感じだしたユリウスのキレっぷりがまた切実すぎて笑えてくる。ヒロインに対してマジギレっすよ。相変わらずニートのダメ人間だけれど、これはさすがに同情する。そこまでされるいわれはないよ、ないよ。よくまあ、これまでアンナさん、ひょいとした事で人殺しちゃったりしなかったものである。育ての親の苦労が忍ばれる。
そんな死の危険、というかアンナに殺戮される危機を何とか回避しながら彼ら三人が辿り着いた地域では、禍竜を伴った改革教会の反乱が村で起こっており、ユリウスが何故か普段のぐーたらさをかなぐり捨てて、反乱の鎮圧に首を突っ込もうとするのだった。

ここでようやく本格的に明らかになる、ユリウスがまだ裏切り者になる前の時代、そして赤の聖女と運命的な出会いを得る事になるエピソード。そして、過去の因縁を引き連れて現れたかつての同輩・コルネリア。
彼女、場合によっては仲間になるフラグ立ってるのかなあ、と思ってましたけれど、交戦中にユリウスに訴えかけたあの台詞で、ああこりゃダメだ、と確信しましたね。この娘、教会の信仰や正義で裏切ったユリウスを許せず憎み、殺そうとしているわけじゃないんだ。それなら、教会の不実を訴え、協力を求めることもやぶさかではなかったんだろうけれど、根本的な所でコルネリアは正義や信仰などどうでもいいんだ、これは。
もし、そこに拘ってるなら、一緒に死んでやる、なんて台詞が出てくるはずがない。
彼女がユリウスを憎んでいるのは、女の情念ゆえ。教会を裏切ったことではなく、自分を裏切って赤の聖女についていってしまった事をこそ憎んでいるのであり、だからこそ自分こそがユリウスを殺さないとと決め込んでいるのだ。赤の聖女が死んでしまった今となっては、本当の意味でユリウスを奪い返すことはかなわない以上、彼を殺して自分も一緒に死ぬしか赤の聖女から愛するユリウスを取り戻す事は叶わない。そう思っている以上、どれだけどちらに正義があるか、などを説いても通じるわけがない。
ドロドロの愛憎劇ですよーー! 修羅場らVANVANですよーー! さすが八薙玉造。能天気だけじゃ済ませませんね、最高ですw
これでコルネリア、決して情念に狂ってるだけじゃないのがまた素晴らしい。ちゃんとまともな理性を持ち、正義や倫理を重んずる騎士としての本分も忘れていないだけに、個人的な感情と公的な立場の摺り合わせに汲々としているあたりにも、揺さぶり甲斐のあるキャラクターっぷりがにじみ出ていて、実に魅力的だ。
今のところ、公的な任務と感情の向く方向を無理やり同一化されているから、精神的にもそれほどブレてないけれど、これが比重崩れてくるともう色々とむき出しになってくるぞ。
おそらく、むき出しになってきたときにそれとまともに相対するハメになるのは、ユリウスよりもヒロインであるアンナっぽい気がするが……はたしてこの天然娘とどこまで噛み合うか。合ったら合ったで修羅場だろうし、合わなかったら合わなかったでより悲惨な修羅場になりそうで、実に楽しみである。
アンナも、ちゃんとメンタル成長してますしねえ。何も出来ないと嘆いてうずくまるのではなく、何も出来ないなりに何とかしようというひたむきな姿勢。肝心な時に限って暴走ではなく、ちゃんと考えてユリウスの迷惑になる形での行動ではなく、ちゃんと益となる結果を求めて動こうとするあたりは、大した成長ですよ。
なぜそれが普段の行動の反省に繋がらないのかは不思議極まりないところでありますがw 反省しても、すぐに忘れるからなあ、これ。


このシリーズ、あんまり欝な方向には行かないつもりなのか、正直悲惨な結末になるかと思われた村の反乱の顛末も、救いや報いがちゃんとある形に収まって、作者の容赦無い残虐展開っぷりを思い知らされている身とすれば、ホッと一安心。あの暴走姉妹なんぞ、よっぽどひどい目にあったまま終わっちゃうかと危惧してましたしね。まさか、レギュラー化するとは。何故か旅の連れが増えたことでますますお師匠様が不憫と化しそうな気がするのは気のせいかしら?(w

1巻感想

獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる3   

獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる (集英社スーパーダッシュ文庫 や 2-9)

【獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる】 八薙玉造/ぽんかん(8) スーパーダッシュ文庫

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ファンタジーですが、主人公はニートです。
でも、それだけじゃ終わらない物語が始まる!!

禍竜戦争と呼ばれる大乱に見舞われたガルダ正統帝国。
戦が終わり、国が平和を取り戻しつつあるそんな頃、聖職者見習いのアンナは、毎日自分を見つめる青年の姿に気づいた。その青年・ユリウスが何か悩みを抱いているのだと勝手に思い込んだアンナは、持ち前の行動力で、彼の自宅を強襲する。妹のような少女・サロメを働かせ、自分は働きもしないユリウスに怒るアンナは、彼を更正させることを誓うのだった。
しかしそんな彼らに、運命と過去が戦いを引き連れて迫る!
竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ。物語がついに始まる!!
ファンタジーでニートというと、最近では富士見Fの【柩姫のチャイカ】の主人公の兄ちゃんが最初そんな感じだったけれど、丁度あちらもこちらも大きな戦争が終わった後、という環境が共通しているな。文明レベルが中世レベルであることが多いファンタジー世界だと、そもそもよほど裕福で地位や身分が高い家庭の子女でないと無職でブラブラなんて社会的にも存在が許されないと考えられる。そんな中でニートなんてのが成立し得る社会情勢というと、戦争で国や仕事を失った難民や、戦争終結により軍を放り出された兵士崩れが続出し世情も落ち着かず戦火の残り火がくすぶっている<大戦後>、という所になるのでしょう。
これが主人公が公職についている側だと、治安維持と社会不安の解消に奮起する、世の理不尽と向きあう事になるとしても正道を歩む物語になるのでしょうけれど、これがニートなんていう生産性のない、戦後社会の歪みの一端を担うような立ち位置にいる人物が主人公なんぞになってしまうと、これが自然と反社会的なサイドへとまわってしまうものらしい。
とはいえ、既に戦争の終結という形で既に大方の命運は決してしまっているわけです。これを個人の反抗から訪れた平和そのものをひっくり返すというのは非常に難しい。必然的に彼らは既に終わってしまった所をスタートラインにして、敗北を背負い、過去のものとなってしまった遺物を縁にして、現在と未来を司る者たちを相手に戦いをはじめなければいけない事になる。最初からなかなかヘヴィーな立場じゃないですか。
今回については、敵はある意味主人公たちと同じ敗残者であり、過去に囚われた亡者だったが為に、過去の精算という形に終始してましたけれど、先々これはなかなか厳しい展開になりそうです。
しかし、このユリウスなる主人公、本気でパラサイトしてやがるな!! 完全にサロメに養って貰ってるじゃないか。しかも家事はしない、働かない、あれこれ言い訳して食っちゃ寝食っちゃ寝。サロメが何気に精神的に疲れはててるあたりが切羽詰ってるよ!! それでいて強く言い聞かせる事もできずに現状に流されているあたり、完全に働かずにブラブラしてる息子を持ったお母さんだよ!!
ちゃんと目的あって働いてないのかと思ってたら、サロメもそう思ってたらしいが、よくよく言動を見ていると目的は目的でさておいて、働かないのは働きたくないからだというのが透けて見えてしまうやる気の無さ。
駄目だこいつ。
そんな残念な方向に強烈すぎる個性を振りまくユリウスとサロメのコンビの印象を吹き飛ばすくらいに、メインヒロインのアンナのインパクトがすごすぎた。
このヒロイン、既に三、四人過失で殺してるだろう! 
天然で危なっかしいヒロイン数あれど、ここまで無意識に意味なく殺しに掛かるヒロイン観たことないよ! 思い込みが激しく熱弁を振るえば振るうほど、無意識に手に持った刃物も一緒に振り回す、という銃刀法違反で逮捕しないとマジ危ない少女である。取り敢えずなぜ刃物を持つ!? デフォで包丁を持ち歩くな!
主人公、敵と戦って危うくなるよりも、遥かにアンナに殺されかかってる回数が多いし。この主人公、死にそうになり過ぎだと思うんだが、その全部がヒロインの無意識の攻撃によるものというのは如何なものか。

あらすじでコメディですよ、と主張しているように、常時暴走しているヒロインはじめ、個性的なメンツで緩いやり取りを繰り広げながらも、そこは八薙玉造である。サクサクッと人が死に、ヒロインが足蹴にされて、人間が壊されます。さすがに【鉄球姫】ほどエグい展開はまだないけれど、油断してると同じファンタジーですし、サクサクっと血みどろになりそうですから、気を付けないと。
 
12月2日

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11月27日

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(電撃コミックスNEXT)
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(アクションコミックス)
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11月26日

(エンターブレイン)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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11月25日

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(ガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(コロナ・コミックス)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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