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異世界修学旅行

2018年5月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:49冊 うち漫画:15冊

とりあえずは一日一冊以上のペースは継続中。
久々に五つ星献上。修学旅行を締めくるるあのシーンは自分の中でも忘れられない場面になりそう。
今月四つ星にあげた中でも特に面白かったのが鳥羽徹さんの【天才王子の赤字国家再生術】。戦記モノって初速がなかなか見込めないジャンルなんだけれど、初っ端から飛ばす飛ばす。それでいて、シリーズ続くほどさらに盛り上がっていきそうな装いでもありますし、作者さんの作品としては久々にシリーズ3巻超えて欲しいですねえ。


★★★★★(五ツ星) 2冊

異世界修学旅行 7】 岡本 タクヤ/しらび ガガガ文庫(2018/2/20)
叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士 2】 杉原智則/魔太郎 電撃文庫(2018/5/10)


【異世界修学旅行 7】 岡本 タクヤ/しらび ガガガ文庫

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別れのシーンのあまりの素晴らしさに、ボロ泣きしてしまったのは私です。実はこれ、★★★★☆を当て込んでいたんですが今になって落ち着いてから振り返ってみると、むしろ激しく情動を揺さぶられた分あえて控えめにとらえてしまった感もあり、あんだけ感動してしまっておいてからに、★5つにしないというのはないよなあ、と思い直して今回再編させていただきました。傑作。


【叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士 2】 杉原智則/魔太郎 電撃文庫

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まったく疑問だの違和感だのを感じていなかった時点で完全にやられた。これをして、ギュネイが見ていた世界とかどういうものか、彼がどういう想いでこの世界をあんなふうにしか生きてこれなかったのか、というのを思い知らされたようだった。だからこそ、ラストのあの言葉は救いであり言祝ぎになるのだと思いたい。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 1冊

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?5】  手島史詞/COMTA HJ文庫(2018/3/30)



【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?5】  手島史詞/COMTA HJ文庫

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もう好きぃ。この子たち、本当に好き。尊い!! メインの二人のみならず、ザガンとネフィの周囲を固めるファミリーたちみんなが、網目の繋がりを得てきていて、それがまた友情だったり愛情だったりするのだけれど、それを大切にして慈しみ育ててていく姿がもう愛おしくて、ほんと好きぃ。


★★★★(四ツ星) 8冊

アサシンズプライド 5.暗殺教師と深淵饗宴】 天城ケイ/ニノモトニノ 富士見ファンタジア文庫(2017/2/18)
女神の勇者を倒すゲスな方法 3.「ボク、悪い邪神じゃないよ」】 笹木 さくま/遠坂 あさぎ ファミ通文庫(2017/9/30)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)10】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫(2017/11/17)
浅草鬼嫁日記 四 あやかし夫婦は君の名前をまだ知らない。】 友麻碧/あやとき 富士見L文庫(2018/3/15)
天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~】 鳥羽 徹/ファルまろ GA文庫(2018/5/12)
数字で救う! 弱小国家 2.電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。】 長田 信織/ 紅緒 電撃文庫(2018/4/10)
始まりの魔法使い 3.文字の時代】 石之宮 カント/ファルまろ 富士見ファンタジア文庫(2018/2/20)
逝きかけ英雄講師の最終講義(ラストクエスト)】 森崎 亮人/necomi 角川スニーカー文庫(2018/4/1)


【アサシンズプライド 5.暗殺教師と深淵饗宴】 天城ケイ/ニノモトニノ 富士見ファンタジア文庫

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【女神の勇者を倒すゲスな方法 3.「ボク、悪い邪神じゃないよ」】 笹木 さくま/遠坂 あさぎ ファミ通文庫

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【ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)10】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

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【浅草鬼嫁日記 四 あやかし夫婦は君の名前をまだ知らない。】 友麻碧/あやとき 富士見L文庫

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【天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~】 鳥羽 徹/ファルまろ GA文庫

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【数字で救う! 弱小国家 2.電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。】 長田 信織/ 紅緒 電撃文庫

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【始まりの魔法使い 3.文字の時代】 石之宮 カント/ファルまろ 富士見ファンタジア文庫

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【逝きかけ英雄講師の最終講義(ラストクエスト)】 森崎 亮人/necomi 角川スニーカー文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

千鶴 (キラプリおじさんと幼女先輩)
プリシラ (異世界修学旅行)
ロゼッティ (アサシンズプライド)
セレス (女神の勇者を倒すゲスな方法)
真一 (女神の勇者を倒すゲスな方法)
ギュネイ (叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士 )
ウェイン (天才王子の赤字国家再生術)
アノス (魔王学院の不適合者)
シャルティス (魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?)
初鹿野つぶら (俺もおまえもちょろすぎないか)
シュテル (逝きかけ英雄講師の最終講義)




以下に、読書メーター読録と一言感想。

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異世界修学旅行 7 ★★★★★  

異世界修学旅行 7 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行 7】 岡本 タクヤ/しらび ガガガ文庫

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出逢いと別れの異世界修学旅行、最終日!

異世界修学旅行、そして伝説へ!

修学旅行の最中に突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共にクラスメートを捜しながら修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。
ついに、残るクラスメートはあと一人。
そしてその最後の一人、山田という少年は、大方の予想通り、浩介たちより先立ってこの世界にやってきて、魔王を倒し、世界を平和に導いた勇者となっていた。
世界を救った勇者は、やがてもとの世界へ――日本へと還っていく。
そんな、この異世界で何度も繰り返された筋書きをなぞるはずだったが、事態は予想外の方向に進んで……。
「ぼ……僕は、日本には還らない! この異世界で、これからも勇者として生きていくんだ!」
帰還を拒否する勇者山田を何とか連れ戻そうと、異世界を巻き込んだ最後の大騒動が幕を開ける!
そしてその最中、浩介は旅の終わりが近いことを意識する。
「おぬしらは、日本へ還っていってしまうんじゃよな。妾を置いて――」
クラス全員揃っての日本への帰還――異世界修学旅行の終わり。
それは、プリシラとの別れでもあった。

異世界から日本へ還ってゆく修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第七弾!

旅は旅でも当て所のない旅でもなく、どこか目的に向かって延々と歩き続ける旅路でもない。旅行なのだ。これは修学旅行なのだ。その旅先が異世界であっても、旅行であったならば家に帰らなければならない。どれだけ楽しくても、そこでかけがえのない友達ができたとしても、帰らなければならないのだ。
というわけで、さよならのシーンでボロ泣きである。わりとマジ泣きでありました。
だって、本当に楽しかったんだもの。楽しければ楽しいほどに、その終わりがとてつもなく寂しい。誰よりもこの旅行を、みんなとの旅を楽しんでいたプリシラと、ここで別れなければならないとなればなおさらに。
これが、もう二度と会えない別れとなるならば、なおさらに。

勇者山田はともかくとして、他のまだ未回収だったメンバーも雑に回収して、って本当に雑なんだけれど、その雑さすらもネタにしてしまうあたり、プリシラのキャラクターの強力さとお得さが知れるというものであります。
本作は、異世界集団転移モノというジャンルではあるのでしょうけれど、その中でもとびっきりの異端だったのでしょう。何しろ、呼び出された先は既に魔王が討伐され平和になった世界。召喚されたクラスメートの大半があっちこっちに散らばってしまって、その回収の為に世界を回ることになったのだけれど、その案内人たるプリシラ姫ときたら、こっちの世界の人間よりも日本のポップカルチャーに詳しいを通り越してもうあんた博士だろう、というくらいの現代エンタメネタの宝庫であり、そんな彼女とともにこれは異世界を遊び回り、異世界を観光し、それでいて色んなトラブルをみんなで協力して乗り越える、心を豊かにする青春劇だったのだ。二度と経験できないだろう、特別な体験だったのだ。それは、いつか異世界から訪れる異邦人たちと冒険の旅をするのだ、と夢見ていたお姫様にとっても、掛け替えのない体験であり、きっと予想していなかった楽しい時間だったのだ。
だから、こんなにも寂しい。別れが辛い。でも楽しかったからこそ、笑って「さよなら」を言い合える。二度と会えないのだとしても、「またいつか」と再会を約束できる。
旅行という特別な時間の中で、だからこそ少しずつ変わっていく自分たち。成長なのか羽化なのかわからないけれど、楽しいの冠がつく非日常体験は普段と違う自分を発見させてくれる。そうやって、少しずつクラスメイト同士の関係も変わり、自分も今までやろうとしなかったことを頑張る気になる。それは、修学旅行らしい特別な効果だ。今まであまり交流のなかった人と仲良くなったり、それまでよく知っていたと思っていた人のことを見直してみたり。
でも、幾ら特別な時間をもたらしてくれる旅行でも、同じメンツだとなかなか殻は破れないんですよね。異世界という特別すぎる環境に、ホームシックにさせてくれない日本に詳しすぎるプリシラという超強力な牽引役の存在こそが、この旅を最初から最後まで「楽しい」ものにしてくれたのだろう。
旅行の時間が終わりに近づいているのを理解しつつ、物語のノリはいつまでたっても変わらない。それは、プリシラもみんなも敢えて、だったんですよね。別れの時間が近づいてくることを努めて無視しようとしていた結果が、いつものとおり、だったのだと今にしてそう思う。
だから、本当に別れの時間になった時の想いの爆発が、抑え切れない感情の交歓が、もうたまらないあのシーンへと繋がっていったのだろう。たくさんいるクラスメイト、みんな強烈なほど個性的で、よく印象に残る連中ばかりでした。雑に扱われたw最終合流メンバーもその雑さ故にわりと印象に残ってたし。そういう意味でもプリシラのパーティー編成コミュは絶妙だったんじゃないでしょうか。楽しい、楽しい連中でした。綾ちゃん、ついぞ目立たぬポディションを維持し続けたなあメインヒロインなのに、と思ってたんだけれど、彼女の場合そうなってしまった、のではなくてキャラが勝手に動いてうまいことそんなポディションを確保し続けたのだ、という作者の回顧には思わず深く納得してしまった。いや確かに、うまく動かなくて、という目立たなさじゃなかったですもんね。そこにいるのにうまいこと視線から外れて、スススっとその位置に動き続けた、と言われると凄く納得。それでいて、プリシラと沢木が良い雰囲気になることがなく、友達ポディションに固着するようなバランスの取れた立ち回りをし続けてたわけですしね。このプリシラと沢木のまったく恋愛臭のしてこない、でも意気投合した息のあいっぷりは振り返っても感心させられるものでした。変に恋愛が絡んでしまうと、この旅行の楽しさやその終わりの別れに余分が混じっちゃうことを思うと、最上の関係性だったもんなあ。
締めの、あの余韻を余韻のままで終わらせてくれない、楽しいを想い出の中だけに置いていかないラストは、私はとても大好きです。それでこそ、それでこそ。
楽しい楽しい傑作でした。

シリーズ感想

異世界修学旅行 6 ★★★★   

異世界修学旅行 6 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行 6】 岡本タクヤ/しらび ガガガ文庫

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異世界修学旅行、いよいよ大詰め!

修学旅行の最中に突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共に、クラスメートを探しながら修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。次なる目的地は、その主である魔王を喪い、今や聖徒会なる集団に支配され、新たな文化の発信地となっている魔王城!聖徒会の野望を打ち砕き、クラスメート全員で日本へと還るため、魔王城へと乗り込んで行った浩介たちだったが――。気付くと浩介の眼の前には、毎日のように通っていた――それでいて懐かしい、母校である緑ヶ丘高等学校の校舎がそびえていた。

「……あれ? 俺たち、異世界で修学旅行をしてたんじゃなかったっけ?」
「異世界? 何をファンタジーなこと言うとるんじゃ。それよりはやく教室へ行こうぞ! このままでは遅刻じゃ! 食パンをくわえて走るのは意外と難しいぞよ!」
「あ、ああ。でも何か、大切なことを忘れてるような――」

日本と異世界が、現在と過去が交錯する懐かしくも心地良い幻の中で、浩介はついに生徒会長・若王子暁と再会する! 聖徒会の、若王子の目的とは? そして、魔王を倒した勇者とは?
異世界で日本を想う修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第六弾!


元の世界に戻っちゃって学校生活とか修学旅行じゃないじゃん! と一度は思いはしたものの、学校生活自体が初体験かつ、いくら日本の知識は豊富とはいえプリシラにとっては日本は異世界なのだから、彼女にとってはこれが異世界修学旅行になるのか。
ついに、生徒会長若王子との対面、という肝心なところで、魔王城の扉をくぐるとそこは日本の母校でした、というパターンに。しかも、そこは時系列的に巻き戻っていて、戻ってきた面々の記憶も浩介をはじめとして全員が消えてしまっていて、二度目の高校生活がはじまってしまう。
ただし、傍らにプリシラが当たり前のように生徒としてくっついていた、という差異を生じさせながら。

いやもう、生徒会長の若王子が実は女でした!とか(みんなはクラスメイトだから当たり前に知っていたのだけれど)、実は浩介の元カノだったんだよ! という驚愕の事実でぶん殴ってくれた前回。そりゃもう、ついに若王子ご当人の登場という展開に、いったいどういうヤツなんだ。浩介との関係とは。そもそも、マジで付き合ってたの!? なんで別れたの!? どうして今、浩介は若王子から目の敵にされてるの?
という様々な謎や疑問を、どう表現してくれるのか。若王子との直接対決で明らかになるのだと思っていたのだけれど、そうかーー! 語らせる、対論させる中で事情や若王子のキャラを見せていくのではなく、若王子という人物の人となりを、どうして彼女が浩介に関心を寄せていったのか。そもそも、このキャラ濃すぎる面々ばかりの二年一組がどのように修学旅行に出発するまでに今のようなクラスになっていったのかを、追体験という形で見せてくるとは。
しかも、本来若王子が居たであろうポディションに、プリシラがはまり込むことで実際の過去の流れとはどんどん違ってきてしまうんですね。同時に、浩介をはじめとして修学旅行の記憶が戻ってきたり、この魔王の精神攻撃に類する体験型幻覚の中で少なからぬクラスメイトたちが悪堕ちしてしまい微妙にクラス崩壊しだしたり、ただの追体験では終わらないのである。
いや、二週目の高校生活だったからこそ、あのすっとぼけた脳天気なスチャラカ異世界修学旅行の中で、みんな少しずつ成長したり、以前より頑張れるようになっていたり、関係が進展したり、というのが過去との対比の中で浮かび上がってくるのである。坂上先生しかり、ハイファンタジー室田しかり。そして、若王子との関係をかつて盛大に失敗してしまった浩介しかり。
一方で、プリシラにとっては二週目ではなく、これが初めての学校生活。それも、どれほど仲良くなろうとも異邦人と現地人というしがらみがどうしても付きまとう二年一組のメンバーと、本当の意味でクラスメイトとして同じ時間を過ごせた体験が、プリシラにとってどれほど掛け替えのないものだったのか。
相変わらず学校生活でもスチャラカなノリでありながら、この浩介たちの以前よりも前に進めた二度目の学校生活と、プリシラのはじめての学校生活という二重螺旋の話の主筋がうまく芯棒となって物語を支えた上で、クライマックスで化学反応を起こすように収斂していく、この構成が実に見事なんですよね。
普段ふざけてばっかりのプリシラ王女、浩介たちとの関係にもこれまでも全然気後れなく、心底楽しそうに絡み合ってたと思ってたんだけれど、あんな風にしんみりと涙ぐみながら同じクラスメイトとして体験した高校での時間を語るようなキャラだと思っていなかっただけに、衝撃でありそれだけ本当に二年一組の愉快な仲間たちのこと、好きになってくれてたんだな。一緒に過ごす時間を大切に思っていたんだ、というのが実感できて、なんだか感動してしまいました。いやもう、そんなキャラじゃないのに。そんなキャラじゃないくせに。
ああ、ちゃんとみんな、青春してるじゃないですか。

家に帰るまでが修学旅行です、って一旦家というか学校に帰っちゃったのだけれど、もう一度仕切り直しで異世界に戻ってきた浩介たちを待ち受けていたのは、あっと驚くような衝撃の真実。
考えてみると二周目の高校生活では決着つけたとはいえ、異世界ではまだ若王子ともちゃんと再会してない件も含めて、色々と問題は残っているのだけれどそろそろこの異世界修学旅行もクライマックスの雰囲気になっていたぞ。
旅の終わりはもう近い……。

シリーズ感想

異世界修学旅行 5 ★★★☆  

異世界修学旅行 5 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行 5】 岡本タクヤ/しらび ガガガ文庫

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異世界だよ全員集合!大運動会はじまるよ!

修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた沢木浩介たち二年一組の一行は、王女プリシラとともに、異世界での修学旅行を続けながらクラスメートを捜し続けていた。
エルフの住まう島をあとにした彼らの次なる目的地は、オーク、コボルト、フェアリーといった三種族の縄張りに取り囲まれた城壁都市。三種族との共生関係によって長らく繁栄してきた都市だったが、どうも様子がおかしい。三種族は千年にわたる約定を破り、城壁都市を見捨て、北方で暗躍する新勢力につくというのだ。
案の定、その影で暗躍していたのは、浩介たちのクラスメートを中心とした生徒会だった。城壁都市の危機に、プリシラの下した決断は――。

「異世界大運動会を開催するぞよ!」

城壁都市の未来をかけて、プリシラ監督率いる二年一組VSオーク、コボルト、フェアリー連合軍による大運動会が開催されることに!
騎馬戦、棒倒し、パン食い競争――。お馴染みの競技も異世界ではどこか違って!? さらにはよく修学旅行で観戦される、あのスポーツも!

異世界で奮闘しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第五弾!
チョーっと待ったーーー!! ラストでプリシラがひっくり返った件についてはこっちも目玉が飛び出すかと思ったわっ!! なんかもう、もろもろの話全部頭から吹き飛んだ!!
いやね、今回は沢木くん、珍しく……と言ってしまうとアレなんだけれど、ただのツッコミ役でも潤滑油でもなく、運動会での主役となるべく他の連中よりも一生懸命頑張って汗を流して、証を立てて見せたじゃないですか。男を見せたじゃないですか。スポーツイベントで普段よりも頑張ってみせたらちょっと主役っぽく見える、という何気に学園モノとしてあるあるネタを漏れなくぶち込んで見せてくれたわけで、モブの鑑みたいな浩介を今回敢えてなんでこんなに主役にしてるのかなあ、とは不思議には思ったんですよね。いやでも普通に考えて主人公を主役っぽく扱うになんの不思議があるものか、という常識が後押ししてまあいいか、とスルーするつもりだったのですが、ラストのラストで沢木浩介というこの主人公に対する認識、イメージ、キャラクター、存在意義を完全にひっくり返してぶん投げる話が出てきてしまって、つまるところこれだけの大インパクトに沢木浩介という存在がゲシュタルト崩壊しないだけの補強策だったんか、と考えるといささかなりとも納得できてしまった。一貫して徹底してモブっぽいままだったら、プリシラ以下憤死していたかもしれん。まあまあ今回頑張ったなあ、という賞賛があったからこそ、白目をむいてグギギギと泡を吹くだけで済んだというべきかなんというか……。

このやろう、まじか……。

あれ、じゃあ綾ちゃんの浩介に対するあの親しいながらも微妙に素っ気ないような態度って色々綾ちゃん的にも思うところあって、というものなんだろうか。単に素、という可能性も多分にあるのだけれど。
いやでもこれ、プリシラ的にはプギャーーってなもんで、以後の浩介の扱いがどうなるのかが非常に興味深い。これまでプリシラが与えていた浩介への評価からすると、プリシラの人物鑑定眼を根底からひっくり返すような新事実でしたもんねえ。プリシラ・アイデンティティが崩壊しかねんw

ところで、これまでは仮にも修学旅行っぽいイベントと考えられなくもなかったけれど、今回に関してはどう見ても運動会ですよね。球技大会ですよね。学外対抗戦ですよねw
そして、相変わらずハイ・ファンタジー宝田が狙ったかのように馬に乗って登場してくる。そして、登場する度に装備がレベルアップしてるんだが、いったいどこまで行くんだろう、この人。

シリーズ感想

異世界修学旅行 4 ★★★☆   

異世界修学旅行 4 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行 4】 岡本タクヤ/しらび ガガガ文庫

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修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた沢木浩介たち二年一組の一行は、王女プリシラとともに、異世界での修学旅行を続けながらクラスメートを探し続けていた。

巫女の神託に従い、大海原のど真ん中を目指すことにした一行は、船を手に入れるために港町を訪れた。浩介たちはそこで、エルフが住むという幻の島の噂を耳にする。その島はこの近海にあると昔から伝えられているが、その場所は定かではなく、遭難した船乗りが嵐の中にその影を見たというようなあやふやな噂が伝わっているばかりだった。
「ほーん、これ船が遭難するフラグってやつじゃろ?」
案の定、伝説の島に辿り着いた浩介たちを待ち受けていたのは、ファンタジー感満載のエルフたち……だと思いきや?
「ここがエルフの島?」
「HAHAHA、違いマース。偉大なるユナイテッドステイツオブアメリカデース!」
幻の島を舞台に、浩介たちとプリシラ、島に住むエルフ(?)たち、そして異世界の影で暗躍する生徒会までをも巻き込んだゆるい騒動が幕を開ける!
異世界を漫喫しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第四弾!
ちょっとちょっとちょっと、全裸の人の出落ちに懸ける意気込みが凄まじすぎて笑いが止まらないんですけど。登場から退場に至るまでのシーン、今までと段違いすぎるインパクトで、これまでかなり蔑ろにされまくってたのがそんなにショックだったのかと思いながらも、見事に伝説になってみせたのは見事としか言いようがない。未だにシーンを思い描くと思い出し笑いしてしまう。あの場面のイラストが欲しかったような、いや無いからこそ光景がありありと思い浮かんでしまうんじゃないか、という葛藤がw
さて、次に浩介たちが向かったのは僅かな伝承にだけその存在が垣間見えるエルフたちが済むというDASH島……たどり着いた島の海際にそそり立っていたのはニューヨークに佇むあの有名すぎる女神像だった。
そう、DASH島はアメリカだったのだ!!
って、ここでいきなり猿の惑星ネタをぶっ込んでくるのはズルいよ! あとすみません、島の名前はDASH島じゃありませんので。でも、TOKIOネタをやられてしまうと、DASH島とかどうしたって言いたくなるじゃないw
アイドルがバンド活動よりも農作業に勤しむ昨今、プリンセスだって畑を耕して何が悪い。そう、手にマメをつくりながら額に汗して働く労働の喜び!! そして、切り拓いた土地は自分のものになる。まさに墾田永年私財法にハマってしまうプリンセスプリシラ。今までひたすら遊び倒していたプリシラは、わりと初めてプリンセスらしい仕事をしていた新鮮な印象の強いこのDASH島回。ふざけてはいても、ここできっちりエルフたちと外交チャンネルをそつなく繋いでいる様子など見ても、この姫様一応やり手だったんだよなあ、と再認識。修学旅行を引率して各地を遊び回っているプリシラだけれど、各地で食わせ者っぷりを見せ続けているわけだから今更といえば今更なのだけれど。
今回はハイファンタジー宝田と万能ギャル仲村渠がメンバーに参加しているせいか、ほぼこの二人が牽引していた気がするんだけれど、プリシラが毎回イベント参加メンバーを事前に絞るのは何気に増え続けるキャラクターを事前に整理して動きやすくするという意味では上手いことやってるなあ、と改めて思った。これ、普通は人員整理するにしてもストーリー展開で絞らにゃならんのだけれど、本作の場合プリシラが堂々とメタ的なこと言いながら大々的にメンバー選定してしまうので、楽に見えると言えばどうなんだけれど、何気にこのノリ難しいと思うんだよなあ。
ただ、相変わらず委員長の綾ちゃんがメインヒロインに関わらず、圧倒的に目立てないのだけれど。モブモブと誂われる浩介より目立ててない気が毎回していたのだけれど、今回は島の上陸メンバーからもハズレてしまいましたからねえ。
対抗メンバーとして生徒会の暗躍が相変わらず続いているけれど、間違いなくポンコツ臭が漂ってきているので、そもそもこっちのメンバーに伍する個性、変態性、キャラの濃さがちゃんとあるんだろうか。生徒会長はなかなかいい意味で酷そうだけど、ヌルい設定だとハイファンタジーが先に蹴散らしてしまいかねないぞw

シリーズ感想

異世界修学旅行 2 ★★★☆  

異世界修学旅行 2 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行 2】 岡本タクヤ/しらび ガガガ文庫

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修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされたものの、特にこの世界でやることもないので修学旅行の続きをはじめた沢木浩介たち。彼らと旅のスポンサーであるプリシラ王女は修学旅行を楽しんでいた。
異世界であろうと、修学旅行の定番コースは変わらない。お土産ショッピングをし、名物を食べ、史跡を巡って歴史に思いを馳せる。
しかし旅のもうひとつの目的である、異世界に散らばったクラスメート捜しはあまり進展していなかった。
そんな道中、浩介たちはドラゴンの脅威に怯える村に辿り着く。
浩介たちは「討伐してあげたい」と思うが、プリシラの「どういう脳の構造してたらドラゴンさんに勝てると思えるんじゃ? それとも将来の夢がひき肉なのかな?」というマジレスで冷静になる。ドラゴンは軍隊に任せてスルーしようとしたが、村人から「二か月前に突然現れた少年がドラゴンを諫めようと山へ向かい帰ってきていない」と知らされる。
聞けば聞くほどその少年はクラスメートっぽいので、一行はドラゴンが棲むという山へと向かうのであった――。

異世界を堪能しまくっている高校生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第二弾!
異世界召喚モノでこれだけ山本昌が連呼されるのは初めて見たよ! そして、山本昌について熱く語るのが日本人の方じゃなくて、異世界の王女様の方というのもですね!
さすがは山本昌である。異世界にも名を馳せるプロ野球界のレジェンド。
しかし、そうかー、その発想、その視点はなかったなあ。寿命の長さの違いからくる、次々と周りから親しい人が去って行き一人取り残されていく長命種の悲哀を、次々と自分よりもあとにプロになった選手たちが引退していくのを見送り続けた山本昌を例にとって語られてしまった。そうか、山本昌も辛かったんだなあ。
ともあれ……ラノベの感想でこれだけ山本昌連呼したのも初めてだよ!

相変わらず、プリシラ王女の現代知識の週刊誌やスポーツ紙、バラエティ番組に特化したそれは、もう少し違う知識を蓄えなよ! と叫びたくなると同時にこれまで消化された日本人、本気で休憩時間の雑談程度の情報しか落としていかなかったんだなあ、と。もしかして例えば日本の古典に修熟してそれについて熱く語るのって、当時の人から見るとプリシラ王女みたいな事になってなかろうか、とかふと思ってしまいましたぞ。

さて、異世界を修学旅行するついでに行方不明のクラスメイトたちを探す旅は、さっぱり集まらないどころか同行した連中もわりと別行動で置いてけぼりにして、浩介たち最少人数でわいわいやる、むしろどんどん数減ってる!? という流れなんですけど、大丈夫かこれ、ちゃんとクラスメイト全員集まるのか?
今回、意識高い系ドラゴンしか拾えなかったんですけれど。
ところで、この意識高い系ドラゴン、マジ鬱陶しいんですけどw これで別にクラスメイトから嫌われてないどころか、ある程度認められている、というのは信じがたいなあ。だって、鬱陶しいじゃん! すごくいいやつで前向きでポジティブで結構タフだというのはわかるけれど、うざいじゃん!!
テトラさんの心情の告白にはしんみりしてしまったけれど、この素っ頓狂な異世界修学旅行もあとになって振り返ってみたらもう二度と同じメンツ、同じ境地では体験できない、共有できない掛け替えのない思い出になるのだろうか。幾ら懐かしんでも、もう決して触れられない遠くに去りしモノになるのだろうか。
そう思うと、しんみり感がちょっとエコーして読後まで続いてしまった。
それはそれとして、他をぶっちぎって一人で異世界を堪能しまくってるハイファンタジー宝田の突っ走り方はもう何もかもぶっちぎってるなあ。こいつだけ世界観が違う、というかもう自力で世界観を塗り替えちゃってるよ。逞しすぎる。なんでこんな実践力高いんだ!? これもある意味、意識高い系になるんだろうか。いや、彼女の場合、その高い意識を有無を言わさず全部自己実現して、成立させ、実践して実現しちゃってるんだから、ものが違うんですよねえ。面白すぎる。
しかし、本作はひたすらプリシラ王女のネタフリとボケとツッコミでできてるなあ。主人公、スベリ芸はマジで難易度高いから手を出すのは止めとけ、マジでやめとけ、それは修羅の道だw

1巻感想

異世界修学旅行4   

異世界修学旅行 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行】 岡本タクヤ/しらび ガガガ文庫

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新しい異文化コミュニケーションコメディ!

高校の修学旅行中だった沢木浩介をはじめとした2年1組の面々は、気づけば中世ファンタジー風の異世界へと辿り着いてしまう。どうやらこの世界では100年に1度くらい異世界から人間が漂着し、漂着者はその度に世界の危機を救ってくれるという言い伝えがあるという。
普段から接している漫画とゲームとラノベとゆとりある教育のおかげでその手の話をすんなり受け入れた2年1組は、サクっと世界を救ってやろうと決意する。
だが、世界を支配せんとしていた魔王は既に倒されたあと。彼らの活躍する隙間はもう残っていなかったのである。さらに次の日食の際に儀式を行えばもとの世界に帰れると知り、拍子抜け。
しかし、異なる文化と文化がぶつかるところでは、必ず摩擦が起こるもの。異世界中に散らばった少年少女たちが世界各地で様々なトラブルの種となっている。
浩介たちは異世界という修学旅行先の各地で思い思いにはしゃいで回る個性的すぎるクラスメートたちを全員回収し、無事にもとの世界に帰還することができるのか。

異世界から帰るまでが修学旅行の異文化コミュニケーションコメディ。
名前に覚えがあると思ったら、この作者さん、【僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!】の人じゃないですか。活動実績は少ないながら、どれもいい仕事してるんですよね。本作も、流行りの異世界転移モノと思いきや、一味も二味も違ったものでした。せっかく異世界に来たものの、別に現地の内政に関与するでもなく、戦争に加担するわけでもなく、文化侵略するまでもなく文化色々浸透しているし、現代知識そのものも若干の遅れはあるものの、結構流布しているので、異世界まで来たはいいものの、特にやることもなく……観光だよ!観光!! というわけで、異世界に来ても王宮を旅館代わりに修学旅行を続ける面々。平和である。やったことといえば、現地人の姫様にお菓子を献じたくらいか。
まー、このお姫様、プリシラがぶっちゃけ全部持ってってますよね。プリシラ無双。なんでそんな、日本のバラエティ番組への造詣が深いんだよ! あらゆる物事をバラエティ番組のあれこれに当てはめて解釈するその知見たるや、生半のテレビっ子では太刀打ちできないバラエティという概念そのものへの習熟度である。どれだけバラエティ見尽くしたら、そこまでの見解を得られるのか。タモリ倶楽部のノリをそこまで深く理解仕切った異世界人は初めて見たわ!! 
しかし、前作もそうだったのだけれどこの人の描く学生は、端から端まで個性的すぎやしませんかね! まともな奴が一人もいない、一人もいない! キャラ立ちしていないと入学できないのか、というくらいにクラスメイトの一人一人がアレすぎる。文化祭の出し物を何にするか、のアンケートで出てきた案を並べるだけでクラスメイトがどんなやつかわかってしまう、というのも相当なんじゃないだろうか。
一方で、他のクラスメイトや圧倒的すぎるプリシラの存在感に押されて、肝心のメインとなる主人公とヒロインの影の薄さが逆に尋常でなかったりする。あんたら、主役じゃないんかい。前作で、個性的すぎるキャラたちを圧倒する勢いで全部持って行ってしまっていた存在感ありすぎな主人公とメインヒロインの反動なのだろうか。
プリシラに個性の無さを突っ込まれてた主人公はまだマシな方で、むしろ何も言及されていないメインの幼馴染ちゃんの方が存在感ないんですよね。
「行くー」
は私も可愛いと思ったが、思いましたが、うんうん。
まー、何しろ文学少女の豹変というか変身がインパクト強すぎたしなー。ただの知識バカではなく、マニアが高じ過ぎた挙句に行く所まで行っちゃってるあたり、いきなり旅先で颯爽と現れた時には突き抜けすぎてて笑ってしまったし。いやもう、そこまでやればもう何も言えないよ。凄いよ。バイタリティありすぎだよ。
ゲームマニアの豚くんも、凄いと言えば凄かった。言ってることはどうしようもないことのはずなのに、あの溢れかえる大人物感。むしろ、偉大な人物に思えてくる威風。いや、ほんと何にもしてないのにね。
異世界に転移してきた直後あたりは、主人公とヒロインの綾ちゃん、ちょっと甘酸っぱい雰囲気で旅先で関係が変わり始める幼馴染同士、みたいな予感が漂ってたのに、実際王宮から出てからはパタッとそのへんの空気感止まっちゃったんで、個性的なクラスメイトたちが今後も出てくるにしても、殆どプリシラ姫が持ってっちゃうのは仕方ないにしろ、メイン二人のラブコメはきちんとやってほしいなあ。
それにしても、まだ出てないクラスメイトが完全に出待ちのコント大会状態な件について。司会はもちろん、プリシラ姫で。彼女のさ○まやタモさんばりの司会トークセンスはもう既に大御所レベルやでぇ。

岡本タクヤ作品感想
 
11月26日

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