百花宮のお掃除係

百花宮のお掃除係 5 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 ★★★☆   



【百花宮のお掃除係 5 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】  黒辺 あゆみ/しのとうこ カドカワBOOKS

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黄家のお家騒動を解決し百花宮へと戻った雨妹(ユイメイ)。中秋節が近づき秋の味覚に心躍らせる彼女に、楊(ヤン)から訪問診療の指名が入る。患者は、訳あって長期療養中の近衛のお偉いさんらしいのだが、彼は雨妹の姿を見た途端、突然顔色を変えて怯えだす。かつては皇帝の側近だった彼が病んでしまった原因は、どうやら雨妹の亡き母にあるようで……?
近衛相手に一喝! 亡き母の呪縛に囚われたオジサマを心身共に救ってみせましょう!
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百花宮のお掃除係 4 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。★★★☆  



【百花宮のお掃除係 4 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】  黒辺 あゆみ/しのとうこ カドカワBOOKS

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潘公主をみんなが見惚れる良い女にしようと、食事改善に運動指南にと奔走する雨妹。しかし不調の原因の根本は、黄一族のお家騒動であり、都から嫁いできた潘公主に排他的な屋敷にも問題があった。不器用ゆえにすれ違っている潘公主と利民が心を通わせられるよう、恋のキューピットとしても雨妹は大活躍! しかしついに、利民が統治する佳の地を奪おうと黄県主が動き出す。海賊の襲撃で、雨妹は救急箱片手に戦場を駆け回り、さらには黄県主と直接対決へ――!?
雨妹を同じ国内とはいえ皇帝家の権威が通じにくい(通じないとは言っていない)黄家の領地に一人置いて帰る、という事に関しては立勇がついているから別に不安視していなかった、というか何とも思っていなかったのですが。何しろ、雨妹は公式にはただの女官で掃除係ですからね。むしろ立勇がついているだけでも大盤振る舞い。少なくとも黄家の使用人たちの嫌がらせからは立勇がいれば守ってもらえる、精神的なイビリはそもそも雨妹には通じない、という訳で護衛だなんだという件については特になんにも考えていなかったのですが。
父である陛下からするとそうも言ってられなかったのかもしれない。
まさかの虎の子である直属の隠密集団を雨妹の護衛のために派遣していたという過保護っぷり。それも立勇が驚くくらいの大物、恐らく隠密の長か一番の腕利き、或いはその両方をリーダーとしたガチの最優部隊っぽいんですよね、これ。それをわざわざ自分の元から離して、雨妹の護衛のために派遣してくるという……本来なら別に危険な土地というわけでもなかったのに。
とは言え、海賊退治などで荒事に巻き込まれるはめに……正確には首を突っ込む事になったので陰の護衛が居てくれたのは大変助かったのですが。それに、彼らが居てくれたおかげで立勇が安心して雨妹の元を離れて、ある意味雨妹を一見無防備に一人にすることで囮代わりにすることも出来たので大変に役にたったので陛下の先見の明が光るのでありました。さすへいか。
陛下、元は反乱を平定したりと超やり手の皇帝として名を馳せていたのが近年では随分と燻ってしまっていたようなのですが、最近とみに気力精力を取り戻して往時の名君としての顔を再び見せるようになってきたという話なのですが、さていったい何があったんでしょうねえ。

さても、黄家…それも黄県主という家の癌みたいな女性とその影響下にある使用人たちによって影に日向に嫌がらせを受けながら、図太くスルーしたりそもそもイビリと感じなかったり、しつこく絡んでくる相手には口八丁で追い詰め、皇家の権威も利用してぶちかましてやったり、とまったくダメージを負うこと無く、潘公主のダイエット管理をしながら夏のバカンスを満喫する雨妹。
うん、これ完全にバカンスですよね。海の幸を堪能し、交易の港町特有の賑わいや異国の風情を満喫したり、現地の発明家が作っていた自転車の原型と遭遇して大はしゃぎしたり。
いやこれ、後宮に自転車が普及する流れじゃないですかー。立勇も気に入ってしまったので、軍の方にも導入されてしまいそうな勢いですが。ゴムなしチェーンなしだとまだまだ乗り心地はしんどそうですが、移動手段が馬車と馬しかない中で狭い都市内や広い後宮みたいな屋内では利用価値もあるんだろうか。
しかし、相変わらず立勇とはいいコンビである。いざというときお互い言わずとも何をやりたいのか察して合わしてくれるところなんか、以心伝心と言ってもいいくらいかも。皇家の権威を利用して突っかかってきた連中をやり込めるときなんかの、打ち合わせもしていないのにポンポンと掛け合いで相手を追い詰めていく様子は痛快ですらありました。全然ベタベタした様子のない二人ですけれど、気心はしれあっていると見てもわかるんですかねえ。潘公主からは恋人同士だと勘違いされる始末で。
まあ雨妹からすると、今更恋愛ってもんでもないですし、頼りにはしているけれど立勇に特別な感情は抱いていない……と、思っていたのですが、しばらく立勇が自分から離れて海賊退治に同行していたときは結構本気で心配していましたし、いや死んじゃったらちゃんと弔ってあげないと、とかその時はその時で微妙に割り切っていたというかサッパリしちゃっていたのは苦笑ものでしたが。
でも立勇には一緒に居てほしいな、と思う瞬間があったのは確かなので、なるほど乙女的な情動もちゃんと彼女の中では働く余地は残っているのかもしれませんなあ。

逆に乙女回路全開なのが、本当は雨妹の異母姉にあたる潘公主。現状では結婚した黄家の利民とはすれ違ってしまっているのですけれど、お互いなんだかんだと両思いなんですよね。勝手な思い込みでお互いにあんまり好かれていないと勘違いしているのを、雨妹がダイエット管理や美容指導などで後押しして改めての縁結びをすることに。
わりと高貴な身分の女性に対してのものとしては常識外の提案をする事の多い雨妹なのですけれど、固定観念などで反射的に拒絶せず、何でも好奇心たっぷりに興味を示して話を聞いてくれて、論理的に受け入れてくれる潘公主はやりやすい人ではあったんですよね。
イビリによってストレス障害、精神的に追い詰められていた潘公主ですけれど、だいぶ文化の違う黄家に嫁いできたようにむしろ図太いくらいの人なんですよね。根っこの部分であっけらかんとして前向きだったり好奇心の固まりだったり、とこうしてみると案外雨妹と似ている部分が多くて、なんだかんだと姉妹なんだなあ、と思わせてくれる所でありました。
明賢太子もその辺似てる感じがあるので、血の繋がりなんですかねえ。皇帝陛下の好みって派手めよりも普通な感じの人だったり、前向きで明るい感じの人だったりするので、子供達の中にもそういう部分が引き継がれている子たちがそこそこ居るのかもしれません。

結局、ひと夏まるまる海で過ごしていたのか、雨妹は。後宮に帰ってきた時に、おかえりと迎えてくれる人たちがいて、心からただいま、と言えることに気づいた雨妹。ただ趣味が高じて後宮ウォッチングだー、と入り込んだ百花宮ですが、今や雨妹にとってそここそが帰るべきホームになっていたんですねえ。それに気づけただけでも、良き出張編でありました。




百花宮のお掃除係 3 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 ★★★☆   



【百花宮のお掃除係 3 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】  黒辺 あゆみ/しのとうこ カドカワBOOKS

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お忍び旅行で後宮脱出! 食の大切さを説き回る!

明賢のお忍び旅行の供に任命された雨妹。容体の悪い妹の見舞いということで向かうのは、海辺の街! 今世初めての海に期待を募らせ出立するも、道中見過ごせない事態に次々と遭遇し……雨妹の回診劇が始まる!?

表紙絵の雨妹の格好、てっきりノースリーブで中華風の世界では珍しいなあ、しかも脇が甘くて随分とセクシーな衣装になっているけれど大丈夫なのか、と思ったら単に肌の色に見えただけでちゃんと長袖の服でした。まあオシャレはするにしても、そんな大胆な格好はお兄ちゃんが許しませんか。
明賢太子のご指名で、お忍びの旅行のお供に付き従うことになった雨妹であるけれど、その旅路というとお付きの女官じゃなくてむしろ主賓か、というくらい雨妹メインで観光なんですよね。彼女が興味持ったところに連れて行ってあげて、食べ物もあれこれと片っ端から露店などで買って食べさせてあげて、と。
いやこれ、太子さま、かわいい妹ちゃんを遊びに連れて行ってあげたかっただけじゃないの?
いいんだろうかこれ、と思いながら食の魅力にあっさり負けて餌付けされてまわっている雨妹も雨妹だけど。この娘、美味しいもの甘いものを食べさせていたら実にいい顔になるから、太子さまってそれを楽しみにしてる節もあるんだよなあ。
こうして見ていると二人は兄妹ではあっても年の近いそれじゃなくて、大人の兄と子供の妹という年の離れた兄妹感が凄くあるんですよねえ。それも兄の方は社会人で奥さんもいるような年嵩って感じで。実際に妃も幾人もいるのだから、奥さん居るというのも間違っていないのですけど。
しかし太子さまはいつまで雨妹にもう妹だと知っていると告げずにいるつもりなんだろう。雨妹の方もこれもう気づかれてるよなあ、と薄々察しているけれど太子側が何も言わないから触れないようにしているくらいですからねえ。
まあ、雨妹が実は公主だと公式に明言すると皇太后含めて面倒なことになるので真実を伏せているのは良くわかるんですが、もう本人にはお兄ちゃんだよー、と言ってもいいんじゃないかなと思うくらいなんですけどねえ。とはいえ、雨妹も太子にお兄ちゃんだよー、とか告白されても困るっちゃ困るのか。だとしたら、今みたいに暗黙の了解にしておくのが一番いいのかもしれないけれど。

さても、一応太子様も雨妹とただただ遊びに連れてきたわけではなく、一応その医療への知識を頼りにして、別家に嫁いだ妹へのお見舞いに連れてきたんですね。
これまで雨妹が関わってきた医療案件は、難病や大病など本物の医者でないと取り組めないものではなく、元看護師として関わるには基礎的でもあるだろう生活に根ざした健康障害が多かったんですよね。今回は熱中症に、件の嫁いだ妹の播玉さまが罹っていたのは過度のダイエットに端を発した味覚障害。
というわけで、雨妹は現地に居残って一ヶ月くらいを目処に播玉に無理のないダイエット方法を指導することに。勿論、お付きは宦官の立彬改め、武官の立勇が務めることに。
いや、結構あっさりと立彬が実は宦官じゃないってバラしちゃうんですね。もう最近は太子の側近というよりも雨妹のお目付け役になっちゃってる立くんですが、もうあんまり不満とかはなさそうなんですよね。今回なんぞ宮廷に戻る太子と離れて雨妹を守ることになったのですけれど、当たり前みたいに付き添ってくれてますし。ほんと最近、いいコンビになっちゃってますし。いちゃもんつけてきた黄家の副料理長を口八町で追い詰めるときの二人のコンビネーションと来たら、息ピッタリじゃないですか。
玉さまのダイエット指導でも、運動面では色々と助言もくれてますし。無くてはならない人になっちゃってるなあ。
しかし、後宮ウォッチャーなのについに後宮出たまんまになっちゃったなあ、雨妹ってば。
そして、玉さまが過度のダイエットに走る原因となってしまったプレッシャーの要因、黄家の内部の問題は未だ解決せずそのまま話は次巻へ。おお、初めての上下巻構成だ。






百花宮のお掃除係 2 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 ★★★☆   



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子どもの病いは呪いじゃありません! 新米宮女、後宮でまたまた大暴れ!
中華風の異世界に転生し、後宮でのお掃除生活を満喫していた雨妹は、庭でやせ細った子どもと出会う。皇帝の息子にもかかわらず酷い扱いを受ける子に違和感を持ち、その原因を探ることにしたが……

ああ、食物アレルギーはやばいですよね。この症例が世間的に周知されるまでに一体どれだけの人たちが犠牲になっていったのか。ぶっちゃけ、私が子供の頃なんてアレルギーなんて全然一般的に知られていなかったもんなあ。
前世の華流ドラマファンを拗らせて、この新しい人生でも後宮ウォッチャーとして掃除係生活をエンジョイしている雨妹。あくまでウォッチャーであって自分から面倒事に首を突っ込むつもりはないし、派閥争いにも興味なし。出世して忙しい仕事に追い立てられる人生は前世でもう十分堪能したし、この人生ではのんびり楽しく過ごしたい、と仕事の合間、ご飯の後の甘味を楽しみに過ごしている雨妹だけれど、いざ目の前に病気で苦しんでいる人や虐待されている子供を目の当たりにしたら、この娘は放っておけずに突っ込んでいくんですよね。
彼女の悠々自適には、見て見ぬ振りは存在しないんだよなあ。そんな事をすれば、それこそ楽しく過ごせない。
それは命を救う現場で人生を全うした人間の、魂に刻まれた胸を張るべき為すべき事なのでしょう。甘いものを上げていたらホイホイと嘴を開いてピーピー鳴いて喜ぶ小鳥のような、小動物のような愛らしさとはまた別の、それが雨妹の魅力なのでしょう。そういう毅然とした側面はほんと好きだわー。
そんな彼女の見守り人と半ばなってしまっている立彬くん。最初、立ち位置的に明賢太子が物語上の雨妹の相手役なのかと思いましたけれど、この人血統的には雨妹の実の兄にあたるんですよね。そうこうしているうちに、太子という立場上早々簡単にうろつけない太子に変わって、立彬が頻繁に雨妹に会いに来るようになって、なるほどこっちか、と理解した次第。
最初は胡乱な態度だったのに、そのうち餌付けするみたいに雨妹に食べさせるために甘味持参してくるようになりましたしねえ。さらに、何か雨妹が困っていたらすぐさま現れて助けてくれたり求めているものを調達してきてくれたり、と完全にお助けマンになってるぞこの人。
……暇なのか? と、雨妹にも思われていそう。一応太子の命令もあって雨妹の動向を観察しているはずなのですが、段々と個人的にも目を離していると何をしでかすかわからない小動物、という感じで見守っている節があるんだよなあ。にしても彼も雨妹が本来なら公主であり主である太子の妹だと知っているはずなのだけど結構扱いがぞんざいであるw
さても相変わらず、目の前で苦しんでいる人は見捨てられない雨妹は、呪いだなんだと騒ぐ皇太后の命令を踏みにじる形で、それは病気だ症状だと看破して治療の助言をしてまわっているだけに、いい加減目をつけられそう。既に注目は集めちゃってますしね。
一方で太子や幾人かの妃のお気に入り、という立場は周知されつつありますし、太子の側近や幾人かの聡明な人は雨妹の素性についても察知しはじめているし、さていつまで後宮ウォッチャーなんて悠長なことを言っていられるか。
派閥争いなどとは関係なかったものの、病気などに詳しいというのはすでに知れ渡っているために今回は拉致までされる展開になってますしね。段々と、派閥争いの核心になっていきそうな予感である。
それに、どうやら皇帝陛下も雨妹の存在に気づいた節もあるからなあ。これまで勝手に自殺していなくなった母親にもあまり情が感じられず、会ったこともなかった父親である皇帝陛下については自分が皇族なんて実感もなく育ったこともあり、実際父帝を見かけても何の情動も湧かなかった雨妹。
自分には関係ない世界だ、と割り切る以前に無関心だったはずなのに。
それでも、父親の口から確かに母とその生まれるはずだった娘への愛情が語られたら、この雨妹という名前に込められていた目いっぱいの想いを知ってしまったら。
思わず無意識に涙が溢れてきてしまった雨妹の姿には、何か胸を打つものがありました。愛情を求めてなんていなかった。でも、それは確かに嬉しく温かいものだった。
そのあと、さっぱり切り替えて引きずらず、空元気じゃなく本気で元気いっぱいに振る舞う雨妹の様子は何とも微笑ましく愛らしく。強くていい子である。
そんな表に出来ぬ妹に、何くれとなく目をかけて、助けの手を伸ばす明賢太子。彼女に妃を助けてもらった恩もあるけれど、それ以上に名乗れぬ妹を目一杯気に入って可愛がっている節があって、なんともお兄ちゃんしてるんですよね、太子さま。美味しそうに甘味パクパク食べてる雨妹を見ている太子のニコニコとした表情が浮かんでくるようである。
一方で同じ親族でも、雨妹の母譲りの髪を通じて厄介な執着をみせる皇子が登場し、派閥争いとは別に雨妹の周囲に不穏な影も見えてきているし、これまで以上に立彬が見守り人として見守っていないと大変なことになりそう。それはそれとして、立彬、軽々に女の髪に触れるのはどうかと思うぞ。まあ、簪の件も含めて雨妹は立彬に触れられることには全然嫌な想いをしていないようだけれど。
むしろ、皇子の件もあって立彬に触れられる事に安心を覚えているくらいだから、……ふむふむ。
立彬の母が太子の側仕えとして雨妹にも接触していて、なんか娘みたいに可愛がっているのを見ると、段々と堀が埋められていっているようなw


百花宮のお掃除係 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 ★★★☆   



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憧れの後宮はトラブルだらけでした!? 新米宮女、医療チートで大活躍!

前世の記憶をもったまま中華風の異世界に転生していた雨妹。後宮へ宮仕えする機会を得て、野次馬魂全開で乗り込んでいった彼女は、そこで「呪い憑き」の噂を耳にする。しかし雨妹は、それが呪いではないと気づき……

あれ? これもイラストがしのとうこさんなのか。中華風後宮ファンタジーでは引く手数多だなあ。
主人公の雨妹は前世の記憶持ち。元看護師で定年まで勤め上げて老後も穏当に過ごして天寿を全うした、という経歴は転生者としては珍しい完走組である。趣味は華流ドラマ。韓国で制作されたドラマが韓流と持て囃される一方で、中国で作られたドラマは華流ドラマって言うんですねえ。実際アレ、制作費がよほど違うのかセットの作り込みとかスケール感とか凄いです。
そういうの好きで好きでたまらんかったら、そりゃ実物現物となる後宮は実際見てみるどころか体験だってしたいよね。
というわけで、身売り同然に故郷を出されて後宮の宮女として働くことになった雨妹は、自分の境遇に凹むことなく、下働きの掃除係という立場を大いに楽しむことになるのである。
実際、この雨妹、メンタルが本当に強い、強いというか図太い! なんかこう、オバちゃん的な図太さとバイタリティなんですよね。前世で天寿を全うしたからか、看護師としてバリバリ働いて厄介な連中を相手にしてきた経験か。あんまり前世については細かく触れないのですけれど、子供も育て上げていたようですし、今更細かいことをぐだぐだと気にはせんくらいの経験は溜まっているか。経験というよりも性格な気もするけれど。
それでいてオバちゃんくさいだけではなく、小娘っぽい好奇心の強さや食いしん坊で餌付けされやすいところなど、小動物的なマスコット的な所も大いにあるので、年上の人や身分の高い人には結構目をかけられて可愛がられてるんですよね。よく気もつくし、働き者で情に厚いとなるとそりゃあ気にいるし目もかけますよねえ。
でも、普段から周りにくっつかずに一人で悠々自適に動き回っている上に、ほっかむりに口元も布で覆う、というほとんど眼しか覗いていない格好でうろついているので、多くの宮女や宦官からは不気味がられているのも確かで、うんそれは確かに見た目が怪しすぎるw
そういう周りの眼をまったく気にしない、という素振りもまた距離を置かれている理由でもあるんでしょうね。それもまったく気にしていないのですが。
人の目を気にしないので、言うべきこともためらわない。元看護師として迷信や呪いなどの妄言で人の命が危機に陥っているときには介入も辞さないし、ズバズバと直言も繰り出すので、気持ちいいのは気持ちいいんですよね。偉い人にも気を使わないし。

この雨妹、何気にその出自が非常に怪しいというか危ういもので、雨妹本人も自分の身の上はちゃんと知ってるんですよね。よくまあ知っているのに、平然と後宮にあがってきたなあ、とちょっと感心してしまいます。いや、何らかの思惑や感傷があるならともかく、この人ほんとに好奇心とかで乗り込んできただけだし。その出自を利用してどうこう、は全く考えていないのですが、彼女の身の上に気づいた人たちはとてもそんな風には考えられないですよね。何らかの思惑あって入り込んできた、と思うよなあ。
しかし雨妹は本当に野次馬根性とあと元の暮らしが孤児ということもあって本当にひどかったので、働いてたらちゃんとご飯食べれる宮女としての暮らしを求めてきただけで、それ以上のことは何も望んでおらず、出世欲とかも全然ないんですよね。むしろ前世で看護師という過酷な職業についていたこともあって、今世では身を削ってまで働きたくない、悠々自適に生きたい、と思っているので、医局ヅトメも拒否してただの掃除係にこだわっているのである。
いや、本来下働きの宮女もしんどい仕事じゃないのか、と思うところなのだけれど、マメにちゃんと働きながらも、うまいこと個室ゲットしたり、厨房のお姉さんと仲良くなって毎日お菓子食べさせてもらったり、何人かの妃と親しくなって甘いものを差し入れてもらったり、と……ホントに悠々自適に暮らしてるな、この娘!
前世での医療や健康についての知識を利用して、身近な流行病対策や安全安価な化粧品などを密かに流行らせたりと、段々と一部で注目を集めていく雨妹。まあこの娘のバイタリティからすると、嫌がらせは気にしなかったりうまいこと回避したりも出来るだろうし、あんまり心配にもならないのだけど。
しかしこれ、雨妹の出自からすると彼女の相方役って、太子じゃないんだろうねえ。となると、その側近の青年の方になるんだろうか。今の所、まったく眼中にない気もするけれど。

 
1月27日

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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(マガジンポケット)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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1月6日

(KCデラックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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1月5日

(ヒーローズコミックス)
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(ヒーローズコミックス)
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1月4日

(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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12月28日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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(HJ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(一迅社ノベルス)
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(角川コミックス・エース)
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(ビッグ コミックス)
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12月27日

(ヒーロー文庫)
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(YKコミックス)
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(B's-LOG COMICS)
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