真野真央

学園最強の異能ハッカー、異世界魔術をも支配する ★★★☆  



【学園最強の異能ハッカー、異世界魔術をも支配する】 真野真央/ファルまろ MF文庫J

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「私を──殺してください!」
異世界からやってきたという儚げな少女は出会って早々、俺にそんな言葉を吐きやがった。
なんでも、異世界とこちらをつなぐための大規模魔術の“生贄”から逃げてきたらしい。
その儀式を止めるために、こちらの世界で死にたいのだとか……。
「改竄」という力を使い、異能力を開発するこの学園都市で消化試合のような生活をしていた俺だが、「異世界転生」への手掛かりとなるコイツは何としても助けなくてはならない。
「世界の命運なんて知ったこちゃないが、俺の目的のためにお前のことを守ってやるよ」
電子と魔術、二つの力の邂逅が紡ぐ、運命を改竄する学園バトルファンタジー開幕!

異世界魔術と現代科学をベースにした異能力とのバトルもの。異世界側が一方的に侵攻してくる側になっているので、戦う理由には事欠かないようになっている。その戦端を開く鍵となるのがサクリファイスと呼ばれる生贄の少女なわけだけれど、彼女が生贄として正規に機能するまでは異世界側から同時に送り込まれる人数が限定されている、というのがバトルものとしての舞台設定がうまいこと整えられているんですよね。
なぜ、異世界側がこちらに侵攻してくるのか、という理由にもどうやらちゃんとしたこの物語の根幹に関わるものがあるようですし、何気に設定周りはしっかりしてるんですよね。
ただその分、魔術と異能力の区分について全く異なるルールによって成り立つもの、となり得なかったのは正直惜しいな、と思う部分なのだけれど、異世界側が異能力についてまったく無知であり、完全に未知の力として捉えているので異種格闘技戦的なアプローチとしては十分とも言える。
やっぱり文化圏文明圏から異なる、戦闘法や魔法魔術による異種戦闘ものは燃えるものがありますからねえ。
ただ主人公の能力である「改竄」がタイトルにあるようなハッカー的な要素を存分に発揮できていたかというとかなり微妙ではあるんですよね。彼の能力的にはほんと、何でも出来る予想もできない方向からの絡め手とか、相手に何もさせない完封劇も色んな形で出来たと思うのですが、なぜ同じ方法が何度も通じると思ったしか。そのへん工夫がなさすぎて、学園都市で勇名を成したにしては老練さが足りないなあ、と思ったり。ほんと、その能力に関しては自由度がやたら高いだけに使い方が実に勿体ない。
一方で、決死の思いで異世界から逃れてきたサクリファイスというヒロインに対してのアプローチは満点に近いんですよね、この男。
諦観と絶望と一片の希望を胸にようやくたどり着いたこの世界で、初めて見る科学文明の光景に目をキラキラさせて生気を取り戻して、キャッキャとはしゃぐサクリファイスの姿の尊いことと言ったら。
妹を亡くした一件ですっかりやる気を失ってた在真がようやく手に入れた妹に繋がる異世界という情報源に発奮するのは当然なのですが、向こうから生贄を連れ戻すために現れるだろう異世界の刺客たちの囮としてサクリファイスをぞんざいに扱うのではなく、かと言ってただの庇護対象として守るだけの存在にせず、彼女の生きる意思を沸き立たせ、自ら戦う意志を尊重してあれこれと手を尽くす姿は、ただ優しいだけではない甲斐性が見えてくるんですよね。最後、サクリファイスに対して追手として現れた兄貴に言いたいことを言ってやれ、とお膳立てするあたりとかねえ。
サクリファイスのお陰で、彼自身立ち上がる気力が湧いてきたというのもあるのでしょうけれど、お互いに良い影響を与え合うという意味で、実に良い主人公ヒロインカップルなんですよね。
しかし、サクリファイス以外の女性陣が色んな意味で病んでる、病んでるw
幼馴染もヤバいけど、何気にうまいこと扱ってる在真くん。ヤンデレの操縦法がよくわかってると言えるのかもしれないけど、でも幼馴染への気遣いもちゃんとしているのが大した人物なんだよなあ。
まあ、それ以上にヤバかった妹のおかげで鍛えられたのかもしれないが。いやもう、あれはあかんやろう、というレベルだよね、妹ちゃん。普通、目の前で自殺とかされたらお兄ちゃんトラウマになって当然ですから。
そしてサクリファイスの兄ですよ、こいつ。サクリファイスことリファが自分でも罵ってますけど、生贄で死んじゃう妹に将来のこと嬉しそうに語るとか、自分好きな人が出来て両思いになれたから、そいつと幸せになるんでお前は使命に準じて立派に死ねよな、とか言われ続けたら、レイプ目にもなりますがな、どんな鬼畜やねん。本人、妹を揶揄したり見下したりしてるのではなく、真剣真面目に言ってるあたりがまた救いがないというのが。
在真くんが、こいつ殴る、と物理に偏ってしまったのもわかってしまいますがな。
次はもう少し、改竄という能力をうまいこと使った展開を持ってきてほしくあります。キャラ同士の関係の情勢は丁寧ですらあるので、このままメインを掘り下げていってくれたらなあ、と。

真野真央作品感想

神アプリ曰く、私たち相思相愛らしいですよ? #【攻撃力】全振り幼なじみは俺がデレるとすぐヘタレる ★★★   

神アプリ曰く、私たち相思相愛らしいですよ? #【攻撃力】全振り幼なじみは俺がデレるとすぐヘタレる (MF文庫J)

【神アプリ曰く、私たち相思相愛らしいですよ? #【攻撃力】全振り幼なじみは俺がデレるとすぐヘタレる】 真野真央/あずーる MF文庫J

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翔の幼なじみ・凛珠は積極的なのにこちらがデレるとすぐにヘタレる。おかげで初恋同士だったが結ばれず、信頼度抜群のコミュニケーションアプリでも相性度は1%―と嘆いていたら、翔の恋愛力ステータスが幸運全振りに!?すると相性度最高な女の子との運命の出会いが早速訪れ、素敵な恋が始まると期待したのだが…。乙女チックな後輩や婚約を迫ってくる同級生など一筋縄ではいかない運命の相手が次々と出現!さらには凛珠の反撃も始まり―。おめでとうございます!お二人は幸せ間違いなしの相思相愛です!(一体誰と!?)
「相性度1%幼なじみ」VS「運命の出会い」ステータスが鍵を握る青春ラブコメ開幕!

これ、反撃するから幼馴染凛珠はヘタレるんであって、ずっとデレずに受け続けてたら勝手に攻めきってくれるんじゃないかしら。……証明が終了してしまった。
このコミュニケーションアプリ「Lーstatus」、翔自身が開発に関与していたからか、実際の実績があるからか翔含めて登場人物たちの信頼度バツグン、というかこのアプリの存在前提に物語が組まれているのだけれど、うんチョット待って。凛珠の攻撃力全振りで他はステータス数値0というのはなんとなくそのイケイケっぷりと裏腹の打たれ弱さとかメンタルもバイタリティも皆無というところからわかる気がするのだけれど、他の娘たち。メンタル全振りとかバイタリティ全振りとかの娘たち、そのステイタス100の部分についてはそのキャラの特徴にもなっているから理解できるのだけれど、その他のステイタスが0という部分についてはクビを傾げてしまう。
いや別にこの娘たち、花楽にしても裕子にしても全然攻撃力とか防御力とか0に見えないんですけど!? 花楽ちゃんなんか、攻撃力防御力メンタルみんな0のはずなのにわりと全部高そうな対応とかしてません?
そもそも、主人公の翔が凛珠のこと好きなくせにあんまり未練を見せずに、相性悪いからもっと相性良い娘と仲良くなるぜー、とずいぶんと軽薄な言動を見せてくれるのであんまり魅力的な主人公とは感じられないんですよね。ギリギリのところでどうしても凛珠のことがチラついて、というのはそれはそれで失礼な話ですし。
それもこれも、「Lーstatus」を完全に信用しているからであって、凛珠の事は諦めないといけない、相性度を無視してもお互いに不幸せになるだけ、凛珠とは幼馴染でいいからずっと仲良くしていたいから、と鑑みると凛珠のこと最優先にしている、というのはわかるんですけどね。
そのわりに凛珠のことかなり蔑ろにしているのは彼の軽い性格ゆえなのか、それとも幼馴染という関係に甘えきっているのか。そもそもこいつ我慢聞かずに攻め返して凛珠のこと好き好き言っちゃうから凛珠が逃げて面倒くさいことになっちゃうだよなあ……、って本来なら相手にちゃんと気持ちを伝えるというところをちゃんとやってる主人公は褒められて然るべきなんだが。ってか、最後まで追いかけて追い詰めて逃げられないようにしてから仕留めればいいのに、ってその踏ん切りをつけるのに相性度1%という数値が邪魔してるのか。
こうしてみると「Lーstatus」が完全に二人の仲を邪魔している、というあたりが興味深い。でも、無根拠に邪魔をしているのではなく、「Lーstatus」を信用するなら現状のままくっついてもうまくいかないことは明らかなので、二人ともになにか改善する余地があるということ。アプリの相性度を計測器として捉えるなら、その改善の進行度がわかるという意味で便利は便利なんですよね。
問題は、いったい何が問題で二人の相性度が1%なのかさっぱりわからなくて、何を改善したらいいのかもさっぱり、というところではあるが。
それに、相性度それだけ数値が変動すると常に数値チェックしておかないと意味ないでしょうし、そのうち相手じゃなくて数値の方を見るばかりの関係になりかねない危険性もあるし、なかなかきつい世界観だなあ。

真野真央作品感想

魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ? じゃあ、可愛がってくださいね? ★★★★☆  

魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ? じゃあ、可愛がってくださいね? (MF文庫J)

【魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ? じゃあ、可愛がってくださいね?】 真野真央/シソ MF文庫J

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「私このまま犬でいいんじゃないかな?」「おまえプライドはないのか!?」

たりない魔力を融資します――。魔力量は規格外なのに魔法が使えない融資屋のヒカゼは、着いたばかりの魔法大国アリアウェルの創国祭で少女のスリに遭う。追い詰めると彼女はアミカと名乗り、逆にヒカゼに助けを求めてきた!? これは、商機(ニヤリ)!早速ヒカゼは、神魔導師を自称するくせに絶対魔力量の少ないアミカを顧客第一号として大量の魔力を融資するのだが……。なにこの不良債務者、パンツまで差し押さえたのに開き直りやがったよ!
「私このまま犬でいいんじゃないかな?」
「……おまえプライドはないのか」
ヒカゼと不良債務者どもの破廉恥&波乱の日々が幕を開く!
わははは、なんだこれなんだこれ、面白いぞ! 主人公のヒカゼの魔力融資という設定、魔力を貸し与えるだけじゃなく、担保として呪いかけられたり、取り立ても自動で行えるとか、ちゃんと金融業としての体を成せていて物語の中で上手いこと使えているのもいいんだけれど、それを十全活かせてしまえてるのってヒロインのアミカのぶっ飛んだキャラクターそのものなんですよね。もうこの娘ヒロインじゃなくてヒドインですよね!
初っ端から金貸しから借りた金踏み倒して逃げ回ってたところからどうか、って話なんだけれど、取り立て屋を正当防衛と称して抹殺しようとしたり、通りがかりのヒカゼから財布かっぱらおうとするわ、そして何も悪びれないわ、どこをどう繕っても人として完全にアウトである。
それに、ヒカゼから魔力融資してもらったあとに踏み倒そうとして掛けられた呪い。魔力を返済し終わるまでパンツを履いてはいけない、という女の子としては耐え難いはずの、それこそ急いで魔力返そうと思うだろう恥辱の契約に、一日で慣れて以降ノーパンで過ごすのにまったく抵抗なくなるどころか、裸族として目覚めてしまうとか、女としても色々と終わってる!
ヒカゼとエッチしたらその無尽蔵な魔力を奪い取れる、というデマを信じてヒカゼを襲うわ、「よっしゃ、やろうか」とかいうメインヒロインw いや、正気じゃなかったとしても。ってか、この娘普段から正気が見当たらないんですけど。
借金は、借入金が天文学的数字になればなるほど、むしろ貸した側よりも借りた側の方が強くなる、という盤外ルールがありますが、ぶっちゃけ元金に関しては無限に所有しているヒカゼからすると、色々とやらかして国一つ滅ぼしかけてそれを回避するため、というかマッチポンプで消化するために個人で借り入れる額の限界を一桁二桁突破してしまったアミカですけれど、もちろん当然のごとく借金の額がどれほど膨大になろうとヒカゼに逆らえるわけがなく、むしろ犬扱いになれ果ててしまう始末。というかもう絶対に返せない額に、もう返さなくてもいいなんじゃないかな?と開き直って進んで犬と化すメインヒロイン!
他の二人のヒロイン、ルーとセラもかなり人としても女性としてもアレなキャラなんですが、あまりにもアミカがキャラとしてやらかしすぎててインパクト全部持ってったまま離さなかったんですよね。とにかく、アミカに尽きる。彼女の自由フリーダムすぎる駄犬な所業を堪能しているだけで、最高すぎる作品でした。このギャグのテンポとそれに乗っかるキャラのノリの良さは逸品だわなあ。面白かった!

真野真央作品感想

スリーピング・ストレーガ 3.恋避離脱の魔術領域3   

スリーピング・ストレーガ3 (MF文庫J)

【スリーピング・ストレーガ 3.恋避離脱の魔術領域】 真野真央/風瑛なづき MF文庫J

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「昔話をしましょうか」唐突に真白の前に現れて魔術師たちを排除した来巻フレアは、君色を前に滔々と語り出す。かつて異界に君臨した凶星魔王“ストレーガ”が願い、フレアに託された計画の全貌を―。この世界と異界とを繋ぐことで滅びゆく異界を救おうとする大家族“グランファミリア”と、これを世界の危機と理解して阻止しようとするソサエティの魔術師たちとの狭間で、究極の選択を迫られた君色とリオが選択したのは―「駈け落ち」!?真夜中の美少女バトルコメディ第三幕。
ええええーっ!? 前回のラストでついに正体を現した真の黒幕フレア。まさかの妹の親友が黒幕という事実に、これは泥沼展開かと思ってたら、この三巻が始まっての展開に唖然呆然。想像の斜め上どころか、インメルマンターンをキメられたよ!!
ちょっ、この主人公、リオと真白を連れて魔王の陣営に寝返りやがったーー!!
まさかまさかの、敵が味方に、味方が敵に、という大逆転現象が。これまで敵対してきた大家族“グランファミリア”に参入し、逆に魔術界の秩序機構でもあるソサエティが敵に回ってしまうという、なんじゃこれおもしれえ。
普通、こういうこれまで居た組織から敵側に移ってしまうという展開の際には、元居た組織なり機関なりが相当に悪いことをしていて、真実を知ったり不都合に巻き込まれた主人公たちが追われてしまうというケースが多いんだけれど、面白いことにこのソサエティって組織的に決して瑕疵はないんですよ。むしろこの手の機関としては非常に健全で、柔軟性もあり、所属している魔術師たちも悪い人はいない。裏でコソコソ謀略の糸を手繰ったりしてもいないし、ぶっちゃけ魔術機関としてはかなりまともで信頼出来る組織なんです。だから、普通に考えたら主人公たちがここを裏切る要素は何もない。
でも、裏切っちゃうんですよ、笑っちゃいますよね、あははははw
だからといって、別に君色たちがおかしくなったわけでもない。ぶっちゃけ、魔王と大家族“グランファミリア”のあり方や目的に対してのソサエティの認識がかなり恣意が入っていたというか、少ない情報のせいで先鋭化していたのが原因で、彼らが世界を悪意をもって滅ぼそうとしている存在だと思われてしまっていたのが最大の原因だったわけで、フレイの真意と大家族“グランファミリア”の目的を知った君色たちが彼らの計画の鍵として積極的に彼らを助けようと思ってしまったことが、この反転展開を産んでしまったわけですな。
じゃあ、ソサエティの誤解をとけよ、という話なんだけれど、問題は魔王とグランファミリアが邪悪か否かではなく、彼らの目的がこの世界を滅ぼしてしまうか否かが問題だったわけで、一番ややこしいのは世界が滅びるかどうかを誰も客観的に証明できなかったことが混迷を招いてしまったんですな。フレイたちは、根拠あって世界は滅びないと告げるものの、それをソサエティ側に納得できる形で証明が出来なかったので、ソサエティ側は万が一を考えてグランファミリアを止めようとする。この計画を阻止されてしまうと、フレイの世界が確実に滅びてしまうグランファミリアは徹底的に抵抗する。
こればっかりはどっちが悪いか、という問題ではなくて、完全に立っている場所の問題だったんですよね。その中で、元々ソサエティとは関係ない一般人だった君色と真白はフレイの側を選択し、リトもまた君色の判断を是としてフレイに味方することを選んだのです。なので、別にソサエティに意趣があったわけじゃないんですね。お陰で、双方ともにあんまりドロドロとしたひどい展開にならずに済んで助かりました。
妹から放置プレイを食らったリトの姉ちゃんとしては、発狂モノの流れではあったのですけれどw
小姑から解放された君色とリトはというと、もうひと目も憚らずイチャイチャしっぱなし。お前ら、本気で駆け落ちしただけだろう。一方で、フレイと真白もイチャイチャしっぱなしで、お前らも駆け落ちしただけで元の目的忘れてるだろう、とw
グランファミリアも、味方になってしまうと愉快なキャラクターの親しみのもてるイイ連中で、文字通りの大家族という雰囲気で、君色たちが加わっても新しい家族が増えた、というくらいの馴染み易さで、実はこっちの方が居心地よかったんじゃないだろうか。
ラストの、妹・真白の兄離れ宣言のぶっ飛びっぷりに盛大に吹き出したりもしましたが、ギスギスした空気にならずともなかなか緊迫感のある信念がぶつかる真剣な展開の果てに待っていた大団円。ここまで行き届いた大団円はなかなか無い、というくらいの気持ちのよいハッピーエンドでした。三巻という短いサイクルでまとまったシリーズでしたけれど、尖りのない丸みを帯びた柔らかな雰囲気の中に突拍子もない予想をすっ飛ばすようなはっちゃけっぷりが内包された、実に活きの良い良作でした。これは、次回以降の新シリーズも楽しみです。面白かった♪

2巻感想

スリーピング・ストレーガ 2.刻限聖夜の凶星魔王3   

スリーピング・ストレーガ2 (MF文庫J)


【スリーピング・ストレーガ 2.刻限聖夜の凶星魔王】 真野真央/風瑛なづき MF文庫J

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「これから試験行くわよ、試験」
突然、玲樹に≪ソサイエティ≫の称号魔術師認定試験へと連行されるリオと君色。ところが君色の契節約の力のせいで試験は破綻してしまう。このままではまともに称号魔術師になることさえ叶わない。そこで君色は、玲樹から力の制御強化の課題を出されるのだが――
「君、うちの妹のリオと結婚しなさい」「……うぇ?」さっそくリオが君色の部屋にやってきて以前にも増して密着してくるようになる。しかしリオの本音は称号魔術師になることとはまた別にあるようで……? 真夜中の美少女バトルコメディ第二幕!
リオが完全にデレッデレやがな!! 前回ラストで好きになっちゃいました、と告白されたのはいいけれど、もうちょっと好きの意味に含みや偏りがあったり、変質的な傾向でも出てしまうのかとヒヤヒヤしてたら、これがまたものすごく純真に恋する少女になってしまっていて……いや、誰だよお前。
気力とかやる気とかが根本的にかけているだるだる系少女で君色への態度もかなりぞんざいだったような記憶があるんだが、今となっては懐いた子猫みたいになってて……なにこれ可愛い。あんまりテンションあがらず大人し目なのは変わらないのですけれど、こうひっそりとキャンキャンうるさくないのに意外に積極的でストレートなのが予想外にツボに嵌ってしまいました。緊張すると丁寧語になってしまうというのも、ついつい畏まってしまうキャラクターが可愛くて可愛くて。これには君色くんも思いっきりあてられてしまうのですが、女の子にこんな態度とられたらたまらんわなあ。防壁なんて簡単に崩される。
とは言え、リオの直球な態度に対して君色がここまで此方も直球で返してくるとはさすがにこれも予想していなかった。もっとグダグダになると思ったんだけれど、彼は自分の気持ちに対してとてもキッパリとしていて、これは好感を抱かざるをえない。結局のところ、彼の悩みというのは自分が最終的に妹のほうを優先してしまうだろう事実が、リオに対して誠実じゃないんじゃないか、という点にあったわけです。つまり、自分もリオが好きという点には何の疑問もはさんでいない。その辺りの苦悩が解消されたあとの、デレた同士のデレあいは見ていてこっ恥ずかしいくらいのイチャイチャっぷりで、これはごちそうさまとしか言いようがありませんでした。いやはや。

当人には戦闘力が皆無にも関わらず、契約者のリオには使用MPダウン、リオ以外の周辺には見境なしにMP値ダウン、という完全支援系自動スキルの持ち主という主人公には非常に珍しい能力の持ち主なんですが、これが極めて凶悪なんですよね。基本的に魔術師しか出てこないのに、君色と対峙したらろくすっぽ魔術を使わないうちにMPがなくなっちゃって魔術使えなくなっちゃうんですから。代わりに味方もリオ以外は区別なく魔力が失われしまうのでなかなか協働も出来ませんし、いざというとき支援や回復の手段が取れないので便利とは程遠いスキルなのですが。でも、敵をほぼ無力化する一方でリオを強化出来るんですから、普通にやったらどんな強力な敵が相手でも殆ど無敵に等しいコンビなんですよね、この二人。
ただし、君色の能力が通じない相手となると、状況は不利になる程度では済まないのですが。そして得てして、そういう状況は訪れてしまうものなのであります。
でも、まさかそっちからアプローチしてくるとは。意気投合、という意味では君色と一番息があっていただけに、この展開はまさか、だったんですが……あながち騙していたわけでもなさそう、という感が見え隠れする以上、話は単純に真の黒幕登場、というわけではないのかもしれない。なんだかんだと妹の真白が鍵、というのは一切揺らいでないんですよね、これ。
まああんまり長引かず、次あたりできっちりたたんでくる気配も濃厚なので、リオとイチャコラもっとするがよいよ?

 
1月25日

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(講談社ラノベ文庫)
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(一迅社ノベルス)
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(角川コミックス・エース)
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(ビッグ コミックス)
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12月27日

(ヒーロー文庫)
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(YKコミックス)
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(B's-LOG COMICS)
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(REXコミックス)
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12月26日

(モンスターコミックス)
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12月25日

(ZERO-SUMコミックス)
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(DNAメディアコミックス)
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(オーバーラップ文庫)
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