短編集

デート・ア・ライブ アンコール 8 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ アンコール 8】  橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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「なんでよりにもよって私が教師なわけ?」
七罪が先生になって精霊たちのクラスを担当!?
「民を幸せにできずに何が王だ!」
国のため、民のため、そしてきなこのため十香は圧政をしく王を倒す!?
「また逃げたわね本条ぉぉぉッ!」
琴里編集長の怒号が響き渡るラタトスク編集部発行『フラクシナスマガジン』の校了!?
「―店は決まっておるのか?」
六喰太夫が遊郭でお座敷遊び!?これは世界から否定されなかった精霊たちの、もうひとつの物語。五河士道はいくつもの『IF』の世界を渡り、ある真実に辿り着く―。ありえたかもしれない戦争を始めましょう。


【七罪ダブル】
いやそりゃ七罪以外に先生出来るような人材、精霊の中にはいないでしょうに。タマちゃん先生でも出来るんだから誰でも出来るだろう説はあるけれど、二亜とかにやらせると普通にダメ教師になるしなあ。
ちみっこい方が先生役というのも大正解である。久々に七罪の大人バージョンも見れて良かった、というか今回は女子高生バージョンか。自信がなかなか持てないちびっ子七罪の憧れは、やはり大人な自分なんだろうけれど、内面の成熟度からすると今の七罪の方がしっかりしているんですよね。女子高生な妹の方の七罪が、姉である本当の小さな七罪への憧れを語るのはさて、いったい誰の思いなのか。
あと、二亜は女子高生はさすがにコスプレ感が酷すぎてアウト。ってか、学校でビール缶カラにして酔っ払うな!


【十香ブレイブ】
前回の七罪二人に引き続いて、今回も反転十香と純正十香の対決ということで本作のコンセプトって自分との対峙なのか、と勘ぐったのだけれど後々見ると別にそんなことなかったぜ。
最近十香の成長著しいんですよね。今回も真っ当に勇者して、民の安寧を語ってたりするし。前はそんな難しい話できなくて、ひたすらハングリーモンスターしてたのに。
何気に今回も二亜がやりたい放題酔っ払っていて、この呑んだくれ本当に誰かなんとかしろ。まあ何故かこの人、自分から小物ロールはじめて自分からギャフンと言っちゃうので放っておけばいいような気もするんだけれど、美九の方はあれ放って置くと際限なくやらかすので、あちらこそ誰かなんとかしろ! 今回なんか本人登場していないにも関わらず、酷い存在感でした。被害者七罪が可哀想過ぎるw
前は変態は折紙のワントップだったのだけれど、美九と二亜が加わったことで酷さが三倍になってきたなあ。


【琴里エディター】
うちの妹は頼もしいけれど、それ以上にダダ甘なお兄ちゃんっ子なのです。琴里編集長のもと、新人編集士道が難儀な精霊作家たちから原稿をもぎ取るお仕事編。
だから本当に二亜と美九はなんとかしろw って、本作ではそればっかり言ってるような。このあともそればかり言うしかないのである。折紙もあれはあれでブレないのだけれど、彼女って意外とちゃんと与えられた役に乗っ取りつつそこで変態プレイかましてくるので、世界観には従順なんですよね。対して、二亜と美九はブレなさが貫かれすぎていて、どこの夢でもやってること変わらないw
さて、しかし作品名を見ると琴里も相当にガチである。血のつながらない義妹というポディション、活用する気満々じゃないか。でも、士道もラストみると相当甘やかしてるよね、これ。


【六喰ゲイシャ】
何気に一番しっとりとしたラブストーリーしてたのが、この六喰をヒロインとした苦海編。十香と同じ無垢で純心なタイプな六喰なんだけれど、まだ子供っぽさがつきまとう十香に対して六喰の方は艶が全然違うんだよなあ。一途だけれど湿潤な色気が醸し出されていて、なるほど六喰の花魁はまさに適役でありました。イラストもまた気合入ってて。花魁六喰の後ろの禿な七罪と四糸乃のコンビも可愛らしさ突き抜けてましたけれど。
これ、全員分描いておくべきなんじゃなかろうかw
何気にお座敷遊びも知らないのがあって、勉強になりました。


【士織スピリット】
本作随一の怪作!! って、これ誰の夢なんだ!? 新たに出現した士織という精霊をデートしてデレさせて攻略することになった五河士道。しかし彼は知っている。彼女・士織は自分が女装した姿! どうやら本当に女体化しているようだけれど、あれは紛れもなく自分さー。というわけで、自分を攻略するはめになった士道。ちなみに相手の士織の方も士道が自分だとわかっている。お互い自分同士とわかっていながら、デレさせることが出来るのか。という倒錯極まった話であり、シリーズ通して実は士織が一番可愛い、という説を鍛造して鍛え上げるかのような話である。
てか、ガチでデレやがった二人共w
士道くん、今まで数あったデートの中で今回が一番楽しそうだったぞw


【その幕を下ろすのは】
さても今回の夢のお話の黒幕の登場である。なんかその多重存在な設定、ほんと便利ですよね狂三さん。
CRユニット装備の狂三とか、いつもの黒ゴスロリと全然印象違っててこれはこれで眼福!!
逆に白ゴスな真那がこれまた今まで可愛らしい格好をしたことがなかっただけに、さすがは士道の実妹というポテンシャル。そうですよ、彼女って士織の妹でもあるんですから可愛くならないわけがないじゃないですか。
狂三の夢でのドMっぷり、或いは士道のドSっぷりも笑いましたけれど。狂三はほんと色々と美味しすぎる。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ アンコール 7 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ アンコール 7】 橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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十香に苦手意識をもつ六喰が、十香と大食い対決!?琴里の通う中学校に四糸乃と七罪が体験入学!?バレンタインのチョコを巡って狂三四天王が狂三にまさかの反乱!?喧嘩した耶倶矢と夕弦は一日限定で入れ替わって過ごすことに!?可愛い少女のために美九、二亜、折紙が怪盗に!?五河士道も知らない精霊たちのガールズサイド!「大丈夫ですか、レディ」「お名前を伺っても…よろしいですか?」さらにアラサーガールのタマちゃん先生が、令音を誘って参加した婚活パーティーで、ついに運命の相手と巡り合う!?さあ―少女たちだけの日常を始めましょう。


【十香フードファイト】
六喰って喰うという物騒な漢字が名前についてるけど、別に大食漢じゃあないんだよ。
封印の際に十香にえらい目にあわされた六喰が十香に苦手意識を持って逃げ回っていた、というのは意外ではあったけれど六喰って傍若無人に見えてあれでどちらかというと大人しい性格だからなあ。
純真という意味では十香と似ているとも言えるので、グイグイと手を掴んで引っ張っていくタイプの十香とあれで相性はいいんじゃないだろうか、とふたりの仲直りデートを見ていると思ったり。でも、何も考えてない十香が何を考えているか、良い方良い方に捉えようとする六喰、素でいい子である。無理矢理なフードファイトツアーにも文句言わずに付き合ってくれてるわけだし。


【四糸乃エクスペリエンス】
四糸乃と七罪の中学生体験入学。琴里を加えてこれで年少三人組になるのか。精霊の中では年下のこの三人が一番まともというか真っ当というのはそこそこ問題なんじゃなかろうか。
その中でも相変わらず、コミュ障のくせに拗れた人間関係をいそいそとほどいて解決して回る七罪さんはもう聖人君子のたぐいではなかろうか。なにかトラブルが起こると、こっそり解決して回ってるのこの子だもんねえ。何気にもう七罪さん、精霊の中でなくてはならない娘になってるし、四糸乃とは別の意味で作品の癒し系である。


【狂三バレンタイン】
狂三っていつも独りで面白いことしてるよなあ。
狂三の能力で現れる大量の狂三たちは分身とかじゃなくて、過去の狂三たちそのものなので一人一人自分の意志や考えを持っている、というのはわかっていたけれど、なんだよ狂三四天王ってw
一時期血迷って中二病にハマっていた時期がある、というのは誰しも経験があることかもしれないけれど、狂三さんちょっとひとりで多種多様の黒歴史がありすぎるんじゃないでしょうかw
ちなみに、現在進行系のあの黒ゴスは黒歴史の範疇には入らないんだろうか。あれはあれで立派な趣味だとは思うけれど。
絵師さんがめっさ楽しそうに書いていたのが想像付くイラストの力の入れようでありました。

【八舞エクスチェンジ】
いつも一緒にいるように見える八舞姉妹だけれど、入れ替わって生活してみて初めて知る、お互いのまったく知らない私生活。というふうに、けっこう学校とかでは別行動していて独自の活動していたんだなあ。いや、夕弦の方はわかるんだけれど、耶倶矢の方はあんなに同好の士が居たのか。
それにしても、本当に仲の良い姉妹でこのベタベタしすぎなくらいの好き好きっぷりにはほっこりしてしまう。


【美九バークラー】
美九、折紙、二亜の美少女怪盗団編。折紙が完全ミリタリー型潜入装備で美九が怪盗紳士スタイルなのはともかく、二亜のレオタードはうん、完全に年齢がバレてしまってます!  あれ、新作のシティーハンターの映画でチラッと登場していましたけれど、今の作画でやるとちょっとエロすぎませんかね!? ともあれ、二亜の胸部装甲では三女相当でありますが。
しかし、あの実在する怪盗たちってどういう設定なんだろう。デートの本編じゃ出番ないだろうし。もしかして新作候補からの出張とか。


【美紀恵メジャーメント】
エレンさん、本来なら普通に負けてたんじゃ……。あれって偶然みたいだし分かってて使ったのならズルなんだけど、なんでこの人勝って当たり前、という顔してるんだろう。
やっぱりこの人、実際はポンコツのたぐいなのか?


【令音マリッジハント】
令音さんを婚活パーティーに誘うとか。あとあとの展開知っているとなんかもう胸が痛くなってしまうじゃないですか。それでも動じずにどこか淡々とパーティーでの時間を過ぎす令音さんに切なさを感じてしまうのは自然なことなのか。
いやそれはそれとして問題は、大問題はタマちゃん先生と神楽坂が出会ってしまったことなんですが。なんだこの悪魔の組み合わせは!!


シリーズ感想

ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード) 2 ★★★   



【ロクでなし魔術講師と追想日誌 2】 羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

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アルザーノ帝国魔術学院には、ロクでなしに振りまわされる三人の美少女たちがいた。彼女たちの名は、システィーナ・ルミア・リィエル。そんな彼女たちの日常は波乱がいっぱいで!?記憶喪失になったシスティーナは、不覚にもグレンに懐いてしまったり。学院へ通うルミアは、変装する何者かにストーカーされたり。アルバイト生活を始めたリィエルは、お金をピンハネされたり…そんな、ロクでなしな学園の日々。「僕は、…皆を守れる強い力が欲しいのに…ッ!」ついに明かされる“愚者の世界”誕生秘話。ロクでなしになる前のグレンの学生時代を描く、書き下ろしエピソードも収録!


「紙一重の天災教授」
おい、この天才はガチで研究管理した方がいいだろ絶対に。話聞いている限りじゃ世紀の発明発見を週刊で出来そうなんだけど!?
4,5世代先とか百年単位の未来技術を数日で開発した上で、無駄なところに数年時間をかけてるとかそんなんばっかりじゃないか。まず実際に技術を完成させてからウダウダやっているっぽいので、完成させた技術をとりあえず回収しておけば、それだけでこの国未来帝国になれそうなのに。
性格はエキセントリックだけど、人格破綻しているわけでもないし、この人を放置して飼い殺ししているのは損失すぎるよなあ。


「帝国宮廷魔導士アルバイター・リィエル」
そもそもなぜリィエルが出した学校の損害がグレンに請求行くようになっているのかがなかなか謎である。グレンが保護者として登録されてるんだっけか。仮にもリィエルって現役の宮廷魔導士なわけで、それなりの給料は貰っているはずだしこの娘がまともにその給料使っているとも思えないので、そこそこ溜まってるはずなんだけどなあ。……それとも、任務でも損害出して給料天引きになってるんだったっけか。グレンがリィエルにバイトさせてその給料を差っ引いてウハウハしようとしている、みたいなクズい話になっているけど、いやその前にリィエルのために色々払ってるんだからその補填をちょっとでもさせようというのはそんな酷い話でもないはずなのだけど、グレンの態度があからさまに悪いのが悪いw


「任務に愚直すぎる男・アルベルトの落とし穴」
アルベルト、何気にここらへんから変装に凝るようになったのか。ここまで行くと単なる趣味のような気がしてきたぞ。生真面目が過ぎて、シリアスがギャグになってしまう男アルベルト。本人は決して笑わない男なんだけど、わりと本編でも真面目に間抜けなことやってる印象があるだけに、凄く頼り甲斐があるんだけど何やってんだろうこの人、って感じのキャラなんだよなあw


「貴方と私の忘レナ草」
記憶喪失のシスティーナは可憐でか弱く儚い系の深窓の令嬢でした、て感じで。薬草の効果にダウナー系の精神効果が入ってた、というのもあるんだけど、そもそも白猫って根っこの方はこっち寄りのキャラクターなんじゃないだろうか。本編では不屈の努力と根性で強気なキャラを張っているけれど、追い込まれた時の脆さとか精神的な弱さなんかを見ていると、本来はかなり気弱で依存系の少女なんじゃないか、という面があったんですよね。記憶喪失時の白猫はまさにそんな感じで。
意外とグレンも触れると壊れそうなタイプの女の子には非常に優しいし扱いも気を遣うことが出来るようで、システィーナにとっては何気に至福の時間だったんじゃないだろうか。堪能しましたか?


「二人の愚者」
グレンの原点とも言える過去の事件。彼がその魔術特性から真っ当な魔術師になることが出来ないと知って荒れていた時期の、しかしそれでも正義の魔術師になるのだという志を得て、自らの力に「愚者の世界」という名をつけるに至った最初の挫折と輝かしき夢を宿したその時の物語。
このとき、幼いながらにお互いに人生の岐路に立ち、お互いの崩れ落ちそうな心を支え合い、お互いに抱いた夢に向かって背を押しあった者同士、現在に至るまで二度と逢うことがなかった、というのがまた感傷を誘うんですよね。グレンも、相手の少女であるニーナも、それからお互いが歩んだ道を知らず、どういう人生を辿ったのかを知らず、それでも夢を叶えるために邁進していると信じて……、そして新聞のある記事からグレンは幼き頃の同志の行く末を知る、という顛末が胸に来るのである。二人共、もう既に大人なだけに再会したら即座に映画みたいなロマンスがはじまりそうな雰囲気があるのもまた良きかな。


シリーズ感想

狼と香辛料XIX Spring Log供 ★★★   

狼と香辛料XIX Spring LogII (電撃文庫)

【狼と香辛料XIX Spring Log供曄〇拜凖犧宗進諺匳宗‥天睚幻

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賢狼ホロと元行商人ロレンスが営む湯屋『狼と香辛料亭』。幸せと笑いがわき出ると言われる湯屋を舞台に描かれる、旅の続きの物語、第2弾が登場。
コルとミューリが旅に出てしまい、湯屋は慢性的な人手不足に。ロレンスは大勢の客が訪れる繁忙期に向け、スヴェルネルの騒動で出会った女性・セリムを新たに雇うことにする。実は彼女、ホロと同じ狼の化身なのだ。
新参者のセリムの前では、女将としても狼の化身としても威厳を保ちたいホロだったが、なにやら浮かない様子。
一方ロレンスは、そんなホロの気持ちを知ってか知らずか、湯治客が持ってきた特権状に夢中で──?
電撃文庫MAGAZINEに掲載され好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『狼と香辛料の記憶』を収録!
幸せであるが故の焦燥か。刺激のない同じような日々の繰り返し。それが退屈というわけではなくて、本当に幸せなんだけれど、毎日が同じ繰り返しであればあるほど、飛ぶように過ぎていってしまうことに焦りを感じてしまう。
これは長い寿命を持ってるような種族とか関係なしに、普通の人も感じてしまうものなんですよね。というか、凄く分かる。すごく共感してしまう。現状に特に大きな不満なく、今に満ち足りたものを感じていればこそ、ついつい先のことを、失われてしまうだろう先のことを連想してしまって、どうしようもないのに焦りを感じてしまうんですよね。これって、二十代の若い頃や、逆に晩年に差し掛かった老年期では感じ得ない感覚なのかも。
もっと我武者羅に、日々追い立てられるように生きていれば感じない類のものなのかもしれないけれど、ある程度のんびりと余裕を持っていればいるほど、その余裕を上手く使えていないんじゃないか。もっと面白いことが出来るんじゃないか、と考えてしまう。それは手の届かないことではなくって、ちょっと頑張れば出来ること。ついこの間まで出来ていただろうことだったりするので、焦燥は実感を伴ってしまっているわけで。
ホロほど頭が良いと、そんな未来と出来ることに関して余計に鮮明に思い浮かべてしまえるから、なおさら焦燥は強いのかもしれない。幸せであればあるほど消せない焦り。なかなか解消できないであろうそれを、ちゃんと目ざとく気づいて、解消してしまえるロレンスの、老いてなお人間力が増しているこのいい男っぷりたるや。
そんなロレンスさんが、新たに働くことになった若い狼のメスなんぞにうつつを抜かすはずがない、とホロ自身もちゃんと分かってるにも関わらず、それでも不安にかられてしまうというのはこの人、幾つになっても乙女ですなあ。人当たりは良いくせに、近い位置に来られると途端にムズがるような人見知りなところがあるし。昔はロレンスはそんなホロの弱い部分を把握しきれていなかったのだけれど、これだけ長い間連れ添うと、ホロの強いところも弱いところも全部掴んじゃってるのでフォローが本当に上手いのだ。
そんなロレンスの行き届いた配慮というものも、聡いホロはちゃんと全部理解しているが故に、二人の関係たるや昔よりよっぽど糖度が弥増している。お互い、素直になっているというのもあるんだけれど、ホロ視点だとどれだけロレンスのこと好きなんだよ! と思わず叫んでしまいたいくらい、ベタ惚れな心境を吐露しまくっているので、正直たまらん!!
やたらと歳食ったと強調するロレンスだけれど、あんたまだ年齢的に私と変わらんからね。まだまだ若いんだからね。なので、まだまだ若い娘さん同様のホロさまのお相手をスルに疲れるほど老いてはいないのである。
ミューリが居なくなって、二人の時間が増えた以上、ミューリの妹様か弟が出来てもおかしくないなあ、これ。いや、実際それらしいことしてそうな描写もありましたし。ホロさんが狼になっていらっしゃる!!
けっこうカプカプ噛み付いてるのねー……。
【Spring Log】というタイトルの意味も明らかになり、ロレンスが自分が居なくなったあとも、ホロが幸せであり続けることを、願うだけではなく様々な手立てを講じていることがよくわかるお話でした。愛し、愛されている話だなあ。

シリーズ感想

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#EX ★★★★  

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#EX (角川スニーカー文庫)

【終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#EX】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫

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春の陽だまりの中、幼い少女妖精・ラキシュは“聖剣”セニオリスを抱え夢想する―。それは500年前の出来事。正規勇者リーリァ14歳、準勇者ヴィレム15歳。人類を星神の脅威から救う兄妹弟子の日常は、なかなかにデタラメで色鮮やかで…。それは少しだけ前の出来事。死にゆく定めの成体妖精兵クトリと、第二位呪器技官ヴィレム。想い慕われる一分一秒は、忘れ得ぬ二人の夢となる。「終末なにしてますか~?」第一部、外伝。
ちょっと待って? なんでこの男、ドラゴン素手で倒してるの? 素手で。聖剣(カリヨン)使わないで素手で!
おかしい、ちょっとデタラメにおかしいですから、この人。今代正規勇者であるリーリァの人外魔境っぷりをこれでもかと見せられている画面の外で、ヴィレムさんも相当にオカシイ話をやらかしてるんですけど!

幕間にラキシュの様子をはさみつつ、前編でリーリァ。後編でクトリの話を描く番外編。いわば、聖剣セニオリスの使い手の物語ということになる。その冒頭で、ラキシュの語る聖剣セニオリスへの思いがまた胸を突くんですよね。
最悪の宿命を持ったものにしか扱えないといういわくを持つ傍から見ると呪われているかのようにしか思えない聖剣セニオリス。でも、ラキシュの語るセニオリスは、持ち主を呪う剣どころか精一杯の救いをもたらしてくれる優しい温かい剣なのだ。思えば、リーリァもクトリもセニオリスを疎んでいる様子は欠片もなかった。
巻の冒頭に斯くある。

悲劇を抱えたものでもなく
悲劇を越えたものでもなく

希望を持たぬものでもなく
希望を捨てたものでもなく

本気で強く望む未来を持ちながら、
その未来が決して手に入らないのだと
受け入れたものたち――

例えば、越冬祭の夜をヴィレムから家族の団欒に誘われた時、リーリァが頷いていたら。そんな事を思ってしまう。きっと、彼らの迎える結末は何も変わらなかったのだろうけれど……。
万難を排してでも、リーリァを故郷に誘ったヴィレムの本気は、如何ばかりのものだったんでしょうね。それって、ヴィレムにとっていちばん大切なものである家族の枠の内側に、誘っていたようなものなんじゃないかと。
家族に配ったプレゼントと同じものを渡されて、そりゃもう見ちゃいけないレベルの醜態を晒しまくってたリーリァを見てしまうと、思わず長い長い溜息を吐いてしまう。
家族になら、重荷を背負わせても良かったのだ。家族になら、甘えてもよかったのだ。ヴィレムは、それを良しとしていたのに。
それでも、この勇者様は、お姫様は、きっと世の中にも、滅びた故郷にも、もしかしたら人間種にもどこか距離をおきながら、感情として寄り添えないまま、宙ぶらりんになったまま、でも戦う理由を得てしまっていた。戦場に突っ込んでいける理由を持っていた。
空っぽの中に一雫だけたまった幸せの為に、幾らでも戦えてしまったのだろう。
それは最悪の宿命で、悲劇の人生で、一番救いたいものを救えない運命が待っていたのだとしても、リーリァ・アスプレイはあんなにも幸せそうだった。あんなささやかな幸せで、満たされているようだった。
それが、ただ切ない。

そんなリーリァに比べると、クトリの方はもう少しだけみっともなくて、不器用で、余裕もなくて、重ね重ねみっともなくて、一杯一杯だった。
残念ながら、ラキシュの思い描くクトリは非実在存在であり、ラキシュもティアットも多分にしてその目は節穴であった。記憶は、美化するものなのである。
でも、クトリは自分の中に芽生えた「恋」にとても一生懸命だったことだけは間違いではないのだろう。そりゃもうみっともなく無様にジタバタのたうち回るほどには一生懸命だった。

それもこれも、リーリァのそれも、クトリのこれも、正しく恋する乙女の生き様だった。好きな人のことを精一杯、思いっきり全力で想うことの出来た生き方だった。
とても、幸せそうな光景だった。
だからその二人の生き方と結末は、憧れるに相応しいものだったのだろう。
星の神と、未だ幼い妖精たちが焦がれるに足る在り方だったのだろう。
そう得心してしまえることが、少し切ない。


ところで、この世界におけるエルフって、なんか思ってたのと全然違ったんですけど! 一巻だかにおいて、人間族に引き続き、獣によって滅ぼし尽くされたというエルフとドラゴン。あの語り口からして、当然のごとくあの森の妖精、耳の尖った精霊魔法とか弓が得意なあのエルフだと思ってたのに、なんかもう全然違ったですけど!
エルフ怖い、エルフヤバイ。あれはちょっと滅びてなかったとしても、浮遊島に受け入れるの無理だったんじゃなかろうか。他種族との共生、生態的にも無理っぽいし。
ちょこちょこっと、既存の概念と違う設定が盛り込まれてて、世界観からして興味深いんだなあ。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ アンコール 6 ★★★☆  

デート・ア・ライブ アンコール6 (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ アンコール 6】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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新しい年を迎えても五河士道の日常は大忙し!『美九に耳たぶをハフハフされる』『士道と全裸二人羽織』『二亜のヌードデッサン用のモデルになる』…。初詣を終えた五河家で繰り広げられるトラップだらけの自家製すごろく対決に始まり、「生々しすぎるわ!」超高難易度のギャルゲー攻略に、「…俺、主人公かよ」アニメのアフレコ初挑戦。ネットゲームにはびこる悪質PKの撃退。そして迎える最大の試練―。「六喰の…髪ッ…」六喰の髪を切ることになった士道だが、とある事故で切り過ぎてしまい―。六喰に気づかれる前に、平穏な日常を取り戻すための戦いが今、始まる!
ここから二亜と六喰が短編集にも本格参戦となるのだけれど、二亜が特にやべえ。享楽主義者にして他人を引っ掻き回して楽しむタイプだから、率先してトラブル引き起こす羽目に。それも、どちらかというと知能犯型なんで本能型だった折紙や美九の暴走に、より計画性が付与されることになってしまって、余計に士道が酷い目に、或いは嬉しい目に……。
前は折紙と美九に夕弦がトリオ組んでたんだけれど、ここから折紙・美九・二亜の悪巧みトリオになってくんですよね。どのエピソードも大概にしてこの三人が裏で暗躍するという始末。まあ、折紙が一人で暴走していた頃を思うと、仲良くバカやれる悪友が出来たというのはイイことなのかもしれませんが。
色々と薄汚れてしまっている三人組とは裏腹に、純粋無垢を地で行くのが四糸乃・七罪・十香のピュアトリオである。完全にこの三人が癒やしになってるよ。汚れてないからなあ、心が。その中でも七罪がまた常識人で引っ込み思案なのに誰か困ってるとついつい手助けしてくれるいい子なので、四糸乃や十香が難しい局面に立たされて困惑していると、サッと七罪がフォローしてくれるこの関係がまた和むんですよねえ。
七罪に関しては前巻の短編集から色々と頼りになりすぎて、精霊の中のお助けマンというのがもう定着してしまっているのがなんともはや。
困った時の七罪ちゃん、である。
司令官の琴里からして、いざとなると七罪頼ってるもんなあ。
オンラインゲーム編では、ピュアトリオは一括りとして、他のメンバーはいつもとメンツを入れ替えて遊んでいたわけだけれど、入れ替わっても和気あいあいと賑やかにやれているあたり、精霊同士の横の繋がりはもう盤石というか、ぶっちゃけ士道抜きでも話が回るくらいにキャラ同士の関係が熟成されてきてるんですよね。
まあシリーズももう十六巻に至ってる長期シリーズ。短編集も含めると二十を越えているわけだから当然といえば当然なんだけれど、それだけキャラが馴染んでくるとこうした短編集の方がむしろ細かくスポットがあたって活き活きしだすのかもしれないなあ、と思ったり。
ただ、最初っから他の精霊の子たちとも馴染みまくっていた二亜と違って、さすがに六喰については仲間に加わった経緯からもまだ士道にしか打ち解けてないというところもあってか、他の子らも彼女に対してはまだおっかなびっくりという接し方なんですよね。それを縮めていくための今回の話でもあったんでしょうけれど、まだもう少し馴染むまでは時間掛かるんだろうか。だいたい、精霊たちの中でも相性の良い者同士というものがあり、以心伝心の共謀関係にある美九と折紙とか、普通に仲の良い友達同士になってる四糸乃と七罪とかのような、良い相方が六喰にも出来ればいいんですけどね。その意味では純真さでは同じくらいの十香あたりが一番波長合ってるのかな。次の短編集に期待したいところ。

シリーズ感想

狼と香辛料 18.Spring Log ★★★★☆  

狼と香辛料 (18) Spring Log (電撃文庫)

【狼と香辛料 18.Spring Log】 支倉凍砂/文倉十 電撃文庫

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賢狼ホロと、湯屋の主人になったロレンスの"旅の続きの物語"が、ついに文庫で登場。
ホロとロレンスが、温泉地ニョッヒラに湯屋『狼と香辛料亭』を開いてから十数年。二人はスヴェルネルで開催される祭りの手伝いのため、山を降りることになる。だがロレンスにはもう一つ目的があった。それは、ニョッヒラの近くにできるという新しい温泉街の情報を得ることで――?
電撃文庫MAGAZINEに掲載され好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『狼と泥まみれの送り狼』を収録!
ホロとロレンスの"幸せであり続ける"物語を、ぜひその目でお確かめください。
こ、コルくんてば、ずっとこんなダダ甘夫婦の傍らにいたのか!? 教育に悪すぎる気がするんですが。
いやね、ホロとロレンス、夫婦になって落ち着いたのかと思ったら、こいつら旅してる頃よりも明らかにいちゃつき度が上がってるんですけれど!! 上昇してるんですけれど! 加熱してるんですけれど!!
旅してた頃は、まだこうなんというか、二人の間で駆け引きみたいなのが成立していて、恋の押し引きを楽しんでたんですよね。ところが、夫婦となった今となっては、ロレンスはホロの甘えを全部全部ガバッと両手広げて受け止めちゃってるし、ホロもロレンスを試すようなことはしないで全力で甘えるわ、甲斐甲斐しく世話をしてあげるわ、と新婚か!! もう娘があれだけ大きくなってるのに、まだ新婚気分か!! あかん、想像以上に夫婦生活がうまく行き過ぎてる。お互い、ちょっと相手のこと好きすぎやしませんかね?
ああ、考えてみたらこの本の時期って、もう一冊の娘ミューリとコルが主人公と時系列的におんなじで、つまり息子と娘が家を出て久々に夫婦二人きりになった時期でもあるんですよね。そりゃ、開放感に任せて普段にもましてイチャイチャするかー……いやでも、ニョッヒラの人たちの反応からして、あんまり普段と変わってなさそうだけれど。一応、ホロは殆ど家から出ずに村の人にも姿を見せないようにしているみたいだけれど。
それにしても、それにしてもなあ、まさか若い頃よりイチャイチャしてるとは思わんかったわ。そんな両親見て育ったミューリがどんな娘に育ってしまったのか……。まだ、あっちは読んでないんですけれど、読み切りの方で少しニョッヒラに居る頃のミューリとコルが描かれてるんですけれど、なんかすげえ娘に育ってるなあミューリ。コル、絶対太刀打ちできないじゃん、これw 既に手玉に取られまくってるんですが。
いずれにしても、夫婦として想像以上に完成していたホロとロレンス。特にホロは、賢狼ホロとしてよりも、ただ一人の男を愛する女としてのスタンスを確立して、本当に幸せそうで良かったなあ、と思っていたのですが……そんな彼女を揺さぶる大きな事件がラストに起こってくるわけです。
こういう時、ちゃんとロレンスが頼りになるんだよなあ。力づくではどうやったって解決できないようなことを、ロレンスは何の力もない商人としての立場から、見事に打開していってしまう。ホロはロレンスは自分が育てた、なんて言ってますけれど、ニョッヒラに至るまでの事件もそうだけれど、育てた以上に育ってしまって、もうベタ惚れせざるを得なかったよねえ、これ。改めて惚れ直すはめになっちゃって、羨ましいことであります。
まあ、その代わりというわけじゃないのですが、若いメスを囲うことになってしまって、ホロさんぶーたれてますがw
ニョッヒラの湯宿の主人として、同じニョッヒラの村の人たちにも十年以上経ってようやく仲間と認められはじめ、ベタ惚れの嫁さんとイチャイチャし通りの充実した毎日を送るロレンス。まさに、人生謳歌してるなあ。
それに比べたら娘が駆け落ちしてしまった、なんて些細な事ですよ、うん。……やっぱり、傍目にはあれは駆け落ちなんだよなあ。いいじゃん、相手は可愛いコルなんだから、と割り切れないロレンスの父親としての葛藤が、「おかわいいこと」なのですが。
いつかコルが戻ってきて、宿を継いでくれてしかも娘も貰ってくれるとか、将来設計としても最高のはずなんですけどねえ、理屈じゃないんだなあ、これ(苦笑


シリーズ感想

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 17 ★★★☆  

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 17 (GA文庫)

【聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 17】 あわむら赤光/ refeia GA文庫

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ランクSの知られざる一面、解禁!?

「見境なくフラグ立てる兄様ね! 」
お好み焼き屋の娘を襲う非道な借金取りを通力無しで撃退せよ!?

「おいたわしや……エドワード様」
作曲に悩むエドを救う、AJの献身的過ぎる職権濫用は吉と出る?

「私はアメリカ支部長に頼みがある」
日本に馴染みはじめたレーシャがアーリンに頼んだ武装がヤバい!

そして、諸葉が過ごす普通だけど普通じゃない『特別な一日』の最後に待つものとは――!?

《白騎士機関》各国代表が力の限りに日常を謳歌する、秘密と油断のオフショットが目白押し!!
さあ、語られざる物語を紐解け!
新たな魅力が満載の超王道・学園ソード&ソーサリー第17弾!!


「お好み焼きソースは危険の香り」

そう言えば本作では一般人の人ってあんまり出てこないので、セイバーたちの認知度っていまいちわからなかったのだけれど、思った以上に伏せられているのね。まあ、ヤクザ如きが相手になるわけでもなく。ってか、野良セイバーなんてものが居るのか。ヤクザの用心棒やってる時点で程度が知れるけれど。


「サー・エドワードのスランプ」

あれ? 白騎士エドワードって本業で作曲家なんてプロフィールあったんだっけ? 話題には出てたかもしれないけれど、全然覚えてなかった。まあイギリス編は基本的にAJさんの暴走を楽しむのが主だわねえ。それなりにイギリス支部もキャラは揃っているはずなんだけれど、アンジェラさんが毎度毎度強烈過ぎて他の人が完全に存在感消え失せてしまってる。それくらい、アンジェラさんが面白強烈すぎるんですけれど。ってか、エドワード絡みの時のAJって、ヤバイどころじゃなくブチギレすぎでしょうw この狂犬に仕切られてるイギリス支部って同情に値する。そんでもって、この狂犬とじゃれ合って遊ぶのが大好きな諸葉は十分おかしいw


パリ半妖夜譚

副支部長を失って一番荒れまくってた頃のシャルルさん……普段とあんまり変わってないような! 基本的に傍若無人で人の話を全く聞かない唯我独尊だもんなあ。ただ、このシャルルさんの場合、無茶苦茶な言いようにハイハイと応じているよりも、激しくツッコミ入れていた方がレスポンスがいい気がするんですよね。対応はそっちの方がいいんじゃないだろうか、と諸葉や今回のリゼットという女学生の言わずにはいられないツッコミの応酬を見ているとそう思うわけで。口は悪いけれど、本当に度し難いほど悪いんだけれど、しかも無自覚で融通無碍なんだけれど、それでもいい人なんだよなあ、シャルル。絶対関わり合いたくないタイプではあるけれど。突っ込み入れるのも大変だししんどいんだぜぇ、と諸葉の疲労度を見ているとよく分かる。その意味では、ガンガン文句言えるこのリゼットは有望株なんだがなあw


「暗殺魔法少女」

作者、ほんとレーシャが好きというか、使いやすいんだろうなあ、というのがよく分かる話である。確かにこのわりとネガティブな割にマイペースで天然なママ押しが強いレーシャって、誰を絡ませても自分ペースで引っ掻き回せるので、何気に日常コメディパートでは万能選手なのよねえ。いや、もう本当に相手選ばないので。あの奇人極まるアメリカ支部長と絡ませても、お互いに化学反応起こしてえらいことになってるしw ツッコミがないまま際限なくどこまでも行ける組み合わせだw


「ユーリ・オグレビッチの謎(性別的な意味で)」

ちょっ、えーーー!? 現状ロシア支部の最大戦力でカティアの唯一無二の相棒、というポディションのユーリ。大人しめの女の子キャラだと普通に思ってたんだけれど、え? なに? 性別不明キャラだったの!? まさかの男の子疑惑!! どころか、自分の性別をどちらにも見せて真実を見せずにほくそ笑んでるあたり、思いっきり魔性キャラなんですけれど。こんなにかわいい子が女の子のはずはない!?


「アンジェラ・ジョンソンは吠え面をかかせたい」

今思い返しても、諸葉とAJの二人のロシア行はシリーズ屈指の面白さだったと思うんだけれど、あれだけ凶暴極まるアンジェラさんが、あれだけやりたい方だ諸葉に振り回されるのは、見てて愉快極まる! アババババ、とか言ってるアンジェラさん大好きよ?
振り返ってみても、諸葉がこれだけ遠慮なしに甘えるのってアンジェラさんくらいなんですよねえ。もう好き勝手弄ってるし。どれだけアンジェラさんのこと大好きなんだよ、というくらい。これで、二人ともお互いに恋愛感情はこれっぽっちもないのだけれど、だからこそ気の置けないやり取りが出来るんでしょうねえ。


「灰村諸葉の特別ではない一日?」

ハッピーバースデー。こうしてみると、諸葉くんの生活と言い人間関係といい、充実してますなあ、楽しそうですなあ。女の子だけじゃなく、同年代の友人たちや先輩にも恵まれて、突出した存在にも関わらずまったく孤立せずに同じ輪の中にいるというのは、諸葉の性格も然ることながら周りの連中もイイやつらなんだよなあ。


最近出番なかったアンジェラさんや、ユーリの新境地が見られたり、とこういう短編集もシリーズ長くなってくるとありがたいものです。

シリーズ感想

東京レイヴンズEX4 twelve shamans ★★★☆   

東京レイヴンズEX4 twelve shamans (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズEX4 twelve shamans】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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東京を中心に霊的災害が多発する現代。呪術で東京を守る陰陽師の中でも選りすぐりの存在、それが『十二神将』である。史上最年少で『十二神将』入りし、『神童』の誉れ高き大連寺鈴鹿。悲しくおぞましい事情から禁呪に手を伸ばす彼女に、痩せた黒猫が囁く―「鈴鹿は自分が死んじゃってもいいの?」「鬼どもに任すは惜しい故―少し遊ばぬか?」呪術犯罪捜査官として『黒子』の異名を持つ大友陣。夜光信者を捜査する彼の前に現れたのは、「法師」とあだ名される伝説で…。呪術界の陰日向に活躍する『十二神将』。あの日あの時、彼らは何を視、何を想ったのか。語られなかった物語が、ここに。
「twelve shamans」のタイトル通りに今回の短編集は十二神将にスポットを当てたもの。と言ってもメインは鈴鹿と大友先生の話でその他の人たちの話は殆ど掌編なんですけどね。三善さんとかふたご姫とか、もっと人柄とか過去編とか内面とかに掘り下げて欲しい人は居たんですけどねえ。
鈴鹿の話は、彼女が神将に選ばれて……というかこの場合は試験を突破してということになるのか、そこから『神童』と呼ばれるようになって例の春虎たちと出会うことになる禁呪事件を引き起こすまでの期間のエピソード。一度は兄を蘇らせるために道を踏み外すことになった彼女だけれど、父親に呪術改造された子供として作られ、慕っていた兄を喪って荒んでいた彼女に戻れるだけの余地が生まれたのもこの時期だったんですねえ。
天海部長と小暮さんがあれ、よっぽど親身になって構ってたんだなあ、というのがよく分かる。そして、彼女の慰めであり心の支えとなっていた兄の残した猫の使い魔も。もし本当に鈴鹿に現世の拠り所となるものが何もなく、兄への憧憬だけしか残っていなかったらあの事件でポイントノーリターンを過ぎてしまっていたんだろうなあ。生まれて初めて兄以外で鈴鹿の身を案じてくれて心を尽くしてくれた大人が居て、まるで友達のように打ち解けた関係になってくれた青年が居て、自分を作った兄ではなく鈴鹿の事を最期まで心配してくれた使い魔が居て……こそ、この世への未練が鈴鹿の中に生じていた、と。
出会ったばかりの春虎たちでは、やっぱり鈴鹿を止めきれなかったと思うんですよね。その意味では、天膳部長たち大人はやっぱりいい仕事してるんだよなあ。
大友先生の方はずっと話題にはのぼっていながら語られていなかった彼の片足が失われる話、芦屋道満との初遭遇であり初対決となったエピソード。そうか、この頃にはまだ業界界隈でもDこと道満の存在というのは伝説以前に正体不明そのもので、裏の裏でホソボソと都市伝説のように語られる存在だったわけですね。まだ夜行信者が集まって不穏な動きをはじめる前の段階であり、大友先生が唯一世の不穏な醸成を勘で感じ取り、その確証を得るために動き回っているうちにDの暗躍に気づき、そのうごめく闇へと踏み込んでいってしまったわけか。
相手を追いかけていると思っていたら、いつの間にか逆に目をつけられて絡み取られてしまっていたというサスペンス調の謀略戦みたいな攻防は、ハラハラさせられて非常に面白かった。
正直、想定していたヤバさよりも実際のDのヤバさが段違いだったんですよね。結果的に不用意にタブーに触れてしまった、とも言えるわけでその意味では大友先生のミスとも言えるのか。だからこそ、大友先生はなりふり構わず逃げ出すことになったのだけれど、この決断力が大友陣の真骨頂とも言えるわけで。そうか、片足を失うって、こういう事だったのか。そりゃ、道満師が感心するわけだわ。そこまで躊躇なく思いきれるというのは、やはり尋常ではないですし。
興味深かったのが、涼先輩と思しき人の反応で……電話越しとは言えこの人がああいう反応するのか、と驚かされたような新鮮な心地になったんですよね。何考えてるかさっぱりわからないスットボケたあの人の素の心情をはじめて垣間見たような感覚、とでも言うのか。
彼女と大友先生、小暮くんの三人のエピソードはまず間違いなくやるんでしょうけれど、ようやく涼先輩側の内面の取っ掛かりを得られたんじゃなかろうか。

本編はどうやら苦戦中のようですけれど、満を持して作品通しての秘密が全部解き明かされる話になりますからなあ、ここは腰を据えてやって欲しいところです。期待値あがりまくってますよ?

シリーズ感想

デート・ア・ライブ アンコール 5 ★★★☆  

デート・ア・ライブ アンコール (5) (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ アンコール 5】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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精霊たちと訪れたスキー旅行先で、遭難してしまった五河士道。三人の『捕食者』から純潔を守れ!?そして宿泊したコテージで起きた殺人事件。『雪山の殺人鬼』から生き延びることができるのか!?さらには「まず士道が身を以て十香の雪玉を全力で受け止める」命懸けの雪合戦!?最後は少しのスリルを楽しむために始めた闇鍋も一人の乱入者によって、デスゲームへと変貌を遂げる!?騒がしくも充実した精霊たちとの日常!

登場人物中屈指の常識人である七罪が、日常ドタバタパートだとこれほど癒し系として機能するのかぁ。士道だけじゃなく、アンコールだと琴里もわりと被害者なので、五河兄妹の癒やしなんですよねえ、七罪が。この七罪と四糸乃の良心コンビが可愛くて可愛くて。
折紙も完全に精霊として身内に加わって人数も随分増えたわけですけれど、そうなってくると精霊の娘さん同士の中でも仲の良い組み合わせとか出てくるんですよね。こういう横の繋がりが増えてくる、というのはキャラ描写の幅が広がって作品そのものの縦深が拡大するので実に良いと思うんですけれど、場合によってはこれまで個人個人でバラバラに行動していたのが、連携して動いてくるという事にも繋がるわけで……折紙・美九・夕弦の超肉食型ヒロイン三人娘が一致団結して士道に襲いかかるという恐ろしい事態がww
よりにもよってその三人で協調するのか。折紙も丸くなったものである。この娘が他の精霊を排除して独占を目論むのではなく、一致団結して一緒に食い散らかすのもOKという方針に転換してしまったのは、もうだめなんじゃないですかね、士道の貞操w
真剣に必死になって士道を守ってくれそうなのがもう琴里しか居ないし。妹頼みか、士道くんw
その妹もアンコールだと本編の頼もしさも半減して、歳相応というか妹らしいか弱い部分を垣間見せてくれるので、これはこれで実に美味しいのですけれど、おかげでわりと士道と一緒にえらい目に合うとか苦労を背負い込むことになるので、不憫枠なんだよなあ。かわいいかわいい頑張れ頑張れ。
しかし、こうしてじっくりドタバタ日常をやっていると、普段じっくりと見られないヒロインそれぞれの些細な側面が垣間見れるのがいいですよねえ。美九が一番真っ先に危ない目にあってる小さい子を助けに行ったりとか、耶倶矢の素の幼い表情とか四糸乃のアグレッシブなところとか。
いつものトリックスターな狂三が、今回に関してはかなりはっちゃけてたというか、狂三が酷い目にあってる場面とか見たことなかっただけに、これは新鮮だったなあ闇鍋編w
どの短編も総じて大満足のアンコール編でした。いや、本編よりむしろこっちのほうが作者の本領発揮出来てるんじゃなかろうか。

シリーズ感想

幻獣調査員 ★★★★   

幻獣調査員 (ファミ通文庫)

【幻獣調査員】  綾里けいし/lack ファミ通文庫

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村を襲うも人は殺さない飛竜の真意とは。老人の巻きこまれた妖精猫の裁判の行方は。
鋭い吠え声が響く村で娘達を食らう獣の正体とは――。独自の生態と超自然の力を持つ生き物、幻獣。
謎多き存在である彼らと人の衝突が増えたため、国家は幻獣を調査し、時には駆除をする専門家を定めた。そのひとりである調査員のフェリは「人と幻獣の共存」を胸に、世界で唯一の幻獣書を完成させるため旅を続けている。
これは、人と幻獣の関わりが生む、残酷で優しい幻想幻獣譚。
ねこー、ねこー! 短編連作形式なのですけれど、掌編とも言ってもいいだろうネコネコ大裁判編がもう好きすぎて。ほわー。
綾里けいしさんというと、代表作の【B.A.D.】に代表されるように物理的なグロさと精神的なグロさをハイブリッドしたようなホラーの印象が強いのですけれど、決してそれ一辺倒ではなく透き通るような純愛だったりライトでポップな明るい話だったり、切なくも美しい御伽話だったり、ドタバタコメディみたいな話だったり、何気に何でも書ける作家さんなんですよね。それも、どの分野もエッジがきいていて心に訴えかける力強さが在る。
この短編集は、そんな綾里さんの作風の広さを堪能させてくれる、見事なくらいにいろんなタイプの話が詰まっているのです。
なかでも【妖精猫の裁判】は、このはにゃーとなりそうなフェリ猫の可愛らしさは特筆に値すべきもので、いやもうこれ反則だろ!!

この主人公のフェリという娘さんがまた面白い子で、イラストの神秘的な風貌や白いヴェールを被った姿からも、なんとも厳かで重々しい女性なのかと思ったら、バイタリティがあるというかいい意味で図々しいというか、なかなかのタフネスガールなんですよね。面白い子なんだわー。
そして、強い娘でもある。
意志の強さ、幻獣にも人間にも偏らない公平性と、どちらも心から慈しみ愛する心を揺るがさない不屈さ、そしてわりとズケズケと相手の領分に踏み込む図々しさと、それを許してしまう愛嬌。
それらは、人外の存在である、それこそ魔王とも言うべき破壊のために生まれた黒い影クーシュナをして、心奪われてしまうほどに、魅力的な魂の輝きなのである。
そうだよなあ、これもまた怪物と人間のラブストーリーとも言えるんだよなあ。
でも、この本の話を通してみると、幻獣だ人間だ動物だ、という存在の差異に対して、心の在りようの差異はそれほど異なるものではないのですよね。
大事な巫女のために傷つき哀しみのたうち回る飛竜の姿に、想えど想えど離れていく男たちの背にすがることも出来ずに自分ではもぎ取ることの出来ない林檎を胸に抱くマーメイド。
大事な人を奪われた怒りに、憎悪に身を焦がして復讐に身も心も焼きつくす老犬に。
身勝手に利用され、騙されて、しかしそれでも人して罪の裁きを受けようと思いながら、幻獣として討たれることを人としての選択で受け入れた一人のライカンスロープ。
そして、衝撃のラストエピソードで語られた、少女の「人間であり続ける」物語。あの小さき勇者トローの、友のために命を焼きつくす訴えが、その高潔なありようが胸を打ってやみません。
こうしてみると、フェリの物語である以上にこれってクーシュナの物語なんですよね。魔の王様が人を知り、世界を知り、友情を知り、哀しみを知り、絶望を知り、そして愛を知るとてもとても切なくも甘やかなロマンティックなお話なのです。
本作はこれ一冊だけの予定みたいですけれど、フェリとクーシュナとトローの三人の旅の御伽話、これで終わるにはもったいなさすぎる心揺さぶられる作品でした。
ねこー、ねこー。

綾里けいし作品感想

ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード) ★★★☆   

ロクでなし魔術講師と追想日誌 (ファンタジア文庫)

【ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)】 羊太郎/三嶋くろね 富士見ファンタジア文庫

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アルザーノ帝国魔術学院には、生徒もあきれるほどの一人のロクでなし魔術講師がいた。男の名はグレン=レーダス。授業では、蛇で女生徒たちを怖がらせて遊ぶも、その蛇に頭を噛みつかれたり…。図書館で失踪した女生徒の救助へ向かうも、怪異に怯えて、破壊呪文で図書館を吹き飛ばそうとしたり…。授業参観で珍しく真面目に授業をしようとするも、すぐにボロが出てしまう…そんな、ロクでなしな学園の日々。グレンの師であり育ての親セリカ=アルフォネアとの衝撃の出会いが綴られる『ロクでなし』シリーズ初の短編集!
白猫はどうして好き好んでそんな地雷要素ばっかり一人で兼ね備えてるんだ?w
シリアスだとキリッとカッコいいところをよく見せてくれるグレン先生だけれど、緊張感の必要がない日常だとこの人はどうしても幼稚さが前面に出てしまうのねえ。子供かっ! というような言動が色々と多すぎる。これ、装っているのではなく、わりと本気で子供みたく騒いでいるのでどうしようもない。白猫がもうちょっとビシっと叱ってシメてくれたらいいんだけれど、基本白猫はグレンには舐められてるからなあ。思いっきり馬耳東風だし。
だいたい、セリカはもう仕方ないとしてもルミアの方も先生甘やかしすぎてるんですよねえ。ルミアがもうちょっとたしなめてくれたらこの男も多少は聞く耳持ちそうなものなのに、この娘ははいはい私はわかってますよぉ感を醸し出しまくってるのがなんとも「器用」なんですよねえ、ヒロインとして。

実のところ、グレンの子供っぽさというのは真面目に授業する場面にも出ていて、無謀編の夢中になって心身を削って実験の準備を整えてるところなんて、あれって自分の好きなこと、面白かったことを他に人に伝えたい、見せたい、教えてあげたいというと子供らしい率直な感情の発露みたいなところが強くて、大人として教師として、という側面とは少し違ってるんですよねえ。
この場合に関しては、それは良い方にバランスが取れていて、グレン自身、魔術の習得に関して一家言持ち、それを論理的に展開できる基盤となる非常に優秀な教育論を何気に自分なりに構築しているので、その夢中さが良い方に好転しているわけですが。

虚栄編だと、授業参観ということで結構取り繕って授業してるわけですけれど、そこまでしろとは言わないまでも普段から真面目にやってたら教師としてのポテンシャルは相当に高いんだよなあ、この人。
あと、セリカの親ばかっぷりが振り切れすぎてるw 授業参観のエピソードは色々見たけれど、ここまで大っぴらに親ばか全開してる参観者はさすがにそんなに居ないぞ。しかも、教師の親てw

そんなセリカさんの、グレンと出会う以前のやさぐれていた頃のお話。いや、マジでこの頃のセリカって精神的に擦り切れてグレて鬱って破滅的で、とどうしようもないじゃないか。なるほど、糞ニートと化していたグレンを何だかんだと許して甘やかしてたのって、自分のこの頃のやさぐれ方を思い出したらグレン程度の引きこもりなんて可愛いもんだわなあ。
しかし、想像以上にセリカの抱えていた過去が救いがないというか、寂しい人生送ってたのねえ。それで出会ったのが幼いグレン。そりゃあ、人生の生き甲斐としてこの子に全振りしてしまうわなあ。
最初のグレンにはおもいっきり騙されましたけれど。普通にこの子がそうだと思い込んでた。
それにしても、ここまで酷い親バカになってしまうとは。

はたらく魔王さま! 14 ★★★★  

はたらく魔王さま! (14) (電撃文庫)

【はたらく魔王さま! 14】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫

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異世界エンテ・イスラから、魔王を追って時空を越えた勇者エミリア。無事東京へたどりついたものの、魔王を見つけられず、たった一人街を彷徨っていた。そんな勇者が迷い込んだのは、永福町に建ついわくつきの高級マンション。偶然開いていた窓から部屋に忍び込んだ勇者が、地球人と出会うことになる『勇者の部屋探し』。
さらには、恵美と千穂がお寿司を食べながら友情を深めた『回転寿司』。マグロナルド幡ヶ谷駅前店店長・木崎が幼なじみと激闘を繰り広げた『マグロ店長会議』。いつも通り仕事に出掛ける真奥だが、何かお尻に違和感が……な『魔王の破けたズボン』ほか、『芦屋の圧力鍋』『魔王新しい携帯を買う』も収録。
電撃文庫MAGAZINE本誌と、電子限定号掲載の5編に加え、書き下ろし中編を追加。エピソード大盛りでお贈りする庶民派ファンタジー第14弾!

【勇者と女子高生、友達になる。】一巻で真奥たちの正体を知ってしまった千穂ちゃん、やっぱり相応に動揺し、悩んでたのね。そりゃそうだ。どれほど出来た高校生だって、こんな突拍子もない事態をなんでもないことのように飲み込めないもの。でも、そのぐちゃぐちゃになった思いを整頓して飲み込む助けになったのが、魔王と対立する勇者ご一行だった、というのがまたいいなあ。
まあ実質、異世界からきたエメとアルバートが初めて地球で食べるご飯(回転寿司編)でもあるのですが。
ともあれ、この問題に対して勇者たちに率直に相談してしまう千穂ちゃんの肝の座り方には、相変わらず感嘆を覚えるほか無い。それに対して、自分たちのことは気にするな、と行ってのけれる恵美たちも飛び切りなんだよなあ。両サイドともに、尋常じゃないくらい公平であろうとしてるんですよね。どちらかというと、感情側の問題にも関わらず、だからこそ感情的にならずに理性的になろうとしている。このあたりが、知恵ちゃんにしても恵美にしても尊敬に値する部分なんだよなあ。


【魔王、節約生活を振り返る】
商店街の福引で圧力釜があたってテンションあがりまくる魔王軍大元帥アルシエルww
喜びすぎだろう、悪魔大元帥なのに。とドン引きする恵美やベルが何ともはや。でもそれ以上に、芦屋の家事スキルが圧巻過ぎて、もう笑えてくる。
節約料理がそもそも準備段階や調理方法が全然節約じゃないよ! という話には目がウロコ。そうだよなー、単に食材が残り物だったり処分品だったりしても、油を大量に使ったり調理器具がそこそこ揃えないとダメでお金がかかる、ってなら本末転倒だもんなあ。


【魔王、勇者の金で新しい携帯電話を手にする】
ボロボロになった携帯電話使い続けてて、危ないからとお店の人にガチで怒られる真奥さんがもう、ダメだよ。そこまで壊れたものを修理してもらおう、という時点でちょっとせせこましすぎる。というより、無理と言われてるのに未練がましくゴネるのは、恵美に買い換えてもらうことに引け目を感じてるのか何なのか。自分から弁償しろと言っておいてねえ……このあたりから、真奥の攻めっけが空回りしはじめるのよねえ。思った通りに恵美側が打ち返して来なくなった、と。
アニエスがくっついてるのはおまけとして、アラス・ラムスを連れた恵美と真奥ってもう完全に若夫婦にしか見えんなあ。何も考えてないようで、意外と気ぃ使いのアニエスが恵美とちょっとお近づきになる話でもある。
そういえば、本編ではちょうどゴタゴタしていて、恵美のお父さんにアニエスが娘として一緒に暮らしていた件について、娘同士の初対面から距離感の構築に関してはちゃんとやれてませんでしたもんね。それを短編とはいえ、きっちりこうして話書いてたのか。


【勇者、敵幹部の力に驚嘆する】
やべえわ、すげえわ芦屋さん。昭和三十年か四十年代くらいまで遡らないと、ここまでの裁縫スキル持ってるオカンってなかなか居ないんじゃないだろうか。ちーちゃんも相当にレベル高いはずなのに、彼女ですら太刀打ち出来ないハイレベルすぎる家事マスターだ。
ズボンの破れ方については、すげえ実感篭ってるなあ。こんな破れ方したかなあ、というところだけれど、誰も指摘してくれないあたりには苦笑してしまった。女性陣、それはみんな逆にデリカシーありすぎなんじゃなかろうか。


【魔王、上司の過去を知る】
おお、この水島さんてアニメで真奥が応援いった店の店長か。友人関係という設定を此処で活かして来たのね。しかも、幼馴染。
もう一人、腐れ縁、好敵手、天敵と言っていいのか。ケンタのエリアマネージャーとして現れたもう一人の幼なじみと、思いっきり火花飛ばし合って衝突する木崎店長。
以前、自分の店を持つ、という将来の夢を語ってくれたけれど、そんな彼女の過去から今に至る背景やそのスタイルの元となった部分がわかる話である。ってか、これぞ本物の意識高い系だよなあ。言動にきっちり中身と結果が詰まってるタイプの。もう学生時代から、がっつりと目的意識が構築されてるんですよね。
面白いのは、その向上と練磨が姫子との激しい衝突によって磨かれたフシがある、というところか。誰よりもお互いを認めながら、しかし絶対に認められない相容れぬ関係。難儀やなあ、と思いつつも、その関係を巧みに維持し続け傍から面白がってる水島さんが一番ヤバイのはよくわかった。
ラストの口説き文句は、もう真奥がちゃんと目的持ってなかったら絶対陥落するそれだよなあ。ぶっちゃけ、木崎さんにくっついていく回り道もありなんじゃ、と思うほどに。


【はたらく前の勇者さま! ―a few days ago―】
なんか、事故物件に住んでいた幽霊に日本について教えてもらった、みたいな話を以前していたけれど、違うやん、幽霊あんたのほうやん!!
幽霊なんて非常識な、とは異世界だのこの世界でも神様みたいなのが出てる以上、否定するものじゃなくて、普通に幽霊居たんだー、と思い込んでたんだけれど、普通に違ったやないですかー。
ってか、遊佐恵美ってちゃんと由来あったんですね。勇者エミリアのもじり、だけではなかったのか。こればっかりは後付だろうけれど、納得はできる。
しかし、真奥が芦屋と二人だったのに比べて、やはりエミリアの方は一人で異世界に放り出されて相当に苦労したんだなあ、というのが伝わってくる。相談する相手も弱音を吐ける相手もいない状態で、手探りでかなりの綱渡りをしながら最初の時期をくぐり抜けていたわけで、これ冒頭に関しては真奥たちよりもやばかったんじゃないだろうか。速い段階で大家さんに拾ってもらったわけですしね、あっちは。一方でエミリアの方は、ボロだしまくって下手打ちばかりでしたもんね。
それでも、一山越えたらあっさりそこそこの暮らしをゲットしてるあたりに、エミリアと真奥たちとの違いを実感してしまうわけで……勇者すごい。


シリーズ感想

英雄都市のバカども 2.女神と漢たちの祭り ★★★★   

英雄都市のバカども (2) ~女神と漢たちの祭り~ (ファンタジア文庫)

【英雄都市のバカども 2.女神と漢たちの祭り】 アサウラ/だぶ竜 富士見ファンタジア文庫

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英雄の末裔が住む街リキュールに住む何でも屋・モルト。彼の仕事は、街の平和と困っている人の笑顔のため、そして何より目の前の家賃のため、街で起こる厄介事を解決することだ。ある日は、令嬢のペットを捜しに好敵手のサシャと地下水道へ飛び込み、またある日は遺跡から発掘された謎の「兵器」に追い回され…。それでもなお、酒が原因で家賃に窮するモルトに、家主の娘リッツは、とある祭りへの出場を言い渡す。それは―街一番の“漢”を決めるため、裸一貫で危険な地下神殿に飛び込む「漢祭り」(ポロリもあるよ)。浴衣姿の女性陣が見守る中、モルトが出会ったのは…本物の女神さま!?
馬鹿だなあ、本当に馬鹿だなあ(褒めてない)

【第一話『果てしなく透明なただ一つの純粋な願い』】

アサウラ師はあれですか。料理の美味そうな描写のみならず、おっぱいソムリエとしての力量もずば抜けているのか! 女体に関する少年の眼力と表現が素晴らしすぎる。
それはそれとして、オチが酷すぎるんですけど。揉めてないじゃん! 全然揉めてないじゃん!! あかんやん!!


第二話『職業:女体さすり』
これは酷い。もう本当に酷い、としか言いようが無い。ってかさ、どう考えても詐欺じゃん。と思ったら詐欺だった罠。むしろ、リッツも一緒に騙されてしまっているあたりがダメだよ、どうしようもないよ。ってか、なんで十二歳のまだつぼみの女の子がエロ担当なんですか!? 全身弄られる対象なんですか!? アウトだ、アウト! 


【第三話『追跡と追撃と』】
この方向の変態はちょっとレベルが高すぎるw たまに登場するタイプだけれど、どうしてこの手の変態ってやたらとスペック高いんだ!? あと、Pちゃんのイラストが力入りすぎじゃないですかね!!
何気に、この回で女子のおぱーいを揉んでるモルト。前回も散々12歳女子の胸を揉みしだいてましたけれど、お前ちょっと一話の少年に謝っとけ。


第四話『お祭り前夜と占い師』
肉美味しそうだなあ、肉。炭火でじっくり炙った肉が本当に美味しそうでねえ。いや、これに限らず、今回はがっつりとした料理じゃなくて、酒のアテ的な小料理が多いんだけれど、これがどれも美味しそうでねえ。このアサウラさんに描かせると、どん兵衛でも至高の逸品に思えてくるから当然なんだけれど。
占い師のチョココさんの何気にちょっといい仕事してますねえ、的なお話。途中の妨害ってもっとえげつないのが来るかと思ったけれど、あのゴロツキ二人のオトコ劇場がそれだったのか。拍子抜けというべきか、ある意味戦慄だったというべきか。
祭り前夜ということで、普段にもましてふらふらと所在なく街をうろつくモルツが帰るところは、なんだかんだとリッツの所なんだなあ、というお話。なんだよ、メインヒロインやっぱりリッツじゃないか。じゃあ、脱がされたりエロいことされても、メインヒロインなんだから仕方ないよなあ。たとえ12歳でも。


第五話『開催、漢祭り』
ビジュアルが度し難いほど汚いんですが! イラスト不可、にしてもいい漢の裸率なんですが。そこにぴーちゃんが混ざると、もはや産業廃棄物レベルなんですけど。
ふんどし交換はやめれ。マジやめれ。
一年間封印され、魔物が溜まりに溜まったダンジョンに、武器も防具もなくふんどし一丁、手にしていいのは武器に当たらない道具が一つだけ、というハード極まりない条件に乗っ取り、勇んで突撃していく漢たち。まさに漢祭り。
いや、フライパンはわかる。納得は出来ないが理解はできる。料理人が使うのは料理道具だよな。
パンもわかる。いや、堅焼きしたパンが金属製の盾や鎧を安々と貫いて、ゴーレムぶっ飛ばすとかいみわからないけれど、理解は出来る。そういうものだと思えばそういうものだし、パン屋がパンを武器に使って何が悪い、という話である。
変態が、拘束具やボールギャグを道具として選択するのもまあわかる。M豚としては譲れない領域なんだろう。
でも、12歳女児のパンツ(頭部に装着)が、そいつにとって一番合う道具、というのはどうなんだろう。フィット感の素晴らしさにパワーが湧き上がってくるのなら、仕方ないのかもしれないが。世界の真理なのかもしれないが。
パンツ装着したモルトの姿を、伝令班が勇んで地上に伝えに行くシーンには、不覚ながらもんどり打って笑ってしまった。あれはマジで呼吸困難になったわい! 酷いにもホドがあるわ!!


第六話『祭りの後に残りしもの』
実はあんまりありがたみがない女神さまの裸体。自分から脱ぎたがる人のはなあ。
あれは普通に怒っても、場合によっては殺害しても悪く無いと思うパンツかぶられた最大の被害者であるリッツだけれど、モルトの頭ハンマーでぶん殴ってしまったのを気にして、落ち込んでしまってるリッツが可愛くてねえ。
この娘、もうちょっとマシな相手に構えばいいのに、どうして好き好んでこの宿六にかかりきりになってるのか。まあしゃあない。好きなんだから仕方ない。


第七話『女神の座、モルトの場所』
ほう、モルトにとってあのアパートは特別な場所なのか。幼少の頃世界をめぐってたり、リキュールの警備隊の象徴である長柄刀を手放さないくせに、警備隊とは一定の距離を保ってたりとか、何気に過去に色々とありそうな陰のあるキャラなんですよねえ。モルトという名前からして、どうやら本名じゃないみたいですし。
となると、リッツとの関係も単なる大家と店子のそれとは違うのか。リッツの両親が娘がモルトに構うのを、むしろ後押ししている素振りも妙といえば妙な話ですし。
まあこうしてみると、リッツがメインヒロインというのは間違いないのかなあ、というところ。長編だった一巻だと、その時はそこまで深く関わってるようには見えなかったけれど、これだけ健気で可愛いとねえ。

1巻感想

魔法少女育成計画 episodesΦ ★★★☆  

魔法少女育成計画 episodesΦ(エピソーズ・ファイ) (このライトノベルがすごい! 文庫)

【魔法少女育成計画 episodesΦ】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい!文庫

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第一作『魔法少女育成計画』から『ACES』までに登場した、シリーズを彩る何十人もの魔法少女をぎゅぎゅっと詰め込んだ短編集第2弾!少女達の知られざる活躍に、平穏かつコミカルな日々、本編で発生した事件の思いもかけない裏側まで、見逃せないエピソードをどかんと11編収録しています!『魔法少女育成計画』の世界にどっぷりと浸りたい方必携のこの一冊、ぜひ本編と合わせてお楽しみください!
だ、駄目だ。魔法少女、あんまりにも沢山いすぎて本編参照しながらでないと、この娘誰だっけとか、覚えていてもどういう活躍をしてたんだっけ、と思い出せない。まだ、最初の短編集だと対応作が少なかったからなあ。
意外と、偽魔法少女(?)の魔法少女戦隊は属性色分けがしてあるせいか、ちゃんと覚えられていたのが何ともはや。
でも、やはり死亡退場した魔法少女たちのエピソードは、在りし日の平和な日常編だけに今回もグッと来るものが多かった。特に、最近の作品は前のめりに自分のなすべきことを貫いて死んでいく娘たちも多かっただけに。
一方で、後日談として生き残った娘たちが喪失感を抱えながら、再び訪れた日常を過ごしていく様子も胸を打つんですよねえ。ふとした瞬間に自覚する欠落に影を落としながらも強く生き続ける人もいれば、自分の行動によって命を落としてしまった少女たちを思い、後悔に苛まれる娘もいる。
在りし日の少女たちの輝きと、その輝きの喪失によって訪れた虚、それを踏まえて悲しみを乗り越え、寂しさを生き残った者たちで共有しながら先へと進んでいく。前日譚と後日譚の描き方としては、前回の短編集もそうでしたけれど、威力タップリなんですよねえ、このシリーズ。生き残った娘たちも、もう居ない娘たちも、もっともっと好きになることが出来る。
しかし、その中でもやはりスノーホワイトのそれは、群を抜いているというか、際立っているというか。彼女の生き様は激烈でありながら、地に足がついていて、いやはや凄いわ。

一番好きなエピソードは、あれですね。魔法少女として役に立たない能力を持ってしまい、立場的にも日陰モノとして扱われ、色々な意味で瀬戸際を歩いてかつての魔法少女になった頃の目の輝きを失いながら、集って愚痴を言い合う四人の魔法少女たちによる、思いもよらぬ人助け、魔法少女の初心に帰るような役に立たない能力を駆使しての、人命救助。こういうの、好きだわ。
あとは、袋井魔梨花さんの空気読むスキルでしょうw バトルジャンキーとして、戦闘狂の集まりである魔王塾ですら追い出されたアウトサイダーの彼女の、意外な社交性。そうか、変身を解いた同士の最初の遭遇でスノーホワイト、ガチで袋井さんに気づいてなかったからあの対応だったのか。あとで、名前聞いて正体に聞いて飲んでたもの吹き出すスノーホワイトさんw あの鉄面のスノーホワイトに飲み物を吹かせるなんて、さすがだぜ袋井魔梨花。
いやなんか、マジでこの二人、懇意になりそうでちょっとウキウキしてる。

さあ、アニメ化も近づいてこっちもワクワクですよ。どれほどの阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられるか、視聴者の悲鳴が鳴り響くのかを想像するとw

シリーズ感想

東京レイヴンズEX3 memories in nest4   

東京レイヴンズEX3 memories in nest (ファンタジア文庫)

【東京レイヴンズEX3 memories in nest】 あざの耕平/すみ兵 富士見ファンタジア文庫

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陰陽師を育成する「陰陽塾」。それは、いずれ夜空に羽ばたく闇鴉の雛たちが、力と絆をはぐくむ巣。誰かに見られたら秘密がバレかねないモノを塾内で紛失してしまった夏目は、春虎たちと夜の塾舎へ潜入することに。最近、夜に塾内を徘徊しているという謎の式神と遭遇して…!?真夜中の陰陽塾での大騒ぎや、天才美少女からのエスケープ、コンの増殖(!?)事件など、陰陽塾での賑やかで鮮やかな日々がここに紡がれる。伝説の陰陽師・土御門夜光と、彼の式神・飛車丸、角行鬼のありし日の憶い出を描いた書き下ろしも収録。
どうしてこう、夏目はやることなすこと黒歴史ばっかりなんだろう。輝かしい青春時代、のはずなんだけれど、夏目に関してはちょっとシラフで語れないようなことが多すぎるんですけれど!! 今となっては笑い話だ……と、本人笑顔で言えないレベルのことが多すぎるんですけど!
本編の方ではもうマトモな日常生活を送れないような切羽詰まった状況になっていて、陰陽塾時代のことは随分遠い出来事になってしまったのだけれど、「あの頃」を懐かしく思いながら当時のことを思い出すと、おおむね夏目が蹲って顔を覆ったまま停止してしまう気がするんですけれどw
というわけで、優等生にして生真面目で堅物であるが故にゆるい春虎や冬児たちを説教し叱咤する側のはずの夏目さんでありますが、実際一番「やらかして」トラブルを起こした上にどうしようもないところまで悪化させているのかというと、アナタです、アナタ!
勿論、春虎をはじめとしてトラブルを起こしてしっちゃかめっちゃかにする人材には事欠かないのですけれど、顔を覆って呻くしかないようなとんでもないことを仕出かすのは、だいたい夏目なんですよねえ。
そんな夏目さんが今回やらかしたのは、ソシャゲ廃人へのデスロードである。ああ、うん、ハマるよねえ。この娘は一旦沼にハマると、真顔でより深みの方に突進していくんですよねえ。
止まれよ!
この娘のアクセルベタ踏みしてる自覚なしの暴走っぷりは、毎度ながらいっそ清々しくすらある。これに関しては、若さ云々じゃなく一生変わらなさそうなのが何ともはや。

「第三話 式神行進曲」
これはラストの写真に尽きるでしょう。ってか、なんでこの写真のイラストがないのか、というレベル。想像していたのを遥かに上回る可愛らしさだった。

「第四話 コン!コン!コン!」
これもイラスト、というよりも映像作品が欲しくなるエピソード。ユーチューブにアップせよ!
春虎も、安易に褒めるからー。そりゃ、可愛いかわいいと褒めたくなる気持ちもよくわかるんだけれどね。それで浮かれてしまう人をどうやってうまいこと止めるのか。これがなかなかの難題である。
あとで、この話を聞いた角行鬼がフリーズしてしまうのもよくわかる。本当になにをやってるんだ(笑

「ザ・ナイト・ビフォー・トライアングル」
思えば、土御門夜光がちゃんと描かれるのって、この話が初めてなんですよね。どうなんだろう、春虎とそこまで似ているかというと微妙かなあ、と思うところなんだけれど、快活さに自信と貫禄が備わってる、という所なのかなあ。
そして、これは初登場にして初情報なんだけれど、夜光に妹ちゃんの存在が。そうかー、春虎の家系ってこの妹の系譜にあたるのか。現代の土御門家って夜光の子孫と言われてるけれど、夜光に子供が居るという話はとんと聞かなかったのでどうなってるんだろうと首を傾げていたのですが。なるほどなるほど。でも、戦後苦労したんだろうなあ。夜光がああなってしまったあと、土御門家は随分と風当たりきつかったみたいだし。逞しそうな妹さんだったので、そこは踏ん張ったんだろうけれど。
しかし、夜光さんてば本当に規格外だったのですねえ。いや、禁呪であるはずの泰山府君祭、そんなに軽々と使っちゃって。え? そんな普通に使っちゃうの? と若干呆気にとられたり。鈴鹿がどれだけ危ない橋渡ってそれやろうとしたのか……。復活した春虎もそこまで気楽には使ってなかっただけに、まさに全盛期だったのか。
そんでもって、これが千年生きた茨木童子が角行鬼として、夜光の式神となるエピソードとなるのだけれど、夜光に纏わる話は物語の根幹に繋がるもの以外でも多分たくさんあると思うんですよね。倉橋理事長や闇寺の爺ちゃんなどとの若かりし日のあれこれ。飛車丸や角行鬼との出来事なんかも。もう本編クライマックス入っているので、果たして短編集が出るか微妙な所なんですが、もっと夜光時代のエピソードは見てみたいなあ。







 

6月2日

末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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タイザン5
(ジャンプコミックス
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タカヒロ/竹村洋平
(ジャンプコミックス)
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鈴木小波
(ジャンプコミックス)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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日丸屋秀和/佐倉ケンイチ
(ジャンプコミックス)
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日丸屋秀和
(ジャンプコミックス)
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日高十三男
(ジャンプコミックス)
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江ノ島だいすけ
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
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渡辺シンペイ
(ジャンプコミックス)
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仲間只一
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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きただりょうま
(ジャンプコミックス)
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ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)
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ソウイチロウ
(ジャンプコミックス)
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日月ネコ/渡辺恒彦
(角川コミックス・エース)
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結城光流/空倉シキジ
(角川コミックス・エース)
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長岡太一
(角川コミックス・エース)
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鹿島初
(角川コミックス・エース)
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航島カズト/タンサン
(PASH!コミックス)
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滝沢リネン/くまなの
(PASH!コミックス)
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冬瀬
(一迅社ノベルス)
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灰島 シゲル
(Kラノベブックス)
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あざね
(Kラノベブックス)
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トルトネン
(Kラノベブックス)
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shiryu
(Kラノベブックスf)
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水仙 あきら
(Kラノベブックスf)
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嶋野 夕陽
(PASH!ブックス)
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タンサン
(PASH!ブックス)
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月夜乃 古狸
(PASH!ブックス)
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6月1日

たかた
(角川スニーカー文庫)
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明治 サブ
(角川スニーカー文庫)
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慶野 由志
(角川スニーカー文庫)
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黒雪 ゆきは
(角川スニーカー文庫)
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望 公太
(角川スニーカー文庫)
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脇岡こなつ
(角川スニーカー文庫)
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心音 ゆるり
(角川スニーカー文庫)
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桜木桜
(角川スニーカー文庫)
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たすろう
(HJ文庫)
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レオナールD
(HJ文庫)
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水口敬文
(HJ文庫)
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羊思尚生
(HJ文庫)
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ときたま
(HJ文庫)
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農民ヤズー
(HJ文庫)
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午前の緑茶
(HJ文庫)
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結石
(HJ文庫)
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真丸イノ/ぷにちゃん
(B's-LOG COMICS)
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hi8mugi/柏てん
(B's-LOG COMICS)
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狩野アユミ/小田ヒロ
(B's-LOG COMICS)
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わかさこばと/春の日びより
(コロナ・コミックス)
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鈴華/香月美夜
(コロナ・コミックス)
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じゃが
(FUZコミックス)
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得能正太郎
(FUZコミックス)
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柳原満月
(FUZコミックス)
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板垣ハコ/手島史詞
(HJコミックス)
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瀬菜モナコ/かたなかじ
(HJコミックス)
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5月31日

川井昂
(ヒーロー文庫)
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5月30日

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ジェームズ・リッチマン
(エンターブレイン)
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てん てんこ
(エンターブレイン)
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百黒 雅
(エンターブレイン)
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アトハ
(エンターブレイン)
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吉岡剛
(ファミ通文庫)
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槻影
(GCノベルズ)
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樋辻臥命
(GCノベルズ)
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5月29日

重野なおき
(バンブーコミックス)
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清水栄一/下口智裕 (ヒーローズコミックス) Amazon Kindle B☆W


朱白あおい/半月板損傷
(ヒーローズコミックス わいるど)
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富士防人/外岡馬骨
(ヒーローズコミックス わいるど)
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重野なおき
(ヤングアニマルコミックス)
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5月28日

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5月26日

尾野凛/たかた
(アライブ+)
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坂野杏梨/逢沢大介
(角川コミックス・エース)
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騎羽こうじ/瀬尾優梨
(角川コミックス・エース)
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伊勢海老ボイル/慶野由志
(角川コミックス・エース)
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ワタナベ タカシ
(角川コミックス・エース)
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絢瀬あとり/九頭七尾
(角川コミックス・エース)
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池野雅博/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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東大路ムツキ/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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和ヶ原聡司/柊暁生
(電撃コミックス)
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鈴木快
(電撃コミックスNEXT)
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いみぎむる/ Spider Lily
(電撃コミックスNEXT)
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石坂ケンタ
(電撃コミックスNEXT)
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加藤陽一/スメラギ
(電撃コミックスNEXT)
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芽々ノ圭/ほえ太郎
(電撃コミックスNEXT)
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七沢またり/堤りん
(電撃コミックスNEXT)
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ななつ藤
(電撃コミックスNEXT)
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多門結之/Sin Guilty
(電撃コミックスNEXT)
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サラマンダ
(電撃コミックスNEXT)
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えのき
(電撃コミックスNEXT)
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Team RWBY Project/スエカネクミコ
(電撃コミックスNEXT)
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ノッツ
(電撃コミックスNEXT)
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5月25日

白梅ナズナ/まきぶろ
(comic LAKE)
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葦尾乱平/涼樹悠樹
(ガルドコミックス)
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奈々鎌土/名無しの権兵衛
(ガルドコミックス)
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アイサコ/馬路まんじ
(ガルドコミックス)
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左藤圭右/割内タリサ
(ガルドコミックス)
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しゅにち/友橋かめつ
(ガルドコミックス)
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しろいはくと/大崎アイル
(ガルドコミックス)
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中曽根ハイジ/丘野優
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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蝸牛くも/青木翔吾
(ガンガンコミックスUP!)
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蝸牛くも/黒瀬浩介
(ビッグガンガンコミックス)
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蝸牛くも/マツセダイチ
(ビッグガンガンコミックス)
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蝸牛くも/関根光太郎
(ビッグガンガンコミックス)
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塩野干支郎次/海法紀光
(ビッグガンガンコミックス)
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塩野干支郎次/海法紀光
(ビッグガンガンコミックス)
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タナカトモ/諸星サロ
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/大沢祐輔
(ビッグガンガンコミックス)
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星河だんぱ
(ヤングガンガンコミックス)
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六本順
(ヤングガンガンコミックス)
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蝸牛くも/栄田健人
(ヤングガンガンコミックス)
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涼樹悠樹
(オーバーラップ文庫)
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大崎アイル
(オーバーラップ文庫)
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大崎アイル
(オーバーラップ文庫)
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三嶋与夢
(オーバーラップ文庫)
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馬路まんじ
(オーバーラップ文庫)
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岸本和葉
(オーバーラップ文庫)
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しば犬部隊
(オーバーラップ文庫)
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鴨山兄助
(オーバーラップ文庫)
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KAZU
(オーバーラップ文庫)
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友橋かめつ
(オーバーラップ文庫)
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星野星野
(オーバーラップ文庫)
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御堂ユラギ
(オーバーラップ文庫)
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丘野 優
(オーバーラップノベルス)
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岡沢六十四
(オーバーラップノベルス)
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ラストシンデレラ
(オーバーラップノベルス)
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五月 什一/原作・監修:なきそ
(MF文庫J)
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岩波零
(MF文庫J)
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十文字青/原作・プロデュース:Eve
(MF文庫J)
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鈴木 大輔
(MF文庫J)
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鳳乃一真/原作:Liars Alliance
(MF文庫J)
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十文字 青
(MF文庫J)
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ぶんころり
(KADOKAWA)
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綾束 乙
(MFブックス)
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3人目のどっぺる
(MFブックス)
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七沢 またり
(MFブックス)
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新巻 へもん
(MFブックス)
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夜州
(MFブックス)
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Y.A
(MFブックス)
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百均
(ブレイブ文庫)
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紺染幸
(ブレイブ文庫)
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高岡 未来
(メディアワークス文庫)
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仁科 裕貴
(メディアワークス文庫)
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5月23日

小野はるか
(角川文庫)
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クレハ
(角川文庫)
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円城寺 忍/監修:天狼プロダクション
(ハヤカワ文庫JA)
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冲方 丁
(ハヤカワ文庫JA)
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5月22日

田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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嶋水えけ
(ガンガンコミックスJOKER)
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5月20日

やしろ
(TOブックスノベル)
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こまるん
(TOブックスノベル)
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流石ユユシタ
(TOブックスノベル)
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西の果てのぺろ。
(TOブックスノベル)
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永野水貴
(TOブックスノベル)
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5月19日

超法規的かえる
(GCN文庫)
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らいと
(GCN文庫)
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大楽 絢太/原作・監修:タツノコプロ
(KADOKAWA)
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来生 直紀
(富士見ファンタジア文庫
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初美 陽一
(富士見ファンタジア文庫)
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亜逸
(富士見ファンタジア文庫)
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夏乃実
(富士見ファンタジア文庫)
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冬目景
(ヤングジャンプコミックス)
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キナミブンタ
(ヤングジャンプコミックス)
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安田剛助/藤島真ノ介
(ヤングジャンプコミックス)
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黒イ森/島崎 無印
(ヤングジャンプコミックス)
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多田大我
(ヤングジャンプコミックス)
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立華凪/大寺義史
(サンデーGXコミックス)
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高橋慶太郎
(サンデーGXコミックス)
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mogi
(裏少年サンデーコミックス)
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5月18日

カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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中西 鼎
(ガガガ文庫)
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立川浦々
(ガガガ文庫)
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吉野 憂
(ガガガ文庫)
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サイトウケンジ/波多ヒロ
(チャンピオンREDコミックス) Amazon Kindle B☆W


吉野弘幸/佐藤健悦
(チャンピオンREDコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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ねこぐち
(少年サンデーコミックス)
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5月17日

西尾 維新
(講談社BOX)
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蒼月 海里
(星海社FICTIONS)
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左リュウ
(電撃の新文芸)
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茨木野
(電撃の新文芸)
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おとら
(電撃の新文芸)
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5月16日

西尾 維新
(講談社文庫)
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5月15日

友麻碧
(富士見L文庫)
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尼野 ゆたか/原案:佐々木 禎子
(富士見L文庫)
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硯 朱華
(富士見L文庫)
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三上康明
(アース・スターノベル)
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らる鳥
(アース・スターノベル)
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仏ょも
(アース・スターノベル)
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干野ワニ
(サーガフォレスト)
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空地大乃
(サーガフォレスト)
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池中織奈
(サーガフォレスト)
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勝木光/香月美夜
(コロナ・コミックス)
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5月12日

島本和彦
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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ゆきの
(夜サンデーコミックス)
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伏見ダイキ
(サンデーうぇぶり)
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堂本裕貴
(サンデーうぇぶり)
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ヨウハ/SCRAP
(サンデーうぇぶり)
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小山愛子
(少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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瑚澄遊智/漂月
(アース・スター コミックス)
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森みさき/森下りんご
(アース・スター コミックス)
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持崎湯葉
(GA文庫)
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蝸牛くも
(GA文庫)
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蝸牛くも
(GA文庫)
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あずみ朔也
(GA文庫)
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大森藤ノ
(GA文庫)
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ケンノジ
(GA文庫)
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小林湖底
(GA文庫)
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路紬
(GA文庫)
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5月11日

朝倉亮介
(ガンガンコミックス)
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中吉虎吉
(ガンガンコミックス)
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守野伊音/朱里
(ガンガンコミックスONLINE)
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谷川ニコ
(ガンガンコミックスONLINE)
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5月10日

佐島 勤
(電撃文庫)
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鎌池和馬
(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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三枝零一
(電撃文庫)
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杉井 光
(電撃文庫)
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鏡 遊
(電撃文庫)
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比嘉智康
(電撃文庫)
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ケンノジ
(電撃文庫)
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谷山走太
(電撃文庫)
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南野 海風
(カドカワBOOKS)
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水野 藍雷
(カドカワBOOKS)
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原純
(カドカワBOOKS)
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リュート
(カドカワBOOKS)
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香月美夜
(TOブックスラノベ)
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赤野用介
(TOブックスラノベ)
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雨川透子
(TOブックスラノベ)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックスラノベ)
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わんた
(DREノベルス)
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馬路まんじ
(DREノベルス)
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まゆらん
(ツギクルブックス)
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千嶌オワリ/津田彷徨
(モーニング KC)
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湯水快/山座一心
(モーニング KC)
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5月9日

サイトウケンジ/奈央晃徳
(ドラゴンコミックスエイジ)
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羽仁倉雲/アロハ座長
(ドラゴンコミックスエイジ)
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堺しょうきち/白井ムク
(ドラゴンコミックスエイジ)
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橿原まどか
(KCデラックス)
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石沢庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)
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シンジョウタクヤ
(KCデラックス)
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三簾真也
(KCデラックス)
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ヤチモト/resn
(KCデラックス)
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園原アオ/割田コマ
(シリウスKC)
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冬葉つがる/友麻碧
(シリウスKC)
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秋月煌介/鈴木市規
(シリウスKC)
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錬金王/五色安未
(シリウスKC)
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川上泰樹/伏瀬
(シリウスKC)
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カジカ航/伏瀬
(シリウスKC)
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志瑞祐/青桐良
(シリウスKC)
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片岡人生/近藤一馬
(講談社コミックス)
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ナナシ
(講談社コミックス)
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5月8日

二階堂幸
(KCデラックス)
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桑原太矩
(アフタヌーンKC)
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比村奇石
(プレミアムKC)
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比村奇石
(ヤンマガKCスペシャル)
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ずいの/系山冏
(ヤンマガKCスペシャル)
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パミラ
(ヤンマガKCスペシャル)
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ブラック木蓮/郊外の某
(ヤンマガKCスペシャル)
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植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
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5月6日

ケンノジ/松浦はこ
(ガンガンコミックスUP!)
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伊崎喬助/無望菜志
(ガンガンコミックスUP!)
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南野海風/古代甲
(ガンガンコミックスUP!)
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白石新/さめだ小判
(ガンガンコミックスUP!)
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坂木持丸/つきやまなみき
(ガンガンコミックスUP!)
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小鈴危一/しらび
(ガンガンコミックスUP!)
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相崎壁際/四季ムツコ
(ガンガンコミックスUP!)
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