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神曲奏界ポリフォニカ

神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト3   

神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト】 高殿円/凪かすみ GA文庫

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 グローリアーナ軍によって、国や街が次々と占拠されるなか、レスロス内部に進入したジョッシュやデイジーたちは行方が知れなかったプリムローズに再会した。彼女はしかし、なぜかエリュトロンを従えており、スノウを異界へ飛ばしたのは自身の意志であったことを語ったのである。

 一方、異界へ迎えに来たブランカと再会できたスノウは、彼の口から今回の事件のあらましを聞いた。その事実に衝撃を受けるスノウだったが、もう一つ、彼女が異界へと戻された、その本当の理由をも知ることとなるのだった――。

 運命の渦に交差する想いの行き着く先は――!? 感動の最終巻!
ポリ白こと、神曲奏界ポリフォニカ・ホワイトシリーズもこれにてついに完結。
さすがは【銃姫】にて圧倒的な終末を描いた高殿さんだけあって、世界の根幹を支える精霊島の墜落に伴う世界の終りを前にした人々の混乱と祈りの切実さには迫真のものがあった。世界のあり方が一変する出来事だったんだもんなあ。被害が少なく済んだとはいえ、一国が消滅してしまったほどの出来事であったわけだし。
この大破局の一端を担うことになってしまったプリムローズ。炎帝の生まれ変わりという出自もあり、中盤の危うい描写から終盤にかけてのラスボス化には、何者かに心を乗っ取られたか、精神に悪い影響を受けて汚染されてしまったのか、と考えていたのだけれど、まさか最初から一貫して変わらずスノーのお嬢様であるプリムローズ自身そのままだったとまでは思っていなかった。たとえ、何かに憑かれていなくても、エリュトロンやダンテあたりに騙されたり、誘導されたりした部分があると思っていただけに。
だけれど、その行動原理がひとえにスノーのため、というのなら彼女の暴走も納得できる。一貫してプリムローズは何も変わっていなかった、というのも腑に落ちる。すなわち、スノーのためならば女神を敵に回し、世界を滅ぼす事も厭わないほどの愛情を、思えば最初からプリムローズは持っていたと言われても、そうだったよね、と思えるわけで。
でも、そんなスノーしか眼中にないはずのプリムローズが、ちゃんとデイジーの事友達として好きで居てくれたのは嬉しかったな。スノーを除けば、デイジーはプリムローズにとっての特別だったのかもしれない……にしては、若干扱いが酷かった気もしないでもないけれど、お嬢様基本的にSだもんな。

スノーがエターナリアの生まれ変わりであり、新しい白の女神だった、というのは既に前回までに明らかになってたんでしたっけ? 非公式にそれらしい、という話は随分前から持ち上がってはいましたけど。他のシリーズにもチラッと登場してましたしね。
しかしまー、女神化したら女神化したでここまで破天荒な女神らしくない女神になるとは。何も変わらずスノーだった、と言ってしまえばそれまでなのですけれど、メイド女神とは新しいな! って、スノーはメイドとしては失格なキャラなんだが。ともあれ、女神らしい常識から外れまくっているのは間違いなく、少なくともこのポリ白の時点では明らかに人間としての特性の方が強いよなあ。元・人間であり、神曲楽士だったという特性があったからこそ、女神となり神曲を得る立場になっても、ブランカへの神曲が弾けたりもしたんだろうが……そうなると、神曲というものがそもそも何なのかについても考えどころなのかもしれない。
刀をぶん回すのは、メイドとしても女神としても大いに前代未聞かとも思いますがw

スノーとプリムローズの結末については意外な展開でもあり、これ以外にはないと思える終わり方でもあり。お嬢様としては、もうこれ以上ないほどの幸福な人生だったのかなあ。ある意味、最後まで一番幸福な時代で止まってしまったままだったような人生だったわけですし。複雑ですし、寂しいですけれど、これもまた一つのハッピーエンドだったんでしょうかねえ。なんとなく物思いに耽ってしまいます。

今回の話で一番可哀想だったのは、スノーの両親でしょう。あれは辛いよ。折角戻ってきたと思った娘が、また同じように消えてしまったわけですから。果たして残された両親はあの別れに耐えられたんだろうか。せめて、もうちょっとちゃんとスノーにはお別れをしてあげて欲しかった。

そしてもう一人可哀想だったのがサラサですよ。もうなんちゅうか、いい面の皮じゃないですか(苦笑
ゲンナリと投げやりになって諦めてしまったサラサが可哀想になるやらなんやらで。もっとパワフルに押して押して、傷心のジョッシュの心の中に土足で踏み込むぐらいの厚かましさがあれば、リシュリュー相手でもがぷり四ツに組めだんでしょうけどねえ。そう考えると、優しさにかまけて押しが足りなかったというべきか。やっぱり既成事実は大事ですよ(結論

一方で、デイジーは一番お幸せに状態で……。はいはいごちそうさまごちそうさま。ただ、トレバス神曲学院の前身となる施設を立ち上げたのが、他でもないこのデイジーだったというのはなかなかのサプライズだった。
まさか初代がこの娘だったとはなあ。

当初からブランカの身勝手っぷりにイライラさせられたりもしたシリーズでしたけれど、終わってみるとこのお馬鹿聖獣もずいぶんと精神的に成長したなあと感慨に耽りました。いやあもう、本当に思い込みと独善でスノー振り回して、いい加減見捨てられても仕方ないだろうと思うこと度々だったのが、きっちり分別と気遣いとを取り揃えた大人になりましたからね。ある意味これ、ブランカの成長物語だったのか、と思いたくなるくらい。
振り返ってみると、女神も聖獣も、世界でもっとも高位な存在というわりには精神的に幼かったり、短絡的で思慮に欠ける者が多く、様々な問題や世界の危機って大本を辿るとだいたいこの人達の不始末が原因だったりするので、厄介だよなあ(苦笑

これで、今のところ続いているシリーズはクリムゾンだけになってしまったのか。あのシリーズもそろそろクライマックス入ってますし、新しいシリーズはもう出ないんでしょうかねえ。そうなると、いささか寂しいのですが。

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット4   

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット】 あざの耕平/カズアキ GA文庫

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 bk1

ここで語られる創作者の心情が、筆者当人の考えではない、というのは大いに主張するべきところではあるけれど、あざの耕平はつまるところダン・サリエルみたいな奴なんだよ! というのはもういっそ認めちゃったほうが売りになるんじゃないですか?(笑
ああ、あざのさんってああいう人なんだー、という生暖かい視線に事欠かなくなることでしょうしw

というわけで、神曲奏界ポリフォニカワールドの中でも、唯一音楽の部分にスポットを当て、現実と理想の狭間に苦悩する芸術家たちをコミカルに描いたダン・サリエルシリーズも……ええっ!? これで終わりなの!? ひとまずの幕、良い区切りなどという文句を見ていると、また機会が合わされば書いてくれそうな気もするけど、間はどれだけ空いても構わないので、ポツポツと書いてくれないかなあ。
一応の最終巻となる三巻は、三話とエピローグという構成。
毎度、というか常に自分の掲げる理想と現実との狭間に苦悩する天才芸術家サリエルですが、今回はその中でもとびっきりの大ピンチ。
スランプ、である。
これは、特に理由もなくなってしまうものが本気で質が悪いんですよね。そうなる原因が無い以上、治るためのとっかかりも掴めない。色々試行錯誤しようとも、ダメなときはとことん駄目、何をやっても駄目。ダメダメダメ、が続いていくとだんだんそれまで自分がどうやってそれをやってきたかすらもわからなくなってくるんですよね。
場合によっては、本当にここで筆を折ってしまったり、楽器を置いてしまったり、という人も決して少なくないのです。スポーツ選手もスランプから引退にまで滑落してしまう人は珍しくありませんけど、練習によって身体能力を維持しているスポーツ選手ですら、感覚を見失うことで自分のプレイスタイルを崩落させてしまうのです。ロジカルでシステマティックな方法論が前提にあるとしても、その感性によって成り立たせている芸術というジャンルでは、よりスランプによる破綻が顕著になっていくのではないでしょうか。
音楽と執筆という違いはあるとはいえ、よくもこんな怖い話を書くよなあ(苦笑
そして、スランプも極致へと陥った最終局面にて、サリエルがしみじみとモモに語った、音楽に対する姿勢の話。これって、けっこう聞く人、読む人にもわかるもん、伝わるもんだと思うんですよね。そして、そうやって創りだされたものには必然的に迫力みたいなものが備わるんです。これは、内容が緩い話だったり、バカバカしいくだらない話でも変わらない。緩いなりに、バカバカしいなりに、くだらないなりに、渾身が伝わってくる。伝わってきた以上、やっぱり受け止める側も相応に気合がこもるわけですよ。そして、やっぱり適当に作られたものだとね、適当にしか受け止められないんですよね。

そして、二話ではなんとかスランプは脱したものの、どん底の時の演奏をさんざんに酷評されて、荒れまくるサリエルの図。ただ、普段は根に持つだけでそんなに気にしないものの、今回に関しては実際にひどい演奏だっただけに、サリエルが色々と気にして挙動不審になるおはなし。
スランプの時も相当ひどかったけど、けっこう繊細だよなあこの歩く傲岸不遜は(苦笑
酷評って、自分が気にもしていない部分をどれだけ指摘されても、鼻でフンと笑い飛ばせるものなんですけど、図星つかれたりするとかなりへこむんですよね。これは自信家だったり自分の手がけたものに揺ぎ無い自負を抱いている人でも、というかそういう人こそダメージが大きかったりする。
ここでサリエルが口走ってる暴言は冗談の類なんでしょうけど、サリエルの挙動不審っぷりはこれはちょっとディティールがリアルすぎますよ?(笑
まあサリエルみたくここまであからさまに傲慢で性格極悪な人はいないでしょうけど、表向き謙虚だし、内心でも謙虚たらんと心がけている人でも、その心のなかの建前をとっぱらったらサリエル並みって人はけっこういると思いますよ(笑
酷評ってのは、ある意味そんな自分でも一生懸命押し殺している部分を刺激し、ぐらぐらと揺るがすものなのかもしれませんね。いやね、サリエルのオレはもしかして、ひょっとすると、傲慢だったのか? というマジなセリフに、色々と、ねえ(笑


んでもって、最後の三話は原点回帰。キーラ・アマディアのあがり症、ひいては彼女が今置かれている現実と向き合うおはなし。
押しかけ弟子であって弟子じゃない、と言うくせにサリエルのアマディアへの面倒見の良さは、師匠と言うにも一生懸命過ぎるんですよね。
アマディアに女としてみてもらえる目があるかどうかは、ちょっと計り知れない部分がありますが(今回の話読んでて、もしかしたら可能性はあるのかも、と思うようになりましたけど)、演奏家としての彼女は文句なしにサリエルに認められ、愛されてすらいるんですよね。
前の感想でも書きましたけど、サリエルって音楽に対してはびっくりするくらいに理想家なところがあって、その理想は自分の音楽に留まらず、他人が弾くそれにまで広く及んでいるんですよね。音楽を愛する彼に取って、アマディアの音楽が失われてしまうのは我慢がならないこと。故にこそ、あそこまで無茶をしたんでしょうが……さて、そこにどれだけアマディア個人への親愛があったものか。ここで最終巻となってしまうのなら、それはご想像にお任せします、なんですよね。ちょっと残念。まあ、あんまりラブ方面には縁のないシリーズでしたし、これくらいの匂いでよかったのかもしれませんけど。
前回登場のリジアたちも登場しての、オールスタークライマックス。相変わらず、こっちのユフィンリーは面白残念美人で、素敵すぎます(笑 このユフィンリー好きだなあ。

ここで幕となってしまうのは、やっぱりとっても残念なので、何らかの形で続いてくれないかなあ。大迫さんが逝去なされた上にこのシリーズも終わってしまうのだと、ポリフォニカシリーズ
が手薄になってしまいますし。
別のキャラクターで新シリーズ、というのもありかもしれませんが。

神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック3   

神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック】 大迫純一/BUNBUN GA文庫

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一応まだ続くことにはなったみたいだけれど、マティアとマナガ、二人の出会いを始まりとした物語はこの巻を以って決着。
以前から徐々に始まっていたマティアの体の異変。成長の停止や肉体の再生、そしてマナガと同じ黒い涙。これらの原因、てっきり私はマティアが黒の女神の生まれ変わりだからなんだとばかり思い込んでいたら、思いっきり誤解だったよ! 恥ずかしっ!
ある程度ミスリードはしていたんだろうか。そのへん、どうも微妙なので勝手に勘違いしてたのなら見る目がなかったという所だよなあ。そもそも、黒の女神レティアコールが白の女神エターナリアみたいに消滅したという話は一度たりとも持ち上がってなかったんだよなあ。でも、マティアとレティアコールって名前似てるじゃないですかw
そもそもポリ白のスノーと状況が似ているからマティアが黒の女神と勘違いしていたわけだけれど、考えてみればすぐわかる話で、同じネタを使うはずがないんだよなあ。不覚。
ただ、過去で黒の聖獣ラグがどうなったという具体的な話は今まで出てこなかっただけに、この真相を予想しろというのは幾らなんでも難しい。いい加減一般的な精霊の生態についてはだいたい理解できてきたけれど、始祖精霊と聖獣に関してはちょいとでたらめなところがあるからなあ。

それはそれとして、顕現成った黒の聖獣ラグがあまりにアンポンタンで、思わず吹いてしまった。この人間の理解度の低さ、というか現実の事象に対する理解力の無さ、ぶっちゃけて言うところの頭の悪さが、白の聖獣のブランカそっくりで、聖獣っていうのはみんなこんなんなんか(苦笑
そういえばポリ白に出てた紫と翠の聖獣も、別の意味で相当頭の悪い連中だったしなあ。こんな連中ばっかりなんだ。
伊達に精霊のくせに獣呼ばわりされてるわけではなかったのね(マテ

なによりも今回驚かされたのが、本物の黒の女神さまだったんですけどね。これはホントにまったく予想も何もしてなかったのでかなりびっくりさせられた。そういえば精霊専門とか、共通項はあったんだ。

今回最終回でマティアとマナガの二人の物語となりながら、途中から、殆どシェリカが主人公役みたいになってたんじゃないだろうか、これ。マナガはあれで「おうおう」と唸りながら物事に対しては受身な部分が多いので、自力でガンガン難局を切り開いていくタイプじゃないもんなあ。お陰で、今回の急展開についても状況を受容していくばっかりだったし。その意味ではマナガって、マティアに対する役どころはあくまで父親役になってしまうんだろうなあ。しかも、わりと甘やかすタイプの。

すべての謎と過去からの頸木が解き放たれ、物語に決着がついた以上、今後続いていく話はもう一度初心に戻っての、刑事モノをやって欲しいなあ。初期の事件の謎を解き明かし、犯人を追い詰めていく形式が好きだったので。

1巻 2巻 4巻感想

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師5   

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師】 あざの耕平/カズアキ GA文庫 

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うひゃひゃひゃ、やっぱおもしれえ!
二巻になっても絶好調のポリフォニカ、ダン・サリエルシリーズ。このシリーズって、明らかに他のポリフォニカシリーズと方向性が違うんですよね。ほかは榊一郎さんのクリムゾンにしても、大迫純一さんのブラック、ゴールド、高殿円さんのホワイトにしても、人間と精霊という異なる存在が紡ぐ関係性に描写の主体が置かれているのに対して、このダン・サリエルという作品は音楽という芸術に魅入られた人間たちの足掻き、苦悩、すなわち音楽との関係性に主体が置かれている。
音楽家として成功しながら、自分の音楽の性質、方向性に不信と疑念を抱き、しかしその道を貫くことを己に課しているダン・サリエル。
神に愛されるほどの絶大な音楽の才能を持ちながら、あがり症という瑕疵でその才能を潰し落ちこぼれてしまっているキーラ・アマディア。
そしてこの二巻ではこの二人に加えて、
新人賞という成功を勝ち取り、トップへの道を目の前にしながら、自身の才能のなさ、というどうしようもない現実に叩きのめされるアサナミ・リジア。
誰もが望む音楽家という偶像を作り、偶像(イドラ)を操る魔術師。音楽プロデューサーのハセ・シャルマ。
という音楽という芸術の迷宮に挑む探究者ともいうべき二人が加わるわけです。
なんだかんだと自分の音楽家としての在り様に深刻な疑念を抱きながらも、才能に関しては有り余るほど持っていたサリエルとアマディアに対して、今度登場した二人は、現在進行形で才能のなさという現実に直面するリジアと、恐らくは過去に理想に潰れるよりも現実に徹することを選んだであろうシャルマという、また前の二人とは違う形で音楽に対して苦悩するキャラクターなんですよね。
まあ、シャルマはある意味、この中では一番迷いなく自分の道に徹している人なんでしょうけど。いや、迷いなく突き進むという意味では壁にぶち当たるたびに進む方向を変えてはいるものの、リジアもそちらのタイプか。
こうして、シャルマというキャラクターの物語への登場を介してみると、サリエルってあれで物凄い理想家だったんだな、というのがわかる。一巻での古典的音楽家たちとの対立などから浮き上がる大衆に迎合したいまどきの軽薄な音楽家、という彼に付きまとう評判がどれほど的外れなものかを知っているのは、むしろサリエルよりもシャルマの方なのかもしれないな。
もし、本当にサリエルがそういう音楽家だったとしたら、今でもシャルマと仕事上のパートナーとして上手くやっていたはずなんだから。
かといって、サリエルが自分の理想を体現できているかと言うと、なかなかうまくいかない。上手くいかないどころか、もしかしたら彼が望む方向性と彼が持っていた才能が示す方向性はまったく別のベクトルにあったのかもしれない。かといって、サリエルは自分の才能が示す音楽の方向性を否定しているわけじゃない。それどころか、決意と確信をもってその道を進んでいると言ってもいい。そして、現実に成功しているわけですしね。
ところが、心のどこかでは自分の理想とする音楽の形とのズレがあるような気がしていて、そこから自分の音楽に対して自信を抱き切れず、悩んでいる部分がある。一巻での老音楽家とのセッションなんかは、その辺があますことなく剥き出しになっていたように思える。
もしかしたら、アマディアの音楽とは、サリエルが思い描く理想の音楽そのものなのかもしれない。神に愛された圧倒的な、それこそ方向性だのなんだのを無意味とするような、完全無欠の音楽。
第一話「ダン・サリエルと七つの仕事」でサリエルが見せた劣等感なんかはその証なんだろうし。
でも、性格的に傲岸不遜、根性ひんまがってるように見える自己中の塊みたいなサリエルですけど、決して本当の意味でエゴイストじゃないんですよね。彼の理想は、自分だけではなく他人にも開かれている。彼がアマディアを潰さずに何だかんだと出入りを許しているのも、シャルマのもとを飛び出してきたリジアに手を差し伸べたのも、彼自身の音楽を高めることには何らの意味も価値もないことですもんね。それどころか、彼女らの成長と成長は自分の才能を潰すことになるかもしれない。特にアマディアの圧倒的な音楽には、はっきりとサリエルはその恐れを感じているわけですし。
彼が本当の意味で理想家だと思えるのは、彼の音楽に対する理想というものが自分の音楽にとどまっていないというところでしょうか。ともすれば、彼がたびたび古い因習に凝り固まった実力を伸ばす努力をしない音楽家たちを痛烈に批判するのも、傲岸さや売名行為だけじゃなく彼の音楽への理想がそう言わせているのかも。
態度からは想像もできないけど、彼ほど音楽を愛している人はいないのかも。

そんなサリエルも、昔ならリジアに手を差し伸べるようなことはしなかった、とシャマルが言ってましたけど……その昔っていつのことなんでしょうねえ。シャマルとケンカ別れしてモモと契約してからの事なのか、アマディアたちが入り浸るようになってからのことなのか。
今回は語られませんでしたけど、どうやらサリエルとモモの契約した過程にも相応の物語があった様子。なんでサリエルみたいな男がモモみたいな精霊と契約したのかずっと不思議だったのですけど、サリエルとモモとシャマル、この三人には随分と因縁めいたものがあるみたい。なにがあったんだろう。知りたいなあ、気になる気になるw
サリエルの変化がアマディアたちとの出会いの後にもあったとしたなら、自分はそこにはコジの影響が見逃せないと思いますね。
アマディアという天上の才能の持ち主との出会いも大きいと思いますけど、コジって結局サリエルとは契約しなかったわけですけど、契約しなかったわりにサリエルが寡黙になって酷く悩みに沈んだ時は、フラッと現れてさり気なく喝入れてくれるんですよね。あれでけっこう繊細で長いこと抱え込むタイプなサリエルに、内側に溜まったモヤモヤとしたものを、愚痴と一緒に吐き出させてすっきりさせるコジって、実は得難い存在なんじゃないでしょうか。こいついなかったら、もっとサリエルって長いこと鬱に沈んで迷走しそうだし。
契約精霊は得られなかったものの、サリエルはかけがえのない友人を得たのかもしれません。
ところどころ、虎じゃなくてにゃんこ化してますけどw 第二話は笑い死ぬかと思ったにゃー(爆笑

うーん、こうして振り返ってみると、やっぱりサリエルって好きだなあ。陰険ドSなのに、ここぞというときは優しいしなあ。
ラストのアマディアの演奏に寝た振りするところなんて、もうめちゃくちゃ惚れた。優しくて、厳しいその振る舞い。うーん、これってある意味、師匠としての振る舞いなんだろうか。

キーラ・アマディアのささやかな一歩。第四話のタイトルなんですけどね。総じて言えば、この本のメインは今回は彼女だったと言えるでしょうし。
天上の神に愛されるほどの才能を持ちながら、あがり症のおかげで人前ではまともに演奏することもできず、試験にはことごとく落ちまくり、実家からは見捨てられた落ちこぼれ。
絶賛、才能を持ちながら生かせず潰れていきかけてる最中の音楽家の卵。そんな彼女の前に現れる、幼馴染のリジア。新人賞を取り、成功者の列に名を連ねようとしているライバルの登場に、どれほど劣等感を抱き、羨望を覚え、翻って自分の情けなさに打ちのめされたか。
ところが、そのリジアはリジアで、自分の音楽をプロデューサーであるシャマルに否定され、そのもとを飛び出し、自分の力で成功を勝ち取ろうとしながら、結局自分が才能のない音楽家だということを思い知らされる、という過酷な現実にぶち当たるわけです。
それでも、彼女は怯まず自分が才能のない音楽家だというのを受け入れながら、負けるかーと突き進んでいくわけですけど。
そんなひたむきさ、前向きさ、音楽に対する姿勢を見せられたら、アマディアだって黙ってられないですよね。ただの成功者じゃない、プライドをかなぐり捨て、努力で才能のなさを突き破るリジアの姿は、アマディアにとってこれ以上ない良い刺激になったのじゃないでしょうか。
田舎に閉じこもっているだけでは決して開かれなかった扉。いろんな人との出会いが、閉ざされていたアマディアの未来を徐々に押しひらいていこうとしている感じが、とても素敵です。
サルエルは、そっぽ向きながらつま先でチョンチョンと蹴飛ばして、その扉を開けるのを手伝ってやってる感じだなあ(笑


レオン・ザ・リザレクターシリーズが高らかにポリ・ゴールドシリーズへの移行を表明した今、ポリフォニカで色がついてないのってこのシリーズだけなんですよね。そろそろこのシリーズもカラーでのラベリングを行ってほしい所なんですけど。一部で言われてる、ポリ銀はちょっち違う気もするんですよね。白銀の虎コジは、主要メンバーの一人ではありますけど、主人公ではありませんし、やっぱりダン・サリエルのイメージカラーこそがこのシリーズのカラーとなるべきなんでしょうけど……。
サリエルのイメージカラーってなんだろ。カラーの挿絵見てても、あんまり特徴的な色は持ってないんですよん、この人。敢えて言うなら、銀髪? となるとやっぱり銀になるのか? でも、この人のイメージって銀というよりも、むしろ紫っぽいなあと前々から感じてるんですよね、自分。ポリ紫?

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎5   

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 あ 4-1)

【神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎】 あざの耕平/カズアキ GA文庫


べらぼうに笑ったわ! ユフィンリー、ユフィンリー!(爆笑
ユフィンリーの姐さん、もともとポリ赤のメイン格の一人なんですけど、どうもあっちでは大人しいというか、猫被ってるような、本性まだ出てないような感覚だったんですよね。彼女のプロフィールやたびたび語られる性格、エピソードからしても。榊作品でも、時々ネジが一本二本飛ぶタイプのキャラクターが下地にあるように感じてたんですけど、ポリ赤の作品の性格か、なかなかそういう一面が見られなくて、実のところちょっと欲求不満なところがあったんですが……やってくれました、あざの先生が。
ユフィンリー、ユフィンリー!(爆笑

というわけで、第二話。似た者同士の近親憎悪、仲がいいのか悪いのか、サリエルとユフィンリーの確執、までには至らないか。見栄の張り合いを発端としたある凄まじい価値を持つアンティーク単身楽団にまつわる狂騒劇。これが、もう笑い死ぬかと思うくらい、笑った笑ったw
サリエル、アマディア、ユフィンリーの三者三様にして同レベルの繰り返しパターンもさることながら、それらの集大成となる集結編。
もう、この場面の雰囲気の凄まじさと言ったらいやもうすごいのなんのって……ぶはっ(思い出し笑い

自信家にして野心家。傲慢にして傲岸。唯我独尊の俺様野郎であるところの主人公ダン・サリエルですが、この男のそれは夜郎自大ではないんですよね。
確かな実力と、天才を名乗るに相応しいセンスと能力。それ以上に、自分の力量とその性質を客観的に把握し、自信家というスタンスの影で常に自分の音楽家としての在り様に悩み続ける、本物の芸術家とも言うべき男なんですよね。
そうした彼の苦悩は第一話や、第三話のダン・サリエルと孤高の老楽士でも語られることとなるんですが、カッコいいんですよ、この男の生きざまは。悩みや迷い、常に自分に疑問を抱きながら、そうした疑念ですら自分の音楽家としての価値、至高に至るための糧として否定することなく貪欲に飲み下す、誇りの高さ。
上っ面こそ倦厭したくなるような男ですが、コジが神曲ではなくサリエルという人間そのものに興味を抱いたように、アマディアがその生きざまに憧れを抱き惹かれたように、その芯はまことに魅力的な男性なんですよね。
傍から見てる分には、人を人とも思わないろくでもない野郎以外の何者でもないんですが(笑
ただ、こいつの偉そうな態度は鼻につくものじゃなくて、なんか愛嬌があって微笑ましいんですよね。けっこう単純だし、陰険に見えてわりとサッパリしてるし。ネチネチしつこいところはありそうだけど、陰湿とは程遠いし。けっこう子供っぽいし。
めちゃくちゃに見えて、良く見ると筋が通ってるし。良く人の心を逆なでするようなこと言ってるけど、人の気持ちが分からないような輩でもなく、それどころか案外世話好きなところもあるようだし。
傍から見てると楽しいタイプ、ではなく、深く付き合って楽しいタイプ、というべき人物なのかもしれないですね。

ふと思ったのですが、サリエルの音楽のスタイルって、小説の中のライトノベルというジャンルへの思索にウーノ氏的に互換されるのかしら、などと深読みしてみたり。
そう考えると、色々意味深で、でも、結局のところ頼もしいんですけどね。

神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる 2  

神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる2 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 (さ-01-07))

【神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる 2】 榊一郎・大迫純一・高殿円/BUNBUN・兎塚エイジ GA文庫


ポリフォニカの紅・白・黒のそれぞれのシリーズが集った短編集。表紙見たらわかるとおり、今回は全部温泉回。

『リーズンズ・ホワイト』
プリムローズお嬢様のダメ人間化振りは止まらないなあ(苦笑
最初に登場した時はもう少しまともだと思ったんだけど、よく考えると高殿作品のこの手の人は大概最初はまともに見えるだけ、なので、これでいいのかもしれないけどって良くないよ!
ブランカも相変わらず、プリムとは別の意味でダメですね。当人はスノウのことを思ってるのかもしれないけど、やり方が勝手すぎ。精神的にかなり子供で感情の機微が分かってない、というのもあるんだろうけど、それにも自分の意見を押しつけるだけ押しつけて、肝心なことは何も言わずまともにスノウに判断材料を与えない、というのは酷いと思う。むむむ、私はけっこうブランカのこと、嫌いなのか? むしろ、黒いプリムの方を応援してしまいたいw 実際、毎回スノウがブランカの態度に激怒するのは当然だと思うし、不信感を抱くのも仕方ないと思うぞ、あれじゃあ。

『みすていく・ぶらっく』
マティアは、普段がクールなだけに気を抜いた時の年頃の女の子然とした所作は尋常でなく可愛いなあw
喋り方も、ちょっとおしゃまな女の子になるし。これもギャップ萌えになるんだろうかw

『れおん・ざ・りたーなー』
いや、もう黒の派生と言わず、ポリ金でいいんじゃないのか、レオン主人公話。
以前のレオン主人公の話で関わった女の子たちを連れての温泉慰安旅。
レオンのモテっぷりの尋常の無さはそれとして、レオンの男くささは相変わらずだけど、こう姦しい女の子に囲まれてると、いい加減気のいいおっちゃんだなあ(苦笑
ただ、締めるところは締めるし、真中でちゃんとドシッと腰を据えてるので、その辺は女に囲まれるにしても軟弱な若輩者の主人公とは格が違う感がある。男としての色気や豪快さ派手さに加えて、背中から漂う哀愁と優しさ。まあ、惚れるわなあ、女たちもさ。
何気に前話のブラックと話が続いて、レオンの過去に深くかかわると思しき精霊が登場。
幕間の話なんだけど、色々と重要な伏線敷いてますね。

『どらんく・くりむぞん』
んで、何気にこの巻で一番はっちゃけてたんじゃないだろうか、というポリ赤コメディ回。
みんな真っ裸なのに、酔いどれどもの馬鹿騒ぎのおかげで艶っぽさが欠片もねーな(苦笑
せめて、挿絵でもつけてくれたらいいのに。
こうなると、大人しいフォロンはますます存在感が薄くなってしまって、哀れな。
ちなみに、私は特撮変身ヒーローに光線技は要らない派w


ところで、この話にもこのポリフォニカワールドの根幹にかかわるような伏線がさらっと仕掛けられてて、かなり吃驚したんですけど。
いや、そんなナチュラルに登場しないでくださいよ、貴女。え? なんでいるの? と本気で首を傾げましたよ。普通に考えたら、絶対にいるはずないですもんね。と、なるとあっちの話の展開は、ちょっとえらいことになるんじゃないか? 彼女にまつわる謎の真相らしきものも薄ぼんやりと見えてきた感じ。ふむふむ、これは、面白いことになってきたかも。

神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと  

神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと 神曲奏界ポリフォニカ シリーズ短編集 (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと】
  浅井ラボ/あざの耕平/神野オキナ/三田誠
  山本ヤマト/okama/凪良/狐印/椋本夏夜



 うはーーー、堪能した♪

 現在、ライトノベル業界の最前線でバリバリ書いてる作家四人(ラボさんはバリバリかは微妙か)の豪華メンバーによる神曲奏界ポリフォニカのシェアワールドノベライズ。
 どれも期待に違わぬ出来で……堪能した〜〜♪


<たとえ時が経とうとも(As Time Goes By)>
【レンタルマギカ】を始めとする多くの作品を手掛けてる三田誠さんの短編。この人だけ既存のポリフォニカの登場人物で話を書いてらっしゃるんですよね。
ポリ赤のレンバルトって、何気にポリ赤の主人公であるフォロンより人気ありそうなんだけど、どうなんでしょ。少なくとも、私はウェットにとみながら、同時に心に乾きを宿してるレンバルトの方が好きなんですよね。
今回の話は、そのレンバルトの乾きに焦点を当てた、どこか訥々として渋味のある堅実なお話。三田さんは、ここ何年かでこうした淡々とした文章の雰囲気の中にしっとりとした味わいが混じるようになりましたねえ。昔はもっとただ堅いだけの風味だったのに。
場末の酒場で出会った一人の老人とのセッションを通じて、自分の音楽と新曲への姿勢に何かとっかかりのようなものを見つけていくお話。求めるものを得ることは、この自分と同じ往徨の中にいた老人のように最後まで訪れることはないのだろうけど、それでも先の見えない人生の道筋に一つの明かりを見出すような、切なくも淡くしっとりとしたいいお話でした。


<音色は遠く、耳に届かず>
浅井ラボさんは、相変わらずの浅井ラボだったというお話。徹底的に突き放すだけならまだ楽なのに、最後の最後の一線にどうしても捨てきれない心のカケラを残さずにはいられないそのあまりに苦い未練がましさと残酷さが、やっぱり浅井ラボなんだなあ、と噛み締めるばかり。
だいたいからして、最後の一線を明らかに越えてしまっているにも関わらず、河原で弾く男の曲へ、あんな少年の言葉を送らせるという時点で、誰が一番酷いかと言うと、主人公の暗殺者でもその雇い主でもなく、作者である浅井ラボさんなんだよなあ。
まあ、それが浅井ラボのイイところなんですけど。


<ワイルドウェスト・いえろー>
神野オキナさんの短編は、この人のオリジナル作品である【あそびにいくヨ】のキャラが出るってんで、ちょっと構えて読んだんだけど。
いやいや、これがなかなか。
へいほんや六が出るっていうから、てっきり緩いふにゃふにゃした話になるのかと思ってましたけど、アントニオが浮つかずにどっしりと脇座に座り込んでくれたお陰で、ちゃんとポリフォニカの住人であるブックスを主体とする、あの低温サイドの神野オキナの筆調の話になってましたよ。
最近多く書くようになった緩い神野オキナもそれはそれでいいんですけど、昔からの淡々として必要以上に温度があがらない神野オキナの作風が好きだった身としては、今回の過去に契約者を亡くし二十年近くも一人で西部辺境の治安を守ってきた男を主人公とした、束の間の来訪者である少女との淡々とした交流、という話の筋は自分で思っていた以上に好みだったようで。
あっさりとした別れにも、確かに一会を経た男の僅かな心境の変化が垣間見えて、良かったです。
こっち側の世界とポリフォニカ世界との交錯については、長編であるホワイトでがっつりと示されてるんで、読む前に考えてたより違和感とかはあんまりなかったなあ。


<ダン・サリエルと白銀の虎>

読め! 話はそれからだ!

すみません。あざの信者ですみません。でもだって仕方ないじゃないですか。
こんなにこんなにこんなに、もうなんだよこんちくしょう! と喚きたくなるくらい面白いんですから仕方ないじゃないですか。
サリエリ最高! もうあんた素晴らしいよ!!
こんな小者で大物で、天才で俗物で、卑小で器のでっかい男は見たことないっす。
サリエリとモモ、アマディアとコジというデコボコ四人組の話、これで終わりというにはあまりに勿体無い、勿体無すぎて涙が出そう。
ポリ銀、やりましょうよ、ほんとに。



三田さんの短編以外は、世界観が共通しているというだけでオリジナルなので、これまでポリフォニカシリーズを読んでない人でも手を取れるつくりかと。三田さんの作品も、ポリ赤読んでなくたって充分楽しめる丁寧なつくりになってるし、これを入門書にまず手をとってみるのも良いかもしれません。
いやー、まじでポリ銀、みたいなあ。読みたいなあ。
ポリ黒で示唆されたような気のするポリ金と合わせて、新シリーズではじまらんもんかなあ……マジで。

キネティックノベル  

神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK 〜EPISODE 1&2 BOX EDITION〜
【神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK 〜EPISODE 1&2 BOX EDITION〜】


アマゾンにて注文しました〜〜〜。
クリムゾンシリーズとホワイトシリーズは、今のところ保留してるんですけど、ブラックに関してはもう我慢できずに注文。
値段が2600円強。高いようにも思えるのですけど、二話収録されていて、声と画像がついているとなると、1話相当1300円と考えればそれほどでもないようにも思えるし。
まあ、一度試してみりゃあわかるさね。

神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック  

神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック GA文庫
【神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック】 大迫純一/BUNBUN GA文庫
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いや、これ本気でポリ金あるんじゃないんですか?
最後の文章を見る限り、神曲奏界ポリフォニカのゴールド・シリーズは真剣に考えられているように思える。もっとも、主人公はレオンじゃなくて相方の方かもしれないけれど。しかし、レオンの濃いキャラを思うと、彼を物語の主格において動かすのはよほど実力のある作家でないと難しいぞ。
ライトノベル界隈じゃ、ちょっとお目にかかれないキャラクターだし、ましてやそれを主人公格に据えるとなると……難儀だぞう。

というわけで、新キャラ 上級精霊レオンガーラ・ジェス・ボルウォーダン、登場である。まったく、なんちゅうキャラだ(笑
ちょっと尋常じゃないくらい【男】臭い人物。なんかこう、体臭が漂ってきそうな濃ゆさ。それとも、コロンの臭いか? フェロモンの塊みたいなヤツである。
ただこういう泰然自若、豪放磊落な人物像とは裏腹に、非常に繊細で一途な魂の持ち主。
数百年の人生で若くて美しい女性の楽士を数年サイクルでとっかえひっかえ契約してまわってるプレイボーイという遍歴があろうとも(通常精霊は契約した楽士が死ぬまで契約を解かない。破棄する途中で破棄する例は少極めて少ない)、敢えて繊細で一途な心の持ち主と言い切ろう。女性を魅了してやまない強靭さと、その奥に秘めたか弱さ、という点もまさに【男】を凝縮したような輩である。
なるほど、つまり彼の真のパートナーとなるべき女性とは、男の強さには目もくれず、むしろその脆く儚い部分を受け止め包み込んでくれる人というわけか。
後に彼のパートナーとなるべき女性は、この巻の最後に明かされる。その人物は今のところどのポリフォニカシリーズにも登場していないようだが、名前だけは度々このブラックで見かけている。
このブラックシリーズにおいても、何気に重要人物らしい。どのような人物像なのか、登場してないのだからまだ分からないのだが、マティアのコメントや行間から幾許かの想像は馳せられる。まー、私が大好みしそうなキャラだと思うんだが。
ともあれ、彼女の登場は楽しみにしておこう。このブラックでもいずれお目にかかれるだろうし、もしかしたらポリ金という新シリーズもあるかもしれないのだから。

ところで。『彼女』のこともそうなのだが、そろそろマティアやマナガの過去も情報開示を始めて欲しいところである。
徐々に、徐々に垣間見えてきているのだけれど、そろそろ焦れったくなってきたなあ(笑
今回はマティアがレオンに粉かけられて、マナガが慌てるわ怒るわ妬くわで大騒ぎ。大きい図体をして可愛い男であるw
マティアに「妬いてるの?」と問われて動揺しまくるところなぞ、お前さん何年生きてるんだか。台詞、噛むし(w

それでも、ようやく長い長い往訪の末に巡りあえた契約者、何よりも大事な相手であるマティアの身に危機が迫ったその時にも、最後まで刑事としての立場を捨てなかったマナガの矜持には喝采を送りたい。
過去に何らかの罪を負っているというマナガ。彼が刑事という立場に身を置いていることには、思いの他重い何かがあるのかもしれない。それ以上に、マティアとの関係においてもマナガが刑事であることに何らかの重大な意味があるように思う。単なる生きる糧を得るための職業ではなく、生きることそのものへの意味が込められているような。
二人の関係は甘い糖蜜のようなものとは程遠い、痛みを分かち合うような切ない、だが決して誰にも断ち切れない絆が在る。
今回は、そんな二人の関係がなんとなく伝わってくるような話でもありました。
まあ、すこぶる面白かった、ということです、はい。
クリムゾンシリーズアニメ化だそうだけど、このブラックも見てみたいものですねえ、はい。

神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック  

神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック
【神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック】 大迫純一/BUNBUN
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 神曲奏界ポリフォニカのどこか哀愁漂うブラック・シリーズ。通称ポリ黒の第二巻。
 やっぱりこのデコボココンビはいいなあ。デコボコというと失礼か。
 犯人の意識がどうしても巨漢であるマナガの方に向けられている中、マナガの陰から小さいマティアがすっと現れ、鋭く事件に切り込む。この構図が凄く好きだ。マナガもただのパワー担当のでくの坊じゃなく、コロンボばりの惚けた話術で容疑者の被る薄皮を一枚一枚剥ぎ取っていく器用さと、大きな背中に男の哀愁を漂わせる実に渋味のあるいい男で。
 ただ今回はマナガもマティアも犯人が誰なのか確信して捜査を進めるのだけれど、何故か捜査が進むに連れて逆に容疑者が犯人ではないと示す証拠が出てきて、マナガもマティアも頭を悩ませる事になる。
 ここらへん、ポリフォニカ世界特有の精霊に関する設定に基づく事柄になるんだけど、ちょっと驚いたのが「歌では絶対神曲を紡げない」という専門家による断言。
 ええ!? ポリ白のスノウは歌で神曲奏でてませんでしたか?
 おそらく、ポリフォニカのシェアワールドでは設定の詰めはかなりしっかりやっているようなので、ポリ白のスノウドロップの方がかなり特殊な事情を抱えていると考えていいんだろう。バカメイドのくせにw
 これ、特に時系列が同行しているポリ黒とポリ赤は、よくお互いのキャラが登場するのでけっこう楽しい。精霊なんかは長生きさんなので、過去篇であるポリ白にはポリ赤のヒロインであるコーティーなんかも登場するし。ミノティアスなんか全部でてるもんな(笑
 中でもブラックには頻繁にポリ赤の主要人物が登場してくる。ユフィンリーなんかは殆ど準レギュラーなんじゃないのか。今回もラストでは事件の結末、精霊と人間との関係に悩むマナガに、一つの指針を示すほどの重要な役どころに配されてるし。いや、彼女がそういう指針を示せるのもポリ赤での事件があるわけだから……うん、このシェアワールドは凄く機能してるんじゃないだろうか。

神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック  

神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック
【神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック】 大迫純一/BUNBUN

 現在、赤・白・黒の三シリーズが出ている(今度、青も出るのか?)神曲奏界ポリフォニカ・シェアワールドノベルのブラック。
 実はブラックの筆者である大迫純一なる作家は、ハルキノベルズのゾアハンターか何かで読んだのかな。特に印象にも残っていなかったんで、ポリフォニカでもこの黒シリーズだけは回避してたんですが、何気に評判もよろしく、ポリフォニカでも黒が一番好きという人もけっこういらっしゃるのを見て、こりゃあ手をつけてみるべやぁ、とお手つきしてみたのですが。
 む、これは当たりだわ。
 確かに、面白い。人間の隣人として精霊という存在が社会に組み込まれているポリフォニカという世界を舞台に、でっかいマナガとちっちゃいマティアの刑事コンビが、著名な神曲奏者の殺人事件を追いかける。
最有力容疑者として名前があがったのは、殺されたオゾネ・クデンダルの契約精霊であるニウレキナ。だが、マナガとマティアの二人は彼女を犯人と示している事件の顛末に疑問を抱き、独自に捜査を開始する。
抑揚を抑えた落ち着いた文章が、物凄く好み。クリティカルヒットね。
犯人は最初から提示されているのは、コロンボとか古畑系列のストーリーテーリングか。でかい体躯を揺らしての惚けた言動で、徐々に犯人を追い詰めていくマナガや、その影に隠れて鋭く事件の全容を掴んでいくマティア。刑事ものとしても、これなかなか面白い。
まあそれ以上に、この二人のコンビのやり取りがいいんだわ。過去の事件で他人に対して心を開かないマティアの、マナガと二人きりの時にだけ歳相応の女の子らしい顔を見せるんですが、こうしつこくなくさり気のない描写が、すごくいい雰囲気を醸し出してるんです。
メインである二人のコンビだけじゃなく、抑制の効いた文章はこの作品に出てくるキャラの人間関係の見せ方をとてもしっとりとしたものに仕上げている。
うん、確かにポリフォニカではこれが一番好きという人が多いのは、凄く納得。
私? いやいや、ホワイトも捨てがたいのよ、自分としては(笑
でも、同じくらい好きということで。
 
11月26日

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