徒然雑記

終日のたりのたりかな  
  オロチのまどろむ庭TOP  読書メーター  月刊書籍発売カレンダー  書籍感想・殿堂作品
  書籍感想・著者索引(表紙絵附) 書籍感想・著者索引(シンプル版)  書籍感想・作品タイトル索引(シンプル版)
  10月の漫画新刊カレンダー  10月のライトノベル新刊カレンダー
  11月の漫画新刊カレンダー  11月のライトノベル新刊カレンダー
 

秋田禎信

巡ル結魂者 1 3   

巡ル結魂者1 (講談社ラノベ文庫)

【巡ル結魂者 1】 秋田禎信/菊池政治 講談社ラノベ文庫

Amazon

「リンクトランスフォーム、スタート。我とともに来たれ我とともに生きよ。我、汝と魂の契りを望む!」――そんな声により、航斗は異世界に転送された。そこは魔法技術を持つリンカと呼ばれる少女たちが存在する世界。禁忌である男のリンカになってしまった航斗は、彼女たちと学園生活を送ることになる。そして航斗を召喚したのは、リンカの祖にして最後の魔法使い・聖女メイマスモゴリアだと判明し――!?
「お前の要素一ミリも聖女じゃないな。ええと、メイマ……?」「ひっどいわー……メイでいいわよ。モゴはやめて。ゴリは絶対駄目」「分かった。メイゴリ」「絶対やぶ蛇だったー!」
秋田禎信×菊池政治が贈る、ファンタジーの最前線が今ここに誕生!
秋田禎信のライトノベルって初めて見た!! というのは冗談としても、昨今のライトノベル的な物語はやはりお目にかかった事がないだけに、何とも不思議な感覚である。エンジェル・ハウリングやベティ・ザ・キッドは明らかになんか違ったからなあ。ちなみに、【シャンク!!】はあれ、少女漫画の系譜なんじゃないかと思ってる。となると、やはり想起するのは出世作である【オーフェン】なんだけれど、その中でも特に過去編の牙の塔時代のドタバタコメディが彷彿とされるんですよね。となると、これって原点回帰の流れになるんだろうか。オーフェンの終了からこっち、この人の作風というのはライトなノリからはどんどん遠ざかっていましたからね。それはもう、ライトノベル作家という括りから抜けだしてしまうくらいに。それが、オーフェンの続編の再開を期にもう一度こっち側の書き方に寄せ直していたのは確認していたのだけれど、この作品ではかなりその辺りを意図してこねくり回している印象。単に戻すんじゃなくて、ベースの基板に鼻歌交じりにパーツをゴテゴテくっつけてカスタマイズしてる感は、ベテラン作家ならではなんだけれど、それが洗練されすぎた挙句にエンタメから遠ざかったエンジェル・ハウリングとは違って、ゴテゴテと歪感たっぷりにも関わらず随分と楽しそうなのが本作の特徴か。
奇人変人の造作に関しては、オーフェン無謀編時代からちょっと他の追随を許さない奇怪奇天烈さで突き抜けていた作者の系譜は健在で、聖女メリゴリの話の通じなさを筆頭に折角の女性陣満載というキャラ配置にも関わらず、アレな人ばっかりなのは流石である。ただ、メインヒロインと思しき火曜テイカがわりとちゃんと女の子しているちゃんと可愛いヒロインなのが、ある意味驚愕である。作者の書いてきた女性で普通に可愛いって、片手で数えられるくらいしかいないと思うんだが、希少種希少種!!
あまりにまともすぎて、混乱してメイの発狂具合で目を休めて安心してしまったぐらいである。あ、あかん、真人間に動揺してしまうあたり、これ未だ自分秋田節に汚染されてるっぽいわ。話が全く通じないメイと通じなくても全く気にしない主人公の航斗の噛み合ってるのか合ってないのかわからない掛け合いを見て安らげてしまうあたり、かなり深刻。

秋田禎信作品感想

魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場(初回限定版)4   

魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場【初回限定版】

【魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場(初回限定版)】 秋田禎信/草河遊也 TOブックス

Amazon

《戦術騎士団》の崩壊から数日後。オーフェンは指揮官としての責任を問われ、市議会により拘束されていた。
そして、騎士団と魔術学校の運営を託されたマジクたちは、それぞれの立場から秩序維持のために動き始める。

一方、マヨールは妹であるベイジットを追うために、《キエサルヒマ魔術士同盟》を離反し、原大陸を放浪する。辿り着いたのは魔術士のいない開拓地。《ヴァンパイア》たちが統治する村だった。
すべてが混沌とし事態も収拾されぬまま、《反魔術士勢力》を支援するために一隻の船が入港する。《ガンズ・オブ・リベラル》。解放と自由を歌うその船は、魔術士にとっての脅威を詰め込んだ装甲船だった。

原大陸の覇権をめぐる抗争は三つ巴の様相を呈し、新たな戦火は各地へと広がっていく。
オーフェンが拘束された一方で、いや要石だった彼が身動きが取れなくなったからこそか、色々と目まぐるしく情勢が動く。それだけオーフェンが効かせていた睨みというものは、ヴァンパイア、市議会、キエサルヒマなどといった大きな力を持つ組織に行き届いていたのだろう。それだけ、オーフェンの持つ力とは強大なものであり、その強大な力を効果的な抑止力として機能させる政治力が備わっていたことが実感される。逆に言えば、先の戦争から今に至る仮初の安定は、殆どオーフェンが一人で維持してきたと言っていいのかもしれない。勿論、市長やマギー姉妹、マジクにエド、敵としてのカーロッタなどの協力があってこそなんだろうけれど、オーフェン一人の重石がなくなった途端に、この有様となれば……。
果たして、今の状況の絵を描いているのは誰なんだろう。「魔王」の手は入っているとしても……いや、むしろ多数の思惑が絡みあって、収斂しているのか?
それに、まさかここで「クリーチャー」の名前を目にするとは思いもよらなかった。しかも、完成品の歴とした自己を有したままのクリーチャーである。「クリーチャー」が登場するからには、あの美貌の暗殺者ヒリエッタもまた再登場があるんだろうか。クリーオウがもういい年したおばちゃんと化してしまっている以上、ヒリエッタもいい加減熟女を通り越しちゃってるとは思うのだけれど。それでも、あの人の事だから、幾ら年輪を重ねてもイイ女なのかもしれないなあ。
いい女といえば、現在進行形でマヨールの婚約者であるイシリーンがイイ女すぎて、ちょっと愕然としてるんですが。オーフェンに出てくる女性陣って、多かれ少なかれ性格や内面に爆弾や地雷を抱え持ってて、一言でいうと面倒くさい女の人ばっかりだったものなのですが、このイシリーンってタフだし図太いし結構イイ性格はしているものの、根っこはカラッとしてて陰にこもった所や影を抱えてたりする部分は見当たらないんですよね。それでいて、無軌道でも天然に任せた暴走娘でもなくちゃんと理が通じる合理的な性格だし、その上で情にも熱い。根性も据わってて柔軟性もあり応用力も抜群。口うるさくはあるものの、肝心な部分は相方に譲る度量の広さと余裕を以て、相方の決断に自分の身命をかける一途さ、献身性も持ち合わせてる。
いや、ハッキリ言って抜群にイイ女なんですけど! マヨールとの出会いの場面を見ても、努力家で自立した女性というのがよく分かるエピソードだったし。マヨール、めちゃくちゃイイ人を捕まえたんじゃないか? ぶっちゃけ、この線の細い青少年と来たら、両親の細っこい部分を受け継いでしまったようで、かなり神経質な部類だと思うんですよ。女性不信、人間不信の嫌いもあるし。そんな彼の懐にスルリと入ってしまっている時点で、イシリーンという女性の優良物件っぷりを見ぬいておくべきだったかもしれない。
それに、マヨールが今とってる行動って、これまで約束されていた自分の未来を投げ捨ててるような行為なんですよね。それに文句も言わずについてきて、妹を殺すと宣っている男の覚悟にすら、自分も一緒に背負うような台詞を気負いもせずに言ってのけているのである。
あまりにイイ女過ぎて、実は裏があるんじゃないか、とすら疑いたくなる。だって、オーフェンに出てくる女が歪んでないって、どっかおかしくないですか?(苦笑
一方で、ペイジっトはというと完全に迷走中、と傍からは見えちゃうんですよね。当人はそんなこと全然ないと言いはるんだろうけれど。彼女が怒りを抱き、反発を覚え、叩き潰そうと思っている対象って、彼女の言い分を聞くとどうも上っ面を撫でているようにしか見えないんですよね。彼女が今、理解できる範疇でわかりやすい対象がそれだったから、それを目の敵にしているだけで、実際はなんか違うんじゃないかと感じてしまうのです。多分、ペイジット自身、本当の苛立ちの対象はわかっていないんじゃないかと。盛大な自分探しですなあ。意外と、わりと思春期的なオーソドックスな結論に落ち着くんじゃないかな。それとも、そうであって欲しいという願望なのか。何れにしても、次で決着だ。

秋田禎信作品感想

魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦【特製小冊子付き初回限定版】4   

魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦【特製小冊子付き初回限定版】

【魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦【特製小冊子付き初回限定版】 秋田禎信/草河遊也 TOブックス

Amazon

アイルマンカー結界が消失し、キエサルヒマ大陸は世界を滅ぼそうとする女神の前に無力となっていた。代わりにオーフェンが手にしたのは女神に対抗するための「魔王」の力。
世界の均衡を崩した罪を背負ったオーフェンはキエサルヒマを追われ、新たな土地である原大陸へと旅立つ。しかし、そこは女神の手で怪物=ヴァンパイアと化した人間たちと魔術士とが戦い続ける厳しい土地だった。

それから23年。オーフェンの旧友の息子であるマヨールは、三年ぶりに原大陸を訪れていた。
今回の同行者は、妹のベイジットではなく、婚約者のイシリーンと教師のイザベラ。三人はキエサルヒマから原大陸へとヴァンパイア化を目指して渡航した人々を追うため、魔王の統治する魔術学校に出向く。そこにヴァンパイアたちが強襲をかけ、マヨールは否が応にも大陸を二分する戦争に巻き込まれていく。
うおおお!? なにこれ、20年前と魔術戦闘のレベルが激烈と言っていいくらいに変わってないですか!? 具体的に言うと「ドラゴンボール」と「ドラゴンボールZ」くらい。【約束の地】で読んだ時も、マジクの強キャラっぷりには度肝を抜かれたものですが、イメージとしてはまだ個々がさらに強くなった、というレベルのものだったんですよね。うん、確かにオーフェンやマジクが魔王術によって昔よりも著しく強くなっているのはそれはそれで間違いないのですが、問題はヴァンパイアとの闘争にそれが常時必要だって事なんですよね。つまり、原大陸ではこの規模、この強度の戦闘が日常茶飯事であり、逆に言うならこのレベルで戦えないと話にならない、必須の戦闘能力であるということ。求められる力が、20年前とは段違い、別次元になっている。
過酷どころじゃないですよ、これ。たとえ、カーロッテとの暗黙の盟約があったとしても、実際にヴァンパイアとの闘争は続いていたわけで、最前線では紙一重の死線が繰り広げ続けられてきたわけだ。
二十年以上も!!
これを20年以上も続けてきたのか!? 歴戦どころじゃないですよ。信じられん。そりゃ、これキエサルヒマ大陸の魔術士では比較にならんわ。そもそも、最前線と後方では価値観から摺り合わせができないだろうに。

それでも、オーフェンは20年経っても、ここまで戦い続けていたにも関わらず、変わっていなかった事になんだかほっとした。【約束の地】を読んだ時は結構変わった印象だったんですけどね、あれはどちらかというと外部からのイメージが強く反映されていて【魔王】であり原大陸の守護神であり魔術学校の長、という英雄として、政治的存在としての在り方や立場が表に出ていたが為に変わって見えたのであって、今回は内面描写も多くあった分、ただのオーフェンとしての姿も描かれたお陰で根本的なところはあんまり変わってなかったんだなあ、というのが確認できて安心した。それでも、だいぶ大人になって分別がつき、年輪を踏んだ分の汚さや割り切りも得ているんですけどね。でも、それは不安定で迷ってばかりだった昔の彼と違って、ドッシリとした安定感、信頼感の礎になっていて、うん、頼もしくなったよ、オーフェンは。
私人として、実質的には甥であるマヨールにどこか叔父さんぽく接していたのも、安心の一材料だったんだろうなあ。昔の家族に対しても、物理的にも人間関係的にも距離ができてしまったけれど、家族として話をしてくれましたし。

マヨールの方も、【約束の地】からはずいぶんと印象変わりましたね。前はもっと余裕がなくて良くも悪くも父親のフォルテに似た生真面目で角張った子に見えたんだけれど、三年経って大人になったどころか、良い意味で無茶が出来るようになった感じ。意地や見栄の結果ではなく、熟慮と研鑽の結果、想定のさらに向こう側にえいやっと飛び込めるようになった、というか。
読み終わった後に振り返ってみて気づいたんだけれど、図らずも今のマヨールってかつて牙の塔を飛び出した時のキリランシェロとシチュエーション、重なってるんですね。ただの考えなしの暴挙に過ぎなかったキリランシェロの脱走と違って、マヨールの場合はもっと覚悟と計算がある上に、切羽詰まった上でオーフェンの後押しがあったわけで、人間的な成熟度を見ても、かつてのキリランシェロと比べるのは間違ってるんでしょうが。
何れにしても、これなら主人公として十分の熱さだわ。正直、彼がオーフェンとともに新シリーズの主人公を担うと聞いた時にはちょっと不安であり不満でもあったんだけれど、これは良い予想外だった。
わりと努力家で研究熱心でもあるんですよね、彼。あんまり実践派じゃなかったフォルテやティッシと比べても、かなり現場に合ってるんじゃないだろうか、意外だけれど。

さて、本格的に登場と相なったオーフェンの三人娘。あの三女、ヤバイだろう。どこが普通の娘だよ。一番キレキレで危うかった頃のクリーオウでも、ここまで不気味じゃなかったぞw
三人の中では真ん中のエッジがやっぱり一番常識人か。常識人といっても程度問題な気もするけれど、プルートー師の言うとおり、確かにこの子はキリランシェロ似だったかもしれない。まともという意味でも、神経質という意味でも、ハリネズミという意味においても。慣れると一番扱いやすい、というのを見抜いたのか、マヨールは一番に彼女に協力を求めていたわけですし。
ラッツはもうどうしようもないよなあ。あれ、どうしたらいいんだろう。もう、マジクに全部任せておくしかないんじゃないかというくらいにどうしようもない。他の人も手を付けられないみたいだし。あのコルゴン=エドですら持て余してるみたいだしなあ。
まあ、一番持て余しているのはどう見てもマジクおじさんなんですが。

マジク、まともじゃないですか。どうも彼について語るのがラッツやエッジというマジクを色眼鏡で見まくっている子たちばっかりだったので、もうどうしようもない情けない中年に成り果てているのかと憐れみを抱きながら遠くから生暖かく見守ってたんだが、どうやらあの三姉妹以外はマジクの評価は全然違うようで。実際、戦ってるシーンなどを見ると、お前本当にマジクかよ!? と絶句してしまうくらいに凄まじい人になっちゃってるようなんだが、番外編の扱いは悲惨の一言。というか、ラッツと一緒にいると常に悲惨というべきか。と言うことは、人生概ね悲惨なのか。どうやら今後も生涯悲惨の予定みたいだし。

一番嬉しかったのは、やっぱりクリーオウ夫人でした。家庭に入っちゃって、あの暴れ馬もいいお母さんになちゃったのかな、などと思ってたら、やっぱり案の定無茶苦茶でしたし。クリーオウはそうでないと、そうでないと。
あとは、オーフェンとの夫婦生活がどんななのか、ですよね気になるのは。結局、この二人がラブラブだったシチュエーションはついに見られないままでしたし。まあ、これはこの二人に限らず、どのカップルにも該当する話ですけれど。ラブラブとかこのシリーズでは見たことないし!!

おそらくは、その旅の最初から手遅れだったキリランシェロのそれとは違い、マヨールのそれはまだ間に合うもののはず。アザリーとのそれをあんな形で終えるしかなかったオーフェンの二の舞になることなく、マヨールは自分の答えを見つけることが出来るのか。
女神の進軍というアイルマンカー結界崩壊を上回る破滅的絶望的な状況も相まって、始まったばかりなのに切羽詰まった雰囲気が尋常でない第四期。既に来年2月に続編が発売予定と言うことで、今から続きが楽しみで仕方ありません。
本書が届き、手に取った時のワクワク感、期待をまったく損なわなかった「まだ見ぬオーフェン」の世界。堪能させていただきました。ああ、オーフェンだ。

秋田禎信作品感想


魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で
魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で秋田 禎信 草河 遊也

ティー・オーエンタテインメント 2011-10-25
売り上げランキング : 531


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場【初回限定版】
秋田禎信 草河遊也

ティー・オーエンタテインメント 2012-02-25
売り上げランキング : 38


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

魔術士オーフェンはぐれ旅 完全新作シリーズの予約きた!!  

魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦【特製小冊子付き初回限定版】
魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦【特製小冊子付き初回限定版】秋田 禎信 草河 遊也

ティー・オーエンタテインメント 2011-11-25
売り上げランキング : 57


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


【あらすじ】

アイルマンカー結界が消失し、キエサルヒマ大陸は世界を滅ぼそうとする女神の前に無力となっていた。代わりにオーフェンが手にしたのは女神に対抗するための「魔王」の力。
世界の均衡を崩した罪を背負ったオーフェンはキエサルヒマを追われ、新たな土地である原大陸へと旅立つ。しかし、そこは女神の手で怪物=ヴァンパイアと化した人間たちと魔術士とが戦い続ける厳しい土地だった。

それから23年。オーフェンの旧友の息子であるマヨールは、三年ぶりに原大陸を訪れていた。
今回の同行者は、妹のベイジットではなく、婚約者のイシリーンと教師のイザベラ。三人はキエサルヒマから原大陸へとヴァンパイア化を目指して渡航した人々を追うため、魔王の統治する魔術学校に出向く。そこにヴァンパイアたちが強襲をかけ、マヨールは否が応にも大陸を二分する戦争に巻き込まれていく。

オーフェンシリーズ、完結に向けた最終章がついにスタート!


イザベラ先生、あんた幾つなんですかい! アラフォーとっくに過ぎてるくらいか。いやあこれ本格的に燃えてきたわ。

秋田禎信「魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で」10月25日に発売  

魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で
魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で秋田禎信 草河遊也

ティー・オーエンタテインメント 2011-10-25
売り上げランキング : 208


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

魔王と呼ばれたオーフェンがキエサルヒマ大陸を追われ、新大陸へと上陸を果たしてから20年。開拓団は様々な困難を乗り越えつつも発展を続け、ついには大陸同士の国交も結ばれるようになった。新大陸で魔術学校の校長に就任したオーフェンは、キエサルヒマへの帰還を果たす。そこで再会したのはかつての同窓たる仲間たちと、彼らの息子であるマヨール・マクレディだった。オーフェンは牙の塔での講演で若き魔術士たちを挑発し、新大陸へと誘う。

3年後、マヨールは妹であるベイジット・パッキンガムとともに新大陸に渡る。そこはマヨールにとってすべてが刺激的な場所だった。神人種族による干渉、世界と人との危ういバランス、新しき技「魔王術」。そして、3人の「魔王の娘」・・・・・・。魔術士オーフェン・新シリーズへと繋がる、新世代の物語!
その髪は明らかにおかしい、という奴が混じってるんだがw
キエサルヒマ大陸を出て、新大陸において新世代が織りなすアフターストーリー、だったんだが、まさかこれがそのまま新シリーズへと繋がるとは思わなかったよなあ。嬉しい予想外である。

ベティ・ザ・キッド(下)4   

ベティ・ザ・キッド(下) (角川スニーカー文庫)

【ベティ・ザ・キッド(下)】 秋田禎信/山田外朗 角川スニーカー文庫

Amazon
 bk1

「父さんは何故殺されたの?」父の仇ロングストライドを追って、砂の大陸を旅する“賞金稼ぎのキッド”ことエリザベス・スタリーヘヴン。だが旅の途上で得た真実は、復讐のみに彩られていた旅の航路を変えていく。かつて父が辿り着いた場所――ヘヴン。
「砂漠の解答」であるその場所に導かれていくベティたちだが、ロングストライドや政府軍もまた、ヘヴンについてある思惑を抱いていた。……秋田禎信、渾身の傑作ついに完結!

答えを求め、解を得る。「砂漠の解答」などと意味深に語られる場所ヘヴンだけれど、決してその場所自体が答えを語ってくれる訳ではない。それぞれが求めていた答えはすでにそれぞれに内側にあり、その場所は答えを浮き彫りにしてくれるところでしかない。いやさ、この物語の登場人物たちはヘヴンで答えを知るのではなく、そこに至る旅の過程ですでに自分にとっての答えというのを見出していて、ヘヴンに存在する装置など使わずとも旅の終わる中で見つけた答えを掴みとる事が出来ていたように思う。
だからだろう、これは成長の物語でも新たに得たものによって変化する物語でもなかった。きっと実感し、目を背けず直視し、確かめるための物語だったのだろう。
この乾ききった無常の大地で生きていく事を。

それを見つけることが出来たベティたちと対比されるように、この世の全てに絶望し気怠げに無造作に数多の情理を踏みつぶしてきたロングストライドは、ヘヴンに答えを見出すことなくこの砂漠の大陸で生きることそのものを投げ捨て逃げ出すことを選択した。
彼は、己にとっての救いを見つけてしまったのだ。それは同時に、怪物ロングストライドの喪失を意味していたのかもしれない。彼がその選択をしたとき、不死身のロングストライドは、使いっ走りで不平屋の小悪党のくせに得体のしれない諦観によって世界のあまねくすべてを嘲笑う底のしれない怪物のようだった男は、歴戦の軍人たちをすら易々と殺戮してのける大敵へと変貌し、同時に倒されるべき存在になってしまった。
何も持たなかったが故に多くのものを奪い去っていった男は、そうして自分の命を惜しみ、自分の行いに背を向けて、世界から逃げ出そうとした報いを受けたのだ。
同情の一片の余地もない、哀しい話だ。

復讐は何も生まない、と善き人は語るけれども、何も生まなくても区切りにはなる。旅が終わっても帰る場所があるのなら、きっと区切りはつけるべきなのだ。
いくつかのロードストーリー、旅するものたちの物語を描いている筆者だけれど、こうして見ると彼らの旅というのは、目的を果たすためというよりも、戻るべき、帰るべき場所を見つけるためのものとして描かれているような気がする。そして、それは楽園と呼ばれるような素晴らしき地―カナンによって成り立つものではなく、人と人との繋がりによって芽生えるものなのだろう。たとえそこが乾ききった未来も果て尽きるような砂漠の大地だとしても、そこは帰るべき場所になり得るのだ。
生も死も等しく空虚で荒れ果てた、潤いなどどこにも見当たらない乾ききった荒涼とした世界観でありながら、なんてロマンティックな結論へと至るのだろう。
ハッピーエンドと軽く言える結末ではなかったけれど、きっと彼女たちが生きていけるのならそれで十分なのだろう。
こうして感想記事を書くために振り返ってみると、上巻で抱いたようにやはりこれは、最後まで筆者の作家としての方向性を純化させたような作品のまま走り抜けたように思う。

上巻

ベティ・ザ・キッド(上)4   

ベティ・ザ・キッド(上) (角川スニーカー文庫)

【ベティ・ザ・キッド(上)】 秋田禎信/山田外朗 角川スニーカー文庫

Amazon
 bk1

うわぁ、なんだろうこれ。秋田禎信という作家の方向性の一つを純化したような作品じゃなかろうか、こりゃあ。
【魔術士オーフェン】の東部編や【エンジェル・ハウリング】のあの空気。乾いた砂が吹きすさび、前も後ろもひたすら何も無い荒野、過去も未来も等しく虚ろ、希望も夢も降り積もる砂に埋れて、栄光も名誉も戯言で、幸せなどというものに価値すら見いだせない、いつか干からびて死んでいくまで生きている。そんな感じの、荒廃とでも言うような陰鬱な空虚感を、より純化させ余計な物を取り払ったかのような作品だ。
なるほど、その方向性を突き詰めて、行き着いた先が西部劇、というのはひどく納得させられる。
フロンティアと呼ばれる活気を一皮剥いたそこに在るのは、地ベタを這いずるような、生きるという事そのものへの耐え難い苦痛だ。西部劇には、そんな無情感が寄り添うように根づいている。それは、秋田禎信という作家の書く「生」と、ひどく相性が良い。
生きるも苦痛、死ぬも苦痛。ならば、楽園はどこにあるのだろう。しかし、これは楽園を求める物語ではない。ベティも、ウィリアムもフラニーも、あのロングストライドだってそんなものは求めていない。この苦痛に満ちた世界に生きる事を疑問にも思っていない。苦痛に抗い抜けだそうともしていない。ただただ、歯を食いしばって耐えている。その先に、赦しも解放も無いと知りながら、在るが儘を受け入れている。
世界に対して、怒りもない、憎しみもない。そんな余裕もないのかもしれない。そんなものを抱くには、それ以外のすべてを投げ捨てなければならない。そんな男が、作中に一人いて、彼は結局何もなせず、自らの怒りに沈んでいった。
結局、人がまともに生きるには、目の前のことにしがみついていくしかないのかもしれない。父親の復讐に駆られながら、女としての自分を捨てながら、ベティは人として大事なものを失わずに居る。鬼になりきれず、さりとて人を捨てられず、迷い続ける彼女の姿は、生きることそのものにとても真摯で、どこか魅力的ですらある。迷いは苦痛であるはずなのに、苦痛に耐えて屈しないその姿にこそ、魅力と色香を感じるというのは、いささか奇妙な背徳感すら感じてしまう。
思えば、秋田作品でこれほど他人の意見を聞く耳を持ち、自制が聞き、正しい判断が出来る素直な主人公にしてヒロインというキャラクターは珍しい。そうしないと生き残れなかった、というのもあるのだろうけれど、ベティのウィリアムに対する姿勢には無邪気な子供めいた反発もなく、かと言って依存するほどの傾倒もなく、彼に対する複雑な胸中を持て余しながら彼の言葉の正しさを素直に認め受け入れる姿には、どこか大人の女を感じさせるものが強く出ているような気がする。
そういえば、クリーオウもミズーもフリウも、少女ではあっても女ではなかった。感情的なものを抜きにして、自分の支えとなっている「男」をじっと見聞する「女」としての冷静さ。これはアザリーにもティッシにも、ロッテーシャにも無かったもので、強いて言うなら【秋田禎信BOX】は「キエサルヒマの終端」におけるクリーオウがそれに近いかもしれない。
そう考えると、ベティというキャラクターは、秋田禎信BOXで描かれたクリーオウを経たことで誕生したようなキャラクターなのかもしれないなあ、なんて思ったり。

彼女が仇と狙い、追いすがるロングストライド、という男もまた興味深い。彼は強かで目端がきき抜け目なく残虐で冷徹で頭の回る悪党であるが、絶対悪というほど途方も無い存在ではなく、無敵というほど強いわけでもない。オオカミというよりもハイエナに近い悪党だ。荒野で一人、自らの腕と頭で渡り歩く一匹狼ですらなく、謎の人物に言いように使われる使いっ走りでしかない。未知というほどの未知もなく、底も知れている悪党だ。
必然、彼を倒して復讐がなされ、物語が幕を下ろす、となるには悪役としての格に劣る。
しかし、無法者として、追われるものとして妙な魅力と存在感がある事は否めない。何故か、目を離せないものがある。
無常と悲哀の上を気だるげに無造作に踏みしだいていくこの男は、もう一人の主人公なのだろう。

そして、戦車である。西部劇でありながら、この作品には戦車が登場する。味付けとしては濃い目のハッタリだが、何気に荒野の西部劇と戦車はよくセットで扱われる題材でもあるのが面白い。あくまで添え物だと思ってたら、一本本格的な戦車戦の話があったので驚いた。
ちなみに、ここで出てくる戦車はメルカバと呼ばれるが、恐らくイスラエル製の主力戦車はモデルではあっても、実際とは大きく異なっているはずである。少なくとも、対戦車ミサイルを搭載したメルカバはよく知らない。戦車に対戦車ミサイルを載せる意味ってないもんなあ。そして、メルカバには砲弾の自動装填装置はついてなかったりするw
それから、培養砲弾とやらの種類は、APDSなんだろうね。現代のAPFSDSでは、装甲への砲弾の侵入角を傾斜させることで弾を逸らせる避弾経始は、殆ど効果を失っているはずだし。
まあ、この戦車戦の話の本題は、ベティの戦う意志と殺す意志のバランスと、ウィリアムとの絶妙な雰囲気を愛でることにある。益体もない話は益体もなく置いておく。
でも、やっぱり戦車はいい。戦闘車両と戦闘艦船と軍用機は、やっぱりいい。素晴らしい。空には飛行機、海には船、そして荒野と砂漠には戦車なのですよ。この拘りこそ素晴らしい。


何も無い荒野、見渡す限りの砂漠、身も心も、そこには隠せるものが何も無い。故に、余計な物がとっぱらわれた剥き出しの人間ドラマが此処にはある。
戻ってきた作者の帰還作としては、やっぱり剥き出しすぎる剥き出しの作品でもあり、なんだか懐旧とも新鮮とも取れる秋田作品を読んでいるのだという感覚に、ホッとさせられた作品だった。
下巻にも当然期待。

秋田禎信BOX5   

秋田禎信BOX

【秋田禎信BOX】 秋田禎信

Amazon


限定生産とうたってたけれど、アマゾンではまだ在庫があるのか。7350円という書籍としては非常に高額なだけに購入をためらう人も多いと思うが、かつて【魔術士オーフェンはぐれ旅】を嗜んだ人ならば、これは絶対に買って損はないと断言します。

もう、すごいから。

このセットが世に出るきっかけとなった作者が自分のHPで掲載していた「あいつがそいつでこいつがそれで」の改訂版<キエサルヒマの終端>からしてあのオーフェンの物語に決着をつける意味でも凄かったのに、書下ろしの<約束の地で>と<魔王の娘の師匠>なんかもう、内容からして物凄かったとしか言い様がない。
<キエサルヒマの終端>は本編最終巻直後からのお話。短編の方の最後でオーフェンの娘の話なんかが載っていて、しかも舞台がキエサルヒマ大陸とは違う新たな大陸、と来て母親は誰なんだ、とか何がどうなってキエサルヒマから離れることになったんだ、と結構話題と言うか大混乱が起こったものですが、いわゆるオーフェンたちがキエサルヒマを旅立つまでを描いた話となっております。本編では結局最後の方まで身勝手な小娘の括りから逃れることの出来なかったクリーオウが、本編が終わったその後でようやく真のヒロインとして目覚めると言う驚愕のお話でもアリ……。いや、まじでクリーオウ、考え方と言うか心構えが以前とは別人かと言うくらいに変わってるんですよね。ある種の覚悟と、思慮を得ることで非常に大人びた女性の振る舞いになっているこの驚き。まあ、よくよく見ると無茶するのは何にも変わってないわけですけど、その無茶もちゃんとリスクを弁えた上で決然と踏み出した結果の無茶なので、以前とはまるで印象が異なっているわけです。
一連の大事件によって、大陸の情勢は混迷を極め、事態はキムラックの崩壊と、魔術士同盟と貴族連盟の全面戦争というところにまで発展。オーフェンの立場も随分と大変なことに。
ここでオーフェンがこうまで大掛かりな政治的な行動に討ってでるというのは、既にこの時点で将来における彼の立ち位置の片鱗が垣間見えているわけか。魔王となった彼は、もう一介の魔術士という立場を公的にも私的にも許されなくなってるんですよね。そして同時に、哀しいことに彼は自分の選択としてもそれを受け入れ、選んだわけだ。
そこで手を組んだ相手があの人達だったというのは、かなり意外でしたけど。ここで短編のメンバーが出てくるとは。しかも、結婚してるとは!! 結局直接は登場しなかったけど、いったい何を血迷ってあんなのと結婚したんだ、その人はw 話によると真面目な普通人みたいだし、本当にかわいそうにかわいそうに。

まー、結婚でびっくらこいたといえば、残り二組のカップルも相当驚かされたところだけれど。特に、ティッシは連載中に読んだ時には仰天したもんですわ。前々からそういう関係だったっていうけれど、読んでいる限りでは全然気がつかなかったですよ。

そして、最後まで理解が及びそうでその内面を解析しきれなかったコルゴン。最初から完成された人間であったが故の自信と行き詰まりを体現したようなキャラクターで、よくよく考えてみるととてもシンプルでわかりやすい在り方の男だったのかもしれないけど、本編だけだったらやっぱりよくわからなかったなあ。この男こそ、後日談があったからこそその人物がようやく理解できた人間と言えるんじゃないだろうか。クリーオウとの邂逅と、オーフェンとの決着。完璧にして完成された最強の暗殺者にして魔術士だった男の初めての挫折と混迷。理解できないものへ、クリーオウとの邂逅を通じてはじめて真正面から向き合い、それでもなお振り払おうとして相手と選んだのは、自らを打ち砕いた弟弟子。
その後の彼にどういう遍歴があって、20年後のああいう生き方にたどり着いたのかには、非常に興味をそそられるところではあるんだけれど、それが語られることはなさそうだなあ。ただ、まあ無為な人生を送っているわけではなさそうなのは良かった。

そして、メインディッシュこそこの<約束の地で>。
本編から二十年後ですぜ! 二十年後!
人に歴史あり、とは言うけれど、その歴史をリアルタイムで読み続けてきた身とするならば、あの生々しい日々が新世代の若者たちによって歴史として語られるというのは、かなり奇妙な気分だ。その当事者たちはみんな大人としてそれぞれに立場を変えながらも、そこにいるわけですしねえ。
オーフェンには娘がいることは、既にその娘が主人公の短編が描かれていることで明らかになっていたけれど、あのラッツベインだけでなく、彼女を長女として他にエッジとラチェットという全部で三人も娘がいたという事実が発覚。というか、全員名前ひどいよな、おい! ラッツベインが一番ひどいのは間違いないけど(殺鼠剤だぜ)、次女のエッジも、三女のラチェット(工具だぜ、ラチェットっつったら)といい、オーフェンのネーミングセンスの酷さは尋常ではない。自分の名前に孤児(オーフェン)と名付けたのは、ある種の自重と皮肉かと思っていたけれど、もしかしたら彼独特のズレたセンスも要因の一部なのかもしれない。
奥さんは何にも言わなかったんだろうか。あんまりこだわり無さそうだしなあ、彼女も。

エッジに関しては、プルートー師がキリランシェロに似ていると言ってるけど、この我の強さと言うか強引さについては母親の性質もよく出てる気がするなあ。むしろ、ラッツベインの方がキリランシェロっぽい所が垣間見える気がするようにも思える。ラチェットについてはあんまりキャラ描写がなかったからよくわかんないけど、どうやら周囲からは普通の子扱いされてるみたいなのが逆に怖いw 魔術士としての成績はあんまりよくないみたいだけど、本人にあんまりやる気がないからっぽい所もあるし、なによりレキと一番仲がイイっつーのがなあ。

子供世代というとベイジットが図抜けてひどいんだよなあ。これは、子育て失敗してるんじゃないだろうか。両親の悪いところ、というよりも悪質なところ? が合わさっちゃってるみたいなところがあるし。
一方でマヨールは、容姿は母親そっくりと繰り返し言われてるけど、中身についてはかなり父親そのまんまだよね、これ。まあ、あの人はなかなか内面を見せてくれなくてどういう人物か判断しにくいところがあったけど、つまるところこのマヨールみたいな人だったんじゃないかと。勿論、この子よりもイイ意味でも悪い意味でも抑制された人格っぽいけど。
ただ、二十年後のお父さんしている彼は、若い頃の印象よりもかなり柔らかい感じなので、抑制されていたというよりもかたくなだったのかもしれないなあ。若さゆえの固さというべきか。歳を経ることで自分のイメージと実情にズレが少なくなり、プライドの高さに肩肘を張り続ける必要もなくなって、柔らかくなったというべきか。

まあ、変わったと言えばやっぱりオーフェンが一番変わってるよなあ。この変わり方はかなり予想外だった。あれほどコミュニケーション能力に難ありだった男が、これほど世慣れるとは。否応なくとはいえ、チャイルドマンよりも余程うまくやってるんじゃないだろうか、これは。
けっこう家庭に馴染んでいるのもちょっとした驚きかも。
原大陸での開拓事業は相当ひどいものだったようだけれど、奥さんとの仲はどんなふうに進展していったんだか。奥さんも相当暴れたっぽいけどなあ。魔王のボディーガードってどんな異名だよ。武勇伝もまた、すごいことになってるし。
あと、二人がお見合いで出会ったと言う情報は確かに間違ってないけど、大間違いだ! 相手がそもそも違うし、実は本当は結婚詐欺でした、とか子供たちには教えられないわなあ(苦笑
そういえば、今はオーフェン、フィンランディ姓を名乗っているけど、これって聞き覚えがあると思ったら、キリランシェロの本姓だったんでしたね。いつ、どのタイミングからまたこの姓を名乗るようになったのかは興味深いところ。やっぱり、結婚する際なのかなあ。

第四部というだけあって、世界観の変動もえらいことになっている。少なくとも、以前のオーフェンの世界の感覚とはかなり激変してるんじゃないだろうか。
だいぶ落ち着いたとはいえ、ラッツベイン主役の短編を読んだ時に感じた平和な時代とはかなりイメージが違う、現在進行形で過酷な闘争がつづいている状態みたいだし、へたをすると原大陸のみならずキエサルヒマ大陸(島)にまで拡大しかねないという危惧すらあるというのが、この短編での重要なキーワードになっているわけで。
魔術の概念もかなりえらいことになってるしなあ。
最後の短編での話だけど、擬似空間転移でマジクが壁抜けしてみせたときはひっくり返ったし。音声魔術も、音響相殺魔術で消音を実現してるみたいだし。

そう、マジクといえば、この子もまた、なんというか、なるべくしてこんな大人になっちゃったというか。昼行灯と言うよりも枯れた大人になっちゃったなあ(苦笑 もうちょっと歪んで育つかとも思ったんだけれど。
でもこれじゃあ女の人にはモテないなあ。しばらく新婚のオーフェン夫妻のところに居候して、奥さんにもだいぶ面倒見てもらったみたいだし、なんか間近で見せられて、色々と達観しちゃったんだろうなあ。マジクって、奥さんに気があったっぽいし。
なんだかんだと暢気な師匠に弟子が構い続けてそのまま隣にくっつきそうな気配もあるけれど。

そのマジクさん。結局本編では瞳の色やその不安定な天才性で、思わせぶりにドラゴン種族じゃないのか、秘められた力があるんじゃないかと期待させながら、最後まで本人の努力によるわりと落ち着いた成長に基づく、活躍に終始してしまい、秘められたうんたらについては何もなく終わっちゃったんですよね。
ところが、やっぱりあったんだ、秘密!!
未収録短編での、チャイルドマン教室大集合編でのブラッディ・バース・リンとの大活劇から、一応彼の天才性の根拠となるような情報が、よりにもよってチャイルドマンから明かされることに。
っていうか、マジクの母ちゃん、本気で化けものだったんだな。短編の世界観仕様のアレかと思ってたんだが。

エンジェルハウリングの方も、コチラも後日談ですが、こっちは本編終了後から間もなくで、それぞれ生き様や立場が激変した、というわけでもないので、むしろコチラの方が物語の終わりの余韻を名残惜しむ意味では正しい後日談かもしれませんね。
サリオンの幸の薄さはきっと一生変わらんのだな(苦笑
特に目に見えて不幸ってわけじゃなのだけれど、この青年が幸せそうにしている情景がまるで浮かばない、ひたすらに気の毒そう、というのはどういうキャラクターなんだろう、ホントに。

まー、<約束の地で>を読むためだけでも、このボックス買う価値はあるんじゃないでしょうか。オーフェン好きだった世代には、垂涎モノです、間違いなく。
逆に言うと、これが本当に最後なんだろうなあ、としみじみと思う。作者はまだまだ小説家として世に作品を送り出してくるでしょうけど、オーフェンみたいなノリと枠組みの作品はきっともう書くこともないでしょうし。
自分の中に区切りを付ける意味でも、この書籍が出てくれたのは本当にありがたかったと思う。

ご馳走様でした。

マンヲジシテ  

秋田禎信BOX
秋田禎信BOX
ティー・オーエンタテインメント 2009-12-22
売り上げランキング : 10


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


きたきたきたきたついに来た。秋田禎信BOXの詳細が明らかに。
以前、日記で連載していたオーフェンの後日談の他にも色々と盛り込まれている様子で、これはファンなら確実に入手しないと。
でも、高いなあ、これ(苦笑

カナスピカ  

カナスピカ

【カナスピカ】 秋田禎信  講談社

Amazon bk1

秋田禎信っていう人の作品って、よくよく読んでみるとストーリー展開にしても、登場人物の内面にしても、スタートラインとゴールライン、起承転結の起と結は実のところけっこうオーソドックスだったりする。ところがこの人のわけの分からないところというか、独特なところはスタートからゴールへと至る過程の部分。起承転結の承転の部分がなんだか抽象画みたいといいますか、焦点を普通とはまた違う方法で合わせないと定まらないような一筋縄ではいかない描き方をしているものだから、いつの間にか起結の方まで酩酊に巻き込まれてしまう。
でも、実際のところ、論法こそ違うものの話やキャラの転がし方自体は実はオーソドックスだから、頭で理解するより先に感覚でストンとハマる感じがする。
まあ意味不明なことを書いたけど、簡単に言えば秋田禎信氏の書き方って他の人にはない独特なもので、面白いってことを言いたいだけの話。
これが絶妙なバランスで成功したのが、オーフェンの前期。段々と先鋭化してかなり一般人を置いてけぼりにしてしまったのがオーフェン後期からエンジェルハウリングなんじゃないかなー、とか思ってる。
シャンクは、その突出した部分を丁寧に削り落としていく過程に生まれたような感じ?

で、この【カナスピカ】
どうしようか。自分的には、秋田禎信氏の作家としての構成物質から『独特』の部分を見事に綺麗サッパリ取り除いて、その本質的な根幹をツルツルの赤ちゃんの肌みたいに磨き上げたような作品に感じたわけですが。
赤ちゃんの肌って、触ると気持ちいいけど、なんだか傷つけちゃいそうで怖いんですよね。だからどうしたって話ですけど。
なんか、デビュー作(だったっけ?)のひとつ火の粉の雪の中を、反転させたような作品だったなあ。内容が云々じゃなくって、読感の問題?
はじまりがあれで、辿り着いたのがここか。
こういうものを、描きたかったのかなあ。もしそうなら、それでいいんだけど。
 
11月26日

(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月25日

Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングガンガンコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ガルドコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(コロナ・コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(MF文庫J)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(オーバーラップノベルスf)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ダッシュエックス文庫)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFブックス)
Amazon Kindle B☆W


(KADOKAWA)
Amazon Kindle B☆W

11月22日

(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFC)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス フラッパーシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(モーニング KC)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスJOKER)
Amazon Kindle B☆W


(ガンガンコミックスpixiv)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月20日

Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見ファンタジア文庫)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(GCN文庫)
Amazon Kindle B☆W

11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーGXコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

11月18日

(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガ文庫)
Amazon Kindle B☆W


(ガガガブックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤングチャンピオン烈コミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月17日

(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(電撃の新文芸)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(星海社FICTIONS)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


(マガジンエッジKC)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W

11月16日

(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スターノベル)
Amazon Kindle B☆W

11月15日

(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(富士見L文庫)
Amazon Kindle B☆W


(Gファンタジーコミックス)
Amazon Kindle B☆W

11月12日

(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(GA文庫)
Amazon Kindle B☆W


(宝島社)
Amazon Kindle B☆W


(星海社COMICS)
Amazon Kindle B☆W


(ゲッサン少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ゲッサン少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(サンデーうぇぶりSSC)
Amazon Kindle B☆W


(ビッグコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(アース・スター コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(メテオCOMICS)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
Amazon Kindle B☆W

11月10日

(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(BLADEコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(MFコミックス アライブシリーズ)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(電撃文庫)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(カドカワBOOKS)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W


(TOブックス)
Amazon Kindle B☆W

11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(角川コミックス・エース)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(シリウスKC)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(講談社コミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W
11月6日

(角川書店単行本)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W


(SQEXノベル)
Amazon Kindle B☆W

11月5日

エンターブレイン
Amazon Kindle B☆W


(エンターブレイン)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(ドラゴンノベルス)
Amazon Kindle B☆W


(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(PASH!コミックス)
Amazon Kindle B☆W


(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


(フロース コミック)
Amazon Kindle B☆W


(KCデラックス)
Amazon


(KCデラックス)
Amazon


(アフタヌーンKC)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


(ヤンマガKCスペシャル)
Amazon Kindle B☆W


Kindle B☆W

11月4日

(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(JUMP j books)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


(ジャンプコミックス)
Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索