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競馬

第41回ジャパンカップ 回顧   


無敗での三冠達成後、昨年のジャパンカップでアーモンドアイに初めて敗北を喫してから一年。
この一年はコントレイルにとって苦杯をなめつづけた一年でありました。
といっても大阪杯で3着、天皇賞秋は2着と馬券圏内を外していた大負けをしたわけじゃないんですけどね。それでも三冠レース以降勝てなかったこと、下の世代であるエフフォーリアに負けてしまったこと。何より、今年に入って僅か2戦しか走れなかったこと。これらが要因となって、コントレイルが獲った三冠の格についても疑問符を浮かべる空気が漂っていたのも事実です。
これには、クラシックで競い合った同世代のライバルたちが、その後ろくに勝てていないというのも大きいのでしょうけれど。
個人的にコントレイルへの失望感を煽ってしまっていたのは勝ち負けよりも、レースにほとんど出走してこなかった事の方が大きいように思っています。そして止めに4歳での引退という最近では怪我以外では殆ど見たことのない早々の現役からの撤退。
コントレイルにとっては、ここは絶対に負けられない戦い、であったのは間違いないことだと思います。
ライバルは今年のダービー馬シャフリヤール。令和3年を席巻し続けた現3歳世代にてダービー馬として頂点に立った馬であります。最後の相手にとって不足なし。
他にも衰えたとはいえ、ワグネリアン、マカヒキという過去のダービー馬も参戦し、都合4世代のダービー馬が相まみえる、というレースになりました。
外国からも久々に3頭もの参戦がかない、フランスのサンクルー大賞(G1)を今年勝ちBCターフでも2着に入ったブルーム、日本という名前を背負った外国馬ジャパン、デムーロ弟を背にジャンロマネ賞(G1)を勝ったグランドグローリーというG1勝ち馬が揃って出走。
惜しむらくはカレンブーケドールが天皇賞秋の際に負った怪我がもとで出走を回避したことでしょう。残念ながら、思いの外怪我は深刻であったようで彼女はそのまま現役を引退。繁殖に回ることになりました。重賞未勝利ながら、オークス・秋華賞・ジャパンカップと同じ年にG1連続2着に入り、その後も重賞で2着。牝馬ながら天皇賞春で3着などG1戦線で最後の怪我した天皇賞秋を除いて掲示板を外すことのなかったカレンブーケドール。
いつかはG1を、と望まれながらついに重賞も勝つこと無くリステッド競争のスイートピーSを主な勝ち鞍として引退することになってしまいました。でもG1戦線を賑わせ続けた彼女の人気は凄かったですし、実力は決して引けを取るものではありませんでした。ほんと、なんとか一つG1を獲っていって欲しかった。最強の重賞未勝利馬でした。

さてレースの方は、出遅れながらも一気に加速して再びあの大逃げを打って見せたキセキによってレースは引っ張られることになります。
好位置につけたコントレイルは直線に入り、満を持してゴーサインでの一気の加速。前を行くシャフリヤールを競る間もなく蹴り落とし、追いすがるアルゼンチン共和国杯を連覇したルメールが乗るオーソリティを突き放し、堂々の王者の走りで2馬身きっちり差をつけての完勝。
万感の思いに涙する福永ジョッキーを背に、有終の美を飾ったのでありました。
まあ、文句なしの勝ち方でありました。だからこそ、もう一年彼の走る姿を見たかった。せめて、もう半年くらいは頑張ってほしかったなあ。



第38回マイルチャンピオンシップ 回顧  


4コーナーで大外に持ち出した時点でグランアレグリアの勝利は確信できました。
よし勝った、風呂入ってくる。

いやもう強い! これぞ文句なしにグランアレグリアの競馬でした。やっぱりこの馬は後ろからぶっ千切るのが一番強い。


連覇の掛かったグランアレグリア。既にG毅犠 先の天皇賞・秋から中2周というローテーションながら、香港を回避してのマイルチャンピオンシップ挑戦には、蹄の調子も含めて不安視する声もありましたが、もうマイルでは別格もいいところでした。
これでG毅蕎 賞金は10億円を超えてマイル・スプリントG気裡蕎,呂△離蹇璽疋ナロアに並ぶ歴代最多。馬券圏外の4着以下になったのは、降着になったNHKマイルと道悪の大阪杯のみ。
マイルをこえる2000メートルの中距離でもエフフォーリアやコントレイルと叩き合う名勝負を繰り広げるなど、短距離戦線に収まらない活躍を見せてくれた燦然と輝く経歴を残した偉大なる名牝でありました。
これで引退。無事に引退できてよかった。
あの安田記念でアーモンドアイをぶち抜いた衝撃のレース以来、ずっとファンだったので寂しくもあり、安堵もあり。出来れば2000メートル以上のG機⊂,辰討気蕕覆覿さを証明して欲しかったというのは欲がフカすぎるでしょうか。大阪杯も天皇賞も、彼女の競馬が出来なかった事で未練が残ってしまいます。この馬なら、不可能ではなかったと信じてる。
まあそれも未練。スプリントマイルでは最後まで絶対を証明し続けてくれた馬でした。
本当にお疲れさまでした。

2着には本年度のNHKマイルの勝者であるシュネルマイスター。恐らく後の世でも最強を謳われるだろう2021年世代の最強マイラー。
グランアレグリアという偉大すぎる壁を超えることはついに叶いませんでしたが、最後の直線で狭い馬群をこじ開けて、上がり32.9の超快速で荒れた内側を突き抜けてきたその脚は本物以外のなにものでもありません。
来年のマイル戦線は、グランアレグリアを後継してこのシュネルマイスターが盛り上げてくれるでしょう。

そのシュネルの一強に異を唱えんとばかりに3着に食い込んできたのがダノンザキッド。
同じく2021年クラシック世代。ホープフルステークスで凱歌をあげ、最優秀2歳に輝いた馬である。ただ、その後は弥生賞で3着に入ったものの、皐月賞ではブービーの15着に大敗して休養に入り、復帰した秋の富士ステークスでも4着と、綺羅星のごとく勝利を重ねる同級生たちに比べると置いていかれていたキッドの復仇でありました。とはいえ、まだ3着。ホープフル以来の勝利が望まれる次走であります。
今回に関しては、ブリーダーズカップで勝って調子に乗りまくっていたメリケン帰りの川田(本日七鞍中五勝と大暴れ)に引っ張られた向きもあったでしょうし、次が真価となるでしょう。

4着には、前代の代表的マイラー・インディチャンプ。グランアレグリアの台頭から、去年より後塵をはいし続けた彼ですが、それでも掲示板に乗り続ける着実さは失われず。古豪は消えず。
でも、3歳馬2頭に先着を許したことは世代交代を感じさせます。この馬もどうやら次がラストランなのかしら。香港での有終の美を期待しています。


今週は他にもチラホラと話題がいくつか。
「東京スポーツ杯2歳ステークス G供廚妊ぅイノックスが勝利。キタサンブラック産駒初の重賞ウィナーとなりました。キタサン産駒はなかなか苦戦しているようですけれど、この馬はギア入ってからの加速が素晴らしく、かなり強い勝ち方を見せてくれたので将来有望そう。
東京スポーツ杯は、過去もディープブリランテ、イスラボニータ、サトノクラウン、ワグネリアン、コントレイル、ダノンザキッドとG鞠呂鯊真排出している出世レース。なんとか親父殿に花を持たせる活躍をしてほしいものです。

また、ダイワスカーレット×エイシンフラッシュという思わず応援したくなる配合のアンブレラデート が新馬戦以来の2勝目を、20日8レースにてゲット。今現役のダイワスカーレット産駒はこの馬だけなので、頑張ってほしいものです。
 

さて、来週はこれが早くも引退となってしまう三冠馬コントレイルのラストラン、ジャパンカップ。
無敗の三冠の格を、最後にここでもう一度是非に証明して欲しい。

第46回エリザベス女王杯 回顧   

大波乱だーー!!

秋華賞を勝利し、母アパパネの果たせなかったエリザベス女王杯戴冠を目指すアカイイトアカイトリノムスメ。
大阪杯で三冠馬にマイル・スプリントの絶対女王を下したレイパパレ。
オールカマーを勝ちついに覚醒を見たウインマリリン。
この三強たる女傑達を中心に進むと思われた今年の中距離以上の牝馬の頂点を決める女王決定戦は、だがしかし伏兵アカイイトによって完全に覆されたのでした。

勝ったアカイイトはまあ色々と初めて尽くし。そも重賞に挑戦したのも3歳の時のローズS(惨敗)と前走の府中牝馬ステークスに二回だけというOPあがりの馬なんですよね。その府中牝馬も12番人気の7着という結果に終わってしまっています。ただ、OP特別では常に勝ち負け。調教は本当に調子良かったみたいなので、ヒモで抑えていた人は少なかたず居たんじゃないだろうか。それでも、単勝10番人気が示すようにこの馬が勝ち負けになると考えていた人は果たしてどれだけ居たでしょう。
キズナ産駒として初めてのG1勝利産駒となりました。凱旋門賞を走ったディープボンドや秋華賞2着のファインルージュなどの馬たちを差し置いて、まさかの一番槍である。
そして馬主さんもこれが初めてのG1勝利。先日、無念の怪我による引退を余儀なくされた九州産馬期待の星だったヨカヨカのオーナーだった方といえばわかるでしょうか。ヨカヨカの無念をまさか同じ年にこうして晴らしてくれるとはねえ。
生産牧場さんも、これG1は初めてなんだ。決して大きくない牧場みたいだし、おめでとうの一言であります。幸ジョッキーもG1久々だもんなあ、良かった良かった。

関テレ実況岡安アナの「これが運命の赤い糸!」は名実況としてまた残り続けるんでしょねえ。

アカはアカでもアカイイト、は実況じゃないけど、みんな思わず口走ってしまったはず。
アカイトリノムスメは、母アパパネの取り残したるエリ女杯を娘もまた取れず、という事になってしまいました。
直線で加速しようとした時に進路を塞がれて不利を受けてしまったのはキツかったなあ。タイミングとしては最悪でしたし。ただ本当に強い馬はここから進路を変えて再加速して伸びてくるのですけれど、アカイトリノムスメはそのままズルズルと下がっていってしまい、結局7着まで降りてしまいました。デリケートなのか勝負根性が足りていなかったのか、やる気なくしちゃったんですかねえ。

レイパパレは大阪杯を勝利したあとの宝塚記念、オールカマーをそれぞれ3着、4着と今一つの形で終わってしまったのに続いて、このエリ女では6着。2000で勝ちながら2200では届かないというのは、言われているように距離が長いのか。ちょっと不甲斐ないレースとなってしまいました。

ウインマリリンに関してはこれはもう中間での古傷の炎症がすべてでしょう。
オールカマーの勝ち方が本当に強かったので、あの時点では確かに覚醒していたと思うんですよ。あの強さなら、十分G1でも勝ち負けになっていたはず、それは間違いない。ただ、その激走が古傷に響いたのか、以前に怪我した脚の部分に炎症が起こってしまっていて、そのケアにかかりきりになって調教は結局追いきれなかったのでしょう。1週前の調教時点であれだけ悪かったらねえ、最終調教である程度形を整えたとはいえ、調子が戻っていないのは明らかでした。ブービーの16着というのも、これは仕方ないでしょう。
陣営は焦らずに態勢を整え直してほしいですね。マリリンなら、絶対G1獲れるだけの力はあるはずなので。

2着はアカイトリノムスメ以外では唯一の三歳牝馬ステラリア。春は桜花賞参加できず、オークス、秋華賞では掲示板外という結果に終わってしまった重賞未勝利馬でしたが、アカイトリノムスメに変わって最強世代の面目躍如の2着でした。ちなみに、ステラリアもキズナ産駒なんですね。

3着はクラヴェル。クラシックには縁がなく、4歳の夏になってようやくローカルの重賞をどさ回りで複勝圏内に入り続けて参加資格を得た女王杯で3着入賞。
なんと1着から3着までみんな重賞……G3すら勝ったことがない馬が並ぶというもう大波乱としか言いようのない結果でありました。
言うたらば、4着のソフトフルート、5着のイズジョーノキセキも重賞勝利と縁なしなんで、掲示板に乗った馬全馬ということになります。えらいこっちゃで。

果たして、アカイイトにはこれ一発だけとならず、是非に今後も重賞戦線の主役の一頭になってほしいものです。
活躍を願っています。


第164回天皇賞(秋) レース回顧  

メインレースに先だって、阪神9R古都ステークス。先週の菊花賞と同じコース同じ距離の芝3000メートルのレースにて、メロディーレーンちゃん久々の勝利!!
前回からプラス10キロと体重を増やしてきたメロディーレーンですが、それでも354キロという周りと比べても明らかにちっちゃい馬体で、トコトコ走るメロディーちゃん。
先頭で逃げるタイセイモナークを追いかけて一生懸命走る走る、頑張る頑張るメロディーレーン。
なんでかこの娘の走る姿って一生懸命って感じなのが健気で可愛いと思ってしまうんですよね。

そして、先週このコースで菊花賞を勝利したタイトルホルダーって、メロディーレーンの弟なんですよね。まさかの二週連続での弟姉による同距離制覇。メロディー、最近は大敗続きだったのでもう終わったのかな、と思っていましたけれどどうしてどうして。牝馬で3000勝つって本当に滅多無いはずなのですが、本格的にステイヤーなんだなこのちっちゃい娘。


さて、本番メインレースの天皇賞(秋)は、まさかのルメール、グランアレグリア先行策。
スタートダッシュが良かったから故の位置取りだったのか、それとも最初からの作戦だったのか。
エフフォーリアは中団からグランアレグリアを含めた先頭を見る位置で。コントレイルはさらにその後ろ。
個人的にはグランアレグリアは後ろからじっくり脚を溜めての、あの次元が違うと言わしめた末脚による切れ味勝負を見たかったのだけれど、これも結果論か。
4コーナーから直線に入るところですでに先頭に立ち、後続を突き放しにかかるグランアレグリア。
4着以下を文字通り突き放している以上、グランアレグリアの仕掛けも間違いじゃなかったのだろうけれど、エフフォーリアがもう満を持しての横山武史のゴーサインで、ぶっ飛んできたんですよね。
先週に引き続き、横山武史騎手は文句なしの騎乗でしたわ。最初から最後まで位置取りから進路、仕掛けのタイミングに至るまで完璧でした。一流騎手として開花したなあ、横山武。
コントレイルは、最後の直線で内からエフフォーリアの外に出す分、タイミングが遅れた感じ。内側に進路があって真っ直ぐ来れてたらもう少し着差も詰まっていた気がしますが、それでも躱すまでは行けただろうか。
グランアレグリアはエフフォーリアに最後あっさり躱されてしまったものの、そこからガクンと落ちることもなく粘って追いすがるんですよね。あそこで簡単に屈しない根性は、名牝名馬の威信を見ました。正直、そんな距離の壁は感じなかったですなあ。彼女には勝って3階級制覇して欲しかったのは、ファン故にか。

終わってみると、3歳馬のシンボリクリスエス以来の天皇賞秋の制覇。いや、もうマジで今年の3歳世代は強いというのを、証明してくれました。
これは来週のダービー馬シャフリヤールによるジャパンカップ参戦での人気も変わってくるだろうなあ。コントレイルは今度こそで、有終の美を飾りたい。

第164回天皇賞(秋)  展望、というより各馬の前語り  


無敗の三冠馬コントレイル(牡4)
スプリント・マイルの絶対女王グランアレグリア(牝5)
最強三歳世代の皐月賞馬エフフォーリア(牡3)

東京競馬場芝2000メートルを走ることになる天皇賞(秋)には、まさに三強と呼ぶに相応しい三頭の名馬達が揃いました。

八頭存在する牡馬クラシック三冠馬ですが、その中でも無敗で三冠を獲ったのはシンボリルドルフとディープインパクト、そしてこのコントレイルが彼らに並ぶ三頭目、という事からもどれだけコントレイルの将来が嘱望されたかは言うまでもないでしょう。
彼の無敗伝説に土を付けたのは、そのレースを最後に現役を引退したJRA史上最多の芝G1を勝ったアーモンドアイ。この時点では負けた相手がJRAの歴史を振り返っても最強馬論争の筆頭に挙げられてもおかしくない名牝が相手だっただけに、負けて強しとなっていたのですが。
今年に入って走ったレースが春の大阪杯のみ。豪雨により馬場状態が最悪の泥田んぼ状態であったこともあり、3着に沈んだのはまあ仕方ないにしても、そのレースでのダメージが長引き、それからレースに出走することなくついに秋にまで来てしまったため、彼の三冠馬としての格に疑問符がつけられはじめる事が多くなってしまいました。
コントレイストと覇を競った同じクラシック世代が、古馬になってからまともに勝てていない、というのも大きいのでしょう。レイパパレが大阪杯を勝っていますが、特殊な馬場だったそのレース以降はやや期待はずれの結果に終わっていますし。あとはディープボンドくらいじゃなかろうか。
レシステンシアとウインマリリンが孤軍奮闘していますが、両方牝馬ですしね。
ここでコントレイル、強いレースを見せてくれないとちょっとその名望に影を落とす事になってしまいかねない。

大阪杯に続いて、再び中距離2000メートルへ挑戦してきたグランアレグリア。大阪杯はあまりにもあんまりな馬場だっただけに、あれは度外視でいいでしょう。
実際問題、グランアレグリアには短い距離しかダメ、という印象は全然ないんですよね。その電光の快速は1600のマイルを越えても鈍る気がしない。長年、中距離戦線を得意とした馬たちを特に好んで応援し続けてきた身としては、グランアレグリアにはマイラーというよりも、ヤマニンゼファー、ネーハイシーザーやラブリーディ、アーネストリー、モーリス、ヤエノムテキらと同じ匂いを感じてるんですよね。つまり、自分好みのクリティカルなタイプ。
ここを勝てば、今まで日本競馬史上誰も成し得なかったスプリント、マイル、中距離のG1三階級制覇となります。グランアレグリアには、競馬史に唯一無二の名を刻んでほしい。

この2強に割って入るのが、今年のクラシック戦線で皐月賞を横綱勝ちし、ダービーではシャフリヤールの2着に切り込んだエフフォーリア。文句なしに現三歳世代の筆頭格に連なる一頭です。
5戦して4勝、2着1回という戦歴は文句のつけようがありませんが、それでも例年この時期に天皇賞秋に三歳馬が参戦しても、なかなか経験の差もあって太刀打ちすることは難しく、ここ十年ではフェノーメノが2着、イスラボニータが3着に入っているくらい。
さらに遡っても3歳で勝ったのはバブルガムフェローとシンボリクリスエスの二頭だけ。それだけ3歳馬にはハードルが高くなっているのが天皇賞秋でした。
が、今年に関しては3歳という若さは考えなくてもいいかもしれません。
何しろ、今年の三歳馬たちときたら、古馬との混合戦でもまったく引けを取らずに勝ちまくってるんですね。上の世代の4歳馬が苦戦する中、ピクシーナイトがスプリンターズステークスを、ソダシが札幌記念を勝ったのに代表されるように、NHKマイル馬シュネルマイスターは、古馬マイル王のダノンキングリーに毎日王冠で完勝。ほかもアイビスサマーダッシュ、北九州記念、キーンランドカップ
、富士ステークス、と重賞戦線で勝ちまくっているのである。また重賞のみならずリステッド競争やOPなんかでも3歳馬の活躍が目立つんですよね。
今年の三歳馬は最強世代、ここを勝つことでエフフォーリアはそれを証明することが叶うでしょう。

そしてこの3強を追いかけるのが、現役最強のシルバーホルダー・カレンブーケドール。今まで16戦してわずか2勝馬ながら、オークス、秋華賞、ジャパンカップで2着。牝馬が苦手とする長距離の天皇賞・春で3着。他にも重賞2着多数で今まで掲示板を逃した事なし。誰が相手だろうと常に好走する彼女の主な勝ち鞍は「スイートピーステークス」。
そろそろ、彼女に重賞、ひいてはG1の勝ち星を、と願うファンには事欠かないでしょう。

その他にも今年の天皇賞春を勝ち、同年天皇賞春秋制覇がかかるワールドプレミア。
7歳にしてなお連に絡み続けるマイルチャンピオンシップ勝利馬にして古豪・ペルシアンナイト。
先週菊の冠を戴いた弟に続けと気合の入る横山和を鞍上に、夏の勢いをそのままにG1勝利を目指すトーセンスーリヤ。
年明けに金杯、中山記念と連勝して一気にG1戦線に参戦、としたかった所体調を崩して春夏を休養で過ごし、ようやくこの秋戻ってきたヒシイグアス。
とまあ、メンツは揃ってはいるのですけれど、どうもワールドプレミア以下、急仕上げでようやく間に合った感が強くて調教師もあんまり強気じゃないんですよね。まだまだ万全には程遠いという感触がありありと。
これはほぼ、3強プラス・カレンブーケドールの勝負になるんじゃないだろうか。
先週の菊花賞に匹敵するような歴史に残る名レース、期待したいところです。


第82回菊花賞 レース回顧   


うわーー、タイトルホルダー幻惑の逃げ炸裂ぅ!!! これは鞍上・横山武史会心の競馬だ!!

98年のセイウンスカイ以来の逃げての菊花賞勝利。それも、勝ち方がそっくりなんですよね。
前半1000メートルをこの距離ではやや早めくらいの丁度60秒0でまとめて、次の1000メートルを65秒4と大胆に落として息を入れて、最後の1000メートルで59秒2に再加速。
これはセイウンスカイが刻んだラップ59秒6ー64秒3ー59秒3とそっくり。これだけ絶妙にペースを掌握されたら、他の馬は追いつけませんて。
しかも、当時のセイウンスカイの鞍上は横山武史の父・横山典弘。まさに父の軌跡をたどってみせた、最高の騎乗でありました。見事! お見事!!

さても今回の菊花賞、皐月賞馬のエフフォーリア。ダービー馬のシャフリアールが距離が合わないことなどを理由にレースを回避。クラシックの2冠を担った馬が出走しないという主役不在の菊花賞となってしまっていました。
そんな中で一番人気を背負ったのは、前哨戦の神戸新聞杯。雨で最悪の馬場となっていた泥田の中を凄まじい馬力で突き抜けたステラヴェローチェ。
ではなく、神戸新聞杯2着のレッドジェネシス、だったんですね。

朝日杯FSを2着。皐月賞・ダービーで3着に入り、クラシック戦線で常に勝ち負けを続けていたステラは、神戸新聞杯でダービー馬シャフリアールを下したことで、見事にクラシック最後の一冠への挑戦権その一番手に駆け上がりました。
神戸新聞杯は荒れ馬場というのもありましたけれど、それ以上にステラは強い勝ち方をしていて、プラス18キロという馬体重増も相まって夏を超えての馬体の充実っぷりを見せてくれていました。
が、やはりあの激走が地味にダメージだったのか、追切調教でも吉田隼人騎手曰く全然動いてなかったというほどですから、調子かなり良くなかったのでしょう。
結局、レッドジェネシスやモンテディオといった神戸新聞杯出走馬が軒並み下位に沈んでいることからも、あのレースのしんどさは相当に残っていた模様。
これでラストの直線に見せ場を作って4着に入ったことは、むしろステラの強さを見せてくれたのではないでしょうか。これ以降のレースでの活躍に期待したいです。

1番人気にあがったレッドジェネシスは、京都新聞杯の勝ち馬。ダービーでは敢え無く11着に沈んだものの、神戸新聞杯ではステラヴェローチェの2着に入り、主役不在の菊花賞の中で一躍有力馬の一頭になりました。とはいえ、一番人気にまでなるとは思わなかったけれど。
新馬の頃から将来を期待されてずっと1番人気だったものの、勝ち上がるのに4戦かかるなど結構負けるときは大負けして、安定感に欠けるところがあるんですよね。
調教はしっかり負荷をかけてかなり仕上げてきていたのも人気を得た理由なのでしょうけれど、それでも他にこれといった馬が居ないから、という理由で押し上げられた人気のようにも感じました。
案の定、前走の疲れが残っていたようで後方待機策をとったものの、見せ場もなく後ろで追走したまま終わってしまいました。流石に一番人気としては不甲斐ないレースでしたね。

3番人気はオーソクレース。母は切れ味抜群の末脚で観客を魅了したマリアライト。3歳の頃は条件戦で燻っていて牝馬クラシックとは縁がなかったものの、4歳になってから突然覚醒。エリザベス女王杯を制して以降、ヌーヴォレコルト、ゴールドアクター、ルージュバック、サウンズオブアースといった一線級と渡り合った名牝でした。
特に宝塚記念を制した時は、ドゥラメンテ・キタサンブラック、ラブリーデイという歴史に残る超一流馬をまとめて競り落としての勝利で、自分も魅了されたものでした。未だにマリアライトのファンですもの。
そのマリアライトの第一子であるオーソクレースは暮れのホープフルステークスで2着に入り、将来を嘱望されたものの直後に骨折が発覚。春を全休する残念なことになってしまったのでした。
そして復帰のセントライト記念ではアサマノイタズラの3着に入り、復活をアピール。
レースではステラとの叩き合いを制し、先行するディヴァインラヴを競り落としての2着。ただ、タイトルホルダーは遠すぎた。
でもこれまで堅実にG1レースでも複勝圏内に入り続けているので、そう遠からず重賞ホルダーになれるでしょうし、G1タイトルも狙えるはず。

そして4番人気が勝ったタイトルホルダー。
適性距離は中距離あたりで、菊花賞はちょっと長すぎる、と言われていて、鞍上の横山武もレース後のコメントでそう語っていたくらいですからね。
ただ、彼の半姉はあのJRA最少体重勝利記録馬。今や400キロ台後半が普通の競走馬の中で、一頭300キロ台前半で駆け回る小さなお姉さんことメロディーレーン。サラブレッドの中で一頭だけポニーが混ざってるんじゃないか、と思ってしまうくらい小さい彼女ですけれど、これで何気にバリバリのステイヤーなんですよね。何気に彼女、牝馬ながらに同じ菊花賞に参戦していたり。それで5着入賞しているのだから、偉い! 
父は最近9歳で早世してしまったドゥラメンテ。
2冠を獲りながら最後の1冠、父が出走できなかった菊花賞を、父が宝塚記念で後塵を拝したマリアライトの子を二着に引き連れて勝ち取る、というドラマを見せてくれたタイトルホルダー。
弥生賞を軽快に逃げて、朝日杯FS勝ち馬のダノンザキッドと、のちのNHKマイルの勝ち馬シュネルマイスターを振り切り、皐月賞ではエフフォーリアの2着に食い込んだその実力はフロックではなかったわけだ。
5馬身差をつけての菊花賞勝利は文句なしの強さの証明。グレード制導入以降、菊花賞5馬身差勝利を成したのがスーパークリーナースーパークリーク、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、エピファネイアの4頭だけ。
そして、その5例目に名乗りを上げたわけだ。このラインナップを見たら、その将来を期待してしまっても仕方ないでしょう。
極めて強烈な個性を証明した逃げ馬が、また新たに誕生してしまいました。
バックストレッチから3,4コーナーにかけてペースを落とし後続をひきつけたところで、直線に入って再加速。ぐんぐん後ろを突き放して、もはや誰もついてこれない一人旅。
これほどの完勝・圧勝の逃げ勝ちは重賞以上で見たの久々。見ていても、すごく面白いレースでした。やーーー凄かった!! 馬にも騎手にもドラマがあり、レース自体も劇的という実に見ごたえのあるクラシック最後の1冠でありました。面白かったー!!

あ、あと3着に入ったディヴァインラヴは完全に予想外。牝馬ながら菊花賞に参戦、これは近年ではメロディーレーン、ポルカマズルカ、ダンスパートナーと3頭だけしかいません。メロディーレーンとダンスパートナーは5着に入っているので、全くの無謀とは言えなかったのですが。
ディバインラブはまだ重賞を勝つどころか走ったことすらない条件戦上がりの馬なんですよね。これで6番人気というのは、2600の長距離の勝利経験があったとはいえ、みんな見る目あるよなあ。
鞍上の福永ジョッキーが激推して追加登録料払って出走したそうですが、実際に3着入っているのを見ると福永騎手、よっぽど感じるものがあったんだな、これ。
ステイヤーの牝馬ってちょっとめずらしいですし、これからどういうレースに挑んでいくかわからないのですけれど、わからない未知数高いからこそ、この馬も先々楽しみだなあ。




第26回秋華賞 レース回顧  


この直前の阪神10レース「西宮ステークス」で3歳牝馬ジェラルディーナが危なげなく完勝。3連勝でOP馬へと昇格しました。
彼女の母は牝馬三冠馬にして海外含むG毅珪,鬚△欧震埆ジェンティルドンナ。6月のレースで馬具が外れるという事故で大敗してしまったのがこうなってみると痛かった。3勝クラスの出走抽選にはずれてしまい、秋華賞に挑戦できなかった彼女であるが去年秋華賞の前レースで同じく抽選除外となったレイパパレが勝ち、その後の快進撃したことを思えば、今後の活躍が期待できるというものだ。

そして、ジェンティルドンナの娘より先に牝馬三冠馬の血統を証明したのが今回の秋華賞馬アカイトリノムスメでありました。

アカイトリとは、彼女の母であるアパパネに由来します。アパパネとはハワイ語で「アカハワイミツスイ」という日本名のハチドリを意味する言葉でした。文字通り、アパパネの娘という意味なんですね。
アパパネは2歳牝馬の最強決定戦である阪神ジュベナイルFを勝って最優秀二歳牝馬に選出。そして3歳で桜花賞・オークス・秋華賞の三冠を奪取。のちにブエナビスタとの激闘の果てにヴィクトリアマイルも勝ち、G毅犠,鬚△欧震礁討任靴拭
アパパネの子供達は今まではみな牡馬。アパパネの長女が、三冠最後の一つをもぎ取ったというのはまた劇的じゃないですか。

今回の牝馬クラシックの主役は誰が見てもあの純白の女王ソダシでした。
阪神JFと桜花賞を完勝したものの、クロフネ産駒として危惧された距離適性がもろに出たのが芝2400のオークスで、ここでソダシは8着に惨敗してしまいます。
しかし、明けて夏の札幌記念で名だたるG汽Εナーを含む古馬たちをこの秋華賞と同じ距離の芝2000で叩き潰し、距離不安を解消してみせたことで1.9倍の圧倒的一番人気を獲得していました。

2番人気は前哨戦の紫苑Sを快勝したファインルージュ。桜花賞3着に入った馬で、オークスでは二桁着順に終わってしまったものの、紫苑ステークスの勝ち方がこれがまた非常に強い勝ち方で夏を超えて覚醒を迎えた感があり、鞍上がルメールに乗り代わったということもあって堂々の二番人気に。

3番人気は、ファインルージュを降りてまで今一番乗れてる騎手である福永騎手が選んだアンドヴァラナウト。脚元が弱くレース間隔をあけるという大事な使われ方をしていたため春のクラシックは断念したものの、成長とともに体が出来上がり、ローズステークスで勝利して無事出走権を確保。今まで3着以下になったことがないという安定性もさることながら、彼女の母はグルヴェイグ。
キレキレの差し脚で名を馳せた馬でしたが、何より彼女が有名だったのは「エアグルーヴ」の娘だったから。姉にアドマイヤグルーヴ。兄にフォゲッタブルやルーラーシップがいるという名族の娘だったんですよね。
つまり、エアグルーヴの直系の孫であり、ドゥラメンテの従妹にあたるわけだ。

そして4番人気にアカイトリノムスメ。桜花賞4着。オークスでは2着。母と同じ三冠には手が届かなかった娘だけれど、着実にその頂に近づいていたのだ。

5番人気はオークスを勝ったユーバーレーベン。なぜか「シロイアレノムスメ」とか言われているんだが、ご存知ゴールドシップに種牡馬として初めてのG気鬚發燭蕕靴森Ч毀爾任△襦
ただ、オークスの後に屈腱周囲炎という症状が出て長期休養に入っており、今回出走は決めたもののかなりの怪我明けの急仕上げ。調教は良く動いていたみたいだけれど、陣営もあまり無理はさせないつもりだったようだ。オークス馬が直行とはいえ5番人気だった、というのはファンもそのあたり承知だったのだろう。


レースはぶっ飛ぶ逃げ馬エイシンヒカリの娘エイシンヒテンが母譲りの快速で逃げ、それをソダシが二番手で追いかけるという展開。
ペースは1000メートル1分1秒ちょいと平均より微妙に遅いくらいで前の馬が不利という展開ではありませんでした。
が、ソダシは終始好位置につけていたにも関わらず、直線で伸びることなくエイシンヒテンに追いつくことも出来ず、残り200メートルで馬群へと沈んでいってしまいます。
桜花賞などで勝利経験のある阪神競馬場ですから、コースが苦手、ということは考えられないのですが、やはり2000メートルはソダシには微妙に長いのかもしれません。
阪神は最後の直線200メートルあたりから坂があり、平坦コースの札幌と比べると最後に踏ん張りのいるコースになっています。スタミナ切れにはきつい設定なんですよね。
それと、どうやらソダシ、スタート時にゲートに顔をぶつけていたらしく、レース後に歯がグラグラになって血が出ていたようで、10着に大敗した理由としては大いに納得できるものです。さすがに負けすぎでしたからね。

実況「外からはアカイトリが飛んできている!」

レースは最後の直線、200メートルで内から切り込んでくるアンドヴァラナウトと好位から切れ味タップリにあがってきたアカイトリノムスメがソダシを間に置き去りにして、先頭をひた走るエイシンヒテンを追い抜く。
そして、アンドヴァラナウトをアカイトリノムスメが競り落とし、外から猛追してきたファインルージュをねじ伏せて、半馬身先着。アパパネに似た強い勝ち方でありました。
実況「父ディープインパクト。母アパパネの名に賭けて、三冠目だけは絶対に譲れなかった12番アカイトリノムスメです!」


1着アカイトリノムスメ。
2着ファインルージュ。
3着アンドヴァラナウト。

4着には、結局ゴール板を駆け抜けるまでヘタれることなく脚を緩ませなかった逃げたエイシンヒテンが粘り込み。
彼女の父エイシンヒカリはこれがまたぶっ飛んだ逃げ馬で、個性的な馬が多い逃げ馬の中でもひときわ異彩を放つそりゃもう目立つ馬でした。
その娘もまた逃げ馬というのが楽しすぎるのですが、直線に入ってもソダシに影を踏ませず、後方からの猛追からギリギリまで抵抗、上位三頭に躱されたあとも気持ちを切らさずにスピードに乗ったままゴールしてみせた姿は、すごく将来性を感じさせてくれるものでした。
エイシンヒテン、ちょっとこれは強くなってくれそう。エイシンヒカリ産駒の代表として頑張ってほしい。まずはエイシンヒカリに初の重賞を。

ちなみに、この日の阪神9レースで勝った馬も、同じエイシンヒカリ産駒のカジュフェイス。この馬も見事な逃走劇で快勝してるんですよね。エイシンヒカリ、産駒もみんな逃げ馬適性なんでしょうか。だとしたら面白いなあ。

ソダシは今後、恐らくですがマイル路線に行くのではないでしょうか。
ライバルだったサトノレイナスは、残念ながら怪我で引退。ヨカヨカも同じく怪我で繁殖入りとなってしまいましたが、この秋華賞上位馬アカイトリノムスメ、ファインルージュ、アンドヴァラナウトは非常に強い競馬を見せてくれたことですし、今後古馬と戦うことになっても恐らく引けはとらないでしょう。今の三歳世代は古馬との対戦で勝ちまくってて、世代としてかなりずば抜けている様子。エイシンヒカリ、そしてジェラルディーナ、ユーバーレーベンも含めて今後のG祇鐇を賑わせてくれるのではないでしょうか。
ってか、これまだみんな牝馬だけで、来週菊花賞が控えてるんだよなあ。
……まあ、あらかためぼしい馬は天皇賞・秋の方へと向かってしまっているのですが。
クラシック戦線の主役として一人残ったステラヴェローチェには頑張ってほしい。神戸新聞杯では見事な勝ちっぷりを見せてくれましたからね。
あと、現役時代ファンだった宝塚記念馬マリアライトの息子であるオーソクレースも応援しちゃうなあ。



第56回京都大賞典 G  

4コーナー差し掛かったところで、3番手で競馬を進めていたキセキが手応え抜群!!
キセキ、これワンチャンあるぞ! キセキ! キセキ!
直線に入ったところで先頭を走っていたダンビュライトを躱して、キセキ先頭! キセキ来た! キセキ来た! 行ける! キセキ行ける! これキセキ勝てる!
実況「アリストテレスが追ってくる!」
うわぁぁぁ、アリストテレス来た来た来た、伸びてきた伸びてきた、キセキ行け行け行け行け!
アリストテレス差してきた! 脚色アリストテレスの方がいい! アリストテレス切れてる! うわぁぁ躱されるぅぅ!?
実況「キセキの抵抗! キセキの抵抗!」
いやキセキ粘る粘る二枚腰、三枚腰! 頑張れ! キセキ頑張れ!! ああっ、ダメだ! 躱された! これは無理だ!
実況「追ってくるのは8番マカヒキ!」
マカヒキ! あかん、キセキ頑張った。これはアリストテレスかぁ。マカヒキ? ん? 一頭なんか来たってマカヒキ!? え? これ追いつくぞ!? 飛んてきたぞ!? 届く届く? 誰? マカヒキ!? マカヒキ!!?? まっ、マカヒキぃ!? ちょっ、届く! え? なんでマカヒキ? 届く届く、躱すこれ届く! 届いた! え? 届いた?
実況「アリストレテスかマカヒキか! アリストレテスかマカヒキか!?」
鼻差上げ下げだ。どっち!? どっちだこれ!? え? だから誰だよ飛んできたの!? マカヒキ!? 嘘っ、マカヒキ? マカヒキだ、マカヒキだ!! これマカヒキ勝ってる、勝った勝った、ってマカヒキ!? マジで? なんで? マカヒキ!?
うわああああ、マカヒキだマカヒキだ! 嘘だろ、マカヒキ来たぁぁぁ!
ああああ、マカヒキぃぃ!!! マカヒキ!!!!! マカヒキだあああ!!!


実際、こんなでした。



いやもう、すげえレースだった。大興奮で、大感激の奇跡のレースでした。
今回、どちらかというと自分の注目はキセキの方でした。こっちもすでに7歳の大ベテラン。菊花賞以来勝ち星なく、しかし2着3着の善戦も多く老年に至った今も掲示板に載ることもしばしば。
昨年の伝説のジャパンカップでは見事な助演賞を飾り、今年に入っても香港で4着に入るなどなかなか調子の良い様子を見せていたキセキ。
久々に、本当に久々に彼の勝利が見たい。そんな中で、今日のキセキは抜群のレースを見せてくれました。まさに、勝ちに行く競馬でした。
実況「キセキ、押し出した。和田竜二、闘魂注入、鞭が飛ぶ!」
カンテレの放送の方はあとで見たのですが、川島アナの4コーナーでのこの実況が痺れました。実際、こっからキセキ手応え抜群でぐっわーーー! と行くんですよ。これは勝てる! これは行ける! と。
実況「キセキ、復活か!?」
しかし、これに立ち塞がるのはミルコ・デムーロ鞍上のアリストテレス。今回は調教の動きも良く素晴らしい出来栄えに仕上がってきた彼ですが、今年頭の「アメリカジョッキークラブカップ」を勝ち今年の古馬戦線の主役の一頭と見られていたものの、以降は不甲斐ないレースが続いていました。
しかし、今回はまさにアリストテレスの競馬。素晴らしい伸びで後続を突っ切り、キセキを猛追。一瞬で抜き去ろうかという脚色に、しかしキセキも二枚腰で粘るんです。落ちていかない、諦めない。古豪キセキ、食い下がる!!
凄まじいデットヒート。一瞬たりとも目が離せない一騎打ちでした。
だから、全く後続の様子には気がついていなかったんですね。
レースはもう残り100メートル。人間の脚ですら、10秒を切る超短距離。馬の脚なら、わずか6,7秒。
その一瞬で、彼は二頭のデットヒートに割って入ってきた。飛んできた。
残り100メートル。アリストテレスの背後を追ってきていた彼は、進路を外に切り藤岡の強烈な鞭一閃、フルスロットルにギアが入る。
気がついた時、彼はキセキとアリストテレスを抜き去って、ゴール板を先頭で駆け抜けていた。

老雄マカヒキ、フランスはG2エニル賞以来、5年1ヶ月振りの勝利。国内戦に限定すれば、彼の名を知らしめた日本優駿・日本ダービーの勝ち星以来の、勝利の美酒。
長い、長い戦いでした。もう終わった馬と言われ続けて、何年が過ぎたか。
クラシック戦線における同世代の旗手であり、その才能を遺憾無く発揮する若きエリートであり、その風貌から貴公子のようだったマカヒキ。
サトノダイヤモンド。ディーマジェスティ。リオンディーズ。レインボーラインにエアスピネル。ミッキーロケット。
クラシックで鎬を削る激戦を繰り広げたライバルたちの多くはターフを去り、中には種牡馬としてもうすでに子供をターフに送り出している馬も居ます。
そんな中で、マカヒキはずっと走り続けていました。たまに掲示板に載るものの、多くは着外。二桁着順に沈むこともしばしば。レースの内容も、キセキのように善戦するわけでもなく、見所ないまま名前すらも呼ばれることなく存在感を示せないまま終わることが続いていました。
もう引退させてあげてもいいんじゃないか。いつかはもう一度ダービー馬の栄光を、と信じていた人達もやがてそんな風に思うようになっていきました。

「奇蹟は起きます。それを望み奮起する者の元に、必ず、きっと」

ウマ娘の第二期で、走ることを一度諦めたトウカイテイオーに、メジロマックイーンが贈った言葉です。これを体現するような出来事を、現実に目の当たりにすることが出来るなんて、ねえ。これだから、競馬ってやつはさぁ(涙目
そうこれが、諦めないってことなのだ。ただ出走させ続けるためだけじゃない、勝つためにスタッフは関係者は、マカヒキは頑張り続けていたんですねえ。諦めてなんかいなかったんだ。心からの敬服を。
第83回日本優駿勝ち馬。2013年に生まれた6913頭のサラブレッドの頂点に立ったダービー馬という称号は伊達ではありませんでした。キセキ、アリストテレスとともに最高の競馬を見せてくれました。
おめでとう、ありがとう。心揺さぶられ、魂震えるレースでした。

本日、盛岡競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ南部杯に、マカヒキの同級生エアスピネルが出走します。彼もまた老いても元気にマイル戦線、ダート戦線を駆け回っていますが、マカヒキ効果か南部杯では一番人気にあがっているようで。重賞は幾つも取っているエアスピネルですけれど、G気狼堂崗泙裡鈎紂マイルチャンピオンシップの2着。フェブラリーSの2着まで。南部杯はJpn1という国際的格付けではG鞠定されてませんが、一応国内ではG軌靴ぁここで勝って16年クラシック世代のG汽Εナーの仲間入りをしてほしいものです。
この世代は何気にご長寿というか、現役の長い馬が多いのも特徴で。マカヒキ、エアスピネルだけじゃなく、先週ダートのシリウスS(G掘砲鯀っていた地方G1の3勝馬ケイティブレイブ。
ちょっと怪我して休養中ですが、オジュウチョウサンに代わって現役障害最強馬となったメイショウダッサイ。
今年の夏も、元気にキーンランドカップで3着に入った高松宮記念勝ち馬セイウンコウセイ。
地方盛岡に転籍となってしまいましたが、そっちで2連勝と復活したロードクエスト。
長く短距離戦線を賑わせ続けている阪神カップ勝利馬のシュウジ。

などなど、みんな8歳になっても元気な馬多いな、この世代!?
マカヒキもどこまで現役で走るかわかりませんけれど、復活……復活したのですから、この秋から冬にかけて、是非もう一度この輝きを見せてほしいものです。いや、もう十分よくやった、華を咲かせてくれたとも思うんですけどね。頑張った、本当に頑張ったよ。

ああ、キセキも奇跡を見せてほしいなあ。往年のスピードは失っても、まだまだ体力十分。気合も十分。やる気も十分。君にはチャンスありますよ!





第100回凱旋門賞   



今まで何度も凱旋門賞を見てきましたけれど、その中でも特筆スべき激重の馬場でした。
前日からの雨、それも豪雨に近いものがあったようで元々水はけの悪さは日本の馬場とは比べ物にならないロンシャン競馬場。重馬場発表だった馬場は、ちょっとえらいことになっていたようです。
元々芝の種類も質も日本とは全然違うんですよね。今年のロンシャンはなんか芝の葉っぱが見えずに絨毯みたいでしたし。
我慢のレースでした。
外枠のクロノジェネシスは、鞍上のマーフィー騎手が馬群に絡まれるのを嫌ったのか少しでも馬場の良い場所を走ろうとしたのか、スタートからホームストレッチの外側を走り続け、ようやく最初のカーブに差し掛かるあたりでようやく馬群に寄せてきた、という展開でした。
クロノジェネシス、一番人気でしたし、下手に行くと包まれて動けないという可能性もありましたしね。そのまま、逃げる英国ダービー馬アダイヤーを追走する形で二番手につける。
ディープボンドは中団後方。

馬群はバラけることなく、一塊になったまま淡々と最終コーナーまで進んでいく。ただ、違ったのはどの馬も走り方がめっちゃしんどそうなんですよね。泥の中に突っ込んだ脚を掻き出して走ってるみたいな。
同じ競馬場で行われたディープボンドが勝ったフォア賞でのボンド含めた馬たちの走り方にちゃんと軽快さ、弾みや推進力が見て取れるのと比べても、走り方がみんな重たい重たい。
クロノジェネシスとしては理想的な展開だったはずなのですが、いつも伸びるところで前にグイグイいくどころか、完全にバテてズルズルと落ちていってしまいました。ディープボンドも、まったく見せ場なくバテバテ。
代わりに前に出たタルナワとハリケーンレーンも、決して抜け出したというほどの勢いはなくようようゴール前に足掻き出た、という感じでした。
そんな中、ひたすら馬群の中で我慢し続け、みんながバテバテになっていく中で黙々と走り続け、前に進み続けた。そんな風に他の馬たちが止まる中でじわりじわりと絶えず進み続けたブービー人気のドイツ馬トルカータータッソの我慢が勝利につながった、そんなレースでした。
日本馬の中では重たい馬場が得意なクロノジェネシスとディープボンドでしたけれど、流石に今日の馬場のコンディションは許容範囲外だったのでしょう。それぞれ7着と最下位14着。残念ですが、天気はどうしようもないもんなあ。
もう普段よりもだいぶ疲れたんじゃないでしょうか。ほんと、お疲れさまでした。

第55回スプリンターズステークス  


14年ぶり、3歳馬によるスプリンターズステークスを制したのは、ピクシーナイト!
新鋭たる妖精騎士が、名だたるスプリンターたちを蹴散らして見事秋の短距離王を戴冠しました。
モーリス産駒として初のG1馬。元々、シンザン記念を勝利してモーリス産駒最初の重賞馬となったのもこの馬。モーリスの初年度産駒であるピクナイですけれど、見事にモーリスの短距離適性を証明してくれる結果になりました。母父がキングヘイローということもあり、そちらの血統の影響もあるかもしれませんが。
モーリス自身、祖父にグラスワンダー。母系をメジロ党という夢ある血統でしたが、ピクナイはさらに母系がキングヘイローと母の母がサクラバクシンオー産駒という日本競馬の結晶みたいな馬なんですよね。
モーリス産駒は初年度産駒が2歳時には殆ど勝てなくて種牡馬として不安視されていましたけれど、3歳になってから伸びる馬が増えてきた中で、こうして秋口に古馬を蹴散らして短距離G1を勝つ馬を排出したというのは、種牡馬としてのモーリスの前途を明るくしてくれる結果でもありました。

それにしても、まさか3歳のこの時点でスプリンターズステークスを勝つとは。
シンザン記念を勝利したもののクラシック戦線には進まず、マイル短距離路線へと舵を切ったピクシーナイトは、しかしNHKマイルを惨敗。しかし、夏に1200のスプリント路線に進んだことで更に才能を開花。勝ちこそ拾えなかったものの、小倉のCBC賞、中京のセントウルSを連続2着と結果を残し、このスプリンターズステークスへと挑んだのでした。
とはいえ、冒頭に書いた通り、アストンマーチャン以来14年3歳馬の勝利がなかったこのレース。鞍上の福永も、この馬の将来は有望視していたものの、どうやらこの時点で勝利できるとまでは考えていなかった様子が、勝利インタビューでの驚き混じりのコメントからも伺えます。

JRA史上最強の短距離馬の一頭にあげられるロードカナロアの後継者。香港スプリントを勝利し、今年の高松宮記念も勝って父と同じ春秋短距離G1制覇を目指したダノンスマッシュ。
無敗で阪神ジュベナイルフィリーズを勝ち最優秀2歳牝馬に。桜花賞、NHKマイルを連続2着。
今年の高松宮記念ではダノンスマッシュに続いて2着に入り、前哨戦のセントウルSではピクシーナイトの猛追をクビ差抑え込んで勝った現短距離女王レステンシア。
これら現在のJRA短距離戦線の二強に加えて、
鞍上に癖馬専用・池添騎手を迎えたおてんば娘メイケイエール。
CBC賞で1:06.0という超速レコード勝ちしてピクシーナイトをこれまた2着に押し込み、続く北九州記念ではヨカヨカの2着に入って夏の小倉を駆け回ったファストフォース。
函館スプリントステークスでカレンモエをはじめとした他馬の猛追を振り切って先頭を駆け抜けた逃げ馬娘ビアンフェ。
去年の高松宮記念の膠着から長いスランプに陥っていたものの、春の特別レースの勝利から連勝、セントウルSでも3着に入って復活したクリノガウディ。
今年に入り、阪急杯3着を含めて各レースで際立った上がり3ハロンの時計を叩き出し、短距離戦線屈指の差し馬として注目を集めるジャンダルム。
去年の高松宮記念をあのグランアレグリアの追い上げをねじ伏せ勝利した稀代の逃げ馬モズスーパーフレア。
事故で引退した北九州記念勝ち馬のヨカヨカと、捻挫で参戦を回避したカレンモエ、キーンランドカップの勝ち馬三歳牝馬のレイハリアを除けば、ほぼ現役スプリンターは出揃った感のある最強を決めるに相応しい短距離王座決定戦。
これで歴戦の古馬を軒並み置き去りにする脚で完勝してみせた、現時点でこれだけの強さを見せてくれたというのは、これから将来どれだけさらに強くなるのか。ちょっとすごい馬になってくれそうだなあ。

ダノンスマッシュはまったく良いところなく終わってしまいました。逃げ先行不利の傾向にあるスプリントステークスで、他にも不安要素が幾つもあったレシステンシアに比べて、万全の態勢、データ的にも確勝傾向。唯一外枠というのが不安材料か、ってくらいだったのですが。
全く見所なく6着で終わってしまったのはちと情けない。昔からG1になると途端に不甲斐なくなってしまう馬でしたけれど、今年は違うぞという所を見せてくれていただけに、元の木阿弥になってしまったなあ。前走の香港G1で圧倒的一番人気になったにも関わらず、理由らしい理由が見当たらない凡走はむしろフラグだったのか。

このレース、別の意味で注目されていたのが、勝ったチューリップ賞を含めて3戦連続で鞍上の騎手の言うことを聞かずに、レースがはじまると頭真っ白になったみたいに暴走して先頭に立ち、そのまま力尽きてズルズルと負けてしまうというレースを続けてしまっていたメイケイエール。
おてんば娘を通り越して暴走特急と化していたんですよね。調教再審査まで受けるはめになった、武豊も横山典も御しきれなかった迷牝。それがメイケイエールでした。
でも、暴走しながら勝ってしまったチューリップ賞のように、能力はずば抜けているというのは衆目一致するところ。
そんな彼女の能力を発揮させるために抜擢されたのが……スイープトウショウ、オルフェーブル、ドリームジャーニーといった稀代の癖馬たちの相棒を務めてきた池添謙一騎手。気性難は池添に任せろ! という選択だったのか、メイケイエールの鞍上を任させた池添騎手でしたが……。
……池添、マジで凄いぞ。メイケイエールが普通に折り合ってる!?
メイケイエールが暴走しないことに各所がどよめくことに。
そして大人しくしたまま、馬群に消えるのではなく、直線でしっかりと伸びてきて4着に入ったのでありました。これまで、言うことを聞かずにひたすら全力で走ってしまうことから、距離の短い1200を使いましたけれど、メイケイエールって適性距離はスプリンターともイイ切れないと思うんですよね。それで3歳牝馬で古馬混合のG14着に入るというのは、この馬が決して評判ばかりが先に立ってしまっている馬じゃない事を証明してくれたんじゃあないでしょうか。
池添とのコンビで、今後色々と期待も膨らみます。


追記:どうやらレース直後にメイケイエール、ハミ受けしないで……ハミという騎手からの指示を受け取る馬具をちゃんと噛まないで外に斜行して他馬を妨害してしまっていたらしく、やっぱり暴れてはいたようです。再審査まではならなかったみたいですけど。
その後、池添ジョッキーよく抑え込んだというべきか。やっぱり難しい馬ですなあ。それでも、ちょっとずつでもマシになっているのでしょうけれど。

第69回神戸新聞杯/第67回産経賞オールカマー  

ふと過去の雑記を改めた際に、結構競馬のレースについて触れている記事があるのを見つけました。
これがなかなかおもしろい。
ウマ娘の影響もあってか、過去の名馬の実績というのを振り返る機会も多いのですが、「現在」という「未来」においては、名馬ってのは既にイメージというのが出来上がってるんですよね。既に現役生活での栄光の記録というのを知ってしまっているので、そのイメージを持ったまま過去のレースを振り返ってしまうので、その当時に抱いていたイメージとかなり差があったりするのである。
後の偉大な名馬がまだ無名だったりモブ扱いだったり、その後名脇役となるような馬が注目度ナンバーワンだったり、いつの間にか音沙汰なくなって消えてしまうような馬がこれから幾つもG1を取るような馬になるに違いないという風な評判のもと、扱われていたり。
当時の生の声、という奴だ。案外、自分でもよく覚えていなかった事を過去の記事を見返すと思い知らされるんですよね。

なので、なるべく雑感でも記録として残して置こうかな、と思い立ち、記事にした次第です。
毎週とはいかないでしょうけれど、余裕があれば書き残しておこうかと。

神戸新聞杯


京都競馬場改修に伴う番組変更に伴って、去年に引き続きいつもの阪神競馬場ではなく中京競馬場にて行われた神戸新聞杯。神戸なのに名古屋とはこれいかに。
行われる競馬場自体が変わってしまうと、過去のレースデータが意味をなさなくなってしまうので困ってしまう人も多いでしょう。
さても本日は中京はあいにくの朝からの雨。芝馬場は不良。重を通り越して不良という馬場状況になるのは相当な事だと捉えて貰ってもいい。ほぼ、馬場は緩みきって硬度は失われグズグズの状態だろう。
実際、レース後の様子を見るとゴールした後、騎手の頭のてっぺんまで泥だらけであった。

中山を走っていたレイパパレはむしろ、こっちの馬場の方が合っていたのかもしれない。

レースの方は皐月賞馬エフフォーリアをダービーで競り落としたシャフリアール(鞍上・福永祐一)が1.8倍で圧倒的な一番人気。調教もびっしりと追われて絶好調という評価が飛び交っており、勝ちにキている仕上げだった。ダービー馬はその後、パタリと勝てなくなってしまうパターンが少なからずあるので、ステップ戦とは言え勝っていやなジンクスを払拭しておきたいという気持ちは大いにあっただろう。
2番手はステラヴェローチェ。朝日杯で2着に入り、クラシックロードも皐月賞・ダービー共に3着という世代間でも最有力馬となってもおかしくない一頭なのだけれど、春はなんでか人気がなかった。皐月賞6番人気。ダービー9番人気と。勝った重賞は2歳のサウジアラビアRCのマイル戦、というのもあったのか。それでも、皐月賞3着だったのにダービー9番人気だったのはよくわからない。距離が伸びたのが嫌われたのか。
ともあれ、低人気を覆すように馬券圏内に飛び込んできていた実力馬だった。
馬体重前走から18キロアップというのは驚いたが、太め要素は見受けられずこれ全部成長分だったのだろう。
ほかは青葉賞を買ったものの、春は休養に入っていたキングストンボーイ。そして、ワンダフルタイムとレッドジェネシスのダービー惨敗組。どの馬も調教は抜群の様子を見せていたようなので、春は凡走しても夏を経て本格化してくる馬も珍しくないので、秋のステップ戦はそういう馬を見つける楽しみもあるのです。

レースはドロドロの馬場の中、案の定スローペース。1000メートル63。8秒かしら、これ。
シャフリアールは中団に位置づけて、4コーナーに入るところで外の良い馬場の方に持ち出してゴーサイン。同じくその外についたルメールのキングストンボーイと叩き合うものの、これが伸びてこない。かなり走りにくそうにシャフリアールが脚をばたつかせているように見え、残り50メートルくらいになったら馬がもう力抜いちゃってたように見えたのだが、どうだろう。
一方、足元の緩さなど気にも止めずに、直線に入ったときにはまだ最後方近くだったのに、スルスルとうちに入って伸びてきたのがステラヴェローチェ。勝ったサウジRCも不良馬場だったので、こういう馬場を苦にしない馬なのだろうけれど、馬場適性以上に馬の充実が垣間見える迫力の差し脚で秋のクラシック戦線に高らかに名乗りを上げる勝ち星でした。
バゴ産駒は、ビッグウィークが菊花賞を勝っているので、実績はあるんですよね。菊花賞本番でも、これで人気の一角を数えるでしょう。

シャフリアールは結局4着。今回は道悪で度外視、と思いたい所。
2着は京都新聞杯勝ち馬のレッドジェネシス。この馬もダービー二桁惨敗したものの、ここで立て直してきたと見るべきか。


オールカマー


一番人気は強豪揃う大阪杯を無敗で制し、宝塚記念は3着だったレイパパレ。
2番人気は日経賞勝ち馬で牡馬の牙城たる天皇賞・春を牝馬ながら5着に入ったウインマリリン。
3番人気が香港帰りのグローリーヴェイズ。
そしてヴィクトリアマイル2着のランブリングアレーに、目黒記念勝ち馬ウインキートスと続く。

結果だけ見ると、終始2番手で先行したレイパパレはターゲットにされたというべきか。とはいえ、ペースは1000メートル60秒台の平均ペース。そんなに苦しいレースではなかったはずだけれど。
レイパパレは前で粘ったものの、脚色は伸びずにウインマリリンにあっさりと交わされ、ゴール前では追い込んできた各馬に抜かれて4着。ちょっと物足りない負け方でした。
一方、勝ったウインマリリンは強かった。一旦、前を塞がれて進路がなくなってしまい、一度完全に馬が勢い殺されちゃってたんですよね。でも、そこから仕切り直して追い込み態勢を作り直し、進路を外に変えて猛追。並ぶまもなくレイパパレを置き去りにしてのゴール。
レイパパレを相手にして別格、と言える勝ち方でした。
内枠得意という話でしたけれど、これホンマに強いですよ。秋競馬は注目の一頭になるかもしれません。
2着はウインキートス。実況でもWin-Win!って言われてましたが、同じ馬主のワンツーとなりました。夏の札幌記念は案外の9着だったのですが、ちょっと後ろ目につけたのが功を奏したのか。目黒記念が斤量52キロでの勝ちだったので、今回55キロで2着に入れたのは良かったんじゃないでしょうか。
3着は後方からまくってきたグローリーヴェイズ。この馬も大崩れしませんね。堅実で信頼できますが、そろそろ勝たないと善戦マンになってしまいそう。


ヨカヨカ引退。  



ああ、九州産馬の星がっ。これは、残念。凄く残念。
元々九州産馬ってなかなか中央では勝ち上がるケースも少なかった中で、連勝を続けOP特別まで勝ったことで注目されていたヨカヨカでしたけれど。
先の北九州記念は掛け値なしに強い競馬を強い馬たち相手に見せてくれて、評判先行じゃない本格化の兆しを見せてくれていたんですよね。
次のG1スプリンターズステークスで有力馬として数えても良かったほどに。
まだ3歳と若く将来も輝かしかっただけに、こんな形で引退となってしまった事は本当に残念です。
幸いだったのは繁殖にあがれることでしょう。いずれ、ヨカヨカの子が出てくるのを待ち望みたいです。


ちょっと、過去の雑記を確認しないといけない事があって、旧HPの方を見てたら初期の頃は結構競馬について触れてる事も多くて、懐かしいやら全然覚えてないやら。
オペラオーの引退レースとかアグネスデジタルのフェブラリーとか全然覚えてないんだけど、ちゃんと見てたんだ。ステイゴールドの引退レースにもちゃんと触れてるわー。当時から凄い好きだったんですよね、ステイゴールド。

勇躍、ゴルシの娘  


【ウマ娘風】第82回GIオークス(2021)


ついに道中順位と固有スキル発動までついたぞ。どこまで発展するんだ、この動画。しかもレース翌日の月曜日中に投稿されてるし。

史上初の白毛馬G1馬白馬のお姫様ソダシが無敗のまま牝馬三冠の二冠目である樫の女王になれるかが懸かったレース。
最大のライバルだった【ジュベナイルフィリーズ】、【桜花賞】でソダシの二着だったサトノレイナスは日本ダービーの方に挑む事になり不在。
しかし、ソダシの父となるクロフネは、産駒に2000メートル以上の重賞勝ち馬がおらず典型的なマイラー適正である事が知られている。さらに、母馬ブチコの血統である白毛シラユキヒメの一族は気性が荒いことで有名で、桜花賞で暴走したメイケイエールもまたシラユキヒメの血族であったし、母馬ブチコもゲート難で再審査を繰り返している。ソダシ自身、気難しい性格で果たして馬と騎手との折り合いがつくのかという懸念が持たれていた。
と、同時にクラシックは距離のスペシャリストが集うのではなく、同世代の馬がソダシのように適正距離に疑問を持ちながらも出走している場合が多いだけに勢いと強さで他馬を圧倒できるのではないか。
そういう観点から、ソダシに人気が集まった。それでも1.9倍がついたのはやはり白毛というアイドル性ゆえだろうか。
ただ人気が集まると、それだけ目の敵にされるということでもある。ソダシは色で目立つ分、尚更標的にしやすい。必然、ソダシを狙い撃ちにするようにマークが集まった。
特に川田である。最初のコーナーで外からかぶせるようにソダシにプレッシャーを掛けまくり、行く手を狭くして圧迫したおかげで完全にソダシの頭に血が登ったように見える。
距離をもたせるために吉田騎手が控えようとしたのと相まって、折り合いがつかず掛かってしまったのが見て取れた。本来ならもう一団前でも良かったと思うのだけれど、後ろに押し込まれてしまったんですよね。
そこからのソダシはひたすらに走りにくそうに走っていて、早々にこりゃマズそうという気配が漂っていた。場合によっては見せ場なく馬群に沈んでいくんじゃないか、というくらいの手応えだったんですよね。
ところが、ソダシはそこで気持ち切れることなく、直線に入ったところからじわりじわりと割って出てきて、前を行く馬たちに追いつき先頭に出るのではないか、という根性を見せる。
あれだけ道中行きっぷり悪かったにも関わらず、あそこまで出てくるあたりソダシの強さは決してフロックではなく、本物だという確信は得られた。
だが、残り200に差し掛かったところでパタリと足が止まる。
あれは間違いなく、距離適性の壁であった。距離が長すぎた時の止まり方。
道中楽にスタミナを消費せずに行けていたのなら、残り200メートル脚を仕えたかもしれないけれど、この日のような過酷なレースではそんな余裕は余していなかっただろう。むしろ、残り200まで伸びていたのを見れば2000メートルなら行けるんじゃないだろうか。

レースの方はゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが後方からまくりあげて、全馬躱しての勝利。ゴールドシップ産駒では初のGIタイトル制覇でありました。
うちでルメール騎乗のアカイトリノムスメ(アパパネの娘)がソダシ徹底マークでほぼほぼ完璧なレース運びをして抜け出したのをまくっての勝利でしたから、文句なしの勝ち方でしょう。
これでゴールドシップの種牡馬としての人気が高まれば良いのですけどね。

ソダシは負けてなおも可能性をちゃんと見せてくれたので、秋の秋華賞も十分期待持てるのではないでしょうか。ここ止まりの馬だとは思いたくないです。

強い! それはなぜか!  


それはこの馬がグランアレグリアだからです!




この【ウマ娘風】シリーズ、毎週楽しみにしていたり。
今年行われている競馬のG1レースを、「ウマ娘」のアプリでのレースのような表現で演出している動画なんですよね。
実況を字幕で出してくれているだけでも非常にわかりやすくなっているのですけれど、これ回を重ねるごとに演出表現が凝りだしていて、スキルが発動したり、レースの進行バーが画面上に置かれたり。ついには、対象となる勝ち馬の現在地がわかるように馬の位置に▽がつくようになって、これが激烈に見やすくなったんですよね。大阪杯からシリーズはじまったのですが、最初から見ると進化の度合いが一目瞭然で面白いです。

さて、肝心のレースは圧倒的一番人気のグランアレグリアが、大阪杯の屈辱を晴らす圧巻の勝利。
今回のメンバーはマイル路線の牝馬が出揃った屈指のメンツでありましたが、文字通り一蹴してみせたグランアレグリアの強いこと強いこと。
4コーナーに差し掛かった時にルメールが前が塞がらない位置に持ち出したのを見た時点で、これは勝ったな、と思ったものですけれど、ムチを使わず持ったままで他馬をごぼう抜きして置き去りにしていく姿は、もう「強ええ!!」と思わず唸るほかないものでした。

「強い! それはなぜか。 それはこの馬がグランアレグリアだからです!」


ベテラン小林アナのこの実況はまた歴史に残るだろうなあ。


このグランアレグリア、趣味はラジオで好きな番組は国会中継なんですってw

第81回 桜花賞 白馬のお姫さま、桜戴冠  


阪神ジュブナイルSに引き続き、わずかの差の激闘となったソダシとサトノレイナスは、今後も長きに渡って良きライバルとなりそうだなあ。

というわけで、桜花賞は初の白毛馬によるクラシック制覇。しかも、コースレコードを0.8秒も縮める凄まじい記録での勝利と相成った。

ちなみに、この白毛という純白の毛並みの馬は現状日本では「シラユキヒメ」という突然変異によって生まれた牝馬の血統しか存在しない。
かつての白い名馬たち、メジロマックイーンやゴールドシップ。白い稲妻なんてあだ名がつけられたタマモクロスなんかも、あれは白馬じゃなくて「芦毛」と呼ばれる毛色であって本当の白色ではないんですよね。歳を取ってくるとどんどん白くなっていくのだけど、若い頃はまだ鹿毛に見えたりします。

シラユキヒメがレースに出始めた時は、JRA初の白毛馬ということで正直物珍しさが先に立っていて勝負の方は度外視だったのですが、彼女が繁殖牝馬として産駒を出し始めたら、これが勝つわ勝つわ。特に「ユキチャン」がダート馬として傑出していて、幾つもの重賞を勝ち白毛馬初の重賞馬となります。
そして他にも何頭もの牝馬を産み、ここから白毛馬の血統を広げていっているんですね。
ソダシは、そんなシラユキヒメの娘の一頭である「ブチコ」から生まれた牝馬でした。
このブチコというのが、写真探してみていただけるとひと目でわかるのですが、名前の通り白い馬体に黒い斑が幾つも浮き上がっているかなり特徴的な見た目の馬で、馬というよりホルスタイン!?という感じで面白い馬でしたねー。
そんなブチコから、こんな純白の馬が産まれるとは。ソダシの白さは、シラユキヒメ一族の中でも一際白いんじゃないか、というくらい真っ白です。

ちなみに、この桜花賞でスタートから出遅れ、掛かって暴れ倒しながら暴走し、直線に入ったところで見事に逆噴射で消えていったメイケイエールも、実はこのシラユキヒメの一族だったりします。
上記したシラユキヒメの産駒の一番の稼ぎ頭であるユキチャン。その娘であるシロインジャーの産駒なのですが、父ミッキーアイルの血が色濃く出たのか見事な鹿毛となってるんですよね。シロインジャー、あんなに白いのに。


このレースには他にも牝馬三冠G1五勝の名馬「アパパネ」の娘で母娘同一G1制覇がかかっていた「アカイトリノムスメ」。
希少な九州産馬として九州の馬産地の期待を一手に背負って勇躍してきた「ヨカヨカ」
メイケイエールとチューリップ賞で同着での一着をもぎ取った「エリザベスタワー」
秋華賞3着のシゲルピンクダイヤの妹でG2フィリーズレビューを豪脚で勝利した「シゲルピンクルビー」
フェアリーSを快勝したタフネスガール「ファインルージュ」
メジロドーベルの孫にあたるフラワーカップの勝ち馬「ホウオウイクセル」

などなど、例年の桜花賞と比べても中々のタレントが揃ったレースだっただけに、ソダシの勝利は価値あるものだったと思います。
何よりこの見た目の映えがやっぱり素晴らしいですよ、ソダシは。


第65回大阪杯 結果  


かわだーー!!

大阪杯、馬場入場が始まったあたりから大雨通り越して豪雨。10レースまではまだ何とか持っていた馬場が一気に緩んで田んぼみたいになってましたよ。

逃げたレイパパレは、前半1000メートルを一分切るペースで走り、これに付いていこうとした先行馬たちは見事に壊滅。ハッピーグリンとワグネリアは完全に置いていかれてビリッけつ。サリオスもボロボロ。コントレイルとグランアレグリアは何とか4コーナーからあげていったけれど、完全にへたばっていました。そこを後ろからきたモズベッロに差されて、まさかの3着・4着という結果に。
二頭ともあがり3Fが37秒4というヒーヒー言ってそうなタイムで。普段33秒台を当たり前に出す彼らがこれですからね。切れ味ある差し脚とかもうどこにもなし、という有様でした。
レイパパレはもうお見事と言う他なし。422キロの小さな馬で体質も弱い子なのによく頑張った。道悪適正もあったのでしょうけれど、正面に入った時に思いっきり斜めに突っ切って外のまだしっかりとしたいい馬場のところを選んで走ったのも良かったのでしょう。なかなかレースでお目にかかれない物凄え斜行でしたけどね。あれすぐ後ろに他の馬がついていなかったから大胆に行けたのもあるのでしょう。他の馬もみんな外に流れていましたし。
ともかく、他の馬がへたばっているなかで先頭で気持ちよく突っ走っているのが良く分かるラスト100メートル付近の足取りでした。
これで無傷の六連勝でのG1初制覇。馬場状態が最悪という特殊な環境でしたが、レイパパレの強さは道悪に助けられただけじゃない力強さを感じさせてくれるものでした。

個人的にはグランアレグリア応援してたんですけどねー

最新の伝説をその目で見よ。 第65回大阪杯  

ウマ娘のアニメの最終回の余熱がまだ消えていないうちに、リアルの競馬でもまた何十年と語り継がれるだろう対決がはじまろうとしている。
まだウマ娘でのテンションが消えないので、その勢いのまま今度はリアルの競馬の話をしますよ。
大阪杯だーー!!


昨年2020年11月29日。東京競馬場で伝説のレースが繰り広げられた。
2020年はコロナ禍によって様々な困難を余儀なくされた年でありましたが、競馬界では前人未到の記録が刻まれた年になりました。
牡馬牝馬の無敗三冠馬の同時誕生。
史上八頭目の三冠馬にして、シンボリルドルフ、ディープインパクト以来の無敗での三冠達成となった「コントレイル」
そして六頭目の牝馬三冠「桜花賞」「オークス」「秋華賞」の勝利馬にして、史上初となる無敗での牝馬三冠馬となった「デアリングタクト」

両馬ともに日本競馬史上に燦然と輝く記録を打ち立て、負け知らずのままクラシックロードを駆け抜けた生きた伝説となった若駒たちでした。
その2頭が暮れのG1「ジャパンカップ」にて最強3歳馬を決定戦と文字通り雌雄を決することになったのです。
この二頭の直接対決、というだけでも競馬史に残るであろうレースになったであろう「第40回ジャパンカップ」でしたが、さらにある馬が参戦することを明らかにし、あらゆる競馬ファン、競馬関係者問わず競馬界そのものが震撼したのです。
その馬こそ、現役最強馬にして日本競馬史上最強の一頭に名をあげる人も少なくないだろう、歴代賞金獲得額ナンバーワンにして、「シンボリルドルフ」「テイエムオペラオー」「ディープインパクト」「ウォッカ」「ジェンティルドンナ」「キタサンブラック」といった名だたる名馬たちが超えることの出来なかったG1七勝の壁を飛び越えた唯一無二のG1八冠馬。
輝く瞳の閃光姫「アーモンドアイ」
彼女がその引退レースとして、ジャパンカップへの参戦を表明したのです。

史上初の八冠馬VS無敗のトリプルクラウンVS無敗のトリプルティアラ。日本競馬史上でも類を見ない、世紀の一戦と呼ぶに相応しいレースが行われたのであります。

結果は、「アーモンドアイ」が二頭の無敗馬にはじめて土をつける形で勝利。芝G1九勝という途方も無い記録を打ち立て、稀代の牝馬はターフを去っていきました。
この突き抜ける「アーモンドアイ」と追いすがる「コントレイル」「デアリングタクト」の三頭による最後の直線の攻防は、始まる前から伝説の一戦が決定づけられていたこのレースを、文句なしに本物の「神話」へと昇華させたのです。

圧巻、あまりに圧巻の凄まじいレースでした。

2020 ジャパンカップ レース映像(YouTube)

「アーモンドアイ」の去ったあと、競馬界を担うのは当然この「コントレイル」と「デアリングタクト」の二頭。そのうちの一頭である「コントレイル」が満を持して始動するこの「大阪杯」は彼こそが日本競馬界の主役であると高らかに打ち立てるレース……と簡単には行かなかったのです。
このレースには、「第65回大阪杯」にはもう一頭、アーモンドアイのあとを引き継ぐ後継者が、主役が参戦していたのです。

「第70回安田記念」、アーモンドアイが得意とした東京コース芝1600メートルという彼女のホームで、アーモンドアイを一蹴するという衝撃の勝利を勝ち取ってみせたその馬は、スプリント戦で後方2番手残り200メートルから前にいる全ての馬をぶっ差して2馬身後方に置き去りにするという、実況アナをして「脚が違う! 次元が違う!」と絶叫させた「スプリンターズステークス」(ガチで意味不明の末脚)。
マイルG1を勝った事のある馬が8頭も揃ったマイル王決定戦となった「マイルチャンピオンシップ」を当たり前のように完勝して、2020年春秋マイル制覇、さらにスプリント・マイルの二階級制覇という偉業を成した古今無双の最高最速ライトニングスター。

その名を「グランアレグリア」。
スペイン語で大歓声を意味する名を持つ彼女が、満を持して中距離戦線へと名乗りをあげたのである。
かつて「ヤマニンゼファー」が「ニシノフラワー」と「サクラバクシンオー」という歴史的スプリンターに阻まれて達成できなかった偉業。今まで歴代の名馬たちがただの一頭も達成したことのない1200メートル、1600メートル、2000メートルという三種類の異なる距離のG1を奪取する「三階級制覇」、それを達成するために。


最強馬アーモンドアイに傷と証を刻まれた三冠馬「コントレイル」VS史上最強のスピードエンプレス「グランアレグリア」、その世紀の対決が明日4月4日。阪神競馬場芝2000メートルにてはじまるのです。

それ以外にも、

朝日杯FSの勝ち馬であり、皐月賞・ダービーで「コントレイル」の2着に続き、秋の毎日王冠で古馬たちを蹴散らして「コントレイル」のライバルたるを証明してみせた「サリオス」。

「秋華賞」で除外されなければ「デアリングタクト」の三冠はなかったかもしれない、とすら言わしめた突出した才能。秋華賞当日、同じ京都競馬場大原ステークスで持ったまま軽々と後続をブッチギリ、続くチャレンジカップでは唯一の三歳牝馬でありながら自分より年上の牡馬たちを一蹴。
今以てデビュー以来五戦五勝にして無敗。敗北を未だ知らない遅れてきた怪物「レイパパレ」

「キングヘイロー」での出走と暴走から20年。福永騎手についにダービーを獲らせた「ワグネリアン」。

その血統は宝石にして黄金。セリの落札額が六億円を超えた超高級馬にして勝つことが宿命付けられた「アドマイヤビルゴ」

マイルチャンピオンシップの勝ち馬であり、大阪杯でも2着の実績がある古豪「ペルシアンナイト」。

と言ったそれぞれのドラマを背負ったツワモノどもが揃った「第65回大阪杯」。果たして競馬史における最も新しい伝説となるのか。
今後の競馬界を占う一戦でもあり、競馬というコンテンツがかつての名馬たちが残した歴史だけじゃない、現在進行系でも熱い熱い魂を奮わせる、脳髄を痺れさせるレースを繰り広げ続けてくれている事を教えてくれるレースとして、魅せてくれることを確信しています。
明日2021年4月4日の15時40分、発走です。いざ、歴史と伝説を見届けよ!

日本ダービーはマカヒキ  


ちゃうやん! マカヒキとリオンディーズのポディション逆やん!! なんでリオンの方がそんな後ろおんねん!?
あばばば。

史上最強メンバーが揃った、と謳われた第83回 東京優駿。実際、皐月賞を勝ったディーマジェスティ。2着のマカヒキ。クラシック前からダービー馬最有力候補と名高かったサトノダイヤモンドの三強に、朝日杯チャンピオンのリオンディーズ。京都新聞杯を勝って乗り込んできたスマートオーディン。ダービートライアル青葉賞をぶっちぎったヴァンキッシュラン。武豊の夢を背負ったエアメサイアの子、エアスピネルとタレント揃い。
NHK杯からの急戦組も含めて、非常に頭を悩まされるメンバーにうんうん唸るばかりだったのですが、それは誰しもが同じようで、単勝倍率も相当に割れ気味。中途半端に手を広げては、どうやってもリターンが薄いオッズばかりだったので、思い切ってえいやと皐月賞組にしぼり、その上で後方からの大外捲りではどうしても届きそうにない展開から、後方からぶん回してきそうで、なおかつエンジンの掛かりがどうも遅そうなマカヒキは馬券圏内まで入ってくるイメージが非常に薄かったので、これを消してサトノダイヤモンド、ディーマジェスティ、リオンディーズの三頭に絞って三連単を多めに買う、という方向に行ったのですよ。
あと、少しだけ皐月賞6着のマウントロブソンに手を広げて、これを軸に上の三頭にマカヒキを絡めた三連複を買い添えて、色気分も抑え……。
スタート初っ端からマウントロブソンが出遅れて、即座にこれは撃沈w
マウントロブソン、先行、先行だったのに。あの皐月賞のハイスピードでエアスピネルと一緒に前で粘ったのみこんだのに。
そして、何故か思惑と違い、前の方でサトノダイヤモンドと一緒に並んでいるマカヒキさん。一方、思いっきり下がって後方三頭目なんてところに居るリオンディーズ。
……デムーロっ、デムーロっ! おのれ、ミルコぉ。リオンのテンションがあがっていて、それを落ち着かせようとしたのは当然だけれど、折り合いをつけようつけようとするばかりに意識が行っちゃってて、レース展開どころじゃなく後ろ下げちゃったのがもうどうしようもなく……。あの位置じゃ折り合いどうのじゃなく勝負にならないよ! 前回前に行ってしまっての失敗ゆえなんだろうけれど、今回も騎乗ミスと言っちゃっていいんじゃなかろうか。川田、そしてルメールが完璧に近いレースをやってのけたのに対して、これではリオンは勝てんわ。
川田、絶対大外ぶん回すと思ってたのにw ちょっと見縊ってました。

いずれにしても、史上最強ダービーの評判に恥じぬ、歴史に残るマカヒキとサトノダイヤモンドの叩き合いでした。見応えありました。
……それにしても見事にハズレばかり引くんだよなあw

さらばゴールドシップ  



この馬に関しては、もう最後は勝つ負ける度外視で買っちゃいましたね。暴君オルフェーブルとはまた全く異なる暴れん坊、気まぐれ、オン・マイ・ウェイな馬だったゴールドシップ。これだけ個性的な馬が、この時代にこれだけの足跡を残していくとは思いませんでした。
変な馬だったなあ。馬券的には随分と恨まれてもいるでしょう。予想屋にしても鞍上やテキですら、この馬に関しては出来だとか適正とかもう関係なしに、馬が走る気になるかならないか、で完結していましたからね。
そんなん、予想のしようがないじゃないですかw もう、走ってみなきゃわからない。
こんな馬居ませんでしたよ。空前にして絶後だ。
でも、愛された馬でした。憎めない馬でした。返ってこないだろうなあ、と思いながらも投票してしまう馬でした。
最後のレースも、どうしようもなくゴールドシップの走り方でしたね。最後まで自由でした。どこかで、鞍上内田に戻って奇跡の復活、なんてチラリと期待もしましたけれど、まあそんな殊勝な馬じゃあなかったよなあ。ふてぶてしいまでに自分勝手なこの馬が、そんなストーリに乗っかるものかよ。
でもいいです、最後までゴールドシップらしかったですから。
楽しかったよ、ありがとう。

有馬記念は、ゴールドはゴールドでもシップではなく、ゴールドアクター。狙い目ズバリ、だったにも関わらず……キタサンっかーーーっ。ノリさんに乗り代わって、どうかと思って外したんだけれど、これは悔しい……。

しかし、先のモーリスといい、このゴールドアクターといい、まさかの父スクリーンヒーローの大活躍。果たして、こんな産駒が大活躍するとか誰が思ったでしょうか。グラスワンダーの血統だぜ。そして、母系を遡ると、ダイナアクトレスがお祖母ちゃんだぜ。SSが噛んでるとはいえ、ロベルトとノーザンテーストが入ってるスクリーンヒーローがここまで産駒排出するとは。
その肝心のゴールドアクター、母系がまたマイナーすぎる。この繁殖牝馬のレベルで、よくぞまあ……。
モーリスだって、母系は大概ですし。今後、繁殖牝馬のレベルは激烈にアップするでしょうし、そうなった時にスクリーンヒーロー、種牡馬として果たしてどの領域まで行くのか。面白いことになってきたなあ。

吉田隼人くん、初G1おめでと。


天皇賞・春  


まさしく、一から十まで、最初から最後まで、スタート前からゴールしたあとまで、全部全部ゴールドシップが独占してしまったゴールドシップ劇場でした。
もう、なんちゅうレースだ。
まったく、ステイゴールド産駒というのはこんなんばっかりか。すごすぎる。常識外すぎる。
まさしく歴史の残るレース。記憶に焼き付いて離れなくなる凄まじいレースだった。

そりゃあさ、みんなが心のどこかで思ってたよ。ゴルシは末脚に切れ味、一瞬の加速力に欠けるというのなら、それじゃあ他の馬よりも、どの馬よりも早くスパートをはじめりゃいいんだよ、と。

だからといって、四コーナー前どころか、3コーナーよりも前、向こう正面でまくり始めてゴールまで押し切るような超々ウルトラロングスパートをやらかして、実際に勝ってしまうとか思わんよ! 実際に出来るとは思わんよ!!
実際は3・4コーナー中間から息を入れていたとはいえ、なんであれで持つんだ? 普通バテるって。3200だぜ? そりゃ、ゴルシって走る気なくして伸びないことはあっても、バテて沈んでいったことは今までなかったけどさ。どんだけ底なしのスタミナなんですか。ゴールしたあともはしゃぎっぱなしで全然つかれた様子見せなかったし。
もう無茶苦茶である。オルフェも大概無茶苦茶だと思ったけれど、ゴールドシップのフリーダムさはあの金色の暴君をすら上回っているかもしれない。
こんな馬だから、みんな目が離せないんだろうなあ。どうしたって見切れない。飽きさせてくれないのだ。
京都コースは絶対ダメだ、と言われてなお、未練がましく買い続けてよかった。
三連複、ごちそうさまでした。

 
12月3日

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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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