競馬

第68回産経賞オールカマー G2 レース回顧   


3歳以上オープン別定 中山競馬場芝2200メートル。
馬場は良馬場でしたけれど、前日までの雨の影響もあって午前中は稍重だったんですよね。なので、若干柔らかくはあった模様。
ただ、どうも芝レース、内側前残り傾向が続いてたみたいで、あんまり外が伸びてこないみたいだったんですよ。まさか、この傾向がここまで顕著にレースに影響を及ぼすとは。

このレース、4強を形成したディアリングタクト。ソーヴァリアント。ヴェルトライゼンデ。テーオーケインズがまさかの全滅! 全滅!
いや、まず間違いなくこの4頭で決着するかと思われてたんですよね。紛れがある可能性は低かろう、と思っていたのですが……。

長期休養からの復帰後、激戦の宝塚記念で見事に3着に入って復活を知らしめた無敗の三冠牝馬ディアリングタクト。
去年の師走に3歳で古馬重賞チャレンジカップを制して初重賞をゲットしたものの、その後骨折。9ヶ月の休養明け初戦ながら、調子抜群の調教内容だったソーヴァリアント。
こちらも前走1年4ヶ月もの長いブランク開けを鳴尾記念で見事に復帰戦勝利。平地重賞最長間隔勝利の記録を刻んだヴェルトライゼンデ。
ダイヤモンドS含む4連勝で挑んだ天皇賞秋で、タイトルホルダーの3着にはいったテーオーロイヤル。

まあどの馬も仕上がりよくて、秋初戦に挑んだわけですけれど……。
なんか4頭とも、前に行かず、行けず? 中団より後方に位置。前目で競馬するソーヴァリアントまで後ろに下がっちゃうわ、ディアリングタクトもスタート悪くなかったのに集団からやや離れての後方三番手。それより後ろに居たのが調子メチャメチャ悪そうだったアドマイヤアルバと、これも2年5ヶ月ぶりという凄まじいブランクで、取り敢えず無事に走って帰ってきてくれたらそれでいいから頑張って!と割り切ったかのように調教もユルユルだったクリスタルブラックでしたからね。実質本気で走ってるメンツの中では最後方だったんじゃないでしょうか。

4コーナーに差し掛かるあたりでようやくディアリングタクト、押し上げていったものの一番大外を回る羽目に。手応えはあったんだけど、どうも推進力に結びつかないもどかしい感じの走り方でした。
ソーヴァリアントは直線で急減速。心房細動を起こしたみたいでこれはどうしようもなし。
テーオーロイヤル、ヴェルトライゼンデ、ディアリングタクトはこの順番で大外から前を伺ったのだけど、全頭全然伸びず。いや、一頭だけ伸びないならともかく、真ん中から外に位置した馬ぜんぶ伸びなかったんですよね。かなりスローペースだった展開もあり、外が伸びない馬場状態もあり、こりゃあ失敗しましたねえ。

勝ったのは終始内側につけていたジェラルディーナ。名牝ジェンティルドンナの娘で、善戦続くもどうしても重賞勝ちきれなかった良血が、ついに重賞ゲットしました。おめでとう!
調子そこまでシャキっとしてる感じの評価じゃなかったんですけどねえ。
2着は伊藤 工真騎手鞍上のロバートソンキー。この馬もずっと最うちでなりをひそめていて、ずっと後方つけてたんですよね、この馬。前があくか分からない中、我慢の競馬でした。テーオーロイヤルが脚止まった横をグイグイと躱していったのが印象的でした。
3着、ウインキートス。この馬も良いときに比べると、下降線を辿ってるみたいな感じだったんですけれど、内々での前残りに地力を発揮したって感じですねえ。
4着は逃げたバビット。この馬も屈腱炎で1年7ヶ月くらいの休んでの復帰戦でした。見栄えの良い綺麗な馬で逃げ馬ということもあってファンもけっこう居る馬なんですよね。ただ陣営も今回はまず一叩きして様子見ようという感じでいきなりはしんどいだろう、という風情でした。それが、内有利とはいえ、4着だから頑張ったんじゃないでしょうか。
で、5着にようやくテーオーロイヤル。続いて6着にディアリングタクト。前につけていたヴェルトライゼンデを躱して、ですから脚が使えてなかったわけじゃないと思います。てか、上がりは35.7でメンバー同率三位なんですよね。ただ、1着2着の馬が35.1なんで内と外で伸び方全然違った模様。
それに1000メートル1分1秒越えてるゆったりしたペースのわりに上がり34秒台が一頭もおらずですか。今日は芝レース総じてそんな感じだったみたいだからなあ。
うーん、デアリングタクトも今回の負けはそこまで深刻に考えなくても良いですよ。度外視度外視。
なにはともあれ、ジェンティルドンナがひとつ勲章ゲットできたのはおめでとうです。こうなったらもう一つ二つは欲しいと欲出てきますね!




第70回神戸新聞杯 G2 レース回顧  

3歳オープン 中京競馬場芝2,200メートル。
菊花賞トライアルであります。今年も引き続き、京都競馬場改修の影響から通常の阪神競馬場での開催ではなく中京競馬場での開催となっています。
おかげで、春の京都新聞杯と同じ舞台になってるんですよね。

例年通り、日本ダービーからの参戦組と、夏に勝ち上がってきての新規組の激突と相成っています。
が、今回の神戸新聞杯ではダービー参戦組の最上位が、プラダリアの5着。他はジャスティンパレスの9着、ビーアストニッシドの10着。アスクワイルドモアの12着と惨敗を喫しての秋初戦でしたので、新規組との差はそこまでないと見ても良かったのでしょう。

1番人気は2戦2勝のパラレルヴィジョン。鞍上はルメール。デビュー前の骨折で3歳4月に初出走とだいぶ出遅れたわけですけれど、勝ったレースが2戦とも非常にスケールを感じさせるレースっぷりだったせいもあり、人気を集めていました。ただ、本当の一線級と当たるのはこれが初めてだったんですよね。

2番人気は青葉賞を勝って、本番ダービーでは5着だったプラダリア。皐月賞組以外で唯一上位に食い込んだだけあって取り敢えずの実績一番はこの馬だったのでしょう。ただ、トライアル戦ということで目いっぱいは仕上げてきてはいなかった模様。

あとは重賞勝ちこそ無いものの7戦して3着を一度も外していない堅実派なヴェローナシチー。
スローペースだと無類の強さを発揮するボルドグフーシュ。
ホープフルSでG1を2着の実績持ちのジャスティンパレスあたりが上位人気でした。


レースは想定通り1番のリカンカブールが平均ペースで牽引。リカンカブールはよく粘ったのですが、他の先行勢はまとめて脱落。
好位につけていたジャスティンパレスが4コーナーから直線入るところで先頭を伺い、残り200を切ったところで爆速にギアチェンジしましたね。それまで粘っていたリカンや後方からジリジリと距離を詰めてきていた馬たちを軒並み置き去りにして、3馬身半ちぎっての圧勝。
今回、どこの調教評価見てもジャスティンパレスは仕上がり抜群と評価が一致していたので、本当に調子良かったんでしょう。
ホープフルから皐月賞、ダービーと強敵相手のG1しか走ってきませんでしたけれど、バチッとハマればこのくらいの相手なら敵じゃないぞ、という2歳から一線で走り続けてきたプライドを見せつけてくれる快勝でした。
2着は、いつの間にか最内柵際を走っていて、残り100メートルでいつの間にかうちからスルスルと抜き出てきたヤマニンゼストが入線。いや、まじでどこから出てきた!?
12番人気でまるで重賞を走ったこともないどころか、2勝クラスでだらしない負け方してたくらいだから、全然注目されてなかった馬なんですよね。鞍上の武豊のうまさが光った2着でした。
3着は後方一気のボルドグフーシュ。遅いペースからでも長くいい足を使えてロングスパートで前をふん捕まえられる馬なんですが、ほぼ平均ペースでも最後方からガッツリと3着に食い込めたのは成長が伺えるんじゃないでしょうか。まだふらふら左右に揺れながら追い込んでて体幹決まってない感じも見受けられるんで、さらに成長すればもっといい足を見せてくれるかもしれません。

1番人気のパラレルヴィジョンは馬群をうまく捌けずに6着。強い馬と当たったことのない経験不足が露呈してしまいましたか。いくらルメールでも何でもかんでもうまく操縦できるもんでもないしなあ。
他は……サトノヘリオス。終始、馬が暴れているのを騎手が抑え込んでる状態で、折り合い全然でしたね。レコード勝ちしてるように能力はあるはずなんだが、それを生かせない競馬が続いているようです。15着。
2番人気のプラダリアもあまり良いところ無く8着でした。



第76回朝日杯セントライト記念 G2 レース回顧   

今日は仕事だったので、リアルタイムでは見られませんでしたが。

3歳重賞芝2200メートル。中山競馬場での開催。菊花賞トライアルです。
台風接近の影響もあって、前日から雨が降ったり止んだり。馬場状態は稍重でしたけれど、けっこう渋い馬場だったんじゃないでしょうか。

一番人気は皐月賞5着。ダービー3着。弥生賞を勝っているアスクビクターモア。ダービーの1着2着であるドゥデュースとイクイノックス、皐月賞馬ジオグリフが別路線へ行った中では実績筆頭がこの馬になるんじゃないでしょうか。ただこの馬、どうも良馬場向きっぽいという話を聞くんですよねえ。
2番人気はローシャムパーク。ルメール騎乗というのが人気を集めた理由かしら。けっこうイイ馬ではあるんですけれど、春に1勝クラスを勝っての久々ですからね。その山藤賞の勝ち方が強かった、というのもありますが。
3番人気はガイアフォース。春のクラシック未参戦組では前々から評判高かったのがこの馬。というか、結構前から名前は聞こえていたぞ。これも前走の国東特別が7馬身ぶっちぎってのレコード勝ちでしたからね。
続いて4番人気がほんと人気なオニャンコポン。春のクラシックでは実力差がどうしても出てしまった感がありましたが、果たしてこの夏で一回り大きくなったのか。

ただ、成長度としては同じ春のクラシックで苦渋をなめた組ではセイウンハーデスの方がバリバリに仕上がった感がありました。

レースはスタートが抜群に良かったセイウンハーデスが飛び出したものの、流石に順当にショウナンマグマがお仕上げてきて先頭に。
アスクビクターモアは三番手につけて、前を伺い、ガイアフォースはモアくんを見る形でピタリと後ろにつけてのレースとなりました。
タイムは1000メートル1分台でしたからほぼ平均ペース。
4コーナーから直線に差し掛かるところでガイアフォースがここが勝負どころと見極めたのか、一気に叩いてまくりあげてきました。
直線に入ったところで、アスクビクターモアとガイアフォースの2頭の叩き合いに。勢いのママ一気にガイアフォースが躱して抜き去るかと思いきや、残り100メートルでむしろ逆に突き放しにかかるアスクビクターモア。
いやこれは、モアくん強いぞ!? ガイアは先に仕掛けた分、脚が残らないか……と思ったのですが……。
これ一旦クビ差から半馬身くらい突き放されましたよね。ところが、ここからもう一度差し替えしてくるガイアフォース!!
これはっ、これは強い! 4コーナーからずっと叩きっぱなしにも関わらず、残り100でもう一度グイグイグイっと伸びてくるこの根性。長く使える脚。ちょっと泥臭さも感じるこの強さは、どこかスマートでキレを感じさせるイクイノックスよりも、父キタサンブラックの気配を感じさせてくれる、そんな勝ち方でした。
本番の阪神3000メートル。これはガイアフォース、向いてるかも。

アスクビクターモアも、負けて強しの2着。馬場がもっと良かったらまだわかりませんでしたよ。土台の大きさを感じさせてくれる競馬でした。

3着には、後方待機から4コーナーでスルスルっとガイアの後ろまで迫ってきてたローシャムパークが入線。これはやっぱりルメールの位置取りうまいよなあ、と。ただ前2頭には追いつけませんでしたね。脚色が同じか負けてしまっていました。後ろからいったからにはもうちょっとグイっと伸びるところを見せてほしかった。

4着にはセイウンハーデス。よく粘った、というところですね。展開的にズルズルといってもおかしくなかった中で、後続に前を譲らなかったのはまだまだ行けるという手応えを感じさせてくれるレースでした。

ラーグルフもちゃんと5着に入線しているあたり、堅実さを感じさせてくれますよね。もう一伸び成長したら重賞も難しくなさそうなんだけど。

オニャンコポンは7着ですか。騎手コメントからしても距離長いのかな。


ともあれ、菊花賞に大きく名乗りをあげてきた馬が現れました。これは人気集めそうです、ガイアフォース。

追記:ガイアフォース、あのおでこの右側にある茶色のワンポイント、なんかぶつけたかして怪我してたのかな、と思ったら新馬の頃からあるんですね。芦毛の馬体であそこだけ一点で茶色いのけっこう目立っててこれ良いチャームポイントだ。すごく印象に残ります。

第40回関西テレビ放送賞ローズステークス G2 レース回顧  


3歳牝限定 芝2000メートル。去年から引き続き、京都競馬場改修中のために通常の阪神競馬場開催から中京競馬場開催となっております。

秋華賞トライアルということで、例年いい馬が集まるんですが今年に関しては本当に珍しく重賞ウィナーがいないというメンバー構成になりました。
だいたい、この夏に1勝・2勝クラスを勝ち上がってきた昇り馬たちで、春のクラシックにはあんまり関係がなかったものたちです。
桜花賞に出た馬はなし。オークスに出た馬でようやく2頭。ただそのうちの一頭がそのオークスで2番人気にあげられた「アートハウス」でありました。
お母さんのパールコードがまたいい馬でね。結局重賞は勝てなかったんですけれど、秋華賞でヴィヴロスの2着に入った馬で鞍上の川田もなかなか思い入れあった様子。
桜花賞を勝ったスターズオンアースを降りて、この馬に跨ったほどでした。ただ、オークスではあんまり良いところを見せられず、実力を発揮しきれずの7着。
ここで一発、本当の実力を見せつけたいところでありました。

とはいえ、重賞ウィナーが一頭もいないとはいえ、どの馬も勝ち上がってきて調子に乗ってる馬たちばかり。また2000の三歳牝馬としては長丁場のレースを勝ってきた馬ばかりなので、油断は出来ません。
相手筆頭は2戦2勝。G1馬サリオスの妹となるサリエラ。
菊花賞でも人気になろうかというガイアフォースを負かしてこの舞台にあがってきたセントカメリア。
兄に今海外で羽ばたこうとしているステイフーリッシュがいるラリュエル。
このあたりが上位人気でしたね。

レースは逃げると思われていたセントカメリアがまさかの後方待機。どうやらゲートが開く直前に立ち上がりかけてしまったみたいで、出るには出たんですが勢いがつかず。見てた時はゲートに失敗した事に気づかず、意識して後方からの競馬を試してみたのか、とも考えたのですけれど、前で粘ってこその馬みたいなので後ろにいった時点でダメだったみたいですね。
レースはパーソナルハイが引っ張り、それをラリュエルが二番手で追いかける形。アートハウスは前を見る形での4〜6番手あたりで先行。川田騎手は終始王道でこのレースを勝ちきるつもりだったようです。
そのまま直線でギアを入れて、前にいる馬たちを躱してそのまま押し切る。まー、文句なしというか文句を言わせないこの馬は強いんだぞ、というのを見せつけたいのが伝わってくる競馬でした。
これはたしかに文句なしに秋華賞では怪我からぶっつけで三冠を狙いに来るスターズオンアースの対抗筆頭となるでしょう。
ただ、思ったよりも後ろを突き放せなかったのも確か。個人的にはもう一伸び欲しいところだった。
競馬の迫力としては、直線に入ってから後方から馬群の間を縫ってグングンと大きい跳びで飛んできたサリエラの方に勢いを感じましたね。
近くにいたメモリーレゾン(5着)なんかもいい感じで伸びてきていたにも関わらず、殆ど並走することなくこれを置き去りにしていきましたから。
中団から良い足で伸びてきて、アートハウスに詰め寄っていたエグランタイン(3着)をゴール前で抜き去ってのサリエラの2着。負けはしましたけれど、きっちりと強さを見せる負け方だったように思います。
阪神競馬場が舞台となる秋華賞でも、これは楽しみ。
ラリュエルも前で粘っての4着。この馬も将来性ありそうですよね。




第36回産経賞セントウルステークス G2 レース回顧  

中京競馬場 芝1200メートル

いやあ……メイケイエール強かった。今まで才能だけで走っていた感のあるエールだけど(それでも重賞5勝してるんだからとんでもないんだが)、折り合って噛み合うとここまでの強さを発揮するのか。
メイケイエール、圧巻のレコード勝ち。
中京競馬場開幕週ということで、馬場もキレイで時計が出やすいとはいえ、凄い強い勝ち方でした。
確かに今回は調教段階から充実一途の話も聞こえていましたし、精神面での成長も著しいんじゃないかって事でしたけれど。
前回の東京競馬場の京王杯スプリングカップ。1400メートルで見事に勝ったものの、鞍上の池添騎手がレース後の勝利者インタビューでボロボロの姿を見せたように、レース中のコントロールには全身全霊を傾けないといけなかった風情が見えてたんですよね。
今回は前走よりも短い1200メートル。前に他馬がいるとどうしても頑張って抜きに行きたがり、実際に抜いてしまうとそこで気を抜いてしまうがために、とにかく直線でギア上げるまで前に他馬を置いておくために必死で行きたがるのを抑えないといけないのが、このメイケイエールちゃんでした。
1200だと、抑えておく時間が短くて済むので騎手も馬もスタミナ消耗少なくて済むんですよね。中京の1200は直線が長いこともあって、純然たるスプリンターが苦戦しがちでむしろマイルを得意とする馬の方が走りやすい、という傾向もあるみたいで、その意味でもメイケイエールにはピッタリのレースでありました。
メイケイエール、これは彼女を語る上で何回も繰り返し言及されていることですけれど、その跳びの大きさなどの走り方や体型などから、本来はマイル以上の距離のほうが適性なんじゃないか、って言われてるんですよね。本来なら1200とかは彼女にとっては短すぎる、と。
ただ、その気性からして1600は騎手が持たない、という話を前走である意味池添騎手が実際に体現してしまったわけですな。1400で死にかけてたわけですし。
その本来、適正距離じゃないと言われるこの1200メートルで……圧巻のレコード勝ちである。

いや、今回完全に折り合いついてたんですよ。道中、殆ど行きたがる素振りを見せなかった。勝利騎手インタビューでも、池添くんまだまだ余裕ありましたしね。
そして直線に入ってゴーサインが出たら、一完歩ごとの伸び方が他馬と全然違うんですよ。他の馬を置き去りにしての、2馬身半差の完勝でした。いやー、これは文句なしに強い勝ち方でした。
これなら、スプリンターズステークスも……初のG1勝利も現実味を帯びてきたんじゃないでしょうか。

今回、メイケイエールと二強を形成していたのが、前回安田記念を勝ったG1ホース。ソングライン。
実は主戦騎手は池添くんだったのですけれど、今回はメイケイエールを選んだわけで。まあメイケイエールは今のところ池添くんでないと無理、てな感じですしねえ。
ソングラインは今回が初のスプリント。サウジでの海外レース「1351TS」で1351メートルという短い距離で勝っていますけれど、主戦場はマイルだったんですよね。
中京の1200はマイル型の馬向き、とはいっても流石に今回はレコード決着も相まってスピードが早すぎました。
ソングラインはこのあと海外遠征も控えているので、仕上げも6、7割くらいの加減だったみたいですし、5着は順当だったかもしれません。
2着は今年に入って大敗が続いていたファストフォース。ただ出来栄えはここ数レース抜群だったみたいなので、ようやくギアが噛み合ってきたのかもしれません。
3着のサンライズオネストも調教が相当良かったみたいなので、今回は特に調子の良い馬がその通りの成績を残した、調子の良い馬が勝つ夏競馬の色を濃く残したレースだったんじゃないでしょうか。
まだまだ熱いですしね。

さても、知名度優先のアイドルホース(写真集も出て大人気。でも重賞5勝してたんだから名前だけじゃないんだよ)が、そろそろ本格的に名馬としての道を歩みだしたレースになったかもしれません。
……いや、これだけ道中抑えられるなら、マイルだって行けるんじゃ、という夢見ちゃうよ?


第7回紫苑ステークス G3 レース回顧  


中山競馬場 芝2000メートル 三歳牝馬限定戦。

まだ7回目と歴史浅いレースですけれど、秋の三歳牝馬戦線の前哨戦。秋華賞に向けてのトライアルとして定着してきた感があります。
今回は特に、オークスから秋華賞に直行せず、一度レースを叩いておこうという馬たちが多く参戦していて、結構豪華なメンバーでした。

阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬である牝馬2歳チャンピオンの「サークルオブライフ」
オークス堂々2着のバラの一族「スターリングローズ」
久々のニシノの冠を戴いてクラシックに挑む「ニシノラブウイング」
アクシデントでレース直前に他馬に蹴られて放馬してしまい、無念の出走除外になってしまったものの、オークスでも有力馬として人気を集めていた「サウンドビバーチェ」
フェアリーS勝ち馬の紫丁香花「ライラック」
など、オークスを走ったクラシック組に対して、「サンカルパ」や「カヨウネンカ」といったオープン特別や未勝利からの勝ち上がり組とメンバーは揃っていたんじゃないでしょうか。

特に注目はその有り余る才能を発揮して復権なるかのサークルオブライフと、秋華賞でのG1初奪取を虎視眈々と狙うスターリングローズの対決がどうなるか、というところでしたけれど……。

調教段階でサークルオブライフがどうも調子悪いんじゃないか、馬格が小さく見える、などと言われてたみたいで。実際、レース当日となっての馬体重が今までで一番軽い−22キロの462キロと……成長期にこれだけ減らしてしまったのは明らかに調整失敗だったんでしょう。
スターリングローズやサウンドビバーチェが+14キロと明確に馬格を大きくしてきたのと比べると、あまりにもあんまりでした。

レースは発想直後にサウンドビバーチェが楽な手応えで先頭に。無理に押し出した感じはなく、有り余るスピードのまま自然に先頭に立ったという感じで、これは行きそうという印象でしたね。
そしてスッとこちらも無理なく好位に取り付くスターリングローズ。
平均ペースで残り1000を切ったところで、後方からぐんぐんと押し上げていくサークルオブライフ。この行きっぷりを見る限り、調子悪いようには見えませんでしたね。
最終コーナーで前を行くサウンドビバーチェと追い上げてくる各場との差が一旦はなくなるんですけれど、直線に入ったところで突き抜けたのがサウンドビバーチェとスターリングローズ。
ほぼ同じ位置に押し上げていたはずのサンカルパは、ついていけずに脱落していったのを見る限り、まだ力の差は大きいですね、これ。
サークルオブライフも、直線に入ってもう一伸びが出てこない。手応え自体は悪くないようにみえるので、ここが体調が万全でなかった分だったのかもしれません。万全なら、あと一伸び二伸びグイグイぐいときて先頭争いに加わりそうな気配は十分にあっただけに、勿体ない。それでも4着に入っているあたり、才能に疑いの余地はなさそうなんですよね。
代わりに後方から抜群の手応えで伸びてきたのがライラック。この馬は春のクラシックで大変に期待していた馬だったので、うん順調に成長してきているようで一安心。しかし3着まで。
1着はゴール前で粘るサウンドビバーチェを躱して、スターリングローズが堂々と重賞勝利。
うん、この2頭がきっちり強さを示したレースでした。サウンドビバーチェ、これオークス出走できていたらなあ、という競馬でしたね。やっぱり強いよこの馬。
そしてそのサウンドビバーチェをキッチリゴール前で差したスターリングローズはこれ、秋華賞では1番人気なっても不思議ではなさそうなくらい、どっしりとした強さを感じさせてくれる勝利でした。大本命の2冠馬スターズオンアースは怪我明けとなりますからね、これは強敵ですよ。






第58回札幌記念 G2 レース回顧  

G1馬5頭にそれ以外も歴戦の強豪馬たちが集って、事実上G1級と謳われることとなったスーパーG2札幌記念芝2000メートル。
これも、G2ながらも伝説のレースとして語り継がれそうですね。
集った名馬たちは。
前年の覇者・白毛の女王ソダシを筆頭に、
ドバイターフを逃げ勝った世界のパンサラッサ。
金鯱賞を尋常でない時計で逃げ切った電撃快速ジャックドール。
香港ヴァーズ2連覇のグローリーヴェイズ。
齢9つの古豪のダービー馬マカヒキ。
函館記念を勝ってダート・芝の重賞を制覇してみせた白毛馬のハヤヤッコ。
デアリングタクトの最大のライバルにして、脚部不安も解消されてオールカマー、日経賞で古馬を蹴散らした頃の好調を取り戻しつつあるウインンマリリン。
次代を担う上がり馬として活躍しながら、病気での生命の危機を迎えながらそれを乗り越えて一年以上の休養を経て復活を果たしたユニコーンライオン。
ゴールドシップ産駒として初めてG1を勝利したユーバーレーベン。
などなど。
ソダシとハヤヤッコの史上初の白毛対決に。パンサラッサとジャックドールによる稀代の快速逃げ馬対決など見どころたっぷりの札幌記念。始まる何週間も前から話題沸騰のレースでした。

レースはまずユニコーンライオンの行き足が素晴らしかったんですよね。先頭を切ると思われたパンサラッサは、スタート悪くはなかったんですけれどどうもスピードが乗るまでしばらく間があったみたいで、ユニコーンライオンに追いつくまでに多少なりとも脚を使ってしまった感がありました。
ジャックドールは事前から逃げずに2番手以降で前を伺うつもりだったみたいで、予定通り前二頭を見る形での控える競馬。ウインマリリンも前目につけて3番手に。ソダシがその後。
とこの辺はだいたい予定通りの展開だったんじゃないでしょうか。

1000メートルは59.5秒。パンサラッサが引っ張るレースとしてはかなり落ち着いた展開だったように思います。そこまで飛ばさなかったか。
馬場状態は良馬場、ただ前日が雨で当日も午前中あたりまでは稍重だったので、結構柔らかくはあったんじゃないでしょうか。それに前日からの雨中のレースで多少なりとも馬場は荒れていた状態だったんじゃないですかね。
そういう意味ではスピードこそ飛ばさなかったものの、レース自体は全体的に消耗戦になってたように見えます。後続勢はかろうじてグローリーヴェイズがまくりあげてきたくらいで、それ以外の馬は概ね見せ場もなく後方から伸びること無く潰れていましたからね。

直線に入る前にユニコーンライオンがついていけずに脱落。レースはほぼパンサラッサと十分に脚を残したジャックドールとの一騎打ちになりました。
いやこれ、展開的に直線入った早々くらいにジャックドールが突き抜けておかしくないレース展開だったはずなんですが、パンサラッサが粘る粘る。直線入った所で結構苦しそうな素振り見せたと思ったんですが、そっから抜かせないんですよねえ。
ジャックドールはほぼ必勝の競馬したと思うんですけれど、ゴール前ギリギリでようやくクビ一つ抜け出しての勝利。上位の馬、軒並み上がりが37秒台でしたから消耗戦での体力削りきっての根性勝負だったように思います。見るからに足の回転、みんな遅かったもんなあ。
番手につけて、直線で先頭争いに立ち、ゴール前でキッチリ躱してみせたジャックドールは、強い勝ち方でした。それもいつもの逃げではなく控える競馬で。スピードで押し切るのではなく、消耗仕切りながらも根性見せての勝利でしたからね。相手も強い中でのこれは価値ある勝利。秋の天皇賞が楽しみになるレースでした。
2着のパンサラッサは負けてなお強し。宝塚記念でも2000メートルまではあのタイトルホルダーによる消耗戦仕掛けられても粘ってた姿は根性あると思いましたけど、スタートで脚使ってスピードなかなか乗らない今の札幌競馬場の馬場でこれだけのレースしてみせたんだから、やっぱり強いですよ。1800までとは思わない。2000までなら余裕でいけます、特にしぶってない良い馬場ならなおさらに。普通なら、もう100メートルは前で脱落してますもん。
3着はウインマリリン。調子戻ってきてるのは間違いないですね。位置取りも前目につけて十分でした。ただ、前が止まらなさすぎた。
1番人期のソダシは5着。このレース展開だとあそこからはどう考えても前に追いつけないよなあ。仕掛けたところは多分、ジャックドールとほぼ変わらなかったと思うのですけれど、離されはしなかったものの位置取りの差は最後まで埋まりませんでした。2000で距離は長いとは思わないですけれど、この差を埋められるだけの足を使えるスタミナまでは流石に望めなかったか。
まあいずれにしても、今日のレースじゃ前二頭に追いつくのはどの馬でも相当難しいですよ。
4着には横山武史騎手のアラタがソダシを躱して滑り込み。この展開でよく脚を貯めて最後に伸びてきたものですけれど、さすがにウインマリリンまでは追いつきませんでしたか。

ちょっとこれ、結構走った馬疲れてそうなタフなレースだったんで心配ですけれど、秋までまだしばらく時間あるのでみんな一息入れることになるんですかね。
真夏のレースである札幌記念にこれだけ実力馬が集まるのも、秋のG1戦線開幕までにしばらく間があるからなんでしょうか。9月から始まる秋競馬から始動だと、余裕がないとは言わないですけれどスケジュールは詰まりますからねえ。
ともあれ、ジャックドールとパンサラッサ。二頭の快速馬……今回は快速からは遠いレースでしたけれど、速いだけじゃない強さを見せてくれるレースで、秋への期待が膨らむ良い勝負でありました。




第57回テレビ西日本賞北九州記念 G3  レース回顧  


去年は熊本産・九州産馬の星であるヨカヨカが快勝した小倉競馬場芝1200メートル・ハンデ戦。
夏の短距離戦線の花形レースの一つであり、秋のスプリンターズSを目指す馬たちの登竜門。
さて今年は桜花賞3着から前走函館スプリントステークス(G3)を快勝。その才能を開花させた浜中騎手騎乗のナムラクレアが一番人気。
今話題の今村聖奈に重賞初勝利をプレゼントしたテイエムスパーダが2番人気(鞍上は主戦騎手の国分恭介くんに戻ってます)。
3番人気はCBC賞のテイエムスパーダの2着に入ったタイセイビジョン。3着のアネゴハダが続く4番人気とCBC賞組が人気上位となっているレースでした。

レースはスタートからアイビスSDなど1000メートルレースで好走を続けるシンシティがスタートダッシュを見せたものの、テイエムスパーダがハナを譲らず先頭に。
ただ前半かなり飛ばしたせいか全体的にスピードが落ちず600メートル32秒8と相当のハイペースになったんですよね。
これは先行勢、持ちませんでした。
唯一先頭集団で粘ったのが内々を走っていたアネゴハダ。それ以外は軒並み力尽きて後方に脱落。あれだけ飛ばして7着に粘ったテイエムスパーダは、まだ実力を出し切ったと言えるのかもしれません。
アネゴハダが一着から0.3秒差の4着に残ったのはなかなか凄いのかも。

勝負は、コーナーから直線に入って一斉に各馬が外に広がった中で、内側に息をひそめていた川須騎手騎乗のボンボヤージが見事にうちから抜け出して、16番人気で大穴をあけての勝利。
川須くんは2015年のレッドアリオン以来の久々の重賞勝利となりました。これは好判断好騎乗でしたね。ボンボヤージはずっと二桁着順で精彩を欠いていたので、これは人気落としていても仕方ないところでしたが……。
2着は同じくうちから切り込んだ川田騎手のタイセイビジョン。コース取りはうまいこと稼ぎましたけれど、ちょっと位置取りが後ろ過ぎましたね。前との差が詰まりませんでした。
3着にはナムラクレア。直線入ったところで膨らんだ上に前が塞がってしまい、前に出るタイミングがズレてしまったのが痛かったですね。いざ、脚を使いだしたら馬群の隙間を縫うようにして他馬とは全く違う脚色で伸びてきての3着だっただけに、ちょっともったいないレースでした。
でも見るからに強いレースをしてみせただけに、本番のスプリンターズSでも人気を集めそう。
ナムラクレア、負けて強しのレースだったと思います。



第70回トヨタ賞中京記念 G3 レース回顧  


中京記念なのに小倉開催の変則でございますよ。
去年も小倉競馬場での開催でしたが、本来は1600戦だったのが1800メートルとなっております。

さても一番人気は15番ファルコニア(川田)5歳。クラシックには縁がなかったものの、トライアルレースでは京都新聞杯3着の実績あり。以来ずっと下積み生活だったわけですが、リステッド競争中心の出走ながらも重賞も3着までは届いてるんですね。
前走ではついにマイラーズカップでほぼ着差なしの3着。強敵のいないこのレースで重賞制覇を、という願いも籠もっての1番人気となっておりました。
2番人気はミスニューヨーク。去年もこの時期に暴れまわっていたいわゆる夏女ですね。暮れにターコイズS(G3)を勝って重賞ゲット。中山牝馬Sでも3着に入り、今が充実期の牝馬であります。
他にも今話題の今村聖奈騎手がまたがるカデナ。
最年長10歳のタイキシャトル産駒にて、近走も重賞4着など元気いっぱいのベステンダンク。
マイル巧者のカイザーミノル。ハンデ戦最軽量のシャーレイポピー。
そして去年のこのレースで2着のカテドラルなどの馬が出走しておりました。

レースは6番人気のベレヌスがポーンと良いスタートを切って、そのまま西村騎手が一気に押してハナを切りました。ただハナに立ってから西村騎手、うまいことグッと抑えるんですね。行きたいのを無理やり押さえつける形ではなく、グッと溜める感じで。
レースは1000メートル59.9のほぼ平均ラップ。でもこの前後から一気にレースが加速していき、隊列も前後が狭まっていくのですが……ベレヌス耐えるどころか一緒に加速してってるんですよね。
早い流れを自ら牽引して、有力馬がまくってくるなかで敢然と直線入ったところで先頭を維持。それどころか突き放しにかかります。
中段からファルコニアが満を持して抜け出し、さらにミスニューヨーク、カテドラルといった所が猛追。後方からヴァリアメンテとカデナが馬体を合わせて後方一気に突っ込んでくる中で、しかし差が縮まらないベレヌス。
テンよし中良し終い良しと言わんばかりのレースで、ゴール前振り切っての勝利。逃げ馬隆盛の2022年に相応しい毅然とした逃げ勝ちでした。ベレヌス、そして西村淳也騎手お見事。

ベレヌスは6番人気。これが重賞初勝利となります。西村騎手は去年の金鯱賞でアッと言わせたギベオンでの逃げ切り勝ち以来の嬉しい重賞二勝目です。良い逃げっぷりしますよね。
2着は猛進で先に抜け出していたファルコニアを躱して、去年に引き続きカテドラルが入線。今年はあんまり良いところないレースばかりだったのですが、小倉はやっぱり得意なんですかね。
3着にはファルコニア。またも3着。重賞初制覇までなかなか遠いです。
4着にミスニューヨーク。ゴール前の競り合いの際に内に切れ込んだカテドラルに進路塞がれた形になりましたけど、脚色が完全にカテドラルの方が上でしたからね。不利がなくてもこの着順だったでしょう。
5着にヴァリアメンテ。6着にはカデナが入りました。テレビ放送ではやたらと注目されていた今村さんですが、歳も8歳で最近はダートばかりで流石にしんどそうだった8番人気のカデナを、最後方からここまでしっかり追ってくるのですから、いい仕事はしています。
ってかカデナは芝路線でいいんじゃないの? 丁度いいレースがなかっただろうか。

ベレヌスはサマーマイルにこのまま参戦してどっかに出走するのかな。いいい逃げっぷりだったんで、今後も期待したくなります。







第58回農林水産省賞典 函館記念 G3 レース回顧  

ルペルカーリア勝った!?
すみません、小倉のメインレースの話です。名牝シーザリオの産駒で、エピファネイアやサートゥルナーリアなどの弟にあたる馬なんですよね。 京都新聞杯で2着に入ったように実力はあるはずなんですけどどうにも勝ちきれずにいたんですけれど、ここで勝ったかー。難しい馬みたいだから福永騎手も苦労してたみたいですけど、これを機にOPクラスも勝ち上がってほしいなあ。

と、本日の重賞はこの函館記念。あいにくの雨で馬場は重馬場発表。走ってる様子見ても相当に芝の状態悪かったですね。グズグズだったんじゃないですか?
そんな中で一番人気になったのが、道悪巧者として名高いマイネルウィルトス。前走目黒記念2着など、重賞ゲットまでに惜しいレースが続いていただけにここがチャンスだったんですよね。
函館は直線短いコースですけれど、馬場が荒れてくると内側回って先行で押し切るというのが案外と難しくなるのか、函館記念は意外と後ろからでも届くレースだったりするので、差しのウィルトスでも十分イケるはずだったんですが。
それでも、前半最後尾からというのは流石に後ろ過ぎたんじゃないの、ミルコさん。どうだろう、脚を溜めるのにあそこが最適だったのかもしれないし、なんとも言えません。
実際、向正面からまくりあげていったときは手応え抜群で直線に入ったところで先頭争いになっていたのですから、作戦としては予定通りだったのかもしれませんし。
ただ、それ以上に見事な騎乗をしていたのがハヤヤッコの浜中騎手だったんですよね。先行前目でつけていたハヤヤッコ。1枠1番という枠順もあってずっと内ラチ沿いを走っていたのですけれど、ウィルトスがまくりあげているのに視線を引っ張られてそっちに目が行っていたんですが、そのままウィルトス見続けて4コーナーから直線入るところに差し掛かったら、いつの間にか内に居たはずのハヤヤッコが外に居て、前に居た馬躱しにかかってるんですよ。あの進路変更のタイミングは抜群でした。前塞がれることなく、また馬場の悪いところを回避して、かつ無駄に外回っての消耗も最小限、でしたからね。
そのままウィルトスとの競り合いを制して、ハヤヤッコが勝利。
浜中ジョッキー、しばらく怪我で休んでましたけれど、復帰してからこっち着実に勝ち星あげて重賞ももぎ取っていて、いい調子なんですよね。嬉しい限りです。本来浜中騎手はこんなもんじゃなく、もっともっとトップジョッキーの一角に座していて不思議無い人ですからね。今年はこのまま勝ち星を増やしていってほしいです。
ハヤヤッコはこれでダートと芝の重賞を二刀流勝利。いやお見事。馬場が荒れまくっててダートでの経験に長けているハヤヤッコに馬場適性が合ったのも確かなんでしょうけれど、それにしても実にパワフルな走りでした。
近走はダートから芝に戻って重賞に参戦していたハヤヤッコですけれど、出たレースが日経賞と天皇賞春という長距離戦なんですよね。日経賞はそれでも5着に入ってるんだけど、正直長距離よりも中距離戦線の方が距離合うんじゃないのかな、と思っていたのでこの勝ちっぷりはクリティカルでした。
それにしても、このシラユキヒメから始まった白毛血統は凄いですなあ。次はなんと札幌記念に出るとの話で、ソダシとの白毛対決が叶うか、という展開に。大したもんです、ほんと。

2着はマイネルウィルトス。またも重賞2着のシルバーに。3着以下を3馬身千切っているので、これは勝ったハヤヤッコの方を褒めるしかないですなあ。道中で脚を使いすぎたというのはまあ結果論になりましょう。

3着は4番人気のスカーフェイス。これも後方からの差しで飛び込んできた形ですけれど、37.7ではなあ。でもこれで上がり3Fのタイム2位なんですよね。トップのウィルトスが37.3だったという時点でどれだけドロドロのレースだったかが伝わってくるというものです。

サンレイポケットは馬場もだろうけど、斤量がトップハンデの57.5だったのも響いた様子。力の居る馬場で重たいとしんどいよねえ。





第71回ラジオNIKKEI賞 G3 レース回顧  


三歳戦としては非常に珍しいハンデ戦。まだちゃんとハンデ出せるほどレース数、実績積んでる年齢じゃないですからね。
G1参戦場や重賞やリステッド競争に勝った馬にハンデがついちゃいますけど、まだ1勝クラス勝ったくらいの馬でもグイグイと伸びだす時期でもありますから、現状の実績でなかなか実力を導き出すのも難しいですからねえ。
勝ったのはフェーングロッテン。3番人気で鞍上は松若風馬騎手。名前の由来はドイツにある妖精の洞窟と呼ばれる鍾乳洞らしく、これはお母さんのピクシーホロウから取られた名前ですね。
そして一つ上の兄にピクシーナイト。去年のスプリンターズステークスを勝った快速馬がいる血統です。お兄ちゃんと違って中距離戦線を中心に使ってこられたのは、父がピクシーナイトのモーリスと違ってこっちはブラックタイドだからでしょう。代表産駒のキタサンブラックをはじめ、有名所はみんな長距離とか得意だったもんなあ。
レースは逃げたショウナンマグマを直線でうちに切り込んだフェーングロッテンがゴール前で躱しての勝利。ただ、前にマグマ、横にソネットフレーズと進路塞がれたためにかなり強引にマグマと内柵の間に割り込んだんで、内柵に接触してます。これは怒られますねえ。実際、戒告出てます。もしマグマがコース塞いできたら危なかったです。
ともあれ、これで前走のリステッドからの連勝。しばらく足踏みしていましたけれど、本格化してきたということでしょうか。

2着は逃げたショウナンマグマがそのまま粘って入線。1000メートルの通過タイムが58.8でかなり早めだったんで、フェーングロッテンに躱されたとはいえ、あそこまでゴールまでビシッと走りきれたのは相当能力高いんじゃないでしょうか。
かなり気性が荒くてバタバタしてしまいマトモにレースならないケースが多かったみたいですけれど、これは逃げというスタイルが合ったのかも。この馬も母母父にメジロマックイーンというメジロの血を引いてる馬なんでねえ、頑張ってほしいです。

3着はサトノヘリオス。マイナス12キロと相当に馬体重減らしてましたが状態はどうだったんでしょうね。良く突っ込んできましたけれど、デムーロの邪魔したのはあかんで未来くん。実力的にもこんなもんで終わってほしくない馬ですけれど。




第58回CBC賞 G3 レース回顧   


開幕週ということで小倉競馬場はやたら時計早かったみたいです。あっちこっちでレコードが出まくってたわけですけれど、メインレースであるこの「CBC賞」芝1200もレコード決着。

前半31.8というだけでもひっくり返ったんですけどね。速いなんてもんじゃないよ。実況の人も声張り上げて数字叫んでましたしね。
本来なら、これはもう暴走に近い全力疾走のはずで、前にいる馬は全部バテバテになって落ちていくはずなんですが、今週の小倉は前が全然止まらない。

果敢に逃げたのは重賞初挑戦の今村聖奈騎手の乗るテイエムスパーダ。
とはいえ、無理に押して前にいかせたわけじゃなく、かなり楽な手応えで自由に走らせてる感じだったんですよね。全体がめちゃくちゃ早いのは見て取れて、どの馬も全力で走っている雰囲気だったのですが、その中でもスパーダは手応えが全然違ったので直線に入る前に、これ行っちゃうんじゃないか!? と思えるほどでした。負担重量が48キロというのもこのケースでは思いっきり効いてたんじゃないでしょうか。
そこからも脚色が衰えるどころか、むしろ後続を突き放し、差し馬が追い込んでくる頃には完全に安全圏内。いやこれはお見事でした。馬の出来栄えも去ることながら、今村騎手いま乗れているだけあって思い切りのいい騎乗でした。
初重賞挑戦にして、重賞初勝利。女性騎手で新人騎手でまだ18歳。素晴らしいの一言です。
テイエムさんは、ダートではジンソクはサウスダンなど活躍馬居ますけれど、芝重賞はほんと久々じゃないでしょうか。
しかも流行りの血統じゃなくて、産駒の少ないレッドスパーダ産駒。タイキシャトルの直系ですよ。おまけに母父はアドマイヤコジーンという渋い血統で、どこにもSS入ってないし!
いやー、こういう血統の馬が勝ってくれるのはなんか嬉しいですねえ。

2着はタイセイビジョン。重賞馬の貫禄でもあり、ここまで持ってくる川田の実力が伺えます。
3着は一番人気だったアネゴハダ。アカイイトやヨカヨカと同じ馬主さんの所有馬で、順調に成長してきていたんでそろそろ重賞も、といったところだったんですが、今回はスパーダが強かったです。
とは言え、あの流れできっちり3着来てるんで、遠からずこの馬も重賞勝てそう。





第63回宝塚記念 G1 回顧  

……な、んじゃあ、こりゃあ!?

いやもう、なにこれ? 凄いなんてもんじゃないんだけれど。タイトルホルダーにただただ絶句。呆然。強い、強い、強い、強い。
これ、どうやったらタイトルホルダー相手に勝てるの?

それなりに長いこと競馬見てきたつもりですけれど、逃げ馬……一応逃げ馬だよね? こんな逃げ馬見たことないですよ。こんな競馬する馬、見たことないですよ。

さながら、ドミネーター。【支配者(ドミネーター)】とでも呼びたくなるような、最初から最後まで主導権を握り続け、他の馬に自分の競馬をすることを一切許さない、スタートからゴールまで彼の闊歩のみがレースを支配し続ける。そんなわけの分からない競馬ですよ、タイトルホルダー。


逃げたのは案の定、パンサラッサでした。最初からロケットスタートを決めたタイトルホルダーでしたが、強引にまくりあげて先頭を譲らないパンサラッサ。この態勢はパンサラッサにしてもタイトルホルダーにしても他の馬たちにとっても想定内だったでしょう。
パンサラッサはその抜群のスピードと爆逃げで追走してくる馬たちを振るい落とし、最後まで衰えないまま後続を振り切って逃げ切る、という逆噴射装置を搭載していないツインターボのような馬でした。
実際、この馬を追走してつつこうとした馬は軒並み脱落していくというトンデモナイ強靭な逃げ馬で、その競馬は中山記念、そしてドバイターフで完成したと言っていいでしょう。ウィークポイントは若干距離が長いこと。彼の適距離はおそらく2000まで。2200は十分走りきれる範疇ではあるでしょうけれど、その200が余裕を削る余分の距離ではあったと思います。
実際、パンサラッサは最初の3ハロンを33.9。1000メートルを57.6という凄まじいハイペースで飛ばします。
本来ならこのペースで飛ばせば、追いかけてきた馬は持たないし、追いかけなければパンサラッサは余裕を持って脚を貯めることが出来たでしょう。
ところが、平然とした顔でこのハイペースについてくる馬がいる。タイトルホルダーが番手から、常にプレッシャーをかけてくる。恐ろしいことに、このハイペースでタイトルホルダーはパンサラッサに全く息を入れる余裕を与えることをしなかった。
普段なら、後続をすりつぶすパンサラッサの競馬が、逆にタイトルホルダーによってプレッシャーを掛けられ続けて塗り潰され、すり潰されてしまったのです。
直線に入ったところで、必死に追って鞭を入れるパンサラッサを横目に、スッと鞭を入れることもなく手綱を扱くこともなく先頭に立つタイトルホルダー。
パンサラッサがいっぱいになった訳じゃないんですよ。スタートダッシュで相当に脚を使った上に距離も長いし道中で凄まじく消耗させられたにも関わらず、パンサラッサはここから300メートル近く二番手を譲らず、ちょうど残り200メートル付近でようやく後続に抜かれることを許すんですね。
普通の逃げ馬なら、ここで力尽きてズルズルと下がっていくものですが、結局パンサラッサはここからも粘りに粘って2着からは0.8秒差の8着に入ります。8着というと負けたーという感じになりますけれど、内容見るとこの馬も尋常じゃない競馬してるんですよね。2000メートルまでだったらタイトルホルダー居なかったらちょっとどんな競馬になるかわかんないです、パンサラッサ。今回ですら、タイトルホルダー居なかったらどうだっただろう。

タイトルホルダーは結局、2番手につきながら先頭を突きまくって煽った挙げ句に、後続に対してもハイペースでの競馬を強要し続けてスピード勝負での消耗戦という極限のスピードとスタミナを要求する勝負を仕掛け続けたわけです。
たまったもんじゃありませんよ、後ろの連中からしたら。追走したら確実にスタミナをすり潰され、でも後ろで脚を溜めて直線で仕掛けようにも前が速いわ止まらないわで絶対に届かない、ってか後ろに居ても速いもんだから脚も貯まらない。
天皇賞春では、変幻自在のペース配分でそれについていけなかった馬たちが次々とスタミナすり潰されて脱落していった挙げ句に生き残ったのタイトルホルダーがゆうゆうと圧勝という風情でしたけれど、中距離戦となった今回は変幻自在もなにも最初から最後までアクセルを吹かし続け、他の馬たちは息も絶え絶え、スタミナを削り取られすり潰され、といった感じで……なんだろう、普通レコード勝ちとなったら快速とか速いイメージ一色になるものなんだけれど。逃げ馬のイメージってだいたいそうじゃないですか。スピードスター。自分のスタミナが消耗し切る前にゴールを駆け抜けていく。
でもタイトルホルダーはむしろ重戦車のような、ほかを蹴散らして走るような。一人旅で自分と時計との勝負、といった感じじゃなくて、他の馬たちを全部息も絶え絶えにすりつぶして消耗させ切ってフラフラにさせて、自分一人がゆうゆうと走り切るような、支配者の走りに見えるんですよね。
こんな競馬する馬、見たこと無いよ。
こんなん、どないせいっちゅうんじゃろう。後ろから競りかけていっても競りかけた方がもたないですし、ならばタイトルホルダーより前にと頑張ったら、パンサラッサのように潰される。
後方一気を目論んでもペースが落ちないからそもそも差し追い込みが届かないってか発動しない。

今回のレース、あれだけのハイペースでぶっ飛ばしながら、結局タイトルホルダーより上がり3F早かったのって2着のヒシイグアスと3着のデアリングタクトだけですよ? それも、タイトルホルダーが36.1に対してヒシイグアス35.9。タクト36.0とほとんど差なし。
他の馬はエフフォーリアだけが36.2だった以外は軒並み36.5以上掛かってしまっている。
後方待機していた馬たちの方が、タイトルホルダーよりバテて脚あがっちゃってるんだもの。
じゃあ前にいれば良かったのか、というとタイトルホルダー必死に追走していたアフリカンゴールドはぶっ潰れてブービーに。パンサラッサ、ほんとよくまあ潰れませんでしたわ。

ちょっともうこれは、何と言うべきか。今までの歴史に残る名馬たち、最強馬たちとはまた全然趣の違う、今までに見たことのない競馬をする最強馬の誕生……いや、菊花賞日経賞天皇賞春と続いた連勝街道のレースの勝ち方の強さを証明するレースでした。長距離だけじゃなく、中距離でこんなレースをされたら、もう言葉もないですよ。
一つ言うべきことがあるとするなら、菊花賞からこっち勝ってるレースは全部阪神競馬場ってところなんですよね。京都競馬場の改修工事も相まって、本来なら京都で行うレースも全部阪神でやっている。果たして、東京や中山、そして京都でのレースがはじまった時にどういうレースが出来るのか。果たして、今までと同じようなターフを支配するような競馬が出来るのか。
まあそれを確認する前に、タイホくんはロンシャンへと舵を切るみたいですけれど。
今日の阪神競馬場はなかなかタフな馬場だったと思います。馬場はカラカラに乾いていて固くはなっていたんですけれど、同時にいつもの粘りというか弾力がなくて固いけど脆いといった感じで、今週の土日のレースだけで相当に馬場、ボコボコに荒れたんですよね。高速馬場などではなく、むしろ結構パワーも要ったんじゃなかったのかな。
それでコースレコード。宝塚記念のレースレコードを更新するんだから、ワケガワカラナイヨ。
かつてあの怪物グラスワンダーの落し子たるアーネストリーが刻んだレコードが、こんなふうに破られる日が来るなんて思わなかったなあ。

2着はヒシイグアス。レーン騎手の好騎乗でした。ちょうど中団前目の位置。前が消耗しきっていっぱいになり、後ろが消耗しきっていっぱいになっているなかで、唯一余した脚で馬群をぬって前に出てきましたね。しかし、位置取り的にもとてもタイトルホルダーに届くところではなく、タイトルホルダーの影も踏めずの2着でした。
ヒシイグアスも惜しいレースが続いてるんですが、どこかでタイトル獲らせて上げたいイイ馬なんだよなあ。ただ、今の中距離戦線は層が分厚すぎる。イグアスもその一角ではあるんですけど。


3着は三冠牝馬デアリングタクト。いや、正直このレースで切れ味というべき脚をみせたのはタクトだけだったんじゃないでしょうか。直線で外に持ち出して、よくぞあそこまで差してきました。
長い長い休養期間を挟んでの復帰戦でのヴィクトリアマイルは、展開と位置取りに泣かされましたけれど、久々のレースとしては手応えを感じさせてくれる内容でしたけれど、復帰2戦目でここまでの走りを見せてくれるとは思ってなかっただけに、思わず拳を握ってしまいました。未だ三冠牝馬は死なず! これなら、秋は心配ないですよ。どっかで絶対もう一度勝てます。

4着はディープボンド。鞍上の和田竜二は、パンサラッサの存在やタイトルホルダーの競馬の仕方を考える限り絶対にハイペースになると踏んでたんでしょうね。その場合、ディープボンドはどういう競馬をすれば勝ち負けになるか、と想定した場合の最適解を導き出した結果がこれだったのでしょう。
どうしても加速しはじめるのが時間かかるプボくん。じゃあもう、前に前に追って追ってつけてつけて、加速し続けるしかないでしょう! と、ばかりにスタートから追いまくって無尽蔵のスタミナを使ってタイトルホルダーを追走にかかったわけです。ことスタミナでタイトルホルダーに勝負できるのはプボくんだけだったでしょう。でも、やはりスピード自体とその維持力の差が出てしまったか。
持ったまんまの横山和生に対して、ずーーっと追っている和田竜二。4コーナーに差し掛かったところでもうすでに鞭叩き込みだす和田竜二。和田竜二騎手、ほんと気合の乗った鞭に手綱のシゴキだったんですよ。プボくんも応えて頑張ってるんだけれど、追い抜くどころか一気に加速するタイホくんとは差が見る見ると広がっていく。
4着に入ったのは、和田騎手の位置取りと早め早めの仕掛けのおかげ、好騎乗だったと思います。ディープボンドはあの競馬しかなかったよなあ。ベストの競馬でした。でも、やはりG1タイトルの冠は遠い。


5着はマイネルファンロン。この子はひたすらに単勝人気二桁台にも関わらず、今年に入っては2着6着5着、でこの宝塚記念で5着と入賞、掲示板に乗るまで頑張ってるんだから、孝行息子ですよねえ。
位置取りはヒシイグアスと同じところらへんだったのですが、内に入っていたイグアスと外外を回ったファンロンの差でしょうか。でも仕掛けどころといいデムーロは良い騎乗だったと思いますよ。最後はさすがに一杯になっていましたが、それでも5着は偉いです。

6着、ここでようやくエフフォーリア。彼に関してはなあ……見るべき所が全然なかったなあ。
展開がもう圧倒的にタイホのものだったとしても、せめてイグアス並には抵抗して欲しかったし見せ場も欲しかった。位置取りとしても、デアリングタクトがあそこまで伸びてきてるわけですからね。
やはり遠征がダメ、という話にも真実味があるのでしょうか。だとしても、ならば秋以降関東での勝負でエフフォーリアはこんなもんじゃないぞ、というのを証明して欲しい。撃墜王の名をもう一度取り戻してほしいです。

オーソリティは残念でした。レース前に出走回避。でも、レース中に怪我する事にならずに良かったです。怪我も大したことなかったみたいだし。






エフフォーリアとタイトルホルダーのクラシックで火花散らしあった同期対決。そしてパンサラッサやオーソリティ、ステイフーリッシュといったサウジ、ドバイを暴れまわった海外組の参戦。
ディープボンド悲願のG1制覇の夢。三冠牝馬復活の旅路。ポタジェたちコントレイル世代の復権など、見どころたっぷりの宝塚記念は、新たな怪物、ターフの支配者の誕生の鐘を高らかに響かせるレースとなりました。
このレースもまた何十年と語り継がれる伝説になるなあ、きっと。







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第72回農林水産省賞典 安田記念 G1 回顧   


あっ、直前で一番人気シュネルマイスターからイルーシヴパンサーに変わってたのか。

事前の評判はやはりシュネルマイスターでした。最強の4歳世代のNHKマイルC勝利馬。去年の安田記念こそダノンキングリー、グランアレグリアの3着でしたが、次の毎日王冠でダノンキングリーに勝利して復仇を果たし、マイルチャンピオンシップではグランアレグリアの2着。ドバイでは8着と負けてしまったものの、短距離無双のグランアレグリアが引退した以上、現役最強マイラーの名を関する筆頭候補はやはりこのシュネルマイスターと見られていました。

ところが、調教が公開されたあたりからかなりみんな首を傾げだしたんですよね。
超太め残り、調教もバタバタで評価する人も少なく、これ海外遠征戻ってから調子戻っていないんじゃないかという評価が飛び交ったわけです。
実際、これだけ片っ端からみんながみんな、これあかんのちゃうんか!? と言ってるのはあんまり見たことないくらいで、ほんとによっぽど調子も良くなく仕上がりも悪かったんじゃないでしょうか。

おかげで時間が経つに連れて人気倍率は下がっていき、最終的に1番人気をイルーシヴパンサーに譲ったのもその辺の評価が影響したのでしょう。

かわりに一番人気になったイルーシヴパンサーは、4連勝で東京新聞杯を勝っている新星でした。ただその東京新聞杯が2月6日の開催で、春のマイル戦線は一線もしていなかったのです。そのレースでファインルージュを破っている事から決して裏道街道ってわけじゃなかったんですけれど、それでも一線級とまだちゃんと走っていない、レース期間が開いているということから新勢力で注目はされてましたけれど、当初はここまで人気ではなかったと思うんですよね。
ところがシュネルの不調と、それに比べてパンサーがかなり充実した調教内容だったみたいで、その出来、仕上がりの比較から相対的にイルーシヴパンサーの評価が上がっていった、という感じです。

もう一つの有力勢力として、ヴィクトリアマイルからのローテ組がありましたが。これ、データ的に見ると非常に複勝率高い前哨戦だったんですけれど……詳しく見ると、このローテで来たアーモンドアイとグランアレグリアが圧倒的一番人気ながら2着に負けている、というレースでもあるんですよね。中2週という過酷なローテでもあるんですよね。あのリスグラシューですら、掲示板外に負けてしまっています。
ってかヴィクトリアM組の連対率高いの、アエロリットが二年連続2着に入ったからだろ、あれ。
ヴィクトリアM組は好走しやすいと見るべきか、圧倒的実力馬ですら2着に負けてしまうローテと見るべきか。見方によって難しい判断だったんですよね。まあアーモンドアイに関しては破ったのグランアレグリアという対戦相手の妙もあるのですが。

今回はファインルージュ、ソングライン、レシステンシアと名うての3頭がヴィクトリアMローテで安田記念に挑戦でありました。
秋華賞、東京新聞杯、ヴィクトリアMと3連続2着中のファインルージュが3番人気。先週ダービーを勝利した武豊鞍上というのも理由としては影響したでしょう。
4番人気にはソングライン。前走ヴィクトリアMでは5着に破れてしまいましたが、その前は海外サウジで快勝して名を挙げた馬でした。前走5着だったのでもっと人気下がると思ったんですけれど、思いの外評価高いままだったんですよね。この馬のポテンシャルを見込んでいた人が多かったという事なのでしょう。

5番人気には唯一の3歳馬。朝日杯2着。NHKマイルC4着と、現クラシック世代の中でマイル戦線を突っ走っているセリフォスがあがりました。ただ3歳馬はこの安田記念では苦戦中。にも関わらず5番人気というのはだいぶ評価されてたってことじゃないでしょうか。NHKマイルCは一番人気でもありましたしね。

6番人気には4連勝でマイラーズカップを制した上がり馬のソウルラッシュ。ただ、マイラーズC組は全般的に人気は低かった気がします。最近あんまりレート高くないのかなあ、マイラーズC。浜中ジョッキーのお手馬で、応援していたのですが。

他にはダートはフェブラリーステークスを勝ったカフェファラオがなんでかこの芝のG1の方に参戦。このカフェファラオ。前にも函館記念に参戦したり、と芝に色気を出しているのですけれど、なんでだ? オーナーの意向? 調教師の挑戦? 

また高松宮記念組もけっこう参戦していますけれど、これも総じて距離長いんじゃないの? という評価なのか人気は低かったですね。ただその中で唯一サリオスが、むしろ高松宮記念は距離短かったんじゃないの? という感じだったのでむしろマイルより長い方が適距離で陣営も本腰を入れていた気がします。


結果は……ソングライン優勝!!



前走で色々キツい競馬になってしまったの、池添騎手よっぽど悔しい想いしてたみたいですね。かなり心中期するものがあったみたいで、めっちゃ気合入ってました。めちゃくちゃ嬉しそうだったなあ。
管理する林調教師、これがG1初タイトルなのか。おめでとうございます。

今日は東京競馬場、結局雨振らず良馬場となりましたけれど、どうも前目決着が多かったみたいで。
後ろからだと届きにくいかな、と思っていたのですけれど、なんのなんの。最終的に後方に居た馬がツッコんできました。

ただ直線の真ん中あたりまでは2番手につけていたダノンザキッドがいい感じに先頭立ったんですよね。ところが、そっから全然伸びない。1000メートル58.8くらいだったからペースとしては速いくらいだったはずなんですけど、結果としてよーいどんになったんですかね、これ。
後ろに居た馬、軒並み32秒台で差してきてるんで、これはダノンザキッド突き抜けられませんわ。
ただあれだけベストのポディション取りしてあの展開で突き抜けられないとなると、今後も苦しいかなあ。仕上がりもかなりベストな感じだったみたいですし。細江さんイチオシでしたよw
結局ダノンザキッドはファインルージュにもかわされて6着。
ファインルージュは先行組が軒並み置き去りにされた中で一頭だけじわじわと最後まで伸びての5着ですから、相当馬場悪いところ走らされたにも関わらず、でもありますしね。決して悪い競馬ではなかったかと。

勝ったソングラインは直線で大外に持ち出して、気持ちよく外側を走れましたね。最大のパフォーマンスを発揮できるレース展開を、池添騎手が導けたということでしょう。

2着には内側から馬群を割って飛び込んできたシュネルマイスター。あれだけ調子悪いは太いわ、挙げ句直線では馬群に塞がれるわしながら、最後ルートが開いたのを見計らってグイグイ伸びての2着であります。いや、これは強いわ。本調子とは程遠かったにも関わらず、これだけの競馬見せられたら強いとしか言いようがないですわ。もし調子が本来のものだったら、あと何馬身かグイグイと伸びそうな勢いでしたもんね。

3着にはサリオス。久々にサリオス複勝圏内ですよ。いや前前走香港マイルで3着入ってますが。
22キロ減、と凄まじく体重落としてきてこれはどうなの!? という所だったのですが、528キロは限界まで絞った日本ダービーと同じ馬体重。それ以降は538キロあたりをウロウロしていて、去年くれから540キロ台。前走高松宮記念では550キロまで大きくなっていた馬体。さすがに大きすぎたという事なんでしょうか。少なくとももう一回530キロ台で抑えとくべきなのかもしれないなあ。距離もこれ、スプリントはやはり論外。マイルから中距離路線に戻ってほしいですね。あと、サリオスにはやはりレーン騎手が合う模様。


4着にはセリフォス。ソグンラインの更に後ろ、更に外からの強襲で4着まで駆け上がりました。3歳でなおかつあの位置取りからの差し脚での4着は立派。今年はまず重賞タイトル一つ取って足場にしてほしいものです。

1番人気だったイルーシヴパンサーは、うん流石に位置取りが最後方では後ろ過ぎましたね。8着でした。ただ上がり時計は7着で同じような位置に居たエアロロノアと同じ32.6の1位の鬼脚を見せてるんですよね。この2頭は展開次第ということになってしまうのかな。展開さえハマればあっさり勝ってしまう実力はありそうなので、難しいですねえ。

前走高松宮記念記念を勝ったナランフレグ。ずっとスプリント戦を走ってきてこれが芝マイル初めてというレースだったのですが、この馬も最高峰から一気の追い込みで良い脚を見せてくれました。おもったよりも距離大丈夫だったかな。今回のは展開ですねえ。ただ、やっぱり1200〜1400がベストではあるんでしょう。

レシステンシアは11着。距離はまあともかくとしても、レース間隔短かったのはしんどかったですね。高松宮記念・ヴィクトリアM・安田記念という過酷なローテーションでしたしね。

ソウルラッシュは自分の競馬出来なかったかなあ。前が壁になって無理に斜行してしまったり、と実力出しきれないレースになってしまわれたと思います。13着は負けすぎですけど、1着から0.6秒差と考えるとタイム的にもそこまで悪いものではないかもしれません。ともあれ、次走ですね。

芝挑戦のカフェファラオは残念ながら17着。直線前目のいい位置につけたんですけどね、やっぱり芝では集中力を欠いたみたいで、ダート路線でいいんじゃないかな。


結局、またも1番人気が勝てずに今年に入ってG1は1番人気が全滅中という珍しいことになってます。
ソングラインはNHKマイルCの2着。そしてサウジでの海外重賞勝利がフロックでない事を証明できてホッとしたところでしょう。とは言え、まだまだシュネルマイスター健在なので、最強マイラー対決は秋へと続く……。


第75回鳴尾記念 G3 回顧   



おかえりっ、ヴェルトライゼンデ!



ドリジャの星が帰ってきた。
屈腱炎から1年4ヶ月ぶりの復帰戦。無敗の三冠馬コントレイルの同世代であり、クラシックでは有力馬として鳴らしたヴェルトライゼンデですが、好走はするもののどうしても重賞は勝ちきれず、ホープフルステークスでは2着。日本ダービーでは3着。スプリングSや神戸新聞杯などのトライアルレースでも2着続き。
古馬になって一戦目のアメリカンジョッキーズクラブカップでも惜しくも2着となったところで屈腱炎が発覚。
長い長い休養でした。世代の先頭を突っ走っていたコントレイルは引退し、競馬界は一つ下の世代の21世代が席巻。そんな中でひたすら怪我の回復につとめ、ようやくこの夏復帰となったヴェルトライゼンデが、念願の重賞制覇を復活Vで決めてくれました。
これまで勝ち切れなかったのが嘘みたいな、直線の猛然とした抜け出し。良い勝ちっぷりでした。おめでとう、おめでとう。
鳴尾記念は今は宝塚記念の前哨戦的な立ち位置になってますけれど、去年ユニコーンライオンが勝ってそのまま宝塚記念で2着に入ったように、実績残しているレースなんですよね。ヴェルトライゼンデがこのあとどういうローテーションを進むのかはわからないのですけれど、ディープボンドやポタジェ、パンサラッサといった同世代牡馬に追いつけ追い越せでG1戦線に這い上がってきて欲しいものです。
なんにせよ、おかえりなさい。無事走りきれて良かった。

2着にはジェンティルドンナの娘であるジェラルディーナが入線。この馬もそろそろ重賞タイトルが欲しいところでしたが、ゴール板前まで猛追する勢いは素晴らしかったです。ここ3戦微妙なレースだっただけに、ここでこの2着は大きい。次回は期待できそうです。
3着にはサンレイポケット。この馬もいい加減ブロンズコレクターというか。掲示板はなかなか外しませんねえ。

1番人気のカイザーバローズはあまりいいところなく6着に沈んでしまいました。ちょっとあかんかったなあ。


しかし、鳴尾記念はどうしても年末近くという意識が離れなくて、夏の時期にあるの未だに違和感あるなあ。もう夏に移動してだいぶ経つはずなんですがw


第89回東京優駿 G1 回顧  



ぐわーーっ、熱い、熱いレース。激烈に熱いレースでありました。
観客6万人という大観衆が見守るなかで繰り広げられた日本ダービー。やはりこれだけの大観衆がいると、空気が震えます。地面が揺れます。世界がどよめく。雰囲気が全然違うわーー。

そんな中で勝ったのは千両役者武豊。前人未到のダービー6勝目。ドウデュースはナリタブライアン以来の朝日杯勝ってダービーも勝った馬になりました。
強い。文句なしに強かった! 





皐月賞では出遅れてしまったデシエルトが、今回はスタートを決めて予定通りに逃げを打つ。それを見る形でアスクビクターモアが2番手につけ、ピースオブエイト、ビーアストニッシド、ロードレゼルという先行勢が付ける、というほぼほぼ紛れのない予定通り予想通りの展開でした。
ただタイムが1000メートル58.9秒というなかなかのハイペースだった事が予想外か、いや予想通りか。デシエルト、やっぱりかっ飛ばす逃げ馬だったようです。しかしこれでだれた展開にならず、ビシッと引き締まったレースになりました。
ルメール、武豊は後方でじっくり脚をためる競馬を選択。この作戦が見事に決まりましたね。
直線で抜群の手応えを見せて、ドウデュースが他のどの馬よりもワンテンポ早く反応して一気に飛び出し、ヨレてきたアスクビクターモアに進路を邪魔されるという若干の不利があったものの、これを躱して後方から一気に駆け上がってくるイクイノックスをクビ差押さえて、文句なしの完勝でした。
うん、強い。

イクイノックスも常に外を周りながらのメンバー最速での上がり時計を決めての2着。この馬は皐月賞に続いて負けてさらに強し、という競馬を見せてくれますねえ。どうしても勝ちきれない、という競馬じゃなく、貫禄を感じさせてくれる2着なあたり、これビワハヤヒデを思わせてくれる姿です。
これは菊花賞が楽しみですわ。

3着は先行2番手からついに最後まで譲らずのアスクビクターモア。アスクビクターモアの想定していた理想的な展開。前に馬を置いての2番手追走、という形で競馬を進められたものの、かなりのハイペースとなってどうなる事かと思ったのですが、最後の直線外にヨレたもののその後持ち直して後ろから伸びてくるダノンベルーガをついに抜かせず、押さえつけ、粘りに粘っての3着。
デシエルトが距離の長さもあったのでしょうけれど15着に撃沈し、他の先行勢も軒並みバテ果てて壊滅したなかで、唯一前に残ってみせた競馬は期待以上に強さを見せつけてくれたんじゃないでしょうか。これは、今後も期待できそう。重賞をいくつも、G1だって狙える馬になりそうです。

4着はダノンベルーガ。こちらは逆に、アスクビクターモアを躱せなかったあたりがちょっと苦しいですね。馬群に包まれての競馬となりましたけれど、前が塞がるような厳しい状況ではありませんでしたし、確かに伸びてきてはいるのですけれど、全メンバーの中でも究極仕上げだった状態からすると今ひとつという伸び方でありました。本当に強かったら、あそこからもう一回もう二回、グイグイっと伸びるのが名馬と呼ばれる馬たちですからねえ。
マイナス10キロというギリギリまで絞り上げた仕上げは、メンタルの余裕も奪っていたのかもしれません。そんなにチャカ付いた様子までは見せてなかったんですけどね。発汗も目立っていましたけれど、先週のオークスでの牝馬たちに比べたら全然マシな状態だったと思うのですけれど、それでも大事な何かが一つ二つ欠け落ちてしまったのかもしれませんね。
果たして、今後もう一度立て直せるのか。ここまで仕上げて勝てなかったとなると、ちょっと不安が立ち込めます。

5着は青葉賞勝ったプラダリアがわりと前目に位置取りながらもジワリジワリと足を伸ばして掲示板まで駆け込みました。青葉賞のあの鋭さはないように見えるけれど最後まで途切れずに伸び続ける脚色が印象的でしたけれど、この馬どんなシチュエーションでも絶対に無様な競馬はしなさそうなんですよね。常に最後まで伸びてくる競馬をしそう。常に勝ち負けになるかはわかりませんけれど、常に掲示板はまず外さないって馬になりそう。

6着にはキラーアビリティ。
ちょっと仕掛けが遅すぎましたね。直線入ってからの反応速度で、スッと前に仕掛けていったイクイノックスと比べて、この馬は加速しだすのがかなり遅かったように見えます。武史くん、ビシビシ鞭叩いてるんですけどね。スピードに乗ってからは大外から内にいた馬を軒並みぶっ差してゴールしましたけれど、うむむ。それでも皐月賞の体たらくはある程度解消できたんじゃないでしょうか。
次のレースの様子次第だなあ。

7着にはジオグリフ。位置取りはダノンベルーガとほぼ並んでの直線突入となりましたけれど、そこから苦しかったです。これはシンプルにスタミナかなあ。2000までが限界。2400はちょっと長いのかもしれません。レース自体、なかなか息を入れさせてくれない厳しいレースになりましたし、この着順は仕方ないでしょう。今後はマイルから中距離路線に進むんでしょうか。その距離なら、ガンガン行けそう。

8着はオニャンコポン。あー、ちょっと前開かなかったですね。一番行きたいときに前にズラッと壁が並んでしまった感があります。前が空いても伸びたかはわかりませんけれど、加速のテンポが1つ2つ遅れてしまったのは間違いないでしょうね。それでも掲示板乗るか乗らないかくらいかなあ。まだもうちょい力不足ですかね。

勝ったドウデュース。大観衆の大歓声を横目に、ウイニングランというかウイニングウォークでスタンド前の外柵沿いを表情も変えずにひょいひょいと歩いている様子は、武さんの言う通り飄々としていてなんとも涼しげでありました。あの熱戦を勝った馬とは思えない、うんスマートでかっこいい馬じゃないですか。
馬主は武豊の大ファンとして名高いオーナーで、キーファーズとして初のダービーを武豊を擁して勝ったわけで。感無量でありましょう。今後は、まず間違いなく凱旋門に向かうでしょうね。
秋がまた、楽しみです。




第89回東京優駿 G1 展望   

今年もこの季節がやってまいりました。今年三歳となる2019年生まれの馬は7522頭。その中でわずか18頭だけが参戦することを許された世代頂点を決める日本ダービー東京優駿。
毎年数々のドラマが生まれるダービーですが、今年もまた伝説が誕生するのでしょうか。

すでに話題になってますけれど、JRA公式が作った出走馬紹介動画がめちゃくちゃかっこいいんですよね。



これは見るだけで滾ってしまいます。ってかもう、全部の出走馬が歴戦のツワモノにしか見えないよ。

とはいえ、そんな中での人気の有り無しは出てくるもので。
上位人気は
「ダノンベルーガ」川田騎手(共同通信杯1着。皐月賞4着)
「ドウデュース」武豊騎手(朝日杯FS1着。皐月賞3着)
「イクイノックス」ルメール騎手(東スポ2歳S1着。皐月賞2着)
「ジオグリフ」福永騎手(皐月賞1着)
と、この4頭に絞られているようです。それ以降は単勝人気が十倍台も後半。かなり支持率は離れているようです。極めて混戦だった皐月賞と比べると頭数は絞られたと言えますが、それでも一番暢気のダノンベルーガで4倍前後。1〜3番人気はいつ入れ替わっても不思議ではない接戦を演じているので、実力拮抗という評価は皐月賞から傾向として変わっていないのではないようです。

1番人気はダノンベルーガ。それにドウデュース、イクイノックスがほぼ同倍率で続き、三冠最初のレースである皐月賞を勝ったはずのジオグリフがやや離れて4番人気といった様子。
図らずも今年のオークスと同じく、最初の一冠を勝った馬が少なからず軽視されているようですね。
スターズオンアースは見事にその前評判を覆して、2冠を勝ち取りましたが、果たしてジオグリフはどうなるでしょうか。
福永騎手は、前々年のコントレイル。去年のシャフリヤールとダービーを連覇。史上初のダービー三連覇のチャンスがかかっています。
彼に初めてのダービーをプレゼントしてくれたワグネリアンが、今年の頭に現役中に急死。ワグのためにも、福永騎手も今年のダービーには期するところがあるでしょう。
ジオグリフ自身も距離の不安やノド鳴りの症状など不安視される要素はありますけれど、これはいざ走ってみないと分からない不安でもありますからね。福永騎手の好騎乗が目立った皐月賞ですけれど、馬の実力に不安は微塵もないでしょう。むしろ4番人気って実績に比して低評価じゃね? 皐月賞馬なんですよ、ジオグリフは。
ただ仕上がりとしては、目いっぱいだったのは皐月賞の方だった、というのはおおむね全体の評価なのかもしれません。それでもなお、強い馬は勝つんですけどね、こういうシチュエーションで。


イクイノックスは18番大外枠に。はからずも、鞍上ルメールはオークスに引き続き大外枠に。ってかイクイノックス、皐月賞でも18番だったよね!? ってか、ルメール、大外枠ばっかりじゃね、今年!?
幸いにして、前回オークスでルメールはようやく今年G1どころか重賞初勝利。これまで燻っていたものが一気に開放されて、ルメール祭り開催という可能性もあるんですよね。
皐月賞では5ヶ月の休養明けを物ともせずに2着。キタサンブラック産駒はどうも中山と相性が悪いらしく、産駒成績めちゃくちゃ悪いらしいんですよね。そんな中での2着は高評価に値します。
その上で舞台変わっての東京競馬場。距離延長も好材料。陣営も本命はここダービーを目標にしてのローテーション考えるべきでしょう。
2歳時から世代筆頭に近い評価を受け続けていたイクイノックス。その真価が試されるレースです。


皐月賞4着にも関わらず、ここダービーで1番人気に躍り出たダノンベルーガ。中山の最終週で荒れた最内での競馬となったのは少なからず影響があったかもしれませんが、それでも前とは大きな差がありました。ここでどんな結果を出すかによって、ベルーガが真に評判通りの実力馬なのか、それとも毎年居るこの時期くらいまでは非常に評判高かったのにいつの間にかOP特別くらいで頑張ってる馬になるかの境界線になるんじゃないでしょうか。
仕上がりはバキバキに決めてきてるみたいなんですけどね。仕上げすぎて、ここで燃え尽きてしまうんじゃないか、と若干心配になってしまいます。

武豊のドウドュース。皐月賞では位置がさすがに後ろ過ぎましたが、凄まじい脚色を見せてくれて3着まで割り込んできました。負けて強しの競馬であり、ダービーこそより実力を発揮できそう、という声もレース後は多かったような気がします。
皐月賞のときのふわっとした1番人気よりも、今回の2番人気の方が実力に根拠を見出して応援買っている人も多いんじゃないんでしょうか。
個人的にも皐月賞の頃は朝日杯勝ったけれどほんとに強いのかな、と思う所があったんですけれど、今は疑っていません、はい。
キズナ以来、長らくダービージョッキーから遠のいている武豊さんも、そろそろもう一度栄冠を手にしたいところ。

とりあえず、今年のダービーはこの四強。皐月賞の上位4頭がそのまま人気を争うせめぎあいとなっています。

この他、その珍名で話題沸騰の「オニャンコポン」が5番人気。
皐月賞で逃げて見せ場を作って5着に残った「アスクビクターモア」が7番人気。
ホープフルS勝ち馬で、皐月賞では3強に続く4番人気だったものの13着と大敗してしまった「キラーアビリティ」が8番人気。

キラーアビリティは出遅れるわ終始位置取りも悪いし調子も良くなかった、とまあほんとイイところなかったのですが、だからといってダービーで巻き返しなるか、というとさてどうでしょう、という感じではありますなあ。ホープフルS組全体が皐月賞ではよろしくなかったですからね。
オニャンコポンは5番人気の高評価を得ていますが、皐月賞でドウデュースと同じくらいのポジションにいてちぎられてしまいましたからね。ある程度格付けされてしまったんじゃ、と思わなくもありません。
それでも、エイシンフラッシュ産駒としてぐんぐん成長してくれれば、巻き返しもあるんでしょうけれど、ダービーではどうでしょう。仕上がりに関してはキッチリ以上に抜群に仕上げてきたって評価が散見されますので、楽しみもありそうです。
アスクビクターモアは皐月賞、いい競馬したと思うんですよ。ただ逃げになってしまったのが辛かったかなあ。今回も前に行きそうな馬が少ないだけに、先頭に立つことになると厳しいかも。
ただ前に馬を置いてペースハマってしまうと、前から落ちるどころか直線で伸びるくらいの力は持ってそうなんですよね。侮れない一頭です。今回はデシエルトが逃げそうですしね。

そのデシエルト。皐月賞でも逃げる予定が大幅に出遅れてしまったために、したい競馬が出来ずに大敗。でも、今回は調教で上位人気馬に匹敵するような高評価が観られるだけに、面白い穴馬になるかも。
逃げ馬の中でも猛り逃げるタイプみたいなので、将来的にも面白そうなんですよね。ただ距離が持つかどうか。


皐月賞を走っておらず、別路線からの参戦組となると
京都新聞杯を勝ってきた「アスクワイルドモア」
プリンスパルステークスで権利をもぎ取った「セイウンハーデス」
毎日杯から皐月賞を経ずにここに直行するシャフリヤール路線を選んだ「ピースオブエイト」
青葉賞で圧巻のパフォーマンスを見せた「プラダリア」と同レース2着の「ロードレゼル」
NHKマイルC2着からの変則路線っでの参戦となった「マテンロウオリオン」
と6頭が居ますが、プラダリアが6番人気となっている以外は全部10番人気以下。さすがにこれらが勝ち切るイメージはなかなか湧かないかなあ。


うん、盛り上がってきた盛り上がってきた。果たしてどの馬が今年の頂点に立つのか。誰がダービージョッキーの栄冠を手にするのか。楽しみです。

第83回優駿牝馬 G1 回顧   



ちょあああーーー!? レース途中で放送終わっちゃったんですけど!? CM!? なんでCM行くの!? いや行くのは仕方ないかもしれないけど、テロップでも何でも予告してくださいよ!?
パニックに陥ってる間にレース終わっちゃってたじゃん!?
ふわぁぁぁっ!! なんかもう開始前から波乱波乱のオークスでした。


これは完全版です。途中で途絶しませんw




レース直前、ゲート前集合になった際に大観衆(今週から入場7万人近くに解禁)の圧に影響を受けたのか、サウンドビバーチェが暴れてまさかの放馬。
ぎゃああああ! てなもんですよ。なんてこったい。ここオークスに絞って調整してきてたのに。調子も抜群、狙い目だったのにーー!
放馬したというものの、全力疾走ではなく流し目で走っていたのでもしかしたら大丈夫かな? とも思ったのですけれど、なかなか捕まらずにウロウロしてた時間がなかったのと、なんかどっか怪我でもしたのかな。ゲート前まで戻ってきたときにしきりにビバーチェの顔か目のあたりを気にして話し合ってたんで、放送でも故障発生のため除外、というアナウンスが流れて競争除外に。
単に疲れただけなら、疲労が著しいため、というアナウンスが流れることが多いので、ほんとに怪我だったのでしょう。
……調べてみたらやっぱり顔に怪我してたみたいです。ってか、観客気にして暴れたんじゃなくて、他馬に蹴られたの!? 映像見直してみたら、あホントだ。蹴りくらってびっくりしてる。これは可哀想に。

ともあれ、この放馬で15分以上発送が遅れ、テレビでは放送時間切れ(これ西日本だけだったのかしら)。出走馬もかなりの時間大観衆の前で待たされたために、多くの馬が発汗など興奮して疲れたり、緊張を切らしたりしてたみたいです。
ここで、人馬ともにグッと堪えて、臨戦態勢を維持できた精神的に強い馬たちが上位に残った感があるんですよね。

1番人気のサークルオブライフは、特に汗だばだば流しててうるさい仕草を見せていて、こりゃヤベえという感じが発走前から見えていました。
挙げ句、スタートで見事に出遅れ。もうレースになんなかったですね。今回は度外視で次走は考えた方がいいかもしれません。

勝ったのは桜花賞を勝利したスターズオンアース。地上の星は、なおも潰えませんでした。
不利な大外枠で、このパフォーマンス。距離も不安視されていましたけれど、全然問題なかったですね。ニシノラブウインクが先頭で引っ張ったのですけれど、同じく前を争うかと思われたサウンドビヴァーチェが除外になったことで、ニシノラブウインクと競う馬が居らず一旦突き放しにかかったもののすぐにペース落ち着いて、前半はだいぶ流れたのかな。おかげで、距離苦しい面々もぐっと我慢できて脚を残せる展開になったんじゃないでしょうか。
同時に、発走前にスタミナ消費してしまった面々は終了のお知らせでした。
スターズオンアースは母方でもソウルスターリングが居ますからね。距離については展開だけじゃなく言われているよりもずっと大丈夫だった、という事もあるのでしょう。
まあ強い勝ち方でした。この馬は左回りが苦手、と言いますか、ちょっと走ってると右にもたれる癖があるんで、桜花賞では川田騎手がそのへんうまいこと馬群の中に入れて我慢させてたんですが、今回大外枠ということで壁に出来る馬がいない状況だったのですが、このあたりもちゃんと克服したんでしょう。メンタル面でも成長著しかったということですね。この世代の馬たちは初めてとなるだろう7万の大観衆に、トラブルによる長時間の待機というプレッシャーをものともせず、の勝利は競馬の内容以上に強さを感じさせてくれるものでした。
桜花賞、オークスと二冠達成して、牝馬三冠に挑むこととなりました。桜花賞とオークスを勝った馬というのは、みんな歴史的名馬になってる馬ばかりですからね。故障さえしなければ、皆古馬でも無類の活躍を見せた馬ばかりです。
スターズオンアースもこの仲間入り、となってほしいものです。
そしてルメール騎手、今年ようやく初めてのG1制覇。ああ、ルメール解禁されちゃいましたよ。これからルメール劇場開始ですか? こりゃ、来週のダービーも怖いなあ。

2着にはD・レーン騎手騎乗の薔薇一族スタニングローズが入線。この馬は前目につけていたのですが、ずっと内につけていて、直線に入ったところでスルスルと外の馬場の良いところに持ち出して、カメラ切り替わったらいつの間にか外の伸びて来る位置につけていたのは、びっくりさせられました。
その前に居たアートハウスも一瞬伸びるか、と見えたんですけど、一瞬でしたね。あっさりスタニングローズに躱されてしまいました。このまま勝つんじゃ、という勢いだったのですが、外から強襲してきたスターズオンアースに差されて惜しくも2着。でも、見どころたっぷりの2着で、この馬も今後が楽しみですね。

3着には、横山武史がうまいこと持ってきてのナミュール。残り200メートルくらいで横に並んできたプレサージュリフト(5着)の方が脚色良かったように見えたんですけど、併せ馬になってそこから根性発揮してさらにグイッと伸びての3着でした。あそこ、根性見せたのは良かったなあ。ああいう気合を見せてくれると、今後も期待してしまいます。

そして4着には後方からぶっ飛んできたピンハイ。ちょっと直線入ったときの位置が後ろだったのが痛かったですね。ナミュールのすぐ後ろにつけていたのですが、プレサージュリフトと馬体を重ねて、さらにアートハウスがジリジリと下がってきているあたりで前に壁が出来たので、一旦外に持ち出してるんですよ。そこからやる気無くすでもなく、競馬を投げ出さずに残り100メートルで再加速してプレサージュリフトまで躱して4着に入るという、これまた根性根性の競馬。
展望でも語りましたけれど、この馬ちっさいのに本当に一生懸命走りますわ。メンタル強い! ピンハイも距離は長いと思ったのですけれど、それでも頑張りましたね。
これは2000メートルになる秋華賞はよりいっそう注目スべきかもしれません。ってか、ファンになっちゃいましたよ、ピンハイ。これから応援していきたいと思います。

アートハウスは7着ですか。事前のコメントで川田くん、なんか大丈夫かなというコメントしてましたけれど、通常よりもさらに精神面を試されるレースとなってしまったので、厳しかったですねえ。
エリカヴィータも、残念ながらいいところなく9着。
まあ今回あかんかった馬たちは、ちゃんと原因がある、とも言えるので次走った際の結果を見てから、判断した方がいいかもしれません。
なにはともあれ、また名馬が一頭誕生しました、めでたい!

第83回優駿牝馬 G1 展望   


殆どの牝馬にとっては初めてとなる2400メートルという距離。微妙なんですよね、この距離。みんな初めてだからこそ、本来は1600や2000メートルが適距離かな、という馬でも時期的なものもあってか何とか持ってしまうこともあり、またどうしても距離の壁に突き当たることもある。
去年はソダシがこの壁に跳ね返されてしまいました。今年はさてどうなるでしょう。

桜花賞ではまあ伏兵と言っていいでしょう7番人気の「スターズオンアース」がウォーターナビレラを捉えて一冠目を奪い取りました。初めての重賞勝ちが桜花賞でした。
この勢いでオークスも、と言いたいところですが、鞍上の川田騎手が乗り替わり。まあ元々主戦騎手ではなく、桜花賞のときが初めての騎乗となるテン乗りだったんですよね。さらに今回はルメール騎手が乗るということで、乗り替わりのダメージは最小限で済むんじゃないでしょうか。ただ、今年ルメール騎手は勝ち星こそ稼いでいるものの、JRAではG1どころか重賞を一つも勝っていないという異常事態なのですが。おまけに、枠が大外枠の18番に。過去十年3着以内に入っていない枠であります。8枠は勝ち星こそないものの、2着3着はあるのですが。
ドゥラメンテ産駒ということで、距離は十分。母方の妹、つまり叔母に5年前のこのオークスを勝ったソウルスターリングがいるので血統は大丈夫なんですが。

桜花賞2着の「ウォーターナビレラ」は逆に最内の1枠1番。最高の仕上げだった桜花賞。武豊も勝利への確信が一番あったレースだったんじゃないでしょうか。それが、悔しい2着でしたからね。
このオークスは距離も伸びることで、さてどうなんでしょう。シルバーステート産駒はウォーターナビレラが第一世代だったかな。彼女が産駒では出世頭なんですよね。シルバーステート自体ディープ産駒ですし、スタミナは大丈夫とは思うんですけれど。でも最内はねえ。先週先々週と最内を走った馬がもう一つ脚が伸びなかったという光景を見てしまっているので、ちょっと不安であります。ナビレラ自身、前に行く馬ですしねえ。
鞍上武豊と、調教師武幸四郎という兄弟コンビによるクラシック制覇。まだまだチャンスはあると思いますが。

2番は「スタニングローズ」。お婆ちゃんがローズバドですよ、ローズバド。オークス秋華賞エリザベス女王杯と同年でこれらのレースを全部2着入った名牝です。そしてかの有名な薔薇一族。叔父さんにはあのローズキングダムも居る血統です。日本競馬界でも有数の高貴なる一族ですなあ。今なおこうやってクラシックに一族送り込んでくるんですから、すげえ血族ですよ。
フラワーカップから桜花賞には出走せずに直接ここに。鞍上は短期で出稼ぎに来ているレーン騎手。
ただレーン騎手、今回の来日ではあんまり調子よろしくないので、その分割引いて考えないといけないかも。

3番は「アートハウス」。まだ重賞走ったことなくて、忘れな草賞(L)からの初G1挑戦という馬なのに、前日人気2番人気ですよ!? ちょっとこれは人気しすぎじゃね? と、思うのですけれど、新馬戦から3戦、ずっと2000メートルで走ってきたという実績と、鞍上にわざわざ川田騎手が桜花賞馬から降りてこっち乗った、というのが大きく響いているように思います。
またこの馬を選んだ理由が心憎いんですよ。アートハウスの母馬はパールコード。重賞勝利こそなかったものの、オークストライアルのフローラSで2着。また秋華賞で2着。その後も牝馬重賞で人気集めた牝馬でありました。覚えている人も多いんじゃないかな。なんで中山牝馬の次ダート行ったんだ!?! いやまあ、それはいいとして。この馬の主戦騎手がこの川田くんだったんですよね。母馬で果たせなかったクラシック制覇を、子で果たす。その心意気でこちらを選んだとのこと。正直川田騎手には思う所色々あるのですけれど、こういう所は素直にかっこいいと思いますよ。おのれ……。
また人気集めているの、忘れな草賞の強い勝ち方見て、というのも大きいのかな。なんかスクリーンヒーロー産駒にたまに出てくるやたら大物感ある馬にある雰囲気みたいなのがあるんですよねえ。



6番に2歳牝馬チャンピオン。阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬の「サークルオブライフ」が入りました。桜花賞では大外8枠という厳しい枠順もあってか、4着。でも33.3の上がり3Fは出走馬の中で最速でしたから、一番の差し脚使ってたんですよね。今回は6番というなかなかいい位置に入ったので、チャンスも大きいんじゃないでしょうか。前日人気ではこの馬が一番人気に来ていますし。
母父は最近、馬も駄目にするクッションで思いっきりクッションを枕にして横たわって寝る動画で評判を博しているアドマイヤジャパン。このオークスを制しているブエナビスタの兄弟でもあります。


8番に入ったのが桜花賞で1番人気だった「ナミュール」。ただ桜花賞、後方からの競馬となっていいところなく10着だったのが響いたのか、人気を落としているようです。前日で4番人気。まあ進路が塞がれたところもあったので、厳しい競馬だった気がします。鞍上の横山武史が今年に入ってG1ではちょっとうまく乗れていないので、そこらへんが心配かしら。気性も難しいみたいですしね。


個人的にお気に入りなのが9番の「エリカヴィータ」。いや、名前がいいじゃないですか。エリカエリカ。気が強そうなメインヒロインになれそうな名前じゃないですか。
前走はオークストライアルのフローラS。東京コースのこれを快勝。鞍上が福永ジョッキーというのも好材料ですね。この馬主さん、牝馬にはエリカの冠名を、牡馬にはジャスティンの冠名をつけているみたいで、今後エリカの名前つけた馬が重賞戦線何頭も出てくるかもしれませんね。

11番に「ベルクレスタ」。10番人気の穴馬なんですけれど、桜花賞で展開不利だった後方からぶっ飛んできたのが、サークルオブライフとピンハイ、そしてこのベルクレスタだったんですよね。差し有利のこのオークスでは見逃せない脚でした。鞍上は今年も乗ってる吉田隼人。アルテミスSではサークルオブライフの2着に入っていて、東京コースでは両方重賞ながら馬券圏内に入っているというのも、注目でしょうか。クイーンCでも進路無いところを自らこじ開けて突っ込んできてますからね。姉にかつてヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードが居ます……母方はマイルまでっぽい感じもあるんだけど。父ドゥラメンテでなんとか。

12番「ライラック」。福永乗っての桜花賞は密かに穴狙いだったんですが、出遅れで終了しました。調子もあんまり、みたいだったですしねえ。フェアリーステークスでは、桜花賞を勝ったスターズオンアースに勝っているだけに、実力はあるはず。鞍上は乗ってる横山和生。

15番「ピンハイ」。桜花賞は5着でしたけれど、出走馬の中でも存在感はピカ一でした。見てても、何この馬? なんて馬!? ピンハイ!? と、すごく目につきましたからね。上がりはサークルオブライフに続く2位。チューリップ賞でもナミュールの2着に入っていて、突っ込んでくる迫力は素晴らしいものがあります。レースに対して真面目というか、気合入っているというか。ミッキーアイル産駒なんですね。ミッキーアイル産駒って、こういう真面目にレースに取り組む馬多いのかな。母父ジャングルポケットと、血統的にもロマンある馬ですね。そして、やたらちっさい馬でもあります。前走は406キロ。小さいこと自体はかまわないのですけれど、新馬戦からずっと体重落とし続けてるのは気になるところでありますが。

16番「プレサージュリフト」。完全に後方からの追い込み馬であります。勝つ時はすげえ脚で飛んでくるんですけどね。前走桜花賞は最後方からの競馬。ゲートもうまくないというのもあるのかな。
ただハマると東京コースではえらいレースしそうな気配もあるんですよね。東京のクイーンCでは粘るスターズオンアースを猛追の末の差し切っての勝利でしたし。

17番「ニシノラブウインク」。最近ウマ娘関連でも有名なニシノ、セイウンの馬主である西山 茂行さんの持ち馬です。今年もオークス、ダービー両方に持ち馬送り込んでるんだから、凄い人だなあ。
フラワーC2着でなんとか出走圏内に滑り込みましたが、人気は15番人気。大外枠というのも響いていると思われます。


実力人気馬が勝つことの多いオークスですけれど、3着位内に人気薄が一頭飛び込んでくるのもまたこのオークスなんですよね。
しかも、この際の人気薄馬は後々実力馬として活躍することも珍しくない。
9番人気で勝ったメイショウマンボ。
あのカレンブーケドールも2着でしたが、このとき12番人気。
日経賞やオールカマーを勝つウインマリリンも7番人気。
今回人気無い馬でも、将来第一線で活躍し続ける馬がいるかもしれません。そういった意味でも、楽しみなレースです。


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第29回平安ステークス G3 回顧  





テーオーケインズつよーーーい。
鞭入れたの、ようやく先頭走っていたケイアイパープルに並んでからですよ。200メートルは切ってたんじゃないかな。
直線に入ったところで、内からスッと松山くんが真ん中まで持ち出して前が開くと、鞭を入れるでもなくヌルっと、ギアあげた風でもないのにホントにヌルっと周りを置き去りにして前に進出しだすんですよ。
松山くんが押しはじめたのはその後じゃないかな。加速の仕方が気持ち悪いほどスムーズでした。気がついたら、周りは全部置き去り。基礎スピードが全然違ったんじゃないですか? 
実況もあっさり抜けた、というように完全に他と格が違いました。ケイアイパープルは良くついていっていたけれど、それ以外はもう遥か後方。パープル抜き去った時点で松山くんも無理に追うのはやめてますし、殆ど流しているような状態で圧勝でした。
今日のメンバーではちょっと相手にならなかったですね。

第17回ヴィクトリアマイル G1 回顧   


歴代最強のメンバーが集まったと言われる今回のヴィクトリアマイル。東京芝コース1600の牝馬限定マイル戦。

右前肢繋靱帯炎という重傷から1年1ヶ月ぶりの復帰を果たした戻ってきた無敗の牝馬三冠馬デアリングタクト。
サウジアラビアの地でG3ながら賞金90万ドルという日本のG1並の賞金額を誇る1351ターフスプリントで勝利し凱旋帰国したソングライン。
JRA史上初の白毛によるG1馬。近走はダート路線で走っていたものの、久々に得意の芝マイルへと戻ってきたアイドルホース、ソダシ。
マイル戦は久々ながら、阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬であり桜花賞、NHKマイルカップと連続2着。近年はスプリンター戦線で常に最有力候補としてあげられる歴戦レシステンシア。
常に最強格として扱われながら、シルバーコレクターであり続け、今度こその戴冠を、ファインルージュ。
前年の大阪杯以降勝ち星に恵まれなかったものの、金鯱賞、そして今年の大阪杯と連続の2着と復調傾向。実はマイル戦こそ適正距離という話もあるレイパパレ。

他にも名牝メイショウベルーガの子であり、長い下積み生活の末に前走初の重賞挑戦で見事に阪神牝馬ステークスを勝ったメイショウミモザ。
このヴィクトリアマイルが重賞初挑戦ながら、同レースを二年連続連覇したヴィルシーナの子ディヴィーナ。
エリザベス女王杯の栄冠をもう一度のアカイイト。
去年の秋にローズステークスで秋のクラシックの主役の一人に名乗りを上げ、秋華賞3着に入り前走も阪神牝馬ステークスで2着と好走を続けるアンドヴァラナウト。
他にもデゼルやシャドウディーヴァ。マジックキャッスルやクリノプレミアムなど、G1戦線重賞戦線の最前線で活躍する名うての古豪たちが集まった2022年度ヴィクトリアマイル。
さて、その結果や如何に。





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第67回京王杯スプリングカップ G2 回顧  




メイケイエール、あれで勝つんか!!
これで「小倉2歳S」「ファンタジーS」「チューリップ賞」「シルクロードS」に続いて重賞5勝目。
重賞5勝は掛け値なしに凄いですよ。
道中制御が効かない荒れ馬ながら、ちゃんと走れば強いんだ、と言われ続けてきたメイケイエールですけれど、ほんと強いなっ!
池添騎手に乗り代わってからだいぶコントロールが効いていたように見えていたメイケイエールですけれど、今回は道中荒れっぱなし。勝利インタビューで池添くんが折り合いはどうでしたか、と聞かれてしみじみとキツかったですねー、とこぼしてたくらいですからね。
それでも、直線に入るくらいにはなんとか宥めていたのはさすがでした。
先頭を走っていたリフレイムが案の定、外柵に向けて斜めに走り去っていくのを尻目に各馬一斉に仕掛けていったわけですけれど、追い出してからのメイケイエールの脚色が一味違いました。
200のハロン棒前後で周りとは違う速度でグンと先頭に飛び出て、そのまま押し切りゴールイン。
ただ道中でやっぱりスタミナ使ってたんでしょうね。抜け出したあとの残り100メートルくらいでは脚色鈍ってるんですよね。遅れて伸びてきていたスカイグルーヴやタイムトゥヘブンと言った面々にだいぶ迫られていて、1600になってたら持たなかったでしょう。
一応、このレースは安田記念のトライアルレースともなっていて、勝ち馬には優先出走権が与えられるそうですけれど、メイケイエールは春はもうこれで終いにするという話も。
個人的にメイケイエールは体力・スピードなどから見てもマイル向きと思ってるんですけれど、やっぱり気性面でどうしても短い所しか走れないのかなあ。1400が今の所ピッタリにも思えます。
1200は短い感じがするんですよね。本職のスプリンターと比べるとどうしても。
もうちょっと折り合いさえ付いたらなあ。池添くん、頑張ってくださいよ。やっぱりメイケイエールがG1勝つところ見たいですし。

エアグルーヴの孫という直系という良血馬スカイグルーヴですが、重賞勝ちまでもう一歩の2着。なかなか勝ちきれないですねえ。実力的には十分だと思うのですけれど。
3着はタイムトゥヘブン。前回のダービー卿チャレンジトロフィーの11番人気での勝利がフロックでない事を証明する上がり2位の33.4秒の脚でした。この子も、アドマイヤベガの最高傑作のうちの一頭で桜花賞馬で古馬になってからも重賞いくつも勝った名牝キストゥヘヴンの子ですからね、頑張ってほしいものです。


アカイトリノムスメ引退  


ああ、この間4月9日の阪神牝馬ステークスで入場のときに、壁蹴っちゃってそれで怪我しちゃったんですよね。かなり痛そうで、地面に脚付きたくないみたいな感じになってたからこりゃアカンと思ってましたけれど、引退まで行っちゃったか。
ディープインパクトと三冠牝馬アパパネの娘ということで大きく注目され、またその血統に見合うだけの実績を秋華賞を取ることで見せてくれた良い馬でしたが、まだ勝てるもっと勝てると思わせてくれる強い馬だっただけに残念です。
今週のヴィクトリアマイルに参加してたら、もっと盛り上がってたのになあ。
とはいえ、牝馬なんでね、繁殖で頑張ってほしいものですが。
アパパネはキングカメハメハの娘ですから、ディープとキンカメが血統に入ってるんですよね。なに付けるんだろう。


ウマ娘、最近新キャラクターの発表が多くて幸せです。一時期は全然新規参入がなくて閉塞感出てたもんなあ。
とはいえ、アプリの方は時間がなくてもう全然プレイ出来ていないのですけれど、それでも新キャラが発表となるとテンションあがりますわ。
タニノギムレットとシンボリクリスエスが発表になった時は飛び上がりましたしね。
史実では親子関係にあるウマ娘は少なくないですけれど、ギムレットとウオッカくらい見た目寄せてきたのは初めてなんじゃないでしょうか。親子というイメージも強く前に出してる感じですし。
ルドルフとテイオーもわりと似せてはいますけれど、ここまでじゃなかったもんなあ。

コパノリッキー、実際の競走馬としてはそりゃもうJpn1含めてG1を11勝と勝ちまくった馬ですけれど、実際に走る馬を見てた時はそこまで強い印象はなかったんですよね。
フェブラリーステークス連覇など実績十分にも関わらず、当時そこまで強く見えなかったのはそれだけ負ける時は見せ場なく負けていたからでしょう。負ける時は掲示板外すどころか一桁着順も満たせない場合も珍しくなかったですからね。
だから、単勝人気も安定して一番人気ばかりとはならなかったはず。そのわりに忘れた頃に勝つんだから色んな意味でたまりませんでしたw


第27回NHKマイルカップ G1 回顧  


ダノンスコーピオン。直線入ってきてからの伸び足は、ド迫力と言っていいほど漲ったというか荒ぶったというか、とにかく迫力のある追い込みですごかったです。
正直、スコーピオンが4番人気というのは意外ですらありました。アーリントンカップの勝ち方はビリビリして良かったのになあ。中2週というのが嫌われたんですかね。
共同通信杯ではよほど調子が悪かったみたいですけれど、それからしっかり立て直してのアーリントンカップからこのNHKマイルカップの連勝でした。お見事。
外からマテンロウオリオンとカワキタレブリーが素晴らしい脚で突っ込んできてましたけれど、それでも抜かされる感じはなかったですね。貫禄ある勝ち方でした。
マテンロウオリオンはほぼほぼ最後方らへんからまくってきたのか。横典らしい乗り味でしたなあ。3着のカワキタレブリーとともに、良い脚の溜め方だったのでしょう。外も良く伸びた模様。
レブリーはさすがに最低人気は過小評価すぎたんでしょうか。それでも前走アーリントンで12番人気で11着だとまあ買えんですわね。
戦績を見てみると、休養明けは走らずに一度レース使うと身が入るのかその後好走している点は今後も要注目かもしれません。デイリー杯でセリフォスの3着に入ってるだけの実績もあったわけですしね。

1番人気だったセリフォスは、最内から勝負を仕掛けたものの、競り合う相手もいなかったからかパッとしないまま4着に流れ込む。4着まで粘ったことを評価すべきだろうか。朝日杯以来はさすがに長かったのかな。最近は休養明けでもしっかり乗り込んでて関係ないとは言っても、2歳冬から3歳5月にかけての成長期ですからねえ。次回で真価が問われるかと。

5着は2番人気インダストリア。直線入るまでちょうどスコーピオンの斜め後ろくらいに位置取りしてて一緒に良い態勢入っていたのですけれど、いざGOとなった時に引き絞った弓から解き放たれた矢みたいだったスコーピオンと比べて、反応がちょっと遅れた感があったんですよね。そのあたりの瞬発力の差が出てしまった気がします。

おそらく逃げるだろうな、と言われていた武豊のジャングロ。藤田オーナーに初重賞を贈ったニュジーランドトロフィー勝馬でしたが、発送直前にゲートの扉に突っ込んで顔ぶつけたのが見えて、「あっヤベえ!」と思った瞬間にスタート。案の定、思いっきり出遅れて最後方に。
スタートでおわたーー、でしたね。
ただ、上がりで見るとカワキタレブリーと同じ33.8の二位の速さで追い上げてきて、あの出遅れから先頭から0.6秒の7着まで追い上げてきたのを見ると、意地を見せたんじゃないかと。
後方からの競馬も出来そうなのがわかったのも大きいですよね。

さあダノンスコーピオン ここから大きく羽ばたけるでしょうか。期待したいですね。




昨日の新潟での障害レース。5秒1差というなかなか見たことのない超大差勝ちをおさめたフォッサマグナのレースも見ましたけど、いやはやこの差は凄えなあ。
ってかダノンキングリーとかと共同通信杯走ってた馬じゃないですか、フォッサマグナ。まだ春くらいではクラシック候補だったんで薄っすらと覚えてます。障害デビューがまた衝撃的になりましたね。
ただ、タイム的に見ると確かに早いんですけれど、むしろ2着以下が遅すぎた感が……。
同じ日の1レースで行われた同じ距離の障害のOPレースでは勝ったゼノヴァース、フォッサマグナよりも1秒以上速いタイムで勝ってるんですよね。まあレコードでしたけれど。
でも、2着以降もだいたいフォッサマグナと同じようなタイムだったのを見ると、OPクラスに上がったら流石に同じような勝ち方は出来ないだろうとは思っといた方がいいでしょう。
でも、大差つけてたから追わずに流してのゴールだったでしょうし、同時にこれならOPクラスでも余裕で勝ち負けできるだろうってタイムだったのも確か。次走が楽しみです。

第165回天皇賞(春)G 回顧  




強ぉぉい!!

タイトルホルダー、圧巻の7馬身勝利。
スタートで17番のシルヴァーソニックが躓いて、鞍上の川田騎手を落としてしまい、初っ端からカラ馬が一緒に走る波乱のレースに。
大外枠で不利が予想されたタイトルホルダーでしたけど、スタートダッシュを決めて一気に内に切り込んで先頭に。
ラップタイムを見ると、最初の1000メートルでほぼ1分。これはだいたい中距離の平均ペースで3200のレースとして見るとそれなりに飛ばしてるんですよね。
外回りコースで後続をかなり突き放しての競馬になりました。
彼が一旦ペースを落とすのは1400メートルを経過してから。だいたい一周目のゴール板を過ぎたくらいからですか。ここで息を入れたのでしょう。後続も追いついてきて、急速に間が詰まります。
ところが、後ろが追いついてきたと見るや、またタイトルホルダーは加速を開始するんですね。3コーナーから内回りコースに入る前あたりから再び200メートルを12秒台前半で刻み始めます。
これに多くの馬がついていけなくなって、2番手を走っていたクレッシェンドラブをはじめとして、ズルズルと下がっていってしまうんですね。
我慢して追いすがったのが、テーオーロイヤルとディープボンド。でも、必死で追うこの2頭と比べても、直線に入ったタイトルホルダー、余裕たっぷりなんですよ。
2400から3000までを11秒台で突っ走り、スタミナをすり潰された後続はもう全然追いつけず。さすがに残り200メートルで勢いを落として一気に13秒台になりましたけれど。その頃にはもう他の馬は遥か後方だった上に、完全にスタミナ切れ。
テーオーロイヤルも、直線で力尽きてまっすぐ走れなくなってヨレちゃってましたしね。
いやもう、完勝という他ない完膚なきまでの勝利でした。カラ馬の影響もあったでしょうけれど、それにしても内容が圧巻すぎました。正直、ここまで強いのか、というような勝ち方でしたね。
戦前は、陣営もこの距離は適性よりも長いんじゃないか、みたいな話をしてたみたいですし、今回はかなり自由に逃げることが出来た、ということもあったんですが、それでも想像以上のスタミナと競馬の上手さでありました。これが適正距離じゃないとしたら、2400とか2500とかでハマった走りが出来た時は、果たしてどうなるんだろう、と余計に期待膨らんじゃいます。
これで21世代はクラシック3冠を分け合った三頭が全頭古馬G1(海外含む)を奪取してしまう、という凄まじいことに。
まだ四歳の春ですぜ。この世代、ほんまに凄いわ。

鞍上の横山和生騎手はG1初勝利。弟に続き、兄にもタイトル獲らせて、菊花賞に引き続いて親子三代G1制覇(今度は天皇賞春)まで叶えてくれるという、もう横山家で祀ったらどうでしょうw
これはエフフォーリアとシャフリヤールとの再戦が楽しみですわー。

一番人気でここでG1タイトルを取るんだ、という意気込みも凄まじかったディープボンドですが、あかんかったなー。いやこれはタイトルホルダーがほんまに強かった、というのもあるんでしょうけれど、あれだけ和田竜二ジョッキーが追ってるのに。反応が鈍い鈍い、ズブいズブい。ぶっちゃけ、他の馬と比べたらまだスタミナ残ってそうだったのですが(テーオーロイヤル躱しちゃってますしね)、あれは追いつきませんわー。正直、ここで勝てなかったのは痛い。距離にしても、荒れたタフな馬場にしても、馬の充実度にしても、ここがディープボンドにとっての最適解だったはず。あと、どこで勝てるチャンスある? 宝塚記念は厳しいでしょう。ジャパンカップは府中だしなあ。もう一回、有馬記念に賭けますか? それとも海外?
なんとか、この馬と和田竜二にはG1獲らしてあげたかったのだけれど。いや、同じくらいタイトルホルダーも応援してたんで、この馬のスタイル好きですし、なので嬉しいは嬉しかったのですが。
同時にブポくん、悔しかったなあ。

シルヴァーソニックは、ゴール後になんでか外ラチに突撃して、昏倒してしまうという最後の最後になにをしてくれてるんだ、という。いや、普通に馬群と一緒に帰っていくと思ったのにさ!!
あれだけ豪快にぶち当たっていながら、怪我の方は全然大したことなかったみたいで良かったですよ。

タイトルホルダーの半姉にして、馬体重今回は352キロだったちっちゃいお姉ちゃんことメロディーレーンは、16番人気ながらも9着入ったのはめっちゃ頑張りました。消耗戦になりながらも、ずっと我慢に我慢を重ねて落ちていかなかったんですよね。ほんと、根性あるんだよなあ、ちっちゃいお姉ちゃん。
 

9月30日

綾里けいし
(角川スニーカー文庫)
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慶野由志
(角川スニーカー文庫)
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三上こた
(角川スニーカー文庫)
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ヤマモトタケシ
(角川スニーカー文庫)
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桜目禅斗
(角川スニーカー文庫)
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タンバ
(角川スニーカー文庫)
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伏瀬
(GCノベルズ)
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棚架ユウ
(GCノベルズ)
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アロハ座長
(GCノベルズ)
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万野みずき
(GCノベルズ)
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支援BIS
(エンターブレイン)
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ぺもぺもさん
(エンターブレイン)
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とくめい
(エンターブレイン)
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飯田 栄静
(エンターブレイン)
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竹井 10日
(ファミ通文庫)
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小鈴危一
(モンスター文庫)
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川井 昂
(ヒーロー文庫)
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アネコ ユサギ
(ヒーロー文庫)
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朱雀 伸吾
(ヒーロー文庫)
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岩船 晶
(ヒーロー文庫)
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陽山 純樹
(ヒーロー文庫)
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ひだかなみ/山口悟
(ZERO-SUMコミックス)
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おだやか/クレハ
(B's-LOG COMICS)
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藤丸豆ノ介/友麻碧
(B's-LOG COMICS)
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一メルカ/深海亮
(B's-LOG COMICS)
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太田垣康男/矢立肇
(ビッグコミックス スペシャル)
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万乗大智
(少年サンデーコミックス スペシャル)
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9月29日

いのうえひなこ/棚架ユウ
(ライドコミックス)
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餅田むぅ/新山サホ
(ライドコミックス)
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9月28日

三雲岳斗/Mika Pikazo
(新潮文庫nex)
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吉上亮/Mika Pikazo
(新潮文庫nex)
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9月27日

異識
(まんがタイムKRコミックス)
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ひさまくまこ
(まんがタイムKRコミックス)
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Koi
(まんがタイムKRコミックス)
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相崎うたう
(まんがタイムKRコミックス)
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セトユーキ
(まんがタイムKRコミックス)
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こめつぶ
(まんがタイムKRコミックス)
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福きつね
(まんがタイムKRコミックス)
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メイス
(まんがタイムKRコミックス)
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9月26日

えすのサカエ/宇野朴人
(角川コミックス・エース)
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相野仁/市倉とかげ
(角川コミックス・エース)
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平未夜/之貫紀
(角川コミックス・エース)
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大和田秀樹/矢立肇
(角川コミックス・エース)
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今ノ夜きよし/イノノブヨシ
(角川コミックス・エース)
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Ark Performance
(角川コミックス・エース)
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石田あきら/東出祐一郎
(角川コミックス・エース)
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前田理想/沢村治太郎
(角川コミックス・エース)
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鏡/丘野優
(角川コミックス・エース)
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東方Project/芦山
(電撃コミックスEX)
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笹倉綾人
(電撃コミックスNEXT)
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苗川采
(電撃コミックスNEXT)
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Dormicum
(電撃コミックスNEXT)
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山路新
(電撃コミックスNEXT)
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宝乃あいらんど/震電みひろ
(電撃コミックスNEXT)
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小早川ハルヨシ/金斬児狐
(アルファポリスCOMICS)
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くろの/永島ひろあき
(アルファポリスCOMICS)
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9月25日

涼樹悠樹
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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友橋かめつ
(オーバーラップ文庫)
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ネコクロ
(オーバーラップ文庫)
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ネコ光一
(オーバーラップ文庫)
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白米 良
(オーバーラップ文庫)
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白米 良
(オーバーラップ文庫)
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でんすけ
(MFブックス)
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出井 啓
(MFブックス)
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一分 咲
(MFブックス)
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筧千里
(MFブックス)
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カヤ
(MFブックス)
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波多ヒロ/あまなっとう
(ガルドコミックス)
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やもりちゃん/じゃき
(ガルドコミックス)
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もちろんさん/猫子
(ガルドコミックス)
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吉川英朗/月夜涙
(ガルドコミックス)
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吉乃そら/ネコ光一
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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卯乃米/桜あげは
(ガルドコミックス)
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綾北まご/冬月光輝
(ガルドコミックス)
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9月24日

棚架ユウ/丸山朝ヲ
(バーズコミックス)
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天乃咲哉
(バーズコミックス)
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洋介犬
(バーズコミックス)
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かくろう/石神一威
(バーズコミックス)
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小林立/五十嵐あぐり
(ガンガンコミックス)
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小林立/五十嵐あぐり
(ビッグガンガンコミックス)
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小林立/めきめき
(ビッグガンガンコミックス)
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長田悠幸/町田一八
(ビッグガンガンコミックス)
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小林立
(ヤングガンガンコミックス)
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小林立/めきめき
(ヤングガンガンコミックス)
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福田晋一
(ヤングガンガンコミックス)
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田尾典丈/三雲ジョージ
(ヤングガンガンコミックス)
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戌森四朗
(ヤングガンガンコミックス)
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六本順
(ヤングガンガンコミックス)
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田澤裕/友井太郎
(ヤングガンガンコミックス)
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9月22日

十文字 青/原作・プロデュース:Eve
(MF文庫J)
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総夜ムカイ/原作・監修:みきとP
(MF文庫J)
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両生類 かえる
(MF文庫J)
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木緒 なち
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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川口士
(ダッシュエックス文庫)
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川口士
(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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川口士
(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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赤金武蔵
(ダッシュエックス文庫)
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河本ほむら/尚村透
(ガンガンコミックスJOKER)
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河本ほむら/斎木桂
(ガンガンコミックスJOKER)
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昆布わかめ
(ガンガンコミックスJOKER)
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サラ イネス
(イブニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニング KC)
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江口夏実
(モーニング KC)
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瀧下信英/津田彷徨
(モーニング KC)
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藤本正二/Juan Albarran
(モーニング KC)
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千嶌オワリ/津田彷徨
(モーニング KC)
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森高夕次/足立金太郎
(モーニング KC)
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一乃ゆゆ/佐島勤
(MFコミックス アライブシリーズ)
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杉井光/篠アキサト
(MFコミックス アライブシリーズ)
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ぐう/水無瀬
(MFC)
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柏木郁乃
(MFC)
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倭ヒナ/ぷにちゃん
(MFC)
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9月21日

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9月20日

大和田秀樹
(ヤングチャンピオン・コミックス)
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クール教信者
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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いとうえい
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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小宮地千々
(GCN文庫)
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一色一凛
(GCN文庫)
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風間レイ
(TOブックス)
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やしろ
(TOブックス)
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もちもち物質
(TOブックス)
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夕立悠理
(TOブックス)
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鳴沢明人
(HJ NOVELS)
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はぐれメタボ
(HJ NOVELS)
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9月19日

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9月16日

橘 公司
(富士見ファンタジア文庫)
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長岡 マキ子
(富士見ファンタジア文庫)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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七斗 七
(富士見ファンタジア文庫)
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いつきみずほ
(富士見ファンタジア文庫)
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ラマンおいどん
(富士見ファンタジア文庫)
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ラチム
(富士見ファンタジア文庫)
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紫大悟
(富士見ファンタジア文庫)
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朝陽千早
(富士見ファンタジア文庫)
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コイル
(電撃の新文芸)
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相原あきら
(電撃の新文芸)
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イダタツヒコ/広江礼威
(サンデーGXコミックス)
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やまむらはじめ/広江礼威
(サンデーGXコミックス)
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坂崎ふれでぃ
(サンデーGXコミックス)
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了子
(裏少年サンデーコミックス)
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神内アキラ
(裏少年サンデーコミックス)
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柊一葉/じろあるば
(裏少年サンデーコミックス)
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内藤マーシー
(講談社コミックス)
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宮島礼吏
(講談社コミックス)
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久世蘭
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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裏那圭/晏童秀吉
(講談社コミックス)
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むちまろ
(KCデラックス)
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硬梨菜/不二涼介
(KCデラックス)
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さゆこ
(フロース コミック)
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あるてぃ/染井由乃
(フロース コミック)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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雪森寧々
(ヤングジャンプコミックス)
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小瀬木麻美/宮田ダム
(ヤングジャンプコミックス)
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キナミブンタ
(ヤングジャンプコミックス)
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大河原遁
(ヤングジャンプコミックス)
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武田綾乃/むっしゅ
(ヤングジャンプコミックス)
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子新唯一
(ヤングジャンプコミックス)
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グレゴリウス山田
(ヤングジャンプコミックス)
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ヤマザキマリ
(ヤングジャンプコミックス)
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スガワラエスコ
(ヤングジャンプコミックス)
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スガワラエスコ
(ヤングジャンプコミックス)
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瀬尾つかさ/bomi
(ヤングジャンプコミックス)
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川口士/的良みらん
(ヤングジャンプコミックス)
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9月15日

コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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福地翼
(少年サンデーコミックス)
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青山剛昌
(少年サンデーコミックス)
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青山剛昌/阿部ゆたか
(少年サンデーコミックス)
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かんばまゆこ/青山剛昌
(少年サンデーコミックス)
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田中現兎
(マガジンエッジKC)
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川田暁生
(マガジンエッジKC)
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ひな姫/猫又ぬこ
(マガジンエッジKC)
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水森崇史
(講談社コミックス)
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ひととせひるね
(講談社コミックス月刊マガジン)
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杜乃ミズ/餅月望
(コロナ・コミックス)
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中島鯛/ほのぼのる500
(コロナ・コミックス)
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まいたけ/生咲日月
(コロナ・コミックス)
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わかさこばと/春の日びより
(コロナ・コミックス)
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羽尻伊織/鉄人じゅす
(コロナ・コミックス)
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ハム男
(アース・スターノベル)
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友麻碧
(富士見L文庫)
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柚原 テイル
(富士見L文庫)
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七沢 ゆきの
(富士見L文庫)
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9月14日

鳥羽徹
(GA文庫)
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神田暁一郎
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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海空りく
(GA文庫)
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海月くらげ
(GA文庫)
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柚本悠斗
(GA文庫)
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白石定規
(GAノベル)
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白石定規
(GAノベル)
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守雨
(GAノベル)
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金明豪×KJ
(アフタヌーンKC)
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こだまはつみ
(モーニング KC)
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9月13日

横島日記
(リュウコミックス)
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わらいなく
(リュウコミックス)
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9月12日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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河添太一
(ガンガンコミックス)
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宮澤伊織/水野英多
(ガンガンコミックス)
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南海遊/村山なちよ
(ガンガンコミックス)
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高津カリノ
(ガンガンコミックス)
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オジロマコト
(ビッグコミックス)
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ゆうきまさみ
(ビッグコミックス)
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田岡りき
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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源素水
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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空谷玲奈/昴カズサ
(ガンガンコミックスONLINE)
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高野裕也
(ガンガンコミックスONLINE)
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礼島れいあ
(ガンガンコミックスONLINE)
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長岡マキ子/カルパッチョ野山
(ガンガンコミックスONLINE)
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森貴夕貴
(アース・スター コミックス)
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咲メギコ/師裏剣
(アース・スター コミックス)
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瑚澄遊智/漂月
(アース・スター コミックス)
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しろ
(アース・スター コミックス)
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檜山大輔
(アクションコミックス)
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浜田よしかづ
(アクションコミックス)
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ピロヤ
(メテオCOMICS)
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火曜
(まんがタイムKRコミックス)
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カエルDX
(まんがタイムKRコミックス)
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霜月絹鯊
(まんがタイムKRコミックス)
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そめちめ
(まんがタイムKRコミックス)
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9月10日

餅月望
(TOブックス)
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もちだもちこ
(TOブックス)
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岡崎マサムネ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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榛名丼
(TOブックス)
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9月9日

アサウラ/Spider Lily
(電撃文庫)
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アサウラ
(電撃文庫)
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佐伯庸介
(電撃文庫)
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西 条陽
(電撃文庫)
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宇野朴人
(電撃文庫)
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三河ごーすと
(電撃文庫)
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佐島 勤
(電撃文庫)
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鎌池和馬
(電撃文庫)
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駒居未鳥
(電撃文庫)
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逢縁奇演
(電撃文庫)
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ミサキナギ
(電撃文庫)
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丸深まろやか
(電撃文庫)
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岬 鷺宮
(電撃文庫)
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夏 みのる
(カドカワBOOKS)
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遠野 九重
(カドカワBOOKS)
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明。
(カドカワBOOKS)
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流優
(カドカワBOOKS)
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愛七 ひろ
(カドカワBOOKS)
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ヤマザキコレ
(BLADEコミックス)
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ツクモイスオ/三田誠
(BLADEコミックス)
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住川惠/甘岸久弥
(BLADEコミックス)
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yoruhashi
(BLADEコミックス)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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横山コウヂ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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福原蓮士/つちせ八十八
(ドラゴンコミックスエイジ)
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稲葉白
(ドラゴンコミックスエイジ)
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二式恭介
(ドラゴンコミックスエイジ)
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遠野ノオト/流優
(ドラゴンコミックスエイジ)
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はっとりまさき
(ドラゴンコミックスエイジ)
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神谷ユウ/桜木桜
(角川コミックス・エース)
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吉岡剛/菊池政治
(角川コミックス・エース)
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唐澤和希/藤本れもち
(角川コミックス・エース)
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皇ハマオ/月夜涙
(角川コミックス・エース)
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緒原博綺
(角川コミックス・エース)
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げしゅまろ
(角川コミックス・エース)
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ヨシラギ
(角川コミックス・エース)
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RYOMA/カンブリア爆発太郎
(角川コミックス・エース)
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レフトハンド/伽藍堂
(角川コミックス・エース)
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窪茶/涼暮皐
(角川コミックス・エース)
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ゼロキ/雪村ゆに
(角川コミックス・エース)
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蟹丹/トネ・コーケン
(角川コミックス・エース)
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TYPE−MOON/中谷
(角川コミックス・エース)
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Team RWBY Project/スエカネクミコ
(電撃コミックスNEXT)
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コトバノリアキ
(KCデラックス)
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吉村英明/木嶋隆太
(KCデラックス)
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金田陽介
(講談社コミックス)
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大森藤ノ/青井聖
(講談社コミックス)
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中丸洋介
(講談社コミックス)
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9月8日

エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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ヤチモト/resn
(KCデラックス)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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茅田丸/丁々発止
(シリウスKC)
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内々けやき/あし
(シリウスKC)
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マツモトケンゴ
(シリウスKC)
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くうねりん
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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芳橋アツシ/延野正行
(シリウスKC)
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亜希乃千紗
(シリウスKC)
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9月7日

赤堀君
(アフタヌーンKC)
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伊口紺/保志レンジ
(アフタヌーンKC)
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LEN[Aー7]
(アフタヌーンKC)
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深山鈴/茂村モト
(ガンガンコミックスUP!)
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森田季節/出水高軌
(ガンガンコミックスUP!)
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ケンノジ/松浦はこ
(ガンガンコミックスUP!)
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羽柴実里/zinbei
(ガンガンコミックスUP!)
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常磐くじら/桃山ひなせ
(ガンガンコミックスUP!)
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串木野たんぼ/ぽんこつわーくす
(ガンガンコミックスUP!)
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鈴木竜一
(SQEXノベル)
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初枝れんげ
(SQEXノベル)
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十夜
(SQEXノベル)
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9月6日

西尾 維新
(講談社)
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智弘カイ/カズタカ
(KCデラックス)
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二階堂 幸
(KCデラックス)
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9月5日

和成 ソウイチ
(ドラゴンノベルス)
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白水 廉
(ドラゴンノベルス)
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釜田/六つ花えいこ
(フロース コミック)
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御守リツヒロ/柚原テイル
(フロース コミック)
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轟斗ソラ/柏てん
(フロース コミック)
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ORKA/Spice&Kitty
(フロース コミック)
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Kindle B☆W

9月2日

(TYPE-MOONBOOKS)
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浅野りん
(角川コミックス・エース)
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ナカノ/八木羊
(角川コミックス・エース)
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日月ネコ/渡辺恒彦
(角川コミックス・エース)
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バラ子
(角川コミックス・エース)
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赤羽ぜろ
(角川コミックス・エース)
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三部けい
(角川コミックス・エース)
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縞野やえ/MB
(角川単行本コミックス)
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葦原大介
(ジャンプコミックス)
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マポロ3号
(ジャンプコミックス)
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権平ひつじ
(ジャンプコミックス)
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タカヒロ/竹村洋平
(ジャンプコミックス)
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助野嘉昭
(ジャンプコミックス)
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空もずく/十森ひごろ
(ジャンプコミックス)
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猗笠怜司
(ジャンプコミックス)
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横山左
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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稲岡和佐
(ジャンプコミックス)
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叶恭弘
(ジャンプコミックス)
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大@nani/吉緒もこもこ丸まさお
(ジャンプコミックス)
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LINK/宵野コタロー
(ジャンプコミックス)
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LINK/SAVAN
(ヤングジャンプコミックス)
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桂イチホ/ふか田さめたろう
(PASH!コミックス)
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むらさきゆきや/春日秋人
(講談社ラノベ文庫)
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空埜 一樹
(講談社ラノベ文庫)
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延野 正行
(Kラノベブックス)
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都神 樹
(Kラノベブックス)
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天宮暁
(Kラノベブックス)
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カラユミ
(Kラノベブックス)
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9月1日

枯野 瑛
(角川スニーカー文庫)
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桜木桜
(角川スニーカー文庫)
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入栖
(角川スニーカー文庫)
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ケンノジ
(角川スニーカー文庫)
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穂積 潜
(角川スニーカー文庫)
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海道左近
(HJ文庫)
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藤木わしろ
(HJ文庫)
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榊一郎
(HJ文庫)
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結石
(HJ文庫)
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坂石遊作
(HJ文庫)
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海野アロイ
(アース・スター ルナ)
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井上みつる
(アース・スター ルナ)
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長谷川哲也
(YKコミックス)
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塩野干支郎次
(YKコミックス)
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保志あかり/大木戸いずみ
(B’s-LOG COMICS)
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白川祐/チョコカレー
(コロナ・コミックス)
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森野眠子/みたらし団子
(コロナ・コミックス)
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浅葱洋/ニシキギ・カエデ
(コロナ・コミックス)
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きららファンタジア製作委員会/鴻巣覚
(FUZコミックス)
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白尾こじょ
(FUZコミックス)
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ミナミト/六升六郎太
(HJコミックス)
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