競馬

第64回アメリカジョッキークラブカップ G2   

4歳以上オープン(国際)(特指)別定 中山競馬場2,200メートル(芝・右 外)

いわゆるAJCCである。これアルファベットだけだとなんだかわからないんですけど、競馬やってる人にはエージェーシーシーでだいたい通じます。


ガイアフォース出陣!

セントライト記念で物凄い勝ち方をして、春のクラシックを勝った馬たちが出走しない中で主役を勝ち取った、つまり一番人気となったのがこの馬でした。しかし菊花賞では残念ながら8着に敗着。どうも本調子ではなかった、という話でしたので、復調した今回こそ本番、古馬デビュー。キタサンブラック産駒の代表はイクイノックスに持っていかれましたけれど、まだまだ挽回は可能というのを示すためのこのレースだったんですよね。
当然断然の一番人気。それも1.8倍。鞍上はルメール。必勝の構えでありました。
しかしレースは逃げたシャムロックヒルの藤掛くんが超スローペースに落とし込み、ガイアフォースは中団からうまく前へと行けずに5着。複勝圏内にも入れませんでした。レース展開が厳しかったとはいえ、5着はちょっといかんなあ。
勝ったのは内でじっくりと脚を溜めたノースブリッジがエプソムC以来の重賞2勝目。岩田パパの巧さが目立つレースでしたね。この展開になると岩田パパ強いよなあ。
2着にはエヒト。近走は七夕賞勝ちにチャレンジC3着など中距離戦での好走が続いていて遅咲きながら充実期に入ってきたのかなあ、と。メンバー手薄とはいえG2で2着取れたのは大きいですよ。
3着には久々のユーバーレーベン。まさにこの馬向きの展開だったんですかね、これ。直線入る前の3・4コーナーで早めに押し上げてジワジワと加速していき、そのまま直線に乗るというユーバーレーベンのパターンを久々に実践できたのではないかと。この展開に持っていったのなら、なんとか勝ちたくはあったんですけどね。でもしばらくイイ所を見られてなかったので、3着は頑張ったんじゃないでしょうか。
4着ラーゴムはしばらくダート走ってましたけど、前走の金杯で芝に復帰。若い頃はきさらぎ賞勝ってる馬ですからね。前目に押し上げていく競馬で、これなら芝でもまだまだイケるんじゃないでしょうか。


第40回東海テレビ杯東海ステークス G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(指定)別定 中京競馬場1,800メートル(ダート・左)

年度最初のG1フェブラリーステークス(でしたよね?)に向けての前哨戦となるダートG2です。
レースはスタートで5番ヴァンヤールが躓いて騎手が落馬したことで波乱含みに。いや、全然馬券的には波乱ではなかったんですけれど、このヴァンヤールくん真面目でイイ子ですよね。騎手が落ちたのに一生懸命競馬してるんですよ。ピッタリと馬群にくっついて。ただ、他の馬からするとこれがやっぱり大迷惑。ジョッキーが乗っていない分どうしたって制御がないわけですから馬がどう動くかわからない以上、迂闊に近くで動けない。並走するはめになったスマッシングハーツなど道中かなり影響与えたんじゃないでしょうか。
と、思ってパトロールビデオを見たのですけれど、思ったよりも馬群から離れて外走ってるな、この子。横目にチラチラと映るのは気になるでしょうけれど、そこまで影響与えなかったかもしれない。この子が馬群の中に入ってくるのは本当に最後のゴール前あたりだ。

レースは先頭でハナを切った2番人気のプロミストウォリアがそのまま力強く押し切って勝利。これで4連勝で重賞初制覇。決して逃げ馬というわけではなく、前に馬を置いても十分イケる馬だけにこれはなかなか強い勝ち方でしたね。本番も十分人気になるでしょう。
ただ今回は、ちょうど二番手に放馬したヴァンヤールがつけてきて、直線最後追い上げてきた1番人気のハギノアレグリアスの前を塞ぐ形でプロミストウォリアに併せ馬する形になったので、一番伸びるところで邪魔されたアレグリアスはとんでもない不利受けちゃったんですよね。鞍上の川田くんももう危ないので諦めて追うの辞めてましたし。
これがなかったらゴール前ちょっとわからないくらいの差になったんじゃないかな。
ハギノアレグリアス、未だ重賞も未勝利なのですけれど前走のみやこSも不利を諸友せずの2着でしたし、今回も重賞勝っていない馬にも関わらず迫力満点で今年のダート戦線の主役を担おうかという貫禄でしたからね。これは運がなかったかと。ただ本番はその分怖いですよ。
3着には3番人気のハヤブサナンデクンが入って、馬券的には順当に1〜3番人気で収まりました。
スマッシングハーツは5着か。調教も素晴らしくイイ出来だっただけに、もうちょっとイケるかと思ったけど。

第70回 日経新春杯 G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ 中京競馬場2,200メートル(芝・左)

年明け最初のG2レースです。かつては春のレースに向けてのG1馬たちの始動戦として使われることも多かったレースですけれど、今の時代だと春のG1戦線にはちと時期が早いんでしょうね。
賞金を加算しておきたい馬や、G1戦線に参戦するためにも重賞タイトルが欲しいオープン馬やクラシックに参加していた4歳馬の登竜門というべきレースになっていると思われます。

例年と少し違うのは、今年からハンデ戦における斤量が従来よりも1キロから増えたことでしょうか。いや、ハンデ戦に限らなかったか。
これによって、ヴェルトライゼンデが59キロとなかなか厳しい斤量を背負うことに。
しかしそれでも一番人気となったのは、それだけの実績があった事と調子も良さそうだったのでしょう。
2番人気にはオールカマーで2着に入ったロバートソンキー。この馬も充実期に入っている感じでした。
3番人気に菊花賞惨敗のあとOPのグレイトフルステークスで2着に入っているヴェローナシチー。1勝馬ながら2着4回3着3回と比較的安定した成績を残してきた馬に川田騎手が鞍上ということでの人気だったのでしょう。
4番人気にはヤマニンゼスト。人気薄ながら神戸新聞杯で2着につっこんできた馬ですね。菊花賞でも6着でしたが見せ場十分の走りを見せて、かなりの能力の持ち主なんじゃないかと注目を集め始めているところでしょうか。
5番人気に青葉賞馬のプラダリア。ダービーでは掲示板。菊花賞でも7着とそれなりに走ったわけですけれど、それなりで終わってはいけない馬ですよね、この馬も。

さて、レースはスタート直後にモズナガレボシが盛大に躓いて角田大河くんがあわや落馬という状態に。いや、よく落ちずに持ち直したもんです。ただその後のレースは最後方からなんとか追走するだけれレースには関与できず。

先頭は外からアフリカンゴールドがまくっていってハナを主張。これは大方の予想通りだったと思うのだけれど、ヴェローナシチーがこれちょっと掛かってたのかな。もっと後ろから行くものかと思っていたのだけれど、最初のコーナーに差し掛かる前に二番手まで押し上げていく形に。川田が足踏ん張っているようにも見えたのだけど。
これが影響したのかはわからないけれど、ヴェローナシチーは直線入っていい所なく沈んで11着と大敗。アフリカンゴールドよりも負けてるんですよね。これ、川田騎手と合わないタイプなのかも。
一方でいい感じで追走していたのがキングオブドラゴンとプライドランド。特にプライドランドはいい手応えで直線に入ってこれは伸びるか、と思ったんですけれど、アカンかったですねえ。ここからという所で伸びなかった。調子は良かったみたいだし福永さん、まず文句なしの騎乗をしたと思うんだけれど、ここは力不足だったか。
一方でキングオブドラゴン。これ前走はあれ度外視していいでしょう。すごくいい感じだったのに、いきなり内柵に飛び込みやがりましたからね。10キロ増は太め残りかという所だったんですけれど、調教でも抜群の動きを見せていたみたいで。あとは瑠星の乗りこなし次第だと思ってたんですが、前目前目からスッと息切れしだしていたヴェローナシチーを躱して前に出て、アフリカンゴールドを競り落とし、内で残す体勢に入ったあの騎乗は良かったと思いますよ。惜しくもヴェルトライゼンデに躱されての2着でしたが、10番人気という低評価を覆す良い競馬でありました。
勝ったのは、ヴェルトライゼンデ。59キロ物ともせず。荒れている内側から伸びるであろうラインギリギリに位置取ってのゴーサイン。そこから中団を形成する他馬を一気に抜き去り、キングオブドラゴンに追いついての堂々の勝利。
復活の鳴尾記念。そしてジャパンカップでの3着がフロックではないと証明する強い勝ち方でした。いやー、文句なしに父ドリームジャーニーの代表産駒になりましたなあ。出来ればG1取ってほしいものです。

2着はキングオブドラゴン。
3着はヴェルトライゼンデについて外から上がってきたプラダリア。ほぼ同じくらいで上がってきたんですが、残り100でグイッと突き放されてしまいましたね。
4着には内から追い込んできたヤマニンゼスト。これも良いまくりだったんですけれど、荒れてる内側を走らされた分の4着かなあ。惜しい競馬だけに、力は示したんじゃないでしょうか。次も勝ち負け期待できそう。
5着にはロバートソンキー。もうちょっと外走った方が良かったんじゃないかなあ、と思わせられる直線ののめりっぷり。ここからという瞬間に、周回で一度走っている一番荒れてる所突っ込んじゃったしね。最内の二頭と比べたら十分外に外に出してるんですけどね。







第67回有馬記念 G1 レース回顧  



パーフェクトだ、イクイノックス!
【名刀】イクイノックス、開眼である。

春先は触れるものを切り裂くような鋭さを感じさせたものの、その分細身で折れてしまいそうな脆さを感じさせるものがありましたけれど、夏を経て秋に至ってからの充実っぷりはさながら真っ向から唐竹割りにして刃毀れなしのの名刀の如しでありました。

ぶっちゃけ、もう直線に入る前の4コーナーの時点で勝利を確信した人も多かったんじゃないだろうか。手応え、尋常じゃなかったもんなあ。
手応えよすぎて、道中ルメールが宥めてたくらいだし。ゴーサインが出て抜刀されたあとは、もう一直線に切り裂いて前に塞がるものあらず、ですよ。
文句なしに強かった。文句の言いようを許さないほどの勝ち方でした。おう、ドゥデュース、これ次戦うときはよほどの覚悟決めて挑まないとヤバいくらいになってるぞ。
とはいえ、今回はもうやばいくらい仕上がりが極まってましたからね。正直、ここまで見事に仕上げられるのって今後出来るんだろうかというくらい。馬の調子を整えるって、やっぱり難しいですからね。
今年のエフフォーリアや今回のタイトルホルダーを見ても分かる通り。

エフフォーリアは頑張りました。よく5着入りましたよ。牛みたい、なんて言われるくらいになっちゃってましたしね。陣営、めっちゃ頑張ってエフフォーリアに気合入れまくってたみたいだけど、馬の前向きさがねえ。いっそ、ガンガンレースを走らせた方がいいんじゃないだろうか。

タイトルホルダーはわかりません。フランス帰りの疲れが残ってたんじゃないか、なんて言われてますけれど。スタートの出は良かったし、前に飛び出してから横山和生くんがうまくペースに乗せたところではいい感じ、と思ったんですけれど、1000メートルで1分1秒越えてるくらいのタイムが出たあたりで、アレ?って感じはあったんですよね。 いや、タイム的にも思ったよりも遅かったし雰囲気的にタイホのいつものペースじゃないというか、彼のスタイルであるスピードにノリつつスタミナ任せに後ろの馬に消耗戦を強いるような迫力がなかったんですよね。逃げて粘る、という馬じゃなかったんですよ、タイトルホルダーって。それがトップスピードに乗れないまま走りにくそうにしてるなあ、と。
そうこうしているうちに、直線に入ったらあっという間に後続に呑まれて脱落。まさかの9着である。去年の5着よりも悪い。和夫くんの乗り方に問題があったようには見えなかったので、これはもう言われている通り凱旋門激走の疲れが残っちゃっていたのか。海外は難しいねえ。

と、2着はイクイノックスと同じ3歳馬。菊花賞2着のボルドグフーシュがこれがラスト騎乗の福永さんの鞍上で、見事に古馬どもを撫できっての2着。菊花賞はレベル低いレースじゃなかったんだよ! と叫びたくなるじゃないですか。レースに出なかった菊花賞馬アスクビクターモアの面目も守ってくれる走りでした。
今回、積雪の影響で関西馬の多くが輸送でトラブルに巻き込まれて、軒並み7時間以上余計に時間かかっちゃったみたいで、それでもうアカンことになってる馬もいたなかで(キミだよ、ディープボンド)、フーシュくんは大丈夫だったんですかね。大丈夫じゃなかったかもしれないけど、それでもこれだけ走れたんだからそれだけ地力あるって事なのでしょう。まだG1どころか重賞も勝ってないんですよ? まだまだ成長過程、身体も出来上がってないみたいですから、これは来年が楽しみな馬です。福永さんの気合も入りまくってたという事もあるでしょうけれど。
ただ、このままだと歴戦のシルバーコレクターになりそうで怖いんだが。

3着はジェラルディーナ。いや、3番人気は伊達じゃなかったなあ。ちょっと前まで重賞で善戦するのがいい所だったとは思えないくらい、雰囲気と格を感じさせるようになってきた。
とはいえ、今回スタートで大きく出遅れてしまったのはやはり大きかった。主導権全くないところから、とにかく良いポイントを見つめ潜り込み狙い定めて、と不利を鞍上の手腕に大きく寄って挽回していかざるを得ない展開になってしまいましたからね。
しかし、乗っていたのがクリスチャン・デムーロですよ。ほんと、出稼ぎにきた外国人騎手の腕前ときたら、とんでもないですわ。ポルトグフーシュのさらに外を回すんじゃなくて、いつの間にか内に切り込んで、空いたスペースをスーッスーと抜けて来てるんですから。それも偶々空いたスペースじゃなくて、周囲の馬の流れからここが開くだろうな、と見越してるルート選択してるのか、これ?出遅れがなくて、ポディションをもっと前につけていたら、2着3着はわからなかったですよ、これ。

4着はイズジョーノキセキ。内にピッタリとつけて走った馬の中では、この馬が一番来ましたか。岩田パパの剛腕唸る、という感じで、よくまあ2500を最後まで走らせたもんです。もし適距離ならゴール前でもっとバビューンと伸びたでしょうね、これ。鞍上も岩田パパとか和田竜二みたいなタイプが相性いいのかもしれませんね。

5着は頑張ったエフフォーリア。今年はこれが最後ですけれど、むしろエフフォーリアとしてはここがスタートですね。まずは再スタートの第一歩を踏めたという感じじゃないでしょうか。ここで一旦切らずに、そのまま立て直してなんとか春を迎えてほしいところですけれど。

6着はウインマイティー。マイティー来たんか! 前走エリザベス女王杯では馬場の悪さに泣き、今回は調教でもあんまりピリッとしてない、という話も聞いていたのですが、ばっちり入賞してくるあたりやはり地力は高いんだよなあ。出来ればもう一個、ちゃんとG2あたり勝っておきたいところ。

7着はジャスティンパレス。菊花賞3着馬はここでしたか。この馬もまだまだこれからが本番って馬ですからね。来年がどんな感じになってくるか楽しみです。

ディープボンドはここかぁ。8着。もう、なんか不運が束になって襲いかかってきた、みたいな。生涯最高の仕上がり、だったはずなのに、枠順抽選では最悪の大外枠。おまけに輸送トラブルでかなりダメージ食らったらしく、走る前になんかもうボロボロじゃないですか。
川田がおっつけて前で前で勝負に行っていたはずなんですけれど、なんかびっくりするくらい存在感を感じませんでした。2,3番手付けてたのに、居たの!? って感じでしたからね。
位置取りとしては文句なしだったはずなのですが。直線入ったあとはもうどこへいってしまったやら。
いつもなら、どこに居てもやたら存在感は発揮しまくってど迫力カマしてたはずなのに、もう今回はほんとダメでした。今回こそチャンスだと思ってたんだがなあ。

9着にタイホくん。そして10着にはジャパンカップを勝ったヴェラアズール。ヴェラはまあ参加賞でしたね。さすがにジャパンカップからここはこの馬としては辛かった。調子は下降線だったし輸送遅延の巻き添えくらった分もあったでしょう。元々、中山向きじゃない走り方っぽいですしねえ。


まあ何にせよイクイノックスです。これ、年度代表馬レースでもトップに躍り出ましたかね。春を席巻したタイホをここで下したというのも大きいですし、天皇賞秋と有馬記念を3歳で両方勝ったというのはやはり大きいですよ。何より勝ち方が強かった。
とはいえ、来年になったらタイホも立て直してくるでしょうし、エフフォーリアだって黙っちゃいないでしょう。ヴェラアズールも舞台が変わればあの閃光の差し脚は必殺技です。ジェラルディーナもまだまだこんなもんじゃない、というくらいの充実度。そして同じ同世代の連中だってドゥデュース、アスクビクターモア、そしてポルトグフーシュとさらなる本格化を迎えることでしょう。
香港組だっているわけです。
さあ、来年も盛り上がっていきましょう!

……って、だから有馬で終われば気持ちもスッキリキレイに片付くのに、なんでまだもう1日あるんだよぉ。ホープフルステークス、ほんと日程考えてくれないかな。





第145回中山大障害 G1 レース回顧  

障害3歳以上オープン(国際)定量 中山競馬場:4,100メートル(芝)

ああ、オジュウチョウサンのラストラン。ラストランだ。これが最後だ。無事に走りきってくれ。
最近のオジュウのレースはもう、頼むから怪我なく完走してほしい。無事に引退してくれ、という思いが強かっただけに、安堵と寂しさが押し寄せてくる最後のレースでありました。

絶対王者オジュウチョウサン。凄かったなあ。まさに100年に1頭の生ける伝説でした。
障害に敵がなくなり、平地レースに挑んで1000万条件まで勝ってしまって、ついには有馬記念参戦。参加することに意義がある、どころじゃない見せ場たっぷりのレースを見せてくれた凄い奴でした。
そこから再び障害に戻り、なおもまた中山大障害を勝利。いい加減年寄りになり全盛期の走りが出来なくなるなかで、それでも勝ってみせたその強さには感動以上の衝撃がありました。
頑張ったなあ。11歳ですよ。なんだよ、11歳って。わけわかんないよ。
40戦20勝。前人未到の中山グランドジャンプ5連覇。6連覇はならなかったものの、翌年…つまり今年の中山GJも勝っての6勝目。障害重賞15勝。障害G1が9勝という、もう本当に二度と絶対この馬を超える馬は出て来ないだろう、という記録を打ち立て、オジュウが去る。

オジュウチョウサン、ラストラン6着。
そして、彼の見守る先でゴールを先頭で駆け抜けたのは……ニシノデイジー。
そう、あのセイウンスカイとニシノフラワーの曾孫である。東京スポーツ杯2歳S以来となる重賞制覇が、初のG1制覇となりました。
東スポ杯の勝ち馬、これで5年連続G1馬を排出したんですってね。知らん間にとんでもない出世レースになってたんだなあ、東スポ杯。ワグネリアン、コントレイル。イクイノックス、コントレイルととんでもない名前が並んでます。さらに遡っても、サトノクラウン、イスラボニータ、ディープブリランテ、サダムパテック、ローズキングダム。ナカヤマフェスタ、フサイチリシャール、アドマイヤマックスと名だたる名馬が揃ってます。さて、今年の勝ち馬ガストリックもここに名を連ねることが出来るでしょうか。

そしてニシノデイジー。ここからオジュウの後をついで、障害レースに君臨することが出来るのでしょうか。当面、今回はダメだったけどブラゾンダムール。そして2着のゼノヴァースがライバルになってくるんですかね。
絶対王者にして、障害レースの人気を底上げしてみせた伝説が去ったあと、この障害レース界をニシノデイジーたちが盛り上げていけるのか。頑張ってほしいですね。


第67回有馬記念 G1 展望   


さあ、今年も来ました本年度のシメたるグランプリ。有馬記念。
近年はジャパンカップの方が有力馬が集まったりしていたのですが、今年に関しては圧倒的に有馬に現役最強馬たちが集結!

まずは一番人気 イクイノックス。よほど天皇賞秋の勝ちが鮮烈だったのか、タイトルホルダーを退けて前日人気では若き3歳馬のイクイノックスが上回りました。
夏を超えて体質の弱さを克服。覚醒のときを迎えて、古馬を蹴散らし圧巻の天皇賞秋制覇。まあ今一番充実しているのがこの馬でしょう。鞍上ルメールというのも安心材料。切れ味鋭くもどこか繊細な雰囲気だった春から、切れ味そのままに質実剛健の身が入ったような強さを感じさせてくれます。

2番人気はタイトルホルダー。日経賞・天皇賞春・宝塚記念の春の三連勝は圧巻の一言でした。秋は凱旋門賞で無念の11着。そこから記憶して調整してここ有馬に乗り込んできたわけですが、現役最強の頂きを譲らずに維持できるか。なんて問われる事すらおこがましい、というくらいの勢いでないと。
レースのすべてを支配するかのような圧巻の逃げ、いや堂々と他の17頭を引き連れたパレードを見せてもらいたいものです。

3番人気はジェラルディーナ。ついにエリザベス女王杯にて冠を頂いた彼女こそ、猛女ジェンティルドンナの息女にして後継者。7冠女帝の再臨を期待されての3番人気でありましょう。それを期待してしまうくらいには、女王杯が堂々とした横綱相撲でしたから。
鞍上がクリスチャン・デムーロというのも大きいはず。


4番人気は、ジャパンカップを鮮烈な差しで貫いた青き閃光ヴェラアズール。
あの瞬間移動さながらの内枠をぶち抜いての差しはとんでもなかったですからね。この馬も足元が弱くてずっとダートでしか走れなかったのが、ようやく芝で走れるようになった途端の本格化である。弱いはずがない、まぐれなはずがない。
ただこの馬、乗り方が難しそうではある。父エイシンフラッシュとよく似ていて、脚を溜めて溜めて此処ぞという時に解き放つ、というスタイルでないと必殺技が炸裂しにくいタイプっぽいんだよなあ。そして前走は鞍上のムーア騎手の手綱捌き、位置取りから馬群を馬に無理させずにスルスルとすり抜けさせる業前が神がかりだったんですよね。今回の鞍上は松山くん。文句なしの一流ジョッキーだけれども、ちょっと前回のムーアが凄すぎただけにハードルあがっちゃってるよ?

5番人気はエフフォーリア。3歳時は無敵の競馬マシーンとでもいうくらいに勝って勝って勝ちまくったF4だったが、4歳となり古馬になると成績が落ちる父エピファネイアの因果が原因か、それとも牝馬相手にキョドってしまうメンタルのせいか、春の2戦はまともな戦績を残せず、秋も雌伏の時を過ごして一戦もせずにいきなりこの有馬記念に挑んできた。さあ、立て直しは済んだのか?
その実力さえ発揮できるのなら、当然その能力は他の追随を許さず。去年このレースを勝ったのを誰だと思っている。人呼んで撃墜王エフフォーリア。名だたる強豪たちを撃ち落としてきたその名を再び輝かせられるか。

6番人気は来年の引退・調教師デビューが決まりこれがラストのグランプリとなる福永祐一騎手がまたがる、菊花賞2着馬ポルトグフーシュ。勝ったアスクビクターモアとはクビの上げ下げによる僅か数センチのハナ差決着だ、決して負けてない強さだった。

そして、生涯最高の出来栄えだと噂される無冠の帝王ディープボンド。今度こそ、今度こそとG1を期待されながら届かなかった栄冠は、いつ奪う取れるのか。今でしょう!と言いたくなるほど気配が高まっておりました。
のに、まさかの18番大外枠。凱旋門賞から引き続き川田騎手が鞍上。悔しいが今日本人で一番上手いの彼でしょう。大外枠でも彼なら何とかしてしまえるかも。ただこのにぶにぶなプボくんを果たして和田騎手じゃなく、川田が追い切れるのか。

他にもココに来てエリザベス女王から調子が戻りつつあるように見えるアカイイト。
マーカンド騎手が跨る菊花賞3着のジャスティンパレス。
タイトルホルダーが強いる消耗戦なら一番適正あるだろう混戦でこそ映える大阪杯の覇者ポタジェ。
前走ジャパンカップこそ大敗したものの、大きなG2で常に連対してきた安定感の鬼ボッケリーニ。
長き下積み時代から一気にアルゼンチン共和国杯制覇で重賞ウィナーの仲間入りをしたブレークアップ。
グランプリに相応しいメンツが揃った本年度の集大成。結果がどうなるのか、楽しみ楽しみ。

第74回朝日杯フューチュリティステークス G1 レース回顧   

2歳オープン(国際)牡・牝(指定) 阪神競馬場:1,600メートル(芝・右 外)


リフレイム、勝ったどーー!!
すみません、中京11レースの方です。
ホームストレッチに入るとどんどんと外柵の方へと走っていってしまう事、それでもかなり勝つもんだから話題になったた個性派ホース・リフレイム。
ダート転向して二戦目でダートOPを勝利。元々アメリカ血統でダート適正はあるだろうと言われてましたけれど、強い勝ち方でしたよ。やっぱり外に斜行していってしまいましたがw
これで来年も現役続行できそうですし、ダートG1目指して頑張ってほしいものです。

さて、2歳の頂点を決める……のはホープフルステークスと分かれてしまったので何ともいえないんですが、とりあえずマイル路線に行く馬はこっちに来るのかな、な朝日杯フューチュリティステークスである。
もっとも、去年はドゥデュースが勝ったように一概にマイル路線に向かうわけじゃないみたいですけれど。

本命はサウジRCを勝ったドルチェモアとこの世代のダノン決戦兵器ダノンタッチダウンが二分する形に。一番人気も何度か入れ替わったみたいだけれど、最終的にドルチェモアが取ったみたいですね。
ドルチェモアの母はアユサン。懐かしい、桜花賞を勝った名牝ですよ。クラシックで走って以降はあまり走らず早々に繁殖入りしてしまったのですけれど、こうしてG1に馬を送り出してくるようになりましたかあ。

レースはドルチェモアが素晴らしいロケットスタート。ただ本来この馬、逃げ馬じゃないので先頭を伺ったのはオールパルフェ。そして逃げ馬のグラニットが押し上げて前に立ちます。
でもドルチェモアのスタート、ほんとに良かったもんだからそこに追いつくためにずいぶんと加速しなければならず、全体的にペースも上昇。
600メートルで34.1という高速レースとなってしまいました。その後もまったく緩まぬペース。これはもう、前も後ろも関係ない。自力勝負の消耗戦ですよ。
そして、最内に入って発射台から解き放たれるその時を見極めるのが最適なレースとなりました。
ダノンタッチダウンの川田騎手。12番の外枠なのにさっさと内ラチ沿いに馬収めてるんですよねえ。一方で3番人気のレイベリングは5番手追走。馬の地力と脚を信じて敢えて外を選んだか横山武史。
ドルチェモアは前二頭を見ながらの3番手。坂井瑠星、直線に入ったところで無理なく前の二頭を躱して外に持ち出し、ギアチェンジ。小細工抜きで突っ込んできたレイベリングとの勝負、かと思われたところに、これまた内にいたのにうまいことスルスルとレイベリングの外まで持ち出してきた川田のダノンタッチダウンによる急襲。
しかし、坂井瑠星の左鞭に応えたドルチェモアが、グイグイと前進して前を譲らず、ダノンとレイベを引き連れて先頭でゴールを駆け抜けました。
うむ、強い勝ち方! それ以上に人気上位三頭による実力伯仲のたたき合いで見応えのあるレースとなりました。前半高速だった分、後半消耗して上がり時計も遅かったんですけど、その分地力勝負のパワフルなたたき合いになりましたからね。強さを感じさせてくれるレースとなりました。

4着には16番人気のキョウエイブリッサが、5着には8番人気のバグラダスがとここで人気薄の二頭が頑張ってますね。キョウエイブリッサはひたすらにドルチェモアのお尻追いかけて同じルート通っていってますね。うまいこと引っ張っていって貰えたということでしょうか。でも馬の力がないと追いかけられないですからね。

ドルチェモアはこれクラシックの方に行くのかな?
ルーラーシップ産駒としてはキセキ以来二頭目のG1馬。ぜひクラシックも狙ってほしいところです。
ダノンタッチダウンの方はロードカナロア産駒ですからねえ。こちらはマイル路線だろうか。
レイベリングは丸外血統ですがあのフランケル産駒。でも母方はマイル血統なのかしらこれ。

坂井瑠星くんは、秋華賞から続いてこれで2つ目のG1制覇。一つだけじゃなくて、一年で2つ取れたのは大きいよね。今年は94勝と勝ち星数も稼げて飛躍の年になりましたし、来年ドルチェモアで引き続き3歳G1戦線でも活躍できそう。ぜひ頑張って欲しいものです。




第74回阪神ジュベナイルフィリーズ G1 レース回顧  


2歳オープン(国際)牝(指定) 阪神競馬場 :1,600メートル(芝・右 外)

おおう、これは現時点では圧倒的ですね、リバティアイランド。最後抜けてから緩んだかなと見えたんだけれど、鞍上がもう追ってないですわ。
川田騎手、コロナ陽性が出てしまって香港遠征回避になったのですけれど、間を置かずにこの日曜日騎乗許可出て乗れたわけですが、良かったですねえ。藤岡佑介くんが乗り替わり予定だったんですか? こちらはご愁傷さま、としか言いようがない。これは安全に馬群に呑まれないように直線で外に出せたら、まあ勝てましたよ。それくらい、直線入ってからの伸び方は凄かった。切れ味鋭いというよりも、一完歩ごとにグイグイグイと加速していくような。カンテレの川島アナが弾んで弾んで、と実況してましたけれど、そんな感じでしたよね。

近年、ここの勝ち馬はほぼクラシックに直結して活躍してますし、古馬になっても大暴れした(してる)馬ばかり。そんなレースでこれだけのパフォーマンスを見せてくれたのですから、まあクラシックも大本命で行くでしょう。
不安要素があるとすれば、内枠引いて馬群に包まれた際にどういうレースが出来るか、ですか。実際、前走アルテミスステークスで2着に敗れたのは、直線で馬群を割って前に出るのを避けてわざわざ外に大きく回してからギア入れるというとんでもない大回りをしたから。そこからの加速が確かにとんでもないんですけれど、あそこで内側こじ開けて進んでたら楽勝もいいところでした。レース映像、パトロールビデオも合わせて見た感じでは外からミシシッピテソーロに被せられてはいるものの、狭いながらも一頭分くらいは前開いてるんですよね。
まあまだ子供な2歳ですし、無理させる所ではなかったのかもしれませんけれど、いつかは馬に勉強させてあげないといけないですからね。かなり周り気にしてる馬みたいですし。

2着は12番人気のシンリョクカ。どういう意味の馬名かしら、深緑華? と調べてみたら心力歌だそうで。面白い名前ですよね。
12番人気とはいえ、一戦一勝という戦績。この時期はまだまだ実力未知数の馬たちばかり。まだ評価が低くても、こうしてG12着の実績残したんですから、先々期待したいじゃないですか。
お母さんのレイカーラは重賞勝ちこそないものの、OPで活躍した5勝馬でお兄ちゃんにはマイルG1馬のダノンシャークがいる血統。今後の活躍期待したいところです。

3着はドゥアイズ。これも10番人気と人気薄だったんですねえ。結構荒れたのか、今回。

4着はアロマデローサ。これも13番人気と、ほんと上位人気薄が突っ込んできたんだなあ。
この馬、名前で分かる通りスタニングローズと同じ薔薇一族。曾祖母ちゃんにロゼカラーがいる血統ですな。

注目だったサンティーテソーロは残念ながら直線最後100メートルあたりで力尽きて7着でした。
この馬、モズスーパーフレアを彷彿とさせるロケットスターターで、とかくスタートダッシュが素晴らしい。今回も目の覚めるようなスタートダッシュを切ってくれたのですが、勢い良すぎてこれペース早くなりすぎたのかしらん。けっこうギリギリまで粘ったのだけれど、息切れしたようにズルズルと落ちてしまいました。これまでマイルうまいこと熟していましたけれど、そもそも1400以下の短距離向きなのかもしれない。とはいえ、マイルでちゃんと実績2勝残しているわけですから、桜花賞も注目でしょう。

アルテミスステークスでリバティアイランドに勝ったラヴェルは、今回は11着とイイところなく。
彼女は今、G1戦線で頑張っているナミュールの半妹なんですよね。ハービンジャー産駒の姉と違って、キタサンブラック産駒。お姉ちゃんが秋以降身体の出来が見違えたように、この馬ももっと身体が出来上がってきてからかなあ。

他、血統的に面白いのというと、ウンブライル。15着でしたけれど、上の兄弟にステルヴィオがいますねえ。一歳上のお姉ちゃんも、ジュベナイルでは2番人気なってたみたいですし(7着)、頑張ってほしいところ。

とりあえず、現状ではリバティアイランドの一強体制ですね、これ。果たして、これからまだ見ぬ実力馬がデビュー控えているんでしょうか。乞うご期待ってところで。





第58回中日新聞杯 G3 レース回顧   

3歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ 中京競馬場:2,000メートル(芝・左)


復活のキラーアビリティ!!

どうして此処にいるんだ、キラービィ! それが、中日新聞杯の馬柱に彼の名前を見た時に最初に思った事でありました。
年末のローカル中距離G3戦。こう言っちゃなんですけれど、どうしたって裏街道ですよ。G1やそれに繋がる前哨戦や表街道とも言うべきビッグレースなG2などできっちり成績を残せなかった、勝ちきれなかった馬たちが、それでも超一級の馬たちが出揃う最前線へと参加するための資格を得るためにもぎ取ろうと集う修羅の門。
見てみなさいよ、出てくる馬たちを。輝かしいG1やクラシック戦線のレースで太刀打ちならず敗れ去ってきた馬たちだ。入賞できず、二桁着順を繰り返してきた馬たちだ。かつて一つの重賞を勝ち取りながら、鳴かず飛ばずで来た馬たちだ。ローカルでしぶとく戦いながら、臥薪嘗胆する馬たちだ。
そんな中に、ぽつんと一頭G1馬がいる。
かつての2歳王者。しかし彼はクラシックの主役となれず、舞台の端に参加者の名だけを記す端役としてだけ登壇し、何も語らず何も示せず輝く同期たちを見上げ見送り、今この暮れの中京競馬場にいる。
悔しかろう。同期たちは凱旋門を走り、今香港を走り、有馬を駆けようとしている。そんな中でホープフルSを勝った自身は、今此処だ。
どうして此処にいるんだ、キラーアビリティ。そのまま音もなく消えていくのかキラービィ!?
違うだろう? そうじゃないだろう? 仮にもG1の栄冠を手にしたキミだ。そのまま名もなさずに死にきれまい。

ギベオンの西村騎手が先頭で逃げながらもかなりのスローペースに落とす中で、キラービィは中団の後ろの方。ハヤヤッコのバックにつけて、じっと我慢の道中から直線に向いたところで、僅かに空いた隙間に体をこじいれる。
馬群が狭いなかに殺到する。それをこじあけ、弾き飛ばし、こじ開けて。内ハヤヤッコ、外イクスプロージョンの狭い隙間を押し抜けて、前が開いた残り150メートル。少し前を、ラストスパートをかけたマテンロウレオが。それめがけて、駆けて駆けて、ゴール直前に先頭に躍り出たレオをさらにクビ差見事に差し切った!

キラーアビリティ、未だ死なず!! 一年越しの勝利。来年こそは、再びもう一度G1の舞台で、先をゆく同期たちと再戦だ。そう、キミはまだ3歳。これから、これからだよ、キラービィ。

2着にゃ、同じく3歳のマテンロウレオ。きさらぎ賞を勝ったものの、クラシックはまったく歯が立たなかった。それでももう一度リステッドからやり直し、ここからもう一度再挑戦。来年の飛躍を感じさせる、惜敗の2着でありました。勝ちパターンだったのにね。

3着は内から鋭く切り込んだアイコンテーラー菱田くん。ギベオンやバジオウと前で逃げてた馬がズルズルと下がってくるのを躱し捌いての入線でした。まっすぐ走り出してからの加速が素晴らしかったです。

4着は一番人気のプログノーシス。重賞挑戦は3着だった毎日杯以来なのだけど、戦績は6戦4勝と非常に優秀で勝ち方もめちゃつよ。素質は間違いなく重賞級、G1級なんだけど体が弱いのかどうしても一度走ると間隔を長くあけなくちゃいけなくて、これまで走る機会が得られなかった。
それだけに満を持したこの中京新聞杯だったのでしょうけれど、レース展開がかなりのスローペース。それを最後方近くから直線勝負の後方一気、という形になってしまったものですから……。それでもなお、ほぼタイム差無しの4着に飛び込んできたんですから、負けて強し勿体なし、でしたねえ。展開が向かなかった。
上がりは一頭だけ圧巻の33.2。勝ったキラーアビリティが34.0でこれでも他と比べると相当に早いだけに、ぶっちぎりですよ。
次走がどこになるかはわかりませんけれど、まあとてもじゃないけど無視は出来ないでしょうね。







第42回ジャパンカップ G1 レース回顧  

3歳以上オープン(国際)定量 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

ヴェラアズール、本物だったか!!

エイシンフラッシュ産駒の初G1おめでとう! おまけに渡辺薫彦師のG1も初勝利! 渡辺さん、G1まだ勝ってなかったのかー。
父親エイシンフラッシュを彷彿とさせる、内側で溜めて溜めて最後に炸裂させる閃光の脚。まさに【青い閃光】だ。
にしても、今回はライアン・ムーアの手腕につきますよ。日本に来る外国人ジョッキーは、短期免許取る時の資格からして前年の成績がものを言いますから、本当に世界の上澄みの上澄みなんですが、ほんと凄えわ。

さて、今回のジャパンカップは近年では見られない外国馬参戦のニュースが盛況だったレースでした。いっときは凱旋門賞馬アルピニスタが色気を見せていたほどでしたからね。
調整過程で故障を発生させなかったら、本当に参戦していたでしょう。結果として参戦は四頭になりましたが、久々に国際レースジャパンカップの面目躍如だったんじゃないでしょうか。
その四頭は以下の面々。

・エニル賞でドゥデュースを撃破したアイルランドの若き俊英シムカミル
・本邦でもソウルスターリングなどを排出した大怪物フランケル産駒にしてパリ大賞典(G1)の勝ち馬オネスト
・昨年もジャパンカップに参戦し5着の掲示板入して日本の競馬に適正を示しているグランドグローリー
・未勝利戦勝利から5連勝でG1バイエルン大賞を制したドイツの昇り馬テュネス。

海外馬の格としてはオネストが一番だったのかな。6番人気になっていましたし。

一方で今回は日本馬の陣容が例年と比べてもとにかく手薄な印象でした。三冠馬3頭が集った一昨年。コントレイルが有終の美を飾った昨年と比べても、G1馬はシャフリヤール陛下にオークス馬ユーバーレーベン。そしてエリザベス女王杯から中一週で急遽参戦となった三冠牝馬デアリングタクト。
この三頭だけでしたからね。
その三頭も、デアリングタクトが前述したように中一週の強行日程。ユーバーレーベンはのんびり気質のせいか最近は競馬自体に前向きではないようで。
日本総大将はシャフリヤールが務めることになりそうだったものの、ドバイシーマこそ制してメンツは保ったものの、その後英国のG1ではコケてしまい、天皇賞秋でも展開が向かず消化不良のレース。揺るぎない大黒柱というにはちと不安が残る状態だったんですね。
とはいえそれでも一番人気3.4倍。
2番人気は天皇賞秋でシャフリヤールを上回る3着に入ったダノンベルーガ。ただ、能力の高さこそ折り紙付きなものの、結局G1ではクラシックも前走も善戦止まり。重賞も前哨戦で皐月賞馬ジオグリフに勝ってはいるものの、大きなタイトルを取っているわけじゃないんですよね。もひとつ貫目が軽い。
3番人気はヴェラアズール。デビュー前から足元の故障などで苦労して、足元の不安が解消できず負担の軽いダートで長く我慢の使われ方をして、つい最近ようやく目一杯走っても大丈夫なくらいになったことで芝レースに出した所、一気に才能を開花させて京都大賞典を勝利したという苦労の馬。
ただ彼はここが分岐点でもあったんですよね。こういう一気に上がってきて重賞を勝った馬は、そのまま頂点に駆け上がるかG1の壁に跳ね返されてそこが天井になってしまうか。よくあるパターンなんですよね。一気に連勝で駆け上がってきて初G1で人気になるものの、そこでパッとしないままG1戦線の常連にもなれずに消えていく馬たち。そういう意味でも、非常に注目の馬でありました。
見事に、本物であったことを証明してくれたのですが。

4番人気はヴェルトライゼンデ。この馬も怪我による一年四ヶ月という長期休養から鳴尾記念で劇的な復活を遂げたものの、次のオールカマーでは全く伸びない大外を回ったお陰で7着の大敗。果たして、復活は本物か。真価が問われる一戦に、鳴尾記念の相棒であるレーン騎手が跨っての挑戦でありました。

5番人気にデアリングタクト。足元に不安を抱えたままの連戦ですが、勝てないレースが続いてますけれどどれも彼女の能力を全力発揮できたとは言えない惜しいレースが続いていて。一昨年、アーモンドアイとコントレイルと共に激闘を繰り広げた舞台で、もう一度その輝きを見せてほしい一戦でした。

他にも、前走福島記念で復帰後大敗が続いていた中で劇的な逃げ切り勝ちを果たして見せたユニコーンライオン。
長距離戦線を渡り歩き名手武豊を鞍上にアルゼンチン共和国杯2着からここに挑むハーツイストワール。
これが引退レースとなるという長きにわたって一戦でその強烈な末脚を見せてくれていたシャドウディーヴァ。
常にG2で3着以内に入り続ける堅実派のボッケリーニ。
そしてユーバーレーベンやカラテ、テーオーロイヤルなどが出走と相成りました。

繰り返しになりますけれど、今回は絶対的で他と隔絶した能力を持つ馬は不在。外国馬にも大いにチャンスがあるし、これまで重賞で善戦くらいで燻っていた皆様にも一着賞金4億円。指定の海外レースを勝った馬がジャパンカップを勝利した場合はさらに報奨金が与えられて7億円近い賞金が得られるという凄いことになってましたからね。
いや、ほんとなんでこんなにメンバー手薄なんだ? みんな有馬記念の方に行っちゃったのか?

レースの方は、冒頭で叫んだようにヴェラアズールが内側に空いた僅かな隙間から切り込んできたムーア騎手の手綱捌きによって、ゴール直前でシャフリヤールを躱したヴェラアズールが栄冠を手にしました。
先週のマイルチャンピオンシップに負けず劣らずの、馬群が密集した非常にポディション取りが難しいレースになりましたけれど、道中含めてムーア騎手の位置取りがホントお見事としか言う他なく。
2着のシャフリヤールも、クリスチャン・デムーロがえ?なんでそこにいるの!? と何度見させられたかわからない進路行程で、今回のレースに関してはシャフリヤールは十全の力を発揮して走りきったレースだったんじゃないでしょうか。最後、ダノンベルーガの進路を塞ぐ形になって騎乗停止喰らいましたけれど、これに関しては土曜日に騎乗停止食らって連日でやってしまったペナルティゆえの重さで、今回単体としてみるとベルーガもう脚一杯になっててあそこから伸びる要素なかったようにみえるので、順位には影響なかったかと。まあデム弟が急に内から上がってきたヴェラアズールに一拍焦ってしまったんでしょうかね。
前塞がれてしまって行きたくても行けない事になってしまったのは、デアリングタクトの方でした。2,3回くらいここで前へ前へ、とギア入れようとした所で進路塞がれて止められたり、外まで大回りしたり、と……ああ、勿体ない悔しいレースでしたよ。マーカンドもここぞというときに一番ごちゃごちゃしてしまう所に入ってしまったなあ。スムーズに行けば勝ち負けになったかと思うレースだっただけに、ほんと悔しい。でも、まだまだデアリングタクトは終わってないと証明してくれたレースでした。秋は全部不本意なレースになってしまったなあ。
3着に入ったのはヴェルトライゼンデ。先行した馬の中ではこの馬が一番いい走りをしましたね。武豊のハーツイストワールの真後ろに付けて虎視眈々と脚をためて、内側が空いた途端にスッと馬を導いて加速させるレーン騎手の鮮やかさ。このレースで一番スムーズに競馬したのこの馬じゃないだろうか。それだけに、猛然とヴェルトライゼンデに食いついてきたシャフリヤールの脚の凄さに目が行きますし。それ以上に、ヴェルトライゼンデの後ろをついていき、落ちてきたハーツイストワールを躱してヴェルトライゼンデが内に切り込んだのに対して、ハーツの外に進路を切りハーツを躱して代わりにその進路に入り、ベルーガを躱してヴェルトライゼンデに食いつき、猛追してきたシャフリヤールを貫いてみせたヴェラアズール・ムーアの競馬が背筋を震わせるのである。
いやあ、改めて見ても凄いなあ。あれだけ縫うように走りながら淀みが全然無い。無理やりこじ開けてとか、無いもんね。本当に閃光のように伸びてきた。

ダノンベルーガは5着。最後不利はありましたけど、そこに至るまでにだいぶ消耗してしまってたみたいなので、不利なくても順位は変わらなかったんじゃないかな。2400は若干長いようにも見える。
外国馬最先着はグランドグローリーの6着。去年の5着よりも一位下げてしまいましたが、彼女もだいぶ前を塞がれて行きたいのに行けなかったんですよね。スムーズに前が空いていたら、勝ち負けは難しくとも馬券圏内の3着までは勝負出来たかもしれません。そういう意味では、やっぱり日本の馬場に適正あったんじゃないでしょうか。このまま、帰国せずに引退。日本で繁殖入りするそうで、お疲れ様でした。産駒も、この2回のジャパンカップでのレースを見る限りでは日本にあった馬を出してくれるんじゃないでしょうか。

終わってみれば、総大将シャフリヤールは負けて強し。しかし、新たなるスター誕生。遅れてきた新星ヴェラアズール、これが最初にして最後ではなく、その光輝く第一歩になって欲しいですね。
ほんと、エイシンフラッシュ産駒の星になってほしい。とはいえ、なかなか乗り難しい馬っぽいけれど。溜めて溜めてここぞというときに爆発させる末脚勝負、それも外から大マクリというよりも内側から切り込むタイプっぽいですからね。展開や馬場にかなり左右されるんじゃないだろうか。
それこそ騎手の腕が問われますぞ。





第39回マイルチャンピオンシップ G1 レース回顧   

3歳以上オープン(国際) 阪神競馬場芝1600。

セリフォス、だとぉぉ!?(シンフォギア風)

ばかな、中内田厩舎所属馬の休養明け2戦目は割引じゃなかったのか!? 実際、仕上げのピークは前走の富士Sで今回は調教見ても下降線、という評価が散見されていたのだが。
とはいえ、大外から全馬を差し切って撫で切った脚色は見事の一言。馬場の良いところを通ったルート選択の優位もあったでしょうけれど、残り200からの加速力は文句なしでした。
3歳馬が並み居る強豪古馬を下しての勝利。朝日杯でのドゥデュースの2着は伊達ではなかった、ということですね。富士ステークスでも進路狭まってなお、細いルートを掻き分けて外まで持ち出してそこから差し切った脚は見事でしたからね。調子が万全ではないと見られている所でこれだけのものを見せてくれた事はやはり大きいかと。
同世代ではダノンスコーピオン(11着)にこれで連勝。NHKマイルCでは後塵を拝しましたが、これで文句なしに同世代のナンバーワンマイラーとなったのではないでしょうか。
にしてもダミアン・レーンはいい仕事しましたなー。

2着には鞍上が川田騎手(ダノンスコーピオンに)から北村友一騎手に乗り代わったダノンザキッド。あ、前走の毎日王冠は戸崎騎手だったのか。一時期の低迷期からは抜け出していた様相でしたけれど、今回は特に北村騎手の好騎乗が目立ったレースでしたね。これは川田騎手よりも思いの外手が合ったんじゃないでしょうか。長らく大怪我で戦線を離脱していて、復帰後もなかなか苦戦していた北村騎手ですけれど、ダノンザキッドを相棒にこれから勇躍、また騎乗依頼も増えてくれれば良いのですが。
3着はソダシ。内側で馬群が密集するなかを我慢我慢、というか馬体がぶつかり合うのをこじ開けてジリジリとはいえ前へ前へと突き進む姿は、純白の可憐な姿とは裏腹のパワフルさで、いやーど迫力でしたよ。
3着から9着のピースオブエイトまでの7頭は全部ハナ差クビ差で殆ど差がなく固まってゴール前になだれ込んだ形ですからね。かなりの激しい接戦でこれを競り抜いたソダシは十分パフォーマンスを、強さを示してくれたと思います。
ぶっちゃけ、ソウルラッシュ、シュネルマイスター、ジャスティンカフェあたりまではほんとに差がなかったと思います。特にシュネルはあれは苦しい競馬させられましたねー。
直線入ったところで彼に注目して見てたら一目瞭然なんですが、外に寄せたエアロロノアの武豊に完全に抑え込まれてるんですよ。進路が相手からの伸びを見ていると、もしあれ武さんにガードされなくてスッと外に出られたら、セリフォスとガチンコ勝負出来たでしょう。位置取り的にも突き抜けた可能性も高いです。そういう意味では全力発揮させて貰えなかったレースなんで、次回以降割引いてみる必要はないと思います。それにしても、鞍上のルメールからしたら悔しいレースだっただろうなあ。
あと6着のジャスティンカフェも良い競馬したんですが、これもごちゃついた影響を受けてしまいましたね。この馬に関しては調教での様子が特に素晴らしかったみたいで、実際のレースでもココぞという時に前が塞がったりと勢いをそがれながらもこれだけの走りを見せてくれただけに、これは重賞初勝利も遠くないんじゃないでしょうか。上位とはそれほど差があるようには見えませんでした。

一方で、期待の若手ダノンスコーピオンは11着の大敗。馬よりも鞍上の川田騎手の方がどうにも……。リーディング独走してるんですけれど、今年は秋以降重賞勝ちがローズSだけなんですよね。あんまり良く乗れてない感じだなあ。






第58回福島記念 G3 レース回顧  


3歳以上オープン(国際) ハンデ戦。福島競馬場芝2000メートル戦。

ユニコーンライオン! ユニコーンライオン! ユニコーンライオン復活ぅぅ!!!

やったっ、ついに復活、復活したぞユニコーンライオン!
去年の初夏。鳴尾記念を快勝。そして宝塚記念でもクロノジェネシスの2着と中距離戦線の超新星として本格化を見たはずが、そこから蟻洞という蹄の中に空洞が出来てしまう病気によって競走馬生命の危機にまで立たされて長期離脱。
一年の休養を経て再びターフへと戻ってきたユニコーンライオンでしたが、あの力強い快速の走りは見られることなく、二桁着順が続く日々。ああ、もうあの強かった彼は見られないのか、と諦めかけていたこのときに、行った行ったの逃げ切り勝ち。
スタートからポーンと飛び出して、そこからベレヌスやシャムロックヒルなど他の逃げたい馬を抑えて先頭を維持。そこから息も入れずに飛ばし続けて、競り合う先行馬を叩き潰し、仕掛けがおくれた後続勢を寄せ付けず、最後まで脚があがらず駆け抜けてゴール。
重賞勝ち馬が殆どおらず、一番人気のアラタも前走重賞で良い走りをしたというだけで勝ち星からは遠ざかっていたように、決して一線級の馬が相手ではありませんでしたが、勝ちは勝ち。それも逃げ馬として強い勝ち方。パンサラッサ、バスラットレオンとともに矢作厩舎の逃げ馬三銃士なんて呼ばれるにふさわしい勝ちっぷりでした。
でも良かった。あの鳴尾記念と宝塚記念の姿で惚れ込んでいただけに、戻ってきたくれた事は嬉しかったですが、あの走りを見られないことがずっと残念でしたからね。またユニコーンライオンの勝利が見られたことが何よりも嬉しい。良かった良かった。


第47回エリザベス女王杯 G1 レース回顧  

3歳以上オープン(国際) 牝馬限定 阪神競馬場芝2200メートル。

エリザベス二世が亡くなって初めてのエリザベス女王杯。偉大なる女王を悼み称える追悼レースともなった今年の本レースは、国内外の名牝が揃った激戦とあいなりました。

復活を期する無敗の三冠牝馬デアリングタクト。
秋華賞で念願のG1を制覇した薔薇の一族スタニングローズ。
十数年ぶりに海外から参戦。あのスノーフェアリーと同じアイルランドオークスを勝って本邦に乗り込んできたマジカルラグーン。

これらG1馬以外でも
ついに本格化しはじめた猛女ジェンティルドンナの娘ジェラルディーナ
牝馬クラシックを常に上位で駆け抜け、どこかあった線の細さに芯が通り始めたナミュール。
小さな馬体でゴールまで高速回転のピッチ走法で懸命に駆け抜ける舞闘独楽ピンハイ。
去年の栄光を再び、運命の糸を手繰り寄せるかアカイイト。

その他、マリリン、キートス、マイティーの重賞戦線を駆け回るウイン三人娘。
常に後方から抜群の手応えで上がってくる小さな穿孔白花ライラック。
府中牝馬Sを勝ってこの舞台にあがってきたイズジョーノキセキ。
偉大なる女帝エアグルーヴの孫として重賞戦線で戦い続けるアンドヴァラナウト。
といった面々が参戦。現役牝馬でも役者が揃ったメンバーとなりました。


天気は生憎の雨。幸いにも午後2時前後で止んだものの、午前中けっこうな雨量で馬場状態は重にまでなってしまいました。
レイパパレが勝った大阪杯ほど、阪神競馬場の馬場としてはグズグズの泥沼みたいに決壊はせず、ある程度持ったとは思うんですけれど、雨は止んでも芝レースが続くとそのぶんダメージは蓄積されていくんですよね。
特に正面直線は。他も3コーナーから4コーナーあたりまではだいぶ傷んでたんじゃないかな。
G1レースのある日は、同じ競馬場で同じ距離のレースが行われる事が多いんですけれど、この日は8レースに2勝クラスで2200のレースがあったんですね。
ただ雨の日で難しいのは、予行演習的なこのレースと実際の本番では馬場状態が同じとは言えない事なのでしょう。この8レースのダメージに9レースでも芝2000が行われたため、雨で柔らかくなった馬場は補修が行われても、さてどれだけ荒れが進むのか。レース状況や含水率、気温や日差しによっても変わって来るでしょうから、騎手としても判断が難しいところなんですよね。
少なくとも、9レースまではそこまで内側がダメというほどでもなかったんじゃないかな。
ただ本番は明らかに外のほうが伸びていましたね。

道中はずっとデアリングタクトに注目していたのですけれど、コーナーとかで馬込みがだいぶごチャついていた感じがします。レース後の騎手コメント見ても、あっちこっちで馬同士ぶつかってたみたいですし、馬が走りにくそうにしてたように見える所があったんですよね。馬場のせいか、密集具合のせいか。
デアリングタクトはかなり行きたがってたのか、中団の位置しながら騎手がブレーキかけてた風に見えましたし、いつもリズム良く上下していた首がなんか変にあがったままだったり首振るタイミングが変だったり、なんか走りにリズム取れてないように見えたんだよなあ。4コーナーから直線に入るところもスムーズじゃなかったですし。

マジカルラグーンは、直線入る前の4コーナーで必死に追い出しているのに、馬が前に行かなかった時点であかん感じでしたね。手応えが入らないみたいな。これはスタニングローズも同じく手応えが全然なし。
うーん、これ3コーナーから4コーナーで内から2列にいた馬が軒並み全然手応えしんどくなっちゃってたんじゃないかな。その外を走っていた馬が、上位に食い込んできている気がします。
デアリングタクトも直線でおっ、と思わせるキレを一瞬見せてくれるんですが、とにかくそこまでスムーズに行けなかったぶんが響いたのか、脚が止まっちゃいましたかねえ。

勝ったのはジェラルディーナ。4コーナーで外に持ち出しつつも膨らんで大きくロスをしない抜群の位置取りで前が開いた状態から、一気に状態の良いところを突き抜けての横綱相撲。
牝馬三冠にその年に3歳でジャパンカップ。さらにJC連覇にドバイシーマ、有馬記念を勝ったという化け物牝馬の娘として大きく期待を寄せられながらも、G1どころか重賞も勝ちきれずに片鱗はあれど一流未満という感じだったジェラルディーナ。それが明確に変化したのは前走オールカマーでの堂々とした重賞初勝利でした。とはいえ、あれも外が異様に伸びなくてコース取りが上手かった勝ち方、という感じで決して覚醒! という印象ではなかったと思ってたんですけどね。
この見事な脚を見せられたら、善戦娘に芯と勝ちグセがついた、と思ってもいいのかもしれません。ジェンティルとモーリスの血が唸る勝ち方でした。

2着はまさかの同着決着。早めに抜け出したウインマリリンと後方から貯めに貯めて小柄な体をグイグイと伸ばして飛んで来たライラックの追い込みがゴール板でバッチリと噛み合い、久々のG1馬券圏内での同着。マリリンにスムーズな競馬をさせたレーン騎手の手腕と、ついにライラックの追い込みを炸裂させたデムーロ兄の手綱さばきが際立ったレースでした。
勝ったジェラルディーナのクリスチャン・デムーロを含めて、上位三頭全員外国人騎手という決着。まあミルコはずっとこっちでやってるんだから地元騎手扱いでいいとも思いますけど。

4着にこれも最後方からじっと我慢に我慢を重ねていた前年の覇者アカイイトが飛び込んできました。この娘もずっと消化不良のレースを強いられてきただけに、阪神のコースと距離が合うんでしょうね、久々に彼女の良い脚を見られました。

5着にはナミュール。彼女もタクトと同じくごちゃついた馬群でスムーズに競馬できなかったみたいで、気持ちも入り切らなかったみたいです。切れ味ある持ち味の差し脚も考えれば外々で行った方が良いレースだったんでしょうね。
6着はデアリングタクト。終始苦しいレースを強いられているように見える中で、頑張ってたんですけどね。なかなか全力を発揮できるようなレースが出来ず、もどかしいですね。

秋華賞を勝った薔薇の女王スタニングローズは、14着。これはもう馬がやる気なくした、という事なんですかね。
18着の最下位にはマジカルラグーン。彼女もこの湿った馬場がお気に召さなかったようです。むしろパワーやスタミナでは欧州馬という事もあって、この馬の方が日本の馬より適正あるんじゃないか、と言われたのですが。陣営は良馬場の方が良い、と仰ってましたし馬場が合わんかったんかな。









第12回みやこステークス G3 レース回顧  

3歳以上オープン 別定戦 阪神競馬場ダート1800メートル。

年末に中京競馬場で行われるダートG1チャンピオンズカップの前哨戦という位置づけですね。

勝ったのはこれまで高い能力を評価されながらも、どうもレースとなると気性の問題で能力を発揮できなくて人気を落としていたサンライズホープが、11番人気という低評価を覆して勝利。
話によると気性難は気性難でも性格が荒ぶっているというよりも、レースを途中でやめちゃうところがあったみたいですね。
先頭に立つと途端にやる気をなくしてしまったり、ブリンカーでそのあたり矯正しようとすると、今度は外から躱されるとやる気なくす、とか面倒くさいやっちゃな!!
おかげで、本来の能力を発揮しないままレースで惨敗を繰り返す始末。前年シリウスSを勝っているように、能力は間違いなくあったのにね。
あれこれと工夫して馬を調教してきた陣営の苦労が忍ばれますけれど、今回はそれが見事に結実したということなのでしょう。
パートナーの幸さんもずっと試行錯誤してたんでしょうね。今回、出遅れ気味になってしまったんですけれど、それを幸いに後方からの競馬で見事にサンライズホープの能力を引き出してくれました。3コーナーから4コーナーにかけての手応えは抜群でした。そのまま揉まれないように外から回り、直線残り200で先頭に立ってからも脚を緩めることなく、そのまま突き抜けて勝利。
二桁人気のまぐれ勝ちではないです、非常に強い勝ち方でした。

2着はホープの同期ながら遅咲きだったハギノアレグリアス。遅咲きというよりも、一年以上屈腱炎で休養してたんですね。戦績をみると非常に優秀で、このみやこステークスまで9戦で5勝を上げているのです。にも関わらず、重賞はここが初挑戦だったんですね。
福永騎手は3コーナーの段階で進路取りを間違えてしまった、と述懐してるのですが、確かに直線入ったところでごちゃついちゃったのかな。ギアが入ったのが残り200くらいからに見える。馬群を捌いて抜け出してきているので、力は示せたんじゃないだろうか。

3着は一番人気のオメガパヒューム。直線入るまで最後方で、どうしたパヒューム、大丈夫かパヒューム!? と、心配したのですが、直線入ってからの大外からの豪脚はこれダートなんですけど!? というド派手なもので一頭だけ脚色が全然違いました。が、位置取りがさすがに後ろ過ぎて、前二頭には届かず。
とはいえ、ここは叩きのつもりか仕上げきっていなかったみたいなので、狙いはやはり本番なのでしょう。

4着5着はハピとタイセイドレフォンの3歳組。3歳でこれだけ走れるのだから、将来有望なのでしょう。ハピの鞍上ノリさん、今年終了みたいなコメントだけど年末は走らないのか?



第166回天皇賞(秋) G1 レース回顧   

東京競馬場芝2000メートル。

さあ、凄いレースでした。これはリアルタイムで見たかったなあ。間違いなく伝説のレースの仲間入りですよ。

ここ数レース、スタートでの出足が行かなくて序盤に脚を使ってしまっていたパンサラッサでしたが、ここはすんなりとゲートを出ることに成功して、そのままスピードに乗って楽に行くことが出来ましたね。
てっきりバビットが先頭を譲らないと思ったのですが、バビットが外枠だったのもあるのでしょうけれど、スピードが乗ったパンサラッサには全然ついていけませんでした。
パンくんも無理に加速してるんじゃないですよね。伸び伸びと走っているのが伝わる走り。
向正面でバビットがついていくのを諦めた時点で、完全にパンくんと後方集団がちぎれてしまいました。
これで一気に難しくなったのが先行組。バビット横山典が実質の先頭として集団を引っ張ることになったのですけれど、自分達のペースがどうなってるのかこれわからなくなってたんじゃないのかな。
軒並み低順位となる馬まで軒並み33秒台で上がりタイム残しているのを見ると、これ相当にスローペースだったんですよね。
後方集団は切れ味勝負のレースとなっていたわけです。一方でだからといってどんどんと遥か彼方へと飛ばしていくパンサラッサを今更追いかけるわけにもいかない。それはそれで自殺行為だ。そんでもって、パンサラッサは逆噴射とは縁のない、新世代型逃げ馬。逃げて差せる快速急行なわけですよ。
逃げ、或いは前に一頭か二頭おいてそれをマークしプレッシャーを与え続けることで、自分自身がペースの主導権を握り続けることでレースを支配するジャックドールにとって、これは難解極まる難しいレースになったわけです。このレースに置いてはジャックドールは主導権の一切を失ってしまったわけだ。
ジャックドールにとっての正解はなんだったんだろう。あくまでパンサラッサについていくべきだったのか。はたまたバビットを気にせず、パン君も気にせず、第二ポツンの位置を掴むべきだったのか。直線に入る前に早めに仕掛けるべきだったのか。
何れにしても困難な騎乗を問われる事になったでしょう。
そして、結果として藤岡くんは仕掛けが致命的に遅れてしまった。イクイノックスやダノンベルーガとの末脚勝負になってしまった。ぶっちゃけ、この展開で4着に入れたのはジャックドールの際立った能力ゆえと言えるでしょう。並の馬なら勝負にもならなかったんじゃないだろうか。
これはシャフリヤールにも言えます。シャフも仕掛けどころを失敗した。でも、仕掛けをもっとはやくしていたからと言って、勝てたかというとどうだろうかなあ。果たしてパンくんに追いつけたかどうか。
もしかすると、早めに併せ馬になった結果としてパンくんの粘りが炸裂してしまった可能性も考えられるんですよね。
パンサラッサって、脚が残っていなくても競り合いとなると無茶苦茶根性見せる粘りが武器の馬でもあるんですよね。ゴール前での競り合いの強さに関してはG1を取ったドバイターフが物語っていますし、力尽きた宝塚記念でさえ2000メートルまでは抜かれても恐ろしいほど食らいついたものです。惜しくも2着だった札幌記念でも負け展開にも関わらずむちゃくちゃ粘りましたもんね。
今回に関しては、あまりに後方と差が広がりすぎていて、イクイノックスとは脚色が全然違いすぎた上に躱したのがゴール直前。競り合う要素が微塵もなく一瞬で抜き去られてしまったもんですから、いつもの粘りを発揮する余地がなかった。後方集団がもう少しペース早くて、後方から追いすがってくる馬たちの末脚がもう少しジリジリと余裕のあるものだったら、パンくん二の足あったかもしれない、なんて思ってしまったのでした。

いやそれにしても、残り200メートルであれどんだけ差がありました? 後方はスローペースだったとはいえ、全然ダレてないパンくん相手に32.7の鬼脚で見事にゴール前できっちり差して見せたイクイノックスとルメールがお見事でした、としか言いようがないです。ちょっとでも騎乗に無駄があったら追いつかなかったでしょう、これ。
イクイノックスは2歳の頃から世代を代表すると謳われ続けながら、皐月・ダービーで悔しい2着。体質の弱さもあるのか、多くのレースに出られずに常に本番で勝ちを要求され続けた苦しい一年でしたけれど、このG1初勝利。3歳での天皇賞秋での盾獲得によって、やっとその強さを証明できました。もう一度、ドゥデュースと最強を競い合える立場へと這い上がってくれました。
ここで負けてしまってたら、結局勝てなかった評判先行の馬として先細りになっていっててもおかしくなかったですからね。毎年、そういう馬には事欠きませんですから。

2着には粘ったパンサラッサ。いや、あんまり粘ったという感じはないですね。最後まで思うがままに走りきった、というべきか。もし疲れてダレてしまっていたら、ほとんどイクイノックスと同じ脚であがってきたダノンベルーガの急追を抑えられなかったでしょう。本当にゴール前、強いですよ。
あの沈黙の日曜日のサイレンススズカと同じ1000メートル57秒4で東京の馬場を、天皇賞秋の舞台を疾駆して、大ケヤキを越えて後方を置き去りにして直線へと入ってきたあの光景。
やはり胸に来るものがありました。すごい馬ですよ、こいつは。唯一無二のパンサラッサだ。
あと200メートル分のスタミナが彼にあったなら、ようよう逃げ切れたかもしれませんね。2000も十分。でも、ベストはやっぱり1800か。

3着には川田のダノンベルーガが。これも川田の素晴らしいコース取りで全力を発揮して、イクイノックスとほぼ同じ32.8というとんでもない末脚でぶっ飛んできました。彼もまたダービーで一番人気を獲得したように、その実力は世代ナンバーワンを争うものと言われ続けていましたが。皐月・ダービーで4着という苦杯を舐め、ここ歴戦の古馬が集う舞台に挑んだわけですけれど。並み居る古馬を押しのけて、このレースで3着に入ったのですから、やっぱり彼も本物なのでしょう。次のレースが楽しみです。

4着にはジャックドール。中距離を主戦場とする彼にとっては、こここそが取りたいG1だっただけに悔しいですよね。札幌記念ではパンサラッサの出遅れ気味なスタートもあったとはいえ、ピタリとマークしてパンくんを捻じ伏せただけに、本領を発揮できない悔しいレースとなりました。
実力は間違いなくG1級。この展開で沈まずにベルーガに躱されたとは言え4着に入っている時点でとんでもない馬ですよ。黄金竜の次走は、パンくんと同じ香港へ。

5着にはダービー馬にしてドバイシーマの覇者シャフリヤール。今回は悔しい消化不良のレースとなってしまいました。彼もまた全力を発揮しきれなかったレースになってしまいました。不本意でしょう。この悔しさを次にぶつけて欲しいです。

皐月賞馬ジオグリフは調子は良かったみたいだけれど、残念ながら9着。ただ、6着から10着までは0.1秒差でもつれ合ってのゴールインでしたから、ほとんど差はなかったんですよね。
先行組が苦しい競馬になった中ですから、この結果は仕方ないかと。
悔しかったのがマリアエレーナあたりか。スタートしてから向正面に入る2コーナーで岩田父のノースブリッジから凄まじい不利を食らってかかりまくったにも関わらず、根性見せましたからねえ。まだまだ上を目指せる馬ですわ。

いや、凄いレースでした。改めて見ても、記憶に残るレースでした。これほんとリアルタイムで見たかったなあ。












第83回菊花賞 G1 レース回顧   


またぞろ直接見られませんでした。

3歳 阪神競馬場芝3000メートル。

去年に引き続き、京都競馬場改修のために阪神競馬場開催となっています。来年は京都競馬場で再開するため、阪神での実施は今年が最後となるでしょう。

皐月賞馬、ダービー馬が共にレースを回避することになった3歳クラシック三冠最後のレース菊花賞。

1番人気はセントライト記念を勝ち上がったガイアフォース。3月の未勝利戦で勝ち上がってきた遅咲きで春のクラシックには縁がありませんでしたが、セントライト記念でクラシックの実績馬アスクビクターモアを撃破しての権利獲得。キタサンブラック産駒として名乗りをあげました。倍率3.5倍。

2番人気は皐月賞5着。ダービー3着と春を賑わせた一頭であるディープ記念勝ち馬のアスクビクターモア。セントライト記念では苦杯を舐めましたが、元々スタミナお化けと定評があり、この菊花賞こそが本番という向きでありました。鞍上の田辺裕信はもうベテランですけどクラシックには縁がなく、このビクターモアが最大のチャンスという心構えだったんじゃないでしょうか。

3番人気はドゥラドーレス。鞍上横山武史。重賞勝ちはなく毎日杯3着が最高順位でしたね。前走2勝クラスを勝ち上がってここに来ました。実績は全然なのですが、色々と前評判も高かった馬で今年アタマのセントポーリア賞を勝った際はクラシック候補と名前があがったくらい。父ドゥラメンテの再来として期待された馬でしたので、遅れてきた本命馬という向きもあったんじゃないでしょうか。

4番人気に神戸新聞杯を勝ったジャスティンパレス。クラシックでは2走とも9着と苦杯を舐めましたが、2歳G1のホープフルステークスでは2着の実績がある馬。秋にかけて本格化がはじまり、実力を発揮できるようになってきたんじゃないでしょうか。

他は5番人気に青葉賞を勝ってダービーでは5着に入ったプラダリア。
春の京都新聞杯、そして神戸新聞杯で3着を取っているボルドグフーシュ。
神戸新聞杯で凄まじい豪脚を見せ、久々のヤマニンの冠でのG1参戦を勝ち取ったヤマニンゼスト。
このあたりが注目馬だったんじゃないですかね。


レースは幸騎手鞍上のセイウンハーデスが思い切った逃げをうち……いやこれ、暴走ですね。馬が抑えきれずにどんどんと行っちゃって、まさかの最初の1000メートル58秒台。さすがに速い、早すぎる。2000の中距離でも速いくらいのペースでした。
これを2番手につけたアスクビクターモアが見送らずに追いかけたものだから、全体のペースも未曾有の領域へ。ラップを見ても、尋常じゃないラップタイムが並ぶ凄まじい高速レースとなりました。
3000のペースじゃないよ、これ。

セイウンハーデスは残り6ハロンで一杯に。単騎大逃げになっていたら、どこかで息を入れて自分のペースを作れたかも知れませんが、今回はちょっと無理でしたね。

6ハロンあたりでハーデスを躱したアスクビクターモアは一気にギアを入れてそこから独走状態に。やや早い仕掛けにも思われましたけれど、結果的に相当な消耗戦と化していたレース。どの馬もろくに足が残っていない中で、潤沢なスタミナを活かして突き放しにかかるビクターモア。
それでも後方、中団で脚を溜め込んでいたボルドグフーシュとジャスティンパレスが猛追し、早く仕掛けた分息が切れたビクターモアをゴール前で追い詰めたのですが……ハナ差。本当に画面ではわからないくらいの差だけビクターモアが粘り込み、春からの実績馬がついにG1奪取を果たしました。
まさに首の上げ下げ。数センチの差でありました。
3着に半馬身遅れてジャスティンパレス。その後、5馬身差あけてドゥラドーレス、シホノスペランツァ、ヤマニンゼストと後方でじっくり脚をためていた組が何とかあがってきました。
後はもう、息も切れ切れでバテバテでゴールまで辿り着いたって感じですね。
1番人気のガイアフォースは8着轟沈。どうも調教も今一つで仕上がりが良くなかったんじゃないか、という話があちこちから聞こえてたんで、調子が完調とはいえなかったのかもしれません。それでこの激烈な消耗戦でしたから、ちょっと耐えられなかったかな。
勝ち時計は3:02.4でナリタトップロードの記録を抜くコースレコード。一方で、上がり最速は36.3。36秒台がジャスティンパレス、ビクターモア。シホノスペランツアの4頭だけで殆どが38秒台以降だった、というのを見ても、どれだけ最後の直線みんなバテバテだったのかがよく分かるレースでした。前半が早すぎたんよ。直線、みんな見るからに遅かったもんなあ。とてもレコード決着のレースとは思えん光景だったw

ともあれ、悲願のG1勝利、馬も陣営もそして田辺騎手もおめでとうございました。
それ以上に、みんなお疲れ様、と労ってあげたい大変なレースでありました。




第25回富士ステークス G2 レース回顧  


3歳以上 東京競馬場芝1600メートル。別定戦。

G2に格上げされて3回目となるわけですが、マイルチャンピオンシップの前哨戦として違和感なくなってきましたね。

勝ったのは藤岡佑介騎手鞍上のセリフォス。朝日杯フューチュリティステークス。NHKマイルカップで一番人気に支持されていた現3歳世代のマイルの雄が、ここで改めて実力を証明してくれました。
直線後ろの方で行く所なくなった時は大丈夫か!? と思いましたけれど、空いたルートから外に持ち出してゴール前で差し切り。
NHKマイルカップで敗れたダノンスコーピオンを下しての勝利、というのは大きいです。
だがしかし……セリフォスって中内田調教師の厩舎なのかー。ここって、休養明け一発目は良く走るんだけど、2戦目以降は成績が落ちて行く、というのを聞いたことがあるような。
今回、調教は抜群で仕上げも極まってたみたいなんですよねえ。ダノンスコーピオンを差し置いて1番人気だったくらいですし。
逆に本番はちょっと結論を急がないほうがいいかもしれません。

2着はソウルラッシュ。前走安田記念では此処ぞという時に前が壁になって爆発的な末脚を発揮できず悔しい思いをしましたが、ここはダノンスコーピオンをターゲットにして楽に競馬できましたね。
にも関わらず、ゴール前まで粘られたのはさすがスコーピオンというところですか。でも、ソウルラッシュもかなり長くいい脚を使い続けてゴール前できっちり差してたのですから、キレに加えて持続力も見せることが出来たんじゃないでしょうか。いかんせん、さらに外から来たセリフォスに持って枯れてしまいましたが。

3着はダノンスコーピオン。中団で脚を貯めて、残り200で抜け出して、という川田のお手本のような騎乗。ただソウルラッシュにピッタリと目標にされていたのが辛い所でしたね。かと言って、仕掛けのタイミングもここらへんがベストだっただろうしなあ。
5月のNHKマイル以来の競馬でしたが、しっかりと走れたと思います。本番マイルCSは舞台変わって阪神競馬場。こっちも得意ですし、まあこっちが本命ですよね。

4着には8番人気だったピースオブエイト。この馬も3歳馬で、結局参戦した3歳馬3頭は全馬上位に入ることに。この馬、勝ちは毎日杯含めて全部1800なのか。思いの外マイル向きだったんだろうか。いずれにしても、3歳世代侮れずですねえ。



第27回秋華賞 G1 レース回顧   

ピンハーーイ!!

いや失礼。秋華賞の前の10Rで好きな馬が勝ったものでして。
秋華賞の前のレースというのはこれ伝統的に秋華賞の出走が抽選ハズレやらで叶わなかった出る馬が多くて、これまでもレイパパレやジェラルディーナなどの名だたる馬たちが勝ってきたレースなんですよね。
ピンハイもまた、一勝馬ながらチューリップ賞2着。桜花賞5着。オークス4着と好走を続けてきた馬でした。馬体重が一際小さい400キロ前後という馬格で一生懸命走る姿がまたカワイカッコいい馬だったんですよ。特にオークスは位置取りの関係で4着になりましたが、状況次第では上位三頭と順位がひっくり返っていてもおかしくない脚を見せてくれただけに、期待大だったんですよね。
ところが、出走に関わってくる本賞金が足りなくて、なくなくの出走断念だったわけです。
そして悔しい思いを晴らすかのような10レース西宮ステークスでの快勝で、見事堂々のオープン入り。ミッキーアイル産駒としても頑張って重賞戦線暴れまわってほしいです。
しかし、ミッキーアイル産駒はメイケイエールといい、ナムラクレアといい、走る姿がなんか一生懸命さが伝わってくる馬たちが多くて、ついつい応援してしまうなあ……。


と、では本番秋華賞ですよーー。

三歳牝馬限定戦。阪神競馬場芝2000メートル。牝馬三冠最後のレースであります。

人気は優駿牝馬(オークス)にて上位を分け合った三頭が、そのままこの秋華賞でも1番から3番人気と相成りました。
三冠ロードを一直線。後方一気の猛脚を以てクラシックをなできってきた地上の☆スターズオンアース。
小柄な馬体に流水のごとき名刀の切れ味。夏を経て20キロものパンプアップでパワーも充填のナミュール。
かつて一世を風靡した薔薇の一族の末裔。曾祖母ロゼカラー。祖母ローズバドが叶えられなかった秋の冠を狙い定めるスタニングローズ。

実のところ桜花賞が始まるまではメインストリームから外れた脇役見当だったスターズオンアース。それを桜花賞で覆し、なおもフロック扱いのオークスでその強さを知らしめ、堂々の三冠挑戦……のはずだったのですが、レース後に両足の骨折が判明。幸いにして軽度の症状だったのでそのまま秋華賞直行という形での出走が叶ったのですが。
やはり怪我も怪我であり、経過も心配されて、また一度叩いた方がいいタイプでもあることで、その強さに誰も疑いを抱かせないだけの証明をしたにも関わらず、今度はその証明した強さを発揮できるかというところで絶対的な人気を集めきれない形になってしまったのは、スターズの順当ならざる荒野を征く感じが出てる気がしますねえ。
それでも一番人気。倍率は3.0倍。三冠を狙う馬としてはこの倍率は不本意でしたでしょう。

2番人気は横山武史鞍上のナミュール。春の主役はこの馬でした。阪神ジュベナイルからチューリップ賞、桜花賞と一番人気であり続けたのは彼女。しかし、元々430キロ台の小さな馬体を更に減らして挑んだ桜花賞は10着の大敗。彼女の持ち味であるキレのある脚を一切見せることのない敗北でした。しかし、オークスでは意地と根性の3着。後方から猛追してきたプレサージュリフトを併せ馬になってから捻じ伏せてのゴールで、彼女が繊細なだけのエリートではない事を見せつけてくれました。
そして、この夏で20キロもの馬体増。にも関わらず太め感は全く無くスケールが一回り大きくなったような雰囲気に、本格化の言葉がチラつく気合漲るレース前でありました。

3番人気はスタニングローズ。オークスではスターズオンアースに躱されてしまったものの、レース自体はパーフェクト、と言わざるをえない隙のなさ。秋は紫苑S始動でこれを文句なしの先行押し切りで完勝。彼女の競馬は王者の競馬です。

他にも名牝パールコードの念願を此処で。名手川田が嘗ての愛馬の夢を叶えるために他の騎乗依頼を辞して跨ったアートハウス。前哨戦ローズステークスを勝利しての4番人気。
5番人気は同世代でもっとも豪快な大外一気を決めるプレサージュレフト。おそらく、切れ味勝負で唯一スターズオンアースと伍せるのがこの馬でしょう。

他にもライラックやエリカヴィータ、サウンドビバーチェ、ウォーターナビレラといったオークスを戦った面々も参戦。
ここが三冠レース初挑戦、という後発組の中では13番人気ながらメモリーレゾンが意外と色んなところで評価高かったんですよね。



さて、レースは……始まる前にまたオークスと同じくトラブル!!
また放馬だーー! と、思ったら、あんたオークスでも放馬しちゃったサウンドビバーチェちゃんじゃないですかーー!!??
馬場入場の際にウィナーズサークルで暴れて、騎手を振り落とし、というか投げ落としw 閉めてある方の柵を突破して馬場入場。困りますー!
幸いにして、馬場内を駆け回ることなく、2コーナーの1400ダートのシュートに入って走るのをやめてすぐに捕まったので、馬の疲労も返し馬程度で済んで出走回避は回避できました。
2コーナーからスタート地点までビバーチェ引っ張って、走って連れて行った係員さんお疲れ様でした。なんか放馬2冠とか言われて苦笑を禁じ得ないのですが、出走できて良かったです。これで2戦連続で本番走れないって、頑張って仕上げてきた陣営泣くに泣けないですからねえ。

天気予報では雨が予告されていたものの、幸いにして雨雲は後ろにずれて馬場は良馬場。秋とは思えない暑い日差しの元でスタートが切られた最後の3冠競争秋華賞。
ですが、スタート直後から三冠を狙うスターズオンアースには試練が待っていました。
一瞬の出遅れ。でもほんの一息ほどの遅れで本来なら問題があるほどではなかったんですよね。ところが、二つ隣のスタリングローズが寄れて、その煽りを食った隣のナミュールがスターズの進路にかぶさってきたのです。オマケに左隣のアートハウスまでスターズの方に寄せてきたものだから、ちょうど扉がしまってしまうかのようにスターズの前が塞がってしまったんですね。
これでスターズはスタートダッシュに致命的に失敗。行き足がつかずに最後方からの競馬になってしまいました。後々を考えても、ここが本当に致命的でした。
でもルメール慌てないんですよね。慌ててバタバタしない。スターズの力を信じて落ち着いてレースに挑んでいくのである。ここが彼のトップジョッキーたる所以なのでしょう。

ブライトオンベイスが逃げ、サウンドビバーチェがピタリと二番手につける中で、スタリングローズはスムーズに先行好位と狙い通りの位置につけ、相変わらずの隙のない競馬に取り掛かる。
ナミュールは中団後方の外側に回らされて、やや苦しい位置取り。スターズは集団後方内側ですから、前も横も塞がっていてさながらカゴの中、自由度が少ないかなり厳しい位置でした。

他はアートハウス。前目3,4番手につけてのレースですからほぼ理想通りだったんじゃないでしょうか。
ライラックは最後方は後ろすぎ。紫苑Sで見せたように素晴らしい差し脚を持つ馬ですけれど、さすがに一番うしろから届くような脚じゃないんだよなあ。それが出来るであろうプレサージュレフトは、最後方から2番手。ただ今回は2頭とも結果から言うと不発でした。展開的に平均からやや遅め。阪神内回りですから、若干小回り気味の馬場なので、先行前めにつけた内側有利のレース展開でしたからね。後方から、また外を回らされた馬は苦しいレース展開でした。

4コーナーを周り、直線に入ったところで実況の悲鳴があがる。この時点でスターズは最後方。そう、一番後ろだったのである。さすがにいくら何でも後ろ過ぎた。ここで、「ああもうスターズオンアースは消えた」と思い、意識上から彼女の存在は消え失せていた。
ただ……スターズ。最後方ではあったんですけれど、後方に居た馬たちが概ね外側を大回りして直線に向かった中で、彼女は膨らむことなく内側に潜み続けていたんですね。ルメールは全く諦めていなかったのである。
サウンドビバーチェが脚のなくなったブライトオンベイスを躱し、その外からジリジリとアートハウスが先頭を伺う。
正直、ここで突き抜けられなかった所が今のアートハウスの限界でしょう。川田の騎乗はぶっちゃけ完璧、理想的だったと思います。
ライラック、プレサージュレフト、エリカヴィータは後方で外側を回らされて、ここでほぼ脱落状態。上がり時計は悪くなかったのですが、位置取り的にどうしても無理でした。
注目スべきは、外を回らされながら直線勝負に取り憑いてきたナミュール。そしてメモリーレゾンである。残り300メートルあたりから、俄然猛追を開始する。
内側ではスタリングローズが満を持して、サウンドビバーチェとアートハウスを捕捉。残り200でしっかりと前2頭を捉える。
驚いたのはサウンドビバーチェ。ここでもう一回盛り返して追いすがるんですね。この馬の逃げての粘り強さは特筆に値します。オークスでも出走していたらワンチャンスあると思ってたもんなあ。さすがに息切れしてしまったのか、ゴール前でズルズルと下がってしまい7着までズレ込んでしまうのですが、5着に入ったアートハウスよりもビバーチェの方に見どころを感じさせてくれるレースっぷりでした。
残り100でスタニングローズが抜け出した、と思った所から外側からナミュールが強襲。ものすごい脚でスタニングローズを追い詰め……、ふと気がつくと内側にいるスターズオンアース。
ここはマジで仰天しました。

え!? なんでいるのスターズオンアース!?  いったいどこから飛んでいた!?

直線入った所で一番後ろに追いやられていたはずなのに。ナミュールが大外をまくりあげていく中で、内側は馬群がゴチャついて進路も何もあったもんじゃなかったはずなのに。
とっくに馬群に沈んでいたと思われた地上の星は、渋滞する馬群の隙間を流星のごとく駆け抜けて、ゴール直前100メートル。突如として先頭争い繰り広げられる激闘の最前線へ飛び出してきたのである。
しかし薔薇の女王は動じない。流水の切れ味は衰えない。
ゴール前、追いかけてくる二頭を従えるようにスタニングローズが堂々の勝利。
まさに薔薇の女王の戴冠でありました。

ロゼカラー、ローズバドのお祖母様たちが銀までしか勝ち取れなかった牝馬G1をついに奪取。薔薇一族としては2010年ジャパンカップを制した叔父ローズキングダム以来となる約12年ぶりのG1制覇。
日本競馬界に薔薇の一族未だ潰えずを示してみせた、栄光の勝利でありました。
そして、彼女は大王キングカメハメハの最終世代ラストクロップ。先日引退したチュウワウィザード以来、芝G1となると2018年のレイデオロ以来となるキングカメハメハ産駒のG1勝利。名種牡馬キングカメハメハの血の証明をも果たしてくれた勝利です。
鞍上・坂井瑠星はこれがG1初勝利。今年リーディングでも上位の方に位置づけている若手の星の一人ですけれど、これを期にG1戦線でも勝ち負けの常連になってきそうですね。

2着はナミュール。大外ぶん回しても何のその。切れ味、気合、根性、迫力、何もかもが春よりスケールアップした姿を見せてくれた、堂々の2着でありました。
そして3着には惜しくも三冠制覇を逃したスターズオンアース。ですが、負けて強し! 負けてなお強し。負けたけど、こいつとんでもねーー!! 
あれだけの不利を被りながら、そして直線でもまっすぐに突っ切る進路などなく塞がる壁を前に、見せも見せたり流星の末脚。上がり時計は断然の33.5。ナミュールをして34.0だったんですよ? 一頭だけ別次元の脚色でありました。
オークスでの骨折に始まり、順調とはいかなかった行程。レース中も様々な不利を被り、万全とはほど遠いレースでした。でも、もうこの馬の強さを疑う人はもう居ないでしょう。
地上の星は消えず、負けてなお燦然と輝いた。

結果を見れば、順位を入れ替えてのオークスと同じ三頭での決着。ああ後に、この世代もまた牝馬三強として語り継がれていくのでしょうか。新たな歴史が刻まれた、秋華賞でありました。

4着には三頭から少し離れてメモリーレゾン。ただこの馬もナミュールと同じく外を回らされての後方からこの位置への喰らい込みですからね。ちょっと次のレースは注目ですよ。次に順当に勝つようなら、重賞戦線の上位常連になっていくかもしれない。

5着にはアートハウス。結果的には完敗ですね。あれだけ理想的な競馬をしながら、前の馬に太刀打ち出来なかった。今は実力及ばずです。まだまだこれから頑張っれ。


前三頭が頭一つ抜けた感のあるこの世代の牝馬ですけれど、今回出走した馬はみんな実力を感じさせてくれる好い馬たちが多かったように思います。下位に沈んだ馬たちでも、今後けっこう上にあがってくるんじゃないだろうか、という将来性を感じるんですよねえ。注目して見ていきたいと思います。



第70回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス G2 レース回顧  


そういえば、いつから府中牝馬ステークスにアイルランドトロフィーの冠がついたんでしょう。2017年から? もう5年くらい前からなの? 
アイルランドトロフィーというと、自分みたいな古い人間だとOP特別のアイルランドトロフィーの方が印象強いんですよね。確かウイニングポストみたいなゲームでも、使い所の良いレースだったんで。
なので、なんか悪魔合体したレース名に見えてしまうのでしたw

3歳以上牝馬限定 東京競馬場芝1800 別定戦。

現状ではエリザベス女王杯の前哨戦という形になってますね。勝った馬には優先出走権が与えられます。

注目はやはり純白のアイドル「ソダシ」の出走でしょう。いや、なんでここで出るんだ?
前走札幌記念では5着。そこから次はどこに出るのかと思ってたら、まさかの府中牝馬ステークスである。てっきり、エリ女にしてもマイルチャンピオンシップにしても直行かと思ってたんだが。
なんか相当に調子良かったみたいで、ここで一度使っておきたかったのかな。
他にも牝馬のマイルから中距離戦線で活躍する一線級が出揃ったレースとなりました。

夏にクイーンCで2着に入り、重賞戦線に殴り込んできたフランケル産駒のサトノセシル。
ヴィクトリアマイルでは大敗してしまったものの、復仇戦と意気込むエアグルーヴの孫娘アンドヴァラナウト。
牝馬限定戦の常連アブレイズあたりが人気を集めていました。
と言っても、ソダシが1.9倍であとは横並びというくらいだったかもしれませんが。2番人気のサトノセシルで7.7倍でしたからね。
他にもブラストワンピースの妹であるホウオウピースフル。
距離が1800だとめっぽう強いクリノプレミアム。
海外を暴れまわった三女神の一柱ラヴズオンリーユーの全妹ラヴユーライヴ。
オークス馬シンハライトやマーメイドSを勝ったリラヴァティの妹であるライティア。
ローズSの勝ち馬で牝馬クラシック戦線でデアリングタクトと戦い続けたリアアメリア。
由緒正しきメジロの血統クールキャット。
何気にアンドヴァラナウトとは姉妹対決になるグルヴェイグの娘ゴルトベルク
府中牝馬ステークスで2年続けて2着1着と連対している前年の覇者シャドウディーヴァ。
そして前年のエリザベス女王杯の勝者アカイイト。

こうしてみると、良い血統の馬多いですなあ。
とはいえ、このメンツ相手ならソダシなら絶対に勝たねばならないレース……でしたが、最後の直線でスルスルと内側から抜け出してきて、簡単に他馬を抜き去って先頭に立つまでは完璧と言って良い競馬だったのですが……。
油断大敵というべきか。
ちょうど、並んだ最内福永のアンドヴァラナウトとその外を抜けていくソダシの後ろをついていくように上がっていった岩田パパ騎乗のイズジョーノキセキ。これが本当に気配消したままひょいひょいと前の方にあがってきて、完勝モードだったソダシをゴール前でアタマ差躱してしまったのである。
豪脚、という印象はまったくなく、本当にスルスルと、スーッといつの間にか現れて躱してしまった感じで、唖然というかあっけに取られるというか。
上がり時計を見てみると、2着ソダシと3着アンドヴァラナウトが33.8。最後方にいたシャドウディーヴァが33.5で追い込んできていますが(7着)。それ以外が34.0以下なのを見ると十分他馬を寄せ付けない脚を見せていたのですが。
33.3である。イズジョーノキセキ。一頭だけ、脚色がぜんぜん違っていたんですね。
いやー、ソダシ決して最後油断したとは思えないんですけど。最後まで一生懸命走ってましたし。それでもこれは、岩田騎手の妙手に見えたなあ。久々に岩田パパのゴール際のえげつない強さを見た気がします。
イズジョーノキセキは12番人気と完全に伏兵でしたけれど、調子はかなり抜群に良かったみたいですし、武器となる末脚が決まるとこれは強いですなあ。
ソダシは悔しい2着でした。やっぱり本質的にマイラーなんですかね? 止まった、という程ではありませんけれど、最後の最後にぐいっと伸びるところがなかったですし。次はどうするんだろう。
アンドヴァラナウトは前走大敗から立て直して、3着に入りましたがソダシにはこれ完敗だったなあ。さて、このままエリ女の方に行くんですかね?




第57回京都大賞典 G2 レース回顧  

3歳以上。阪神競馬勝芝2400メートル。別定戦。

今年も京都ではなく、阪神での開催でした。そして今年で最後の阪神開催となりますね。もうすぐ京都も復活しますし。
今週から久々となる阪神競馬場の馬場状態は、見ている限り内枠優位だった中山と正反対で、とにかく外。外からの差しが決まる決まる。
雨も土曜日から結構降っていましたけれど、新しい馬場はなんとか持ってくれたようでした。

レースは予想難しかったみたいですね。単勝人気も14頭いるのに最低人気のディバインフォースで54.9倍。一時期は40倍台までなってたみたいで、ここまで全頭人気が混在している主要重賞は珍しかったと思います。
でも、こういうときほど人気通りに決まるパターンが珍しくないんだよなあ。

1番人気はボッケリーニ。日経賞ではタイトルホルダーに追いすがっての2着。そして続く目黒記念では見事に勝利で重賞2勝目を飾ってみせた叩き上げの苦労人、ならぬ苦労馬。
前年はひたすらG3を走り、今年はひたすらG2を走って全部複勝圏内という堅実っぷりですからね。
血統としては、あの名中距離ランナー・ラブリーデイの全弟。ラブリーデイも、遅咲きで本格化したのって5歳からだったんですよね。調教師の話ではお兄ちゃんより長距離適性ある模様。まだG1走ったことのないのが不思議なくらいなのですが、その堅実性から人気を集めたのもよくわかります。鞍上は今乗れている浜中ジョッキー。

2番人気はこれが重賞初出走となるヴェラアズール。5歳でこれが初重賞ですよ。どれだけ下積み長かったんだ。新馬戦からして三歳3月と随分遅く、好走し続けるもようやく未勝利を勝ち抜けたのが6月末、って2歳戦がはじまる直前ですから本気でギリギリの勝ち上がりだったんですやん!?
それからもう一勝したものの、2勝クラスのダートをウロウロと大した成績も収められないままうろついていた彼の転機は、今年の3月。
それまでずっとダートを走っていたのが、心機一転芝2600の淡路特別に出走。ここで見事に勝利を収め、以降芝の長距離レースでそれまでグズっていたのが不思議なくらいに複勝圏内に入り続け、いきなり挑んだ重賞がこの強豪集まる京都大賞典。にも関わらず2番人気ですから、競馬ファンの目は肥えています。
まあこのレースに出走していたG1の常連たちは、いずれも最近パッとしない成績でしたので、いわゆる昇り馬に人気が集まった傾向がありますが。
ちなみに、ヴェラアズール。今となっては希少なエイシンフラッシュ産駒であります。

3番人気はウインマイティー。前走マーメイドステークスでレコード勝ちの快勝したのを評価されたの人気でしょうか。同じ阪神コースでしたしね。2着のマリアエレーナは、次走でジェラルディーナなどを下して小倉記念を勝利しています。ちなみに、ジェラルディーナはその次のオールカマーで勝ってます。ドミノ倒しで評価があがるパターンw
元来、オークスで3着に入るほどの実力馬。気性の問題からどうにも才能を発揮しきれないレースが続いていたみたいですけれど、今年に入って負けながらも伸び伸びと走る事が出来るようになってきて、充実の一途を辿った成果が前走だったのではないでしょうか。

レースはユニコーンライオンが果敢に頭を主張してレースを引張、ディアステマ、アフリカンゴールドあたりがこれを追いかける展開。
ユニコーンライオンは直線まで踏ん張って、「おっ!?」と思わせてくれる場面もあったのですけれど、残り2〜300メートル辺りで力尽きてズルズルと後退。ちょっと距離しんどいのもあったのかな。復活以降、なかなか以前のような走りには戻らないのは辛いですね。

ボッケリーニは中団待機。それに並んでウインマイティ。直線で先行勢がズラッと並んだのを横目に、ひらりと真ん中まで馬を出して追い出した浜中ジョッキー。これ完全に隙のない勝ちパターンに持ち込んでるんですよね。
早めに外に持ち出した分、これロングスパートになって脚がキレきらなかったヒンドゥタイムズを、鞭を入れた途端に置き去りにして抜け出したボッケリーニ。
ウインマイティはボッケリーニの後ろにつけていたのですけど、その分抜け出す進路を先にボッケリーニに奪われて、ギアを入れるのが一歩遅れてしまった感じ。それでもボッケリーニに追いすがって他馬より頭一つ抜けた。
と、思った瞬間、大外強襲のヴェラアズールである。一頭だけ、脚色が別次元でした。残り100メートルを切ったところでボッケリーニを含む他馬を完全に切って捨て、あっという間の2着ボッケリーニに2馬身半の差をつける強い勝ち方。
確かに外が伸びる傾向の馬場でしたけれど、それにしてもとんでもない切れ味でありました。
これは一躍活きが良いのが出てきましたよ!










第73回毎日王冠 G2 レース回顧   

3歳以上 東京競馬場芝1800メートル・別定戦。
天皇賞秋の前哨戦は幾つかありますが、唯一の天皇賞秋と同じ2000メートルよりも短い距離でのレースとなりますね。そのためか、天皇賞を目指す馬でもマイルを主戦場としていたり、スピードに自信のあるタイプの馬が参戦するケースが多いように見受けられます。
今年は少頭数となる10頭立て。
一応、G1馬もダノンザキッド。レイパパレ。ポタジェにサリオスと四頭出揃いましたが、レイパパレとポタジェは前走二桁台の大負けをしており、ダノンザキッドはずっと勝ち味から遠ざかり、1番人気はサリオスに……って、サリオスも最近はずっとマイルから短距離戦線だったんですけどね。
高松宮記念参戦など、スプリントはないやろ!? という迷走をしてましたが、香港マイルや安田記念の3着で、馬の充実度はたしかに上がっている感じだったんですよね。
何気にサリオス、13戦して4勝しかしていませんが、負けたのは全部G1レース。G2以下のレースでは未だ負けなしなのです……いや、G1ばっかり出すぎじゃね?
そろそろG1タイトルが欲しい、という意味ではディープボンドと双璧をなす存在でしょう。

レースは発走直前にダノンザキッドがゲートの前を突破して飛び出してしまうというハプニングがありましたが、人馬ともに怪我なく外枠発走に。でもトラブルはトラブルで各馬も待たされた事もあって動揺もあったでしょうが、勝負はサリオスがレコード勝ちで快勝と相成りました。
いやいや、なんかレッドベルオーブが初っ端から幸さんの必死の手綱を振り切って大暴走かましていた気もしましたが。中盤でなんとか折り合ったように見えましたけど、さすがにあれだけ中盤まで喧嘩してたら体力持たんわなあ。
1000メートルは57.8でした。はい、暴走ですね。ただ、時計の割には後ろとの差が広がらなかったですし、相当早いペースになってましたね。レコード決着は確実にベルオーブのせいでしょうw
直線で、前目にいたダノンザキッドとレイパパレがそのまま押し来るか、というのを大外からジャスティンカフェがグングンと突き抜けてきて、一気に抜き去り、これはジャスティンカフェの勝ちレースだ! と、思った瞬間、狭い馬群をかき分けて、内からサリオスが急襲。
これ、これはちょっとすごいな。脚色、途中まで完全にジャスティンカフェの方が上でしたよね。残り200の時点で間にポタジェ挟んでますが、明らかに1馬身近く抜き去られてるんですよ。
そこから、ジャスティンの脚色まったく変わっていないキッドとレイパパレを抜き去る脚を見せているにも関わらず、一旦後ろに置き去りにされたサリオスがすげえ加速してゴール通過時には逆になんでか半馬身前に出ているという……なにこれ、ニトロでも積んでたの!?
上がりはジャスティンとサリオス、同じ33.8なんですけれど、残り50メートルでのサリオスの加速は明らかにぶっちぎってました。
これはすげえレースでした。サリオス、この競馬は一躍主役候補に名乗りをあげるにふさわしい一撃でしたわ。コントレイル世代の意地を見せてくれそう。

2着はジャスティンカフェ。前走のエプソムカップ4着が重賞初挑戦、という馬だったのですが、初挑戦で一番人気になってたように才能は確約されてる馬だったんですよね。4着も重馬場がけっこう負担だったみたいですし、良馬場になるとこれほど切れる脚を見せてくれますか。
こいつは府中で活躍しそうな馬ですわ。

3着には先行から譲らずのダノンザキッド。スタート前に結構なトラブルがあったにも関わらず、ここまで堂々と走り抜けるのはやはりさすが川田騎手といったところでしょうか。でも、どうしても勝鞍からは遠いんだよなあ。
レイパパレは4着。頑張りましたけど、彼女のスタイルからするとちょっと時計が早すぎましたよね。

天皇賞秋はまたぞろタレント揃いますけれど、サリオスはそれら強豪に負けない存在感を示してくれそうです。
……え? 2年前みたいにマイルチャンピオンシップにいくとか言わないよね? マイルなの? マイル行くの?








以下の古馬重賞になりますね。牝馬限定戦やマイル戦除く。

第8回サウジアラビアロイヤルカップ G3 レース回顧  

2歳オープン 東京競馬場芝1600メートル。

新馬の重賞としては初めてとなるクラシックの舞台での重賞競走。これまでは札幌、函館、新潟、小倉とG1のない競馬場での重賞ばかりでしたからね。
三連休3日連続開催初日となります。まあ、三連休関係なく仕事だったので、直接は見られていないのですが。

圧倒的一番人気だったのは、ルメール騎乗のノッキングポイント。まだ一戦一勝ながら新馬戦が余裕残して圧巻の差脚を見せての快勝。将来のG1での活躍を想起させられる勝ち方で、まあ人気も当然だったでしょう。
お母さんはフローラS勝ち馬のチェッキーノ。オークスでも2番人気で2着となった逸材でした。名前が印象的だったので覚えてます。ただオークスの跡、怪我したんだっけか。長期休養を挟んで2戦しましたが、活躍叶わず繁殖入り。初仔がこのノッキングポイントとなります。初年度産駒からいい馬出して、良いお母さんになってくれればいいのですが。

ところがどっこい、勝ったのは2番人気のドルチェモア。凱旋門賞帰りの横山和生騎手騎乗。
この馬、お母さんがアユサンなんですよね。桜花賞馬の。懐かしい!
アユサンも、桜花賞を7番人気で勝ったあと、オークスは4着に入ったものの、長期休養に入って復帰後泣かず飛ばす。すぐに繁殖入でした。これまでの産駒は未勝利は何とか突破できたのだけど……という馬が続いていたのですが、ここで重賞馬を送り出せたのは良かったなあ。
これで、歴代桜花賞馬、アパパネから4代続けて重賞勝ち産駒を出してるんですね。優秀だ。

レースは1番のグラニットが見事な大逃げをキメて、直線に入ったところで10馬身差をつけてしまいました。さすがに最後はバテたものの、ゴールまで逃げ込むには十分なおつり……と見えたんですが、残り200からドルチェモアが他馬を置き去りにしての猛追。ゴール前で躱しての1着。
小気味の良い脚の回転力でグングンと飛んできて、これは痛快な勝ち方でありました。





第101回 凱旋門賞 G1 レース回顧   


痛恨!! いや、もう悔しい! 寝落ちしちゃって、レース見られなかったんですよぉ!
目がさめてみれば、結果だけ先に惨敗とだけ知ってしまって。
へこむ。色んな意味でへこむ。
いやー……今年はオルフェーブル以来かというくらい期待してたんですよ。タイトルホルダーはそれくらい強いと思っていたから。だけど、この雨でしょう? 馬場ぐちゃぐちゃでさぁ、あれはしんどいわぁ。
本気で期待していた分、自分でも意外なほど落ち込んでしまいました。いやー、マジで期待してたんだなあ、と自分でもびっくりするくらいガクーーとなってしまって、これ書く気力もへたってしまっていました。
寝て起きてちと回復しましたけど。今まで負けても、あーー残念、くらいできっぱり諦められてたんですけどねえ。このへこみっぷりはこれもオルフェーブル以来かも。あ〜〜〜。

まー、これだけ馬場ぐちゃぐちゃになってしまうと、もうジャンルが違うというのもそうだよなー、とは思うんですよね。ただ、まーこの雨はしゃあないとしても、欧州の芝に合わせてどうこうというのはねえ。日本でこの芝再現しても仕方ないでしょうし、血統から改変していくというのもそれ日本で走れなくなるよってなもんで。ダート馬連れてくって言ってもねえ。ダート馬だからそれが合うかどうかわからないし。
気軽にお試しで連れていけるような経費じゃないですからねえ。
エントシャイデン、また今年もフォア賞で最下位人気ながら3着と頑張ったんですってね。なんでか合うのか、エントシャイデン。
結局、凱旋門賞に勝つって目標はさあ、欧州用に魔改造するんじゃなくて、日本でも強くて欧州でも勝って、という異種目だろうと関係ねえわぁ、て勝ってしまう強さを求めてしまうんですよ。
そういう問答無用さを、期待してるんだわ、きっと。そういう意味ではやっぱりオルフェーブルが一番近かったんでしょうねえ。あの馬、ほんとどうかしてたもん。

心配なのは、あれだけしんどい馬場走って馬にダメージないかどうか。無事に走りきって今は異常なくても、疲れ残っちゃう場合もありますしね。タイトルホルダー、ステイフーリッシュ、ドウデュース、ディープボンド、みんなこれから日本帰ってくる旅程もありますからねえ……あれ? 日本帰ってこないのもいるっけか?

ともあれお疲れ様でした。残念でしたけどねえ。
勝ったアルピニスタ。次走はBCターフかもしかしたらジャパンカップも考えているらしいけど、今年はブリーダーズカップターフ出走予定の日本馬はいないのかー。去年はラヴズオンリーユーがいたんだけどなあ。



第56回スプリンターズステークス G1 レース回顧   



ふぁーーー!? メイケイエールどしたーー!? 14着と紛うこと無く大敗。外を回らされたのがダメだったのか。右回り苦手だったのか。コーナーでずっとうまく回れてない感じだったし。
中2週がしんどかったのか。それら全部が原因だったのか。
出来栄えについては悪いという話は全然聞こえてなかったですしねえ。むしろ絶好調というくらいでしたし。
4コーナーの時点で手応え怪しかったからなあ。前走も促さないといけないくらいだった、というコメントがあったけど、イケイケドンドンの性格が大人しくなりすぎてしまったのか。いずれにしても、ちょっと負けすぎである。これは心配だなあ。

2番人気のナムラクレアも、外外を回らされて結局伸びきれず。直線入ってこれから、という時にいつもみたいな切れ味が全然なかったですからねえ。それでも5着まで来ているのを立派と思うべきか。

勝ったのは1枠2番ジャンダルム。やっぱり内枠だったよ!
それはそれとして、このジャンダルム、休み明けの前回はダメダメだったんですけど、その北九州記念をたたき台にして馬が一気に仕上がってたっぽいんですよね。鞍上の荻野くんに初の重賞をプレゼントしたオーシャンSもその前のレースは休み明け二桁着順でいきなり勝ってましたしねえ。
レース直前のテレビのパドック評価でも細江純子さんが名前をあげてたくらいに、調教評価は各所でかなり高く評価されてたようです。実際、戦績のわりに8番人気となってましたしね。
小回り得意で叩き2走目で内枠発走、と幾つもの要素がバッチリとハマっての1着でした。
お母さんは同じくスプリンターズSの覇者であるビリーヴ。JRA公式ページだとビリーヴが英語表記だったで、あのビリーヴだと気づかんかったよ。以前に情報触れてたとは思うんだけど、全然覚えてませんでした。ビリーヴというと、初年度産駒があのファリダットだったんですねえ。重賞勝てなかったけど、短距離路線からダート路線まで長く活躍していてよく覚えてますわ。ビリーヴ自身も高松宮記念とスプリンターズSを制覇した短距離覇者でした。あの頃は短距離路線、そこまで層は厚くなかったんですよね、だから他とは役者が違った感もありました。もっとも、その最後のレースで聖剣デュランダルの抜剣に散らされて、世代交代とあいなるのですが。
そうかー、デュランダルの鞍上池添だったんだなあ。
勝った荻野くんはこれがG1初制覇。初重賞もこのジャンダルムによってもたらされたわけで、良い馬と巡り合い、一緒に積み重ねていった結果ですね。内でじっと我慢する良いレースでした。おめでとう。


2着はウインマーベル。この馬もまだ3歳ですが古馬と混じってのキーンランドカップで2着をもぎ取り、このスプリンターズでも見事に2着。調教でも体幹まだ出来てない様子もあったみたいで、夏いっぱい使ってたこともあって調子も現状維持か下降気味くらいだったと思うんですが、それでG1でもきっちりこの位置もぎ取るというのは、想像以上にこれは出来る馬なのかも。今後の動向には注目です。

3着にはナランフレグ。高松宮記念覇者は伊達ではなく、きっちり追い込んできましたねえ。ここはやはり経験値が違った、ということでしょう。わりとうまいこと内に入れていた感もありますし。

4着には内の好位をキープしつづけたダイアトニック。これは鞍上岩田のベテランの味ですかねえ。前目に位置していた馬は逃げたテイエムスパーダ含めて結構脱落してしまったのですが、ナムラクレアに躱させなかったのはえらいです。

シュネルマイスターは最初から最後までどこにいたのかわからんレベルで存在感なく9着。見せ場一つなかったなあ。これはこのレースたたき台のつもりだったということでしょう。にしても、他にレースなかったんか。


ともあれ、メイケイエールの大敗にショックが隠せないレースでありました。G1が遠いなあ、レーンちゃん。


第56回スプリンターズステークス G1 展望   


秋のG1シリーズはじまるよー。
中山競馬場芝1200メートル。来週から東京競馬場に移るので、これが中山最終週となります。
毎年、内枠有利なんですが、今年は特に先週のオールカマーが人気馬全部ふっとばして1〜3馬番の決着となったようにその傾向が強いのは踏まえておくべきでしょう。
ペースはスプリントG1にも関わらず、あまりハイペースにならずに平均で進む傾向が強い模様。なんで前崩れはあまり起こらず、4角時点で前目につけておける、或いはまくってこれている馬でないとちょいとしんどいかもしれない。

人気筆頭は前走セントウルSを快勝したメイケイエール。重賞2連勝で挑むことになり、前走の完璧な勝ちっぷりはついに気性難を克服して本格化へと至ったのか、と評判。
実績としても重賞6勝は現役最多。彼女の戦歴はもう物語と言っていいほどで、ここでG1を取ることが約束されているような流れなんですよね。まあ、王道通りにいかないのもまた競馬なんですが。王道のように堂々とした物語になるのもまた競馬なんで、さてどうなるか。
個人的にはここを足がかりにエールちゃんには三階級制覇目指してほしいんだが。

2番人気は3歳牝馬にしてスプリンターのスペシャリストへの道を歩みつつあるナムラクレア。いや、マイルもいけるとは思うんですけどね。切れ味鮮やかな走りっぷりが短距離のスペシャリストっぽくてカッコいいんですよ。
前走の北九州記念は3着ながら、仕掛けどころで前が塞がったにも関わらず一旦ブレーキかかったところから再加速して、馬群を縫ってきての猛追だったので、負けて強しの内容でした。
アストンマーチャン以来の3歳牝馬によるスプリントG1を目指して、いざ。今年怪我からの復活だけでなく、重賞戦線で暴れまくっている浜中騎手の久々のG1勝利も見たい所。


3番人気は急遽参戦、シュネルマイスター。いや、直前まで彼が出るとは知らなかったんですけどー!? 3歳ではNHKマイルCを勝って最強世代のマイル担当としてソングラインと火花散らす戦いを繰り広げるシュネルが、スプリント路線へと堂々の殴り込み。いや、おたく今まで1200とか走ってないじゃん!? 新馬戦で札幌1500走ったのが一番短いのよ!?
ちゃんと1200戦を想定しての調教を組んだらしいけど、果たして初めての電撃6ハロン戦がどうなるか。走ってみないとわからんぞ!?

4番人気はテイエムスパーダ。最内枠の1番というのが人気に影響しているのは否めないと思うけれど、このレースではこの馬が逃げると目される。他に逃げ馬いないしね。
前走は他の馬と競り合ってめちゃくちゃ飛ばして、レース自体をかなりのハイペースにしてしまっての7着。このスプリンターズはあまり早くならない傾向ですけれど、うまく脚を溜められたらCBC賞の再現も在り得るでしょう。レッドスパーダの数少ない落とし子としても応援してあげたい。


5番人気は今年の春のスプリント王者。高松宮記念1着のナランフレグ。前走安田記念は9着ですけど、元々生粋の1000直か1200スプリントのスペシャリストですからね。にも関わらず33.1で差してきてるんだから立派。ただ、この中山コースで後方一気はさすがにしんどい面もあるかもしれない。高松宮記念を勝ってるのに人気この位置というのはそれもあるのかもしれない。

同率五番人気でタイセイビジョン。リステッドだけど重賞並みにメンバーが揃う春雷S。そしてCBC賞、北九州記念を三連続2着と惜しい競馬を続けてきた馬です。この馬も後方からの競馬がメイン戦術ですねえ。どんな状況からでもとにかく確実に足伸ばしてくるので、前有利と言えどこの馬が全頭なできっても不思議はないんですよねえ。

4番人気のテイエムスパーダで、14:00現在で15倍です。シュネルマイスターが8倍ですから、ほぼメイケイエールとナムラクレアの一騎打ちの様相を呈しています。
さあ、メイケイエール念願のG1制覇なるか。











 

1月30日

日之影 ソラ
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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光乃 えみり
(エンターブレイン)
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光乃 えみり
(エンターブレイン)
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yui/サウスのサウス
(エンターブレイン)
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りゅうせんひろつぐ
(GCノベルズ)
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棚架ユウ
(GCノベルズ)
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一路傍
(GCノベルズ)
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KAME
(GCノベルズ)
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こばみそ/岸若まみず
(モンスターコミックス)
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オカザキトシノリ/小鈴危一
(モンスターコミックス)
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1月28日

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征夷冬将軍ヤマシタ
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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てぃる
(Mノベルス)
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1月27日

丘野塔也/浅見百合子
(電撃コミックスNEXT)
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奏ヨシキ/徳川レモン
(電撃コミックスNEXT)
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浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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坂木持丸/三千社 ヒロ
(電撃コミックスNEXT)
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笹塔五郎/湊 良弘
(電撃コミックスNEXT)
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あらた伊里/三月みどり
(電撃コミックスNEXT)
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〇線(まるせん)
(電撃コミックスNEXT)
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野間与太郎/四葉夕ト
(電撃コミックスNEXT)
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金子こがね/としぞう
(電撃コミックスNEXT)
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ひそな/三木なずな
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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雪車町地蔵
(宝島社)
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1月26日

kanco/坂石遊作
(角川コミックス・エース)
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近藤和久
(角川コミックス・エース)
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川喜田ミツオ/木の芽
(角川コミックス・エース)
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内田健/鈴羅木かりん
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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池上竜矢/ナンキダイ
(角川コミックス・エース)
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鎌池和馬/乃木康仁
(角川コミックス・エース)
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竹宮ゆゆこ/絶叫
(電撃コミックス)
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Quro
(まんがタイムKRコミックス)
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こかむも
(まんがタイムKRコミックス)
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(まんがタイムKRコミックス)
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1月25日

十利ハレ
(オーバーラップ文庫)
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北条新九郎
(オーバーラップ文庫)
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鴨山兄助
(オーバーラップ文庫)
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甘木智彬
(オーバーラップ文庫)
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遠藤 遼
(オーバーラップ文庫)
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ネコクロ
(オーバーラップ文庫)
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藤木わしろ
(MF文庫J)
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林 星悟
(MF文庫J)
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岩波 零
(MF文庫J)
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総夜ムカイ/みきとP
(MF文庫J)
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鵜飼有志
(MF文庫J)
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細音 啓
(MF文庫J)
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二語十
(MF文庫J)
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冬月光輝
(ダッシュエックス文庫)
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嵐山 紙切
(MFブックス)
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出井 啓
(MFブックス)
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モノクロ ウサギ
(MFブックス)
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氷純
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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岡田 遥
(メディアワークス文庫)
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こがらし 輪音
(メディアワークス文庫)
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綾束 乙
(メディアワークス文庫)
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蒼和伸/篠崎冬馬
(ガルドコミックス)
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錆狗村昌/不手折家
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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森みさき/白米良
(ガルドコミックス)
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RoGa/白米良
(ガルドコミックス)
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ぱらボら/馬路まんじ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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糸町秋音/鬼ノ城ミヤ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)
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大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)
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大森藤ノ/桃山ひなせ
(ガンガンコミックスUP!)
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めいびい
(ビッグガンガンコミックス)
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タナカトモ/諸星サロ
(ビッグガンガンコミックス)
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咲竹ちひろ
(ビッグガンガンコミックス)
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地主
(ビッグガンガンコミックス)
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地主
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/大沢祐輔
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/白浜鴎/春壱/大沢祐輔/左藤圭右
(ビッグガンガンコミックス)
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大森藤ノ/矢町大成
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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1月24日

林 譲治
(ハヤカワ文庫JA)
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宮澤 伊織
(ハヤカワ文庫JA)
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竹村優希
(角川文庫)
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谷尾 銀
(角川文庫)
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小野 不由美
(角川文庫)
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小田 菜摘
(角川文庫)
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1月23日

丹念に発酵
(MFC)
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ムナカタ
(MFC)
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石見翔子/理不尽な孫の手
(MFC)
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牧瀬初雲
(MFC)
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川上真樹/富士伸太
(MFC)
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柚ノ木ヒヨト/やまだのぼる
(MFC)
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楠本弘樹/Y.A
(MFC)
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村市/千月さかき
(MFC)
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高野聖/高山理図
(MFC)
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fujy/合田拍子
(MFコミックス アライブシリーズ)
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fujy/合田拍子
(MFコミックス アライブシリーズ)
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La−na/佐島勤
(MFコミックス アライブシリーズ)
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神楽武志/両角潤香
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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吉岡公威
(アフタヌーンKC)
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椎名うみ
(アフタヌーンKC)
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華鳥ジロー
(イブニングKC)
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天樹征丸/さとうふみや
(イブニングKC)
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瀧下信英/津田彷徨
(モーニング KC)
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山田芳裕
(モーニング KC)
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須賀達郎
(モーニング KC)
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小林靖子/ののやまさき
(モーニング KC)
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1月21日

大森藤ノ
(GA文庫)
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大森藤ノ
(GA文庫)
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1月20日

竹町
(富士見ファンタジア文庫)
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鴉 ぴえろ
(富士見ファンタジア文庫)
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藍藤 唯
(富士見ファンタジア文庫)
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鈴木 竜一
(富士見ファンタジア文庫)
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朝依 しると
(富士見ファンタジア文庫)
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陸 そうと
(富士見ファンタジア文庫)
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ラマンおいどん
(富士見ファンタジア文庫)
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七斗 七
(富士見ファンタジア文庫)Amazon Kindle B☆W


じゃがバター
(TOブックス)
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結城忍
(TOブックス)
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ミコタにう
(TOブックス)
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華宮ルキ
(TOブックス)
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阿井りいあ
(TOブックス)
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アマラ
(宝島社)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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1月19日

赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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小瀬木麻美/宮田ダム
(ヤングジャンプコミックス)
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森高夕次/末広光
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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松原利光
(ヤングジャンプコミックス)
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叶田キズ/西島黎
(ヤングジャンプコミックス)
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あずまたま
(ヤングジャンプコミックス)
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オニグンソウ
(ヤングジャンプコミックス)
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胡原おみ
(ヤングジャンプコミックス)
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田中芳樹/藤崎竜
(ヤングジャンプコミックス)
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すかいふぁーむ/高幡隆盛
(ヤングジャンプコミックス)
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うの花みゆき
(ヤンマガKCスペシャル)
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鳴見なる
(ヤンマガKCスペシャル)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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御池慧/桂あいり
(ヤンマガKCスペシャル)
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細川忠孝/山村竜也
(ヤンマガKCスペシャル)
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甜米らくれ
(ヤンマガKCスペシャル)
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戸崎映
(ヤンマガKCスペシャル)
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屋久ユウキ/吉田ばな
(サンデーGXコミックス)
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ヨゲンメ
(サンデーGXコミックス)
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マチバリ/南々瀬
(裏少年サンデーコミックス)
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マチバリ/幸路
(裏少年サンデーコミックス)
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彩戸ゆめ
(HJノベルス)
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鳴沢明人
(HJノベルス)
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はぐれメタボ
(HJノベルス)
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明鏡シスイ
(HJノベルス)
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健康
(HJノベルス)
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EDA
(HJノベルス)
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湯水 快
(HJノベルス)
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1月18日

吉野 憂
(ガガガ文庫)
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浅井ラボ
(ガガガ文庫)
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澱介エイド
(ガガガ文庫)
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赤城大空
(ガガガ文庫)
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ハマカズシ
(ガガガ文庫)
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【透明だった最後の日々へ】 岩倉 文也(星海社 e-FICTIONS) Amazon Kindle B☆W


松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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壱原ちぐさ
(少年サンデーコミックス)
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勝郎
(少年サンデーコミックス)
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舟本絵理歌
(少年サンデーコミックス)
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藤田三司
(少年サンデーコミックス)
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由田果
(少年サンデーコミックス)
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満田拓也
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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久家健史郎/埴輪星人
(FWコミックス)
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1月17日

野 まど
(講談社タイガ)
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西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)
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西尾維新/大暮維人
(講談社キャラクターズA)
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nonco
(KCデラックス)
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平本アキラ
(KCデラックス)
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井上智徳
(KCデラックス)
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九駄礁太
(シリウスKC)
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熊谷純/綾杉つばき
(シリウスKC)
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丹月正光
(講談社コミックス)
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柏木香乃
(講談社コミックス)
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久世蘭
(講談社コミックス)
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ひととせひるね
(月刊少年マガジンコミックス)
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1月16日

ナフセ
(電撃の新文芸)
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おとら
(電撃の新文芸)
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狭山ひびき
(電撃の新文芸)
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土日月
(電撃の新文芸)
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三上康明
(アース・スターノベル)
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三田 白兎
(アース・スターノベル)
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らる鳥
(アース・スターノベル)
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九頭七尾
(アース・スターノベル)
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深山靖宙/小早川真寛
(フロース コミック)
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ゆづきち/三沢ケイ
(フロース コミック)
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言寺あまね/増田みりん
(フロース コミック)
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冬芽沙也/桜井ゆきな
(フロース コミック)
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芦垣丁
(YKコミックス)
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高津マコト
(YKコミックス)
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1月14日

持崎湯葉
(GA文庫)
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倉田和算
(GA文庫)
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あずみ朔也
(GA文庫)
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神田暁一郎
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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小林湖底
(GA文庫)
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虎戸リア
(GAノベル)
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森田季節
(GAノベル)
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道草家守
(富士見L文庫)
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唐澤 和希
(富士見L文庫)
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崎浦 和希
(富士見L文庫)
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藤宮 彩貴
(富士見L文庫)
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布袋三郎
(サーガフォレスト)
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カヤ
(サーガフォレスト)
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音速炒飯
(サーガフォレスト)
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池中織奈
(サーガフォレスト)
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飯田せりこ/古流望
(コロナ・コミックス)
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ちわ小太郎/わんた
(コロナ・コミックス)
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もとむらえり/イスラーフィール
(コロナ・コミックス)
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椋本夏夜/北川ニキタ
(コロナ・コミックス)
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1月13日

内々けやき/佐伯庸介
(リュウコミックス)
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身ノ丈あまる/神埼黒音
(モンスターコミックス)
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1月12日

中道裕大/泥川恵
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶり)
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オジロマコト
(ビッグコミックス)
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若木民喜
(ビッグコミックス)
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ぬじま
(ビッグコミックス)
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ゆうきまさみ
(ビッグコミックス)
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道草家守/高松翼
(ガンガンコミックスONLINE)
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蒼乃白兎/丸智之
(ガンガンコミックスONLINE)
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遠田マリモ/九頭七尾
(アース・スター コミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スター コミックス)
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鉄田猿児/ハム男
(アース・スター コミックス)
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えきあ
(アクションコミックス)
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玖珂ツニヤ/冷涼富貴
(アクションコミックス)
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匡乃下キヨマサ
(アクションコミックス)
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カザマアヤミ/クール教信者
(アクションコミックス)
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葛西尚
(メテオCOMICS)
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ポロロッカ
(メテオCOMICS)
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蒼山サグ/きんつば
(まんがタイムKRコミックス)
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1月11日

Noise
(イブニングKC)
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近藤信輔
(モーニング KC)
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裏谷なぎ/岸谷轟
(モーニング KC)
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1月10日

原純
(カドカワBOOKS)
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可換 環
(カドカワBOOKS)
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神山 りお
(カドカワBOOKS)
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リュート
(カドカワBOOKS)
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明。
(カドカワBOOKS)
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夕蜜柑
(カドカワBOOKS)
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夕蜜柑
(カドカワBOOKS)
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愛七 ひろ
(カドカワBOOKS)
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餅月望
(TOブックス)
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古流望
(TOブックス)
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MIZUNA
(TOブックス)
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こまるん
(TOブックス)
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馬路まんじ
(DREノベルス)
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榛名丼
(DREノベルス)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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馬場翁/グラタン鳥
(角川コミックス・エース)
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ユズリハ/陸奥こはる
(角川コミックス・エース)
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小西幹久
(BLADEコミックス)
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山高守人/Vivy Score
(BLADEコミックス)
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横山コウヂ/伊達康
(BLADEコミックス)
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横山コウヂ/伊達康
(BLADEコミックス)
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1月9日

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1月7日

暁 佳奈
(電撃文庫)
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二月 公
(電撃文庫)
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西 条陽
(電撃文庫)
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香坂マト
(電撃文庫)
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七菜なな
(電撃文庫)
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支倉凍砂
(電撃文庫)
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秋(電撃文庫)
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七菜なな
(電撃文庫)
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古宮九時
(電撃文庫)
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蘇之一行
(電撃文庫)
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溝口ぜらちん/久慈マサムネ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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剣康之/内藤騎之介
(ドラゴンコミックスエイジ)
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堺しょうきち/白井ムク
(ドラゴンコミックスエイジ)
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zunta/はらわたさいぞう
(ドラゴンコミックスエイジ)
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千種みのり
(ドラゴンコミックスエイジ)
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ケンノジ/松浦はこ
(ガンガンコミックスUP!)
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柊一葉/硝音あや
(ガンガンコミックスUP!)
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quiet/ムロコウイチ
(ガンガンコミックスUP!)
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佐保/佐崎一路
(バンブーコミックス)
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1月6日

岡本健太郎/さがら梨々
(ヤンマガKCスペシャル)
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四葉夕卜/小川亮
(ヤンマガKCスペシャル)
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三上裕
(講談社コミックス)
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三香見サカ
(講談社コミックス)
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大森藤ノ/青井聖
(講談社コミックス)
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ナナシ
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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鷲見九/モンチ02
(KCデラックス)
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佐々木宣人/御子柴奈々
(KCデラックス)
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吉村英明/木嶋隆太
(KCデラックス)
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外ノ/秋
(KCデラックス)
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シンジョウタクヤ
(KCデラックス)
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智弘カイ/カズタカ
(KCデラックス)
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春の日びより/士貴智志
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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田口ホシノ
(シリウスKC)
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千嶌オワリ/津田彷徨
(モーニング KC)
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吉田優希/Rootport
(モーニング KC)
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稲荷竜/なたがら
(ナナイロコミックス)
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1月5日

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1月4日

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藤本タツキ
(ジャンプコミックス)
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タカヒロ/竹村洋平
(ジャンプコミックス)
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助野嘉昭
(ジャンプコミックス)
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和月伸宏/黒碕薫
(ジャンプコミックス)
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天野明
(ジャンプコミックス)
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龍幸伸
(ジャンプコミックス)
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夜諏河樹
(ジャンプコミックス)
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橋本悠
(ジャンプコミックス)
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大@nani/吉緒もこもこ丸まさお
(ジャンプコミックス)
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権平ひつじ
(ジャンプコミックス)
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マポロ3号
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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河本ほむら/羽田豊隆
(ジャンプコミックス)
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緑川ゆき
(花とゆめコミックス)
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小松田なっぱ/暁佳奈
(花とゆめコミックス)
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斉木久美子
(花とゆめコミックススペシャル)
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12月31日

三田誠/TYPE-MOON
(TYPE-MOON BOOKS)
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桜井光/TYPE-MOON
(TYPE-MOON BOOKS)
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12月30日

守雨
(アース・スター ルナ)
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榛名丼
(アース・スター ルナ)
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12月28日

雲雀湯
(角川スニーカー文庫)
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佐々木鏡石
(角川スニーカー文庫)
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坂上秋成/秋元康
(角川スニーカー文庫)
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漆原雪人
(角川スニーカー文庫)
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ケンノジ
(角川スニーカー文庫)
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たかた
(角川スニーカー文庫)
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桜木桜
(角川スニーカー文庫)
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