竹林七草

お迎えに上がりました。3 国土交通省国土政策局幽冥推進課 ★★★☆   



【お迎えに上がりました。3 国土交通省国土政策局幽冥推進課】 竹林 七草 集英社文庫

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健全な国土のため、地縛霊を説得して立ち退かせるのが専門の幽冥推進課で、臨時職員として働く夕霞。過疎の村に一人残る老人が抱える未練や、就活に失敗した女子学生にとり憑いた恐ろしい死神など、難題が続く業務に体当たりで取り組む夕霞だが、相棒の火車先輩が妖怪としての力を失い、消滅の危機が迫って!?この国に暮らす人々が遺した想いを描く、笑えて泣ける心霊お仕事コメディ第3弾!

限界集落問題かー。最近「ぽつんと一軒家」というコーナーのあるテレビ番組を見ることがあるのだけれど、見るたびに気になるのがインフラ関係どうしてるのかな、て所なんですよね。電気上下水道ガスなど、維持には相応のコストとリスクが掛かってしまう。高齢化過疎化によって住人が消滅寸前になってしまった集落などは、そこに都市部への生活物資の購入や病院への通院という移動負担が重なってくる。引きこもっていられるのって、都市部だから老化していないからという要因もあるんですよね。
必然的に、集落全体で日常生活を維持できなくなれば、住人の安全、生存を保持するために退去を促さなければならなくなる。住民も自治体も、誰が悪いというわけではない高齢化社会、人口減退していく国家の最突端の現象なんですよね。
でも自分が退去することで、誰も居なくなる家に、人が存在しなくなる村に、家族を置き去りにしてしまうとなれば、そりゃあ受け入れられないよなあ。たとえ、それが見えない地縛霊だったとしても。この老人の哀しいところは自分のそれが我儘で多くの人の手間暇と財政に負担をかけるものだとちゃんと理解してしまっていたところ。それでも家族を見捨てられないなら、生存権を諦めるよりなかった所なのだろう。
それを見守っているのが、心もなにもない残影としての幽霊ならまだしも、この作品の地縛霊たちは整然と同じ知性と情緒を備えた人たちなんですよね。いくらその最期を看取るのだと約束していたとはいえ、大切な夫がそんな哀しい末路を辿るのを目の前で見せられることになる奥さんの地縛霊はツラいなんてものじゃなかったでしょう。夕霞の来訪はまさに瀬戸際だったわけだ。
彼女の説得は、地縛霊である奥さん側の視点に寄ったもので、だからこそ老人には刺さったのでしょう。夕霞の示した残してきた妥協策は、時代ゆえに滅びなくてはならなかった集落を、進んだ時代ゆえにそこに居ないまま繋ぐことが出来る、というものでしたけれど、彼女自身自戒しているようにその場しのぎのものであるのは確かなんですよね。でも、完全な解決法がない以上は、これが出来得るベターなんだろうなあ。コスト掛かりそうだけど。
奥さん動かせられれば最良なんでしょうけどね。

さても、話は先の巻から懸念されていた火車先輩の妖怪としての寿命問題。に、さらに死神案件という人死の出ている非常に危険な事件が重なって、と今までで一番緊迫した展開に。
いや真っ先に職場からお達しがある前に死神案件に遭遇してしまうの、夕霞には行き会う縁があるとしか思えないよなあ。今回は、自分と同じ就職で塗炭の苦しみを負い続けている同世代のリクルート女子が被害者であり加害者であったために、今までよりもさらに色々と夕霞が共感してしまうことに。他人事を自分のことのように入れ込むのは、それだけ相手の心に言葉が届き響いてくれる、という事でもあるけれど、こうしてみると辻神さんが叱るように危険極まりないんですよね。
この娘にはお目付け役が必要ですよ。そりゃ、あそこまで親身になって身を粉にして生きてる人だろうと死んでる人だろうと全身全霊でぶつかっていくの、心打たれるのは間違いないんですけどね。あの死神のようにそれがどうしても通じない相手もいるわけで。確かに有能だけど、それ以上に危なっかしいですよ。その意味でも火車先輩は絶対に必要、うん。
火車が時代の変化によって過去の文化が失われて妖怪としての存在意義が消滅してしまったがゆえに、存在を維持できなくなっているという話。彼がこの国土交通省国土政策局幽冥推進課でやっている仕事がその代替行為、というか新しい時代に合わせた新しい火車としての在り方なんだと思っていたのだけれど、先輩自身にはそういう自覚まったくなかったのか。というか、それを自分の存在維持につなげて考えることがなかった、というべきか。
でもそうだよね、ここでの業務を認識している人間は今や夕霞だけなのだから、それを新しい伝承、文化として捉えるには影響範囲が限定されすぎているか。妖怪としての力を取り戻すには、世間に周知されないとやっぱり維持力は増えないのね。それでも、夕霞がそう認識しているだけでアンカーにはなり得るのだとわかったのは心強い。この娘が、そういう鎖を手放すはずないものね。
にしても、課長、給料はちゃんとあげてください。ハングリー精神を発揮してもらうため、とか完全にブラックな考え方ですからね。評価は正しく公平に!
まあ、予算の関係上予定になかった嘱託が増えたからあげられなくなった、というのは理由としてわからなくもないのですけど……いや、火車先輩にそういう意味でのお給料って払われてるの、これ?
最後の課の行く末にまつわる不穏な情報を見ると、そもそも正社員登用ができなくなったという可能性もあるのだけど。

シリーズ感想

お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 2 ★★★★   



【お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 2】 竹林 七草  集英社文庫

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新橋のボロビルの地下にひっそり存在する、幽冥推進課。地縛霊を説得して成仏させるという業務にも慣れてきた夕霞。地縛霊の噂が観光名所の集客の妨げになっているので何とかしてほしいと依頼を受ける。現地へ赴いて老女の霊を確認したものの、調査の結果、彼女は「幽冥推進課の業務範囲外」だと上司に言われてしまい…。人々の遺した想いと向き合う、笑えて泣ける心霊お仕事小説第2弾!
うわあ、夕霞えらい危なっかしくなってしまって。
思えば一巻の時の幽霊にビビリまくっていた時は、その分腰が引けていい塩梅になってたんですよね。ところが幽霊に慣れてしまったがために、業務関係なく自分から地縛霊たちの事情にグイグイと踏み込んでいってしまうようになってしまって。感情移入するなとは言わないし、仕事だと割り切って突き放した態度に終始するのも違うでしょう。でも、これが仕事だということを忘れて前のめりにつんのめりながら人助けならぬ幽霊助けに入れ込んでしまう、というのはやっぱり違うし危なっかしくて仕方ないんですよね。
火車先輩と辻神課長が心配するのも無理ないのめり込み方ではあるんですけど、二人とも失敗を経験するのも致し方なし、という心づもりでもあるところがなかなかスパルタだと思う。夕霞の性格がわかっていたら、ロッカーの地縛霊の件であんな突き放し方したら余計に暴走するとわかっているだろうに。でも、あれだけ徹底的にダメ出しして冷徹に突き放しておきながら、夕霞がやるだろう無茶に対するフォローを事前に全部手回ししておいてくれて、何気に彼女が存分に思う通り出来るように手配してくれているのだから、厳しくもこの上なく優しい上司であり先輩なんですよね。
実際、辻神課長が絶賛しているように夕霞はよくやっているし、生霊のお婆ちゃんの件では彼女のこれまでのひたむきさが多くの人を動かして、最後の再会を叶えるに至ったのですから彼女のやり方は間違っているなんてことはないのでしょう。
でも、課長たちが心配しているようにこの課の案件は人の死を間近で見つめ、そして見送る仕事でもあるのです。ただ淡々と見送るだけでも重なっていく負担は大きいでしょうに、この娘は全力で感情移入して旅立つ地縛霊たちにも、幽霊たちと縁ある人達の別れの痛みにも目一杯触れてるわけですしね。いつか擦り切れてしまうのでは、とまだ努め始めて半年経たずに心配されるというのは相当です。そこで幽霊に対する恐怖感がなくなってきて、前にも増して前のめりになってきた日には。
一度失敗を経験させて、というのもよくわかる気持ちなんですよね。
それに、結局夕霞はロッカーの地縛霊の案件についても決して失敗、というような形では終わらせずに済ませてるんですよね。あれは、失敗ではないでしょう。ただ、夕霞にとっては思い描いていた結末ではなかっただけで。あれはあれで地縛霊の方も人間の方も救われた形にはなってると思うんですけどね。それでも、夕霞はあんな辛い思いをさせたいと思っていたわけではなく、ここでちゃんと自分の行為が善意の押しつけでもあったのだと気づくのは偉いと思うんですよ。そうして、悩み苦しみ、でも逃げずにめげないところが根性の女だと思うんですよねえ。
とはいえ、急には性格も生き様も変えられるわけでもなく、次のお稲荷様の案件でもあれかなりヤバイ橋を渡ってしまったんですよね。相手方の受け取り方如何によってはかなりの問題になりかねないところだったし。あれも、お稲荷様の方に感情移入してしまった結果なわけですけど。
でも、誰かが何らかの形で行動しなければ、介入しなければ今回の一件はずっと動かないまま停滞してしまっていたのも確かなわけで。難しいところですよね、こういうのは。
それでも、あのお稲荷様の新たな願掛けを受けての、あの嬉しそうな笑みを思えば……。こういう人と神様の関係ってイイよなあ、としみじみと思うのでした。こういう神様こそ、偉大だよな。
そんな偉大なお稲荷様からお墨付きをいただいた夕霞だけれど、ここでその心根を褒められ、がむしゃらさを褒められ、悩んでも進むが良いと背中を押されて……おかなければ、きっと挫けてしまうんじゃないか、というようなタイムリミットが迫ってるんですよね。
お稲荷様も、だからこそ夕霞の芯になりえるような啓示を送ってあげたのでしょうけれど。
夕霞と火車にゃんこ先輩、ほんと良い関係だけに次の巻は試練だなあ。

1巻感想

お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 ★★★★☆   



【お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課】 竹林 七草 集英社文庫

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入社式当日に会社が倒産し、路頭に迷った朝霧夕霞。失意の中立ち寄った公園の掲示板で、国土交通省の臨時職員募集の貼紙を見つけ、藁をも掴む気持ちで応募する。不可思議な試験を経て採用が決まったが、そこは「幽冥推進課」。国土開発の妨げになる地縛霊などを立ち退かせる不思議な部署で、同僚は全員妖怪。しかし好待遇に心惹かれた夕霞は、働くことを決意し…。あやかしお仕事小説、開幕!
ガガガ文庫から出された【猫にはなれないご職業】の竹林七草さんの新シリーズ! と言っても、本作の刊行日は2017年の8月末なので、ほぼ一年半前の作品になってしまうのですが、【猫にはなれないご職業】自体2012年の作品なので結構間開いてるんですよね。いや、合間にもう一作出してらっしゃるのですが、そっち積んだまま読んでなかったんだよなあ。
ともあれ、【猫にはなれないご職業】。これがまたべらぼうに面白くて、陰陽師モノではあったのですが登場人物の内面をこれでもかと掘り下げていくスタイルで、軽妙でありながら読み終わった時の満足感たるや大長編を読み切ったようなものがあったんですね。
そんな作者さんの新シリーズである本作は、再びにゃん子先生を相棒とした地縛霊を説得し、あるいはその未練を解消して成仏させていく霊能モノ。とは言え、主人公の夕霞は霊能者などではなく、自分に霊感がある、見鬼の力があるなんてまるで知らなかった一般人。なので、除霊ならぬ成仏業務も体当たりの体力勝負。しかしこれが一筋縄でいかない案件、幽霊さんたちばかりで、というご内容。
いや、出てくる幽霊さんたちがまたありがちな「ひゅ〜どろどろ」なおどろおどろしいホラーな感じでは全然ないんですよね。夕霞も現場に向かうまではビビリまくっているにも関わらず、実際に出てきた途端に恐怖が引っ込むような登場の仕方ばかりな幽霊さんたちなんですよね。
とりあえず、皆さん死霊のくせにテンション高すぎなのである。死んでる自覚がある人もない人も。
一番落ち着いていたのは、最初に出会った人くらいなのですがこの人もこの人で、死んでる自覚があるくせに、未練あって地縛霊になっている人のくせにやたらと理知的で話しやすい幽霊だったんですよね。だからこそ、彼女を「見た」人、出会った人たちはみんな彼女が幽霊だと最初気づかなかったのでしょうけれど。
で、気づいてしまったにも関わらず、親身になって彼女の未練を果たそうと身を挺して頑張ってしまうのが、夕霞だったわけで。これ、幽冥推進課の職員になる前の話なのですよ。自分、無職になって大変なときにも関わらず、実際生活かなりピンチな状況で就職の面接に来たというなかなか一杯一杯だったときにも関わらず、生きてすらいない幽霊のために頑張れてしまう夕霞という主人公の、気合の入った人情家気質がまた温かくて心地よいのである。
こういう人だからこそ、見込まれてしまったとも言えるのでしょうけれど。
二話なんか、あれはもう貰い泣きしてしまいそうになりましたよ。現実には何も変わってないのかもしれない、それでもどれだけ救われただろう。これまでの悲しみ、苦しみが拭われただろう。
死んだ人だけではなく、今生きている人にも安らぎを与えてくれる、素晴らしいお仕事でした。
三話なんか、また小粋な結末なんですよね。課長もにゃんこ先生もいい仕事しますわー。
新人にして一番の下っ端として、ひたすら体力仕事に追われる夕霞ちゃんですが、なんていうんだろう、その心意気といい気風といい、苦労してきた分土台が大きい人物感があるんですよね。若いときはこうバリバリ働きまくっているけれど、これ十年二十年したらその筋では知らない者のいない界隈の大ボス、みたいなのになってそうな将来性すら見えてきそうです。
今はにゃんこ先生をリュックに背負って、いいようにこき使われ、何だかんだと助けられ助言され叱咤され褒められ慰められ、と至れり尽くせり猫にしていただいている現状ですが、猫とOLの実に良いコンビです。
じんわりと心を掴まれ、感情を揺さぶられ、ほっこりと温めてくれる素敵で味わい深い物語のはじまりでした。


竹林七草作品感想

猫にはなれないご職業 2 4   

猫にはなれないご職業 2 (ガガガ文庫)

【猫にはなれないご職業 2】 竹林七草/藤ちょこ ガガガ文庫

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吾輩は猫又である。現在無職である。

かの有名な歌にもあるように、吾輩のような妖異にゃ学校も試験もなんにもないのは昔から知っていた。だが無職になって初めて職業紹介の場もないことに気がつき落胆しているのだ。
そんな吾輩の心中を知ってか知らずか「私、おばあちゃんと同じ、陰陽師になるよ!」と宣言した桜子は、自分の修行になりそうな怪異スポットを探しておる。
ある日、桜子がいわくつきの廃屋から帰ると国東茉莉という1人の少女を連れていた。

「お願いします! 祓って欲しい鬼がいるんです……鬼を、祓ってください!」

桜子との会話から察するに、この少女は廃屋に1人でおり何をしていたかは話してくれていないようである。そして鬼の姿、形ですら答えられないという。
茉莉自身も何か事情があって答えられないようにも思えるが、これっぽっちの情報では……と吾輩が困っていると、桜子は「困ってるなら力になるよ。大船に乗った気でいなよ」といった。

いやはや――桜子、困っているならどんな依頼人でも助けたいと思えるおまえはやっぱり藤里の人間だよ。現当主である桜子が受けた依頼だ。吾輩はその意思に沿う働きをしようではないか。
ちょいと、ガチで泣いちゃいましたよ、私!? 
一章の終わりにポツンと書かれた一文にハッとさせられたのも束の間、二章になって始まった新たな事件の内実が明らかになるに連れて弥増す緊張感。そこに、彼女の存在が関わっていると解ってからの切迫感の凄まじいこと凄まじいこと。読んでいるこっちまで、身を切られるような思いにさいなまれる。そして、該当シーンである命があるものを探して、とあるアパートの一室に侵入するシーンに至っては、息をすることもままならず、手に汗握り心臓をバクバク云わせながら事態を見守ることに。そして、恐れていたものが見つかってしまった時の、あの絶望感……、もうこっからの展開はこの一連の出来事の真相も含めてあまりにもショッキングで、同時に心揺さぶられるもので、情動をグッチャグッチャにかき回された挙句に、泣き、入ってしまいました。
参った。
読んでるだけで、物凄いエネルギーを消耗してしまいましたよ、このあたりは。思わず、グッタリとなるほどに。それほどの緊迫感だったと察して頂きたい。
一件軽い陰陽師モノに思われるけれど、一巻に引き続き人間の内面をこれでもかと掘り下げ、その醜い部分と美しい部分を浮彫にしてそれを妖異、怪異として現出させる怪異譚としての出来栄えは一品であり、演出面での迫真性や緊迫感、恐怖やおどろおどろしさを引き立たせる描き方は、ホラーとしても上質のもので、何よりエンターテイメントとして、物語として読んでいてグイグイと引きこまれていく牽引力に秀でている、実に素晴らしい作品に仕上がっている。一巻も手放しで絶賛するほど面白かったけれど、二巻になってさらに伸びたんじゃないですか? いやもう、本気で面白かったんですけど。

てっきり一巻の最後で家業の陰陽師を継ぐことを決意した桜子が、物語を牽引することになるのかと思ったら、未だにタマの正体すら知ることも出来ず、やる気ばかりが空回り。結果として、本質こそ見失わないものの本件からは蚊帳の外に置かれてしまうはめに。結局、タマの相棒は本来一般人であるはずの命が引き続き務めることになるのか。でも、彼女の見鬼の才能はタマや同業者が度肝を抜かれるほど優れていることから鑑みるに、今更一般人とは言えないのかもしれない。あれだけ、土壇場で肝が据わり、またここぞという時に男前の性格で、優しさを基盤にした退かない信念の持ち主だからなあ。滅茶苦茶いい女なんですよ、命ちゃん。これで、腐ってさえいなければ。腐乱してさえいなければ……w
もう女として、人間として踏み入ってはいけない領域にまで足を突っ込んでしまっている手遅れ腐女子。先の文房具を掛け算にして興奮していた姿にもドン引きだったけど、クラスメイトの男子が親密そうに話している姿をオカズに、白米をガバガバと掻き込み、スピスピと鼻息を鳴らしている姿は、百年の恋も冷めようという代物である。これ、普通の人間の男が相方じゃなくてよかったよ。オッサンの猫又が相棒でホント良かった。でなきゃさすがに色々な意味で危なすぎて、主人公とヒロインとしての関係が成り立たないもの。無理だモノ。
オマケに、新キャラクターの女性術者も、アラサーにも関わらず、いや年齢を経てしまったぶん最早後戻りできないところに踏み入ってしまった人外魔境の腐帷子を身につけてるようなキャラだもんなあ。結婚は諦めてください。あんたのそれじゃあ、絶対無理です。命がドン引きするってどんだけのレベルなんだか。まあ、命だって順調に歳を経ればああいう残念な大人になってしまうこと必至なのですが。あれを反面教師にしておかないと、えらいことになってしまうぞ。
でも、腐っている部分さえなければ、命も女性術師の方も実に大した連中なんですよね。いや、術師の方はまだあれこれ未熟者なのですが。
何だかんだとタマも今や命を信頼し切ってますし、今回の一件を打開して退けた立役者は命だとタマも手放しで認めるところ。正直、女子高生にあんな場所に踏み込ませて確認させようとしたタマは容赦なさすぎ、と思ったものでしたけれど、それも信頼の賜物だったんだろうなあ。それに、彼女は期待以上に答えたわけですし。
自分の立場が危うくなる事も厭わず、断固として黙して何も語らなかった命の心意気には、頭が下がる思いでした。本当に重ね重ね、腐ってさえいなければ……w

とまあ、命の見せ場たっぷりの今回でしたけれど、猫又のタマの方もちょい悪オヤジ風味がいい具合に炸裂。桜子に対しては相変わらずの過保護っぷりでしたけれど、妖怪としては貧弱もいいところな猫又であるタマが、本来の存在の格付けなら一蹴されて当然の格上の大妖相手に、猫又としてではなく「陰陽師」として技術と知恵で立ち向かうその姿は、ヤニ臭いオッサン猫だろうと文句なしに男前でございました。
今回のキーキャラクターとなる茉莉も、その幼さとは裏腹の聡明さと、子供が持つべきではない薄幸が健気さと相まって実に悲哀を帯びた感情移入させられる良いキャラで、それだけに彼女の顛末と母子の物語はインパクト強かったんですよねえ。

何にせよ、文句なしに面白く読み込ませてくれる一冊でした。絶賛オススメ。

1巻感想

猫にはなれないご職業4   

猫にはなれないご職業 (ガガガ文庫)

【猫にはなれないご職業】 竹林七草/藤ちょこ ガガガ文庫

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吾輩は猫又である。化け猫と一緒にするな!

凄腕陰陽師として名を馳せた春子が寿命で亡くなり、唯一の肉親を失った孫・桜子。悲しみにうちひしがれる彼女を見守る者がいた。飼い猫・タマ。タマは妖怪・猫又であると同時に陰陽師として春子の相棒だった。人語を解するタマは「まだ家族はいるぞ」と伝えたい。だがそれは出来ない。生前から春子は「桜子には陰陽師について何も知らないまま生きて欲しい」と願っていたからだ。しばらくして桜子の親友である命が声なき声に操られ、春子によって施されていた封印を解いてしまう。それはかつて桜子を喰らわんと襲ってきた妖怪。伝説の妖狐九尾にせまる八尾だった。
だが自分の死で封印が弱まる事を考えていた春子はタマと共に備えていた。桜子を守るため、タマは八尾の封印を破ってしまった命に協力を要請する。春子亡き今、変わりに人手がいる。
初めはタマが話すことに驚く命であったが、徐々にタマの想いを理解する。
『桜子を助けたい』
それが1人と1匹に共通する願いであった。そして八尾襲来。タマが八尾の圧倒的強さで絶対絶命になるが、なんとか囮になり目的地へ誘導。タイミングを合わせ命が、春子とタマの全てを込めた、陰陽道の真髄「蒼龍」を解き放つ。
まさに新たなるニャンコ先生爆誕!! なんだよ、帯のおっさん猫又ってフレーズは(苦笑 まるでうらぶれた中年みたいな言い草だけれど、そんな事は全然無いんだからね。おっさんはおっさんでも、さながら草鞋を脱いだ侠客のごとく漢の矜持と娘への情愛に満ち溢れた渋くイカしたおっさん猫又なのである。それでいて、現代の世情にも通じていて携帯電話を自在に操り、BLやネットスラングといったアングラにも理解が著しい、情報と機械に強い猫又なのだ。現代の陰陽師たるもの、時代に合わせたツールに長けていなければ一人前である。
しかして趣味は酒と煙草。斯くの如くハードボイルドな先生であるからして、別段魔法少女のプリントがくっついたリュックサックを背負っているからと言って、可愛らしいニャンコっぷりをアピールしようとも無意味なのだ。ハードボイルドと可愛らしさは相入れぬ! 実際、ビジュアル的にもタマ先生はチョイ悪イケメンすぎて、見た目全然可愛くなんてないですからねっ。かわいくないけど、マジカッコいいっすから。表紙をご覧頂ければわかるように、マジイケメンっすから!!

という訳で、こんなチョイ悪中年イケメン猫又陰陽師を主人公として、ややもコメディタッチにおくられる妖異譚なのでありますが、中身を見ると「陰陽師モノ」としては相当にガチな作りだったり致します。陰陽術とそれに纏わる諸々の術式、呪詛、呪いごとなどについての取り扱いはかなり本格的で、少なくともなんちゃって陰陽師モノとは程遠い出来栄えでした。人を呪わば穴二つ、じゃありませんけれど、呪いや妖魅の領域を取り扱っているだけあって、人死の様子は酸鼻を極めますし、コメディタッチな語りの割に一転して仄暗くタールに塗れたような重たい雰囲気は、作品に質実とした歯応えを与えてくれます。
ただ、そんな重たさを猫又陰陽師タマの心の強さと愛情が、命の桜子への友情の厚さが見事に背負いきり、読後に一風清々しいまでの清涼感を与えてくれるので、仄暗さにも負担を感じないんですね。……まあ、あの娘さんはもう手遅れなくらいに「腐って」いるんで、清々しいと言うにはためらいもあるんですが。
まったくもって「腐って」ます。
ってか、一般人にも関わらず、図らずもタマと協力して春子を襲う怪異と相対するハメになる神波命嬢なのですが、腐女子は腐女子でも、相当にレベルの高い腐女子です。相当どころじゃないかもしれないがな! なにしろシャープペンシル×芯、消しゴム×消しゴムカバー、赤ペン×青ペン×黒ペン、でイケるほどのハイレベル。もはや、人類の限界を突破しすぎてる! 授業中に何やってんだ、この娘はw クラスメイトの生暖かい視線が、余計に腐敗を進めている気がしないでもないが……。これ、残念すぎて男寄り付かんだろう。
唯一残された家族を失って傷心の親友のために、すんなり命を賭せるほど、猫又のために身を呈せるほどの、この娘もまた内面イケメンの勇気あるカッコいい娘さんなのになあ……でも、腐っているなら致し方なしw

ともかく、物語そのものの質が、語り口の滑らかさが、実にクオリティが高くて、読み易いは土台からキャラからしっかり作られているわ、なにより面白いわで、新人作品としては出色の出来。これは手放しで絶賛したい。すんごい面白かった。
泣かされるシーンもなかなか多くて、タマの命への気持ちや桜子を守るための覚悟、清十郎への親としての想いなど、胸を突くような心情描写も素晴らしかったのだけれど、何よりあの清十郎の一連のシーンが反則級。
犬神を作り出す凄惨なシーンにも関わらず、あの犬の忠心には泣かざるを得んだろう。なんて、悲しく雄々しい呪詛なんだろう。それが、翻って守るはずだった桜子の脅威となる悲劇さ。そして、タマの、命の、清十郎の、桜子の、家族を思う気持ちが報われ救われる、慈愛と感謝に充満た結末。
胸が熱くなる感動でした。ああ、良かったなあ、と心から思わせてくれるお話でした。

このまま本作の続編を続けてくれてもよし、新しいシリーズをたちあげてくれてもよし。いずれにしても、これほどのデビュー作を見せてくれた新人さんです。次回作は凄く期待しちゃいますよ。
素晴らしい良作でした。タマ先生に乾杯!!
 
1月26日

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(富士見L文庫)
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(コロナ・コミックス)
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(コロナ・コミックス)
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1月14日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GAノベル)
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(GAノベル)
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(GAノベル)
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1月12日

(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ビッグ コミックス)
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(アース・スター コミックス) Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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1月10日

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1月8日

(BLADEコミックス)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(電撃コミックスNEXT)
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(角川コミックス)
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1月7日

(少年チャンピオン・コミックス)
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(マガジンポケット)
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(マガジンポケット)
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(good!アフタヌーン)
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(good!アフタヌーン)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(マガジンポケット)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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1月6日

(KCデラックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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1月5日

(ヒーローズコミックス)
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(ヒーローズコミックス)
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1月4日

(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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12月28日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(一迅社ノベルス)
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(角川コミックス・エース)
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(ビッグ コミックス)
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12月27日

(ヒーロー文庫)
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(YKコミックス)
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(B's-LOG COMICS)
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