筑紫一明

竜と祭礼 3.神の諸形態 ★★★☆   



【竜と祭礼 3.神の諸形態】 筑紫一明/Enji GA文庫

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“竜の杖”の依頼から季節はめぐり、冬。イクスは作杖のため、ある修道院へ向かっていた。
亡霊哭く“神の街”エストーシャ。魔法杖の祖レドノフの伝説が残るその街で、イクスは職人仲間と出会い、自らの職人としての在り方を見つめ直しはじめる。
その頃、故郷に戻るはずだったユーイはマレー教の勢力争いに巻き込まれ、ノバとともにエストーシャの神学会議に出席していた。異教徒ユーイを召喚した新派の狙いとは──。
レドノフの“究極の杖”は実在するのか。マレー教の、そしてルクッタの神とは。
謎の爆破予告で神学会議に動揺が走るなか、イクスとユーイの思惑が“星拝”の日に交差する。

杖職人たちの物語、雪と星の第3巻。
面白いもので、これって文章の筆致の質なんだろうか、冒頭から物語から伝わってくるのは静謐と言っていい静けさなんですよ。元々静かなお話だったのですが、舞台が冬となり雪がけぶる季節、そしてイクスたちが訪れた街は神の街と呼ばれる聖職者たちが集う場所であるせいか、行間からシンとした冷たいような痛いような静寂が伝わってくるのである。
イクスという人間自身、多弁ではなく物静かな男、というのもあるのだろう。彼らが招かれた場所が修道院という騒がしさから遠く離れた場所、というのもあるのでしょう。でも、登場人物の一人である見習い職人のシュノという子は黙っていたら死ぬのではないか、と思えるほどに益体もない事を喋り続けるえらい騒がしい子だったのですが、こういう子が一人常に居続けているにも関わらず、この静謐という印象は物語の最初から最後まで揺るぎないのである。
静かな世界、静かな物語、こういう印象を頭から強烈に突き付けてくるだけの色を、文章に込めることができるというだけで、この作者さんはある種の特異な才能の持ち主だよなあ、と思ったり。
今回はさらに主人公の一人であるイクスが、職人としての在り方により求道者のように踏み込んでいく、という話の中身にも大きな要素があったようにも思います。
図らずも、同時に同じ街で行われている教会新派の信仰規定の会議の中で、杖の職人を聖職者として教会に取り込むべきではないか、という話し合いが持たれているのですけれど、彼ら杖職人のより良い杖を作るために目の前の作業に没頭していく姿は、神に祈りを捧げる聖職者の姿に重なるようにも見えるのです。一方で、彼らが求めるのは杖という道具への探求であり、神の信仰とは全く異なるはずなのですけれど、そこにまた一神教の信仰論理が、何事にも神の意志、神の奇跡が介在するという論法が杖職人たちの在り方にまで入り込んでくるのである。果たしてそれは受容なのか、侵略なのか。
ユーイもまた、そうした教会新派内の信仰論争の中に放り込まれ、自分の立ち位置を模索するはめになっていく。彼女の場合、異教徒の姫であり敗残者であり虜囚にも似た存在、という立場もあって、元々難しい舵取りを求められる立場だったのですが、結局これって彼女生贄に等しい立ち位置だったんですよね。彼女自身、何も出来ないまま翻弄されるしかなかったはずの所から、ほぼ自力でその信仰論争、或いは教会新派内の政争においてプレイヤーとしての立場を、誰にも悟られないままスルッともぎ取ってみせたその手練手管たるや、いったいいつの間にそんなものを身に着けたのか。
彼女の目指すものが、いわゆる政治の世界にあるというのなら、頼もしいというべきか空恐ろしいというべきか。
図らずもユーイのピンチを目にしたイクスが仕掛けた論陣の、ある意味初々しいとすら思える素朴さを思えば、ユーイのそれは彼女自身の欲望もあいまって悪辣ですらあるんですよね。しかし、彼女としては最低限のあがきでしかなくもあるのですが。主導権を掠め取ったとはいえ、彼女が教会の尖兵という立ち位置に追いやられてしまったのは確かですし。でもユーイ、その立場を利用して将来的にイクスの身柄をゲットしようと図ったのは、さてどういう真意によるものなんですかね。というか、彼を欲した理由というのはなんなんだろう。個人的な感情? 或いは、彼が考案してしまった熟練の職人という存在を無為にする量産化の発想の確保のためだろうか。まあ、安易にどちらか片一方、なんてものではないのだろうけど。まあ彼が考案した杖の話を聞いたのはすべてが片付いた後なので、それはないのだけれど、イクスという杖職人の腕前と彼がもたらす魔法杖の強大さを求めていたのは間違いない、実際ユーイは明言しているし。
……でも、イクスが思いついてしまって彼自身、苦悩しているそれって、国家規模で見ても相当にやばい戦力となりかねないものなだけに、これを利用する目算を立てているのなら、ユーイの中でかなりの深度の野望みたいなものが湧いているのだろうか。
これだけ、身勝手に翻弄されて場合によっては処刑されかねない所に放り込まれた身としては、何も考えないわけにはいかないのだろうけど。
しかし、イクスのアプローチがまさかそっちの方向に行くとはなあ。師匠は、彼のような発想は出来なくても、彼がそっちの方向に向かってしまう事は想定していた、ということなのだろうか。魔力無しのイクスにしか出来ない発想。それはもう、究極の杖の向こう側、と言っていいのかもしれない。
しかしだからこそ、彼は職人としての柱を失ってしまった。彼の中の神を裏切ってしまった。
背信者二人、というラストシーンの表現は、なんとも胸を締め付けるものがあった。その罪は己のうちにあり、お互いに許しあえる関係ではない。いいじゃないかそれで、と許してくれる人も今の所彼らにはいないんだろう。彼らの救いは、どこにあるのだろう。少なくとも、彼らの前から竜は去り、彼らの中にはもう神は居ない。




竜と祭礼 2.伝承する魔女 ★★★☆   



【竜と祭礼 2.伝承する魔女】 筑紫一明/Enji GA文庫

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王都の護りの要「杖壁」が何者かに解かれた。魔法杖職人見習いであるイクスは、姉弟子のラユマタに半ば押し付けられるかたちでその犯人の調査に臨むことになる。

調査の協力者は、竜の杖を持つユーイと同級生のノバ。わずかな手がかりをもとに調査を進めていくうちに、3人はとある村にたどりつく。
その村で自らの出生を知るイクス。「善い」杖を携え、生き方に迷うユーイ。そして、村外れの森に住むという不死の魔女。各者の思惑が交錯するなか、村の収穫祭で明かされる真実とは……。

竜が消えても、物語は続く。竜の魔法が残されたこの世界で――。杖職人たちの物語、待望の第2弾。

イクスはまだ、杖を作れないでいる。いや、作ろうとしないのか。
先の話でイクスの魔力無しという出自は決して杖職人としての致命的な欠陥ではなく、むしろ才能なのだと師が遺した言葉を聞いた彼だが、それで自身の呪縛が解けたわけではなかったのだろう。
生まれてこの方、物心付く頃には杖職人の見習いとして働いていた彼にとって、生来の魔力無しという体質は人生の憂いであったろう。ずっと思い煩ってきた欠落であり、どうしてこのような体質で生まれてきたのか、ずっと疑問を抱いて生きてきたはずだ。それは、自分がどこでどのようにして生まれ、師の下に預けられる事になったのかという出生の疑問にまで遡るモヤモヤだったのではないだろうか。
それは才能だ、などと言われてはいそうですかと喜べるほど、彼も素直ではないだろう。
納得が、すぐに行くわけではない。踏ん切りがつかない、というだけでも立ち止まってしまった今を動かせずに居る理由としては無視できないものだろう。

思えば、なるほど。姉弟子ラユマタはそれこそ本当に全てを承知していたのかもしれない。前作でも亡くなった師はすべてを見通して準備を施していたようだったが、あの師をしてこの弟子あり、ということか。そもそも、久々に顔を合わせて最初の一言が、杖を作っていないらしいな、という確認であり、別れ際の言葉が最初に作った杖を憶えているか、という問いかけだ。
この弟弟子への依頼の真の目的がなんだったのか、透けて見えるかのようではないか。
もっとも、それに気付かされるのはすべてが通り過ぎた後なのだけれど。

これは、イクスのルーツを辿る旅だ。不死の魔女を探し、その伝承を解き明かすフィールドワークが魔女の噂を辿るうちに、訪ね歩き書を調べて回る中でイクス当人との関わりが垣間見えてくる。それは彼の出生に、そして杖職人としての最初の仕事に、つまり彼の在り方のルーツへと遡っていく旅でもあったのだ。
語られる魔女の不死とは、いったい何なのか。人を食う魔女という噂は本当なのか。彼らは幾つかのツテを周り、魔女に関わりがあると思しき人を訪ね、そして噂の魔女が暮らすという深き森に隣接する村へと直接赴くことになる。そこでは、各地で同時期に行われる収穫祭「肉囲」がはじまろうとしている。他所の土地と違うのは、その村の祭りには魔女が現れ人を拐って喰っていく、という話があること。それは昔話ではあっても、決して届かない遠い過去のお伽噺などではなく、村の少なくない人が実際に魔女を目撃していて、かつて赤子が本当に攫われて、そして今もなお森の中で魔女に会って親しく言葉をかわした事がある者が住んでいる、ということ。
そこにあるのは、かつての竜のような消えゆく伝説などではなく、今も渦巻く噂と事実の不確定の混在だった。
錯綜する話の中から、土に埋もれた遺跡を刷毛で丁寧に払うように真実を掘り起こしていくイクスたち。そうして現れてくる真実の姿の中には、どうしてかイクスの過去の断片もが埋もれていて、自然と彼は自分自身のルーツを辿っていく事になる。
彼は、自分の根源を知ることによって納得を得られたのだろうか。少なくとも、はじまりの一歩を進み出すことなく途切れてしまった最初の杖の制作を、彼はようやく終わらせることが出来た。
区切りは、つけられたのだろう。

そう、これは区切りをつけるというお話でもあったのか。ユーイは自分が為すべき道を見出し、ギデンズは長年忸怩たる思いで引きずりつづけた自分の想いに否応なくケリを付け、カミラは自分が犯した罪に区切りをつけた。図書館長のマリも、あの告白によってあの日背を向けたままだった自分に区切りをつけたのだろう。魔女もまた、自身に区切りをつけもう一度愛娘に会いに行く事になった。
区切りをつけて、新しくをはじめる。それは輝かしい未来が待っている、というばかりの事ではない。終わりを受け入れるということでもあるし、その歩む先に苦難や諦めが待っているとわかっている事すらもある。
それでも人は、自らに区切りをつける。今までの自分と、その次の自分を分け隔てて、ようやくその次へと進み出すことが出来る、そんな生き物なのだろう。そうした区切りを越えてなお、伝承されるものがある。伝えたい思いがあり、届かせたい気持ちがある。
イクスには、それが伝わっただろうか。イクスは、ユーイに伝えられただろうか。さて、どういう意味だったのか。
雄弁ではない物語の中で、そんな疑問に思いを巡らせる。それもまた、得難い余韻なのだろう。

とりあえず、ノバが腹ペコキャラだというのは、伝わった。伝わったぞ?


竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から― ★★★★  



【竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から―】 筑紫一明/ Enji GA文庫

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「この杖、直してもらいます! 」
半人前の魔法杖職人であるイクスは、師の遺言により、ユーイという少女の杖を修理することになる。
魔法の杖は、持ち主に合わせて作られるため千差万別。とくに伝説の職人であった師匠が手がけたユーイの杖は特別で、見たこともない材料で作られていた。
未知の素材に悪戦苦闘するイクスだったが、ユーイや姉弟子のモルナたちの助けを借り、なんとか破損していた芯材の特定に成功する。それは、竜の心臓。しかし、この世界で、竜は1000年以上前に絶滅していた――。
定められた修理期限は夏の終わりまで。一本の杖をめぐり、失われた竜を求める物語が始まる。
今回のGA文庫の新人賞作品の中では一番好きです、これ。深く深く胸に沈み込んでいくような面白さでした。
伝説の魔法杖職人の最後の弟子であるイクス。半人前とされていますけれど、職人としての登録を済ませていないだけで腕前は未熟とは程遠いものなのですけれど、とかく職人気質の取っつきにくい偏屈者なんですよね。本人曰く、弟子の中では話が通じやすい方だ、とのことなんですが実際姉弟子の凄まじいばかりのコミュ障っぷりや、伝え聞く師匠の変人さを聞くに確かにマトモな方なのでしょう。コミュニケーション能力も人並みにはありますし。でも、物語の主人公というよりもRPGなんかで伝説の武器を作ってくれる事になる名工の親方みたいなキャラを若くしたような、もうひたすら生き様から魂まで職人に染まったような、杖のことしか頭にない男なのです。
そんな彼に壊れてしまった杖の修理を頼むことになるユーイという少女。彼女もまた複雑な背景を持つ娘でした。彼女の手にあるこの杖は、先年戦争で家族が一族ごと皆殺しにされた際に父が彼女に託したもの。その杖が壊れた理由も含めて、彼女にとってこの杖は因縁でもあるのです。
その理由は、杖を修理するための素材を手に入れる旅の中で、ユーイの心情とともに徐々に明らかになっていくのですが。これがまた色々と考えさせられるものだったんですよね。

壊れた杖を治すための芯材となる素材は、すでに千年前に絶滅してこの世界から消えてしまったという竜の心臓。この世に既に存在しないはずの素材を手に入れるために、イクスとユーイは手がかりを求めて探索をはじめるのです。
それは当て所もない旅の始まり、などではなくちょうど民俗学のフィールドワークを思わせる行動を彼らはとりはじめるのです。面白いことに、伝承や各地の伝説を訪ね歩く、みたいな悠長な真似は何しろ時間制限があるので出来ないので、ここで彼らは一次資料、それも冒険者ギルドの百年単位で塩漬けになっている(依頼が達成されないまま放置されている)依頼書や、図書館の書庫の奥に放置された古い日記という、日常生活に根ざした古い資料からかつて竜が存在したと思われる場所、大昔に竜にまつわる素材が扱われたと思しき地域を探していくんですね。このアプローチは面白かった。
そうして浮き彫りになってきたのが、積み重なっていく時間の中で不自然に消されていると思しき情報、とある村の今や誰もそんなものがあったとは知らない、覚えていない、百年以上前に途絶えた祭礼の話。
その村を訪れて、誰に訪ねて見てもそんな祭りの事は知らないのです。でも、注意深く村の様子を見ていると、不自然に思える箇所が幾つも見えてくる。これは村人たちが隠している、というわけではなく、彼らは本当に知らなくて受け継がる情報としては完全に断絶している、にも関わらず彼らはその意味を知らないまま、かつてあったものの痕跡を無意識に保持していたんですね。それも年代を重ね、世代を重ねるたびに無意識の中からもこぼれ落ちていき、今や本当の意味で消え失せようとしている。そのギリギリのところで、イクスとユーイは微かな手がかりを頼りにたどり着くのです。
新しく強力な宗教の波及によって、古くから伝わる伝統的な祭りが存在を抹消され、その痕跡すらも時間の流れにより記憶からも消えていく。古き文化風俗の風化と喪失を、歴史の澱の中から掘り起こしていく、これはそんな探索行の物語でもありました。
そして、それは戦争によって消えてしまった少数部族の僅かな生き残りであるユーイにとって、まさに彼女の話でもあったんですね。
埋もれた記録を掘り返し、遠く薄れてしまった人の記憶を訪ね歩く。そうして少しずつ少しずつ分厚く積み重なった時間の堆積を取り除き、そこから見えてきたのは壮大な人の歩んできた歴史のうねりそのもの。
その壮大さを目の当たりにしたとき、今をこうして生きている自分たちもまた、巨大な流れ行く歴史という大河を構成している一部なのだ、と実感する。今、自分たちはまさに歴史の中に居るのだと。
それは、過ぎ去ってしまえば誰からも顧みられることのない小さなものかもしれない。忘れられ、そこにあったはずの意味は喪われていくのかもしれない。
今、現在だけを見ても、人同士はわかりあえない。お互い向き合い話し合いながら、ユーイは圧倒的孤独の中にいる。親しい友人たちとの断絶を目の当たりにし、彼女は激しい失望に見舞われ、立つ力すらも失ってしまう。
でも、この旅で彼女は知ることになる。杖を治すことによって彼女が何をしようとしていたのか、それを踏まえた上で、彼女は自分の立ち位置を知ることになる。
彼女がイクスとともに訪ね、探し、調べてたどり着いた先に現れた、壮大な……壮大過ぎる歴史の生き証人が、彼女に示してくれたのだ。
それは、師匠の遺した言葉に縛られ、いや自らしがみついているのではないかと迷うイクスにとっても、未だ答えが出ないままなれども、自分の道行きを照らす出会いであった。
二人はこの壮大な歴史の流れの一部分に、自分もまた飲み込まれ、しかし確かな痕跡を残しているのだと理解したとき、彼女は自分が真の意味で決して孤独ではなかったと知る。
今はまだ分かりあえないという事実は、きっと絶望ではないのだと知ることになる。たとえ、そこから意味が喪われ、真実の姿が残らなくても、歴史の向こう側に消え去っていったとしても、それは形を変え連綿と続いていく。
続いていく限りは、孤独ではない。
それは、想いは、繋がりは、確かにあった。
それは、未来において形を変え、祝福に成り得る。

……残るものは、あるのだ。


あの探索行のゴール、終着点でイクスがたどり着いた答えの果てに、現れたものには正直息を呑みました。あの雄大な、壮大な、歴史そのものと言わんばかりのスペクタクル。そして、時を超えたかのような対話。
この胸の震えは、感動と呼ぶのがふさわしいのかもしれません。

振り返ってみても、イクスやユーイが得た自分なりの答えというのは、わかりやすく一言で言えるようなものではない、彼ら自身その具体的な姿をつかめていない難しいものなのかもしれません。思わず、深々と考え込んでしまいます。思索し、耽ってしまいます。寂寥の中に、でも期待がある。思い描く未来に、希望があるというのはこんなにも胸に沁みるのだなあ。ユーイの、トマへの最後の答えはそんな遠い未来への希望が込められているようで、憂いの取り払われた良い笑顔でした。
……でもあれ、何も知らないトマからすると、ユーイの台詞は完全に拒絶されたとしか受け取れられないかもしれないのが、トマくんちょっと可哀想かもw
まあどうしたってわかりあえない二人である以上、そのあたりの理解の断絶も加味した上でのユーイの物言いだったのかもしれませんけど。

この巻で見事に物語として完成しているようにも見えるのだけれど、次巻も可能性はあるのか。それはそれで、一体何を書くのか、何を書きたいのか、何を描き出してくれるのか楽しみで仕方ない。実に読み応えある一品でした。

 

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