藍月要

見た目は地雷系の世話焼き女子高生を甘やかしたら? ★★★★★  



【見た目は地雷系の世話焼き女子高生を甘やかしたら?】  藍月 要/tetto 角川スニーカー文庫

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地雷系なあの子は甘えたがり!? 「わたしもっとキミの隣にいたいな……」

ピンクと黒を基調として、リボンやフリルをふんだんにあしらった特徴的なファッション――地雷系。そういった服装を好みながら、中身は世話焼きな女子高生・雷原甘音が秘めた願望――「誰かに甘やかされたい!」
とある出来事から、俺はバイト先の常連の甘音にそんな心中を打ち明けられた。日頃頼られすぎて、なかなか人に甘えられないとそうで……。彼女の願いを叶えるため、ゲームセンターで遊んだり、お祭りデートしたりとめいっぱい甘やかす!
「甘えちゃって、“ほんとうに”いいの?」
見た目は地雷系な彼女との、二人だけの時間が始まる。



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高度に発達した現代工学ならば魔法すら打ち破れる ★★★☆   



【高度に発達した現代工学ならば魔法すら打ち破れる】  藍月 要/凪良 角川スニーカー文庫

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ディープラーニング、パワードスーツ……工学の叡智は魔法にすら匹敵する!

ある日、俺は夜の公園で、異形の怪物と傷を負った妹・すずめを目撃した。怪物は異世界の魔法使いによって作られたもので、すずめは魔法少女として怪物と戦っていたのだという。
状況は飲み込みきれないが、妹が危険な目に遭っているのは見過ごせない。それに"魔法"なんて興味深い単語を聞いて黙っていられるわけもない。だって俺は高専生なんだから。
「魔法もなしに戦うなんて無謀すぎるよ!!」
「なら工学の力を頼るまでだ。『高度に発達した科学は魔法と区別がつかない』って言うだろ?」
パワードスーツによる身体強化、画像解析での索敵。現代工学の叡智は魔法に匹敵する!

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あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね ★★★★☆   



【あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね】 藍月 要/Aちき ファミ通文庫

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なんて――「好き」って言えるわけないじゃない!!!

「好きな男の子の心拍に合わせてスマホが震えるの最高」
全国模試1位、高校生ながらその腕で荒稼ぎしている凄腕プログラマー。けど人間嫌いで誰とも喋らない久城紅は、隣の席の宮代空也が大好きだった。初めての感情に戸惑う紅は、その高い技術で空也の情報を集めることが趣味になっていた。集めた情報をもとに十日に一回、空也に話しかけるせつない日々。しかし空也は“人の感情が色で見える”という特殊能力の持ち主で、紅のひそかな好意に気づいており――! 気持ちが言えないハイスぺ女子×恋に不信な特殊能力男子のすれ違いラブコメ!

これは、タイトルにうまいこと視点を誘導されたなあ。久城紅という明確な見せ札とタイトルによって完全に意識の死角を作られてしまった。途中からあからさまに怪しい動きをはじめていて、それが偶然ではなく意図的なものであるのは明白でわかってはいたのだけれど、それを直接タイトルとつなげて考えることが出来なかったんですよね。意識の死角に入り込んでいたから。タイトルが物語っているのは久城紅のことだと思いこんでいたから。
それは狂的な妄愛に囚われた女性たちの物語。
これ、ヒロインって紅や翠香じゃなくて空也の方なんですよね、どう見ても。
天才的な絵描きとして既に全国に知られる宮代空也は、その鮮烈な見る人の心を捕らえて離さない魔性とも神聖とも言える人外の領域の絵をこの世に描き出す代償のように、そうその生命を絵に塗り込めているかのように病弱で繊細で儚い。
精神的に弱いとかではないのだけれど、肉体的に明らかに薄弱でなにかあるとすぐに倒れてしまう。それはそこか生命そのものが細く薄いかのように。薄命、そう言う他ないふとした瞬間に消えてしまいそうな儚さを身に纏っているのだ。一方で、彼が描き出す絵は絵画に興味がない人にも、ただの高校生たちが見ても心奪われて仕方ない強烈な存在感をまとっている。
絵に対する具体的な描写はないのだけれど、代わりに絵を見た人たちの凄まじい衝撃と感動、揺れ動く情動を生々しいほど激しく描き出すことで、絵を見た彼らの口から飛び出す心からの感想、熱量、放心とも夢中とも取れる言葉を語らせることで、空也の絵が持つ凄味、ただの絵ではないという異次元さを引き立たせているんですね。
同時にこうも思わせるわけだ。こんな絵を描く人物は、果たしてどれほどの代償を絵に注ぎ込んでいるのだろう。一体、その身の、その魂の何を削り出して絵に塗り込めているのだろう、と。
特に、久城紅がはじめて空也の絵に遭遇してしまった時のあの衝撃は、世界が変わり果ててしまった様子は、壮烈ですらあった。
他人を必要としない、孤高であることに充足していた紅が自分もまた人間であるという事実に引きずり落とされてしまうほどに、自分そのものをグチャグチャにされてしまった、えぐり出されてしまったショック。あの彼女の狂乱は、憎悪は迫真であり、だからこそそれをこの世に生み出した空也に強烈な感情を抱かざるを得ず、それがどうしようもない恋へと昇華、いやそれとも朽ち果てていったというべきか。いずれにせよ、自分でも制御できないほどの感情を空也に抱かざるを得なくなる、その過程としては充分ほどに納得させられるものでした。
その挙げ句が、新世代電子ネットワーク型ストーカーの爆誕である。
これだけ強烈な愛情を自分の中で飼ってしまいながら、そのコミュ障さ故にそれを解き放つことが出来ず、明後日の方向で自分の才能を爆発させてそっち側で大いに解き放ちすぎてしまった、うんダメ人間ですね。
凡百のストーカーやヤンデレと違うのは、彼女・紅が自分のストーカー行為について凄まじい罪悪感を抱いているということか。いささかも、自分の行為に正当性を感じていないんですよね、彼女。自分のそれがどう言い繕っても犯罪以外のなにものでもないと認識しているし、それを自虐し恥じ入っている。それをやめることの出来ない自分の異常性を自覚していて、それを嫌悪している。
分かっちゃいるけど止められない、という言葉はどの時代のどんな人間にも相通じる一つの真理である。
だから、彼女は紛れもなく正気だ。正気のまま逸脱してしまっている。そうさせるほどに、彼女の飼っている愛は深い。
そして、それはそのまま裏返しでもう一人の彼女、吾道翠香にも当てはまる。いや、彼女の愛の深さはより一層常軌を逸している。
人を、人間の領域を、踏み外していると言っていいほどの逸脱だ。
そして、その逸脱した全てを彼女は宮代空也という人として半壊した少年を庇護するために費やしていた。愛は与えるものだとするのなら、彼女は自分の全てを捧げていたと言っていい。
翠香も、そして紅もストーカーという自分本位で我欲を抑えきれずに逆らえずに暴走させた行為に自分自身引きずり回されながら、しかし究極自分の幸せよりも空也の幸せをこそ優先する娘たちだったのだ。
宮代空也という人間は、人間として半壊している。物語の最初の方では身体こそ弱いものの精神は健全でちゃんとした真っ当な人間に見える。しかし、後半に差し掛かり、空也の才能と彼が体験してきた破滅が彼という人間を徹底的に壊してしまっていた事が明らかになってくる。
彼は半ば、彼岸に足を突っ込んでいる人間だ。まともに生きているのが不思議になるほど、彼の心はボロボロでナニカに取り憑かれたように絵に自分自身を刻み込んでいる。いつ、現実世界から消えてしまっても不思議でないほど、朧で空虚でふわりと浮かんで大気の中に溶け込んでしまいそうな希薄な存在だった。
そんな彼を現世にとどめていたのは、間違いなく翠香の存在だろう。いや、存在そのものではなく、彼女の献身が、形振り構わず自分自身を決定的に不可逆に、ただ空也の為にだけ生きる存在に自己改造し、自己鍛造して支えたからこそ、彼は生きてこられた。辛うじて。
このままなら、いずれ遠からずこの翠香でも支えきれなく消えゆく彼を掴めなくなっていただろう。破綻は、崩壊は、時間の問題だった。
母親に愛情を踏みじられてそれを因果として父親を文字通り喪った空也は、愛を喪った。愛情に恐怖するようになった、愛を感じ取れなくなった、愛情を虚しいものとしか認識できなくなった彼にとって、世界はもう温度のない冷たい棺でしかなかった。それでも世界を、周りの人たちを愛していた彼は、絵を通して自分自身を焚べることで、自分の生命を切り取って与えること愛の価値を証明する他なかったのだ。
こうしてみるとよく分かる。宮代空也という人間にとって、並の愛ではまるで足りなかったのだ。
人の身で抱えきれないほどの、人ならざるものにならないと抱えきれないほどの、深い深い奈落のような愛。底のない深淵のような愛でなければ、到底彼を繋ぎ止める事も守ることも出来なかったのだろう。そして、彼には奪い取れるようなものは何も残っていなかった、空っぽだった。だから、注ぎ込まなければならなかった、奪うよりも与えなければならなかった。自分たちの異常性をも燃料として焚べて、熱を与えなければ凍ってしまうほどに、彼はもう限界だったのだ。
そして、彼女達ほどの昏く消せない質量のある炎のような愛情でなければ、劇薬めいたショックを与える事は出来なかっただろう。
そうした愛情の発露が、むき出しの人間性の描写が、こみ上げて身体からも心からも溢れ出してしまった感情の表現が、ビリビリと痺れるほどに生々しく鮮烈な物語でした。妄執の愛というべき、女達の情動。泣きじゃくる紅の姿は、心は、みっともない程無様でありながら、これ以上無く綺麗に見えた光景でした。
ああ、良いものを観た。
素晴らしく心奪われ、引き込まれるラブストーリーで、愛の讃歌でありました。面白かった!



やがてうたわれる運命の、ぼくと殲姫の叛逆譚 ★★★☆  



【やがてうたわれる運命の、ぼくと殲姫の叛逆譚】 藍月 要/かわく  ファミ通文庫

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酒場で働く少年レンは歯がゆい思いをしていた。街を守ってくれている凄腕の女魔物狩りオルカが、同じ魔物狩りである男性達からまがい物扱いされているからだ。神聖な存在“うたうたい”がその歌による加護を男性にしか与えないため、女性の魔物狩りは見下されていた。オルカの癒しになれたらと、今日もレンは歌う。彼女から向けられている気持ちにも自分の歌に眠る力にも、まだ気づかないまま―。想いが世界を変える王道シンフォニック・ファンタジー!

おおぅ、これはまた男女の役割を入れ替えたような構図の作品でしたね。歌姫的な役を担うのが14歳の男の子レンであり、そんな彼の歌声に魅了された戦う三姉妹が二十歳、十九歳、十八歳という完全に一回り上のお姉さんという……おねショタだー。
それ以上に、レンくんがこれお姫様なんですよね、立ち回りの上で。彼には戦う力は一切なく、出来るのは歌うことだけ。一方で三姉妹の方は命がけで魔物を狩る魔物狩りと呼ばれる狩人であり戦士たち。レンくんは守られるお姫様になってるんですよね、これ。もちろん、守られるだけのお姫様なんかではないのですけれど、この男の子は。戦う力が一切なくても、能力的なものではなく、気概という意味で彼はしっかりと男の子しているのです。……まあ、それ以上にその健気な性格は可愛いの一言なのですけれど。
レンくんにメロメロな三姉妹は兎も角として、彼を知る町の人達もみんなレンくんの事可愛がってるんですよね。老若男女の区別なく、酒場の歌い手として活躍しているレンくんの傾倒っぷりは、なんというか街で評判の看板娘かアイドルか、という風情で。それも、彼の歌う歌声の素晴らしさもさることながら、やっぱりその健気で可愛らしい性格なんだよなあ。
長姉オルカさんが、陰でハァハァしてるのも、まあ無理からぬところなのである。このオルカさんが、また不器用でついつい緊張のあまり気になってる子にキツくそっけなく接してしまう、というどこの強面主人公か、というムーブをやらかしているんですよね。レンくんの前でだけやたらと無表情の厳しい口調で突き放すような台詞ばかり吐いてしまうという……。そんなオルカさんにも、自分が至らぬばかりにと後悔と反省をしながら健気に笑顔で懐こうとするレンくんは控えめに言っても天使です。オルカさん自分でも吐露してますけど、二十歳と十四歳では若干犯罪臭がしますから。
しかしこれ、三姉妹全員一回り上の年齢にしたのは思い切ったというべきか。変にレンと同世代の妹を入れなかったのは、はっきりとお姉さんとショタという構図にしたかったのでしょうか。確かに同世代の少女をまぶしてしまうと、ブレが生じるとも言えますし。ただ、そのお陰で次女のベルと三女のナーファル、タイプの違うお姉さんとはいえ、オルカ一人にスポットがあたってしまって……いや、ベルは姉御肌で気安くレンとも話せるから、オルカとの仲介役として結構重要な役どころだったけれど、ナーファルはレンに好意を持ちつつオルカをせっつきながらも遠慮してか、ちとレンと個別で絡む機会が少なくなってしまい、割りを食ってた感もありましたが。

でも、完全にヒロインなレンくんでしたけれど、理不尽に対しては毅然として屈しない気概の持ち主であり、ちゃんと男の子として格好いいんですよね。街が絶体絶命の危機に陥ったときも、自らの命をかけて動くことが出来たというあたりに、ただ守られるばかりではないお姫様、という覚悟がありました。
展開としては割とオーソドックスなもの……オトコの魔物狩りの鬼畜っぷりがかなりフルスロットルなんですが、それを加味してもストーリー展開に大どんでん返しみたいなものは存在しないのですけれど、それでも話自体をグッと胸にくるものにさせているのは、登場人物たちの感情が溢れかえり決壊する場面の描写力なのでしょう。前作でもあったのですけれど、ダムが決壊するみたいに感情が爆発して溢れかえってくる激情、或いは感動や悲嘆という感情の描写がなんか漲ってるんですよね。その衝撃や震えがダイレクトに伝わってくるような力に、思わず読んでいるこっちまで飲み込まれてしまうのです。これは、大きな武器だよなあ。
だからこそ、その感情の起爆が個々人の内面のみの描写で完結しているのは、微妙に勿体無いようにも思うのです。なんていうんだろう、そこで終わってしまうというか、熱くなったものが外に、他のキャラに繋がっていかない、というかコンボが決まらない単発になっているというか。もっとシーン全体に、物語の流れの中心にその熱さが乗っていけばもっと興奮したんだろうな、感情が高ぶったんだろうな、と思ったりも。
まあそういう期待は、続きに期待したいと思います。個人的には三女の秘めた想いは応援してあげたい。そして、なんだかんだとレンと三姉妹が旅に出たあと、街の安全は誰が守るのか、という何気に難しい問題になってた部分をしっかりクリアしてたのも、あれ上手かったんじゃないでしょうか。誰よりも信頼できる託せる相手がそこに居たわけですから。

藍月 要作品感想

俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する 4 ★★★☆  



【俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する 4】  藍月 要/閏月戈 ファミ通文庫

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遂に魔導具の祖ジーリンの元へ辿り着いた幹人たち。彼女によると、現在この世界は崩壊に向かっており、それを食い止めるための研究中らしい。しかし、そこへ彼女の研究を妨げる極等冒険者が現れる! そしてその相手をザザが務めることになり、幹人たちはザザのために“最強の武器”の製作に取りかかる。果たしてオオヤマコウセンはジーリンに迫る脅威を取り除き、世界崩壊を止めることができるのか!? 高専生たちの普通じゃない英雄譚、衝撃の終幕!
この高専の子たち、理系らしく何事も理屈理論を前提にして考えはしているんだけれど、それ以上に原動力が好奇心であり、それ以上に熱いパトスが迸ってる連中だなあ。人と人との関係は理屈じゃなく感情だ、というのを体現している。
熱い想いこそが人と人を結んで、彼らを良きチームに仕立て上げ、異世界に迷い込むという難事を乗り越え、その異世界で様々な冒険を繰り広げ、偉業を成し遂げることに成功したのでしょう。
チームワークというか友情というか、その厚さが彼らを支え、異世界に新たな絆となる人間関係を築くに至ったと言えるのではないでしょうか。
しかし、感情だけでは、想いだけではどうしても覆せない論理がこの世には存在するものです。その絶対的なコトワリの壁に彼らはぶち当たることになり、故にこそ彼らの根幹となる想いは軋みをあげて悲鳴をあげることになってしまったのでした。
感情の爆発とは、ただ叫ぶとか喚かせるとかじゃないんですよね。それは限界まで膨れ上がった末の破裂であり、堰き止められた挙げ句の決壊。耐えに耐え、我慢に我慢を重ねてそれでも抑えきれなかった想いが吹き出すということなのでしょう。その描写が、素晴らしかった。フッと限界のラインを越えた瞬間が物理的感触として実感できたかのように、溢れ出た激情が伝わってきたんですよね。照治の慟哭を前にしたジルの、あのもうどうしようもなくなってしまった、たまらなくなってしまった想いの発露なんか、読んでるこっちまでなんかもうたまらなくなってしまいましたもの。
今回はストーリー展開がかなり強引に押し潰したような唐突感があり、その壁となる極等級冒険者のおじゃま虫してくる理由もかなり無理矢理感があったんですが、それ以上に登場人物たちの切実なまでの想い、必死さ、渦巻く感情の勢いが凄まじく、その熱さに首根っこ掴まれて最後まで引っ張り回されたような感じでした。
これ、前巻からその傾向ありましたけれど、最終的にヒロインってザザでも魅衣先輩でもなく照治だったんじゃなかろうか。この人がこの巻、全部持ってっていたもんなあ。
ザザはひたすらカッコよかったですよ、うん。そして何も語らぬ覚悟を貫いた塚崎ちゃんは良い女でありました。

感情ではついに越えられなかった大きな理屈の壁を、しかしその感情によって形成された情熱こそが理論に理論を積み重ねることで、越えられなかった壁を超えるに至る塔を作るのだと思えばこそ、ことわりを切り開く理系の研究者たちこそ、何よりも感情に身を任せた人種なのかもしれないなあ、などと思った良作でありました。

シリーズ感想

俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する 3 ★★★☆  



【俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する 3】 藍月 要/閏 月戈 ファミ通文庫

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高専生が次に挑むのは、難攻不落の"自動生成ダンジョン"!?

「位置がわかんねえならGPSみたいなシステム作っちゃいましょ!」
大精霊祭での活躍が注目されたギルド・オオヤマコウセンの面々は、国王から魔導具の祖ジーリンの情報と引き替えに"自動生成ダンジョン"の攻略を依頼される。その魔窟は、地形を変え続けることで難攻不落と言われていたが……。そして幹人と彼に積極的なザザ、それに焦る魅依、三人の関係の行方は――? さらに加速する高専生たちの普通じゃない超英雄譚、第3弾!

"自動生成ダンジョン"って「不思議のダンジョン」かー! あれはトルネコしかプレイしたことがないのだけれど、面倒くさい!!
ただゲームではない以上、最初から設定されたルールにこだわり続ける必要はないわけで、外からGPSみたいな支援機構作って位置情報を入手できるようにしたり、ダンジョンのシステム自体に介入したり、とそういうことが出来る「オオヤマコウセン」はそりゃ他のギルドとは違いますわー。
それでも、魅依のハッキング技術が謎すぎて彼女に任せればたいていなんとかなります、になってる気がしますが。インディペンデンス・デイの敵母船のメインコンピューターを旧式のノーパソで乗っ取った人レベルではなかろうか、すごいね!
不思議のダンジョン系のゲームというと、階層を移動すると階の構造が変わっている、という体が多いと思うのだけれどこのマヤシナ・ダンジョンは内部構造が変化するのが時間制なんですよね。日の出と同じタイミングで内部構造が変化する。その際、ダンジョン内に居たら「不変領域」と呼ばれる場所に居ないと構造変化に巻き込まれて死亡するケースも有り得るという……何気にこれ凶悪極まりない設定ですよね。不変領域発見できないとアウトだし、もし敵に遭遇して進行を阻まれて間に合わなくてもアウトだし、この不変領域って敵の不可侵領域、いわゆるセーフティーゾーンじゃないので敵が攻めてきたらヤバイことになるし、と。攻略不可能ダンジョンと言われていたのも納得である。
ある程度情報が揃った状態で攻略できたからマシだったけれど、果たしてここまでダンジョンの情報を集めるまでにどれほどの人命が失われていったのか。不変領域が存在するというのを発見するだけでも途方もない時間と人命が浪費されただろうし。
そう言えば、それだけの被害を出しながらも攻略しないといけない理由ってなんだったんだろう。なんか女王様は国の存亡が掛かっていてダンジョンを攻略しなければならない、と言ってたけれど作中でその理由が明かされた記憶がないんだけれどなあ。
今回はダンジョン攻略にかこつけつつ、幹人とザザと魅衣の三角関係についに決着が!? と見せかけて、何気に中久喜照治兄やん回でしたなあ。幹人と咲の雨ヶ谷兄妹の兄貴分である照治。どうして彼が兄妹と知り合ったのか。照治にとってのこの兄妹の存在とは。と、このオオヤマコウセンのリーダーであり、冷静沈着なまとめ役である兄貴分の掘り下げ回でもありました。
同時に、なんかようやくオオヤマコウセンのメイン以外のメンバーにもスポットがあたってきたようで。一巻なんか、一緒に異世界転移した仲間なのに名前すら殆ど出てこないモブ扱いで、どういうキャラなのかさっぱりわからなかったもんなあ。ようやく、塚崎と横倉という数少ない女子メンバーについてもキャラが描かれだして、ホッとしたところであります。
しかし、幹人がザザと魅衣に挟まれてえらいことになってる、と思ったらいつの間にか照治兄さんの方がえらいことになってません? てっきり、テル兄さんは咲の担当だと思ってたのに、塚ちゃんがこっそり好意を送ってるわ、テル兄さん的にはどストライクな雨ヶ谷兄妹とキャラかぶってる新キャラが登場してしまうわ。特にこのジルさん、雨ヶ谷兄妹とキャラがそっくりで気になってしまうからそっけなくしてた、ってもう一目惚れに近いんじゃなかろうか、これ。
一応、イヌくんがグッと想いを押し殺して仲良くなった女の子と別れて、幹人もザザに対して語ったように、みんな異世界から現代日本へと戻ることを前提として行動しているわけで、今回のダンジョン攻略もそのための情報を報酬として手に入れるため、であったのですから一貫はしているのでしょうけれど、テル兄さん大丈夫だろうか、なんか引っ張られて残ってしまわないか心配である。幹人と咲への執着が、逆に親離れ子離れじゃないけれど、離れるフラグみたいに感じてしまうところなんですよねえ。
それにしても、あの女王様合理と効率の塊すぎて、そのうち人心掌握に失敗してえらいことにならないか心配である。あそこまで情を解さないとなるとなあ。人間の感情というものを加味しない合理性、効率性ってその感情の非合理さから破綻するケース少なくないですし。

シリーズ感想

俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する 2 ★★★☆   

俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する2 (ファミ通文庫)

【俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する 2】  藍月要/閏月戈 ファミ通文庫

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ギルドから指名依頼を受けたザザと一緒に、新たな街ウルテラを訪れた幹人たちギルド・オオヤマコウセン。そこでは年に一度開催される一大イベント、ナンバーワンギルドを決める『大精霊祭』を前に活気付いていた。初めて見る精霊魔法に興味津々の一同、さらに大会のルールを聞いて驚愕する。前衛の精霊操作と、後衛の補助役(サポーター)二人のタッグマッチ戦――「これってなんかロボコペみたいじゃねえ!? 超楽しそおおお!!」どうにかして出場するため動き出す幹人たちだったが……。情報通信、データの処理、自動実行のアルゴリズム――精霊魔法も分析、解析! ますます盛り上がる高専生たちの普通じゃない超英雄譚、第2弾!
ちょっとちょっと、なんか一巻のときよりも全員のテンションがおかしくないですか!?
異世界に放り込まれて右往左往する段階を通り過ぎて、自分たちの興味感心の赴くままに突っ走れるだけの余裕ができたから、なのかもしれませんけれど、一巻の時よりも三倍増しくらいの大騒ぎであまりの躁状態になんか変なきのこでも食べたのかと心配になるくらいだったのですが、これだけハイテンションであげあげにガンガン進んでくれると、読んでいるこっちも引っ張られてグイグイはまり込んでしまうので、これくらいパワフルにテンション高くやってくれた方がいいのかも。ネガティブ大王だったザザの方も、私がメインヒロインだとばかりにチョロくなってしまわれて。いや、ちょっと褒められただけで舞い上がって、かっこいいザザさんですから、とか自分で言っちゃいながらブンブン若手最強の力をぶん回してしまっているあたり、すげえ可愛くなってしまわれたのですが。こうしてみると、ザザさんはザザちゃんと言っていいくらい精神年齢幼いんじゃないかと思えてくるんですよね。いずれ、高専のメンバーは元の世界に戻るのだという目的を告げた時のザザの泣きっぷりを見てもそうだし、ギルド・オオヤマコウセンのメンバーに入れてもらったときの無邪気な喜びようといい、一巻の時の頼もしいお姉さんキャラから一転して、何気に妹の咲ちゃんよりも幼い感じになってしまってるもんなあ。
むしろ、それがこの場合ザザというキャラの魅力にブーストかけているのだから、大成功の部類だと思うのだけれど。
で、負けていられないのが高専側のヒロインである魅衣先輩である。こちらはこちらで、怒らせたら怖いどころじゃない大魔神っぷりをみせつけてくれて、ばっちり存在感を見せてくれてるんですよね。
今回は、異世界に飛ばされてしまって結局出場できなかったロボコンの代替えじゃないけれど、みんなで一致団結して「精霊」作っちゃいました、ってなもんで、ロボコンのノリで大会に出場したおかげか、せっかく多人数で召喚されたにも関わらず、殆ど存在感なくているのかいないのかわからなかった他のメンバーもちゃんと日の目を見るようになってきて、よかったというかちょっと遅いよというべきか。主人公の幹人と親友の犬塚との凸凹コンビが、今回は殆どダブル主人公的な勢いでしたし、彼らを見守る先輩たちに、逆に慕ってくれる後輩くん、と息の合った、というかお互いをよく見ている、良く見ようとしているチーム感が出てて、より多人数召喚モノとして充実してきたんじゃないでしょうか。
駆け出し記者のモニカと犬ちゃんとの不器用ながら真摯で淡い交流はとてもほっこりするものでしたので、犬ちゃんの決断はすっげえ男前というか、誠実この上ないんだけれど勿体なかったなあ。

1巻感想

俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する ★★★   

俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する (ファミ通文庫)

【俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する】 藍月要/閏月戈 ファミ通文庫

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高等専門学校(高専)に通う雨ケ谷幹人は、学校の友人11人と中学生の妹と共になぜか異世界へ飛ばされた!そんな彼らがまずやったのは、物理法則の確認。摩擦、重力、大気構成―自分たちの知識を駆使して周辺を調べあげるメンバー。そして始まるサバイバル生活を想像して落胆するのだが…。そんな中で見つけたのは、ある魔道具。それが彼らの運命を大きく変えていく―。のちに魔法技術の礎を築きあげ“賢人”と称された英雄たちの物語が、今始まる!
そうなんだよなあ。異世界って別の宇宙の世界なの? 同じ宇宙の他の惑星とはまた違うの? という疑問は異世界モノを見続けているうちに常にこびりついてたんですよね。
異世界へと時空間だか次元間だか移動することと、何万光年も離れた惑星へと空間跳躍してしまうこととどちらが難しいんだろう、とかね。まあここが本当に異世界なのか、それとも別の惑星なのかという問題についてはあっさりと流されてしまうのだけれど。
あっさり、というとせっかく物理法則を確認するのに地球とほぼ物理法則が変わらない、というのは折角スポットを当てているのにちょっと勿体なかった気がする。むしろ、所々法則が異なっていたほうがそこから派生するトラブルがいいネタになっただろうに、それもあっさり流されてしまったなあ。
まあ、本作の主人公たちは物理学などの学者じゃなくて、あくまで高専の技術者たちなのでタイトルとは裏腹にそっち方面専門じゃないから仕方ないのか。
というわけで、異世界に飛ばされてしまった高専生たち。高専というと、一般人の認識は「ああ、ロボコンでロボット作る人たち」という認識に集約されてしまうのだけれど、まあロボット作る人達はやっぱり一部なんですよね。それでも、ここで登場する人たちは高専生としてのアピールらしくちゃんとロボコンやってる人たちなのですけれど。
ただ、折角十一人もの様々な分野のスペシャリストが集まったというのに、その中でちゃんと話に絡んでくるのって主人公と部長とヒロインの天才プログラマーの他2,3人だけで他の人達は名前すら明らかにならずに結構扱いぞんざいなんですよね。数少ない女性キャラにしても、化学と建築が専門分野ということだけ明示されただけで、中盤くらいまで名前も表示してもらえない始末で。
スポットを当てるキャラクターを絞って描きたいというのと、実際に物を作り上げるのにはそれなりの人数が必要だろうという実情がぶつかってのメインと脇の扱いのこの差なんだろうけれど、若干不器用さが目立ってしまったかな、と思う。
所詮技術者でしかない彼らが、冒険者として前線で戦うのは難しいという現実に直面しつつ、運良く保護してもらった元貴族の冒険者の庇護のもとに、魔道具を嬉々として分解して解析していく、技術系変態集団の普通の転移者のメンタリティとは異なるこの技術バカの理屈優先の馬鹿騒ぎは、見てるだけでも面白かった。一応一般人枠の妹ちゃんがちゃんとアクセントになってるんですよね。異世界側の人たちにとっては、高専生たちは異世界人であって彼らの変人っぷりの根拠がよくわかっていない以上、ツッコミや反応要員としては力をフルに発揮できませんからなあ。
「電流帰還バイアス回路ごっこしようぜ! 俺、安定抵抗な!」にはなんというか、笑ってしまうしかなかった。工学系の分野出身の人には色々とあるあるネタが詰まってるんだろうな。


 

11月27日


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