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高木敦史

僕は君に爆弾を仕掛けたい。 ★★★☆  



【僕は君に爆弾を仕掛けたい。】  高木 敦史/ 遠坂 あさぎ  角川スニーカー文庫

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小手毬さんはとても可愛い。でもそれは見た目だけ。本性は身勝手で強引で偉そうで、ホントにろくでもない。僕の敵、だったのに。よりにもよって彼女が僕の仕掛けた爆弾を見つけるものだから、さぁ困った。きっとものすごく面倒くさいことを言い出すぞ。「犯人を引きずり出せるかどうか、賭けをしない?私が勝ったら笹子くん、キミ私の下僕になること!」…ほらね。そのまま二人仲良く、文化祭を控えた学内で起こる怪事件に次々巻き込まれるハメに―。かまってほしい彼女と彼の、学園謎解きラブコメディ。

全裸男だけ特に意味わからんかったんだけれど、あいついったいなんなのー!? 正体不明のままスルーされてしまって、すごい気になるんだけれど。あんなのが深夜に徘徊している中学校って、かなり怖いんですけど!
まあその人は特別にアレだったのだけれど、その他の人々も相当にアレというかそれ越えちゃダメよ、というラインを越えてしまってる気がするんですよね。大丈夫なの、これ!?
少なくとも、これ高校生になってやってたらアウトだよね、という行状がチラホラと。いや、中学生でもやっぱりアウトだと思わないでもないのだけれど、「やらかし」に対するハードルの低さというか自覚のなさ?というものがどうにも中学生らしくて、一旦途中で「あれ? これ高校が舞台じゃなくて中学が舞台なんだよね?」と見返して、頷いてみたりしたのであります。わざわざ中学生たちを主人公にしたのも納得というかなんというか。
……若干名、大人のくせに何やらかしてんだ、という人もいますけれど。あんたそれ、普通に警察沙汰ですからね!? まあ中学生でも子供でもそれはあかんやろう、というのも幾つかあるんですけれど、一方で学校自体が問題を積極的に隠蔽しますよ、という体質になっちゃっているのを子供たちもかなり確信的なのか具体的に把握しているので、それを見越してラインひょいひょい超えちゃってる部分もあるんですよね。
この学校、なんかもう相当にひどいことになってるんじゃないだろうか。だろうか、って疑問形にするまでもなく、最後の小手毬の盛大な暴露の内容を見ると疑いの余地もないのですけれど。
これを、ただ笹子くんを見返してマウント取るためだけにやらかしてしまう小手毬は、もう本当にアホだろう! この子、あれだけ簡単にあれこれの事件の真相をパッと見抜くんだから地頭は相当に良いはずなんだけれど、その頭の良さの可動範囲が狭すぎて考えなしの領域が逆に広すぎるんですよね。おまけに咄嗟の機転もきかないし、予想外のことが起こるとフリーズするし、そもそも対人能力皆無だし、そのくせ性格悪いし面倒くさいし……ダメっ子極まる!!
まあ彼女に限らず、主人公の笹子くんだって小手毬に負けず劣らず頭良いのは、最後の爆弾予告の真実を見抜いたように明らかなんだけれど、開幕冒頭でなにやってんだー!と言いたくなるような考えなしの思春期の暴走、をやらかしてるのを見ると大概だし、丸瀬の酷い自爆を見せられると、頭が良いこととバカなことは反比例しないんだよなあ、としみじみと思ってしまいました。ただ、彼らの視野の狭さや思慮の浅さ、短絡さというものは、なんかこう中学生っぽいんですよね。これ、中学生に対する偏見だろうか。でも、高校生くらいにまでなると、こういうことはダメなんだ、リスクが高くてやってられない、というセーブが効く気がするんですよね。
まあ、大人のくせにまったく自制のきいてない輩もいるのですけれど。あれは本当にダメですよ、もう。
小手毬ちゃんに関しても、この子が大きくなって自制が効く姿も想像できないんですけどね。大きくなってもダメっ子はダメっ子、トラブルメーカー以外にはなり難いのです、きっと。でも、この果てしない駄目さが可愛らしくもあり、直接関わるのは極めて鬱陶しくもあり、目をつけられ絡みつかれた笹子くんはもうずっと面倒見るしかないんじゃないですかね。お世話係、お世話係。

高木 敦史作品感想

演奏しない軽音部と4枚のCD 4   

演奏しない軽音部と4枚のCD (ハヤカワ文庫 JA タ 13-1)

【演奏しない軽音部と4枚のCD】 高木敦史 ハヤカワ文庫JA

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高校一年の秋、楡未來は亡き叔母が“4枚同時再生が必要な”CDを遺した意味を探るため、軽音部の部室を訪れた。そこで待っていたのは、演奏しない「聴く専門」部員・塔山雪文。挙動不審で怖がりだけど、音楽にはものすごく詳しい塔山の力をかりて、未來は叔母の真意を追う。架空言語で歌う曲を題材に書かれた小説の盗作騒動、壊されたギターと早朝の騒音との関係など、学校で起こる事件を音楽の知識で解き明かす全4篇。
むむむむ……誰だよ、この人にメイド様なんたらという訳わからん全然筆に合ってないのを書かせたの。これ読むと、この人が【“菜々子さん”】シリーズだけの人じゃなかったのがよく分かる。全然、話の艶が違うもの。少なくとも、あのメイド様みたいな作品が全く方向性として合っていなかったのは、これ読んだら一目瞭然ですわ。どうしてハヤカワ文庫まで流れてくることになったのかはわかりませんけれど、こっちの方向でどんどん出してくれるなら大歓迎ですよ。
というわけで、本作は日常の中で起こった些細な事件や謎を、演奏しない「聴く専門」部員・塔山雪文と文芸部の「読む専門」の楡未来が、洋楽の楽曲に絡めて紐解いていく日常ミステリーである。探偵役の塔山くんだけれど、この手の探偵役が才気迸る、と言わずとも往々にして尖った性格をしている人物が多いのに比べると、……なんというか、アホっぽい(笑
肝心の謎解きシーンを見ていても、あんまりキレ者っぽさを感じさせないんですよね。確かに、細かいところまで気がついてるし、幾つかの材料から真実を組み立てていく頭脳の回転力は大したものなんだけれど、導き出した「答え」のカードの切り方が、いわゆる「探偵」のそれとはちょっと外れていて、凡俗じみてるんですね。ぶっちゃけ、演出に長けているわけでも、構成力に長けているわけでも、幕引きまで上手く考慮しているわけでもない。ごくごく普通の高校生の男の子の感性で「答え」のカードを切ってくるわけです。それが、すごく等身大感が出ていて、大仰さがなくていいんですよね。これぞ日常ミステリー、というべきか。塔山くん自身、成績も中の下くらいの、友達とバカやってるのが普通のヘタレで大人げない男子高校生、って感じの子ですしねえ。
まあそれ以上に、ヒロインの未来がアホの子の方向に個性が強いのが、色々と引き立ててる気がします。お嬢さん、その粗忽さでクールビューティーを名乗るのは少々無理があるというものだぜw
第一話を読んだときは、彼女が秘めていた未来の夢の形に、なかなか意識の高いお嬢さんなんだなあ、と感心していたのですが、第二話で彼女が見せた、というか露呈してしまったあまりの「おっちょこちょい」なありさまに、思わずオイオイと爆笑してしまいましたがな。その性格で、一話で話してくれたみたいな、なりたいものになってしまったら、むしろ大変な事になってしまうんじゃないだろうか。世間様に多大な迷惑が掛かりそうなんですけれど。
逆境にもメゲないし、根性あるし、情の厚い良いお嬢さんなんですが、如何せんブレーキがついていないというか、制限速度なにそれ? と、暴走前提みたいな性格と相まって、ブレーキ役が欲しいヒロインなんですけれど、塔山くんだと抵抗してもそのまま引きずられていくことしばしばなので、ストッパーとしては役立たなさそうだしなあ(苦笑
でも、彼女はとても優しくて、その優しさは強い優しさです。「無限大の幻覚」で彼女が選んだ選択は、自分が傷つくにも関わらず、塔山くんが後で傷ついたら嫌だから、とあの選択が出来るというのは、結構とてつもない事だと思うんですよね。いやいや、おっちょこちょいの粗忽者ですけれど、大した女性ですよ、フューチャー。
うん、なんだかんだとモテるのもわかるわぁ。むしろ、これは塔山くんの方が離しちゃいけない縁でしょうなあ。
ちなみに、洋楽については浅学もいいところなので、各話で取り上げられる曲はさっぱり知らず。でも、曲がわからなくても十分面白かったので問題なし。知ってたら、さらに楽しめたのかもしれませんけれど。
できれば、ちょこっとでもシリーズ化してくれたら嬉しいなあ、と思える一作でした。もうしばらく、この未来と塔山くんの軽妙なコンビは眺めていたい楽しい二人でした。

高木敦史作品感想

“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人4   

“菜々子さん”の戯曲  小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫)

【“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人】 高木敦史/笹森トモエ 角川スニーカー文庫

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高校に入学した俺は、文芸部に強制的に入るように脅されちまった。いきなりの大ピンチに颯爽と現れたのが“菜々子先輩”だった。心奪われた俺は、いつの間にか彼女の言葉に誘導されて――この恋は屈辱の味がする。


あらすじからの印象では、この度菜々子さんの餌食になる後輩君、菜々子さんに惚れてしまったが故に言い様に操られてしまう道化くん、にみえてしまうのですが、どうしてどうして。
この男、相当に食わせ物である。少なくとも、易々と他人の言いなりになるようなタマではない。そもそも、菜々子さんに初っ端から惚れているわけでもないんですけどね。
やる気もなく覇気もなく目的もなく、不真面目だけれどバカに力を費やすような情熱もなく、エロDVDに汲々とする日々をぼんやりと謳歌する、頭の悪そうな平凡な高校生。同級の天坂舞が見下しているように、概ね語り部となる宮本剛太という少年は秘めたる情熱もなにもない。ダラダラと毎日を過ごすだらけた人材だ。
何か信念があってだらけているわけでもない。普通の日常に、希望もいだいていない代わりに絶望もしていない、過去に何かを抱えているわけでもないけれど、将来に何かをいだいているわけでもない。何一つ特別ではない、わざわざ普通と強調する必要もないくらい、その辺に有象無象といるあまり優秀でもない普通の生徒に過ぎない。

よくぞまあ、菜々子さんは有象無象の中から彼という人材を見つけて、釣り上げたものだと思う。普通に付き合っていて、この宮本くんがその人物像からは想像できないくらい、諸般の物事に対して深く思索する人間だとはとても気づかないだろう。この子、自分が他人よりも物事についてよく捉え、考える人間なのだと全然気づいていないようだし、その思考をベラベラと喋ることもなく自分の中で片付けてしまって、殆ど表に出しませんしね。そして、自分は良く考えてるけどそれを口に出していったりなんてしませんよー、という考えてるけど黙ってるんだ! という意識も抱いていない。考えることはとても自然で、その思考や結論を他人に言う事にまるで必要性を考えいない。彼にとって別に思考することは娯楽でも趣味でもなく、武器でも自己満足でもなく、本当に自然な事みたいだ。それこそ、息をするように。特別でもなんでもない。そして、その思考を元にうまく立ち回ろうという気がまるでない。だから、まったく賢しらに見えない。
なるほどなあ、どうして彼が菜々子さんのお眼鏡にかなったのかが、何となく伝わってくる。
この手の人材は、フラット過ぎるがためにむしろ菜々子さんとしては決して操りやすいとはいえないはず。むしろ、他の映研の面々などのように個性的なメンツの方が、簡単なはず。
でも、絶対的にこの宮本くんの方が面白い。何より、菜々子さんは自分が事象の繰り手である事を見ぬいてくれるような相手にこそ、興味や関心、何より享楽を感じているようだし。自分独りでほくそ笑むよりも、相手がやられた、と気づいてくれるくらいでないと、面白くないですもんね。
それこそ、全体像では掌握していても、一部では出し抜かれてしまうくらいの相手じゃないと。
なんてきわどい小悪魔なんだろう。これで、彼女の恋心ときたら、一巻の件の彼に夢中ときた。
いやあ、菜々子さんの本当の気持ちがどうなっているのか、一巻の段階では間違いなく彼の事を好きなんだろう、とは思っていてもあくまで心証であって、本当のところはわからなかったんですけどね。それが、今回こんなにはっきり意思表示してくれると、ニヤニヤせずにはいられない。
ってか、最後のやり取りって幾ら何でも菜々子さん、はっちゃけ過ぎなんですけど。あんた、事件解決に託けて、まさかとは思うが「それ」を手に入れるのが目的にもなってたんじゃないでしょうね。
菜々子さんにも計り知れない「男の子の気持ち」というのを、宮本に確かめてからの考えなんでしょうけど、あんた自分のなんてものを「彼」にプレゼントしようとしてるんだか(苦笑
普通は幾ら好きな相手でもそんなの渡しませんて! 渡された方は真剣に困るぞ、これ。確かにものすごく嬉しいかもしれないが、張本人から渡されてどういう顔をしたらいいんだ。というか、こういうのほしがってるとか決めつけられて、いったいどういう顔をしたらいいんだか。しかも、手紙には見るな、と言外に書いてるし。どうしろっていうんだよ!
もう、最後の手紙だけで菜々子さんがどれだけ恐ろしい小悪魔か知れるというものである。
こんなのに惚れてしまった日には、いったいどういうはめになるのか。なるほど、呪い、と誰かが評したのは当を得て居る。生半な人間じゃあそれこそ人生を台無しにされてしまうだろう。宮本も、それを嫌というほど目の当たりにしたのに、だからこそ魅入られてしまったわけか。こりゃ、大変だ。しかも、最初から恋愛抜きで、と承知した上で、だもんなあ。
もし、菜々子さんを振り返らせる可能性があるとしたら、それこそ彼女を殺すか、彼女に殺されるか、という関係にまでなるしかないんだろう、きっと。

一作の怪しげで緊張感が染み渡った暗鬱な雰囲気も面白かったけれど、この明るく普通の学園生活の中で、菜々子さんもそれなりに普通で楽しげな学生生活を送っているのを見るのも楽しかった。陰険で腹黒の菜々子さんだけれど、別段常時陰険状態ってわけじゃないし裏から学校全体を操っているわけでもないのです、当然だけどね。
というよりも、終わってみると菜々子さんの行動原理って、面白いかどうか、と同じくらいの割合で「彼」のため、に比重が寄ってるんですよね。彼のため、というより彼に対する自分のため、ですけど。うん、つまり自分の為に他人を利用しまくってるわけで、やっぱり陰険だ。でも、憎めない。やっぱり、陰険ではあっても陰湿ではないからか。敵にまわすと凄まじく怖いけど。
一巻と比べても、その行動原理に恐ろしい裏があると疑う必要がなく明快であるがために、さらに可愛く感じてしまう。無茶苦茶可愛い。

“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕4   

“菜々子さん”の戯曲  Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)

【“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕】 高木敦史/笹森トモエ 角川スニーカー文庫 

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第13回学園小説大賞《優秀賞》受賞作、登場!
“菜々子さん”が、突然3年前の事故は「事件だった」と語り出した。彼女が語る情報の断片は、なぜか次第に菜々子さんが犯人だと示し始める。しかしそれは、菜々子さんの巧妙なる“シナリオ”だった!

名無しの菜々子さんはどこにいる? 本当の“菜々子さん”はどんな人?
「ぼく」と「菜々子さん」の間で繰り広げられるそれは、ほとんど一方通行のコミュニケーションにも関わらず、此処で繰り広げられているのはぎりぎりの瀬戸際を綱渡りするような駆け引きだ。
何が真実で、何が事実とされるべきなのか。「菜々子さん」から提示される情報と、過去の記憶のみを糧として、主人公は彼に許された唯一の行動である「思考」を駆使して、名前を失った少女の真の像を構築していき、その上で彼女が暗に指し示している条件を摺りあわせて行く。
断絶したコミュニケーション上で繰り広げられる駆け引きと、その過程で浮き上がってくる真相は非常にスリリングで、なるほど謎解きとはまさにこのようなエンターテインメントなんだなあ。
「菜々子さんは陰険である」
まったくもって怖い人である、菜々子さんは。でも、それ以上に可愛い人である、菜々子さんは。
一連の駆け引きを持ち出した彼女の意図がどこにあったのかというと、真相の口封じと事実とするべき事柄の相互確認、というのが「僕」が表層的に認識している動機なんだろうけれど、最後の彼女の独白を見ると、確かにそれは重要であるけれども建前に過ぎなくもあるんですよね。
本当の目的は、自分という女の子がどんな人間であるかを深く深く考察してもらうこと。そして、彼の意識の深い深いところまで、楔を打ち込む事。自分のことを忘れないように、自分を決して蔑ろにしないように。もはや、逃れられないように。
興味深いのは、彼女がそうした偏執的な自分の執着心を完全に客観的に把握した上で楽しんでいるところなんですよね。彼女のそれは一種の病的なものとすら言えるんだけれど、同時に完全に制御されている。理性的にコントロール出来ているわけだ。彼女のたちの悪いところは、コントロール出来ているにも関わらず、それを一切抑制しようともせず開放しきっているところ。
解ってやって、しかも楽しんじゃってるんだから、そりゃあ「陰険」呼ばわりされても仕方がない。
勿論、彼女が事故の際の「僕」の行動で根深いトラウマを植え付けられてしまった事からも、彼女にも人並みの良心や罪悪感があるのは想定できる。これがあるからこそ、彼女が本心から「僕」の回復を願っている事も信じられるし、彼女の「陰険さ」に愛嬌が感じられるのかもしれない。いや、彼女がその「陰険さ」を隠すどころか、「僕」に余すこと無く伝わるように仕掛けてきた開けっ広げさが、彼女の陰険さに陰湿な部分を匂わさず、快活ですらあるように見せているのかもしれない。
とはいえ、「僕」が菜々子さんの「陰険さ」を知り、彼女がどんな人間なのかを思考し、ほぼ正解の形で想像してしまったからこそ、あの呪いは発動してるんだから、やっぱり素晴らしく「陰険」だわ(苦笑
これもまた、ひとつの愛情の形なのかもしれない。自然と結ばれる愛情もいいけれど、こんな風に狡猾に手ずから玉結びにしてしまう繋がりも、アリといえばありなのだろう。長い人生においては、こうした愛情の方がロングスパンで見ると上手くいくような気すらしてくる。
 
11月26日

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11月4日

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