G1

第73回農林水産省賞典 安田記念 G1 レース回顧   

3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 東京競馬場1,600メートル(芝・左)


1.ナランフレグ    牡7 58.0 丸田 147.1 (16人気) 「高松宮記念」
2.メイケイエール  牝5 56.0 池添 37.0 (12人気) 「京王杯SC」「セントウルS」
3.ジャックドール   牡5 58.0 武豊 8.0 (5人気) 「大阪杯」「札幌記念」
4.セリフォス     牡4 58.0 レーン 5.8 (3人気) 「マイルCS」「富士S」
5.ソダシ        牝5 56.0 川田 5.5 (2人気) 「ヴィクトリアM」「桜花賞」
6.ダノンスコーピオン牡4 58.0 Mデム 67.1 (14人気) 「NHKマイル」「アーリントンC」
7.ガイアフォース   牡4 58.0 西村淳 19.0 (8人気) 「セントライト記念」
8.ドルチェモア    牡3 54.0 坂井 166.9 (17人気) 「朝日杯FS」「サウジRC」
9.シャンパンカラー  牡3 54.0 内田博 35.5 (11人気) 「NHKマイル」
10.ソウルラッシュ   牡5 58.0 松山 10.8 (6人気) 「マイラーズC」
11.イルーシヴパンサー牡5 58.0 岩田望 11.7 (7人気) 「スポ京都金杯」「東京新聞杯」
12.ナミュール      牝4 56.0 横山武 29.9 (9人気) 「チューリップ賞」
13. レッドモンレーヴ   牡4 58.0 横山和 31.9 (10人気) 「京王杯SC」
14. シュネルマイスター 牡5 58.0 ルメー 4.2 (1人気) 「NHKマイル」「マイラーズC」
15. マテンロウオリオン 牡4 58.0 横山典 145.9 (15人気) 「シンザン記念」
16. カフェファラオ    牡6 58.0 浜中 226.1 (18人気) 「フェブラリーS」
17. ウインカーネリアン 牡6 58.0 三浦 54.8 (13人気) 「東京新聞杯」「関屋記念」
18.ソングライン     牝5 56.0 戸崎圭 7.4 (4人気) 「ヴィクトリアM」「安田記念」


まあ凄いメンバーの揃った安田記念でした。現役のトップマイラーたちは全部揃ってたんじゃないでしょうか。そこにスプリント界の雄に中距離界のスピードスター達も揃い踏み。
全18頭中10頭がG1ウイナーという化け物が揃い、G1馬ではない面々も重賞を総ナメして勝っていたり、G12着の常連、クラシックの主役の一角など錚々たるメンバーばかり。
現役マイラー最強決定戦と呼ぶに相応しいレースとなりました。

1番人気は前走マイラーズCを完勝して復活の名のりをあげたシュネルマイスター。引退したグランアレグリアの跡を継ぎ、去年は現役最強マイラーの看板を掲げながらもどうしても勝てなかったシュネルが、前走でついに復活。ルメールの手腕も合わせて、人気一番手となるのも当然だったかと。
2番人気はマイルにおいては馬券圏内を外した事なしのソダシ。純白のアイドルから純白の女王へと去年のヴィクトリアマイルの勝利で戴冠なったかと思われたものの、それ以降は強敵たちに勝利を阻まれ、ついには前走相棒である吉田隼人騎手が降板となり、今回は川田騎手が上に乗ることに。
3番人気が去年秋のマイルチャンピオンシップを勝利し、シュネルと牡馬最強マイラーの座を奪い合うことになったセリフォス。次のドバイターフで一敗地に塗れてしまいましたが、あれは1800。主戦場たるマイルとなれば、その脚は錆びついてはおりません。
4番人気にソングライン。去年の安田記念の覇者であり、それ以降はもたついたものの再びマイルでの戦いとなったヴィクトリアマイルでは凄まじい脚で女王ソダシを下して勝利。ただ、ヴィクトリアマイルと安田記念の中2週での連勝はあのアーモンドアイやグランアレグリアですら無理だった偉業。遡ってもウオッカの名前があるだけの難行。さらに大外枠ということで、4番人気と相成ったのでしょう。
5番人気にはついに悲願のG1を大阪杯でゲットした中距離界のスピードスター・ジャックドール。その快速をもって他馬を寄せ付けない逃亡劇を見せるジャックドールなら、マイルのスピードも克服できるはず。その意気をもって初のマイル挑戦の舞台をこの安田記念に選んだ陣営の強気やいかに。


レースは逃げ馬のジャックドールではなく、ウインカーネリアン三浦皇成が大外から果敢に攻めて先頭に。カーネリアンも東京新聞杯で逃げて勝っているだけに、勝負に出ましたね。
ジャックドール武豊はここは無理せず2番手に。ジャックドールは無理して逃げなくても大丈夫なあたり柔軟性のある脚質なんですよね。普段の中距離と違ってマイルという距離もあって自分で牽引せずに抜け出すタイミングを見計らう事にしたのかもしれません。
3番手にはソダシ。川田としては、まずソダシという馬の教科書通りの位置だったでしょう。
意外だったのがメイケイエール。スタートちと遅れたのも相まって行き足つかず。向正面の3コーナー手前あたりで前進してましたけれど、いつもの前進気勢はなかった感じですね。折り合っていたというよりも、あんまり元気なかったように見えたなあ。……池添さんのコメント見ても、やっぱり馬のやる気が削がれてる感じでしたね。調教からなんかスムーズじゃなかったもんなあ。
セリフォスは内枠4番からの競馬としては、ここがベストポジションだったでしょうね。レーン得意の内から掬う展開を鑑みたら、ここが最高でしたでしょう。実際、スルスルと内から躱し躱しで伸びてきて、最後にきっちりジャックドールを躱してゴールの展開でしたからね。
……外から強襲してきたソングラインが凄すぎましたわ。残り400からの脚がとんでもなかった。前に追いつき、後ろには追いつかせない、ソングラインの脚色と位置取りがピッタリと合ったベストレースでした。この切れ味を見せられたら、前はちょっと粘りきれんわ。
シュネルマイスターはソングラインを上回りかねない凄まじい追い込みをかけてきているんですけれど、如何せんタイミングがワンテンポ遅かった。位置取りも少し後ろ過ぎましたね。
ルメさんはもう少し展開が流れてたら、と言ってましたけれど、決して前半遅いわけではなかったですからね。ジャックドールも武さんも早々止まらんですよ。

というわけで、1着ソングライン。安田記念連覇にウオッカ以来となるのか? ヴィクトリアマイルから安田記念を連勝で、名実ともに春のマイル女王に。並み居るマイルの王者たちを蹴散らしての統一王座ですからね、これは価値ある一勝です。
2着にはセリフォス。Dレーン会心のレースだったと思いますが、これはソングラインの役者が上でした。ただ質実剛健なこの終いのゴール際の強さは本物ですわ。早々負けませんよ、この馬も。
そして旧王者の面目躍如というべき鬼脚で並み居る馬たちを躱して躱して、3着に飛び込んできたシュネルマイスター。
そして長距離からマイル路線に路線変更してから走りに迫力を感じさせるようになったガイアフォースがシュネルに食らいついてあがってきての4着。
そして一瞬、勝利のフラッグが眼前をちらつくまでにいい勝負をしてみせたジャックドールが5着。ちょっと上位四頭の脚のキレが尋常でなさすぎました。相手が悪かった。でも、これならマイルでも全然行けますよ。進路が広がった感があります。

ソダシはマイル戦では珍しく掲示板を外しての7着。どちらかというとパワー型のソダシにとって、この切れ味勝負はちょっと舞台が悪かったんじゃないでしょうか。テン乗りの川田くんもなあ。川田騎手、間違いなくべらぼうに上手いんですが、偶にその巧さと合わない馬っているんですよね。ソダシもどちらかというと個性強い方ですし、この騎手とは相性良くなかったんじゃないかな、なんて思ったり。乗り方としては注文通りだったんだろうけど。
ソダシは名物厩務員の今浪さんが、このレースを最後に定年退職。ゴールドシップなど個性派な馬たちの面倒を見てきた名厩務員さんでした。お疲れ様でした。



第90回東京優駿 日本ダービー G1 レース回顧  

3歳オープン(国際)牡・牝(指定)定量 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

入線後、大差の最下位でゴールしたスキルヴィングが1コーナーで倒れたまま動かなくなってしまって。心房細動なんでしょうか。ルメールが心配そうに撫でていたんですが。
続報が入ってこないのですけれど、どうやらスタンドから見えないように幕張られて馬運車に載せられたようで、これなー、幕張られちゃうケースはもうアカン場合が殆どなんですよね。厳しいかもしれない。

追記:心不全で死亡の報道があがっていました。キタサン産駒の有望株として青葉賞を制してこれからが嘱望された馬でしたが、残念です。


スタートから17番のドゥラエレーデ。ホープフルSを勝って、どこからアラブ首長国連邦のUAEダービーに行くという異色のローテを辿ってこのダービーに乗り込んできた子なんですが、いきなりスタートで躓いて騎手の坂井瑠星落馬、という衝撃のスタート。スタート時の映像見たら躓いたどころじゃない、殆ど前のめりにこけちゃってるような状態で、これは坂井くんも落馬は避けられなかったでしょう。
放馬したドゥラエレーデは基本、後ろの方でついてきていただけなので、まあ最後方近くを走っていたショウナンバシットやトップナイフ、サトノグランツあたりは迷惑だったかもしれないけれど、直接これら後ろの方の馬以外の他馬に影響はなかったと思うのですけれど、直接的に影響がなかっただけで放馬した馬が居るという事で騎手たちに心理的な影響があったのか、かなり流れが落ち着いちゃったんですよね。
1000メートルのラップタイムこそ60秒ちょいと平均ペースに見えるんですけれど、これ先頭のパクスオトマニカがかなり後続の馬群を離しての時計でしたし、さらにここからパクスが後続突き放すんだけれどパクスがスピードアップしたんじゃなくて、後方がペース遅いんですよ。
見ててもこれ、3000メートル以上のレースだろうかというくらい馬がトロトロと走っている、というか流しているように見えたので、相当だったんじゃないだろうか。
ラップタイム出ましたね。
12.6 - 10.7 - 12.0 - 12.6 - 12.5 - 12.4 - 12.8 - 12.4 - 11.9 - 11.6 - 11.9 - 11.8


ちなみにこっちが先週の同じコース同じ距離で行われたオークスのラップね。
12.3 - 10.5 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.5

1000メートル超えてから速度あがって息入れる余裕もなく削り倒したラップのオークスに対して、ダービーの方は明らかに超スローペースからのヨーイドンになっている。
差しが猛威を振るう日本ダービーですけれど、今日は前が止まらない馬場と放送でも語っていた馬場状況だった上で、直線での切れ味勝負となってしまいました。こうなると、早めに前に加速つけて躍り出た馬が強い。
タスティエーラである。
皐月賞では完璧な競馬を見せながら、ソールオリエンスの脅威の脚に差し切られて悔しい思いをしたタスティエーラ。ほんと陣営は悔しかったんでしょうね。仕上げの気合の入れ方にしても、ここでリヴェンジかましたる、という熱量を感じさせるものがありました。
ソールとのライバル関係としても最高の位置にいた馬なんですよね。個人的にもソールに対抗する馬はこの子が一番手、と思っていただけに、迫るソールをクビ差押さえてゴール際粘りきったタスティエーラには手に汗握り燃えました!
にしても、ゴール前の攻防は熱かったですよね。一旦抜け出してそのまま突き放すかに思えたタスティエーラに、抜かれながらも最後まで食い下がるホウオウビスケッツ。
そして、後方から一斉に追いすがってくるソールオリエンス、内からベラジオオペラ。ソールの横にピタリと付いて離さずに追い込んでくるハーツコンチェルト。そして残り200メートルから加速してぶっ飛んできたノッキングポイント。
この攻防はほんと熱かったです。

タスティエーラはお見事という他ない押し切り勝ち。4コーナーで加速してトップスピードに乗りそのまま振り切り押し切った競馬は地の力を感じさせる強さでした。
2着のソールオリエンスはギアチェンジのタイミングが遅かった感じですね。タスティエーラのすぐ後ろにつけていたのが、彼の内側から外側に位置取りを変えているうちに突き放されてしまった。そこからワンテンポ遅れて加速しだすんですけれど、残り200あって躱せなかったのは切れ負けかなあ。それでもあそこまで迫ったのはさすがというべきか。
3着は内のベラジオオペラと外のハーツコンチェルト、テレビではわからなかったですね。ベラジオオペラの方が前かと思ったくらいでしたが、ハーツが前に出ていましたか。ハナ差!
ハーツはソールが外に位置変えてきた時に併せ馬の形になり、そのまま一緒に駆け上がってきました。引っ張られたというのもあるんでしょうけれど、それが出来る根性と脚があったからこその青葉賞2着の実績だったのでしょう。
ベラジオオペラは惜しかった。直線入った時に一番後方に居たのがこの馬でしたが、直線中盤に入るくらいでは既にソールやハーツの前に居たんですよね。脚色ではタスティエーラに一番迫る勢いでしたから、すごい足でした。しかし如何せんロングスパート過ぎたのか最後の最後で勢いが薄れてしまって。それでも止まらずに3着争いまで食い込んでるんですから大したものです。残り100メートルから50メートルあたりの勢いは、鞍上の横山和生ちょっと夢見れたかもしれませんね。あそこだけ見たら届く!と一瞬思いましたし。文句なしの出走馬中上がり最速でありました。
逆に直線残り半分辺りからギューンと加速してきたのがノッキングポイント。ゴール前の脚色ではこの馬が一番勢いすごかったです。調教の様子も抜群だったみたいで、上位に食い込めるだけのものはありましたね。……毎日杯2着で1800はちょっと短い。2400のダービーなら距離も伸びて合ってくるんじゃ、という話もありましたけれど、もしかしてもっと伸びた方がいいのか? いや、スローペースが色んな意味で合致したとも取れるし。モーリス産駒だしなあ。でもお母さんのチェッキーノはフローラSやオークスで2着と長いところ苦にしなかった馬ですし。いずれにしても中長距離向きという事なんだろうか。秋もちょっと気にしておこう。

3番人気のファントムシーフは8着に沈む。このペースで位置取り中団ではどうにもならなかったですね。5番人気9着のシャザーン、良馬場での一変を期待された10着フリームファクシ、そしてサトノグランツ11着とこのあたりも後方からの競馬となってしまい、どうにもならず。

ともあれこの世代の頂点に立ったのはタスティエーラ。ソールオリエンスとは火花散るライバルとしてこれからも大いにレースを湧かせてくれそうで、楽しみです。
タスティエーラ、サトノクラウン産駒としても孝行息子というか躍進ですよね。まさかクラウンの産駒からダービー馬が出るとは思わんかった。種付け料かなり安かったんじゃないの?

あと、今回は上位馬の馬名が音楽関係多いの特徴的でしたね。勝ったタスティエーラはイタリア語でキーボード。3着のハーツコンチェルトは協奏曲。4着のベラジオオペラは名前の通り歌劇。朝日を包む音楽の祭典となりました。





第84回優駿牝馬 オークス G1 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)定量 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

ヘッヘッヘ、ウヘヘヘヘ。変な笑いしか出てこんわい。

まー桜花賞もとんでもないレースに度肝を抜かれましたけれど、今回も今回でちょっとわけわからんですわ。高校野球の甲子園大会に現役バリバリのメジャーリーガーが混ざってるような感じ?
ちょっと他の馬とはあまりにも桁が違います。決して周りのレベルが低いわけではないと思うのですけれど。これ、ダービー行っても勝てたと言われても、おかしくはないよなあ。

というわけで、圧倒的一番人気のリバティアイランド。まあ文句のつけようのない圧勝でした。正直、1.4倍は付きすぎて美味しかったんじゃないでしょうか。1.2倍くらいまではついてもおかしくなかったのでは、と。
2番人気のハーパーで8.8倍。3番人気のコナコーストでもう10.6倍と10倍台超えてましたから圧倒的人気は人気だったんですけどね。

ともかく、桜花賞で明らかに前残りのレース展開で最高峰から差し切るというアタマのおかしいレースをやってのけたリバティアイランドに、果たしてこのオークスで他の馬たちはどうやって立ち向かうか、というレース前の状況でした。
とはいえ、むしろ桜花賞よりこの東京左回り2400の距離コースの方がリバティアイランド向きだったんですよね。
オークスの傾向として、逃げて勝った馬はいない。馬券圏内もいなかったんじゃないかな。とにかく先行不利。そして、過去に上がり最速で勝つ経験があるくらいの脚、最低33秒台で勝ち負けの勝負やってるくらいじゃないと勝負にならんよ、という過去データが揃ってるレース。
しかしまー、リバティのあの脚考えたら、リバティより後ろからレースしてこれを差し切るイメージ全く湧かない。だからリバティの前で勝負しないと、と考えると先行不利のレース形態からして、どう考えてもあのリバティの脚に追いつかれないイメージが湧かない。
どないせいっちゅうんねんw
川田くんとしては、とにかく道中は揉まれて囲まれて消耗しない。前を塞がれないように立ち回り。直線でとにかく前を開ける。それだけ注意していれば、あとは行くよーと合図するだけで、はーい、とばかりに翔んでいってくれますからね。
リバティは現状、若干馬込み、周囲囲まれるの嫌がる傾向があるみたいなので、その点は川田くんも気を遣っていたと思います。道中の位置取りを見ていたらほぼこれ文句なしの100点でしょう。内側ラチ沿いまで行かず2頭分か3頭分くらい開けてたのかな。それでいて、外側からもレミージュがピタリと若干前目につけてましたけれど、馬群がギューッと詰まってぎゅうぎゅうになるような展開とは程遠いゆったりとスペースのある展開になっていましたからね。このあたり、ジョッキーカメラなんか見てもわかるんじゃないでしょうか。他のレースのジョッキーカメラだと、前も横もぶつかるんじゃないの?というくらい車間距離ないレースしてますもんね。それに比べたら、ほんとゆったり空間でした。
若干、道中で掛かっている様子が見えてあれ?と思ったのですが、桜花賞ではなかなか馬が前に行かないところがあったリバティとしては、むしろこれくらい前進気勢があったくらいの方が良かったみたいですね、川田からしたら。ほんとにスタミナの問題は全然なかったのでしょう。

12.3 - 10.5 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.5

ラップタイムがこれですね。最初の1000メートルはまあまあ余裕あり目。それでも1分ジャストか。2400メートルのレースとしては平均か若干早め。ただこっからペースが早くなって次の1000メートル全部12.0のラップでまとまってるんですよね。こっから息入れる余裕のない前傾のレース展開になっている。これは前に居る馬辛いですよ。殆どの馬が上がり35秒台以上掛かっているのも無理カラン。これで前居て勝てるのって、タイトルホルダーレベルでないと無理じゃないでしょうか。
2着のハーパーでようやく34.8。彼女の数字で上がり3位。
そんな中で、なんでか中団前目。6番手につけておきながら、なんでか34.0出して後ろぶっちぎった馬がいるんですけど。しかも、最後まで川田、馬に気を抜かせずに追いつつももちろん全力でしごいているわけじゃないからまだ余裕あり、の状態で34.0です。
……わけがわからないよ。
辛うじてこの上がりに匹敵する脚を見せたのは、3着に食い込んだ15番人気のドゥーラの34.1。とはいえ、これ最後方近くでずっと脚を溜めた上での差しでしたからね。
いやいや、でも最後方近くから大外で他の馬軒並みちぎって3着入ってたんだから、チューリップ賞で1番人気だったのは伊達じゃないのを見せつけてくれたんですけどね、ドゥーラも。なんでこの馬15番人気だったのか、それも訳わからないんだけど。チューリップ、桜花賞と二桁着順だったのはこの馬にとって展開がまったく向かないレースやっちゃったからで、実力や出来栄えの良さ考えたらこの人気は大変美味しい思いをした人も多かったんじゃないでしょうか。
ハマればこんなもんですよ。逆に言うと、展開に左右されてしまう馬でもあるわけで。
そういうの一切関係なくぶっちぎるリバティの凄みが余計に伝わってくるわけですが。
斎藤くんはドゥーラにとって一番いいレースしたと思います。

2着のハーパー。ルメールとしてはこれが精一杯だっただろうなあ。桜花賞2着だったコナコーストを抑えてこの馬が二番手評価されただけのものはちゃんと見せて発揮してくれたんじゃないでしょうか。
4着は1番ラヴェル。逃げたライトクオンタム、そして番手のキミノナハマリアがブービー・最下位に沈んだように、前に行った馬は地獄を見る展開になった中で積極果敢に攻めて攻めて直線粘り込んだラヴェル、そして坂井くんはまさに勝ちに行ったレースでお見事でしたよ、よく頑張った。アルテミスSでリバティに勝ったのもフロックじゃないですよ。まだきっと重賞勝てます。
5着のシンリョクカも、ハーパーと同じくリバティに狙いをすまして、のレースだったのですが、ハーパーとの着順差はあっちが12番。シンリョクカが大外枠という枠順の差でしょうかね。

桜花賞2着のコナコーストは、スタートのゲート開いた直後に隣の馬が寄ってきた煽りをくってスタートに失敗。後方グループに追いやられてしまった事でもうどうしようもなくなっちゃいましたね。コナとしては、桜花賞みたくリバティの前で勝負したかったでしょうし。それが、こんな後ろに置かれちゃどうにもならんですわ。それでも7着来てることを評価するべきところでしょうね、先々。
桜花賞3着。エフフォーリアの妹という事でも期待されたペリファーニアですけれど、やっぱりこの娘はマイル向きっぽいですねえ。馬体の出来栄えもうなんかミッチミチで素晴らしかったんですけれど、性格的にも能力的にも如何せん2400は長かったみたいですなあ。
4番人気。フローラSを勝ったゴルシ産駒のゴールデンハインド。前走は逃げて勝っただけにこのレースでもゴールデンハインドがハナを切るんじゃないか、という展開予測がなされていたんですが意外にも控えてリバティの前となる5番手でのレースになりました。まあオークスの傾向考えたらあんまり逃げたくないというのもわかりますし、ゴールデンハインドも別に逃げ馬というほどこれまでのレースもいつも逃げてた訳じゃなかったですしね。ただレース後コメント見ると、鞍上の菅原くん、この娘逃げた方がいいタイプなのかも、と感じたようで。鞍上がコロコロと変わっている馬だけに、そのあたりの馬の傾向を陣営が掌握しきれていなかったのかもしれませんね。今後逃げたときのレースの様子は注目しておくべきかも。

まあ何はともあれ、リバティリバティリバティ以外のなにものでもないレースでありました。翔ぶが如くの走りっぷりはまさに自由の翼。天馬だなあ。
正直こんなん秋華賞負けるイメージないんですけど。現段階で間違いなくブエナビスタやアーモンドアイに匹敵するだろう器だと思います。歴史的名馬が今、現在進行系で誕生し続けてますよ、






第18回ヴィクトリアマイル G1 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)牝(指定)定量 東京競馬場1,600メートル(芝・左)


雨ザバーーっと降ってきて大雨の中のレースとなりましたけど、降り出したの直前で10レースではまだ殆ど降ってなかったんですよね。
日中も時々パラパラと小雨があった程度ですので馬場の方はほとんど緩んでいなかったと思われます。

うん、凄いレースでした。ソダシ、強いわ。むちゃくちゃ強いわ。二番手につけてこのラップタイム

12.1 - 11.0 - 11.1 - 12.0 - 12.3 - 11.3 - 11.0 - 11.4


これで走っておきながら、ラスト33.6で走られたら、中団より後ろ走ってた馬追いつけないですよ。
それを33.2で内から差し切ったソングラインが凄すぎますて。さすが、安田記念でシュネルマイスターを競り落とした牝馬だけありますわ。
正直あの直線、ソダシがまったく落ちていく様子が見えないどころかど迫力の前進力でドドドドドと前へ前へと突き進んでいく姿は絶望的ですらあったんですよ。見ててうわああああああ!でしたよ。
それを内からジリジリと伸びてきたソングラインが、そのままジリジリジリジリと距離詰めていって並んで並んで最後に最後にジワリと前に出る、あの粘り腰というか競り落とす強さがもうたまらんかった。
いや、そのソングラインを最後の最後まで抜かせないソダシがまた、なんだこいつ!?って感じで負けて強し、強し、強し、だったんですよねえ。
この二頭のど迫力の競り合いでした。
スターズオンアース、いつもの後方からではなく前目の先頭集団に取り付いて、そこからソダシに狙い定めて躱しにかかるの、作戦としては完璧だったと思うんですが、追えども追えども距離が縮まらないの、あれほんと絶望的だったよなあ。ソダシの内側にいたの、外に切り替えたのは馬場の走りやすさを鑑みてなんだろうか。明らかにルメール、外に持ち出したように見えたんだけど。

ソダシ、今回は去年のマイルチャンピオンシップから随分と間隔あきましたし、調子も臨戦態勢とは言い難いものがありました。鞍上も相棒の吉田隼人騎手からレーン騎手に乗り替わり。止めに大外16番枠でしたからね。人気が3番人気に落ち着いてしまったのも無理からぬ状況だったと思います。
にも関わらず、このパフォーマンス。やっぱヤバいですわ、この真っ白ちゃん。

勝ったソングラインはサウジ遠征で大敗。海外輸送はあかんかったのか調子崩しちゃってたんですかね。そこからじっくり立て直して、仕上げもばっちり決まってたみたいですし。実力を発揮するとやっぱり強いですわ。東京コースであのあとになるほど伸びてくるストライドが見事に決まった素晴らしいレースでした。安田記念でもそうでしたけれど、東京マイルだとゴール分かってるみたいに丁度ゴール前でぐいっと先頭に出る競馬、まさにソングラインの競馬でしたねえ。

3着はスターズオンアース。なるほど、ルメールのコメントからするとマイルのスピードだとマイラーというスペシャリスト相手ではキレ味勝負には持ち込めなかったみたいですね。実績見ても、実はマイルで勝ったのって桜花賞だけなのか。5戦して1勝だと確かに。長い距離でのあの猛烈な末脚を鑑みれば、マイルは短いのかなあ。3着入っているように生半可な相手なら問題にならないにしても。

4着にはディヴィーナがブービー人気の15番人気ながら、出走馬中最速の上がり33.1を見せて4着入線。ヴィクトリアマイル連覇の母ヴィルシーナの娘として期待されつつも、重賞の壁に盛大に跳ね返されまくりだったのですが、ここで一発いい競馬してみせましたね。調教でもかなりよい仕上がりだったみたいですし、実力はあるんだ。一つは重賞取ってほしいなあ。


5着にはサウンドビバーチェ。前走阪神牝馬Sで初重賞を勝った勢いでこのレースにも挑みましたけれど、道中もスターズの外らへんで悪い位置ではなかったと思うのですが、直線入ったところで思いの外もたついてるんですよね。内のスターズ、外のルージュスティリアとコーナーでは並んでいた二頭に置いていかれる形になっている。ここでズルズルと下がっていくのかと思ったら、残り200メートルあたりから盛り返して、ルージュスティリアを差し替えして5着に粘り込んでるんですよね。
松山くんは走りにくそうにしていたとコメントしていますし、色々と噛み合わなかったのかな。

6着はロータスランド。良く逃げて最後の直線も踏ん張りましたけれど、最後力尽きました。1600での重賞勝ちもありますしマイルもこなせますけれど、やはり主戦場はスプリントか1400なんかな。

7着は2番人気のナミュール。位置的にも後方での競馬でしたので、今日の展開だとちょっと無理ですよねえ。ただ、だいぶ不利などもあったみたいで。
パトロールビデオを見直すと、ああスタートしてちょっとした後のソダシが内に寄せてきたときか。ナミュールが一番あおり食ってますね。



このあと、ソングラインとソダシは安田記念で再び激突、と順当にいけばそうなりそうですね。安田記念ではシュネルマイスターにセリフォスというマイルの雄たちも参戦しますし、またぞろ激戦を目の当たりにできそうです。楽しみ。


JRA公式のレース動画、トラッキングが標準装備になっとる!? NHKマイルCまでは別動画だったのに!


カメラずっと下向いてて一生懸命走ってるスターズしか見えんw ただ足元がよく見えるだけに隣の馬は内ラチとの近さが改めて実感できる。内ラチと当たりそうでほんと怖いよ!!
そして、雨の中でソダシ、光り輝いてるんですけど。ソダシだけ発光してない!? ソダシ眩しいんだけど!




第28回NHKマイルカップ G1 レース回顧   

3歳オープン(国際)牡・牝(指定)定量 東京競馬場1,600メートル(芝・左)


雨だーーー!! 

前日からの雨模様もあって全国大荒れ。それでも、豪雨な京都や全面馬場グチャグチャっぽかった新潟と比べると、稍重の東京はまだ本格的な雨雲が掛かりきっていなくてマシだったやもしれない。
それでも、十分降ってたよね。

というわけで難解なレースでした。大本命がおらず、一番人気が本当に締め切りギリギリまでくるくると変わる大混戦。締め切り1分か2分前までエエヤンが1番人気だったのに、あとで見たらカルロヴェローチェに変わってたもんなあ。
それ以前に、もう十数分前まではオオバンブルマイが一番人気だったぞ!?

前走ジュニアCを圧勝したクルゼイロドスルが熱発で出走取消となり、全17頭でのレースとなりましたNHKマイルカップ。
クルゼイロドスルは実際、人気はどれぐらいだったんだろう。4ヶ月ぶりという事もありましたし、名前はちらほら聞こえてましたけれど、1番人気を争うほどでは……なかったですよね?

本来ならまず本命になりそうだった朝日杯FSの勝ち馬。一番人気で勝った唯一のG1馬であるドルチェモアですが、これが前哨戦のニュージーランドトロフィーで7着と予想外の大負け。一叩きして一変、という要素もあったんでしょうけれど、やはり前回負けすぎなんじゃないか、という所で4番手に人気を落としました。
6倍前後で激しく人気が入れ替わったのが、
アーリントンカップを重馬場で勝った武豊騎手のオオバンブルマイ。
NZTを稍重で勝ったエエヤン、戸崎圭太。
そして重馬場のファルコンSで2着に入ったカルロヴェローチェ。ダミアンレーン。
この3頭だったのですね。見事に前走みんなあんまり良くない馬場で良い成績出してたんですねえ。

ファルコンSを勝ったタマモブラックタイが12番人気だったのはちょっと意外でしたけれど。8番人気での勝利がフロックだと思われたのか、10キロ減が嫌われたのか、そもそもどちらかというと短距離向きで1600はちと長いんじゃ、と捉えられたのか。
まあ雨適正ある馬けっこう居たと思うんですけれど、その中でも陣営が雨はプラスと明言するほど荒れ馬場が得意だったのはタマブラでしょうね。
実際、直線では一度一番前に出て、おおおっ!?と一瞬これ勝つ!? タマモ冠久々にG1勝つ!? と盛り上がったのですが、残り200あたりでズルズルと力尽きたように急に失速。
やっぱり1400までの子だったんだろうか。いやー、でも確かに見せ場作りましたよ。惜しかったなあ。あとでコメントみたら鞍上の幸さんが距離長かったと決めつけない方がいい、と言ってますねえ。

というわけで、勝ったのは内田博幸騎手鞍上のシャンパンカラー……シャンパンカラー!? ウチパク!?
これは流石に流石に予想外。人気も9番人気と伏兵も伏兵。鞍上のウチパクは2018年のフェブラリーステークス以来のG1勝利。ここ数年、勝鞍もだいぶ減りましたし、G1どころか重賞でもあまり騎乗機会なくなってましたからね。歳も武さんと1年違いで50の大台とっくに乗っちゃってますから、さすがにもう……と、思ってたんですけどね!
いやー、にしてもシャンパンカラーか。調教での様子はお世辞にも良くなかったみたいなんだが、成績見るなら東京コースは2戦2勝。前走NZTでは3着。父は今一番流行りのドゥラメンテ、とまあネタは揃ってはいたんですよねえ。
にしても道中どこにいたんだ? 後方集団? そうかー、これ今回のレースは前が潰れての差し馬のためのレースになったんですねえ。

ハロンタイム 12.4 - 10.6 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 12.0 - 11.5 - 11.9


前半600メートル34.3はこの馬場だとまあ前のめり、結構早かったと思いますわ。そのあと息入れようとはしてるはずなんですが、緩んで12.0ですからね。いや、緩んでないよこれ。先行集団に居た馬は軒並み潰れたんじゃないですか? 先行集団後方、中団あたりにつけていたダノンタッチダウンとカルロヴェローチェ、この2頭だけですね。掲示板まで残れたのは。
それでもダノンは18番枠がやっぱり響いてコーナーでは外々回らされただけに、川田でも4着に持ってくるのが精一杯。というか、最後までじわじわと伸びていたんだから強いですよ。
カルロも道中かなり行きたがってたのが見えたんですが、レーン騎手はほんとなだめるの上手いですよね。2頭とも良馬場ならもうちょっと弾けたんだろうけど。
このレース、馬場の悪さに比してやたらとどの馬も抑えが行きたがって折り合いがあわずに消耗してマトモにレースならなかったみたいで、ある意味ぐっと我慢できた馬が最後バチンと伸びて勝ち負けになったみたいなんですよね。
シャンパンカラー然り。2着のウンブライル然り。
ウンブライルはこれ8番人気が完全に過小評価になっちゃってましたね。NZTでも2着に入っているわけですし。阪神ジュベナイルフィリーズでは3番人気。次のクイーンCでも1番人気になったほどの馬です。ただその2レースは気性の面で折り合いがあわずマトモなレースにならなかったのですけれど、ブリンカー着用がよっぽど効果てきめんだったんだなあ、これ。前走NZTでそれが示されていたのでしょうけれど。しかし、ウンブライルでG12着かー。今年の3歳牝馬はそれだけLEVEL高いと見ておいた方がいいなあ。
3着にはオオバンブルマイ。武さんが一瞬勝ったかと思った、とコメントしてますけれど、確かにゴール直前まで手応え抜群で前のシャンパンカラー抜きそうな気配だったんですよね。それが残り100メートルくらいから手応えが抜けていって脚色が同じになってしまったのは、勿体なかった。
コメントの「スムーズ過ぎたことで最後は一杯になってしまった」ってどういう意味合いなんだろう。
エエヤンは折り合いを欠いてイイ所なし。成長著しい感じあっただけに、まあ気合い入りすぎたかなあ。
ドルチェモアは、まあ前で競馬する馬ですからね。前が潰れる競馬になってしまった以上、展開も馬場も向きませんでしたね。かと言って今回は度外視、というには負けすぎだしなあ。

なにはともあれ、ウチパク久々の勝利の美酒。ピンクカメオ道悪の内田、ピンクカメオの大波乱再びでしたなあ。おめっでとうございます♪





第167回天皇賞(春) G1 レース回顧   

4歳以上オープン(国際)(指定)定量 京都競馬場3,200メートル(芝・右 外)


ううううう、タイホー。タイトルホルダーくん、競走中止。古馬の中では一推しの子だけにショック。
ショック大きすぎて、昨日はあれからずっと意気消沈してしまってなんとなく何もやる気になれずに一日が終わってしまったです。
今のところ怪我も大したことがないみたいで、具体的な症状はまだわからないですけれど、少なくともいきなり命に別状があるものではなさそうなのが不幸中の幸いでした。下馬したあとの歩いている様子見て大丈夫そうかも、とは思ったんですけどね。
話題にもなっていますが、確かにレース前にテレビでアンカツさんが横山和騎手が妙に入念にほぐしてるけどどうなのかな、と言及してましたし、細江純子さんもパドックでちょっと違和感を感じてるみたいだったんですよね。聞いた話ではグリーンチャンネルのパドック解説でもちょっと変みたいに言われてたみたいなので、見てわかる人はみんなわかるくらい歩様に違和感があったみたいですね。
海外では歩様に異常が少しでも見られたら強制除外、ってこれはドバイでしたっけ。香港でしたっけ。結構厳し目なのに比べて、日本はJRA側から出走アウトとか言うの聞いた事ないですからねえ。
圧倒的一番人気という事もありましたし、走る前に除外とは行かなかったのかもしれません。横山和くんもどこかおかしくなったら即止めるつもりだったんでしょうね、これ。大事になる前に止めたのは良判断だったと思います。
このレースは頑張って先頭切ってタイホの頭を抑えてみせたアフリカンゴールドも道中、心房細動を起こして脱落。さらに代わりに先頭に立ったタイトルホルダーまで脱落という波乱も波乱のレースとなってしまい、ペースで鑑みるとかなり乱れた事になってたんじゃないでしょうか。
入線後、トーセンカンビーナも浅屈腱不全断裂と大怪我になってしまいましたし。これ、ウインバリアシオンが競争能力喪失してしまった怪我ですよね。カンビーナももう7歳だし、復帰は難しいかもしれませんね。
タイホの真後ろにつけていたアスクビクターモアは一番煽りを食ってしまいましたね。外に逃げるスペースもなく、下がってくるタイホに押される形で後退。まさかタイホがこんな形で後退するとは想像もしていなかったでしょうから。本来なら、タイホが先頭千切るのについていって、最後に躱すみたいなプランニングしてたんじゃないかな、というのがレース後コメントからも伺えます。
ディアスティマやヒュミドールあたりも不利食らったのかな、このあたりで。
予想外というなら、ディープボンドも先行陣が早々に壊滅してしまったために、まさかの4コーナーから直線に入るところで早々に先頭に立ってしまうことに。この展開なら仕方ない、変に抑えても遅れちゃいますしね。ただ、こっからぐんぐんと後続を突き放していくような脚は彼には乏しいんだよなあ。和田さんのコメントでも目標がなくなっちゃったと言ってるんですよね。追いかける方が闘争心発揮するタイプなのかな。でも頑張った。早々にジャスティンパレスに抜かれてしまうものの、その後もしぶとく踏ん張り続けて3年連続の春天2着。惜しいよなあ。ほんと、G1までもうちょっとなんだけどなあ。
そして勝ったのは、ルメールのジャスティンパレス。1枠1番なのに、2周目の1コーナーでルメール、スススっと馬を外側に持ち出してるんですよね。これ見たとき、うひゃーっと思わず呟きましたよ。ルメちゃん、4コーナーの下りで仕掛けるつもりだこれ、と思って。
改装によって以前よりもコーナーの角度がゆるくなり馬群がバラけなくなったのは先週のマイラーズカップで各所で語られていますけれど、一番実感しているのは実際に走っている騎手の人たちでしょう。早速ルメール、新京都競馬場のコース仕様のレースしてきたぞ、と。そして、今の京都なら外ラインを走っても届く、という自信がジャスティンパレスの出来栄えに対してあったのでしょう。
前走の阪神大賞典の時点でジャスティンパレス、馬体重が16キロアップして馬格がめちゃくちゃデカくなった! なんか馬が全然去年と違うぞ!? これとてつもなく成長しているぞ、と。
レースっぷりも明らかに馬の強さが別格になっていて、ディープボンド、ボルドグフーシュを実力でねじ伏せてるんですよね。
今回も増えた馬体重は結局増減なしで来て、増えた分は全部成長分でしたと言わんばかりの迫力。
ルメールの騎乗に100%応えるまったく強い勝ち方でした。3歳時はクラシック完走はしたものの、どうあっても主役にはなれないその他大勢の一頭に過ぎなかったのですけれど、本当に見違えました。今の彼なら、イクイノックスを筆頭とした最強世代に主役の一人として名乗りをあげるに相応しい力があるでしょう。すごいですね、年を跨いでこれだけ馬が見違えるってのは。

3着には後方から唯一捲ってきたシルヴァーソニック。彼も去年の落馬で変に目立ってしまいましたけれど、その休養明けからの連勝はついにその才能が開花したのを示すような強い勝ち方でしたけれど、それを証明するような気合の入った3着入線でした。
ブレークアップも頑張ったんだけど、ちょっと距離のある4着。前の三頭とはちと実力差がまだありそう。
ボルドグフーシュもこれは離されちゃいましたね。3000で2着2回してるようにスタミナが足りないわけじゃないんだろうけど、バテちゃったみたいですね。2400〜2500あたりでどういう走りするのか見てみたいところ。

競走中止やトーセンカンビーナが入線後に大怪我発覚と過酷なレースになってしまいましたけど、とにもかくにもみんな命を失わずに帰ってこれたことだけは幸いでした。
この日は、京都競馬場のライスシャワー碑にとんでもなく長い行列が出来ていたというのが話題になっていましたけれど、無事を願う人々に応えてくれたライスの加護があったのかもしれませんね。




第83回皐月賞 G1 レース回顧  

3歳オープン(国際)牡・牝(指定)定量 中山競馬場2,000メートル(芝・右)

残り200メートルからのソールオリエンスの脚がヤバいなんてもんじゃなかった。
先週の桜花賞リバティアイランドも衝撃的でしたけど、今回も凄かったなあこれは。

今年の皐月賞は大本命不在の混戦模様。飛び抜けた一頭がいなかった上に朝日杯フューチュリティステークスのドルチェモア。ホープフルステークスのドゥラエレーデという2歳G1を制した二頭が出走しないという事もあって、とかく混迷を深めていました。

有力馬はおおよそ五頭。
共同通信杯を制した【怪盗】ファントムシーフ。
ここまで走ったレースは京成杯を含む僅か2戦。しかしその2戦を鮮烈すぎる勝利で駆け抜けてきたソールオリエンス。
重馬場の中山を周囲を押しのけて突破していった重戦車ベラジオオペラ。
ディープインパクト最後の星であるオープンファイアを下して颯爽ときさらぎ賞を勝ちこの皐月のチケットをもぎ取った天馬フリームファクシ。
ディープインパクト記念弥生賞の勝利でサトノクラウン産駒として初の重賞制覇を飾ったタスティエーラ。

これ以外にも先週に引き続き、武豊・武幸四郎の兄弟コンビでクラシック制覇を狙うタッチウッド。
ホープフル2着を含む重賞3戦全2着と、着実に実績を重ねてきたトップナイフ。
2戦2勝で若駒Sを制し、父ゴールドシップと同じ荒れた中山の馬場を駆け抜けるマイネルラウレアなどなど。
どうにもまだ完成度は低く才能だけで走って才能だけで勝ってきたような、未だ未熟、或いは未だ底を見せていない面々が出揃った皐月賞。
混戦模様のクラシック初戦というのは、未だ図抜けた力を持つ馬がその正体を表していないか、或いはのちに競馬界を席巻する有数の名馬がうごめいているか、それともめぼしい実績を遺すことのない谷間の世代になってしまうのか。それは来年か2年後あたりを見ないと……コントレイル世代を振り返るともっとスパンを置いてみないとわからなかったりするのですけれど。
一応、記録として皐月賞前後では出走馬たちの印象はこんなだったんだよ、というのを書き残しておこう。

さてレースの方だが舞台設定から書いておくと、土曜日からの雨により馬場は重馬場。開催最終週ということもあり、馬場の内側の痛みは相当のものだった。なんでか京都競馬場開催分も2週分引き受けていたにも関わらず、あんまり荒れが酷くなくて内がガンガン伸びていた阪神競馬場とはまた全然違った舞台だったと言って良い。

レースを見ていると、スタートして早々に1枠1番のソールオリエンスに騎乗していた横山武くん、内の経済コースを放棄して早々に外側外側へと馬を持っていっているのがわかる。
彼に限らず、今回の皐月賞はみんな外側を走らせたいと思っていたみたいねえ。
そして逃げ宣言をしていたグラニットが宣言どおりに逃げたんだけれど、人気のベラジオオペラをはじめ結構な数の馬がグラニットを楽に逃げさせずに追いかけたんですよね。武さんのタッチウッドも掛かりを抑えきれずにグラニットに迫っていく。お陰でペースはどんどん上がり、雨の重馬場にも関わらず1000メートル通過時点で58.5を記録。中山競馬場だとよっぽどの良馬場でもこの時計早いのに、荒れた重馬場でこれですからね。あまりにも前傾すぎて、これは前が持つはずもなかった。最終的に先行勢は軒並み壊滅状態になってしまう。
タスティエーラは、これら先行勢をやや後ろで見る形で、馬場の良い外側ラインを通っている。面白いことに、タスティエーラの後ろがメタルスピード、その後ろがファントムシーフ、シャザーン、トップナイフ、そしてソールオリエンスとこの外の馬場の良いラインの境目の隊列に並んでいた馬がほぼ上位に来てるんですよね。内側走っていて上位に来たのはショウナンバシットだけだったんじゃないかな。
そして4コーナーから直線に入るところでタスティエーラ以下の隊列が一気に広がり、直線での追い込み勝負に。ただ、この形だと明らかに早すぎる先行に与しない外ライン隊列の一番前にいたタスティエーラが有利も有利。いわゆる短い中山の直線である。松山騎手会心だったんじゃないだろうか、これ。
直後のメタルスピードの脚色次第だったろうけど、彼はタスティエーラを追い抜くほどではなかった。
ファントムシーフは、向正面で靴が脱げたならぬ蹄鉄が外れてしまっていたらしく、ポディション的にもタスティエーラからは直線で3手ほど遅れてしまっている。そのあまりある能力でガンガン追い上げて3着まで来ているけれど、さすがに届きそうにはなかった。
先週のコナコースト並みに、松山くん勝ったと思ったんじゃないだろうか。
ところがである。
直線に入る所で明らかに遅れてしまっていたソールオリエンスが、いつの間にかいつの間にか、追ってきてるんですよね。いや、ギア入れるタイミングが他馬とくらべて明らかに遅かったでしょうに。
敢えて、なのか? 
残り200メートルのハロン棒を越えたところからの加速は、性格には残り150メートルあたりか。あそこから、カンテレの実況さんが翔んできた翔んできたと叫ぶように、見てわかるギアチェンジ、一気にグーンと伸びてくるんですよね。
上がり3F、ソールオリエンスと他馬とでは1秒近く違うのか。そりゃ、全然脚色違って見えますわ。それにおそらく、残り1ハロンの走破タイムはこれ別格のものになってるんじゃないだろうか。個別ラップわかんないけど。
それだけ横山武騎手、ソールの脚を信じて乗ったんでしょうね。彼の脚をフルに発揮できるレース運びを心がけた、その結果がこれだったのでしょう。人馬ともにお見事でした。
ソールオリエンスはラテン語で朝日、まさに太陽の子ってわけだ。先日引退したヴァンドギャルドの弟なんですねえ。海外を飛び回った兄貴でしたけど、弟はこのまま国内を蹂躙していけるのでしょうか。むしろ、まだまだこれからの馬っぽいからなあ。なんせまだ3戦目ですよ、これ。

タスティエーラはほんと残念でした。レース内容はパーフェクト。にも関わらず勝てないのが競馬の妙なんだよなあ。松山くんはこれは悔しかろうなあ。
ファントムシーフは負けて強し3着。これならダービーでもおそらく1番人気を争うことになるでしょう。
他の負けた馬たちも、まだまだ完成度低いだけにこれからの成長次第ではガラッと変わってくる馬も多いハズ。先行して負けた馬たちは今回は展開が合わず、でしたからね。大負けの着順見て人気下がるかもしれないけど、ベラジオオペラをはじめとしてこんなもんじゃなかろう。

ともあれ、クラシック三冠の1つ目皐月賞を制したのは横山武史騎手騎乗のソールオリエンス。鮮烈な勝ち名乗りでありました。
さあ、今年も歴史がはじまりましたよ。






今回もまたジョッキーカメラが公開されてますね。しかも勝ったソールオリエンスと、ルメールのファントムシーフの2頭出し。これ、今後も毎回G1ではやってくれるのかな。


第83回桜花賞 G1 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)定量 阪神競馬場1,600メートル(芝・右 外)


…………ふぁー(呆気

いやもう、凄いわ。なにこれもう、すごいわ、バケモンだわ。
リバティアイランド、衝撃の最後方大外一気でした。
これ、コナコースト鮫島くん、会心の騎乗でしたよ。2番手追走でレースを掌握。ペースは前半34秒というタイトな時計ながらも次の400メートルで息を入れて1000メートルから再加速。これは後ろきついですよ。先頭のモズメイメイこそ撃沈しましたけれど、コナコーストは踏ん張りに踏ん張って34.5で最後走ってますからね、これは後ろ追いつかない。
完全に前残りのレース展開。

それでもコナコースト一度は苦しくなって、明らかに狙い定めたペリファーニアの方が脚色良く追撃してきたのに……これ、残り200メートルあたりで並んでないですか?
にも関わらず、抜かせない、抜かせない。拮抗した横並びの疾駆が100メートル近く続き、ついにゴール前でじわじわと再び距離を明けだして、クビ差ペリファーニアに差をつけてゴーーーール……と、思った瞬間、大外からぶっ飛んできたリバティーアイランドが一瞬にして抜き去っていく、この……これよ。

川田、マジかー。最初からあの位置につけるつもりだったのか、それともスタートのちょっと前にいかないダッシュで最後方近くに仕方なくつけたのかわかりませんけれど。インタビューだとリバティが選んだからとか言ってたけどさあ。いや、こうしてみるとその通りっちゃそのとおりなんだろうけどさあ!
……でも3番という内側でしたからね。下手に中段につけてしまうと直線で外に出せなくなる可能性がある以上、やっぱり敢えて後方3番手あたりにつけたのかもしれません。
直線、大外に持っていくつもりだったのは間違いないでしょう。阪神ジュベナイルフィリーズ見ても、邪魔の入らない外にさえ出しゃ絶対勝てるというという確信があったのでしょうからね。
にしても、あそこまで後方につけて、というのはよっぽど自信がないと無理ですよ。
実際、外に出すのに邪魔なリバティの外側を走っていたドゥーラがまくって前進していくまでじっと動かなかったですからね。障害がなくなった途端にスススっと外に出して大外ぶん回しですよ。
更に後ろに居たキタウイングとジューンオレンジがそのまま内ラチ沿いにいったものですから、直線に入った際リバティはほぼ最後方。前に他の17頭を見るという一番うしろの位置に。
もうこの時点で前止まらんぞという展開でしたし、いやこれは苦しいぞ!? と、その瞬間は思ったんですけどね。思ったんですけどね。
内回りとの合流地点あたりで「あ!! これ行ってまうぞ!?」と、なんかもう感覚的にわかる弾み方してやがったんですよね、リバティ。位置的にはまだ一番うしろの方から変わってないんですけど、明らかに違うんですよ。
ヤバいなんてもんじゃないですよ。もうリバティしか見てなかった。
最初34秒。1000メートル通過が57.6。このペースで最後34秒台前半近くで走った先行馬たちが、まとめて躱されるってどんなだよ。
それこそ、一昨年のソダシ並みに33秒台で走らんと無理だわなあ。
いや、どう考えても大外からまくれる展開じゃないって。なんだこれ?なんだこれ?
リバティがエグいのって、この脚を安定的に出せるっぽい所なんだよなあ。どんな展開だろうと必ずこの鬼脚で追い込んできそうなんだ。
こんなの、ブエナビスタしか見たこと無いよ。マジでそのレベルかもしれない。
コナコーストはもう運が悪かったとしか言いようがない。敗因は相手がリバティだった事としか言いようがないです。
3着のペリファーニアも、これ横山武史騎手文句ない騎乗でしたよ。位置取りといい追い出しのタイミングといい、文句ない。一度躱したかに見えたコナコーストを差しきれなかったのも、コナコーストを褒めるしかないですからね。……だからなんで勝ったのがコナコーストじゃないんだ!?

2番人気のライトクオンタムですが、どうも調教からあんまり良い話は聞こえてこなかったんですよね。本調子とは言えなかったんじゃないかな。道中の馬群で口を割って嫌がっていましたし、8着といい所なかったですね。
ドゥーラも出遅れから後方となり、前が止まらない展開もあってか14着。上がりの時計もあの位置からするとあんまり良くない。キタウイングの方がバシッと時計出してますねえ。

4着ハーパー、5着ドゥアイズ、6着シンリョクカあたりは実力通りに頑張ったかな、と。シンリョクカなんか良く伸びてたと思いますし。オークスでもこの3頭は距離も大丈夫そう。
7着のシングザットソングは逆にちょっと長かったのかもしれません。息切れしてたかなあ。

なにはともあれ、今年もクラシックに怪物爆誕。歴史に残るとんでもない名牝が現れてしまったかもしれませんよ。






あと、こんなんがJRA公式からあがってましたがな。

第67回大阪杯 G1 レース回顧   

4歳以上オープン(国際)(指定)定量 阪神競馬場2,000メートル(芝・右)


うわっはーー、これはもうジャックドールにとってベストレースだわ!
武豊の手腕が唸る真骨頂とも言えるレースでした。ジャックドールの本領ってものを最大限引き出したレース運びだったんじゃないでしょうか。
今現在、日本競馬界にはパンサラッサ、タイトルホルダー、ジャックドールという素晴らしい逃げ馬がいますけれど、彼らって全員まったく個性の違う逃げのスタイルなんですよね。逃げるというよりも主導権を握り続けるという意味での方向性は一緒なのですけれど。
その中でもジャックドールのそれは速さ。高速性を以てレースを制する逃げなのです。一人だけ大逃げしていく逃走劇としての孤独の速さじゃなくて、馬群全体をどんどんと加速させていき、速さについていけなくなったものを振り落としていく、みたいな。
その無尽蔵のスタミナで後続を振り落としていくタイトルホルダーとは、またちょっと違うタイプなんですよね。
でもその分、スピード管理がかなり難しいんじゃないだろうか。どこかで溜めを作るんじゃなくて、緩めずに一定の感覚で加速する必要がある。
他馬が捕まえに来るタイミングで同じように加速するというレース全体を掌握する感覚も必要でしょうし。
それらを今回、武豊は完璧に近い形でやってのけてるんですよね。ラップタイム見てくださいよ。うははは。いや、笑うしかないわ。ほぼほぼこれ、豊さんの予定通り想定通りにタイムだったんじゃないだろうか。
正直、こんなレースをしたジャックドールに迫ったダノンザキッドと、それ以上に後方から捲ってきやがったスターズオンアースがヤバいですわ。この子らも相当にキテますよ。
武豊の真後ろにピタリとつけて、ほぼパーフェクトなレースをした横山典さんのマテンロウレオがあの位置の4着でしたからね。この前3頭はちょっと格が違ったんじゃないでしょうか。

スターズはやっぱりスタートですね。自身の出もよろけて良くなかったんですけれど、出た直後にさらに寄ってきたポタジェとキラーアビリティに挟まれちゃって、位置取りが後ろになってしまった。そこまで悪影響があったとはいえないかもしれないけれど、もうちょっとだけ前に行きたかったかもしれない。
それでもここぞという時に馬群の隙間を縫ってスターズの脚をフルに発揮させる安定のルメール、ほんとルメール。いや、この展開で飛んでくるスターズの凄さですよ。
そして、ダノンザキッド。中山記念はなんだったんだろ、ほんとに。いや、川田が降りてからの充実っぷりを見るなら、やはり中山記念こそが度外視すべきだったんでしょうね。中山競馬場、キッドが嫌いで走らないというのはもしかしてマジなのか?
正直、今のダノンザキッドならもう一回G1取れそうなんだよなあ。ほんと、もう一回頑張ってほしいです。かといって川田騎手をもう一度乗せるのはやめてほしいな。あれ絶対相性悪いってw
ってか10番人気はこの馬見くびりすぎでしょう。

マテンロウレオは、横山典さんのコメントにつきます。いや凄いよね「負けただけだね。最高の競馬だった」ってセリフ。なんかもうカッコいいですよ。

5着はマリアエレーナかぁ。今回の出来を思えば、5着はちと不満ですらある。もっと行けたんじゃ、と思っちゃうよね。今回かなり密集したレースになって、内ラチ沿いに走った馬は前に出る隙間がなくなっちゃってたんですよねえ。
とはいえ、外回してたら全然追いつかなかったのはヴェルトライゼンデあたりを見るとねえ。

ジェラルディーナは距離もちと短かったというのもあるかもしれませんけれど、馬がまだパンとしてなかったというか気持ちがまだ入っていなかったというか。いずれにしても万全ではなかったみたいなんですよね。マリアエレーナのさらに後ろという位置取りもありましたし、6着は仕方ないか。

ヒシイグアスはもっと来ると思いましたけれど、あまりいいところなく7着。……日中、熱かったけれどさすがにそれは関係ないか。

まあ何にせよ、今回は豊さんがとかく他の馬の選択肢みたいなものを徹底的に潰していくような、それでいてジャックドールのスペックをフルに開放するような、実にパーフェクトなレースっぷりでした。
これで岡部さんの記録を塗り替える最年長騎手G1制覇。レジェンドがいつまで経っても終わらない!



第53回高松宮記念 G1 レース回顧   

4歳以上オープン(国際)(指定)定量 中京競馬場1,200メートル(芝・左)

去年も重馬場でしたけれど、今年は折からの雨もあって更に馬場がひどかった。不良馬場。
先行した面々は軒並み壊滅。前半3Fで35.5だからかなり遅いんだけれど、このペースでもしんどい馬場だったのね。
その中で唯一進出して見せたのがアグリでした。4連勝で阪急杯を制して一気に重賞ウィナーに。1400メイン。或いはむしろマイルタイプなのかな。戦歴的には1400〜1600を中心に戦ってきたみたいだけど、かなり調子も良かったみたいですしね。
直線も粘ったのですが、後方から上がってきたファストフォースとナムラクレアに挟まれた際に、ファストフォースが斜行して進路を塞がれてしまい、急ブレーキをかけさせられてしまいました。これがなかったら4着争いまでは出来たかもしれません。いずれにしても、良馬場で見たかった馬でしたね。

勝ったのは12番人気のファストフォース。父ロードカナロア。母父サクラバクシンオーという本邦におけるスプリンターの極地を行く血統じゃないですか。
正直、前走シルクロードSでは2着来ていますし、7歳とはいえ調教での出来も相当良かったみたいですし、なんで12番人気だったんだ? という人気の陥穽をいく馬でした。実際、G1ではいい所なかったですけれど、CBC賞を勝っていますし、重賞も何度も馬券に絡んでいて近走でも掲示板にも乗ってまっし終わった馬という感じでもなかったですし。マジでなんでこんなに人気なかったんだろう。
まあそれを言うと今回は実力伯仲というべきか。どの馬に関しても、なんでこの馬こんなに人気ないんだろう、と言えてしまう似たような戦歴の持ち主なので、ほんと陥穽にハマった感じだったんだあこれ。
団野大成くんはこれが初G1。今年が5年目ですか。活躍しつつももうちょっと、もうちょっとという感じだったんで、これを機に勇躍してほしいものです。最後の直線、斜行してしまって折角の勝利者インタビューでも喜びを爆発させる訳にもいかず反省しきりといった感じだったのはなんともはや。今度はスッキリ勝ちましょう。

2着はナムラクレア。脚色では正直ファストフォースより良く見えて、残り100くらいで一気に差し切るかとすら思えたのですが、ファストフォースがもう一回グッと伸びて脚色が同じくらいになってしまい、そのまま2着入線。これは位置取りと外を回した分でしたか。浜中くんはベストと言っていいレースをしたと思いますが。クレアもほんと、G1まであと一歩、毎回あと一歩なんだよなあ。

3着はこれまた13番人気のトラベストゥーラ……じゃないや、トゥラヴェスーラだ。この子も年季の長い8歳馬。腕白小僧は健在ですか。
今回に関してはしぶとく最内に徹した丹内騎手のファインプレーでもあったのでしょう。不良でぐちゃぐちゃの馬場でしたけど、意外と最内に関してはこの日みんな芝レースは外外走ってたので案外と荒れ切っていなかったのかもしれません。


1番人気だったメイケイエールは12着、まー道中前塞がれちゃったのが一番大きかったのかな。池添騎手いわく、馬場もこういうグチャグチャのは走法とも合わなかったみたいで。気性の問題もあるんでしょうけれど、G1となるとそれ以外にも運のない要素が絡んできてしまう事が大きく、いやーなかなか難しいですねえ。


復活のピクシーナイトは、やっぱり長期休養明けでは馬がまだピリッとしていなかったかしら。雨の中というのも、復帰第一戦としては厳しかった。

個人的にはナランフレグがスタート出遅れたにも関わらず、馬群縫って4着まで駆け上がってくれたの、嬉しかったですね。ここ2戦は大負けしてしまいましたけど、まだまだ行けますよ。


2023 ドバイワールドカップ(G1) 2,000メートル (ダート)  

最多の8頭が参戦したドバイの大トリ、ワールドカップ。

去年のジャパンカップの覇者ヴェラアズール。
ダート転向で覚醒した現ダート界の中距離王者ウシュバテソーロ
フェブラリーステークス2連覇の実績を持ち、そしてサウジカップでも3着で古豪健在を示したカフェファラオ。
JBCクラシック、チャンピオンズカップで連続2着。サウジカップで5着と確実に走るダートの雄クラウンプライド。
22年クラシック世代の皐月賞馬であり、サウジカップで4着に入りダート適正も証明したジオグリフ。
長い下積み時代から3連勝でチャンピオンズカップを勝って一気にG1馬へと駆け上ったジュンライトボルト。
ジュンライトボルトやウシュバテソーロに敗退したものの、近年長らくダート界の覇者として君臨してきた復権目指すケーオーテインズ。
そしてサウジカップでど派手に逃げ勝ち、世界を冠する逃げ馬となった世界のパンサラッサ!

海外馬の方はサウジカップでパンサラッサと争ったカントリーグラマー。
そしてG1勝ちこそ無いもののこのメイダン競馬場のG2を連勝で乗り込んできたアルジールス。
この2頭が海外ブックメーカーでも人気を分け合ってたみたいです。


レースはパンサラッサが大外枠から一気に先頭に出ようとしたものの……これちと出遅れ気味になりましたね。その上で外から内に切れ込んでいく形で脚を使ってしまったので、いつもみたいに後続を突き放せず。この時点でパンくん、ちょっと怪しかったです。
そもそも、今回のドバイのダートって、サウジのダートとは全然質が違ったんじゃないですかね。
結果を見ると、日本馬でもダート走ってきた馬が上位に入っていて、ジオグリフやヴェラアズールなど芝馬は全然見どころないままで終わってしまっていましたし。
サウジのダートでは無理なく走れていたのと比べると、差が顕著に出ていたような気がします。
パンサラッサも、もう直線に入る前に馬群に沈んでしまったのを見ると、あれ最初に脚を使いすぎたり、強引に競りかけられていたにしても失速が早すぎる。ダートの重さでスタミナ消費したというのもあるんじゃないだろうか。

代わりに勇躍したのがダート馬達。そして特筆スべきこそ勝ったウシュバテソーロでしょう。
いや、強かった。後方からあの脚はすごい。一気に前を抜き去ってほぼ3馬身差。完勝と言っていいでしょう。
これでダート転向後7戦して6勝。5連勝でG1も三連勝。文句なしに、現ダート最強馬となりました。
ドバイワールドカップを勝ったのは、あの東日本大震災の年のヴィクトワールピサ以来の12年ぶり。あの時は馬場がダートじゃなかったから、ダートではこれが初めて。日本の騎手がまたがっての勝利もまた初めて。ほんと、ステゴの血統は海外レース強いよなあ。
オルフェーブル産駒はこれで今年もG1ゲット。ってかダートでの産駒がこれ強いのなんの。今度、JRAではダート競争が各種強化されていく中で、種牡馬としてのオルフェーブルの人気はこれまたあがってくる事間違いなしでしょう。てかもう既にあがってるのか。

他の日本馬は4着にウシュバテソーロよりも後方から一生懸命追いかけてきたテーオーケインズが。まだまだこの馬も終わってないですよね。
そこから結構離されましたけれど、クラウンプライドが5着に入線。クラウンプライドはいつも先頭か前目で競馬してきたんですけれど、今回は控えての競馬となってしまったのですが、思いの外溜めて差しての競馬が出来たみたいで、今後レースに挑むにあたっても幅が出来たんじゃないでしょうか。

1番人気のカントリーグラマーは7着。メイダンのダートに慣れたアルジールスが着実に2着に入っているのを見ると、今年はサウジとやっぱりダートの感触違ったのかなあ。
去年はこのメイダンでこのレース、カントリーグラマーが制しているんですけどね。

パンサラッサは10着。ジオグリフ、カフェファラオ、ヴェラアズールが11着〜13着とまあいい所なしで。とかく馬場が合わなかったみたいですね。ジオとヴェラはやっぱり芝走ろうよ。
ジュンライトボルトは砂が喉に入っちゃったとコメントで、息しづらかったらそりゃ馬もしんどい。ポディションも包まれて苦しかったからなあ。

ウシュバはこれ、夢が広がりますね。この勝ち方ならまだまだどんどんどこでも勝てそうじゃないですか。


2023 ドバイシーマクラシック(G1)2,410メートル (芝)  

日本から参戦はご存知、3歳にして天皇賞・秋と有馬記念を勝利して現役最強の名乗りをあげたイクイノックス。
前走、香港ヴァーズで初G1を取った女傑ウインマリリン。
そして去年このドバイシーマを勝ったダービー馬シャフリヤール。

対する海外馬はブリーダーズカップターフなどG13つを含む5連勝中のレベルスロマンス。
アイルランドダービー馬で凱旋門でも6着に入っているウエストオーバーあたりが強豪でした。

レースの方は……杉本清アナじゃないですけれど、これもう言葉はいらないでしょう。



イクイノックス、化け物?
逃げたのは作戦だったでしょうか。いずれにしても、騎手が促して先頭にという感じでもなく、スッとそのまま先頭に立った感じなんですよね。
あとはもう……なんだ。なんだこれ。うん、イクイノックス競馬してないでしょ、これ。本当にただ走ってただけ。それも全力? 鞭入れてないよ? 一頭だけ違うジャンルで競馬してるような。最後もう流してましたし。それでコースレコード1秒近く縮められてたみたいです。
いやこれは、もう、なんだ。なんだこれ?


2023 ドバイターフ(G1)1,800メートル (芝)  

ドゥデュースが出走予定だったレースです。

他の日本馬は去年マイルチャンピオンシップを制したセリフォス。
22年クラシック世代の雄ダノンベルーガ。
そして最近はもう日本で走るより海外転戦してる方が多いヴァンドギャルド。この3頭でした。
事前ではドゥデュースが圧倒的一番人気だったみたいですけれど、彼が回避したことでセリフォス一番人気に。海外オッズ含めてね。
でもこれ実績的にはドバイターフ2連覇中のロードノースの方が格上だったんじゃなかろうか。去年は各地のG1で掲示板内に入っていて、今年も前走のG3で勝ってますからね。調子自体も悪くなかったはず。彼がだいたい2番人気ですね。これが最後となる世界の名手デットーリのラストランでもありました。
レースの方は……これ、ダノンベルーガのモレイラ、ポディション取りうまく行かなかったですね。最初から予定よりも後ろになってそこで押し込められちゃいましたし、直線で外に出して前があくまで不利もあったみたいだし。前が開けてからの猛追が凄まじく、一気に他馬をごぼう抜きして2着まで食い込んだのを見ると、惜しいの一言でした。
勝ったのはロードノース。これでドバイターフ三連覇。いやすごい。デットーリも有終の美を飾りました。
セリフォスは最後脚が止まってしまって5着。これまでマイルでしか走ったことなかったから、200メートル延長が響いたのかな。
ヴァンドギャルドは最下位でした。直線で躓いたかバランスを崩したので鞍上が無理させなかったみたいですね。



2023 ドバイゴールデンシャヒーン(G1)1,200メートル (ダート)  


夜中もそもそと起き出して見てましたよドバイワールドカップ。
アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場。日本馬は27頭が招待を受けて出走予定だったのですが、ドゥデュースが残念ながら直前で足元に違和感が見つかり出走回避となってしまいました。どうも主催側からの診断での事だったのかな。まあ大事を取って、という事みたいです。あとで問題なしという判断が出ていたので取り敢えずは良かったかな、と。
ただドゥデュース史上最高の出来栄え、って感じだっただけに残念無念ではありましたね。



最高は5着のリメイク。以下6着にレッドルゼル。10着にレモンポップ。12着にジャスティンという結果でした。
レモンポップは日本のオッズだけじゃなく、海外の各種投票でも一番人気だったみたいなんですけれど。レモンポップって1400のスペシャリストで、それが距離延長して1600のフェブラリーステークスでもその強さを発揮してくれたのですが、逆に距離短縮となる1200のスプリントはちと辛かったみたいですね。何気に1200は初めてでしたし。
フェブラリーステークスから一ヶ月という短期間に海外に出てレースという間隔的にもちょっと厳しかったのかもしれません。今まで連対を外した事がなかったように、こんなに大敗する馬じゃありませんからね。去年から使い詰めというのもありましたし、しばらくゆっくりと体を休めてまた頑張ってほしいですね。
レッドルゼルは2年連続ゴールデンシャヒーン2着で、3回目の今年こそという意気込みだったのですけれど、6着。ビッグタイトルには後少し届かない子だなあ。JBCスプリントは取っているけれど。

第40回フェブラリーステークス G1 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(指定)定量 東京競馬場1,600メートル(ダート・左)


ウイニングチケットが亡くなりましたね。つい先日まで元気そうなポヤポヤした姿を見せていただけに、残念ですが大往生でした。
また福永祐一騎手が今週でJRAのレース騎乗は終了して来週海外での騎乗が残っていますが、実質引退。調教師へと転身することになります。ワグネリアンで念願のダービーを取り、またコントレイルという三冠馬と出会ったことで、騎手としての目標を全部達成できたんでしょうね。調教師試験の勉強とか色々あったんでしょう、ここ数年は以前ほどバリバリとした強烈なまでの勝とうという意欲が薄れてるなあ、という感触と実際騎乗数減ってるところがあったのですけれど、調教師試験に受かったあとの今年は、引退決まっているのが不思議なくらいガンガン勝ってましたからねえ。体力的にもまだまだ全盛期を引っ張れそうで勿体ないというか残念なのですが、新たな目標は調教師として、という事で頑張ってほしいものです。
一方で、福永より年長の、ってか貴方より上の騎手どれだけいるの? ヨシトミさんと小牧太さんくらいじゃないの? という年齢の熊沢重文騎手が大怪我から復帰して一年ぶりの騎乗。ってか熊沢さんが障害じゃなくて平地乗ってるの本当に久々に見ましたわ。現役、まだまだ頑張ってください。

さて前フリが長くなってしまいましたが、レースです。今年最初のG1レース。ダートマイルのフェブラリーステークス。
これを制したのが、前走根岸ステークスを制したレモンポップでした。ダート1400では無類の強さを誇るレモンポップでしたが、距離延長となる1600ではどうか、とも言われてたんですけれど、根岸ステークスの勝ち方見てたらあと200増えたくらいでどーってことないでしょう、って強さだったんですよね。
むしろ心配だったのは中2週というローテーション。2着に破れてしまった武蔵野Sの際は中1週で精彩を欠いていたという部分もあったみたいですし、実際今回も根岸ステークスのダメージが抜けきれてないんじゃないか、という疑惑もあったんですよね。
これまで鞍上を担ってきた戸崎騎手が、4歳の有力馬ドライスタウトの方に乗り替わり、なんて事もありましたしね。
しかし実際にレースに行ってみれば……うん、文句なしの完勝でした。先行押し切り。新たに相棒となった坂井瑠星くんが、他の有力馬を制して堂々と競馬を運び、直線でゆうゆうと突き放してのまー強い勝ち方で。自分乗ってただけでした、って坂井くんそれは謙遜だよ。
距離はなんの問題もありませんでしたね。
かつてないくらい究極の好仕上げしてきたというレッドルゼルが猛追してきましたけれど、追いつけず。この状態のレッドルゼルを寄せ付けなかったというだけでも、ほんま強いですわ。
今年の最初のG1勝利騎手となったのが坂井瑠星という若い子というのもまたいいですなあ。今年も順調に勝ち星を重ねてますし、その上で重賞G1も取れているとなったらさらに飛躍も期待できるでしょう。
また調教師のタナパクこと田中浩康師はこれが初G1。てか前回の根岸ステークスも初重賞だったのか。騎手から調教師に転身してもうすぐ丸5年。ようやく苦労が実って良かったです。

2着は上記したように、川田騎手騎乗のレッドルゼル。これだけ仕上げて勝てなかったのは悔しかろうなあ。次はドバイらしいのでそこで悔しさを晴らして初G1を獲ってほしいですけれど、しかしここがピークであと下り坂になっちゃうんじゃないか、と心配でもある。

3着にはメイショウハリオ。ハリオ、スタート直後にものすげえつんのめって、浜中くんがかなり危ない形で落ちそうになってたんですよ。いや、よく踏ん張ったよ浜中くん。しかし、そのアクシデントで馬群から相当遅れてしまって、5,6馬身は離されちゃったんですよね。そこから改めて馬追って加速しなきゃならないハンデもありましたし、もうこの時点でハリオ終わっちゃったと思った、多分見てた誰もが思ったと思うのですけれど、最終直線までになんとか馬群最後方に追いついた、かと思ったらそこから外ぶん回してまくるまくる。浜中くん、決して無理追いはしていなかったですけれど、それでも馬がぐんぐんと飛ばして追っかけてくれて、馬群まとめて抜き去っての3着入線。
これ、最初のアクシデントがなかったらレモンポップと勝ち負けなってたんじゃないの? と思わせてくれる走りっぷりでした。去年帝王賞勝ったの、伊達じゃありませんでしたね。

地方から参戦のスピーディキックは6着。4歳牝馬でこれだけ走れれば立派でしょう。牝馬限定戦、と言わずとも今後伸びていけば混合戦でもチャンス大いにあるんじゃないだろうか。
海外から参戦のシャールズスパイトは、さすがに日本のダートは合わなかったと見るべきですね。BCマイル2着の実績がありましたけど、あれは芝だしなあ。そうでなくても向こうのダートは土だけに、こっちのガチ砂の深い馬場はやっぱり難しかったか。



第67回有馬記念 G1 レース回顧  



パーフェクトだ、イクイノックス!
【名刀】イクイノックス、開眼である。

春先は触れるものを切り裂くような鋭さを感じさせたものの、その分細身で折れてしまいそうな脆さを感じさせるものがありましたけれど、夏を経て秋に至ってからの充実っぷりはさながら真っ向から唐竹割りにして刃毀れなしのの名刀の如しでありました。

ぶっちゃけ、もう直線に入る前の4コーナーの時点で勝利を確信した人も多かったんじゃないだろうか。手応え、尋常じゃなかったもんなあ。
手応えよすぎて、道中ルメールが宥めてたくらいだし。ゴーサインが出て抜刀されたあとは、もう一直線に切り裂いて前に塞がるものあらず、ですよ。
文句なしに強かった。文句の言いようを許さないほどの勝ち方でした。おう、ドゥデュース、これ次戦うときはよほどの覚悟決めて挑まないとヤバいくらいになってるぞ。
とはいえ、今回はもうやばいくらい仕上がりが極まってましたからね。正直、ここまで見事に仕上げられるのって今後出来るんだろうかというくらい。馬の調子を整えるって、やっぱり難しいですからね。
今年のエフフォーリアや今回のタイトルホルダーを見ても分かる通り。

エフフォーリアは頑張りました。よく5着入りましたよ。牛みたい、なんて言われるくらいになっちゃってましたしね。陣営、めっちゃ頑張ってエフフォーリアに気合入れまくってたみたいだけど、馬の前向きさがねえ。いっそ、ガンガンレースを走らせた方がいいんじゃないだろうか。

タイトルホルダーはわかりません。フランス帰りの疲れが残ってたんじゃないか、なんて言われてますけれど。スタートの出は良かったし、前に飛び出してから横山和生くんがうまくペースに乗せたところではいい感じ、と思ったんですけれど、1000メートルで1分1秒越えてるくらいのタイムが出たあたりで、アレ?って感じはあったんですよね。 いや、タイム的にも思ったよりも遅かったし雰囲気的にタイホのいつものペースじゃないというか、彼のスタイルであるスピードにノリつつスタミナ任せに後ろの馬に消耗戦を強いるような迫力がなかったんですよね。逃げて粘る、という馬じゃなかったんですよ、タイトルホルダーって。それがトップスピードに乗れないまま走りにくそうにしてるなあ、と。
そうこうしているうちに、直線に入ったらあっという間に後続に呑まれて脱落。まさかの9着である。去年の5着よりも悪い。和夫くんの乗り方に問題があったようには見えなかったので、これはもう言われている通り凱旋門激走の疲れが残っちゃっていたのか。海外は難しいねえ。

と、2着はイクイノックスと同じ3歳馬。菊花賞2着のボルドグフーシュがこれがラスト騎乗の福永さんの鞍上で、見事に古馬どもを撫できっての2着。菊花賞はレベル低いレースじゃなかったんだよ! と叫びたくなるじゃないですか。レースに出なかった菊花賞馬アスクビクターモアの面目も守ってくれる走りでした。
今回、積雪の影響で関西馬の多くが輸送でトラブルに巻き込まれて、軒並み7時間以上余計に時間かかっちゃったみたいで、それでもうアカンことになってる馬もいたなかで(キミだよ、ディープボンド)、フーシュくんは大丈夫だったんですかね。大丈夫じゃなかったかもしれないけど、それでもこれだけ走れたんだからそれだけ地力あるって事なのでしょう。まだG1どころか重賞も勝ってないんですよ? まだまだ成長過程、身体も出来上がってないみたいですから、これは来年が楽しみな馬です。福永さんの気合も入りまくってたという事もあるでしょうけれど。
ただ、このままだと歴戦のシルバーコレクターになりそうで怖いんだが。

3着はジェラルディーナ。いや、3番人気は伊達じゃなかったなあ。ちょっと前まで重賞で善戦するのがいい所だったとは思えないくらい、雰囲気と格を感じさせるようになってきた。
とはいえ、今回スタートで大きく出遅れてしまったのはやはり大きかった。主導権全くないところから、とにかく良いポイントを見つめ潜り込み狙い定めて、と不利を鞍上の手腕に大きく寄って挽回していかざるを得ない展開になってしまいましたからね。
しかし、乗っていたのがクリスチャン・デムーロですよ。ほんと、出稼ぎにきた外国人騎手の腕前ときたら、とんでもないですわ。ポルトグフーシュのさらに外を回すんじゃなくて、いつの間にか内に切り込んで、空いたスペースをスーッスーと抜けて来てるんですから。それも偶々空いたスペースじゃなくて、周囲の馬の流れからここが開くだろうな、と見越してるルート選択してるのか、これ?出遅れがなくて、ポディションをもっと前につけていたら、2着3着はわからなかったですよ、これ。

4着はイズジョーノキセキ。内にピッタリとつけて走った馬の中では、この馬が一番来ましたか。岩田パパの剛腕唸る、という感じで、よくまあ2500を最後まで走らせたもんです。もし適距離ならゴール前でもっとバビューンと伸びたでしょうね、これ。鞍上も岩田パパとか和田竜二みたいなタイプが相性いいのかもしれませんね。

5着は頑張ったエフフォーリア。今年はこれが最後ですけれど、むしろエフフォーリアとしてはここがスタートですね。まずは再スタートの第一歩を踏めたという感じじゃないでしょうか。ここで一旦切らずに、そのまま立て直してなんとか春を迎えてほしいところですけれど。

6着はウインマイティー。マイティー来たんか! 前走エリザベス女王杯では馬場の悪さに泣き、今回は調教でもあんまりピリッとしてない、という話も聞いていたのですが、ばっちり入賞してくるあたりやはり地力は高いんだよなあ。出来ればもう一個、ちゃんとG2あたり勝っておきたいところ。

7着はジャスティンパレス。菊花賞3着馬はここでしたか。この馬もまだまだこれからが本番って馬ですからね。来年がどんな感じになってくるか楽しみです。

ディープボンドはここかぁ。8着。もう、なんか不運が束になって襲いかかってきた、みたいな。生涯最高の仕上がり、だったはずなのに、枠順抽選では最悪の大外枠。おまけに輸送トラブルでかなりダメージ食らったらしく、走る前になんかもうボロボロじゃないですか。
川田がおっつけて前で前で勝負に行っていたはずなんですけれど、なんかびっくりするくらい存在感を感じませんでした。2,3番手付けてたのに、居たの!? って感じでしたからね。
位置取りとしては文句なしだったはずなのですが。直線入ったあとはもうどこへいってしまったやら。
いつもなら、どこに居てもやたら存在感は発揮しまくってど迫力カマしてたはずなのに、もう今回はほんとダメでした。今回こそチャンスだと思ってたんだがなあ。

9着にタイホくん。そして10着にはジャパンカップを勝ったヴェラアズール。ヴェラはまあ参加賞でしたね。さすがにジャパンカップからここはこの馬としては辛かった。調子は下降線だったし輸送遅延の巻き添えくらった分もあったでしょう。元々、中山向きじゃない走り方っぽいですしねえ。


まあ何にせよイクイノックスです。これ、年度代表馬レースでもトップに躍り出ましたかね。春を席巻したタイホをここで下したというのも大きいですし、天皇賞秋と有馬記念を3歳で両方勝ったというのはやはり大きいですよ。何より勝ち方が強かった。
とはいえ、来年になったらタイホも立て直してくるでしょうし、エフフォーリアだって黙っちゃいないでしょう。ヴェラアズールも舞台が変わればあの閃光の差し脚は必殺技です。ジェラルディーナもまだまだこんなもんじゃない、というくらいの充実度。そして同じ同世代の連中だってドゥデュース、アスクビクターモア、そしてポルトグフーシュとさらなる本格化を迎えることでしょう。
香港組だっているわけです。
さあ、来年も盛り上がっていきましょう!

……って、だから有馬で終われば気持ちもスッキリキレイに片付くのに、なんでまだもう1日あるんだよぉ。ホープフルステークス、ほんと日程考えてくれないかな。





第67回有馬記念 G1 展望   


さあ、今年も来ました本年度のシメたるグランプリ。有馬記念。
近年はジャパンカップの方が有力馬が集まったりしていたのですが、今年に関しては圧倒的に有馬に現役最強馬たちが集結!

まずは一番人気 イクイノックス。よほど天皇賞秋の勝ちが鮮烈だったのか、タイトルホルダーを退けて前日人気では若き3歳馬のイクイノックスが上回りました。
夏を超えて体質の弱さを克服。覚醒のときを迎えて、古馬を蹴散らし圧巻の天皇賞秋制覇。まあ今一番充実しているのがこの馬でしょう。鞍上ルメールというのも安心材料。切れ味鋭くもどこか繊細な雰囲気だった春から、切れ味そのままに質実剛健の身が入ったような強さを感じさせてくれます。

2番人気はタイトルホルダー。日経賞・天皇賞春・宝塚記念の春の三連勝は圧巻の一言でした。秋は凱旋門賞で無念の11着。そこから記憶して調整してここ有馬に乗り込んできたわけですが、現役最強の頂きを譲らずに維持できるか。なんて問われる事すらおこがましい、というくらいの勢いでないと。
レースのすべてを支配するかのような圧巻の逃げ、いや堂々と他の17頭を引き連れたパレードを見せてもらいたいものです。

3番人気はジェラルディーナ。ついにエリザベス女王杯にて冠を頂いた彼女こそ、猛女ジェンティルドンナの息女にして後継者。7冠女帝の再臨を期待されての3番人気でありましょう。それを期待してしまうくらいには、女王杯が堂々とした横綱相撲でしたから。
鞍上がクリスチャン・デムーロというのも大きいはず。


4番人気は、ジャパンカップを鮮烈な差しで貫いた青き閃光ヴェラアズール。
あの瞬間移動さながらの内枠をぶち抜いての差しはとんでもなかったですからね。この馬も足元が弱くてずっとダートでしか走れなかったのが、ようやく芝で走れるようになった途端の本格化である。弱いはずがない、まぐれなはずがない。
ただこの馬、乗り方が難しそうではある。父エイシンフラッシュとよく似ていて、脚を溜めて溜めて此処ぞという時に解き放つ、というスタイルでないと必殺技が炸裂しにくいタイプっぽいんだよなあ。そして前走は鞍上のムーア騎手の手綱捌き、位置取りから馬群を馬に無理させずにスルスルとすり抜けさせる業前が神がかりだったんですよね。今回の鞍上は松山くん。文句なしの一流ジョッキーだけれども、ちょっと前回のムーアが凄すぎただけにハードルあがっちゃってるよ?

5番人気はエフフォーリア。3歳時は無敵の競馬マシーンとでもいうくらいに勝って勝って勝ちまくったF4だったが、4歳となり古馬になると成績が落ちる父エピファネイアの因果が原因か、それとも牝馬相手にキョドってしまうメンタルのせいか、春の2戦はまともな戦績を残せず、秋も雌伏の時を過ごして一戦もせずにいきなりこの有馬記念に挑んできた。さあ、立て直しは済んだのか?
その実力さえ発揮できるのなら、当然その能力は他の追随を許さず。去年このレースを勝ったのを誰だと思っている。人呼んで撃墜王エフフォーリア。名だたる強豪たちを撃ち落としてきたその名を再び輝かせられるか。

6番人気は来年の引退・調教師デビューが決まりこれがラストのグランプリとなる福永祐一騎手がまたがる、菊花賞2着馬ポルトグフーシュ。勝ったアスクビクターモアとはクビの上げ下げによる僅か数センチのハナ差決着だ、決して負けてない強さだった。

そして、生涯最高の出来栄えだと噂される無冠の帝王ディープボンド。今度こそ、今度こそとG1を期待されながら届かなかった栄冠は、いつ奪う取れるのか。今でしょう!と言いたくなるほど気配が高まっておりました。
のに、まさかの18番大外枠。凱旋門賞から引き続き川田騎手が鞍上。悔しいが今日本人で一番上手いの彼でしょう。大外枠でも彼なら何とかしてしまえるかも。ただこのにぶにぶなプボくんを果たして和田騎手じゃなく、川田が追い切れるのか。

他にもココに来てエリザベス女王から調子が戻りつつあるように見えるアカイイト。
マーカンド騎手が跨る菊花賞3着のジャスティンパレス。
タイトルホルダーが強いる消耗戦なら一番適正あるだろう混戦でこそ映える大阪杯の覇者ポタジェ。
前走ジャパンカップこそ大敗したものの、大きなG2で常に連対してきた安定感の鬼ボッケリーニ。
長き下積み時代から一気にアルゼンチン共和国杯制覇で重賞ウィナーの仲間入りをしたブレークアップ。
グランプリに相応しいメンツが揃った本年度の集大成。結果がどうなるのか、楽しみ楽しみ。

第74回朝日杯フューチュリティステークス G1 レース回顧   

2歳オープン(国際)牡・牝(指定) 阪神競馬場:1,600メートル(芝・右 外)


リフレイム、勝ったどーー!!
すみません、中京11レースの方です。
ホームストレッチに入るとどんどんと外柵の方へと走っていってしまう事、それでもかなり勝つもんだから話題になったた個性派ホース・リフレイム。
ダート転向して二戦目でダートOPを勝利。元々アメリカ血統でダート適正はあるだろうと言われてましたけれど、強い勝ち方でしたよ。やっぱり外に斜行していってしまいましたがw
これで来年も現役続行できそうですし、ダートG1目指して頑張ってほしいものです。

さて、2歳の頂点を決める……のはホープフルステークスと分かれてしまったので何ともいえないんですが、とりあえずマイル路線に行く馬はこっちに来るのかな、な朝日杯フューチュリティステークスである。
もっとも、去年はドゥデュースが勝ったように一概にマイル路線に向かうわけじゃないみたいですけれど。

本命はサウジRCを勝ったドルチェモアとこの世代のダノン決戦兵器ダノンタッチダウンが二分する形に。一番人気も何度か入れ替わったみたいだけれど、最終的にドルチェモアが取ったみたいですね。
ドルチェモアの母はアユサン。懐かしい、桜花賞を勝った名牝ですよ。クラシックで走って以降はあまり走らず早々に繁殖入りしてしまったのですけれど、こうしてG1に馬を送り出してくるようになりましたかあ。

レースはドルチェモアが素晴らしいロケットスタート。ただ本来この馬、逃げ馬じゃないので先頭を伺ったのはオールパルフェ。そして逃げ馬のグラニットが押し上げて前に立ちます。
でもドルチェモアのスタート、ほんとに良かったもんだからそこに追いつくためにずいぶんと加速しなければならず、全体的にペースも上昇。
600メートルで34.1という高速レースとなってしまいました。その後もまったく緩まぬペース。これはもう、前も後ろも関係ない。自力勝負の消耗戦ですよ。
そして、最内に入って発射台から解き放たれるその時を見極めるのが最適なレースとなりました。
ダノンタッチダウンの川田騎手。12番の外枠なのにさっさと内ラチ沿いに馬収めてるんですよねえ。一方で3番人気のレイベリングは5番手追走。馬の地力と脚を信じて敢えて外を選んだか横山武史。
ドルチェモアは前二頭を見ながらの3番手。坂井瑠星、直線に入ったところで無理なく前の二頭を躱して外に持ち出し、ギアチェンジ。小細工抜きで突っ込んできたレイベリングとの勝負、かと思われたところに、これまた内にいたのにうまいことスルスルとレイベリングの外まで持ち出してきた川田のダノンタッチダウンによる急襲。
しかし、坂井瑠星の左鞭に応えたドルチェモアが、グイグイと前進して前を譲らず、ダノンとレイベを引き連れて先頭でゴールを駆け抜けました。
うむ、強い勝ち方! それ以上に人気上位三頭による実力伯仲のたたき合いで見応えのあるレースとなりました。前半高速だった分、後半消耗して上がり時計も遅かったんですけど、その分地力勝負のパワフルなたたき合いになりましたからね。強さを感じさせてくれるレースとなりました。

4着には16番人気のキョウエイブリッサが、5着には8番人気のバグラダスがとここで人気薄の二頭が頑張ってますね。キョウエイブリッサはひたすらにドルチェモアのお尻追いかけて同じルート通っていってますね。うまいこと引っ張っていって貰えたということでしょうか。でも馬の力がないと追いかけられないですからね。

ドルチェモアはこれクラシックの方に行くのかな?
ルーラーシップ産駒としてはキセキ以来二頭目のG1馬。ぜひクラシックも狙ってほしいところです。
ダノンタッチダウンの方はロードカナロア産駒ですからねえ。こちらはマイル路線だろうか。
レイベリングは丸外血統ですがあのフランケル産駒。でも母方はマイル血統なのかしらこれ。

坂井瑠星くんは、秋華賞から続いてこれで2つ目のG1制覇。一つだけじゃなくて、一年で2つ取れたのは大きいよね。今年は94勝と勝ち星数も稼げて飛躍の年になりましたし、来年ドルチェモアで引き続き3歳G1戦線でも活躍できそう。ぜひ頑張って欲しいものです。




第74回阪神ジュベナイルフィリーズ G1 レース回顧  


2歳オープン(国際)牝(指定) 阪神競馬場 :1,600メートル(芝・右 外)

おおう、これは現時点では圧倒的ですね、リバティアイランド。最後抜けてから緩んだかなと見えたんだけれど、鞍上がもう追ってないですわ。
川田騎手、コロナ陽性が出てしまって香港遠征回避になったのですけれど、間を置かずにこの日曜日騎乗許可出て乗れたわけですが、良かったですねえ。藤岡佑介くんが乗り替わり予定だったんですか? こちらはご愁傷さま、としか言いようがない。これは安全に馬群に呑まれないように直線で外に出せたら、まあ勝てましたよ。それくらい、直線入ってからの伸び方は凄かった。切れ味鋭いというよりも、一完歩ごとにグイグイグイと加速していくような。カンテレの川島アナが弾んで弾んで、と実況してましたけれど、そんな感じでしたよね。

近年、ここの勝ち馬はほぼクラシックに直結して活躍してますし、古馬になっても大暴れした(してる)馬ばかり。そんなレースでこれだけのパフォーマンスを見せてくれたのですから、まあクラシックも大本命で行くでしょう。
不安要素があるとすれば、内枠引いて馬群に包まれた際にどういうレースが出来るか、ですか。実際、前走アルテミスステークスで2着に敗れたのは、直線で馬群を割って前に出るのを避けてわざわざ外に大きく回してからギア入れるというとんでもない大回りをしたから。そこからの加速が確かにとんでもないんですけれど、あそこで内側こじ開けて進んでたら楽勝もいいところでした。レース映像、パトロールビデオも合わせて見た感じでは外からミシシッピテソーロに被せられてはいるものの、狭いながらも一頭分くらいは前開いてるんですよね。
まあまだ子供な2歳ですし、無理させる所ではなかったのかもしれませんけれど、いつかは馬に勉強させてあげないといけないですからね。かなり周り気にしてる馬みたいですし。

2着は12番人気のシンリョクカ。どういう意味の馬名かしら、深緑華? と調べてみたら心力歌だそうで。面白い名前ですよね。
12番人気とはいえ、一戦一勝という戦績。この時期はまだまだ実力未知数の馬たちばかり。まだ評価が低くても、こうしてG12着の実績残したんですから、先々期待したいじゃないですか。
お母さんのレイカーラは重賞勝ちこそないものの、OPで活躍した5勝馬でお兄ちゃんにはマイルG1馬のダノンシャークがいる血統。今後の活躍期待したいところです。

3着はドゥアイズ。これも10番人気と人気薄だったんですねえ。結構荒れたのか、今回。

4着はアロマデローサ。これも13番人気と、ほんと上位人気薄が突っ込んできたんだなあ。
この馬、名前で分かる通りスタニングローズと同じ薔薇一族。曾祖母ちゃんにロゼカラーがいる血統ですな。

注目だったサンティーテソーロは残念ながら直線最後100メートルあたりで力尽きて7着でした。
この馬、モズスーパーフレアを彷彿とさせるロケットスターターで、とかくスタートダッシュが素晴らしい。今回も目の覚めるようなスタートダッシュを切ってくれたのですが、勢い良すぎてこれペース早くなりすぎたのかしらん。けっこうギリギリまで粘ったのだけれど、息切れしたようにズルズルと落ちてしまいました。これまでマイルうまいこと熟していましたけれど、そもそも1400以下の短距離向きなのかもしれない。とはいえ、マイルでちゃんと実績2勝残しているわけですから、桜花賞も注目でしょう。

アルテミスステークスでリバティアイランドに勝ったラヴェルは、今回は11着とイイところなく。
彼女は今、G1戦線で頑張っているナミュールの半妹なんですよね。ハービンジャー産駒の姉と違って、キタサンブラック産駒。お姉ちゃんが秋以降身体の出来が見違えたように、この馬ももっと身体が出来上がってきてからかなあ。

他、血統的に面白いのというと、ウンブライル。15着でしたけれど、上の兄弟にステルヴィオがいますねえ。一歳上のお姉ちゃんも、ジュベナイルでは2番人気なってたみたいですし(7着)、頑張ってほしいところ。

とりあえず、現状ではリバティアイランドの一強体制ですね、これ。果たして、これからまだ見ぬ実力馬がデビュー控えているんでしょうか。乞うご期待ってところで。





第23回チャンピオンズカップ G1 レース回顧   

3歳以上オープン(国際)(指定)定量 中京競馬場1,800メートル(ダート・左)

雷光一閃!

 ジュンライトボルトォォーーー!!!



やーー、ダートレースであの末脚は反則ですよー! それもスピードの出やすい重馬場じゃなくて脚の取られやすい良馬場で、ですよ。
素晴らしい目の覚めるような稲妻の差しでありました。

ジュンライトボルト、というと青と赤のストライプが目に焼き付く勝負服で、冠名はジュン。ジュンライトボルトやジュンブルースカイなど、クラシック重賞でチラチラと登場してその爽やかな名前も相まってわりと印象には残っていたのですけれど、これまで重賞勝ちもなかったんですよね。
ジュンライトボルトも朝日杯フューチュリティステークスに出走したり、その後もリステッドや条件戦でそれなりに善戦もしていましたが、今年に入って全然名前聞かなくなってたなあ、と思ってたのですが。
今年は夏からの始動。それも芝からダートへと鞍替えして走ってたんですね。正直、シリウスSに出てくるまで全然気づいていませんでした。
そのシリウスSを快勝。ダートに転戦してから3戦2勝2着1回と完全にダート戦で覚醒をみせたジュンライトボルトは、この年末中央ダートの決定戦チャンピオンズカップでも3番人気の一躍人気馬となっていたのでした。
この馬は、決め手となる末脚が完全に芝よりもダートの方に合っていた走法だったんでしょうね。
残り200メートル近くで石川くんが鞭を入れると、前に居た5頭を一気に抜き去る凄まじい脚でした。
石川 裕紀人騎手はこれがG1初制覇。おめでとう、おめでとう。
近年は勝ち星も減ってしまっていて苦しかったけれど、今年は去年の勝ち星を越えてキャリアハイも目指せるくらい頑張ってる。9年目のこの時期にG1を取れたのは本当に良かった。
ジュンライトボルト共々、苦労に苦労を重ねた末での戴冠。おめでとうございました。


2着は4番人気のクラウンプライド。リーチザクラウン産駒のまだ3歳の若駒ですが、福永騎手の手綱のもと二番手につけて、先頭を走っていたレッドソルダートが一杯になりさがったあとは後続が前に出るのを許さず、ほぼ完璧な競馬をしてみせたのですが……ジュンライトボルトの脚が凄すぎたなあ。
春早々にアラブ首長国連邦に海外渡航してUAダービーG2で重賞初勝利。ケンタッキーダービーこそ大敗してしまったものの、帰国後日本テレビ盃、そしてJpn1のJCBクラシックでテーオーケインズの2着。まさにダート新興勢力の筆頭とも言うべき戦績に、さらに色を付けた形になりました。
勝てこそしませんでしたけれど、負けて強しの2着。これは来年以降楽しみです。

3着には同じく3歳のハピ。この馬も重賞勝ちこそないもの、デビューから掲示板を外さず、古馬相手でも引けを取らない勝負をしてきた昇り馬。横山典さんが珍しくガチ乗りして、勝負の先行三番手につけてそのままクラウンプライドに続いてゴール入線。まだまだ成長途上で、ノリさんべた褒めしてるんですよね。この馬もこれからダート戦線の主役の一人になっていくんではないでしょうか。

そして今回、絶対王者として圧倒的一番人気だった砂塵の帝王テーオーケインズ。去年のチャンピオンズカップ覇者であり、前年に引き続いての連覇を狙ったケインズでしたが……終始ピリッとしたところを見せず、勝負どころでも松山くんの気合い入れに応えてくれず、何となくで最後まで走ってしまってまさかの4位敗着。いやもうどうした!? 
今回はどうもレース前から普段よりも落ち着いていたみたいで、厩舎関係者や鞍上はそれを良い方向に考えてたみたいですけれど、もしかしてレースに走る気になってなかったんでしょうか。
スタートも出遅れてるんですが、どうも座り込みかけてたみたいで。レース自体もだいぶスローペースになった中で外外を回らされたことも大きかったのでしょうが、それにしても……。
なんでかテーオーケインズって、一回勝つと次のレースなんでか負ける、それも4着が多い、勝ち負け勝ち負け、というのを繰り返してるんですが……これはどうしたことでしょうねえ。

ほかを見渡すと、2番人気のグロリアムンディがまさかの12着。半年ぶりの競馬があかんかったのか。前が塞がってて行き場がなかった、というのもあるんだけれど、抜けれるポディション取りが出来なかったという時点で久々が響いたかなあ、というところです。何しろ鞍上は先週勝ったライアン・ムーア。馬群を捌くこと超一流の腕前の彼をしてダメだったわけですからねえ。

何にせよ、下積み時代の長かった馬がこうして一躍トップに立ったという飛躍の物語は心躍るものです。しかも、一発で終わらず来年はさらなる飛躍の年になりそうじゃないですか。石川くんもライトボルトでどんどん勝てたらいいよねえ。

しかし、これでまたも一番人気敗退かー。イクイノックスの勝利で今年の呪縛は解けたかと思いましたが、以降もこうしてずっと続いているわけで。
能力がまだ未知数の馬が多い2歳G1はともかくとして、さて有馬記念がどうなることやら。


第42回ジャパンカップ G1 レース回顧  

3歳以上オープン(国際)定量 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

ヴェラアズール、本物だったか!!

エイシンフラッシュ産駒の初G1おめでとう! おまけに渡辺薫彦師のG1も初勝利! 渡辺さん、G1まだ勝ってなかったのかー。
父親エイシンフラッシュを彷彿とさせる、内側で溜めて溜めて最後に炸裂させる閃光の脚。まさに【青い閃光】だ。
にしても、今回はライアン・ムーアの手腕につきますよ。日本に来る外国人ジョッキーは、短期免許取る時の資格からして前年の成績がものを言いますから、本当に世界の上澄みの上澄みなんですが、ほんと凄えわ。

さて、今回のジャパンカップは近年では見られない外国馬参戦のニュースが盛況だったレースでした。いっときは凱旋門賞馬アルピニスタが色気を見せていたほどでしたからね。
調整過程で故障を発生させなかったら、本当に参戦していたでしょう。結果として参戦は四頭になりましたが、久々に国際レースジャパンカップの面目躍如だったんじゃないでしょうか。
その四頭は以下の面々。

・エニル賞でドゥデュースを撃破したアイルランドの若き俊英シムカミル
・本邦でもソウルスターリングなどを排出した大怪物フランケル産駒にしてパリ大賞典(G1)の勝ち馬オネスト
・昨年もジャパンカップに参戦し5着の掲示板入して日本の競馬に適正を示しているグランドグローリー
・未勝利戦勝利から5連勝でG1バイエルン大賞を制したドイツの昇り馬テュネス。

海外馬の格としてはオネストが一番だったのかな。6番人気になっていましたし。

一方で今回は日本馬の陣容が例年と比べてもとにかく手薄な印象でした。三冠馬3頭が集った一昨年。コントレイルが有終の美を飾った昨年と比べても、G1馬はシャフリヤール陛下にオークス馬ユーバーレーベン。そしてエリザベス女王杯から中一週で急遽参戦となった三冠牝馬デアリングタクト。
この三頭だけでしたからね。
その三頭も、デアリングタクトが前述したように中一週の強行日程。ユーバーレーベンはのんびり気質のせいか最近は競馬自体に前向きではないようで。
日本総大将はシャフリヤールが務めることになりそうだったものの、ドバイシーマこそ制してメンツは保ったものの、その後英国のG1ではコケてしまい、天皇賞秋でも展開が向かず消化不良のレース。揺るぎない大黒柱というにはちと不安が残る状態だったんですね。
とはいえそれでも一番人気3.4倍。
2番人気は天皇賞秋でシャフリヤールを上回る3着に入ったダノンベルーガ。ただ、能力の高さこそ折り紙付きなものの、結局G1ではクラシックも前走も善戦止まり。重賞も前哨戦で皐月賞馬ジオグリフに勝ってはいるものの、大きなタイトルを取っているわけじゃないんですよね。もひとつ貫目が軽い。
3番人気はヴェラアズール。デビュー前から足元の故障などで苦労して、足元の不安が解消できず負担の軽いダートで長く我慢の使われ方をして、つい最近ようやく目一杯走っても大丈夫なくらいになったことで芝レースに出した所、一気に才能を開花させて京都大賞典を勝利したという苦労の馬。
ただ彼はここが分岐点でもあったんですよね。こういう一気に上がってきて重賞を勝った馬は、そのまま頂点に駆け上がるかG1の壁に跳ね返されてそこが天井になってしまうか。よくあるパターンなんですよね。一気に連勝で駆け上がってきて初G1で人気になるものの、そこでパッとしないままG1戦線の常連にもなれずに消えていく馬たち。そういう意味でも、非常に注目の馬でありました。
見事に、本物であったことを証明してくれたのですが。

4番人気はヴェルトライゼンデ。この馬も怪我による一年四ヶ月という長期休養から鳴尾記念で劇的な復活を遂げたものの、次のオールカマーでは全く伸びない大外を回ったお陰で7着の大敗。果たして、復活は本物か。真価が問われる一戦に、鳴尾記念の相棒であるレーン騎手が跨っての挑戦でありました。

5番人気にデアリングタクト。足元に不安を抱えたままの連戦ですが、勝てないレースが続いてますけれどどれも彼女の能力を全力発揮できたとは言えない惜しいレースが続いていて。一昨年、アーモンドアイとコントレイルと共に激闘を繰り広げた舞台で、もう一度その輝きを見せてほしい一戦でした。

他にも、前走福島記念で復帰後大敗が続いていた中で劇的な逃げ切り勝ちを果たして見せたユニコーンライオン。
長距離戦線を渡り歩き名手武豊を鞍上にアルゼンチン共和国杯2着からここに挑むハーツイストワール。
これが引退レースとなるという長きにわたって一戦でその強烈な末脚を見せてくれていたシャドウディーヴァ。
常にG2で3着以内に入り続ける堅実派のボッケリーニ。
そしてユーバーレーベンやカラテ、テーオーロイヤルなどが出走と相成りました。

繰り返しになりますけれど、今回は絶対的で他と隔絶した能力を持つ馬は不在。外国馬にも大いにチャンスがあるし、これまで重賞で善戦くらいで燻っていた皆様にも一着賞金4億円。指定の海外レースを勝った馬がジャパンカップを勝利した場合はさらに報奨金が与えられて7億円近い賞金が得られるという凄いことになってましたからね。
いや、ほんとなんでこんなにメンバー手薄なんだ? みんな有馬記念の方に行っちゃったのか?

レースの方は、冒頭で叫んだようにヴェラアズールが内側に空いた僅かな隙間から切り込んできたムーア騎手の手綱捌きによって、ゴール直前でシャフリヤールを躱したヴェラアズールが栄冠を手にしました。
先週のマイルチャンピオンシップに負けず劣らずの、馬群が密集した非常にポディション取りが難しいレースになりましたけれど、道中含めてムーア騎手の位置取りがホントお見事としか言う他なく。
2着のシャフリヤールも、クリスチャン・デムーロがえ?なんでそこにいるの!? と何度見させられたかわからない進路行程で、今回のレースに関してはシャフリヤールは十全の力を発揮して走りきったレースだったんじゃないでしょうか。最後、ダノンベルーガの進路を塞ぐ形になって騎乗停止喰らいましたけれど、これに関しては土曜日に騎乗停止食らって連日でやってしまったペナルティゆえの重さで、今回単体としてみるとベルーガもう脚一杯になっててあそこから伸びる要素なかったようにみえるので、順位には影響なかったかと。まあデム弟が急に内から上がってきたヴェラアズールに一拍焦ってしまったんでしょうかね。
前塞がれてしまって行きたくても行けない事になってしまったのは、デアリングタクトの方でした。2,3回くらいここで前へ前へ、とギア入れようとした所で進路塞がれて止められたり、外まで大回りしたり、と……ああ、勿体ない悔しいレースでしたよ。マーカンドもここぞというときに一番ごちゃごちゃしてしまう所に入ってしまったなあ。スムーズに行けば勝ち負けになったかと思うレースだっただけに、ほんと悔しい。でも、まだまだデアリングタクトは終わってないと証明してくれたレースでした。秋は全部不本意なレースになってしまったなあ。
3着に入ったのはヴェルトライゼンデ。先行した馬の中ではこの馬が一番いい走りをしましたね。武豊のハーツイストワールの真後ろに付けて虎視眈々と脚をためて、内側が空いた途端にスッと馬を導いて加速させるレーン騎手の鮮やかさ。このレースで一番スムーズに競馬したのこの馬じゃないだろうか。それだけに、猛然とヴェルトライゼンデに食いついてきたシャフリヤールの脚の凄さに目が行きますし。それ以上に、ヴェルトライゼンデの後ろをついていき、落ちてきたハーツイストワールを躱してヴェルトライゼンデが内に切り込んだのに対して、ハーツの外に進路を切りハーツを躱して代わりにその進路に入り、ベルーガを躱してヴェルトライゼンデに食いつき、猛追してきたシャフリヤールを貫いてみせたヴェラアズール・ムーアの競馬が背筋を震わせるのである。
いやあ、改めて見ても凄いなあ。あれだけ縫うように走りながら淀みが全然無い。無理やりこじ開けてとか、無いもんね。本当に閃光のように伸びてきた。

ダノンベルーガは5着。最後不利はありましたけど、そこに至るまでにだいぶ消耗してしまってたみたいなので、不利なくても順位は変わらなかったんじゃないかな。2400は若干長いようにも見える。
外国馬最先着はグランドグローリーの6着。去年の5着よりも一位下げてしまいましたが、彼女もだいぶ前を塞がれて行きたいのに行けなかったんですよね。スムーズに前が空いていたら、勝ち負けは難しくとも馬券圏内の3着までは勝負出来たかもしれません。そういう意味では、やっぱり日本の馬場に適正あったんじゃないでしょうか。このまま、帰国せずに引退。日本で繁殖入りするそうで、お疲れ様でした。産駒も、この2回のジャパンカップでのレースを見る限りでは日本にあった馬を出してくれるんじゃないでしょうか。

終わってみれば、総大将シャフリヤールは負けて強し。しかし、新たなるスター誕生。遅れてきた新星ヴェラアズール、これが最初にして最後ではなく、その光輝く第一歩になって欲しいですね。
ほんと、エイシンフラッシュ産駒の星になってほしい。とはいえ、なかなか乗り難しい馬っぽいけれど。溜めて溜めてここぞというときに爆発させる末脚勝負、それも外から大マクリというよりも内側から切り込むタイプっぽいですからね。展開や馬場にかなり左右されるんじゃないだろうか。
それこそ騎手の腕が問われますぞ。





第39回マイルチャンピオンシップ G1 レース回顧   

3歳以上オープン(国際) 阪神競馬場芝1600。

セリフォス、だとぉぉ!?(シンフォギア風)

ばかな、中内田厩舎所属馬の休養明け2戦目は割引じゃなかったのか!? 実際、仕上げのピークは前走の富士Sで今回は調教見ても下降線、という評価が散見されていたのだが。
とはいえ、大外から全馬を差し切って撫で切った脚色は見事の一言。馬場の良いところを通ったルート選択の優位もあったでしょうけれど、残り200からの加速力は文句なしでした。
3歳馬が並み居る強豪古馬を下しての勝利。朝日杯でのドゥデュースの2着は伊達ではなかった、ということですね。富士ステークスでも進路狭まってなお、細いルートを掻き分けて外まで持ち出してそこから差し切った脚は見事でしたからね。調子が万全ではないと見られている所でこれだけのものを見せてくれた事はやはり大きいかと。
同世代ではダノンスコーピオン(11着)にこれで連勝。NHKマイルCでは後塵を拝しましたが、これで文句なしに同世代のナンバーワンマイラーとなったのではないでしょうか。
にしてもダミアン・レーンはいい仕事しましたなー。

2着には鞍上が川田騎手(ダノンスコーピオンに)から北村友一騎手に乗り代わったダノンザキッド。あ、前走の毎日王冠は戸崎騎手だったのか。一時期の低迷期からは抜け出していた様相でしたけれど、今回は特に北村騎手の好騎乗が目立ったレースでしたね。これは川田騎手よりも思いの外手が合ったんじゃないでしょうか。長らく大怪我で戦線を離脱していて、復帰後もなかなか苦戦していた北村騎手ですけれど、ダノンザキッドを相棒にこれから勇躍、また騎乗依頼も増えてくれれば良いのですが。
3着はソダシ。内側で馬群が密集するなかを我慢我慢、というか馬体がぶつかり合うのをこじ開けてジリジリとはいえ前へ前へと突き進む姿は、純白の可憐な姿とは裏腹のパワフルさで、いやーど迫力でしたよ。
3着から9着のピースオブエイトまでの7頭は全部ハナ差クビ差で殆ど差がなく固まってゴール前になだれ込んだ形ですからね。かなりの激しい接戦でこれを競り抜いたソダシは十分パフォーマンスを、強さを示してくれたと思います。
ぶっちゃけ、ソウルラッシュ、シュネルマイスター、ジャスティンカフェあたりまではほんとに差がなかったと思います。特にシュネルはあれは苦しい競馬させられましたねー。
直線入ったところで彼に注目して見てたら一目瞭然なんですが、外に寄せたエアロロノアの武豊に完全に抑え込まれてるんですよ。進路が相手からの伸びを見ていると、もしあれ武さんにガードされなくてスッと外に出られたら、セリフォスとガチンコ勝負出来たでしょう。位置取り的にも突き抜けた可能性も高いです。そういう意味では全力発揮させて貰えなかったレースなんで、次回以降割引いてみる必要はないと思います。それにしても、鞍上のルメールからしたら悔しいレースだっただろうなあ。
あと6着のジャスティンカフェも良い競馬したんですが、これもごちゃついた影響を受けてしまいましたね。この馬に関しては調教での様子が特に素晴らしかったみたいで、実際のレースでもココぞという時に前が塞がったりと勢いをそがれながらもこれだけの走りを見せてくれただけに、これは重賞初勝利も遠くないんじゃないでしょうか。上位とはそれほど差があるようには見えませんでした。

一方で、期待の若手ダノンスコーピオンは11着の大敗。馬よりも鞍上の川田騎手の方がどうにも……。リーディング独走してるんですけれど、今年は秋以降重賞勝ちがローズSだけなんですよね。あんまり良く乗れてない感じだなあ。






第47回エリザベス女王杯 G1 レース回顧  

3歳以上オープン(国際) 牝馬限定 阪神競馬場芝2200メートル。

エリザベス二世が亡くなって初めてのエリザベス女王杯。偉大なる女王を悼み称える追悼レースともなった今年の本レースは、国内外の名牝が揃った激戦とあいなりました。

復活を期する無敗の三冠牝馬デアリングタクト。
秋華賞で念願のG1を制覇した薔薇の一族スタニングローズ。
十数年ぶりに海外から参戦。あのスノーフェアリーと同じアイルランドオークスを勝って本邦に乗り込んできたマジカルラグーン。

これらG1馬以外でも
ついに本格化しはじめた猛女ジェンティルドンナの娘ジェラルディーナ
牝馬クラシックを常に上位で駆け抜け、どこかあった線の細さに芯が通り始めたナミュール。
小さな馬体でゴールまで高速回転のピッチ走法で懸命に駆け抜ける舞闘独楽ピンハイ。
去年の栄光を再び、運命の糸を手繰り寄せるかアカイイト。

その他、マリリン、キートス、マイティーの重賞戦線を駆け回るウイン三人娘。
常に後方から抜群の手応えで上がってくる小さな穿孔白花ライラック。
府中牝馬Sを勝ってこの舞台にあがってきたイズジョーノキセキ。
偉大なる女帝エアグルーヴの孫として重賞戦線で戦い続けるアンドヴァラナウト。
といった面々が参戦。現役牝馬でも役者が揃ったメンバーとなりました。


天気は生憎の雨。幸いにも午後2時前後で止んだものの、午前中けっこうな雨量で馬場状態は重にまでなってしまいました。
レイパパレが勝った大阪杯ほど、阪神競馬場の馬場としてはグズグズの泥沼みたいに決壊はせず、ある程度持ったとは思うんですけれど、雨は止んでも芝レースが続くとそのぶんダメージは蓄積されていくんですよね。
特に正面直線は。他も3コーナーから4コーナーあたりまではだいぶ傷んでたんじゃないかな。
G1レースのある日は、同じ競馬場で同じ距離のレースが行われる事が多いんですけれど、この日は8レースに2勝クラスで2200のレースがあったんですね。
ただ雨の日で難しいのは、予行演習的なこのレースと実際の本番では馬場状態が同じとは言えない事なのでしょう。この8レースのダメージに9レースでも芝2000が行われたため、雨で柔らかくなった馬場は補修が行われても、さてどれだけ荒れが進むのか。レース状況や含水率、気温や日差しによっても変わって来るでしょうから、騎手としても判断が難しいところなんですよね。
少なくとも、9レースまではそこまで内側がダメというほどでもなかったんじゃないかな。
ただ本番は明らかに外のほうが伸びていましたね。

道中はずっとデアリングタクトに注目していたのですけれど、コーナーとかで馬込みがだいぶごチャついていた感じがします。レース後の騎手コメント見ても、あっちこっちで馬同士ぶつかってたみたいですし、馬が走りにくそうにしてたように見える所があったんですよね。馬場のせいか、密集具合のせいか。
デアリングタクトはかなり行きたがってたのか、中団の位置しながら騎手がブレーキかけてた風に見えましたし、いつもリズム良く上下していた首がなんか変にあがったままだったり首振るタイミングが変だったり、なんか走りにリズム取れてないように見えたんだよなあ。4コーナーから直線に入るところもスムーズじゃなかったですし。

マジカルラグーンは、直線入る前の4コーナーで必死に追い出しているのに、馬が前に行かなかった時点であかん感じでしたね。手応えが入らないみたいな。これはスタニングローズも同じく手応えが全然なし。
うーん、これ3コーナーから4コーナーで内から2列にいた馬が軒並み全然手応えしんどくなっちゃってたんじゃないかな。その外を走っていた馬が、上位に食い込んできている気がします。
デアリングタクトも直線でおっ、と思わせるキレを一瞬見せてくれるんですが、とにかくそこまでスムーズに行けなかったぶんが響いたのか、脚が止まっちゃいましたかねえ。

勝ったのはジェラルディーナ。4コーナーで外に持ち出しつつも膨らんで大きくロスをしない抜群の位置取りで前が開いた状態から、一気に状態の良いところを突き抜けての横綱相撲。
牝馬三冠にその年に3歳でジャパンカップ。さらにJC連覇にドバイシーマ、有馬記念を勝ったという化け物牝馬の娘として大きく期待を寄せられながらも、G1どころか重賞も勝ちきれずに片鱗はあれど一流未満という感じだったジェラルディーナ。それが明確に変化したのは前走オールカマーでの堂々とした重賞初勝利でした。とはいえ、あれも外が異様に伸びなくてコース取りが上手かった勝ち方、という感じで決して覚醒! という印象ではなかったと思ってたんですけどね。
この見事な脚を見せられたら、善戦娘に芯と勝ちグセがついた、と思ってもいいのかもしれません。ジェンティルとモーリスの血が唸る勝ち方でした。

2着はまさかの同着決着。早めに抜け出したウインマリリンと後方から貯めに貯めて小柄な体をグイグイと伸ばして飛んで来たライラックの追い込みがゴール板でバッチリと噛み合い、久々のG1馬券圏内での同着。マリリンにスムーズな競馬をさせたレーン騎手の手腕と、ついにライラックの追い込みを炸裂させたデムーロ兄の手綱さばきが際立ったレースでした。
勝ったジェラルディーナのクリスチャン・デムーロを含めて、上位三頭全員外国人騎手という決着。まあミルコはずっとこっちでやってるんだから地元騎手扱いでいいとも思いますけど。

4着にこれも最後方からじっと我慢に我慢を重ねていた前年の覇者アカイイトが飛び込んできました。この娘もずっと消化不良のレースを強いられてきただけに、阪神のコースと距離が合うんでしょうね、久々に彼女の良い脚を見られました。

5着にはナミュール。彼女もタクトと同じくごちゃついた馬群でスムーズに競馬できなかったみたいで、気持ちも入り切らなかったみたいです。切れ味ある持ち味の差し脚も考えれば外々で行った方が良いレースだったんでしょうね。
6着はデアリングタクト。終始苦しいレースを強いられているように見える中で、頑張ってたんですけどね。なかなか全力を発揮できるようなレースが出来ず、もどかしいですね。

秋華賞を勝った薔薇の女王スタニングローズは、14着。これはもう馬がやる気なくした、という事なんですかね。
18着の最下位にはマジカルラグーン。彼女もこの湿った馬場がお気に召さなかったようです。むしろパワーやスタミナでは欧州馬という事もあって、この馬の方が日本の馬より適正あるんじゃないか、と言われたのですが。陣営は良馬場の方が良い、と仰ってましたし馬場が合わんかったんかな。









第166回天皇賞(秋) G1 レース回顧   

東京競馬場芝2000メートル。

さあ、凄いレースでした。これはリアルタイムで見たかったなあ。間違いなく伝説のレースの仲間入りですよ。

ここ数レース、スタートでの出足が行かなくて序盤に脚を使ってしまっていたパンサラッサでしたが、ここはすんなりとゲートを出ることに成功して、そのままスピードに乗って楽に行くことが出来ましたね。
てっきりバビットが先頭を譲らないと思ったのですが、バビットが外枠だったのもあるのでしょうけれど、スピードが乗ったパンサラッサには全然ついていけませんでした。
パンくんも無理に加速してるんじゃないですよね。伸び伸びと走っているのが伝わる走り。
向正面でバビットがついていくのを諦めた時点で、完全にパンくんと後方集団がちぎれてしまいました。
これで一気に難しくなったのが先行組。バビット横山典が実質の先頭として集団を引っ張ることになったのですけれど、自分達のペースがどうなってるのかこれわからなくなってたんじゃないのかな。
軒並み低順位となる馬まで軒並み33秒台で上がりタイム残しているのを見ると、これ相当にスローペースだったんですよね。
後方集団は切れ味勝負のレースとなっていたわけです。一方でだからといってどんどんと遥か彼方へと飛ばしていくパンサラッサを今更追いかけるわけにもいかない。それはそれで自殺行為だ。そんでもって、パンサラッサは逆噴射とは縁のない、新世代型逃げ馬。逃げて差せる快速急行なわけですよ。
逃げ、或いは前に一頭か二頭おいてそれをマークしプレッシャーを与え続けることで、自分自身がペースの主導権を握り続けることでレースを支配するジャックドールにとって、これは難解極まる難しいレースになったわけです。このレースに置いてはジャックドールは主導権の一切を失ってしまったわけだ。
ジャックドールにとっての正解はなんだったんだろう。あくまでパンサラッサについていくべきだったのか。はたまたバビットを気にせず、パン君も気にせず、第二ポツンの位置を掴むべきだったのか。直線に入る前に早めに仕掛けるべきだったのか。
何れにしても困難な騎乗を問われる事になったでしょう。
そして、結果として藤岡くんは仕掛けが致命的に遅れてしまった。イクイノックスやダノンベルーガとの末脚勝負になってしまった。ぶっちゃけ、この展開で4着に入れたのはジャックドールの際立った能力ゆえと言えるでしょう。並の馬なら勝負にもならなかったんじゃないだろうか。
これはシャフリヤールにも言えます。シャフも仕掛けどころを失敗した。でも、仕掛けをもっとはやくしていたからと言って、勝てたかというとどうだろうかなあ。果たしてパンくんに追いつけたかどうか。
もしかすると、早めに併せ馬になった結果としてパンくんの粘りが炸裂してしまった可能性も考えられるんですよね。
パンサラッサって、脚が残っていなくても競り合いとなると無茶苦茶根性見せる粘りが武器の馬でもあるんですよね。ゴール前での競り合いの強さに関してはG1を取ったドバイターフが物語っていますし、力尽きた宝塚記念でさえ2000メートルまでは抜かれても恐ろしいほど食らいついたものです。惜しくも2着だった札幌記念でも負け展開にも関わらずむちゃくちゃ粘りましたもんね。
今回に関しては、あまりに後方と差が広がりすぎていて、イクイノックスとは脚色が全然違いすぎた上に躱したのがゴール直前。競り合う要素が微塵もなく一瞬で抜き去られてしまったもんですから、いつもの粘りを発揮する余地がなかった。後方集団がもう少しペース早くて、後方から追いすがってくる馬たちの末脚がもう少しジリジリと余裕のあるものだったら、パンくん二の足あったかもしれない、なんて思ってしまったのでした。

いやそれにしても、残り200メートルであれどんだけ差がありました? 後方はスローペースだったとはいえ、全然ダレてないパンくん相手に32.7の鬼脚で見事にゴール前できっちり差して見せたイクイノックスとルメールがお見事でした、としか言いようがないです。ちょっとでも騎乗に無駄があったら追いつかなかったでしょう、これ。
イクイノックスは2歳の頃から世代を代表すると謳われ続けながら、皐月・ダービーで悔しい2着。体質の弱さもあるのか、多くのレースに出られずに常に本番で勝ちを要求され続けた苦しい一年でしたけれど、このG1初勝利。3歳での天皇賞秋での盾獲得によって、やっとその強さを証明できました。もう一度、ドゥデュースと最強を競い合える立場へと這い上がってくれました。
ここで負けてしまってたら、結局勝てなかった評判先行の馬として先細りになっていっててもおかしくなかったですからね。毎年、そういう馬には事欠きませんですから。

2着には粘ったパンサラッサ。いや、あんまり粘ったという感じはないですね。最後まで思うがままに走りきった、というべきか。もし疲れてダレてしまっていたら、ほとんどイクイノックスと同じ脚であがってきたダノンベルーガの急追を抑えられなかったでしょう。本当にゴール前、強いですよ。
あの沈黙の日曜日のサイレンススズカと同じ1000メートル57秒4で東京の馬場を、天皇賞秋の舞台を疾駆して、大ケヤキを越えて後方を置き去りにして直線へと入ってきたあの光景。
やはり胸に来るものがありました。すごい馬ですよ、こいつは。唯一無二のパンサラッサだ。
あと200メートル分のスタミナが彼にあったなら、ようよう逃げ切れたかもしれませんね。2000も十分。でも、ベストはやっぱり1800か。

3着には川田のダノンベルーガが。これも川田の素晴らしいコース取りで全力を発揮して、イクイノックスとほぼ同じ32.8というとんでもない末脚でぶっ飛んできました。彼もまたダービーで一番人気を獲得したように、その実力は世代ナンバーワンを争うものと言われ続けていましたが。皐月・ダービーで4着という苦杯を舐め、ここ歴戦の古馬が集う舞台に挑んだわけですけれど。並み居る古馬を押しのけて、このレースで3着に入ったのですから、やっぱり彼も本物なのでしょう。次のレースが楽しみです。

4着にはジャックドール。中距離を主戦場とする彼にとっては、こここそが取りたいG1だっただけに悔しいですよね。札幌記念ではパンサラッサの出遅れ気味なスタートもあったとはいえ、ピタリとマークしてパンくんを捻じ伏せただけに、本領を発揮できない悔しいレースとなりました。
実力は間違いなくG1級。この展開で沈まずにベルーガに躱されたとは言え4着に入っている時点でとんでもない馬ですよ。黄金竜の次走は、パンくんと同じ香港へ。

5着にはダービー馬にしてドバイシーマの覇者シャフリヤール。今回は悔しい消化不良のレースとなってしまいました。彼もまた全力を発揮しきれなかったレースになってしまいました。不本意でしょう。この悔しさを次にぶつけて欲しいです。

皐月賞馬ジオグリフは調子は良かったみたいだけれど、残念ながら9着。ただ、6着から10着までは0.1秒差でもつれ合ってのゴールインでしたから、ほとんど差はなかったんですよね。
先行組が苦しい競馬になった中ですから、この結果は仕方ないかと。
悔しかったのがマリアエレーナあたりか。スタートしてから向正面に入る2コーナーで岩田父のノースブリッジから凄まじい不利を食らってかかりまくったにも関わらず、根性見せましたからねえ。まだまだ上を目指せる馬ですわ。

いや、凄いレースでした。改めて見ても、記憶に残るレースでした。これほんとリアルタイムで見たかったなあ。












第83回菊花賞 G1 レース回顧   


またぞろ直接見られませんでした。

3歳 阪神競馬場芝3000メートル。

去年に引き続き、京都競馬場改修のために阪神競馬場開催となっています。来年は京都競馬場で再開するため、阪神での実施は今年が最後となるでしょう。

皐月賞馬、ダービー馬が共にレースを回避することになった3歳クラシック三冠最後のレース菊花賞。

1番人気はセントライト記念を勝ち上がったガイアフォース。3月の未勝利戦で勝ち上がってきた遅咲きで春のクラシックには縁がありませんでしたが、セントライト記念でクラシックの実績馬アスクビクターモアを撃破しての権利獲得。キタサンブラック産駒として名乗りをあげました。倍率3.5倍。

2番人気は皐月賞5着。ダービー3着と春を賑わせた一頭であるディープ記念勝ち馬のアスクビクターモア。セントライト記念では苦杯を舐めましたが、元々スタミナお化けと定評があり、この菊花賞こそが本番という向きでありました。鞍上の田辺裕信はもうベテランですけどクラシックには縁がなく、このビクターモアが最大のチャンスという心構えだったんじゃないでしょうか。

3番人気はドゥラドーレス。鞍上横山武史。重賞勝ちはなく毎日杯3着が最高順位でしたね。前走2勝クラスを勝ち上がってここに来ました。実績は全然なのですが、色々と前評判も高かった馬で今年アタマのセントポーリア賞を勝った際はクラシック候補と名前があがったくらい。父ドゥラメンテの再来として期待された馬でしたので、遅れてきた本命馬という向きもあったんじゃないでしょうか。

4番人気に神戸新聞杯を勝ったジャスティンパレス。クラシックでは2走とも9着と苦杯を舐めましたが、2歳G1のホープフルステークスでは2着の実績がある馬。秋にかけて本格化がはじまり、実力を発揮できるようになってきたんじゃないでしょうか。

他は5番人気に青葉賞を勝ってダービーでは5着に入ったプラダリア。
春の京都新聞杯、そして神戸新聞杯で3着を取っているボルドグフーシュ。
神戸新聞杯で凄まじい豪脚を見せ、久々のヤマニンの冠でのG1参戦を勝ち取ったヤマニンゼスト。
このあたりが注目馬だったんじゃないですかね。


レースは幸騎手鞍上のセイウンハーデスが思い切った逃げをうち……いやこれ、暴走ですね。馬が抑えきれずにどんどんと行っちゃって、まさかの最初の1000メートル58秒台。さすがに速い、早すぎる。2000の中距離でも速いくらいのペースでした。
これを2番手につけたアスクビクターモアが見送らずに追いかけたものだから、全体のペースも未曾有の領域へ。ラップを見ても、尋常じゃないラップタイムが並ぶ凄まじい高速レースとなりました。
3000のペースじゃないよ、これ。

セイウンハーデスは残り6ハロンで一杯に。単騎大逃げになっていたら、どこかで息を入れて自分のペースを作れたかも知れませんが、今回はちょっと無理でしたね。

6ハロンあたりでハーデスを躱したアスクビクターモアは一気にギアを入れてそこから独走状態に。やや早い仕掛けにも思われましたけれど、結果的に相当な消耗戦と化していたレース。どの馬もろくに足が残っていない中で、潤沢なスタミナを活かして突き放しにかかるビクターモア。
それでも後方、中団で脚を溜め込んでいたボルドグフーシュとジャスティンパレスが猛追し、早く仕掛けた分息が切れたビクターモアをゴール前で追い詰めたのですが……ハナ差。本当に画面ではわからないくらいの差だけビクターモアが粘り込み、春からの実績馬がついにG1奪取を果たしました。
まさに首の上げ下げ。数センチの差でありました。
3着に半馬身遅れてジャスティンパレス。その後、5馬身差あけてドゥラドーレス、シホノスペランツァ、ヤマニンゼストと後方でじっくり脚をためていた組が何とかあがってきました。
後はもう、息も切れ切れでバテバテでゴールまで辿り着いたって感じですね。
1番人気のガイアフォースは8着轟沈。どうも調教も今一つで仕上がりが良くなかったんじゃないか、という話があちこちから聞こえてたんで、調子が完調とはいえなかったのかもしれません。それでこの激烈な消耗戦でしたから、ちょっと耐えられなかったかな。
勝ち時計は3:02.4でナリタトップロードの記録を抜くコースレコード。一方で、上がり最速は36.3。36秒台がジャスティンパレス、ビクターモア。シホノスペランツアの4頭だけで殆どが38秒台以降だった、というのを見ても、どれだけ最後の直線みんなバテバテだったのかがよく分かるレースでした。前半が早すぎたんよ。直線、みんな見るからに遅かったもんなあ。とてもレコード決着のレースとは思えん光景だったw

ともあれ、悲願のG1勝利、馬も陣営もそして田辺騎手もおめでとうございました。
それ以上に、みんなお疲れ様、と労ってあげたい大変なレースでありました。




 

6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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川合円
(アフタヌーンKC)
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松本トモキ/LOSA
(ガンガンコミックスUP!)
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星崎崑/AOIKO
(ガンガンコミックスUP!)
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佐賀崎しげる
(SQEXノベル)
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十夜
(SQEXノベル)
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葉月秋水
(SQEXノベル)
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五月ゆき
(SQEXノベル)
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6月6日

智弘カイ/カズタカ
(KCデラックス)
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鹿成トクサク/無敵ソーダ
(ヤンマガKCスペシャル)
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山田恵庸
(ヤンマガKCスペシャル)
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岡本倫
(ヤンマガKCスペシャル)
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藤本ケンシ/井出圭亮
(ヤンマガKCスペシャル)
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永椎晃平
(ヤンマガKCスペシャル)
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渡嘉敷拓馬
(ヤンマガKCスペシャル)
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岡本健太郎/さがら梨々
(ヤンマガKCスペシャル)
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6月5日

八華
(ドラゴンノベルス)
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渡 琉兎
(ドラゴンノベルス)
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サンボン
(ドラゴンノベルス)
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iNA/Yuna
(フロース コミック)
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Whale/Milcha
(フロース コミック)
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上山道郎
(YKコミックス)
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6月2日

末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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タイザン5
(ジャンプコミックス
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タカヒロ/竹村洋平
(ジャンプコミックス)
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鈴木小波
(ジャンプコミックス)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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日丸屋秀和/佐倉ケンイチ
(ジャンプコミックス)
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日丸屋秀和
(ジャンプコミックス)
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日高十三男
(ジャンプコミックス)
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江ノ島だいすけ
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
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渡辺シンペイ
(ジャンプコミックス)
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仲間只一
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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きただりょうま
(ジャンプコミックス)
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ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)
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ソウイチロウ
(ジャンプコミックス)
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日月ネコ/渡辺恒彦
(角川コミックス・エース)
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結城光流/空倉シキジ
(角川コミックス・エース)
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長岡太一
(角川コミックス・エース)
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鹿島初
(角川コミックス・エース)
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航島カズト/タンサン
(PASH!コミックス)
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滝沢リネン/くまなの
(PASH!コミックス)
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冬瀬
(一迅社ノベルス)
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灰島 シゲル
(Kラノベブックス)
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あざね
(Kラノベブックス)
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トルトネン
(Kラノベブックス)
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shiryu
(Kラノベブックスf)
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水仙 あきら
(Kラノベブックスf)
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嶋野 夕陽
(PASH!ブックス)
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タンサン
(PASH!ブックス)
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月夜乃 古狸
(PASH!ブックス)
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6月1日

たかた
(角川スニーカー文庫)
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明治 サブ
(角川スニーカー文庫)
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慶野 由志
(角川スニーカー文庫)
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黒雪 ゆきは
(角川スニーカー文庫)
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望 公太
(角川スニーカー文庫)
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脇岡こなつ
(角川スニーカー文庫)
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心音 ゆるり
(角川スニーカー文庫)
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桜木桜
(角川スニーカー文庫)
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たすろう
(HJ文庫)
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レオナールD
(HJ文庫)
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水口敬文
(HJ文庫)
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羊思尚生
(HJ文庫)
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ときたま
(HJ文庫)
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農民ヤズー
(HJ文庫)
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午前の緑茶
(HJ文庫)
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結石
(HJ文庫)
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真丸イノ/ぷにちゃん
(B's-LOG COMICS)
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hi8mugi/柏てん
(B's-LOG COMICS)
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狩野アユミ/小田ヒロ
(B's-LOG COMICS)
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わかさこばと/春の日びより
(コロナ・コミックス)
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鈴華/香月美夜
(コロナ・コミックス)
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じゃが
(FUZコミックス)
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得能正太郎
(FUZコミックス)
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柳原満月
(FUZコミックス)
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板垣ハコ/手島史詞
(HJコミックス)
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瀬菜モナコ/かたなかじ
(HJコミックス)
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5月31日

川井昂
(ヒーロー文庫)
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5月30日

Kindle B☆W


ジェームズ・リッチマン
(エンターブレイン)
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てん てんこ
(エンターブレイン)
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百黒 雅
(エンターブレイン)
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アトハ
(エンターブレイン)
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吉岡剛
(ファミ通文庫)
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槻影
(GCノベルズ)
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樋辻臥命
(GCノベルズ)
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5月29日

重野なおき
(バンブーコミックス)
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清水栄一/下口智裕 (ヒーローズコミックス) Amazon Kindle B☆W


朱白あおい/半月板損傷
(ヒーローズコミックス わいるど)
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富士防人/外岡馬骨
(ヒーローズコミックス わいるど)
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重野なおき
(ヤングアニマルコミックス)
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5月28日

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5月26日

尾野凛/たかた
(アライブ+)
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坂野杏梨/逢沢大介
(角川コミックス・エース)
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騎羽こうじ/瀬尾優梨
(角川コミックス・エース)
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伊勢海老ボイル/慶野由志
(角川コミックス・エース)
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ワタナベ タカシ
(角川コミックス・エース)
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絢瀬あとり/九頭七尾
(角川コミックス・エース)
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池野雅博/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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東大路ムツキ/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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和ヶ原聡司/柊暁生
(電撃コミックス)
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鈴木快
(電撃コミックスNEXT)
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いみぎむる/ Spider Lily
(電撃コミックスNEXT)
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石坂ケンタ
(電撃コミックスNEXT)
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加藤陽一/スメラギ
(電撃コミックスNEXT)
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芽々ノ圭/ほえ太郎
(電撃コミックスNEXT)
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七沢またり/堤りん
(電撃コミックスNEXT)
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ななつ藤
(電撃コミックスNEXT)
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多門結之/Sin Guilty
(電撃コミックスNEXT)
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サラマンダ
(電撃コミックスNEXT)
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えのき
(電撃コミックスNEXT)
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Team RWBY Project/スエカネクミコ
(電撃コミックスNEXT)
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ノッツ
(電撃コミックスNEXT)
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5月25日

白梅ナズナ/まきぶろ
(comic LAKE)
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葦尾乱平/涼樹悠樹
(ガルドコミックス)
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奈々鎌土/名無しの権兵衛
(ガルドコミックス)
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アイサコ/馬路まんじ
(ガルドコミックス)
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左藤圭右/割内タリサ
(ガルドコミックス)
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しゅにち/友橋かめつ
(ガルドコミックス)
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しろいはくと/大崎アイル
(ガルドコミックス)
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中曽根ハイジ/丘野優
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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蝸牛くも/青木翔吾
(ガンガンコミックスUP!)
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蝸牛くも/黒瀬浩介
(ビッグガンガンコミックス)
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蝸牛くも/マツセダイチ
(ビッグガンガンコミックス)
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蝸牛くも/関根光太郎
(ビッグガンガンコミックス)
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塩野干支郎次/海法紀光
(ビッグガンガンコミックス)
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塩野干支郎次/海法紀光
(ビッグガンガンコミックス)
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タナカトモ/諸星サロ
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/大沢祐輔
(ビッグガンガンコミックス)
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星河だんぱ
(ヤングガンガンコミックス)
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六本順
(ヤングガンガンコミックス)
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蝸牛くも/栄田健人
(ヤングガンガンコミックス)
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涼樹悠樹
(オーバーラップ文庫)
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大崎アイル
(オーバーラップ文庫)
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大崎アイル
(オーバーラップ文庫)
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三嶋与夢
(オーバーラップ文庫)
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馬路まんじ
(オーバーラップ文庫)
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岸本和葉
(オーバーラップ文庫)
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しば犬部隊
(オーバーラップ文庫)
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鴨山兄助
(オーバーラップ文庫)
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KAZU
(オーバーラップ文庫)
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友橋かめつ
(オーバーラップ文庫)
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星野星野
(オーバーラップ文庫)
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御堂ユラギ
(オーバーラップ文庫)
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丘野 優
(オーバーラップノベルス)
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岡沢六十四
(オーバーラップノベルス)
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ラストシンデレラ
(オーバーラップノベルス)
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五月 什一/原作・監修:なきそ
(MF文庫J)
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岩波零
(MF文庫J)
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十文字青/原作・プロデュース:Eve
(MF文庫J)
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鈴木 大輔
(MF文庫J)
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鳳乃一真/原作:Liars Alliance
(MF文庫J)
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十文字 青
(MF文庫J)
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ぶんころり
(KADOKAWA)
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綾束 乙
(MFブックス)
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3人目のどっぺる
(MFブックス)
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七沢 またり
(MFブックス)
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新巻 へもん
(MFブックス)
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夜州
(MFブックス)
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Y.A
(MFブックス)
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百均
(ブレイブ文庫)
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紺染幸
(ブレイブ文庫)
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高岡 未来
(メディアワークス文庫)
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仁科 裕貴
(メディアワークス文庫)
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5月23日

小野はるか
(角川文庫)
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クレハ
(角川文庫)
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円城寺 忍/監修:天狼プロダクション
(ハヤカワ文庫JA)
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冲方 丁
(ハヤカワ文庫JA)
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5月22日

田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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嶋水えけ
(ガンガンコミックスJOKER)
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5月20日

やしろ
(TOブックスノベル)
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こまるん
(TOブックスノベル)
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流石ユユシタ
(TOブックスノベル)
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西の果てのぺろ。
(TOブックスノベル)
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永野水貴
(TOブックスノベル)
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5月19日

超法規的かえる
(GCN文庫)
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らいと
(GCN文庫)
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大楽 絢太/原作・監修:タツノコプロ
(KADOKAWA)
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来生 直紀
(富士見ファンタジア文庫
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初美 陽一
(富士見ファンタジア文庫)
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亜逸
(富士見ファンタジア文庫)
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夏乃実
(富士見ファンタジア文庫)
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冬目景
(ヤングジャンプコミックス)
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キナミブンタ
(ヤングジャンプコミックス)
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安田剛助/藤島真ノ介
(ヤングジャンプコミックス)
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黒イ森/島崎 無印
(ヤングジャンプコミックス)
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多田大我
(ヤングジャンプコミックス)
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立華凪/大寺義史
(サンデーGXコミックス)
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高橋慶太郎
(サンデーGXコミックス)
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mogi
(裏少年サンデーコミックス)
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5月18日

カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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中西 鼎
(ガガガ文庫)
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立川浦々
(ガガガ文庫)
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吉野 憂
(ガガガ文庫)
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サイトウケンジ/波多ヒロ
(チャンピオンREDコミックス) Amazon Kindle B☆W


吉野弘幸/佐藤健悦
(チャンピオンREDコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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ねこぐち
(少年サンデーコミックス)
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5月17日

西尾 維新
(講談社BOX)
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蒼月 海里
(星海社FICTIONS)
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左リュウ
(電撃の新文芸)
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茨木野
(電撃の新文芸)
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おとら
(電撃の新文芸)
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5月16日

西尾 維新
(講談社文庫)
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5月15日

友麻碧
(富士見L文庫)
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尼野 ゆたか/原案:佐々木 禎子
(富士見L文庫)
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硯 朱華
(富士見L文庫)
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三上康明
(アース・スターノベル)
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らる鳥
(アース・スターノベル)
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仏ょも
(アース・スターノベル)
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干野ワニ
(サーガフォレスト)
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空地大乃
(サーガフォレスト)
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池中織奈
(サーガフォレスト)
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勝木光/香月美夜
(コロナ・コミックス)
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5月12日

島本和彦
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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ゆきの
(夜サンデーコミックス)
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伏見ダイキ
(サンデーうぇぶり)
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堂本裕貴
(サンデーうぇぶり)
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ヨウハ/SCRAP
(サンデーうぇぶり)
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小山愛子
(少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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瑚澄遊智/漂月
(アース・スター コミックス)
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森みさき/森下りんご
(アース・スター コミックス)
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持崎湯葉
(GA文庫)
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蝸牛くも
(GA文庫)
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蝸牛くも
(GA文庫)
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あずみ朔也
(GA文庫)
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大森藤ノ
(GA文庫)
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ケンノジ
(GA文庫)
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小林湖底
(GA文庫)
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路紬
(GA文庫)
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5月11日

朝倉亮介
(ガンガンコミックス)
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中吉虎吉
(ガンガンコミックス)
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守野伊音/朱里
(ガンガンコミックスONLINE)
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