G2

第117回京都記念 G2 レース回顧   

4歳以上 オープン (国際)(特指) 別定 京都競馬場2,200メートル(芝・右 外)

これは新興勢力新4歳馬でチャレンジCを勝ち、ボッケリーニを下したベラジオオペラ。
古馬になり覚醒、G3エプソムC、G2府中牝馬S、G1エリザベス女王杯と3戦連続2着で今度こそ勝ち星を狙うルージュエヴァイユ。
そしてイクイノックスやドゥデュースの同期として、今後の競馬界を牽引する一頭となるべくここで下の世代を蹴散らしたいプラダリア。
この3頭の対決になりそうなレースだったんですが。

池添騎手騎乗のプラダリアが貫禄を見せて、ベラジオオペラを競り落として完勝。まだまだ甘いわ、と言わんばかりの勝ち方でした。でも、当馬もまだG1レースとなったらまだ格を見せれていないので、挑戦権をもう一度もぎ取ったって感じですね。
ベラジオオペラ、これはまだ飛躍とは行かないかー。
ルージュエヴァイユに至っては後方でずっとモタモタしたまま。外に持ち出したものの、全然伸びずに掲示板にも載れない8着。松山くん、ちょっとイイところ無しだったぞ。

3着には番手につけて列を引っ張ったバビットが、最内で粘って3着。もうずっと良いところ見せてなかったので、7歳古豪頑張ったなあ。


第71回日経新春杯 G2 レース回顧   

4歳以上 オープン (国際)(特指) ハンデ 京都競馬場2,400メートル(芝・右 外)

久々の京都開催での日経新春杯であります。
年明け最初の大きいレースって感じですね、日経新春杯。
とはいえ、近年はここを勝ってステップアップ、とはなかなか行かず以降燻ってしまう馬も多いのですけれど。

今年は特に、去年の暮に各世代でG1戦線を引っ張ってきたトップランナーたちがまとめて引退しちゃったこともあり、現役世代どうも小粒になった印象がどうしてもあるんですよねえ。
現5歳世代がドウデュース、スターズオンアースの両巨頭以外ではジャスティンパレスくらいしか中長距離以上のG1馬がいないだけに。……ディープボンド、まだワンチャンあるんじゃない、今年?
ボッケリーニとヒシイグアスの8歳も。
まあここから去年のクラシック世代の台頭も期待したいところですが。
そんな現4歳世代で筆頭のリバティアイランドを除くと、やはり注目はクラシック三冠をとったソールオリエンス、タスティエーラ、ドゥレッツァの3頭なわけですけれど、この3頭以外にもクラシック戦線をライバルとして戦い抜いてきた連中がいるわけで、彼らの活躍も期待したいところなんですよね。そんな世代牡馬の中長距離での有力馬と言えるのが。
チャレンジCで古馬を撃破したベラジオオペラ。共同通信杯を勝ったファントムシーフ。札幌記念で2着に入ったトップナイフ。そして今日このレースを出走したサトノグランツ、ハーツコンチェルト。このあたりがクラシック戦線を賑わせた面々でしょう。
実際、この2頭が3番人気2番人気を集めたのですが、彼らを置いて1番人気にあげられたのがブローザホーンくんでした。
この子はまた遅咲きの馬で3歳の時はなかなか勝ち上がれずに9戦目でようやく未勝利を勝ち、1勝クラスを突破したのは暮れの12月。ここで長距離路線に目覚めてとんとんと勝ち上がり、そのまま初重賞の函館記念で3着。ここらへんから新興勢力として認識され始め、続く札幌日経OPで6馬身の圧勝をキメたことで重賞を勝てる馬の新規参入だ! と盛り上がったんですよね。
ところが、続くG2京都大賞典でディープボンドの2番人気にまであげられたものの、レース途中に心房細動を発症してしまい、競走中止。一気に最上位クラスまで駆け上がっていたのが一旦躓いてしまったわけです。
その後病み上がりという事もありじっくりと調整されていたのですが、3ヶ月ぶりの実戦としてこの日系新春杯を選んだのでした。
果たして以前通りの力を発揮し、勢いが失われていないか。本当に重賞クラスの力があるのか。ここから、G1戦線で戦っていける力があるのか。その真価が問われる一戦でもありましたが。



序盤、貫太のリビアングラスとディアスティマ、そしてシンリョクカの3頭による先頭争いが生じたために相当早いことに。先頭争いというか、比較的早めにディアスティマが前に立ったんだけれどシンリョクカとリビアングラスが並んじゃってスピードが落ち着かなかったんですよね。馬場も重めだったみたいだし、消耗戦に。
ここをジワリと前にいるハーツコンチェルト、サトノグランツ、サヴォーナをまとめて差し切ったブローザホーンは一枚実力上でしたね。ちょっと地力が違うところを見せた。これは今後も楽しみな勝ち方。
2〜4着は4歳世代が占めたのだけれど、2着は実績のある上にあげた2頭と違い3歳時はあまり評価されてなかったサヴォーナが同世代を捲くってきた感じ。神戸新聞杯で10番人気ながら2着に入っているし、菊花賞でも5着と掲示板に載っているので、実力に人気と実態が追いついてきたというべきか。3着のサトノグランツがハンデ戦というのもあって57.5キロを背負い、サヴォーナが56キロと斤量に差があったのもあるんだろうけれど、クラシック三強に追いつき追い越せの中ではベラジオオペラに続く位置くらいにはつけたんじゃないだろうか。
グランツはとりあえず菊花賞10着の大敗からは立て直せたんじゃないかと。ハーツコンチェルトも外外回らされての4着は悪くはなし。ただ新馬戦以来勝ってないのも確かなんで、とりあえず2勝目欲しいわなあ。






第26回富士ステークス G2 レース回顧  

3歳以上 オープン (国際)(指定) 別定 東京競馬場1,600メートル(芝・左)

すみません、こっちは土曜日に行われた重賞だったのですけれど、せっかくのステラヴェローチェ復帰せんであり、待望のナミュール復活戦だったので触れておかないと。

2歳の頃は世代トップと目され、阪神ジュベナイルフィリーズでは破れたものの、春のトライアル戦のチューリップ賞では評判通りのカミソリの切れ味を見せつけて勝利したナミュールは桜花賞でも堂々の一番人気に担ぎ上げられました。しかし、立ちふさがったのはあの地上の星スターズオンアース。それ以前にナミュール自身10着と今までにない大敗をしてしまったのでした。
それでもクラシックはオークス3着秋華賞2着と世代トップクラスの評判に違わぬ成績を見せたのですけれど、それ以降もどうしても勝ちきれないどころか、体調が整わなかったり展開が向かなかったりとその実力を発揮する事が叶わず、安田記念ではついに16着と無惨な形に。
実力能力は間違いなくG1級であるのに、なかなかそれを全力で発揮できない馬。いつしかその評価はこのままではかつては強かった馬、として段々と埋もれていってしまうのが常。なるべくなら今年の間中にもう一度勝っておきたかった。そういう意味でもここは必勝を求められるレースでした。
人気も前回の大敗にも関わらず1番人気。ほんとの超一線級こそ顔ぶれにはいないものの、重賞G1の常連がゴロゴロといましたからね。そこで1番人気というのは大きいです。そしてここで勝てたのは本当に大きい。戦場がマイルに留まらない馬だけにこれからの展望も開けたはず。

そして話題となっていたのは放牧後音信不通になり長らく心配されていたステラヴェローチェの1年7ヶ月の復帰戦というところでしょう。いやほんとにさー、放牧行ったっきり全然帰ってこないし、かといって消息も聞こえてこないしだからといって引退という話も聞かないし、現役で放牧中となったままずっと音信不通だっただけに、ファンはみんな心配してたんですよね。そのステラがついに放牧から帰ってきたときは大いに話題になったものです。なにやら故障もしていたみたいですけど、ほんとどうしてたんだろう。
ともあれ、超久々の競馬でしたけれど馬当人は走りたい気持ちいっぱいだったようで、前進気勢ガンガンで挑んでいました。残念ながら体のほうがまだ戻っていなくて気持ちについていかなかったみたいで7着に終わってしまいましたが、これなら次以降も体が整ってきたら十分競馬になると思います。頑張れステラ。

第58回京都大賞典 G2 レース回顧   

3歳以上 オープン (国際)(指定) 別定 京都競馬場2,400メートル(芝・右 外)

3日間開催の3日目。祝日とはいえ月曜日に競馬は不思議な感覚だなあ、未だに。
さて、京都大賞典と銘打ってますが京都でやるのは3年ぶり。去年一昨年は京都競馬場改修中のために阪神競馬場での開催でしたからね。久々の京都競馬場での京都大賞典だー。

とはいえ、その「改修」によって地味にコース形態。特に外回り4コーナーの特性が変わっていることは忘れてはならないのだろう。
旧京都競馬場では4コーナーの急角度のせいでぱーっと馬群が広がって前が広く空いてたんですけどね。カーブが安全のためにゆるくなったために4コーナーでそれほど馬群がバラけなくなった。これが地味に大きくて、京都競馬場での傾向が変わってきてる部分もあるんだよなあ。
っと、さて参戦メンバーですけれど。微妙に人気バラけたなあ。
G1でおなじみのメンバーが揃ったといえば揃ったのですけれど、同時にG1で勝ちきれないあと一歩二歩で手が届きそう、というメンバーが集まったんですよね。

1番人気はおなじみディープボンド。2番人気にはこちらは新進気鋭。連勝で挑んだ函館記念で3着に入って重賞で戦っていける力を示した上で次のリステッド競争札幌日経オープンを6馬身で圧勝して再び重賞に挑戦してきた馬体414キロの小さな騎行ブローザホーン。
今一番プボくんと並んでG1に最も近くしかしなかなか届かない馬であろうボッケリーニが3番人気。
4番人気は長くシルバー・ブロンズに留まり続けたコレクターだったがついに目黒記念を勝って重賞ウイナーへの仲間入りしたヒートオンビート。
そして5番人気に青葉賞勝利以来常に善戦しつつそれ以上に行けなかったプラダリア。
6番人気に唯一のG1馬、ヴェラアズール。
この6頭までが一桁倍率でせめぎ合っていただけに、人気ほんと割れてたんでしょう。

ディープボンドは思ったより位置後ろだったなあ。溜める競馬を試したかったみたいなコメントがあったけれど、3コーナーからの下りで加速はしていたんだけれど願わくばもう少し勢いよく上がって行ってほしかったね。この行き足ならやっぱりもう数段前で競馬したほうが良さそうな。それでも、最後までじわじわ着実に伸び続けるあたりがディープボンドらしかったです。3着は着実だ。

勝ったのはプラダリア。今回は相当に調子も良かったみたいで、勝つべき時に勝てたんじゃないでしょうか。鞍上の池添騎手、グイグイ伸びてきたボッケリーニを上手いこと逃げから落ちてきたアフゴくん使って塞いで、一番ここ!という時の仕掛けのタイミング潰してたの、うまいですわー。
そろそろプラダリアも、G1で勝ち負けと行きたいところ。でも、ガチのG1の怪物たちと比べるともう1段格がほしいよなあ。
ボッケリーニ浜中くんはまたぞろここぞという時に塞がれて、これは忸怩たるところでしょう。それでも、即座にプラダリアを跳ね飛ばして進路こじ開けた所に浜中くんの二週連続やられてたまるかっ、という気迫を感じましたねえ。脚もボッケリーニの方がありましたし。まあ斜行で過怠金取られちゃってますけど。
ところが、コメントによるとここで前に出たことでボッケリーニがソラ使っちゃったのか。先に抜けてしまうと気を抜いちゃう所がある、というのはこれ難儀なくせですよねえ。この子が能力あるのに勝ちきれないままここまで来ちゃった原因の一つなんだろうなあ。2着多すぎですもんねえボッケちゃん。
ブローザホーンはレース中に心房細動を起こしてしまい、途中でレース中止となってしまいました。幸い、かなり軽かったみたいですぐ回復、飼い葉も食べられてたみたいなので良かった。まだまだ4歳でこれからの馬ですし、次頑張ってほしいものです。









第74回毎日王冠 G2 レース回顧   

3歳以上 オープン (国際)(指定) 別定 東京競馬場1,800メートル(芝・左)

今や名実ともに現役最強マイラーの名を冠するソングライン。そして、そんなソングラインとNHKマイルカップ以来常に隣り合わせで競り合い続けたシュネルマイスター。
都合四度目の直接対決!
NHKマイルカップ、22年・23年安田記念とこの二頭、ライバルとして激突し続けてきたんですよね。
とはいえまさか毎日王冠でぶつかることになるとは思いませんでしたけれど。しかし、ソングラインはここを叩いてアメリカはブリーダーズカップマイルへと旅立つ予定。シュネルマイスターは日本のマイルチャンピオンシップへと向かう予定であり、本来なら二頭の出走が交わることはなかったのかもしれません。これが今年最後の対決。二頭の年齢を考えると本当に最後のライバル対決となるのかもしれません。

3番人気は同じ東京1800のエプソムCを勝ったジャスティンカフェ。
4番人気は未勝利戦勝利からとんとんと3連勝でラジオNIKKEI賞を勝ち上がってそのまま古馬の最強クラスが居並ぶレースに殴り込んできた若き3歳エルトンバローズ。

レースはシュネルもソングラインも前が壁になったせいで仕掛けが遅れ。特にシュネルは内側に居たのソングラインの後ろをぐるっと回って一度大外まで持ち出してようやく残り200からフルスロットルに入れている。ソングラインも馬群を割って出てきたものの、あともう一呼吸早く仕掛けたかっただろうな、これ。
レースは直線ウインカーネリアンの後ろで虎視眈々と狙っていたエルトンバローズが突き抜けて勝利。この馬も直線入ったところで前にカーネリアン。横にバビットと囲まれて行き場がなくなってたんだけれど、カーネリアンが粘って落ちてこなかったのと、バビットを押しのけて進路をこじ開けたのもあって、前が空いた途端に弾けましたね。後ろの猛追にあっさり追いつかれるかと思いましたけれど、西村くんの渾身の騎乗にエルトンがよく応えてゴール前粘り込み3歳にして金星をあげました。うんうん、若手騎手と若駒の良いコンビだこれは。
2着にはソングライン。3着にシュネルマイスターとまたぞろ仲良く並ぶ二頭。4着のアドマイヤハダルまでがハナ差ハナ差アタマ差の4頭が0.1秒でせめぎ合う熱戦でありました。
うんうん、見ごたえある良いレースでしたよ。


第59回札幌記念 G2 レース回顧   

3歳以上 オープン (国際)(特指) 定量 札幌競馬場2,000メートル(芝・右)

夏競馬ながら秋に向けて早めに始動する組が参戦することで、G1級の馬たちが多く出走することからスーパーG2とも呼ばれる札幌記念。

今年も前年の覇者にして大阪杯を制した金色のスピードスター・ジャックドールを筆頭に、
香港ヴァーズを制した名牝ウインマリリン。
チャレンジCを連覇した中距離戦線の雄ソーヴァリアント。
千夜一夜物語の王の名を冠するダービー馬シャフリヤール。
最強世代の一角を形成しG1で常に掲示板を外さないダノンベルーガ。
前走香港はクイーンエリザベス2世Cであの香港最強ロマンチックウォリアーと叩きあったプログノーシス

他にもG1の常連馬たちがズラリズラリ。ウインマイティーにマテンロウレオ、アフリカンゴールドのベテランたちに、現在クラシック戦線を戦っているトップナイフなどなど。
え? G1走った経験ないのヤマニンサルバムだけじゃない?
という豪華メンバーが揃った札幌記念。
今回は折からの雨もあり、レースのときは雨は止んでいたものの馬場は稍重。やや荒れ気味の柔らかめの馬場になっていたようです。
こうなると軽快に飛ばすタイプの馬たちにはやや苦しい馬場状態になってましたか。これは個々の馬の得意不得意が大きいんですけどね。

ポンと弾けるように飛び出したのが大外枠のユニコーンライオン。続いてアフリカンゴールドとこの2頭が逃げるのは予定通りと言った感じで。ジャックドールもいいスタートだったのですが、前へ前へと押し出す二頭には付き合わずに4番手に控える形に。
1000メートル通過がちょうど一分くらいだったので平均ペース。ただウインマリリンを加えた前3頭が随分と間をあけて先行していたので、後方集団はスロー気味だったのだろう。
ただこの1000メートルあたりからジワリと後方集団がスピードをあげる。全体的にロングスパートに入ったようだ。逃げるユニコとアフゴ、そしてマリリンは早めに一杯になり直線入る前に息切れ。ジャックドールもいつもみたいなスピード感が全く無くどうにも走りにくそうにしたまま馬群に包まれていく。
早めに動いたのが、内側からトップナイフ。すでに4角に入る所で先頭に踊りでている。これは先頭集団の失速もあったんだろうけれど、かなり早い進出。ただ、この馬場と展開では鞍上の横山和生の好判断だった。事実、トップナイフはラチ沿いの経済コースを進み、直線までに距離を稼ぎ、そのお釣りを落とすこと無く2着に駆け込んでいる。
2歳G1の頃から活躍してホープフル2着など実績をあげてきたトップナイフだけれど、当初から成長の余録があまりないんじゃないかと言われて、実際皐月賞・ダービーでは大きな壁に跳ね返されてしまったトップナイフだけれど、まだまだこんなもんじゃない、こんな所で終わらないという意気を見せてくれる古馬重賞、それも一線級の集った中での堂々の2着でありました。まだ重賞勝ってないのよね、2着ばかりで。なんとか一本重賞取ってG1にも勝ち負けで勝負して欲しいです。

んで、一番どぎついパフォーマンスを見せたのが、川田鞍上のプログノーシス。一頭、桁違いの手応えでユニコ、アフゴ、マリリンの間をススっとくぐり抜けて先を行くトップナイフを捕まえに掛かるプログノーシスの競馬は、圧巻でありました。
これは強い。3歳のときはクラシックには関係のない地回り生活でしたけれど、ずっと1番人気を続けていた期待馬でもありました。古馬になっての初戦の金鯱賞で重賞初勝利をあげたことで覚醒って感じですねえ。トップナイフとは4馬身。3着のソーヴァリアントとは7馬身ぶっ千切っての勝利。これはもう完勝と言って過言じゃないでしょう。秋の中距離戦線の主役の一角として名のりをあげてきましたよ。
3着にはルメール騎乗のソーヴァリアント。4着にはダノンベルーガ。ベルーガは掲示板は絶対外さんねえ。5着には短い最後の直線だけで後方からぶっ飛んできたヒシイグアス。本調子からは程遠い状態みたいだったんだけれど、走らせるときっちり脚使ってきてくれる馬です。イグアスもなんとか馬場状態とか馬の調子とか全力で出せるレースに巡り合ってほしいものですけれど。
ジャックドールはそのあとの6着。走り方からして、なんかモッサリとしていていつものジャックドールじゃありませんでした。
まあ、全体見ても上がり最速が勝ったプログノーシスの36.0ですからね。軒並み37秒から40秒掛かっているのを見ても相当に足元キツいレースだったと思われます。
逃げも追い込みも壊滅。1000メートルあたりから早めにロングスパートして先頭に取り付き、耐久出来た馬が上に残ったって感じですね。
シャフリヤールもいい位置つけていたのですが、肝心の後半から伸びずに11着とあまりにもらしくなくてどうした、と思っていたらどうやら喉に異常を発生していたようで。喉頭蓋エントラップメントって聞いたこと無いなあ、と思ってたらいわゆる喉鳴りとか喘鳴症と呼ばれるものだそうで。
手術となるそうですけれど、軽いものならすぐに再始動できるみたいですので秋以降もまだ絶望視しなくても済むかも。





第54回読売マイラーズカップ G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(指定)別定 京都競馬場1,600メートル(芝・右 外)

さあさ新規改装開店の京都競馬場。ほんとに久々、見違えた各施設にコースに芝。ピカピカ光ってるよ眩しいよ!
実際、楕円形に変わって全周からお客さんが見られるようになったパドックなんかは、すごく新鮮!
そしてテレビ画面に映る本馬場も、なんか見え方違って新鮮! うわー、なんか初めてみる競馬場みたいだぞ!?

というわけで、そんなニュー京都競馬場最初の重賞レースが春のマイル戦線の名物レース・マイラーズカップだ。
マイルの大将シュネルマイスターを筆頭に、マイル戦に路線変更してから3連勝と今乗りに乗ってるキタサンブラック産駒のジャスティンスカイ。
去年のこのレースの勝ち馬でもあるソウルラッシュ。
長距離ベースから一転マイルに挑戦してきたセントライト記念勝ち馬のガイアフォース。
このあたりが人気してましたね。

レースは前哨戦で負けてられるか、とばかりに一番人気に応えてシュネルマイスターが大外から捲って並み居る馬を薙ぎ払っての久々の勝利。いや、ほんとに久々だよ。一昨年の毎日王冠以来ですからねm勝ったの。惜しいG12着などは度々ありましたけれど、特に近走は馬券に絡むことも出来なくなっていたんで、ここであかんかったら終わった馬扱いされかねないところでしたが本番安田記念に向けてしっかり健在っぷりをアピールしてくれました。
仕上がりも太ってた分マイナス14キロで解消してきたとはいえまだ前哨戦仕様っぽいですし、本番に向けてさらに整えてきますよ、これ。

2着はガイアフォース。いきなりのマイルで進路変更しながらド迫力で追い込んできましたよ。33.2の時計でもって。勝ったシュネルが32.9でしたから躱されちゃいましたけれど、走破タイムもめちゃくちゃ速い中でこの展開でこの脚でこの2着。
この馬もキタサン産駒だけれど、長い所オッケー、短いところもオッケーという幅の広さを感じさせる良い走りっぷりでした。これで勝ててたらなあ。惜しい。

3着はソウルラッシュ。枠が大外ということで終始外側を回らされたのだけれど、怯むこと無く着実に足を伸ばして逃げ粘るシャイニーロックを捉えての3着。豪脚2頭に躱されちゃいましたけれど、ほんと堅実だわー、ソウルラッシュ。

しかし、これ想像以上に外回り4コーナーの角度が緩くなった影響大きいんじゃないでしょうか。
今までだとあの4コーナーの急角度のせいで馬群が大きくバラけるんですよね。外の馬はより外に振られて、内の馬も外側にバラけて、おかげで内々で走っていた馬たちに進路が広がり、内をつく展開が決して珍しくなかったのだけれど。
今回見ていても、馬群全然バラけないし、外側を走っている馬もすんなりと進路切り込んでくる。ソウルラッシュなんかその典型だし、シュネルも余裕を持って直線でギア入れることが出来ていた。

対して一番煽り食ったのが、最内に閉じ込められてしまった川田騎手のジャスティンスカイでしょう。もう完全に締められちゃって行き場なくなっちゃってましたもんね。4角であれだけ馬群がばらけないと、進路も現れない。こりゃあかんですわ。いやー、ほんと思いの外これレース傾向変わるよなあ。面白い、興味深い。まさに新しい京都競馬場だ。新鮮だ!


第58回サンケイスポーツ賞フローラステークス G2 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)馬齢 東京競馬場2,000メートル(芝・左)

優駿牝馬・オークスへの途中乗車券を賭けたトライアル戦。過去三年でもウインマリリン、クールキャット、エリカヴィータと活躍馬を排出しているレースだ。
……え? クールキャットもエリカヴィータもそんなに活躍してない? そ、そうかな。戦績見るとそうだな。いや、長らく重賞戦線でわりと狙い目よ? というポディションなんですよね。実績伴ってないけど、うん。

東京競馬場の開幕週。ということで芝が良い! 京都競馬場2年以上ぶりの新規開店!に隠れているけれど、こっちもピチピチの生きた馬場だ。
参戦牝馬たちもデビュー遅れたものの、みなぎる才能をはち切れそうにしている馬が多い。
打倒リバティアイランド。格の違いを見せ続けている既に歴史的名馬の威光を示している彼女に立ち向かう新戦力たち。
その一番手筆頭が一番人気ソーダズリング。馬名の意味は「とっても眩しい」というピッカリさんだ。
母ソーマジックはマジックキャッスル、ソーヴァリアントなどを送り出した名牝。まさに名血統というやつですな。

他にもデビュー戦で既にデビューしている馬たちを相手に走りながら、あがり勝負となったスロー展開で後方から大外をぶん回して他馬が止まったような勢いで差し切ってしまった衝撃の勝ちをしてみせたドゥムーラン。これ、名前がアメリという映画の舞台になったフランスの有名なカフェ・ドゥ・ムーランから取っているらしくて、ちなみに母馬の名がアメリ。なかなかイカした命名で素敵だなあ、と。なかなかいい子に恵まれていないサトノダイヤモンドの期待の産駒でもあります。
同じく中京の未勝利戦を既走馬相手にレベルの違う強い勝ち方をしてみせたブライトジュエリー。
このあたりが一戦一勝馬ながら人気となっておりました。

レースは1000メートル通過タイムが60.8。おおむね平均ペースとも言えますが、開幕週でもありますしわりとゆったり目ではありましたか。
それも中盤あたりでじっくりと脚をためるラップタイムで、逃げた菅原くんのゴールデンハインドはラストを34.1で固める高速の逃げを決めてくれやがりました。こりゃ、後ろが33秒台で追いかけても追いつかないですよ。それこそ、この展開で差しきれるならリバティアイランドとも真っ向戦えます。こういう展開で差し切ったんだよな、あの馬。
実際、ソーダズリングは上手いこと追い出して抜き去る態勢を決めたんですけれど、結局全然追いつけなかった。脚色がおんなじになってしまいましたからね。
ゴールデンハインドは調教でも抜群に動けていたみたいで、これが7戦目というこれはこれで歴戦味を感じさせる勝ち方でした。ゴールデンハインドって言ったら、キャプテンドレイクの船として世界的に有名な帆船の名前。親父ゴールドシップの名をある意味体現してるような馬名なんですよね。
これ、思いの外長い所で良い味が出る馬なんだろうか。これは本番オークスも楽しみです。
ドゥムーランは外外回らされた分、届かなかったか。ギア入った時はもうちょっと伸びてくるかと思ったけれど案外でした。





 

第71回日経賞 G2 レース回顧   

4歳以上オープン(国際)(指定)別定 中山競馬場2,500メートル(芝・右)


新旧菊花賞馬対決! 
というわけで、去年の前半圧巻の勝利を重ねて現役最強の看板を立てたタイトルホルダー。
そして去年の暮れから古馬戦線に乗り込んで暴れまわり、今年に入っても海外含めて勝ち星を重ねまくっている22年クラシック世代。その中で菊花賞を制して三冠の一角を担ったアスクビクターモア。
この現役最強ステイヤーが初顔合わせとなったのがこの日経賞でありました。

タイトルホルダーは天皇賞春・宝塚記念と連勝したあと、凱旋門賞に挑んだもののそこで底なし沼のようなフランスの馬場に苦しみ、帰国したあとも復調しきれず有馬記念で大敗。

仕切り直しとばかりに、去年も勝ったこの日経賞で再始動。今年の最初のレースに挑むことになったのです。しかし新世代が競馬界を席巻する中で人気はアスクビクターモアが一番に。二強対決ながらもタイトルホルダーは2.4倍で二番人気という屈辱を味わうことになったのでした。
しかして、この新旧対決はどうなったのか。
御覧ください。



どーーーん。

わはーーー。いやーーーこれは強いわ。
アスクビクターモアはスタート完全に失敗しちゃいましたね。どうやらゲート開く前に突進して頭ぶつけてたみたいで。おまけに今日は折からの雨もあって馬場状態は最悪の「不良」。ビクターモアはこういう馬場初めてでしょう。慣れない足元、慣れないポディション。今回は鞍上もあえて無理はしなかったと思います。本番は次ですもんね。
にしても、タイトルホルダーが強すぎでした。完全に最初から最後まで主導権握りっぱなし。ペースを掌握し切っていました。いや前半あれだけスローに落とされたら、後半のスタミナ勝負でこのタイホに太刀打ちできるやついるはずないじゃないですか。直線に入る4コーナーで果敢に攻めていったヒートオンビートは距離を詰めるどころか全然追いつけず、途中でスタミナ切れて失速。
かろうじて前にいてタイホのあとにくっついていたボッケリーニとディアステマが粘りましたけど、直線でどんどん突き放されるばかり。スピードをあげたタイホに誰もついていけませんでした。脱落、脱落、みんな脱落。
最後尾にいたライラックだけが、なんか一頭だけ捲っていきましたけれど、それでも4着まで。いや、最後方からあそこまで突っ込んでくるあたり、ライラックはほんと、追い込み馬の鑑みたいなもんですなあ。重馬場得意、少なくとも苦手ではないんでしょう。エリ女でも重馬場で2着飛び込んできてますし。
そのライラックをして上がり時計は二番手。上がり最速が先頭にいたタイトルホルダーという時点で、もうとんでもないです。
文句なしにタイトルホルダー復活。復権。天皇賞春連覇に向けて天気明朗でありました。

まあ、まさかその晩に、誰が現役最強馬だって? とばかりにイクノイックスがドバイで同じように他馬を置き去りにするレースを見せてくれるのですが。それはまた別枠で
アスクビクターモアも今回は度外視でいいでしょう。無理しなかった事で消耗もそこまで酷いことにはならなかったでしょうし。本番天皇賞・春では甘く見ない方がいい。今度こそ二頭の壮絶なマッチレースが見れたらなあ、などと思ったり。



第72回フジテレビ賞スプリングステークス G2 レース回顧  

3歳オープン(国際)牡・牝(指定)馬齢 中山競馬場1,800メートル(芝・右)

皐月賞トライアル。勝ったのは2戦2勝中のベラジオオペラ。2勝はそれぞれ番手につけての好位押し切りだったのが、今回は中団から外を回してゆったりと加速して前を行くグラニットとホウオウビスケットをわりと余裕持って躱しましたからね。これは本番皐月賞で距離200伸びることはなんの問題もないだろうなあ。
時計が遅いのは芝が重馬場だったというのもあるでしょうし。
上村洋行調教師はこれが重賞初勝利。上村さん、まだ重賞勝ってなかったのか。
鞍上の横山武史は京成杯のソールオリエンスがお手馬でいるけれど、そっちで皐月賞行くんだろうか。

2着はホウオウビスケット。これも無敗での挑戦でしたけど、馬場の悪い内側を通って2着は悪くはない。
3着のメタルスピードも後方から捲ってこれたのはベラジオオペラを除けばこの馬だけと考えればなかなかかしら。

ともあれ、これで皐月賞出走は大方出揃った感じですかね。土曜日の若駒Sでショウナンバシットも勝ち抜けてましたし。すみれSではシャザーンの猛脚に一歩届かなかったですけれど、今回はゴール際でなんとか前の馬を躱しての勝利。正直これ鞍上の川田のひと押しが効いた気がするなあ。


第71回阪神大賞典 G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(指定)別定 阪神競馬場3,000メートル(芝・右)

厩務員ストが20数年ぶりに行われようかという事で開催の危機となった今週ですが、なんとか行われることになりました。
とはいえJRAはこれ、色々と給与体系や雇用関係の制度改革をはかってあげないと今回のは相当にイメージ悪くなってしまいますよ。

さて、天皇賞・春の前哨戦となる長距離重賞でも最上位にあげられる阪神大賞典。春の盾を目指す有力馬が集まりました。
菊花賞2着、有馬記念2着と22年世代でもトップクラスの実績を残し、今年の主役を目指すポルドグフーシュ。
神戸新聞杯ではそのボルドグフーシュを下して勝利し、菊花賞では3着。年を越してびっくりするくらい馬体が大きくなって成長著しいジャスティンパレス。
今度こそG1奪取を目指して盾に挑む、阪神大賞典三連覇がかかる大御所ディープボンド。
これが1〜3番人気を形成。というか殆ど人気はこの3頭に集まっていたんじゃないでしょうか。

ディープボンドが調子も素晴らしく良さそうなのに、3番人気に落ち着いてしまったのは意外だったのですけれど、昨日の雨が馬場に残らず結構しっかりとした良い馬場状態だった、というのもしぶいパワーの居る馬場の方があうディープボンドにとっては不利と見られたのかもしれません。
実際、レースは前半こそアフリカンゴールドがゆったりとしたペースに持ち込んで超スローペースに落ち込んだものの、


ハロンタイム 13.0 - 12.3 - 13.3 - 13.3 - 13.0 - 12.8 - 12.5 - 13.2 - 12.6 - 12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.3 - 11.7

これを見る限り、残り1000メートルからもうずっと11秒台。数字を見る限り、さらにその前から一気にレースが加速しだしてます。このペースはさすがに、ディープボンドは苦しいですわ。スタミナはともかく、彼みたいなタイプだとスピードがおっつかん。
そういう意味では、ボルドグフーシュも外から捲った分、ちょいと最後苦しくなったのかも。
ジリジリと下がってくる先頭のアフリカンゴールドというリスクを承知でアフリカンゴールドとディープボンドの間に切り込んだルメールの勝負勝ちですね、これは。
実際、300メートル付近で行き場なくなって苦しくなるんですが、アフリカンゴールドがかなり粘って一気に落ちてこなかったのが幸いしてちょっと余裕が出来た隙に、ディープボンドとの間をこじ開けたわけで、そのあたりの馬の根性は素晴らしかったです。前が開けば一気に飛び出して完勝の形になりましたからね。
あそこでディープボンドがもうちょっと伸びてたら、圧力に負けなければちょいと話しは違っていたかもしれませんけれど。なんにせよ、これは実力勝ちでしょう。3歳のときよりもジャスティンパレス、明らかに強度が増してます。強い馬になってますよ。
ボルドグフーシュはプボとジャスパと3頭並んで叩きあいになった後、あそこからぐぐっと伸びる事がなかったのがなかなか辛い。ディープボンドみたいにズルっと下がってしまうことはなかったものの、200のハロン棒を過ぎてからのジャスティンパレスとの脚色の違いは明確でしたからね。
これで阪神大賞典も2着。勝てない、なかなか勝てない! 未だ重賞未勝利というのは辛い!
このままシルバーコレクターの道を歩んでしまうのか。重賞未勝利どころか2勝クラスまでしか勝ってないんだよなあ。
3着に入ったのは、5番人気だったブレークアップ。見てると道中はジャスティンパレスをピタリとマークする位置。直線に入る4コーナーのカーブですすっと外に持ち出して、ボルドグフーシュの後ろにつけてるんですよね。さすがに前をぶっちぎるような脚までは残していませんでしたが、ディープボンドを躱し、粘るアフリカンゴールドを躱し、ゴール前ボルドグフーシュを躱す直前までじわりじわりと最後の最後まで伸びる脚をつかっての見どころ在る3着でした。松山騎手、今回はかなりスムーズな騎乗だったんじゃないでしょうか。先週マリアエレーナで悔しい思いしてましたからねえ。
この馬も長らく下積み生活だったのが、去年の暮れ近くにポンポンと連勝。アルゼンチン共和国杯を勝っていきなり有馬記念に出走するという遅咲きの出世を果たした馬だったのですが、一発屋ではない実力を見せてくれたレースだったんじゃないでしょうか。
4着には粘ったアフリカンゴールド。いや、ほんとに粘ったなこいつ。逃げた馬にとっても前半はスローだったとは言え、後半はかなり消耗を余儀なくされるレースだっただけに立派の一言です。
ディープボンドは5着。この展開ではまあ仕方ないかなあ。本番の春天が新生京都でどんなレースになるのか。

今村聖奈騎手騎乗のメロディーレーン。相変わらずちっちゃい彼女は11着。まあ流石にこのレベルは苦しいですよね。とはいえ、相変わらず一生懸命走ってくれて、頑張りました。





第57回報知杯フィリーズレビュー G2 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)馬齢 阪神競馬場1,400メートル(芝・右)

はい、桜花賞トライアルですよ。
前半33.2ってどんだけ全力疾走だよ。そりゃあ前に居た馬は持たないですわ。3番人気リバーラは番手から直線に入っていい位置で抜けでようとしたものの、そこで脚が切れてしまったのかズルズルと。
勝ったのは先頭集団の最後方、6番手あたりから前を伺っていたシングザットソングが4角から上がっていって、一杯になった前を食い破るように先頭に立ち、そのまま後方から伸びてくる馬たちを抜かせずにゴールする強い勝ち方を見せてくれました。
この馬、新馬戦のときからどのレースでもゲートの出は悪いわ、出たら出たで右に左によれていくわ、とそもそもマトモに走っちゃいないんですよね。にも関わらず才能だけでこれまである程度の成績を残してきたわけだ。陣営も鞍上の吉田隼人騎手も頑張って矯正しようとしていた、それが結実したレースだったんじゃないでしょうか。ちゃんと走りゃあ強いんだよ、と。いや、この超絶ハイペース展開であの位置から勝ち切るというのは何だかんだ強いですよ。

2着には7番人気のムーンプローブが入線。前走阪神JFが17着ということで、まあ元々二桁人気だった事もあり評価もなんもなかったんだけれど、前走はこれまた超ハイペース展開、そこを番手で走っちゃいましたからね。グダグダになってしまったのも仕方なかったかと。そこから距離も短くなり、今回は控えての競馬。どうも前に立つと遊んじゃう性格なのもあって、後ろから追いかける作戦もあっていたんじゃないかと。フロックと見るのはいかんですよ。

3着には11番人気のジューンオレンジがこれは激走と言ってもいいでしょう。鞍上の富田暁くんもなかなか騎乗機会が恵まれないなかで、重賞3着は偉いです。
実際、4角まで最後方のままでしたし。阪神の内回りであの位置から3着まで突っ込んでくる脚は大したものですよ。見てる限り、エンジンがかかったのは残り300切ってから。しかも何度か前に馬がいて進路変更を余儀なくされてますからね。スムーズに加速していた場合、2着はあったかもしれません。
今回は調子も絶好調だったみたいですし、最近は1200を使われていたみたいですけれど、むしろちょっと長くなる今回のほうが適距離だったんじゃないでしょうか。

ここまでが桜花賞の出走権獲得。チューリップ賞も荒れ気味でしたし、けっこう思わぬメンツになりそうだなあ、桜花賞。リバティアイランドの牙城を打ち崩せる馬、居るだろうか。ライトクオンタムかハーパーか。


第59回金鯱賞 G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(指定)別定 中京競馬場2,000メートル(芝・左)

ああ、これは松山くん悔しいだろうなあ。マリアエレーナ、完全にドン詰まっちゃった。内側に前も横も塞がれて閉じ込められて、行き場なし。直線に入るところから松山騎手が必死に首を回してルート探しているのが見て取れるけど、これは無理だわ。
マリアエレーナとプログノーシスの二強勝負となると見られた金鯱賞だけれど、これは明暗分かれてしまいました。

レースはフェーングロッテンが先頭で先行有利のペースを作って押し切ろうとする良い競馬してたんだけれど、プログノーシスが後方一気で全部捲ってしまった。川田騎手のコメントからすると、今回は全然思う通りの競馬出来ていなかったみたいだし、馬場もゆるくて合っていなかったみたいなのだけれど、それでも圧巻の勝利。これが重賞初勝利だけれど、この程度で燻っていていい馬じゃあないってことでしょうね。にしてもスタートが悪すぎるだけに、これからも良い競馬が出来るか怪しいところなのだけど。
フェーンはあれベストでしょう。直線入ったところで迫られたにも関わらず、もう一回突き放しましたからね。
アラタは堅実に3着入賞。この子、勝つには至らないんだけれどどんなレースでもそれなりの結果を残すあたり馬主孝行ではあるんですよね。とはいえ、人気を下回ることも度々なので一度は重賞頑張って取りなさいよ。
4着にはハヤヤッコ。もう7歳だけれどわりと最近の方が充実してるんじゃないの、この子。良馬場とはいえちょっと芝も緩めでハヤヤッコ向きだったとはいえ、芝重賞でずっといい所まで来ているのも確か。後方から力強く掻き込んでグイグイと上がってくる様子はかっこよかったです。
マリアエレーナは今回は度外視ですよ。競馬させてもらえなかったですし。実力を発揮できれば8着なんてことはないでしょう。





第30回チューリップ賞 G2 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)馬齢 阪神競馬場1,600メートル(芝・右 外)

今日は福永祐一騎手の引退式。特別にこのチューリップ賞で誘導馬に乗り出走馬を先導する、なんてイベントも。福永祐一最初で最後の乗馬服での誘導馬騎乗でありました。
誘導馬五頭出動って、G1だけですよ普通そんなの。

さて、桜花賞のトライアルレースとなる本レース。桜花賞と同じ条件でのレースとなります。
阪神ジュベナイルフィリーズの6着のドゥーラ。そしてエフフォーリアの妹であるペリファーニアあたりが人気でしたね。

レースは武豊騎乗のモスメイメイが素晴らしいロケットスタート。いや、マジで抜群のスタートでした。豊さん、そこまで強引に前を主張するつもりなかったみたいだけど、ここまでいいスタートを切ったらそのまま行きますよね。正直、武豊騎乗であれだけのスタート決めてグイグイ前に行った瞬間にこれ、最後まで行っちゃうんじゃないの!? と思ってしまったのですが、ほんとに最後まで行っちゃったよ。
見てる感じでは最後まで緩まずに進んでいるように見えてしまったんだけど、実際の時計を見るとしっかり中盤にペース落として息入れてるんですよね。武豊がガチで逃げるとマジで強いんだよ。もう見事なくらいのペース掌握しての鞍上の勝利でありました。
直線で外からペリファーニアがあがってきた時はそのまま突き抜けるか!? とも思ったのですが、そこから思いの外伸びず。むしろ後方からジリジリと上がってきたコナコーストに抜かされてしまったのはちょっと意外だった。大外枠だった不利もありましたけど、先行3.4番手につけて直線で追い出してという理想的な展開だっただけに、もうちょっと伸びて欲しかったなあ。
コナコーストは評判通り脚が長く使えて、ジワジワと加速していくんですよね。もうちょっと内枠だったら逆転出来ていたかも。
ちょっとおもしろい走りをしていたのが5着に入ったルカン。番手につけてメイメイを追いかける形で走っていたのだけど、直線に入ったところでペリフェーニアに前に出られ、内から伸びてきたルミノメテオールとペリフェーニアに挟まれて進路が狭くなってしまったので、そこで一気に下がっちゃったんですね。ところが、ここから進路を外に変えてもう一度コナコーストに合わせる形で伸び直してきてるんですよ。あと数メートルあればルミノメテオールを差し返してたんじゃないか、という勢いで盛り返しているのである。ゴール前、またコナコーストとペリフェーニアの間が狭くなって一瞬前行きにくくなってしまったのがなかったら4着になってたんじゃないだろうか。
このルカン、実は未勝利でまだ一勝もしてないんですよ。なんで出走したんだ!? と思う所で人気も14番人気となっていたのですが、出走した以上は本気で勝つ算段あったということなんですね。
いや、これだけ走れるならすぐに未勝利突破できるでしょう。そこからどこまで上がってこれるか、ちょっと楽しみな馬です。
1番人気のドゥーラは15着の大敗。終始チクハグな競馬でした。おまけに直線では他馬にぶつけられてやる気なくしちゃったみたいで。阪神JFでも馬群に揉まれてあかんくなってたみたいだし、このままだと大外ぶん回すくらいしか出来ないんじゃないだろうか。実力は間違いなくあるはずなんだけど、これ精神面でもっとしっかりしてこないとちょっと勝ち負けどころじゃないんじゃなかろうか。
バースクライなんかも浜中くんいわく緊張でガチガチになってたみたいだし、まだこの時期はどの娘も子供でレースに熟れてないよなあ、というのが色々と見て取れます。
ここでまだダメでも、将来ガラッと変わってくるという馬もこういう所から出てくるだけに、注目は欠かさないようにしておきたいですね。





第116回京都記念 G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(特指)別定 阪神競馬場2,200メートル(芝・右)


うはーーーー、これドウデュース別格ぅぅ!
武さん、鞭入れてないっすよ。持ったまんまで加速度が全然違う。なんじゃそりゃーー!
ようやく先頭のユニコーンライオンを通り過ぎた時点で武さん鞭一発。あとは無人の野を行くばかり。モノが違う、載せてるエンジンが違う、これはもう格が違った!

いや、正直今回はドウデュース本調子とはいえない状態だったっぽいんですよね。どこ見ても、調教に関してはみんな「うーん」「あれー?」という感じで、首を傾げているようなコメントばかり。
前走の凱旋門賞19着という大敗もありましたし、馬も戻っていない感じだったんですよね。
スタートも出遅れとまでは言わずともあまり行き足つかずに後方2番手に。そのわりに向正面入ったところでは掛かり気味になってて武さん押さえてるんですよね。
まー、お世辞にも良かありませんでしたよ。にも関わらず、直線入ったら一頭だけ全然やってる競馬が違うでやんの。なんかもう能力だけでぶっちぎっちゃいましたよ。なんてこったい。
いや、いやいや、同期ライバルのイクノイックスが年末にあれだけのパフォーマンスを見せた以上、それを倒してダービー取ったドウデュースが弱いはずないんですけどね。それにしても、それにしてもですよ。こりゃとんでもねーですわ。
ヨーロッパはよほど芝があわなかったか、本人観光気分だったかなんでしょうね、これ。ドバイならこれ本領発揮してくれそうです。

一方で復活を期していた撃墜王エフフォーリアは、3コーナーでまさかのズルズルと後退。そのまま競走中止。まさか故障か、とかなり騒然となったのですけれど、馬運車に乗らずにそのまま歩いて厩舎まで引き上げたので最悪はないだろうとホッとはしたのですけれど、どうやら心房細動だったみたいで。
今回、ようやく崩れていた調子も戻ってきていたみたいだし、向正面まで手応え充分で2番手追走していただけに、この結果は本当に残念でした。また一から出直しということになるのかな。ただ今回は仕方ないです、めげずに頑張ってほしい。

2着にはマテンロウレオ。きさらぎ賞を勝ちながらもクラシックでは二桁着順。それが、大きく差を開けられたままですが、ドウデュースの2着まで追いついてきているのはこの馬の成長と言えるのでしょう。じっと終盤まで内側でこらえ続けたのも最後の脚につながったか。
3着は3番手につけていたプラダリア。先行から押し切ろうとする良い競馬をしたんですけどね。あそこまで並ぶまもなく躱すとすら言えない通り過ぎるみたいな形で抜き去られると辛いですよね。それでもめげずに最後まで走りきっての3着。上位3頭は全部4歳馬という世代の強さをみせてくれるレースでした。

4着のキングオブドラゴンも最後までジリジリと脚を使って、落ちませんでしたよね。この粘り強さは本物だろうなあ。
5着にはキラーアビリティ。あの位置からキングオブドラゴンも抜けずにそれどころかマテンロウレオに置いていかれてしまったのは、ギア入れてもスピード出なかったということで最後の伸びが全然見当たらなかったんですよね。2200は長いのかなあ。

長いと言えば逃げたユニコーンライオンも、残り200までは良い調子で粘っていたのに、最後の200、特に残り100ぐらいで完全にガス欠みたいにズルズルと下がってしまって、2000までがいいのかなあ。でも、宝塚記念で2着入ってるだけに距離長いとは思いたくない。

6着のウインマイティーは、今回はまあ全然調教良くなかったみたいですし、良い頃とは比較できない状態だったみたいですしねえ。狭い所に閉じ込められてしまった事もあるみたいですし、今回はこんなもんでしょう。

なにはともあれ、ドウデュースがダービーまでの一発屋などではなく、ガチのマジでやべえ本物だったというのを見せつけてくれる素晴らしいレースでした。
これはイクイノックスとの再戦楽しみですわ。そしてこれに一度勝ってるアスクビクターモアとももう一回勝負付して欲しいですよね。


2月14日夜追記:エフフォーリア、電撃引退だそうです。そのまま種牡馬入。もう一度、あの強いエフフォーリアを見たかっただけに残念ですが、第二の馬生ゆっくりすごしてほしいです。




第64回アメリカジョッキークラブカップ G2   

4歳以上オープン(国際)(特指)別定 中山競馬場2,200メートル(芝・右 外)

いわゆるAJCCである。これアルファベットだけだとなんだかわからないんですけど、競馬やってる人にはエージェーシーシーでだいたい通じます。


ガイアフォース出陣!

セントライト記念で物凄い勝ち方をして、春のクラシックを勝った馬たちが出走しない中で主役を勝ち取った、つまり一番人気となったのがこの馬でした。しかし菊花賞では残念ながら8着に敗着。どうも本調子ではなかった、という話でしたので、復調した今回こそ本番、古馬デビュー。キタサンブラック産駒の代表はイクイノックスに持っていかれましたけれど、まだまだ挽回は可能というのを示すためのこのレースだったんですよね。
当然断然の一番人気。それも1.8倍。鞍上はルメール。必勝の構えでありました。
しかしレースは逃げたシャムロックヒルの藤掛くんが超スローペースに落とし込み、ガイアフォースは中団からうまく前へと行けずに5着。複勝圏内にも入れませんでした。レース展開が厳しかったとはいえ、5着はちょっといかんなあ。
勝ったのは内でじっくりと脚を溜めたノースブリッジがエプソムC以来の重賞2勝目。岩田パパの巧さが目立つレースでしたね。この展開になると岩田パパ強いよなあ。
2着にはエヒト。近走は七夕賞勝ちにチャレンジC3着など中距離戦での好走が続いていて遅咲きながら充実期に入ってきたのかなあ、と。メンバー手薄とはいえG2で2着取れたのは大きいですよ。
3着には久々のユーバーレーベン。まさにこの馬向きの展開だったんですかね、これ。直線入る前の3・4コーナーで早めに押し上げてジワジワと加速していき、そのまま直線に乗るというユーバーレーベンのパターンを久々に実践できたのではないかと。この展開に持っていったのなら、なんとか勝ちたくはあったんですけどね。でもしばらくイイ所を見られてなかったので、3着は頑張ったんじゃないでしょうか。
4着ラーゴムはしばらくダート走ってましたけど、前走の金杯で芝に復帰。若い頃はきさらぎ賞勝ってる馬ですからね。前目に押し上げていく競馬で、これなら芝でもまだまだイケるんじゃないでしょうか。


第40回東海テレビ杯東海ステークス G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(指定)別定 中京競馬場1,800メートル(ダート・左)

年度最初のG1フェブラリーステークス(でしたよね?)に向けての前哨戦となるダートG2です。
レースはスタートで5番ヴァンヤールが躓いて騎手が落馬したことで波乱含みに。いや、全然馬券的には波乱ではなかったんですけれど、このヴァンヤールくん真面目でイイ子ですよね。騎手が落ちたのに一生懸命競馬してるんですよ。ピッタリと馬群にくっついて。ただ、他の馬からするとこれがやっぱり大迷惑。ジョッキーが乗っていない分どうしたって制御がないわけですから馬がどう動くかわからない以上、迂闊に近くで動けない。並走するはめになったスマッシングハーツなど道中かなり影響与えたんじゃないでしょうか。
と、思ってパトロールビデオを見たのですけれど、思ったよりも馬群から離れて外走ってるな、この子。横目にチラチラと映るのは気になるでしょうけれど、そこまで影響与えなかったかもしれない。この子が馬群の中に入ってくるのは本当に最後のゴール前あたりだ。

レースは先頭でハナを切った2番人気のプロミストウォリアがそのまま力強く押し切って勝利。これで4連勝で重賞初制覇。決して逃げ馬というわけではなく、前に馬を置いても十分イケる馬だけにこれはなかなか強い勝ち方でしたね。本番も十分人気になるでしょう。
ただ今回は、ちょうど二番手に放馬したヴァンヤールがつけてきて、直線最後追い上げてきた1番人気のハギノアレグリアスの前を塞ぐ形でプロミストウォリアに併せ馬する形になったので、一番伸びるところで邪魔されたアレグリアスはとんでもない不利受けちゃったんですよね。鞍上の川田くんももう危ないので諦めて追うの辞めてましたし。
これがなかったらゴール前ちょっとわからないくらいの差になったんじゃないかな。
ハギノアレグリアス、未だ重賞も未勝利なのですけれど前走のみやこSも不利を諸友せずの2着でしたし、今回も重賞勝っていない馬にも関わらず迫力満点で今年のダート戦線の主役を担おうかという貫禄でしたからね。これは運がなかったかと。ただ本番はその分怖いですよ。
3着には3番人気のハヤブサナンデクンが入って、馬券的には順当に1〜3番人気で収まりました。
スマッシングハーツは5着か。調教も素晴らしくイイ出来だっただけに、もうちょっとイケるかと思ったけど。

第70回 日経新春杯 G2 レース回顧  

4歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ 中京競馬場2,200メートル(芝・左)

年明け最初のG2レースです。かつては春のレースに向けてのG1馬たちの始動戦として使われることも多かったレースですけれど、今の時代だと春のG1戦線にはちと時期が早いんでしょうね。
賞金を加算しておきたい馬や、G1戦線に参戦するためにも重賞タイトルが欲しいオープン馬やクラシックに参加していた4歳馬の登竜門というべきレースになっていると思われます。

例年と少し違うのは、今年からハンデ戦における斤量が従来よりも1キロから増えたことでしょうか。いや、ハンデ戦に限らなかったか。
これによって、ヴェルトライゼンデが59キロとなかなか厳しい斤量を背負うことに。
しかしそれでも一番人気となったのは、それだけの実績があった事と調子も良さそうだったのでしょう。
2番人気にはオールカマーで2着に入ったロバートソンキー。この馬も充実期に入っている感じでした。
3番人気に菊花賞惨敗のあとOPのグレイトフルステークスで2着に入っているヴェローナシチー。1勝馬ながら2着4回3着3回と比較的安定した成績を残してきた馬に川田騎手が鞍上ということでの人気だったのでしょう。
4番人気にはヤマニンゼスト。人気薄ながら神戸新聞杯で2着につっこんできた馬ですね。菊花賞でも6着でしたが見せ場十分の走りを見せて、かなりの能力の持ち主なんじゃないかと注目を集め始めているところでしょうか。
5番人気に青葉賞馬のプラダリア。ダービーでは掲示板。菊花賞でも7着とそれなりに走ったわけですけれど、それなりで終わってはいけない馬ですよね、この馬も。

さて、レースはスタート直後にモズナガレボシが盛大に躓いて角田大河くんがあわや落馬という状態に。いや、よく落ちずに持ち直したもんです。ただその後のレースは最後方からなんとか追走するだけれレースには関与できず。

先頭は外からアフリカンゴールドがまくっていってハナを主張。これは大方の予想通りだったと思うのだけれど、ヴェローナシチーがこれちょっと掛かってたのかな。もっと後ろから行くものかと思っていたのだけれど、最初のコーナーに差し掛かる前に二番手まで押し上げていく形に。川田が足踏ん張っているようにも見えたのだけど。
これが影響したのかはわからないけれど、ヴェローナシチーは直線入っていい所なく沈んで11着と大敗。アフリカンゴールドよりも負けてるんですよね。これ、川田騎手と合わないタイプなのかも。
一方でいい感じで追走していたのがキングオブドラゴンとプライドランド。特にプライドランドはいい手応えで直線に入ってこれは伸びるか、と思ったんですけれど、アカンかったですねえ。ここからという所で伸びなかった。調子は良かったみたいだし福永さん、まず文句なしの騎乗をしたと思うんだけれど、ここは力不足だったか。
一方でキングオブドラゴン。これ前走はあれ度外視していいでしょう。すごくいい感じだったのに、いきなり内柵に飛び込みやがりましたからね。10キロ増は太め残りかという所だったんですけれど、調教でも抜群の動きを見せていたみたいで。あとは瑠星の乗りこなし次第だと思ってたんですが、前目前目からスッと息切れしだしていたヴェローナシチーを躱して前に出て、アフリカンゴールドを競り落とし、内で残す体勢に入ったあの騎乗は良かったと思いますよ。惜しくもヴェルトライゼンデに躱されての2着でしたが、10番人気という低評価を覆す良い競馬でありました。
勝ったのは、ヴェルトライゼンデ。59キロ物ともせず。荒れている内側から伸びるであろうラインギリギリに位置取ってのゴーサイン。そこから中団を形成する他馬を一気に抜き去り、キングオブドラゴンに追いついての堂々の勝利。
復活の鳴尾記念。そしてジャパンカップでの3着がフロックではないと証明する強い勝ち方でした。いやー、文句なしに父ドリームジャーニーの代表産駒になりましたなあ。出来ればG1取ってほしいものです。

2着はキングオブドラゴン。
3着はヴェルトライゼンデについて外から上がってきたプラダリア。ほぼ同じくらいで上がってきたんですが、残り100でグイッと突き放されてしまいましたね。
4着には内から追い込んできたヤマニンゼスト。これも良いまくりだったんですけれど、荒れてる内側を走らされた分の4着かなあ。惜しい競馬だけに、力は示したんじゃないでしょうか。次も勝ち負け期待できそう。
5着にはロバートソンキー。もうちょっと外走った方が良かったんじゃないかなあ、と思わせられる直線ののめりっぷり。ここからという瞬間に、周回で一度走っている一番荒れてる所突っ込んじゃったしね。最内の二頭と比べたら十分外に外に出してるんですけどね。







第25回富士ステークス G2 レース回顧  


3歳以上 東京競馬場芝1600メートル。別定戦。

G2に格上げされて3回目となるわけですが、マイルチャンピオンシップの前哨戦として違和感なくなってきましたね。

勝ったのは藤岡佑介騎手鞍上のセリフォス。朝日杯フューチュリティステークス。NHKマイルカップで一番人気に支持されていた現3歳世代のマイルの雄が、ここで改めて実力を証明してくれました。
直線後ろの方で行く所なくなった時は大丈夫か!? と思いましたけれど、空いたルートから外に持ち出してゴール前で差し切り。
NHKマイルカップで敗れたダノンスコーピオンを下しての勝利、というのは大きいです。
だがしかし……セリフォスって中内田調教師の厩舎なのかー。ここって、休養明け一発目は良く走るんだけど、2戦目以降は成績が落ちて行く、というのを聞いたことがあるような。
今回、調教は抜群で仕上げも極まってたみたいなんですよねえ。ダノンスコーピオンを差し置いて1番人気だったくらいですし。
逆に本番はちょっと結論を急がないほうがいいかもしれません。

2着はソウルラッシュ。前走安田記念では此処ぞという時に前が壁になって爆発的な末脚を発揮できず悔しい思いをしましたが、ここはダノンスコーピオンをターゲットにして楽に競馬できましたね。
にも関わらず、ゴール前まで粘られたのはさすがスコーピオンというところですか。でも、ソウルラッシュもかなり長くいい脚を使い続けてゴール前できっちり差してたのですから、キレに加えて持続力も見せることが出来たんじゃないでしょうか。いかんせん、さらに外から来たセリフォスに持って枯れてしまいましたが。

3着はダノンスコーピオン。中団で脚を貯めて、残り200で抜け出して、という川田のお手本のような騎乗。ただソウルラッシュにピッタリと目標にされていたのが辛い所でしたね。かと言って、仕掛けのタイミングもここらへんがベストだっただろうしなあ。
5月のNHKマイル以来の競馬でしたが、しっかりと走れたと思います。本番マイルCSは舞台変わって阪神競馬場。こっちも得意ですし、まあこっちが本命ですよね。

4着には8番人気だったピースオブエイト。この馬も3歳馬で、結局参戦した3歳馬3頭は全馬上位に入ることに。この馬、勝ちは毎日杯含めて全部1800なのか。思いの外マイル向きだったんだろうか。いずれにしても、3歳世代侮れずですねえ。



第70回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス G2 レース回顧  


そういえば、いつから府中牝馬ステークスにアイルランドトロフィーの冠がついたんでしょう。2017年から? もう5年くらい前からなの? 
アイルランドトロフィーというと、自分みたいな古い人間だとOP特別のアイルランドトロフィーの方が印象強いんですよね。確かウイニングポストみたいなゲームでも、使い所の良いレースだったんで。
なので、なんか悪魔合体したレース名に見えてしまうのでしたw

3歳以上牝馬限定 東京競馬場芝1800 別定戦。

現状ではエリザベス女王杯の前哨戦という形になってますね。勝った馬には優先出走権が与えられます。

注目はやはり純白のアイドル「ソダシ」の出走でしょう。いや、なんでここで出るんだ?
前走札幌記念では5着。そこから次はどこに出るのかと思ってたら、まさかの府中牝馬ステークスである。てっきり、エリ女にしてもマイルチャンピオンシップにしても直行かと思ってたんだが。
なんか相当に調子良かったみたいで、ここで一度使っておきたかったのかな。
他にも牝馬のマイルから中距離戦線で活躍する一線級が出揃ったレースとなりました。

夏にクイーンCで2着に入り、重賞戦線に殴り込んできたフランケル産駒のサトノセシル。
ヴィクトリアマイルでは大敗してしまったものの、復仇戦と意気込むエアグルーヴの孫娘アンドヴァラナウト。
牝馬限定戦の常連アブレイズあたりが人気を集めていました。
と言っても、ソダシが1.9倍であとは横並びというくらいだったかもしれませんが。2番人気のサトノセシルで7.7倍でしたからね。
他にもブラストワンピースの妹であるホウオウピースフル。
距離が1800だとめっぽう強いクリノプレミアム。
海外を暴れまわった三女神の一柱ラヴズオンリーユーの全妹ラヴユーライヴ。
オークス馬シンハライトやマーメイドSを勝ったリラヴァティの妹であるライティア。
ローズSの勝ち馬で牝馬クラシック戦線でデアリングタクトと戦い続けたリアアメリア。
由緒正しきメジロの血統クールキャット。
何気にアンドヴァラナウトとは姉妹対決になるグルヴェイグの娘ゴルトベルク
府中牝馬ステークスで2年続けて2着1着と連対している前年の覇者シャドウディーヴァ。
そして前年のエリザベス女王杯の勝者アカイイト。

こうしてみると、良い血統の馬多いですなあ。
とはいえ、このメンツ相手ならソダシなら絶対に勝たねばならないレース……でしたが、最後の直線でスルスルと内側から抜け出してきて、簡単に他馬を抜き去って先頭に立つまでは完璧と言って良い競馬だったのですが……。
油断大敵というべきか。
ちょうど、並んだ最内福永のアンドヴァラナウトとその外を抜けていくソダシの後ろをついていくように上がっていった岩田パパ騎乗のイズジョーノキセキ。これが本当に気配消したままひょいひょいと前の方にあがってきて、完勝モードだったソダシをゴール前でアタマ差躱してしまったのである。
豪脚、という印象はまったくなく、本当にスルスルと、スーッといつの間にか現れて躱してしまった感じで、唖然というかあっけに取られるというか。
上がり時計を見てみると、2着ソダシと3着アンドヴァラナウトが33.8。最後方にいたシャドウディーヴァが33.5で追い込んできていますが(7着)。それ以外が34.0以下なのを見ると十分他馬を寄せ付けない脚を見せていたのですが。
33.3である。イズジョーノキセキ。一頭だけ、脚色がぜんぜん違っていたんですね。
いやー、ソダシ決して最後油断したとは思えないんですけど。最後まで一生懸命走ってましたし。それでもこれは、岩田騎手の妙手に見えたなあ。久々に岩田パパのゴール際のえげつない強さを見た気がします。
イズジョーノキセキは12番人気と完全に伏兵でしたけれど、調子はかなり抜群に良かったみたいですし、武器となる末脚が決まるとこれは強いですなあ。
ソダシは悔しい2着でした。やっぱり本質的にマイラーなんですかね? 止まった、という程ではありませんけれど、最後の最後にぐいっと伸びるところがなかったですし。次はどうするんだろう。
アンドヴァラナウトは前走大敗から立て直して、3着に入りましたがソダシにはこれ完敗だったなあ。さて、このままエリ女の方に行くんですかね?




第57回京都大賞典 G2 レース回顧  

3歳以上。阪神競馬勝芝2400メートル。別定戦。

今年も京都ではなく、阪神での開催でした。そして今年で最後の阪神開催となりますね。もうすぐ京都も復活しますし。
今週から久々となる阪神競馬場の馬場状態は、見ている限り内枠優位だった中山と正反対で、とにかく外。外からの差しが決まる決まる。
雨も土曜日から結構降っていましたけれど、新しい馬場はなんとか持ってくれたようでした。

レースは予想難しかったみたいですね。単勝人気も14頭いるのに最低人気のディバインフォースで54.9倍。一時期は40倍台までなってたみたいで、ここまで全頭人気が混在している主要重賞は珍しかったと思います。
でも、こういうときほど人気通りに決まるパターンが珍しくないんだよなあ。

1番人気はボッケリーニ。日経賞ではタイトルホルダーに追いすがっての2着。そして続く目黒記念では見事に勝利で重賞2勝目を飾ってみせた叩き上げの苦労人、ならぬ苦労馬。
前年はひたすらG3を走り、今年はひたすらG2を走って全部複勝圏内という堅実っぷりですからね。
血統としては、あの名中距離ランナー・ラブリーデイの全弟。ラブリーデイも、遅咲きで本格化したのって5歳からだったんですよね。調教師の話ではお兄ちゃんより長距離適性ある模様。まだG1走ったことのないのが不思議なくらいなのですが、その堅実性から人気を集めたのもよくわかります。鞍上は今乗れている浜中ジョッキー。

2番人気はこれが重賞初出走となるヴェラアズール。5歳でこれが初重賞ですよ。どれだけ下積み長かったんだ。新馬戦からして三歳3月と随分遅く、好走し続けるもようやく未勝利を勝ち抜けたのが6月末、って2歳戦がはじまる直前ですから本気でギリギリの勝ち上がりだったんですやん!?
それからもう一勝したものの、2勝クラスのダートをウロウロと大した成績も収められないままうろついていた彼の転機は、今年の3月。
それまでずっとダートを走っていたのが、心機一転芝2600の淡路特別に出走。ここで見事に勝利を収め、以降芝の長距離レースでそれまでグズっていたのが不思議なくらいに複勝圏内に入り続け、いきなり挑んだ重賞がこの強豪集まる京都大賞典。にも関わらず2番人気ですから、競馬ファンの目は肥えています。
まあこのレースに出走していたG1の常連たちは、いずれも最近パッとしない成績でしたので、いわゆる昇り馬に人気が集まった傾向がありますが。
ちなみに、ヴェラアズール。今となっては希少なエイシンフラッシュ産駒であります。

3番人気はウインマイティー。前走マーメイドステークスでレコード勝ちの快勝したのを評価されたの人気でしょうか。同じ阪神コースでしたしね。2着のマリアエレーナは、次走でジェラルディーナなどを下して小倉記念を勝利しています。ちなみに、ジェラルディーナはその次のオールカマーで勝ってます。ドミノ倒しで評価があがるパターンw
元来、オークスで3着に入るほどの実力馬。気性の問題からどうにも才能を発揮しきれないレースが続いていたみたいですけれど、今年に入って負けながらも伸び伸びと走る事が出来るようになってきて、充実の一途を辿った成果が前走だったのではないでしょうか。

レースはユニコーンライオンが果敢に頭を主張してレースを引張、ディアステマ、アフリカンゴールドあたりがこれを追いかける展開。
ユニコーンライオンは直線まで踏ん張って、「おっ!?」と思わせてくれる場面もあったのですけれど、残り2〜300メートル辺りで力尽きてズルズルと後退。ちょっと距離しんどいのもあったのかな。復活以降、なかなか以前のような走りには戻らないのは辛いですね。

ボッケリーニは中団待機。それに並んでウインマイティ。直線で先行勢がズラッと並んだのを横目に、ひらりと真ん中まで馬を出して追い出した浜中ジョッキー。これ完全に隙のない勝ちパターンに持ち込んでるんですよね。
早めに外に持ち出した分、これロングスパートになって脚がキレきらなかったヒンドゥタイムズを、鞭を入れた途端に置き去りにして抜け出したボッケリーニ。
ウインマイティはボッケリーニの後ろにつけていたのですけど、その分抜け出す進路を先にボッケリーニに奪われて、ギアを入れるのが一歩遅れてしまった感じ。それでもボッケリーニに追いすがって他馬より頭一つ抜けた。
と、思った瞬間、大外強襲のヴェラアズールである。一頭だけ、脚色が別次元でした。残り100メートルを切ったところでボッケリーニを含む他馬を完全に切って捨て、あっという間の2着ボッケリーニに2馬身半の差をつける強い勝ち方。
確かに外が伸びる傾向の馬場でしたけれど、それにしてもとんでもない切れ味でありました。
これは一躍活きが良いのが出てきましたよ!










第73回毎日王冠 G2 レース回顧   

3歳以上 東京競馬場芝1800メートル・別定戦。
天皇賞秋の前哨戦は幾つかありますが、唯一の天皇賞秋と同じ2000メートルよりも短い距離でのレースとなりますね。そのためか、天皇賞を目指す馬でもマイルを主戦場としていたり、スピードに自信のあるタイプの馬が参戦するケースが多いように見受けられます。
今年は少頭数となる10頭立て。
一応、G1馬もダノンザキッド。レイパパレ。ポタジェにサリオスと四頭出揃いましたが、レイパパレとポタジェは前走二桁台の大負けをしており、ダノンザキッドはずっと勝ち味から遠ざかり、1番人気はサリオスに……って、サリオスも最近はずっとマイルから短距離戦線だったんですけどね。
高松宮記念参戦など、スプリントはないやろ!? という迷走をしてましたが、香港マイルや安田記念の3着で、馬の充実度はたしかに上がっている感じだったんですよね。
何気にサリオス、13戦して4勝しかしていませんが、負けたのは全部G1レース。G2以下のレースでは未だ負けなしなのです……いや、G1ばっかり出すぎじゃね?
そろそろG1タイトルが欲しい、という意味ではディープボンドと双璧をなす存在でしょう。

レースは発走直前にダノンザキッドがゲートの前を突破して飛び出してしまうというハプニングがありましたが、人馬ともに怪我なく外枠発走に。でもトラブルはトラブルで各馬も待たされた事もあって動揺もあったでしょうが、勝負はサリオスがレコード勝ちで快勝と相成りました。
いやいや、なんかレッドベルオーブが初っ端から幸さんの必死の手綱を振り切って大暴走かましていた気もしましたが。中盤でなんとか折り合ったように見えましたけど、さすがにあれだけ中盤まで喧嘩してたら体力持たんわなあ。
1000メートルは57.8でした。はい、暴走ですね。ただ、時計の割には後ろとの差が広がらなかったですし、相当早いペースになってましたね。レコード決着は確実にベルオーブのせいでしょうw
直線で、前目にいたダノンザキッドとレイパパレがそのまま押し来るか、というのを大外からジャスティンカフェがグングンと突き抜けてきて、一気に抜き去り、これはジャスティンカフェの勝ちレースだ! と、思った瞬間、狭い馬群をかき分けて、内からサリオスが急襲。
これ、これはちょっとすごいな。脚色、途中まで完全にジャスティンカフェの方が上でしたよね。残り200の時点で間にポタジェ挟んでますが、明らかに1馬身近く抜き去られてるんですよ。
そこから、ジャスティンの脚色まったく変わっていないキッドとレイパパレを抜き去る脚を見せているにも関わらず、一旦後ろに置き去りにされたサリオスがすげえ加速してゴール通過時には逆になんでか半馬身前に出ているという……なにこれ、ニトロでも積んでたの!?
上がりはジャスティンとサリオス、同じ33.8なんですけれど、残り50メートルでのサリオスの加速は明らかにぶっちぎってました。
これはすげえレースでした。サリオス、この競馬は一躍主役候補に名乗りをあげるにふさわしい一撃でしたわ。コントレイル世代の意地を見せてくれそう。

2着はジャスティンカフェ。前走のエプソムカップ4着が重賞初挑戦、という馬だったのですが、初挑戦で一番人気になってたように才能は確約されてる馬だったんですよね。4着も重馬場がけっこう負担だったみたいですし、良馬場になるとこれほど切れる脚を見せてくれますか。
こいつは府中で活躍しそうな馬ですわ。

3着には先行から譲らずのダノンザキッド。スタート前に結構なトラブルがあったにも関わらず、ここまで堂々と走り抜けるのはやはりさすが川田騎手といったところでしょうか。でも、どうしても勝鞍からは遠いんだよなあ。
レイパパレは4着。頑張りましたけど、彼女のスタイルからするとちょっと時計が早すぎましたよね。

天皇賞秋はまたぞろタレント揃いますけれど、サリオスはそれら強豪に負けない存在感を示してくれそうです。
……え? 2年前みたいにマイルチャンピオンシップにいくとか言わないよね? マイルなの? マイル行くの?








以下の古馬重賞になりますね。牝馬限定戦やマイル戦除く。

第68回産経賞オールカマー G2 レース回顧   


3歳以上オープン別定 中山競馬場芝2200メートル。
馬場は良馬場でしたけれど、前日までの雨の影響もあって午前中は稍重だったんですよね。なので、若干柔らかくはあった模様。
ただ、どうも芝レース、内側前残り傾向が続いてたみたいで、あんまり外が伸びてこないみたいだったんですよ。まさか、この傾向がここまで顕著にレースに影響を及ぼすとは。

このレース、4強を形成したディアリングタクト。ソーヴァリアント。ヴェルトライゼンデ。テーオーケインズがまさかの全滅! 全滅!
いや、まず間違いなくこの4頭で決着するかと思われてたんですよね。紛れがある可能性は低かろう、と思っていたのですが……。

長期休養からの復帰後、激戦の宝塚記念で見事に3着に入って復活を知らしめた無敗の三冠牝馬ディアリングタクト。
去年の師走に3歳で古馬重賞チャレンジカップを制して初重賞をゲットしたものの、その後骨折。9ヶ月の休養明け初戦ながら、調子抜群の調教内容だったソーヴァリアント。
こちらも前走1年4ヶ月もの長いブランク開けを鳴尾記念で見事に復帰戦勝利。平地重賞最長間隔勝利の記録を刻んだヴェルトライゼンデ。
ダイヤモンドS含む4連勝で挑んだ天皇賞秋で、タイトルホルダーの3着にはいったテーオーロイヤル。

まあどの馬も仕上がりよくて、秋初戦に挑んだわけですけれど……。
なんか4頭とも、前に行かず、行けず? 中団より後方に位置。前目で競馬するソーヴァリアントまで後ろに下がっちゃうわ、ディアリングタクトもスタート悪くなかったのに集団からやや離れての後方三番手。それより後ろに居たのが調子メチャメチャ悪そうだったアドマイヤアルバと、これも2年5ヶ月ぶりという凄まじいブランクで、取り敢えず無事に走って帰ってきてくれたらそれでいいから頑張って!と割り切ったかのように調教もユルユルだったクリスタルブラックでしたからね。実質本気で走ってるメンツの中では最後方だったんじゃないでしょうか。

4コーナーに差し掛かるあたりでようやくディアリングタクト、押し上げていったものの一番大外を回る羽目に。手応えはあったんだけど、どうも推進力に結びつかないもどかしい感じの走り方でした。
ソーヴァリアントは直線で急減速。心房細動を起こしたみたいでこれはどうしようもなし。
テーオーロイヤル、ヴェルトライゼンデ、ディアリングタクトはこの順番で大外から前を伺ったのだけど、全頭全然伸びず。いや、一頭だけ伸びないならともかく、真ん中から外に位置した馬ぜんぶ伸びなかったんですよね。かなりスローペースだった展開もあり、外が伸びない馬場状態もあり、こりゃあ失敗しましたねえ。

勝ったのは終始内側につけていたジェラルディーナ。名牝ジェンティルドンナの娘で、善戦続くもどうしても重賞勝ちきれなかった良血が、ついに重賞ゲットしました。おめでとう!
調子そこまでシャキっとしてる感じの評価じゃなかったんですけどねえ。
2着は伊藤 工真騎手鞍上のロバートソンキー。この馬もずっと最うちでなりをひそめていて、ずっと後方つけてたんですよね、この馬。前があくか分からない中、我慢の競馬でした。テーオーロイヤルが脚止まった横をグイグイと躱していったのが印象的でした。
3着、ウインキートス。この馬も良いときに比べると、下降線を辿ってるみたいな感じだったんですけれど、内々での前残りに地力を発揮したって感じですねえ。
4着は逃げたバビット。この馬も屈腱炎で1年7ヶ月くらいの休んでの復帰戦でした。見栄えの良い綺麗な馬で逃げ馬ということもあってファンもけっこう居る馬なんですよね。ただ陣営も今回はまず一叩きして様子見ようという感じでいきなりはしんどいだろう、という風情でした。それが、内有利とはいえ、4着だから頑張ったんじゃないでしょうか。
で、5着にようやくテーオーロイヤル。続いて6着にディアリングタクト。前につけていたヴェルトライゼンデを躱して、ですから脚が使えてなかったわけじゃないと思います。てか、上がりは35.7でメンバー同率三位なんですよね。ただ、1着2着の馬が35.1なんで内と外で伸び方全然違った模様。
それに1000メートル1分1秒越えてるゆったりしたペースのわりに上がり34秒台が一頭もおらずですか。今日は芝レース総じてそんな感じだったみたいだからなあ。
うーん、デアリングタクトも今回の負けはそこまで深刻に考えなくても良いですよ。度外視度外視。
なにはともあれ、ジェンティルドンナがひとつ勲章ゲットできたのはおめでとうです。こうなったらもう一つ二つは欲しいと欲出てきますね!




第70回神戸新聞杯 G2 レース回顧  

3歳オープン 中京競馬場芝2,200メートル。
菊花賞トライアルであります。今年も引き続き、京都競馬場改修の影響から通常の阪神競馬場での開催ではなく中京競馬場での開催となっています。
おかげで、春の京都新聞杯と同じ舞台になってるんですよね。

例年通り、日本ダービーからの参戦組と、夏に勝ち上がってきての新規組の激突と相成っています。
が、今回の神戸新聞杯ではダービー参戦組の最上位が、プラダリアの5着。他はジャスティンパレスの9着、ビーアストニッシドの10着。アスクワイルドモアの12着と惨敗を喫しての秋初戦でしたので、新規組との差はそこまでないと見ても良かったのでしょう。

1番人気は2戦2勝のパラレルヴィジョン。鞍上はルメール。デビュー前の骨折で3歳4月に初出走とだいぶ出遅れたわけですけれど、勝ったレースが2戦とも非常にスケールを感じさせるレースっぷりだったせいもあり、人気を集めていました。ただ、本当の一線級と当たるのはこれが初めてだったんですよね。

2番人気は青葉賞を勝って、本番ダービーでは5着だったプラダリア。皐月賞組以外で唯一上位に食い込んだだけあって取り敢えずの実績一番はこの馬だったのでしょう。ただ、トライアル戦ということで目いっぱいは仕上げてきてはいなかった模様。

あとは重賞勝ちこそ無いものの7戦して3着を一度も外していない堅実派なヴェローナシチー。
スローペースだと無類の強さを発揮するボルドグフーシュ。
ホープフルSでG1を2着の実績持ちのジャスティンパレスあたりが上位人気でした。


レースは想定通り1番のリカンカブールが平均ペースで牽引。リカンカブールはよく粘ったのですが、他の先行勢はまとめて脱落。
好位につけていたジャスティンパレスが4コーナーから直線入るところで先頭を伺い、残り200を切ったところで爆速にギアチェンジしましたね。それまで粘っていたリカンや後方からジリジリと距離を詰めてきていた馬たちを軒並み置き去りにして、3馬身半ちぎっての圧勝。
今回、どこの調教評価見てもジャスティンパレスは仕上がり抜群と評価が一致していたので、本当に調子良かったんでしょう。
ホープフルから皐月賞、ダービーと強敵相手のG1しか走ってきませんでしたけれど、バチッとハマればこのくらいの相手なら敵じゃないぞ、という2歳から一線で走り続けてきたプライドを見せつけてくれる快勝でした。
2着は、いつの間にか最内柵際を走っていて、残り100メートルでいつの間にかうちからスルスルと抜き出てきたヤマニンゼストが入線。いや、まじでどこから出てきた!?
12番人気でまるで重賞を走ったこともないどころか、2勝クラスでだらしない負け方してたくらいだから、全然注目されてなかった馬なんですよね。鞍上の武豊のうまさが光った2着でした。
3着は後方一気のボルドグフーシュ。遅いペースからでも長くいい足を使えてロングスパートで前をふん捕まえられる馬なんですが、ほぼ平均ペースでも最後方からガッツリと3着に食い込めたのは成長が伺えるんじゃないでしょうか。まだふらふら左右に揺れながら追い込んでて体幹決まってない感じも見受けられるんで、さらに成長すればもっといい足を見せてくれるかもしれません。

1番人気のパラレルヴィジョンは馬群をうまく捌けずに6着。強い馬と当たったことのない経験不足が露呈してしまいましたか。いくらルメールでも何でもかんでもうまく操縦できるもんでもないしなあ。
他は……サトノヘリオス。終始、馬が暴れているのを騎手が抑え込んでる状態で、折り合い全然でしたね。レコード勝ちしてるように能力はあるはずなんだが、それを生かせない競馬が続いているようです。15着。
2番人気のプラダリアもあまり良いところ無く8着でした。



第76回朝日杯セントライト記念 G2 レース回顧   

今日は仕事だったので、リアルタイムでは見られませんでしたが。

3歳重賞芝2200メートル。中山競馬場での開催。菊花賞トライアルです。
台風接近の影響もあって、前日から雨が降ったり止んだり。馬場状態は稍重でしたけれど、けっこう渋い馬場だったんじゃないでしょうか。

一番人気は皐月賞5着。ダービー3着。弥生賞を勝っているアスクビクターモア。ダービーの1着2着であるドゥデュースとイクイノックス、皐月賞馬ジオグリフが別路線へ行った中では実績筆頭がこの馬になるんじゃないでしょうか。ただこの馬、どうも良馬場向きっぽいという話を聞くんですよねえ。
2番人気はローシャムパーク。ルメール騎乗というのが人気を集めた理由かしら。けっこうイイ馬ではあるんですけれど、春に1勝クラスを勝っての久々ですからね。その山藤賞の勝ち方が強かった、というのもありますが。
3番人気はガイアフォース。春のクラシック未参戦組では前々から評判高かったのがこの馬。というか、結構前から名前は聞こえていたぞ。これも前走の国東特別が7馬身ぶっちぎってのレコード勝ちでしたからね。
続いて4番人気がほんと人気なオニャンコポン。春のクラシックでは実力差がどうしても出てしまった感がありましたが、果たしてこの夏で一回り大きくなったのか。

ただ、成長度としては同じ春のクラシックで苦渋をなめた組ではセイウンハーデスの方がバリバリに仕上がった感がありました。

レースはスタートが抜群に良かったセイウンハーデスが飛び出したものの、流石に順当にショウナンマグマがお仕上げてきて先頭に。
アスクビクターモアは三番手につけて、前を伺い、ガイアフォースはモアくんを見る形でピタリと後ろにつけてのレースとなりました。
タイムは1000メートル1分台でしたからほぼ平均ペース。
4コーナーから直線に差し掛かるところでガイアフォースがここが勝負どころと見極めたのか、一気に叩いてまくりあげてきました。
直線に入ったところで、アスクビクターモアとガイアフォースの2頭の叩き合いに。勢いのママ一気にガイアフォースが躱して抜き去るかと思いきや、残り100メートルでむしろ逆に突き放しにかかるアスクビクターモア。
いやこれは、モアくん強いぞ!? ガイアは先に仕掛けた分、脚が残らないか……と思ったのですが……。
これ一旦クビ差から半馬身くらい突き放されましたよね。ところが、ここからもう一度差し替えしてくるガイアフォース!!
これはっ、これは強い! 4コーナーからずっと叩きっぱなしにも関わらず、残り100でもう一度グイグイグイっと伸びてくるこの根性。長く使える脚。ちょっと泥臭さも感じるこの強さは、どこかスマートでキレを感じさせるイクイノックスよりも、父キタサンブラックの気配を感じさせてくれる、そんな勝ち方でした。
本番の阪神3000メートル。これはガイアフォース、向いてるかも。

アスクビクターモアも、負けて強しの2着。馬場がもっと良かったらまだわかりませんでしたよ。土台の大きさを感じさせてくれる競馬でした。

3着には、後方待機から4コーナーでスルスルっとガイアの後ろまで迫ってきてたローシャムパークが入線。これはやっぱりルメールの位置取りうまいよなあ、と。ただ前2頭には追いつけませんでしたね。脚色が同じか負けてしまっていました。後ろからいったからにはもうちょっとグイっと伸びるところを見せてほしかった。

4着にはセイウンハーデス。よく粘った、というところですね。展開的にズルズルといってもおかしくなかった中で、後続に前を譲らなかったのはまだまだ行けるという手応えを感じさせてくれるレースでした。

ラーグルフもちゃんと5着に入線しているあたり、堅実さを感じさせてくれますよね。もう一伸び成長したら重賞も難しくなさそうなんだけど。

オニャンコポンは7着ですか。騎手コメントからしても距離長いのかな。


ともあれ、菊花賞に大きく名乗りをあげてきた馬が現れました。これは人気集めそうです、ガイアフォース。

追記:ガイアフォース、あのおでこの右側にある茶色のワンポイント、なんかぶつけたかして怪我してたのかな、と思ったら新馬の頃からあるんですね。芦毛の馬体であそこだけ一点で茶色いのけっこう目立っててこれ良いチャームポイントだ。すごく印象に残ります。

 

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