GOSICK

GOSICK RED ★★★☆   

GOSICK RED (角川文庫)

【GOSICK RED】 桜庭一樹 角川文庫

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Kindle B☆W

時は1930年代初頭、ニューヨーク。超頭脳“知恵の泉”を持つ少女ヴィクトリカは探偵事務所を構え、久城一弥は新聞社で働いている。街は好景気に沸き、禁酒法下の退廃が人々を闇へと誘う。ある日、闇社会からの依頼人がヴィクトリカを訪れ、奇怪な連続殺人の解決を依頼する。一方、一弥は「心の科学で人々の精神的外傷を癒やす」という精神分析医のもとに取材に向かっていた。やがてすべての謎はひとつに繋がり、恐るべき陰謀が姿を現す―。新シリーズスタート!!
第二部の舞台は欧州はソヴィール王国から、アメリカ合衆国はニューヨークへ。ということで、旧大陸の深い闇の底から逃れた久城とヴィクトリカは、第二次世界大戦を経て再会し、新天地ニューヨークでの共同生活をはじめるのでした。
そう、新大陸である!
って、ちょっと混乱してしまうのは第二次世界大戦を経ているにも関わらず、舞台となるのが1930年代なんですよね。というのもこの世界、ソヴィール王国なる架空の王国がオカルト強国として存在しているように、パラレルワールドと言っていい世界なんですよね。なのでか、第2次世界大戦も相当に早く始まっていて、終結が1929年という本来より15年近く早く終わっちゃっているのである。ぶっちゃけ、これだけ時代早いにも関わらず、アニメで日本が焼け野原になってたのはかなり変なんですけどね。
ともかく、このせいで舞台となるアメリカ合衆国も世界大戦後という混乱期に1920〜30年代におけるマフィアたちの興隆期でもある禁酒法時代の前後が重なってしまうという、なかなか以上に暗黒街極まったニューヨークになってしまっている。正直、マフィアって第二次世界大戦の対イタリア戦に関連して政府ともかなりズブズブになってるところもあるので、そのへんのさじ加減どうするんでしょうね、という感じでも在るのですけれど。いきなり、大統領候補暗殺事件なんてとんでもない案件に首を突っ込む羽目になっているし。
ジョン・エドガー・フーヴァーも、戦後に特に有名になる闇のFBI長官だけに、こんなに15年以上時代早めて登場させるのって大丈夫なの? と思ったら、既にこの頃からFBIの長官やってたんですね、この人。すげえな、もう文句なしにアメリカ合衆国の闇そのものじゃないですか。
旧大陸の古く沈殿した檻のような魔と対峙し続けたヴィクトリカと久城だけれど、やっと新大陸で解放されたと思ったら、今度はフーヴァーという国家の闇の支配者とマフィアという非合法の闇の支配者と対決することになるって、どんだけハードな人生辿っとるんですか。二人共、決して何か高い望みを得ているわけでも、野望を持っているわけでもなく、普通に平穏に暮らしたいだけなのに。何故か向こうから寄ってくるんですよね。しかも、その理不尽さを以ってして決して無視できないように脅迫し、強要し、虐げながら。
これほどの巨悪に対して、一歩も引くことなくヴィクトリカを毅然と守り続ける久城。それはもう少年時代から変わらぬ姿だけれど、やっぱり青年となると尚更カッコイイなあ。それを当然のように受け入れながらも、しかしかつてよりもどこか陶然と彼の背中を見つめ、彼と繋がった手を握りしめるヴィクトリカが以前よりも、古い大陸に閉じ込められていたときよりもずっと乙女していて、そのあたりはほっこりさせられるんですよね。
しかし、ヴィクトリカは未だ幼い容姿とは言え、別に子供と見られているわけではないのに、二人年頃の男女が一緒の部屋に暮らしていながら、周りからも「同棲」とすら見られておらず、片っ端から「同居」という関係で受け入れちゃってるの、なんなんでしょうね!? 恋人なんでしょう、とか誰かからかってくださいよ、穿って見てくださいよ。なんかもうかわいそうになっちゃうじゃないですか。
久城もそのへん、まるで意識してなのが問題なんだよなあ。むしろ、ヴィクトリカの方がちゃんと乙女やってるような気がする。久城くん、結婚した妹を頼ってこのニューヨークに拠点を移しているわけで、実際妹と甥っ子のところにヴィクトリカと度々遊びに行って、妹がお母さんやってるのを目の当たりにしてるんですよね。もうちょっと身の回り、自分の周辺意識しなさいよ。
一応地の文で、久城くんのこと将来の伴侶、とちゃんと認定しているんで不安や焦りはないのですけれど、いやもう大丈夫なんかな、と。二人共、もう子供じゃなくて社会人なのに。

しかし、まだ遠い世界である権力者のフーヴァーの脅威は直接的には伝わってきていないのだけれど、あのマフィアの地元に根ざした恐怖と振りまく暴力の脅威は、当時とんでもないものがあったんだなあ。そもそも、若手の売り出し中のギャングが、芸能人とか見たく雑誌の特集組まれて紹介されるんですよ。どんな環境だつうの。そりゃ、見識のない若造たちがギャングに憧れる、というのもわかるし、司法の及ばない暴力に怯え、何をされても俯いてやり過ごすしかない地元住民たちの様子は、横暴な貴族が好き勝手している中世の街と何が違うんだろうてなもんなんですよね。
それは、アメリカにかつて実際にあった世界であり闇である。こういう時代が、あの国にもわりと最近まであったんだなあ、と感慨深く思うところである。
こんなんに目をつけられて、ヴィクトリカたち本当にやってけるんだろうか。ぶっちゃえ、マフィアとFBI相手だと仮に合衆国大統領が後ろ盾になってくれてすら、この時代だと全然安心できないんですけど!!

シリーズ感想

GOSICK VIII 神々の黄昏(上)(下)3   

GOSICK -ゴシック- VIII 上 ゴシック・神々の黄昏 (角川文庫)

【GOSICK VIII 神々の黄昏(上)】 桜庭一樹 角川文庫

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クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは、15個の謎―必死で謎を集める一弥は、村に起こりつつある異変に気づく。それは、大いなる変化、すなわち“2度目の嵐”の前触れにほかならなかった。迫る別れと、自分の運命を正しく予感したヴィクトリカは、一弥にある贈り物をする。一方首都ソヴレムでは、ブロワ侯爵が暗躍、娘ヴィクトリカを武器に権力を握ろうとしていた―大人気ミステリ怒涛の最終ステージへ。


GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)

【GOSICK VIII 神々の黄昏(下)】 桜庭一樹 角川文庫

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監獄“黒い太陽”に幽閉されていたヴィクトリカは、母コルデリアの身代わり計画により脱出。ロスコーとともにソヴュールを離れて海の彼方へ。徴兵された一弥は、彼女を想いつつ戦場の日々をひたすらに生き延びてゆくが、ある日の敵襲で…。アブリルに、セシルに、グレヴィールに、古き世界に大いなる喪失と変化が訪れる。その先に待つものは?そしてヴィクトリカと一弥に再会の日は…!?大人気ミステリ、感動の完結編。


ええ!? この【GOSICK】シリーズって、こんなファンタジー全開な世界観だったの? 古き神々云々は、単に比喩表現で、古からの伝統を守り続けている人たち、文化の違いに基づく話だと思ってたのに。

角川ルビー文庫から出版される武田日向さんの美麗なイラスト付きのシリーズを待ってたら、いつの間にか何年も経っていて、ついには続編となるシリーズまで始まってしまったので辛抱たまらず、角川文庫版を引っ掴むことになってしまいました。もう出ないんかなあ、挿絵付き。
一応おおまかな流れは、アニメを見ていたので把握はしていたんですが、えらいぶっ飛んだ内容だったのでかなり「???」が飛び交ったまま記憶の淵に沈んでいたのですが、どうやらあれ、おおむね原作のままだったんですね。この最終巻だけはミステリーという体裁についてはもう放置しているようで、ひたすらにヴィクトリカと久城くんの、運命の大きな流れに引き裂かれる別れと、歴史の波に攫われながらも必死に再会に辿り着くまでを描いたお話になっている。もう、これ大河なラブロマンスだわねえ。
久々にこの人の作品を読んで思い知ったけれど、やっぱり桜庭さんの甘やかで品があってややも軽やかで優美な文章表現には、思わずため息が漏れてしまいます。ストーリー自体は乱暴と言っていいくらいにぶん回していると思うんですけれど、語り口の蕩けた甘美さが物語をオペラのように彩り仕立てあげたかのようになっているのです。
激動する世界の中で、揉みくちゃにされ轢き潰されそうになりながら、無力な一個人として翻弄されながら、ひたすらに足掻き藻掻き歯を食いしばって生きよう、生きようとする少年少女達。久城、ヴィクトリカ、そしてアブリル。セシル先生に、自分の運命を生きる決心をつけたグレヴィール。皆の必死な息遣いが伝わってくるような、それでいてゴシック調の古い屋敷のような厳かさが失われない、生々しさと非現実的な淡さが明滅している不思議なお話でもありました。
ぶっちゃけ、ここで描かれてる第二次世界大戦って、現実のWW2とは明らかに違います。なにしろ、年代からシて10〜20年近くズレてますし、ハッキリ言ってヴィクトリカの用いられ方では、総力戦においてそこまで絶大な威力は発揮できないですし、史実の日本の学徒出陣でも久城の年齢は徴兵はされてなかったはずです。
まあ世界そのものが違うのでしょう。ソ連もないみたいですし。つまるところおとぎ話の戦争です。
しかし、それでも世界を戦火に巻き込む世界大戦であり、それこそが必要な舞台装置だったのでしょう。少年少女の絆を引き裂き、しかしその運命に負けずに再びお互いを取り戻すための、必死になって繕うものを剥ぎ取られ、お互いを懸命に求める心をさらけ出すために必要な、大きな波としての意味合いを。
つまるところ、意地っ張りなヴィクトリカを素直にさせるためには、久城くんが死ぬほど大好きだ、というのを認めさせるために、これくらい大きな障害が必要だったわけですな。
世界を巻き込むくらいの戦争が必要なほど素直じゃない、というのも、まあ大層な話です。さすがはヴィクトリカ先生。
個人的にはお兄ちゃん、グレヴィールが頑張った、汚名返上してくれて良かったです。最後の最後に、兄として妹を送り出してくれたのは嬉しかったなあ。なんだよ、いい兄妹じゃないか。
そして、アブリル。彼女には幸せになって欲しい。この子はこの子でつらい目に遭いすぎだよ。できれば、新シリーズではあの二人に再会して欲しいのですけれど。セシル先生も含めて。

ともあれ、エピローグで久城くんが堂々とヴィクトリカを「妻です」と紹介していたことに、もうこれで十分満足できました。いや、新シリーズも読みますけどね、文庫落ちまで待つでしょうけれど。しかし、ヴィクトリカは結婚しても、久城くんを久城呼ばわりなのか。これはこれで萌えますけどね。

桜庭一樹作品感想

GOSICK -ゴシック- 7.薔薇色の人生4   

GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐ (角川文庫)

【GOSICK -ゴシック- 7.薔薇色の人生】 桜庭一樹 角川文庫

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王妃ココ=ローズを殺したのは、誰!?
……禁忌の謎にヴィクトリカが挑む!!


クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。父ブロワ侯爵によって首都ソヴレムに召喚されたヴィクトリカ、心配で後を追う一弥。ソヴュール王国最大のスキャンダルにして謎、王妃ココ=ローズの首なし死体事件に挑むふたりの侯爵に謀略が……。豪華劇場に過去と現在が交錯し、大いなる罪が暴かれたとき、世界はその様相を変える。ヴィクトリカと一弥の運命は!?
四年ぶりの最新作。短篇集ではない本編ともなると、6巻の仮面舞踏会の夜が出版されたのがまだ富士見ミステリー文庫健在の2006年の12月だから、ほぼ四年半ぶりの最新作となる。正直、作者が一般へと進出して大成功を収めてからこっち、もうこのシリーズの新作は出ないのだろうと諦めていたから、新作が出ると聞いた時には嬉しかったなあ。本当なら武田日向さんの挿絵付きビーンズ文庫版が出るまで待っていればよかったのだろうけど、こればっかりは我慢できなかったのだ。
という訳で、直木賞作家となった桜庭一樹の送り出す、新しい【GOSICK】。果たして以前と変わらないのか、それとも大きく様相を異にしているのか、ストーリーそのものとはまた別の大きな興味と関心を携えながらページを開いたのであるが……これはこれは。
うん、これは面白い。実に興味深い。筆致は確かに最近の作者のそれとは違う、あの【GOSICK】らしいそれで安心したのだけれど、でも間違いなく以前までの【GOSICK】とは何かが決定的に違っている。
すごいな、四年という年月とその間に彼の人が書いてきた一般レーベルにおける作品での経験は、同じシリーズでもこれほど明確に空気の深度を変えてしまうのか。
何というかね、登場人物の醸しだす情感の色が違うんだわ。驚くほど濃厚で、奥行きが深くなっている。特にそれが顕著なのがヴィクトリカと久城の関係で、明らかに以前まで感じられた子どもっぽさを残していた関係性が、別のものへと変わってしまっているんですよね。お互いに向ける視線の色や感情の艶が変わっている。同じ関係を描くのにも、磨き方が変わればこれほど変わるのかというくらいに。
飯事遊じゃない、恋愛という浮つきすらも通り過ぎた、静かなほどの愛情が二人の間にはしっかりと結ばれている。
愛、愛、愛。それを、桜庭さんはこの数年、随分と色々な形で突き詰め、ひっくり返し、覗き込んで掘り下げて奥の奥までまさぐって来ている。愛という主題に、脇目もふらぬほどの夢中さで挑み続けてきなさったわけだ。
そんなこの人が、今更薄っぺらな愛情をひけらかすことなど意識してすら不可能だろう。それを手がけるということは必然的に濃密なまでの「愛」という現象への偏倚が現れる事になる。その結果、ただならぬまでの気配が、ヴィクトリカと久城の間に生まれたのだ。
あるいは、最初からこの二人の関係はこのように在らんとして描かれていたのかもしれない。この形こそが、ヴィクトリカという久城の完成形に近いものなのかもしれない。あの、灰色狼の村でなされた予言。共には死ねず、しかし心は離れないという、二人の別離と絆を約した予言。あの予言を読んだ時の衝撃は、未だこの【ゴシック】というシリーズそのもののイメージを決定させた心象として残り続けている。あれを書いたときには、もう今の愛によって繋がる二人の形が、理想として見えていたのかもしれない。そして新作で、それは確かに伸ばした手に掛かったのだ。

一人ぐらい、いてもいいじゃないか。君の人生に。君のすべてに巻き込まれていく、おせっかいな友達が。それでも君を守ろうとする、平凡な男が。ただ一人

あのどこか頼りなかった少年は、しばらく見ないうちに幼さを残しながらも、一人の一人前の男になっていたようだ。
守るべきものを見つけ、守りぬく決意と覚悟を手に入れた者を、もう何も知らない子供と見ることは出来ない。二人を引き裂く激動の時代が迫り来る中、死がふたりを分かつまで決して離れぬ心の繋がりを、この新たにはじまったシリーズの中で垣間見ることが出来たことは、大きな感動であり感慨であった。
シリーズ、再開してくれて本当に良かったと、心から思えた次第。

しかし、今回はストーリー、もしくはココ・ローズ王妃殺人事件の真相も非常に読み応えのある内容で、よかったなあ。今回、えらくヴィクトリカが慎重というか焦ることになるんだが、あの真相なら宜なる哉。
さらにあっけに取られたのが、ヴィクトリカの母であるコルデリアに纏わる一連の話。これが本当だとすると、ヴィクトリカの境遇や兄である警部の態度もなるほど納得が行く。ブロワ公爵とコルデリアの関係ってもっと穏当なものなのかと思ってた。というか、想像していた設定ですら実のところ眉を顰める酷いものだったんだが、実際はもっと酷かったという、なにそれこわい。
それって、どう考えても犯罪じゃね? 事実が公表されたら、ブロワ公爵もれなく権威失墜、どころじゃなくホントに逮捕されかねないと思うんだが。そりゃあ、コルデリア恨み憎み呪って化けて出るわ。死んでないけど。

桜庭一樹作品感想

GOSICK─ゴシック─ 第8話 過去の王国に遠吠えがこだまする  

メイドさんの松明が、焼夷弾の爆撃並みの威力と範囲を誇る件について。
いきなり、村のあちこちの建物が爆発炎上し出した時には一体何事かと思った。いや、マジであれどうやったんだ? 事前に時限発火装置を設置しておかないと説明できないくらい同時多発テロだったぞ?
挙句、松明を投げ捨てただけで物凄い勢いで炎上しだす、街と外界をつなぐ跳ね橋。その松明は火炎放射器か何かなのか?

今回は特に色々と突込みどころが多すぎて、もうどうしたものかと。あの久城のジュゲムといい、ヴィクトリカの今回の推理といい、結構乱暴だったよなあ。あれじゃあ色々と証明にも何もなってないような気がするし。あれで納得出来るのか?

まあ今回の話ではあの幽霊船の時にもまして、ヴィクトリカの必死で半泣きの「久城! 久城!」の声が聞けたので、それで十分満足である。いやあ、あの叫びを聞かされちゃあ、ヴィクトリカがどれだけ久城くんのことを思ってるのか一発で分かっちゃうじゃないか。別れるのは今じゃないだろう! あれは来たなあ。それまではずっと一緒に居るって事じゃあないですか。いつまで一緒にいるつもりですか、貴女。

GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐
GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐桜庭 一樹

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GOSICK -ゴシック- 7話 夏至祭に神託はくだされる  

こうしてみると、村の広さが謎だなこれ。山奥の谷間にある村で、小ぢんまりした門の大きさなどを見てると過疎の村なのかとも思ってしまうのだけれど、あの祭りの人出を見ると結構人口は居そうなんですよね。というか、祭りに出てきている人って殆ど若い連中に見えるw 若者層から壮年層がこれだけ居るとなると、子供や老人も含めると1000人以上は住んでいる村なんだろうか。
村とはいっても自称とはいえ国を名乗ろうという土地だし、それくらいは居ないと話にならないんだろうな。

村長の家のメイド、漫画版でも目を剥きだして異様に怖い人になってたけど、アニメだともっと怖いよっ! 仮にも女性なんだから、もうちょっと落ち着け。目を剥いて、目の周りを指でガリガリ掻き毟る様子は、ちょっとした拍子に指が眼球をひっかくか、目玉を抉り出してしまいそうで、もうドキドキものだった。
村長はなんであんなヤバそうな人を雇ってるんだろう。村長威厳をただしているだけで、実は何も考えてなさそうだもんなあ、あれ。

そう言えば、これはまではヴィクトリカは事件の謎については殆どあっという間に解いていただけに、今回村の中や屋敷を歩き回りながら考え込んでいる姿を見るのはなかなか新鮮である。今回については安楽椅子探偵であることを完全に逸脱してるんですよね。それだけ、受け身ではなく自分から積極的に事件に関わっている、という事を示しているようだ。
そんなヴィクトリカのナイト役たる久城くん。お風呂に入るヴィクトリカの部屋のまで、仁王立ちに警備している姿は頼もしいというよりも可愛いな。頑張れ少年。ヴィクトリカも、油断したのか気を抜いたのか、君が守ってくれるのだろう? などという見方によっては無防備極まる発現をしてしまっているし。無闇に少年をやる気にさせてしまう発言だな、あれは(苦笑

んで、ある意味今回の話で一番見所だった予言は、ちょっと村長の演出がくどすぎ(苦笑 あそこはもっと淡々とした口調の印象でいたので、村長の完全にトリップした様子には正直ビビッた。お陰で、何言ってるかに気が回らなかったよ。あの「共には死ねまい」という言葉こそが一番ガツンとくる台詞だったはずなのに。
考えてみると、ここで予言される大嵐、世界大戦はまだそれなりに先なんですよね。少なくとも、二人が大人になるまでは。それまでは一緒に居れるって事なんだろうなあ。年齢的に子どもが居てもおかしくないくらいだろうし、などと妄想してしまう。

事件の方は、最初の焼死事件はかなり時系列が把握しにくい。アランが目撃されてから焼死体になって発見されるまでどれだけ時間が空いているんだろうか、あれ。


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GOSICK─ゴシック─ 第6話 灰色の狼は同胞を呼びよせる  

「ヴィクトリカの痛がりっ!」って、罵倒の台詞じゃないよなあ(苦笑
こういう所は非常に子どもっぽいのだけれど、久城とヴィクトリカって何歳くらいなんだろう。原作に年齢が明記されているところ、あったっけか?

というわけで、この6話からはヴィクトリカの謎に迫る灰色狼の村編。どうしてヴィクトリカが図書館塔の頂上に閉じ込められているのか、その理由の一端と彼女の出自が明らかになる話である。
ヴィクトリカの母親であるコルデリアが踊り子をやっていた、というのは知っていたけれど、実際に映像としてその姿を見ると、違和感があるなあ。踊り子と言っても、あの格好からしてベリーダンスのようだけれど、容姿や背丈まで殆どヴィクトリカと変わらないだけに、普段からドレスを着込んで人形のようにじっとしているヴィクトリカに慣れているためか、ヴィクトリカ=踊る、という行為が想像できないんですよね。
というか、あんなちっちゃい子が踊っててベリーダンスになるのか?(笑
ブロワ公爵はよくまあ、あんなちっちゃい子に手を出したなあ。あれはロリコンと言われても仕方ないぞw

久城が持ってきた新聞の広告欄に掲載されていた灰色狼の子孫を呼ぶ広告記事。それを目にしたヴィクトリカは、無断で図書館塔を脱出し、灰色狼の村ホロビッツへと向かう。母コルデリアが犯したという殺人という罪を無罪と覆すために。
直前にヴィクトリカと喧嘩をしていたくせに、こっそり出て行くヴィクトリカを見つけたら、どうやって仲直りしようかと悩んでいたことも忘れて脳天気にくっついていく久城は、なんというかもう、わりと何も考えてないよなあ。ヴィクトリカは必死に拗ねてるのに、喧嘩してたこと自体忘れてるっぽいし。せめて謝ってあげなさいよ。なんだかんだと小突いた久城が今回は悪いんだし。

この話は、ヴィクトリカが久城という少年をどう思っているのかがかなりハッキリわかるお話でもあるので、あの占いのシーンなどは大いに期待するところ。あの占いがあるからこそ、このGOSICKという作品、後々までどこか物憂げな切ない雰囲気を湛えた作品になっていくのですから。

TVアニメ「GOSICK-ゴシック-」オープニング・テーマ:Destin Histoire
TVアニメ「GOSICK-ゴシック-」オープニング・テーマ:Destin Histoireyoshiki*lisa

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GOSICK─ゴシック─ 第5話 廃倉庫には謎の幽霊がいる  

アブリルの中の人だけ事前に情報公開されていなかった理由が、ここに明らかとなる!!
担任の先生よりも大人っぽくて色っぽい女の子がサブヒロインなんてありえないですよねーー。というわけで、転校してきたアブリルは偽物で、本物のアブリルは偽物に縛られて監禁されておりましたとさ。やー、あの偽アブリル、色っぽいというよりもケバいという感じだったので、本物が出てきたときにはややもホッとしました。まあ、まだ助けられたばかりで、ヒロインとしてのアピールはまだまだこれからになるわけですが。早速、食いしん坊キャラというのを発揮してましたけど。
むしろ、アニメでは先生が異様に頑張ってるんですよね。何この可愛い生物(笑
落ち着きのない小動物みたいに、久城の周りでちょこまかと騒いでるのが妙に可愛らしい。仮にも大人の教師なのに、いいのかそんなんで。メガネ外して、これなら幽霊だろうと見えませんっ! と力説している姿は微笑ましい限りでございました。みたくないくせに、なんでそんなに一生懸命目を細めてみようとしているんですか、あんたは。

原作では、偽アブリルが図書館の上の植物園に侵入してきたとき、ヴィクトリカは人形のフリをして誤魔化してたんだが、アニメでは普通に戸棚の中に隠れてたな。さすがにあれは、探されるとすぐにバレてしまいそうだったが。明らかに、直前までそこに誰か居ました、と言わんばかりの散らかりようだったし。
そして、ヴィクトリカの攻撃。あれ、死ぬぞ普通。サスペンス劇場とかで、二割くらいはあの死に方だぞw
とまれ、久城から離れろっ、と腕力欠片もないくせに山ほど抱えた本を投げつけたり、聞かれたくないことを久城に追求されて、赤くなってむくれたり、と今回もヴィクトリカ劇場は最高潮でした。かわいいねえ。
知らない人が来たら隠れてしまうヴィクトリカが、どうして久城が初めて訪れたとき逃げも隠れもせずに久城を待っていたのか。その真相は、原作では短編として明かされていますが、さてアニメではどうなるんでしょうね。

さて、次回はせっかく本物のアブリルが登場したにも関わらず、さっそく置いてけぼりにする話か(笑
何気にここで久城とヴィクトリカの運命の一端が明らかになる重要な話でもあるので、要注目である。

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GOSICK─ゴシック─ 第4話 金色の糸はつかのまを切り裂く  

いきなり冒頭から殺人罪で逮捕されてるよ、久城くん!

長編第一作目の話は前回で終わり、今回からは短篇集のエピソード。これ、しばらく何話かは全部繋がっている事件であると同時に、一話一話で完結もしている、という事実を認識しておかないと、ややも混乱に晒されるかも知れないな。
とりあえず、あの遺体安置所に閉じ込められていた騎士の格好をした犠牲者と、彼を死に至らしめた犯人については、ヴィクトリカの推理の通りだったはず。ただ、なぜそんな事件が起こったのか。殺された男がなぜ学院を訪れていたのか、など事件の背景にある事柄がまだ冒頭の首切り事件の真相を含めて全容となって明らかになっていない、という風に理解しておいたら次回以降を視聴する準備になるはず。
あの、セカンドヒロインたるアブリルの怪しい言動も含めて。
なぜ、アブリルのキャスティングだけ、ずっと伏せられていたのかもすぐにわかるかと。

まあ、あの明らかに久城とも他のクラスメイトとも意図的にずらしたキャラデザインを見てれば、自ずと想像はつくかもしれないが。

しかし、ドリル警部の無能っぷりは極まってるなあ。科学捜査がまだ浸透していない大昔とはいえ、あまりに考えが為さすぎるだろう。こいつ、どれだけ冤罪作ってるか知れたものじゃないぞ。
とりあえず、頻繁に死体と遭遇する人は犯人じゃない、という推理小説の鉄則は覚えておいた方が良い。学院生たちの、久城の死神呼ばわりは、この事件との遭遇頻度を考えると無理ないかも、と思えてきたが。
一回の放送でさすがに二回も首が飛ぶとは思わなかったよ。

兎にも角にも、ヴィクトリカの可愛らしさを愛でていたら、それだけで幸福である。今回はちょっとした拗ね顔も見られたし。久城の妄想と自分を比べられて機嫌を損ねるなんて、可愛いじゃないか、このこの。
お詫びに久城が持ってきた雷おこしを、必死にかじっている姿も、むしろコチラのほうがリスっぽかった。愛いのう。

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GOSICK─ゴシック─ 第3話 野兎達は朝陽の下で約束をかわす  

おおっ、二話までがやたらとテンポが早かった分、この完結編に当たる回は余裕を確保していたのか、これまでに比べるとじっくり描けていたような気がする。
期待通り、これまで久城に対してもその心底を見せなかったヴィクトリカが、本気で久城を心配し、その歳相応の素顔と感情を初めて露にしてくれたので、大満足。それも、見せ方が実に力入ってるんですよね。これでもか、これでもかっとヴィクトリカをどう可愛らしく見せるのかを追求するような描き方。襲い来る襲撃者からヴィクトリカを久城が庇い、彼女を無線室に押し込めた時のヴィクトリカが初めて発する本気の悲鳴。そして、無事襲撃者を退けて、再びヴィクトリカの前に久城が現れたときに一瞬垣間見せた彼女の表情。これぞ、アニメの醍醐味ですよね。原作でもこれらのシーンにはグッと来たものだけれど、文章の行間にある光景を見せてくれるという意味で、やっぱりアニメ化というのは可能性の拡大なんだよなあ。上手く行かずにむしろ可能性を狭めてしまうケースが後を絶たないので、忘れがちになってしまうけれど。

久城もこうしてみると、実に男前じゃあないですか。彼、ヴィクトリカに対するスタンスについては、既にここで確立してしまってるんですよね。ある意味、既に彼はここで完成された、と言ってもいいくらい。肩書きを拠り所とするのではなく、まっさらの自分の全身全霊を以てヴィクトリカを守ることを此処に誓い、そしてその誓いはこの一場面に限られたものではなく、今後もずっと。おそらくは生涯破られる事のない誓約として果たされ続けるのです。
ブレない男はカッコイイですよ、うん。

何の示し合わせもなく、お互いに復讐を果たしあったかつての野兎同士、親友同士の一瞬の邂逅。あの再会シーンには、思わずウルッと来てしまった。特に、ペンダントを投げ渡し、リィに微笑みかけるジュリィの光を背景にした凛とした、胸を張ったような佇まいにはハッとさせられた。あれは、いいシーンでした。

次回は、セカンドヒロインであるところの、アブリル登場。予告にもその姿が。そうか、これがあの「アブリル」か。


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GOSICK─ゴシック─ 第2話 死者の魂が難破船をおしあげる  

展開早いなあ! 幽霊船の話は実質二話でやっちゃうのか。いやまあ、原作もわりとトントンとたたみかけて終わっちゃいましたから、そんなに遜色ないのかもしれないが。

一話でもそうでしたけど、ここで描かれるトリックは映像化すると一発でわかってしまいますね。当事者として中にいたならなかなか気づかないのかもしれないが、傍から見てると誰が怪しくて、何をやったのかだいたい想像できてしまう。これは、原作読んでなくてもわかりそうだなあ。
とはいえ、このシリーズはぶっちゃけ本格的なミステリーモノじゃなくて、少年少女の冒険ものなのでトリック云々についてはそれほど気にしなくてもよいかと思われ。
それにしても、回想の子供時代のデザインにはもうちょっと気を使っても良かったんじゃないかな。あれ、一目見たら誰が誰かわかっちゃうじゃないか(苦笑
あるいは開き直って、最初から誰が犯人かわかっているパターンとして処理しているのかもしれないが。

それはそれとして、この段階ではなぜ野兎の狂宴なんてものが行われたのかの説明が何もないんですよね。いったいなんであんな惨劇が起こったのか。というか、具体的にどんな事が行われたのかの描写もまだないのか。情報としては過去に様々な国籍の子供たちが船に集められ、どうやら殺し合いが起こった挙句に船は沈んでしまった、という話しか出てきていないわけで、これじゃあ何がなんだかわからないよなあ。
この一件に、ヴィクトリカがどう絡んでいるのかも。
そもそも、ヴィクトリカという少女に背負わされた運命もまだ何も語られていないのだから仕方ないのだけれど。

とりあえずは、ヴィクトリカかわいいよヴィクトリカ、でOK?
この話のデレヴィクトリカの見所は、もうちょっと先なので、来週を楽しみに待っておこう。

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)
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GOSICK─ゴシック─ 第1話 黒い死神は金色の妖精を見つける  

直木賞作家、桜庭一樹のラノベ書き時代のヒット作。武田日向さんのイラストがまた美麗でねえ、あれほどの神憑った美しさは今に到るまで類を見ないほどでした。カラー口絵のヴィクトリカがもう尋常でないほど綺麗なんですわ。一枚の絵としての構図も非常に印象的で、この作品が話題になったのには話の面白さだけではなく、あの挿絵にもあったはず。
なので、新装版が挿絵なしの一般書籍で出ると知った時のがっかりしたことがっかりしたこと。幸いにも、ちゃんと挿絵付きのバージョンも出るそうなので安心しましたが。
それにしても、このタイミングでGOSICKがアニメ化されるとはねえ。作者が一般書籍の方に境界越えしてしまい、このシリーズも途中で止まったまま終わってしまうのかと半ば諦めていたのですが、今度新装版がでるのに合わせて、ちゃんと続きの書き下ろしの新作が出るとはしゃいでいたところで、このアニメ化の話が持ち上がったわけで。
嬉しい限りです。

さて、そのアニメ化ですけれど、一番の関心はやはり肝心のあのヴィクトリカの声を誰がやるのか、とう点でした。何しろ、作中では嗄れた老婆のような声、などという描写がされていましたからね。ぶっちゃけ、可愛らしいだけの声だとどうしてもイメージが違ってしまう。正直、昔はアニメ化なんて無理なんじゃね、と思ってたものですが、今の時代にはあの人が登場していたわけです。
ヴィクトリカ役=悠木碧。
この配役を見たときには、ああなるほどと思わず手を打ちましたね。さすがに老婆そのものの声は違うでしょうけど、どこか嗄れた低く唸るような、でもちゃんと女の子らしい可愛い声、というとこの人以外は考えられない。ヴァンパイアバンドのミナや、紅の紫の演技を思い出すと、ね。

実際に喋っているのを聞いても、うん、これしかないでしょう。ヴィクトリカはこれですよっ。そういえば、キャストではアブリルの中の人だけ???になってましたね。まあそりゃそうだろうなあ(笑

話の内容の方ですが、ちょっと弄ってるのか。原作では既にヴィクトリカと九条は面識があって、二人がはじめて出会う話は別に用意されていたのだけれど、初対面からなし崩しに第一巻の事件へとなだれ込む展開に。いきなりヨットで招待状を見つけて、客船に乗り込む流れにはちと驚いたが。
これって、ミステリーというよりも二人の冒険小説なんですよね。その意味では、そうした無茶と無謀もありなのか。
ヴィクトリカかわいいよヴィクトリカ♪
うんうん、何はともあれこのアニメの成否はヴィクトリカをどれだけちゃんと綺麗に可愛く美しく描けるかに掛かっていたと思うので、この出来栄えには実に満足である♪
概ね雰囲気もいいですし、九条も非常に「らしさ」が出ていると思うので、第一話の掴みとしては良いかんじなんじゃないでしょうか。
本番は次回から、ですが。

TVアニメ「GOSICK-ゴシック-」オープニング・テーマ:Destin Histoire
TVアニメ「GOSICK-ゴシック-」オープニング・テーマ:Destin Histoireyoshiki*lisa

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