MF文庫J

さあっ候補生さま、“王霊討伐”の時間です ★★★★☆   



【さあっ候補生さま、“王霊討伐”の時間です】 藤木 わしろ/にの子 MF文庫J

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「うんうんっ! ボクが選んだ人は──あっ!」
死者が蘇るようになった現代。異形の姿となり被害を齎す死者は『悪霊』と呼ばれるようになった。一方『善霊』と呼ばれ生前偉大な功績を残した死者もおり、特別な能力を生者に与えた。かつて悪霊による世界的な集団失踪事件『異界事変』で母を失った穂羽天理は、善霊から赤光を纏う長剣型の霊器を授けられ、この世界を壊してしまった悪霊の王――『王霊』を討伐するための候補生となる。
そんな彼女の前に善霊リシアと殺し屋を名乗る浅江遥斗が現れる。周囲と馴れ合わず、防衛省、自衛隊の指示に遥斗が従わない中、天理の最初の悪霊討伐――異界攻略作戦が開始される。
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紅蓮戦記 2 ★★★☆  



【紅蓮戦記 2】  芝村 裕吏/エナミ カツミ MF文庫J

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VS最強王族! 亡国から始まる大逆襲ファンタジー戦記、第2弾!

祖国の滅亡をきっかけに、最高位の軍人かつ王子となり、王女2人が突如として「妹」となるなどルース王国再興のすべてをその身に託されたマクアディ。敵軍にはその死を偽装しながら次なる反撃の糸口を探す若き戦争の天才は、かつての学友であるリアン国のエメラルド姫らの協力を秘密裏に取り付け、補給物資の調達に乗り出す。その結果、補給部隊の度重なる敗北の報を受けたニクニッス国の王女シーナは、有り余る魔力の矛先を「謎の敵」に向けることに。強大な魔力を持つ者同士の運命の激突の時が、刻一刻と迫ろうとしていた――!
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のくたーんたたんたんたんたたん ★★★☆   



【のくたーんたたんたんたんたたん】 ムラサキ アマリ /おりょう MF文庫J

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1/2275の頂点!ふざけたタイトル、だけどこれが新人賞最優秀賞!

「父さんを殺した《亡霊》に復讐するためなら、僕は悪の道を進む――!」
それから五年、緋野ユズリハは裏社会で《死神》と恐れられる都市伝説(ころしや)になった。全ては復讐のために。《亡霊》の手掛かりを掴むためならば友を殺し、担任教師を殺し、その日も少女を一人殺した……ハズだった。
「私は魔女です。悪魔と契約し、決して死なぬ身体となりました」
少女は何度殺そうと立ち上がり、ユズリハに殺され続けた結果「惚れてしまったようです」などと口走り――? 都市伝説が織りなす愛と殺しと復讐の夜想曲第1番、開演――!
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聖剣学院の魔剣使い 11 ★★★☆   



【聖剣学院の魔剣使い 11】  志瑞祐/遠坂あさぎ MF文庫J

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虚無の世界の秘密を解き明かすため、旧〈ログナス王国〉の王都ウル=シュカールの遺跡を訪れたレオニスたち。攫われたリーセリアと無事に再会をはたすものの、使徒ネファケスによって支配された〈機神〉――シュベルトライテが二人の前に立ちはだかる。苛烈な戦闘の最中、更なる戦乱を呼ぶがごとく、1000年前のレオニスと同じ姿をした〈不死者の魔王〉が乱入する。「なぜ、俺がここにいる……!?」一方、フィレットの魔手に囚われるエルフィーネ、〈獣王〉相手に奮闘するシャーリの残る〈第〇七戦術都市〉にも、それぞれの思惑を胸に各勢力が集結しようとしていた――!

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死亡遊戯で飯を食う。 ★★★   



【死亡遊戯で飯を食う。】 鵜飼 有志 /ねこめたる MF文庫J

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目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。
メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。

寝室を出て、廊下を歩いた。
食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。
みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。

〈ゲーム〉の始まりだった。
吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。
館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くする――

――ただ一人、私だけを除いて。

なぜかって? そりゃあ――私はこれが初めてじゃないから。

プレイヤーネーム、幽鬼《ユウキ》。十七歳。
自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た賞金で生活している人間。

どうかしてるとお思いですか?
私もそう思います。
だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。
おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。
油断すれば後ろから刺され、万全を尽くしたとしても命を落とすことがある――
そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。

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恋は暗黒。1 ★★★☆   



【恋は暗黒。1】  十文字 青/BUNBUN MF文庫J

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十文字青×BUNBUN、伝説のタッグによる衝撃的新作、始動。

高良縊想星はどこにでもいる普通の高校生になりたかった。
好きで選んだわけではない「仕事」を隠して通う学校で、なぜかクラス一の美少女・白森明日美に告白されて付き合うことに。
舞い上がる想星だが、放課後や休日は「仕事」に追われてデートすらなかなかできず、すれ違う二人。
そんなある日、想星は「仕事場」で少し不思議な同級生・羊本くちなを目撃する。
実は、想星の「仕事」は暗殺者。どうして彼女がこんなところに――
絡み合う恋は甘くて苦く、せつなくて、なりたい「普通」は近くて遠い。
殺して命を奪う彼と、ふれただけで命を奪う彼女。ちょっぴりダークなラブコメ、開幕。


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紅蓮戦記 1 天才魔術指揮官は逃げ出したい ★★★☆   



【紅蓮戦記 1 天才魔術指揮官は逃げ出したい】  芝村 裕吏/エナミ カツミ MF文庫J

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滅亡から始まる14歳の天才魔術指揮官による前代未聞の大脱出劇!

魔法戦争にて、14歳ながらルース王国史上最高の戦果と功績を挙げた魔術指揮官マクアディ。だが、若き「戦争の天才」の連戦連勝をもってしても王国全体の敗北は止めようがなく、祖国は滅亡寸前に追い込まれていた。自らが率いる隊と共に華々しく命を散らし「悲劇の英雄」として歴史の教科書に載る覚悟を決めたマクアディ。けれど、そんな彼の下に駆け付けた満身創痍の軍務卿から王女二人を託されたことでその運命は一変。敵軍に完全包囲された戦場に遺された仲間と共に、生存と祖国存亡を懸けた不可能と思われる大脱出に挑むことになる。最弱の国に生まれた最強の天才が歴史に刻む、途方もない奇跡の物語、開幕――!

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聖剣学院の魔剣使い 10 ★★★☆   



【聖剣学院の魔剣使い 10】  志瑞祐/遠坂あさぎ MF文庫J

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見た目は子供な最強魔王とお姉さん達の学園ソードファンタジー第10弾!

『――ああ。やっと、約束を果たしに来てくれたんだね、レオニス』エリュシオン学院を狙った〈影の女王〉の陰謀を蹂躙し、甦った〈精霊王〉を撃破したレオニス。〈ヴォイド〉の支配する虚無世界で、喪われた〈女神〉の声が彼を導く。リーセリア達と共に向かうは、勇者であった頃の故郷、旧〈ログナス王国〉の首都ウル=シュカール。遙か古代に滅びたはずの遺跡はしかし、レオニスの知るあの頃の姿のままだった。遺跡を徘徊する謎の敵。覚醒する八番目の〈魔王〉。〈女神〉の使徒、ネファケスが狙う、遺跡に封印されしモノの正体とは――!


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転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? 3 ★★★★★   



【転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? 3】 紙城 境介/木鈴カケル MF文庫J

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――彼女の愛は、神の筋書きさえ殺す。

最強の精霊術師、トゥーラ・クリーズの引退。それはラエス王国中に衝撃をもたらした。
王国の実権を握るべく貴族たちが暗躍する中、ジャックは王太子・エルヴィスと共に闇のブローカー『ビフロンス』との繋がりが疑われる女侯爵ラヴィニア・フィッツヘルベルトの調査を試みる。
しかし彼女の居館『臥人館』では想像を絶する光景が待ち受けており──!
王都に蠢く闇。『九段』の段位を持つ精霊術士たちの胎動。学院を舞台にしたサバイバル戦。
それでも、転生してから培ってきた力を手に勝ち抜いてやる。大切な存在と共に生きるために。
最強が集い、最恐が目覚める、「覚醒点」の第3巻。
――彼女の愛は、神の筋書きさえ殺す。
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悪逆大戦 地獄の王位簒奪者は罪人と踊る ★★★☆   



【悪逆大戦 地獄の王位簒奪者は罪人と踊る】  綾里けいし/るろあ MF文庫J

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地獄に堕ちた魂を救済するにはどうすればいいのだろうか?
罪もなく奈落の底まで堕とされた少女・櫻。その行方を追い、かつて地上へと逃げ出した俊は地獄へ舞い戻ることを決意する。
命がけで地獄の王の七番目の子、美しき怠惰の姫・ネロのもとへ行き助力を乞う。
しかし、地獄の最下層に送られた亡者の判決は、地獄の王以外には覆せないと聞かされ……。
「ならば、俺が王になる!」
伝説上の名だたる悪人を「駒」として従え、少年は戦う。悪人同士の熾烈な決闘――王位継承戦を勝ち抜く、ダークファンタジー。
邪神も魔王も重罪人も、どんな「悪」だろうと従えてみせる。すべてはアイツの魂を救うために――。

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さあ、脱獄を始めましょう ★★★☆   



【さあ、脱獄を始めましょう】  藤川 恵蔵/ 茨乃 MF文庫J

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俺の暮らすこの町全体が一つの監獄!? 衝撃のバトルファンタジー!

都市パノプティコン。四方を山に囲まれた、美しい町。そこで暮らす少年ヴァンは、なんの変哲もない平凡な人生を送っていた。ところが、プラチナに輝く髪を持つ謎の少女・ダイヤと出会ってから、彼の人生は変わり始める。

「ここは監獄。貴方は囚人で私は看守です」

これは、囚人と看守による巨大な監獄都市からの「脱獄」の物語。



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聖剣学院の魔剣使い 9 ★★★☆   



【聖剣学院の魔剣使い 9】  志瑞祐/遠坂あさぎ MF文庫J

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最強魔王、帰還! 大人気学園ソード・ファンタジー第9弾!

「――お待たせしました、セリアさん」
帝都へ帰還し、リーセリアと再会を果たしたレオニス。〈第〇八戦術都市〉を襲う〈ヴォイド〉の群れを鏖殺し、封印を解かれた第三の眷属と戦いを繰り広げるレオニスだが、その姿はある人物の知るところとなってしまう。帝弟アレクシオス――〈ヴォイド〉に対抗するため、魔王の力を利用しようと目論む彼は、無謀にもレオニスとの接触を試みる。一方、レギーナの姉、シャトレスの在籍する〈エリュシオン学院〉では、〈影の王国〉の女王が暗躍をはじめていた――!


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海鳥東月の『でたらめ』な事情  



【海鳥東月の『でたらめ』な事情】  両生類 かえる/甘城 なつき MF文庫J

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史上最高の応募総数2332作、その頂点! 第17回MF文庫J新人賞最優秀賞作品登場!

「財布? 携帯? ぜんぜん違うよ。私が盗まれたのは――鉛筆さ」仲良しのクラスの女子・奈良芳乃から突如、謎の相談を受けた海鳥東月。だがそれは奇妙奇天烈な事象の始まりに過ぎなかった。海鳥の自宅に現れた謎のネコミミパーカー『でたらめちゃん』。彼女によって引き起こされるトイレの貸し借り、裏切り、脅迫、掴み合いからの一転攻勢、そして全力の命乞い……全てを終えた後、でたらめちゃんは海鳥に告げてくる。「海鳥さん。私と一緒に、嘘を殺してくれませんか?」海鳥は訳も分からぬまま『嘘殺し』に協力することになり!? 
第17回MF文庫Jライトノベル新人賞〈最優秀賞〉作は奇妙奇天烈! だけど青春ストーリー?
それは、絶対に嘘を吐けない海鳥東月と嘘しか吐けないと主張する『でたらめちゃん』によるドタバタ劇。うん、ドタバタ劇としか言いようがないよね、これ。ドタバタというかバタバタというか。非常に忙しない息継ぎしようよと言いたくなるような、息もつかせぬどんでん返しの連続でありました……連続すぎて、つまるところどんでん返し、ちゃぶ台返ししかないお話だった、とも言えるのかもしれませんが。
だいたい、物語におけるどんでん返し、或いはそれまでの前提をひっくり返すちゃぶ台返しが行われるのは、ここぞという時なんですよね。まさに一撃必殺。もちろん、中には一撃必殺を幾度も繰り出すような「ここぞ」という展開、山場、盛り上がりどころを一冊の中に幾度も用意できるツワモノたる作家さんもいるのですけれど。
本作においては、一歩話が進むごとにこのどんでん返しが起こるんですよね。この物語の主人公である海鳥東月のそれまでの様子とは一転する本性が暴かれ、そうかと思えば「でたらめちゃん」の登場によって彼女の秘められた性癖が全然秘められなかった事が暴かれ、と話が一歩進むごとに「な、なんだってー!?」と言わんばかりの暴露が繰り広げられていくのである。前提となる設定がひっくり返され、それまで描かれていたキャラクター像がひっくり返され、さらにそこからもう一回ひっくり返され、とどんどんひっくり返されていくのである。
伏線とかあったかな? なかったよね。いきなりそれまで何の前触れもなかったのに唐突な展開、唐突な出現、唐突な性癖バラシ。バタバタと忙しいことこの上ない。
まあここまで連続で繰り返されると、そういう芸風なんですね、と言いたくなってくるものなのですが。そもそも、話の内容いかんより、この勢い任せの唐突な急展開の連続そのものが主体、メインという風に見えてきて、どういう話だったのかがいまいち頭の中に入ってこないところがありました。
一時期流行った、大声でまくしたてながらドンドン掛け合いそのものを加速させていく漫才みたいな感じで。あれ、漫才の内容云々よりも勢いで笑わそうとしてるみたいな感じだったんですよね。
本作はなにやら途中から異能バトルみたいなことになっていくのですが、肝心の嘘憑きに関する情報が出揃わないまま、なんか勢いで敵キャラがどんどん登場してきて勢いのまま退場していったので、なにやらよくわからないまま通り過ぎていってしまいました。これ、設定どうなってるんだろう。
でたらめちゃんも色々とぶれ過ぎでどういうキャラなのかよくわからなかったんですよね。そもそも、最初この娘、自分は嘘しか吐けない、吐けません! とか自信満々に主張していたのですけれど、以降まったく嘘つかないんですよね。嘘しか吐けないという設定忘れたんじゃないか、というくらい普通の発言しかしないんですよ。途中まで真剣にこの娘のセリフが全部嘘だとするとどういう事になるのだろう、と考え込んでいたのですが、ほんと言葉づらの意味しかなかったんですよね。全然嘘つかないじゃん! 普通にホントのことばかり喋ってるじゃん!
奈良芳乃という娘の思想も、いやもうちょっと奥深いなにかがあるのかと思ったら、特に深く何も考えてないみたいで、いいのかそれ。それに話の展開上、海鳥ちゃんの顔変わっちゃってるのだけれど、以降特に触れられてないの、あれどうなったんだろう。顔変わったまま? 奈良顔のまま? 元に戻った描写あったっけ。絵面的にはメインキャラの殆どが同じ顔というなかなかシュールな事になっていると思うんだが。漫画になったらコピペで済ませられるからちょっと楽になるんだろうか。
舞台的にも殆ど海鳥の部屋で次々と畳み掛けるように事が起こっていくというコントみたいな事になってましたね。さいごちょろっと外に出ましたけれど。それも忙しなさを感じさせる要素だったかしら。
まあ何にせよ、自分にとってはあまりにも乱雑にバタバタしすぎていて、あんまり頭に内容が入ってこない作品でありました。この勢い、息継ぎしてなさそうな畳み掛けの連続は大したものだと思いますけれど。





迷探偵の条件 1 ★★★   



【迷探偵の条件 1】  日向夏/magako MF文庫J

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あなたは「運命の人」(はんにん)を捕まえられるのかしら?

真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出会わなくてはならない。
でないと、十八歳で必ず死ぬ。
つまり本日、十七回目の誕生日を迎えた俺・真丘陸にはあと一年の猶予しかないということである。
しかし、その残念な運命を回避するには厄介な体質が俺にはあった。
しかも二つ。
一つは女難体質で、この中に運命の相手がいても困るレベルでヤンデレばかり引き寄せてしまうこと。
そしてもう一つは、超がつく探偵体質であること。
それはもう、ちょっと出かけると事件に巻き込まれるような。
というわけで、今日もまた死体に出くわしたのだが……。
もしかして、犯人が運命の人ってことはないよな?
あらすじでは、陸の厄介な体質が真丘家の運命を回避するために邪魔になる、という風に語られていますけれど、中身をよくよく読むとむしろこの2つの女難体質と超探偵体質が真丘家の18歳で死ぬ、という運命に直結してるんじゃないですかね?
話を聞く限りだと、歴々代々真丘家の男はみんな同じ体質だったみたいだし、叔父がなくなったのもヤンデレに刺されたからでしょ、これ?
……よく、家系続いているよなあ真丘家。
そもそも、読んでいるのを見ると陸の周りにヤンデレが集まってくる引き寄せてくる、というよりも……これ、普通なら眠ったままのヤンデレ因子を陸が励起させてしまっているようにも見えるんですよね。元々病んでいたというよりも、陸が関わったことで異様な執着を生んでしまったり正気を逸してしまったり、なんかヤバいフェロモンでも出してんじゃないだろうか。
特に最後の事件のラストシーンなんか、本来なら陸が攻撃受ける理由なんか全然ないのに、既に相手が冷静じゃなくなっていた事を鑑みても、なんか誘因されたみたいに陸の挑発に乗っちゃってましたもんね。陸自身も自分の体質を鑑みた上で挑発していたみたいですし。いやそれもうフェロモンかなんかで頭おかしくなる前提の挑発ですよね!?
普段から、自分が接すると女の人の頭がおかしくなる、みたいな感じで女性のことなるべく避けている風でもありますし。それもうヤンデレを引き寄せるんじゃなくて、生み出してるといった方がいいんじゃないだろうか。
そんな彼が唯一ずっと側に置いている女性がユキなわけだけれど……いや、なんでいつも一緒にいるんだろう。もう既に彼女が完全に病んでしまっていることはラストで発覚するのだけれど、それってつまり陸はもう完全にそんなユキを受け入れてるってことですよね。自分の近くにいると女性がおかしくなるのをわかっていて、彼女を側に置いているのはもう既にユキが取り返しのつかないことになって離れることが不可能になっているから諦めているのか、諦めじゃなく一緒にいることをこそ望んでしまっているのか。
いずれにしても将来、18歳になったときに自分が死ぬ際にはユキも一緒に破滅することが決まっているにも関わらず、どこかでそれを良しとしている時点で陸も相当病んじゃっている気がするんですけどねえ。
だいたい、なんでこれでユキが運命の相手扱いじゃないんだ? 陸もユキもユキがその相手ではない、という前提で考えているみたいだけれど、陸が語る運命の相手と出会った時の基準が感覚的すぎて、それ合ってるの!? とどうしても疑問に思ってしまう。そもそもそれって、初対面でわかるものなの? 既に知り合っている相手に後からビビッとくることはないんだろうか。もしくは、その運命の相手に出会ったのが幼い頃過ぎて忘れちゃってるとか。
いずれにしても、ユキがそうだ、という以外考えられないんですよね。だいたい、ユキ以外を選んだとしてそれはそれで結局刺されるエンド以外ないじゃないですか、これー?

さて、話の内容はというと学校を舞台にしたミステリー。女難体質と探偵体質故に周りで事件が起こりまくる陸とユキにとって、それはいつもの事なのかもしれないけれど、日常ミステリーなにそれおいしいの?と言わんばかりに、高校の中で起こりまくる重大犯罪。
いやいや、それもう金田一少年の通う学校並みの犯罪率になりそうじゃないですかね? 普通、校内で殺人事件とか起こったら日本中が大騒ぎになりますからね? 何十年と語り継がれる大事件なのですが、さらっと蓋をされてしまうあたり、何気に怖い世界観である。
謎解きの手順のわかりやすさ、トリックや犯人の意外さなど流石はと思わせてくれる読みやすさなのですけれど、犯人がわかった時点で主人公の陸がだいたい事件から離れてしまうので、その後主に関わった人物がどうなったかわからず、なんか曖昧なまま流されてしまう事が多いのであんまりスッキリしないんですよね。モヤモヤが残ってしまう。
特に二番目の事件とか、え?そのあとどうなったの? とかなりぶった切られた終わり方で気になって仕方ないのですが。陸くん視点の物語なので陸が関われない部分についてはそうならざるを得ないのかもしれませんが、この主人公あんまり深入りしたがらずに関わらずに済む部分は本気でスルーしてわからないままでも平気だったりするので、仕方ないんだよなあ。
いちいち深入りしていたら、体質上身が持たないのかもしれないですが。

あと、立ち位置がかなり意味不明だったのが、表紙にもなっている柊木まりあ。いやマジで意味不明だったのですが。非常に思い込みが強く、勝手に決め込んで身勝手なヘイトを主人公にぶつけてくる後輩、というだけで嫌な感じなのですが、最初から最後まで独りでヘイトを集めてるだけで、ここまで嫌な顔を見せられてしまうと後で態度を翻しても嫌な感じしか残らないと思うんですけどねえ。ヒロイン枠に思えないというよりもして欲しくない、とすら思ってしまったキャラクターが、なんでか表紙飾ってるんですよね。なんでユキじゃないんだろう。ユキに関しては作中でも登場人物紹介でも最初から公然と男装女子と謳っているので、別にミスリード誘っているわけでもないから表紙飾ってもおかしくないと思うのですが。

日向夏・作品感想


聖剣学院の魔剣使い 8 ★★★☆   



【聖剣学院の魔剣使い 8】  志瑞祐/遠坂あさぎ MF文庫J

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10歳児に転生した最強魔王とお姉さん達の学園ソードファンタジー第8弾!

ヴェイラと共闘し、〈海王〉を倒したレオニスの前に現れたのは、死んだはずのリーセリアの父、クリスタリア公爵だった。レオニスは彼を追い詰めるが〈天空城〉の次元転移に巻き込まれ、リヴァイズ、ヴェイラと共に異世界へ飛ばされてしまう。一方、帝都に残るリーセリアは鬼教官シャーリのもと〈聖剣剣舞祭〉に向けて特訓するのだった。「レオ君はこんなに厳しくなかったわ」「あの御方はあなたに甘すぎるのです!」そしてレオニス不在の中、陰謀渦巻く聖剣士の祭典が始まる――!

シャーリ、普通に見つかって正体バレましたな!!
今までこっそり隠密していた(ちらちら目撃はされてましたが)のがあっという間にパーである。いや、シャーリの存在がバレるにしてももうちょっと劇的だったりドラマチックだったり状況的に仕方なくだったり、というまあそれなりに格好の良い、或いは格好のつく正体バレになるのかな、と思っていたのですが、本当に普通にドアを開けたらばったり、というどうしようもない理由でバレちゃったんですが。
さすがシャーリ、ある意味期待を裏切らないw
まあレオニスの影武者でセリアさんには存在自体は知られていたので、仕方ないと言えば仕方ないのですが。
話の方は、レオニスとヴェイラ、リヴァイズという魔王が揃ったサイドと、聖剣剣舞祭に向けてのセリアたちの学園サイドの2局面での分割進行となっていましたが、ヴォイドや女神の秘密がわかりそうでわからない微妙なラインをずっとせめてくるなあ。
ヴォイドの誕生には女神が絡んでいるみたいなんだけれど、その女神の正体が果たしてレオニスの主君たるあの人なのかは、まだはっきりしないんですよね。ただ、はっきりと関係ない別人、とかじゃないのは、女神の使徒として暗躍している連中がどうも魔王の1柱だったり、レオニス含めた魔王たちの配下だったりする以上は、無関係ではないのだろうけれど。
とりあえず、クリスタリア公爵当人が黒幕だった、という展開ではなさそうなのでセリアさんの気持ち的にはちょっと安心した。これで父親がすべての黒幕だった、とかだったら救いようないですもんね。
しかし、レオニスのショタ化は他の魔王からしてもなかなか衝撃的だったのか。なんか感情が薄そうなリヴァイズですら、ショタコンの卦を見せてたもんなあw

実際、レオニスを直で見ても敵側の連中は彼を不死の魔王とは気づいていないわけですし。レオニスの正体に関する情報が敵側には完全に伏せられている、というのはやはり大きいアドバンテージですよ。未だ、不死の魔王は眠りについている、というのが相手の現状認識なわけですし。

そう考えると、レオニスの眷属でありながら今目立つ表舞台に立っているリーセリアはレオニスの秘密がバレる要因にもなるのか。実際、今現在女神の使徒として暗躍していたかつてのレオニスの部下であるイリスと交戦状態に陥って、レオニスから送られた戦闘衣装である真紅のドレスから何らかのレオニスとの関わりがある、と察知されてしまっているわけですしね。
でも、レオニスってかつての魔王時代の部下、みんなこう普通に悪そうな奴ばっかりだねw 
シャーリの中に封印されていた第3の眷属も大概アレな人みたいですし。ってかあれって、シャーリの別人格、ってわけじゃないのか。あくまでシャーリは肉体の器であり封印器であって、ラクシャーサと呼ばれる魔神の魂とは別の存在なのね。別人格、というのもシャーリ実はツヨツヨ、という感じで面白かったかもしれないですが。

さて、そのシャーリにスパルタで鍛えられまくっていたセリアさん。せっかく、修行強化がなされたのですから、やっぱりその成果を見せてくれないと。あの聖剣剣舞祭の対戦相手であるシャトレス姫も、同じ不死者として相対することに成ったイリスも、どうもセリアさんの事ナメくさって見くびっていらっしゃるようなので、ここはバシッと一発食らわせて目にもの見せてやらないと。
という場面で颯爽と現れてセリアさんを助けてしまうレオニスくん。君、ちょっと過保護すぎじゃないですか? そこはもうセリアさんに任せて自力でケリつけるのを見守るところですよー。
次回でちゃんと、セリアさんに決着任せてくれるかもしれませんが。


転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? 2 ★★★★☆  



【転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? 2】 紙城 境介/木鈴カケル MF文庫J

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――今はあなただけが知っている。あの妹の存在を。

俺がジャック・リーバーとして転生し、同じく転生していた妹との死闘から8年。ヴィッキー率いる『真紅の猫』との事件後も、俺はラケルの指導の下で精霊術に磨きをかけていた。
そして遂に、リーバー家に一人の使者がやってくる。王立精霊術学院――才能・努力・天運、己の全てを賭けて同世代の神童たちと鎬を削る、弱肉強食の世界への招待状を携えて。
いいだろう、やってやるさ。最高の環境でさらなる力を身につけ、もう何も失うことのないように。転生しただけの凡才が、それでも最強だってことを、本物の天才どもに証明してやる!
神童が集う待望の第2巻! ――戦え。ただ一つのために、他全てを捨てることになっても。

ライトノベル史上最恐最悪と言っていい妹の恐怖から一年五ヶ月ぶりとなる第2巻。
いや、長いこと続き音沙汰ないから心配していたのですが、どうやらこのまま続いてくれるご様子で。作者の紙城さんは【継母の連れ子が元カノだった】の方が順調な上にアニメ化の企画も進んでいるようなのでてんやわんやだったと思われるので、兎にも角にも出てくれてありがたいところ。
おまけに、ちゃんと前回のあらすじを丁寧に書いてくれたことで物語への没入もすんなりと……って、あらすじでめっちゃ語ってる人ーー!!
ウェブ版既読なのでこの人誰なのかわかるし、こういう場面で口挟んでくる立ち位置にいる人だというのは知ってるんだけれど、それでもえらいところで顔だしてきたなあ。普通はいや誰だよ!? となるところであるんだけれど、そもそもラスボスである「妹」からして正体不明所在不明存在不明すぎるので、そういう得体のしれない「領域(ステージ)」が存在していると認識しておいた方がいいかも知れない。
それに、一巻で描かれた中で不自然な描写だった場面や疑問点をちゃんと項目にしてあげてくれているのは物語を理解する上で非常に親切な仕様になっている。まあ一連の最重要な疑問点は、この時点では絶対にわからないんですけどね。おいおい、物語が進んでいった上であれがそうだったのか! と、なるわけですけれど。
それでなくても、この2巻も伏線のオンパレードだったのですが。ちなみに、このあらすじで喋っている人に関しても、この2巻の作中でちゃんと?触れられていたりします。

さて、9つになったジャックとフィルは、スカウトを受けて国中から天才たちが集まる王立精霊術学院を受験することになる。そこで出会ったのは四人の同級生たち。
アゼレア・オースティン。
ルビー・バーグソン。
ガウェイン・マクドネル。
エルヴィス=クンツ・ウィンザー。
血と涙と魂で結ばれる、ジャック・リーバー生涯の友となる者たち。
この物語はジャック・リーバーと彼を陵辱する妹との悪夢のような戦いの、絶望を終わらせる戦いの物語であると同時に、ジャックとこの四人の青春の物語であり、果てしない闘争の物語でもある。
彼ら四人との出会い、そして友情の始まりこそがこの物語の本番のスタートだと断じてもいいくらいに、重要な四人なのである。
しかし彼らの関係は最初から、手に手をとってのお友達ごっこ、ではないんですよね。端から真剣勝負、あらゆる手段を講じて相手を蹴落とし、自分を有利に立ち回らせる、ほんとうの意味での全力の戦い。
これ学園モノではあるんだけれど、精霊術学院の入学から卒業までのシステムを見ていると、教え学び成長するための学舎ではなく、常に上を目指し届かなかった者から脱落し追い落とされるシステムになってるんですね。厳然とした勝敗数がものをいうシステムになっている。
これウェブ版読んでいる時は全然気づかなかったんだけれど、改めて書籍版を読んでるとまんま「将棋」の「奨励会」がモチーフになってるんじゃないかと思うようになったんですね。
毎期、総当たりの勝敗で負けが込んだら脱落退学。もし卒業できたとしても、あくまで段位を取得する資格を得ただけで、本番はプロの精霊術士になってから。という過酷極まるシステム。
【りゅうおうのおしごと!】なんかを読んでたら、奨励会という場所が天才ばかりが集まり蠱毒のようにお互いを食い合いながら、その上澄みとなるほんの数人だけが上に抜けられるという、現代の魔窟さながらの場所であり、何人もの人間の人生そのものが食い潰されていく壮絶という言葉では表現しきれない場所だ、というのがおわかりになるでしょう。
この精霊術学院もまたそれと同じく、まず天才である事は前提条件。その上で生き残ることの出来るだけの餓狼のような意欲が、闘争心が、何としてでも勝ち抜くという本気が必要になってくる場所。
その上で、この物語では本気でぶつかることこそ、本気で潰し合うことによってこそ、本当の友情が芽生えるのだという理(ことわり)が描かれている。相手の強さに敬意を抱くならなおさらに、相手の強さを認めるのならなおさらに、全力で潰せ、全力で戦え。
そうして初めて、真の友情が生まれるのだ。

相手の戦い方を研究し、対抗策を練り上げ、罠を仕掛け、妨害し、相手に不利を自分に有利をもたらす環境を整える。この手練手管の応酬が面白いのなんの。
フィルが入った諜報科、というのが大手を振って学院の看板の一つとして機能しているのがとびっきりに奮っている。まず前提として、戦闘科の生徒は諜報科・支援科の生徒と組んで実際に戦う前に情報戦に勝利しろ、というクレバーきわまる学校の方針なんですよね。
んでもって、この策略謀略環境調整こそがジャック・リーバーの真骨頂、と言ってしまいたくなるほど、ジャックのケレン味とズルさを極めた立ち回りがイカしてるんですよね。すべての仕掛けを御覧じろ、とばかりのジャックとフィルのコンビの食わせ者っぷりは最高でした。
院長先生がもうずっと楽しそうに「ウヒヒヒヒヒ」と爆笑してた気持ち、よくわかるわー。

しかし今回のこれはあくまでご挨拶。本気の戦いではあっても死命を左右する殺し合いではない。国や世界の命運をかけた負けられない戦いではない。
そうした戦いを前にした時、この子たちはただの神童ではない、掛け値なしのとびっきりだという事が証明されるだろう。
その時こそ、もう一度彼らは突きつけられることになる。
相手の強さに敬意を抱くならなおさらに、相手の強さを認めるのならなおさらに、全力で潰せ、全力で戦え。真の友であるからこそ、死力を振り絞って戦わなければならない時が来る。
だが今は、今だけはこの黄金の時間を穏やかに過ごして欲しい。青春という名のかけがえのないひとときを、宝物のような世界を、今はただ心ゆくまで楽しんで欲しい。溌剌とした、ワクワクを隠せない子供達の輝くような笑顔を前に、そう願うばかりだ。
「どうか悔やまないで。出会ったことは、きっと罪じゃない」

その存在の悪意は、未だ一瞬たりとて途切れずに纏わり続けているがゆえに。

それはまだ始まってすらいないはずなのに、とっくの昔にはじまっていて、もう取り返しがつかないほどに手遅れで。
でも、すべてはまだこれからなのだ。

頑張れ、負けるな。君たちは出会った。だからもう、独りじゃないんだから。


そう言えば、2巻は表紙フィルでもラケルでもなく、アゼレアなんですね。この順番には意味があるんだろうか。
アゼレアは改めて見ると、こう気の強さ以上に言動の端々に人の良さ、善良さ、優しさが滲み出ていて、もうツンツンしているのを見ているだけで微笑ましくてたまらなくなる。イイ子なんだよなあ。
めちゃくちゃイイ子なんだよなあ。
折角仲良くなった同級生、クラスメイトがお互い腹の探り合い騙し合い暗闘が日常になってしまうことに落ち込んで、元気なくしてしまうところとか、もういい子すぎて甘やかしたくなってしまいます。
フィルはジャックとイチャイチャしすぎー! いや、アゼレアが怒るのもしょうがないぞ、あれだけチューチューしてたら。9歳でおませすぎるだろう、この子は。でもポワポワしているのに、作中でこの子が随一のくせ者なんだよなあ。今回もそのくせ者っぷりをこれでもかと見せつけてくれましたし。
まだまだ萌芽ですけれど、こうニヨニヨしてしまうライバル関係がはじまっているのが、ルビーとガウェインで。不倶戴天の関係であるからこそ、意識しまくってるこのスラムの野良猫と正々堂々とした騎士の二人の関係も要注目なのである。
エルヴィスは、もうめっちゃ王子様然とした王子様なんだけどね。この子もイイやつなんだよなあ、それでいて頼もしいし、聡明だし、茶目っ気もあるし愛嬌もあって可愛げもあるしで完璧か、と。でも、完璧である以上に弱いところもあり不足もあり抱えているものもあり、だからこそジャックと無二の親友となっていくんですねえ。
ほんと、この新しいクラスメイトであり友人となる四人は大好きなキャラなので、彼らが揃ってようやく本番スタートという気持ちであります。
トゥーラ先生も、このロリババアも、好きなんだよなあ。あのババアっぽい笑い方とかホント好き。この人が笑ってるときってめちゃくちゃ楽しそうなんですよねえ。
好きなキャラが多いって、本当ならとてもイイ事なんですけどね……。

さて、次回霊王決戦編は、なるべく早めに出してきてほしいものです。このワクワクドキドキは、はやめに次の段階に進めたい。



五人一役でも君が好き ★★★★   



【五人一役でも君が好き】 壱日千次/うなさか MF文庫J

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好きな人が五人で一人のフリをしていたので、全員カノジョにしようと思う。

(あ、高校生活、終わった……)
入学早々に肥だめに落ちて死にかけ、絶望していた僕を救ってくれたのは、誰もが憧れる完璧な生徒会長、近衛・R・知佳さん。
当然のように恋に落ちた僕は、彼女の隣に並ぶため、そこから猛烈な努力を始める。
学校底辺の成績から学校トップへ。死に物狂いの勉強のすえ、なんとか会長の補佐になることができた。
だが、僕はそこで知ってしまう──完璧な会長の姿は、実は特技の違う五つ子が五人一役で演じていた虚像だったのだ!
僕が好きだった彼女は存在しないのだろうか?
そうじゃない。好きな人が、五人に別れただけだ。だったら──

好きな人が五人で一人のフリをしていたけど、気づかないふりをして全員彼女にしようと思う。

これ全然同一人物に似せようとかしてないだろう!! 五人ともキャラ立ち過ぎているのはともかくとして、そのキャラクターを一切隠そうとしてないし! なんでこれバレないんだ!?w
双子の入れ替わり展開はまあわりとよくあるネタだと思うんだけれど、まさかの五人姉妹で一人を演じるという大技をかましてきて、いやあんまりと言えばあんまりの力技な展開に大ウケなんですけど!
それだけならまだ普通のコメディと言えたのかもしれませんが、ここから凄いのが主人公のアグレッシブさである。
中学で野球で名を馳せた牧原大河はスポーツ推薦で入学を決めた直後に事故で腕を怪我してしまい、野球選手として再起不能になってしまう。将来はプロ野球選手確実と言われた才能を潰され、挫折を味わった彼は、しかしそこで運命と出会う。
元々ストイックに自分を鍛えるスポーツ選手だったせいか、大河って努力を厭わないんですよね。恋を原動力に、スポ選故に学力最底辺だったのをわずか数ヶ月で学年2位まで駆け上るという尋常でない奮起を見せている。
その努力の方向性を、この男とんでもない方向へと差し向けてしまうのである。
生徒会に入るために学力を爆上げしてみせた大河(学則で成績優良者が生徒会メンバーに推薦される仕組みになってる)。その過程で知佳さんとも幾度も接触するのだけれど、その度に彼女の違う側面に触れて、その度に惚れ直していくのだが……その違う側面ってつまるところ別の姉妹に入れ替わってる時の近衛さんだったわけですね。つまり、大河はちゃんと全員に惚れて心奪われているのである。
そして、偶然近衛さんが五人の姉妹間で入れ替わり立ち代わりして一人の近衛・R・知佳という人物を演じている(いやあんまり演じてはいないけど!)事を知ってしまうのだ。
そこからが大河の凄い所で、五人のことそれぞれ好きになったのだから、これはもう五人全員と付き合って、最終的には五人とも結婚してハーレム作ってやるんだ、と決意するのである。
ハーレム展開というのは大概、なし崩しや八方美人に振る舞っているうちに何となく許されて、という展開が多いのだけれど、牧原大河という男は積極的に五人全員と付き合うために策を練りだすのである。
と言っても、近衛姉妹の弱みを握って陥れて、みたいな卑怯な真似をするのではなく、わりと正攻法なんですよね、彼のやり方って。
ごくごくまっとうに、彼女たち全員に自分に惚れてもらえるように、好感度が上がるような振る舞いを心がける、という女性へのアプローチとしてはこれ以上無い正攻法なのである。
また、五人全員と付き合うためにはフィジカルは重要、収入も五人分養えないといけないから高収入の仕事を目指さないといけない、さらに五人と正式に結婚するためには奥さん複数持っても大丈夫な国に移住しないといけないから、海外でもつぶしの効く仕事を選ばないと、ということで医者を目指し、さらに中東付近で通用するようにアラビア語を学び、と肉体と学力をビシバシ鍛え始めるのだ。
五人全員と付き合うために、小賢しい小細工をするのではなく、まず自分を鍛え上げるという発想に至るのが何とも面白く、それでいて五人全員と組んず解れつえっちい事もしたいから、と亜鉛の摂取を心がけたり、五人まとめて相手できるように体力つけようとしたり、下心も満載なんですよね。
この主人公ほど一途で純真にストイックに純情に、欲望に忠実かつ誠実な男はなかなか見たことないよ!?
これで、近衛姉妹の全員にべた惚れ、というのは本当に間違いなく、その恋心はまっすぐでキラキラと輝いているくらいなので、その誠実なくらいの純真な恋心がなぜかダイレクトに五人全員と付き合うという下卑びた方に全振りしているのが、なんかもう面白くて仕方ない。
それに、単に好感度を稼ぐために心にもない事をしているというわけではなく、大河という青年が根っからの善人であるのは、折に触れて何の思惑もなしに赤の他人を助けたり、誰かのために真剣に怒ったり、体を張って他の人の努力を守ったり、という振る舞いが彼が本物の好青年である事を伝えてくれるのである。
そんな彼が夜神月ばりの悪い顔して「計画通り!」と、ハーレムを作るためのあれこれを成功させてほくそ笑むの、そのギャップがなんとも面白いと言うか可愛げがある主人公なんですよね。
実のところ、大河がやってた事って近衛姉妹が五人一役をやっていたのを前から知っていた、というのを黙っていただけで、ほかは本当に正攻法に誠実に彼女たち一人ひとりに接してまっとうに惚れて貰ったので、別にそれほど後ろ暗いことはないんですよね。
彼女たちの秘密の入れ替わりしているのを知っているのを利用して、上手いこと好感度アップのためのアピールをしていたけれど、そもそも近衛姉妹が嘘ついていたことも、覗き見していたことも、彼女たちにも後ろ暗いところはあるわけですしねえ。その嘘を巧妙に罪悪感として利用してハーレムオッケーに持ってこうとしたのは、まあズルいと言えばズルいのかもしれませんけれど、ある意味ここはお互い様でもありますしね。
大河の下心がバレてしまったときも、実はそれほど彼女たちの好感度には影響しなかったと思うんですよね、これ。卑怯なやり方で好感度あげてたら、そりゃ幻滅されたかもしれないけれど、彼女たちが大河に惚れた所に大河の嘘はなかったのですもの。
いや、さすがにあのバレる展開は予想外もいいところでしたが。これはまさかまさかの展開でした。伏線もちゃんと仕込んであったのかー、あれは気が付かなかったぞ。
そして、大きな人生の挫折を経験した、そしてそこから文字通り這い上がった、その這い上がる奮起の、一度心そのものが死んだも同然だった大河の心を生き返らせてくれた、再誕させてくれた近衛・R・知佳という女性への恋を前にして、もう彼は二度と心折れたりしない。
彼は不屈の男。そしてその怪物級な欲望に一途で忠実な男。
牧原大河は諦めない。
近衛姉妹ハーレムを、諦めない。
何気にマジに好感度下がってないっぽいので、あとはホントにハーレム願望を受け入れて貰えるかどうかっぽいんですよね。なんか争奪戦がはじまりそうな勢いですし。
いやー、こっからどんな展開になっていくのか。衝撃的なラストと相まって、続き、めっちゃ読みたいぞッ!!

壱日千次・作品感想

祈る神の名を知らず、願う心の形も見えず、それでも月は夜空に昇る。 ★★★   



【祈る神の名を知らず、願う心の形も見えず、それでも月は夜空に昇る。】  品森 晶/みすみ MF文庫J

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失われた英雄の呼び名を、この世界はまだ知らない。

世界を滅ぼす邪神の眷属への対抗手段である“遺物”。
それを扱う才能を持たぬ【亜人】を純血人類たる【貴族】が従属させ、確固たる身分制度が敷かれた時代。
そんな千年後の世界に蘇った英雄・セロトは、人類の衰退ぶりに愕然としつつも、とある問題の解決のため、貴族の身分を得て、全ての叡智が眠るという【学院】に通い始める。
しかし、入学時の検査で遺物適正が最低ランクと判明。
劣等貴族と侮られることになるが、実技で実力の片鱗を見せていき……?
これは悪夢のような世界と、苦痛に満ちた虚構、そして闇を裂く微かな希望についての物語。
『幻想再帰のアリュージョニスト』の著者が贈る純血のハイ・ファンタジー。


主人公が多重人格ならぬ多重存在? 人格だけじゃなくて意識から身体から全部入れ替わるのである。変身じゃなくて、完全に別の存在が入れ替わるのだ。
セロト、アド、ドーパという三人の存在が出現するのだけれど、彼らが表に出るためにはそれぞれ、三人いるヒロインが求めることによって、表に出てくるんですね。
これだけだと召喚、みたいにも思えるのだけれど、良く良く見ていると元々不確定で曖昧な存在をヒロインが観測することで、彼女たちが望んだ形で主人公が実体を得ているようなのだ。
主人公たちはヒロインたちが望むように振る舞い、彼女らが乞い願うような在り方でヒロイン達と接し、この世界と相対する。
こう言うと、主人公たちは主体性も個性も何もないヒロインの願望の写し鏡、みたいにも思えるのだけれど……いや、実際そういう存在に近いのだろうけれど、一方で彼らにもちゃんと自意識と人格もあることがややこしさを増している。決して、ヒロインたちの人形ではないのだ。
とはいえ、露骨にその行動原理に影響を受けるし、彼女たちの精神状態によってはもろに煽りをくうこともある。
物語の主体は、セロトたち三人の主人公サイドではなく、リエミア、アンジェリカ、ミードの三人のヒロインたちの方にあるのかもしれない。アドを含め主人公たちは多くを語り、行動も積極的に起こすけれど、物語の行方を左右するのは女性陣の判断であり迷いであり暴走だ。
究極、彼女らの願いによって行動基準を整えている主人公たちは、物語を牽引し得ない。
彼女たちの願望を投影された存在である彼ら主人公。そもそも、主人公が作者や読者の願望を投影される対象として描かれる存在であるのなら、これ以上無いくらい主人公らしい主人公たちなのかもしれない。一つの露骨なくらいの回答として描かれている、のだろうか。

この三人の主人公、名前がセロト、アド、ドーパなんだけれど、これってセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンという三大神経伝達物質がモデルっぽいんですよね。
それぞれの神経伝達物質が果たしている役割が、ちょうどそれぞれのキャラに当てはまるように造形されている。面白いことに、三人のヒロイン達の精神状態がこのセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの過不足によって引き起こされる状態とも対応してるんですよね。
ドーパと対応しているミードの状態が一番ヤバいといえばヤバいのですけど。凄く真剣深刻に精神の破綻、廃人化の危機について語っていたのに、いざ一線を超えて廃人になったと思ったら、弟依存症の姉堕ちってこれシリアスなんでしょうか、ギャグなんでしょうか。判断できないんですけど!?

いやもうなんか全体的に話は濃密に描かれていくのですけれど、とにかく読むのに凄まじいカロリーを必要としました。なんか凄く読みにくいのよ。シーンから別のシーンに移動する際にとっかかりが全然ないように見えるものだから、なんかやたらと唐突に場面転換が起こってるように感じるんですよね。凹凸が全然ない壁をクライミングするみたいな感じで、とっかかりがないのですよ。だからか、話が進んでいるのに読んでるこっちの意識が置いてけぼりにされてしまって、なんだか訳が分からなくなることがしばしば。かなり注意深く気をつけながら読み進めないといけないので、読むことそのものに疲れてしまいました。
こういう作風みたいだから、仕方ないんでしょうけれど。

肉の原見さん ★★★☆   



【肉の原見さん】  竹井 10日/あるみっく MF文庫J

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お肉大好き原見さんは、肉以外愛せない!

「JCとメシを食いに行ってくれ!!」唐突に“未来の俺”を自称する老人が現れて俺に懇願してきた。もちろんこんな怪しい話には取り合わなかったものの、むりやり連絡用のアプリを入れられてしまった――ってなことがあったんだよね~、と幼馴染の原見に話すと何言ってるのかわからないという顔で行くのを止められる。当然か。でもどんなJCが来るんだか気になって当日待ち合わせ場所でアプリを開くと、指定の場所は高級焼き肉店。「お肉だね!?早く!! お肉だよ!?」そしたらお肉大好きな原見が超絶乗り気に!? 待て待ていくらなんでも怪しすぎるだろこれ!? だけどお肉が地球を救う!? 少し不思議なグルメラブ・コメディ、開幕


マジでただひたすら肉食ってるだけだったんですけど!?
そして、ただひたすら肉を喰うマシーンと化している原見さん。この女、幼馴染で八百屋の娘、という以外の情報がほぼ「肉を食う女」という以外皆無に近いんですけど!?
肉ならば無限に食える女。肉を喰う店に入って肉以外を喰うこと(特に野菜)へ憎しみに近いナニカを抱いている女(八百屋の娘)。肉の食い方については一家言以上のナニかを持つ女。あらゆる高級肉料理店の常連と化している女。肉について語らせたらいくらでも多弁になる女。肉を喰うためなら何がどう辻褄のあわない事態が起こっても気にしない女。
つまり、ただひたすら肉を喰う女、それが幼馴染の原見桃さんである。
……こいつ、主人公とどういう幼馴染関係なのかもちゃんと話題にあがってこないんですけど!?
いやこれ、主人公の美澄渚の家庭環境ってかなり錯綜したものになっていて、普通に幼馴染がいるのが若干疑問に思えてくるものでもあるんですよ。原見さんとの幼い頃のエピソードとか一切語られないし、隣に住んでるという環境でもなさそうだし。ちょっと謎があるんですよね。

そして、怪しい老人(自称未来の自分)の指定によって肉屋に初対面のJCと肉を食べに行ったことで……なぜか世界が改変されるという結果が!
肉食いにいったら歴史が変わっていて、肉食いにいった美澄くんと原見さんとJCの雛鶴の記憶だけが元のまま変わっていないとか、どういう理屈なんだ? ほんとに肉食ってただけだぞ?
これは肉屋に食いにいったことで因果が変わる、というわけではないのは、次の話で別の肉屋に別のJCペコリーヌと肉を食べた際には、すでにペコリーヌと出会っていた時点で時間軸がネジ曲がっていた事からも明らかなので、ほんとどういう事なの? という話なんですよね。

ちなみに、食べに行く肉屋は一話の鉄板焼屋、二話のシュラスコと両方実在のお店である。秋葉原の肉の万世タワー10階、って今は営業していないのか。
いやこれ、値段すげえんですけど! 自分の金じゃないからって、原見さん食いすぎなんじゃね!?と思うくらい高いんですけど。JC雛鶴があまりに値段の高さに震えが止まらなくなってますけど、こんなん学生じゃなくても震えが止まらんくなるわ! 
「シャトーブリアンのあとだと普通の黒毛和牛はデザート感覚で食べられるね!」
震えが止まらんくなるわ!
いやでも、肉スゲえわ。めっちゃ美味そうだわ、肉。考えてみると、こんなガッツリ肉食ってないわ、最近。料理の中に肉が入っているというのはそりゃ珍しくないけど、こんなガッツリ肉がメインの料理って食べてないわ。
読んだ時晩飯後だったのですが、あまりに美味そうな肉の焼き具合に、こう匂いまで漂ってきそうで肉の柔らかさと焼き加減が伝わってきそうな肉語りに肉を焼く描写に肉を喰うレポートに、肉……肉喰いたい! てなりましたからね。
まあそのあとで、こいつらの食べた料理の値段の総額を想像してヒュンとなるのですけど。特に原見、コース料理をハシゴてどういう事なの? ロースとヒレの食べ比べって正気なの!? ちなみに、コースそれぞれ2万円とか3万円とか超えております。最初の注文の段階ですでに三人前で10万円超えてたんですけど。それからどれだけおかわりした? マジでなんぼ掛かったんだ!?
そしてそういうのを一切気にせず、ひたすら肉を喰うことに傾注する原見桃の肉への凶暴なまでの食欲の恐ろしさよ。ちょっとでも邪魔すると殺されそうなくらいの殺気!
……この人、確かヒロインなんですよね? ガチで肉しか食ってないんだけど?

そして、二話目は別のJCペコリーヌちゃんと行くシュラスコというブラジルらへんの南米料理のお店。肉串! シュラスコって食べたことねーわ!
というわけで、常連の原見さんの案内のもと初体験のシュラスコ料理のお店「バルバッコア」での肉三昧! いや、どんだけ喰うんだよ!? いくら食べざかりにしても限度があるぞってくらい食べてるんですけど! 若者ってそんなに喰うのか? 異次元の原見さんはともかくとして、彼女に引っ張られて美澄とペコリーヌも尋常じゃなく食ってるぞこれ。あー、でもこんないろんな肉が次々と皿の上に来るとか、食べるわなあ、食べるよなあ。肉のラインナップがすげえですわ、美味しそうですわ。ジューーって肉汁が〜〜。

結構、展開としては驚きというか何事!? なことが起こっているはずなんですけど、そういうのを押しのけてなんかもう「肉!」でした。文字通り肉喰うだけでしたが、それだけ何となく満足感を与えてくれる非常に肉肉しい密度のグルメレポートでした。
主人公の美澄くんも、竹井作品の主人公らしくいつもの奇人変人なのですが、肉を喰う原見さんの押し出しの強さが尋常じゃないだけに、あんまり目立たない……というのは冷静に考えると狂気だなあ。
なんか、肉を食いにいかないと世界が滅びる的な未来が待ってそうなのが……え? 肉食いに行くのに原見さんを連れて行かない、というハードモードをクリアしないと行けないの?
肉食いに行くけど原見お前留守番な! とか、じゃあ死ね!でバッドエンド直行じゃないの? 普通に殺されて終わりじゃないの? 無理ゲーじゃね?
あと、さらっと巴御劔さんが登場していて、吹いた。ちなみにこの巴御劔という人は竹井10日作品の大半に登場する(名前が違う場合もあるが)非常に重要なキーパーソンである。彼が登場したということは、彼の干渉がある世界なのかこれ。

それはさておきなにはともあれ……肉、喰いてぇ。
人よ、人類よ、肉を喰え! という思想に染め上げられる肉ノベルでした。肉でした。


竹井10日・作品感想


異世界、襲来 03.星を呼ぶもの ★★★  



【異世界、襲来 03.星を呼ぶもの】 丈月城/しらび MF文庫J

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着装者vs着装者。ヒーローは、人間同士の戦いに巻き込まれる。

激化する異世界文明の猛攻に対し、各国はアスラフレームの配備を推進していた。そんな中、アリヤの持つ「休眠状態のアスラを覚醒させる力」を検証するために水上都市《エリクシア》を訪れたユウたちは、中国の着装者四号・雪麗、インドネシアの着装者候補・シャンティと出会う。一方の日本では、福岡の臨時政府が着装者三号の身柄を要求していた。断固拒絶するユウたちだったが、《福岡》が隠し持っていた七号フレーム《アグニ》とその着装者・巻志摩レオの手によりアインが囚われてしまう。大魔術師クアルダルドの奸計も蠢く中、同じ着装者を相手取ったユウの戦いが始まる──ヒーローVS異世界の革命的戦記、第3巻!

アスラフレーム装着者が続々と登場。なんだけど、マトモな奴が全然いないじゃないですか。それも自我が肥大化しているような連中で、まあ人格的にもとてもじゃないけれど好感を抱けないようなのなので、どういう目的でこういうキャラにしたんだろう。仲間にするには此方からご遠慮したいし関わり合いになりたくない、かと言って敵対するにしても面白みを感じる相手じゃないんですよね。
戦う価値のある良い敵、ライバルって感じじゃ到底ないですし。どうにも魅力を感じにくいキャラなのです。
特にレオくんね。日本が壊滅する過程において、酷い体験をしてきて人間にも世界にも三行半を突きつけている、という境遇もわからないでもないのだけれど、この世界のご時世ではそういう体験をした人は珍しくもないでしょうし、ガキが拗ねて斜に構えてイキっているようにしか見えないのが余計にタチが悪い。年上のお姉さん上司に宥められて多少のコントロールを受け付けるあたりなんぞも中途半端ですし。これで、悪いところばかりじゃない、と言われてもねえ。

肝心の敵である異世界の方も、なんかクアルダルド一人だけがウキウキと暗躍しているばかりで、地球を侵略してきている異世界、という敵側の様子が全然見えてこないものだから、地球サイド、人間側が勝手に内部分裂や権力争いで自滅しているようにしか見えない、というのもスッキリしないところ。そのクアルダルドはというと、いつもの愉快犯型戦闘狂で独りで勝手に遊んでいるだけで、こちらもユウたち主人公サイドと噛み合っているかというと、グアルダルドの一方的な片思いでユウの方はなんか強い敵、という認識しかなくて此方も好敵手とかお互いしのぎを削りあう噛み合った敵同士、という感じもなく。そのせいか、グアルダルド自体があんまり印象に残らないんですよねえ。

今回はユウたちもいまいち行動に指針が見られず、明確な目標や意思が感じられず、周りの状況に流されてるうちに各地でなんとなく戦いになって、という風情で全体的に中途半端に見えちゃったんですよね。なにやってたんだろう、今回。
アインが囚われた事で、ユウがアインの存在の大きさに気づく、という展開もあったのだけれど、そこに感情が行き着くまでが結構唐突感あって、そこに至るまでの丁寧な積み重ねがあったんだろうか、これ。クライマックスの展開も同じく唐突感があって、え?どうなったの? と戸惑ううちに何もかもが終わってしまっていて、作中の登場人物たちの感情についていけずに、あれ?と思ううちに終わっちゃったりして、なんか置いてけぼりだったなあ。

なんか今回は全体的に焦点がぼやけていて、いまいちノリ切れませんでした。あと、時事に関しての作者の考えをキャラに語らせるの、あれは激烈に冷めるので勘弁してほしいものです。


神は遊戯に飢えている。1 神々に挑む少年の究極頭脳戦 ★★★☆   



【神は遊戯に飢えている。1 神々に挑む少年の究極頭脳戦】  細音 啓/智瀬といろ MF文庫J

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『キミ戦』の細音啓最新作。人類VS神々の至高のファンタジー頭脳戦!

暇を持て余した至高の神々が作った究極の頭脳ゲーム「神々の遊び」。永き眠りより目覚めた元神様の少女レーシェは、開口一番にこう宣言した。
「この時代で一番遊戯の上手い人間を連れてきて!」
指名されたのは“近年最高のルーキー”と注目される少年フェイ。二人が挑む「神々の遊び」は難易度高過ぎで完全攻略者はいまだ人類史上ゼロ。なぜなら神様は気まぐれで、とっても理不尽で、たまに理解不能だから。だけどそんなゲームだからこそ、心から楽しんで遊ばなきゃもったいない!
ここに、天才ゲーム少年と元神様の少女と仲間たちによる、至高の神々との究極頭脳戦が幕を開ける!

ゲームってのは色々な楽しみ方があるけれど、やっぱり同じ土俵にアガって対戦する事は楽しみ方の中でも一番肝心な部分なのだと思う。一方的に格下、雑魚、無力なものを蹂躙したり弄んだりして自分の能力に酔いしれたり、相手の無力さをあざ笑ったりするようなやり方はそれはそれで一つの楽しみ方なんだろうけれど、それは一人遊びの領域だ。
本来、神が人間に与える「試練」というものは、神話なんかでも良く見受けられるけれど、同じように一方的な代物で、上の立場から人を見下ろして翻弄するようなやり方で、試練を乗り越え神にその偉業を讃えられ恩寵を賜るとしても、結局一方通行なことが多いんですよね。
そこには対等な関係なんて存在しないし、双方が共に楽しいなんて感情は生まれないだろう。

でも、ここで出てくる神様たちは、実に楽しそうだ。
まだ二戦、つまり二柱の神様とのゲームしか見ていないけれど、両方ともゲームマスターである神様は心からゲームとして、参加した人間たちとの対戦を「楽しんでいた」。
そこに、人間たちを見下す感情は存在しないし、そこにあるのはあくまでGMとプレイヤーとしての関係であり、立場の上下は見えない。神様たちは、対等な遊び相手として人間たちとの遊戯を心から堪能している、ように見える。
そんな楽しみにドハマリしすぎて、自分もGMじゃなくてプレイヤーとしてゲームに参加したい、人間と一緒に遊びたい、神様と遊びたい、と受肉までしてしまったのが、元神様の竜神リーシェ様である。
ガチ勢だ。
そんなガチ勢に、パートナーとして選ばれたのが主人公のフェイである。彼はまあ、天才なのだろう。頭の回転が早く、観察眼に優れ、集中力の塊であり、何より自他の能力の活かし方の柔軟性が段違いである。つまるところ、神々の遊戯を熟すことが非常に上手い。
でも、上手いだけじゃあこんなにリーシェに気に入られる事はなかっただろうし、波長も合わなかっただろう。結局、同類なのだ、この少年は。
人間たちにとって神々の遊戯は、どちらかというとお仕事だ。人が住む世界をより住みやすくするため、開拓して住める土地を広げるため、遊戯によって得られる能力はとてつもない恩恵となる。それを取得するため、人々は必死になって遊戯に挑む。そこに真剣さや必死さはあっても、ゆとりはあまりないだろう。ゲームの難易度が高いことに顔を顰め絶望することはあっても、ヒャッハーと喜ぶことはないだろう。
でも、フェイは違うんですよね。彼だけは、人間の中で純粋にゲームをゲームとして楽しんでいる。遊戯を遊戯として堪能している。神様たちとの勝負に、対等の立場で挑戦している。神と人、彼我に差を設けず、GMとプレイヤーとして向き合っている。
そう、彼だけが神様たちと「一緒に遊んでいる」という感覚なのだ。難易度だって、そりゃ理不尽すぎたら困るけれど、単に難しいというのなら攻略し甲斐があるってもんで、むしろ面白くテンションアガってしまうタチなのだ。
ガチ勢である。
ゲームは同じ舞台に立ってこそ面白い。自分の側だけ楽しんでいても片手落ちだ。対戦相手も自分と同じように、自分以上の楽しそうなら、こっちだってより楽しくなってくる。自分の考案したゲームを「楽しんで」くれたら、嬉しいなんてもんじゃないだろう。
一緒に、チームメンバーとして戦えたなら、尚更だ。リーシェがどれだけ、フェイと出会えて嬉しかったか、あのテンションの高さも納得である。

ルールも勝利条件も、ゲームの渦中で自分たちで探り当てていかなければならない、というのは相当に難しいと思われるけれど、それで楽しそうなら見ているこっちも楽しくなってくる。不可能を可能としてしまうような神プレイに、一緒に戦う人間たちが、その配信を見ている視聴者たちが、一気にテンションあがり熱が生まれ、盛り上がっていく様子は実にこう、ゲームしてる!という感じがして、心地よかった。
神様たちの理不尽も、横紙破りのズルとかじゃなくて、ちょっと楽しすぎてテンションあがりすぎてはっちゃけちゃった、という可愛げの賜物なので、これも愛嬌てなもんじゃなかろうか。
さても次回からは、同じ人間たち側の中でも最上位クラスの辣腕歴戦たちが名乗りを上げて、現れてきそうなのでこれはこれで面白そう。
そして、フェイがかつて出会った、彼にゲームの楽しさを教えてくれたという謎の女性の正体は、どうして彼女がリーシェと似ているのか。そこのところも、掘り下げていくのだろうか。いずれにしても、2巻の展開を御覧じろ、てなもんで。



キミに捧げる英雄録 1.立ち向かう者、逃げる者 ★★★   



【キミに捧げる英雄録 1.立ち向かう者、逃げる者】  猿ヶ原/こーやふ MF文庫J

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熱さとエモさ爆発の新時代ファンタジー!

精霊が紡ぐ「英雄録」──それは、この世界の誰もが憧れる至高の英雄譚がいくつも記されている書物。何の取り柄もない僕アイル・クローバーは、英雄録に「主役(えいゆう)の一人」として名を刻んだ同郷の英雄ベルお姉さんに「私の弟子になってみない?」と持ちかけられることに。「他の誰も期待してなくても、私だけはアイルちゃんに期待している」。その言葉を糧に、姉弟子シティさんとの絶望的な実力差や魔導書イゼゼエルとの悪夢の関係に直面してもあがき続ける。主役と端役、期待と絶望、臆病と無謀──言い忘れてたけど、これは僕が「最高の主役(えいゆう)」になる物語だ。

臆病ってのは戦場に立つ者の資質としては決して悪いものではない。無謀に身を任せてしまう事もないし、慎重に用心深く立ち回ることが出来る。生き残るための資質として臆病というのはむしろ有用な性質と言えるだろう。
でも、アイルのそれは臆病は臆病でもただのビビリでただのヘタレだ。怖いことがあれば目を伏せて、恐ろしいことがあればうずくまって、震えて動かず怖い何かが通り過ぎていくのをひたすら待っているだけの、根性なしだ。怯え縮こまり迫りくる危機からも現実からも逃避する。小心者だ。
いやさすがにこれはヒドい。何者にもなれず、何者にもなろうとしない、こんな少年が主人公というのはさすがに見ていてキツかった。なんで、主役になりたかったんだろう。こういう自分を変えたいから主役に成りたかったのか、それとも主役に成りたかったからこういう自分を変えたかったのか。
その辺、語られていただろうか。ちょっと記憶に残っていない。
何故か、そのアウルを幼馴染のお姉さんは期待している、と目をかけていた。そして十年経ってなおそれは変わらなかったらしく、英雄になった彼女はアウルに弟子になってと声をかけてくる。そんなベルお姉さんの期待に縋るように、彼は主役になるための旅に出るのだった、無謀にも。
だって、十年間このアウルくん、何か一人で変わろうと努力していた様子ないんですよね。何か鍛えてた? 何か克服しようと積み上げていたものはあった?
なにもないまま、手ぶらでベルの元を訪れるのである。あれだけ卑屈に自分の在りようにまったく自信を持てないままで。
……なんでこの子が選ばれたんだろう。なんでベルはこの子に目をかけたんだろう。真剣に謎であり、疑問でした。
その疑問に対しては、ちゃんと相応しい答えが用意されていて、ヘタレのアウルだからこそベルが求める相手だった、という合理的な理由ではあったんですよね。それはそれで、ヒドい理由であり、いくら卑屈で根っから惨めさをまとっているようなアウルにしても、怒って然るべき理由だったのですが。
でも、それ以前になんでこの子強くなれたんだろう。彼が奮起し、自分の中の臆病者としての方向性を転換することが出来た、覚醒できたその前の段階から、彼はぐんぐんと強くなっていってるんですね。それは、魔導書イゼゼエルというイレギュラーであり悪魔であり相棒である彼と出会ってしまう、その前から。
なにもないアウルでも、あんな簡単に短期間に、メチャクチャ頑張ったとはいえそれは誰でも出来る範疇の努力だったはずなのに、なんでか強くなるんですよ。普通の兵士の何十人分何百人分とかいうなかなか突拍子もない基準の数値で表示されながら。
いやいや、こんな子に勝てない、というかまとめて蹴散らされる普通の兵士ってなんなんだろう。ベルから強くなるためのアイテムを渡されたお陰でもあるんですけど、それこそ普通の人からしたらなんかズルい代物だよなあ。
アウルに与えられていた役割は、まあヒドいものでした。でも、直接陥れられたとか謀略によって嵌められたというわけじゃなくて、結局これってただの実力差であり本人の力不足であり自覚のなさが要因なんですよね。そこまで、悪辣な話だとは思わない。与えられた舞台で踊れなかった方が悪いと言うだけの話じゃないか。
そして、アウルはその舞台でちゃんと自分で踊ってみせた。それだけのことである。それだけの事を成し遂げることがどれだけ大変か、という話でもあるんだけれど、アウルには十分お膳立てが成されていたわけですし、ベルの思惑と違ったとしてもわりと至れり尽くせりな立ち位置だったんじゃないだろうか。
臆病者が勇気を出した。それは称賛されるべき事だとは思うけれど、悪者が偶に善行を施したら注目され褒められる、みたいな感じで真っ当に頑張り勇気を出していた、まとわりつく視線や期待に藻掻いて藻掻いて、それを振り払ってみせたシティちゃんをもっと褒めてッ。
まあそんな感じであんまり主人公に好感を持てなかったので、後半の展開は多少驚くところもあったけれど熱く感じるとかまではいかなかったかなあ、というくらいで。


聖剣学院の魔剣使い 7 ★★★☆   



【聖剣学院の魔剣使い 7】  志瑞祐/遠坂あさぎ MF文庫J

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10歳児に転生した最強魔王とお姉さん達の学園ソードファンタジー第7弾!
「――〈海王〉リヴァイズ・ディープ・シー!?」海の底に眠る〈天空城〉で、竜王ヴェイラが遭遇したのは、古代の海を支配した最強の魔王だった。火花散らし、激突する二人の魔王。一方、レオニスの所属する第十八小隊は〈帝都〉で開催される聖剣士の武闘大会、〈聖剣剣舞祭〉に参戦することに。復讐のため魔王の配下となる咲耶、王家の宿命に導かれるレギーナ、〈魔剣計画〉の裏で暗躍する、フィレット家と戦う覚悟を決めたエルフィーネ。それぞれの因縁を抱え、舞台は人類最後の絶対防衛戦――帝都〈キャメロット〉へ。嵐の前に静けさはない。嵐の前には〈魔王〉が来る――!!


こうしてみると、セリアの部隊のメンバー。リーセリアにレギーナ、エルフィーネ、そして咲耶と四人ともそれぞれに並々ならぬ事情を抱えているんですよね。四人とも高貴な身分でありながら、その立場を失ってしまっている身でもある。エルフィーネは厳密には違うけれど、密かに実家とは対立しているわけですしね。
各々の事情については、これまでだいたい一人にスポットをあてて一巻ほど掛けて描いてきたわけですけれど、帝都での大規模イベント〈聖剣剣舞祭〉に参戦する事になったのを期にみんなの抱えている問題が一堂に会する形で浮き彫りになってきた感がある。
その中心はエルフィーネが探っている魔剣計画とそれを主導していると思しきフィレット家。ついにアンタッチャブルだったフィレット伯爵家、実家の父や兄たちと対決する覚悟を決めたエルフィーネを裏面に、表側では特別招待枠として参加することになった〈聖剣剣舞祭〉。という事になっているけれど、レギーナも実の姉妹であるはずの王族と対面することになり、咲耶も一族の行く末をかけてレオニスが化けている魔王の配下として、帝都で暗躍することになり。と、せわしなくなっている一方でリーセリアに関しては、家の事情関係なく話が進むのかな、と思ってたんですよね。
セリア自身は、レオの第一の眷属という立場がヴェイラの再びの登場で脅かされて、なぜかレオにくっついて眷属と名乗るヴェイラと張り合ってしまい……という感じにレオとの関係の方で忙しそうにしていたんでねえ。クリスタリア公爵家の生き残り、という立場故に特別招待枠で武闘大会に参戦することになった、という事情だけで実家関係の話は十分大変そうだっただけにセリアについてはそれ以上クリスタリア公爵家云々の話は掘り下げられないかな、と。少なくとも実際に大会がはじまるまでは関係ないかな、と思っていたのですが……。
ラストで思いっきりひっくり返されてしまいましたよ。正直、その人物の登場は結構驚いた。
なかなか怒涛の展開になってきていて、それだけこの帝都編が山場という事なのでしょう。そろそろ、黒幕の正体と目的についても暴いてきてほしい頃合いだっただけに、ここに来てのストーリーの激しい動きようは大歓迎である。敵の正体はもとより、いったい何を目論んでいるのか、何をしようとしているのかがわからないまま、というのはひたすらに受け身で居続けないといけない状態でもありましたからね。
不死王レオニスの復活を、敵側に今の今まで悟られていない、というアドバンテージもあったので一方的に受け身だった、というわけでもないのですけれど。
おかげで、わりとレオニスはこれまで呑気に過ごしているんですよね。帝都に来たら来たで普通に観光気分ですし。シャーリーが届けてくれる食べ物レポート、結構重宝してるでしょう、レオくんw
本来の諜報活動よりも、美味しい食べ物探しの方がレポート量多いじゃないか、とツッコミながらもそれを咎めるでもなく、何気に楽しみにしてるんじゃないか、というくらいに読み込んでますし。
それ、普通にシャーリー編纂のイベントや観光スポット、お店情報誌な帝都ウォーカーですよねw
しかも、セリアとのデートでレポートが役に立ったものだから、シャーリーに勲章を授与しようか、とまで悩んでますし。呑気だw

とはいえ、ヴェイラと組んでのリヴァイズとの激突に、最後のあの人物の出現、といつまでも呑気してられなくなったか。風雲急を告げるなかで次回に続く。



クラスに銃は似合わない。 ★★★☆   



【クラスに銃は似合わない。】  芝村 裕吏/さとうぽて MF文庫J

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相棒は拳銃とAIの妹? 芝村裕吏が贈る予測不能の学園潜入アクション!

突然だが、世界初の完全無欠のAIな妹を持つ兄は、高校生になると何を始めると思う? 俺は妹・瑞穂の膨大な維持費のため、大金を稼げる殺し屋になる…はずだった。だけど会社が自分の仕事適正を護衛と見いだしたから、今俺は中学校に潜入し、ある少女を秘密裏に守る任務を遂行中だ。コードネームはPP01。そしてなぜか相棒は妹(口うるさい)。妙に可愛過ぎる護衛目標に接近(仕事だ)すると、妹がぎゃーぎゃーと騒ぐ(やかましい)。ちょっと都合の良いラブコメ展開を期待したが、そもそも甘い任務を用意されるはずがなかったわけで――では、こっそり銃を忍ばせて、クラスで任務を始めよう。

AIの妹って、AIが勝手に妹を名乗ってるとか、実妹が電脳化してしまいAIになってしまった、とかじゃあないんだ。これ、文字通り電脳人類じゃないですか。科学者である父親にとって、ネット上で人体錬成シミュレーションされた非実存にして電脳上に実在している存在。史上初のネットベイビー。それが瑞穂である。さらっと流されちゃってるけれど、ちゃんと自我、人間としての自意識が生まれちゃってるの、どえらい事なんじゃないのか。
この超存在のAI妹の扱いが、日本政府にしても社会にしてもアホすぎる。そんな社会悪に仕立て上げて叩いて終わり、みたいなレベルの存在じゃないし研究じゃないし、結果じゃないでしょうに。
人類の未来が間違いなくネジ曲がる存在だろうに、ほんとに何考えてんだか。なんでここまで物事を矮小化してしまえるのか。
生み出した科学者の父親は社会的に抹殺され、家で役立たずになっているそうだけど、第三国に拉致られても全然不思議じゃなさそうなんだけどなあ。
莫大な維持費、生存費が掛かるという妹のために、死にものぐるいで働きまくっているという母親も結構謎の存在である。いやだって、必要な金額の桁が尋常じゃないじゃないんですよ。スーパーのレジ打ちとかパート業とかで賄える話じゃないでしょうし、一体何の仕事をしてるんだ?
そもそも、この妹の瑞穂って母親からすれば自分関係ないところで夫がこさえてきた娘なんですよね。しかも、非実存。でも、主人公の語り口によれば母親は彼女を実の娘としてちゃんと受け入れ愛していて、だからこそ彼女を生かし続けるために過労死しそうな勢いで働いているわけで……地母神か。
主人公も主人公である。高校一年生、いや訓練期間とかから考えると中学生の段階で関わっていたのか、この裏稼業を営む「会社」とどのようなツテを使って働くことになったのか。何があったら、中学生が暗殺業なんぞを営んでいる会社で働く縁が生まれるんだ?
まあ作者の他のシリーズでも、普通の会社の採用試験受けたら傭兵会社の戦闘単位の指揮オペレーターになってた、などという顛末もあるので、どこに裏稼業の世界に入り込むルートが埋設されてるかわかったもんじゃないのだけれど。
それに彼自身、スペックが意味不明なところあるんですよね。みっちり訓練は受けたみたいだけど、受けたからってあんなに動けるの? それ以前に、周りには舌打ちにしか聞こえないレベルで圧縮された高速言語で妹と雑談してる段階で、ちょっと意味不明なところあるんですけど。この子、常態的に超加速思考を行ってるってことなの? 脳改造とかされたみたいな話全然ないんですけど。肉体的にはノーマルのはずなんですけど。
特に、この主人公、スペックが凄いとかいう話は一切していなくて、やることなすことさらっと流すのでなんか普通に誰でもできる当たり前のことなんじゃないか、と錯覚しそうになるけれど、かなり無茶苦茶意味不明な動きとかしてますからね?

しかして、この少年、現段階ではまだ見習い以前。今回の護衛案件はテストであって、実際の仕事ですらないのである。訓練自体はみっちり受けているからして、素人っぽい戸惑いは一切ないのだけれど、やはり初仕事ということで勝手がわからないところや、自分に適正がないんじゃないか、という疑念を抱えながら探り探りやってるんですね。これを初々しいと取るべきか、それとも実は熟れてるんじゃ、と思うべきか。内面的には迷い悩み、ながらなんですけどねえ。
実際、彼はエージェントでありながら護衛対象の少女である谷城祥子にどんどん感情移入して肩入れしていってしまう。いや確かに彼、あんまりこういう仕事向いてないよ。仕事として徹しきれない、割り切れない。毎度、あれだけ依頼人に情を持っちゃったら持たないぞ。
一見するとクールに徹しクレバーであろうとしているように見えるし、いざとなったら多分本当に「選択」してしまえる、妹の方を優先するだろう「覚悟」を備えちゃっているのがまた苦しいんですよね。感情に振り回される未熟ものなら、情けないで済むのだけど。
下手にプロに徹してしまえるだろう鋼の芯を持ってしまっているのが、余計に辛みを抱えている。こういう人物は、本当に選択しなければならないギリギリまで、なりふり構わずあらゆる手段を講じて、自分自身を容易に損なってでもやれることをやってしまおうとするからだ。場合によってはやれないことまで強引にやれる範囲に引きずり込んでみせる。
妹ちゃんが必死に、本当になりふり構わず必死にがむしゃらにこの兄が殺し屋の道に進もうとするのを止めたのは、多分大正解なのだろう。そっちの道に進むには、この兄は危うすぎる。いくらでもやらかしそうだ。本気で、人を殺すこと自体はなんでもない、と思っている所なんぞ尚更に。

それはそれとして、この兄、女たらしであることは間違いないんですよね。あれだけ安易に女の子に対して「かわいい」を連呼するとか、ちょっと考え無しすぎる。そんなに本気で可愛いとか言われたら、意識しちゃうの当然じゃないですか。しかも、この谷城ちゃん、学校では孤立気味なんですよね。人恋しさに飢えているところに、隙間なくビシッと寄り添うわけですよ。精神的に。
そりゃ、出会って数日で即転んでもおかしくないですわ。谷城ちゃん、ちょろいかもしれないけど、これは責められない。これは心ぐらつく。
元々、兄が分析していたように谷城ちゃんってかなりこう、面倒くさいタイプなんですよね。いやなるほど、確かに妹瑞穂とその面倒臭さの方向性とか似てるかもしれない。容姿も結構似せてきているの、意図的なんだろう、イラストデザインとか。
その面倒臭さが、丁度ハマるところにハマると恐ろしいほどチョロい合致になっちゃう典型だなあ。兄の性格が、その面倒臭さを受け止めるのにピッタリすぎてるんだ、これ。


事件の方は、なんか突然前触れ無く、異形の「モンスター」が現れたことで「お!? う!? えお!?」と面食らってしまった。これ、どういう方向性の作品だったんだ? 
そういえば、初っ端から電脳人類たるAI妹という存在が爆誕している世界だけに、こんな超常的な存在が出現しても不思議ではなかったのかもしれないけれど、作中の登場人物たちも警察も兄妹が所属する裏稼業のやべえ会社の人たちも同じように「お!? う!? えお!?」と面食らっていたので、この作中世界的にもあまりにもイレギュラーで異常な出来事だったのだろう。
おかげさまで、このモンスターと戦う兄の姿が冒頭の描写にあるお嬢様の目に止まり、物語はこの兄妹が裏稼業の任務から任務に渡り歩いていくエージェントものから、やや異なる方向へと舵を切ったみたいなのだけど。
犯人も意外といえば意外。いやなんでこいつがそんな力持っていたの? というこの事件の異常さに繋がっている。
これ、本当にどういう方向性の物語になるんだろう。2巻が出ないことには判断できないぞ?
それはそれとして、日常と非日常がぐるぐるにかき混ぜられた、主人公のちょっと外れた独白やら自問自答に味が出ている、面白い作品でした。個人的には芝村さんには「大軍師」の方を優先して欲しいとも思うのですけれど。


なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 6.天魔の夢 ★★★   



【なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 6.天魔の夢】  細音 啓/neco MF文庫J

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預言者シドが語る真実――「その先」が最も気になるファンタジー、第6弾!

「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイは、各種族の英雄や精鋭たちと出会う中で、この世界を改変した黒幕へと近づく。機鋼種の強敵・マザーDを激戦の末に破った後、カイが手に入れたレコーダーには、預言者シドを名乗る男の声が残されていた。シドから語られる黒幕の真相とは――。一方、六元鏡光(リクゲンキョウコ)、ヴァネッサ、ラースイーエら三英雄たちが、三種族の思惑が入り乱れる中で衝突を始める。そして、預言神の加護を受けたこの世界の“二人のシド”アーカインとテレジアは三英雄を強襲する機会を伺う。今、この世界は「誰の記憶にもない」局面に突入する――!

正史において、どうやって人類が勝利したのか。そもそも他の四種族をまとめて封印できたんだ? という点についてはずっと疑問点であり続けていたのですけれど、こうして実践という形で答えを見ることになるとは。
これは確かに人類の勝利とは程遠いよなあ。預言者シドが苦悶することになったのも良く分かる。
時に刃を交えて戦い、時に同じ敵に立ち向かうために共闘し、時に旅の道連れとして寝食を共にして、カイたちは本来敵でしかなかった異種族たちとコミュニケーションを重ねてきた。
彼らは人類とは全く異なる種であったけれど、ちゃんと言葉も通じるし、意思も交わせるし、一緒に笑って一緒に怒り、一緒にご飯を食べて触れ合うことのできる存在だった。
カイだけでなく、鏡光がバルムンクにべったりとなってバルムンクの方も真っ向からぶつかろうとして妙に噛み合う仲になってしまったり、ハインマリルがサキのことを気に入ってちょっかいを掛けまくるうちに何だか相通じるようになってしまったり。
カイだけじゃない、人類種と他の種族が種を越えて仲良くなれる、その可能性は示されていたのだ。
レーレーンがこっそりと告げてくれた「期待」は、まさしくカイが僅かずつかき集めたまだ見ぬ未来への可能性だった。
もし決着を付けるなら、お互い同士でつけるべきだった。それが融和であろうと決裂であろうと、当事者同士でつけるべき決着だったのだ。
それを、横やりで人類がなんら関与できない置いてけぼりの状態で、勝手に決着がつけられてしまった。今話していた相手を、意思をかわそうとしていた相手を、友情が愛情が通じていたかもしれない相手を、一方的に消し去られてしまったのだ。
納得なんてできるはずがない。

でも、それが人類のためになるのなら。人類がこれ以上滅びに怯えることなく、犠牲が生まれることなく、平和を得ることができるのなら。それは享受しなければならない、妥協しなければならない無力感だったのかもしれない。
だから、カイ以外のみんなは起こった事から目を逸らし、与えられた平和を受け取ることにしたのだろう。多くの何の力も持たない一般人たちからすれば、自分たちを脅かしていたものが消えたのだ。いつ死ぬか、いつ殺されるか、家族を失うか、愛する人を殺されるか。そうした不安を、恐怖を、戦うすべの無い人たちは常に抱えて、怯え暮らしていたことを思えば、ジャンヌもバルムンクもこの与えられた平和を否定はできなかっただろう。
カイだってそうだ。どれほど納得できなかろうと、拒否したくても、彼はそれを自分の感情だけで否定したり拒絶したりできなかった。真面目だなあ、と思う。
レーレーンやリンネという大切な友人、大切な人を奪われて受け入れられるはずがないのに、自分ひとりの都合で、人類がようやく手に入れることができた平穏に後ろ足で砂をかけることが出来なかったのだ、この少年は。
だから探したんですよね。この結末が理不尽で、人類にとっても不都合である理由を。決して、このいっときの平和が人類に良き未来をもたらさない、という証拠を。
見つからなかったら、ずっと苦しんだんだろうなあ。それこそ、預言者シドのように。
幸いにして、カイは証拠を見つけることが出来た。この結末が、世界を軋ませる悪手であることを知ることが出来た。ならば、あとは邁進するだけだ。
見知らぬ世界に一人放り出されたときも。かつて居た人類が勝利した世界と違って、放り出されたこの世界が人類が滅びようとしている世界だと知ったときも、カイは怯むことなく戦い続けた。そういう少年なのだ。やるべきことがあるのなら、たとえたった一人でも、誰にも理解して貰えなくても邁進する。そういう気概を彼は根本に備えている。
なるほど、つまり彼こそが正しく「人類種族の英雄」となるのか。その証こそ、世界種リンネの剣。
そうしてもうひとり、退場したと思われていた最後の英雄が出番を待つ。ここでまさかの主天アルフレイヤ再び、にはさすがにゾクゾク来ましたよ。


 

2月8日

西尾 維新
(講談社ノベルス)
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村岡ユウ
(少年チャンピオン・コミックス)
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巽未頼/田村ゆうき
(少年チャンピオン・コミックス)
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天那光汰/いつき楼
(モーニング KC)
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こだまはつみ
(モーニング KC)
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中島 三千恒
(モーニング KC)
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2月7日

宮前葵
(SQEXノベル)
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空松蓮司
(SQEXノベル)
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LEN[Aー7]
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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伊口紺/保志レンジ
(アフタヌーンKC)
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光城ノマメ/しまな央
(アフタヌーンKC)
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水薙竜
(アフタヌーンKC)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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秋澤えで/桐野壱
(ガンガンコミックスUP!)
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奏舞音/鬨乃美弦
(ガンガンコミックスUP!)
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雨壱絵穹
(ガンガンコミックスUP!)
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大森藤ノ/汐村友
(ガンガンコミックスUP!)
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星崎崑/AOIKO
(ガンガンコミックスUP!)
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Bayron City Express/いたち
(ガンガンコミックスUP!)
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山本風碧/七野なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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三河ごーすと/平岡平
(ガンガンコミックスUP!)
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海原望/伊東フミ
(ガンガンコミックスUP!)
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ヨコオタロウ/空路恵
(ガンガンコミックスUP!)
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うにちり
(ガンガンコミックスUP!)
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西山暁之亮/縞
(ガンガンコミックスUP!)
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神田暁一郎/宮野金太郎
(ガンガンコミックスUP!)
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小林キナ
(ガンガンコミックスUP!)
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空松蓮司/伊藤宗一
(ガンガンコミックスUP)
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2月6日

桜場コハル
(ヤンマガKCスペシャル)
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パミラ
(ヤンマガKCスペシャル)
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植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
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新井春巻
(ヤンマガKCスペシャル)
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猫子/武六甲理衣
(ヤンマガKCスペシャル)
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2月5日

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2月4日

アサウラ/小野繙/櫛木理宇/坂崎かおる/斜線堂有紀/南木義隆/深緑野分/宮木あや子
(河出文庫)
Amazon

2月3日

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藤浪 保
(ドラゴンノベルス)
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中文字
(ドラゴンノベルス)
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朝月 アサ
(ドラゴンノベルス)
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十一屋翠
(ドラゴンノベルス)
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ラチム
(ドラゴンノベルス)
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緋色の雨
(PASH!ブックス)
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林檎
(PASH!ブックス)
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森月真冬
(PASH!ブックス)
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SUOL/Gwon Gyeoeul
(フロース コミック)
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吉村旋/柚原テイル
(フロース コミック)
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かなたろう/尾道理子
(フロース コミック)
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藤島じゅん
(フロース コミック)
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平野稜二/経験値/TYPE−MOON
(角川コミックス・エース)
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神江ちず
(角川コミックス・エース)
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柳明弌
(角川コミックス・エース)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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浅倉秋成/小畑健
(ジャンプコミックス)
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アミュー
(ジャンプコミックス)
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鏡貴也/山本ヤマト
(ジャンプコミックス)
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猗笠怜司
(ジャンプコミックス)
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馬渕朝子/安藤コウヘイ
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
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仲間只一
(ジャンプコミックス)
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三浦糀
(ジャンプコミックス)
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ミトガワワタル
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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藍本松
(ジャンプコミックス)
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静脈/依田瑞稀
(ジャンプコミックス)
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亜希乃千紗/古寺谷雉
(PASH! コミックス)
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さーもにずむ
(PASH! コミックス)
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清水栄一/下口智裕
(ヒーローズコミックス)
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ジジ&ピンチ/えーでるわいす
(ヒーローズコミックス)
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2月2日

永峰自ゆウ
(講談社ラノベ文庫)
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可換 環
(Kラノベブックス)
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春の日びより
(Kラノベブックス)
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延野 正行
(Kラノベブックス)
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鬱沢 色素
(Kラノベブックス)
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都神 樹
(Kラノベブックス)
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子日 あきすず
(Kラノベブックス)
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はにゅう
(一迅社ノベルス)
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琴子
(一迅社ノベルス)
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2月1日

榎本快晴
(角川スニーカー文庫)
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五月 蒼
(角川スニーカー文庫)
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みょん
(角川スニーカー文庫)
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石田 灯葉
(角川スニーカー文庫)
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マナシロカナタ
(角川スニーカー文庫)
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心音 ゆるり
(角川スニーカー文庫)
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三上 こた
(角川スニーカー文庫)
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水鏡月 聖
(角川スニーカー文庫)
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shiryu
(角川スニーカー文庫)
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上村夏樹
(HJ文庫)
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シノノメ公爵
(HJ文庫)
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坂石遊作
(HJ文庫)
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北山結莉
(HJ文庫)
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陽炎氷柱
(角川ビーンズ文庫)
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青川 志帆
(角川ビーンズ文庫)
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新山 サホ
(角川ビーンズ文庫)
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ゆいレギナ
(アース・スタールナ)
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逆木ルミヲ/恵ノ島すず
(B's-LOG COMICS)
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あさここの/ぷにちゃん
(B's-LOG COMICS)
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のこみ/七夕さとり
(B's-LOG COMICS)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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咲野日暮/ロウ
(コロナ・コミックス)
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環望
(コロナ・コミックス)
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ナキエイドー
(FUZコミックス)
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おおのいも/はぐれメタボ
(HJコミックス)
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1月31日

秋山瑞人/☆よしみる
(電撃文庫)
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秋山瑞人/☆よしみる
(電撃文庫)
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秋山瑞人/☆よしみる
(電撃文庫)
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シギサワカヤ
(楽園コミックス)
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火事屋/蛙田アメコ
(ライドコミックス)
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七桃りお/白石新
(ライドコミックス)
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関津主将/竹内すくね
(ライドコミックス)
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麻倉 英理也
(ヒーロー文庫)
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1月30日

Kindle B☆W


日之影 ソラ
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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光乃 えみり
(エンターブレイン)
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光乃 えみり
(エンターブレイン)
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yui/サウスのサウス
(エンターブレイン)
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りゅうせんひろつぐ
(GCノベルズ)
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棚架ユウ
(GCノベルズ)
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一路傍
(GCノベルズ)
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KAME
(GCノベルズ)
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こばみそ/岸若まみず
(モンスターコミックス)
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オカザキトシノリ/小鈴危一
(モンスターコミックス)
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1月28日

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征夷冬将軍ヤマシタ
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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てぃる
(Mノベルス)
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1月27日

丘野塔也/浅見百合子
(電撃コミックスNEXT)
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奏ヨシキ/徳川レモン
(電撃コミックスNEXT)
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浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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坂木持丸/三千社 ヒロ
(電撃コミックスNEXT)
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笹塔五郎/湊 良弘
(電撃コミックスNEXT)
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あらた伊里/三月みどり
(電撃コミックスNEXT)
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〇線(まるせん)
(電撃コミックスNEXT)
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野間与太郎/四葉夕ト
(電撃コミックスNEXT)
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金子こがね/としぞう
(電撃コミックスNEXT)
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ひそな/三木なずな
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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雪車町地蔵
(宝島社)
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1月26日

kanco/坂石遊作
(角川コミックス・エース)
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近藤和久
(角川コミックス・エース)
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川喜田ミツオ/木の芽
(角川コミックス・エース)
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内田健/鈴羅木かりん
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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池上竜矢/ナンキダイ
(角川コミックス・エース)
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鎌池和馬/乃木康仁
(角川コミックス・エース)
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竹宮ゆゆこ/絶叫
(電撃コミックス)
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Quro
(まんがタイムKRコミックス)
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こかむも
(まんがタイムKRコミックス)
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(まんがタイムKRコミックス)
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1月25日

十利ハレ
(オーバーラップ文庫)
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北条新九郎
(オーバーラップ文庫)
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鴨山兄助
(オーバーラップ文庫)
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甘木智彬
(オーバーラップ文庫)
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遠藤 遼
(オーバーラップ文庫)
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ネコクロ
(オーバーラップ文庫)
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藤木わしろ
(MF文庫J)
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林 星悟
(MF文庫J)
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岩波 零
(MF文庫J)
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総夜ムカイ/みきとP
(MF文庫J)
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鵜飼有志
(MF文庫J)
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細音 啓
(MF文庫J)
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二語十
(MF文庫J)
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冬月光輝
(ダッシュエックス文庫)
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嵐山 紙切
(MFブックス)
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出井 啓
(MFブックス)
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モノクロ ウサギ
(MFブックス)
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氷純
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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岡田 遥
(メディアワークス文庫)
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こがらし 輪音
(メディアワークス文庫)
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綾束 乙
(メディアワークス文庫)
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蒼和伸/篠崎冬馬
(ガルドコミックス)
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錆狗村昌/不手折家
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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森みさき/白米良
(ガルドコミックス)
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RoGa/白米良
(ガルドコミックス)
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ぱらボら/馬路まんじ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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糸町秋音/鬼ノ城ミヤ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)
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大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)
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大森藤ノ/桃山ひなせ
(ガンガンコミックスUP!)
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めいびい
(ビッグガンガンコミックス)
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タナカトモ/諸星サロ
(ビッグガンガンコミックス)
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咲竹ちひろ
(ビッグガンガンコミックス)
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地主
(ビッグガンガンコミックス)
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地主
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/大沢祐輔
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/白浜鴎/春壱/大沢祐輔/左藤圭右
(ビッグガンガンコミックス)
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大森藤ノ/矢町大成
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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1月24日

林 譲治
(ハヤカワ文庫JA)
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宮澤 伊織
(ハヤカワ文庫JA)
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竹村優希
(角川文庫)
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谷尾 銀
(角川文庫)
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小野 不由美
(角川文庫)
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小田 菜摘
(角川文庫)
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1月23日

丹念に発酵
(MFC)
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ムナカタ
(MFC)
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石見翔子/理不尽な孫の手
(MFC)
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牧瀬初雲
(MFC)
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川上真樹/富士伸太
(MFC)
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柚ノ木ヒヨト/やまだのぼる
(MFC)
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楠本弘樹/Y.A
(MFC)
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村市/千月さかき
(MFC)
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高野聖/高山理図
(MFC)
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fujy/合田拍子
(MFコミックス アライブシリーズ)
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fujy/合田拍子
(MFコミックス アライブシリーズ)
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La−na/佐島勤
(MFコミックス アライブシリーズ)
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神楽武志/両角潤香
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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吉岡公威
(アフタヌーンKC)
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椎名うみ
(アフタヌーンKC)
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華鳥ジロー
(イブニングKC)
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天樹征丸/さとうふみや
(イブニングKC)
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瀧下信英/津田彷徨
(モーニング KC)
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山田芳裕
(モーニング KC)
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須賀達郎
(モーニング KC)
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小林靖子/ののやまさき
(モーニング KC)
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1月21日

大森藤ノ
(GA文庫)
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大森藤ノ
(GA文庫)
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1月20日

竹町
(富士見ファンタジア文庫)
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鴉 ぴえろ
(富士見ファンタジア文庫)
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藍藤 唯
(富士見ファンタジア文庫)
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鈴木 竜一
(富士見ファンタジア文庫)
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朝依 しると
(富士見ファンタジア文庫)
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陸 そうと
(富士見ファンタジア文庫)
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ラマンおいどん
(富士見ファンタジア文庫)
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七斗 七
(富士見ファンタジア文庫)Amazon Kindle B☆W


じゃがバター
(TOブックス)
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結城忍
(TOブックス)
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ミコタにう
(TOブックス)
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華宮ルキ
(TOブックス)
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阿井りいあ
(TOブックス)
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アマラ
(宝島社)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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1月19日

赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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小瀬木麻美/宮田ダム
(ヤングジャンプコミックス)
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森高夕次/末広光
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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松原利光
(ヤングジャンプコミックス)
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叶田キズ/西島黎
(ヤングジャンプコミックス)
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あずまたま
(ヤングジャンプコミックス)
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オニグンソウ
(ヤングジャンプコミックス)
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胡原おみ
(ヤングジャンプコミックス)
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田中芳樹/藤崎竜
(ヤングジャンプコミックス)
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すかいふぁーむ/高幡隆盛
(ヤングジャンプコミックス)
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うの花みゆき
(ヤンマガKCスペシャル)
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鳴見なる
(ヤンマガKCスペシャル)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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御池慧/桂あいり
(ヤンマガKCスペシャル)
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細川忠孝/山村竜也
(ヤンマガKCスペシャル)
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甜米らくれ
(ヤンマガKCスペシャル)
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戸崎映
(ヤンマガKCスペシャル)
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屋久ユウキ/吉田ばな
(サンデーGXコミックス)
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ヨゲンメ
(サンデーGXコミックス)
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マチバリ/南々瀬
(裏少年サンデーコミックス)
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マチバリ/幸路
(裏少年サンデーコミックス)
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彩戸ゆめ
(HJノベルス)
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鳴沢明人
(HJノベルス)
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はぐれメタボ
(HJノベルス)
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明鏡シスイ
(HJノベルス)
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健康
(HJノベルス)
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EDA
(HJノベルス)
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湯水 快
(HJノベルス)
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1月18日

吉野 憂
(ガガガ文庫)
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浅井ラボ
(ガガガ文庫)
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澱介エイド
(ガガガ文庫)
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赤城大空
(ガガガ文庫)
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ハマカズシ
(ガガガ文庫)
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【透明だった最後の日々へ】 岩倉 文也(星海社 e-FICTIONS) Amazon Kindle B☆W


松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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壱原ちぐさ
(少年サンデーコミックス)
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勝郎
(少年サンデーコミックス)
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舟本絵理歌
(少年サンデーコミックス)
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藤田三司
(少年サンデーコミックス)
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由田果
(少年サンデーコミックス)
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満田拓也
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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久家健史郎/埴輪星人
(FWコミックス)
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1月17日

野 まど
(講談社タイガ)
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西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)
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西尾維新/大暮維人
(講談社キャラクターズA)
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nonco
(KCデラックス)
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平本アキラ
(KCデラックス)
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井上智徳
(KCデラックス)
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九駄礁太
(シリウスKC)
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熊谷純/綾杉つばき
(シリウスKC)
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丹月正光
(講談社コミックス)
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柏木香乃
(講談社コミックス)
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久世蘭
(講談社コミックス)
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ひととせひるね
(月刊少年マガジンコミックス)
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1月16日

ナフセ
(電撃の新文芸)
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おとら
(電撃の新文芸)
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狭山ひびき
(電撃の新文芸)
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土日月
(電撃の新文芸)
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三上康明
(アース・スターノベル)
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三田 白兎
(アース・スターノベル)
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らる鳥
(アース・スターノベル)
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九頭七尾
(アース・スターノベル)
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深山靖宙/小早川真寛
(フロース コミック)
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ゆづきち/三沢ケイ
(フロース コミック)
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言寺あまね/増田みりん
(フロース コミック)
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冬芽沙也/桜井ゆきな
(フロース コミック)
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芦垣丁
(YKコミックス)
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高津マコト
(YKコミックス)
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1月14日

持崎湯葉
(GA文庫)
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倉田和算
(GA文庫)
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あずみ朔也
(GA文庫)
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神田暁一郎
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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佐伯さん
(GA文庫)
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小林湖底
(GA文庫)
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虎戸リア
(GAノベル)
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森田季節
(GAノベル)
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道草家守
(富士見L文庫)
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唐澤 和希
(富士見L文庫)
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崎浦 和希
(富士見L文庫)
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藤宮 彩貴
(富士見L文庫)
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布袋三郎
(サーガフォレスト)
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カヤ
(サーガフォレスト)
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音速炒飯
(サーガフォレスト)
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池中織奈
(サーガフォレスト)
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飯田せりこ/古流望
(コロナ・コミックス)
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ちわ小太郎/わんた
(コロナ・コミックス)
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もとむらえり/イスラーフィール
(コロナ・コミックス)
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椋本夏夜/北川ニキタ
(コロナ・コミックス)
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1月13日

内々けやき/佐伯庸介
(リュウコミックス)
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身ノ丈あまる/神埼黒音
(モンスターコミックス)
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