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POKImari

少女と血と勇者先生と ★★★   



【少女と血と勇者先生と】  蒼木 いつろ/POKImari 富士見ファンタジア文庫

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蘇りし勇者の指導の下、勇者候補の少女たちは激突する

勇者・クロムは世界を救い、そして死んだ筈だった。 だが《生ける屍》として現世に呼び戻され、少女より「私を《勇者》にしてください」という願いを受ける。その願いの裏には、ある悲しい理由が隠れていて――

これって世界を救う勇者の話なんだけど、作品としては世界はわりとどうでもいいって感じなんですよね。あくまで、勇者という立場にまつわる個人のお話。
勇者クロムと、彼の後継となる新たな勇者候補生の三人の心の納得の話なのだ。進行上、世界は瘴気が漏れ出てくる裂け目の侵食によってピンチなんだけど、あくまで舞台設定でしかなくて、刺身のツマなんですよね。究極的に、メインの登場人物たちにとって世界を救うというのは前提でしかなくて、それを成すための「勇者」という立場に対してそれぞれが抱いている複雑な心境を整理し昇華していく事が話の肝となっている。
そこには、根本的にこの世界の裂け目が出来るのを止めるとか、人柱や生贄も同然である勇者というシステムを変える、という意思は存在しない。与えられた役割を敷かれたレールの上を走った上でゴールまで走って使命を果たす、だけなんですよね。
クロムは仲間を戦いの中で無為に失い、勇者として生きてきた意味を見つけられず虚無を抱えたまま死ぬことになる。その上で死霊術師の友人にアンデットとして期間限定で復活させられ、仲間の妹を勇者候補として鍛えて本物の勇者に仕上げるよう頼まれ、妹を立派に育てることで勇者という存在が人類にとってどれだけ大切かを見つめ直し、次世代の勇者を育てる事で自分が生きてきた意味を見出す、納得を得て満足して消えていってしまうのですけれど……。
登場人物たち当事者の間合いに入って見ていれば、それは生きた意味の証明、大切な人の遺志や在り方を受け継ぐ継承の物語として整っているのだけれど、一歩後ろにさがって世界の物語として見ると世界の危機は何も変わっていなくて、勇者という生贄のシステムが変わらず引き継がれ、封印が成功しても短いスパンで裂け目が復活して同じことが繰り返されていく、という地獄めいた状況が続いていっているだけ、に見えるんですよね。
新たな勇者となりクロムとともに再び封印に成功し、師匠の名誉を回復したライラ。でも、また何年かすれば同じように裂け目は復活し瘴気が溢れ魔物が増殖しだしたら、また同じ旅に出て聖剣が使用者の生命を削る代物である以上、今度は助からないかもしれない。また新しい勇者候補が選ばれ、ライラはその娘に高潔な遺志を継承するのかもしれないけれど、これって現状維持が続いているだけで何か救われているんだろうか。
この世界に生きている人たちは、生き延びることが出来た。つかの間の平和を掴むことが出来た。確かな勝利だ。クロムは納得して眠り、ライラは哀しみを抱きながらも師匠の名誉を回復し目的を果たした。勇者候補だったリーリアとゼシアも、それぞれ抱えていた迷いや疑念を晴らし、彼女たちも心の中のモヤを払い昇華できたと言っていい。彼ら個人としては、大いに成すべきを成してるんですね。
ただ世界観としてはあまりにも行き詰まっていて、物語としても一定のレールの上での事として完結していてそこから逸脱することがなく、何とも閉塞感を覚えて息苦しいと感じるものでした。
続刊があるとしたら、この閉塞をなんとか打破して欲しいところなのですが。


魔術の流儀の血風録(ノワール・ルージュ) ★★★★   



【魔術の流儀の血風録(ノワール・ルージュ)】 北元あきの/POKImari 講談社ラノベ文庫

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戦争末期の壮大な魔術実験の結果、世界でもっとも魔術師たちが跳梁跋扈する楽園――マギウス・ヘイヴンとなった東京。
その治安を守るために作られた、特別高等魔術警察の警察官――すなわち特高魔術師たちは、魔術師が起こす事件や犯罪に日々立ち向かっている。
特高魔術師のひとり・綾瀬覚馬は、まだ高校生でありながら、〈人斬り覚馬〉の異名をもつ凄腕の魔術師として活動していた。
そんな中、北米系の魔術師ギルドから、アッシュという少女が人材交流としてやってくる。
覚馬やその同僚の少女・穂積たちと、なごやかな日常生活を送るアッシュ。
だが、おりしも街に連続魔術師殺し事件が起きる。
そして、その犯人の姿は、アッシュに酷似していて……!?
ほぼほぼ香港ノワール!!
わかっていて期待してた通りだけど、見事なまでに暗黒小説!
東京は特に大きな組織である三大魔術ギルドに仕切られていて、これがほぼマフィア。特高はいわば小規模の抗争を繰り広げられながら一定の安定を見せている暗黒街の秩序のバランスを取るバランサーであると同時に、三大ギルドの一つである八咫烏から多くの人員を出してもらっている関係で、いわば縄をつけられた組織であり、一方でその首輪から抜け出すのを虎視眈々と狙っている獣でもある。警察とは名ばかりの、この街の第四戦力なのである。
故に、上では恫喝と暴力が飛び交うマフィア特有の「政治」が交わされ、その鉄砲玉として魔術師たちが死命を散らす。まさに、血風録の様相を呈している。
主人公が「人斬り」なんて異名を持って名を知らしめている時点で、お察しなわけですが。
警察モノ書きたかった、ざっくりいうと警察モノです、ってあとがきでは主張してますけれど、警察、警察とは! 新選組とかも広義では警察ですか!?
特別高等魔術警察公安打撃一課とか看板背負って、腰には佩刀、斬り捨て御免で一歩間違えれば街全体を巻き込む大抗争が起こりかねない局面へと文字通り切り込んでいく、とかもうアレじゃないですか。
三大ギルドの幹部と特高の上司が定期的に雀卓囲んで麻雀打つ「麻雀会」とか、ギスギスを通り越して半分殺し合いになりかけの恫喝の応酬が挨拶代わりに繰り広げられてて、ここどこのロアナプラ?って感じで怖いのなんの。
当人だけじゃなく、関係者親族まとめて皆殺し、が当たり前の世界観。隙あらば、或いは筋と命令あらば警官相手だろうと路地裏での闇討ちなど日常茶飯事。それを捌いてこそ一端の公安打撃課。ただし政治的に足切りして遣い潰せるように正式な職員ではなく、実習生扱いというデロデロの使い捨て要員。
殺伐としすぎてて、ワクワクしてきます。
相変わらず、この北元さんの描くノワールっぷりは際立っていて、お肌がピリピリしてきます。
そんな殺伐として、人が人として扱われない世界の中で、主人公たちが何によって立っているのか。なにをして、人間として生きているのか、というのが血の絆なんですよね。
それが、北元作品では毎度のごとく幼馴染との比翼の関係であり、しかし生きるために互いに血塗れも汚れも厭わぬ血みどろの、血盟ともいうべき絆なのであります。
本作は、いわばその血盟を失ってしまった死人と、路地裏に打ち捨てられたゴミ屑でありながら血盟ゆえに人であることを保っているものとの、相容れぬ戦いだったのでしょう。お互いをこの上なく理解し、親しみながら、その一点……生きているか死んでいるかの違いによって袂を分かたれなくてはならなかったものたちの相克。
少々勿体なかったのは、アッシュという少女との関わり方が世界観や主人公やアッシュ自身が立たされてた環境の重さに対して、踏み込みきれずに中途半端になってしまったところですか。
敵さんと覚馬とのつながりに対して、アッシュとのそれは釣り合いが取れていたのか。アッシュを護り助けて、その先へと指針を指し示すのは覚馬のキャラクターからして歪みのないものだったのでしょうけれど、如何せん知り合って仲良くなって友達になって、それ以上のナニカがもう一つ足りていなかった気がします。
これは、覚馬に対しての血盟の対象であるところの、幼馴染の穂積に関してもいささかあるところで。穂積にとっての覚馬と、覚馬にとっての穂積の存在というものは、本人同士の気安い関係とは裏腹の、二人のとっての人間としての証であり核であり芯のようなもので、神聖不可侵なんですよね。
しかし、そうだなー、この二人の関係って先に書いた血盟、には至ってないんですよね。お互いに置かれた立場故に、覚馬は彼女から背を向け、穂積も覚馬に遠慮してしまっている。永遠を誓えるほどにお互いに魅入られながら、本当に唯一無二になることを怖れている。それを認めてしまえば、この業界魔術結社とマフィアの暗部をハイブリッドさせたようなところなので、まず間違いなく血の雨が振り、死ぬまで刺客に追われ続けることになりかねない。その愛を受け取ることは、彼我の一族郎党一切と切り結ぶ、まさに屍山血河を築く覚悟が必要で、それを穂積に歩ませる決意が彼の中にはまだ出来ていない。
そういう血盟以前の段階、瀬戸際でお互い決壊寸前の気持ちを持て余している、という部分を触りだけ垣間見せて、あとアッシュの事件が中心だったので深く穂積の方には容量を取れず、こっちも結局それほど踏み込めず、というところに落ち着いてしまった感じなんですよね。
アクションのキレよし、敵役との哀切と無情が漂う乾いた情念の交接もまた、薄汚れた夜の雰囲気が深々と流れていて、雰囲気の良さはとびっきりだったのですけれど、以前の作品に比べてヒロインとの情感の密度がもうちょい欲しかったなあ、というところでありました。
そういうのは、まさに続編からどんどん深みにハマる形で泥沼に追い込まれていくでしょうから、十分期待し得るところですねえ、いやはや。

北元あきの作品感想

いつかのレクイエム case.2 少女忍者と剣の悪魔 ★★★★   

いつかのレクイエム case.2 少女忍者と剣の悪魔 (GA文庫)

【いつかのレクイエム case.2 少女忍者と剣の悪魔】 嬉野秋彦/POKImari GA文庫

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「ここに最近、多くの呪物が持ち込まれたはずだ。……どこにある?」

女子高生と陰陽師の二重生活をしている少女ひよりと、その同居人で魔女術使いの青年レイジの元へと持ち込まれる依頼が急増していた。何者かが付喪神を宿した呪物をばらまいて騒ぎを起こしており、それを調伏して回るレイジ。一方、期末試験のため勉学に励んでいたひよりは、レイジ不在の事務所を謎の黒ずくめに襲撃されてしまう。ピンチに陥ったひよりだったが、相手もどうやら同年代の少女のようで――! ?

呪具をばらまいた犯人の目的は、そして黒ずくめの少女の動機は何なのか。謎が謎を呼ぶ、ウィザーズファンタジー第二弾、登場!
ライダースーツとフルヘルメットって現代における忍者装束と言っても過言ではないよなあ。防御力も高いし、迷彩力も素性の隠蔽性も高いし。
タイトルには堂々と少女忍者!なんて銘打ってしまってますけれど、実のところ本編でははっきりと忍者とは明言してないんですよね、してなかったよな? あくまでひよりがそう定義づけてるだけで、本人たちは忍者とは自称していなかったはず。ある旧家に代々使えている密偵、或いは隠密の類いということで、伊賀とか甲賀から連想する忍びとは違い、真言密教や修験道ベースのかなり呪術色の強い武術流派、というふうに語られている。実際、金剛輪なんかを得物として使ってるあたり、あんまり忍者色ないのよねえ。でも、密教系ベースの少女隠密って山田風太郎っぽくもあって結構いける口である。しかしこの少女忍者こと藍住沙代、わりと偉そうな上から目線の口ぶりのわりにそれほど腕前が隔絶しているかというと、あんまり本編でも活躍出来ていなかったんじゃないかな、この娘。比較対象がレイジだったり、相手の悪魔が格上だったりしたせいかもしれないですけれど、腕前がどうのというよりも仕事をちゃんと完遂できないまま中途半端に片付いてしまったケースが多かったせいでそう見えたのかもしれない。ひよりなんか、未熟は未熟だしレイジのサポートを受けているとは言え、結構ちゃんと最低限の目的は達しているし、与えられた自分の役割はきっちり果たしているのでなかなか頑張ってるな、というふうに見えるんですよね。
レイジが居ないときでも、なんだかんだと自力で窮地脱していますし。確かに現段階では呪術師としてまだまだ未熟なのは確かだけれど、着実かつ順調に呪力は上がって実力も見識も増してますし、何気にレイジがべた褒めに近い称賛を送ってるのも不思議でもなんでもないんだよなあ。レイジって、公平である分甘えたことしてたら容赦なく厳しく断じてきそうではあるけれど、逆に頑張ってたらちゃんと正当に評価してくれそうな人だけに、尚更に彼の評価が高いというのは大したものだと思うんですよね。
んで、今回一番面白いポディションで動き回ってたのが、警察の人間でひよりたちコンサルタントの担当をしている今城清十郎くん。彼自身は呪術に対して知識も素養もなく、この手の業務を請け負う民間業者としての呪術コンサルタントであるひよりたちの事務所に繋ぎをとる警察側の担当者、というだけの人であって、実際の事件に首突っ込んで活躍できるような要素はまったくないんだけれど、それ以外のところで組織間の調整や責任者として駆け回ったり、個人的にほんと誠実でいい人なのでまだ女子高生なひよりを心配して、何くれと無く彼女の助けになるように立ち回ったり、レイジの助手みたいにしてお使いやメッセンジャーや運転手役やら、色々やらされたり、と一番働いてるのこの人なんですよね。今回はいきなり襲われてえらい目にあったりと大変な思いもしてますし。食わせ者な上司に良いように使われ、傍若無人なレイジにこき使われ、ほんとご苦労さまですなのですが、それだけ清十郎くん活躍しているということで、結構な存在感でありました。
それにしても、ライバル出現ということでひよりもうかうかしておれんなあ。まあひより当人もまだまだ、そういうつもりも自覚もないんだろうけれど、自分だけの面倒見てくれていた青年に横からちょっかいかけられたら、そりゃあ面白くはないでしょう。そこは油断せずに精進精進。

1巻感想

いつかのレクイエム case.1 少女陰陽師とサウル王の箱 ★★★★   

いつかのレクイエム case.1 少女陰陽師とサウル王の箱 (GA文庫)

【いつかのレクイエム case.1 少女陰陽師とサウル王の箱】 嬉野秋彦/ POKImari GA文庫

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「箱」を巡り、魔術師たちが東京の夜を駆ける!


「何というか、実に……この国は無法地帯だな」
「居候のくせに、いつもいつも偉そうなんだから――! 」

西洋・東洋の魔術師たちが闇に潜みながら生きる現代。女子高生と陰陽師の二重生活をしているひよりは、同居人の『魔女術』使いレイジと共に行方不明になった父の遺した探偵事務所を経営していた。同業の女性魔術師、史鳳(シフォン)が受けた「箱を探して欲しい」という依頼に協力するひよりだ
ったが、簡単だと思われた箱探しは、時を同じくして発生していた連続殺人事件とも繋がり、事態は思わぬ展開を見せることに――! ?
嬉野さんの作品、ファンタジー異世界モノも面白いのだけれど、中華系と現代魔術モノも面白いんだよな。
ということで、本作の美少女女子高生陰陽師のひよりちゃんは、天台姫宮派の使い手なのである。天台姫宮派陰陽道というと、作者の作品の【ハルマゲドンバスターズ】、【シャイニングウィザード】シリーズでは主人公が使ういざなぎ流のライバルキャラが使ってた流派なので、途端みょみょみょみょ!となってしまった。懐かしの「式王子」なる式神も出てきましたし。
でも、ひよりって流派のあれこれとはほとんど関わってなくて、かなり独学入ってるんですよね。身辺事情明らかになってみると、あれほとんどこれってド素人じゃないの!? というくらい、父親から習った基礎をもとにして自分一人で構築してきてたみたいだし。いやいや、でも逆に独学であんな[
三面頬」みたいな式王子仕えてるのって、けっこうすごいんじゃないだろうか。
しかし、才能はともかく組織や一族血族に所属する形で魔術業界に関わっていないので、それだけダークサイドに踏み込んでおらず、メンタルも一般人寄りなんですよね、この子。実戦経験もほとんどないし、それ以上に素直で良い子すぎて、魔術界特有の黒い内実にもシビアで酷薄な世界観にも慣れてないとも言える。プロや玄人とは程遠いところにいるのだけれど、それだけスレてないとも言えるわけで、結構気が強くて頑固者ではあるんだけれど、基本的に聞き分けもよくて善人だし真面目で努力家だし、と作者のひねくれたキャラクターが多い傾向からスルと、なかなか珍しいタイプの子かもしれない。
一方で、彼女の心霊探偵事務所の居候で、実質師匠格であり、ひよりを助手扱いで事務所の主力を担ってるレイジくんはというと、いつものあれである。反論できないくらい直球の正論をバールみたいに握ってガンガン殴ってくるタイプの、超偉そうだけれど言ってることは全部だいたい正しくて思わず「むぐぐぐ」となってしまうお兄さんである。ただ、このレイジくん、この系統のキャラの中ではとびっきりに優しいんですよね。上からの物言いではあるものの理不尽なことは一切言わないし、間違ってたら反省するし、気遣いの言葉もけっこう絶やさないですし。厳しいことは言うものの、嫌味さは感じられないし、わかりやすく親切なんですよね。ひよりちゃんが、変に反発したり反抗するタイプじゃなく、偉そうな物言いにむっとはしながらも、だいたい素直に受け止め、アドバイスも真面目に捉えて、自分なりにちゃんと噛み砕いて糧にしていくし、レイジくんからしてもわざわざ嫌味言うようなシチュエーションにならないからなのかもしれないけれど、思いの外良いコンビなんだよなあ。レイジくんからしても、わりと鍛え甲斐のある世話し甲斐のある弟子なんだろう、ひよりって。変に業界スレしていない素人さが、むしろスポンジみたいに教えを吸収する土台になっているような感じでもある。それにしても、レイジくんのそれはスパルタではあるのだけれど。あれ、傍から見るとよく着いてってるなあ、というレベルなんですよね。愚痴はこぼしても文句らしい文句も言わずに素直に頑張られると、そりゃ気持ちも入るわなあ。
本来、レイジくんのキャラクターからして、かなりサバサバした、というよりも人間関係ドライなタイプなようにも見えるだけに、ここまで親切に見えるというのはそれだけ思い入れの強さにも見えてくる。
自分の見通しの甘さでひよりちゃんが怪我を負ってしまったとき、レイジくんかなり怒ったしねえ。彼のファミリアーであるミス・レオナも、あれひよりちゃんかなり可愛がってるように見えるし。扱い難しそうなJKっぽいくせに、歴代主人公というか歴代ヒロインの中でもかなりいい娘なんじゃないだろうか、この子って。

でも、レイジくんべったりではなく、同じく大学生と魔術師の二足のわらじ履いて活動してる史鳳と即席でコンビ組んで仕事を請け負って、と半人前なりに独自に情報屋とコンタクト取って活動したり、と自立した行動もとってるのである。この女学生魔術師コンビの半分アングラに踏み込んだような活動も、おおそれっぽい仕事してる、って感じで読んでて心浮き立つものがあったんですよね。
また、警察サイドでも魔術関係の事件の増加で、本物の魔術師のコンサルタントを活用する方針が動き出していて、その接触を受けて公的機関の下請けも兼ねて、みたいな事件との関わり方も出てきて、単なる現代魔術異能モノとは違う、お仕事モノというか、探偵モノみたいな要素も絡みつつ、謎の箱を巡る魔術師界隈の中でもやばい領域に首を突っ込む展開もあり、と現代社会の表と裏の境目、現実と神秘の世界を跨ぐような、ふわふわとしているようで地に足の着いた設定に基づくストーリーは、ベテランのお仕事らしく歯ごたえと味わいが両立してて、ほんと面白かった。
嬉野さんのこっち系統の話はまた読みたいなあ、と思っていただけに、どストライクだったかもしれない。これは期待のシリーズの開幕でありますよ。

嬉野秋彦作品感想
 
11月26日

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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(ドラゴンノベルス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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11月4日

(ジャンプコミックス)
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