早速早速。 全話4話という短い構成になっていますけれど、その分密度が濃い濃い。
あの世代、やっぱりトップロードが一番好きという人多かったんじゃないでしょうか。キレイな馬だったもんなあ。そんでもって、G1戦線の常連でG2なんかの重賞では滅法強くて。実際強かったんですよ。G1でも馬券圏内常連で。あと一歩、あと一歩、そういうもどかしさもまた人気の要因の一つだった気がします。
ウマ娘のトップロードもひたむきなキャラクターで、ああトップロードだよなあというキャラクターで。

好き。

そしてアヤベさんのあの夜の似合うキャラクター。かなり意図的に、夜を背景としたシーンを強調してるんですよね。彼女の背景についてはこれまでも多く語られていますけれど、双子で生まれたという運命が彼女を縛り、そして後押しする。影を感じさせる人物像に、それでもトップロの怪我に気がついて手慣れた様子で治療してくれる世話好きな面とかお姉ちゃんは側面が垣間見えて、いいよなあ。
アドマイヤベガをアヤベさんって呼ぶの、ウマ娘で初体験だったのですけれどこれに関してはすげえなあと思うんですよね。天才かよ。ほんとみんなアヤベさん呼びなのね。オペラオーも、さんづけで呼ぶのか、同世代なのに。ってか、トップロードの事もさん付けなんだ。これはちょっと意外。
皐月賞では、入場の時から目に隈に冷や汗をかいているのが見て取れるように体調は最悪。実際の馬も調整に失敗して体重激減、ガレていたといいますし。また重馬場あんまり得意じゃなかったんですよね。弥生賞・皐月賞と雨が続き馬場の状態もかなりよろしくなかった事が響いたようで。
絶対に勝たなければならない、という使命を超えた命題を抱えて挑むアヤベさんが、にも関わらず惨敗を喫してどん底に落ち込んでいる様子が辛い。
でも、その名は夜空に輝く一等星。夜に佇み、また駆ける彼女の頭上にはいつも星が輝いている。暗い暗い闇に包まれた夜を照らす一筋の星光。ダービーで、彼女はその星を掴むのだ。

そしてオペラオー。ふわふわといつも自分に酔っているようなナルシーな言動が目立つオペラオーだけれど、ここではボロボロに疲労し、よく眠れずにベッドの上で思い詰めたように体を起こす姿など、普段からは想像もつかない見たことのないオペラオーの姿が見れたのは、なんか感動すら覚えるものがあった。自身を奮い立たせるように嘯く世紀末覇王の伝説、それを彼女は必死にもがくようにたぎり寄せるように、しかし激烈な衝撃とともに現実として突きつけていく。
過酷なローテで毎日杯を勝ちながら、消耗した自身の体の調子故にその後のレースプランにわずかに迷うオペラオーの、クラシック参戦の後押しをしたのがオグリだというのがまた、いいんですよね。
シンデレラグレイでオペラオーの後ろ姿が映るシーン、見た人も多いでしょう。オグリの時代ではなかったクラシック戦線へ登録していなくても、追加登録料を支払うことで期限を過ぎていても参戦できるという制度。オグリが結果、参戦できなかった事による世間の反応がこの制度の誕生を後押ししたという、言わばオグリが生みの親とも言うべきその制度で、初めてクラシックで勝利したのがオペラオーだったんですよね。皐月賞に参加スべきだ、というオグリのセリフに言葉以上の万感を感じる。


いいですよね、三強対決。皐月賞・ダービー・菊花賞と、古馬での一回一回一レースごとに区切り完結しているのではない、一連の3つのレースで相争うからこそ起こるせめぎあい、競い合い。
良き、良きアニメでありました。しびれたなあ。

皐月賞、ちなみにあれトップロード3着だったんですよね。2着に粘っていたあの黒い勝負服のウマ娘。あれ、オースミブライトなのかー。ブライトと言えばメジロブライトであり、もう一頭がオースミブライト。この馬も息長かった、現役時代長くていい成績はあまり残せなかったんだけれど、いつも重賞戦線で名前を見ていた馴染みの馬でした。懐かしいなあ。

……って、なんで解説が山本昌なんだよw いや、競馬に関係しているのは知ってるけど、どこ繋がりで引っ張ってきたの!? あと、第一声こそ素人丸出しだったけど、何気にあとに行くほど上手くなってるのには笑った。細江純子氏も後々どんどん上手くなったけど、最初からこんなに上手くはなかったですよw