徒然雑記

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mebae

月見月理解の探偵殺人 53   

月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)

【月見月理解の探偵殺人 5】 明月千里/mebae GA文庫

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「一番の嘘つきは君だよ、れーくん」

 月見月家の豪華客船『ナグルファル』。この船で『黒の箱庭』の《グラウンド・ゼロ》が主催する《探偵殺人ゲーム》の決勝戦が始まる! しかし、果無連理を迎えた月見月家が敵となってしまい、理解の能力である《無数に扉のある高座》も連理によって奪われ、消失してしまう!

《災禍の中心》を持った連理と対峙する理解、《グラウンド・ゼロ》と化した《ドッペルゲンガー》を追う交喙、生き残るのは誰か?
 そして、秘密を宿した『二羽の鴉』、全てが叶う『願いの箱』は誰の手に!?

「教えてやろう……この俺様の前では、お前の言う『真実』なんて何の役にも立たないということをな!」
超俺様な女の子に君好みの女になってあげる、と言われたらそりゃあもう完全勝利でございましょう。実際の勝負こそ《グラウンド・ゼロ》&果無連理VS月見月理解&れーくん、交喙という構図となっており、表向きも最後までその形式で進んでいくのだけれど、実質はこれずっと理解とれーくんの戦いであり綱引きであったのです。れーくんが戦っていたのは、理解の諦めであり絶望であり、破滅願望であって、果無連理なんてラスボスを自負するただの雑魚は端から眼中になかったんですよね。結局れーくんは最初から最後まで目立たぬまま、勝負する相手を理解以外の誰にも悟られることなく限定し、誰にも知られないように必要な小さな勝利を積み上げ続けた。彼は徹頭徹尾目的を完遂し続け、最後まで勝ち続けた。本当の常勝不敗を貫いたわけです。彼の恐ろしいところは、彼が定めた対戦相手に対して、勝負している事すら悟らせないこと。状況さえ整えば、彼が勝利したことさえ相手に悟らせない。これほど完璧に陰に徹して表に力を示さなかった主人公というのも珍しい。ついにこの最終話では、れーくんを一番よく知る理解をすら手玉に取り彼女から勝利をもぎ取ったのですからね。最終的に、れーくんの戦う相手は理解になるとは思ってたんですけれど、もっと真正面からの真っ向勝負が起こると思ってたんですよね。正直、果無連理なんて前回で底の知れてしまったこれまでの敵の中でもダントツの小物臭を撒き散らす雑魚でしたし、端から相手になるとは考えてなかったのですが、まさか理解がボーンヘッドを繰り返して自分から墓穴を掘りまくるというわざわざ相手のステージに降りるような有様に陥ってしまったので、ありゃありゃという拍子抜けな展開に。
ただ、よくよく考えてみると探偵殺人ゲームは脇において、この最終巻の本質は月見月理解がはじめて見せる弱さと絶望に、どうやってれーくんが打ち勝つか、という話になってたんですなあ。もうちょっと分かりやすくしてくれよ、と思わないでもなかったけれど。
しかも、れーくんと来たら直接理解の内面にダイレクトアタックを仕掛ける一方で、さり気無くゲーム全体を支配下におき、コントロールし切って全員を手のひらの上で転がしていたわけで。そんなん、理解に教えてもらうまで全然気づかなかったよ!! 不自然に殺された人物が出てたのはそのせいだったのか。そりゃ嘘つき呼ばわりされるわ。理解に対しても、なんにも言ってなかったわけですしね。理解からすれば、今回のゲームでは完全にれーちゃんに利用されてしまったわけで、こりゃあぐうの音も出ない。しかも、その彼の勝利目標まで承知してしまった日にはねえ。そりゃあ観念して嫁に貰われてやろう、君の好みに合わせてあげるよ、という気にもなるか。あの月見月理解に身も心も捧げると言わしめたのだ。れーくんの望みうる最上の、完膚なきまでの勝利である。
デレた理解は可愛かったよ、うん。

このイラストレーターのmebaeさんのキャラデザイン、最近どっかで見た覚えがあるんだよなあと引っかかってたんだが、そうか今期放映してたアニメ【C】のキャラデザインがこの人の手がけたものだったのか。アニメ見てないけど。

1巻 2巻 3巻 4巻感想

月見月理解の探偵殺人 44   

月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫)

【月見月理解の探偵殺人 4】 明月千里/mebae GA文庫

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「兄貴は、ほんとは私のことなんか嫌いだよね?」

 その《探偵殺人ゲーム》に勝てば、全てが叶う……。《探偵殺人ゲーム》のコミュニティ『黒の箱庭』。そこは、勝つと願いが叶う、と言われている一方、参加者に行方不明者が出ているという噂があった……。
 そんな『黒の箱庭』に初の妹、遥香が興味を見せているという。遥香を心配する初だったが、その『黒の箱庭』の創始者こそが、月見月家に因縁のある《グラウンド・ゼロ》だった! さらに交喙の追う《ドッペルゲンガー》も関わっているという。
 遥香を追い、ゲームに参加する初、それぞれの思惑が交錯する中、《探偵殺人ゲーム』は幕を開ける!

このシリーズ、面白いことに二巻以降、表向きの倒すべき敵と、れーくんが本当に勝負をしている相手が実は同一ではないんですよね。二巻は対ドッペルゲンガーでありながら、れーくんがゲームの中で向き合っていた相手は星霧交喙でした。三巻は月見月悪夢という脅威と立ち向かいながら、本当に勝利のやり取りをしていたのは水無月さんでした。そして今回、グラウンド・ゼロという悪意の攻撃に晒されながら、彼が相手取っていたのは実のところ、あの子ではなくて妹である遥香だったんですよね。
アレは、本当の意味で自分がれーくんに相手にもされていないということに気づきもしなかったようですが。それこそが、最も大きな敗因の一つであるというのに。

どうも、傍目の印象ではれーくんこと都築初は、なんとかギリギリ瀬戸際で勝利を得ているようにも思えるし、事実れーくん本人もそのように捉えているんだが、あの忌月老人にしても、今回の敵さんにしても、あるいはれーくん本人にしても、れーくんというプレイヤーの力量を過少に見誤っている。
正直、今回の敵さんというやつは道化だった気がします。自分が理解とれーくんに完膚なきまでにこてんぱんに負けたことを受け入れることも出来ずに負けてない負けてないと言い張る子供のような見苦しい小物さんでした。理解とはそもそもプレイヤーとしての役者が違いすぎる。そして、敵さんは絶対に認めないし信じようとしないだろうけれど、れーくんとも多分、格が違うんじゃないだろうか。
思わせぶりに、自分こそがラスボスなのだと言わんばかりの偉そうな態度でございましたが。
果たして、れーくんがゲームにおいてなんの制約もなく、ただ勝つ事のみを追求できたとしたら……。ただひたすらに、敵を倒すことに専念できたなら。
都築初という青年は、あの月見月理解に勝っているのだという事実を、理解当人以外あまりにも軽く捉えているようだ。それが、どれほど凄まじい事なのかを、れーくん自身もわかっていないというのは、理解にとってどういう心境なんだろう。笑える話なのか、それとももどかしいものなのか。

前巻の感想でも触れているのだけれど、れーくんという人は本当に肝心な部分では、つまり負けてはいけない場面においては、絶対に勝利を収めているんですよね。彼が、負けてはいけないところで敗北を喫してしまったのは唯一、一巻の対理解戦のみ。逆に見ると、敗北などその辞書に存在しないように常勝不敗を続けている月見月理解という怪物に一敗地に塗れさせたのは、唯一れーくんだけなのである。
今回の敵さんが、ある意味底をさらけ出してしまったのを見ると、自ずとれーくんが最終的に勝利を収めなければならない相手が誰なのか、この物語におけるラスボスが一体誰なのか、見えてくる。
鮮烈なまでに鋭利で危険な人間性を際立たせていた理解という少女が、先の三巻、そしてこの四巻と随分と丸くなり、大きな変質を迎えると同時に、彼女に課せられた役割が徐々に明らかになりはじめている現状は、れーくんがもう一度正面から理解と向き合うこと、つまり彼女と戦うことが求められようとしている事が示唆されているのではないだろうか。
修復不可能かと思われた遥香との仲が取り戻せたように、理解から離れていくしかなかった水無月さんを押しとどめられたように、破綻しかけていた交喙を戻らせたように、れーくんの戦いと勝利は相手を打ちのめすのではなく知略の果てに自分の在り方を示し、自分をさらけ出すことでお互いを理解し、受容させている。倒すのではなく、取り戻すことに終始している。
だから、物語としても、もう一度れーくんと理解が戦わなければならない場面は、絶対に求められると思うのだ。理解し合ったその先が。


さて、今回は一巻以来、久々に宮原さんが大暴れというか大騒ぎしてくれていて嬉しかった。地味なんかじゃないよっ、宮原さんは!(笑
完全に賑やかしでしたけどねっ。宮原さん、吠える吠えるっ。なにやら、ムードメーカーみたいになってますがな。お陰で、重くなりそうな雰囲気に、いい意味での脱力をもたらしてくれた気がします。黒いくせにイイ人なんだよなあw

1巻 2巻 3巻感想

月見月理解の探偵殺人 33   

月見月理解の探偵殺人 3 (GA文庫)

【月見月理解の探偵殺人 3】 明月千里/mebae GA文庫

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「おい、れーくん。オイル塗ってくれよオイル。どさくさに紛れて変なとこ触ってもいーからさ」

 夏休み、理解に誘われて初は、交喙と共に、月見月家の管理する孤島にやってきた。そこには月見月家の眷族たちが集まっていた。
 不老不死と自称する金髪碧眼の少年『情報屋』月見月久遠。盲目の少女『暗殺者』月見月真理。そして《死霊招きの呪歌》という、精神感染する殺人衝動ウィルスを持つと恐れられる『魔物』月見月悪夢。

 海辺で休暇を楽しむ初たちだったが、外界から断絶された孤島の別荘で、理解は初に告げる――
「事件を起こすのは君だ。今回は、そう――君に犯人になってもらう」

うん、やっぱりこの主人公は面白い。前巻の感想でも触れていることだけれど、この子は最終的に絶対に小さな勝利を納めてるんですよね。別の側面から言い方を変えるなら、彼は事が起こるのを防ぐことは出来ないけれど、一旦渦中に巻き込まれるとその中で被害を最小限に食い止める事に長けている、と言っていいかもしれない。
彼は名探偵というわけではなく、頭がキレるのでも勘が鋭いのでもなく、基本的に冴えない普通の男の子に過ぎない。でも、彼の能力というものは、例えば真実を暴くことしか能のないイスカや、事件を解決するしか能のない理解たちにとって、とても重大で重要なシロモノなのである。
どうして、理解がこれほどれーくんに拘るのかの理由の一端が此処にあるのではないだろうか。彼女の忌まれし能力を、彼の存在は祝福へと変えてくれる。それが、彼女にとってどれほどの救いになっていたのだろう。そして何より今回、れーくんは強く意図して歪に捻くれ固まってしまった理解の心の奥底を覗き込んで、そこで小さく囁くように救いを求めている声を広い、その意を汲んでくれたんですよね。これまでのように結果として、周りの意を汲んで、ではなくて、理解のために。理解だけのために。理解一人のために。
悪しきを体現しようとする頑なな理解の生き様を、それは穿つのに充分な思いなんじゃないだろうか。
この巻、館モノのミステリーというのは完全に書き割りの体裁に過ぎず、この話の本筋というか最大の目的は、理解というキャラクターの転機を描くことにあったのでしょう。少なくとも、この巻でのれーちゃんによって、理解は自分のキャラクターを完璧に遂行する事が出来なくなってしまった。今後、彼女は変わらざるをえないでしょう。それが、彼女が置かれた異常な環境において、弱さになるのだとしても。
女は一度デレたら、もう取り返しがつかない(w
強かろうと弱かろうと惨劇しかない理解にとっては、結局の所何も変わらないのかもしれないけれど、故にこそその惨劇回避能力を有したれーくんの存在は、彼女に光を振り返る余地を与えてくれたんだろうなあ。
そして、ある意味最初から変わっていない理解かられーくんへの想いと違い、理解に対して踏み込むのをギリギリ間際、本当はちょっとデッドラインを踏み越えたあたりで留まっていた(手遅れともいう)れーちゃんが、今回ついに理解を意識して受け入れてしまったわけで、あれは自分よりも上位においた最優先の位置づけだよなあ。

れーくん、ついに理解にデレ、理解もまたついにれーくんにデレるの巻、でござった。

1巻 2巻感想

アップルジャック 2.―Pousse-cafe― 5   

アップルジャック〈2〉Pousse‐caf´e (幻狼ファンタジアノベルス)

【アップルジャック 2.―Pousse-cafe―】 小竹清彦/mebae(幻狼ファンタジアノベルス)

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アップルジャックによって救われ、復讐を果たしたシトロン。彼が去ってしまった後、極悪非道な殺人鬼達を狩る仕事に意義を見出し、ストレガとスプリッツァーと共に行動を開始する。事後処理の過程で知り合った、シトロンと同い年の電脳少女・桜やクールで快活な大介に協力を仰ぎ、新たな標的に狙いをつけた一同。「プース・カフェ」と名乗る集団に対する調査は順調に進んだが、実行に移す段階で思わぬ事態に遭遇する。


迷いや苦悩にさ迷う段階をとうに済ませ、「殺人鬼を殺す殺人鬼」としての在り方に到達し、既に人間として完成されていたアップルジャック。その大樹のように揺るぎなく、安らぎを与えてくれる抱擁感、乾いた心に微笑みをもたらしてくれる優しいぬくもり、彼の備え持つ巨大な器は、少女シトロンを闇の底からすくい上げ、復讐と虚無に苛まれていたストレガとスプリッツァーに生きる歓びを思い出させ、彼らを家族のようにまとめ導いていたと言える。
だが、彼は三人に未来を遺し、去っていってしまった。

完成されたアップルジャックが牽引する第一巻は、筆者があとがきで語っているように一本の映画のようによどみの無い脚本で、クライマックスまで一気に駆け抜けて行く。
だが、一巻の主人公であったアップルジャックがああいう形で退場し、代わってシトロンが主人公として物語を担うことになるこの二巻は、一巻とはまただいぶ様相を異にしている印象だった。
アップルジャックが遺してくれた、人間としての良心と殺人衝動に折り合いをつけるために、「殺人鬼を狩る殺人鬼」としての生き方を選んだ少女シトロンは、だが未だに自分が過去に犯した罪に苦しみ、逃れられない殺人鬼としての自分の血塗られた在り方に葛藤を繰り返し、「殺人鬼を狩る殺人鬼」という生き方すらストレガやスプリッツァーたちに助けて貰わなければ実行もできないという自身の無力さに苦悩する日々だ。
アップルジャックのように完成されていないシトロンは、それゆえに孤独ではいられない。そして、この生真面目で健気で自分を愛してくれる人たちに献身的なまでに、無防備なまでに懸命に愛情を返そうとするこの少女を、それ故に仲間たちは目に入れても痛くないとばかりに愛し可愛がり慈しみ身も心も捧げ尽くして、守ろうとするのだ。それこそ、彼女を守ることが生き甲斐であり、生きる意味だと高らかに謳いながら。
非常に強固な絆に結ばれながらも、どこか皆が独立独歩、一匹狼たちがシトロンの未来を切り開くため、という目的のために一致団結して轡を並べた感じだった一巻と少し違って、二巻での彼らは共に生きてくれるぬくもりを求めたシトロンに応じて、より親密で距離感の近い本物の家族のような関係へと進展しているようだった。
ここに、シトロンと同世代の少女である桜と、陽気で惚けた神無木大介が加わることで、より賑やかに、より明るい雰囲気が作品全体へと広がっていたような気がする。優しくも妖艶な女の横顔の奥深い部分で他人と壁を隔てるようだったストレガは、前は見なかった無邪気さや少女めいた可憐さをかいま見せ、今やシトロンの本当の姉のようにすら見えるし、その陽気な振る舞いとは裏腹に虚無の影が根深く蔓延り死の匂いをプンプンさせていたスプリッツァーは、大介との惚けたやり取りからも伺えるように、今はもう不意にいなくなってしまいそうな儚さは消え失せ、頼もしいばかりの、やや野卑だけれど、姫君の守護騎士さまだ。

今回の相手が、コチラと同じくチームだというのも仲間・家族という面を強く印象づけたのかもしれない。
芸術家にして殺人鬼である6人の男女。国籍も性別もバラバラの彼らの名前は「プース・カフェ」。それぞれに特異な才能を有した殺人鬼たちとの対決は、多対多の集団戦、それも異能バトルへと推移して行く。
相手にも個性たっぷりの人材が揃ったことで、みんなにこれでもかと見せ場が用意されることになるのである。ナイフ使いとして、そしてアップルジャック譲りの司令塔としての才能を開花させるシトロンの活躍も見所なんですが、今回一番度肝を抜かれたのが、スプリッツァーの尋常でない強さ。前回は登場時がシトロンを狙う殺し屋としての立場であり、最終決戦でもド派手な銃撃戦の渦中に置かれていてそこまで目立ってなかったんですが、彼の単独での戦闘能力が発揮される機会が存分におかれた今回については、その尋常でない強さが惜しげも無く披露されるのである。
ぶっちゃけ、どうやってこんなの相手にシトロンが生き残れたのかがふしぎでしょうがないww
一巻では、あっ、こいつ途中でシトロンを庇って死にそう、みたいな気配をプンプン匂わせていた脇役に過ぎなかったのに、もう強いの何の、カッコイイの何の。なに、このスタイリッシュ/アクションの権化は(笑
まあ、一番いいところを持ってったのは、ジャック・ポッドの旦那ですけどね。絶対、この人また出てくれると思ってた。期待通りに出てきてくれたときは、思わず小躍り。このお約束を破らないところは、好きだわww
姫を見守る魔女であるはずのストレガが、むしろシトロンよりもお姫様なヒロインになってしまってたのは、笑うやら可愛いやらで。まさかストレガを可愛らしいと思う日が来るとは(笑
表紙絵のストレガはちょっと可憐すぎるだろうと最初は思ってたけれど、今回の話からしたらこのくらい若々しいのが正解だったのかも。

洒脱でスタイリッシュ、スピーディーでユーモアたっぷりの、イカレてイカしたこのセンスは変わらないどころかさらに突き抜け洗練され、映画的だった一巻よりも二巻はエンターテイメント活劇小説としてより発展してきたんじゃないでしょうか。
愉快にして痛快、素直にこの酔っ払ったようなセンスを舌鼓を打って鯨飲できる人なら、胸のすくような思いを感じながら楽しめるんじゃないでしょうか。
私は大好きだww

1巻感想

月見月理解の探偵殺人 23   

月見月理解の探偵殺人 2 (GA文庫)

【月見月理解の探偵殺人 2】  明月千里/mebae GA文庫

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これって、殺人ゲームを主体として捉える作品だとしたら、構成が大胆なんですよね。なにしろ、前半はまるまる新キャラクター・イスカとの交流に当てられるんだから。
最近のこのタイプの話となると、電撃の土橋さん御影さんあたりが手がけているけれど、だいたいが巻の冒頭から登場人物たちをゲームに放り込み、日常パートは最小限に留めているのを思うと、このシリーズ、あくまで殺人ゲームは場面の一つと捉えた方がいいのかもしれない。
今回はルールがややこしかったので、最初から理解するのは放棄。と言っても、自分の場合はこの類の話の場合は大概、ルールを掌握しないまま読むのでややこしいも複雑もあったものじゃないのですが、今回は色々と力任せに押し切った感があるんですよね。ただ、それが意図的である気もしないでもない。
結局のところ、犯人のやり口にしても、理解とイスカの能力にしても、ルールを根底から無視した反則紛いのシロモノであり、最終的に理解が犯人を炙り出した方法からして、ルール破りの反則だったわけです。
それが別に悪いとも思わないのですけどね。所詮、ここで定められたルールなどというものは、犯人が勝手に押し付けてきた強制の代物にすぎず、それを逸脱したからと言って文句を言われる筋合いはない。まあ、大概の殺人ゲームはルール違反に対して逃れられない罰則があるからこそ、嫌々ながら参加者はルールに従わざるを得無いのですが、そこに抜け道を見出せたのなら生き残るためにルールを破るのは別に悪いこっちゃない。
ただ、殺人ゲームが主体となる作品なら、反則による終結というのはそれこそ読者に対する約束破りになってしまうんですよね。
その辺、この作品をどう捉えるかで感想は変わってくるんじゃないのかなあ。

この作品で一番興味深いのはやっぱり主人公、となるんでしょうか。正直、ゲームプレイ中は決して目立ってはいないんですけどね。というか一巻でもそうだったんだが、こいつって本編のあいだ中は息を潜めてるんですよね。彼が真価を発揮するのは、いつもエピローグ。
いや、真価を発揮すると言っても賢しらに答え合わせをしたり、隠していたキバを剥くような派手な真似をするわけじゃない。勝ち負けで言ったら、やや負け気味に負債を背負っていたりもする。でも、こいつって最小限の負担を追うだけで、本来ならば危険すぎて自分を含めて周りごと破滅しかねないような鬼札を、交渉によってちゃっかり味方として懐に入れちゃってるんですよね。
勿論、味方と言っても都合のイイように仕えるような便利な札じゃないんだけれど、理解にしても今回の彼女にしても、作中で言うところの探偵殺人ゲームの狂気の殺人包丁になりえて何らおかしくないような怪物なんですよね。それが敵に回らず、ある程度融通をきかしてくれる、こちら側の事情に気を配ってくれる、というのは存外大きい事のはず。
特に今回の理解なんか、相変わらず傍若無人ではあったんですが、ゲームの最中なんだかんだとれーくんに配慮してくれてるんですよね。彼のことを考えなかったら、もっと楽なやり方があったはずなのに。
全勝ちはしないけれど、肝心なところは逃さない。いつの間にか、小さな勝利を手にしている。往々にして最終勝者はこういうタイプが残るものなんですよね。作中ではその才知に際立ったものが見えず目立たない事に終始しているだけに、小さいものの確実な成果をものにしているこの主人公は面白いなあと思った次第。

1巻感想

月見月理解の探偵殺人4   

月見月理解の探偵殺人 (GA文庫 あ 8-1)

【月見月理解の探偵殺人】 明月千里/mebae GA文庫

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たまに出て来るんだよなあ、こういう思いっきりファウストっぽい作品。そしてレーベル自体で、この手の作風の作品を手がけた事がない場合、大概問題作と銘打って売出してきている気がする。
ただ、この作品の場合厳密にミステリーに括っていいのか難しい部分がある。犯人探しや真相究明のロジックより、重点的に登場人物の心の闇、そのあり方そのものに主題を寄せてググッと踏み込みのめり込んでいるのを見ると、むしろライトノベルらしい作品と言えるのかもしれない。
なんにせよ、これは面白かった。新人賞作品とは思えないほど、完成度がバカ高い。ファウストっぽいと表現したのは、この最初から最後の二人のチャットのやりとりに到るまでの過不足のない美しいと言って良いくらい非常に均整のとれた物語の起承転結もまた、要因の一つだ。この約300ページという容量の中に、見事に書くべきことを必要な分、完璧に書き収めている。なかなかできる芸当じゃないし、ましてやこれ、新人作品である。よっぽど構成力に優れているのだろう。
ただ綺麗に書いて書き終わっているだけのスマートな作品というわけでもない。なにより、ヒロインである月見月理解のキャラクターの強烈さが凄まじい。傲岸不遜や唯我独尊という程度の言葉では収まりきらない、暴虐をもって興じ、冷徹に弄び、享楽的に蹂躙し、用意周到に踏みにじる。味方を乞わず仲間を作らず、周り全てを敵に回すことを厭うどころか、むしろ望んで敵意をぶちまける。
まー、強烈極まりない。
だけれど、驚嘆するべきはこれほどインパクトの強い強烈なキャラクターを世に送り出した事ではなく、彼女の特異性をラストの主人公との短いチャットでのやりとりで、恐ろしく明快に解体してしまったところだと思うんですよね。
なぜ月見月理解は悪しき者として在るのかを、見事なまでに端的に論証し、その印象を裏返してしまうことに成功している。
同時にそれを後付としないように、彼女の言動には確かにそれらしい痕跡が散りばめられているんですよね。普通、理解の言動は不快と苛立ちを常に引き起こされるようなメチャクチャなもののはずなんですが、これが意外と読んでいる間は彼女に対して殆ど悪印象を受けなかったんですよね。それは彼女が身体的弱者だからなのか、暴虐の中にある種の愛嬌があったからなのか、それはなんともいえないのですけど、彼女の行動原理がれーくんの言うとおりならば、なるほど彼女の中に必死な無邪気さ、とでも言うようなものが常に付きまとっていたのも納得出来るわけです。

彼女のみならず、主人公のれーくん含め、妹との関係や宮原さんの程よく現実的な黒さといい、心の機微の描き方、その曝け出し方を含めて非常に秀逸で、読み応えがありました。それぞれが抱く理由にしても、決して大仰すぎず身近な、だけど生半では背負い切れない負債から湧き出した闇は、身近であるからこそとても痛々しく苦しそうで、背中をさすってやりたくなりました、はい。

とりあえず、れーくんは、同じ相手に二度同じ手が通用するなどと浅はかに考えたことを反省したまえ。むしろこの場合は、出会いのきっかけとなった探偵殺人ゲームにて、すでに手の内を晒してしまっていた、と考えるべきなんだろうか。
これはこれでスパンと一巻で綺麗に終わっているし、この終わり方だとれーくんは理解の相棒と成り得るのかけっこう微妙なところなので、はたして続きが出るのかはわかりませんけど、続編にせよ新作にせよ、この作者さんの手がけた作品なら、勇んで買いに走って間違いはなさそうです。
面白かったです、はい。

シュガーダーク 埋められた闇と少女4   

シュガーダーク  埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)

【シュガーダーク 埋められた闇と少女】 新井円侍/mebae 角川スニーカー文庫

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第十四回スニーカー大賞<大賞>受賞作。実に【涼宮ハルヒの憂鬱】以来6年ぶりの大賞受賞作だそうだ。
で、読んでみたのですが、なるほど、これは納得させられた。こんなの送られてきたら、賞をあげないという選択肢はまずないだろうし、あげるとすれば佳作や優秀賞だとあまりに違和感がありすぎる。しっくりこないし、居心地が悪い。
だとすれば、一番収まりがいいのはどうしても大賞以外ないんですよね。必然的に大賞をあげなくてはどうしようもなくなる、これってそういうタイプの作品だなあ、と感じた次第。
だってもう、完璧と言っていいくらい無駄が省かれているんだもん。恐ろしいくらい徹底的にシェイプアップがなされ、限界までそぎ落とせる部分はそぎ落としている。
普通、ここまで無駄をなくしてしまうと話の中身などが薄っぺらく感じたり、こそぎ落とした故の鋭利さについていけなかったりと、物足りなさや置いてかれた感に苛まれて、作品に没頭できないケースが多くなってしまうものなんだけれど、この作品の凄いことはこれほど徹底的にシェイプアップしたにも関わらず、少なくとも読んでいる最中には一切物足りなさや作品と読者との乖離感などを感じさせず、独特の雰囲気、世界観に飲み込んで夢中にさせ、余計な部分に意識を持って行かせない所なんですよね。
あとになって思い返してみると、ザ・ダークがどこから来るのかとか、狩人たちとは何者なのか、あの老人たちの背景とか、正直肝心な部分については何にも書かれていないんですよね。でも、読んでいる最中はそういう余計な部分にまるで気が逸れず、ひたすらこの陰鬱で重苦しい夜の墓所で毎夜繰り広げられる少年と少女の逢瀬に意識の全部を引き寄せられていたのです。
まさしくボーイ・ミーツ・ガールの一点突破。わき目も振らず、ひたすらに二人が感情を交わらせていく様子を描いていく。それこそ、二人の過去の思い出すらも舞台装置にして。
よくよく冷静になって振り返ってみると、二人がお互いを大切に思っていくその過程など、描き方それそのもは決して先鋭的でも深度が深いわけでもなく、わりとオーソドックスなそれなんですよね。少年が少女の事を特別に思っていく過程もけっこう唐突だったり、そこに明確な理由やらがあったわけでもない。
ただ、この墓地という舞台から吹き寄せ来る暴力的な陰影の濃さと、退廃的な空気、喉をやわらかく締め付けてくるような圧迫感、そうした圧倒的な雰囲気、世界観こそが、このオーソドックスと言えるボーイ・ミーツ・ガールを重苦しい闇の中で味わえる掛け替えのない尊い甘味に見せているかのようなのです。
その意味では、ザ・ダークの詳細や墓所の外の世界の有り様、いや、この少年と少女以外の存在というのは、あの特別な役割を秘めたカラスという子や、黒犬、配役として必要不可欠な老人を除けば、まったく不必要でしかない。確かに、それ以外は無駄で、無意味なのです。
だからと言って、こうも思い切ってバッサリと切り落とし、それを感じさせない、意識させないというのは、なるほど見事と言う他無いです。
これは、新人賞を審査する方としたら、減点すべき所が見当たらないでしょう。物足りない、なんて言ってしまうと無駄な部分を増やせ、と言う事になってしまうし。ぶっちゃけ、この作品を売れ筋に乗せていくには、その無駄な部分こそが重要になってくるようにも思うんだけれど、賞に送ってきた作品にはそういうことは言えるもんではないですからね。そうなると、もう大賞に放り込むしかない。

この作品、タイプとしては電撃で大賞とった【ミミズクと夜の王】の紅玉いづきさんと同じ流れを汲んでいるようにも見て取れるけど、あちらほど<物語>に特化はしておらず、ある程度ライトノベル的な要素も備えている気がするんだけれど、うーん、でもいっそ特化してしまった方が中途半端にならずにいい気もするけど、これは難しいところだなあ。

アップルジャック5   

アップルジャック (幻狼ファンタジアノベルス)

【アップルジャック】 小竹清彦/mebae  幻狼ファンタジアノベルス

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これはまた、洒脱なお話だなあ。作者は元々小説家ではなく、映画や演劇に携わってきた劇作家の流れをくむ人で、活字の小説を書くのはこの作品が初めてだそうで、確かにこのスピーディーな展開とキャラたちの軽妙な掛け合いからは、生粋の小説家にはない独特の息吹が感じられる。あとがきでこの作品は一本の映画をイメージして創ったのだと触れられているけど、映画的と感じられる部分も多いけど、それよりも自分はより舞台演劇的なイメージを喚起させられた。メインとなる舞台が、主人公アップルジャックの自宅であるマンションの一室とアップルジャックたちが夜な夜な集うことになるバー、という限定された空間だからだろうか。実際はシーンは各所に飛び、派手なアクションシーンもふんだんに盛り込まれているのだけれど、この作品のスタイリッシュな雰囲気を強く印象付けているのは、やはりアップルジャックの部屋での少女との共同生活と(なんとなく朝のイメージが強い)、夜のバーでの好きな酒を傾けながらの気の置けない友人たちとのウィットに富んだ会話という所にあるので、会話の軽快なテンポや大仰ながらスマートな言い回しも相まって、非常によく出来た舞台を観客席から眺めている気分になるのだ。
なるほど、これは普通のライトノベルレーベルから出るよりも、確かにこの新書形式の幻狼ファンタジアノベルスにピッタリのスタイリッシュな娯楽小説である。
殺人鬼を殺して回る殺人鬼 アップルジャック。家族を殺され殺し屋に命を狙われる逃亡の過程で殺人衝動に目覚めてしまった少女シトロン。二人の出会いは、やがて過去に囚われた美しく復讐鬼であるストレガと、陽気な振る舞いの内に現在への虚無と絶望を抱えた殺し屋スプリッツァーを巻き込み、各々内に怪物を秘めた現代の怪人たちは少女シトロンの未来を勝ち取るための戦いに挑む事になる。

アップルジャックをはじめとして、この物語に登場するキャラクターはシトロンを含めて明らかに人間として破綻した怪物的なモノをその内側に秘めているにも関わらず、普通の人間以上に人間的で魅力的な人たちなんですよね。スプリッツァー曰く、良く出来たような冗談のような偶然によって出会った四人。最初は何も知らずに友諠を交わした彼らの間には、実のところ驚くべき無視し得ない因縁が横たわっていたのだけれど、彼らは本来なら憎悪と憤怒によって命を奪いあわねばならないような因縁を脇に置き、バーのカウンターで好きな酒に興じながら歓談に明け暮れた、短くも楽しい時間とそこから感じとった相手の人間的な魅力を信じ、またアップルジャックのもとに転がり込んだ少女を脅かす絶望にともに立ち向かう事で、それぞれが喪っていたものを取り戻していく。そう、少女の未来を取り戻そうとすることで、彼ら自身が喪っていた未来もまた、取り戻されていくのだ。
彼ら四人の関係はとても素敵で温かく愛情にあふれている。スプリッツァーは冗談交じりにこの関係を家族のようだと表現し、四人は口々にそれぞれが家族の何に当てはめるのかを指摘しあって笑いあっているが、自分としては彼らの関係が素敵に思えるのは本当の家族のようだから、ではないと思う。あくまで他人同士の集まりであり、疑似家族にすらならない四人だからこそ、その親愛に満ちた距離感が、シトロンを囲むアップルジャックの、ストレガの、スプリッツァーの温かい眼差しが、彼女を慈しむ抱擁感がこの上なく心地よく感じるのだろう。

これは、人の道を外れた怪物たちの、愛に満ちた物語。
彼らの歩き出す未来に、良い酒と存分の笑顔と、暖かな闇と健やかな太陽の光の降り注がん事を願う。
 
12月3日

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